JP2002037175A - 自転車用スプロケットアッセンブリ及び自転車用大スプロケット - Google Patents

自転車用スプロケットアッセンブリ及び自転車用大スプロケット

Info

Publication number
JP2002037175A
JP2002037175A JP2001187972A JP2001187972A JP2002037175A JP 2002037175 A JP2002037175 A JP 2002037175A JP 2001187972 A JP2001187972 A JP 2001187972A JP 2001187972 A JP2001187972 A JP 2001187972A JP 2002037175 A JP2002037175 A JP 2002037175A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sprocket
chain
chain support
support projection
large sprocket
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001187972A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3583385B2 (ja
Inventor
Toshio Tezuka
俊雄 手塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimano Inc filed Critical Shimano Inc
Publication of JP2002037175A publication Critical patent/JP2002037175A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3583385B2 publication Critical patent/JP3583385B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M9/00Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like
    • B62M9/04Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio
    • B62M9/06Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio using a single chain, belt, or the like
    • B62M9/10Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio using a single chain, belt, or the like involving different-sized wheels, e.g. rear sprocket chain wheels selectively engaged by the chain, belt, or the like

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小スプロケットと大スプロケットとの間のシ
フト動作をスムースに行えるスプロケットアッセンブリ
を提供する。 【解決手段】 大スプロケットにおける小スプロケット
との対向側面に別体型の第1及び第2支持突起を設け
る。第1支持突起は、チェーンのアウターリンクプレー
トの底面と当接する当接面を有し、且つ、隣接する一対
のアウターリンクプレート間を通過するような配置及び
大きさとされ、さらに、該第1支持突起は、チェーンシ
フト変更中において、チェーンを径方向外方へ持ち上げ
得るように、大スプロケットの歯部の近傍に配設されて
いる。前記第2支持突起は、チェーンの底面と当接する
当接面を有している。該第2支持突起は、第1及び第2
支持突起と当接し且つ両突起の間に位置するチェーンが
略直線状の軌跡を形成するように、第1支持突起より径
方向内方に位置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車用チェーン
のシフト動作を補助する為のスプロケット構造に関す
る。より詳しくは、本発明は、自転車用チェーンの小ス
プロケットから大スプロケットへのシフトを補助すべ
く、スプロケットに複数の突起が設けられてなるスプロ
ケットアッセンブリに関する。
【0002】
【従来の技術】ディレイラを備えた自転車における多段
スプロケットアッセンブリにおいては、チェーンは、デ
ィレイラからのシフト操作力によって小スプロケットか
ら大スプロケットへ移動される。従来のスプロケットア
ッセンブリにおいては、チェーンの側面が大スプロケッ
トの側面と接触しており、該接触によって生じる摩擦力
によってチェーンが大スプロケットに支持される。そし
て、該大スプロケットの回転と共に、チェーンが径方向
外方へ持ち上がり、該大スプロケットの歯部と係合す
る。
【0003】しかしながら、斯かる方法によってチェー
ンのシフト変更を行う為には、大スプロケットとチェー
ンとの間に、該大スプロケットの回転に応じてチェーン
が持ち上がるに十分な摩擦力を生じさせる必要がある。
即ち、ディレイラは、チェーンを大スプロケットへ押圧
する為の大きな力を発生する必要がある。
【0004】前記従来の方法においては、例えば、シフ
ト操作中に大きな負荷が掛かると、チェーンが大スプロ
ケットに対してスリップする恐れがある。該スリップ
は、大スプロケットの歯部と係合するようにチェーンを
持ち上げることを大変困難とし、結果的には、チェーン
のシフト動作を遅らせることになる。該問題を解消する
為に、本件出願人である株式会社シマノは、Nagano氏に
付与された米国特許第5,413,534号明細書に記載されて
いるような、自転車チェーンのシフトを補助する突起を
備えたスプロケットアッセンブリを開発している。該米
国特許第5,413,534号明細書における開示事項は、参考
として本明細書に組み込まれる。該シマノ米国特許に開
示されたスプロケットアッセンブリはチェーンを小スプ
ロケットから大スプロケットへシフトする際に大変良く
機能するが、大スプロケットに設けられた突起がシフト
動作の障害となる場合がある。前記突起による障害はギ
ア変速操作を不安定にし、且つ、ライダーに対して不快
感を与える恐れがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような観点から、
従来技術における前記問題点を解消し得る改良されたス
プロケットアッセンブリが望まれている。本発明は、斯
かる要望と共に、本開示から当業者にとって明らかな他
の要望に応えるものである。本発明の一の目的は、小ス
プロケットと大スプロケットとの間のシフト動作をスム
ースに行えるスプロケットアッセンブリを提供すること
である。又、本発明の他の目的は、高走行負荷状態にお
いても、小スプロケットから大スプロケットへ比較的容
易且つ確実にチェーンをシフトさせ得るスプロケット構
造体を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の前記目的は、大
