JP5250182B2 - 不揮発性メモリ装置およびその駆動方法 - Google Patents

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この発明は、不揮発性メモリ装置およびその駆動方法に関し、より詳細には、ホットエレクトロン書き込み可能なNANDアレイ構造を有する不揮発性メモリに関する。
半導体基板のソース・ドレイン間のチャネル領域上にゲート絶縁膜を介して電荷蓄積層を配置し、電荷蓄積層上に絶縁膜を介して制御ゲート電極を配置する一般的な不揮発性メモリ(以下、シングル・ゲートセル)に対して、1対のソース・ドレイン間に制御ゲート(CG)と補助ゲート(AG)を有する不揮発性メモリセル(以下、スプリット・ゲートセル)が知られている(例えば、特許文献1参照)。前記スプリット・ゲートセルは、補助ゲートの働きにより低電流高速書き込みが可能であり、しかも、シングルゲートトランジスタで課題となっている過剰消去が発生しないという利点を有している。
図15は、従来の不揮発性メモリの模式的な断面構造の一例を示す説明図である。図15(a)は、前記スプリット・ゲートセルの断面構造である。鎖線で囲んだ部分がメモリセルの単位を構成する。図15(a)に示すように、半導体基板101上のソース拡散層129、ドレイン拡散層131の間のチャンネル領域上に、電荷蓄積層(SN)123a、制御ゲート125aがそれぞれ絶縁膜を介して配置される。また、電荷蓄積層(SN)123a、制御ゲート125aの側方に、補助ゲート電極(AG)127aが配置される。ソース拡散層129は、ビット線(BL)135とコンタクトを介して接続されており、隣接メモリセルのソース拡散層133もビット線135に共通接続されている。
また、図15(b)は、前述のシングル・ゲートセルの断面構造である。鎖線で囲んだ部分がメモリセルの単位を構成する。図15(b)に示すように、半導体基板101上のソース拡散層109、ドレイン拡散層111の間のチャンネル領域上に、電荷蓄積層(SN)103a、制御ゲート105aがそれぞれ絶縁膜を介して配置される。ソース拡散層109は、ビット線(BL)115とコンタクトを介して接続されており、隣接メモリセルのソース拡散層113もビット線115に共通接続されている。
シングルゲートの不揮発性メモリセルにおいて、一対のソース・ドレインを複数のメモリセルで共有する構成、いわゆるNAND型のメモリセルが知られている。図16は、従来のNANDセルアレイの模式的な構造の一例を示す説明図である。図16に示すように、従来のNAND型メモリセルアレイは、それぞれ異なる選択ゲート電極SG3、SG4を有する選択トランジスタを介してビット線に接続され、それぞれ異なる選択ゲート電極SG1、SG2を有する選択トランジスタを介してソース線SLにそれぞれ接続される。
特許公報第2862434号公報
しかしながら、シングルゲートで形成されている標準的な不揮発性メモリセルと比較して、補助ゲートの面積が余分に必要であるため、単位メモリセルあたりの面積の更なる縮小が望まれている。この発明は、スプリット・ゲートセルにおいて補助ゲートの形成によって単位メモリセルあたりの面積を増加させることなく一対のソース・ドレインを複数のメモリセルで共有する直列配置メモリ装置と前記直列配置メモリ装置を複数個含んでなるマトリックス配置メモリ装置、前記直列配置メモリ装置ならびにマトリックス配置メモリ装置の駆動方法を提供するものである。
この発明は、
(1)表面部に二つの不純物拡散層である第1拡散層と第2拡散層とが配置された半導体基板と、第1拡散層と第2拡散層との間の領域に配置される二つの電荷蓄積層であって前記半導体基板と第1絶縁膜を介して配置される第1の電荷蓄積層および第2絶縁膜を介して配置される第2の電荷蓄積層と、第1の電荷蓄積層に隣接して配置され第1の電荷蓄積層の電位を制御し得る第1の制御ゲート電極と、第2の電荷蓄積層に隣接して配置され第2の電荷蓄積層の電位を制御し得る第2の制御ゲート電極と、第1の制御ゲート電極と第2の制御ゲート電極とに隣接して配置され前記半導体基板と第3絶縁膜を介して配置される補助ゲート電極とを単位とし第1の電荷蓄積層側と第2の電荷蓄積層側の二つのメモリセルを有するメモリセル対を1以上直列に配置してなることを特徴とする直列配置メモリ装置を提供する。
さらに、この発明は、
(2)前記(1)の記載のメモリ装置を複数含んでなり、前記メモリ装置の各メモリセルがX方向に直列に配置され、前記X方向と異なるY方向において、互いに異なる前記メモリ装置に含まれるメモリセルの第1の制御ゲート電極が互いに接続された共通第1制御ゲート線と、前記X方向と異なるY方向において、互いに異なる前記メモリ装置に含まれるメモリセルの第2の制御ゲート電極が互いに接続された共通第2制御ゲート線と、前記X方向と異なるY方向において、互いに異なる前記メモリ装置に含まれるメモリセルの補助ゲート電極が互いに接続された共通補助ゲート線とを有することを特徴とするマトリックス配置メモリ装置を提供する。
さらにまた、この発明は、
(3)直列配置メモリ装置の複数個と、各直列配置メモリ装置の第2拡散層側の端に配置されたメモリセル対の第2拡散層に対応して配置される選択トランジスタであって選択ゲートを有する選択トランジスタと、前記第2拡散層側の端のメモリセル対の各第2拡散層に、対応する選択トランジスタを介して接続されるひとつのビット線と、各直列配置メモリ装置の第1拡散層側の端に配置されたメモリセル対の第1拡散層を互いに接続するソース線と各直列配置メモリ装置の対応する補助ゲートがそれぞれ接続される1以上の共通補助ゲート線と、各直列配置メモリ装置の対応する制御ゲートがそれぞれ接続される1以上の共通制御ゲート線とを備える直列配置メモリユニットを単位として構成されるマトリックス配置メモリ装置を提供する。
また、この発明は、
(4)直列配置メモリ装置の複数個と、各直列配置メモリ装置の第2拡散層側の端に配置されたメモリセル対の第2拡散層を互いに接続するひとつのビット線と、各直列配置メモリ装置の第1拡散層側の端に配置されたメモリセル対の第1拡散層に対応してそれぞれ接続される複数のソース線と、各直列配置メモリ装置のひとつの補助ゲートが互いに接続される1以上の共通補助ゲート線と、各直列配置メモリ装置のひとつの制御ゲートが互いに接続される1以上の共通制御ゲート線とを備える直列配置メモリユニットを単位として構成されるマトリックス配置メモリ装置を提供する。
また、異なる観点から、この発明は、
(5)前記(1)のメモリ装置内に配置された前記メモリセル対中の選択メモリセルの読み出し方法であって、第1拡散層側の端に配置されたメモリセル対の第1拡散層をソースとし、第2拡散層側の端に配置されたメモリセル対の第2拡散層にソースへチャネル電流を流し得る電圧を印加してドレインとし、各補助ゲート電極に前記ソースもしくは前記ドレインを延長するように電圧を印加し、非選択メモリセルの制御ゲート電極に前記ソースもしくは前記ドレインを延長するように閾値電圧よりも高い電圧を印加し、選択メモリセルの制御ゲート電極に選択メモリセルの電荷蓄積層の電荷に応じてチャネル電流を制御し得る電圧を印加する方法を提供する。
ここで、選択メモリセルとは、読み出の対象とする一つのメモリセルであって、直列配置メモリ装置中の一つのメモリセル対の第1拡散層側のメモリセルもしくは第2拡散層側の一方のメモリセルである。当該メモリセルを構成する電荷蓄積層と制御ゲートと補助ゲートからなる。前記補助ゲートは、同一メモリセル対の他方のメモリセルと共有するものである。
さらに、この発明は、
(6)前記(1)のメモリ装置内に配置された前記メモリセル対中の第1拡散層側に配置された選択メモリセルに書き込みを行う方法であって、第2拡散層側の端に配置されたメモリセル対の第2拡散層をソースとし、第1拡散層側の端に配置されたメモリセル対の第1拡散層に書き込み電圧を印加してドレインとし、非選択メモリセルの各制御ゲート電極に前記ソースもしくは前記ドレインを延長するように電圧を印加し、非選択メモリセル間で共有される各補助ゲート電極に前記ソースもしくは前記ドレインを延長するように電圧を印加し、選択メモリセルの制御ゲート電極に、選択メモリセルの電荷蓄積層に電荷を注入する電圧を印加し、選択メモリセルの補助ゲート電極に閾値電圧程度の電圧を印加する方法を提供する。
さらにまた、この発明は、
