JP2006238283A - Mos型固体撮像装置 - Google Patents

Mos型固体撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006238283A
JP2006238283A JP2005052844A JP2005052844A JP2006238283A JP 2006238283 A JP2006238283 A JP 2006238283A JP 2005052844 A JP2005052844 A JP 2005052844A JP 2005052844 A JP2005052844 A JP 2005052844A JP 2006238283 A JP2006238283 A JP 2006238283A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
voltage
state imaging
imaging device
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005052844A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadashige Sugiura
貞重 杉浦
Masayuki Matsunaga
誠之 松長
Ryohei Miyagawa
良平 宮川
Atsushi Ueda
敦 植田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2005052844A priority Critical patent/JP2006238283A/ja
Publication of JP2006238283A publication Critical patent/JP2006238283A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
    • H04N25/62Detection or reduction of noise due to excess charges produced by the exposure, e.g. smear, blooming, ghost image, crosstalk or leakage between pixels
    • H04N25/627Detection or reduction of inverted contrast or eclipsing effects

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

【課題】MOS型固体撮像装置の黒つぶれ抑圧回路を構成するトランジスタのVtが設計値から変動した場合にも安定した動作を確保できるMOS型固体撮像装置を提供する。
【解決手段】画素信号をクランプするクランプ容量9と並列にバイパストランジスタ10が設けられており、高輝度情報時には、画素からの過飽和電荷をバイパストランジスタ10のポテンシャルを超えて出力信号線に移動させる。バイパストランジスタ10のゲート信号はバイアス回路13から入力される。バイアス回路13は、リセットトランジスタ3と同じデプレッション型トランジスタ11と、バイパストランジスタ10と同じトランジスタ12とを直列に接続して構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、光を入射して光電変換する単位セルが、半導体基板上に1次元又は2次元に配置しているMOS型固体撮像装置に関し、特に、強い光を照射した時に画面が黒つぶれる現象を防止するための技術に関する。
近年、家庭用ビデオカメラやデジタルスチルカメラなど、MOS型固体撮像装置を用いた撮像機器が普及している。これらの撮像機器に用いられるMOS型固体撮像装置は、雑音が低い等の優れた特徴がある反面、強い光が入射したときに画面が黒つぶれするという問題がある。
従来のMOS型固体撮像装置は、この黒つぶれ現象を解決するために、単位セルから出力される光電変換信号の出力経路にあるクランプコンデンサをバイパスさせるトランジスタを装備し、黒つぶれ発生時の所定範囲外の電圧が発生した場合にバイパストランジスタを作動させて高輝度を示す輝度情報を出力する(例えば、特許文献1参照)。
以下、従来のMOS型撮像装置の回路構成について説明する。
図5に示した回路構成は、MOS型固体撮像装置を画素部6と信号処理部16とバイアス回路部13とに分けて示したものであり、画素部6は、光電変換素子1と転送トランジスタ2とリセットトランジスタ3及び増幅用トランジスタ5で構成される。信号処理回路部16は、サンプリングトランジスタ8とクランプ容量9とバイパストランジスタ10とサンプリング容量14及びクランプトランジスタ15で構成される。バイアス回路部13は、バイアストランジスタ11とバイアストランジスタ12から構成される。バイアス回路13からある一定の電圧がバイパストランジスタ10のゲートに供給した場合の黒つぶれ現象について以下に説明する。
