JP5253980B2 - 下糸張力制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、布地などの縫製を行うミシンのボビンケースから引き出される下糸の張力を制御するのに好適な下糸張力制御装置に関する。
従来から、工業用ミシンなどのミシンには、縫い針を上下方向に往復移動させる針駆動機構と、ミシンフレームのベッド内において縫い針と協働して縫い目を形成する釜機構とが設けられている。そして、釜機構の釜は、回転駆動される外釜と、この外釜の内部に回転止めされた状態で保持される中釜と、この中釜に装着されるボビンケースとを備えており、ボビンケースには、下糸が巻回されたボビンが収容されている。
ところで、ボビンから引き出される下糸は、上糸(針糸)と比較して必要以上に引き出されても、また、必要量が引き出されなくても好ましくなく、縫製条件に応じて適切な量が供給されることが望ましい。
そこで、ボビンケースには、下糸の張力を調整可能な下糸張力制御機能が設けられている。
図10は、従来の下糸張力制御機能を備えた通常のボビンケース101を示すものであり、このボビンケース101の外周面101aには、糸調子ばね102(板ばね)を固定ねじ103により取り付け、この糸調子ばね103とボビンケース101との間に下糸(図13の符号T参照)を配置し、糸調子ばね102で下糸を押圧することにより、下糸に一定の張力を付与するように構成されている。また、このボビンケース101においては、糸調子ばね102を締め付ける調整ねじ104の締め加減を調整することにより、糸調子ばね102のたわみを調整し、糸調子ばね102とボビンケース101の外周面101aとの間に挟まれた下糸の摩擦力を可変して下糸に付与する張力を調整するようになっている。
すなわち、通常のボビンケース101では、図11に示すように、調整ねじ104の予圧が加わっていない場合、糸調子ばね102の糸押圧部102aは、ボビンケース101の外周面101aとで下糸を挟む距離より十分に離れているので、下糸には張力が発生していない(調整ねじの予圧なし)。この状態から、調整ねじ104の押込み量を増やすことで、図12に示すように、糸調子ばね102の糸押圧部102aがボビンケース101の外周面101aに近づき、接触することで、下糸を挟み、下糸との摩擦力が発生し、下糸の張力が生じる(調整ねじの予圧あり)。
なお、通常のボビンケース101における下糸の張力の調整は、ミシンを停止させ、ボビンケース101をミシンから取り外して、調整ねじ104をドライバーで回すことにより行われている。
また、下糸張力制御機能の一種として、下糸に付与する張力を自動的に調整することのできる下糸張力制御装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
図13および図14は、張力を自動的に調整することのできる下糸張力制御装置の一例を示すものであり、これらの下糸張力制御装置111、111Aにおいては、中釜に遊嵌されボビン(共に図示せず)を保持するボビンケース112の外周面112aに、磁性体により形成された可撓性を有する糸調子ばね113(板ばね)を備えており、この糸調子ばね113の端部(挟持部)とボビンケース112の外周面112aとで下糸Tを直接挟持することにより、下糸Tに所定の張力を付与するように構成されている。また、ボビンケース112の外側であって糸調子ばね113と近接する位置として釜(図示せず)の外部側面には電磁石114の一端が配設されており、この電磁石114には、縫製速度に応じた電流が流される。そして、電磁石114に電流が流れると、この電磁石114によって発生した磁力によって糸調子ばね113が電磁石114に向かって吸引され、ボビンケース112の外周面112aに対する付勢力が低下する方向、つまり図13および図14の2点鎖線にて示すようにボビンケース112の外周面112aから離隔される方向に移動される。これにより、初期張力の範囲内で下糸Tの張力をリアルタイムに調整することができるようになっている。すなわち、縫製中においてもボビンから引き出される下糸Tの張力を調整することができるようになっている。