(7)前記(1)のメモリ装置内に配置された前記メモリセル対中の第2拡散層側に配置された選択メモリセルに書き込みを行う方法であって、第1拡散層側の端に配置されたメモリセル対の第1拡散層をソースとし、第2拡散層側の端に配置されたメモリセル対の第2拡散層に書き込み電圧を印加してドレインとし、非選択メモリセルの各制御ゲート電極に前記ソースもしくは前記ドレインを延長するように電圧を印加し、非選択メモリセル間で共有される各補助ゲート電極に前記ソースもしくは前記ドレインを延長するように電圧を印加し、選択メモリセルの制御ゲート電極に、選択メモリセルの電荷蓄積層に電荷を注入する電圧を印加し、選択メモリセルの補助ゲート電極に閾値電圧程度の電圧を印加する方法を提供する。
また、この発明は、
(8)前記(1)のメモリ装置内に配置された前記メモリセル対中のメモリセルを一括消去する消去方法であって、各制御ゲート電極に対して正の電圧を前記半導体基板に印加して各電荷蓄積層から前記半導体基板へ電子を引き抜く方法を提供する。
前記(1)のメモリ装置は、第1拡散層と第2拡散層の間に直列に複数のメモリセル対が配置され、前記メモリセル対内の二つのメモリセルが補助ゲート電極を共有するので補助ゲートを形成するために単位メモリセルあたりの面積が増大することがない。従って、それぞれのメモリセルがソース、ドレインとしての拡散層、制御ゲート電極および補助ゲート電極を有する構成に比べて単位メモリセルあたりの面積を小さくすることができる。
さらに、互いに隣接する前記メモリセル対が、前記不純物拡散層を共有してもよい。前記不純物拡散層を共有することで、さらに単位メモリセルあたりの面積を小さくすることができる。
第1の電荷蓄積層と第1の制御ゲート電極とが第4絶縁膜を介して隣接し、第2の電荷蓄積層と第2の制御ゲート電極とが第5絶縁膜を介して隣接してもよい。
また、第1の電荷蓄積層が第6絶縁膜を介して前記補助ゲート電極と隣接し、第2の電荷蓄積層が第7絶縁膜を介して前記補助ゲート電極と隣接してもよい。
さらに、第1の制御ゲート電極が、第1の電荷蓄積層の上方に隣接して配置され、第2の制御ゲート電極が第2の電荷蓄積層の上方に隣接して配置されてもよい。
また、この発明は、メモリ装置に含まれるメモリセル対のうち一端のメモリセル対と共有する不純物拡散層と、前記不純物拡散層と隣接する領域に前記半導体基板と第3絶縁膜を介して配置される第3の電荷蓄積層と、第3の電荷蓄積層に隣接して配置され第3の電荷蓄積層の電位を制御し得る第3の制御ゲート電極と、第3の制御ゲートに隣接して配置され前記半導体基板と第8絶縁膜を介して配置される補助ゲート電極とを含んでなる単独メモリセルを前記メモリセル対の一端または両端に直列に配してなることを特徴とする直列配置メモリ装置を提供する。
また、前記(2)のメモリ装置は、前記直列配置メモリ装置を複数個含んでなり、互いに異なる前記直列配置メモリ装置内の前記メモリセルが前記制御ゲート電極と前記補助ゲート電極とをそれぞれ共有するので、単位セルあたりの面積が小さいメモリセルをXY方向にマトリックス状に配列したメモリ装置を実現することができる。
さらにまた、前記(3)および(4)のメモリ装置は、いずれも複数の前記直列配置メモリ装置を含む直列配置メモリユニットを単位として構成されるので、単位セルあたりの面積が小さいメモリセルを直列配置メモリユニットを単位として構成するメモリ装置を実現することができる。
また、前記(5)の読み出し方法は、各補助ゲート電極に前記ソースもしくは前記ドレインを延長するように電圧を印加し、非選択メモリセルの制御ゲート電極に前記ソースもしくは前記ドレインを延長するように閾値電圧よりも高い電圧を印加し、選択メモリセルの制御ゲート電極に選択メモリセルの電荷蓄積層の電荷に応じてチャネル電流を制御し得る電圧を印加するので、選択メモリセルのチャネル電流を読み出すことによって選択メモリセルの状態を読み出すことができる。
ここで、非選択メモリセルの各制御ゲート電極に同一の電圧を印加してもよい。あるいは、非選択メモリセルの各制御ゲート電極に異なる電圧を印加してもよい。いずれの場合であっても、ソースもしくはドレインを延長する電圧であればよい。
また、非選択メモリセル間で共有される各補助ゲート電極に同一の電圧を印加してもよい。あるいは、非選択メモリセル間で共有される各補助ゲート電極に異なる電圧を印加してもよい。いずれの場合であっても、ソースもしくはドレインを延長する電圧であればよい。
また、前記選択メモリセルよりも第2拡散層側の各制御ゲート電極の印加電圧より低い電圧を、前記選択メモリセルよりも第1拡散層側の各制御ゲート電極に印加してもよい。
また、非選択メモリセル間で共有される各補助ゲート電極において、前記選択メモリセルよりも第2拡散層側の各補助ゲート電極の印加電圧より低い電圧を、前記選択メモリセルよりも第1拡散層側の各補助ゲート電極に印加してもよい。
さらにまた、前記(6)の書き込み方法は、非選択メモリセルの各制御ゲート電極に前記ソースもしくは前記ドレインを延長するように電圧を印加し、非選択メモリセル間で共有される各補助ゲート電極に前記ソースもしくは前記ドレインを延長するように電圧を印加し、選択メモリセルの制御ゲート電極に、選択メモリセルの電荷蓄積層に電荷を注入する電圧を印加し、選択メモリセルの補助ゲート電極に閾値電圧程度の電圧を印加することによって、選択メモリセルの補助ゲート電極と制御ゲート電極との間のチャネル領域に高電界を発生させるSSI(Source−side Injection)方式を実現し、高い注入効率で選択メモリセルの電荷蓄積層に電荷を注入することができる。
ここで、非選択メモリセルの各制御ゲート電極に同一の電圧を印加してもよい。あるいは、非選択メモリセルの各制御ゲート電極に異なる電圧を印加してもよい。いずれの場合であっても、ソースもしくはドレインを延長する電圧であればよい。
また、非選択メモリセル間で共有される各補助ゲート電極に同一の電圧を印加してもよい。あるいは、非選択メモリセル間で共有される各補助ゲート電極に異なる電圧を印加してもよい。いずれの場合であっても、ソースもしくはドレインを延長する電圧であればよい。
さらにまた、前記選択メモリセルよりも第2拡散層側の各制御ゲート電極の印加電圧より高い電圧を、前記選択メモリセルよりも第1拡散層側の各制御ゲート電極に印加してもよい。
また、非選択メモリセル間で共有される各補助ゲート電極において、前記選択メモリセルよりも第2拡散層側の各補助ゲート電極の印加電圧より高い電圧を、前記選択メモリセルよりも第1拡散層側の各補助ゲート電極に印加してもよい。
あるいは、前記(7)の書き込み方法は、非選択メモリセルの各制御ゲート電極に前記ソースもしくは前記ドレインを延長するように電圧を印加し、非選択メモリセル間で共有される各補助ゲート電極に前記ソースもしくは前記ドレインを延長する電圧を印加し、選択メモリセルの制御ゲート電極に、選択メモリセルの電荷蓄積層に電荷を注入する電圧を印加し、選択メモリセルの補助ゲート電極に閾値電圧程度の電圧を印加することによって、選択メモリセルの補助ゲート電極と制御ゲート電極との間のチャネル領域に高電界を発生させるSSI(Source−side Injection)方式を実現し、高い注入効率で選択メモリセルの電荷蓄積層に電荷を注入することができる。
また、前記(8)の消去方法は、各制御ゲート電極に対して正の電圧を前記半導体基板に印加するという単純な駆動方法で、前記直列配置メモリ装置内に配置された前記メモリセルを一括消去することができる。
前記(8)の消去方法において、各制御ゲート電極を接地してもよい。あるいは、各制御ゲート電極に負のバイアス電圧を印加してもよい。または、各制御ゲート電極に正のバイアス電圧を印加してもよい。
さらに、補助ゲート電極を接地するか、あるいは負の電圧を印加してもよい。このようにすれば、さらに効率的に電子を引く抜くことができる。
さらに、この発明は、前記(1)のメモリ装置内に配置された前記メモリセル対中の第1拡散層側の選択メモリセルを消去する消去方法であって、第1拡散層側の端に配置されたメモリセル対の第1拡散層に、選択メモリセルの電荷蓄積層から電子を引き抜くための正の電圧を印加してドレインとし、選択メモリセルよりも前記ドレイン側のメモリセルの制御ゲート電極に前記ドレインを延長するように閾値電圧より高い電圧を印加し、前記選択メモリセルより前記ドレイン側のメモリセルの補助ゲート電極に前記ドレインを延長するように電圧を印加し、選択メモリセルの制御ゲート電極に前記電荷蓄積層から前記半導体基板へ電子を引き抜く電圧を印加する方法を提供する。この方法によれば、前記(1)のメモリ装置内の内に配置された前記メモリセル対中の第1拡散層側の任意のメモリセルを消去することができる。
