JP5241682B2 - レバー操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ワイパーやターンシグナル用のストークスイッチ装置あるいは自動変速機のシフト装置等のレバー操作装置に関するものである。
この種のレバー操作装置は、ハウジングから突出する操作レバーが互いに直交する2つの操作面内で揺動可能となっており、この操作レバーをそれぞれの操作面内で揺動操作すると、その操作方向に応じた2種類の動作信号が出力されるようになっている。
従来より知られているレバー操作装置について説明すると、操作レバーの基部はレバー支持体に回動可能に連結されており、このレバー支持体に対して操作レバーは第1の操作面内で揺動可能となっている。また、レバー支持体はステータ部材であるホルダに回動可能に連結されており、前記第1の操作面と略直交する第2の操作面内で操作レバーおよびレバー支持体が一体的に揺動可能となっている。つまり、レバー支持体に対する操作レバーの回動軸と、ホルダに対する操作レバーおよびレバー支持体の回動軸とが略直交させてあり、操作レバーが略直交する2方向へ揺動操作可能となっている。ホルダの底部には回路基板が固定されており、この回路基板には二組の固定接点が形成されている。回路基板上には二組の移動体が配置されており、これら移動体には可動接点がそれぞれ取り付けられている。一方の移動体はホルダに回転可能に支持されており、この移動体と操作レバーの基部との間にはリンク駆動体が介設されている。他方の移動体はホルダにスライド可能に支持されており、この移動体はレバー支持体と係合している(例えば、特許文献1参照)。
このように概略構成されたレバー操作装置において、操作者が操作レバーを第1の操作面内で揺動操作すると、その揺動運動がリンク駆動体を介して一方の移動体に伝達されるため、該移動体が軸部を中心に回路基板と平行な面内を円弧状に移動する。その結果、該移動体に取り付けられた可動接点が回路基板上に形成された一方組の固定接点と接離して接点の切換え動作が行われ、その切換え信号に基づいて例えばビーム切換えやパッシングのためのスイッチ操作を行うことができる。また、操作者が操作レバーを第2の操作面内で揺動操作すると、操作レバーおよびレバー支持体がホルダに対して一体的に揺動操作方向へ回転するため、レバー支持体に係合する他方の移動体が回路基板と平行な面内を直線的に移動する。その結果、該移動体に取り付けられた可動接点が回路基板上に形成された他方組の固定接点と接離して接点の切換え動作が行われ、その切換え信号に基づいて例えば右折や左折のターンシグナルのためのスイッチ操作を行うことができる。
特開2007−12365号公報
しかしながら、前述した従来のレバー操作装置では、操作レバーの揺動操作に連動して駆動される移動体に可動接点を取り付け、この可動接点を回路基板上の固定接点に対して摺動させることでスイッチ切換えが行われるようになっているため、操作レバーの度重なる揺動操作によって接点が経年的に摩耗したり、接点の酸化や硫化によって導通不良を生じる虞があった。また、移動体と可動接点および固定接点とで一組のスイッチ切換え機構を構成し、このようなスイッチ切換え機構を互いの動きが干渉しないように回路基板上に二組配設する必要があるため、回路基板上の限られたスペースが二組のスイッチ切換え機構によって大きく専有されてしまい、例えば回路基板上に別のスイッチ切換え機構を追加する場合、回路基板を含めて装置全体が大型化してしまうという問題もあった。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、長寿命化および小型化に好適なレバー操作装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明のレバー操作装置は、操作レバーと、この操作レバーを第1の操作平面内で揺動可能に支持するレバー支持体と、このレバー支持体を前記第1の操作平面と略直交する第2の操作平面内で揺動可能に支持するホルダと、第1のギア部を有して前記操作レバーと一体的に前記第1の操作平面内を揺動する揺動体と、第2のギア部を有して前記第1の操作平面と直交する軸を中心に回転可能な検知体と、この検知体の回転を検出する非接触式の回転検出手段と、前記レバー支持体にギア結合されて前記第2の操作平面と直交する軸を中心に回転可能な回動シャフトと、この回動シャフトの軸線方向へ移動可能に支持されると共に該回動シャフトと一体的に回転するスライダとを備え、前記スライダの周方向に分割された外周面に前記第1のギア部に噛合する第3のギア部と前記第2のギア部に噛合する第4のギア部とが設けられており、前記操作レバーが前記第1の操作平面内で揺動操作されたとき、前記揺動体の前記第1の操作平面内での揺動が前記第1のギア部と前記第3のギア部の噛合部分を介して前記スライダに伝達されることにより、前記スライダが前記回動シャフトの軸線方向へスライド移動するようになすと共に、前記操作レバーが前記第2の操作平面内で揺動操作されたとき、前記レバー支持体の前記第2の操作平面内での揺動がギア結合を介して前記回動シャフトに伝達されることにより、前記回動シャフトと前記スライダが一体的に回転するようになし、前記スライダのスライド移動および回転が前記第4のギア部と前記第2のギア部の噛合部分を介して前記検知体に動力伝達されるように構成した。