図6は、上記のMOS型固体撮像装置における各制御パルスのタイミングを示す図で
ある。
図7(a)〜(d)、及び図8は、画像が暗くなったり、画像が黒つぶれするほどの強い光を入射したとき(以下、「高輝度時」という)の、各タイミングにおける画素回路6の領域毎のポテンシャル状態を示す図である。
ここで、図7に示した図は、それぞれ図6に示したa〜dのタイミングに対応し、図8はタイミングdにおいて図7(d)の場合よりも強い光を入射した時、又はタイミングdよりもさらに後のタイミングに対応し、何の対策も施さなければ黒つぶれが発生する状態を示す図である。
なお、高輝度時の中でもタイミングbにおいて、第1信号出力線の電荷がバイパストランジスタ10のポテンシャルを超えてしまう程ではない場合を第1輝度時とし、第1信号出力線の電荷がバイパストランジスタ10のポテンシャルを超えてしまう程である場合を第2高輝度時とする。
図9(a)は、第1高輝度時の、タイミングbにおける信号処理回路16中の領域毎のポテンシャルの状態を示す図である。
図9(b)は、第1高輝度時のタイミングb’における信号処理回路16中の領域毎のポテンシャルの状態を示す図である。
図9(c)は、第1高輝度時のタイミングdにおける信号処理回路16中の領域毎のポテンシャルの状態を示す図である。
図10(a)は、第2高輝度時のタイミングbにおける信号処理回路16中の領域毎のポテンシャルの状態を示す図である。
図10(b)は、第2高輝度時のタイミングb’における信号処理回路16中の領域毎のポテンシャルの状態を示す図である。
図10(c)は、第2高輝度時のタイミングdにおける信号処理回路16中の領域毎のポテンシャルの状態を示す図である。
ここで、図7〜図10の各図は、上半分が回路の概略を示し、下半分が上半分の回路の各位置に対応する領域毎のポテンシャルの状態を示している。
以下に、高輝度時の画素回路6中のポテンシャルの遷移、及び信号処理回路16中の領域毎のポテンシャルの遷移を図7(a)〜(d)、図8、図9(a)〜(c)、及び図10(a)〜(c)に沿って説明する。
図6に示したタイミングaにおいて、転送トランジスタ2がOFF、リセットトランジスタ3がONなので、通常時であれば光電変換素子1で生じた電荷はFD部4に遷移しないが、第1高輝度時及び第2高輝度時では、図7(a)に示すように、光電変換素子1で生じた電荷は転送トランジスタ2のポテンシャルを超えてしまいFD部4に移動し、同時にFD部4の電荷はVDD端子に移動する。
図6に示したタイミングbにおいて、リセットトランジスタ3がONからOFFになるが、図7(b)に示すように、引き続き光電変換素子1で生じた電荷は転送トランジスタ2のポテンシャルを超えてFD部4に移動するため、FD部4の電圧がVDDより低い電圧になってしまう。また、このとき、クランプトランジスタ15がONなので、第1高輝度時では、図9(a)に示すように第2信号出力線の電圧がVDDにリセットされ、第1信号出力線の電荷はバイパストランジスタ10のポテンシャルを超えず、第2高輝度時では、図10(a)に示すように、第2信号出力線の電圧がVDDにリセットされるが、同時に第1信号出力線の電荷がバイパストランジスタ10のポテンシャルを超えてしまい、第2信号出力線に移動する。
図6に示したタイミングb’において、クランプトランジスタ15がONからOFFになり、通常時であれば第2信号出力線の電圧がVDDにセットされた状態で、リセット電圧とVDDとの差分がクランプ容量9に保持されるが、第1高輝度時では、図9(b)に示すように通常時より小さいリセット電圧とVDDとの差分がクランプ容量9に保持され、第2高輝度時では図10(b)に示すように、第1信号出力線の電荷がバイパストランジスタ10のポテンシャルを超えて第2信号出力線に移動し、クランプ容量9には殆ど電圧の差分は保持されない。
なお、図6に示したタイミングbおよびb’において、第2高輝度時に、第1信号出力線の電荷がバイパストランジスタ10のポテンシャルを超えて第2信号出力線に移動し、クランプ容量9には殆ど電圧の差分は保持されないが、このような場合であっても出力結果は同じになるので、以後の動作が重要である。
図6に示したタイミングcにおいて、リセットトランジスタ3がOFFのまま、転送トランジスタ2がONになるので、図7(c)に示すように光電変換素子1で生じた電荷がFD部4に移動する。
図6に示したタイミングdにおいて、図7(d)に示すようにリセットトランジスタ3がOFFのままで、転送トランジスタ2がOFFになるので、光電変換素子1で生じた電荷がFD部4に読み出される。