なお、図13に示す下糸張力制御装置111のボビンケース112の外周面112aには、下糸Tをボビンケース112の内側から外側に引き出す図示しない糸孔まで案内する糸通し溝115が設けられており、図14に示す下糸張力制御装置111Aのボビンケース112の外周面112aには、糸通し溝115が形成されていない。
特開2008−23047号公報(図5、図8)
しかしながら、図10に示す通常のボビンケース101においては、ミシン稼働中に下糸の張力を可変させることはできないため、例えば、縫い途中で布の厚さが変化した場合に縫い張力を適正なものに調整できない、あるいは縫い途中でパール縫いとウィップ縫いなどの縫い方式を変更するような縫製が行えないなどの問題点があった。
また、図13および図14に示す従来の張力を自動的に調整することのできる下糸張力制御装置111、111Aにおいては、通常のボビンケース101における糸調子ばね102のような下糸Tの初期張力を調整する調整機能を有しておらず、下糸Tの初期張力の調整ができないという問題点があった。
そこで、下糸に付与する初期張力およびミシン稼働中における下糸に付与する張力のそれぞれを可変できる下糸張力制御装置が求められている。
なお、従来の下糸張力制御装置111、111Aにおいては、外釜に接触しない釜の外部側面に設けた電磁石114によって糸調子ばね113を吸引することにより、糸調子ばね113が下糸Tを圧接する力を可変して下糸Tの張力を制御する構成とされており、電磁石114と糸調子ばね113の距離が非常に離れていて、磁力発生方向も糸調子ばね113に向いていないため、磁気吸引力の発生効率が悪い(磁気抵抗が高い、磁束の集中が図れない)し、十分な磁気吸引力が発生しないので、下糸Tの張力の可変範囲が狭いという問題点もあった。
また、従来の下糸張力制御装置111、111Aにおいては、磁気吸引力を上げると、電磁石114が大型化してボビン交換時に電磁石114が邪魔になるために操作性が低下したり、釜やボビンおよびボビンケース112などに作用する磁気吸引力も増加し、上糸が中釜から抜ける時の糸の引き上げ抵抗が増加して、上糸が十分に引き上げられなくなり、縫製品質の低下を招くという問題点もあった。
さらに、従来の下糸張力制御装置111、111Aにおいては、電磁石114の磁気吸引力と糸調子ばね113をボビンケース112に固定する構成とされているために、磁力のばらつきや糸調子ばね113の固定位置や糸調子ばね113の曲率による個体差により、張力のばらつきが大きくならざるを得す、張力のばらつきを減らすには、個別に張力が制御可能な範囲を計測する必要があり、張力の調整に時間を要するという問題点もあった。
またさらに、図14に示す従来の下糸張力制御装置111Aのように、ボビンケース112に糸通し溝115が無い構成の場合、糸通し操作の作業者による使い勝手が、通常のボビンケース101に比べて著しく低下するという問題点もあった。
本発明はこの点に鑑みてなされたものであり、下糸に付与する初期張力およびミシン稼働中における下糸に付与する張力のそれぞれを可変できる糸張力制御装置を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1に記載の本発明の下糸張力制御装置の特徴は、下糸を巻回するボビンが収容される有底筒状に形成されたボビンケースと、前記ボビンケースの外周面に設けられた糸孔を介して前記ボビンケースの外側に引き出される下糸を押圧して下糸に張力を付与する糸調子ばねとを有する下糸張力制御装置において、前記糸調子ばねの糸押圧部を前記ボビンケースの外周面に押し付けるための磁性体により形成された可動な糸調子ばね押圧手段と、前記ボビンケースの外側において前記糸調子ばね押圧手段と対向配置される電磁石とを有しており、前記糸調子ばね押圧手段は、前記ボビンケースの周壁の一部を形成する周壁部分代替部と、前記ボビンケースの周壁に連なる底壁の一部を形成する底壁部分代替部とにより断面L字状をなすように磁性体により形成された押圧本体と、前記糸調子ばねの糸押圧部から離れた固定部を介して前記押圧本体に螺着されている固定ねじと、前記