JP5253306B2 - 色ずれ制御装置、画像形成装置および色ずれ制御方法 - Google Patents

色ずれ制御装置、画像形成装置および色ずれ制御方法 Download PDF

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本発明は色ずれ制御装置、画像形成装置および色ずれ制御方法に係り、複写機、プリンタ、ファクシミリ機又は複合機(MFP:Multi Function Peripheral)等のカラー画像形成装置に搭載して好適する色ずれ制御装置、これを搭載した当該画像形成装置および色ずれ制御方法の改良に関する。
フルカラー複合機等の画像形成装置においては、図示はしないが、例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の4色用の感光体ドラムに対し、画像データから色分解して得られたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)成分データに基づきレーザ光を走査照射して潜像を形成し、この潜像に4色のトナーを付着させてトナー画像を形成するとともに、感光体ドラム上の4色のトナー画像を中間転写ベルトに順次転写してから搬送用紙に転写し、搬送用紙上のトナー画像を加熱定着して排紙する、いわゆるタンデム構成が良く知られている。
なお、中間転写ベルトに転写せずにトナー画像を搬送用紙に直接転写する構成も知られている。
そして、移動する中間転写ベルト又は搬送された用紙に対し、例えばイエロー(Y)のトナー画像が転写された上から、所定のタイミングでマゼンタ(M)のトナー画像、シアン(C)のトナー画像およびブラック(K)のトナー画像が順次重畳されてフルカラーのトナー像が転写形成されるようになっている。
このようなタンデム方式の画像形成装置では、用紙上に精度の高いカラー画像を形成するにあたり、各色のトナー画像を相互に色ずれが生じないように中間転写ベルトや用紙上に転写する必要がある。
ところが、感光体ドラム、この表面に静電潜像を形成するためのレーザ光照射部を含む露光部等を含む画像形成ユニットの取り付け誤差、感光体ドラムの回転速度誤差、更に、周囲温度等の環境変化による各画像形成ユニット間の距離の微小変化や画像形成ユニット自体の変形等の種々の変動要因により、色ずれが不可避的に生じる。
このため、例えば図7に示すように、中間転写ベルト1の表面に画像形成ユニットによって各色の線状マーク3y、3m、3c、3bからなるレジストマーク3を形成すると共に、このレジストマーク3の位置を下流側に設置したマーク検出部(図示せず。)で検出し、このマーク検出部で検出した各色の線状マーク3y〜3bの位置情報に基づいて色ずれ補正が行われるようになっている。
このような色ずれ補正では、中間転写ベルト1の移送方向と直交する幅方向である主走査方向の色ずれについては、マーク検出部で得た線状マーク3y〜3bの位置情報に基づき、感光体ドラムに対するレーザ光の照射(書き出し)タイミングを調整することで色ずれ補正が可能となるし、中間転写ベルトの移送方向である副走査方向の色ずれについては、感光体ドラム表面へのレーザ光の照射タイミングを1走査ライン分ずらすことによってライン単位で色ずれ補正が可能となる。
ところが、このような色ずれ補正は、画像形成装置の起動時とか所定期間毎に実施されるので、例えば連続印刷の過程で温度変化等が起こった場合に生ずる色ずれには、速やかな対応が困難である。
そこで、このように印刷動作中の温度変化等に対応して色ずれ量の予測補正テーブルを備え、この予測補正テーブルを用いて色ずれ補正を実施しようとする提案がなされている。
例えば、特許第3324307号公報(特許文献1)のカラー画像形成装置の色補正方法はこの種のものである。
この特許文献1は、カラー画像形成装置の色補正方法において、カラー画像形成に用いる色の内の2色の組合せでテストパターンを印刷し、このパターンの色相から推定した記録位置のずれ量により、像形成手段の記録開始位置を制御することを特徴とし、装置差や径時変化、環境変化による色ずれを補正し、安定した色再現を得るようにしたものである。
特許第3324307号公報
しかしながら、上述した特許文献1では、予測補正テーブルを用いて色ずれ補正を実施しようとするものであるが、その予測補正テーブルは、供給元が予め試験的な運用に基づいて取得した測定データに基づいて設定した補正値をテーブル状にしたものであるから、個々の画像形成装置の運用動作に即した予測補正テーブルを搭載している訳ではなく、正確な色ずれ補正を実施するには、更なる工夫が必要である。
