JP2007062664A - シフト装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 シフト装置の構造を単純にでき、小型化が可能であるシフト装置を提供することにある。
【解決手段】 ベースハウジング2の支持部に回転可能に支持されたシャフト23の先端に第1マグネット46が取着され、第1マグネット46はシフトレバー9のシフト方向への回動に伴って第1回転軸線L1を中心に回転し、その回転位置をPCボード60に配置された磁気抵抗素子62が検知する。さらに、スライダー42をシャフト23に沿って移動可能に吊下し、さらにシャフト23の回転とともに連れ回りしないように支持した。そして、そのスライダー42にヨーク50を固着し、ヨーク50はシフトレバー9のセレクト方向への回動に伴ってセレクト方向に移動し、ヨーク50の右方に配置された第2マグネット51に離接したり、当接したりする。そのヨーク50の位置変化を第2マグネット51の磁束の変化としてPCボード60に配置されたホールIC63が検知する。
【選択図】 図2
【解決手段】 ベースハウジング2の支持部に回転可能に支持されたシャフト23の先端に第1マグネット46が取着され、第1マグネット46はシフトレバー9のシフト方向への回動に伴って第1回転軸線L1を中心に回転し、その回転位置をPCボード60に配置された磁気抵抗素子62が検知する。さらに、スライダー42をシャフト23に沿って移動可能に吊下し、さらにシャフト23の回転とともに連れ回りしないように支持した。そして、そのスライダー42にヨーク50を固着し、ヨーク50はシフトレバー9のセレクト方向への回動に伴ってセレクト方向に移動し、ヨーク50の右方に配置された第2マグネット51に離接したり、当接したりする。そのヨーク50の位置変化を第2マグネット51の磁束の変化としてPCボード60に配置されたホールIC63が検知する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、シフト装置に関する。
従来、自動車変速機を搭載した自動車では、そのシフト装置のシフトレバーを操作することにより自動車変速機の変速位置を指定するようになっている。この種のシフト装置として、近年、シフトレバー等のシフト部材の切換位置をセンサによって検知し、その検知信号に基づいて、電気的な切換位置信号に変換し、その切換位置信号によってアクチュエータを作動させて変速機の接続状態を切り換える、いわゆるシフトバイワイヤ方式が開発されている(例えば、特許文献1を参照)。こうしたシフトバイワイヤ方式におけるシフト装置では、リンク機構等の機械的な構成が不要になるため、小型化が容易になる。そのため、比較的小さな力でのシフトチェンジが可能になるとともに、車室内におけるシフト装置のレイアウト等の設計に自由度を持たせることができる。
ところで、この種のシフト装置においては、シフトレバーの各シフト位置を検知するセンサがシフトレバーの各シフト位置にそれぞれ取り付けられている。そのため、各センサを取り付けるためのスペースを各シフト位置毎に確保しなければならず、シフト装置の小型化を図る上で問題があった。
そこで、シフトレバーの各シフト位置を検知するセンサの数を低減するために、シフトレバーのシフト方向への移動を検知するセンサと、シフトレバーのセレクト方向への移動を検知するセンサとによって、シフトレバーの各シフト位置を検知することができるシフト装置が提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
特開平07−012216
特開2003−327002
しかしながら、特許文献2のシフト装置の構成では、シフトレバーのシフト方向及びセレクト方向の回動をそれぞれ各センサが検知するためのマグネットが設けられており、そのマグネットは多数の部材を介してシフトレバーの回動に伴って可動されるように構成されている。そのため、センサ機構の構造が複雑になり、シフト装置の小型化に支障があった。
本発明は、前述した上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は、シフト装置の構造を単純にでき、小型化が可能であるシフト装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ガイドゲートに沿ってシフトレバーを同シフトレバー上の第1回転軸線を回動中心に第1方向及び前記第1回転軸線と交差する第2回転軸線を回動中心に第2方向に操作して複数のシフト位置に案内して、車両の変速機の接続状態を前記シフト位置に対応して切り換えるために前記シフトレバーの前記各シフト位置を検知するようにしたシフト装置において、前記シフトレバーの前記第1方向の回動操作に伴って前記第1回転軸線を回転中心に回転される回転軸の第3方向側の一端に取着され、前記回転軸と一体に前記第1回転軸線を回転中心に回転する第1被検知体と、前記シフトレバーの前記第2方向の回動操作に伴って前記第1回転軸線に沿って移動する移動体と連動して前記第1回転軸線に沿って移動する第2被検知体と、前記第1被