糸調子ばねの糸押圧部と固定部との中間部を介して前記押圧本体に螺着されている調整ねじと、前記ボビンケースに両端が取り付けられ、前記押圧本体の屈曲部分が挿通される支持軸とを有しており、前記押圧本体は、前記支持軸を中心として可動に形成されており、前記電磁石の磁力により前記糸調子ばね押圧手段を駆動させて前記糸調子ばねの糸押圧部を前記ボビンケースの外周面に押し付けるとともに、前記電磁石に通電する電流値を変化させることにより、前記糸調子ばねの糸押圧部が下糸を押圧する力を制御するように形成されており、さらに、前記調整ねじのねじ込み量により前記糸調子ばねの糸押圧部が下糸を押圧して下糸に付与する初期張力を制御するように形成されている点にある。
そして、このような構成を採用したことにより、電磁石に通電する電流値を変化させることにより、糸調子ばねの糸押圧部が下糸を押圧する力を制御することができるので、ミシン稼働中であっても下糸に付与する張力を容易かつ確実に制御することができる。さらに、調整ねじのねじ込み量によっても糸調子ばねの糸押圧部が下糸を押圧する力を調節することができるので、下糸に付与する初期張力を容易かつ確実に制御することができる。その結果、下糸に付与する初期張力およびミシン稼働中における下糸に付与する張力のそれぞれを容易かつ確実に可変できる。すなわち、下糸の張力を必要なときに、確実かつ容易に変更することができる。
請求項2に記載の本発明の下糸張力制御装置の特徴は、請求項1において、前記電磁石が、前記底壁部分代替部と対向配置されている点にある。そして、このような構成を採用したことにより、電磁石が底壁部分代替部と対向配置されているので、磁気吸引力が作用する電磁石と押圧本体との距離が近く、磁気発生方向も磁気吸引力の作用方向とされているので、磁気吸引力の発生効率がよく、十分な磁気吸引力が発生し、糸調子ばね押圧手段を容易かつ確実に可動させることができるし、下糸の張力の可変範囲を広範囲にすることができる。
本発明に係る下糸張力制御装置によれば、電磁石に通電する電流値を変化させることにより、糸調子ばねの糸押圧部が下糸を押圧する力を制御することができ、調整ねじのねじ込み量により下糸に付与する初期張力を容易かつ確実に制御することができるので、下糸に付与する初期張力およびミシン稼働中における下糸に付与する張力のそれぞれを容易かつ確実に可変できるなどの優れた効果を奏する。
以下、本発明を図面に示す実施形態により説明する。
図1から図8は、本発明に係る下糸張力制御装置の実施形態を示すものであり、図1はミシンに設置した状態の要部の一部切断外観図、図2は要部の断面図、図3は図2の正面図、図4は図3のボビンケースの拡大図、図5は図3のボビンケースの拡大外観斜視図、図6は図3のボビンケースの分解斜視図、図7は図4のA−A線に沿った断面図、図8は図2の電磁石への通電状態を示す図7と同様の図である。
本実施形態は、本縫いミシンなどの垂直全回転釜を備えたミシンに用いられる下糸張力制御装置を例示している。
図1に示すように、本実施形態の下糸張力制御装置1が取り付けられるミシンMは、周知の針駆動機構(図示せず)を備えたミシンアームMAと、周知の釜駆動機構(図示せず)を備えたミシンベッドMBとを有している。そして、ミシンアームMAの縫い針Nの下方で、かつミシンベッドMBの図1の左側に釜としての垂直全回転釜である垂直釜2が配置されており、縫い針Nの上下動に同期して垂直釜2の外釜3(図2)が回転駆動されるようになっている。
本実施形態の下糸張力制御装置1は、垂直釜2に配設されている。この垂直釜2は、図2に示すように、水平に延在する回転軸心RLを中心として回転駆動される外釜3と、この外釜3の内部に回転止めされた状態で保持される中釜4とを具備している。なお、中釜4は、ミシンフレームに取り付けられた中釜回り止め部材である中釜押え(共に図示せず)により、外釜3が回転した際に、中釜4が外釜3の回転に従動するのを防止している。