すなわち、画像形成ユニットを構成する感光体ドラム、レーザ光照射部、レーザ光を反射照射させる回転体ミラーやレンズ、中間転写ベルト等における寸法誤差、取付誤差、動作中の回転速度誤差、周囲温度変化による変形誤差等が、個々の画像形成装置(個々の個体)間で互いに異なる場合があり、従来の構成では、それら個々の画像形成装置の個体差が考慮されていないので、正確な色ずれ補正を実施するには、改良の余地がある。特に温度変化による個体差が重要である。
そこで、本発明者は、色ずれ補正用検出部について鋭意観察検討した結果、特に温度変動に関する色ずれ標準補正テーブルを少なくとも1個持ち、これによって実施された色ずれ補正直後から次回の色ずれ補正間の色ずれ量を補正制御する一方、レジストマークにより実施される色ずれ補正から得られるデータに基づいて、温度変化に対する色ずれ実補正テーブルを作成し、既存の標準補正テーブルと比較を行い、必要があればそれら標準補正テーブルと実補正テーブルを切換えることにより、温度変動によって発生する色ずれ補正の更なる精度向上が容易な構成を見出し、本発明を完成させた。
本発明はそのような課題を解決するためになされたもので、個々の装置の運用動作に伴う温度変化による色ずれに対し、正確な色ずれ補正が可能な色ずれ制御装置、これを搭載した画像形成装置および色ずれ制御方法の提供を目的とする。
そのような課題を解決するために本発明の請求項1に係る色ずれ制御装置は、画像データから像担持体上に互いに異なる複数色のトナー像をカラー現像する画像形成部においてこの近傍温度を検出する温度検出部と、その画像形成部近傍における所定の温度差毎に、互いに異なる色の前記トナー像の色ずれを補正する標準補正データからなる標準補正テーブルを予め記憶する記憶部と、その像担持体上に形成されたトナー像からなる色ずれ検出用マークから実補正テーブル用の色ずれ量を検出する色ずれ検出部と、この色ずれ検出部で検出された色ずれ量をその画像形成部近傍における所定の温度差毎に対応させてその実補正テーブルを作成する作成部と、それら標準補正テーブルと実補正テーブルとの色ずれ量の差が所定値を越えるとき、それら標準補正テーブルから実補正テーブルに切換えるテーブル切換部と、このテーブル切換部で切換えられた標準補正テーブル又は実補正テーブルに基づき画像形成部におけるトナー像の色ずれ補正を制御する補正制御部と、を具備している。
本発明の請求項1に係る色ずれ制御装置は、上記作成部が、その標準補正テーブルに基づき画像形成部が色ずれ補正制御されたときその実補正テーブルを作成する構成である。
本発明の請求項1に係る色ずれ制御装置は、上記標準補正テーブルおよび実補正テーブルに係る温度差は同一にした構成である。
本発明の請求項2に係る色ずれ制御装置は、上記色ずれ検出部が、1の色を基準色とし、他の色については当該基準色に係る色ずれ検出用マークからの色ずれ量を検出する構成を有している。
本発明の請求項3に係る色ずれ制御装置は、上記作成部が、その色ずれ検出部で検出された色ずれ量が所定数を越えたときその実補正テーブルを作成する構成を有している。
本発明の請求項4に係る色ずれ制御装置は、上記テーブル切換部が、その色ずれ量の差が1個以上でも所定値を越えて大きいとき、その標準補正テーブルから実補正テーブルに切換える構成を有している。
本発明の請求項5に係る色ずれ制御装置は、上記テーブル切換部が、その色ずれ量の差の合計が所定値を越えて大きいとき、その標準補正テーブルから実補正テーブルに切換える構成を有している。
本発明の請求項6に係る色ずれ画像形成装置は、それら請求項1〜5いずれか1記載の色ずれ制御装置と、その補正制御部によってトナー像の色ずれ補正が制御される画像形成部とを有して構成されている。
本発明の請求項7に係る色ずれ制御方法は、画像データから像担持体上に互いに異なる複数色のトナー像をカラー現像する画像形成部においてこの近傍温度を検出する温度検出工程と、その像担持体上に形成されたトナー像からなる色ずれ検出用マークから実補正テーブル用の色ずれ量を検出する色ずれ検出工程と、この色ずれ検出工程で検出された色ずれ量をその画像形成部近傍における所定の温度差毎に対応させてその実補正テーブルを作成する作成工程と、その画像形成部近傍における所定の温度差毎に、互いに異なる色のトナー像の色ずれを補正する標準補正データからなる標準補正テーブルと、その実補正テーブルとの色ずれ量の差が所定値を越えるとき、その標準補正テーブルから前記実補正テーブルに切換える切換工程と、このテーブル切換によって切換えられたそれら標準補正テーブル又は実補正テーブルに基づき像形成部におけるトナー像の色ずれ補正を制御する補正制御工程と、を具備している。