スプロケットに改良された突起を備えてなるスプロケッ
トアッセンブリを提供することによって達成される。本
発明の前記目的は、さらに、小スプロケット及び大スプ
ロケットを備えた自転車用スプロケットを提供すること
によっても達成される。前記小スプロケットは、周方向
に離間された複数の歯部を有している。前記大スプロケ
ットも周方向離間された複数の歯部を有しており、さら
に、前記小スプロケットとの対向面には少なくとも一つ
の第1チェーン支持突起が設けられている。該第1チェ
ーン支持突起は、小スプロケットから大スプロケットへ
シフトされるチェーンのアウターリンクプレートの底面
と当接する当接面を備えている。該第1チェーン支持突
起は、隣接するアウターリンクプレート間を通過し得る
配置及び大きさとされている。該第1チェーン支持突起
は、大スプロケットの歯部の近傍に配設されており、小
スプロケットから大スプロケットへのチェーンシフト中
において、該小スプロケットと噛合しているチェーンと
当接し、且つ、該チェーンを大スプロケットの回転中心
に対して径方向外方へ持ち上げるようになっている。
【0007】前記目的は、改良された突起を備えた自転
車用大スプロケットを提供することによっても達成され
る。該大スプロケットは、周方向に離間された複数の歯
部と、隣接配置される小スプロケットとの対向側面に設
けられた少なくとも一つのチェーン支持突起とを備えて
いる。該第1チェーン支持突起は、前記小スプロケット
から該大スプロケットへシフトされるチェーンのアウタ
ーリンクプレートの底面と当接する当接面を備えてい
る。該第1チェーン支持突起は、隣接する一対のアウタ
ーリンクプレート間を通過し得るような、配置及び大き
さとされている。該第1チェーン支持突起は、前記小ス
プロケットから大スプロケットへのチェーンシフト中に
おいて、前記当接面が該小スプロケットと噛合している
チェーンと当接し且つ該チェーンを該大スプロケットの
回転中心に対して径方向外方へ持ち上げるように、該大
スプロケットの歯部の近傍に配設されている。
【0008】本発明におけるこれらの及び他の目的、特
徴、態様及び効果は、添付図面を用いて、本発明の好ま
しい実施の形態を説明する下記実施の形態から当業者に
とって明らかになるであろう。
【0009】
【発明の実施の形態】実施の形態1.まず図1を参照す
ると、2段の変速装置を備えた自転車用駆動トレーンの
主要部が本発明の一実施の形態に従って図示されてい
る。図示の駆動トレーンは、ペダル3を揺動自在に支持
するクランクアーム1と、大スプロケットS1と、小ス
プロケットS2と、チェーン4と、リアスプロケット5
と、フロントディレイラ6とを備えている。従来の自転
車用駆動機構におけるように、前記クランクアーム1に
よって支持されたペダル3は前記スプロケットS1,S
2を駆動する為に回転され、該駆動力はチェーン4を介
してリアスプロケット5に伝達される。前記フロントデ
ィレイラ6は、チェーン4を一方のスプロケットから他
方のスプロケットへシフトさせる機能を果たす。
【0010】図2及び3に示すように、図示のスプロケ
ットアッセンブリは、大スプロケットS1及び小スプロ
ケットS2を備えており、該大スプロケットS1にはチ
ェーンシフト補助機構が設けられている。該チェーンシ
フト補助機構は、チェーン4の小スプロケットS2から
大スプロケットS1へのシフト変更を補助する。該チェ
ーンシフト補助機構は、大スプロケットS1における小
スプロケットS2との対向側面に設けられた複数のチェ
ーン支持突起10,11を有している。より詳しくは、
大スプロケットS1は、小スプロケットS2との対向側
面に、複数(本実施の形態においては4つ)の外側チェ
ーン支持突起10及び複数(本実施の形態においては4
つ)の内側チェーン支持突起11を有している。これら
の突起10,11は、チェーン4が容易且つ確実に小ス
プロケットS2から大スプロケットS1へシフトされる
ことを可能とする。
【0011】好ましい態様においては、前記外側チェー
ン支持突起10は、大スプロケットS1に直交する方向
(大スプロケットの回転軸方向)に沿って視た際に(側
面視)、細長形状又は非円形状の部材とされ、他方、前
記内側チェーン支持突起11は、側面視、略円形のピン
とされている。図示の態様において、前記外側チェーン
支持突起10は、一対の凸状湾曲当接端面10aと一対
の平坦側面10bとを有する細長形状の突起とされてい
る(図7参照)。前記一対の湾曲当接端面10a間の距
離が該突起10の長さを画しており、好ましくは、約
6.0mmとされる。他方、前記一対の平坦側面10b
間の距離が該突起10の幅を画しており、好ましくは、
約3.9mmとされる。該突起の長手軸Aは、図7に示
すように、チェーン軌跡Pと略直交している。
【0012】前記チェーン支持突起10,11のそれぞ
れは、図6(a)に示すように、大スプロケットS1のリ
ング本体と一体的に形成することもできるし、若しく
は、米国特許第5,413,534号と同様、図6(b)に示すよう
に、リベット又は他の締結手段8によって大スプロケッ
トS1のリング本体に連結させることもできる。
【0013】図6(b)に示すように、突起10,11が
大スプロケットS1に連結されてなる場合には、該突起
10,11の端部は、大スプロケットS1に向かってテ
ーパ又は傾斜され得る。より詳しくは、外側突起10に
おいては、一対の当接端面10aは、それぞれ、大スプ
ロケットS1から小スプロケットS2へ近づくに従っ
て、該突起10の中心軸線に向かう先細テーパ形状とさ
れている。他方、内側突起11においては、外周面が、
大スプロケットS1から小スプロケットS2へ近づくに
従って、該突起11の中心軸線に向かう先細テーパ形状
とされている。
【0014】図2に示すように、前記4つの外側チェー
ン支持突起10は、それぞれ、大スプロケットS1にお
けるチェーン駆動歯部12の基端領域に設けられてい
る。前記4つの内側チェーン支持突起11は、前記4つ
の外側チェーン支持突起10の径方向内方に設けられて
いる。前記外側チェーン支持突起10及び内側チェーン
支持突起11の隣接ペアは、該隣接ペアによって支持さ
れ、該隣接ペアの一方と他方とに亘って延びるチェーン
リンクによるチェーン軌跡が略直線状となるように、配
設されている。例えば、図示の態様においては、米国特
許第5,413,534号の図13に示された従来のスプロケッ
トよりも直線的なチェーン軌跡が形成されるように、チ
ェーンリンク9a,9b,9cが隣接ペア突起10,1
1の一方と他方とに支持されている(図7参照)。斯か
る直線状のチェーン軌跡は、突起10と突起11との径
方向間隔に起因する。より詳しくは、本発明における内
側チェーン支持突起11は、前記米国特許における内側
チェーン支持突起よりも径方向内方に配設されている。
もちろん、突起10,11の正確な径方向距離又は位置
は、スプロケットの大きさに依存する。何れにせよ、好
ましくは、リンク9aの枢支点間を結ぶ第1平面とリン
ク9cの枢支点間を結ぶ第2平面との交差角は、約10
度以下とされる。
【0015】図2,6(a)及び7に示すように、前記チ
ェーン支持突起10,11は、大スプロケットS1に形
成されたリセス18内に設けられている。斯かる構成に
より、チェーン支持突起10,11を大きく突設させた
としても、大スプロケットS1と小スプロケットS2と