このように構成されたレバー操作装置では、操作レバーを互いに直交する第1および第2の操作平面内のいずれかで揺動操作すると、その操作平面に応じてスライダが回動シャフトと一体的に回転あるいは回動シャフトの軸線方向へ移動し、このようなスライダの動きが検知体の回転運動に動力伝達されることで回転検出手段が検知体の回転を非接触で検出するため、回転検出手段の検知信号に基づいて操作レバーの揺動位置を検出することができる。それゆえ、接点の摩耗や酸化等の導通不良が懸念されるスイッチ切換え機構を用いることなく操作レバーの揺動位置を検出することができ、レバー操作装置の長寿命化を実現することができる。また、スライダの外周面に第3のギア部と第4のギア部という2種類のギア部を設けることにより、スライダの回転動作およびスライド動作によるそれぞれの操作位置に応じて検知体が異なる回転角で回転動作するため、操作レバーの互いに直交する2方向の揺動位置を1つの回転検出手段によって検出することができ、回路基板を含めて装置全体の小型化を実現することができる。
上記の構成において、前記第3のギア部がリード角を持たないラックの一部として構成されると共に、前記第4のギア部がリード角を持つウォームの一部として構成されていることが好ましく、この場合において、前記第1のギア部が前記操作レバーの前記第1の操作平面内での揺動中心軸を中心に円弧状に延びる平歯車の一部として構成されていることが好ましい。
また、上記の構成において、前記回動シャフトの外周面と前記スライダの内周面とのいずれか一方に軸線方向へ延びるガイド溝が形成され、いずれか他方に前記ガイド溝と摺動可能に係合する突条が形成されていることが好ましい。
また、上記の構成において、前記揺動体は前記操作レバーに一体的に設けられたものでもよいが、前記揺動体が前記操作レバーに揺動可能に支持されていると共に、これら揺動体と操作レバーが前記第2の操作平面内で互いに独立して揺動可能であると、揺動体の第1のギア部とスライダの第3のギア部との噛み合い状態を操作レバーの揺動位置に拘わらず安定化させることができる。
本発明のレバー操作装置によれば、操作レバーを互いに直交する第1および第2の操作平面内のいずれかで揺動操作すると、その操作平面に応じてスライダが回動シャフトと一体的に回転あるいは回動シャフトの軸線方向へ移動し、このようなスライダの動きが検知体の回転運動に動力伝達されることで回転検出手段が検知体の回転を非接触で検出するため、回転検出手段の検知信号に基づいて操作レバーの揺動位置を検出することができる。それゆえ、接点の摩耗や酸化等の導通不良が懸念されるスイッチ切換え機構を用いることなく操作レバーの揺動位置を検出することができ、レバー操作装置の長寿命化を実現することができる。また、スライダの外周面に第3のギア部と第4のギア部という2種類のギア部を設けることにより、スライダの回転動作およびスライド動作によるそれぞれの操作位置に応じて検知体が異なる回転角で回転動作するため、操作レバーの互いに直交する2方向の揺動位置を1つの回転検出手段によって検出することができ、回路基板を含めて装置全体の小型化を実現することができる。
本発明の実施形態例に係るレバー操作装置の外観図である。 図1のレバー操作装置の第1の操作面に沿う断面図である。 図1のレバー操作装置の第2の操作面に沿う断面図である。 図1のレバー操作装置の内部構造を示す斜視図である。 図1のレバー操作装置の分解斜視図である。 図1のレバー操作装置に備えられる操作レバーの動力伝達機構を示す斜視図である。 図6の動力伝達機構に用いられるスライダの説明図である。 図6の動力伝達機構の動作説明図である。 図1のレバー操作装置に備えられる第1および第2回転検出手段の説明図である。 図1のレバー操作装置に備えられる操作レバーの操作位置と第1の回転検出手段から得られる出力信号との関係を示す説明図である。 図1のレバー操作装置に備えられる第1乃至第3操作体の操作位置と第2の回転検出手段から得られる出力信号との関係を示す説明図である。
本発明の実施形態例に係るレバー操作装置はターンシグナル用のストークスイッチ装置であり、図1に示すように、このレバー操作装置は、自動車のステアリングコラムに固定されるホルダ1と、このホルダ1から突出する操作レバー2とを備えており、操作レバー2は略直交する2方向へ揺動操作できるようになっている。
図1〜図9に示すように、ホルダ1は上ケース3と下ケース4からなり、これら上ケース3と下ケース4は図示せぬネジを用いて一体化されている。図5に示すように、下ケース4の相対向する両側壁にはそれぞれ短寸の軸受け溝4aと長寸の軸受け溝4bが形成されており、下ケース4の前方壁部(図中左下側を前方とし右上側を後方とする)には小径の軸孔4cと大径の軸孔4dが形成されている。また、下ケース4の底面には図示せぬ開口を塞ぐ底板5が固定されており、この底板5には軸孔4cの真下に位置するガイド孔5aと軸孔4dの真下に位置するガイド孔5bが形成されている。