前記の消去方法において、選択メモリセルの補助ゲート電極を接地するか、あるいは負の電圧を印加してもよい。このようにすれば、書き込み効率をさらに高くすることができる。
あるいは、この発明は、前記(1)のメモリ装置内に配置された前記メモリセル対中の第2拡散層側の選択メモリセルを消去する消去方法であって、第2拡散層側の端に配置されたメモリセル対の第2拡散層に、選択メモリセルの電荷蓄積層から電子を引き抜くための電圧を印加してドレインとし、選択メモリセルよりも前記ドレイン側のメモリセルの制御ゲート電極に前記ドレインを延長するように閾値電圧より高い電圧を印加し、前記選択メモリセルより前記ドレイン側のメモリセルの補助ゲート電極に前記ドレインを延長するように電圧を印加し、選択メモリセルの制御ゲート電極に前記電荷蓄積層から前記半導体基板へ電子を引き抜く電圧を印加する方法を提供する。この方法によれば、前記(1)のメモリ装置内の内に配置された前記メモリセル対中の第1拡散層側の任意のメモリセルを消去することができる。
前記の消去方法において、選択メモリセルの補助ゲート電極を接地するか、あるいは負の電圧を印加してもよい。このようにすれば、書き込み効率をさらに高くすることができる。
また、この発明は、前記(1)のメモリ装置内に配置された前記メモリセル対中の一方側の選択メモリセルを消去する消去方法であって、前記メモリ装置の前記一方側の端の拡散層に選択メモリセルの電荷蓄積層へホールを供給するための電圧を印加し、選択メモリセルよりも前記一方側の制御ゲート電極に前記一方側の端の拡散層の電位を延長するように閾値電圧より高い電圧を印加し、選択メモリセルより前記一方側の補助ゲート電極に前記一方側の端の拡散層の電位を延長するように電圧を印加し、選択メモリセルの制御ゲート電極に、当該メモリセルの前記電荷蓄積層へホールを注入する電圧を印加する方法を提供する。この方法によれば、前記(1)のメモリ装置内の内に配置された前記メモリセル対中の任意のメモリセルを消去することができる。
前記の消去方法において、選択メモリセルの補助ゲート電極を接地するか、あるいは負の電圧を印加してもよい。このようにすれば、書き込み効率をさらに高くすることができる。
さらにまた、この発明は、前記(1)のメモリ装置内に配置された前記メモリセル対のうち選択されたメモリセル対に含まれる第1拡散層側と第2拡散層側のメモリセルを一括消去する方法であって、第1拡散層側の端に配置されたメモリセル対の第1拡散層に、選択メモリセル対の第1拡散層側の電荷蓄積層から電子を引き抜くための第1電圧を印加し、第2拡散層側の端に配置されたメモリセル対の第2拡散層に、選択メモリセル対の第2拡散層側の電荷蓄積層から電子を引き抜くための第2電圧を印加し、非選択メモリセル対の制御ゲート電極に、第1電圧が印加された第1拡散層もしくは第2電圧が印加された第2拡散層の電位を延長するように閾値電圧より高い電圧を印加し、非選択メモリセル対の補助ゲート電極に、第1電圧が印加された前記第1拡散層もしくは電圧が印加された第2拡散層の電位を延長するように電圧を印加し、選択メモリセル対の各制御ゲート電極に各電荷蓄積層の電荷を前記半導体基板へ引き抜く電圧を印加する方法を提供する。この方法によれば、メモリ装置内の任意のメモリセル対に含まれる第1拡散層側と第2拡散層側のメモリセルを一括消去することができる。
また、この発明は、前記(1)のメモリ装置内の複数のメモリセル対の各メモリセルに順次書き込みとベリファイ読み出しを行う際に、第1拡散層側のメモリセルから順番に書き込みあるいはベリファイ読み出しとを行う方法を提供する。
さらに、この発明は、前記(1)のメモリ装置内の複数のメモリセル対の各メモリセルに順次消去とベリファイ読み出しを行う際に、第1拡散層側のメモリセルから順番に消去あるいはベリファイ読み出しを行う方法を提供する。
あるいは、この発明は、前記(3)のメモリ装置内の直列配置メモリユニット中のメモリセル対の第2拡散層側にある選択メモリセルへ書き込みを行う際に、他の直列配置メモリ装置の非選択メモリセルへの書き込みを阻止する書き込み阻止方法であって、前記ソース線を接地してソースとして機能させ、選択メモリセルを含む直列配置メモリ装置に対応する選択トランジスタの選択ゲートに当該選択トランジスタをオンする接続電圧を印加してビット線と接続し、前記ビット線に書き込み電圧を印加してドレインとして機能させて書き込みを行う際に、前記接続電圧が選択ゲートに印加された選択トランジスタを除く他の選択トランジスタの選択ゲートに当該選択トランジスタをオフする電圧を印加して非選択メモリセルへの書き込みを阻止する方法を提供する。この書き込み阻止方法によれば、選択メモリセルを含まない直列配置メモリ装置内の各非選択メモリセルへの書き込みを阻止することができる。
さらに、この発明は、前記(3)のメモリ装置内の直列配置メモリユニット中のメモリセル対の第1拡散層側にある選択メモリセルへ書き込みを行う際に、他の直列配置メモリ装置の非選択メモリセルへの書き込みを阻止する書き込み阻止方法であって、選択メモリセルを含む直列配置メモリ装置に対応する選択トランジスタの選択ゲートに当該選択トランジスタをオンする電圧を印加してビット線と接続し、前記ビット線を接地してソースとして機能させ、前記ソース線に書き込み電圧を印加してドレインとして機能させて書き込みを行う際に、前記書き込み電圧が印加されたソース線以外のソース線を接地して非選択メモリセルへの書き込みを阻止する方法を提供する。この書き込み阻止方法によれば、選択メモリセルを含まない直列配置メモリ装置内の各非選択メモリセルへの書き込みを阻止することができる。
さらにまた、この発明は、前記(4)のメモリ装置の直列配置メモリユニット中のメモリセル対の第2拡散層側にある選択メモリセルへ書き込みを行う際に、他の直列配置メモリ装置の非選択メモリセルへの書き込みを阻止する書き込み阻止方法であって、選択メモリセルを含む直列配置メモリ装置の前記ソース線を接地してソースとし、ビット線に書き込み電圧を印加してドレインとして書き込みを行う際に、前記接地されたソース線以外のソース線にカウンターバイアスとしての電圧を印加して非選択メモリセルへの書き込みを阻止する方法を提供する。この書き込み阻止方法によれば、選択メモリセルを含まない直列配置メモリ装置内の各非選択メモリセルへの書き込みを阻止することができる。
また、この発明は、前記(4)のメモリ装置の直列配置メモリユニット中のメモリセル対の第1拡散層側にある選択メモリセルへ書き込みを行う際に、他の直列配置メモリ装置の非選択メモリセルへの書き込みを阻止する書き込み阻止方法であって、ビット線を接地してソースとし、選択メモリセルを含む直列配置メモリ装置の前記ソース線に書き込み電圧を印加してドレインとして書き込みを行う際に、前記書き込み電圧が印加されたソース線以外のソース線を接地して非選択メモリセルへの書き込みを阻止する方法を提供する。この書き込み阻止方法によれば、選択メモリセルを含まない直列配置メモリ装置内の各非選択メモリセルへの書き込みを阻止することができる。
前記の半導体基板は、例えば、p型Si基板からなるが、材質はこれに限定されず、例えばGaAsなどの化合物半導体基板を用いることができる。補助ゲート、制御ゲートは、通常電極として用いられる材料を用いることができるが、ポリシリコンが好ましい。電荷蓄積層はSiNやポリシリコン(Poly−Si)を用いて形成することができる。また、半導体基板と補助ゲート電極との間の絶縁膜は、例えばSiO2膜で形成され、その膜厚は、2〜10nm程度が好ましい。第1および第2補助ゲート電極の側壁上の絶縁膜は、例えばSiO2膜で形成され、その膜厚は、2〜10nm程度が好ましい。SiO2膜は公知の方法、例えばSiH4またはSiH2Cl2などを用いるCVD法あるいは熱酸化等の方法により形成することができる。また、絶縁膜の材質はSiO2に限らず、通常絶縁膜として用いられるものを使用することができる。
以下、図面を用いてこの発明をさらに詳述する。以下の説明により、この発明をよりよく理解することが可能であろう。なお、以下の説明によってこの発明が限定されるものではない。
(直列配置メモリ装置の構造)
