JP5251881B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置に関する。
近年、CMOS型の撮像装置を用いたビデオカメラや電子カメラが広く一般に普及している。CMOS型の撮像装置は、受ける光を電気信号に変換する光電変換部を有する複数の単位画素が二次元アレイ状に配置され、各単位画素が出力する電気信号を読み出すための垂直信号線,垂直走査回路および水平出力回路で構成されている。
CMOS型の撮像装置は、光電変換部に蓄積された電荷を転送して蓄えるFD(フローティングデフュージョン)部があり、FD部に転送された電荷は、各単位画素のアドレスを指定するスイッチで選択され、定電流源によってソースフォロワ回路を構成する垂直信号線に読み出される。一行分の各単位画素から同時に各垂直信号線に読み出された信号は、水平出力回路によって撮像装置から出力される。
一般に、CMOS型の撮像装置は、CCD型の撮像装置に比べてノイズが大きいので、ノイズ低減のために様々な提案がなされている。
例えば、各単位画素で生じるノイズを除去するために、単位画素から光情報を含む光信号とノイズ成分を含むリセット信号とを読み出して、光信号からリセット信号を引き算することによってノイズ成分を除去する相関二重サンプリング回路が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
また、各垂直信号線毎に配置された相関二重サンプリング回路を構成するカラムアンプの入力側にクリップ回路を設けて高輝度入力時の信号飽和を防ぐ方法も検討されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平01−154678号公報 特開2008−042675号公報
CMOS型の撮像装置に高輝度の光が入ると、フォトダイオードPDの電荷転送用トランジスタがオフであっても光電変換部の信号電荷がFD部にオーバーフローするという問題が生じることがある。FD部に信号電荷がオーバーフローすると、リセット信号のレベルが振られて大きくなるため、光信号からリセット信号を引き算した後の信号が小さくなってしまう。例えば、極端な例として、太陽が撮影画角に入ると、ダーク信号が飽和し、光信号との差がゼロとなるため、結果として出力画像の太陽の部分が黒くなってしまうという問題が生じる。
また、カラムアンプの入力側にクリップ回路を設けた場合でも、そのクリップ回路を動作させるに至らないレベルの強い光がカラムアンプのリセット前に入射すると、その入射光によりフォトダイオードPDからFD部へオーバーフローした信号がダーク信号としてカラムアンプの出力側に現れてしまうので、結果として光信号との差が少なくなり、その画素部分の出力画像が黒や濃いグレーになってしまうという問題が生じる。
一般的にカラムアンプ毎に配置可能なクリップ回路は、クリップレベルの精度に制約があるため、カラムアンプを高ゲインで使用した場合、上記の問題が必ず発生する。
特にメカニカルシャッターを使用しない動画やライブビュー表示を行う電子カメラの場合は、光学系から入射する光を物理的に遮断できず、常に光電変換部に光が照射されるため、上記のような問題が生じる。
上記課題に鑑み、本発明の目的は、動画やライブビュー表示において、太陽など高輝度の被写体が含まれている場合でも出力画像の高輝度部分が黒くならずに、高品質なライブビューと高画質な動画を実現できる撮像装置を提供することにある。
本発明に係る撮像装置は、2次元(マトリクス)状に配置され、光を電気信号に変換する光電変換部を有する単位画素と、複数の前記単位画素と列方向に接続され、前記単位画素から、光情報を含む光信号とノイズ成分を含むリセット信号とを受け取る複数の垂直信号線と、前記垂直信号線に読み出された前記光信号および前記リセット信号を増幅するカラムアンプと、前記カラムアンプで増幅された前記光信号および前記リセット信号をそれぞれ保持する保持部とを有する撮像装置であって、前記垂直信号線と前記カラムアンプとの間に配置され、所定電圧外の信号をクリップする第1のクリップ駆動回路と、前記第1のクリップ駆動回路にクリップ電圧を与える第1のクリップ電圧発生回路と、前記カラムアンプと前記保持部との間に配置され、所定電圧外の信号をクリップする第2のクリップ駆動回路と、前記第2のクリップ駆動回路にクリップ電圧を与える第2のクリップ電圧発生回路とを有することを特徴とする。
特に、前記第1のクリップ電圧発生回路は、前記第1のクリップ駆動回路と同サイズで同バイアスのダミー回路を有し、前記第1のクリップ駆動回路を構成するクリップ用MOS型トランジスタのゲートソース間電圧をキャンセルしたクリップ電圧を発生し、前記第2のクリップ電圧発生回路は、前記第2のクリップ駆動回路と同サイズで同バイアスのダミー回路を有し、前記第2のクリップ駆動回路を構成するクリップ用MOS型トランジスタのゲートソース間電圧をキャンセルしたクリップ電圧を発生することを特徴とする。
さらに、前記第1のクリップ電圧発生回路および前記第2のクリップ電圧発生回路は、前記リセット信号のレベルを基準に前記クリップ電圧を発生することを特徴とする。
また、前記カラムアンプは、定電流源を有する差動アンプで構成され、前記第2のクリップ駆動回路を構成する前記クリップ用MOS型トランジスタのドレインを、前記カラムアンプの前記差動アンプの前記定電流源に接続することを特徴とする。
本発明によれば、動画やライブビュー表示において、太陽など高輝度の被写体が含まれている場合でも、所定電圧外の信号をクリップするので、画像のグラディエーションが高輝度スポットで逆転することのない高品質なライブビューと高画質な動画を実現することができる。また、クリップ用MOS型トランジスタのゲートソース間電圧をキャンセルするダミー回路を用いてクリップ電圧を発生するので、クリップ回路のばらつきの影響を少なくすることができ、調整作業も不要にできる。さらに、クリップ回路の電流源をカラムアンプと共通化することにより、消費電流を少なくすることができ、且つクリップ回路動作時の電流変動によるS/N比の劣化を防止することができる。
本発明の一実施形態の撮像装置101のブロック図である。 単位画素P(n,M)の回路図である。 信号増幅・蓄積部SGAのブロック図である。 各クリップ回路が無い場合のタイミングチャートおよび出力信号波形である。 第1クリップ回路CLP1(M)と第2クリップ回路CLP2(M)周辺のブロック図である。 クリップ電圧発生回路CLPL1のブロック図である。 リセット電圧モニタ回路RVMONのブロック図である。 ブートストラップ回路BSRPのブロック図である。 サンプルホールド回路SPHLおよびレベルシフト回路LVSF1のブロック図である。 クリップ電圧発生回路CLPL2のブロック図である。 レベルシフト回路LVSF2のブロック図である。 第1クリップ回路CLP1(M)および第2クリップ回路CLP2(M)を動作させた場合のタイミングチャートおよび出力信号波形である。 カラムアンプCAMPのゲインが高倍率の場合のタイミングチャートおよび出力信号波形である。 撮像装置101に入射する光量がやや強い場合(カラムアンプCAMPのゲインは固定)の出力信号波形である。 撮像装置101に入射する光量が強い場合(カラムアンプCAMPのゲインは固定)の出力信号波形である。 撮像装置101に入射する光量と出力の関係を示す補助図である。
図1は本発明の一実施形態に係る撮像装置101の全体を示すブロック図である。撮像装置101は、単位画素P(x,y)と、垂直信号線VLINE(y)と、定電流源PW(y)と、信号増幅・蓄積部SGA(y)と、垂直走査回路102と、水平出力回路103と、差動アンプDAMPとで構成される。ここで、xは1〜Nの自然数,yは1〜Mの自然数を示す。M×N個の単位画素P(x,y)は、撮像装置101の撮像部を構成し、N行M列のマトリクス状に配置されている。