の間の距離を可及的に小さくすることが可能となる。
【0016】外側チェーン支持突起10及び内側チェー
ン支持突起11の4つのペアは、前述の通り、大スプロ
ケットS1に設けられている。該外側突起10及び内側
突起11の4つのペアは、それぞれ、2つのペアずつ隣
接配置されている。より詳しくは、外側突起10及び内
側突起11のペアのうち隣接される2組は、一方のペア
がアウターチェーンリンクプレート4aに位置合わせさ
れ且つ他方のペアがインナーチェーンリンクプレート4
bに位置合わせされるように、配設されている。言い換
えると、外側突起10及び内側突起11の4ペアのうち
2つのぺアは、互いに周方向に約180度離間されてお
り、且つ、アウターリンクプレート4aと係合する位置
に配設されている。そして、外側突起10及び内側突起
11の4ペアのうち残りの2つのペアは、互いに周方向
に約180度離間されており、且つ、インナーリンクプ
レート4bと位置合わせされるようになっている。さら
に詳細に説明すると、外側突起10及び内側突起11の
ペアのうち隣接する2つのペアにおいては、一方のペア
における外側突起10と他方のペアにおける外側突起1
0とが、チェーン4における隣接チェーンリンクプレー
トの奇数分(本実施の形態においては3つ)の長さと等
しい距離だけ離間されている。同様に、外側突起10及
び内側突起11のペアのうち隣接する2つのペアにおい
ては、一方のペアにおける内側突起11と他方のペアに
おける内側突起11とが、チェーン4における隣接チェ
ーンリンクプレートの奇数分(本実施の形態においては
3つ)の長さと等しい距離だけ離間されている。さら
に、外側突起10及び内側突起11の各ペアにおいて
は、外側突起10と内側突起11とは、チェーンリンク
プレートの偶数分(本実施の形態においては2つ)の長
さと等しい距離だけ離間されている。このように、該外
側チェーン支持突起10及び内側チェーン支持突起11
の各ペアは、チェーン4がディレイラ6によって小スプ
ロケットS2から大スプロケットS1へシフト変更され
た際に、該チェーン4における隣接するアウターリンク
プレート4a,4a間を通過するか、若しくは、該アウ
ターリンクプレート4aと当接するように配設されてい
る。図4(a),4(b)及び図6(a)に示すように、チェー
ン支持突起10,11は、チェーン4と噛合することな
く、該チェーン4を持ち上げる作用のみを果たす。
【0017】4つの内側チェーン支持突起11は、それ
ぞれ、対応する外側チェーン支持突起10の径方向内方
に位置される。さらに、前記4つの内側チェーン支持突
起11は、大スプロケットS1の回転駆動方向Fにおい
て、対応する外側チェーン支持突起10の周方向前方に
配設される。チェーン支持突起10,11は、インナー
リンクプレート4bと位置合わせされた際に、隣接アウ
ターリンクプレート4a,4a間を、該インナーリンク
プレート4bと当接することなく該プレート4bを通過
するような、大きさ及び形状とされている。即ち、図5
に示すように、外側チェーン支持突起10は、ギア変速
操作中におけるチェーン軌跡Pと平行に測定して幅D1
を有している。又、内側チェーン支持突起11は、前記
チェーン軌跡Pと平行に測定して幅D2を有している。
そして、隣接アウターリンクプレート4a,4aの対向
端部は、距離D3だけ離間されている。該距離D3は、
図5及び図7に示すように、チェーン支持突起の幅又は
直径D1,D2よりも大きい。
【0018】前記4つの内側チェーン支持突起11は、
前述の通り、好ましくは、断面円形状とされ、且つ、該
内側チェーン支持突起11の幅D2は前記外側チェーン
支持突起10の幅D1より小径とされる。もちろん、本
発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の形状が可能である
ことは、本開示から当業者にとって明らかであろう。内
側チェーン支持突起11は、大スプロケットS1へのギ
ア変速動作の容易化を図るべく、小スプロケットS2か
ら大スプロケットS1へ延びるチェーン軌跡Pの近傍に
配設される。
【0019】内側突起11は、インナーリンクプレート
4bが該内側突起11と位置合わせされた際には、ギア
変速動作に関与しないように配設されている。即ち、イ
ンナーリンクプレート4bが外側突起10及び内側突起
11と位置合わせされた際には、該外側突起10及び内
側突起11はチェーン4と係合しないようになってい
る。斯かる場合、ギア変速は、次のギアポジション時に
行われる。
【0020】これに対し、従来の突起は、該突起がイン
ナーリンクプレートと位置合わせされた際においてもチ
ェーンと係合する。即ち、従来の突起は、チェーンの所
定位置と整合していない場合でさえ、ギア変速動作を引
き起こすべく、チェーンと係合するようになっている。
従って、従来の構成においては、前記突起が、ギア変速
動作を不安定にし、且つ、ライダーに対して不快感を与
える恐れがある。一方、本発明においては、チェーンの
アウターリンク間を容易に通過するチェーン支持突起1
0,11の形状、及び、取付位置による効果によって、
スムースなギア変速操作が行われる。
【0021】チェーン支持突起10,11の配設位置
は、チェーン4の大きさや駆動歯部12の形状に応じて
決定される。チェーン4が一の内側支持突起11と当接
すると、駆動歯部の一つ、例えば、駆動歯部12aがチ
ェーンと係合し始める。同様に、チェーン4は、対応す
る外側支持突起10との当接に基づき、第2駆動歯部1
2bと係合を開始する。このように、ペアを構成する外
側支持突起10及び内側支持突起11は、それぞれ、噛
合すべき駆動歯部からスプロケットの回転軸の方向且つ
図3に示す駆動方向Fへ、ずらされている。
【0022】図7によく示されるように、本明細書で用
いるチェーン軌跡Pは、大スプロケットS1の噛合歯部
12bと当接するチェーン4のローラ表面と、チェーン
4が小スプロケットS2を離れる点との間に延びる該チ
ェーン4の部分の長手軸線を意味している。
【0023】前記位置に配設されたチェーン支持突起1
0,11は、それぞれ、大スプロケットS1の回転に応
じて、ディレイラ6によってシフトされたチェーン4を
持ち上げ、且つ、該チェーン4を一の駆動歯部12へ向
けて移動させる。スプロケットS1,S2が回転中にお
いてディレイラ6が操作されると、大スプロケットS1
と共に回転する一の内側支持突起11及び該一の内側支
持突起11に対応する一の外側支持突起10は、図4
(b)及び7に示すように、チェーン4の下方位置へ移動
し、且つ、該チェーン4におけるアウターリンクプレー
ト4aのペアとそれぞれ当接する。
【0024】より詳しくは、大スプロケットS1の回転
によって、一の内側突起11が、まず、チェーン4を大
スプロケットS1の径方向外方へ持ち上げる。これに同
時に、対応する外側突起10は持ち上げられたチェーン
4の下方に位置し、且つ、該チェーン4と噛合すること
なく、該チェーン4と係合する。チェーン支持突起1
0,11によるチェーン持ち上げ動作及びディレイラ6
によるシフト動作によって、チェーン4は、他の何れの
駆動歯部と噛合するより前に、大スプロケットS1の駆
動歯部12aと噛合する。このようにして、チェーン4
は、小スプロケットS2から大スプロケットS1へ容易
且つ確実にシフトされる。