図1は、本発明の直列配置メモリ装置(直列メモリアレイ)の模式的な断面構造の一例を示す説明図である。本発明の直列メモリアレイの構成例のうち、最も単純な構成例は、図1(a)に示すように、2個のメモリセルが直列接続された場合である。まず、図1(a)に基づいて直列メモリアレイの構成を説明する。図1(a)に示す直列メモリアレイ10は、半導体基板1の表面部に第1拡散層9と第2拡散層11とが形成され、前記第1拡散層9と第2拡散層11との間の半導体基板上に第1電荷蓄積層3a、第2電荷蓄積層3b、第1電荷蓄積層3aの電位を制御する第1制御ゲート電極(CG1)5a、第2制御ゲート電極(CG2)5b、補助ゲート電極(AG)7が配置されている。補助ゲート電極は、第1制御ゲート電極5aと第2制御ゲート電極5bとに隣接して配置されている。前述の各部によって、この発明に係るメモリセル対(スプリット・ゲートセル)が構成されている。このうち、第1拡散層側に配置された第1電荷蓄積層3a、第1制御ゲート5aと補助ゲート電極7が一つのメモリセルC1を構成し、第2拡散層側に配置された第2電荷蓄積層3b、第2制御ゲート5bと補助ゲート電極7が一つのメモリセルC2を構成する。補助ゲート電極7は、前記の二つのメモリセルで共有されている。また、前記の二つのメモリセルは、そのいずれか一方がソース、他方がドレインとして機能する第1拡散層9と第2拡散層11とを共有する。このように、一対のソース・ドレイン間に複数個のメモリセルを配置して構成される直列メモリアレイは、その補助ゲート電極7を制御ゲート電極間のスペースに形成することができるので、補助ゲートの形成によるセル面積の増加がない。
図1(b)、(c)、(d)は、4個以上の複数セルが直列接続された直列メモリアレイ10の模式的な断面構造を示す説明図である。図1(b)、(c)、(c)で、鎖線で囲んだ部分がメモリセル対の単位を構成する。図1(b)は、n個のスプリット・ゲートセルP1〜Pnが直列接続された直列メモリセルアレイであり、第1拡散層9側の端のスプリット・ゲートセルがP1であり、第2拡散層11側の端のスプリット・ゲートセルがPnである。図1(c)は、n−1個のスプリット・ゲートセルP1〜P(n−1)が直列接続され、その第1拡散層9側の端に単独メモリセルM1が配置され、第2拡散層11側の端に単独メモリセルM2が配置された直列メモリセルアレイである。単独メモリセルは、隣接するスプリット・ゲートセルと拡散層を共有し、共有する拡散層に隣接する電荷蓄積層と、前記電荷蓄積層の電位を制御し得る制御ゲート電極と、前記制御ゲート電極に隣接する補助ゲート電極と、前記補助ゲート電極に隣接する拡散層とを有している。たとえば、単独メモリセルM1は、拡散層13aを隣接するスプリット・ゲートセルP1と共有し、拡散層13aに隣接して電荷蓄積層3aを有し、電荷蓄積層3aに隣接する上方に電荷蓄積層3aの電位を制御し得る制御ゲート電極7aが配置され、制御ゲート電極7aに隣接して第1拡散層9が配置されている。また、図1(d)は、n−1個のスプリット・ゲートセルP1〜P(n−1)が直列接続され、第2拡散層11側の端に単独メモリセルMが配置された直列メモリセルアレイである。
図1(b)、(c)、(d)のように、複数のスプリット・ゲートセルを直列に配置し、その両端に単独メモリセルを配置するかあるいは配置しないで構成される直列メモリアレイは、その補助ゲート電極7を制御ゲート電極間のスペースに形成することができるので、補助ゲートの形成によるセル面積の増加がない。
(メモリセルの読み出し)
図2は、本発明の直列メモリアレイ中の選択メモリセルの読み出しを行う場合の駆動方法を示す説明図である。なお、以下の説明における電圧の値は一例であって、それらの値に限定されるものではない。図2(a)は、図1(b)の直列メモリアレイに対応し、DL1が第1拡散層9に、CG1が第1制御ゲート電極5aに、AG1が補助ゲート電極7aに、CG2が第2制御ゲート電極5bにそれぞれ対応する。図2(b)は、図1(c)の直列メモリアレイに対応し、DL1が単独メモリセルM1の拡散層9に、AG1が単独メモリセルM1の補助ゲート7aに、CG1が単独メモリセルM1の制御ゲート5aに、CG4が単独メモリセルM2の制御ゲート5nに、AG3が単独メモリセルM2の補助ゲート7nに、DL2が単独メモリセルM2の拡散層11にそれぞれ対応する。図2(b)、(c)のいずれについても、直列メモリアレイ中の選択セルC2(制御ゲートCG2を有するメモリセル)を読み出す場合を例示している。例示に基づく他のメモリセルへの適用は当業者にとって容易である。
図2(a)について説明すると、選択セルC2を読み出すには、C2のゲートCG2に読み出し電圧として0Vを印加(即ち、接地)し、非選択メモリセルC1、C3、C4の制御ゲートCG1,CG3、CG4には、第3電圧としてしきい値より大きな6Vの電圧を印加し、非選択メモリセルON状態にしておく。また、すべての補助ゲートAG1,AG2には、その下のチャネル領域をON状態にするように第2電圧として5Vの電圧を印加する。このようにすれば、選択メモリセルC2のしきい値が、読み出し電圧より低ければC2はON状態になり、高ければC2はOFF状態となる。そして、ソースとしての第1拡散層DL1に0V、ドレインとしての第2拡散層DL2に第1電圧として2Vの電圧を印加してチャンネル電流を流すように電界をかける。すると、メモリセルC2の電荷蓄積層に蓄積された電荷の状態に応じてチャンネル電流が流れたり、流れなかったりする。チャネル電流を検出することで、メモリセルC2の状態を読み出すことができる。
前述の実施形態においては、非選択メモリセルの制御ゲート電極CG1,CG3,CG4には同一の電圧(第3電圧)を印加しているが、異なる電圧を印加してもよい。ソースもしくはドレインを延長するような電圧であれば、同一の電圧に限定されるものではない。
図2(b)についても、対応する各部への印加電圧は同じである。なお、図1(d)のメモリセルへの読み出し方法への適用は、図2(b)、(c)から容易である。
(メモリセルへの書き込み)
図3は、本発明の直列メモリアレイ中の選択メモリセルへ書き込みを行う場合の駆動方法を示す説明図である。図3(a)は、図1(b)の直列メモリアレイに対応し、両端に単独メモリセルを有さない形態である。図3(b)は、図1(c)の直列メモリアレイに対応し、両端に単独メモリセルを有する形態である。図3(b)、(c)のいずれについても、直列メモリアレイ中の選択セルC1へ書き込みを行う場合と、C2へ書き込みを行う場合とを例示している。例示に基づく他のメモリセルへの適用は容易である。
図3(a)で、まず、選択セルがスプリット・ゲートセルのうち第1拡散層側のメモリセルである場合の代表例として、セルC1へ書き込みを行う場合について説明する。この場合、第1拡散層9に書き込み電圧(第5電圧)として4.5Vを印加し、第2拡散層DL2を接地する。そして、非選択メモリセルの制御ゲートCG2,CG3、CG4に第6電圧としてしきい値より十分大きな12Vの電圧を印加し、非選択メモリセル間で共有される補助ゲート電極AG2に第7電圧として8Vの電圧を印加してドレインとしての第2拡散層DL2の延長としてはたらくようにする。一方、選択セルC1の制御ゲート電極CG1に電荷を注入する第8電圧として12Vの電圧を印加し、選択セルC1に隣接する補助ゲートAG1には、第9電圧としてしきい値程度の1Vの電圧を印加する。これによって、補助ゲートAG1と制御ゲートCG1との間のチャネル領域に高電圧が発生し、高い注入効率でセルC1への書き込みをおこなうことができる。
次に、選択セルがスプリット・ゲートセルのうち第1拡散層側のメモリセルである場合の代表例として、セルC2への書き込みを行う場合について説明する。この場合、第2拡散層DL2に書き込み電圧(第5電圧)として4.5Vを印加し、第1拡散層DL1を接地する。そして、非選択メモリセルの制御ゲート電極、即ちCG1、CG3,CG4に第6電圧としてしきい値より十分高い12Vの電圧を印加し、非選択メモリセル間で共有される補助ゲート電極AG2に第7電圧として8Vを印加してソースとしての第1拡散層DL1およびドレインとしての第2拡散層DL2の延長としてはたらくようにする。一方、選択セルC2の制御ゲート電極CG2に電荷を注入する第8電圧として12Vの電圧を印加し、選択セルC2に隣接する補助ゲートAG1には、第9電圧としてしきい値程度の1Vの電圧を印加する。これによって、補助ゲートAG1と制御ゲートCG2との間のチャネル領域に高電圧が発生し、高い注入効率でセルC2への書き込みをおこなうことができる。
続いて、図3(b)の直列メモリアレイ中の選択セルC1およびC2に書き込みを行う場合の駆動方法について説明する。
