JP5250190B2 - 自転車の伝動装置の歯車 - Google Patents

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Description

本発明は、自転車の伝動装置の歯車に関する。本明細書において、以下では、歯車という用語は、フロントギアシフト機のグループのクランクセットのクラウン、およびレアギアシフト機のグループのスプロケットの両者を意味し、クラウンの数が、通常は2または3である一方で、スプロケットの数は、通常は5〜10である。以下では、特にスプロケットについて説明するが、説明および図示される内容は、クラウンについても同様に有効であると考えられる。
自転車の伝動装置の歯車は、通常は、対向する2つの面の間に定められる平坦な形状であり、以下では、より小径の他の歯車に向かって面する面を外面と称し、より大径の歯車に向かって面する面を内面と称する。スプロケット・アセンブリが、通常は、より小径の歯車を自転車の車輪の外側に向けて取り付けられ、したがって前記のように定義したスプロケットの外面が、実際に自転車の車輪の外側に向かって面する面である一方で、クランクセットは、通常は、より大径の歯車をボトム・ブラケットの外側に向けて取り付けられ、したがってクラウンの内面が、通常はボトム・ブラケットの外側に向かって面する面であることに、注意すべきである。
歯車において、周辺部分によって囲まれた中央部分を定義すると、中央部分が、歯車をスプロケット・アセンブリまたはクランクセットにおける動作時の位置に固定するための手段である一方で、周辺部分が、自転車の伝動装置のチェーンに噛み合うようにされた複数の歯を有している。
走行時、チェーンは、自転車に乗る人の必要に応じて、或るクラウンから他のクラウンへと、あるいは或るスプロケットから他のスプロケットへと、動かされる。そのような目的のため、自転車には、クランクセットに組み合わせられたフロントギアシフト機のグループと、スプロケット・アセンブリに組み合わせられたレアギアシフト機のグループとが設けられている。どちらの場合も、ギアシフト機のグループは、種々の伝達比を得るため、伝達チェーンと噛み合って伝達チェーンを種々の直径および種々の歯数を有する歯車上で移動させるディレイラーを有している。ディレイラーは、レアギアシフト機のグループのディレイラーであっても、あるいはフロントギアシフト機のグループのディレイラーであっても、通常は鞘付きである伸びないケーブル(ボーデン・ケーブルとして広く知られている)によって加えられる引っ張り作用によって一方向に動かされ、ギアシフト機そのものに設けられたばねの弾性復帰作用によって反対方向に動かされる。
通常は、その動きが復帰ばねによって決定される方向が、チェーンが大径の歯車から小径の歯車へと移動する方向であって、いわゆる下方へのギアシフトの方向である。一方で、制御ケーブルの引っ張り作用は、チェーンが小径の歯車から大径の歯車へと移動するいわゆる上方へのギアシフトの方向において生じる。下方へのギアシフトが、クランクセットに関してはより低速な伝達比に対応する一方で、スプロケット・アセンブリに関してはより高速な伝達比への移行に対応することに、注意すべきである。
従来技術によれば、異なる歯車間でのチェーンの移動(上方および下方へのギアシフト)を容易にするため、歯車そのものが適切に形作られ、側面の凹所および歯の面取りを有している。凹所は、通常は、歯車そのものの中央面の方向に向かって厚さを減じることによって外面に作られる窪み領域である。歯の面取りは、通常は、材料が局所的に減じられ、歯の外面および内面の両方が関係し、頂点から、隣接する2つの歯の2つの頂点の間に定められる空間の底部付近にまで行われる。
既知の歯車においては、面取りが、歯車の外周に存在する総数のうち限られた数の歯についてのみ行なわれ、歯の円周方向の広がりを幅であると考えると、歯の幅の一部分のみが関係している。これは、ペダル漕ぎの際に歯車上のチェーンに満足できる安定性を充分に確保するために、ほぼすべての歯が、チェーンのリンクのための案内面を決定するために充分な厚さであることを可能にしている。特に、このような厚さによって、チェーンにおいて内側リンクの対向対を構成している部位を案内できるようにしている。さらに、このような厚さは、歯車の周辺部分および中央部分の厚さに一致している。
すべての自転車用部品と同様、可能な限り軽量であって、特にはスプロケット・アセンブリまたはクランクセットを構成するスプロケットまたはクラウンの数が増えた場合に、スプロケット・アセンブリおよびクランクセットの重量を可能な限り小さく保つことができる歯車(スプロケットおよびクラウン)を製造することについて、切迫した要求が依然として存在している。
したがって、本発明の基本の課題は、既知の歯車に比べて重量を軽減した歯車を製作することにある。
したがって、本発明は、その第1の態様において、請求項1に記載の歯車に関し、好ましい特徴の態様が従属請求項2〜12に示されている。
特に、好ましくは、本発明によれば、対向する2つの面の間の平坦な形状を有し、中央部分を周辺部分で囲んで備えており、前記周辺部分に自転車の伝動装置のチェーンに噛み合うようにされた複数の歯を有している歯車であって、前記周辺部分が、前記歯のうちの少なくとも1つの歯に、前記歯の表面に広がって前記面のうちの一方の面に突き出している少なくとも1つの側方の突起を有している歯車が提供される。突起の存在によって、歯車のいずれかの部分に余分な厚さを持たせて歯車そのものを重くしてしまうことなく、チェーンのために必要な案内がもたらされ、結果としてチェーンと歯車との間の噛合いの安定がもたらされる。すなわち、換言すると、適切なやり方でチェーンを案内するために必要な最小限の厚さが、突起の領域のみに限定され、歯車の残りの部分の厚さを、より小さくすることができる。このように、突起により、歯車の重量によって作られる実際の厚さにくらべ、より大きい一種の「見かけ上の厚さ」をチェーンのために提供することができる。
好ましくは、歯車の全体、すなわち中央部分および周辺部分の両者が、前記少なくとも1つの突起を除き、2つの平行な平面によって前記歯車の2つの面上に定められている。
好ましくは、歯車が、隣接する歯車からなるグループの一部を構成するようにされており、したがって前記面が、より小径の歯車に向かって面するようにされ、あるいは外側へと向かう歯車のグループを規定するようにされている外面と、より大径の歯車に向かって面するようにされ、あるいは内側へと向かう歯車のグループを規定するようにされている内面とからなり、前記少なくとも1つの突起が、好ましくは前記外面から突き出している。