本発明の請求項7に係る色ずれ制御方法は、上記作成工程が、その標準補正テーブルに基づき画像形成部が色ずれ補正制御されたときその実補正テーブルを作成する構成である。
本発明の請求項7に係る色ずれ制御方法は、上記標準補正テーブルおよび実補正テーブルに係る温度差は同一である構成である。
本発明の請求項8に係る色ずれ制御方法は、上記色ずれ検出工程が、1の色を基準色とし、他の色については当該基準色に係る色ずれ検出用マークからの色ずれ量を検出する構成を有している。
本発明の請求項9に係る色ずれ制御方法は、上記作成工程が、その色ずれ検出部で検出された色ずれ量が所定数を越えたとき実補正テーブルを作成する構成を有している。
本発明の請求項10に係る色ずれ制御方法は、上記テーブル切換工程が、その色ずれ量の差が1個以上でも所定値を越えて大きいとき、その標準補正テーブルから実補正テーブルに切換える構成を有している。
本発明の請求項11に係る色ずれ制御方法は、上記色ずれ量の差の合計が所定値を越えて大きいとき、その標準補正テーブルから実補正テーブルに切換える構成を有している。
このような本発明の請求項1、7に係る色ずれ制御装置および色ずれ制御方法では、画像データから像担持体上に互いに異なる複数色のトナー像をカラー現像する画像形成部においてこの近傍温度を検出し、その像担持体上に形成されたトナー像からなる色ずれ検出用マークから色ずれ量を検出し、この検出された色ずれ量をその画像形成部近傍における所定の温度差毎に対応させて実補正テーブルを作成し、予め設定された標準補正テーブルと実補正テーブルとの色ずれ量の差が所定値を越えるとき、その標準補正テーブルから実補正テーブルに切換え、切換えられた標準補正テーブル又は実補正テーブルに基づき画像形成部におけるトナー像の色ずれ補正を制御するから、個々の装置の運用動作に伴う温度変化による色ずれに対し、正確な色ずれ補正が可能になる。
本発明の請求項1、7に係る色ずれ制御装置および色ずれ制御方法では、その標準補正テーブルに基づき画像形成部が色ずれ補正制御されたときその実補正テーブルを作成から、予め、実補正テーブルを搭載する必要がなく、初期の構成が簡素化されるし、装置の運用時に自動的に実補正テーブルの作成が可能である。
本発明の請求項1、7に係る色ずれ制御装置および色ずれ制御方法では、上記標準補正テーブルおよび実補正テーブルに係る温度差は同一であるから、それらテーブル間の比較が容易で、速やかな色ずれ制御が可能である。
本発明の請求項2、8に係る色ずれ制御装置および色ずれ制御方法では、1の色を基準色とし、他の色については当該基準色に係る色ずれ検出用マークからの色ずれ量を検出するから、構成を複雑化させずに正確な色ずれ補正制御が可能であるし、色ずれ量データが小さく、必要な記憶容量が小さくて済むうえ、動作の高速化も可能である。
本発明の請求項3、9に係る色ずれ制御装置および色ずれ制御方法では、その色ずれ検出部で検出された色ずれ量が所定数を越えたとき実補正テーブルを作成するから、正確な色ずれ補正制御が可能である。
本発明の請求項4、10に係る色ずれ制御装置および色ずれ制御方法では、その色ずれ量の差が1個以上でも所定値を越えて大きいとき、その標準補正テーブルから実補正テーブルに切換えるから、早期に色ずれ補正制御が可能である。
本発明の請求項5、11に係る色ずれ制御装置および色ずれ制御方法では、上記色ずれ量の差の合計が所定値を越えて大きいとき、その標準補正テーブルから実補正テーブルに切換えるから、確実な色ずれ補正制御が可能である。
本発明に係る色ずれ制御装置を画像形成装置とともに実施の形態を示す概略ブロック図である。 本発明に係る画像形成装置の内部構成を示す要部構成図である。 本発明に係る色ずれ制御装置の色ずれ検出部を説明する図である。 本発明に係る色ずれ制御装置の動作例を説明する図である。 本発明に係る色ずれ制御装置の動作例を説明する図である。 本発明に係る色ずれ制御装置の動作例を説明する図である。 本発明に係る色ずれ制御装置の参考になるトナー濃度および色ずれ検出を説明する図である。
以下、本発明に係る色ずれ制御装置、画像形成装置および色ずれ制御方法の実施の形態を図面を参照して説明する。
なお、本発明の色ずれ制御装置および色ずれ制御方法は、本発明の画像形成装置を説明する過程で説明する。
図1は本発明に係る画像形成装置の実施の形態を示す概略ブロック図である。
図1において、本発明に係る画像形成装置Aは、主制御部5を中心にして画像読取部7、第1の記憶部9、操作パネル部11、通信部13、印刷部15および色ずれ制御装置17を有し、画像形成装置としての例えば複合機を構成している。なお、画像形成装置Aとしてはこれ以外にも種々の構成を有するが、本発明の要部ではないので説明および図示を省略する。