各単位画素P(x,y)から読み出される信号は、それぞれの列に対応する垂直信号線VLINE(y)に読み出される。また、各列の垂直信号線VLINE(y)には、ソースフォロワ回路を構成する定電流源PW(y)が列毎に配置されている。
垂直走査回路102は、単位画素P(x,y)の信号を行単位で垂直信号線VLINE(y)に読み出すための各種のタイミング信号を出力する。例えば、n行目においては、単位画素P(n,1)から単位画素P(n,M)までのM列全ての単位画素に、タイミング信号φSEL(n),タイミング信号φRES(n),タイミング信号φTX(n)を与える。尚、各タイミング信号の動作については後で詳しく説明する。
信号増幅・蓄積部SGA(y)は、各単位画素P(x,y)から撮影画像の光情報を含む光信号と、光信号蓄積前のノイズ成分を含むリセット信号とをそれぞれ読み出して増幅後、光信号とリセット信号とをそれぞれコンデンサに蓄積する。特に、本実施形態では、信号増幅・蓄積部SGA(y)の増幅器(カラムアンプ)の前後にクリップ回路を設けている。尚、信号増幅・蓄積部SGA(y)およびクリップ回路については、後で詳しく説明する。また、カラムアンプは相関二重サンプリング回路を構成しており、各列の単位画素間のばらつきを除去する。
水平出力回路103は、信号増幅・蓄積部SGA(y)に蓄積された光信号とリセット信号とをそれぞれ読み出して、行単位で外部に出力する。この時、信号増幅・蓄積部SGA(y)のカラムアンプのばらつきを少なくするために、撮像装置101から出力する際に差動アンプDAMPで光信号からリセット信号を引き算し、列毎に設けられたカラムアンプ間のばらつきを除去した信号Voを出力する。尚、光信号からリセット信号を引き算する処理は、撮像装置101内で行っても構わないし、撮像装置101から光信号とリセット信号とを別々に出力して外部で光信号からリセット信号を引き算するようにしても構わない。
次に、図1の単位画素P(n,M)の回路構成について図2を用いて説明する。尚、M×N個の各単位画素P(x,y)も同じ回路構成である。また、図2以降の説明は、断りのない限りM列目の垂直信号線に接続される構成についての説明とする。
図2において、単位画素P(n,M)は、フォトダイオードPDと、転送用トランジスタTr1と、増幅用トランジスタTr2と、選択用トランジスタTr3と、リセット用トランジスタTr4とで構成される。尚、VDDは電源、GNDは接地、FDはフローティングデフュージョン部(浮遊拡散領域)を示している。また、タイミング信号φSEL(n),タイミング信号φRES(n),タイミング信号φTX(n),垂直信号線VLINE(M)は図1と同じものである。
図2において、フォトダイオードPDに入射した光は光電変換され電荷として蓄積される。フォトダイオードPDに蓄積された電荷は、タイミング信号φTX(n)が転送用トランジスタTr1のゲートに入力されるとFD部に転送され、増幅用トランジスタTr2によって増幅される。増幅用トランジスタTr2によって増幅された信号は、タイミング信号φSEL(n)が選択用トランジスタTr3のゲートに入力されると垂直信号線VLINE(M)に読み出される。尚、リセット用トランジスタTr4のゲートにタイミング信号φRES(n)が入力されると、FD部をリセット電圧(VDD−Vt−ΔVt)にリセットする。ここで、Vtはしきい値電圧、ΔVtはバックゲート効果による変動分である。
このようにして、単位画素P(n,M)の信号は、対応するそれぞれの垂直信号線VLINE(1)〜(M)に読み出された後、各列毎に配置された信号増幅・蓄積部SGA(1)〜(M)に入力される。
次に、信号増幅・蓄積部SGA(1)〜(M)の構成について、図3を用いて説明する。図3は、n行目の単位画素P(n,1)〜P(n,M)から垂直信号線VLINE(1)〜(M)に信号を読み出して、信号増幅・蓄積部SGA(1)〜(M)で増幅後、コンデンサCtdおよびコンデンサCtsに蓄積した光信号Vsignalとリセット信号Vdarkとを水平出力回路103に出力する構成を描いたものである。
図3において、M列目の信号増幅・蓄積部SGA(M)の構成について説明する。尚、図3の1列目の信号増幅・蓄積部SGA(1)も同じ回路構成で、図示されていない他の列の信号増幅・蓄積部SGA(y)も同じ回路構成である。M列目の信号増幅・蓄積部SGA(M)において、単位画素P(n,M)から定電流源PW(M)でソースフォロワ回路を構成する垂直信号線VLINE(M)に読み出された信号は、信号増幅・蓄積部SGA(M)のコンデンサCinに入力される。コンデンサCinはカラムアンプCAMPの−入力端子に接続され、+入力端子には参照電圧Vrefが水平出力回路103から供給されている。
カラムアンプCAMPは、コンデンサCfとコンデンサCinとの比で決まる増幅率の反転増幅器である。また、カラムアンプCAMPの帰還回路のコンデンサCfの両端には、アンプリセット用トランジスタTr5のソースとドレインが接続され、タイミング信号φCARSTをトランジスタTr5のゲートに与えることによって、コンデンサCfに蓄積された電荷を放電させてリセットする。
カラムアンプCAMPの出力CAOUTは、光信号蓄積用トランジスタTr6およびリセット信号蓄積用トランジスタTr7のドレインに接続される。タイミング信号φTSが光信号蓄積用トランジスタTr6のゲートに入力されると、光信号蓄積用トランジスタTr6がオンして、コンデンサCtsがカラムアンプCAMPの出力電圧になるまで充電される。また、タイミング信号φTDがリセット信号蓄積用トランジスタTr7のゲートに入力されるとリセット信号蓄積用トランジスタTr7がオンして、コンデンサCtdがカラムアンプCAMPの出力電圧になるまで充電される。コンデンサCtsの電圧は光信号Vsignalとして、コンデンサCtdの電圧はリセット信号Vdarkとして、それぞれ水平出力回路103に入力される。
このようにして、M個の信号増幅・蓄積部SGA(1)〜(M)は、n行目の単位画素P(n,1)〜P(n,M)の光信号およびリセット信号を、各列毎に水平出力回路103に出力する。
図3において、本実施形態の特徴は、第1クリップ回路CLP1(M)がカラムアンプCAMP入力側のコンデンサCinの垂直信号線VLINE(M)に接続されていることと、第2クリップ回路CLP2(M)がカラムアンプCAMPの出力CAOUTに接続されていることである。先ず、本実施形態の特徴がよく分かるように、第1クリップ回路CLP1(M)と第2クリップ回路CLP2(M)とが無い場合の動作について、図4のタイミングチャートを用いて説明する。
図4は、図2で説明したn行目のタイミング信号φRES(n),φTX(n),φSEL(n)および図3で説明したタイミング信号φCARST,φTD,φTSと、図3で説明したM列目の垂直信号線VLINE(M)の信号電圧の変化およびカラムアンプCAMPの出力CAOUTの信号電圧の変化とを描いたものである。
先ず、高輝度な被写体が無い場合の通常の動作について説明する。図4において、最初のタイミングT0までの期間は、タイミング信号φRES(n)がリセット用トランジスタTr4のゲートに入力され、各単位画素(x,M)のFD部はリセット電圧にリセットされている。
(タイミングT0)タイミング信号φRES(n)がオフになり、FD部のリセットが解除される。
(タイミングT1)タイミング信号φSEL(n)が選択用トランジスタTr3のゲートに入力され、FD部に蓄積されている電荷は増幅用トランジスタTr2を介して垂直信号線VLINE(M)に読み出される。この時、FD部はリセット電圧にリセットされていたので、垂直信号線VLINE(M)に読み出される電圧は殆ど変化しない。