好ましくは、前記少なくとも1つの突起が設けられている歯の数が、前記歯車の歯の総数よりも少ない。実際、突起によってもたらされる「見かけ上の厚さ」の機能がすべての歯に存在する必要はなく、チェーンが正しく案内されるように歯のうちのいくつかに設けられていれば充分である。突起が設けられていない場所では、好ましくは歯車の厚さが最小限にされ、たとえそれ自体はチェーンの案内をもたらすために不充分であっても、残りの歯に突起が存在するため、正確な動作が保証されている。
それぞれの歯に、複数の突起を設けてもよいが、好ましくは、最大でも1つの突起が設けられる。実際、複数の突起を設けると、製造がより複雑かつ高価になるが、優位な機能的利点がもたらされるわけではない。
前記の突起のそれぞれを、さまざまなやり方で歯車に形成することができる。好ましくは、前記少なくとも1つの突起が、歯車の周辺部分の材料を変位させることによって得られている。このような変位は、例えば、好ましくは、コイニング加工、エンボス加工、または同様の加工によって行なわれる。この方法は、製造が簡単である点、および歯車の突起と反対側の面において材料が少なくなるため歯車の重量をさらに減らすことができる点、の両者ゆえに好ましい。
好ましくは、歯車が、前記少なくとも1つの突起に貫通孔を、より好ましくは、その軸を前記歯車の軸と平行に有している円筒形の孔の形状を有している。このようにして、歯車のさらなる軽量化を達成することができる。さらに好ましくは、前記少なくとも1つの突起に、コイニング加工(あるいは、エンボス加工または同様の加工)をすることによって前記孔と一緒に作ることができ、製造をほとんど複雑にすることがない。
突起の形状は、さまざまな形式であってよい。好ましくは、突起が、半径方向における広がりが円周方向における広がりよりも大きい細長い形状である。半径方向における或る特定の広がりが、チェーンの最良の案内を保証するために利用される一方で、円周方向の広がりは、最小限の広がりでも充分である。
好ましくは、突起が、半径方向内側の第1の部分、円周方向のサイズが前記半径方向内側の部分よりも小さい半径方向外側の第2の部分、および前記半径方向内側の部分に形成された貫通孔を有しており、前記孔が、その軸を歯車の軸と平行に有している円筒形状を有している。この構成は、特には前記第1および第2の部分がコイニング(または、同様の加工)によって得られる場合に、周知のとおり歯の曲げに対する材料の剛性を高めることができるリブが形成されるため、歯の剛性の向上を可能にするがゆえに好都合である。さらには、このような構成は、好都合なことに、前記第1の部分に比べて加わる応力が小さい前記第2の部分に、貫通孔を設けることができるようにしている。第1の部分が、実質的に完全なままに残されている。
好ましくは、突起が、周囲の面取りによって歯車面になじんで一体となっている。この面取りは、歯車の材料において機械的応力を可能な限り一様に分布させるとともに、チェーンの部品との噛み込みのない接触を促進するために有用である。
好都合なことに、本発明による突起を有する歯車は、すでに述べたように、複数の歯車からなるグループ(スプロケット・アセンブリまたはクランクセット)において、ギアシフト操作を容易にするために有用である突起の近傍において材料を少なくすることができる。
したがって、本発明は、その第2の態様において、請求項13に記載の歯車のペアに関し、好ましい特徴の態様が、従属請求項1439に示されている。
特に、好ましくは、本発明によれば、自転車の伝動装置の歯車のグループにおいて、対向する2つの面の間の平坦な形状を有している大径の歯車および小径の歯車を含んでおり、前記歯車のそれぞれが、中央部分を周辺部分で囲んで備えるとともに、前記周辺部分に自転車の伝動装置のチェーンに噛み合うようにされた複数の歯を有しており、前記大径の歯車が、前記小径の歯車へと向けられた外面、および前記外面と反対側の内面を有するとともに、上方へのギアシフトのための第1の特殊歯を備えている歯車のペアであって、前記大径の歯車の前記周辺部分の前記外面が、前記第1の歯に対する前方かつこの歯の外部に凹所のない実質的に平坦な領域を有している歯車のペアが提供される。
本発明のこの態様によれば、必ずしも側方の突起を設けなくてもよいことに、注意すべきである。
最後に、本発明は、そのさらなる態様において、請求項40または41に記載のスプロケット・アセンブリ、請求項42または43に記載のクランクセット、請求項44または45に記載のギアシフト機のグループ、および請求項46または47に記載の自転車の伝動装置に関する。
本発明のさらなる特徴および利点が、添付の図面を参照しつつ行なわれる本発明のいくつかの好ましい実施形態についての以下の詳細な説明から、より明らかになるであろう。
図1に、スプロケット・アセンブリによって構成された歯車のグループが、全体の符合10で示されて表わされており、最小のものから最大のものまで、歯の数が次の並び「12、13、14、15、16、17、19、21、23、25」に従って増加する10枚のレアギアシフト機の歯車であるスプロケット(全体の符合11で示され、あるいは個々の符号11.1〜11.10で示されている)を、同軸に並べて有している。
12個の歯を有する第1のスプロケット11.1から17個の歯を有する第6のスプロケット11.6までは、或るスプロケットから隣のスプロケットへの歯の増加は1つであって、一般にスキップ1(記号で表わすと、Δ1)として知られており、一方で、17個の歯を有する第6のスプロケット11.6から25個の歯を有する第10のスプロケット11.10までは、或るスプロケットから隣のスプロケットへの歯の増加は2つであって、一般にスキップ2(記号で表わすと、Δ2)として知られている。
スプロケット・アセンブリ10は、自転車の後輪に組み合わせられるフリー歯車機構に属するスプロケット保持体(図には示されていない)へと組み付けられるようにされている。スプロケット11には、それぞれ中央貫通孔12が設けられており、この孔12によって、スプロケット保持体の外表面との結合が行なわれる。各スプロケット11をスプロケット保持体上で回転することがないように固定するため、この技術分野の一般的な技法に従って、各スプロケット11の中央孔12に突き出しフィン13が形成されており、これらのフィン13が、スプロケット保持体の対応するそれぞれの溝と対をなす。さらに、種々のスプロケット11間に所望の角度位相を確保するため、フィン13が、フィン13のうちの1つを切り欠くことによって形成されるキー14を有している。この位相は、特には或る小径のスプロケット11から隣の大径のスプロケットへのチェーンKの移動(上方へのギアシフト)を助けるため、隣接する2つのスプロケットが所定の相対角度位置に位置できるようにしている。