主制御部5は、画像読取部7、第1の記憶部9、操作パネル部11、通信部13および印刷部15および色ずれ制御装置17を制御するものであるが、詳細は後述する。
画像読取部7は、図2に示すように、画像形成装置Aの本体ケース19の上部に配置され、主制御部5の制御の下、例えば印刷された原稿から画像を光学的に読み取り、フィルタ処理等をして文字を含む電子的画像データを生成するスキャナ等の画像入力部であり、生成した画像データが原稿の頁毎に第1の記憶部9に順次記憶されるようになっている。
図1に戻って、第1の記憶部9は、画像読取部7および通信部13からの画像データ、主制御部5の動作プログラムの他、印刷部15および色ずれ制御装置17を制御する種々のプログラムやデータを格納する読み書き可能な例えばハードディスク(HDD)である。
操作パネル部11は、図2に示すように、画像形成装置Aの本体ケース19の上部に配置され、画像形成装置Aの動作状態を表示する液晶タイプの表示部と、タッチスイッチタイプの入力部を兼ねた画像表示入力部であり、主制御部5によって画像表示制御されるとともに、入力指示が主制御部5に出力される。
すなわち、操作パネル部11は、印刷(印字、コピー)処理、プリンタ処理、スキャナ処理、ファックス処理等の種々の操作指示や選択をする選択キー、それらの操作に係る動作機能の設定、トナー濃度および色ずれの補正スタート等を入力する入力部としての指示キー、種々の動作情報を表示する表示部等を有している。
図1の通信部13は、主制御部5の制御の下、図示しないネットワークを介して例えば情報処理装置(コンピュータ)や他の画像形成装置との間で、画像データ、ファクシミリ原稿又は電子メール等のデータを送受信するインターフェース部である。
印刷部15は、図2に示すように、画像形成装置Aの本体ケース19内に配置され、複数の給紙段21(便宜上1個のみ示す。)から給紙ローラ23で用紙25を1次給紙し、その用紙をレジストローラ27で2次給紙してブラック、マゼンタ、シアンおよびイエローの4色の後述する画像形成部29でトナー画像を中間転写ベルト31にカラー転写し、加圧ローラおよび加熱ローラからなる定着部33から外部の排紙部35に排紙する公知の印刷エンジンである。
画像形成部29は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)用の4個の感光体ドラム29aに対し、画像データから色分解して得られたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)成分データに基き、何れも図示しないレーザ光照射部から照射したレーザ光を回転体ミラーで露光する露光部で潜像を形成し、この潜像に対して各色のトナーカセット29bからトナーを付着させてトナー画像を形成するとともに、感光体ドラム29a上の4色のトナー画像を中間転写ベルト31に転写する構成を有している。
印刷部15において、移動する中間転写ベルト31に対し、例えば、イエロー(Y)のトナー画像が転写された上から、所定のタイミングでマゼンタ(M)のトナー画像、シアン(C)のトナー画像およびブラック(K)のトナー画像が順次重畳され、中間転写ベルト31にはフルカラーのトナー像が形成される。
印刷部15は、例えば画像形成部29において、後述する補正信号に基づき、中間転写ベルト31の移送方向と直交する幅方向である主走査方向の色ずれについて、感光体ドラム29aに対するレーザ光の照射(書き出し)タイミングを調整することで色ずれ補正し、中間転写ベルト31の移送方向である副走査方向の色ずれについて、感光体ドラム29a表面へのレーザ光の照射タイミングを1走査ライン分ずらしてライン単位で色ずれ補正するようになっている。
図1に戻って、色ずれ制御装置17は、温度検出部37、第2の記憶部39、色ずれ検出部41、作成部43、テーブル切換部45および補正制御部47その他を有して形成され、図2中の感光ドラム29aの下流側に中間転写ベルト31に向けて配置されている。なお、それら各構成要素は、色ずれ制御装置17の図示しない本体に直接又は間接的に固定されている。
温度検出部37は、画像形成部29においてこの近傍温度を検出する公知の温度センサである。
第2の記憶部39は、画像形成部29近傍における所定の温度差毎に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)といった互いに異なる色のトナー像の色ずれを補正する標準補正データからなる標準補正テーブルと、画像形成部29近傍における所定の温度差毎に対応させて色ずれを補正する実補正データからなる実補正テーブルを記憶する読み書き可能なメモリである。