図3(b)で、まず、選択セルがスプリット・ゲートセルのうち第1拡散層側のメモリセルである場合の代表例として、セルC2へ書き込みを行う場合について説明する。この場合、第1拡散層9に書き込み電圧(第5電圧)として4.5Vを印加し、第2拡散層11を接地する。そして、非選択メモリセルの制御ゲートCG1,CG3、CG4に第6電圧としてしきい値より十分大きな12Vの電圧を印加し、非選択メモリセル間で共有される補助ゲート電極AG1、AG3に第7電圧として8Vの電圧を印加してソースとしての第1拡散層DL1およびドレインとしての第2拡散層DL2の延長としてはたらくようにする。一方、選択セルC1の制御ゲート電極CG1に電荷を注入する第8電圧として12Vの電圧を印加し、選択セルC1に隣接する補助ゲートAG2には、第9電圧としてしきい値程度の1Vの電圧を印加する。これによって、補助ゲートAG2と制御ゲートCG2との間のチャネル領域に高電圧が発生し、高い注入効率でセルC2への書き込みをおこなうことができる。
次に、選択セルが第1拡散層側の単独メモリセルである場合の代表例として、セルC1への書き込みを行う場合について説明する。この場合、第2拡散層DL2に書き込み電圧(第5電圧)として4.5Vを印加し、第1拡散層DL1を接地する。そして、非選択メモリセルの制御ゲート電極、即ちCG2、CG3,CG4に第6電圧としてしきい値より十分高い12Vの電圧を印加し、非選択メモリセル間で共有される補助ゲート電極AG2、AG3に第7電圧として8Vを印加してソースおよびドレインの延長としてはたらくようにする。一方、選択セルC1の制御ゲート電極CG1に電荷を注入する第8電圧として12Vの電圧を印加し、選択セルC1に隣接する補助ゲートAG1には、第9電圧としてしきい値程度の1Vの電圧を印加する。これによって、補助ゲートAG1と制御ゲートCG1との間のチャネル領域に高電圧が発生し、高い注入効率でセルC1への書き込みをおこなうことができる。
(メモリセルの消去)
図4は、本発明の直列メモリアレイ中のメモリセルを一括消去する場合の駆動方法の一例を示す説明図である。図4(a)、(b)に示すように、メモリセルを一括消去するためには、半導体基板1に20Vの高電圧を印加し、全ての制御ゲートCG1〜CG4、補助ゲートAG1〜AG2を接地する。これによって、電荷蓄積層3a、3b、3c、3dより半導体基板1へ電子を引き抜き、各メモリセルのしきい値を下げることができる。
図5は、本発明の直列メモリアレイ中のメモリセルを選択的に消去する駆動方法の一例を示す説明図である。例えば、図5(a)で直列メモリアレイ10内のメモリセル対のうち第1拡散層DL1側のメモリセルを消去する場合の一例として、メモリセルC1を消去する場合について説明する。この場合、第1拡散層DL1に第11電圧として5Vを印加し、選択セルC1の制御ゲートCG1に第14電圧として−10Vの電圧を印加して選択セルC1の電荷蓄積層3aから、それに隣接する第1拡散層DL1へ電子を引き抜く。このとき、選択セルC1に隣接する補助ゲート電極AG1にも第15電圧として−10Vの電圧を印加すれば、消去をより効率よく行うことができる。また、選択セルC1より第2拡散層DL2側にある非選択メモリセルの制御ゲート電極CG2,CG3、CG4には、対応する電荷蓄積層から電子が引き抜かれないように抑制する電圧として前記第12電圧を印加する。また、選択セルC1より第2拡散層DL2側にあって非選択メモリセル間で共有される補助ゲート電極AG2には前記第13電圧を印加し、第2拡散層DL2は、接地しておくとよい。
また、図5(a)において、直列メモリアレイ10内のメモリセル対のうち第2拡散層DL2側のメモリセルを消去する場合の代表例として、メモリセルC2を消去する場合について説明する。この場合、第2拡散層DL2に第11電圧としてメモリセルC2の電荷蓄積層から電子を引き抜くための5Vの電圧を印加してドレインとして機能させ、メモリセルC2よりも第2拡散層DL2側のメモリセルの制御ゲート電極CG3、CG4に前記ドレインを延長するように第12電圧として閾値電圧より高い11Vの電圧を印加し、選択メモリセルC2より第2拡散層DL2側のメモリセルの補助ゲート電極AG2に第13電圧として前記ドレインを延長する8Vの電圧を印加する。そして、選択セルC2の制御ゲートCG2に第14電圧として−10Vの電圧を印加して選択セルC2の電荷蓄積層3bから、それに隣接する拡散層13側へ電子を引き抜く。拡散層13は、延長されたドレインとして機能する。このとき、選択セルC2に隣接する補助ゲート電極AG1にも第15電圧として−10Vの電圧を印加すれば、消去をより効率よく行うことができる。また、メモリセルC2よりも第1拡散層DL1側の非選択メモリセルの制御ゲート電極CG1には、対応する電荷蓄積層から電子が引き抜かれないように抑制する電圧として前記第12電圧を印加する。第1拡散層DL1は、接地しておくとよい。
さらに、図5(a)において、同じスプリット・ゲートセル中のメモリセルC1とC2とを一括して消去する場合は、非選択セルの制御ゲートCG3,CG4に11V、非選択セル間で共有される補助ゲートAG2に8Vの電圧を印加して第1拡散層DL1および第2拡散層DL2の延長として働かせ、第1拡散層DL1と第2拡散層DL2とに選択メモリセルの電荷蓄積層から電子を引き抜く5Vの電圧を印加し、選択セルの制御ゲートCG1、CG2と選択セルに隣接する補助ゲートAG1とにそれぞれ−11Vの電圧を印加する。このようにして選択セルC1,C2の電荷蓄積層3aの電子を第1拡散層9へ、電荷蓄積層3bの電子を拡散層13へ引き抜くようにしてもよい。
また、図5(b)は、図1(c)に対応する構造の直列メモリアレイについて、セルC1あるいはC2を選択的に消去する場合の駆動方法およびC1とC2とを同時に消去する場合の駆動方法を示す。たとえば、図5(b)において、図5(a)において、直列メモリアレイ10内のメモリセル対のうち第1拡散層DL1側のメモリセルを消去する場合の代表例として、メモリセルC2を消去する場合について説明する。この場合、第1拡散層DL1に第11電圧としてメモリセルC2の電荷蓄積層から電子を引き抜くための5Vの電圧を印加してドレインとして機能させ、メモリセルC2よりも第1拡散層DL1側のメモリセルの制御ゲート電極CG1に前記ドレインを延長するように第12電圧として閾値電圧より高い11Vの電圧を印加し、選択メモリセルC2より第1拡散層DL1側のメモリセルの補助ゲート電極AG1に第13電圧として前記ドレインを延長する8Vの電圧を印加する。そして、選択セルC2の制御ゲートCG2に第14電圧として−10Vの電圧を印加して選択セルC2の電荷蓄積層3bから、それに隣接する拡散層13a側へ電子を引き抜く。拡散層13aは、延長されたドレインとして機能する。このとき、選択セルC2に隣接する補助ゲート電極AG2は接地しておけばよい。また、メモリセルC2よりも第1拡散層DL1側の非選択メモリセルの制御ゲート電極CG1には、対応する電荷蓄積層から電子が引き抜かれないように抑制する電圧として前記第12電圧を印加する。第1拡散層DL1は、接地しておくとよい。また、AG2を接地するのではなく、第15電圧としてたとえば−10Vの電圧を印加すれば、消去をより効率よく行うことができる。
図6には、基板上に形成された拡散層にて発生させたホットホールを記憶領域に注入させることにより、しきい値を下げる方法を記載している。電荷蓄積層にSNiなどを用いるメモリセルの場合は、消去のメカニズムが、電荷蓄積層へのホットホールの注入によって説明される。一方、電荷蓄積層がSiO2などを用いたフローティングゲートである場合は、図5で述べたように、電荷蓄積層からの電子の引抜によって消去のメカニズムが説明される。
電子とホールは正負の極性が異なる相補的なものであり、電荷蓄積層から電子を引き抜く駆動方法と電荷蓄積層へホールを注入する駆動方法とは、各端子に印加する電圧が結果的に同じになる。
即ち、図6(a)において、第2拡散層11側に補助ゲート電極を有するセルC1を消去する場合は、第1拡散層9に第17電圧として5Vを印加し、選択セルC1の補助ゲートAG1および制御ゲートCG1に第20電圧として−10Vの電圧をそれぞれ印加してソース拡散層9から選択セルC1の電荷蓄積層3aにホールを注入する。このとき、非選択セルの制御ゲート電極CG2,CG3、CG4には、第18電圧として11Vを印加し、非選択セルに隣接する補助ゲート電極AG2には、第19電圧として8Vを印加して第2拡散層11を延長する。
そのほか、選択セルC2を消去する場合、C1とC2を同時に消去する場合の駆動条件を図6に示す。
(書き込みベリファイの順序)
図3に示す書き込み方法によってメモリセルへの書き込みを順次行うことができる。このとき、第1拡散層9側のメモリセルより順番に書き込みをおこなえばしよい。例えば、図3(a)の直列メモリアレイに対して、メモリセルC1、C2、C3、C4の順に書き込み、また書き込み後のベリファイ読み出しも前記のように第1拡散層9側のメモリセルから順次おこなうことによって、書き込み対象のセルに対して第1拡散層9側にある隣接セルの影響を抑制することができる。従って、書き込み後のしきい値のばらつきを抑制することができる。