検知体及び前記第2被検知体と相対向して配置された基板と、前記基板の相対向面に設けられ、前記第1被検知体の回転位置を検知する第1検知器と、前記基板の相対向面に設けられ、前記第2被検知体の離間位置を検知する第2検知器とを備えた。
検知体及び前記第2被検知体と相対向して配置された基板と、前記基板の相対向面に設けられ、前記第1被検知体の回転位置を検知する第1検知器と、前記基板の相対向面に設けられ、前記第2被検知体の離間位置を検知する第2検知器とを備えた。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のシフト装置において、前記回転軸は、前記第1回転軸線を回転中心に回転可能に支持され、前記シフトレバーの前記第1方向の回動操作のみに連動して回転し、前記移動体は、前記回転軸に対して軸線方向に移動可能に吊下され、かつ前記回転軸の回転とともに連れ回りしないように支持され、前記シフトレバーの前記第2方向の回動操作のみに連動して前記第3方向に往復動し、前記第2被検知体は、前記移動体の前記第3方向側に取着した。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のシフト装置において、前記第1被検知体は第1マグネットであって、前記第1検知器は、前記第1マグネットの磁極位置の変化を検知する磁気検知センサである。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載のシフト装置において、前記第2被検知体は第2マグネットであって、前記第2検知器は、前記第2マグネットの離間位置の変化を検知する磁気検知センサである。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載のシフト装置において、前記第2被検知体は、前記移動体と連動して前記第3方向に往復動するヨークと、前記ヨークと前記第2検知器との間に設けた第2マグネットとで構成され、前記第2検知器は、前記ヨークの離間位置の変化を前記第2マグネットの磁束の変化で検知する磁気検知センサである。
請求項1の発明によれば、第1検知器は、シフトレバーの第1方向の回動操作に伴って第1回転軸線L1を回転中心に回転する第1被検知体の回転位置を検知し、第2検知器は、シフトレバーの第2方向の回動操作に伴って第1回転軸線に沿って移動する第2被検知体の離間位置を検知する。従って、第1及び第2被検知体の位置を第1及び第2検知器によって検知することにより、シフトレバーの位置を検知することができ、しかも、第1被検知体
と第1検知器及び第2被検知体と第2検知器という単純な組み合わせの構造とすることが
できるため、シフト装置の構造を単純にすることができ、小型化が可能になる。
と第1検知器及び第2被検知体と第2検知器という単純な組み合わせの構造とすることが
できるため、シフト装置の構造を単純にすることができ、小型化が可能になる。
請求項2の発明によれば、回転軸を回転可能に支持し、移動体を回転軸に対して軸線方向に移動可能に、さらに回転軸の回転とともに連れ回りしないように支持した。そして、回転軸は、シフトレバーの第1方向の回動操作のみに連動して回転し、移動体は、シフトレバーの第2方向の回動操作のみに連動して往復動する。従って、回転軸は、シフトレバーの第2方向の回動操作に対しては動作しない。また、移動体は、シフトレバーの第1方向の回動操作に対しては動作しない。そのため、回転軸及び移動体は、それぞれシフトレバーの第2方向及び第1方向の回動操作の影響を受けない。その結果、第1検知器及び第2検知器は、シフトレバーの回動操作に伴って変化する第1被検知体及び第2被検知体の位置をそれぞれ高い精度で検知することができる。
請求項3の発明によれば、第1被検知体を第1マグネットとし、第1検知器を第1マグネットの磁極位置の変化を検知する磁気検知センサとした。従って、シフトレバーの第1方向の移動を検知するための構成を、シフトレバーの回動に連動して回転する第1マグネットのみで構成できるため、シフト装置の構造を単純にすることができ、小型化が可能である。
請求項4の発明によれば、第2被検知体を第2マグネットとし、第2検知器を第2マグネットの離間位置の変化を検知する磁気検知センサとした。従って、シフトレバーの第2方向の移動を検知するための構成を、シフトレバーの回動に連動して移動する第2マグネットのみで構成できるため、シフト装置の構造を単純にすることができ、小型化が可能である。
請求項5の発明によれば、第2被検知体をヨーク及び第2マグネットとで構成し、ヨークは移動体と連動して往復動される。第2マグネットはヨークと第2検知器との間に配置される。さらに、第2検知器は磁気検知センサであり、ヨークと第2マグネットとの離間位置の変化を第2マグネットの磁束の変化で検知するようにした。