図2から図8に示すように、本実施形態の下糸張力制御装置1は、中釜4に装着されるボビンケース11を有している。このボビンケース11は、全体として有底筒状に形成されており、その内部には、下糸Tが巻回された図示しないボビンが回転可能かつ着脱可能に収容されている。なお、ボビンケース11としては、磁性体であっても非磁性体であってもよいが、後述する押圧本体17を磁力により効率よく駆動させることができるという意味で、樹脂、非鉄金属およびオーステナイト系ステンレス、アルミ、セラミックスなどの非磁性体により形成するとよい。
前記ボビンケース11は、その開口端が中釜4の外部に露出した釜底面に対向するように装着されており、ボビンケース11の底部の外面が外部に露出するように配置されている。そして、ボビンケース11の周壁11aには、糸孔12と、この糸孔12に連通するスリット状の糸通し溝13とが設けられており、下糸Tの一端をボビンケース11の開口端側に設けられた糸通し溝13の糸通し溝口13aから滑り込ませることにより、糸孔12を介して下糸Tがボビンケース11の内側から外側、詳しくはボビンケース11の外周面11bに導出されるようになっている。
前記ボビンケース11の外周面11bには、糸調子ばね14が配設されている。この糸調子ばね14は、糸孔12を介してボビンからボビンケース11の外側に引き出される下糸Tを押圧して下糸Tに張力を付与するためのものであり、糸孔12を覆うように配置される糸押圧部14aと、この糸押圧部14aから図2の下方に離れた固定部14bとを有している。そして、糸調子ばね14は、固定部14bを介して後述する押圧本体17に螺着される固定ねじ15によってボビンケース11に着脱可能に取り付けられている。
本実施形態のボビンケース11の周壁11aとこれに連なる底壁11cとの接続部の一部には、ボビンケース11の内外を連通する開口部16が形成されている。この開口部16は、ボビンケース11の糸孔12の形成部位の近傍で、かつ糸通し溝13に干渉しない位置に形成されている(図4、図6)。なお、開口部16を図6の斜線領域にて示してある。
前記開口部16には、ボビンケース11の一部を構成するように、磁性体、好ましくは強磁性体により形成された押圧本体17が配設されている。この押圧本体17は、ボビンケース11の周壁11aの一部を形成する円弧状の周壁部分代替部17aと、ボビンケース11の底壁11cの一部を形成する平板状の底壁部分代替部17bとを備えており、全体として断面ほぼL字状をなすように形成されている。
前記押圧本体17の周壁部分代替部17aと底壁部分代替部17bとの屈曲部分には、支持軸18が挿通されている。この支持軸18の両端は、ボビンケース11の開口部16の近傍に嵌め込まれて取り付けられており、押圧本体17は、支持軸18を中心として回動可能に形成されている。また、押圧本体17の周壁部分代替部17aには、糸調子ばね14の糸押圧部14aと固定部14bとの間の中間部14cを介して調整ねじ19が螺着されている。さらに、押圧本体17の周壁部分代替部17aには、糸調子ばね14の糸押圧部14aから離れた固定部14bを介して固定ねじ15が螺着されている。すなわち、前述したように、糸調子ばね14は、固定部14bを介して押圧本体17に螺着されている固定ねじ15によってボビンケース11に着脱可能に取り付けられている。なお、糸調子ばね14、固定ねじ15、支持軸18および調整ねじ19は、磁性体でもオーステナイト系ステンレスなどの非磁性体でもどちらでもよい。
前記固定ねじ15、押圧本体17、支持軸18および調整ねじ19により、本実施形態の糸調子ばね14の糸押圧部14aをボビンケース11の外周面11bに押し付けるための磁性体により形成された回動可動な糸調子ばね押圧手段20が構成されている。
なお、糸調子ばね14と押圧本体17の糸調子ばね14が対向する部分との間に、調整ねじ19の緩み止めとして機能する弾性部材を配設してもよい。この弾性部材としては、皿ばね座金、ばね座金などの座金類、ゴム様弾性体により形成された環状のパッキンなどを挙げることができる。