図2には、スキップ2であるスプロケット11.9、11.10のペアが示されており、それぞれ23個および25個の歯を有し、所望の角度位相に従って配置されている。図3〜15は、スキップ2である図2のペアのうちの大径のスプロケット11.10、すなわち25個の歯を有するスプロケットのみを示している。ここに示したスプロケット・アセンブリにおいては、19個、21個、23個、および25個の歯を有する4つのスプロケット11.7〜11.10、すなわちスキップ2である大径のスプロケットは、直径および歯の数が相違する点を除き、互いに実質的に同じである。
したがって、説明は、25個の歯を有する図示のスプロケット11.10についてのみ行なうが、この説明は、残りのスプロケットについても有効である。
スプロケット11.10は、中央部分16、および中央部分16を囲んでいる実質的に環状の周辺部分17を有している。
中央部分16には、中央孔12がフィン13を備えて形成されている。さらに中央部分16は、いくつかの軽量化開口15を備えるとともに、それぞれ外側および内側であるスプロケット11の対向する2つの面18および19の間に、それぞれの平行面21および22によって形成される所定の厚さSを有している(図4、7参照)。
周辺部分17は、チェーンKとの噛合のための25個の歯(全体の符合23で示され、あるいは個々の符号23.1〜23.25で示されている)を有している。周辺部分17は、それぞれ外側および内側である2つの平行面25および26によって2つの面18および19に定められている。内側の面26は、例えば旋削または他の機械加工によって、中央部分16の内側の面22に対して或る量Vだけ下げられている(図4、5および図14の図6の断面P−P)。このような下げによって、隣り合うスプロケット11の面18および19をより良好に離間させ、スプロケット11の歯23の内側の面26と隣のスプロケット11の歯23の外側の面との間の距離を増すことができる。これにより、スプロケット・アセンブリ10の回転時にチェーンKが隣接するスプロケット11に対して干渉することを回避できる。
25個の歯23は、4つのセクタA、B、C、Dにグループ分けされる。互いに同一であるセクタAおよびCは、それぞれ、上方へのギアシフトのために5つの特殊歯(23.1〜23.5および23.14〜23.18)を有している。セクタBは、8つの特殊化されていない、すなわち通常歯23.6〜23.13を有している。セクタDは、7つの特殊化されていない、すなわち通常歯23.19〜23.25を有している。
図3に見て取れるように、スプロケット11.10の歯23はすべて、セクタAの2つの歯23.4、23.5およびセクタCの2つの歯23.17、23.18を除き、スプロケット11.10自身の周辺部分17の外側の面25に対して側方へと突き出す突起30を備えている。これらの突起30が、中央部分16の外側の面21の表面と実質的に平行な突出外表面31を定めている(図7、8、9、14、16)。それぞれの突起30は、周辺部分17の歯23からスプロケット11.10の中心に向かって広がっており、スプロケット11.10の中心に近付くにつれて円周方向の寸法が増加し、凸の曲率を有する領域と凹の曲率を有する領域とを交互に有する丸い輪郭のほぼ西洋ナシ状の形状をとっている。このようなやり方で、突起30は、半径方向外側の部分35よりも円周方向のサイズが大きい半径方向内側の部分34を有している。さらに、突起30は、突起30を囲む周囲の面取り36を有している(図15参照)。
突起30は、好ましくは、周辺部分17の材料を、特に図14に示すように通常歯23.25の断面に関して外側に向かって変位させる(コイニングする)ことによって、得ることができる。好都合なことに、このようにして材料を追加することなく、したがって周辺部分17そのものの重量を増すことなく、突起30を得ることができる。
したがって、通常歯23.25は、変化する厚さであり、図16に詳細に示すように、突起30の突出外表面31と周辺部分17の内側の面26との間に位置している。したがって、表面31と面26との間には、Saで示される歯23.25の見かけ上の厚さが定められている。実際に、表面31および面26が、チェーンKの特には対向する内側リンク・ペアMia、Mib(ピンによって対向する外側リンク・ペアMea、Mebへと接続されて、チェーンKの各部位を構成している)のための案内を定めている(図17)。通常歯23.25の内側の面26は、前記のコイニング加工の結果として、凹んだ中央領域32を有している(図16参照)。このように、使用される特定のチェーンKに必要な厚さの値は、SaであってSではない。
したがって、好都合なことに、スプロケット11の歯23、周辺部分17、および中央部分16が、従来技術において見られるような全体にわたって同じ厚さSaを有する本体を形成しているわけではなく、チェーンKの案内に必要とされる見かけ上の厚さSaが、最大でも突起30が設けられている領域に限定されており、他の部分においては厚さがより小さく、したがって結果としてスプロケット11そのものの重量が低減されている。実際、突起30が、この実施例において示されているように材料を変位させることによって得られている場合、スプロケット11の本当の厚さSは、全体にわたってSaよりも小さい。
他の実施形態においては、周辺部分17の内側の面26が平坦であって、突起30の凹んだ中央領域32を有していなくてもよい(突起30が、例えばより厚いスプロケットから製作を開始して、外側の面18の材料を突起30を残して除去するなど、コイニング加工とは異なる他の種類の加工によって設けられる)。
同様に、突起30の突出外表面31も、他の形状を有することができ、歯23およびスプロケット11の周辺部分17の外側の面25を他の形状にすることができる。例えば、図30においては、突起30に対する他の形状として、突起が符号130を付されて示されている。突起30に比べ、突起130は、凹の曲率を有する領域を備えず、半径方向内側の部分と半径方向外側の部分との間の区別がない単純な丸い形状を有している。
それぞれの歯23において、それぞれの突起30には、さらなる軽量化のための貫通孔33が設けられている。貫通孔33が、スプロケット11の軸に平行な円筒形の表面を形成し、そのような表面によって、スプロケット11の表面に硬化処理(例えば、浸炭)が加えられたときに、スプロケット11の構造強度を軸方向について向上させることができる。
周辺部分17の突起30が設けられていない外面25は、中央部分16の外側面21と整列している(図10〜13参照)。
