JP2011192392A - レバー操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化が可能なレバー操作装置を提供すること。
【解決手段】レバー操作装置は、操作レバー2の基部20を第1の操作面に沿って回動可能に支持する可動支持部材6と、可動支持部材6を第1の操作面に対して直交する第2の操作面に沿って回動可能に支持するハウジング1と、基部20に第2の操作面に沿う回動が可能な状態で取り付けられたアクチュエータホルダ7と、このアクチュエータホルダ7に保持された第1アクチュエータ8と、可動支持部材6に保持された第2アクチュエータ9とを備えている。ハウジング1の内壁面には第1アクチュエータ8が弾接する第1カム面13aと第2アクチュエータ9が弾接する第2カム面13bとが設けられており、操作レバー2が第1の操作面に沿って揺動操作されるとアクチュエータホルダ7が基部20と一体的に回転し、第2の操作面に沿って揺動操作されると可動支持部材6が基部20と一体的に回転する。
【選択図】図5

Description

本発明は、自動車のターンシグナルスイッチ装置やワイパースイッチ装置等に用いて好適なレバー操作装置に関するものである。
自動車のターンシグナルスイッチ装置やワイパースイッチ装置等として用いられるレバー操作装置は、ステアリングコラム等に固定されるハウジングから筒状の操作レバーを突出させており、この操作レバーが互いに略直交する2つの操作面内で揺動操作できるようになっている。そして、それぞれの操作面に沿って操作レバーを選択的に操作することにより、その操作方向に応じた複数種類の動作信号が出力される。
この種のレバー操作装置における操作レバーの支持構造としては、従来、操作レバーの基部を第1の操作面に沿って揺動可能に支持するホルダと、このホルダの内奥壁に設けられた第1カム面に弾接する第1駆動体と、ホルダを第1の操作面に対して略直交する第2の操作面に沿って揺動可能に支持するハウジングと、このハウジングの内奥壁に設けられた第2カム面に弾接する第2駆動体と、操作レバーの第1および第2の操作面に沿う揺動操作を個別に検出可能な検出手段とを備え、第1および第2駆動体をほぼ同一直線上に配設した構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このように概略構成された従来のレバー操作装置において、ユーザが操作レバーを第1の操作面に沿って操作すると、操作レバーはホルダおよびハウジングに対して揺動する。そして、この操作に伴って第1駆動体が第1カム面を摺動してクリック感を生起すると共に、検出手段の一方のスライドスイッチが操作レバーの基部に駆動されてオン動作するようになっている。また、ユーザが操作レバーを第2の操作面に沿って操作すると、操作レバーはホルダと一体的にハウジングに対して揺動する。そして、この操作に伴って第2駆動体が第2カム面を摺動してクリック感を生起すると共に、検出手段の他方のスライドスイッチがホルダに駆動されてオン動作するようになっている。
特開2001−6494号公報
しかしながら、前述した従来のレバー操作装置では、ホルダの内奥壁に弾接する第1駆動体とハウジングの内奥壁に弾接する第2駆動体とをほぼ同一直線上に配設することにより、操作レバーを第1および第2の操作面に沿って操作したときに所望のクリック感が生起されるようにしてあるため、操作レバーの支持構造をコンパクトに設計できないという問題があった。つまり、かかる従来例では、操作レバーの基部を所望の操作が行えるように支持するための機構部が、必然的に奥行き寸法の長い形状になってしまうため、レバー操作装置の小型化が困難であるという問題があった。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、小型化が可能なレバー操作装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明のレバー操作装置は、操作レバーの基部を第1の操作面に沿って揺動可能に支持する可動支持部材と、この可動支持部材を前記第1の操作面に対して略直交する第2の操作面に沿って揺動可能に支持するハウジングと、前記操作レバーの基部に前記第2の操作面に沿う回動が可能な状態で取り付けられたアクチュエータホルダと、このアクチュエータホルダに第1弾性付勢手段を介して保持された第1アクチュエータと、前記可動支持部材に第2弾性付勢手段を介して保持された第2アクチュエータとを備え、前記ハウジングに前記第1アクチュエータが弾接する第1カム面と前記第2アクチュエータが弾接する第2カム面とが設けられている構成とした。
このように構成されたレバー操作装置では、操作レバーの基部に回動可能に連結されているアクチュエータホルダと可動支持部材がそれぞれ第1アクチュエータと第2アクチュエータを保持しており、これら両アクチュエータが摺動する第1カム面と第2カム面をハウジング内の同一面に設けることができるため、レバー操作装置の奥行き寸法を短くして小型化が可能になる。また、第1の操作面に沿って操作レバーを揺動操作した場合は、操作レバーの基部と連動しない可動支持部材に保持された第2アクチュエータは第2カム面を摺動せず、かつ、操作レバーの基部と連動するアクチュエータホルダに保持された第1アクチュエータのみが第1カム面を摺動し、第2の操作面に沿って操作レバーを揺動操作した場合は、常時弾接する第1カム面から受ける反力で第1アクチュエータは第1カム面を摺動せず、かつ、操作レバーの基部と連動する可動支持部材に保持された第2アクチュエータのみが第2カム面を摺動するため、第1カム面および第2カム面をハウジングの同一面上の異なる箇所に設けることができ、第1の操作面に沿って操作する操作レバーのクリック感(操作感触)と第2の操作面に沿って操作する操作レバーのクリック感とを互いに干渉させることなく、かつ所望のフィーリング曲線で設定することができ、操作感触に優れたレバー操作装置を提供することが可能となる。