(タイミングT2)タイミング信号φTDがリセット信号蓄積用トランジスタTr7のゲートに入力されると、カラムアンプCAMPは垂直信号線VLINE(M)の信号を増幅して出力CAOUTからリセット信号蓄積用トランジスタTr7を介してコンデンサCtdに蓄積する。尚、コンデンサCtdに蓄積される時間は、タイミング信号φTDのオン期間Tcadshである。
(タイミングT3)タイミング信号φCARSTがアンプリセット用トランジスタTr5のゲートに入力されると、カラムアンプCAMPの帰還回路に入っているコンデンサCfは短絡された状態となる。つまり、カラムアンプCAMPの出力CAOUTは、+入力端子に接続されている基準電圧Vrefとイマジナリーショートの関係にある−入力端子の電圧にリセットされ、出力CAOUTは基準電圧Vrefに等しくなる。尚、カラムアンプCAMPがリセットされる時間は、タイミング信号φCARSTのオン期間Tcarstである。
(タイミングT4)タイミング信号φCARSTがオフになると、再び、カラムアンプCAMPは垂直信号線VLINE(M)の信号を増幅して出力CAOUTからリセット信号蓄積用トランジスタTr7を介してコンデンサCtdに蓄積を開始する。尚、コンデンサCtdに蓄積される時間は、タイミング信号φTDがオフするまでの期間Tcadsetである。
(タイミングT5)タイミング信号φTDがオフすると、リセット信号蓄積用トランジスタTr7もオフされるので、カラムアンプCAMPの出力CAOUTからコンデンサCtdへの蓄積は終了する。
(タイミングT6)タイミング信号φTX(n)が転送用トランジスタTr1のゲートに入力され、フォトダイオードPDに蓄積されている電荷はFD部に転送される。この時、リセット電圧にリセットされていたFD部の電圧は、フォトダイオードPDから転送される電荷量に応じて低下し、増幅用トランジスタTr2および選択用トランジスタTr3を介して垂直信号線VLINE(M)に読み出される信号電圧も低下する。
また、タイミングT6の時点で、タイミング信号φTSが光信号蓄積用トランジスタTr6のゲートに入力されると、カラムアンプCAMPは垂直信号線VLINE(M)の信号を増幅して出力CAOUTから光信号蓄積用トランジスタTr6を介してコンデンサCtsに蓄積する。尚、コンデンサCtsに蓄積される時間は、タイミング信号φTSのオン期間Tcasshである。
(タイミングT7)タイミング信号φTX(n)がオフし、フォトダイオードPDからFD部への電荷の転送を終了する。
(タイミングT8)タイミング信号φTSがオフすると、光信号蓄積用トランジスタTr6もオフされるので、カラムアンプCAMPの出力CAOUTからコンデンサCtsへの蓄積は終了する。
このように、各単位画素P(x,y)において、フォトダイオードPDからFD部に転送される前のFD部のリセット信号が読み出されてコンデンサCtdに蓄積され、続いてフォトダイオードPDに蓄積された光信号が読み出されてコンデンサCtsに蓄積される。
ここで、FD部の電圧は、タイミング信号φRES(n)がオンされたタイミングT0時点で最大となり、タイミング信号φTX(n)がオンされてフォトダイオードPDから電荷が転送されるとフォトダイオードPDが受光した光の量に応じて、FD部の電圧は低下する。従って、通常の動作時は、タイミング信号φTX(n)がオンになるタイミングT6の時点までFD部の電圧は変わらず、垂直信号線VLINE(M)に読み出される信号の電圧も変化しない。括弧201で示した部分は、通常動作時の垂直信号線VLINE(M)とカラムアンプCAMPの出力CAOUTの信号電圧の変化の様子を示している。この場合のリセット信号を読み出した時の垂直信号線VLINE(M)の電圧はVpdnormで、光信号を読み出した時の垂直信号線VLINE(M)の電圧はVpsnormである。この時の光信号とリセット信号との電位差VIN1は次式で表される。
VIN1=Vpdnorm−Vpsnorm …(式1)
また、カラムアンプCAMPは反転増幅器でゲインGcampは(−Cin/Cf)なので、垂直信号線VLINE(M)の信号電圧は反転され、リセット信号を読み出した時の出力CAOUTの電圧はVdnormで、光信号を読み出した時の出力CAOUTの電圧はVsnormとなる。この時の光信号とリセット信号との電位差VOUT1は次式で表される。
VOUT1=Gcamp×VIN1
=Vsnorm−Vdnorm …(式2)
このように、通常動作時は、垂直信号線VLINE(M)のリセット信号はタイミングT0からタイミングT6まで変化しないので、リセット信号に対する光信号の電位差VIN1は十分大きな値に保たれる。同様に、カラムアンプCAMPの出力CAOUTのリセット信号に対する光信号の電位差VOUT1も十分大きな値に保たれ、被写体の明るい部分は明るく、暗い部分は暗く撮影される。尚、水平出力回路103以降のゲインをGhoutとすると、通常動作時の差動アンプDAMPの出力Voは次式で表される。
Vo=Ghout×VOUT1
=Ghout×(Vsnorm−Vdnorm) …(式3)
ところが、撮像装置101を搭載したデジタルカメラなどにおいて、動画の撮影時や撮影構図を決めるためのプレビュー画像の表示時は、一般に被写体からの光が撮像装置101に入射しないように遮断するメカニカルシャッターを用いないので、常にフォトダイオードPDに光が入射している状態になる。通常は、フォトダイオードPDに蓄積される電荷がオーバーフローする前に、転送用トランジスタTr1によってFD部に読み出されるので問題はないが、太陽や照明などの強烈な光がフォトダイオードPDに入射すると、転送用トランジスタTr1がオフしているにも拘わらず、フォトダイオードPDの電荷がFD部にオーバーフローしてしまうという問題が生じる。
次に、フォトダイオードPDの電荷がFD部にオーバーフローした場合の様子について説明する。図4の括弧202で示した部分は、オーバーフロー時の垂直信号線VLINE(M)の信号電圧の変化とカラムアンプCAMPの出力CAOUTの信号電圧の変化の様子を示している。
タイミング信号φSEL(n)がオンになるタイミングT1の時点では、リセット信号を読み出した時の垂直信号線VLINE(M)の電圧はVpdnormであるが、フォトダイオードPDからFD部への電荷のオーバーフローによって、FD部の電圧は低下していくので、垂直信号線VLINE(M)に読み出される信号電圧も徐々に低下していく。同様に、カラムアンプCAMPの出力CAOUTも、入力の垂直信号線VLINE(M)の信号電圧の低下に応じて反転増幅されて増加していく。尚、垂直信号線VLINE(M)の信号電圧よりもカラムアンプCAMPの出力CAOUTの信号電圧の方が大きいのは、カラムアンプCAMPの増幅率(G=Cf/Cin)分だけ大きくなっているからである。
ここで、垂直信号線VLINE(M)の信号電圧は、フォトダイオードPDからFD部への電荷のオーバーフローによって、タイミングT1からタイミングT6まで徐々に低下するが、カラムアンプCAMPの出力CAOUTの信号電圧は、タイミングT3からタイミングT4のカラムアンプCAMPのリセット期間Tcarstにおいて、基準電圧Vrefにリセットされる。そして、カラムアンプCAMPのリセット期間Tcarstが終了するタイミングT4の時点から、再び、垂直信号線VLINE(M)の信号電圧Vpdovfが低下するのに応じて、カラムアンプCAMPの出力CAOUTの信号電圧は反転増幅されて増加し始める。
タイミングT5の時点で、タイミング信号φTDがオフになり、コンデンサCtdへの蓄積は終了するが、この時、既にFD部の電圧はフォトダイオードPDからオーバーフローした電荷によって低下しているので、垂直信号線VLINE(M)へ読み出される信号電圧も電圧Vpdsetまで低下する。同様に、カラムアンプCAMPで反転増幅されてコンデンサCtdへ蓄積される電圧Vdsetも、通常動作時のコンデンサCtdへ蓄積される電圧Vdnormよりも高くなってしまう。