【0025】大スプロケットS2がさらに回転すると、
ディレイラ6によるシフト力によって、チェーン4は一
の駆動歯部12と完全に噛合し、チェーン支持突起1
0,11とは離間する。これによって、小スプロケット
S2から大スプロケットS1へのチェーンのシフト操作
が完了する。
【0026】内側チェーン支持突起11の配設位置は、
チェーン4の大きさや形状に応じて決定される。図2か
ら把握されるように、内側支持突起11は、対応する外
側支持突起10から、スプロケットの回転軸線を向き且
つスプロケットの回転方向Fを向く方向に、離間されて
いる。
【0027】外側チェーン支持突起10も、同様に、チ
ェーン4の大きさや形状に応じて配設される。該外側支
持突起10は、チェーン4が最初に噛合する駆動歯部か
らスプロケットの回転軸線を向き且つ該スプロケットの
回転方向を向く方向に離間されている。
【0028】前記チェーン支持突起10,11は、チェ
ーン4との摩擦力に耐え得る剛性を有している。一態様
においては、前記チェーン支持突起10,11は大スプ
ロケットS1の一部として一体的に形成される。しかし
ながら、該突起10,11を、大スプロケットS1とは
別部材として形成することも可能である。好ましくは、
大スプロケットS1はスチール製又はアルミニウム製と
される。前記支持突起10,11を一体的に形成する場
合には、チェーン支持突起10,11は該大スプロケッ
トに対するプレス加工によって形成され、且つ、耐磨耗
性を向上させるべく硬化処理されたエンボス部とするこ
とができる。なお、硬化処理は、スプロケットを形成す
る為に用いた材料の耐磨耗性,硬度及びその他の物性に
応じて、省略され得る。
【0029】実施の形態2.以下、3段のスプロケット
アッセンブリを備えた他の実施の形態について図9を参
照しつつ説明する。本実施の形態に係るスプロケットア
ッセンブリは、大スプロケットS1と、中スプロケット
S1Aと、小スプロケットS2Aとを備えている。従来
の自転車用駆動機構におけるように、クランクアーム1
を回転させることによって得られる駆動力は、チェーン
4を介してスプロケットS1,S1A,S2Aからリア
スプロケット5へ伝達される。ディレイラ6は、スプロ
ケットS1,S1A,S2A間においてチェーン4をシ
フトさせることにより、3段階の速度を提供する。前記
大スプロケットS1及び中スプロケットS1Aの双方に
は、前記実施の形態1におけると同様の支持突起が備え
られている。即ち、本実施の形態における大スプロケッ
トS1は、前記実施の形態1における大スプロケットと
実質的に同一構成を有している。中スプロケットS1A
は、前記実施の形態1における小スプロケットS2と同
形状であるが、前記大スプロケットS1と同様、複数の
支持突起を有している。小スプロケットS2Aは、前記
実施の形態1における小スプロケットS2よりも小径で
ある点を除き、該小スプロケットS2と実質的に同一で
ある。前記実施の形態1との共通性に鑑み、本実施の形
態については詳細には説明又は図示しない。
【0030】前記各実施の形態において、チェーン支持
突起の数及びチェーンが最初に噛合するチェーンシフト
歯の数を増やすと、スプロケットの回転中において、チ
ェーン4がチェーン支持突起と係合し且つチェーンシフ
ト歯と噛合する確率が高くなり、より迅速にシフト動作
が行われ得る。それとは逆に、チェーン支持突起及びチ
ェーンシフト歯を一つだけ備えることも可能である。さ
らに、チェーン支持突起及びチェーンシフト歯を中スプ
ロケットのみ、若しくは、大スプロケット及び中スプロ
ケットの双方に設けることも可能である。
【0031】なお、本明細書で使用した「実質的」,
「略」,「約」又は「ほぼ」等の程度を示す用語は、結
果物が実質的に異なるものとはならないような許容範囲
を意味している。従って、これらの用語は、本発明の作
用を損なわない限り、少なくとも±5%の幅を有するも
のと解釈されるべきである。
【0032】本発明を説明する為に選択した実施の形態
のみを選択したが、特許請求の範囲によって画される発
明の範囲を逸脱することなく、種々の変化及び変更が可
能であることは、本開示から当業者にとって明らかであ
ろう。本発明に係る前記実施の形態の説明は例示の為の
みに備えられたものであり、特許請求の範囲及びその均
等範囲によって画される本発明の範囲を限定するもので
はない。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る自転車用ス
プロケットアッセンブリ及び/又は自転車用大スプロケ
ットによれば、小スプロケットと大スプロケットとの間
のチェーンシフト動作をスムースに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施の形態に係る2段のス
プロケットアッセンブリを備えた自転車における駆動ト
レーンの主要部の模式図である。
【図2】図2は、本発明に従ったチェーンシフト補助機
構を有するスプロケットアッセンブリの側面図である。
【図3】図3は、図2に示すチェーンシフト補助機構付
スプロケットアッセンブリの主要部の部分拡大側面図で
ある。
【図4(a)】図4(a)は、図2及び図3に示すチェーンシ
フト補助機構によってチェーンが大スプロケットと噛合
する前の状態における,スプロケットとディレイラによ
ってシフトされたチェーンとの位置関係を模式的に示す
平面図である。
【図4(b)】図4(b)は、図2及び図3に示すチェーンシ
フト補助機構によるチェーン持ち上げ動作によって該チ
ェーンが大スプロケットの一の歯部と噛合した後におけ
る,スプロケットとチェーンとの位置関係を模式的に示
す平面図である。
【図5】図5は、大スプロケット及びチェーンの部分分
解平面図である。
【図6(a)】図6(a)は、図3における6−6線に沿った
スプロケット及びチェーンの模式断面図である。
【図6(b)】図6(b)は、大スプロケットにリベット付さ
れた突起を備えた態様における,図6(a)に対応する模
式断面図である。
【図7】図7は、前記スプロケットアッセンブリの部分
拡大側面図であり、チェーンが大スプロケットにおける
チェーンシフト補助機構と係合している状態を示してい
る。
【図8(a)】図8(a)は、前記スプロケットアッセンブリ
の部分側面図であり、該スプロケットアッセンブリの回
転中において、前記突起がチェーンのインナーリンクと
位置合わせされた状態を示している。
【図8(b)】図8(b)は、図8(a)と同様の前記スプロケ
ットアッセンブリの部分側面図であり、該スプロケット
アッセンブリの回転中において、前記突起がチェーンの
隣接アウターリンクプレート間を通過している状態を示
している。
【図8(c)】図8(b)は、図8(a)及び(b)と同様の前記ス
プロケットアッセンブリの部分側面図であり、該スプロ
ケットアッセンブリの回転中において、前記突起がチェ
ーンを通過した後の状態を示している。
【図9】図9は、本発明の他の実施の形態に係る3段の
スプロケットアッセンブリを備えた自転車における駆動
トレーンの主要部の模式図である。
【符号の説明】
S1 大スプロケット S2 小スプロケット P チェーン軌跡 S1A 中スプロケット S2A 小スプロケット 4 チェーン 4a アウターリンクプレート 4b インナーリンクプレート 10 外側チェーン支持突起 11 内側チェーン支持突起 12 歯部