前記開口部16には、押圧本体17が支持軸18を中心として回動するときの回動範囲を制限するためのストッパ21が形成されている。すなわち、ボビンケース11には、糸調子ばね押圧手段20の可動範囲を制限するためのストッパ21が設けられている。このストッパ21は、ボビンケース11の底壁11cの外面に形成された第1ストッパ21aと、ボビンケース11の周壁11aの開口端により形成された第2ストッパ21bとを具備している。そして、第1ストッパ21aは、押圧本体17が支持軸18を中心として図7の時計方向に回転したときの最大位置を拘束するようになっており、第2ストッパ21bは、押圧本体17が支持軸18を中心として図7の反時計方向に回転したときの最大位置を拘束するようになっている。また、押圧本体17は、図7に示すように、常時は糸調子ばね14のばね力によって底壁部分代替部17bが第1ストッパ21aに当接した状態を保持するように形成されている。
前記ボビンケース11の底部には、ボビンケース11が中釜4から離脱しないように保持させる周知のラッチ24が設けられており、このラッチ24には、中釜4に装着されたボビンケース11を抜き取るときに、ラッチ24によるボビンケース11の保持状態を解除するためのラッチレバー24aが設けられている。
前記ボビンケース11の外側には、電磁石26が押圧本体17の底壁部分代替部17bと対向配置されている。この電磁石26は、軟鉄などの磁性体により形成された鉄心26aと、絶縁した電線を密に巻いたコイル26bとを備えて構成されている(図2)。そして、電磁石26は、鉄心26aの長手方向が水平に延在するようにして、図示しないミシンフレームあるいはミシンフレームに取り付けられた支持ステーに支持されている。なお、図1には、電磁石26の側面図を示してある。
前記電磁石26は、演算部として機能するCPU32および記憶部として機能するメモリ32などを備えた制御部31に電気的に接続されており、制御部31から送出される制御指令に基づいて電磁石26、すなわちコイル26bへの通電状態および非通電状態の切り換えタイミング、通電時間、および通電時の電流値などが制御されるようになっている(図2)。そして、電磁石26への通電により、電磁石26と押圧本体17の底壁部分代替部17bとの間に磁気吸引力Fが発生し、この磁気吸引力Fにより押圧本体17が支持軸18を中心として図7の反時計方向に回転するように形成されている。この磁気吸引力Fによる押圧本体17の回転は、周壁部分代替部17aが第2ストッパ21bに当接することにより最大位置が拘束される。この電磁石26への通電により、押圧本体17の周壁部分代替部17aが第2ストッパ21bに当接した状態を磁気吸引力Fの作用方向とともに図8に示す。また、電磁石26への通電が停止されると、押圧本体17は、糸調整ばね14のばね力により、底壁部分代替部17bが第1ストッパ21aに当接したもとの状態に復元するように形成されている。
なお、ボビンケース11のその他の構成については、従来周知のものと同様に構成されているので、その詳しい説明については省略する。
つぎに、前述した構成からなる本実施形態の作用について説明する。
図7は本実施形態の下糸張力制御装置の電磁石に通電されていない非通電状態を示しており、図8は本実施形態の下糸張力制御装置の電磁石に通電されて、押圧本体の周壁部分代替部が第2ストッパに当接した通電状態を示している(通常の通電状態では、押圧本体の周壁部分代替部が第2ストッパに当接しない。)。
本実施形態の下糸張力制御装置1は、電磁石26のコイル26bに通電されていない非通電状態と、通電状態との2つの形態がある。
まず、本実施形態の下糸張力制御装置1における非通電状態について図7により説明する。
本実施形態の下糸張力制御装置1の非通電状態では、図7に示すように、押圧本体17には糸調子ばね14のばね力が作用して、底壁部分代替部17bが第1ストッパ21aに当接した状態を保持している。このとき、糸調子ばね14は、その糸押圧部14aがボビンケース11の糸孔12を含む部位を押圧しており、糸孔12を介してボビンから引き出される下糸Tに対して一定の初期張力を付与している。
ここで、下糸張力の調整は、調整ねじ19の締め込み量で、糸調子ばね14のたわみ量を調整するように構成されている。この調整ねじ19は、糸調子ばね14のたわみ量による反力で、予圧がかかるようになっている。この予圧がない、または小さい場合は、調整ねじ19がミシン稼働中の振動で緩み、下糸Tに付与する張力の減少や調整ねじ19が外れるなどの問題が生じてしまう。