前記のように、スプロケット11.10には、特殊歯23.1〜23.5および23.14〜23.18が設けられてなる2つのセクタAおよびCが定められている。このようなセクタAおよびCが、すぐ隣の小径のスプロケット11.9からのチェーンKの乗り上げ(すなわち、スプロケット11.10へと向かう上方へのギアシフト)を容易にする円周角内に2つの領域を定めている。
単純化された変種の実施形態においては、スプロケット11(例えば、上方へのギアシフトが不可能な最小径のスプロケット11.1)が乗り上げの容易化のためのセクタを備えていなくてもよく、そのような場合には、そのようなスプロケット11のすべての歯23が前記した通常歯であってよいことに、注意すべきである。
以下では、セクタAの5つの特殊歯23.1〜23.5について述べるが、これらはセクタCの歯と同じである。さらに、用語「後」または「次」および「前」または「先」を、符号Rで示される通常の回転方向、すなわち前方へとペダルを漕ぐ際のスプロケット・アセンブリ10の回転によって定められる方向に関して使用する。
特殊歯23.5および23.4においては、スプロケット11.10の周辺部分17の外側の面25が、突起30を備えておらず、したがって、実質的に平坦であって凹所がなく、中央部分16の外側の面21に整列している歯23.3に対する前方領域20を有している(特に、図11および13の図6の断面L−LおよびN−Nを参照)。突起を備えていないこのような領域20は、以下でさらに明らかに分かるように、チェーンKが後部ディレイラーによってスプロケット11.9からスプロケット11.10に向かって押されたときに上方へのギアシフトを容易にするための周辺部分17の一部を形成している。
歯23.4および歯23.5の外面18には、それぞれ第1の外側面取り40、41が、通常の回転方向Rと反対の方向に進んでスプロケット11.10の中央面へと接近する傾斜面によって定められて形成されている。このような第1の外側面取り40、41は、歯23.4、23.5の中央から始まり歯23.4、23.5の後方領域に向かい、歯23.4、23.5の約半分に及んでいる。歯23.5の第1の外側面取り41は、歯23.4の第1の外側面取り40よりもわずかに顕著である(図4を参照)。
さらに、歯23.4および23.5の外面18には、それぞれ第2の外側面取り42、43が形成されており、図4に示すように、それぞれの頂点24において歯23.4および23.5に関係して、歯の頂点24にスプロケット11.10の中央面に対し傾斜している。このような第2の外側面取り42、43は、通常の回転方向Rに進んでスプロケット11.10の中央面へと近付く傾斜面によって定められている。
歯23.3には、突き出す突起30aが設けられており、この突起30aは、前記の突起30に類似しているが、歯23.3の頂点24へと向かう先端において、前進方向Rと反対の方向に進むにつれてスプロケット11.10の中心から離れていくわずかに斜めの縁44によって切り取られている(図6および図9の断面J−Jを参照)。
内面19において、歯23.3に内側面取り45が設けられており、この内側面取り45は、通常の回転方向Rに進むにつれてスプロケット11.10の中央面に接近する傾斜面によって定められており、歯23.3の頂点24と歯そのものの基部付近の弦28との間を広がっている(図5参照)。
さらに歯23.1、23.2にも、内面19にそれぞれの内側面取り46、47が設けられており、それぞれの歯23.3、23.2、および23.1のそれぞれの内側面取り45、47、および46のスプロケット11.10の中央面に対する深さは、方向Rに関して前方の歯の面取りの深さよりも小さくなっている。しかしながら、他の実施形態においては、面取り45、46、および47の深さが、同じであってもよい。
歯23.3、23.2、および23.1の面取り45、46、および47が協働し、スプロケット11.10の内面19の窪み領域を形成している。
内面19かつ歯23.3の周辺において、スプロケット11.10の周辺部分17は、歯23の外側であって実質的に平坦であり凹所を備えない領域100を有している(図5参照)。
さらに、特殊歯23.1〜23.5には、それらのそれぞれの頂点24に先端の面取りが設けられており、特には、歯23.1が外面18に先端の面取り48を有し、歯23.2が外面18に先端の面取り49を有し、歯23.3が外面18に先端の面取り50を有し、歯23.4が内面19に先端の面取り51を有し、歯23.5が内面19に先端の面取り52を有している(図4参照)。
5つの特殊歯23.1〜23.5、ならびにそれぞれの面取りおよび縁40〜46の機能について、23個の歯を有するスプロケット11.9から25個の歯を有するスプロケット11.10へのチェーンKの上方へのギアシフトの2つの状況に関して、以下で説明する。それら2つのギアシフトの状況は、小径のスプロケット11.9に対するチェーンKの位置に関係してギアシフトの際に生じうる2つの異なる状態に対応する。すなわち、そのようなスプロケット11.9の同じ1つの歯23を考えたときに、その歯にチェーンKの対向する2つの内側リンクによって定められる部位が噛み合っている状態、またはチェーンKの対向する2つの外側リンクによって定められる部位が噛み合っている状態に対応する。
前記の2つの状況のうちの第1のギアシフト状況が、図18および19に示されており、チェーンKが、25個の歯を有するスプロケット11.10に噛み合うべく23個の歯を有するスプロケット11.9を離れ始めている。
チェーンKの外側リンクMe1が、歯23.5の下方において周辺部分17の平坦領域20に接触し、歯23.5の第1の外側面取り41に当接している。歯23.5の第2の外側面取り43が、チェーンKの外側リンクMe1を滑らせ、歯23.5そのものに噛み合うことがないようにしている(したがって、これは実質的に拒絶用の面取りである)。内側リンクMi1が歯23.4に接触し、歯23.4の第1の外側面取り40に当接している。歯23.3には、チェーンKの2つの外側リンクMe3およびMe4によって形成される部位が噛み合っており、外側リンクMe3が、歯23.3の内側面取り45に当接している。
歯23.2には、チェーンKの2つの内側リンクMi3およびMi4によって形成される部位が噛み合っており、内側リンクMi3が、歯23.2の内側面取り47に当接している。
第5の特殊歯23.1は、このギアシフトには実質的に関与していない。
前記の種々の表示MixおよびMexは、図示のギアシフト位置に関して意味を持ち、したがってチェーンKの特定のリンクを指すものではないことに、注意すべきである。以下でも、他のギアシフト状況を説明するための同じ表示が使用されるが、これは、チェーンKの同じリンクを指すことを意味するものではない。