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自転車用スプロケットアッセンブリであ
    って、 周方向に離間された複数の歯部を有する小スプロケット
    と、 周方向に離間された複数の歯部と、少なくとも一つの第
    1及び第2チェーン支持突起であって、前記小スプロケ
    ットとの対向側面に締結される別体型の第1及び第2チ
    ェーン支持突起とを有する大スプロケットとを備え、 前記第1チェーン支持突起は、前記小スプロケットから
    大スプロケットへシフトされるチェーンのアウターリン
    クプレートの底面と当接するように配設された当接面を
    有し、且つ、該第1チェーン支持突起は、隣接する一対
    のアウターリンクプレート間を通過するような、前記大
    スプロケットの歯部に対する相対位置及び相対大きさを
    有し、 前記第1チェーン支持突起は、該小スプロケットから大
    スプロケットへのチェーンシフト変更中において、前記
    当接面が小スプロケットと噛合しているチェーンと当接
    し且つ該チェーンを大スプロケットの回転中心から径方
    向外方へ持ち上げ得るように、大スプロケットの前記歯
    部の近傍に配設されており、 前記第2チェーン支持突起は、前記小スプロケットから
    大スプロケットへシフトされるチェーンの底面と当接す
    るように配設された当接面を有し、 前記第1及び第2チェーン支持突起と当接し且つ両突起
    の間に位置するチェーンが略直線状の軌跡を形成するよ
    うに、該第2チェーン支持突起は、第1チェーン支持突
    起より径方向内方に位置していることを特徴とする自転
    車用スプロケットアッセンブリ。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2チェーン支持突起は、
    前記大スプロケットの前記対向側面から前記小スプロケ
    ットへ向けて約1.2mm軸方向へ延びていることを特
    徴とする請求項1に記載の自転車用スプロケットアッセ
    ンブリ。
  3. 【請求項3】 前記大スプロケットはアルミニウム製で
    あることを特徴とする請求項1又は2に記載の自転車用
    スプロケットアッセンブリ。
  4. 【請求項4】 前記第1チェーン支持突起の当接面は、
    前記大スプロケットにおける前記複数の歯部のうちの一
    つの歯部の近傍に配設された凸状湾曲面であることを特
    徴とする請求項1から3の何れかに記載の自転車用スプ
    ロケットアッセンブリ。
  5. 【請求項5】 前記第1チェーン支持突起は、大スプロ
    ケットの回転軸線に沿って視た際に細長形状の部材とし
    て形成されており、 該細長形状の長手軸は、ギア変更動作中における前記第
    2チェーン支持突起と第1チェーン支持突起との間のチ
    ェーン軌跡に対して略直交することを特徴とする請求項
    1から4の何れかに記載の自転車用スプロケットアッセ
    ンブリ。
  6. 【請求項6】 前記第1チェーン支持突起は、大スプロ
    ケットの回転軸線に沿って視た際に非円形状の突起を有
    していることを特徴とする請求項1から5の何れかに記
    載の自転車用スプロケットアッセンブリ。
  7. 【請求項7】 前記第1チェーン支持突起は、幅よりも
    長さが大きいことを特徴とする請求項5又は6に記載の
    自転車用スプロケットアッセンブリ。
  8. 【請求項8】 前記第1チェーン支持突起は、該第1チ
    ェーン支持突起の幅を画する一対の略平坦面を有してい
    ることを特徴とする請求項7に記載の自転車用スプロケ
    ットアッセンブリ。
  9. 【請求項9】 前記第1チェーン支持突起は、長さや約
    6.0mmであり且つ幅が約3.9mmであることを特
    徴とする請求項7又は8に記載の自転車用スプロケット
    アッセンブリ。
  10. 【請求項10】 前記第1チェーン支持突起は、前記長
    さを画する一対の略凸状湾曲面を有していることを特徴
    とする請求項9に記載の自転車用スプロケットアッセン
    ブリ。
  11. 【請求項11】 前記第1チェーン支持突起の当接面
    は、大スプロケットの軸線方向に対して傾斜しているこ
    とを特徴とする請求項1から10の何れかに記載の自転
    車用スプロケットアッセンブリ。
  12. 【請求項12】 前記第1及び第2チェーン支持突起
    は、チェーンを構成するチェーンリンクプレートの偶数
    個に対応する長さと略等しい距離だけ離間されているこ
    とを特徴とする請求項1から11の何れかに記載の自転
    車用スプロケットアッセンブリ。
  13. 【請求項13】 前記大スプロケットには、前記第1及
    び第2チェーン支持突起が複数設けられていることを特
    徴とする請求項1から12の何れかに記載の自転車用ス
    プロケットアッセンブリ。
  14. 【請求項14】 前記大スプロケットには、前記第1及
    び第2チェーン支持突起のペアが4つ設けられているこ
    とを特徴とする請求項1から13の何れかに記載の自転
    車用スプロケットアッセンブリ。
  15. 【請求項15】 自転車用大スプロケットであって、 周方向に離間された複数の歯部と、 該大スプロケットと隣接配置される小スプロケットとの
    対向側面に締結される少なくとも一つの別体型第1チェ
    ーン支持突起であって、該小スプロケットから大スプロ
    ケットへシフトされるチェーンのアウターリンクプレー