次のタイミングT6からタイミングT7にかけて、タイミング信号φTX(n)がオンになり、フォトダイオードPDに蓄積されている電荷はFD部に転送される。光信号の読み出しが終了するタイミングT8の時点で、垂直信号線VLINE(M)に読み出した光信号は電圧Vpsovfとなる。この時のリセット信号の電圧Vpdsetに対する電位差VIN2は、通常動作時の電位差VIN1よりも小さい。尚、光信号とリセット信号との電位差VIN2は次式で表される。
VIN2=Vpdset−Vpsovf …(式4)
また、カラムアンプCAMPの出力CAOUTの光信号は電圧Vsovfとなり、リセット信号の電圧Vdsetに対する電位差VOUT2は次式で表される。
VOUT2=Gcamp×VIN2
=Vsovf−Vdset …(式5)
(式5)のリセット信号の電圧Vdsetは、通常動作時の(式2)のリセット信号の電圧Vdnormに比べて高いので、オーバーフロー時の光信号とリセット信号との電位差VOUT2は通常動作時の電位差VOUT1よりも小さくなってしまう。尚、オーバーフロー時の差動アンプDAMPの出力Voは(式3)と同様に次式で表される。
Vo=Ghout×VOUT2
=Ghout×(Vsovf−Vdset) …(式6)
このように、本来なら明るい被写体であるにも拘わらず、撮影画面上では暗く表示されてしまうことになり、極端な場合、太陽や輝度の高い照明などは黒く写ってしまう。
本実施形態では、このような問題を解決するために、図3に示すように、カラムアンプCAMPの入力側のコンデンサCinに入る垂直信号線VLINE(M)に第1クリップ回路CLP1(M)を設け、さらに、カラムアンプCAMPの出力に第2クリップ回路CLP2(M)を設けている。
次に、第1クリップ回路CLP1(M)と第2クリップ回路CLP2(M)について説明する。図5は、カラムアンプCAMPの前後に配置された第1クリップ回路CLP1(M)と第2クリップ回路CLP2(M)と、それぞれのクリップ電圧発生回路CLPL1およびCLPL2とを中心に描いたブロック図である。
第1クリップ回路CLP1(M)は、垂直信号線VLINE(M)の信号電圧をクリップするカスケード状に接続された2つのトランジスタTr6と、トランジスタTr7で構成され、各列のCLP1は、クリップ電圧発生回路CLPL1により駆動される。尚、トランジスタTr6のゲートにクリップ電圧を入力するクリップ電圧発生回路CLPL1とで構成される。尚、トランジスタTr6のドレインは電源VDDに接続される。
第2クリップ回路CLP2(M)は、カラムアンプCAMPの出力CAOUTの信号電圧をクリップするカスケード状に接続された2つのトランジスタTr8と、トランジスタTr9により構成され、各列のCLP2は、クリップ電圧発生回路CLPL2により駆動される。尚、トランジスタTr9はpチャネル型のトランジスタでドレインは負電源VSSに接続される。
また、トランジスタTr7のゲートおよびトランジスタTr8のゲートには、タイミング信号φDENBが入力され、クリップ電圧発生回路CLPL1にはクリップ電圧Vclipが、クリップ電圧発生回路CLPL2にはクリップ電圧Vdclipがそれぞれ入力されている。
次に、クリップ電圧発生回路CLPL1について、図6を用いて詳しく説明する。図6において、クリップ電圧発生回路CLPL1は各単位画素P(x,M)のリセット時の電圧をモニタするリセット電圧モニタ回路RVMONと、ブートストラップ回路BSRPと、サンプルホールド回路SPHLと、レベルシフト回路LVSF1とで構成される。
次に、リセット電圧モニタ回路RVMONの回路構成を図7に示す。リセット電圧モニタ回路RVMONは、単位画素Pと全く同じパターン及び構造のダミー回路で構成され、フォトダイオードPDに相当するダイオードD1と、転送用トランジスタTr1,増幅用トランジスタTr2,選択用トランジスタTr3,リセット用トランジスタTr4にそれぞれ相当する4つのトランジスタTr11,トランジスタTr12,トランジスタTr13,トランジスタTr10と、FD部に相当するコンデンサC1と、定電流源PW(M)に相当する定電流源PW1と、出力バッファAMP1とで構成される。リセット電圧モニタ回路RVMONは、各単位画素P(x,M)のFD部がリセットされた時に各垂直信号線VLINE(M)に読み出されるリセット電圧Vrstを代表する形で発生する。
次に、ブートストラップ回路BSRPについて、図8を用いて詳しく説明する。図8(a)において、ブートストラップ回路BSRPは、トランジスタなどで構成される3つのスイッチSW1〜SW3と、コンデンサC2と、出力バッファAMP2とで構成される。スイッチSW1は制御信号VCLIP_BSTによってオンオフされ、図7で説明したリセット電圧モニタ回路RVMONのリセット電圧Vrstを入力してコンデンサC2に保持する。スイッチSW2は、制御信号VCLIP_CGによってオンオフされ、外部から入力されるクリップ電圧Vclipを入力してコンデンサC2に保持する。スイッチSW3も、制御信号VCLIP_CGによってオンオフされ、コンデンサC2をグランド電位に接続する。つまり、制御信号VCLIP_CGによって、グランド電位を基準とするクリップ電圧VclipがコンデンサC2に保持される。コンデンサC2に保持された電圧は、スイッチSW1〜SW3の状態に応じて、出力バッファAMP2を介してサンプルホールド回路SPHLに出力される。つまり、GND電位を基準電位とするのではなく、リセット電圧Vrstを基準電位として、クリップ電圧Vclipを与えることができる。図8(b)に示すように、先ず制御信号VCLIP_CGがオンになると、コンデンサC2にグランド電位基準のクリップ電圧Vclipが保持され、次に制御信号VCLIP_CGがオフになって制御信号VCLIP_BSTがオンになると、リセット電圧Vrstを基準電位としてコンデンサC2に保持された電圧が出力バッファAMP2から出力される。尚、制御信号VCLIP_STRBは、サンプルホールド回路SPHLにホールドするタイミングを与える信号である。また、制御信号VCLIP_BST,制御信号VCLIP_CG,制御信号VCLIP_STRBの各制御信号は、垂直走査回路102のタイミング信号を基にして撮像装置101内で発生される。
サンプルホールド回路SPHLは図9のように構成され、スイッチSW4に制御信号VCLIP_STRBが入力されると、ブートストラップ回路BSRPの出力電圧をコンデンサC3に保持する。コンデンサC3に保持された電圧は、レベルシフト回路LVSF1に入力される。
レベルシフト回路LVSF1は、各垂直信号線VLINEの信号電圧のクリップを行うトランジスタTr6およびトランジスタTr7のダミー回路を構成するトランジスタTr14およびトランジスタTr15と、定電流源PW2と、オペアンプAMP3とで構成される。サンプルホールド回路SPHLのコンデンサC3に保持された電圧は、オペアンプAMP3の+入力端子に入力され、その電圧に応じて出力電圧Vdmy1をトランジスタTr6のゲートに出力する。この時、レベルシフト回路LVSF1はトランジスタTr6およびトランジスタTr7のダミー回路を構成するので、レベルシフト回路LVSF1の定電流源PW2に流れる電流Iclip1’と、トランジスタTr6およびトランジスタTr7に流れる電流Iclip1とは同じ電流値に設定する。
ここで、各垂直信号線VLINEの信号電圧をクリップする電圧をVclipとすると、実際にはトランジスタTr6のしきい値電圧Vtだけ高くした(Vclip+Vt)の電圧をトランジスタTr6のゲートに与えてやらなければならない。ところが、図9に示したレベルシフト回路LVSF1は、トランジスタTr6およびトランジスタTr7のダミー回路をトランジスタTr14およびトランジスタTr15で構成しているので、サンプルホールド回路SPHLのコンデンサC3の電圧よりも電圧Vt分だけ高い電圧Vdmy1が自動的にトランジスタTr6のゲートに出力される。このため、外部から与えるクリップ電圧Vclipは、電圧Vt降下分を考慮する必要がなくなる。一般的に、MOSトランジスタのVtは、ロット間やウェハ間でばらつくが、同一チップ内については、ばらつきは小さいため、ダミー回路によるVtキャンセルは有効である。