あるいは、消去の場合も、消去と、消去後のベリファイ読み出しを第1拡散層9側のメモリセルから順次おこなうことによって、消去対象のセルに対して第1拡散層9側にある隣接セルの影響を抑制することができる。従って、消去後のしきい値のばらつきを抑制することができる。
(メモリ装置の構成)
図7〜図9は、この発明の前記直列メモリアレイを複数個含んでなるマトリックス配置メモリ装置(XYメモリアレイ)の構成と、そのXYメモリアレイの構造及びXYメモリアレイ内の選択メモリセルに書き込む場合の駆動条件を示す説明図である。図7に示すように、前記XYメモリアレイは、X方向及びY方向にマトリクス状に配列されるメモリからなり、X方向に前記直列メモリアレイがそれぞれ配列されている。また、Y方向には、各直列メモリアレイ内のメモリセルの制御ゲート電極および補助ゲート電極がそれぞれ共有接続されている。
図7に示すXYメモリアレイは、図7(a)に示すように、互いに異なる直列メモリアレイが、選択ゲート電極SG1、SG2をそれぞれ有する2つの選択トランジスタを介してビット線BL1あるいはBL2にそれぞれ接続され、直列配置メモリユニットを構成している。そして、全ての直列メモリアレイが1本のソース線にSLに接続さされている。図7(a)に示すXYメモリアレイ内のセルC11およびC21に書き込む場合の駆動条件を図7(b)に示す。まず、セルC11へ書き込む場合は、ソース線SLに書き込み電圧の4.5Vを印加する。選択ビット線BL1に接続される選択トランジスタのゲートSG1にしきい値より十分高い8Vの電圧を印加し、非選択ビット線BL2の選択トランジスタのゲートSG2は0Vの電圧を印加する。また、非選択ビット線BL2には誤書き込み防止のために2Vの電圧を印加する。他の印加電圧については、図3(a)でセルC1への書き込みを行う場合と同様であり、具体的な印加電圧は図7(b)に示すとおりである。
また、セルC21へ書き込む場合は、選択ビット線BL1に4.5Vの書き込み電圧を、SG1にしきい値より十分高い8Vの電圧を印加し、SG2及びSLを接地する。他の印加電圧については、図3(a)でセルC2への書き込みを行う場合と同様であり、具体的な印加電圧は図7(b)に示すとおりである。
図8は、一本のビット線BL1あるいはBL2が、同一選択ゲート電極SGを有する選択トランジスタを介して前記直列メモリアレイのドレインに接続され、互いに同一ビット線に接続されて直列配置メモリユニットを構成する各直列メモリアレイのソースにそれぞれ異なる電圧を印加し得るようにした場合の構成の一例と書き込みの条件を示す説明図である。まず、セルC11へ書き込む場合は、選択セルC11を含む直列メモリアレイのソース線SL1に4.5Vの書き込み電圧を印加し、選択セルC11を含む直列メモリアレイに共通接続されるビット線BL1を接地する。一方、非選択ビット線BL2には誤書き込み防止のために2Vの電圧を印加する。また、非選択ソース線SL2を接地する。そして、選択トランジスタのゲートSGにしきい値より十分高い8Vの電圧を印加する。その他の各部への印加電圧は、図8(b)に示すとおりである。
また、セルC21へ書き込む場合、BL1に4.5Vの書き込み電圧を、SL2には誤書き込み防止のために2Vの電圧を印加し、SL1を接地する。
図9は、前記XYメモリアレイが、図1(c)の直列メモリアレイに対応する構造を有する場合の構成と、メモリセルの読み出し及び書き込みの駆動条件を示す説明図である。図9に示すXYメモリアレイは、選択ゲートをAGと同時に形成したものである。
(メモリ装置の製造方法)
次に、この発明の直列メモリアレイからなるXYメモリアレイの製造方法の一例について説明する。
≪第1の実施形態≫
図10は、図1(a)の直列メモリアレイを例に、複数の前記直列メモリアレイをY−Y’方向に複数配列してなるXYメモリアレイの模式的な構造を示す平面図、X−X’、Y−Y’方向の各断面図である。図10(a)は平面図、図10(b)は図1(a)に対応する断面図であり制御ゲートCG1、CG2に直角なX−X’方向に配列される直列メモリアレイの断面図、図10(c)は、図10(a)で制御ゲートに沿うY−Y’方向の断面図である。
図11、9−2は、この発明に係るXYメモリアレイを製造する工程の順序を示す製造工程図である。図11、9−2で、左側の列の各図面はX−X’断面を示し、右側の列の各図面はY−Y’断面を示す。
まず、図11(a)、(b)に示すように、第1導電型(ここではp型とする)のSiからなる半導体基板1上にトレンチ素子分離領域21a、21b、21cを形成した後、熱酸化を行い、5〜15nm程度の厚さの第5絶縁膜(ゲート絶縁膜)9を形成した後、50nm程度の厚さの第1ポリシリコン膜22、厚さ50nm程度のシリコン膣化膜(SiN膜)3を順次堆積する。ここで、XYメモリアレイの電荷蓄積層はSiNからなるものとする。しかし、電荷蓄積層は他のトラッピング膜あるいはポリシリコン等のフローティングゲート等であってもかまわない。
続いて、SiN膜3の上にさらに酸化膜からなる第6絶縁膜23及び制御電極5となるポリシリコン膜を堆積し、その上にレジストを塗布した後リソグラフィー技術を用いてレジストをパターニングしてレジストパターン27を形成する。そして、パターニングによりレジスト27を除去した部分の制御電極5、第6絶縁膜23、第1シリコン膣化膜3および第1ポリシリコン膜22をエッチング除去し、その後レジストパターン27を剥離する。これによって、図11(c)、(d)に示すように、Y−Y’方向に沿って伸びる複数の電荷蓄積層3及び制御ゲート電極5を形成する。
次に、補助ゲートAGを形成するチャンネル領域をレジスト29で覆い、イオン注入を行って拡散層9、11を形成する(図11(e))。
続いて、第2電極であるポリシリコンを堆積し、エッチバック技術により、制御ゲートCG1とCG2との間に補助ゲートAG7を埋め込む(図11(g))。
なお、前記の製造工程の説明においては、シリコン膣化膜3と半導体基板1の間あるいはシリコン膣化膜3と制御電極5の間に絶縁膜を形成しているが、異なる態様として、いずれか一方もしくは両方の絶縁膜を形成しない場合がある。
≪第2の実施形態≫
図13、10−2は、XYメモリアレイの製造工程の異なる例を示す製造工程図である。図13、10−2で、左側の列の各図面はX−X’断面を示し、右側の列の各図面はY−Y’断面を示す。
この実施形態では、まず、図13(a)、(b)に示すように、第1導電型(ここではp型とする)のSiからなる半導体基板1上にトレンチ素子分離領域21a、21b、21cを形成した後、熱酸化を行い、5〜15nm程度の厚さの第5絶縁膜(ゲート絶縁膜)9を形成した後、厚さ50nm程度のポリシリコン膜3を順次堆積する。
続いて、ポリシリコン膜3の上にレジストを塗布した後リソグラフィー技術を用いてレジストをパターニングしてレジストパターン31を形成する。そして、パターニングによりレジスト31を除去した部分のポリシリコン膜3をエッチング除去し、その後レジストパターン31を剥離する。これによって、図13(c)、(d)に示すように、X−X’方向およびY−Y’方向にそれぞれ分離された電荷蓄積層3を形成する。
その後、ポリシリコン膜3の上にさらに酸化膜からなる第6絶縁膜23及び制御電極5となるポリシリコン膜を堆積し、その上にレジストを塗布した後リソグラフィー技術を用いてレジストをパターニングしてレジストパターン27を形成する。そして、パターニングによりレジスト27を除去した部分の制御電極5をエッチング除去し、その後レジストパターン27を剥離する。これによって、図13(c)、(d)に示すように、Y−Y’方向に沿って伸びる複数の制御ゲート5を形成する。
次に、補助ゲートAGを形成するチャンネル領域をレジスト29で覆い、イオン注入を行って拡散層9、11を形成する(図13(e))。
続いて、第2電極であるポリシリコンを堆積し、エッチバック技術により、制御ゲートCG1とCG2との間に補助ゲートAG7を埋め込む(図13(g))。
前述の実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得ることは明らかである。そのような変形例は、この発明の特徴及び範囲に属さないと解釈されるべきものではない。そのような変形例が、この発明の特許請求の範囲に含まれることを意図したものであることは、この技術分野の通常の知識を有するものにとって明らかである。