    トの底面と当接するように構成された当接面を有し、且
    つ、該チェーンにおける隣接アウターリンクプレート間
    を通過し得る配置及び大きさとされた第1チェーン支持
    突起と、 該大スプロケットの前記対向側面に締結される少なくと
    も一つの別体型第2チェーン支持突起であって、前記小
    スプロケットから第スプロケットへシフトされる前記チ
    ェーンの底面と当接する当接面を有する当接部を備え、
    且つ、前記第1チェーン支持突起よりも大スプロケット
    の径方向内方に配設された第2チェーン支持突起とを備
    え、 前記第1チェーン支持突起は、前記小スプロケットから
    大スプロケットへのチェーンシフト中において、前記当
    接面が該小スプロケットと噛合している前記チェーンと
    当接し、且つ、該チェーンを大スプロケットの回転中心
    に対して径方向外方へ持ち上げるように、該大スプロケ
    ットの前記歯部の近傍に配設されており、 前記第2チェーン支持突起は、チェーンシフト中におい
    て該第2チェーン支持突起と前記第1チェーン支持突起
    とにより当接され且つ両突起間において延びるチェーン
    の部分が略直線状の軌跡を形成するように、前記第1チ
    ェーン支持突起に対して径方向内方に配設されているこ
    とを特徴とする自転車用大スプロケット。
  16. 【請求項16】 前記第1及び第2チェーン支持突起
    は、前記大スプロケットの前記対向側面から軸線方向に
    約1.2mm延在していることを特徴とする請求項15
    に記載の自転車用大スプロケット。
  17. 【請求項17】 前記大スプロケットはアルミニウム製
    であることを特徴とする請求項15又は16に記載の自
    転車用大スプロケット。
  18. 【請求項18】 前記第1チェーン支持突起の当接面
    は、前記複数の歯部のうちの一の歯部の近傍に配設され
    た凸状湾曲面であることを特徴とする請求項15から1
    7の何れかに記載の自転車用大スプロケット。
  19. 【請求項19】 前記第1チェーン支持突起は、該大ス
    プロケットの回転軸線に沿って視た際に細長形状の部材
    として形成されており、該細長形状の長手軸は、ギア変
    更動作中における前記第2チェーン支持突起と第1チェ
    ーン支持突起との間のチェーン軌跡に対して略直交する
    ことを特徴とする請求項15から18の何れかに記載の
    自転車用大スプロケット。
  20. 【請求項20】 前記第1チェーン支持突起は、該大ス
    プロケットの回転軸線に沿って視た際に非円形状の突起
    を有していることを特徴とする請求項15から19の何
    れかに記載の自転車用大スプロケット。
  21. 【請求項21】 前記第1チェーン支持突起は、幅より
    も長さが大きいことを特徴とする請求項19又は20に
    記載の自転車用大スプロケット。
  22. 【請求項22】 前記第1チェーン支持突起は、長さや
    約6.0mmであり且つ幅が約3.9mmであることを
    特徴とする請求項21に記載の自転車用大スプロケッ
    ト。
  23. 【請求項23】 前記第1チェーン支持突起は、該第1
    チェーン支持突起の幅を画する一対の略平坦面を有して
    いることを特徴とする請求項21又は22に記載の自転
    車用大スプロケット。
  24. 【請求項24】 前記第1チェーン支持突起は、前記長
    さを画する一対の略凸状湾曲面を有していることを特徴
    とする請求項23に記載の自転車用大スプロケット。
  25. 【請求項25】 前記第1チェーン支持突起の当接面
    は、大スプロケットの軸線方向に対して傾斜しているこ
    とを特徴とする請求項15から24の何れかに記載の自
    転車用大スプロケット。
  26. 【請求項26】 前記第1及び第2チェーン支持突起
    は、チェーンを構成するチェーンリンクプレートの偶数
    個に対応する長さと略等しい距離だけ離間されているこ
    とを特徴とする請求項15から25の何れかに記載の自
    転車用大スプロケット。
  27. 【請求項27】 前記大スプロケットには、前記第1及
    び第2チェーン支持突起が複数設けられていることを特
    徴とする請求項15から26の何れかに記載の自転車用
    大スプロケット。
  28. 【請求項28】 前記大スプロケットには、前記第1及
    び第2チェーン支持突起のペアが4つ設けられているこ
    とを特徴とする請求項15から27の何れかに記載の自
    転車用大スプロケット。
  29. 【請求項29】 前記第2チェーン支持突起は、該大ス
    プロケットの回転軸線に沿って視た際に円形状であるこ
    とを特徴とする請求項15から28の何れかに記載の自
    転車用大スプロケット。
JP2001187972A 2000-06-30 2001-06-21 自転車用スプロケットアッセンブリ及び自転車用大スプロケット Expired - Fee Related JP3583385B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US21576900P 2000-06-30 2000-06-30
US09/859741 2001-05-18
US60/215769 2001-05-18
US09/859,741 US6572500B2 (en) 2000-06-30 2001-05-18 Bicycle sprocket with chain support projections