操作レバー2は、中空構造の作動体6と、作動体6に固定された一対の半割筒体7,8とからなり、これら半割筒体7,8はスナップ結合により一体化されている。作動体6の相対向する上下両面には一対の回転軸6aが同一線上に突設されており、これら上下面に直交する両側面には一対の突起6bが同一線上に突設されている。下側の回転軸6aはレバー支持体9の底部に設けられた軸受け凹部9aに回動可能に支持され、上側の回転軸6aはレバー支持体9の上端に一体化された橋絡板10の軸受け凹部10aに回動可能に支持されている(図8参照)。これにより、操作レバー2は両回転軸6aを回動中心として図2の紙面と平行な平面内、すなわち第1の操作平面内で揺動できるようにレバー支持体9に支持されている。また、作動体6の上側の回転軸6aには駆動筒体11が取り付けられており、この駆動筒体11にはスプリング12と押圧子13が収納されている。押圧子13はスプリング12の弾発力を受けて上ケース3の前方壁の内面に固定されたカム板14のカム面14aに圧接されており、このカム面14aは谷部を中心として互いに直交する方向へ延びる2組のV字状斜面として形成されている。
作動体6の両突起6bには揺動体15が回転可能に支持されており、この揺動体15は操作レバー2と一体的に第1の操作平面内を揺動するようになっている。図6に示すように、揺動体15は平面視円弧状の平板部15aを有しており、この平板部15aの先端には第1のギア部15bが刻設されている。第1のギア部15bは操作レバー2の第1の操作平面内での揺動中心軸、すなわち作動体6の両回転軸6aを通る軸線を中心に円弧状に延びる平歯車の一部として形成されている。図8に示すように、平板部15aの下面中央には段付き状の係合ピン15cが突設されており、この係合ピン15cは下ケース4の底面に円弧状に形成された逃げ孔4eの上端に当接している。
前記レバー支持体9の相対向する両側壁にはそれぞれ支軸9cが突設されており、これら支軸9cは下ケース4の一方の軸受け溝4aに回動可能に支持されている。これにより、レバー支持体9は両支軸9cを回動中心として図3の紙面と平行な平面内、すなわち前記第1の操作平面と略直交する第2の操作平面内で揺動できるようにホルダ1に支持されている。また、レバー支持体9の一側壁には腕部9dが形成されており、この腕部9dの先端には円弧状ギア9eが刻設されている。この円弧状ギア9eは回動シャフト16の一端部に設けたギア17と噛合しており、操作レバー2を第2の操作平面内で揺動操作すると、レバー支持体9が両支軸9cを回動中心として第2の操作平面内で揺動し、その揺動運動が円弧状ギア9eとギア17のギア結合を介して回動シャフト16の回転運動に動力伝達されるようになっている。
回動シャフト16の両端部は下ケース4の他方の軸受け溝4bに回動可能に支持されており、その外周面には軸線方向へ延びる複数の突条16aが形成されている(図6参照)。回動シャフト16の回転中心軸とレバー支持体9の揺動中心軸とは互いに平行に設定されており、回動シャフト16は第2の操作平面と直交する軸線を中心に回転可能となっている。回動シャフト16には円筒状のスライダ18が挿入されており、このスライダ18の内周面には軸線方向へ延びる複数のガイド溝18aが形成されている。図8に示すように、これらガイド溝18aと回動シャフト16の各突条16aとはスプライン結合されており、それによってスライダ18は回動シャフト16の軸線方向へ往復移動(スライド)可能であると共に、回動シャフト16の回転に伴って一体的に回転可能となっている。ただし、これとは逆に、回動シャフト16の外周面に形成したガイド溝とスライダ18の内周面に形成した突条とをスプライン結合することも可能である。
図7に示すように、スライダ18の外周面の約半周領域には第3のギア部18bが刻設され、残りの約半周領域には第4のギア部18cが刻設されている。第3のギア部18bはリード角を持たないラックの一部として形成されており、この第3のギア部18bは揺動体15の第1のギア部15bと噛合している。前述したように第1のギア部15bは両回転軸6aを通る軸線を中心とする平歯車として形成されているため、操作レバー2が両回転軸6aを回動中心として第1の操作平面内で揺動操作されると、揺動体15の同方向への揺動運動が第1のギア部15bと第3のギア部18bのギア結合を介してスライダ18の往復運動(スライド動作)に動力伝達される。ただし、作動体6の両突起6bを中心とする揺動体15の回転運動は第1のギア部15bと第3のギア部18bのギア結合を介してスライダ18に動力伝達されないため、操作レバー2が第2の操作平面内で揺動操作されてもスライダ18はスライド動作しない。一方、第4のギア部18cは所定のリード角を持つウォームの一部として形成されており、この第4のギア部18cは第1の検知体19に形成された第2のギア部19aと噛合している。この第1の検知体19は、円板状の回転板19bと、回転板19bの中央部から起立する支軸19cを有しており、第2のギア部19aはピニオンギアとして支軸19cの下部周面に刻設されている。そして、回転板19bの外周縁を底板5のガイド孔5aに係合させると共に、支軸19cを下ケース4の軸孔4cに挿入することにより、第1の検知体19はホルダ1に回転可能に支持されている。