ここで、FD部4の電圧が変化し、この変化後の電圧が増幅用トランジスタ5により増幅されるので、第1信号出力線の電圧が読み出し電圧に変化し、通常時であればリセット電圧とVDDとの差分がクランプ容量9に保持されているので、第2信号出力線の電圧が「VDD−第1信号出力線の電圧変化分相当」となり、この電圧が輝度情報として出力されるが、第1高輝度時及び第2高輝度時では、それぞれ図9(c)及び図10(c)に示すように、第1信号出力線の電荷がバイパストランジスタ10のポテンシャルを超えて第2信号出力線に移動し、第2出力信号線の電圧が「第1信号出力線の電圧相当」となるので高輝度を示す電圧となり、この電圧が輝度情報として出力される。
特開2004−312785号公報
しかしながら、従来のMOS型固体撮像装置のバイアス回路構成では、Vtの変動を補正することができなかった。これは、バイアス回路構成をバイパストランジスタ10と同じトランジスタを用いて構成しているためである。上記高輝度時の黒つぶれ抑圧動作で説明した通り、バイパストランジスタ10とリセットトランジスタ3が黒つぶれ抑圧機能を動作させるためには重要になる。
図11はリセットトランジスタ3のVtが変動した場合について示したものであり、図11(a)と図11(b)はリセットトランジスタ3のVtが高く変動した場合、図11(c)と図11(d)はリセットトランジスタ3のVtが低く変動した場合を示したものである。
図11(a)では、リセット動作時のポテンシャル状態であり、リセットトランジスタ3のVtが高い事からFD部4のリセットレベルが低くなる。
図11(b)では、リセットが解除時のポテンシャル状態であり、リセットレベルが低い分、信号レベルは大きく出力される。
図11(c)では、リセット時のポテンシャル状態であり、リセットトランジスタ3のVtが低い事からFD部4のリセットレベルが高くなる。
図11(d)では、リセット解除時のポテンシャル状態であり、リセットレベルが高い分、信号レベルは小さく出力される。
図12はバイパストランジスタ10のVtが変動した場合について示したものであり、図12(a)はバイパストランジスタ10のVtが高くばたついた場合、図12(b)はバイパストランジスタ10のVtが低く変動した場合を示したものである。
図12(a)では、バイパストランジスタ10のVtが高いため、ポテンシャルを超えて第2信号出力線に移動する電荷が少なくなる。
図12(b)では、バイパストランジスタ10のVtが低いため、ポテンシャルを超えて第2信号出力線に移動する電荷が多くなる。このことから、リセットトランジスタ3とバイパストランジスタ10の双方のVtが悪い組み合わせで変動した場合、図12(c)と図12(d)に示しているように、黒つぶれ抑圧機能が働いても飽和レベルが低下する、黒つぶれ抑圧機能が動作しないという問題が発生する。
本発明は、上記従来の問題点を解決するもので、MOS型固体撮像装置のリセットトランジスタ3とバイパストランジスタ10のVt変動をバイアス回路13で補正することにより、高輝度時の黒つぶれ機能が安定動作するMOS型固体撮像装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のMOS型固体撮像装置は、受光量に応じた輝度情報を出力するMOS型固体撮像装置であって、初期化時の光電変換部の出力電圧に対応するリセット電圧と、受光量に応じた光電変換部の出力電圧に対応するリード電圧とを出力する単位セルが、1次元、又は2次元状に複数個配列されている撮像手段と、前記単位セル毎に、前記リード電圧が所定の範囲の電圧である場合に、前記リセット電圧と当該リード電圧との差分を示す輝度情報を出力し、当該リード電圧が前記所定の範囲の電圧でない場合に、高輝度を示す輝度情報を出力する出力手段と、を備え、前記出力手段は、前記リード電圧が所定の範囲であれば非導通、所定の範囲でなければ導通するバイパストランジスタを少なくとも備え、前記バイパストランジスタを動作させるためのバイアス回路が異なる種類のトランジスタにより構成されることを特徴とする。
本発明の別のMOS型固体撮像装置は、受光量に応じた輝度情報を出力するMOS型固体撮像装置であって、初期化時の光電変換部の出力電圧に対応するリセット電圧と、受光量に応じた光電変換部の出力電圧に対応するリード電圧とを出力する単位セルが、1次元、又は2次元状に複数個配列されている撮像手段と、前記リード電圧が所定の範囲の電圧であれば入射光は高輝度ではないと判定し、前記リード電圧が所定の電圧でない場合には入射光は高輝度であると判定する判定手段と、前記判定手段によって入射光が高輝度でないと判定された場合は前記リセット電圧と当該リード電圧との差分を示す輝度情報を出力し、前記判定手段によって入射光が高輝度であると判定された場合は、高輝度を示す輝度情報を出力する出力手段と、を備え、前記判定手段は、前記リード電圧が所定の範囲であれば非導通、所定の範囲でなければ導通するバイパストランジスタと、前記バイパストランジスタによって充電される電荷を保持する判定容量と、前記判定容量の電圧を増幅する判定増幅回路と、前記判定増幅回路の出力が所定の範囲であれば非導通、所定の範囲でなければ導通するクリップトランジスタと、を少なくとも備え、前記バイパストランジスタを動作させるためのバイアス回路が異なる種類のトランジスタにより構成されることを特徴とする。