前記の2つの状況のうちの第2のギアシフト状況が、図20および21に示されている。
チェーンKの外側リンクMe1が、歯23.4の下方において周辺部分17の平坦領域20に接触し、歯23.4の第1の外側面取り40に当接している。歯23.4の第2の外側面取り42が、チェーンKの外側リンクMe1を滑らせ、歯23.4そのものに噛み合うことがないようにしている(したがって、これは実質的に拒絶用の面取りである)。内側リンクMi1が歯23.3に接触し、切り取られた突起30aの縁44に当接している。歯23.2には、チェーンKの2つの外側リンクMe3およびMe4によって形成される部位が噛み合っており、外側リンクMe3が、歯23.2の内側面取り47に当接している。
歯23.1には、チェーンKの2つの内側リンクMi3およびMi4によって形成される部位が噛み合っており、内側リンクMi3が、歯23.1の内側面取り46に当接している。
第5の特殊歯23.5は、このギアシフトには実質的に関与していない。
図22には、スキップ1であるスプロケット11.4、11.5のペアが示されており、それぞれ15個および16個の歯を有し、所望の角度位相に従って配置されている。図23には、スキップ1である図22のペアのうちの大径のスプロケット11.5、すなわち16個の歯を有するスプロケットのみが示されている。ここに示したスプロケット・アセンブリ10においては、13個、14個、15個、16個、および17個の歯を有する5つのスプロケット11.2〜11.6、すなわちスキップ1である大径のスプロケットは、直径および歯の数が相違する点を除き、互いに実質的に同じである。したがって、説明は、16個の歯を有する図示のスプロケット11.5についてのみ行なう。一方で、スプロケット・アセンブリ10において12個の歯を有する最小径のスプロケット11.1は、上方へのギアシフト操作の際にチェーンKによって噛み合わされることがないため、他のスプロケットと異なっている。したがって、このようなスプロケット11.1は、既知の形式のスプロケットであってもよい。
16個の歯を有するスプロケット11.5は、直径および歯の数のほかに、5つの特殊歯23’.1〜23’.5が設けられてなるセクタA’が1つだけである点、および特殊歯23’.3の突起30’aの実施形態が異なる点で、上述の25個の歯を有するスプロケット11.10と相違している。スプロケット11.5の詳細のうち、すでに説明したスプロケット11.10の詳細と一致する記載については、スプロケット11.10について使用した同じ符号にアポストロフィ(’)加えて指し示し、詳しくは説明しない。
スプロケット11.5の特殊歯23’.3の突起30’aは、スプロケット11.10の特殊歯23.3の切り取られた突起30aと異なり、図24および図25の断面図においてより明瞭に見ることができるように、歯23’.3の頂点24’まで延びて、歯23’.3そのものの先端の支持領域27を決定している。
このような支持領域27は、以下で説明するように、2つのスプロケット11.4.11.5の直径の相違が小さく、かつそれらの位相が異なっている点に鑑みて、前記のスキップ2にくらべてわずかに異なるやり方で行なわれるスキップ1の場合のギアシフトの工程において、使用される。
第1のギアシフト状況を、図26および27を参照して、以下で説明する。
チェーンKの外側リンクMe1が、歯23’.5の下方において周辺部分17の領域20’に接触し、歯23’.5の第1の外側面取り41’に当接している。歯23’.5の第2の外側面取り43’が、チェーンKの外側リンクMe1を滑らせ、歯23’.5そのものに噛み合うことがないようにしている。さらに、外側リンクMe1が、歯23’.4に接触して歯23’.4の第2の外側面取り42’に当接する一方で、内側リンクMi1が、歯23’.4の第1の外側面取り40’に当接している。内側リンクMi1の最後の部分が、わずかに持ち上がった状態で歯23’.3の支持領域27の上方に位置している。
歯23’.2には、チェーンKの2つの内側リンクMi3およびMi4によって形成される部位が噛み合っており、内側リンクMi3が、歯23’.2の内側面取り47’に当接している。
このような状況から、スプロケット・アセンブリ10がわずかに回転すると、外側リンクMe3が、歯23’.3の内側面取り45’において歯23’.3の内面19を滑り、チェーンKの外側リンクMe3およびMe4で構成される部位が、わずかに持ち上がった位置から歯23’.3に完全に噛み合うまで下降する。
第5の特殊歯23’.1は、このギアシフトには実質的に関与していない。
第2のギアシフト状況を、図28および29を参照して、以下で説明する。
チェーンKの外側リンクMe1が、歯23’.4の下方において周辺部分17の領域20’に接触し、歯23’.4の第1の外側面取り40’に当接している。歯23’.4の第2の外側面取り42’が、チェーンKの外側リンクMe1を滑らせ、歯23’.4そのものに噛み合うことがないようにしている。さらに、外側リンクMe1は、歯23’.3に接触し、わずかに持ち上がった状態で歯23’.3の支持領域27の付近に位置している。歯23’.2には、チェーンKの2つの外側リンクMe3およびMe4によって形成される部位が噛み合っており、外側リンクMe3が、歯23’.2の内側面取り47’に当接している。
歯23’.1には、チェーンKの2つの内側リンクMi3およびMi4によって構成される部位が噛み合っており、内側リンクMi3が、歯23’.1の内側面取り46’に当接している。
第5の特殊歯23’.5は、このギアシフトには実質的に関与していない。
当然ながら、本発明を、本明細書において例示したやり方と異なるやり方で実施することができる。例えば、本発明を、スキップ3である歯車のペア、すなわち隣接する2つの歯車間の差が3つの歯である歯車のペアに、適用することが可能である。そのような場合には、大径の歯車に、上方へのギアシフトのための特殊歯を有する角度セクタを、3つ定めることができる。さらには、すでに前記したように、本発明を、レアギアシフト機のスプロケットによって形成される歯車のグループのみならず、フロントギアシフト機のクラウンによって形成される歯車のグループにも適用することが可能である。