次に、第2クリップ回路CLP2(M)について、図10を用いて詳しく説明する。図10(a)において、第2クリップ回路CLP2(M)は、カラムアンプCAMPの出力CAOUTの信号電圧をクリップするカスケード状に接続された2つのトランジスタTr8と、トランジスタTr9とで構成され、各列のCLP2は、クリップ電圧発生回路CLPL2により駆動される。尚、トランジスタTr8のゲートには、タイミング信号φDENBが入力され、クリップ動作のオン/オフを制御する。また、トランジスタTr9はpチャネル型のトランジスタで、そのドレインは負電源VSSに接続され、クリップ電流Iclip2が流れる。
ここで、第2クリップ回路CLP2(M)のトランジスタTr9のドレインを図10(a)に示すように負電源VSSに接続しても構わないが、実際には図10(b)に示すようにカラムアンプCAMPのTail Nodeに接続するのが望ましい。Tail NodeはカラムアンプCAMPの定電流源で、カラムアンプCAMPでの電流とトランジスタTr8およびトランジスタTr9を流れるクリップ電流Iclip2とを同じカラムアンプCAMPの定電流源に流し込むことで、カラムアンプCAMPの接地線に流れ込む電流の振れが少なくなり、画像信号のS/N比を向上でき、クリップ発生時の消費電流も少なくすることができる。
次に、クリップ電圧発生回路CLPL2を構成するレベルシフト回路LVSF2について、図11を用いて詳しく説明する。図11(a)において、レベルシフト回路LVSF2は、図9に示した各第1クリップ回路CLP1(M)のレベルシフト回路LVSF1と同様の回路で構成される。レベルシフト回路LVSF2は、カラムアンプCAMPの出力CAOUTのクリップを行うトランジスタTr8およびトランジスタTr9のダミー回路を構成するトランジスタTr16と、トランジスタTr17と、定電流源PW3と、オペアンプAMP4とで構成される。オペアンプAMP4の+入力端子にはクリップ電圧Vdclipが入力され、その電圧に応じて出力電圧Vdmy2をトランジスタTr9のゲートに出力する。この時、レベルシフト回路LVSF2はトランジスタTr8およびトランジスタTr9のダミー回路を構成するので、レベルシフト回路LVSF2(M)の定電流源PW3に流れる電流Iclip2’は、トランジスタTr8およびトランジスタTr9に流れる電流Iclip2とは同じ電流値に設定する。尚、先に説明したように、トランジスタTr8およびトランジスタTr9に流れる電流Iclip2は、カラムアンプCAMPのTail Nodeに接続され、カラムアンプCAMPの定電流源に流れる。
ここで、カラムアンプCAMPの等価回路例について、図11(b)を用いて説明する。図11(b)はダブルカスケード差動アンプの等価回路で、トランジスタTr18とトランジスタTr19のカスケードペアと、トランジスタTr22とトランジスタTr23のカスケードペアとで負荷側の低電圧カレントミラー回路を構成する。同様に、トランジスタTr20とトランジスタTr21のカスケードペアと、トランジスタTr24とトランジスタTr25のカスケードペアとで差動入力側の低電圧カレントミラー回路を構成する。差動入力側のカスケードペアは、電流源のトランジスタTr26を介してGNDに接続される。また、トランジスタTr19とトランジスタTr23のゲートにはバイアスBIAS1を、トランジスタTr20とトランジスタTr24のゲートにはバイアスBIAS2を、トランジスタTr26のゲートにはバイアスBIAS3をそれぞれ与えている。カラムアンプCAMPの電流源を構成するトランジスタTr26には一定電流が流れるようになっているので、図11(a)のトランジスタTr9のドレインをカラムアンプCAMPのTail Node端子を介して電流源のトランジスタTr26に接続することにより、カラムアンプCAMPの動作電流と、第2クリップ回路CLP2(M)のクリップ電流Iclip2とを総合して一定の電流に保つことができる。
次に、図3において、第1クリップ回路CLP1(M)および第2クリップ回路CLP2(M)を動作させた時のタイミングチャートおよび信号電圧の変化について図12を用いて説明する。尚、図4のタイミングチャートと同じ符号のものは同じものを示す。図4のタイミングチャートと異なるのは、第1クリップ回路CLP1(M)および第2クリップ回路CLP2(M)のクリップ動作を制御するタイミング信号φDENBが追加されていることである。また、括弧203で示したのがオーバーフロー時の垂直信号線VLINE(M)とカラムアンプCAMPの出力CAOUTの信号電圧の変化で、特に比較し易いように、図4の括弧202で示したオーバーフロー時の電圧の変化を点線で描いてある。尚、高輝度な被写体が無い場合の通常動作時の信号電圧の変化は、図4の場合と同じである。
タイミングT2の時点までは、カラムアンプCAMPの出力CAOUTの信号電圧は、図4の括弧202で示したオーバーフロー時の電圧の変化と全く同じである。ところが、タイミングT2の時点で、第1クリップ回路CLP1(M)および第2クリップ回路CLP2(M)のクリップ動作を制御するタイミング信号φDENBがオンになり、カラムアンプCAMPの出力CAOUTの信号電圧がVdclipを超えると、第2クリップ回路CLP2(M)が働いて出力CAOUTの信号電圧がVdclipに固定される。
一方、タイミングT9の時点では、垂直信号線VLINE(M)の信号電圧は、図4の括弧202で示したオーバーフロー時の電圧の変化と全く同じである。ところが、タイミングT9の時点で、垂直信号線VLINE(M)の信号電圧がVclipを超えると、第1クリップ回路CLP1(M)が働いて垂直信号線VLINE(M)の信号電圧がVclipに固定される。
次のタイミングT3の時点では、図4の括弧202で示したオーバーフロー時と同様に、カラムアンプCAMPの出力CAOUTの信号電圧は、カラムアンプCAMPの+入力端子に与えられる参照電圧Vrefにリセットされる。
次のタイミングT4の時点で、図4の括弧202で示したオーバーフロー時の場合には、カラムアンプCAMPの出力CAOUTの信号電圧は上昇し始めるが、第1クリップ回路CLP1(M)が働いているためタイミングT4の時点でも垂直信号線VLINE(M)の信号電圧がVclipに固定されているので、カラムアンプCAMPの出力CAOUTの信号電圧はVrefのまま変わらない。
次のタイミングT5の時点でも同様に、垂直信号線VLINE(M)の信号電圧およびカラムアンプCAMPの出力CAOUTの信号電圧は変わらない。
次のタイミングT6の時点で、第1クリップ回路CLP1(M)および第2クリップ回路CLP2(M)のクリップ動作を制御するタイミング信号φDENBがオフになる。また、タイミング信号φTX(n)がオンになり、フォトダイオードPDに蓄積されている電荷はFD部に転送され始め、垂直信号線VLINE(M)の信号電圧は光信号の読み出しが終了するタイミングT7まで光信号の大きさに応じて上昇する。これに応じて、反転増幅器のカラムアンプCAMPの出力CAOUTの信号電圧も上昇する。
次のタイミングT7の時点で、フォトダイオードPDに蓄積されている電荷のFD部への転送が終了する。
次のタイミングT8の時点で、タイミング信号φTSがオフになり、光信号蓄積用のコンデンサCtsへの充電が終了する。この時点で、垂直信号線VLINE(M)の信号電圧は図4と同じVpsovfになる。しかし、図4の括弧202で示したオーバーフロー時とは異なり、垂直信号線VLINE(M)の光信号は電圧Vpsovfで同じであるが、第1クリップ回路CLP1(M)の働きによって、リセット信号は第1クリップ回路CLP1(M)のクリップ電圧Vclip(Vpdovf)に抑えられている。この時の光信号とリセット信号との電位差VIN3は次式で表される。