前記バイアス回路は一のトランジスタと他のトランジスタとにより構成され、前記一のトランジスタは、前記撮像手段におけるリセットトランジスタと同じで、前記他のトランジスタは、前記バイパストランジスタと同じであることが好ましい。
前記一のトランジスタと前記他のトランジスタとは直列に接続され、前記一のトランジスタは電源側に、前記他のトランジスタはGND側に配置されることが好ましい。
前記一のトランジスタのゲート入力をGNDに固定することが好ましい。
前記一のトランジスタのゲート入力に0から電源電圧までの任意の電圧を印加することが好ましい。
前記一のトランジスタのゲート入力をGNDに固定し、前記他のトランジスタと同じ構成のトランジスタのゲート入力にパルス状の信号を印加することが好ましい。
前記パルス状の電圧は、前記バイパストランジスタのゲート電圧が安定する期間以上保持され、前記出力手段におけるサンプリングトランジスタがONするよりも早く立ち下がることが好ましい。
前記一のトランジスタはデプレッション型トランジスタで、前記他のトランジスタはエンハンスメント型トランジスタであることが好ましい。
本発明に係るMOS型固体撮像装置の構成によれば、リセットトランジスタとバイパストランジスタのVt変動を補正し、黒つぶれ抑圧機能を安定して動作させることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施形態1)
図1は本発明の実施形態1におけるMOS型固体撮像装置の回路構成を示したものである。バイアス回路13の電源側のデプレッション型バイアストランジスタ11は、リセットトランジスタ3と同じトランジスタを用い、GND側のバイアストランジスタ12はバイパストランジスタ10と同じトランジスタを用いて構成している。
ここで、「同じ」トランジスタとは、同サイズかつ同性能となるように設計されたトランジスタ同士をいう。
この構成を用いることにより、リセットトランジスタ3のVtおよびバイパストランジスタ10のVtが、設計値から変動しても、バイパストランジスタ10のゲートには、リセットトランジスタ3とバイパストランジスタ10のVt変動を補正した電圧が、バイアス回路13から供給されることになり、具体的には次のように考えられる。
リセットトランジスタ3およびバイアストランジスタ11のVt変動をΔVt1、バイパストランジスタ10およびバイアストランジスタ12のVt変動をΔVt2とすると、
バイパストランジスタ10のドレイン側電位は、設定値に対してΔVt1だけずれ、ソース側、すなわち、サンプリング容量14側の電位は、さらにΔVt2ずれるため、結局、ΔVt1+ΔVt2だけずれる。
これに対して、バイパストランジスタ10のゲートに入力される電圧は、バイアストランジスタ11、12の接続点の電位であり、この電位は、設定値に対してバイアストランジスタ11、12のVt変動の総和分、すなわち、ΔVt1+ΔVt2だけずれる。
以上のように、本実施形態によれば、リセットトランジスタ3とバイパストランジスタ10とでVt変動が生じても補正が可能となり、Vt変動を補正した形で黒つぶれ機能を動作させることが可能となる。
図2は、本発明の実施形態1におけるMOS型固定撮像装置の別のバイアス回路構成を示したものである。図1のバイアス回路構成では、デプレッション型バイアストランジスタ11のゲートとVDDがつながっているため、バイパストランジスタ10のゲートに供給するバイアス電圧を高く設定することが困難である。
図2(a)に示した構成では、デプレッション型バイアストランジスタ11のゲート入力をGNDに固定している。こうすることにより、リセットトランジスタ3とバイアストランジスタ10のVt変動の補正が可能となるとともに、デプレッション型バイアストランジスタ11が完全にオンになる状態で作動させているため、バイアス電圧自体を高くすることができる。
図2(b)に示した構成では、デプレッション型バイアストランジスタ11のゲート入力にバイアス回路電源17から一定の電圧を供給している。黒つぶれ抑圧機能の動作は、バイパストランジスタ10のポテンシャルバリアを第1信号出力線の電荷が越えることにより実現している。そのため、バイパストランジスタ10のポテンシャルバリアの設定レベルにより、黒つぶれ抑圧機能のON/OFFレベルを設定することが可能であり、この設定は、バイアス電圧により決定する。バイアス電圧は、バイアス回路13のデプレッション型バイアストランジスタ11のゲート入力に供給するバイアス回路電源17により設定することができる。
こうすることにより、バイアス電圧を任意に設定するとともに、リセットトランジスタ3とバイパストランジスタ10のVt変動に連動したバイアス電圧をバイアス出力19に供給することが可能になる。この場合、デプレッション型バイアストランジスタ11のゲート入力に供給される電圧は0から電源電圧の範囲までである。