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002037175A true JP2002037175A (ja) 2002-02-06
JP3583385B2 JP3583385B2 (ja) 2004-11-04

Family

ID=26910370

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001187972A Expired - Fee Related JP3583385B2 (ja) 2000-06-30 2001-06-21 自転車用スプロケットアッセンブリ及び自転車用大スプロケット

Country Status (7)

Country Link
US (1) US6572500B2 (ja)
EP (1) EP1167174B1 (ja)
JP (1) JP3583385B2 (ja)
CN (1) CN1144727C (ja)
CZ (1) CZ20012394A3 (ja)
DE (1) DE60113007T2 (ja)
TW (1) TW593060B (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007078189A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Campagnolo Spa 自転車の伝動装置の歯車
WO2012009571A1 (en) * 2010-07-15 2012-01-19 University Of Utah Research Foundation Bicycle transmission
DE202014002617U1 (de) 2013-03-26 2014-04-22 Shimano Inc. Vorderer Umwerfer
JP2020104639A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 株式会社スギノエンジニアリング 自転車用ギアクランク、およびチェーンリング

Families Citing this family (54)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
MXPA04010954A (es) * 2002-04-16 2005-01-25 Gates Corp Rueda dentada mixta.
EP1359087A1 (en) 2002-04-30 2003-11-05 Campagnolo S.R.L. Toothed wheel of a chain transmission for a bicycle
US20050282671A1 (en) * 2004-06-22 2005-12-22 Shimano, Inc. Shift assist projection for bicycle sprocket
US20060094550A1 (en) * 2004-11-01 2006-05-04 Shimano Inc. Bicycle crankset
JP2006248290A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Shimano Inc 自転車用スプロケット
US8092329B2 (en) 2005-08-31 2012-01-10 Wick Werks, LLC Bicycle chain rings with ramps
US8617015B2 (en) * 2005-09-27 2013-12-31 Wick Werks, LLC Bicycle chain rings
US7824287B2 (en) 2005-12-02 2010-11-02 Shimano Inc. Bicycle sprocket
DE102006062877B4 (de) * 2006-05-12 2015-12-10 Shimano Inc. Mehrkomponentenzahnrad
DE102006057168B4 (de) * 2006-12-01 2018-07-12 Sram Deutschland Gmbh Kettenzahnrad
ITMI20071660A1 (it) 2007-08-09 2009-02-10 Campagnolo Srl Sistema di trasmissione del moto di una bicicletta
DE102008031162B4 (de) 2008-07-03 2021-10-21 Sram Deutschland Gmbh Mehrfach-Kettenzahnrad für ein Fahrrad
US8550944B2 (en) * 2008-10-01 2013-10-08 Sram, Llc Multi-speed sprocket assembly
CN101734336B (zh) * 2008-11-27 2011-12-07 天心工业股份有限公司 具有导引结构的自行车齿盘
US8235850B2 (en) * 2008-12-01 2012-08-07 Tien Hsin Industries Co., Ltd. Multiple sprocket assembly
IT1392382B1 (it) 2008-12-23 2012-03-02 O M Casana Di Casana G E M & C S A S Guarnitura per il movimento centrale di un ciclo o di un motociclo
US8820192B2 (en) 2009-04-29 2014-09-02 Race Face Prerformance Products Inc. Bicycle crank arm and insert therefore
US8491428B2 (en) * 2010-01-26 2013-07-23 Shimano Inc. Bicycle structure
US10207772B2 (en) 2011-01-28 2019-02-19 Paha Designs, Llc Gear transmission and derailleur system
US9033833B2 (en) 2011-01-28 2015-05-19 Paha Designs, Llc Gear transmission and derailleur system
US9327792B2 (en) 2011-01-28 2016-05-03 Paha Designs, Llc Gear transmission and derailleur system
US9334015B2 (en) * 2013-03-15 2016-05-10 Zike, Llc Line derailleur
US9701364B2 (en) * 2013-05-17 2017-07-11 Shimano Inc. Bicycle sprocket and bicycle crank assembly
US9457870B2 (en) 2014-01-24 2016-10-04 Shimano Inc. Bicycle sprocket
DE202014001791U1 (de) * 2014-02-27 2014-03-11 Sram Deutschland Gmbh Kettenumwerfer für ein Fahrrad
US9964196B2 (en) 2014-05-20 2018-05-08 Shimano Inc. Bicycle sprocket
US9463844B2 (en) * 2014-09-01 2016-10-11 Shimano Inc. Bicycle sprocket and bicycle sprocket assembly
US9334014B2 (en) * 2014-09-01 2016-05-10 Shimano Inc. Bicycle sprocket and bicycle sprocket assembly
US9919764B2 (en) * 2015-01-15 2018-03-20 Shimano Inc. Bicycle sprocket
US20160236750A1 (en) * 2015-02-13 2016-08-18 Shimano Inc. Bicycle drive system
DE102015205736B4 (de) * 2015-03-30 2024-05-16 Sram Deutschland Gmbh Fahrrad-Hinterrad-Ritzelanordnung
US10155566B2 (en) * 2015-05-20 2018-12-18 Shimano Inc. Interchangeable bicycle sprocket
US20170101159A1 (en) * 2015-10-09 2017-04-13 Shimano Inc. Bicycle sprocket and bicycle sprocket assembly
CN112517887A (zh) 2016-04-11 2021-03-19 福克斯制造有限公司 用于形成自行车前链轮组件的方法
EP3251938A1 (en) * 2016-06-03 2017-12-06 ZUMA Innovation, S.L. Chain-rings set for a power transmission system provided with segmented chain-rings in different planes
EP3251937A1 (en) * 2016-06-03 2017-12-06 ZUMA Innovation, S.L. Chain-rings set for a bicycle power transmission system provided with segmented chain-ring
EP3251940B1 (en) 2016-06-03 2018-12-19 ZUMA Innovation, S.L. Chain-ring set for a power transmission system
US9963196B2 (en) * 2016-06-14 2018-05-08 Shimano Inc. Bicycle sprocket
US9915336B1 (en) * 2016-09-14 2018-03-13 Shimano Inc. Bicycle sprocket assembly
US10377445B2 (en) * 2016-09-20 2019-08-13 Shimano Inc. Bicycle front sprocket assembly
IT201600103875A1 (it) * 2016-10-17 2018-04-17 Campagnolo Srl Piolino per una corona di una guarnitura di bicicletta
US10295040B2 (en) * 2016-10-20 2019-05-21 Shimano Inc. Bicycle sprocket and bicycle crank assembly
US10407127B2 (en) * 2016-11-24 2019-09-10 Shimano Inc. Bicycle sprocket
US10358186B2 (en) * 2016-12-16 2019-07-23 Shimano Inc. Bicycle sprocket and bicycle sprocket assembly
US10577050B2 (en) * 2016-12-26 2020-03-03 Shimano Inc. Bicycle sprocket
US10309515B2 (en) * 2017-04-17 2019-06-04 Shimano Inc. Bicycle rear sprocket
US11014628B2 (en) 2017-04-28 2021-05-25 Fox Factory, Inc. Cinch direct mount 2X ring system
US10808824B2 (en) * 2017-07-13 2020-10-20 Shimano Inc. Bicycle sprocket assembly
WO2019068374A1 (en) 2017-10-04 2019-04-11 Hahn, Andre MULTI-LEVEL TRAY ASSEMBLY FOR BICYCLE
EP3533701B1 (de) * 2018-02-28 2021-01-20 SRAM Deutschland GmbH Hinterrad-ritzelanordnung mit zwei einstückigen zur gemeinsamen drehung miteinander verbundenen teilanordnungen
US11359709B2 (en) 2018-12-18 2022-06-14 Fox Factory, Inc. Chainring
US11680633B2 (en) 2019-02-08 2023-06-20 Fox Factory, Inc. Chainring
US20210276663A1 (en) * 2020-03-03 2021-09-09 William W. Nelson Kits to convert single-speed bicycles to multi-speed bicycles
US11691693B2 (en) * 2021-05-27 2023-07-04 Shimano Inc. Front sprocket assembly for human-powered vehicle