したがって、この予圧による糸調子ばね14のたわみ量の反力は必要である。なお、通常のボビンケース101では、図11に示すように、調整ねじ104の予圧が加わっていない場合、糸調子ばね102は、ボビンケース101の外周面101aとで下糸を挟む距離より十分に離れているので、下糸Tには張力が発生していない。
この図11に示す状態から、調整ねじ104の押込み量を増やすことで、図12に示すように、糸調子バネ104がボビンケース101の外周面101aに近づき、接触することで、下糸Tを挟み、下糸Tとの摩擦力が発生し、下糸張力が生じる。
よって、図9の下糸張力値と糸押圧部がボビンケースの外周面を押圧する可動子作用力との関係を示す説明図における張力特性1(図10に示す通常品)のように、調整ねじ19の箇所に作用する可動子作用力が、可動子作用力1(図10に示す通常品)までは、下糸張力は全く発生せず、この可動子作用力1を超えると、糸調子ばね14がボビンケース11の外周面11aに下糸Tを挟むことができるようになるので、可動子作用力を増やすと下糸張力が増加する特性となる。
ここで、本実施形態の下糸張力制御装置1においては、押圧本体17に対して固定ねじ15と調整ねじ19を取付けているので、糸調子ばね14の反力による調整ねじ19の予圧荷重は、押圧本体17に設けられた中間部14cによって相殺しているので、可動子作用力には作用しない。このため、図9の張力特性2(本発明品)に示すように、可動子作用力の零から下糸張力が発生する特性が得られ、必要とする下糸張力可変範囲を得るために必要な可動子作用力は、最大で可動子作用力2(本発明品)で済み、可動子作用力1A(通常品)とは、可動子作用力の差(通常品−本発明品)となり、必要な可動子作用力が非常に少なくて済み、下糸張力を発生させる効率が向上する。
また、下糸Tに付与する初期張力の調整は、通常のボビンケース101と同様に、ミシンを停止させ、ボビンケース11をミシンから取り外して、調整ねじ19をドライバーで回すことにより実行することができる。
さらに、ボビンケース11に押圧本体17を設けること、および、押圧本体17に固定ねじ15および調整ねじ19を螺着させること以外は、通常のボビンケース101の構成と同様とされているので、調整ねじ19の締め込み量の設定には、通常の糸調子ばね102を有するボビンケース101で行われた下糸Tの張力の調整経験を活用することができる。
つぎに、本実施形態の下糸張力制御装置1における通電状態について図8により説明する。
本実施形態の下糸張力制御装置1の通電状態では、電磁石26と押圧本体17の底壁部分代替部17bとの間に図8の太矢印にて示す磁気吸引力Fが発生する。そして、磁気吸引力Fが糸調子ばね14の初期張力のばね力を越えると、押圧本体17は、磁気吸引力Fと、糸調子ばね14のばね定数によって、支持軸18を中心として図8の矢印にて示す反時計方向に回転する角度が決まり、その角度分だけ糸調子ばね14の中間部14cをボビンケース11の中心方向に押し込む。これにより、糸調子ばね14が撓んで、糸押圧部14aが下糸Tを押圧する力が増加し、糸調子ばね14の糸押圧部14aとボビンケース11の外周面11bとの間に挟まれた下糸Tの摩擦力が増加し、下糸Tの張力も増加する。
ここで、コイル26bに通電する電流値を変化させることにより、電磁石26の磁力を変更、すなわち、電磁石26の磁力の強弱を変えることができる。したがって、コイル26bに通電する電流値を変化させることにより、糸調子ばね14の糸押圧部14aが下糸Tを押圧する力が変化するので、下糸Tの張力も変化する。
また、コイル26bに通電する電流値を減少させたときには、電磁石26と押圧本体17の底壁部分代替部17bとの間に発生する磁気吸引力Fが減少し、糸調子ばね14のばね力により下糸Tの張力も速やかに減少することになる。
したがって、ミシン稼働中、すなわち縫製中であっても電磁石26のコイル26bに通電する電流値を増減することで、下糸Tの張力を増減することができる。この下糸Tの張力の増減は、縫製中に実行することもできる。