図2(c)に示した構成では、デプレッション型バイアストランジスタ11のゲート入力をGNDに固定し、バイアストランジスタ12のゲート入力に別途設けたバイアス回路(不図示)からのパルス18を入力している。
こうすることにより、高輝度時のみにバイアストランジスタ12をONさせることができ、図2(a)および図2(b)に示した回路に比べ、消費電力を削減することが可能になる。また、上記したVt補正およびバイアス電圧の高電圧化も実現できる。
この構成例についてさらに説明する。
図3は、本発明の実施形態1におけるMOS型固体撮像装置の各制御パルスタイミングを示したもので、図3(a)はタイミングを、図3(b)はバイアス回路のパルス幅を示した図である。
サンプリングトランジスタ8がHighに立ち上がるよりも前にバイアス回路パルス18はLowに立ち下げる必要がある(図3(a)、a点)。また、このバイアス回路パルス18のHigh期間のパルス幅Pwは、図3(b)に示すように、バイアス出力19の電位レベルが安定する期間以上必要である。
以上のように、バイアス回路パルス18を上記したタイミングにすることにより、図2(c)に示したバイアス回路は、低消費電力化と、リセットトランジスタ3とバイパストランジスタ10のVt変動に連動したバイアス電圧をバイアス出力19に供給することが可能となる。
(実施形態2)
図4は本発明の実施形態2におけるMOS型固体撮像装置の回路構成を示したものであり、信号出力をさらに増幅する構成となっている。
画素部6とサンプリングトランジスタ8の間に増幅器を挿入すれば、画素部6からの信号が増幅され、信号処理回路16で発生する雑音は増幅されず、増幅される雑音は画素部6から発生する雑音のみとなるため、MOS型固体撮像装置から出力する信号のS/N比を向上することが可能となる。
また、NMOSトランジスタを用いたMOS型撮像装置において増幅器を構成する場合、ダイナミックレンジの点から正転増幅器を構成する事が困難であり、インバータ型の反転増幅器を使用するのが有利である。
しかし、この場合、バイパストランジスタ26のソース電圧は強い光を入射したときの方が高くなり、バイパストランジスタ26を導通させることができず、高輝度を示す輝度情報を出力することが不可能になる。そこで、黒つぶれ抑圧回路によって、高輝度を示す輝度情報を適切に出力させるようにしている。以下、黒つぶれを抑圧するための信号処理回路16の構成について示す。
信号処理回路16は、高輝度判定回路33と、第2信号出力線と第3信号出力線との間に直列に接続されたサンプリングトランジスタ8及びクランプ容量9と、第3信号出力線とGNDとの間に直列に接続されたサンプリング容量14と、第3信号出力線と基準電圧端子との間に直列に接続されたクランプトランジスタ15と、第1信号出力線の電圧を増幅し第2信号出力線に出力する反転増幅器23と、反転増幅器をリセットし動作の基準電位を決定する反転増幅器リセットトランジスタ22と、第1信号出力線の交流成分のみを反転増幅器23に伝達する反転増幅器結合容量24で構成される。
ここで、高輝度判定回路33は、読み出し電圧が所定の範囲の電圧である場合には非導通、読み出し電圧が所定の範囲の電圧でない場合には導通するバイパストランジスタ26と、バイパストランジスタが充放電する電荷を保持する判定容量28と、判定容量の電圧を増幅する判定増幅器30と、判定増幅器30の出力が低電位(ここではGND)なら非導通、高電位なら導通し第3信号出力線にクリップ電圧を出力するクリップトランジスタ32と、判定容量の電圧を高電位(ここではVDD)に充電する判定容量初期化トランジスタ27と、第1信号出力線の電位をバイパストランジスタ26に伝達するバイパススイッチトランジスタ25と、判定容量28の電位を判定増幅器30に伝達、または遮断かつ判定増幅器30の入力を低電位(ここではGND)に固定する増幅器スイッチトランジスタ29と、判定増幅器30の出力をクリップトランジスタ32に伝達、または遮断かつクリップトランジスタ32のゲートを低電位(ここではGND)に固定するクリップスイッチトランジスタ31で構成される。
上記の構成により、高輝度判定回路33によって、読み出し電圧が所定の範囲の電圧である場合に、出力されるリセット電圧と読み出し電圧との差分を示す輝度情報を出力し、読み出し電圧が前記所定の範囲の電圧でない場合に、高輝度を示す輝度情報を出力することが可能になる。
図1に示した黒つぶれ抑圧回路では、第1信号出力線の信号を、バイパストランジスタ10を介して第2信号出力線にバイパスさせるという動作を行うが、本実施形態では、第1信号出力線の信号出力を判定して、第3信号線に高輝度情報を出力する。
しかし、高輝度を判定するバイパストランジスタ26の基本動作は同じであり、バイパストランジスタ26のゲートに入力するバイアス電圧を発生させるバイアス回路もまた、実施形態1と同じ構成である。
以上のように、本実施形態によれば、実施形態1に示した効果に加えて、出力する信号のS/N比を向上でき、高品質の画像を得ることができる。