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6021517B2 (ja) 1977-08-03 1985-05-28 パイオニア株式会社 ビデオ信号記録再生方法及びその装置
US4493678A (en) * 1981-10-13 1985-01-15 Samuel Shiber Expandible sprocket
JP2901268B2 (ja) 1989-05-01 1999-06-07 株式会社シマノ 多段ギヤ装置
US5192248A (en) 1990-06-24 1993-03-09 Shimano, Inc. Multi-stage sprocket assembly for bicycle
JP2827593B2 (ja) 1991-04-30 1998-11-25 凸版印刷株式会社 印刷塗布液供給装置
JPH05112278A (ja) 1991-10-21 1993-05-07 Shimano Inc 自転車用多段スプロケツト装置
DE4445035C1 (de) * 1994-12-16 1996-06-05 Fichtel & Sachs Ag Kettenschaltung
US5609536A (en) * 1995-06-13 1997-03-11 Tracer Company, Ltd. Bicycle freewheel gear cluster gear-shifting mechanism
DE19703930A1 (de) * 1997-02-04 1998-08-06 Sram De Gmbh Kettenschaltung, insbesondere für Fahrräder
TW373616U (en) * 1997-04-16 1999-11-01 Ind Tech Res Inst Tooth structure of the chainwheels set of the bicycle
DE29722971U1 (de) * 1997-12-30 1998-02-19 Leng Chi Chih Fahrrad-Zahnkranz

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007078189A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Campagnolo Spa 自転車の伝動装置の歯車
WO2012009571A1 (en) * 2010-07-15 2012-01-19 University Of Utah Research Foundation Bicycle transmission
DE202014002617U1 (de) 2013-03-26 2014-04-22 Shimano Inc. Vorderer Umwerfer
JP2020104639A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 株式会社スギノエンジニアリング 自転車用ギアクランク、およびチェーンリング
JP7282356B2 (ja) 2018-12-27 2023-05-29 株式会社スギノエンジニアリング 自転車用ギアクランク

Also Published As

Publication number Publication date
CN1337340A (zh) 2002-02-27
EP1167174A3 (en) 2004-04-14
CN1144727C (zh) 2004-04-07
US20020006842A1 (en) 2002-01-17
TW593060B (en) 2004-06-21
DE60113007T2 (de) 2006-03-09
US6572500B2 (en) 2003-06-03
EP1167174A2 (en) 2002-01-02
JP3583385B2 (ja) 2004-11-04
CZ20012394A3 (cs) 2002-10-16
DE60113007D1 (de) 2005-10-06
EP1167174B1 (en) 2005-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3583385B2 (ja) 自転車用スプロケットアッセンブリ及び自転車用大スプロケット
TWI329716B (en) Bicycle outer chain link
JP3363363B2 (ja) 自転車用ハブ及びスプロケット装置
US7325391B1 (en) Bicycle chain
JP3623478B2 (ja) スプロケット及びチェーンホイールアッセンブリ
TWI588064B (zh) 自行車鏈條
US5741196A (en) Transmission chain particularly for a bicycle
US5162022A (en) Multiple sprocket assembly for bicycle
JP2006008111A (ja) 自転車スプロケット用シフト補助突起
JP2901268B2 (ja) 多段ギヤ装置
JP2939274B2 (ja) 自転車用多段スプロケットホイール
US20150292597A1 (en) Bicycle Chain
JP2006168720A (ja) 自転車用スプロケット
WO1994014644A1 (en) Derailleur sprocket device
TW200940408A (en) Multiple-chain gear wheel for a bicycle
JP2006523578A (ja) 自転車変速機および他の原動機用のスプロケット群
JP2001080568A (ja) 自転車前側変速機用のフォークおよびそのフォークを含む変速機
JP2003312582A (ja) 自転車ギヤチェンジ用ギヤアセンブリ
JPH10211894A (ja) ディレーラ付き自転車用チェーン、及びディレーラ付き自転車用ドライブ装置
EP3495691B1 (en) Improved chainring with narrow and wide teeth
JPS6223352Y2 (ja)
TW202337762A (zh) 人力驅動車用後鏈輪
JP2024049872A (ja) 人力駆動車両のリアスプロケット
JPH0112024Y2 (ja)
JP2688837B2 (ja) 多段ギヤ装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040706

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040723

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040728

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080806

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080806

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090806

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090806

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100806

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110806

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110806

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120806

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120806

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees