JP2002137785A - 自転車用スプロケット - Google Patents

自転車用スプロケット

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JP2002137785A JP2001268882A JP2001268882A JP2002137785A JP 2002137785 A JP2002137785 A JP 2002137785A JP 2001268882 A JP2001268882 A JP 2001268882A JP 2001268882 A JP2001268882 A JP 2001268882A JP 2002137785 A JP2002137785 A JP 2002137785A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れたアップシフトパスを与えるスプロケッ
トを提供することにある。 【解決手段】 この自転車用多段スプロケットアセンブ
リ用スプロケットは、スプロケット本体40と複数の歯
A3〜K3とを備えている。複数の歯A3〜K3は、ス
プロケット本体40の外周から径方向外側に延び、円周
方向に間隔をおいて設けられるとともに、第1アップシ
フト歯A3と、第2アップシフト歯B3と、第3アップ
シフト歯C3とを含んでいる。第1、第2及び第3アッ
プシフト歯A3,B3,C3は、自転車用チェーン23
のアウターリンクプレート23bが第2アップシフト歯
B3に噛み合う際のチェーン23のアップシフトを防ぐ
ように自転車用チェーンのアライメントを維持し、イン
ナーリンクプレート23aが第2アップシフト歯B3に
噛み合う際に第1アップシフトパスに沿って自転車用チ
ェーン23をシフトするよう寸法取りされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多段スプロケット
アセンブリに関し、特に、大径スプロケットと小径スプ
ロケットとを各々少なくとも1枚有し、少なくとも1枚
の大径スプロケットの歯は、小径スプロケットと大径ス
プロケットとの間で自転車用チェーンが滑らかにシフト
されるよう設計されたスプロケットアセンブリに関す
る。
【0002】
【従来の技術】サイクリングは、交通の手段としてだけ
でなく、レクリエーションとしてもますます普及してい
る。さらに、自転車競技は、アマ/プロの両方の分野で
非常に人気の高い競技スポーツとなった。自転車がレク
リエーション、交通、競技のいずれに使われる場合で
も、自転車業界は自転車の様々な部品に絶えず改良を重
ねてきている。過去数年の間、自転車のドライブトレイ
ンは設計し直されてきた。特に、自転車用部品の製造業
者は、シフトレバー、シフトケーブル、ディレーラ、チ
ェーン、スプロケットなどの様々なシフト部品のシフト
パフォーマンスを継続して改善している。
【0003】特に、自転車用スプロケットアセンブリ
は、広範囲にわたり再設計され続けてきたドライブトレ
インの部品である。自転車用スプロケットアセンブリ
は、特に、シフトを滑らかにするように改善されてい
る。従来の多段スプロケットアセンブリは、小径スプロ
ケットと大径スプロケットとを各々1つ備え、(1)大
径スプロケットにおける1組の隣接歯の中心点と小径ス
プロケットにおける1組の隣接歯の中心点とは、チェー
ンパスの接線上に配置され、(2)前記中心点間の距離
は、チェーンピッチの倍数に等しい整数であり、(3)
大径スプロケットの第1歯は、自転車を走行させる回転
方向に隣接する歯との間の中心点の後方に配置され、駆
動チェーンと容易に噛み合うよう作成され、これにより
駆動チェーンが小径スプロケットから大径スプロケット
へシフトさせる際の速度変化効率を改善すべく、小径ス
プロケット及び大径スプロケットが組み立てられてい
る。
【0004】駆動チェーンは、間接ピンとローラとで互
いに回動自在に連結され、複数のインナーリンクプレー
トと複数のアウターリンクプレートとを備えた連続した
ループである。1対のインナーリンクプレートの相対す
る表面間の距離は、1組のアウターリンクプレートの相
対する表面間の距離よりも小さい。すなわち、各々の対
のアウターリンクプレートは、インナーリンクプレート
の外側に配置されて、より広い幅の空間を形成し、各々
の対のインナーリンクプレートは、アウターリンクプレ
ートの内側に配置されて、より狭い幅の空間を形成して
いる。
【0005】上記説明に従って構成された駆動チェーン
は、ディレーラによって大径スプロケット又は小径スプ
ロケットのいずれかに付勢され、シフトされる。具体的
には、チェーンがシフトされる間、ディレーラがスプロ
ケットの回転軸の軸方向にチェーンを動かすことによ
り、チェーンは、1つのスプロケットから隣接する次の
スプロケットへとシフトされる。大径スプロケットの歯
を修正することにより、チェーンは、滑らかなアップシ
フト動作又はダウンシフト動作が行われる。チェーンが
大径スプロケットから次の小径スプロケットへと移動す
る場合は、アップシフトが行われる。チェーンが小径ス
プロケットから次の大径スプロケットへと移動する場合
は、ダウンシフトが行われる。
【0006】スプロケットアセンブリが駆動方向に回転
されると、インナーリンクプレート及びアウターリンク
プレートが1枚のスプロケットの歯と噛み合う。偶数個
の歯を持つスプロケットの場合は、インナーリンクプレ
ート及びアウターリンクプレートは常に同じ歯に噛み合
う。奇数個の歯を持つスプロケットの場合は、スプロケ
ットアセンブリが回転するたびに、インナーリンクプレ
ート及びアウターリンクプレートは交互に異なる歯と噛
み合う。したがって、スプロケットの歯は、インナーリ
ンクプレート及びアウターリンクプレートの両方と交互
に噛み合う。歯数が奇数であるスプロケットの歯は、一
般に、インナーリンクプレート又はアウターリンクプレ
ートのいずれかがアップシフトの歯と噛み合うシフティ
ングに適合するよう設計されている。したがって、スプ
ロケットの歯は、インナーリンクプレート用のシフトパ
スと、アウターリンクプレート用の別のシフトパスとを
必要とする。チェーンが誤ったシフトパスにシフトされ
ると、運転者は、大抵、ペダリングショックを受けるこ
とになる。
【0007】改良型スプロケットアセンブリの一例は、
Nagano に付与された米国特許No. 4,889,521 に開示さ
れている。Nagano 特許に開示されているスプロケット
アセンブリは、小径スプロケットから大径スプロケット
へのシフトに非常に良い操作性を示すが、大径スプロケ
ットから小径スプロケットへのシフトについては開示さ
れていない。また、シマノ社は、シマノ社のHyperGlide
(HG) スプロケットプラスの基本設計と新しいランプ及
び歯の構成と共に、アップシフトをコントロールするIn
teractive Glide (IG) スプロケットを発表している。
【0008】アップシフト及びダウンシフトのパスを採
用するスプロケットの一例は、Sung社及びその他に付与
された米国特許No. 6,045,472 に開示されている。Sung
社及びその他の特許には、隣接する2本のシフトパス
を持つように設計されたスプロケットが示されている。
Interactive Glide (IG) スプロケットもまた、奇数歯
を有するスプロケットと、チェーンのアウターリンクプ
レートとの組み合せの問題によって、2本のアップシフ
トパスを備えている。この問題を解決するために、2本
のシフトパスを隣接させて配置することで、スプロケッ
トの歯に接触するチェーンのインナーリンク及びアウタ
ーリンクの組み合せにしたがって、アップシフトパスの
片方がアップシフトに寄与するようになっている。
【0009】具体的には、Sung 社及びその他特許の図
4に示されるように、チェーンのアウターリンクプレー
トが歯13に噛み合うと、チェーンのインナーリンクプ
レートは4Bによって案内される。ただし、チェーンの
アウターリンクプレートが歯14に噛み合う場合、チェ
ーンのインナーリンクプレートは4Cによって案内され
る。したがって、4Bと4Cの設計は異なっている。4
Cの径方向部は4Bよりも高く、第2のアップシフト逃
がし点から第2アップシフト噛み合い点まで、チェーン
のたるみを取り込んでいる。その結果、第1アップシフ
トパスと、それに隣接する第2アップシフトパスとのシ
フト性能は異なってくる。一方のアップシフトパスが他
方のアップシフトパスよりも優れ、性能の優れたアップ
シフトパスはペダリングショックを防ぐことが可能なほ
ど滑らかである。しかし、他方のアップシフトパスはそ
れほど滑らかではなく、ペダリングショックの発生する
場合がある。
【0010】大径スプロケットから小径スプロケットへ
とアップシフトされる際、チェーンは小径スプロケット
又は大径スプロケットの歯頂部に載る可能性がある。そ
のような場合、大径スプロケットの歯と、小径スプロケ
ットの歯との位置関係がシフトに適さなくなり、チェー
ンシフトが妨げられ、運転者は、大抵、ペダリングショ
ックを受けることになる。
【0011】上記観点から、大径スプロケットから小径
スプロケットへの滑らかで信頼性のあるチェーンシフト
動作を確保する改良型スプロケットアセンブリが必要に
なっている。本発明では、本技術における上記の必要性
ならびにその他の必要性を示し、本開示によって、当業
者はそれを明確に理解することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、大径
スプロケットから小径スプロケットへの滑らかで信頼の
おけるチェーンシフト動作を確保するようスプロケット
の歯を修正することにより、優れたアップシフトパスを
与えるスプロケットを提供することにある。運転者は、
ディレーラによるアップシフト中にペダリングショック
なしに滑らかなアップシフトを楽しむことができる。本
改良型多段スプロケットアセンブリは、電動式自動シフ
ト機構と併用される場合に特に有利である。
【0013】本発明の目的は、大径スプロケットから小
径スプロケットへの滑らかなアップシフト動作を与える
大径スプロケットを提供することにある。本発明の別の
目的は、激しい運転負荷が掛かっている場合でも、チェ
ーンを比較的容易かつ確実に大径スプロケットから小径
スプロケットへシフト可能な少なくとも1つの大径スプ
ロケットと、少なくとも1つの小径スプロケットとを備
えたスプロケットアセンブリを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、軸
方向第1側と軸方向第2側とを有するスプロケット本体
と、スプロケット本体の外周から径方向外側に延び、円
周方向に間隔を隔てて設けられた複数の歯とを備えた自
転車用多段スプロケットアセンブリ用スプロケットを提
供することにより達成できる。
【0015】複数の歯は、第1アップシフト歯と、第1
アップシフト歯に隣接する第2アップシフト歯と、第2
アップシフト歯に隣接する第3アップシフト歯とを含む
複数のアップシフト歯を含む。第1、第2及び第3アッ
プシフト歯は、自転車用チェーンのアウターリンクプレ
ートが第2アップシフト歯に噛み合う際のチェーンのア
ップシフトを防ぐように自転車用チェーンのアライメン
トを維持し、インナーリンクプレートが第1アップシフ
トパスに沿って第2アップシフト歯に噛み合う際に自転
車用チェーンをシフトするよう寸法取りされている。
【0016】当業者にとって、本発明のその他の目的、
特徴、様相、利点は、添付された図面と共に本発明の実
施形態を開示するの以下の詳細な説明から明らかにな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による多段スプロ
ケットアセンブリ12が装着された自転車用リアハブ1
1を有する従来の自転車10を示す。自転車10は、前
輪15及び後輪16が回転自在に連結された自転車フレ
ーム14を有している。フロントフォーク17は、従来
の方法で、フレーム14と前輪15との間に連結され
る。フロントフォーク17に固く連結されているハンド
ルバー18を回転させると、前輪15も回転する。後輪
16は、フレーム14の後部に回転自在に連結されてい
る。フレーム14は、調整自在に連結されたシート19
と、自転車10を走行させるドライブトレイン20とを