本発明のMOS型固体撮像装置は、黒つぶれ抑制回路におけるトランジスタのVt変動を簡便な構成で補正できるため、黒つぶれを安定して抑制でき、高画質が得られるMOS型固体撮像装置として有用である。
本発明の実施形態1におけるMOS型固体撮像装置の回路構成を示した図 本発明の実施形態1におけるバイアス回路の構成を示したもので、(a)は電源側のデプレッション型トランジスタのゲートをGNDに固定する場合を示した図、(b)は電源側のデプレッション型トランジスタのゲートに一定電圧を供給した場合を示した図、(c)は電源側のデプレッション型トランジスタのゲートをGNDに固定し、GND側のトランジスタのゲートにパルスを供給した場合の構成を示した図 本発明の実施形態1におけるバイアス回路のGND側のトランジスタに供給するパルスのタイミングを示した図 本発明の実施形態2におけるMOS型固体撮像装置の信号出力を増幅した回路構成を示した図 従来のMOS型固体撮像装置の回路構成を示した図 従来のMOS型固体撮像装置の各制御パルスタイミングを示した図 (a)〜(d)は、高輝度時の各タイミングにおける画素回路部中の領域毎のポテンシャル状態を示した図 高輝度時の各タイミングにおける画素回路部中の領域毎のポテンシャル状態を示した図 (a)は、第1高輝度時の図6(b)のタイミングにおける信号処理回路部中の領域毎のポテンシャル状態を示した図、(b)は、第1高輝度時の図6(b’)のタイミングにおける信号処理回路部中の領域毎のポテンシャル状態を示した図、(c)は、第1高輝度時の図6(d)のタイミングにおける信号処理回路部中の領域毎のポテンシャル状態を示した図 (a)は、第2高輝度時の図6(b)のタイミングにおける信号処理回路部中の領域毎のポテンシャル状態を示した図、(b)は、第2高輝度時の図6(b’)のタイミングにおける信号処理回路部中の領域毎のポテンシャル状態を示した図、(c)は、第2高輝度時の図6(d)のタイミングにおける信号処理回路部中の領域毎のポテンシャル状態を示した図 (a)は、リセットトランジスタのVtが高く変動した場合のリセット時のポテンシャル状態を示した図、(b)は、リセット解除時のポテンシャル状態を示した図、(c)は、リセットトランジスタのVtが低く変動した場合のリセット時のポテンシャル状態を示した図、(d)は、リセット解除時のポテンシャル状態を示した図 (a)は、バイパストランジスタのVtが高く変動した場合のポテンシャル状態を示した図、(b)は、バイパストランジスタのVtが低く変動した場合のポテンシャル状態を示した図、(c)は、リセットトランジスタのVtが高く、バイパストランジスタのVtが低く変動した場合の現象と黒つぶれ動作の関係を示した図、(d)は、リセットトランジスタのVtが低く、バイパストランジスタのVtが高く変動した場合の現象と黒つぶれ動作の関係を示した図
符号の説明
1 光電変換素子
2 転送トランジスタ
3 リセットトランジスタ
4 FD部
5 増幅用トランジスタ
6 画素部回路
7 負荷用トランジスタ
8 サンプリングトランジスタ
9 クランプ容量
10 バイパストランジスタ
11 デプレッション型バイアストランジスタ
12 バイアストランジスタ
13 バイアス回路
14 サンプリング容量
15 クランプトランジスタ
16 信号処理回路
17 バイアス回路電源
18 バイアス回路パルス
19 バイアス出力
22 反転増幅器リセットトランジスタ
23 反転増幅器
24 反転増幅器結合容量
25 バイパススイッチトランジスタ
26 バイパストランジスタ
27 反転容量初期化トランジスタ
28 判定容量
29 増幅器スイッチトランジスタ
30 判定増幅器
31 クリップスイッチトランジスタ
32 クリップトランジスタ
33 高輝度判定回路

Claims (9)

  1. 受光量に応じた輝度情報を出力するMOS型固体撮像装置であって、
    初期化時の光電変換部の出力電圧に対応するリセット電圧と、受光量に応じた光電変換部の出力電圧に対応するリード電圧とを出力する単位セルが、1次元、又は2次元状に複数個配列されている撮像手段と、
    前記単位セル毎に、前記リード電圧が所定の範囲の電圧である場合に、前記リセット電圧と当該リード電圧との差分を示す輝度情報を出力し、当該リード電圧が前記所定の範囲
    の電圧でない場合に、高輝度を示す輝度情報を出力する出力手段と、を備え、
    前記出力手段は、前記リード電圧が所定の範囲であれば非導通、所定の範囲でなければ導通するバイパストランジスタを少なくとも備え、
    前記バイパストランジスタを動作させるためのバイアス回路が異なる種類のトランジスタにより構成されることを特徴とするMOS型固体撮像装置。
  2. 受光量に応じた輝度情報を出力するMOS型固体撮像装置であって、
    初期化時の光電変換部の出力電圧に対応するリセット電圧と、受光量に応じた光電変換部の出力電圧に対応するリード電圧とを出力する単位セルが、1次元、又は2次元状に複数個配列されている撮像手段と、
    前記リード電圧が所定の範囲の電圧であれば入射光は高輝度ではないと判定し、前記リード電圧が所定の電圧でない場合には入射光は高輝度であると判定する判定手段と、
    前記判定手段によって入射光が高輝度でないと判定された場合は前記リセット電圧と当該リード電圧との差分を示す輝度情報を出力し、前記判定手段によって入射光が高輝度であると判定された場合は、高輝度を示す輝度情報を出力する出力手段と、を備え、
    前記判定手段は、
    前記リード電圧が所定の範囲であれば非導通、所定の範囲でなければ導通するバイパストランジスタと、
    前記バイパストランジスタによって充電される電荷を保持する判定容量と、
    前記判定容量の電圧を増幅する判定増幅回路と、
    前記判定増幅回路の出力が所定の範囲であれば非導通、所定の範囲でなければ導通するクリップトランジスタと、を少なくとも備え、
    前記バイパストランジスタを動作させるためのバイアス回路が異なる種類のトランジスタにより構成されることを特徴とするMOS型固体撮像装置。
  3. 前記バイアス回路は一のトランジスタと他のトランジスタとにより構成され、
    前記一のトランジスタは、前記撮像手段におけるリセットトランジスタと同じで、
    前記他のトランジスタは、前記バイパストランジスタと同じであることを特徴とする請求項1または2記載のMOS型固体撮像装置。
  4. 前記一のトランジスタと前記他のトランジスタとは直列に接続され、
    前記一のトランジスタは電源側に、前記他のトランジスタはGND側に配置されることを特徴とする請求項3記載のMOS型固体撮像装置。
  5. 前記一のトランジスタのゲート入力をGNDに固定することを特徴とする請求項4記載のMOS型固体撮像装置。
  6. 前記一のトランジスタのゲート入力に0から電源電圧までの任意の電圧を印加することを特徴とする請求項4記載のMOS型固体撮像装置。
  7. 前記一のトランジスタのゲート入力をGNDに固定し、前記他のトランジスタと同じ構成のトランジスタのゲート入力にパルス状の信号を印加することを特徴とする請求項4記載のMOS型固体撮像装置。
  8. 前記パルス状の電圧は、前記バイパストランジスタのゲート電圧が安定する期間以上保持され、前記出力手段におけるサンプリングトランジスタがONするよりも早く立ち下がることを特徴とする請求項7記載のMOS型固体撮像装置。
  9. 前記一のトランジスタはデプレッション型トランジスタで、前記他のトランジスタはエンハンスメント型トランジスタであることを特徴とする請求項3ないし8のいずれかに記載のMOS型固体撮像装置。
JP2005052844A 2005-02-28 2005-02-28 Mos型固体撮像装置 Withdrawn JP2006238283A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005052844A JP2006238283A (ja) 2005-02-28 2005-02-28 Mos型固体撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005052844A JP2006238283A (ja) 2005-02-28 2005-02-28 Mos型固体撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006238283A true JP2006238283A (ja) 2006-09-07

Family

ID=37045413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005052844A Withdrawn JP2006238283A (ja) 2005-02-28 2005-02-28 Mos型固体撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006238283A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009047883A1 (ja) * 2007-10-09 2009-04-16 Nikon Corporation 撮像装置
WO2017179319A1 (ja) * 2016-04-15 2017-10-19 ソニー株式会社 固体撮像素子、電子機器、および、固体撮像素子の制御方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009047883A1 (ja) * 2007-10-09 2009-04-16 Nikon Corporation 撮像装置
US8134622B2 (en) 2007-10-09 2012-03-13 Nikon Corporation Imaging device
JP5251881B2 (ja) * 2007-10-09 2013-07-31 株式会社ニコン 撮像装置
WO2017179319A1 (ja) * 2016-04-15 2017-10-19 ソニー株式会社 固体撮像素子、電子機器、および、固体撮像素子の制御方法
JPWO2017179319A1 (ja) * 2016-04-15 2019-02-21 ソニー株式会社 固体撮像素子、電子機器、および、固体撮像素子の制御方法
US10348986B2 (en) 2016-04-15 2019-07-09 Sony Corporation Solid-state image sensor, electronic apparatus, and control method of solid-state image sensor
US10477125B2 (en) 2016-04-15 2019-11-12 Sony Corporation Solid-state image sensor, electronic apparatus, and control method of solid-state image sensor
US10645318B2 (en) 2016-04-15 2020-05-05 Sony Corporation Solid-state image sensor, electronic apparatus, and control method of solid-state image sensor
US10972689B2 (en) 2016-04-15 2021-04-06 Sony Corporation Solid-state image sensor, electronic apparatus, and control method of solid-state image sensor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4185949B2 (ja) 光電変換装置及び撮像装置
US8085330B2 (en) Image pickup apparatus
US8319869B2 (en) Solid-state imaging device
US10044953B2 (en) Solid-state imaging device, method for driving solid-state imaging device, and electronic apparatus
US8294798B2 (en) Solid-state imaging apparatus
JP2007006478A (ja) 画素単位の飽和防止機能を有するイメージセンサ
JP2010187317A (ja) 固体撮像装置及び撮像装置
EP2360912B1 (en) Solid-state image pickup apparatus and driving method therefor
US20100157120A1 (en) Image sensor with controllable transfer gate off state voltage levels
JP2008067344A (ja) 光電変換装置及びその制御方法並びに撮像装置
JP2009194569A (ja) 光電変換装置及び撮像システム
US10645327B2 (en) Solid-state imaging device, method for driving solid-state imaging device, and electronic apparatus
WO2010089838A1 (ja) 固体撮像装置及びカメラ
JP2001230974A (ja) 固体撮像装置及び撮像システム
JP2007082183A (ja) 固体撮像素子の駆動装置、画像入力装置および固体撮像素子の駆動方法
JP2018207488A (ja) 撮像装置
JP2007184928A (ja) Cmosイメージセンサ
JP2006314025A (ja) 撮像装置と撮像装置用の電源供給方法
JP2009218665A (ja) 固体撮像素子
JP4590458B2 (ja) 光電変換装置、撮像装置及び撮像システム
JP2006238283A (ja) Mos型固体撮像装置
JP7165873B2 (ja) 撮像処理回路、撮像システム、撮像処理方法及びプログラム
JP2012151692A (ja) 固体撮像装置及びこれを備えた撮像システム
JP6062185B2 (ja) 固体撮像装置
JP6370135B2 (ja) 撮像装置、撮像システム、撮像装置の駆動方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070417

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20070514

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090309