JP5252945B2 - ハンドル装置 - Google Patents
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Description
図1はハンドルを閉じた状態を示す斜視図、図2はハンドルを開いた状態を示す斜視図、図3は分解斜視図である。また、図4に図1の側面図、図5に図2の側面図、図6に図1の側面断面図、図7に図2の側面断面図をそれぞれ示す。
本発明では、このようなハンドル装置において、いずれか一方のロッド棒をハンドル操作により他方のロッド棒とは反対方向へ動かす反転用リンク機構20を介してハンドル2に連結した構造となっている。このような構成により、ハンドル2を操作した場合、従来のように一対のロッド棒3、3が二つとも同じ方向に動くことはなく、鎖錠する場合は上下に拡開する方向(図1の矢印方向)に、一方、解錠する場合は上下に縮まる方向(図2の矢印方向)に動くこととなる。
なお、図において5bは、操作部4と第1のリンクプレート6の枢着部、5cは操作部4と第2のリンクプレート7の枢着部であり、また、5dは第1のリンクプレート6と支持リンク8の枢着部、5e(図4、5を参照)は第2のリンクプレート7と反転用支持リンク9の枢着部である。更に、前記支持リンク8は、回動自在となるように枢着部5fでハンドル本体1に枢着されていて、その先端部を上方に向けた鉤状のものであり、その上部をハンドル2を閉じた状態でキャビネットの受け金具(図示せず)と係合する係合面部8bとすることにより、ロッド棒の先端部に加えてハンドル装置自体でも鎖錠を可能とするものである。
この反転用リンク機構20は、ハンドル操作によりいずれか一方のロッド棒を他方のロッド棒とは反対方向へ動かすものである。これにより、ロッド棒3、3の先端部を上下方向に拡開してキャビネットのフレームの端部等(図示せず)に係合させることで扉を鎖錠し、一方、上下方向に縮ませてロッド棒先端部の係合を解くことで扉を解錠するものである。
図1、図4、図6は、ハンドル2を閉じた状態(扉を鎖錠した状態)を示している。なお、図面では左右方向に書かれているが、実際にはハンドル2を上下方向に操作するよう左側を上部とし、右側を下部とするようにキャビネットの扉に設置されるものである。以下、図2〜図7も同じである。
即ち、前記反転用リンク機構20は、ハンドル本体1の内部側に形成した支持部10と、この支持部10に中間部を枢着部5gにより回動自在に枢着されるロッド棒の反転用支持リンク9からなるものとされており、この反転用支持リンク9に連結孔9aが形成されて、この孔にロッド棒3の端部を連結した構造となっている。従って、リンクプレート7が左方向へ引っ張られると、反転用支持リンク9は枢着部5gを中心に反時計方向回りに回動させられ、この結果、連結孔9aに連結したロッド棒3は右方向に向けて移動させられることとなる。
この状態においては、操作部4と第1のリンクプレート6の枢着部5bが、ハンドル2のハンドル本体1への枢着部5aと第1のリンクプレート6と支持リンク8の枢着部5dとの中立点すなわち直線位置よりハンドル本体1側に位置する構造としている。
これにより、ハンドル2を閉じた状態にあっては支持リンク8の係合面部8bから係合解除方向の力が加わっても第1のリンクプレート6には、常に枢着部5bをハンドル本体1側に向けた力のみが作用するので、ハンドル2には操作部4を介して閉まる方向に力が作用し、不意の外力によりハンドル2がハンドル本体1より浮き上がることがないものである。
なお、この鎖錠状態でキーケース11に鍵をかければ、ハンドル2をロックして操作不可能とすることができるので、外部から不用意に操作されるのを確実に防止することができ、より好ましい。
ハンドル操作により、操作部4は枢着部5aを中心に反時計方向回りに回動させられているので、操作部4はハンドル本体1から離れる側へ回動する。これにより、第1のリンクプレート6は右方向へ引っ張られる状態となり、更に第1のリンクプレート6に連結された支持リンク8は枢着部5fを中心に反時計方向回りに回動させられる。この結果、連結孔8aに連結したロッド棒3が右向きの矢印方向へ移動させられることとなる。
即ち、リンクプレート7が右方向へ押し出されると、反転用支持リンク9は枢着部5gを中心に時計方向回りに回動させられ、この結果、連結孔9aに連結したロッド棒3は左方向に向けて移動させられることとなる。
従って、従来のように一対のロッド棒が同じ方向に移動するために、ロッド棒がキャビネットのフレームから離れる側においては別のロック装置を取り付ける等の必要もなくなり、低コストのハンドル装置を提供することができることとなる。また、コンパクトな構造で大幅なスリム化および軽量化も図ることができるというメリットも有する。
2 ハンドル
3 ロッド棒
4 操作部
5a、5b、5c、5d、5e、5f、5g 枢着部
6 リンクプレート
7 リンクプレート
8 支持リンク
8a 連結孔
8b 係合面部
9 反転用支持リンク
9a 連結孔
10 支持部
11 キーケース
20 反転用リンク機構
Claims (1)
- ハンドルの操作により、一対のロッド棒が上下動するハンドル装置であって、ハンドルの先端部には操作部が形成され、この操作部が回動自在となるようハンドルの基部がハンドル本体に枢着されており、ハンドル本体に枢着した支持リンクと前記操作部とを、前記支持リンクがハンドル操作によってハンドルと同一方向へ回動するように第1のリンクプレートで接続し、該支持リンクには上方に延びる一方のロッド棒を連結し、また、ハンドル本体の内部側に形成した支持部に中間部を枢着されて回動自在な反転用支持リンクを取り付け、この反転用支持リンクの一端と前記操作部とを、前記反転用支持リンクがハンドル操作によってハンドルと反対方向へ回動するように第2のリンクプレートで接続するとともに、その他端に下方に延びる他方のロッド棒を連結して、ハンドル操作により前記上方に延びる一方のロッド棒と、下方に延びる他方のロッド棒を互いに反対方向に動かす反転用リンク機構を構成したことを特徴とするハンドル装置。
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JP2008035785A JP5252945B2 (ja) | 2008-02-18 | 2008-02-18 | ハンドル装置 |
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JP2008035785A JP5252945B2 (ja) | 2008-02-18 | 2008-02-18 | ハンドル装置 |
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Family
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- 2008-02-18 JP JP2008035785A patent/JP5252945B2/ja active Active
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