標準補正テーブルは、画像形成部29近傍の環境雰囲気温度について、図3Aに示すように、中心となる中心温度における色ずれ量を「0」としたとき、その中心温度から1℃ずつ上下した温度差(Δt:…、−2、−1、0、1、2、…)に対応し、中心温度の補正値からの補正値の差をドット数(Δdot:…、−1、−0.5、0、0.5、1、…)で示す標準補正テーブル(図3では標準テーブルと略す。)であり、予め、機器の供給元から供給されて搭載されたものである。実補正テーブルについては後述する。
なお、第2の記憶部39は、上述した第1の記憶部9の一部に割り当てることが可能である。
色ずれ検出部41は、像担持体としての例えば中間転写ベルト31上に形成されたトナー像からなる色ずれ検出用マークから色ずれ量を検出する反射型検出部である。
色ずれ検出部41は、例えば図4に示すように、赤外線を中間転写ベルト31上の後述する色ずれ検出用マーク49に向けて斜めに発光照射する発光部41aと、この発光部41aから中間転写ベルト31表面までの光軸に配置された第1の偏光フィルタ41bと、発光部41aから照射され中間転写ベルト31および色ずれ検出用マーク49で反射された光の光軸上に配置された第2の偏光フィルタ41cを介してP波成分光を受光する第1の受光部41dと、第2の偏光フィルタ41cを介しP波成分光に垂直な方向成分であるS波成分光を受光する第2の受光部41eを有して形成されている。
色ずれ検出用マーク49は、例えば図5に示すように、中間転写ベルト31表面にブラック(K)色ずれ検出用マーク(図5ではブラック(K)と略す。)49aおよびマゼンタ(M)色ずれ検出用マーク(図5ではマゼンタ(M)と略す。)49bが等間隔で連続して転写されてなる。図5では、分かり易くするために、色ずれ検出部41を平面的に図示している。図示しないイエロー(Y)およびシアン(C)についても同様である。
ブラック(K)色ずれ検出用マーク49aおよびマゼンタ(M)色ずれ検出用マーク49bは、中間転写ベルト31の搬送方向(副方向)に直交する細長いマーク49a1、49b1および搬送方向(副方向)に斜めに交差する細長いマーク49a2、49b2からなり、マーク49a1、49b1はブラック(K)又はマゼンタ(M)の主に副走査方向の色ずれ検出用に使用され、マーク49a2、49b2はブラック(K)又はマゼンタ(M)の主に主走査方向の色ずれ検出用に使用される。
色ずれ検出用マーク49において、例えば、ブラック(K)のマーク49a1、49a2の中心間の距離が(1)、(1’)で、マゼンタ(M)のマーク49b1、49b2の中心間の距離が(2)、(2’)で、ブラック(K)のマーク49a1とマゼンタ(M)のマーク49b1の中心間の距離が(3)、(3’)で示される。
ここで、距離(1)および(2)からブラック(K)とマゼンタ(M)個々における主副走査方向の色ずれ量の検出が可能であり、距離(3)からブラック(K)およびマゼンタ(M)間の色ずれ量の検出が可能である。
しかも、ブラック(K)のマーク49a1、49a2を基準色とし、他の色であるマゼンタ(M)のマーク49b1、49bとの色ずれ量を、上述したようにドット差(Δdot)とし、色ずれ検出部41で検出するようになっている。
検出用マークを用いて色ずれ補正を実行する時点(t)において色ずれ検出部41で得られたブラック(K)とマゼンタ(M)の距離を(1)〜(3)とし、上述したようにブラック(K)とマゼンタ(M)の主走査方向、副操作方向のドット差(Δdot)を求める。
次に、検出用マークを用いて色ずれ補正を実行する時点(t’)におけるブラック(K)とマゼンタ(M)の距離(1’)〜(3’)とし、時点(t)と同様に主走査方向、副操作方向のドット差(Δdot’)を求める。
時点(t)と時点(t’)での温度差をΔtとすると、Δtに対するブラック(K)とマゼンタ(M)の変移量は(Δdot)と(Δdot’)の差分により得られるので、Δtに対する色ずれ量の実作成データ検出が可能である。図3Aにおける実補正テーブル(Δdot)はこれらを示している。
作成部43は、標準補正テーブルに基づき画像形成部29が色ずれ補正制御されたとき、上述したように、色ずれ検出部41で検出された色ずれ量を画像形成部29近傍における所定の温度差毎に対応させて実補正テーブルを作成し、第2の記憶部39に記憶する機能を有している。
その温度差は、標準補正テーブルに係る温度差と同一に選定されており、色ずれ量の差を実補正テーブルの色ずれ量として作成される。
作成部43は、色ずれ検出部41で検出された色ずれ量が所定数(例えば10個とか20個)を越えたとき実補正テーブルを作成し、標準補正テーブルの温度差毎の色ずれ量に対応する色ずれ量が実補正テーブルにないとき、実補正テーブルにおける直前直後の温度の色ずれ量から算出補完して実補正テーブルを作成する機能も有している。