さらに備えている。
【0018】ドライブトレイン20は、本発明によるリ
ア多段スプロケットアセンブリ12と、1対のペダル2
2と、前記ペダル22と共に回転するフロント多段スプ
ロケットアセンブリ22と、リア多段スプロケットアセ
ンブリ12及びフロント多段スプロケットアセンブリ2
2の間に延びるチェーン23とを備えている。ドライブ
トレイン20は、電動式自動シフトアセンブリによって
作動される。電動式自動シフトアセンブリは、シフト制
御装置25と、配線接続箱又は接続装置26と、モータ
付きフロントディレーラ27と、モータ付きリアディレ
ーラ又はチェーンシフト装置28とを備えている。
【0019】シフト制御装置25は、プリント回路基板
上に形成され、バッテリー装置によって給電されるマイ
クロコンピュータを含んでいる。シフト制御装置25の
マイクロコンピュータは、中央処理装置(CPU)と、
ランダムアクセスメモリ部品(RAM)と、読み取り専
用メモリ部品(ROM)と、I/Oインタフェースとを
備えている。シフト制御装置25は、以下に詳細に説明
するように、自動であることが望ましい。自転車業者に
とってマイクロコンピュータの様々な部品については従
来から周知であるので、シフト制御装置25のマイクロ
コンピュータで使用される部品についてここでは説明し
ない。また、本発明を実施するためには、シフト制御装
置25が様々な電子部品、回路、機械部品を含んでもよ
い。
【0020】自転車業者にとって自転車10の部品及び
ドライブトレイン20については、従来から周知である
ので、自転車10のこれらの部品について、本発明に従
って修正されたもの除き、ここでは詳細に説明しない。
また、ここでは詳細に説明しないが、ブレーキ、追加ス
プロケットなど、様々な従来の自転車用部品も本発明と
共に使用できる。
【0021】シフト制御装置25は、図2に示すよう
に、フロントディレーラ27及びリアディレーラ28を
手動で操作するためのダウンシフト及びアップシフト用
ボタン25a,25bを備えているのが望ましい。ボタ
ン25a及びボタン25bの間には突起25cが配置さ
れ、運転者の親指またはその他の指にボタン25a,2
5bに相対する基準点を提供している。シフト制御装置
25は、さらに、中央処理装置に情報を提供する検出/
測定装置又は部品を少なくとも1つ備えている。検出/
測定部品は、所定の動作コマンドを生成する。検出/測
定部品は、所定の動作コマンドが中央処理装置(CP
U)に受け取られるよう、シフト制御装置25の中央処
理装置に操作自在に連結されている。
【0022】シフト制御装置25は、接続装置26を通
じてフロントディレーラ27またはリアディレーラ28
(あるいは両方)に自動シフト用の信号を送る。接続装
置26は、シフト制御装置25からの信号を受信する単
一のパワー入力と、フロントディレーラ27又はリアデ
ィレーラ28(あるいは両方)に信号を送信する1対の
パワー出力とを備えるのが望ましい。パワー入力は、シ
フト制御装置25を接続装置26に連結している。パワ
ー出力の一方は、フロントディレーラ27を接続装置2
6に連結し、パワー出力の他方は、リアディレーラ28
を接続装置26に連結するのが望ましい。
【0023】シフト制御装置25を操作可能な検出/測
定部品の1種類は、速度検出装置である。シフト制御装
置25及び接続装置26は、センサ29及び磁石30を
含む速度検出装置に操作自在に連結される。センサ29
は、フロントフォーク17上に取り付けられ、前輪15
のスポークの1本に取り付けられた磁石30を検出する
磁気操作可能なセンサであるのが望ましい。このよう
に、速度情報が、バッテリー駆動の電子シフト制御装置
25に送られる。自転車速度センサ29は、自転車10
のフロントフォーク17に連結される。この自転車速度
センサ29は、前輪15に取り付けられた磁石30を検
出することで自転車の速度信号を送出する。センサ29
は、前輪15と共に回転する磁石30を検出可能なフロ
ント読み取りスイッチ又はその他の部品を備えている。
センサ29は、前輪15が所定の角度又は回転数だけ回
転するごとにパルスを発生する。センサ29がパルス又
は信号を発生すると、パルス信号送信回路は、直ちに、
このパルス信号をシフト制御装置25の中央処理装置に
送り、チェーン23がアップシフトされるかまたはダウ
ンシフトされるかが決定される。このように、センサ2
9及び磁石30は、シフト制御装置の検出装置又は測定
部品を形成している。すなわち、センサ29は前輪15
の回転速度を測定する。
【0024】本発明によるマルチ・スプロケットアセン
ブリ12は、モータ式リアディレーラ28を操作する自
動シフトアセンブリと併用される場合に、特に有用であ
る。本発明に利用可能な自動シフトアセンブリの一例
は、シマノ株式会社に付与された Kimura 社の 米国特
許 No. 6,073,061 に開示されている。このような装置
では、自転車の速度が所定の上限速度を超えると、自動
シフトアセンブリがリアディレーラ28を作動させ、チ
ェーン23をアップシフト方向に移動させる。自転車の
速度が所定の下限速度を下回ると、自動シフトアセンブ
リがリアディレーラ28を作動させ、チェーン23をダ
ウンシフト方向に移動させる。自動シフトアセンブリが
手動シフトに設定されると、運転者は、突然のペダリン
グショックを低減するような、リアディレーラ28をシ
フトする最良のタイミングを予期することができる。た
だし、自動シフトアセンブリが自動モードにある場合、
運転者はシフトの発生を予期することはできない。した
がって、突然のペダリングショックが非常に起こりやす
いときに、運転者はリアディレーラ28がシフトするの
を防ぐことはできない。しかし、本発明による多段スプ
ロケットアセンブリ12を使用すると、自動シフトアセ
ンブリが自動シフトモードにある場合でも、突然のペダ
リングショックは低減されるかまたは除去される。
【0025】自転車業者にとって、自転車の部品やドラ
イブトレイン20については、従来から周知であるの
で、本発明により修正される場合を除き、ここでは詳細
に説明しない。また、ここでは詳細に説明しないブレー
キ、追加スプロケットなどの様々な自転車用部品も本発
明と共に使用可能である。ここで使用するように、以下
で用いる「前方、後方、上方、上、下方、垂直、水平、
下、横」などの方向を示す語並びに他の同様の方向を表
す語は、自転車の通常の乗車位置に対してスプロケット
アセンブリ12の設置されている方向を表す。したがっ
て、スプロケットアセンブリ12を説明するこれらの語
は、自転車10の通常の乗車位置を基準に解釈されなけ
ればならない。
【0026】[第1実施形態]ここで図3及び図4を参照
して、本発明の第1実施形態によるスプロケットアセン
ブリ12について説明する。第1実施形態によるスプロ
ケットアセンブリ12は、所定の間隔を隔てて互いに配
置されたスプロケットS1〜S7を備えた7段階スプロ
ケットアセンブリである。スプロケットS1〜S7は、
リアハブのフリーホイール11(表示しない)に、スプ
ロケットS1〜S7が中央ハブ軸Oを中心に一体に回転
するよう、従来の方法で固く装着されている。図4に示
すように、スプロケットS1〜S7は時計回りの方向R
に一体に回転する。
【0027】本発明によるスプロケットアセンブリは、
本実施形態よりも多数又は少数のスプロケットを備えて
もよい。すなわち、本発明は、ディレーラ又は同様の部
品を使用する自転車用の大径スプロケットと小径スプロ
ケットを各々少なくとも1枚有する多段スプロケットア
センブリであってもよい。多段スプロケットアセンブリ
12は、図5に示すような従来型自転車チェーンである
駆動チェーン23と噛み合うよう設けられている。駆動
チェーン23は、間接ピン及びローラが互いに回動自在
に連結された複数のインナーリンクプレート23a及び
複数のアウターリンクプレート23bを備えた連続的な
ループである。チェーンシフトの過程で、チェーン23
は、リアディレーラ28によってスプロケットS1〜S
7の回転軸方向に移動されて、1つのスプロケットから
隣接するスプロケットへとシフトされる。大径スプロケ
ットの歯を修正することにより、チェーン23は滑らか
なダウンシフト又はアップシフトの動作を行えるように
なる。
【0028】図3に、アップシフト及びダウンシフトの
方向を示すようスプロケットアセンブリ12を図示す
る。具体的に、アップシフトはチェーン23が大径スプ
ロケットから次の小径スプロケットへと移動されるとき
に発生し、ダウンシフトはチェーン23が小径スプロケ
ットから次の大径スプロケットへと移動されるときに発
生する。
【0029】スプロケットアセンブリ12が図4に示す
時計回りの方向Rに回転されると、インナーリンクプレ
ート23a及びアウターリンクプレート23bは、スプ
ロケットの歯の1個と噛み合う。スプロケットが偶数個
の歯を持つ場合、インナーリンクプレート23a及びア
ウターリンクプレート23bは常に同じ歯と噛み合う。
スプロケットが奇数個の歯を持つ場合、インナーリンク
プレート23a及びアウターリンクプレート23bはス
プロケットアセンブリ12が回転するたびに交互に異な
る歯と噛み合わされる。すなわち、スプロケットS3,
S4,S5(すべて奇数個の歯を有する)の歯は、イン
ナーリンクプレート23a及びアウターリンクプレート
23bの両方と交互に噛み合うこととなる。特に、スプ
ロケットS3,S4,S5の歯は、以下に説明するよう
に、インナーリンクプレート23aの1つがスプロケッ
トの選択された歯と噛み合う場合にのみアップシフト動
作が起こるよう設計されている。
【0030】本発明の第1実施形態による多段スプロケ
ットアセンブリ12は、スプロケットS1〜S7につい
て、順に、11歯、13歯、15歯、17歯、21歯、
27歯、33歯の歯構成を備えている。スプロケットS
1〜S7は、その他の歯構成を有してもよい。本発明
は、歯の合計数が奇数であるスプロケットについて最適
化されている。以下に説明するように、本発明によるス
プロケットは、歯の合計数が偶数に構成されてもよい。
スプロケットS1〜S7は、金属材料のような適切な剛
性材料で構成されるのが望ましい。
【0031】スプロケットS1〜S7の軸幅及び、チェ
ーン23のインナーリンクプレート23a間の横間隔
は、以下に説明するように、チェーン23のアップシフ
トを制御するよう寸法取りされている。例えば、チェー
ン23のインナーリンクプレート23a間の横間隔は約
2.5mm であり、7段階スプロケットアセンブリ1
2によるスプロケットS1〜S7の軸幅は約2.3mm
であるのが望ましい。8段階スプロケットアセンブリ
(第2実施形態のスプロケットアセンブリ12’)の場
合、以下に詳細に説明するように、軸幅は約2.1mm
であるのが望ましい。
【0032】本発明の第1実施形態による自転車用スプ
ロケットアセンブリ12を説明する際、簡略化のため、
ここではスプロケットS3,S4,S5についてのみ詳
細に説明する。スプロケットS3,S4,S5について
説明する本発明の原理は、スプロケットアセンブリ12
のその他のスプロケット(すなわちS1,S2,S6,
S7)にも適用してもよい。
【0033】ここで図6及び図7を参照すると、スプロ
ケットS3は、スプロケット本体40と、プロケット本
体40の外周から径方向外側に延びる円周方向に間隔を
隔てて設けられた複数(15本)の歯A3〜K3とを備
えている。スプロケット本体40は、次の小径スプロケ
ットS2に面する、軸方向第1側または小径スプロケッ
ト側40aと、次の大径スプロケットS4に面する、軸
方向第2側または大径スプロケット側40bとを有して
いる。スプロケットS3の中心部は、従来の方法でリア
ハブのフリーホイール11(表示しない)に装着された
スプライン孔40cを備えている。簡略化のため、スプ
ロケットS3の歯は、スプロケットS3の回転方向Rに
対し、反時計回りの方向にアルファベット順にラベル付
けされ、特に、ほぼ同一の歯は、同じ参照文字を有して
いる。スプロケットS3の歯とほぼ同一のスプロケット
S3,S5の歯に、同様の命名法を用いている。
【0034】以下に説明するように、スプロケットS3
の特定の歯は、チェーン23が隣接するスプロケットS
2及びS4に滑らかにアップシフト又はダウンシフトさ