上記の構成において、アクチュエータホルダに設けられた第1駆動部によって回転駆動される第1回動部材と、可動支持部材に設けられた第2駆動部によって回転駆動される第2回動部材とを備え、これら第1および第2回動部材がそれぞれ被検出体を保持してハウジングに取り付けられていると共に、各被検出体に対向する検出体を装着した回路基板がハウジングに取り付けられていると、操作レバーの第1の操作面に沿う操作と第2の操作面に沿う操作を検出するための検出機構の省スペース化を図ることができ、レバー操作装置のさらなる小型化が可能になって好ましい。この場合において、第1および第2駆動部をギア部として形成すると共に、被検出体が永久磁石であり、検出体が磁気センサであると、操作レバーの第1および第2の操作面に沿う回転動作情報をギア部によって対応する回動部材に正確に伝えることができるため、該回動部材と一体的に回転する永久磁石の回転位置変化に伴う磁場の変化を磁気センサで検出することにより、操作レバーの操作位置が極めて高精度に検出できるようになる。しかも、永久磁石と磁気センサとが非接触なため、摩耗等に起因する導通不良も回避できて長寿命化が図りやすくなる。
また、上記の構成において、アクチュエータホルダが、相対向する一対の取付壁部と、該取付壁部と逆向きに突出して第1アクチュエータを保持する第1保持部とを有し、取付壁部を操作レバーの基部に枢着させていると共に、可動支持部材が、アクチュエータホルダの取付壁部を包囲する中空枠体と、この中空枠体から第1保持部と同じ向きに突出して第2アクチュエータを保持する第2保持部とを有し、中空枠体の相対向する二対の壁部のうち、一方の対の壁部を操作レバーの基部に枢着させ、他方の対の壁部をハウジングに枢着させていると、レバー操作装置を簡素化できて一層の小型化を図ることができる。
本発明のレバー操作装置によれば、操作レバーの基部を第1の操作面に沿って揺動可能に支持する可動支持部材と、この可動支持部材を第1の操作面に対して略直交する第2の操作面に沿って揺動可能に支持するハウジングと、操作レバーの基部に第2の操作面に沿う回動が可能な状態で取り付けられたアクチュエータホルダと、このアクチュエータホルダに第1弾性付勢手段を介して保持された第1アクチュエータと、可動支持部材に第2弾性付勢手段を介して保持された第2アクチュエータとを備え、ハウジングに第1アクチュエータが弾接する第1カム面と第2アクチュエータが弾接する第2カム面とが設けられている構成としてあり、これら両アクチュエータが摺動するカム面をいずれもハウジング内の同一面に設けることができるため、レバー操作装置の奥行き寸法を短くして小型化が可能になる。
本発明の実施形態例に係るレバー操作装置の外観図である。 該レバー操作装置の分解斜視図である。 該レバー操作装置において操作レバーの基部を支持している支持機構を示す斜視図である。 図3に示す支持機構を同図の下方から見た斜視図である。 図3に示す支持機構の分解斜視図である。 該レバー操作装置における回転ノブ用の動力伝達手段を示す斜視図である。 該レバー操作装置における操作レバー先端側の内部構造を示す説明図である。 図7のVIII−VIII線に沿う断面図である。 該レバー操作装置において操作レバーが中立位置にあるときの第1アクチュエータの係合状態を示す説明図である。 図9の時計回りに操作レバーが操作されたときの第1アクチュエータの係合状態を示す説明図である。 図9の反時計回りに操作レバーが操作されたときの第1アクチュエータの係合状態を示す説明図である。 該レバー操作装置において操作レバーが中立位置にあるときの第2アクチュエータの係合状態を示す説明図である。 図12の時計回りに操作レバーが操作されたときの第2アクチュエータの係合状態を示す説明図である。 図12の反時計回りに操作レバーが操作されたときの第2アクチュエータの係合状態を示す説明図である。 該レバー操作装置において回転ノブの操作位置を検出するための磁気センサの出力波形を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態例に係るレバー操作装置について図1〜図15を参照しつつ説明する。このレバー操作装置は自動車のターンシグナルスイッチ装置に適用したものであり、図1に示すように、ステアリングコラム(図示せず)等に固定されるハウジング1と、ハウジング1から突出する操作レバー2とを備えている。この操作レバー2は互いに直交する2つの操作面(第1および第2の操作面)内で揺動可能であり、それぞれの操作面に沿って操作レバー2を選択的に操作できるようになっている。また、操作レバー2の外周部には回転ノブ3やスライドノブ4等の複数の操作体が配設されており、これら各操作体がそれぞれ操作できるようになっている。