すなわち、作成部43で作成される実補正テーブルは、図3AおよびBに示すように、温度差(Δt)において「−9」、「−7」、「−5」、「−3」、「2」、「4」、「6」および「8」に該当する色ずれ量が検出されないとき、実補正テーブルにおける直前直後の温度の色ずれ量から、例えば2点間直線補間法によって「−3.6」、「−2.8」、「−2」、「−1.2」、「0.8」、「1.5、「2.1」および「2.6」に算出補完し、実補正テーブルを作成する機能を有している。
作成部43は、標準補正テーブルにおける各温度毎の色ずれ量(基準色の色ずれ量からの差)と、実補正テーブルにおいて該当する同じ温度毎の色ずれ量(基準色の色ずれ量からの差)との差(Δdot)を演算し、該当する同じ温度毎に記憶する機能を有している。
図6Aは、図3の標準補正テーブルと実補正テーブルにおいて該当する同じ温度毎の色ずれ量の差を、該当する温度毎にプロットしたものであり、同図Bは、色ずれ量の差を絶対値でプロットしたものである。
テーブル切換部45は、通常、標準補正テーブルを選定しており、標準補正テーブルと実補正テーブルとの色ずれ量の差が所定値を越えるとき、標準補正テーブルから実補正テーブルに切換える機能を有している。
例えば、テーブル切換部45は、色ずれ量の差が1個以上でも所定値(例えば絶対値で1.5dot)を越えて大きいとき、標準補正テーブルから実補正テーブルに切換える機能、又は色ずれ量の差の合計が所定値(例えば絶対値で10dot)を越えて大きいとき、標準補正テーブルから実補正テーブルに切換える機能を有している。
補正制御部47は、テーブル切換部45で切換えられた標準補正テーブル又は実補正テーブルに基づき、画像形成部29におけるトナー像の色ずれが少なくなるよう制御する補正制御信号を主制御部5を介して例えば印刷部15に出力する機能を有している。
主制御部5は、CPU、このCPUの起動プログラムを格納したメモリ部、入出力インターフェース(いずれも図示せず。)を有し、上述した画像読取部7、第1の記憶部9、通信部13、操作パネル部11、印刷部15および色ずれ制御装置17を制御している。
すなわち、主制御部5は、画像読取部7および通信部13からの画像データを第1の記憶部9に記憶制御し、操作パネル部11における動作表示やカラー印刷の入力指示を制御し、画像データを第1の記憶部9から印刷部15に送って印刷制御し、色ずれ制御装置17におけるトナー量および位置ずれを補正を起動するとともに、得られた補正制御信号を印刷部15に送ってトナー濃度制御および色ずれ補正制御の各動作を担っている。
また、主制御部5は、画像形成装置Aの主電源が投入されて起動されたとき又は操作パネル部11からの指示により、色ずれ制御装置17に対し、トナー濃度制御および色ずれ補正制御の実行を指示制御する機能を有している。
次に、上述した本発明に係る色ずれ制御装置17の動作を画像形成装置Aの動作とともに説明する。
なお、第2の記憶部39には、画像形成部29近傍における所定の温度差毎に互いに異なる色のトナー像の色ずれを補正する標準補正データが記憶されているとする。
画像形成装置Aが起動する都度および予め設定された期間毎に、補正制御部47が標準補正テーブルに基づき、画像形成部29近傍の温度に応じてトナー像の色ずれ補正を制御する補正制御信号を主制御部5を介して印刷部15に出力し、画像形成部29では該当温度に応じて色ずれが補正され、用紙に印刷される。
作成部43は、標準補正テーブルに基づき画像形成部が色ずれ補正制御されたとき、色ずれ検出部41で検出された色ずれ量を記憶して保持し、色ずれ検出部41で検出された色ずれ量が所定数を越えたとき実補正テーブルを作成し、標準補正テーブルに対応させて第2の記憶部39に記憶する機能を有している。
作成部43は、標準補正テーブルの温度差毎の色ずれ量に対応する色ずれ量が実補正テーブルにないとき、実補正テーブルにおける前後の温度差の色ずれ量から算出補完して実補正テーブルを作成する。
テーブル切換部45は、色ずれ量の差が1個以上でも所定値を越えて大きいとき、又は色ずれ量の差の合計が所定値を越えて大きいとき、標準補正テーブルから実補正テーブルに切換える。
補正制御部47は、実補正テーブルに基づき、画像形成部29近傍の温度に応じてトナー像の色ずれ補正を制御する補正制御信号を主制御部5を介して印刷部15に出力し、画像形成部29では該当温度に応じて色ずれが補正され、用紙25に印刷される。
なお、テーブル切換部45は、色ずれ量の差の合計が所定値を越えて大きいとき、標準補正テーブルから実補正テーブルに切換える場合もある。