れるようトリミングされている。A3からE3までの一
連の歯は共に機能してチェーン23のアップシフトを制
御し、第1アップシフトパスを形成するアップシフト歯
である。F3からI3までの一連の歯は、共に働いてチ
ェーン23のダウンシフトを制御し、第1ダウンシフト
パスを形成する、ダウンシフト歯である。スプロケット
S3は、1本のアップシフトパスと1本のダウンシフト
パスとを持つよう図示されているが、スプロケットS3
が2本のアップシフトパスと、2本のダウンシフトパス
を持つものであってもよい。
【0035】チェーン23がスプロケットS3などの第
1スプロケットからスプロケットS2またはS4などの
次の小径又は大径スプロケットにシフトされる際の、第
1スプロケットと噛み合う最後のローラの中心点は逃し
点と呼ばれ、受取り側のスプロケットと噛み合う最初の
ローラの中心点は係合点と呼ばれる。逃し点と係合点と
の間のチェーンリンクは、チェーンシフト過程でアップ
シフトパスまたはダウンシフトパスを形成する。
【0036】ここで図19及び図20を参照しながら、
チェーン23のシフト動作について詳細に説明する。ア
ップシフト操作中、チェーンは大径スプロケットS5か
ら小径スプロケットS4へとシフトされる。このアップ
シフト過程において、大径スプロケットS5は元のスプ
ロケットと見なされ、小径スプロケットS4は受取り側
スプロケットと見なされる。大径スプロケットS5はア
ップシフトの逃し点P1を有し、小径スプロケットS4
はアップシフトの係合点P2を有している。ダウンシフ
ト過程において、小径スプロケットS4は元のスプロケ
ットと見なされるので、大径スプロケットS5は受取り
側スプロケットと見なされる。小径スプロケットS4は
ダウンシフトの逃し点P3を有し、大径スプロケットS
5はダウンシフトの係合点P4を有している。
【0037】逃し点と係合点とがスプロケットアセンブ
リ12の中心点に対して成す角度は、大径スプロケット
S5及び小径スプロケットS4間の位相角度として定義
される。ダウンシフト動作による位相角はダウンシフト
位相角と呼ばれ、アップシフト動作による位相角はアッ
プシフト位相角と呼ばれている。ダウンシフト歯F3〜
I3は、比較的従来どおりであり、ほぼ Nagano に付与
された米国特許 No. 4,889,521 に従って構成されてい
る。したがって、ダウンシフト歯F3〜I3の構成及び
機能について、ここでは詳細に説明しない。同様に、残
りの歯J3〜K3の構成及び機能は本発明において重要
ではない。したがって、残りの歯J3〜K3の構成及び
機能について、ここでは詳細に説明しない。むしろ以下
では、アップシフト歯A3〜E3の構成及び機能につい
て重点的に説明している。
【0038】アップシフト歯A3〜E3は、チェーン2
3が隣接するスプロケットS2に滑らかにアップシフト
されるようトリミングされている。具体的に、歯A3は
第1アップシフト歯であり、歯B3は第1アップシフト
歯A3に隣接する第2アップシフト歯であり、歯C3は
第2アップシフト歯B3に隣接する第3アップシフト歯
であり、歯D3は第3アップシフト歯C3に隣接する第
4アップシフト歯であり、歯E3は第4アップシフト歯
D3に隣接する第5アップシフト歯である。
【0039】第1、第2及び第3アップシフト歯A3,
B3,C3は、さらに、自転車用チェーン23の1対の
アウターリンクプレート23bが第2アップシフト歯B
3と噛み合う際に、チェーン23のアップシフトを妨げ
るよう寸法取りされている。特に、A3及びC3は、自
転車用チェーン23の1対のアウターリンクプレート2
3bが第2アップシフト歯B3と噛み合う際のチェーン
23のアップシフトを妨げるよう、自転車用チェーン2
3とスプロケット本体40とのアライメントを維持して
寸法取りされている。ただし、第1、第2及び第3アッ
プシフト歯A3,B3,C3は、さらに、1対のインナ
ーリンクプレート23aが第2アップシフト歯B3と噛
み合う際に、自転車用チェーン23のアップシフトを許
可するよう寸法取りされている。すなわち、スプロケッ
トS3は奇数個の歯を持つので、スプロケットアセンブ
リ12が1回転するごとに、インナーリンクプレート2
3a及びアウターリンクプレート23bは交互に異なる
歯と噛み合う。したがって、S3の歯は、インナーリン
クプレート23a及びアウターリンクプレート23bと
交互に噛み合い、1対のインナーリンクプレート23a
が第2アップシフト歯B3と噛み合う場合にのみアップ
シフトが可能となる。
【0040】図7に示すように、第1アップシフト歯A
3は、1対の平らな側面(アップシフト面)41a,4
1bで規定されるベース部と、角度付き表面42a,4
2bで規定される先端部とを備えているのが望ましい。
角度付きまたはテーパ付き表面42a,42bは、中央
に位置する円周先端面43にまで延びている。歯先は、
2つの角度付き表面42a,42bと、円周先端面43
とによって形成される。
【0041】平らな側面41a,41bは、スプロケッ
ト本体40の外周から径方向外側に延び、スプロケット
本体40のスプロケット側面40a,40bとほぼ平行
に位置している。第1アップシフト歯A3の平らな側面
41a,41bは、順に小径スプロケット側40aと、
大径スプロケット側40bとにほぼ水平に沿うのが望ま
しい。第1アップシフト歯A3の平らな側面41a,4
1bは、第1アップシフト歯A3のチェーン整列部を形
成している。すなわち、1対のインナーリンクプレート
23aが第1アップシフト歯A3上に配置されると、平
らな側面41a、41bはインナーリンクプレート23
aと噛み合い、スプロケット本体40に対してチェーン
23が横及び軸方向に動くのを妨げる。
【0042】第1アップシフト歯A3の歯先は、一般又
は通常の歯先として描かれている。すなわち、先端面4
3は、スプロケット側面40a及び40bの中間部の中
心に配置され、スプロケット側面40a,40bに平行
に延びている。平らな側面41a又は41b(あるいは
両方)をトリミングして、Nagano に付与された米国特
許No. 4,889,521 の図8に示されるような面取り表面を
形成することも可能である。また、本発明の第2実施形
態に示すように、先端面43をスプロケット本体40の
小径スプロケット側40aまでオフセットさせることも
可能である。
【0043】ここで、図9を参照すると、第2アップシ
フト歯B3は、1対のインナーリンクプレート23aと
噛み合うと、スプロケット本体40の小径スプロケット
側40aにチェーンがシフトする余地を与えるように構
成されている。第2アップシフト歯B3は、1対の平ら
な側面45a,45bで規定されるベース部と、角度付
き表面46a,46bで規定される先端部とを備えてい
るのが望ましい。角度付きまたはテーパ付き表面46
a,46bは、中央に位置する円周先端面47にまで延
びている。チェーン23の歯B3への着脱が容易に行え
るように、2つの角度付き表面46a,46bをトリミ
ングして面取り表面を形成することもできる。
【0044】歯先は、2つの角度付き表面46a,46
bと円周先端面47とによって形成される。本実施形態
による先端面47は、スプロケット本体40のスプロケ
ット側面40a,40bとほぼ平行に延びている。先端
面は、さらに、図9(b)に示すように、スプロケット
本体40の小径スプロケット側40aにオフセットされ
ている。
【0045】平らな側面45a,45bは、スプロケッ
ト本体40の外周から径方向外側に延び、スプロケット
本体40のスプロケット側面40a,40bとほぼ平行
に位置している。平らな側面45aは、小径スプロケッ
ト側40aとほぼ水平に沿っているのが望ましい。一
方、平らな側面45bは、小径スプロケット側40bか
ら引っ込んだ位置に配置され、アップシフト寄りかかり
凹部48を形成している。
【0046】アップシフト寄りかかり凹部48は、イン
ナーリンクプレート23aの1つを収容する大きさを有
している。すなわち、図23に示すように、アップシフ
ト寄りかかり凹部48により、チェーン23のインナー
リンクプレート23aはスプロケット本体40の小径ス
プロケット側40aにシフトする。したがって、アップ
シフト寄りかかり凹部48により、チェーン23はスプ
ロケット本体40の小径スプロケット側40aに対し横
方向または軸方向にシフトされ、アップシフトが可能に
なる。アップシフト寄りかかり凹部48は、第3アップ
シフト歯C3に接近するにつれ凹部が深くなるよう円周
方向に傾斜しているのが望ましい。第2アップシフト歯
B3の歯底径は、スプロケット本体40の外周によって
決定され、アップシフト寄りかかり凹部48は、主に、
歯底径から径方向外側に配置される。アップシフト寄り
かかり凹部48の一部は、第2アップシフト歯B3の歯
底径の内側にもかかり、インナーリンクプレート逃がし
凹部49を形成している。インナーリンクプレート逃が
し凹部49の曲率は、この領域と接触するインナーリン
クプレート23a部分の曲率にほぼ一致している。
【0047】ここで、図10を参照すると、第3アップ
シフト歯C3は、1対の平らな側面51a,51bで規
定されるベース部と、角度付き表面52a,52bで規
定される先端部と、径方向に延びた平面52cとを備え
ているのが望ましい。角度付き表面52a,52b及び
径方向延長面52cは、互いに、円周方向に延びた先端
面53を形成している。刃先は、これらの表面52a,
52b,52c,53によって形成されている。
【0048】平らな側面51a,51bは、スプロケッ
ト本体40の外周から径方向外側に延び、スプロケット
本体40のスプロケット側面40a,40bとほぼ平行
に位置している。2つの平らな側面51a,51bは、
順に小径スプロケット側40aと、大径スプロケット側
40bとにほぼ水平に沿っているのが望ましい。第3ア
ップシフト歯C3の平らな側面51a,51bは、第3
アップシフト歯C3のチェーン整列部を形成している。
すなわち、1対のインナーリンクプレート23aが第3
アップシフト歯C3上に配置されると、平らな側面51
a,51bはインナーリンクプレート23aと噛み合
い、スプロケット本体40に対してチェーン23が横及
び軸方向に動くのを妨げている。第1アップシフト歯A
3と第3アップシフト歯C3とは、第2アップシフト歯
B3のみで隔たれているので、第1アップシフト歯A3
及び第3アップシフト歯C3の両歯は、チェーン23の
インナーリンクプレート23a又はアウターリンクプレ
ート23bのいずれか一方と噛み合うことになる。チェ
ーン23のインナーリンクプレート23aが第1及び第
3アップシフト歯A3,C3に噛み合うと、チェーン2
3は第2アップシフト歯B3のアップシフト寄りかかり
凹部48へと横方向にシフトされることはできない。
【0049】角度付き表面52a,52bと、径方向延
長面52cとは、インナーリンクプレート23aが第3
アップシフト歯C3と噛み合う際に、インナーリンクプ
レート23aを大径スプロケット側40bに案内するノ
ッチトップを形成している。これによって、インナーリ
ンクプレート23aが第3アップシフト歯C3と噛み合
う際に、チェーン23がアップシフトされないことをさ
らに保証している。
【0050】歯先面53は、スプロケット本体40のス
プロケット側面40a,40bとほぼ平行に延びてい
る。さらに、図10(b)に示すように、歯先面53は
スプロケット本体40の小径スプロケット側40aにオ
フセットされている。図10(c)に示すように、第3
アップシフト歯C3と第4アップシフト歯D3との間に
ピッチが形成されている。このピッチは、第2アップシ
フト歯B3と第3アップシフト歯C3との間のピッチよ
りも大きいものである。すなわち、第3アップシフト歯
C3の後方エッジは、第3アップシフト歯C3の幅W1
がその他のアップシフト歯の幅W2よりも小さいように
トリミングされている。
【0051】ここで、図11を参照すると、第4アップ
シフト歯D3は、インナーリンクプレート逃し部を備
え、アップシフト中にチェーン23がスプロケットS3
とS2との間をスライドする余地を与えている。第4ア
ップシフト歯D3は、特に、スプロケット本体40の外
周から径方向外側に延び、スプロケット本体40のスプ
ロケット側面40a,40bとほぼ平行に位置してい
る、1対の平らな側面55a,55bで規定されるベー
ス部を備えている。第4アップシフト歯D3の小径スプ
ロケット側40aは、スプロケット本体40の外周から
径方向外側に延び、スプロケット本体40のスプロケッ
ト側面40a,40bとほぼ平行な凹部付き表面58を
さらに備えている。
【0052】平らな側面55aは、インナーリンクプレ
ートの案内面を形成している。インナーリンクプレート
案内面55aは、スプロケット本体40の小径スプロケ
ット側40aから凹部切りされている。第4アップシフ
ト歯D3の大径スプロケット側40bは、スプロケット
本体40の外周から径方向外側に延び、スプロケット本
体40のスプロケット側面40a,40bとほぼ平行
な、平らな側面55bを備えている。平らな側面55b
もまた、大径スプロケット側40bとほぼ水平に沿って
いるのが望ましい。
【0053】面取り表面56a,56bは、インナーリ
ンクプレート案内面55a及び平らな側面55bから円
周状の先端面57まで、外向きにテーパされている。先
端面57は、第1アップシフト歯A3の先端面43より
も薄くなっている。先端面57は、スプロケット本体4
0のスプロケット側面40a,40bとほぼ平行に延び
ている。さらに、図11(b)に示すように、先端面5
7はスプロケット本体40のス大径スプロケット側40
bにオフセットされている。
【0054】面取り表面56aは、インナーリンクプレ
ート23aが第4アップシフト歯D3と噛み合う際に、
チェーンを小径スプロケット側40aに向かわせるイン
ナーリンクプレートの上部案内面を形成している。イン
ナーリンクプレート案内面55aの内側エッジは曲面5
9を備え、曲面59は、アップシフト中にチェーン23
がスプロケットS3及びS2の間をスライドする余地を
与えるインナーリンクプレート逃し部を形成している。
曲面59の曲率は、この領域と接触するインナーリンク
プレート23a部分の曲率にほぼ一致している。
【0055】ここで、図12(a)、図12(b)及び
図12(c)を参照すると、第5アップシフト歯E3
は、1対の平らな側面61a,61bで規定されるベー
ス部と、平らな側面61bから延び、円周方向に延びた
先端面63を形成している、角度付き表面62bとを備
えているのが望ましい。図12(a)及び図12(b)
に示すように、チェーン23が歯E3へ容易に脱着され
るように、角度付き表面62bをトリミングして面取り
表面を形成することもできる。先端面63は、スプロケ
ットS3の大径スプロケット側40bに隣接して配置さ
れる。歯E3の先端面63は、スプロケット本体40の
第1及び軸方向第2側40a,40bに平行に延び、ス
プロケットS3の大径スプロケット側40bオフセット
されている。
【0056】平らな側面61a,61bは、スプロケッ
ト本体40の外周から径方向外側に延び、スプロケット
本体40のスプロケット側面40a,40bとほぼ平行
に位置している。平らな側面61bは、さらに、大径ス
プロケット側40bにほぼ水平に沿っているのが望まし
い。一方、平らな側面61aは、小径スプロケット側4
0aから引っ込んだ位置に配置されている。したがっ
て、歯E3の小径スプロケット側40a上の側面61a
は、第4アップシフト歯D3のリセス(逃げ凹部)付き
表面58と同じ高さに配置され、アウターリンクプレー
ト逃し部または第2アップシフト凹部を形成している。
【0057】F3からI3までの5本の一連の歯は、共
に働いてチェーン23のダウンシフトを制御し、第1ダ
ウンシフトパスを形成する、ダウンシフト歯である。ダ
ウンシフト歯F3〜I3は、回転方向Rについて、アッ
プシフト歯A3〜E3の直後に配列されている。図6及
び図7を再び参照すると、ダウンシフト歯F3は、小径
スプロケット側40aに形成された第1ダウンシフト案
内凹部71を備えている。ダウンシフト歯G3は、小径
スプロケット側40aに形成された第2ダウンシフト案
内凹部72を備えている。本実施形態において、スプロ
ケット本体40の小径スプロケット側40aを基準に、
第2ダウンシフト案内凹部72は第1ダウンシフト案内
凹部71よりも深くなっている。
【0058】ダウンシフト歯H3は、チェーン23を掴
む又はチェーン23と完全に噛み合う最初のダウンシフ
ト歯に設計され、第1ダウンシフト歯とみなされる。ダ
ウンシフト歯H3の小径スプロケット側40aは、平面
80aと逃げ凹部81aとを備えたベース部を有してい
る。平らな側面80aは、スプロケット本体40の外周
から径方向外側に延び、スプロケット本体40のスプロ
ケット側面40a,40bとほぼ平行に位置している。
平らな側面80aは、小径スプロケット側40aにほぼ
水平に沿っているのが望ましい。逃げ凹部81aは、ダ
ウンシフト歯I3に最も近いエッジ上で凹部が深くなる
ように傾斜するのが望ましい。ダウンシフト歯H3は、
スプロケット本体40の大径スプロケット側40bに形
成された第1ダウンシフト寄りかかり凹部81bを備え
るのが望ましい。第1ダウンシフト寄りかかり凹部81
bは、ダウンシフト歯G3に最も近いエッジ上で深くな
るように傾斜するのが望ましい。
【0059】各ダウンシフト歯I3は、スプロケット本
体40の外周から径方向外側に延びる平面84aを備え
たベース部を有するのが望ましい。平面84aは、スプ
ロケット本体40の小径スプロケット側40aに対して
傾斜している。平らな側面84aは、ダウンシフト歯H
3に最も近いエッジ上で深くなるように傾斜するのが望
ましい。
【0060】各歯J3は、スプロケット本体40の小径
スプロケット側40aに凹部85aを備えるのが望まし
い。これらの凹部85aは、チェーン23のダウンシフ
ト中にインナーリンクプレート23aとの干渉を防ぐよ
う設計されている。すなわち、小径スプロケットS2か
ら大径スプロケットS3へのダウンシフト中、チェーン
23は横方向に曲折するようねじられる。チェーン23
のこのねじれにより、チェーン23のアウターリンクプ
レートは、最初にダウンシフト歯H3に噛み合わされ、
続いて、ダウンシフト歯I3に噛み合わされる。このよ
うに、チェーン23は、さらに、スプロケット本体40
の大径スプロケット側40bの方向に横にねじられ、最
終的にスプロケット本体40に沿う。チェーン23の第
2のカーブは、インナーリンクプレート23aの1つが
歯J3の凹部85aに嵌るようスプロケット本体40の
大径スプロケット側40bにオフセットされている。
【0061】歯K3は、チェーン23を駆動する標準歯
であリ、本発明によるダウンシフト中又はアップシフト
中に特別な機能を示すものではない。したがって、歯K
3について、ここでは詳細に説明しない。ここで、図1
3から図16を参照すると、スプロケットS4は17本
の歯を備え、前述の15歯スプロケットS3と類似する
形状の歯を有している。17歯スプロケットS4と、前
述の15歯スプロケットS3との主な相違点は、17歯
スプロケットS4が2個の余分の標準歯K3を有するこ
とである。17歯スプロケットS4と15歯スプロケッ
トS3との類似点を考慮して、15歯スプロケットS3
の歯と同じ機能を有する17歯スプロケットS4の歯
に、異なる下付き番号と共に同一の参照文字を与えてい
る。したがって、17歯スプロケットS4の歯につい
て、ここでは詳細に説明しない。
【0062】スプロケットS4は、スプロケット本体4
0と、プロケット本体40の外周から径方向外側に延
び、円周方向に間隔を隔てて設けられた複数(17本)
の歯A4〜K4とを備えている。スプロケットS4のス
プロケット本体40は、次の小径スプロケットS3に面
する軸方向第1側又は小径スプロケット側40aと、次
の大径スプロケットS5に面する軸方向第2側又は大径
スプロケット側40bとを有している。スプロケットS
4の中心部は、従来の方法でリアハブのフリーホイール
(表示しない)に設置されている、スプライン孔40c
を備えている。
【0063】スプロケットS4の特定の歯は、チェーン
23が隣接するスプロケットS2及びS4に滑らかにア
ップシフト又はダウンシフトされるように、前述したス
プロケットS3の場合とほぼ同じ方法で、トリミングさ
れている。A4からE4までの一連の歯は、共に働いて
チェーン23のアップシフトを制御し、第1アップシフ
トパスを形成する、アップシフト歯である。F4からI
4までの一連の歯は、共に働いてチェーン23のダウン
シフトを制御し、第1ダウンシフトパスを形成する、ダ
ウンシフト歯である。スプロケットS4は、1本のアッ
プシフトパスと、1本のダウンシフトパスを持つように
図示されているが、スプロケットS4が2本のアップシ
フトパスと、2本のダウンシフトパスを持つことも可能
なことは、この開示から当業者には明らかである。
【0064】ここで、図17から図18を参照すると、
スプロケットS5は21本の歯を備え、前述の15歯ス
プロケットS3と類似する形状の歯を有している。17
歯スプロケットS4と、前述の15歯スプロケットS3
との主な相違点は、21歯スプロケットS5が1本のア
ップシフトパスと、2本のダウンシフトパスとを有する
ことである。
【0065】21歯スプロケットS5と15歯スプロケ
ットS3との類似点を考慮して、15歯スプロケットS
3の歯と同じ機能を有する21歯スプロケットS5の歯
に、異なる下付き番号と共に同一の参照文字を与えてい
る。したがって、21歯スプロケットS5の歯につい
て、ここでは詳細を説明または図示していない。スプロ
ケットS5は、基本的に、スプロケット本体40と、プ
ロケット本体40の外周から径方向外側に延び、円周方
向に間隔を隔てて設けられた複数(21本)の歯A5〜
K5とを備えている。スプロケットS5のスプロケット
本体40は、次の小径スプロケットS4に面する軸方向
第1側又は小径スプロケット側40aと、次の大径スプ
ロケットS6に面する軸方向第2側又は大径スプロケッ
ト側40bとを有している。スプロケットS5の中心部
は、従来の方法でリアハブのフリーホイール(表示しな
い)に設置されている、スプライン孔40cを備えてい
る。
【0066】スプロケットS5の特定の歯は、チェーン
23が隣接するスプロケットS4及びS6に滑らかにア
ップシフト又はダウンシフトされるよう、前述したスプ
ロケットS3の場合とほぼ同じ方法で、トリミングされ
ている。A5からE5までの一連の歯は、共に働いてチ
ェーン23のアップシフトを制御し、第1アップシフト
パスを形成する、アップシフト歯である。スプロケット
S5のアップシフト歯B5〜E5は、前述したスプロケ
ットS3の歯B3〜E3とほぼ同じである。スプロケッ
トS5のアップシフト歯A5は、前述のスプロケットS
3のアップシフト歯A3とは異なっている。スプロケッ
トS5のアップシフト歯A5は、寧ろ、凹部を小径スプ
ロケット側40aに備えている。すなわち、スプロケッ
トS5のアップシフト歯A5は、前述のスプロケットS
3の歯J3に類似している。F5からI5までの一連の
歯は、共に働いてチェーン23のダウンシフトを制御
し、2本のダウンシフトパスを形成するダウンシフト歯
である。スプロケットS5の歯F5〜I5は、前述した
スプロケットS3の歯F3〜I3とほぼ同じである。
【0067】[第2実施形態]ここで図24及び図40を
参照して、本発明の第2実施形態によるスプロケットア
センブリ12’について説明する。第2実施形態による
スプロケットアセンブリ12’は、所定の間隔で等間隔
に配置されたスプロケットS1’〜S8’を備えた8段
階スプロケットアセンブリである。
【0068】本発明の第2実施形態による多段スプロケ
ットアセンブリ12’は、スプロケットS1’〜S8’
について、順に、11歯、13歯、15歯、17歯、2
1歯、25歯、29歯、33歯の歯構成を備えている。
スプロケットS1’〜S8’がその他の歯構成を有して
もよい。本発明は、歯の合計数が奇数であるスプロケッ
トについて最適化されている。以下に説明するように、
本発明によるスプロケットは、歯の合計本数が偶数に構
成されることもできることは、この開示から当業者には
明らかである。
【0069】第2実施形態によるスプロケットアセンブ
リ12’には、第1実施形態によるスプロケットアセン
ブリ12の特徴の多くが使用されている。したがって、
スプロケットアセンブリ12とは異なるスプロケットア
センブリ12’の特徴についてのみ、ここでは詳細に説
明する。本実施形態によるスプロケットと第1実施形態
によるスプロケットとの類似点を考慮して、第1実施形
態の歯と同じ機能を有する本実施形態の歯に、シングル
プライム符号(’)と共に同一の参照文字を与えてい
る。したがって、これらの類似歯と、その動作に関する
説明は、本実施形態から省略する。
【0070】スプロケットS3’とスプロケットS3と
の主な相違点は、スプロケットS3’のアップシフトパ
スとダウンシフトパスが重複することである。したがっ
て、本実施形態によるダウンシフト歯は、回転方向に対
して、アップシフト歯の前方に配置されている。すなわ
ち、第1アップシフト歯A3と、第2ダウンシフト歯I
3とは、第1統合歯(アップ・ダウンシフト)AI3’
に形成され、第2アップシフト歯B3と、第3ダウンシ
フト歯I3とは、第2統合歯(アップ・ダウンシフト)
BI3’に形成されている。ただし、第2統合歯BI
3’は、第2アップシフト歯B3と基本的に同一であ
る。また、アップシフト歯C3’〜E3’もスプロケッ
トS3’で修正されている。したがって、歯AI3’,
C3’,D3’についてのみ、ここでは詳細に説明す
る。
【0071】ここで、図27を参照すると、第1統合歯
AI3’は、1対の平らな側面(アップシフト面)41
a’,41b’で規定されるベース部と、角度付き表面
42a’,42b’で規定される先端部とを備えている
のが望ましい。角度付きまたはテーパ付き表面42
a’,42b’は、円周方向に延びる先端面43’を形
成している。また、先端面43’は、スプロケット本体
40’の小径スプロケット側40a’にオフセットされ
ている。
【0072】平らな側面41a’,41b’は、スプロ
ケット本体40’の外周から径方向外側に延びている。
平らな側面41a’は、スプロケット本体40’のスプ
ロケット側面40a’,40b’とほぼ平行に位置して
いる。平らな側面41b’は、スプロケット本体40の
スプロケット側面40a’,40b’に対し、角度また
は傾斜を有している。平らな側面41a’は、小径スプ
ロケット側40a’とほぼ水平に沿っているのが望まし
い。一方、平らな側面41b’は、スプロケット本体4
0’の大径スプロケット側40b’にほぼ沿った後縁4
4’を有している。この後縁44’は、スプロケット本
体40’の大径スプロケット側40b’からほぼ径方向
に延びている。すなわち、平らな側面41b’は、スプ
ロケット本体40’の大径スプロケット側40b’に対
し、角度又は傾斜を有して凹部を形成している。平らな
側面41b’によって形成された凹部は、後縁44’で
大径スプロケット側40b’と平になっている。後縁4
4’は、第2統合歯BI3’に隣接し、ダウンシフト歯
H3’に隣接するリードエッジ上で深くっている。
【0073】第1統合歯AI3’の平らな側面41a’
と後縁44’とは、第1統合歯AI3’のチェーン整列
部を形成している。すなわち、1対のインナーリンクプ
レート23aが第1統合歯AI3’上に配列されると、
平らな側面41a’及び後縁44’はインナーリンクプ
レート23aと噛み合い、スプロケット本体40’を基
準とするチェーン23の横方向または軸方向の運動を妨
げている。
【0074】ここで、図28を参照すると、第2統合歯
BI3’は、1対のインナーリンクプレート23aが噛
み合うと、スプロケット本体40’の小径スプロケット
側40a’にチェーンがシフトする余地を与えるように
構成されている。第2統合歯BI3’は、1対の平らな
側面45a’,45b’で規定されるベース部と、角度
付き表面46a’,46b’で規定される先端部とを備
えているのが望ましい。角度付きまたはテーパ付き表面
46a’,46b’は、円周方向に延びる先端面47’
にまで延びている。チェーン23の統合歯BI3’への
脱着が簡単に実行できるように、2つの傾斜面46
a’,46b’をトリミングして面取り表面を形成する
こともできる。
【0075】歯先は、2つの傾斜面46a’,46b’
と、円周先端面47’とによって形成される。本実施形
態による先端面47’は、スプロケット本体40’のス
プロケット側面40a’,40b’とほぼ平行に延びて
いる。先端面47’は、さらに、図28(b)に示すよ
うに、スプロケット本体40’の小径スプロケット側4
0a’にオフセットされている。
【0076】平らな側面45a’,45b’は、スプロ
ケット本体40’の外周から径方向外側に延び、スプロ
ケット本体40’のスプロケット側面40a’,40
b’とほぼ平行に位置している。平らな側面45a’
は、小径スプロケット側40a’とほぼ水平に沿ってい
るのが望ましい。一方、平らな側面45b’は、小径ス
プロケット側40b’から引っ込んだ位置に配置され、
アップシフト寄りかかり凹部48’を形成している。
【0077】アップシフト寄りかかり凹部48’は、イ
ンナーリンクプレート23aの1つを収容する大きさを
有している。すなわち、図40に示すように、アップシ
フト寄りかかり凹部48’により、チェーン23のイン
ナーリンクプレート23aはスプロケット本体40’の
小径スプロケット側40a’にシフトする。したがっ
て、アップシフト寄りかかり凹部48’により、チェー
ン23はスプロケット本体40’の小径スプロケット側
40a’を基準に横方向または軸方向にシフトされ、ア
ップシフトが可能になる。アップシフト寄りかかり凹部
48’は、第3アップシフト歯C3’に接近するにつれ
凹部が深くなるよう、円周状に曲折するのが望ましい。
第2統合歯BI3’の歯底径は、スプロケット本体4
0’の外周によって決定され、アップシフト寄りかかり
凹部48’は、主に、歯底径から径方向外側に配置され
る。アップシフト寄りかかり凹部48’の一部は、第2
統合歯BI3’の歯底径の内側にもかかり、インナーリ
ンクプレート逃がし凹部49’を形成している。インナ
ーリンクプレート逃がし凹部49’の曲率は、この領域
と接触するインナーリンクプレート23a部分の曲率に
ほぼ一致している。
【0078】ここで、図29を参照すると、第3アップ
シフト歯C3’は、角度付き表面50’と、1対の平ら
な側面51a’,51b’とで規定されるベース部を備
えているのが望ましい。第3アップシフト歯C3’の刃
先は、1対の角度付き表面52a’,52b’と、径方
向延長面52c’とに定義されている。角度付き表面5
2a’,52b’と、径方向延長面52c’とは互いに
収束し、円周方向に延びた先端面53‘を形成してい
る。歯先は、これらの表面52a’,52b’,52
c’,53’によって形成されている。
【0079】平らな側面51a’,51b’は、スプロ
ケット本体40’の外周から径方向外側に延び、スプロ
ケット本体40’のスプロケット側面40a’,40
b’とほぼ平行に位置している。2つの平らな側面51
a’,51b’は、順に小径スプロケット側40a’
と、大径スプロケット側40b’とにほぼ水平に沿って
いるのが望ましい。第3アップシフト歯C3’の平らな
側面51a’,51b’は、第3アップシフト歯C3’
のチェーン整列部を形成している。すなわち、1対のイ
ンナーリンクプレート23aが第3アップシフト歯C
3’上に配置されると、平らな側面51a’、51b’
はインナーリンクプレート23aと噛み合い、スプロケ
ット本体40’に対してチェーン23が横及び軸方向に
動くのを妨げている。第1アップシフト歯A3’と第3
アップシフト歯C3’とは、第2統合歯BI3’のみで
隔たれているので、第1アップシフト歯A3’及び第3
アップシフト歯C3’の両歯は、チェーン23のインナ
ーリンクプレート23a又はアウターリンクプレート2
3bのいずれか一方と噛み合うことになる。チェーン2
3のインナーリンクプレート23aが第1及び第3アッ
プシフト歯A3’,C3’に噛み合わされると、チェー
ン23は第2統合歯BI3’のアップシフト寄りかかり
凹部48’へと、横方向にシフトされることはできな
い。
【0080】角度付き表面52a’,52b’と、径方
向延長面52c’とは、インナーリンクプレート23a
が第3アップシフト歯C3’と噛み合う際に、インナー
リンクプレート23aを大径スプロケット側40b’に
案内するノッチトップを形成している。これによって、
インナーリンクプレート23aが第3アップシフト歯C
3’と噛み合う際に、チェーン23がアップシフトされ
ないことをさらに確実にしている。
【0081】歯先面53’は、スプロケット本体40’
のスプロケット側面40a’,40b’とほぼ平行に延
びている。さらに、図29(b)に示すように、歯先面
53’はスプロケット本体40’の小径スプロケット側
40a’にオフセットされている。図29(c)に示す
ように、第3アップシフト歯C3’と第4アップシフト
歯D3’との間にピッチが形成されている。このピッチ
は、第2統合歯BI3’と第3アップシフト歯C3’と
の間のピッチよりも大きいものである。すなわち、第3
アップシフト歯C3’の後方エッジは、第3アップシフ
ト歯C3’の幅W1’がその他のアップシフト歯の幅W
2’よりも狭いようにトリミングされている。
【0082】ここで、図30を参照すると、第4アップ
シフト歯D3’は、インナーリンクプレート逃し部を備
え、アップシフト中にチェーン23がスプロケットS
3’とS2’との間をスライドする余地を与えている。
第4アップシフト歯D3’は、特に、スプロケット本体
40’の外周から径方向外側に延び、スプロケット本体
40’のスプロケット側面40a’,40b’とほぼ平
行に位置している、1対の平らな側面55a’,55
b’で規定されるベース部を備えている。第4アップシ
フト歯D3’の小径プロケット側40a’は、スプロケ
ット本体40’の外周から径方向外側に延び、スプロケ
ット本体40’のスプロケット側面40a’,40b’
とほぼ平行な凹部付き表面58’をさらに備えている。
凹部付き表面58’は、第5アップシフト歯E3’まで
延び、アウターリンクプレート逃げ凹部または第2アッ
プシフト凹部を形成している。
【0083】平らな側面55a’は、インナーリンクプ
レートの案内面を形成している。インナーリンクプレー
ト案内面55a’は、スプロケット本体40’の小径ス
プロケット側40a’から凹部切りされている。第4ア
ップシフト歯D3’の大径スプロケット側40b’は、
スプロケット本体40’の外周から径方向外側に延び、
スプロケット本体40’のスプロケット側面40a’,
40b’とほぼ平行な、平らな側面55b’を備えてい
る。平らな側面55b’もまた、大径スプロケット側4
0b’とほぼ水平に沿っているのが望ましい。
【0084】面取り表面56a’,56b’は、インナ
ーリンクプレート案内面55a’及び平らな側面55
b’から円周状の先端面57’まで、外向きにテーパさ
れている。先端面57’は、第1統合歯AI3’の先端
面43’よりも薄くなっている。先端面57’は、スプ
ロケット本体40’のスプロケット側面40a’、40
b’とほぼ平行に延びている。さらに、図30(b)に
示すように、先端面57’はスプロケット本体40’の
大径スプロケット側40b’にオフセットされている。
【0085】面取り表面56a’は、インナーリンクプ
レート23aが第4アップシフト歯D3’と噛み合う際
に、チェーンを小径スプロケット側40a’に向かわせ
るインナーリンクプレートの上部案内面を形成してい
る。インナーリンクプレート案内面55aの内側エッジ
は曲面59’を備え、曲面59’は、アップシフト中に
チェーン23がスプロケットS3及びS2の間をスライ
ドする余地を与える、インナーリンクプレート逃し部を
形成している。曲面59’の曲率は、この領域と接触す
るインナーリンクプレート23a部分の曲率にほぼ一致
している。
【0086】ここで、図31を参照すると、第5アップ
シフト歯E3’は、1対の平らな側面61a’,61
b’で規定されるベース部と、平らな側面61b’から
延び、円周方向に延びた先端面63’を形成する角度付
き表面62b’とを備えているのが望ましい。図31
(a)及び図31(b)に示すように、チェーン23が
歯E3’へ容易に脱着されるように、角度付き表面62
b’をトリミングして面取り表面を形成することもでき
る。先端面63’は、スプロケットS3’の大径スプロ
ケット側40b’に隣接して配置される。歯E3’の先
端面63’は、スプロケット本体40’の第1及び軸方
向第2側40a’,40b’に平行に延び、スプロケッ
トS3’の大径スプロケット側40b’オフセットされ
ている。
【0087】平らな側面61a’,61b’は、スプロ
ケット本体40’の外周から径方向外側に延び、スプロ
ケット本体40’のスプロケット側面40a’,40
b’とほぼ平行に位置している。平らな側面61b’
は、さらに、大径スプロケット側40b’にほぼ水平に
沿っているのが望ましい。一方、平らな側面61a’
は、小径スプロケット側40a’から引っ込んだ位置に
配置されている。したがって、歯E3’の小径スプロケ
ット側40a’上の側面61a’は、第4アップシフト
歯D3’の凹部付き表面55a’と同じ高さに配置され
ている。
【0088】ここで、図32及び図33を参照すると、
スプロケットS4’は17本の歯を備え、前述の17歯
スプロケットS4の歯に類似した形状の歯を有してい
る。スプロケットS4’と前述のスプロケットS4との
主な相違点は、17歯スプロケットS4は2本の余分な
ダウンシフト歯J4を備えることである。17歯スプロ
ケットS4と17歯スプロケットS4’との類似点を考
慮して、17歯スプロケットS4の歯と同じ機能を有す
る17歯スプロケットS4’の歯に、異なる下付き番号
と共に同一の参照文字を与えている。したがって、17
歯スプロケットS4’の歯について、ここでは詳細に説
明しない。
【0089】スプロケットS4’は、スプロケット本体
40’と、プロケット本体40’の外周から径方向外側
に延び、円周方向に間隔を隔てて設けられた複数(17
本)の歯A4’〜K4’とを備えている。スプロケット
S4’のスプロケット本体40’は、次の小径スプロケ
ットS3’に面する軸方向第1側又は小径スプロケット
側40a’と、次の大径スプロケットS5’に面する軸
方向第2側又は大径スプロケット側40b’とを有して
いる。スプロケットS4’の中心部は、従来の方法でリ
アハブのフリーホイール(表示しない)に設置されてい
る、スプライン孔40c’を備えている。
【0090】スプロケットS4の特定の歯は、チェーン
23が隣接するスプロケットS2’及びS4’に滑らか
にアップシフト又はダウンシフトされるよう、前述した
スプロケットS4の場合とほぼ同じ方法で、トリミング
されている。A4’からE4’までの一連の歯は、共に
機能してチェーン23のアップシフトを制御し、第1ア
ップシフトパスを形成する、アップシフト歯である。F
4’からI4’までの一連の歯は、共に働いてチェーン
23のダウンシフトを制御し、第1ダウンシフトパスを
形成する、ダウンシフト歯である。スプロケットS4’
は、1本のアップシフトパスと1本のダウンシフトパス
とを持つよう図示されているが、スプロケットS4’が
2本のアップシフトパスと2本のダウンシフトパスとを
有していてもよい。
【0091】ここで、図34及び図35を参照すると、
スプロケットS5’は21本の歯を備え、前述の15歯
スプロケットS3’と類似する形状の歯を有している。
21歯スプロケットS5’と、前述の15歯スプロケッ
トS3’との主な相違点は、21歯スプロケットS5’
は、より多くの歯を有し、歯E5’がスプロケットS
3’の場合と同様、すなわち平らな側面61a’が平ら
な側面55a’と同じ高さにあるように構成されること
である。
【0092】21歯スプロケットS5’と15歯スプロ
ケットS3及びS3’との類似点を考慮して、15歯ス
プロケットS3’の歯と同じ機能を有する21歯スプロ
ケットS5’の歯に、異なる下付き番号と共に同一の参
照文字を与えている。したがって、21歯スプロケット
S5’の歯について、ここでは詳細に説明しない。スプ
ロケットS5’は、スプロケット本体40’と、プロケ
ット本体40’の外周から径方向外側に延び、円周方向
に間隔を隔てて設けられた複数(21本)の歯A5’〜
K5’とを備えている。スプロケットS5’のスプロケ
ット本体40’は、次の小径スプロケットS4’に面す
る軸方向第1側又は小径スプロケット側40a’と、次
の大径スプロケットS6’に面する軸方向第2側又は大
径スプロケット側40b’とを有している。スプロケッ
トS5’の中心部は、従来の方法でリアハブのフリーホ
イール(表示しない)に設置されている、スプライン孔
40c’を備えている。
【0093】スプロケットS5’の特定の歯は、チェー
ン23が隣接するスプロケットS4’及びS6’に滑ら
かにアップシフト又はダウンシフトされるように、前述
したスプロケットS3及びS3‘(あるいは両方)の場
合とほぼ同じ方法で、トリミングされている。ここで、
図36及び図37を参照すると、スプロケットS6’は
25本の歯を備え、前述の21歯スプロケットS5’と
類似する形状の歯を有している。25歯スプロケットS
6’と、前述の21歯スプロケットS5’との主な相違
点は、25歯スプロケットS6’が2本のアップシフト
パスと、2本のダウンシフトパスとを有することであ
る。
【0094】25歯スプロケットS6’と21歯スプロ
ケットS5’との類似点を考慮して、スプロケットS
5’の歯と同じ機能を有する25歯スプロケットS6’
の歯に、異なる下付き番号と共に同一の参照文字を与え
ている。したがって、25歯スプロケットS6’の歯に
ついて、ここでは詳細に説明しない。スプロケットS
6’は、スプロケット本体40’と、プロケット本体4
0’の外周から径方向外側に延び、円周方向に間隔を隔
てて設けられた複数(25本)の歯A6’〜K6’とを
備えている。スプロケットS6’のスプロケット本体4
0’は、次の小径スプロケットS4’に面する軸方向第
1側又は小径スプロケット側40a’と、次の大径スプ
ロケットS6’に面する軸方向第2側又は大径スプロケ
ット側40b’とを有している。スプロケットS6’の
中心部は、従来の方法でリアハブのフリーホイール(表
示しない)に設置されている、スプライン孔40c’を
備えている。
【0095】[偶数歯構成のスプロケット]図40及び図
42に、本発明によるスプロケットS5”を図示してい
る。スプロケットS5”には、スプロケットS3〜S5
について説明した本発明の原理が利用されている。本実
施形態によるスプロケットと第1及び第2実施形態によ
るスプロケットとの類似点を考慮して、前記実施形態の
歯と同じ機能を有する本実施形態の歯に、ダブルプライ
ム記号と共に同一の参照文字を与えている。したがっ
て、これらの類似歯と、その動作に関する説明は、本実
施形態から省略される。
【0096】スプロケットS5”を、前記実施形態のス
プロケットS5又はS5’の代わりに使用することがで
きる。スプロケットS5”は、スプロケット本体40”
と、スプロケット本体40”の外周から径方向外側に延
び、円周方向に間隔を隔てて設けられた複数(20本)
の歯A5”〜K5”とを備えている。このように、スプ
ロケットS5”の歯の総数は偶数に等しい。スプロケッ
トS5”は、偶数個の歯を備えているので、1対のアッ
プシフトパスが形成されるよう、2組のアップシフト歯
を備えている。第1アップシフトパスを形成する第1組
のアップシフト歯は、第2アップシフトパスを形成する
第2組のアップシフト歯から円周上に間隔を開けて配置
されている。2本のアップシフトパスの間隔は、チェー
ン23がスプロケットS5”上にシフトされる方法にし
たがって、アップシフトパスの一方のみが使用されるよ
うな間隔になっている。すなわち、第2アップシフト歯
B5”の片方のみが1対のインナーリンクプレート23
aと噛み合い、残りの第2アップシフト歯B5”は1対
のアウターリンクプレート23bと噛み合う。
【0097】ここで使用されている「ほぼ」、「約」、
「おおよそ」などの程度を表す用語は、最終結果が著し
く変化しないような、妥当な量の変化を意味する修正用
語である。これらの語は、修正対象の語の意味を否定し
ない場合は、±5%の偏差を含むものと解釈される。こ
こでは、本発明の選択した実施形態を説明、図示してい
るが、本開示から本技術に精通するものには明らかであ
るが、以下の請求事項で定義された本発明の意図または
範囲から離れることなく、様々な修正、変更を加えるこ
とができる。さらに、本発明による複数の実施形態の説
明は、図示のみを目的とし、附随する請求事項や同等の
請求による定義によって本発明を制限するものではな
い。
【0098】
【発明の効果】本発明によれば、大径スプロケットから
小径スプロケットへの滑らかで信頼のおけるチェーンシ
フト動作が確保され、優れたアップシフトパスを与える
スプロケットが得られる。また、運転者は、ディレーラ
によるアップシフト中にペダリングショックなしに滑ら
かなアップシフトを楽しむことができる。さらに、本発
明は、電動式自動シフト機構と併用される場合に特に有
利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるスプロケットアセンブ
リを備えた後輪を有する自転車の側面図。
【図2】図1に示された自転車用ハンドルバー及びシフ
ト制御装置の手動アップシフト及びダウンシフト・コン
トロールの一部を示す拡大側面図。
【図3】本発明の実施形態による7段階スプロケットア
センブリの背面略図。
【図4】本発明の実施形態による7段階スプロケットア
センブリの側面図。
【図5】本発明の実施形態による、図4に示されたスプ
ロケットアセンブリと共に使用されるチェーンの一部を
示す拡大上面図。
【図6】図4に示されたスプロケットアセンブリによ
る、15歯スプロケットの小径スプロケット側の側面
図。
【図7】図4に示されたスプロケットアセンブリによ
る、図6に示された15歯スプロケットの大径スプロケ
ット側の側面図。
【図8】図6及び図7に示された15歯スプロケットの
第1アップシフト歯を示す、大径スプロケット側の部分
的側面図(a)図6及び図7に示された15歯スプロケ
ットの、(a)に示された第1アップシフト歯の部分的
上平面図(b)図6及び図7に示された15歯スプロケ
ットの、(a)及び(b)に示された第1アップシフト
歯を示す小径スプロケット側の部分的側面図(c)。
【図9】図6及び図7に示された15歯スプロケットの
第2アップシフト歯を示す、大径スプロケット側の部分
的側面図(a)図6及び図7に示された15歯スプロケ
ットの、(a)に示された第2アップシフト歯の部分的
上平面図(b)図6及び図7に示された15歯スプロケ
ットの、(a)及び(b)に示された第2アップシフト
歯を示す小径スプロケット側の部分的側面図(c)。
【図10】図6及び図7に示された15歯スプロケット
の第3アップシフト歯を示す、大径スプロケット側の部
分的側面図(a)図6及び図7に示された15歯スプロ
ケットの、(a)に示された第3アップシフト歯の部分
的上平面図(b)図6及び図7に示された15歯スプロ
ケットの、(a)及び(b)に示された第3アップシフ
ト歯を示す、小径スプロケット側の部分的側面図
(c)。
【図11】図6及び図7に示された15歯スプロケット
の第4アップシフト歯を示す、大径スプロケット側の部
分的側面図(a)図6及び図7に示された15歯スプロ
ケットの、(a)に示された第4アップシフト歯の部分
的上平面図(b)図6及び図7に示された15歯スプロ
ケットの、(a)及び(b)に示された第4アップシフ
ト歯を示す、小径スプロケット側の部分的側面図
(c)。
【図12】図6及び図7に示された15歯スプロケット
の第5アップシフト歯を示す、大径スプロケット側の部
分的側面図(a)図6及び図7に示された15歯スプロ
ケットの、(a)に示された第5アップシフト歯の部分
的上平面図(b)図6及び図7に示された15歯スプロ
ケットの、(a)及び(b)に示された第5アップシフ
ト歯を示す、小径スプロケット側の部分的側面図
(c)。
【図13】図4に示されたスプロケットアセンブリによ
る、17歯スプロケットの小径スプロケット側の側面
図。
【図14】図4に示されたスプロケットアセンブリによ
る、図13に示された17歯スプロケットの大径スプロ
ケット側の側面図。
【図15】図4に示されたスプロケットアセンブリによ
る、図13及び図14に示された17歯スプロケットの
小径スプロケット側の側面斜視図。
【図16】図4に示されたスプロケットアセンブリによ
る、図13から図15に示された17歯スプロケットの
大径スプロケット側の側面斜視図。
【図17】図4に示されたスプロケットアセンブリによ
る21歯スプロケットの小径スプロケット側の側面図。
【図18】図4に示されたスプロケットアセンブリによ
る、図17に示された21歯スプロケットの大径スプロ
ケット側の側面図。
【図19】連結させた17歯スプロケット及び21歯ス
プロケットの小径スプロケット側の側面図。
【図20】チェーンが21歯スプロケットから17歯ス
プロケットへとアップシフトされた、17歯スプロケッ
ト及び21歯スプロケットの小径スプロケット側の側面
図。
【図21】図4に示されたスプロケットアセンブリによ
る、図6及び図7に示された15歯スプロケットのアッ
プシフト歯のエッジを示す部分的側面図。
【図22】図4に示されたスプロケットアセンブリによ
る、図6及び図7に示された15歯スプロケットの第1
及び第3アップシフト歯がインナーリンクプレートに噛
み合わされて、図4に示されたスプロケットアセンブリ
の13歯スプトケットヘチェーンがアップシフトされる
のを妨げている、15歯スプロケットのアップシフト歯
のエッジを示す部分的側面図。
【図23】図4に示されたスプロケットアセンブリによ
る、図6及び図7に示された15歯スプロケットの第1
及び第3アップシフト歯がアウターリンクプレートに噛
み合わされて、図4に示されたスプロケットアセンブリ
の13歯スプトケットヘチェーンがアップシフトされる
のを可能にしている、15歯スプロケットのアップシフ
ト歯のエッジを示す部分的側面図。
【図24】本発明の第2実施形態による、8段階スプロ
ケットアセンブリの側面図。
【図25】図24に示されたスプロケットアセンブリに
よる、15歯スプロケットの小径スプロケット側の側面
図。
【図26】図24及び図25に示されたスプロケットア
センブリによる、15歯スプロケットの大径スプロケッ
ト側の側面図。
【図27】図25及び図26に示された15歯スプロケ
ットの、第1アップシフト/第2ダウンシフト統合歯を
示す、大径スプロケット側の部分的側面図(a)図25
及び図26に示された15歯スプロケットの、(a)に
示された第1アップシフト/第2ダウンシフト統合歯を
示す部分的上平面図(b)図25及び図26に示された
15歯スプロケットの、(a)及び(b)に示された第
1アップシフト/第2ダウンシフト統合歯を示す、小径
スプロケット側の部分的側面図(c)。
【図28】図25及び図26に示された15歯スプロケ
ットの、第2アップシフト/第3ダウンシフト統合歯を
示す、大径スプロケット側の部分的側面図(a)図25
及び図26に示された15歯スプロケットの、(a)に
示された第2アップシフト/第3ダウンシフト統合歯を
示す部分的上平面図(b)図25及び図26に示された
15歯スプロケットの、(a)及び(b)に示された第
2アップシフト/第3ダウンシフト統合歯を示す、小径
スプロケット側の部分的側面図(c)。
【図29】図25及び図26に示された15歯スプロケ
ットの、第3アップシフト歯を示す、大径スプロケット
側の部分的側面図(a)図25及び図26に示された1
5歯スプロケットの、(a)に示された第3アップシフ
ト歯を示す部分的上平面図(b)図25及び図26に示
された15歯スプロケットの、(a)及び(b)に示さ
れた第3アップシフト歯を示す、小径スプロケット側の
部分的側面図(c)。
【図30】図25及び図26に示された15歯スプロケ
ットの、第4アップシフト歯を示す、大径スプロケット
側の部分的側面図(a)図25及び図26に示された1
5歯スプロケットの、(a)に示された第4アップシフ
ト歯を示す部分的上平面図(b)図25及び図26に示
された15歯スプロケットの、(a)及び(b)に示さ
れた第4アップシフト歯を示す、小径スプロケット側の
部分的側面図(c)。
【図31】図25及び図26に示された15歯スプロケ
ットの、第5アップシフト歯を示す、大径スプロケット
側の部分的側面図(a)図25及び図26に示された1
5歯スプロケットの、(a)に示された第5アップシフ
ト歯を示す部分的上平面図(b)図25及び図26に示
された15歯スプロケットの、(a)及び(b)に示さ
れた第5アップシフト歯を示す、小径スプロケット側の
部分的側面図(c)。
【図32】図24に示されたスプロケットアセンブリに
よる、17歯スプロケットの小径スプロケット側の側面
図。
【図33】図24に示されたスプロケットアセンブリに
よる、図32に示された17歯スプロケットの大径スプ
ロケット側の側面図。
【図34】図24に示されたスプロケットアセンブリに
よる、21歯スプロケットの小径スプロケット側の側面
図。
【図35】図24に示されたスプロケットアセンブリに
よる、図34に示された21歯スプロケットの大径スプ
ロケット側の側面図。
【図36】図24に示されたスプロケットアセンブリに
よる、25歯スプロケットの小径スプロケット側の側面
図。
【図37】図24に示されたスプロケットアセンブリに
よる、図36に示された25歯スプロケットの大径スプ
ロケット側の側面図。
【図38】図24に示されたスプロケットアセンブリに
よる、図25及び図26に示された15歯スプロケット
のアップシフト歯のエッジを示す部分的側面図。
【図39】図24に示されたスプロケットアセンブリに
よる、図25及び図26に示された15歯スプロケット
の第1及び第3アップシフト歯がインナーリンクプレー
トに噛み合わされて、図24に示されたスプロケットア
センブリの13歯スプトケットヘチェーンがアップシフ
トされるのを妨げている、15歯スプロケットのアップ
シフト歯のエッジを示す部分的側面図。
【図40】図24に示されたスプロケットアセンブリに
よる、図25及び図26に示された15歯スプロケット
の第1及び第3アップシフト歯がアウターリンクプレー
トに噛み合わされて、図24に示されたスプロケットア
センブリの13歯スプトケットヘチェーンがアップシフ
トされるのを可能にしている、15歯スプロケットのア
ップシフト歯のエッジを示す部分的側面図。
【図41】本発明による偶数歯スプロケットの小径スプ
ロケット側の側面図。
【図42】本発明による偶数歯スプロケットの大径スプ
ロケット側の側面図。
【符号の説明】
A3〜K3 歯 A3 第1アップシフト歯 B3 第2アップシフト歯 C3 第3アップシフト歯 23 自転車用チェーン 23a インナーリンクプレート 23b アウターリンクプレート 40 スプロケット本体
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62M 9/12 B62M 9/12 Q F16H 55/30 F16H 55/30 Z

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向第1側と、軸方向第2側とを有する
    スプロケット本体と、 前記スプロケット本体の外周から径方向外側に延び、円
    周方向に間隔を隔てて設けられた複数の歯とを備え、 前記複数の歯は、第1アップシフト歯と、前記第1アッ
    プシフト歯に隣接する第2アップシフト歯と、前記第2
    アップシフト歯に隣接する第3アップシフト歯とを含む
    複数のアップシフト歯を含み、 前記第1、第2及び第3アップシフト歯は、自転車用チ
    ェーンのアウターリンクプレートが前記第2アップシフ
    ト歯に噛み合う際のチェーンのアップシフトを防ぐよう
    に自転車チェーンのアライメントを維持し、インナーリ
    ンクプレートが前記第2アップシフト歯に噛み合う際に
    第1アップシフトパスに沿って自転車用チェーンをシフ
    トするよう寸法取りされている、自転車用多段スプロケ
    ットアセンブリ用スプロケット。
  2. 【請求項2】前記第1アップシフト歯は、前記スプロケ
    ット本体の前記軸方向第2側に沿った第1アップシフト
    平面を有し、 前記第2アップシフト歯は、前記スプロケット本体の前
    記軸方向第2側に第1アップシフト寄りかかり凹部を有
    し、 前記第3アップシフト歯は、前記スプロケット本体の前
    記軸方向第2側に沿った第2アップシフト平面を有して
    いる、請求項1に記載のスプロケット。
  3. 【請求項3】前記アップシフト歯は、前記第3アップシ
    フト歯に隣接する第4アップシフト歯をさらに備え、前
    記第1、第2、第3及び第4アップシフト歯は前記第1
    アップシフトパスを形成している、請求項1に記載のス
    プロケット。
  4. 【請求項4】前記第1アップシフト歯は、前記スプロケ
    ット本体の前記軸方向第2側に沿った第1アップシフト
    平面を備え、 前記第2アップシフト歯は、前記スプロケット本体の前
    記軸方向第2側に第1アップシフト寄りかかり凹部を備
    え、 前記第3アップシフト歯は、前記スプロケット本体の前
    記軸方向第2側に沿った第2アップシフト平面を備え、 前記第4アップシフト歯は、前記スプロケット本体の前
    記軸方向第1側に第2アップシフト凹部を備えてインナ
    ーリンクプレートアップシフト案内面を形成している、
    請求項3に記載のスプロケット。
  5. 【請求項5】前記第1アップシフト歯は、前記スプロケ
    ット本体の前記軸方向第1側及び第2側に平行な先端部
    を備えた、請求項1に記載のスプロケット。
  6. 【請求項6】前記第1アップシフト歯の前記先端部は、
    前記スプロケット本体の前記軸方向第1側及び軸方向第
    2側の中央に設けられている、請求項5に記載のスプロ
    ケット。
  7. 【請求項7】前記第1アップシフト歯の前記先端部は、
    前記スプロケット本体の前記軸方向第1側又は軸方向第
    2側にオフセットされている、請求項5に記載のスプロ
    ケット。
  8. 【請求項8】前記第1アップシフト歯の前記先端部は、
    前記スプロケット本体の前記軸方向第1側にオフセット
    されている、請求項7に記載のスプロケット。
  9. 【請求項9】前記第2アップシフト歯は、前記スプロケ
    ット本体の前記軸方向第1側及び軸方向第2側に平行な
    先端部を有している、請求項1に記載のスプロケット。
  10. 【請求項10】前記第2アップシフト歯の前記第1アッ
    プシフト寄りかかり凹部は、前記第3アップシフト歯に
    接近するにつれ凹部が深くなるよう円周方向に傾斜して
    いる、請求項2に記載のスプロケット。
  11. 【請求項11】前記アップシフト歯の歯底径はスプロケ
    ット本体の外周により決定され、前記第2アップシフト
    歯の前記第1アップシフト寄りかかり凹部は前記歯底径
    の径方向外側に位置している、請求項2に記載のスプロ
    ケット。
  12. 【請求項12】前記第3アップシフト歯は、前記スプロ
    ケット本体の前記軸方向第1側及び軸方向第2側に平行
    な先端部を有している、請求項2に記載のスプロケッ
    ト。
  13. 【請求項13】前記第3アップシフト歯は、径方向高さ
    を有し、前記スプロケット本体の前記軸方向第2側に前
    記径方向高さの約半分の高さに沿って前記第2アップシ
    フト平面の径方向外側に設けられたインナーリンクプレ
    ート滑り面を有する、請求項12に記載のスプロケッ
    ト。
  14. 【請求項14】前記第3アップシフト歯は、前記スプロ
    ケット本体の前記軸方向第2側に配置され、前記第2ア
    ップシフト平面の径方向外側に配置された、インナーリ
    ンクプレート滑り面を有する、請求項2に記載のスプロ
    ケット。
  15. 【請求項15】前記第3アップシフト歯は、前記スプロ
    ケット本体の前記軸方向第1側に沿って第1アップシフ
    ト面を備えている、請求項1に記載のスプロケット。
  16. 【請求項16】前記第3アップシフト歯は、前記スプロ
    ケット本体の前記軸方向第2側に沿って第2アップシフ
    ト面を備えている、請求項15に記載のスプロケット。
  17. 【請求項17】前記第1アップシフト歯は、前記スプロ
    ケット本体の前記軸方向第1側に沿って第3アップシフ
    ト面を備えている、請求項16に記載のスプロケット。
  18. 【請求項18】前記第1アップシフト歯は、前記スプロ