図9に示すように、第1の検知体19の回転板19bの下面には円環状の第1磁石20が固着されており、後述する第2の検知体31の回転板31bの下面には円環状の第2磁石32が固着されている。これら第1磁石20と第2磁石32は底板5の下面側に取り付けられた回路基板21と所定間隔を存して対向しており、回路基板21上には第1磁石20に対向する第1磁気検出素子22と第2磁石32に対向する第2磁気検出素子33が実装されている。第1磁気検出素子22は第1の検知体19の回転に伴う磁場の変化を検出する素子で、第1磁石20と第1磁気検出素子22によって第1回転検出手段が構成されている。第2磁気検出素子33は第2の検知体31の回転に伴う磁場の変化を検出する素子で、第2磁石32と第2磁気検出素子33によって第2回転検出手段が構成されている。これら第1磁気検出素子22および第2磁気検出素子33としては、磁界の強さの変化の影響をあまり受けずに安定性が高いことから、本実施形態例ではGMR(Giant Magneto-Resistive:巨大磁気抵抗)センサが用いられているが、MREセンサ、ホール素子等の他の検出素子を用いることも可能である。
操作レバー2の内部には第1の駆動軸23と第2の駆動軸24が配置されており、これら第1および第2の駆動軸23,24はスプライン結合によって連結されている。したがって、第1および第2の駆動軸23,24は、回転方向には一体品として回転動作するものの、軸線方向には相対的に移動可能となっている。第1の駆動軸23の一端にはC字状の接合部23aが形成されており、作動体6の内部空間において、接合部23aと連結体25の両端に形成された軸部25aとが回転可能に結合していると共に、連結体25と中継部材26に形成されたC字状の接合部26aとがピン27を用いて回転可能に連結されている。ここで、第1の駆動軸23と連結体25を結合する両軸部25aの軸線方向と、連結体25と中継部材26を結合するピン27の軸線方向とは互いに直交しており、これら両接合部23a,接合部26aと中継部材26およびピン27によって自在継手C1としてのカルダンジョイントが構成されている。また、中継部材26の前面にはキー溝26bが形成されており、作動体6の内部空間において、キー溝26bと中間部材28の後面に形成されたキー28aとが係合すると共に、中間部材28の前面に形成されたキー28bと被駆動軸29の後面に形成されたキー溝29aとが係合している。ここで、中間部材28の両面に形成されたキー28a,28bは互いに直交しており、これら中継部材26のキー溝26bと中間部材28の両キー28a,28bおよび被駆動軸29のキー溝29aによってオルダム継手C2が構成されている。すなわち、第1の駆動軸23と被駆動軸29は自在継手C1(カルダンジョイント)およびオルダム継手C2を介して連結されている。
被駆動軸29は下ケース4の前方壁部に形成された保持孔4fに回転可能かつ前後方向へ移動可能に支持されており、保持孔4fの内奥部には被駆動軸29を後方へ付勢するスプリング30が挿入されている(図3参照)。図4に示すように、被駆動軸29の先端部外周面には第5のギア部29bが刻設されており、この第5のギア部29bは第2の検知体31に刻設された第6のギア部31aと噛合している。第5のギア部29bは所定のリード角を持つウォームとして形成されており、第6のギア部31aはピニオンギアとして形成されている。図5に示すように、第2の検知体31は、円板状の回転板31bと、回転板31bの中央部から起立する支軸31cを有しており、第6のギア部31aは支軸31cの上部周面に刻設されている。そして、回転板31bの外周縁を底板5のガイド孔5bに係合させると共に、支軸31cを下ケース4の軸孔4dに挿入することにより、第2の検知体31はホルダ1に回転可能に支持されている。前述したように、第2の検知体31の回転板31bの下面には第2磁石32が固着されており、この第2磁石32は回路基板21上に実装された第2磁気検出素子(GMRセンサ)33と所定間隔を存して対向している。
操作レバー2(半割筒体7,8)の後端部には円筒状のカバー34がスナップ結合を用いて取り付けられており、図3ら示すように、このカバー34と半割筒体7,8の外周面に形成された段差部7a,8aには第1操作体である操作リング35が回転自在に保持されている。操作リング35の内周面には内歯車35aが刻設されており(図5参照)、この内歯車35aは一方の半割筒体7に支持された中継歯車36を介して第2の駆動軸24の後端部に刻設された外歯車24aに連結されている。これにより、操作リング35の回転が内歯車35aと中継歯車36および外歯車24aの噛合部分を介して第2の駆動軸24に伝達された後、第2の駆動軸24にスプライン結合された第1の駆動軸23が第2の駆動軸24と一体的に回転する。
第2の駆動軸24の外周面には複数のカム溝24bと複数の突起24cが形成されており、これらカム溝24bと突起24cは周方向のほぼ同じ位置に形成されている。図3に示すように、第2の駆動軸24の外周面と半割筒体7,8の内壁面との間には、それぞれスプリング37によって弾性付勢されたボール38が介設されており、第2の駆動軸24の回転に伴ってカム溝24bとボール38が係脱することにより、操作リング35をクリック感を伴って複数位置に安定的に保持できるようになっている。なお、本実施形態例では、操作リング35の1回転(360度)で第2の駆動軸24が3回転するようなギア比に内歯車35aと中継歯車36および外歯車24aが設定されているため、操作リング35を1/6回転(60度)する毎にボール38がカム溝24bと係合してクリック感を生起すると共に、これらボール38とカム溝24bの係合位置で操作リング35が安定的に保持される。