そして、これらの処理過程が本発明に係る色ずれ制御方法に相当する。
このように、本発明の色ずれ制御装置17は、画像データから像担持体上に互いに異なる複数色のトナー像をカラー現像する画像形成部29においてこの近傍温度を検出する温度検出部37と、その画像形成部29近傍における所定の温度差毎に、互いに異なる色のトナー像の色ずれを補正する標準補正データからなる標準補正テーブルを予め記憶する第2の記憶部(記憶部)39と、その像担持体上に形成されたトナー像からなる色ずれ検出用マークから色ずれ量を検出する色ずれ検出部41と、この色ずれ検出部41で検出された色ずれ量をその画像形成部29近傍における所定の温度差毎に対応させて実補正テーブルを作成する作成部43と、それら標準補正テーブルと実補正テーブルとの色ずれ量の差が所定値を越えるとき、それら標準補正テーブルから実補正テーブルに切換えるテーブル切換部45と、このテーブル切換部45で切換えられた標準補正テーブル又は実補正テーブルに基づき画像形成部におけるトナー像の色ずれ補正を制御する補正制御部47とを具備している。
しかも、作成部43が、その標準補正テーブルに基づき画像形成部29が色ずれ補正制御されたときその実補正テーブルを作成し、上記標準補正テーブルおよび実補正テーブルに係る温度差を同一にし、色ずれ検出部41が、1の色を基準色とし、他の色については当該基準色に係る色ずれ検出用マークからの色ずれ量を検出する構成を有する。
そのため、予め、実補正テーブルを搭載する必要がなく、初期の構成が簡素化されるし、装置の運用時に自動的に実補正テーブルの作成が可能で、それらテーブル間の比較が容易となるから、正確かつ速やかな色ずれ制御が可能である。
また、色ずれ検出部41で検出された色ずれ量が所定数を越えたときその実補正テーブルを作成するし、その標準補正テーブルの温度差毎の色ずれ量に対応する色ずれ量がその実補正テーブルにないとき、その実補正テーブルにおける前後の温度差の色ずれ量から算出補完して実補正テーブルを作成するから、より正確な色ずれ補正制御が可能である。
さらに、その実補正テーブルとして作成するとき、その色ずれ量の差を実補正テーブルの色ずれ量としてその実補正テーブルを作成する構成を有するから、色ずれ量が差分のデータであってデータ量が小さくなり、記憶容量が小さくなるうえ動作の高速化も可能である。
さらにまた、その色ずれ量の差が1個以上でも所定値を越えて大きいとき、その標準補正テーブルから実補正テーブルに切換えるから、早期に色ずれ補正制御が可能であるし、その色ずれ量の差の合計が所定値を越えて大きいとき、その標準補正テーブルから実補正テーブルに切換える構成を有するから、確実な色ずれ補正制御が可能である。
ところで、本発明における温度差は、上述したように1℃毎に限らず任意であるし、温度検出部37で検出する温度も、画像形成部29の極めて接近した近傍に限らず、画像形成部29の設置雰囲気温度を検出する構成も含む。
また、色ずれ量を検出する場合、帯状の色ずれ検出用マーク49を使用してトナー付着量や色ずれ量を演算する構成に限られるものではなく、ある幅を持った種々の形状パターンで実施可能である。
さらに、像担持体としては、実施の形態で示した中間転写ベルト31に限定されるものではなく、各色のトナー像を重畳できるものであれば、ベルト状、ドラム状、ローラ状等の像担持体に適用することができるし、用紙25も像担持体と考えることが可能である。
なお、本発明の色ずれ制御装置17では、図示はしないが、中間転写ベルト31に転写せずにトナー画像を感光体ドラム29aから搬送用紙に直接転写する構成も可能である。
さらに、上記実施の形態では、この発明を中間転写ベルト31を使用したフルカラー画像形成装置Aに適用した例で説明したが、2色以上のトナーを使用する構成にも適用することができることは言うまでもない。
本発明に係る色ずれ制御装置17を搭載した画像形成装置Aおよび色ずれ制御方法においても、上述した色ずれ制御装置17と同様の効果を得ることが可能である。
1、31 中間転写ベルト(像担持体)
3、49 トナーパターン
5 主制御部
7 画像読取部
9 第1の記憶部(記憶部)
11 操作パネル部
13 通信部
15 印刷部
17 色ずれ制御装置
19 本体ケース
21 給紙段
23 給紙ローラ
25 用紙(像担持体)
27 レジストローラ
29 画像形成部
29a 感光ドラム(像担持体)
29b トナーカセット
33 定着部
35 排紙部
37 温度検出部
39 第2の記憶部(記憶部)
41 色ずれ検出部
41a 発光部
41b 第1の偏光フィルタ
41c 第2の偏光フィルタ
41d 第1の受光部
41e 第2の受光部
43 作成部
45 テーブル切換部
47 補正制御部
49 色ずれ検出用マーク
49a、49b 色ずれ検出用マーク
49a1、49a2、49b1、49b2 マーク
A 画像形成装置(複合機)

Claims (11)

  1. 画像データから像担持体上に互いに異なる複数色のトナー像をカラー現像する画像形成部においてこの近傍温度を検出する温度検出部と、
    前記画像形成部近傍における所定の温度差毎に、互いに異なる色の前記トナー像の色ずれを補正する標準補正データからなる標準補正テーブルを予め記憶する記憶部と、
    前記像担持体上に形成された前記トナー像からなる色ずれ検出用マークから実補正テーブル用の色ずれ量を検出する色ずれ検出部と、
    この色ずれ検出部で検出された前記色ずれ量を前記画像形成部近傍における所定の温度差毎に対応させ、前記標準補正テーブルに係る前記温度差と同一の温度差毎に対応させた前記実補正テーブルを作成する作成部と、
    前記標準補正テーブルと前記実補正テーブルとの前記色ずれ量の差が所定値を越えるとき、前記標準補正テーブルから前記実補正テーブルに切換えるテーブル切換部と、
    このテーブル切換部で切換えられた前記標準補正テーブル又は実補正テーブルに基づき前記画像形成部における前記トナー像の色ずれ補正を制御する補正制御部と、
    を具備し、
    前記作成部は、前記標準補正テーブルに基づき前記画像形成部が色ずれ補正制御されたとき前記実補正テーブルを作成することを特徴とする色ずれ制御装置。
  2. 前記色ずれ検出部は、1の色を基準色とし、他の色については当該基準色に係る色ずれ検出用マークからの前記色ずれ量を検出する請求項1記載の色ずれ制御装置
  3. 前記作成部は、前記色ずれ検出部で検出された前記色ずれ量が所定数を越えたとき前記実補正テーブルを作成する請求項1又は2記載の色ずれ制御装置。
  4. 前記テーブル切換部は、前記色ずれ量の差が1個以上でも所定値を越えて大きいとき、前記標準補正テーブルから前記実補正テーブルに切換える請求項1〜3いずれか1記載の色ずれ制御装置。
  5. 前記テーブル切換部は、前記色ずれ量の差の合計が所定値を越えて大きいとき、前記標準補正テーブルから前記実補正テーブルに切換える請求項1〜4いずれか1記載の色ずれ制御装置。
  6. 前記請求項1〜5いずれか1記載の色ずれ制御装置と、前記補正制御部によって前記トナー像の色ずれ補正が制御される前記画像形成部とを有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 画像データから像担持体上に互いに異なる複数色のトナー像をカラー現像する画像形成部においてこの近傍温度を検出する温度検出工程と、
    前記像担持体上に形成された前記トナー像からなる色ずれ検出用マークから実補正テーブル用の色ずれ量を検出する色ずれ検出工程と、
    前記画像形成部近傍における所定の温度差毎に、互いに異なる色の前記トナー像の色ずれを補正する標準補正データからなる標準補正テーブルに基づき前記画像形成部が色ずれ補正制御されたとき、前記色ずれ検出工程で検出された前記色ずれ量を前記画像形成部近傍における所定の温度差毎に対応させ、前記標準補正テーブルに係る前記温度差と同一の温度差毎に対応させて前記実補正テーブルを作成する作成工程と、
    前記標準補正テーブルと前記実補正テーブルとの前記色ずれ量の差が所定値を越えるとき、前記標準補正テーブルから前記実補正テーブルに切換える切換工程と、
    このテーブル切換によって切換えられた前記標準補正テーブル又は実補正テーブルに基づき前記画像形成部における前記トナー像の色ずれ補正を制御する補正制御工程と、
    を具備することを特徴とする色ずれ制御方法。
  8. 前記色ずれ検出工程は、1の色を基準色とし、他の色については当該基準色に係る色ずれ検出用マークからの前記色ずれ量を検出する請求項7記載の色ずれ制御方法。
  9. 前記作成工程は、前記色ずれ検出部で検出された前記色ずれ量が所定数を越えたとき前記実補正テーブルを作成する請求項7又は8記載の色ずれ制御方法。
  10. 前記テーブル切換工程は、前記色ずれ量の差が1個以上でも所定値を越えて大きいとき、前記標準補正テーブルから前記実補正テーブルに切換える請求項7〜9いずれか1記載の色ずれ制御方法。
  11. 前記テーブル切換工程は、前記色ずれ量の差の合計が所定値を越えて大きいとき、前記標準補正テーブルから前記実補正テーブルに切換える請求項7〜10いずれか1記載の色ずれ制御方法。
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