本発明の直列メモリアレイの模式的な断面構造を示す説明図である。 本発明の直列メモリアレイ中の選択メモリセルの読み出しを行う場合の駆動方法を示す説明図である。 本発明の直列メモリアレイ中の選択メモリセルへ書き込みを行う場合の駆動方法を示す説明図である。 本発明の直列メモリアレイ中のメモリセルを一括消去する場合の駆動方法の一例を示す説明図である。 本発明の直列メモリアレイ中のメモリセルC1を選択的に消去する駆動方法の一例を示す説明図である。 本発明の直列メモリアレイ中の選択セルC2を消去する場合、C1とC2を同時に消去する場合の駆動条件を示す説明図である。 この発明の直列メモリアレイを複数個含んでなるXYメモリアレイの構成と、駆動条件の例を示す説明図である。 この発明の直列メモリアレイを複数個含んでなるXYメモリアレイの構成と、駆動条件の異なる例を示す説明図である。 この発明の直列メモリアレイを複数個含んでなるXYメモリアレイの構成と、駆動条件のさらに異なる例を示す説明図である。 この発明のXYメモリアレイの模式的な構造を示す平面図、X−X’、Y−Y’方向の各断面図である。 この発明に係るXYメモリアレイを製造する工程の例を示す製造工程図である。(その1) この発明に係るXYメモリアレイを製造する工程の例を示す製造工程図である。(その2) この発明に係るXYメモリアレイを製造する工程の異なる例を示す製造工程図である。(その1) この発明に係るXYメモリアレイを製造する工程の異なる例を示す製造工程図である。(その2) 従来の不揮発性メモリの模式的な断面構造の一例を示す説明図である。 従来のNANDセルアレイの模式的な構造の一例を示す説明図である。
符号の説明
1,101,121 半導体基板
3,3a、3b、3c、3d、3n 電荷蓄積層
5、5a、5b、5c、5d、5n 制御ゲート電極
7、7a、7c、7e、7n 補助ゲート電極
9 第1拡散層
10 直列メモリアレイ
11 第2拡散層
13、13a、13c、13n 拡散層
21a、21b、21c トレンチ素子分離領域
22 第1ポリシリコン膜
23 第6絶縁膜
27、29、31 レジストパターン
109、113、129、133 ソース拡散層
111、131 ドレイン拡散層
115、135 ビット線

Claims (32)

  1. 表面部に二つの不純物拡散層である第1拡散層と第2拡散層とが配置された半導体基板と、
    第1拡散層と第2拡散層との間の領域に配置される二つの電荷蓄積層であって前記半導体基板と第1絶縁膜を介して配置される第1の電荷蓄積層および第2絶縁膜を介して配置される第2の電荷蓄積層と、
    第1の電荷蓄積層に隣接して配置され第1の電荷蓄積層の電位を制御し得る第1の制御ゲート電極と、
    第2の電荷蓄積層に隣接して配置され第2の電荷蓄積層の電位を制御し得る第2の制御ゲート電極と、
    第1の制御ゲート電極と第2の制御ゲート電極とに隣接して配置され前記半導体基板と第3絶縁膜を介して配置される補助ゲート電極とを単位とし
    第1の電荷蓄積層側と第2の電荷蓄積層側の二つのメモリセルを有するメモリセル対を複数個直列に配置してなり、各メモリセル対の第1制御ゲート電極、第2制御ゲート電極および補助ゲート電極にそれぞれ異なる電圧を印加でき、かつ、直列接続された複数のメモリセル対のうち一のメモリセル対の補助ゲート電極に他のメモリセル対の補助ゲート電極と異なる電圧を印加できるように各第1制御ゲート電極、各第2制御ゲート電極および各補助ゲート電極が独立していることを特徴とする直列配置メモリ装置。
  2. 互いに隣接する前記メモリセル対が、前記不純物拡散層を共有する請求項1記載のメモリ装置。
  3. 第1の電荷蓄積層と第1の制御ゲート電極とが第4絶縁膜を介して隣接し、
    第2の電荷蓄積層と第2の制御ゲート電極とが第5絶縁膜を介して隣接する請求項1記載のメモリ装置。
  4. 第1の電荷蓄積層が第6絶縁膜を介して前記補助ゲート電極と隣接し、第2の電荷蓄積層が第7絶縁膜を介して前記補助ゲート電極と隣接する請求項1記載のメモリ装置。
  5. 第1の制御ゲート電極が、第1の電荷蓄積層の上方に隣接して配置され、
    第2の制御ゲート電極が第2の電荷蓄積層の上方に隣接して配置される請求項1記載のメモリ装置。
  6. 請求項1記載のメモリ装置に含まれるメモリセル対のうち一端のメモリセル対と共有する不純物拡散層と、
    前記不純物拡散層と隣接する領域に前記半導体基板と第3絶縁膜を介して配置される第3の電荷蓄積層と、
    第3の電荷蓄積層に隣接して配置され第3の電荷蓄積層の電位を制御し得る第3の制御ゲート電極と、
    第3の制御ゲートに隣接して配置され前記半導体基板と第8絶縁膜を介して配置される補助ゲート電極とを含んでなる単独メモリセル
    を前記メモリセル対の一端または両端に直列に配してなることを特徴とする直列配置メモリ装置。
  7. 請求項1〜6の何れか一つに記載のメモリ装置内に配置された前記メモリセル対中の第1拡散層側に配置された選択メモリセルに書き込みを行う方法であって、
    第2拡散層側の端に配置されたメモリセル対の第2拡散層をソースとし、
    第1拡散層側の端に配置されたメモリセル対の第1拡散層に書き込み電圧を印加してドレインとし、
    非選択メモリセルの各制御ゲート電極に前記ソースもしくは前記ドレインを延長するように電圧を印加し、
    非選択メモリセル間で共有される各補助ゲート電極に前記ソースもしくは前記ドレインを延長するように電圧を印加し、
    選択メモリセルの制御ゲート電極に、選択メモリセルの電荷蓄積層に電荷を注入する電圧を印加し、
    選択メモリセルの補助ゲート電極に閾値電圧程度の電圧を印加する方法。
  8. 非選択メモリセルの各制御ゲート電極に同一の電圧を印加する請求項7記載の書き込み方法。
  9. 非選択メモリセル間で共有される各補助ゲート電極に同一の電圧を印加する請求項7記載の書き込み方法。
  10. 前記選択メモリセルよりも第2拡散層側の各制御ゲート電極の印加電圧より高い電圧を、前記選択メモリセルよりも第1拡散層側の各制御ゲート電極に印加する請求項7記載の書き込み方法。
  11. 非選択メモリセル間で共有される各補助ゲート電極において、前記選択メモリセルよりも第2拡散層側の各補助ゲート電極の印加電圧より高い電圧を、前記選択メモリセルよりも第1拡散層側の各補助ゲート電極に印加する請求項7記載の書き込み方法。
  12. 請求項1〜6の何れか一つに記載のメモリ装置内に配置された前記メモリセル対中の第2拡散層側に配置された選択メモリセルに書き込みを行う方法であって、
    第1拡散層側の端に配置されたメモリセル対の第1拡散層をソースとし、
    第2拡散層側の端に配置されたメモリセル対の第2拡散層に書き込み電圧を印加してドレインとし、
    非選択メモリセルの各制御ゲート電極に前記ソースもしくは前記ドレインを延長するように電圧を印加し、
    非選択メモリセル間で共有される各補助ゲート電極に前記ソースもしくは前記ドレインを延長するように電圧を印加し、
    選択メモリセルの制御ゲート電極に、選択メモリセルの電荷蓄積層に電荷を注入する電圧を印加し、
    選択メモリセルの補助ゲート電極に閾値電圧程度の電圧を印加する方法。
  13. 請求項1〜6の何れか一つに記載のメモリ装置内に配置された前記メモリセル対中のメモリセルを一括消去する消去方法であって、
    各制御ゲート電極に対して正の電圧を前記半導体基板に印加して各電荷蓄積層から前記半導体基板へ電子を引き抜く方法。
  14. 各制御ゲート電極を接地する請求項13記載の消去方法。
  15. 各制御ゲート電極に負のバイアス電圧を印加する請求項13記載の消去方法。
  16. 各制御ゲート電極に正のバイアス電圧を印加する請求項13記載の消去方法。
  17. 各補助ゲート電極を接地するか、あるいは負の電圧を印加する請求項13記載の消去方法。
  18. 請求項1〜6の何れか一つに記載のメモリ装置内に配置された前記メモリセル対中の第1拡散層側の選択メモリセルを消去する消去方法であって、
    第1拡散層側の端に配置されたメモリセル対の第1拡散層に、選択メモリセルの電荷蓄積層から電子を引き抜くための電圧を印加してドレインとし、
    選択メモリセルよりも前記ドレイン側の制御ゲート電極に前記ドレインを延長するように閾値電圧より高い電圧を印加し、