本発明による歯車を備えている、自転車のスプロケット・アセンブリの正面図である。 図1のスプロケット・アセンブリの歯車のペアの正面図である。 図2の歯車のペアの1つの歯車の正面図である。 図3の歯車の上面図である。 図3の歯車の背面図である。 図3の歯車の詳細拡大図である。 図6の断面G−Gに沿った図6の歯車の断面図である。 図6の断面H−Hに沿った図6の歯車の断面図である。 図6の断面J−Jに沿った図6の歯車の断面図である。 図6の断面K−Kに沿った図6の歯車の断面図である。 図6の断面L−Lに沿った図6の歯車の断面図である。 図6の断面M−Mに沿った図6の歯車の断面図である。 図6の断面N−Nに沿った図6の歯車の断面図である。 図6の断面P−Pに沿った図6の歯車の断面図である。 図6の詳細拡大図である。 図15の面Q−Qに沿った断面図である。 チェーンが噛み合っている、図3の歯車の詳細上面図である。 チェーンが第1のギアシフト状況にある、図2の歯車のペアの上面図である。 チェーンが第1のギアシフト状況にある、図18の歯車のペアの斜視図である。 チェーンが第2のギアシフト状況にある、図2の歯車のペアの上面図である。 チェーンが第2のギアシフト状況にある、図20の歯車のペアの斜視図である。 図1のスプロケット・アセンブリの第2の歯車のペアの正面図である。 図22の歯車のペアの一つの歯車の正面図である。 図23の詳細拡大図である。 断面T−Tに沿った図23の歯車の断面図である。 チェーンが第1のギアシフト状況にある、図22の歯車のペアの上面図である。 チェーンが第1のギアシフト状況にある、図26の歯車のペアの斜視図である。 チェーンが第2のギアシフト状況にある、図22の歯車のペアの上面図である。 チェーンが第2のギアシフト状況にある、図28の歯車のペアの斜視図である。 図15の詳細な他の実施形態の図である。
符号の説明
10 歯車のグループ スプロケット・アセンブリ
11 歯車 歯車のペア
16 歯車の中央部分
17 歯車の周辺部分
18 外面
19 内面
20 歯車の平坦な領域
20 歯車の平坦な領域
23 歯車の歯
23’ 歯車の歯
23.3 第1の特殊歯
23’.3 第1の特殊歯
30 側方の突起
30a 側方の突起
30’a 側方の突起
130 側方の突起
K チェーン

Claims (47)

  1. 対向する2つの面(18、19)の間の平坦な形状を有し、中央部分(16)を周辺部
    分(17)で囲んで備えており、前記周辺部分(17)に自転車の伝動装置のチェーン(
    K)に噛み合うようにされた複数の歯(23;23’)を有している自転車の伝動装置の
    歯車であって、
    前記周辺部分(17)は、ギアシフトが歯の上で行われるように、前記ギアシフトのための特殊化がされていない通常歯のセクタ(B、D)を少なくとも備え、
    前記歯車は、前記通常歯(23、23’)のうちの少なくとも1つの通常歯に、前記面
    (18,19)のうちの少なくとも一方の面で突き出している少なくとも1つの側方の突
    起(30、30a、30b、130)を備えており、
    前記少なくとも1つの側方の突起(30、30a、30b、130)は、チェーン(K
    )のための案内となって、チェーン(K)と歯車間の噛合いの安定性を与えており、
    少なくとも一つの突起(30、30a、30b、130)が設けられている通常歯(2
    3,23’)の数は、前記歯車(11)の歯(23,23’)の総数よりも少ないことを
    特徴とする歯車。
  2. 請求項1において、
    隣接する歯車(11)からなるグループ(10)の一部を構成するようにされており、前記面が、より小径の歯車(11)に向かって面するようにされ、あるいは外側へと向かう歯車(11)のグループ(10)を規定するようにされた外面(18)と、
    より大径の歯車(11)に向かって面するようにされ、あるいは内側へと向かう歯車(11)のグループ(10)を規定するようにされた内面(19)とからなり、
    前記少なくとも1つの突起(30、30a;30’a;130)が、前記外面(18)から突き出している歯車。
  3. 請求項1において、
    それぞれの歯(23;23’)に最大1つの前記突起が設けられている歯車。
  4. 請求項1において、
    前記少なくとも1つの突起(30、30a;30’a;130)のそれぞれが、前記歯車(11)の前記周辺部分(17)の材料を変位させることによって得られている歯車。
  5. 請求項において、
    前記材料の変位が、コイニング加工、エンボス加工、または同様の加工によって行われている歯車。
  6. 請求項1において、
    前記少なくとも1つの突起(30、30a;30’a)に貫通孔(33)を有している歯車。
  7. 請求項において、
    前記貫通孔が、その軸を前記歯車(11)の軸と平行に有している円筒形の孔(33)である歯車。
  8. 請求項またはにおいて、
    前記少なくとも1つの突起(30、30a;30’a)が、コイニング加工、エンボス加工、または同様の加工によって前記貫通孔(33)と一緒に加工されている歯車。
  9. 請求項1において、
    前記少なくとも1つの突起(30、30a;30’a;130)が、半径方向における広がりが円周方向における広がりよりも大きい細長い形状を有している歯車。
  10. 請求項において、
    前記少なくとも1つの突起(30、30a;30’a)が、半径方向内側の第1の部分(34)、円周方向のサイズが前記半径方向内側の第1の部分(34)よりも小さい半径方向外側の第2の部分(35)、および前記半径方向内側の第1の部分(34)に形成された貫通孔(33)を有しており、
    前記貫通孔(33)が、その軸を前記歯車(11)の軸と平行に有している円筒形状である歯車。
  11. 請求項1において、
    前記突起(30、30a;30’a;130)が、周囲の面取り(36)によって前記歯車(11)の前記面(18)になじんで一体となっている歯車。
  12. 請求項1において、
    前記歯車(11)の全体、すなわち前記中央部分(16)および前記周辺部分(17)の両者が、前記少なくとも1つの突起(30、30a;30’a;130)を除き、2つの平行な平面(25、26)によって前記歯車(11)の2つの面(18、19)上に定められている歯車。
  13. 自転車の伝動装置の歯車のグループにおいて、対向する2つの面(18、19)の間の
    平坦な形状を有している大径の歯車(11)および小径の歯車(11)を含んでおり、
    前記歯車(11)のそれぞれが、中央部分(16)を周辺部分(17)で囲んで備えると
    ともに、前記周辺部分(17)に自転車の伝動装置のチェーン(K)に噛み合うようにさ
    れた複数の歯(23;23’)を有しており、
    前記大径の歯車(11)が、前記小径の歯車(11)へと向けられた外面(18)、お
    よび前記外面(18)と反対側の内面(19)を有するとともに、歯の上で行われる上方へのギアシフトのための第1の特殊歯(23.3;23’.3)と前記ギアシフトのための特殊化がされていない通常歯のセクタ(B,D)を備えている歯車のペアであって、