また、電磁石26のコイル26bに通電する電流値が大きくなり過ぎたときには、周壁部分代替部17aが第2ストッパ21bに当接して、押圧本体17の反時計方向への回転が阻止される。その結果、押圧本体17の周壁部分代替部17aがボビンケース11の内部に配置されているボビンに接触するのを防止できる。
さらに、押圧本体17が、ボビンケース11の一部を形成するように構成されているので、ボビンケース11の外径サイズが大きくなることも、ボビンケース11の内径サイズが小さくなることもない。その結果、通常のボビンを用いることができるので、ボビンに巻回する下糸Tの糸巻き量も通常と変わらないし、ボビンの交換頻度も変わらない。また、ミシンフレームに電磁石26を取り付けるという簡便な構成で、本実施形態の下糸張力制御装置1を既存のミシンに用いることができる。
なお、電磁石26のコイル26bに対する通電を小さく又は零にする際に、電磁石26のコイル26bに対する通電の振幅を徐々に減少させた交流電流とすることにより、ボビンケース11および押圧本体17が磁化して余分な磁気吸引力Fが発生するのを防止することができる。
このように、本実施形態の下糸張力制御装置1によれば、糸調子ばね14の糸押圧部14aをボビンケース11の外周面11aに押し付けるための磁性体により形成された可動な糸調子ばね押圧手段20が設けられており、この糸調子ばね押圧手段20が、ボビンケース11の周壁の一部を形成する周壁部分代替部17aと、ボビンケース11の周壁に連なる底壁の一部を形成する底壁部分代替部17bとにより断面L字状をなすように磁性体により形成された押圧本体17と、糸調子ばね14の糸押圧部14aから離れた固定部14bを介して押圧本体17に螺着される固定ねじ15と、糸調子ばね14の糸押圧部14aと固定部14bとの中間部14cを介して押圧本体17に螺着される調整ねじ19と、ボビンケース11に両端が取り付けられ、押圧本体17の屈曲部分が挿通される支持軸18とを有しており、押圧本体17が支持軸18を中心として可動に形成されているから、調整ねじ19のねじ込み量により糸調子ばね14の糸押圧部14aが下糸Tを押圧する力を制御することができるので、下糸Tに付与する初期張力を容易かつ確実に制御することができる。
また、本実施形態の下糸張力制御装置1によれば、電磁石26に通電する電流値を変化させることにより、糸調子ばね14の糸押圧部14aが下糸Tを押圧する力を制御することができるので、ミシン稼働中であっても下糸Tに付与する張力を容易かつ確実に制御することができる。
したがって、本実施形態の下糸張力制御装置1によれば、下糸Tに付与する初期張力およびミシン稼働中における下糸Tに付与する張力のそれぞれを容易かつ確実に可変できる。すなわち、下糸Tの張力を必要なときに、確実かつ容易に変更することができる。
さらに、本実施形態の下糸張力制御装置1によれば、磁気吸引力Fが作用する電磁石26と押圧本体17の間の距離が近く、磁気発生方向も磁気吸引力Fの作用方向なので、磁力の発生効率が非常によく、初期張力の調整をする調整ねじ19の予圧の推力が張力制御で影響を受けない構造にしたので、大きな張力を非常に小さな磁気吸引力で可変制御することができる。その結果、下糸張力を可変するために必要な磁気吸引力Fが小さくて済み、磁束の影響範囲が限定されるので、ボビンケース11や中釜4へ作用する磁気吸引力Fが小さくて済み、縫い品質への影響が少ない。また、電磁石26に通電する電流が少なくて済むので、電磁石26の発熱や消費電力も少なくて済み、省エネルギーな構成とすることができる。
さらにまた、本実施形態の下糸張力制御装置1によれば、ボビンケース11に、糸調子ばね押圧手段20の可動範囲を制限するストッパ21が設けられているから、ボビンケース11の内部に収容されているボビンおよび下糸Tに糸調子ばね押圧手段20が接触するのを確実に防止することができる。
また、本実施形態の下糸張力制御装置1によれば、調整ねじ19のねじ込み量により、下糸Tに付与する初期張力を制御することができるから、下糸Tに付与する初期張力の調整作業が、通常のボビンケース101と同様に調整可能で、従来の調整情報も活用でき、かつ、磁石など特性の個体差が大きな部品を使っていないので、初期張力のばらつきを調整で容易に少なくできる。