VIN3=Vclip−Vpsovf …(式7)
同様に、カラムアンプCAMPの出力CAOUTの光信号の電圧は図4と同じVsvofであるが、図4の括弧202で示したオーバーフロー時とは異なり、第1クリップ回路CLP1(M)の働きによって、リセット信号の電圧Vdset3が電圧Vrefと同じ値に抑えられている。この結果、電圧Vsovfと電圧Vdset3との電位差VOUT3は、図4の括弧202で示したオーバーフロー時の電位差VOUT2よりも大きく、括弧201で示した通常動作時の電位差VOUT1に等しくなる。この時のカラムアンプCAMPの出力CAOUTの光信号とリセット信号との電位差VOUT3は次式で表される。
VOUT3=Gcamp×VIN3
=Vsovf−Vdset3 …(式8)
(式8)において、Vdset3=Vrefなので、
VOUT3=VOUT1 となる。尚、この時の差動アンプDAMPの出力Voは(式3)と同様に次式で表される。
Vo=Ghout×VOUT3
=Ghout×(Vsovf−Vdset3)
=Ghout×(Vsovf−Vref)
=Ghout×VOUT1 …(式9)
このように、第1クリップ回路CLP1(M)の働きによって、(式9)は通常動作時の差動アンプDAMPの出力Vo(式3)と同じになり、フォトダイオードPDの電荷がFD部にオーバーフローした場合でも、被写体の明るい部分は明るく、暗い部分は暗く撮影することができる。尚、第1クリップ回路CLP1(M)のクリップ電圧Vclipは予め設定され、撮像装置101の外部から与えられる。
次に、カラムアンプCAMPのゲインが高倍率の場合について図13を用いて説明する。カラムアンプCAMPのゲインが高倍率の場合、垂直信号線VLINEで扱う信号レンジは、通常0.1〜0.5V以下の比較的小振幅の信号となる。そのため、このような撮影環境下で発生するオーバーフローのレベルも比較的小レベルとなる可能性がある。
また、第1クリップ回路CLP1(M)のクリップ電圧の精度は、MOSトランジスタの弱反転領域の影響や素子内Vtバラツキを考慮すると、上記信号レベルの極く近傍に設定することが難しい。
尚、カラムアンプCAMP入力側の第1クリップ回路CLP1(M)のクリップ電圧Vclipは、垂直信号線VLINEで扱う信号レンジが小振幅の信号であるため、誤動作を防止するために高めに設定される。これに対して、カラムアンプCAMP出力側の第2クリップ回路CLP2(M)のクリップ電圧Vdclipは、カラムアンプCAMP入力側入力側よりも大振幅の信号となるためクリップ電圧の制御が行い易く、低めに設定される。このため、カラムアンプCAMP出力側の第2クリップ回路CLP2(M)は、カラムアンプCAMP入力側の第1クリップ回路CLP1(M)よりも先に動作する。
従って、この条件下でのカラムアンプCAMP入力側での効果的な信号クリップは困難であり、以下に説明するように、カラムアンプCAMP出力側での信号クリップが重要となる。
以下、図12のタイミングチャートと同じ符号のものは同じものを示す。図12のタイミングチャートと異なるのは、垂直信号線VLINE(M)の信号電圧がタイミングT11まで第1クリップ回路CLP1(M)のクリップ電圧Vclipを超えないことと、カラムアンプCAMPが高倍率のため垂直信号線VLINE(M)の信号電圧が相対的に小さくなっていることである。カラムアンプCAMPのゲインが高倍率の場合は、第1クリップ回路CLP1(M)が動作していないタイミングT4からタイミングT11の間において、出力CAOUTの信号電圧が第2クリップ回路CLP2(M)のクリップ電圧Vdclipを超えてしまう。このためタイミングT10の時点で、第2クリップ回路CLP2(M)のクリップ電圧Vdclipを超えて、カラムアンプCAMPの出力CAOUTがVdclipに固定される。
最終的にタイミングT8の時点での垂直信号線VLINE(M)の光信号とリセット信号との電位差VIN4は(式7)のVIN3と同様に次式で表される。
VIN4=Vclip−Vpsovf …(式10)
(=VIN3)
また、カラムアンプCAMPの出力CAOUTの信号電圧は図12と同じVsovfになるが、図4の括弧202で示したオーバーフロー時とは異なり、第2クリップ回路CLP2(M)の効果によって、リセット信号の電圧Vdset4はクリップ電圧Vdclipに抑えられているので、電圧Vsovfと電圧Vdset4との電位差VOUT4は、図4の括弧202で示したオーバーフロー時の電位差VOUT2よりも大きく保つことができる。この時のカラムアンプCAMPの出力CAOUTの光信号とリセット信号との電位差VOUT4は次式で表される。
VOUT4=Vsovf−Vdset4
=Vsovf−Vdclip …(式11)
この時の差動アンプDAMPの出力Voは(式3)と同様に次式で表される。
Vo=Ghout×VOUT4
=Ghout×(Vsovf−Vdclip) …(式12)
尚、第2クリップ回路CLP2(M)のクリップ電圧Vdclipは、差動アンプDAMPの出力電圧Voの白レベルが確保できる程度の値に設定すればよい。また、クリップ電圧Vdclipは、第1クリップ回路CLP1(M)のクリップ電圧Vclipと同様に予め設定され、撮像装置101の外部から与えられる。
このように、カラムアンプCAMPのゲインが高倍率の場合でも、第2クリップ回路CLP2(M)の動作によって、カラムアンプCAMPの出力CAOUTの光信号とリセット信号との電位差を大きく保つことができ、太陽や輝度の高い照明などの階調の逆転現象を防ぐことができるため、現実に近い状態で表示および撮影することができる。
ここで、上記の説明では、カラムアンプCAMPのゲインが高倍率の場合について説明したが、カラムアンプCAMPのゲインが固定であっても、入射する光量が強い部分が黒く撮影されてしまうという同様の問題が生じる。このようなカラムアンプCAMPのゲインが固定の場合であっても、本実施形態に係る撮像装置101は、入射する光量が強い部分が黒く撮影される問題を回避することができる。次に、カラムアンプCAMPのゲインが固定で、入射する光量がやや強い場合や強い場合の撮像装置101の動作について説明する。
図14は、カラムアンプCAMPのゲインが固定で撮像装置101に入射する光量がやや強い場合の垂直信号線VLINE(M)の信号電圧の変化およびカラムアンプCAMPの出力CAOUTの信号電圧の変化を描いたものである。尚、図14において、図4,図12,図13で説明した各タイミング信号φRES(n),φTX(n),φSEL(n),φCARST,φTD,φTS,φDENBは同じものである。また、図14に示した各タイミングT0からT8も、図4,図12,図13で説明した各タイミングT0からT8と同じタイミング位置を示している。また、フォトダイオードPDの電荷がFD部にオーバーフローしない場合の通常動作時の信号波形は、図4に示した通常動作時201と同じである。