    前記大径の歯車(11)の前記周辺部分(17)の前記外面(18)が、前記第1の特
    殊歯(23.3;23’.3)の前方かつ前記第1の特殊歯(23.3;23’.3)の
    外部に凹所のない実質的に平坦な領域(20;20’)を、有しており、
    前記大径の歯車(11)は、前記通常歯(23、23’)のうちの少なくとも1つの通常歯に、前記面(18,19)のうちの少なくとも一方の面で突き出している少なくとも1つの側方の突起(30、30a、30b、130)を備えており、
    前記少なくとも1つの側方の突起(30、30a、30b、130)は、チェーン(K
    )のための案内となって、チェーン(K)と歯車間の噛合いの安定性を与えており、
    少なくとも一つの突起(30、30a、30b、130)が設けられている通常歯(2
    3,23’)の数は、前記歯車(11)の歯(23,23’)の総数よりも少ない、歯車のペア。
  14. 請求項13において、
    前記上方へのギアシフトのための第1の特殊歯(23.3;23’.3)が、内面(19)に少なくとも1つの内側面取り(45;45’)を有している歯車のペア。
  15. 請求項13において、
    前記大径の歯車(11)の前記周辺部分(17)の前記内側(19)が、凹所のない実質的に平坦な領域(100;100’)を前記第1の歯(23;23’)の周囲に有している歯車のペア。
  16. 請求項13において、
    前記凹所のない実質的に平坦な領域(20)が、実質的に、前記上方へのギアシフトのための第1の特殊歯(23.3;23’.3)のすぐ前の2つの歯(23.4、23.5;23’.4、23’.5)に位置している歯車のペア。
  17. 請求項14において、
    前記上方へのギアシフトのための第1の特殊歯(23.3;23’.3)の前記内側面取り(45;45’)が、前記歯車の内面(19)の平面に対して下げられた領域(45;45’)によって形成され、前記歯(23.3;23’.3)の頂点(24;24’)と前記第1の特殊歯(23.3;23’.3)の基部付近の弦(28)との間を前記第1の特殊歯(23.3;23’.3)の全幅にわたって広がっている歯車のペア。
  18. 請求項17において、
    前記下げられた領域(45;45’)が、前方へのペダル漕ぎに対応する通常の回転方向(R)へと進むにつれて前記歯車(11)の中央面へと近付く傾斜面によって定められている歯車のペア。
  19. 請求項13において、
    前記大径の歯車(11)が、前記上方へのギアシフトのための第1の特殊歯(23.3;23’.3)において、外面(18)に、前記歯車(11)の外側の平面(25)に対して突き出している側方の突起(30、30a;30’a;130)を有している歯車のペア。
  20. 請求項13において、
    前記上方へのギアシフトのための第1の特殊歯(23.3;23’.3)が、前記歯車(11)の外面(18)に、前記第1の特殊歯(23.3;23’.3)の頂点(24;24’)に位置する先端の面取り(50)を有している歯車のペア。
  21. 請求項13において、
    前記大径の歯車(11)が、上方へのギアシフトのための少なくとも1つの第2の特殊歯(23.4;23’.4)を、前方へのペダル漕ぎに対応する通常の回転方向(R)に関して前記上方へのギアシフトのための第1の特殊歯(23.3;23’.3)のすぐ前に位置させて備えており、
    前記上方へのギアシフトのための第2の特殊歯(23.4;23’.4)が、前記歯車(11)の外面(18)かつ前記第2の特殊歯(23.4;23’.4)の基部に、前記通常の回転方向(R)と反対の方向に進むにつれて前記歯車(11)の中央面に近付く傾斜面によって形成された第1の外側面取り(40;40’)を有している歯車のペア。
  22. 請求項21において、
    前記上方へのギアシフトのための第2の特殊歯(23.4;23’.4)が、前記歯車(11)の外面(18)かつ前記第2の特殊歯(23.4;23’.4)の頂点(24;24’)に、前記通常の回転方向(R)に進むにつれて前記歯車(11)の中央面に近付く傾斜面によって形成された第2の外側面取り(42)を有している歯車のペア。
  23. 請求項21において、
    前記上方へのギアシフトのための第2の特殊歯(23.4;23’.4)が、前記歯車の内面(19)に、前記第2の特殊歯(23.4;23’.4)の頂点(24;24’)に位置する先端の面取り(51)を有している歯車のペア。
  24. 請求項21において、
    前記大径の歯車(11)が、上方へのギアシフトのための少なくとも1つの第3の特殊歯(23.5;23’.5)を、前記通常の回転方向(R)に関して前記上方へのギアシフトのための第2の特殊歯(23.4;23’.4)のすぐ前に位置させて備えており、
    前記上方へのギアシフトのための第3の特殊歯(23.5;23’.5)が、前記歯車(11)の外面(18)かつ前記第3の特殊歯(23.5;23’.5)の基部に、前記通常の回転方向(R)と反対の方向に進むにつれて前記歯車(11)の中央面に近付く傾斜面によって形成された第1の外側面取り(41;41’)を有しており、
    前記上方へのギアシフトのための第3の特殊歯(23.5;23’.5)の第1の外側面取り(41;41’)の広がりが、前記上方へのギアシフトのための第2の特殊歯(23.4;23’.4)の第1の外側面取り(40;40’)の広がりよりも小さい歯車のペア。
  25. 請求項24において、
    前記上方へのギアシフトのための第3の特殊歯(23.5;23’.5)が、前記歯車(11)の外面(18)かつ前記第3の特殊歯(23.5;23’.5)の頂点(24;24’)に、前記通常の回転方向(R)に進むにつれて前記歯車(11)の中央面に近付く傾斜面によって形成された第2の外側面取り(43;43’)を有している歯車のペア。
  26. 請求項24において、
    前記上方へのギアシフトのための第3の特殊歯(23.5;23’.5)が、前記歯車(11)の内面(19)に、前記第3の特殊歯(23.5;23’.5)の頂点(24;24’)に位置する先端の面取り(52)を有している歯車のペア。
  27. 請求項13において、
    前記大径の歯車(11)が、上方へのギアシフトのための少なくとも1つの第4の特殊歯(23.2;23’.2)を、前方へのペダル漕ぎに対応する通常の回転方向(R)に関して前記上方へのギアシフトのための第1の特殊歯(23.3;23’.3)のすぐ後ろに位置させて備えており、
    前記上方へのギアシフトのための第4の特殊歯(23.2;23’.2)が、前記歯車(11)の内面(19)に、前記第4の特殊歯(23.2;23’.2)の付近において前記歯車(11)の内面(19)に対して下げられた領域によって形成される内側面取り(47;47’)を有している歯車のペア。
  28. 請求項27において、
    前記大径の歯車(11)が、前記上方へのギアシフトのための第4の特殊歯(23.2;23’.2)において、外面(18)に、前記歯車(11)の外側の平面(25)に対して突き出している側方の突起(30、30a;30’a;130)を有している歯車のペア。
  29. 請求項27において、
    前記上方へのギアシフトのための第4の特殊歯(23.2;23’.2)が、前記歯車(11)の外面(18)に、前記第4の特殊歯(23.2;23’.2)の頂点(24;24’)に位置する先端の面取り(49)を有している歯車のペア。
  30. 請求項27において、
    前記大径の歯車(11)が、上方へのギアシフトのための少なくとも1つの第5の特殊歯(23.1;23’.1)を、前記通常の回転方向(R)に関して前記上方へのギアシフトのための第4の特殊歯(23.2;23’.2)のすぐ後ろに位置させて備えており、
    前記上方へのギアシフトのための第5の特殊歯(23.1;23’.1)が、前記歯車の内面(19)に、前記第5の特殊歯(23.1;23’.1)の付近において前記歯車(11)の内側の平面(26)に対して下げられた領域によって形成される内側面取り(46;46’)を有している歯車のペア。
  31. 請求項30において、
    前記大径の歯車(11)が、前記上方へのギアシフトのための第5の特殊歯(23.1;23’.1)において、外面(18)に、前記歯車(11)の外側の平面(25)に対して突き出している側方の突起(30、30a;30’a;130)を有している歯車のペア。
  32. 請求項30において、
    前記上方へのギアシフトのための第5の特殊歯(23.1;23’.1)が、前記歯車(11)の外面(18)に、前記第5の特殊歯(23.1;23’.1)の頂点(24;24’)に位置する先端の面取り(48)を有している歯車のペア。
  33. 請求項30において、
    前記上方へのギアシフトのための第1の特殊歯(23.3;23’.3)、第4の特殊歯(23.2;23’.2)、および第5の特殊歯(23.1;23’.1)の内側面取り(45〜47;45’〜47’)が、同じであり、それぞれ前記通常の回転方向(R)に進むにつれて前記歯車(11)の中央面に近付く傾斜面によって定められている歯車のペア。
  34. 請求項30において、
    前記上方へのギアシフトのための第1の特殊歯(23.3;23’.3)、第4の特殊歯(23.2;23’.2)、および第5の特殊歯(23.1;23’.1)の内側面取り(45〜47;45’〜47’)が、それぞれ互いに異なる深さを前記歯車(11)の中央面に対して有している歯車のペア。
  35. 請求項34において、
    前記上方へのギアシフトのための第1の特殊歯(23.3;23’.3)、第4の特殊歯(23.2;23’.2)、および第5の特殊歯(23.1;23’.1)の内側面取り(45〜47;45’〜47’)が、それぞれ前の内側面取りよりも小さな深さを前記歯車(11)の中央面に対して有している歯車のペア。
  36. 請求項30において、
    前記大径の歯車(11)が、前記上方へのギアシフトのための第4の特殊歯(23.2;23’.2)および第5の特殊歯(23.1;23’.1)において、外面(18)に、前記歯車(11)の外側の平面(25)に対して突き出しているそれぞれ同一の側方の突起(30、30a;30’a;130)を有している歯車のペア。
  37. 請求項36において、
    前記大径の歯車(11)が、前記上方へのギアシフトのための第1の特殊歯(23.3)において、外面(18)に、前記歯車(11)の外側の平面(25)に対して突き出している側方の突起(30a)を有しており、
    前記突起(30a)の半径方向の広がりが、前記上方へのギアシフトのための第4の特殊歯(23.2)および第5の特殊歯(23.1)の突起(30)の半径方向の広がりよりも小さい歯車のペア。
  38. 請求項36において、
    前記大径の歯車(11)が、前記上方へのギアシフトのための第1の特殊歯(23’.3)において、外面(18)に、前記歯車(11)の外側の平面(25)に対して突き出している側方の突起(30’a)を有しており、
    前記突起(30’a)の半径方向の広がりが、前記上方へのギアシフトのための第4の特殊歯(23’.2)および第5の特殊歯(23’.1)の突起(30)の半径方向の広がりよりも大きく、前記歯(11)の頂点(24’)まで広がっている歯車のペア。
  39. 請求項13において、
    前記小径の歯車(11)が、前記大径の歯車(11)へと向けられた内面(19)、および前記内面(19)と反対側の外面(18)を有するとともに、上方へのギアシフトのための少なくとも1つの第1の特殊歯(23.3;23’.3)を備えており、
    前記第1の特殊歯(23.3;23’.3)が、前記外面(18)に、前記歯車(11)の外側の平面(25)に対して突き出している側方の突起(30、30a;30’a;130)を有している歯車のペア。
  40. 請求項1〜12の何れか一項に記載の歯車(11)を少なくとも1つ備えている自転車の伝動装置のスプロケット・アセンブリ。
  41. 請求項1339の何れか一項に記載の歯車のペア(11)を少なくとも1つ備えている自転車の伝動装置のスプロケット・アセンブリ。
  42. 請求項1〜12の何れか一項に記載の歯車(11)を少なくとも1つ備えている自転車の伝動装置のクランクセット。
  43. 請求項1339の何れか一項に記載の歯車のペア(11)を少なくとも1つ備えている自転車の伝動装置のクランクセット。
  44. 請求項1〜12の何れか一項に記載の歯車(11)を少なくとも1つ備えている自転車の伝動装置のギアシフト機のグループ。
  45. 請求項1339の何れか一項に記載の歯車のペア(11)を少なくとも1つ備えている自転車の伝動装置のギアシフト機のグループ。
  46. 請求項1〜12の何れか一項に記載の歯車(11)を少なくとも1つ備えている自転車の伝動装置。
  47. 請求項1339の何れか一項に記載の歯車のペア(11)を少なくとも1つ備えている自転車の伝動装置。
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