一方の半割筒体7の外周面には長方形状の窓孔7bが形成されており、この窓孔7bから第2操作体である操作つまみ39の一部が露出している。この操作つまみ39は窓孔7bの長手方向に沿って往復移動可能であり、操作つまみ39と第2の駆動軸24との間にはスライダ40が介設されている。図2に示すように、操作つまみ39の下面には傾斜溝39aが形成されており、この傾斜溝39aはスライダ40の上面に突設されたピン40aと係合している。これにより、操作つまみ39を窓孔7bの長手方向へスライド操作すると、その移動が傾斜溝39aとピン40aの係合部分で窓孔7bの長手方向に対して直交する方向の動きに変換され、スライダ40が第2の駆動軸24の軸線方向へ移動する。また、図3に示すように、スライダ40の下面にも傾斜溝40bが形成されており、この傾斜溝40bは前述した第2の駆動軸24の突起24cと係合するようになっている。したがって、操作つまみ39を窓孔7bの長手方向へスライド操作すると、その移動が傾斜溝39aとピン40aの係合部分でスライダ40の第2の駆動軸24の軸線方向への移動に変換された後、かかるスライダ40の移動が傾斜溝40bと突起24cの係合部分で第2の駆動軸24の回転運動へと変換される。
なお、操作つまみ39は非操作状態で窓孔7bの長手方向中央部に位置しており、この場合、ボール38がスプリング37の弾発力を受けて任意のカム溝24bの谷部に圧接することにより、第2の駆動軸24は当該位置に安定的に保持されている。この状態から操作つまみ39を窓孔7bの長手方向へスライド操作すると、前述したように操作つまみ39の移動に伴って第2の駆動軸24が所定量だけ回転するが、このときの第2の駆動軸24の回転量は、ボール38がカム溝24bから外れない程度の少ない角度に設定されている。したがって、操作つまみ39に対するスライド操作力を除去すると、ボール38がカム溝24bの谷部に戻ろうとする復帰力により、第2の駆動軸24とスライダ40および操作つまみ39は元位置に自動復帰する。
操作レバー2の後端には第3操作体であるロッカーノブ41が揺動可能に支持されており、このロッカーノブ41の一部はカバー34の開口端から露出している。ロッカーノブ41には円弧状のギア部41aが刻設されており、このギア部41aは首振体42に刻設された歯車42aと噛合している。この首振体42は半割筒体7,8の内部に回転可能に支持されており、ロッカーノブ41が揺動操作されると、その揺動運動がギア部41aと歯車42aの噛合部分を介して首振体42の回転運動に動力伝達されるようになっている。図2に示すように、この首振体42にはスプリング43と押圧子44が収納・保持されており、押圧子44はスプリング43の弾発力を受けて半割筒体7,8の内部に固定されたカム板45のカム面45aに圧接されている。このカム面45aは3つの谷部を有する波状形状に形成されており、このような形状のカム面45a上を押圧子44が摺動することにより、ロッカーノブ41をクリック感を伴って3つの安定位置に保持できるようになっている。また、首振体42には連結板46の一端が回転可能に連結されており、この連結板46の他端は第1の駆動軸23の後端に形成された鍔部23bに係合している。したがって、ロッカーノブ41の揺動操作に伴って首振体42が回転すると、連結板46と第1の駆動軸23が操作レバー2の内部を軸線方向へ一体的に移動する。このとき、第1の駆動軸23にスプライン結合された第2の駆動軸24は移動せず、第1の駆動軸23のみが操作レバー2の軸線方向へ移動する。
次に、このように構成されたレバー操作装置の動作について説明する。
まず、操作レバー2の揺動操作について説明すると、図2と図3は操作レバー2がいずれの方向にも揺動操作されずに中立位置に保持されている非操作状態を示し、この場合、押圧子13はスプリング12の弾発力を受けてカム面14aの中心の谷部に圧接されており、この圧接力によって操作レバー2は中立位置に安定的に保持されている。この状態で操作レバー2を第1の操作平面に沿って図2の矢印R−L方向へ揺動操作すると、押圧子13がカム面14aの山部を乗り越えて隣接する別の谷部に落ち込むため、操作レバー2はR方向とL方向の末端位置にそれぞれ安定的に保持される。また、かかる操作レバー2の揺動操作に伴って揺動体15が第1の操作平面内を一体的に揺動することにより、揺動体15の係合ピン15cが下ケース4の底面に形成された逃げ孔4eの上端に沿って摺動し、この揺動体15の揺動運動が第1のギア部15bと第3のギア部18bのギア結合を介してスライダ18に動力伝達される。これにより、スライダ18が回動シャフト16の軸線方向に沿ってスライド移動し、そのスライド動作が第4のギア部18cと第2のギア部19aのギア結合を介して第1の検知体19の回転運動に動力伝達されるため、第1の検知体19に固着した第1磁石20の回転に伴って第1磁気検出素子22を貫く磁力線(磁束)の方向が変化して第1磁気検出素子22の出力が変化する。
本実施形態例においては、操作レバー2を中立位置からそれぞれR方向とL方向の末端位置まで揺動操作したとき、第1磁石20(第1の検知体19)が正逆いずれかの方向へ約60度だけ回転するように、第1のギア部15bから第2のギア部19aに至る動力伝達経路のギア比が設定されており、第1磁石20の回転によって第1磁気検出素子22から図10に示すようなリニアな出力が得られる。すなわち、第1の検知体19は操作レバー2の中立位置を基準にして時計方向と反時計方向へそれぞれ60度ずつ、合計で120度の角度範囲内での位置検出が可能であるため、この角度範囲内で操作レバー2の第1の操作平面内での揺動位置を検出することができ、その検出結果に基づいて例えば右折や左折のターンシグナルのためのスイッチング操作を行うことができる。なお、図10において、縦軸が第1磁気検出素子22からの演算出力値(度)、横軸が第1の検知体19(第1磁石20)の回転角(度)をあらわす。
また、操作レバー2が中立位置に保持されているとき、操作レバー2を第2の操作平面に沿って図3の矢印U−D方向へ揺動操作すると、押圧子13がカム面14aの谷部から山部に乗り上げると共に、レバー支持体9が両支軸9cを回動中心として第2の操作平面内で揺動し、その揺動運動が円弧状ギア9eとギア17のギア結合を介して回動シャフト16の回転運動に動力伝達される。これにより、スライダ18が回動シャフト16と一体的に回転し、その回転動作が第4のギア部18cと第2のギア部19aのギア結合を介して第1の検知体19に動力伝達されるため、第1の検知体19に固着した第1磁石20の回転に伴って第1磁気検出素子22を貫く磁力線の方向が変化して第1磁気検出素子22の出力が変化する。
ただし、この場合の第1の検知体19の回転量は操作レバー2を第1の操作平面内で揺動操作した場合に比べて十分に少なく、本実施形態例においては、操作レバー2を中立位置からそれぞれU方向とD方向の末端位置(各操作位置)まで揺動操作したとき、第1磁石20(第1の検知体19)が正逆いずれかの方向へ約20度だけ回転するように、円弧状ギア9eから第2のギア部19aに至る動力伝達経路のギア比が設定されている。すなわち、操作レバー2を第1の操作平面内で末端位置に揺動操作したときに得られる第1磁気検出素子22の変化量と、操作レバー2を第2の操作平面内で末端位置に揺動操作したときに得られる第1磁気検出素子22の変化量とは著しく異なるため、図10に示すように、中立位置を基準にして±約10度の角度範囲内で操作レバー2の第2の操作平面内での揺動位置を検出することができ、その検出結果に基づいて例えばビーム切換動作やパッシング動作のためのスイッチング操作を行うことができる。そして、操作レバー2に対する第2の操作平面内での揺動操作力が除去されると、押圧子13がスプリング12の弾発力によってカム面14aの山部から谷部へ移行するため、操作レバー2は中立位置に自動復帰する。
なお、操作レバー2を第2の操作平面内で揺動操作するとき、揺動体15の第1のギア部15bとスライダ18の第3のギア部18bとの相対位置がスライダ18の回転方向に変化するが、第1のギア部15bと第3のギア部18bは平歯車とラックの関係でギア結合されているため、スライダ18の回転が第1のギア部15bによって妨げられることはない。また、操作レバー2と一体的に第1の操作平面内を揺動する揺動体15を、操作レバー2の構成部材である作動体6の両突起6bに回転可能に支持し、このような揺動体15に第1のギア部15bが刻接されているため、下ケース4の底面に載置された揺動体15に対して操作レバー2が第2の操作平面内で単独で揺動操作されることになり、第1のギア部15bと第3のギア部18bの噛み合い状態を安定化させることができる。
次に、操作レバー2に付設された操作リング35と操作つまみ39およびロッカーノブ41の動作について説明する。
操作レバー2が中立位置または任意の揺動操作位置にあるときに操作リング35を回転操作すると、この回転が内歯車35aと中継歯車36および外歯車24aの噛合部分を介して第2の駆動軸24に伝達され、第2の駆動軸24とこれにスプライン結合された第1の駆動軸23が一体的に回転する。その際、第2の駆動軸24の回転に伴ってカム溝24bとボール38が係脱を繰り返すため、操作リング35を所定角度(60度)回転する毎にクリック感が生起され、操作リング35はこれらクリック位置に安定的に保持される。このようにして第1の駆動軸23が回転すると、第1の駆動軸23の回転が自在継手C1(カルダンジョイント)とオルダム継手C2を介して被駆動軸29に動力伝達され、さらに被駆動軸29の回転が第5のギア部29bと第6のギア部31aの噛合部分を介して第2の検知体31に動力伝達される。これにより第2の検知体31が回転し、第2の検知体31の回転板31bに固着した第2磁石32の回転に伴って第2磁気検出素子33を貫く磁力線の方向が変化して第2磁気検出素子33の出力が変化する。
また、操作レバー2が中立位置または任意の揺動操作位置にあるときに、操作つまみ39を窓孔7bの長手方向へスライド操作すると、その移動がスライダ40の直線運動を介して第2の駆動軸24の回転運動へ動力変換されるため、上記と同様に、第2の駆動軸24にスプライン結合された第1の駆動軸23の回転が被駆動軸29を介して第2の検知体31に動力伝達され、第2の検知体31に固着された第2磁石32の回転に伴って第2磁気検出素子33の出力が変化する。
さらに、操作レバー2が中立位置または任意の揺動操作位置にあるときに、ロッカーノブ41を揺動操作すると、この揺動運動がギア部41aと歯車42aのギア結合を介して首振体42の回転運動に動力伝達され、首振体42の回転に伴って押圧子44がカム面45a上を摺動する。これによりロッカーノブ41が揺動方向の末端位置に安定的に保持されると共に、首振体42の回転に伴って連結板46が操作レバー2の軸線方向へ移動するため、連結板46に係合する第1の駆動軸23が第2の駆動軸24に対して軸線方向へスライド移動する。この第1の駆動軸23のスライド移動は自在継手C1とオルダム継手C2を介して被駆動軸29に動力伝達され、被駆動軸29のスライド動作が第5のギア部29bと第6のギア部31aの噛合部分を介して第2の検知体31に動力伝達される。これにより第2の検知体31が回転し、第2の検知体31の回転板31bに固着した第2磁石32の回転に伴って第2磁気検出素子33を貫く磁力線の方向が変化して第2磁気検出素子33の出力が変化する。