図14において、電荷のオーバーフローがある場合で、第1クリップ回路CLP1(M)または第2クリップ回路CLP2(M)が動作しない従来の場合の垂直信号線VLINE(M)の信号電圧の変化およびカラムアンプCAMPの出力CAOUTの信号電圧の変化は、クリップ回路無205のようになる。クリップ回路無205の垂直信号線VLINE(M)の信号電圧は、入射するやや強い光によってフォトダイオードPDの電荷がFD部にオーバーフローするため、光信号を読み出すタイミングT6にかけて次第に増加していく。一方、カラムアンプCAMPの出力CAOUTの信号電圧も垂直信号線VLINE(M)から出力されるタイミングT1から増加し始める。一旦、タイミングT3からタイミングT4にかけてのカラムリセット期間でカラムアンプCAMPがリセットされて出力CAOUTはゼロになるが、タイミングT4からタイミングT5にかけてのダーク信号の読み出し期間において再び増加し、ダーク信号がコンデンサCtdにラッチされるタイミングT5の時点で、出力CAOUTはほぼ飽和状態の出力電圧Vadになっている。この後、タイミングT6からタイミングT8にかけての光信号の読み出し期間において、光信号の出力電圧Vadは殆ど変化せず、光信号がコンデンサCtsにラッチされるタイミングT8の時点でも、出力CAOUTはほぼ飽和状態の電圧Vasになっている。この結果、コンデンサCtdにラッチされたダーク信号電圧(Vad)とコンデンサCtsにラッチされた光信号電圧(Vas)との間の電位差がなくなってしまう。つまり、図3において、コンデンサCtdにラッチされたダーク信号VdarkとコンデンサCtsにラッチされた光信号Vsignalとの電位差がほぼゼロになってしまい、水平出力回路103および差動アンプDAMPを介して撮像装置101から出力される画像信号は黒レベルとなる。
これに対して、本実施形態に係る撮像装置101の第1クリップ回路CLP1(M)と第2クリップ回路CLP2(M)が動作する場合は、垂直信号線VLINE(M)の信号電圧の変化およびカラムアンプCAMPの出力CAOUTの信号電圧の変化は、図14のクリップ回路有206のようになる。クリップ回路有206の垂直信号線VLINE(M)の信号電圧は、入射するやや強い光によってフォトダイオードPDの電荷がFD部にオーバーフローするため、光信号を読み出すタイミングT6にかけて次第に増加していく。そして、ダーク信号をラッチするタイミングT5の少し手前のタイミングT13で第1クリップ回路CLP1(M)が働き、第1クリップ回路CLP1(M)は、その動作がオフするタイミングT6までクリップ電圧Vclipに保持する。一方、カラムアンプCAMPの出力CAOUTの信号電圧は、タイミングT4のカラムリセットが終了する時点までクリップ回路無205と同じである。そして、タイミングT4からタイミングT5にかけてのダーク信号の読み出し期間の途中のタイミングT12で第2クリップ回路CLP2(M)が働き、第2クリップ回路CLP2(M)は、その動作がオフするタイミングT6までクリップ電圧Vdclipに保持する。この結果、コンデンサCtdにラッチされたダーク信号電圧(Vbd)とコンデンサCtsにラッチされた光信号電圧(Vbs)との間に電位差VOUT6が確保される。つまり、図3において、コンデンサCtdにラッチされたダーク信号VdarkとコンデンサCtsにラッチされた光信号Vsignalとの間に電位差VOUT6が得られ、水平出力回路103および差動アンプDAMPを介して撮像装置101から出力される画像信号は黒レベルにはならない。
ここで、先に述べたように、カラムアンプCAMP出力側の第2クリップ回路CLP2(M)は、カラムアンプCAMP入力側の第1クリップ回路CLP1(M)よりも先に動作するので、もし第1クリップ回路CLP1(M)しかない場合は、図14のタイミングT12からタイミングT13にかけてカラムアンプCAMPの出力CAOUTは飽和状態は高くなり、第1クリップ回路CLP1(M)が働くタイミングT13の時点で出力CAOUTがクリップされるため、ダーク信号がコンデンサCtdにラッチされるタイミングT5時点でのダーク信号電圧(Vbd)が高くなり、タイミングT8でコンデンサCtsにラッチされる光信号電圧(Vbs)との間の電位差VOUT6が小さくなってしまう。
このように、本実施形態に係る撮像装置101は、やや強い光量の光が入射した場合でも、第2クリップ回路CLP2(M)の働きによって、明るい画像が黒く出力されてしまうことを防止することができる。
次に、さらに強い光量の光が入射した場合の撮像装置101の動作について説明する。
図15は、カラムアンプCAMPのゲインが固定で撮像装置101に入射する光量が強い場合の垂直信号線VLINE(M)の信号電圧の変化およびカラムアンプCAMPの出力CAOUTの信号電圧の変化を描いたものである。尚、図15において、図4,図12,図13で説明した各タイミング信号φRES(n),φTX(n),φSEL(n),φCARST,φTD,φTS,φDENBは同じものである。また、図15に示した各タイミングT0からT8も、図4,図12,図13で説明した各タイミングT0からT8と同じタイミング位置を示している。また、フォトダイオードPDの電荷がFD部にオーバーフローしない場合の通常動作時の信号波形は、図4に示した通常動作時201と同じである。
図15において、電荷のオーバーフローがある場合で、第1クリップ回路CLP1(M)または第2クリップ回路CLP2(M)が動作しない従来の場合の垂直信号線VLINE(M)の信号電圧の変化およびカラムアンプCAMPの出力CAOUTの信号電圧の変化は、クリップ回路無207のようになる。クリップ回路無207の垂直信号線VLINE(M)の信号電圧は、入射する強い光によってフォトダイオードPDの電荷がFD部にオーバーフローするため、光信号を読み出すタイミングT6にかけて増加していくが、カラムリセット終了後のタイミングT4からタイミングT5のダーク信号の読み出し途中でほぼ飽和してしまう。一方、カラムアンプCAMPの出力CAOUTの信号電圧も垂直信号線VLINE(M)から出力されるタイミングT1から急激に増加し始め、一旦、タイミングT3からタイミングT4にかけてのカラムリセット期間でカラムアンプCAMPがリセットされて出力CAOUTはゼロになるが、タイミングT4からタイミングT5にかけてのダーク信号の読み出し期間において再び増加し、ダーク信号がコンデンサCtdにラッチされるタイミングT5の時点の出力CAOUTは、VLINE(M)の電圧変化分Vaによる出力電圧Vcdとなり、この電圧VcdがコンデンサCtdにラッチされる。この後、タイミングT6からタイミングT8にかけての光信号の読み出し期間において、VLINE(M)の電圧は飽和状態にあるため、光信号の出力電圧は、ダーク信号電圧Vadから殆ど変化せず、光信号がコンデンサCtsにラッチされるタイミングT8の時点でも、出力CAOUTはダーク信号電圧Vadとほぼ同じ電圧の光信号電圧Vcsになる。この結果、コンデンサCtdにラッチされたダーク信号電圧(Vcd)とコンデンサCtsにラッチされた光信号電圧(Vcs)との間の電位差がなくなってしまう。つまり、図3において、コンデンサCtdにラッチされたダーク信号VdarkとコンデンサCtsにラッチされた光信号Vsignalとの電位差がほぼゼロになってしまい、水平出力回路103および差動アンプDAMPを介して撮像装置101から出力される画像信号は黒レベルとなる。
これに対して、本実施形態に係る撮像装置101の第1クリップ回路CLP1(M)と第2クリップ回路CLP2(M)が動作する場合は、垂直信号線VLINE(M)の信号電圧の変化およびカラムアンプCAMPの出力CAOUTの信号電圧の変化は、図15のクリップ回路有208のようになる。クリップ回路有208の垂直信号線VLINE(M)の信号電圧は、入射する強い光によってフォトダイオードPDの電荷がFD部にオーバーフローするため、カラムリセットを開始するタイミングT3にかけて増加していき、途中のタイミングT15で第1クリップ回路CLP1(M)が働く。そして、第1クリップ回路CLP1(M)は、その動作がオフするタイミングT6までクリップ電圧Vclipに保持する。一方、カラムアンプCAMPの出力CAOUTの信号電圧は、タイミングT1から急激に増加し、タイミングT14で第2クリップ回路CLP2(M)が働く。そして、第2クリップ回路CLP2(M)は、カラムリセットされるタイミングT3までクリップ電圧Vdclipに保持する。さらに、カラムリセットが終了するタイミングT4からタイミングT6にかけても、第1クリップ回路CLP1(M)は、直信号線VLINE(M)の信号電圧をクリップ電圧Vclipに保持しているので、カラムアンプCAMPの出力CAOUTは、カラムリセットされたままの電圧を保持し、タイミングT5でダーク信号電圧VddとしてコンデンサCtdにラッチされる。その後、タイミングT6で第1クリップ回路CLP1(M)と第2クリップ回路CLP2(M)の動作がオフになり、垂直信号線VLINE(M)の信号電圧が増加し始め、これに応じてカラムアンプCAMPの出力CAOUTも増加していく。そして、タイミングT8時点でのカラムアンプCAMPの出力CAOUTの電圧Vdsが光信号電圧としてコンデンサCtsにラッチされる。この結果、コンデンサCtdにラッチされたダーク信号電圧(Vdd)とコンデンサCtsにラッチされた光信号電圧(Vds)との間に電位差VOUT7が確保される。つまり、図3において、コンデンサCtdにラッチされたダーク信号VdarkとコンデンサCtsにラッチされた光信号Vsignalとの間に電位差VOUT7が得られ、水平出力回路103および差動アンプDAMPを介して撮像装置101から出力される画像信号は黒レベルにはならない。