またさらに、本実施形態の下糸張力制御装置1によれば、従来の下糸張力調整機能を備えた通常のボビンケース同様に、ボビンケース11に糸通し溝13が設けられているので、糸通し操作の作業者による使い勝手がよいものとなる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
本発明に係る下糸張力制御装置の実施形態をミシンに設置した状態の要部を示す一部切断外観図 本発明に係る下糸張力制御装置の実施形態の要部を示す断面図 図2の正面図 図3のボビンケースの拡大図 図3のボビンケースの拡大外観斜視図 図3のボビンケースの分解斜視図 図3のボビンケースの非通電状態におけるA−A線に沿った要部の断面図 図3のボビンケースの通電状態におけるA−A線に沿った図7と同様の図 本発明に係る下糸張力制御装置の実施形態における下糸張力値と糸押圧部がボビンケースの外周面を押圧する可動子作用力との関係を示す説明図 従来の下糸張力制御機能を備えた通常のボビンケースの要部をを示す外観斜視図 図10のボビンケースにおける調整ねじの予圧のない状態を示す説明図 図10のボビンケースにおける調整ねじの予圧のある状態を示す説明図 従来の張力を自動的に調整することのできる下糸張力制御装置の一例を示す外観斜視図 従来の張力を自動的に調整することのできる下糸張力制御装置の糸通し溝のない一例を示す図13と同様の図
符号の説明
1 下糸張力制御装置
2 垂直釜
3 外釜
4 中釜
11 ボビンケース
11a 周壁
11b 外周面
11c 底壁
12 糸孔
14 糸調子ばね
14a 糸押圧部
14b 固定部
14c 中間部
15 固定ねじ
16 開口部
17 押圧本体
17a 周壁部分代替部
17b 底壁部分代替部
18 支持軸
19 調整ねじ
20 糸調子ばね押圧手段
21 ストッパ
21a 第1ストッパ
21b 第2ストッパ
26 電磁石
31 制御部
32 CPU
33 メモリ
T 下糸
F 磁気吸引力

Claims (2)

  1. 下糸を巻回するボビンが収容される有底筒状に形成されたボビンケースと、前記ボビンケースの外周面に設けられた糸孔を介して前記ボビンケースの外側に引き出される下糸を押圧して下糸に張力を付与する糸調子ばねと、を有する下糸張力制御装置において、
    前記糸調子ばねの糸押圧部を前記ボビンケースの外周面に押し付けるための磁性体により形成された可動な糸調子ばね押圧手段と、
    前記ボビンケースの外側において前記糸調子ばね押圧手段と対向配置される電磁石とを有しており、
    前記糸調子ばね押圧手段は、
    前記ボビンケースの周壁の一部を形成する周壁部分代替部と、前記ボビンケースの周壁に連なる底壁の一部を形成する底壁部分代替部とにより断面L字状をなすように磁性体により形成された押圧本体と、
    前記糸調子ばねの糸押圧部から離れた固定部を介して前記押圧本体に螺着されている固定ねじと、
    前記糸調子ばねの糸押圧部と固定部との中間部を介して前記押圧本体に螺着されている調整ねじと、
    前記ボビンケースに両端が取り付けられ、前記押圧本体の屈曲部分が挿通される支持軸とを有しており、
    前記押圧本体は、前記支持軸を中心として可動に形成されており、
    前記電磁石の磁力により前記糸調子ばね押圧手段を駆動させて前記糸調子ばねの糸押圧部を前記ボビンケースの外周面に押し付けるとともに、前記電磁石に通電する電流値を変化させることにより、前記糸調子ばねの糸押圧部が下糸を押圧する力を制御するように形成されており、
    さらに、前記調整ねじのねじ込み量により前記糸調子ばねの糸押圧部が下糸を押圧して下糸に付与する初期張力を制御するように形成されていることを特徴とする下糸張力制御装置。
  2. 前記電磁石が、前記底壁部分代替部と対向配置されていることを特徴とする請求項1に記載の下糸張力制御装置。
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