ハウジング1は、図2に示す上ケース11と下ケース12とカム板13と底板14とを組み合わせて一体化された箱状体である。上ケース11と下ケース12とは、上ケース11の係止孔11aに下ケース12の係止爪12aに嵌入させることによってスナップ結合されており、上ケース11が下ケース12の上部開口を覆っている。下ケース12の両側壁部には相対向する箇所にU字溝状の切欠き12bが形成されている。これら切欠き12bは軸受部であって、上ケース11の図示せぬ内壁の一部と協働して後述する可動支持部材6の支軸16fを回動可能に軸支する。また、下ケース12の奥壁部12cの内面にはカム板13が固定されている。図5に示すように、このカム板13には、第1カム面13aと第2カム面13bとが各カム面の山谷を繰り返す方向が交差するように別々の箇所にそれぞれ形成されており、両カム面13a,13bはハウジング1の内壁面の一部を構成している。ハウジング1の奥壁部12cと対向する側には、上ケース11と下ケース12との結合によって形成された開口1a(図9および図12参照)が設けられ、この開口1aから外方へ操作レバー2が突出している。底板14は下ケース12に固定されて該下ケース12の下部開口を覆っている。この底板14には後述する検出用歯車23,26を位置決めして取り付けるための取付孔14a,14bが形成されている。なお、図12〜図14に示すように、回路基板15は底板14に近接して平行に配置され、この回路基板15上に磁気センサ25,28が実装されている。
ハウジング1の内部には、操作レバー2と一体化される中空構造の基部20が収納されている。この基部20は操作レバー2の基端部を支持するものであり、図1〜図5に示す構成によって互いに直交する2方向へ揺動可能に支持されている。図5から明らかなように、基部20には、操作レバー2が嵌着される円筒部20aと、円筒部20aに連続する角筒部20bと、角筒部20bの相対向する壁部からそれぞれ外向きに突出する一対の第1軸部20cと、角筒部20bの別の相対向する壁部からそれぞれ外向きに突出する一対の第2軸部20dとが設けられており、第1軸部20cの軸心と第2軸部20dの軸心は互いに直交している。
操作レバー2は、操作レバー2の基部20を第1の操作面P1(第1軸部20cの軸心と直交する平面)に沿って回動可能に支持する可動支持部材6と、この可動支持部材6を第1の操作面P1に対して直交する第2の操作面P2(支軸16fの軸心と直交する平面)に沿って回動可能に支持するハウジング1の前記軸受部(切欠き12b)と、基部20に第2の操作面P2に沿う揺動が可能な状態で取り付けられたアクチュエータホルダ7と、このアクチュエータホルダ7にトーションばね(第1弾性付勢手段)18を介して保持された第1アクチュエータ8と、可動支持部材6にトーションばね(第2弾性付勢手段)19を介して保持された第2アクチュエータ9とによって、互いに直交する2方向へ揺動可能に支持されている。そして、操作レバー2が第1の操作面P1に沿って操作されたときに、可動支持部材6は連動しないがアクチュエータホルダ7が基部20と一体的に第1の操作面P1に沿って回転するため、第1アクチュエータ8のみが第1カム面13aを摺動するようになっている。また、操作レバー2が第2の操作面P2に沿って操作されたときに、後述するように、アクチュエータホルダ7は連動しないが、可動支持部材6が基部20と一体的に第2の操作面P2に沿って回動するため、第2アクチュエータ9のみが第2カム面13bを摺動するようになっている。なお、第1の操作面P1は底板14や図9〜図11の紙面に沿う平面であり、第2の操作面P2はハウジング1の側壁部や図12〜図14の紙面に沿う平面である。
可動支持部材6は、基体部16と橋絡板17とをスナップ結合等で一体化させた中空枠体である。図5に示すように、この基体部16は、底面部16aと、底面部16aの両端から同じ方向へ突設された一対の側壁部16bと、これらの側壁部16bの一側壁からカム板13の第2カム面13bに向かって突出するアクチュエータ保持部(第2保持部)16cと、底面部16aの背面側で中継歯車22に噛合するギア部6dとを有している。底面部16aと橋絡板17の相対向する面には、基部20の一対の第1軸部20cを回動可能に軸支する一対の軸受凹部16e,17aが形成されており、各側壁部16bの外側面には、ハウジング1の前記軸受部(切欠き12b)に回動可能に軸支される一対の支軸16fが外向きに突設されている。これら両支軸16fは可動支持部材6のハウジング1に対する回動軸であり、ハウジング1に取り付けられた可動支持部材6は支軸16fの軸心を中心として第2の操作面P2に沿って回動可能である。なお、支軸16fの軸心は基部20の第2軸部20dの軸心と合致しており、基部20と可動支持部材6は支軸16fを回動軸として第2の操作面P2に沿って一体的に回転するようになっている。ただし、基部20が第1軸部20cを回動軸として第1の操作面P1に沿って回転しても、可動支持部材6が連動して回転することはない。アクチュエータ保持部16cにはトーションばね19と第2アクチュエータ9とが組み込まれて保持されており、トーションばね19の付勢力によって第2アクチュエータ9が第2カム面13bに常時弾接するようになっている。図4に示すように、ギア部16dはかさ歯車の一部として形成されており、このギア部16dは底板14に沿って回転可能な中継歯車22、すなわち、底板14に対し回転軸が直交して回転可能な中継歯車22の小径部22aに噛合している。そして、この中継歯車22の大径部22bに、同じく底板14に沿って回転可能な検出用歯車23が噛合しているため、ギア部16dは中継歯車22を介して検出用歯車23を回転駆動することができる。すなわち、可動支持部材6が支軸16fを中心に回転すると、その回転駆動力がギア部16dから中継歯車22に伝達されて回転方向が直交変換され、この中継歯車22が検出用歯車23を増速回転させるようになっている。
中継歯車22と検出用歯車23はハウジング1の底板14に回転可能に支持されており、この検出用歯車23の下面側に永久磁石24が固着されている。そして、この永久磁石24が回路基板15上の磁気センサ25と近接して対向するように、検出用歯車23の取付位置が底板14の取付孔14aによって規定されている。そのため、検出用歯車23と一体的に回転する永久磁石24の回転位置変化に伴う磁場の変化を磁気センサ25で検出することによって、可動支持部材6の回転位置、つまり第2の操作面P2に沿う操作レバー2の操作位置を高精度に検出できるようになっている。なお、ギア部16dと検出用歯車23との間に中継歯車22を介在させている理由は、検出用歯車23とギア部16dとを直接噛合させると、操作レバー2の操作により回転する検出用歯車23の角度範囲が磁気センサ25による最大検出角度範囲に比べて著しく小さくなってしまうので、検出用歯車23の角度範囲を磁気センサ25による最大検出角度範囲近くまで拡大して、第2の操作面P2に沿う操作レバー2の操作位置を高精度に検出するためである。
図5に示すように、アクチュエータホルダ7には、相対向してそれぞれに軸孔7aが形成されている一対の取付壁部7bと、これら取付壁部7bと逆向きに突出するアクチュエータ保持部(第1保持部)7cと、該保持部7cの背面側で検出用歯車26に噛合するギア部7dとが設けられている。両取付壁部7bの軸孔7aは基部20の一対の第2軸部20dに回動可能に外挿されるため、アクチュエータホルダ7は第2軸部20dの軸心を中心として回動可能な状態で基部20に取り付けられる。また、第1カム面13aに常時弾接する第1アクチュエータ8が、トーションばね18の付勢力によって生じる第1カム面13aからの反力を受けて第1カム面13a上を摺動しにくくなる。それゆえ、基部20が支軸16fを回動軸として第2の操作面P2に沿って回転すると、アクチュエータホルダ7が基部20と連動して回転することはなく、可動支持部材6が基部20と一体的に第2の操作面P2に沿って回動するため、第2アクチュエータ9のみが第2カム面13bを摺動する。しかるに、基部20が第1軸部20cを回動軸として第1の操作面P1に沿って回転するときだけ、アクチュエータホルダ7は基部20と一体的に回転する。アクチュエータ保持部7cにはトーションばね18と第1アクチュエータ8とが組み込まれて保持されており、トーションばね18の付勢力によって第1アクチュエータ8が第1カム面13aに常時弾接するようになっている。ギア部7dは底板14に沿って回転可能な検出用歯車26に噛合しており、アクチュエータホルダ7が基部20と一体的に第1の操作面P1に沿って回転すると、その回転駆動力がギア部7dから検出用歯車26に伝達されて該歯車26が回転するようになっている。
検出用歯車26はハウジング1の底板14に支持されており、この検出用歯車26の下面側に永久磁石27が固着されている。そして、この永久磁石27が回路基板15上の磁気センサ28と近接して対向するように、検出用歯車26の取付位置が底板14の取付孔14bによって規定されている。そのため、検出用歯車26と一体的に回転する永久磁石27の回転位置変化に伴う磁場の変化を磁気センサ28で検出することによって、アクチュエータホルダ7の回転位置、つまり第1の操作面P1に沿う操作レバー2の操作位置を高精度に検出できるようになっている。
次に、操作レバー2とその内部構造、および操作レバー2の外周部に配設されている回転ノブ3等の操作体について説明する。操作レバー2は、前記基部20に一体化される一対の半割筒体31,32と、これら半割筒体31,32を組み合わせて形成される筒状体の先端部に一体化される円筒状の先端カバー33とからなる。本実施形態例において、半割筒体31,32どうしはスナップ結合によって一体化されており、先端カバー33もスナップ結合によって半割筒体31,32に一体化されている。また、半割筒体31,32は途中で折れ曲がって延在する形状に成形されているため、図1に示すように、操作レバー2は折曲部2aを有する筒状体として基部20から外方へ突出している。
操作レバー2の折曲部2aよりも先端側の略円筒状部分2bには、その外周部に回転ノブ3とスライドノブ4とが配設されていると共に、先端部にロッカーノブ5が配設されている(図7参照)。また、この略円筒状部分2bの内部空間には軸線方向に沿ってスイッチユニット30が組み込まれている。図2に示すように、このスイッチユニット30は、支持ケース34と蓋ケース35を対向させて一体化してなるケーシングと、該ケーシングに配設された歯車40〜45やカムレバー46やコイルばね47等と、支持ケース34の下面側に対向して取り付けられた回路基板36とによって主に構成されており、両ケース34,35および回路基板36が略円筒状部分2bの軸線方向に沿って延在するように操作レバー2内に配置されている。なお、図7に示すように、回路基板36にはフラットケーブル21が接続されており、このフラットケーブル21は操作レバー2の内部を通ってハウジング1内へ導出されている。
歯車40は大径なリング歯車であり、歯車41〜43は該リング歯車40に噛合する増速歯車である。これら4つの歯車40〜43は回転ノブ3用の動力伝達手段として配設されている。また、歯車44はスライドノブ4用の動力伝達手段として配設されており、作動部45a付きの歯車45はロッカーノブ5用の動力伝達手段として配設されている。そして、リング歯車40を除く残余の歯車41〜45の下面側にそれぞれ永久磁石51〜55が固着されており、これら永久磁石51〜55がそれぞれ回路基板36上に実装されている磁気センサ61〜65と近接して対向している。なお、支持ケース34には各歯車41〜45を位置決めして取り付けるための複数の取付孔34aが形成されており、蓋ケース35には各歯車41〜45を軸支するための複数の軸受孔35aが形成されている。それゆえ、これら歯車41〜45はすべて回路基板36に沿って回転可能となるように、すなわち、これら歯車41〜45の回転軸を回路基板36と直交するように支持されており、歯車41〜43を包囲するように噛合させたリング歯車40も回路基板36に沿って回転可能となるように支持されている。
回転ノブ3は、半割筒体31,32に形成された段差部31a,32aに外挿されて、所定の角度範囲内で回転操作できるように支持されている。図6に示すように、回転ノブ3の内周面には複数条のリード溝からなる多条リード3aが刻設されている。この多条リード3aはリング歯車40を回転駆動するためのリード歯部として形成されたものであり、回転ノブ3が回転操作されるとウォームギアとして動作する。すなわち、回転ノブ3の多条リード3aはリング歯車40の外周面に設けられた外歯40aに噛合しており、回転ノブ3の回転軸に直交する平面とリング歯車40の回転軸に直交する平面とが直交しているため、回転ノブ3が回転操作されると、リング歯車40には回転方向を直交変換した駆動力が伝達されるようになっており、リード溝の進み角を適宜設定することによってリング歯車40に所望の回転角度を伝達できるようになっている。リング歯車40の内周面には増速歯車41,42,43に噛合する内歯40bが設けられており、リング歯車40が回転すると、増速歯車41〜43が駆動されて同じ向きに回転するため、各増速歯車41〜43と一体的に永久磁石51,52,53が回転する。これら永久磁石51〜53の回転位置変化に伴う磁場の変化は、それぞれ磁気センサ61,62,63によって精度良く検出することができる。なお、各増速歯車41〜43の取付位置は支持ケース34の対応する取付孔34aによって規定されている。また、本実施形態例において、3つの増速歯車41〜43はリング歯車40の内周面に沿って等間隔に配設された同じ特性の歯車であり、各増速歯車41〜43に固着されている永久磁石51〜53も磁気特性が同じものを使用している。さらに、各永久磁石51〜53と近接して対向している磁気センサ61〜63も検出特性が同じものを使用している。
スライドノブ4は、半割筒体31に形成された開口部31bに操作部4aを露出させており、この操作部4aが半割筒体31の周方向に沿ってスライド操作できるように蓋ケース35に揺動可能に支持されている。スライドノブ4の一側部にはかさ歯車の一部としてギア部4bが設けられている。このギア部4bは検出用の歯車44と噛合しており、スライドノブ4がスライド操作されると、ギア部4bに駆動される歯車44が回路基板36に沿って回転するようになっているため、この歯車44と一体的に永久磁石54が回転する。この永久磁石54の回転位置変化に伴う磁場の変化は、磁気センサ64によって精度良く検出することができる。なお、歯車44の取付位置は支持ケース34の対応する取付孔34aによって規定されている。また、本実施形態例において、永久磁石54は永久磁石51〜53と磁気特性が同じものを使用しており、磁気センサ64も磁気センサ61〜63と検出特性が同じものを使用している。
ロッカーノブ5は半割筒体31,32の先端部に形成された開口部2c(図7参照)に操作部5aを露出させており、この操作部5aの長手方向の両端部が操作レバー2の内方へ選択的に押圧操作できるように両ケース34,35の先端部に揺動可能に支持されている。ロッカーノブ5には操作部5aの裏側にギア部5bが設けられており、このギア部5bが検出用の歯車45と噛合しているため、ロッカーノブ5の両端部が選択的に押圧操作されると、歯車45と一体的に永久磁石55が回転する。この永久磁石55の回転位置変化に伴う磁場の変化は、磁気センサ65によって精度良く検出することができる。歯車45には作動部45aが設けられており、この作動部45aがカムレバー46のカム面の山部を乗り越える際にクリック感を生起するようになっている。カムレバー46は両ケース34,35に回動可能に軸支されており、カムレバー46とロッカーノブ5との間に一対のコイルばね47が介装されている。これらカムレバー46およびコイルばね47によって押圧操作後のロッカーノブ5が元の位置まで自動復帰するようになっている。なお、歯車45の取付位置は支持ケース34の対応する取付孔34aによって規定されている。また、本実施形態例において、永久磁石55は永久磁石51〜54と磁気特性が同じものを使用しており、磁気センサ65も磁気センサ61〜64と検出特性が同じものを使用している。
なお、本実施形態例では、永久磁石24,27,51〜55として、N極とS極が180度離れて着磁されている環状の磁石を用いており、かつ、磁気センサ25,28,61〜65としてGMR(Giant Magnet-Resistive)センサを用いている。ただし、永久磁石の形状や着磁方向は適宜選択可能であり、磁気センサとしてMREセンサやホール素子等を用いることも可能である。
次に、このように構成されたレバー操作装置の動作について説明する。まず、操作レバー2の動作について説明すると、図9と図12は操作レバー2がいずれの方向にも揺動操作されておらず中立位置に保持されている状態を示している。この場合、第1アクチュエータ8がトーションばね18に付勢されて第1カム面13aの谷部に弾接しているため、アクチュエータホルダ7は安定的に保持されている。また、第2アクチュエータ9がトーションばね19に付勢されて第2カム面13bの谷部に弾接しているため、可動支持部材6も安定的に保持されている。
この状態で、操作レバー2が図9の紙面と平行な第1の操作面P1に沿って揺動操作されると、可動支持部材6は操作レバー2の基部20と連動しないため、可動支持部材6に保持された第2アクチュエータ9は第2カム面13bを摺動せず、操作レバー2の基部20と連動するアクチュエータホルダ7に保持された第1アクチュエータ8のみが第1カム面13aを摺動する。このように、基部20と一体的にアクチュエータホルダ7が回転するため、第1アクチュエータ8が第1カム面13aを摺動すると共に、ギア部7dが検出用歯車26を回転駆動する。すなわち、操作レバー2が図9の時計回りに揺動操作された場合、第1アクチュエータ8は第1カム面13aの一方の山部を乗り越えてクリック感を生起した直後に該カム面13aの一端部に係止されるため、アクチュエータホルダ7および基部20は図10に示す位置まで回転して保持される。また、操作レバー2が図9の反時計回りに揺動操作された場合には、第1アクチュエータ8は第1カム面13aの他方の山部を乗り越えてクリック感を生起した直後に該カム面13aの他端部に係止されるため、アクチュエータホルダ7および基部20は図11に示す位置まで回転して保持される。そして、このようなアクチュエータホルダ7および基部20の回転動作に伴って検出用歯車26が所定の回転方向へ所定量回転するため、検出用歯車26に固着されている永久磁石27の回転位置変化に伴う磁場の変化を磁気センサ28(図12〜図14参照)で検出することによって、第1の操作面P1に沿う操作レバー2の操作位置を正確に検出することができる。それゆえ、操作レバー2を操作して図10の状態になったときに、磁気センサ28から出力される検出信号に基づいて右折用ランプの点滅動作を行わせるスイッチをオンさせることができる。同様に、操作レバー2を操作して図11の状態になったときに、磁気センサ28から出力される検出信号に基づいて左折用ランプの点滅動作を行わせるスイッチをオンさせることができる。
また、中立位置に保持されている操作レバー2が図12の紙面と平行な第2の操作面P2に沿って揺動操作されると、基部20と一体的に可動支持部材6が回転するため、第2アクチュエータ9が第2カム面13bを摺動すると共に、ギア部16dが中継歯車22を介して検出用歯車23を回転駆動する。ただし、前述したように基部20とアクチュエータホルダ7とは、第2の操作面P2に沿って一体的にではなく別々に回転できるように連結されており、かつ、アクチュエータ保持部7cに保持された第1アクチュエータ8が、常時弾接する第1カム面13aから反力を受けて第1カム面13aを摺動しにくくなっているため、操作レバー2が第2の操作面P2に沿って揺動操作されても、アクチュエータホルダ7は操作レバー2と連動しない。したがって、操作レバー2が図12の時計回りに揺動操作された場合、第2アクチュエータ9のみが第2カム面13bの山部を乗り越えてクリック感を生起した直後に該第2カム面13bの一端部に係止されるため、可動支持部材6および基部20は図13に示す位置まで回転して保持される。また、操作レバー2が図12の反時計回りに揺動操作された場合には、図14に示すように第2アクチュエータ9は第2カム面13bの他端部で係止されないため、かかる操作力が除去されると、第2アクチュエータ9が第2カム面13bの谷部まで押し戻されて可動支持部材6および基部20は図12の状態に自動復帰する。そして、このような可動支持部材6および基部20の回転動作に伴って検出用歯車23が所定の回転方向へ所定量回転するため、検出用歯車23に固着されている永久磁石24の回転位置変化に伴う磁場の変化を磁気センサ25で検出することによって、第2の操作面P2に沿う操作レバー2の操作位置を正確に検出することができる。それゆえ、操作レバー2を操作して図13の状態になったときに、磁気センサ25から出力される検出信号に基づいて前照灯を上向きに切り替えるスイッチをオンさせることができる。同様に、操作レバー2を操作して図14の状態になったときに、磁気センサ25から出力される検出信号に基づいて前照灯のパッシング操作を行わせるスイッチをオンさせることができる。
次に、操作レバー2に付設された回転ノブ3等の操作体を操作したときの動作について説明する。ユーザが回転ノブ3を回転操作すると、その内周面の多条リード3aがリング歯車40を駆動して回転させるため、リング歯車40の内歯40bに噛合している増速歯車41〜43がそれぞれ永久磁石51〜53と一体的に増速回転する。増速歯車41〜43の回転方向と回転角は回転ノブ3の回転操作方向と回転操作量に応じて規定されるので、永久磁石51〜53の回転位置変化に伴う磁場の変化を磁気センサ61〜63で検出することによって、図15の上段に示すような出力波形が得られる。そのため、これを図15の下段に示すようなパルスに波形整形し、それらの各パルス波形の組み合わせに基づいて、回転ノブ3の1回転の操作中に6箇所の操作位置を正確かつ容易に検出することが可能となる。つまり、永久磁石51〜53の回転位置変化をそれぞれ磁気センサ61〜63によって精度良く検出することができるため、回転ノブ3の操作位置が6ポジション判定可能な高分解能のロータリスイッチとして使用することができる。ただし、回転ノブ3の操作位置の検出ポジション数がさほど多くない場合には、増速歯車41〜43のうちの1つあるいは2つだけに永久磁石を固着する構成にしても良い。
ユーザがスライドノブ4をスライド操作すると、歯車44と一体的に永久磁石54が回転するため、この永久磁石54の回転位置変化に伴う磁場の変化を磁気センサ64で検出することによって、スライドノブ4の操作位置を精度良く検出することができる。したがって、この操作部位を高信頼性のスライドスイッチとして使用することができる。
ユーザがロッカーノブ5が押圧操作すると、歯車45と一体的に永久磁石55が回転するため、永久磁石55の回転位置変化に伴う磁場の変化を磁気センサ65で検出することによって、ロッカーノブ5の操作位置を精度良く検出することができる。したがって、この操作部位を高信頼性のシーソースイッチとして使用することができる。また、ロッカーノブ5が押圧操作されて歯車45が回転すると、作動部45aがカムレバー46を回動させると共にコイルばね47が弾性圧縮されるため、ロッカーノブ5に対する操作力が除去されたときに、コイルばね47の復帰力で逆向きに回動するカムレバー46が作動部45aを駆動して歯車45が元の回転位置まで回転するようになっている。
以上説明したように、本実施形態例に係るレバー操作装置では、操作レバー2の基部20を第1の操作面P1に沿って揺動可能に支持する可動支持部材6と、この可動支持部材6を第1の操作面P1に対して略直交する第2の操作面P2に沿って揺動可能に支持するハウジング1と、操作レバー2の基部20に第2の操作面P2に沿う回動が可能な状態で取り付けられたアクチュエータホルダ7と、このアクチュエータホルダ7にトーションばね(第1弾性付勢手段)18を介して保持された第1アクチュエータ8と、可動支持部材6にトーションばね(第2弾性付勢手段)19を介して保持された第2アクチュエータ9とを備え、ハウジング1に第1アクチュエータ8が弾接する第1カム面13aと第2アクチュエータ9が弾接する第2カム面13bとが設けられているので、これら両アクチュエータ8,9が摺動する第1カム面13aと第2カム面13bをハウジング1内の同一面(内壁面)に設けることができる。それゆえ、レバー操作装置の奥行き寸法を短くして小型化が可能になる。また、第1の操作面P1に沿って操作レバー2を揺動操作したときは、第1アクチュエータ8のみが第1カム面13aを摺動し、第2の操作面P2に沿って操作レバー2を揺動操作したときは、第2アクチュエータ9のみが第2カム面13bを摺動するため、第1カム面13aおよび第2カム面13bをハウジング1の略同一面上の異なる箇所に設けることができる。したがって、第1の操作面P1に沿って操作する操作レバー2のクリック感(操作感触)と第2の操作面P2に沿って操作する操作レバー2のクリック感とを互いに干渉させることなく、かつ所望のフィーリング曲線で設定することができ、操作感触に優れたレバー操作装置を提供することが可能となる。なお、これに対して、レバー操作装置の奥行き寸法を短くして小型化するために、四角錐状の凹部をなすカム面に共通のアクチュエータを摺動させる構成が考えられるが、かかる構成では、アクチュエータの先端が凹部中心付近で第1と第2の操作面の両方に跨って当接するなどして、第1の操作面と第2の操作面に沿って操作する操作レバーのクリック感が同時に生起されて互いに干渉するなどの問題がある。
また、本実施形態例においては、アクチュエータホルダ7が、相対向する一対の取付壁部7bと、両取付壁部7bと逆向きに突出して第1アクチュエータ8を保持するアクチュエータ保持部7cとを有し、両取付壁部7bに形成した各軸孔7aを操作レバー2の基部20の各第2軸部20dに軸支させていると共に、可動支持部材6が、一対の取付壁部7bを包囲する基体部16と橋絡板17とを一体化させてなる中空枠体と、基体部16の両側壁部16bの一方からアクチュエータ保持部7cと同じ向きに突出して第2アクチュエータ9を保持するアクチュエータ保持部16cとを有し、前記可動支持部材6の相対向する二対の壁部のうち、一方の対の壁部、すなわち底板部16aと橋絡板17の対向面に形成した軸受凹部16e,17aに操作レバー2の基部20の各第1軸部20cを枢着させ、他方の対の壁部、すなわち側壁部16b,16bの外側面に突設された各支軸16fをハウジング1の軸受部(切欠き12b)に枢着させているため、レバー操作装置を簡素化できて一層の小型化を図ることができる。
また、本実施形態例に係るレバー操作装置では、図12〜図14から明らかなように、アクチュエータホルダ7と可動支持部材6とを隣接させた構造であるため、アクチュエータホルダ7の背面のギア部7dと可動支持部材6の背面のギア部16dとが隣接して配置され、検出用歯車26,23も互いに隣接されるので、それらの歯車26,23に永久磁石27,24を同一面で取り付けることで、永久磁石27,24に対する磁気センサ28,25を装着する回路基板15を共有化して小型化できる。したがって、検出機構(ギア部7d,16dと検出用歯車26,23と永久磁石27,24と磁気センサ28,25と回路基板15とからなる検出機構)の省スペース化を図ることができ、レバー操作装置を一層小型化できる。また、操作レバー2が第1の操作面P1に沿って揺動操作されたときには、アクチュエータホルダ7のギア部7dが検出用歯車26を回転駆動して検出が行われ、操作レバー2が第2の操作面P2に沿って揺動操作されたときには、可動支持部材6のギア部16dが検出用歯車23を回転駆動して検出が行われるようにしてあるため、操作レバー2の各操作面P1,P2に沿う揺動動作情報をギア部7d,6cによって対応する検出用歯車26,23に正確に伝えることができる。しかも、本実施形態例では、検出用歯車23,26が被検出体として永久磁石24,27を保持しており、各永久磁石24,27が磁気センサ25,28に近接して対向したまま検出用歯車23,26とそれぞれ一体的に回転するように構成されているため、永久磁石24,27の回転位置変化に伴う磁場の変化を磁気センサ25,28で検出することによって、操作レバー2の操作位置を極めて高精度に検出することが可能である。また、永久磁石24,27と磁気センサ25,28とが非接触なため、摩耗等に起因する導通不良も回避できて長寿命化が期待できる。
なお、本発明は操作レバーの支持機構に関するものなので、操作レバーの突出形状や、その外周部に配設される操作体等については、任意に選択可能である。
1 ハウジング
2 操作レバー
3 回転ノブ
4 スライドノブ
5 ロッカーノブ
6 可動支持部材
6e 支軸
7 アクチュエータホルダ
7a 軸孔
7b 取付壁部
7c アクチュエータ保持部(第1保持部)
7d ギア部(第1駆動部)
8 第1アクチュエータ
9 第2アクチュエータ
10 支持機構
11 上ケース
12 下ケース
13 カム板
13a 第1カム面
13b 第2カム面
14 底板
14a,14b 取付孔
15 回路基板
16 基体部
16a 底板部
16b 側壁部
16c アクチュエータ保持部(第2保持部)
16d ギア部(第2駆動部)
16e 軸受凹部
16f 支軸
17 橋絡板
17a 軸受凹部
18 トーションばね(第1弾性付勢手段)
19 トーションばね(第2弾性付勢手段)
20 基部
20c 第1軸部
20d 第2軸部
22 中継歯車
23 検出用歯車(第2回動部材)
24,27 永久磁石(被検出体)
25,28 磁気センサ
26 検出用歯車(第1回動部材)

Claims (4)

  1. 操作レバーの基部を第1の操作面に沿って揺動可能に支持する可動支持部材と、この可動支持部材を前記第1の操作面に対して略直交する第2の操作面に沿って揺動可能に支持するハウジングと、前記操作レバーの基部に前記第2の操作面に沿う回動が可能な状態で取り付けられたアクチュエータホルダと、このアクチュエータホルダに第1弾性付勢手段を介して保持された第1アクチュエータと、前記可動支持部材に第2弾性付勢手段を介して保持された第2アクチュエータとを備え、前記ハウジングに前記第1アクチュエータが弾接する第1カム面と前記第2アクチュエータが弾接する第2カム面とが設けられていることを特徴とするレバー操作装置。
  2. 請求項1の記載において、前記アクチュエータホルダに設けられた第1駆動部によって回転駆動される第1回動部材と、前記可動支持部材に設けられた第2駆動部によって回転駆動される第2回動部材とを備え、これら第1および第2回動部材がそれぞれ被検出体を保持して前記ハウジングに取り付けられていると共に、前記被検出体に対向する検出体を装着した回路基板が前記ハウジングに取り付けられていることを特徴とするレバー操作装置。
  3. 請求項2の記載において、前記第1および第2駆動部をギア部として形成すると共に、前記被検出体が永久磁石であり、前記検出体が磁気センサであることを特徴とするレバー操作装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項の記載において、前記アクチュエータホルダが、相対向する一対の取付壁部と、該取付壁部と逆向きに突出して前記第1アクチュエータを保持する第1保持部とを有し、前記取付壁部を前記操作レバーの基部に枢着させていると共に、前記可動支持部材が、前記アクチュエータホルダの前記取付壁部を包囲する中空枠体と、この中空枠体から前記第1保持部と同じ向きに突出して前記第2アクチュエータを保持する第2保持部とを有し、前記中空枠体の相対向する二対の壁部のうち、一方の対の壁部を前記操作レバーの基部に枢着させ、他方の対の壁部を前記ハウジングに枢着させていることを特徴とするレバー操作装置。
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