ただし、第2の検知体31の回転量は、操作リング35と操作つまみ39およびロッカーノブ41のいずれを操作するかによって大きく異なっている。具体的には、操作リング35の1回転(360度)で第2の駆動軸24が3回転するように内歯車35aと中継歯車36および外歯車24aのギア比が設定されると共に、第2の駆動軸24の1回転で第2の検知体31(第2磁石32)が1/3回転するように第5のギア部29bと第6のギア部31aのギア比が設定されている。これにより、操作リング35を初期位置を基準として正逆両方向へ180度ずつ(合計で360度)回転操作したとき、第2磁石32の1回転によって第2磁気検出素子33から図11に示すようなリニアな出力が得られ、この出力信号から操作リング35の1/6回転毎のクリック位置を検出することができる。一方、操作つまみ39をスライド操作したときの第2の駆動軸24の回転量は、ボール38がカム溝24bから外れない程度の少ないものであって、操作リング35を回転操作したときに得られる第2磁気検出素子33の変化量と著しく異なるため、操作リング35の各クリック位置を基準にして±約5度の角度範囲内で第2の検知体31の回転位置を検出することができる。また、ロッカーノブ41を揺動操作したときは、被駆動軸29のスライド動作によって第2の検知体31が回転し、このときの第2の検知体31の回転量は操作つまみ39のスライド操作時に比べて十分に多いため、操作リング35の各クリック位置を基準にして±約25度の角度範囲内で第2の検知体31の回転位置を検出することができる。したがって、図11に示す出力信号から操作リング35と操作つまみ39およびロッカーノブ41の操作位置を検出することができ、その検出結果に基づいてディマースイッチ等の各種電気機器のスイッチング操作を行うことができる。なお、図11において、縦軸が第2磁気検出素子33からの演算出力値(度)、横軸が第2の検知体31(第2磁石32)の回転角(度)をあらわす。
なお、操作レバー2が中立位置に保持されている場合、第1の駆動軸23と被駆動軸29の軸線は同一線上にあるが、操作レバー2が第1の操作平面内または第2の操作平面内で任意位置へ揺動操作されると、第1の駆動軸23と被駆動軸29の軸線どうしが所定角度で交差すると共に軸ズレを発生する。ここで、本実施形態例においては、第1の駆動軸23と被駆動軸29が自在継手C1およびオルダム継手C2という2種類の継手を介して連結されているため、第1の駆動軸23と被駆動軸29を自在継手C1によって所定角度で接続することができると共に、第1の駆動軸23と被駆動軸29の軸ズレをオルダム継手C2によって吸収することができる。したがって、操作レバー2がどのような揺動位置にあっても、操作リング35や操作つまみ39の操作に伴う第1の駆動軸23の回転を被駆動軸29に確実に伝達することができると共に、ロッカーノブ41の操作に伴う第1の駆動軸23のスライド移動を被駆動軸29に確実に伝達することができる。
以上説明したように、本実施形態例に係るレバー操作装置においては、操作レバー2を第1の操作平面に沿って揺動操作した場合、操作レバー2と一体的に第1の操作平面内を揺動する揺動体15の揺動運動が第1のギア部15bと第3のギア部18bのギア結合を介してスライダ18の直線運動に動力伝達されることにより、スライダ18が回動シャフト16の軸線方向に沿ってスライド移動し、操作レバー2を第1の操作平面に略直交する第2の操作平面に沿って揺動操作した場合、操作レバー2と一緒に第2の操作平面内を揺動するレバー支持体9の揺動運動が円弧状ギア9eとギア17のギア結合を介して回動シャフト16の回転運動に動力伝達されることにより、スライダ18が回動シャフト16と一体的に回転する。そして、このようなスライダ18のスライド動作および回転動作が第4のギア部18cと第2のギア部19aのギア結合を介して第1の検知体19の回転運動に動力伝達されることにより、第1の検知体19に固着した第1磁石20の回転に伴って第1磁気検出素子22の出力が変化するため、第1磁気検出素子22の出力信号に基づいて操作レバー2の揺動位置を検出することができる。それゆえ、接点の摩耗や酸化等の導通不良が懸念されるスイッチ切換え機構を用いることなく操作レバー2の揺動位置を検出することができ、レバー操作装置の長寿命化を実現することができる。
また、本実施形態例に係るレバー操作装置では、回動シャフト16にスプライン結合したスライダ18の外周面に第3のギア部18bと第4のギア部18cという2種類のギア部を刻設し、そのうち第3のギア部18bをラックの一部として形成して揺動体15の第1のギア部15bに噛合させると共に、第4のギア部18cをウォームの一部として形成して第1の検知体19の第2のギア部19aに噛合させたので、スライダ18の回転動作とスライド動作によるそれぞれの操作位置に応じて第1の検知体19を異なる回転角で回転動作させることができる。それゆえ、操作レバー2の互いに直交する2方向の揺動位置を1つの回転検出手段(第1磁石20と第1磁気検出素子22)によって検出することができ、回路基板5上の限られたスペースを有効利用して装置全体の小型化を実現することができる。