    前記選択メモリセルより前記ドレイン側の補助ゲート電極に前記ドレインを延長するように電圧を印加し、
    選択メモリセルの制御ゲート電極に前記電荷蓄積層から前記半導体基板へ電子を引き抜く電圧を印加する方法。
  19. 選択メモリセルの補助ゲート電極を接地するか、あるいは負の電圧を印加する請求項18記載の消去方法。
  20. 請求項1〜6の何れか一つに記載のメモリ装置内に配置された前記メモリセル対中の第2拡散層側の選択メモリセルを消去する消去方法であって、
    第2拡散層側の端に配置されたメモリセル対の第2拡散層に、選択メモリセルの電荷蓄積層から電子を引き抜くための電圧を印加してドレインとし、
    選択メモリセルよりも前記ドレイン側のメモリセルの制御ゲート電極に前記ドレインを延長するように閾値電圧より高い電圧を印加し、
    前記選択メモリセルより前記ドレイン側のメモリセルの補助ゲート電極に前記ドレインを延長するように電圧を印加し、
    選択メモリセルの制御ゲート電極に前記電荷蓄積層から前記半導体基板へ電子を引き抜く電圧を印加する方法。
  21. 請求項1〜6の何れか一つに記載のメモリ装置内に配置された前記メモリセル対中の一方側の選択メモリセルを消去する消去方法であって、
    前記メモリ装置の前記一方側の端の拡散層に選択メモリセルの電荷蓄積層へホールを供給するための電圧を印加し、
    選択メモリセルよりも前記一方側の制御ゲート電極に前記一方側の端の拡散層の電位を延長するように閾値電圧より高い電圧を印加し、
    選択メモリセルより前記一方側の補助ゲート電極に前記一方側の端の拡散層の電位を延長するように電圧を印加し、
    選択メモリセルの制御ゲート電極に、当該メモリセルの前記電荷蓄積層へホールを注入する電圧を印加する方法。
  22. 選択メモリセルの補助ゲート電極を接地するか、あるいは負の電圧を印加する請求項21記載の消去方法。
  23. 請求項1〜6の何れか一つに記載のメモリ装置内に配置された前記メモリセル対のうち選択されたメモリセル対に含まれる第1拡散層側と第2拡散層側のメモリセルを一括消去する方法であって、
    第1拡散層側の端に配置されたメモリセル対の第1拡散層に、選択メモリセル対の第1拡散層側の電荷蓄積層から電子を引き抜くための第1電圧を印加し、
    第2拡散層側の端に配置されたメモリセル対の第2拡散層に、選択メモリセル対の第2拡散層側の電荷蓄積層から電子を引き抜くための第2電圧を印加し、
    非選択メモリセル対の制御ゲート電極に、第1電圧が印加された第1拡散層もしくは第2電圧が印加された第2拡散層の電位を延長するように閾値電圧より高い電圧を印加し、
    非選択メモリセル対の補助ゲート電極に、第1電圧が印加された前記第1拡散層もしくは電圧が印加された第2拡散層の電位を延長するように電圧を印加し、
    選択メモリセル対の各制御ゲート電極に各電荷蓄積層の電荷を前記半導体基板へ引き抜く電圧を印加する方法。
  24. 請求項1〜6の何れか一つに記載のメモリ装置内の複数のメモリセル対の各メモリセルに順次書き込みとベリファイ読み出しを行う際に、
    第1拡散層側のメモリセルから順番に書き込みあるいはベリファイ読み出しを行う方法。
  25. 請求項1〜6の何れか一つに記載のメモリ装置内の複数のメモリセル対の各メモリセルに順次消去とベリファイ読み出しを行う際に、
    第1拡散層側のメモリセルから順番に消去あるいはベリファイ読み出しを行う方法。
  26. 請求項1または6に記載のメモリ装置を複数含んでなり、
    前記メモリ装置の各メモリセルがX方向に直列に配置され、
    前記X方向と異なるY方向において、互いに異なる前記メモリ装置に含まれるメモリセルの第1の制御ゲート電極が互いに接続された共通第1制御ゲート線と、
    前記X方向と異なるY方向において、互いに異なる前記メモリ装置に含まれるメモリセルの第2の制御ゲート電極が互いに接続された共通第2制御ゲート線と、
    前記X方向と異なるY方向において、互いに異なる前記メモリ装置に含まれるメモリセルの補助ゲート電極が互いに接続された共通補助ゲート線と
    を有することを特徴とするマトリックス配置メモリ装置。
  27. 請求項1〜6のいずれか一つに記載の直列配置メモリ装置の複数個と、
    各直列配置メモリ装置の第2拡散層側の端に配置されたメモリセル対の第2拡散層に対応して配置される選択トランジスタであって選択ゲートを有する選択トランジスタと、
    前記第2拡散層側の端のメモリセル対の各第2拡散層に、対応する選択トランジスタを介して接続されるひとつのビット線と、
    各直列配置メモリ装置の第1拡散層側の端に配置されたメモリセル対の第1拡散層を互いに接続するソース線と
    各直列配置メモリ装置の対応する補助ゲート電極がそれぞれ接続される1以上の共通補助ゲート線と、
    各直列配置メモリ装置の対応する制御ゲート電極がそれぞれ接続される1以上の共通制御ゲート線と
    を備える直列配置メモリユニットを単位として構成されるマトリックス配置メモリ装置。
  28. 請求項27に記載のメモリ装置の直列配置メモリユニット中のメモリセル対の第2拡散層側にある選択メモリセルへ書き込みを行う際に、他の直列配置メモリ装置の非選択メモリセルへの書き込みを阻止する書き込み阻止方法であって、
    前記ソース線を接地してソースとして機能させ、
    選択メモリセルを含む直列配置メモリ装置に対応する選択トランジスタの選択ゲートに当該選択トランジスタをオンする接続電圧を印加してビット線と接続し、
    前記ビット線に書き込み電圧を印加してドレインとして機能させて書き込みを行う際に、前記接続電圧が選択ゲートに印加された選択トランジスタを除く他の選択トランジスタの選択ゲートに当該選択トランジスタをオフする電圧を印加して非選択メモリセルへの書き込みを阻止する方法。
  29. 請求項27に記載のメモリ装置の直列配置メモリユニット中のメモリセル対の第1拡散層側にある選択メモリセルへ書き込みを行う際に、他の直列配置メモリ装置の非選択メモリセルへの書き込みを阻止する書き込み阻止方法であって、
    選択メモリセルを含む直列配置メモリ装置に対応する選択トランジスタの選択ゲートに当該選択トランジスタをオンする電圧を印加してビット線と接続し、
    前記ビット線を接地してソースとして機能させ、
    前記ソース線に書き込み電圧を印加してドレインとして機能させて書き込みを行う際に、前記書き込み電圧が印加されたソース線以外のソース線を接地して非選択メモリセルへの書き込みを阻止する方法。
  30. 請求項1〜6のいずれか一つに記載の直列配置メモリ装置の複数個と、
    各直列配置メモリ装置の第2拡散層側の端に配置されたメモリセル対の第2拡散層を互いに接続するひとつのビット線と、
    各直列配置メモリ装置の第1拡散層側の端に配置されたメモリセル対の第1拡散層に対応してそれぞれ接続される複数のソース線と、
    各直列配置メモリ装置のひとつの補助ゲート電極が互いに接続される1以上の共通補助ゲート線と、
    各直列配置メモリ装置のひとつの制御ゲート電極が互いに接続される1以上の共通制御ゲート線と
    を備える直列配置メモリユニットを単位として構成されるマトリックス配置メモリ装置。
  31. 請求項30に記載のメモリ装置の直列配置メモリユニット中のメモリセル対の第2拡散層側にある選択メモリセルへ書き込みを行う際に、他の直列配置メモリ装置の非選択メモリセルへの書き込みを阻止する書き込み阻止方法であって、
    選択メモリセルを含む直列配置メモリ装置の前記ソース線を接地してソースとし、
    ビット線に書き込み電圧を印加してドレインとして書き込みを行う際に、
    前記接地されたソース線以外のソース線にカウンターバイアスとしての電圧を印加して非選択メモリセルへの書き込みを阻止する方法。
  32. 請求項30に記載のメモリ装置の直列配置メモリユニット中のメモリセル対の第1拡散層側にある選択メモリセルへ書き込みを行う際に、他の直列配置メモリ装置の非選択メモリセルへの書き込みを阻止する書き込み阻止方法であって、
    ビット線を接地してソースとし、
    選択メモリセルを含む直列配置メモリ装置の前記ソース線に書き込み電圧を印加してドレインとして書き込みを行う際に、
    前記書き込み電圧が印加されたソース線以外のソース線を接地して非選択メモリセルへの書き込みを阻止する方法。
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