    ケット本体の前記軸方向第2側に沿って第4アップシフ
    ト面を備えている、請求項17に記載のスプロケット。
  19. 【請求項19】前記第3アップシフト歯は、前記スプロ
    ケット本体の前記軸方向第2側に配置されたアウターリ
    ンクプレート案内面を備え、前記アウターリンクプレー
    ト案内面は、前記スプロケット本体の前記軸方向第1側
    に接近するにつれ前記第2アップシフト平面から傾斜し
    ている、請求項2に記載のスプロケット。
  20. 【請求項20】前記第3アップシフト歯は、前記第4ア
    ップシフト歯との間にピッチが形成され、前記ピッチは
    前記第2アップシフト歯と前記第3アップシフト歯との
    間のピッチよりも大きい、請求項3に記載のスプロケッ
    ト。
  21. 【請求項21】前記第4アップシフト歯は、先端部に形
    成されるとともに前記先端部から前記スプロケット本体
    の前記軸方向第1側に向かって径方向内側に傾斜したイ
    ンナーリンクプレート案内面を備えている、請求項3に
    記載のスプロケット。
  22. 【請求項22】前記第4アップシフト歯は、前記スプロ
    ケット本体の前記軸方向第1側に形成されるとともに前
    記インナーリンクプレート案内面の径方向内側に配置さ
    れたインナーリンクプレート逃げ凹部を備えている、請
    求項21に記載のスプロケット。
  23. 【請求項23】前記第4アップシフト歯は、前記スプロ
    ケット本体の前記軸方向第1側に配置されたアップシフ
    ト凹部を備え、前記第4アップシフト歯の前記アップシ
    フト凹部は前記スプロケット本体の前記軸方向第1側に
    対し前記インナーリンクプレート逃げ凹部よりも深い、
    請求項22に記載のスプロケット。
  24. 【請求項24】前記第4アップシフト歯は、前記スプロ
    ケット本体の前記軸方向第1側に形成されたインナーリ
    ンクプレート逃げ凹部を備えている、請求項3に記載の
    スプロケット。
  25. 【請求項25】前記歯は、第1ダウンシフトパスを形成
    するようトリミングされた複数のダウンシフト歯を含ん
    でいる、請求項1に記載のスプロケット。
  26. 【請求項26】前記スプロケット本体の前記軸方向第1
    側は、前記ダウンシフト歯の少なくとも1つに沿って延
    びる第1ダウンシフト案内凹部を備えている、請求項2
    5に記載のスプロケット。
  27. 【請求項27】前記スプロケット本体の前記軸方向第1
    側は、前記第1ダウンシフト凹部に隣接する前記ダウン
    シフト歯の少なくとも1つに沿って延びる第2ダウンシ
    フト案内凹部を備え、前記第2ダウンシフト案内凹部は
    前記スプロケット本体の前記軸方向第1側に対し前記第
    1ダウンシフト凹部よりも深い、請求項26に記載のス
    プロケット。
  28. 【請求項28】前記ダウンシフト歯は、前記第1ダウン
    シフトパスの一部を形成するよう連続して配列された第
    1、第2及び第3ダウンシフト歯を含み、回転方向に対
    し前記第1及び第2ダウンシフト案内凹部の後方に配置
    されている、請求項27に記載のスプロケット。
  29. 【請求項29】前記ダウンシフト歯は、前記スプロケッ
    ト本体の前記軸方向第2側に第1ダウンシフト寄りかか
    り凹部が形成された第1ダウンシフト歯を含んでいる、
    請求項25に記載のスプロケット。
  30. 【請求項30】前記ダウンシフト歯は、前記スプロケッ
    ト本体の前記軸方向第2側に第2ダウンシフト寄りかか
    り凹部が形成された第2ダウンシフト歯を含み、前記第
    2ダウンシフト歯は前記第1ダウンシフト歯に隣接して
    いる、請求項29に記載のスプロケット。
  31. 【請求項31】前記ダウンシフト歯は、前記スプロケッ
    ト本体の前記軸方向第2側に第3ダウンシフト寄りかか
    り凹部が形成された第3ダウンシフト歯を含み、前記第
    3ダウンシフト歯は前記第2ダウンシフト歯に隣接して
    いる、請求項30に記載のスプロケット。
  32. 【請求項32】前記スプロケット本体の前記軸方向第1
    側は、回転方向に対し前記第1ダウンシフト歯の前方に
    隣接して配置されるとともに前記ダウンシフト歯に沿っ
    て延びる第1ダウンシフト案内凹部を備えている、請求
    項31に記載のスプロケット。
  33. 【請求項33】前記スプロケット本体の前記軸方向第1
    側は、前記第1ダウンシフト凹部に隣接する前記ダウン
    シフト歯の少なくとも1つに沿って延びる第2ダウンシ
    フト案内凹部を備え、前記第2ダウンシフト案内凹部は
    前記スプロケット本体の前記軸方向第1側に対し前記第
    1ダウンシフト案内凹部よりも深い、請求項32に記載
    のスプロケット。
  34. 【請求項34】前記ダウンシフト歯は、回転方向に対し
    前記アップシフト歯の後方に配置されている、請求項2
    5に記載のスプロケット。
  35. 【請求項35】前記ダウンシフト歯と前記アップシフト
    歯とは、少なくとも1つの前記アップシフト歯が前記ダ
    ウンシフト歯の1つを形成するよう重複している、請求
    項25に記載のスプロケット。
  36. 【請求項36】前記アップシフト歯の2つは、前記ダウ
    ンシフト歯の2つを形成している、請求項35に記載の
    スプロケット。
  37. 【請求項37】前記第1アップシフト歯と前記第2ダウ
    ンシフト歯とは第1統合歯を形成し、前記第2アップシ
    フト歯と前記第3ダウンシフト歯とは第2統合歯を形成
    している、請求項36に記載のスプロケット。
  38. 【請求項38】前記第1統合歯は、前記スプロケット本
    体の前記軸方向第2側に沿った、径方向に延びたエッジ
    を備えている、請求項37に記載のスプロケット。
  39. 【請求項39】前記第3アップシフト歯は、前記スプロ
    ケット本体の前記軸方向第2側に径方向に延びるエッジ
    に沿ったアップシフト平面と、前記第3アップシフト歯
    の前記軸方向第2側に凹部を形成するよう前記アップシ
    フト平面の前記径方向に延びるエッジから延びる傾斜面
    とを備えている、請求項38に記載のスプロケット。
  40. 【請求項40】前記アップシフト歯は、前記第1アップ
    シフトパスを形成する前記アップシフト歯から円周方向
    に間隔をおいて設けられた補足的なアップシフト歯によ
    って形成された第2アップシフトパスをさらに備えてい
    る、請求項1に記載のスプロケット。
  41. 【請求項41】前記スプロケット本体は、総数が偶数個
    の前記歯を備えている、請求項40に記載のスプロケッ
    ト。
  42. 【請求項42】前記歯は、円周方向に間隔をおいて設け
    られた1対のダウンシフトパスを形成するようトリミン
    グされた複数のダウンシフト歯を含んでいる、請求項4
    0に記載のスプロケット。
  43. 【請求項43】前記スプロケット本体は、総数が奇数個
    の前記歯を備えている、請求項1に記載のスプロケッ
    ト。
  44. 【請求項44】軸方向第1側と、軸方向第2側とを有す
    るスプロケット本体と、 前記スプロケット本体の外周から径方向外側に延び、円
    周方向に間隔をおいて設けられた複数の歯とを備え、 前記複数の歯は、 前記スプロケット本体の前記軸方向第2側に沿って設け
    られた第1インナーリンクプレートアライメント面と、
    前記スプロケット本体の前記軸方向第2側に第1ダウン
    シフト寄りかかり凹部とを有する第1シフト歯と、 前記スプロケット本体の前記軸方向第2側にアップ・ダ
    ウンシフト寄りかかり凹部を有し、回転方向とは反対の
    方向に前記第1シフト歯に隣接して配置される第2シフ
    ト歯と、 前記スプロケット本体の前記軸方向第2側に沿った第2
    インナーリンクプレートアライメント面を有し、回転方
    向とは反対の方向に前記第2シフト歯に隣接して配置さ
    れる第3シフト歯と、 前記スプロケット本体の前記軸方向第1側にインナーリ
    ンクプレートのアップシフト案内面を形成する第1アッ
    プシフト凹部を有し、回転方向とは反対の方向に前記第
    3シフト歯に隣接して配置される第4シフト歯と、 前記スプロケット本体の前記軸方向第2側に第2ダウン
    シフト寄りかかり凹部を有し、回転方向に前記第1シフ
    ト歯に隣接して配置される第5シフト歯とを含み、 前記第1、第2、第3及び第4シフト歯はアップシフト
    パスを形成し、前記第1、第2及び第5シフト歯は、ダ
    ウンシフトパスを形成している、自転車用多段スプロケ
    ットアセンブリ用スプロケット。
  45. 【請求項45】円周方向に間隔を隔てて設けられた複数
    の歯を備えた外周部を有する小径スプロケットと、 回転方向に前記小径スプロケットと共に回転するよう前
    記小径スプロケットに隣接して配置され、軸方向第1側
    と軸方向第2側とを有するスプロケット本体と、前記ス
    プロケット本体の外周部から径方向外側に延び、円周方
    向に間隔をおいて設けられた複数の歯とを有する大径ス
    プロケットとを備え、 前記大径スプロケットは、 第1アップシフト歯と、前記第1アップシフト歯に隣接
    する第2アップシフト歯と、前記第2アップシフト歯に
    隣接する第3アップシフト歯とを備え、 前記第1、第2及び第3アップシフト歯は、 自転車用チェーンのアウターリンクプレートが前記第2
    アップシフト歯に噛み合う際にチェーンのアップシフト
    を防ぐように自転車チェーンのアライメントを維持する
    とともに、インナーリンクプレートが前記第2アップシ
    フト歯に噛み合う際に第1アップシフトパスに沿って自
    転車用チェーンをシフトするよう寸法取りされている、
    自転車用多段スプロケットアセンブリ用スプロケット。
  46. 【請求項46】自動シフト制御装置と、 現在の速度を示す信号を供給するよう前記自動シフト制
    御装置に連結された速度検出装置と、 前記自動シフト制御装置に連結されて、前記自動シフト
    制御装置からのシフト信号に応答してチェーンを移動さ
    せるチェーンシフト装置と、 円周方向に間隔を隔てて設けられた複数の歯を備えた外
    周部を有する小径スプロケットと、回転方向に前記小径
    スプロケットと共に回転するよう前記小径スプロケット
    に隣接して配置され、軸方向第1側と軸方向第2側とを
    有するスプロケット本体と、前記スプロケット本体の外
    周部から径方向外側に延びる円周方向に間隔を隔てて設
    けられた複数の歯とを有する大径スプロケットとを備え
    た多段スプロケットアセンブリとを有し、 前記大径スプロケットの前記複数の歯は、第1アップシ
    フト歯と、前記第1アップシフト歯に隣接する第2アッ
    プシフト歯と、前記第2アップシフト歯に隣接する第3
    アップシフト歯とを含む複数のアップシフト歯を備え、 前記第1、第2及び第3アップシフト歯は、自転車用チ
    ェーンのアウターリンクプレートが前記第2アップシフ
    ト歯に噛み合う際にチェーンのアップシフトを防ぐよう
    に自転車チェーンのアライメントを維持し、インナーリ
    ンクプレートが前記第2アップシフト歯に噛み合う際に
    第1アップシフトパスに沿って自転車用チェーンをシフ
    トするよう寸法取りされている、自転車用自動シフトア
    センブリ。
  47. 【請求項47】前記チェーンシフト装置はモータ付きリ
    アディレーラである、請求項46に記載の自動シフトア
    センブリ。
  48. 【請求項48】前記速度検出装置は、磁石と磁石作動式
    センサとを含んでいる、請求項4に記載の自動シフトア
    センブリ。
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