さらに、本実施形態例に係るレバー操作装置では、操作レバー2の構成部材である作動体6の両突起6bに揺動体15を回転可能に支持し、これら操作レバー2と揺動体15を第1の操作平面内では一体的に揺動させると共に、第2の操作平面内では互いに独立して揺動できるようにしたので、揺動体15に刻設した第1のギア部15bとスライダ18に刻設した第3のギア部18bとの噛み合い状態を操作レバー2の揺動位置に拘わらず安定化させることができる。ただし、揺動体15を操作レバー2の一部(作動体6や半割筒体8等)に一体形成し、このような揺動体15に第1のギア部15bを刻設してもよい。
なお、上記の実施形態例では、操作レバー2が中立位置を始点として第2の操作平面内で揺動操作される場合について説明したが、例えば、操作レバー2が第1の操作平面内で図2のR方向とL方向の末端位置にあるとき、操作レバー2を第2の操作平面内で図3のU方向とD方向へ揺動操作するようにしてもよい。
また、上記の実施形態例では、操作レバー2に操作リング35と操作つまみ39およびロッカーノブ41という3種類の操作体を付設した場合について説明したが、これら操作体の操作形態は適宜変更可能であり、各操作体の一部または全部を省略してもよい。
また、上記の実施形態例では、本発明のレバー操作装置をターンシグナル用のストークスイッチ装置に適用した場合について説明したが、ワイパー用のストークスイッチ装置や自動変速機のシフト装置等の他のレバー操作装置に適用することも可能である。
1 ホルダ
2 操作レバー
3 上ケース
4 下ケース
4a,4b 軸受け溝
4c,4d 軸孔
4e 逃げ孔
5 底板
5a,5b ガイド孔
6 作動体
6a 回転軸
6b 突起
7,8 半割筒体
9 レバー支持体
9a 軸受け凹部
9c 支軸
9d 腕部
9e 円弧状ギア
10 橋絡板
10a 軸受け凹部
15 揺動体
15a 平板部
15b 第1のギア部
15c 係合ピン
16 回動シャフト
16a 突条
17 ギア
18 スライダ
18a ガイド溝
18b 第3のギア部
18c 第4のギア部
19 第1の検知体(検知体)
19a 第2のギア部
19b 回転板
19c 支軸
20 第1磁石
21 回路基板
22 第1磁気検出素子
23 第1の駆動軸
24 第2の駆動軸
29 被駆動軸
31 第2の検知体
32 第2磁石
33 第2磁気検出素子

Claims (5)

  1. 操作レバーと、この操作レバーを第1の操作平面内で揺動可能に支持するレバー支持体と、このレバー支持体を前記第1の操作平面と略直交する第2の操作平面内で揺動可能に支持するホルダと、第1のギア部を有して前記操作レバーと一体的に前記第1の操作平面内を揺動する揺動体と、第2のギア部を有して前記第1の操作平面と直交する軸を中心に回転可能な検知体と、この検知体の回転を検出する非接触式の回転検出手段と、前記レバー支持体にギア結合されて前記第2の操作平面と直交する軸を中心に回転可能な回動シャフトと、この回動シャフトの軸線方向へ移動可能に支持されると共に該回動シャフトと一体的に回転する円筒状のスライダとを備え、
    前記スライダの周方向に分割された外周面に前記第1のギア部に噛合する第3のギア部と前記第2のギア部に噛合する第4のギア部とが設けられており、
    前記操作レバーが前記第1の操作平面内で揺動操作されたとき、前記揺動体の前記第1の操作平面内での揺動が前記第1のギア部と前記第3のギア部の噛合部分を介して前記スライダに伝達されることにより、前記スライダが前記回動シャフトの軸線方向へスライド移動するようになすと共に、
    前記操作レバーが前記第2の操作平面内で揺動操作されたとき、前記レバー支持体の前記第2の操作平面内での揺動がギア結合を介して前記回動シャフトに伝達されることにより、前記回動シャフトと前記スライダが一体的に回転するようになし、
    前記スライダのスライド移動および回転が前記第4のギア部と前記第2のギア部の噛合部分を介して前記検知体に動力伝達されるようにしたことを特徴とするレバー操作装置。
  2. 請求項1の記載において、前記第3のギア部がリード角を持たないラックの一部として構成されると共に、前記第4のギア部がリード角を持つウォームの一部として構成されていることを特徴とするレバー操作装置。
  3. 請求項2の記載において、前記第1のギア部が前記操作レバーの前記第1の操作平面内での揺動中心軸を中心に円弧状に延びる平歯車の一部として構成されていることを特徴とするレバー操作装置。
  4. 請求項1の記載において、前記回動シャフトの外周面と前記スライダの内周面とのいずれか一方に軸線方向へ延びるガイド溝が形成され、いずれか他方に前記ガイド溝と摺動可能に係合する突条が形成されていることを特徴とするレバー操作装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項の記載において、前記揺動体が前記操作レバーに揺動可能に支持されていると共に、これら揺動体と操作レバーが前記第2の操作平面内で互いに独立して揺動可能であることを特徴とするレバー操作装置。
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