このように、本実施形態に係る撮像装置101は、強い光量の光が入射した場合でも、第1クリップ回路CLP1(M)の働きによって、明るい画像が黒く出力されてしまうことを防止することができる。尚、さらに強い光量の光が入射した場合は、図15のクリップ回路無207において、垂直信号線VLINE(M)の信号電圧はさらに急激に変化するため、タイミングT4よりも早く飽和することになり、カラムリセット後の電圧変化Vaはほぼゼロになる。この結果、カラムアンプCAMPの出力CAOUTのダーク信号電圧Vcdや光信号電圧Vcsもほぼゼロに張り付いたままになる。このような場合でも、本実施形態に係る撮像装置101は、図15のクリップ回路有208において、第2クリップ回路CLP2(M)が動作するタイミングT14と、第1クリップ回路CLP1(M)が動作するタイミングT15との動作タイミングが早くなるだけで、図15のクリップ回路有208と同様に動作する。この結果、本実施形態に係る撮像装置101は、さらに強い光量の光が入射した場合でも、第1クリップ回路CLP1(M)の働きによって、明るい画像が黒く出力されてしまうことを防止することができる。
ここで、本実施形態に係る撮像装置101の効果について、図16を用いて説明する。図16は、従来の撮像装置に入射する光量と画像信号の出力レベルとの関係を示した図である。図16において、横軸は光量を示し紙面右側に向かって光量が大きくなる。また、縦軸は出力レベルを示し、黒レベルから白レベルまで光量に応じて変化する。例えば、撮像装置は、入射する光の光量がゼロの場合は黒レベルを出力し、光量が大きくなる(強くなる)に従って明るくなり、さらに光量が大きくなっていくと白レベルで飽和する。ここまでは通常動作時の光量と出力レベルとの関係であるが、さらに強い光が入射してフォトダイオードPDの電荷がFD部にオーバーフローすると、白レベルと黒レベルとが逆転する白黒逆転領域となり、実際には明るい画像で白く撮影されなければならないにも拘わらず、グレーや黒で撮影されてしまう。そして、さらに非常に強い光量の光が入射した場合は、第1クリップ回路が無いなら黒い画像が出力されるが、図15で説明したように、第1クリップ回路CLP1(M)があれば、従来の撮像装置においても、それを防止することができる。しかしながら、従来の撮像装置は、図14で説明したように、やや強い光量の光が入射した場合(図の白黒逆転領域)は、第1クリップ回路CLP1(M)しか有しておらず、黒化の防止が不十分である。一方、本発明の撮像装置101は、第2クリップ回路CLP2(M)を有しているので、白黒逆転領域においても明るい画像がグレーや黒に出力されてしまうことを防止することができる。
このように、本実施形態に係る撮像装置101は、第1クリップ回路CLP1(M)と第2クリップ回路CLP2(M)との2つのクリップ回路を有することによって、図16の非常に強い光量の光が入射した場合だけでなく、第1クリップ回路CLP1のクリップレベルに届かないレベルの電荷オーバーフローでも問題となるカラムアンプの高ゲイン時や白黒逆転領域におけるやや強い光量の光が入射した場合においても、明るい画像がグレーや黒に出力されてしまうことを防止することができる。
以上、説明してきたように、本実施形態に係る撮像装置101は、デジタルカメラに搭載した時の動画やライブビュー表示において、太陽など高輝度の被写体が含まれている場合でも、所定電圧外の信号をクリップするので、高品質なライブビューと高画質な動画を実現することができる。また、垂直信号線VLINEのクリップ電圧は、リセット電圧Vrstを基準に発生させることができるため、リセット電圧のばらつきの影響を回避できると共に、クリップ用MOS型トランジスタのしきい値電圧(Vt)をキャンセルする補償回路(ダミー回路)を用いてクリップ電圧を発生させるので、印加されるクリップ電圧がクリップ回路の素子のばらつきに影響されなくなり、デバイス毎に適正値に調整する作業も不要にできる。さらに、クリップ回路の電流源をカラムアンプの電流源と共通化することにより、電流変動によるカラムアンプ接地電位変動に基因する画像のS/N比の劣化を防止し、且つ消費電流を少なくすることができる。

Claims (4)

  1. 2次元(マトリクス)状に配置され、光を電気信号に変換する光電変換部を有する単位画素と、
    複数の前記単位画素と列方向に接続され、前記単位画素から、光情報を含む光信号とノイズ成分を含むリセット信号とを受け取る複数の垂直信号線と、
    前記垂直信号線に読み出された前記光信号および前記リセット信号を増幅するカラムアンプと、
    前記カラムアンプで増幅された前記光信号および前記リセット信号をそれぞれ保持する保持部とを有する撮像装置であって、
    前記垂直信号線と前記カラムアンプとの間に配置され、所定電圧外の信号をクリップする第1のクリップ駆動回路と、
    前記第1のクリップ駆動回路に、クリップ電圧を与える第1のクリップ電圧発生回路と、
    前記カラムアンプと前記保持部との間に配置され、所定電圧外の信号をクリップする第2のクリップ駆動回路と、
    前記第2のクリップ駆動回路に、クリップ電圧を与える第2のクリップ電圧発生回路と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1記載の撮像装置において、
    前記第1のクリップ電圧発生回路は、前記第1のクリップ駆動回路と同サイズで同バイアスのダミー回路を有し、前記第1のクリップ駆動回路を構成するクリップ用MOS型トランジスタのゲートソース間電圧をキャンセルしたクリップ電圧を発生し、
    前記第2のクリップ電圧発生回路は、前記第2のクリップ駆動回路と同サイズで同バイアスのダミー回路を有し、前記第2のクリップ駆動回路を構成するクリップ用MOS型トランジスタのゲートソース間電圧をキャンセルしたクリップ電圧を発生する
    ことを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項2に記載の撮像装置において、
    前記第1のクリップ電圧発生回路および前記第2のクリップ電圧発生回路は、前記リセット信号のレベルを基準に前記クリップ電圧を発生する
    ことを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記カラムアンプは、定電流源を有する差動アンプで構成され、
    前記第2のクリップ駆動回路を構成する前記クリップ用MOS型トランジスタのドレインを前記差動アンプの前記定電流源に接続する
    ことを特徴とする撮像装置。
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