以下、本発明を自動車のシフト装置に具体化した一実施形態を図1〜図4に従って説明する。
図1はシフト装置1を説明するための斜視図である。また、図2はシフト装置1を説明するための分解斜視図である。
図1はシフト装置1を説明するための斜視図である。また、図2はシフト装置1を説明するための分解斜視図である。
図1に示すように、シフト装置1は、略箱状のベースハウジング2を備えている。ベースハウジング2は、車両のフロアコンソールFに締結固定されている。また、ベースハウジング2の上部には、カバープレート3が被せられる。カバープレート3には、ガイドゲート4が形成されている。
ガイドゲート4は、左側シフトゲート5、右側シフトゲート6、セレクトゲート7とから構成されている。左側シフトゲート5は、車両の前後方向(シフト方向)に延びるように貫通形成され、その左側シフトゲート5の左側のカバープレート3の表面には、手前から手元に向かって順に「P」、「R」、「N」、「D」のシフト位置を示す指標8が等間隔に表示されている。因みに、「P」はパーキング、「R」はリバース、「N」はニュートラル、「D」はドライブを示す。
右側シフトゲート6は、左側シフトゲート5と平行にシフト方向に貫通形成され、その右側シフトゲート6の右側のカバープレート3の表面には、手前から手元に向かって順に「+」、「M」、「−」の指標8が等間隔に表示されている。右側シフトゲート6のシフト方向の長さは、左側シフトゲート5のシフト方向の長さの4分の3の長さに形成されている。右側シフトゲート6の配置は、左側シフトゲート5に対して手前側に偏倚し、左側シフトゲート5の基端部(「D」の指標8が表示された位置)と右側シフトゲート6の中間部(「M」の指標8が表示された位置)とが車両の左右方向(セレクト方向)で相対向するように配置されている。因みに、「+」は増速シフト、「M」はマニュアルシフト、「−」は減速シフトを示す。
セレクトゲート7は、左側及び右側シフトゲート5,6との間であって両シフトゲート5,6に対して直交するようにセレクト方向に形成され、左側シフトゲート5の「D」位置と右側シフトゲート6の「M」位置を連通する。
そして、ガイドゲート4からはシフトレバー9が上方に突出形成され、先端に設けたノブ10を把持して操作することによって、シフトレバー9はガイドゲート4に沿って第1方向としてのシフト方向及び第2方向としてのセレクト方向に移動してシフトレバー9が各シフト位置に配置される。
図2に示すように、ベースハウジング2の上壁2aには、椀状のドーム部12が上方に向かって張り出し膨出形成されている。ドーム部12の球面形状の外周面には、前記ガイ
ドゲート4と同一形状の連通ゲート13が同ガイドゲート4と相対向するように貫通形成され、前記シフトレバー9が前記ガイドゲート4に向かって貫通している。一方、ドーム部12の球面形状の内周面には、ガイド凹部14が凹設されている。ガイド凹部14は、その形状がガイドゲート4の外形より小さい相似形の形状をなしている。ガイド凹部14には、ガイドゲート4の各シフト位置と相対する位置に椀状のディテントピン凹部14a〜14eが凹設されている。
ドゲート4と同一形状の連通ゲート13が同ガイドゲート4と相対向するように貫通形成され、前記シフトレバー9が前記ガイドゲート4に向かって貫通している。一方、ドーム部12の球面形状の内周面には、ガイド凹部14が凹設されている。ガイド凹部14は、その形状がガイドゲート4の外形より小さい相似形の形状をなしている。ガイド凹部14には、ガイドゲート4の各シフト位置と相対する位置に椀状のディテントピン凹部14a〜14eが凹設されている。
上壁2aの椀状のドーム部12とカバープレート3の間には、椀状のスライドカバー15が配設されている。スライドカバー15は、その球面形状の内周面がドーム部12の外周面と摺接し、同ドーム部12の外周面上を摺動する。スライドカバー15には、シフトレバー9の外径と同じ内径の貫通孔16が形成され、その貫通孔16には前記シフトレバー9が貫通されている。従って、シフトレバー9をガイドゲート4に沿って各シフト位置に操作すると、スライドカバー15は、シフトレバー9の移動に連動してドーム部12を摺動する。
次に、ベースハウジング2内に設けられたシフトレバー9の支持構造について説明する。
シフトレバー9の基端部には、ブロック20が形成されている。そのブロック20には、略長方形状の貫通部21がセレクト方向に貫通形成されている。貫通部21には、シャフト23が第3方向としてのセレクト方向に延びるように貫通されている。シャフト23の基端部は、ベースハウジング2の図示しない支持部によって第1回転軸線L1を中心に回転可能に支持されている。
シフトレバー9の基端部には、ブロック20が形成されている。そのブロック20には、略長方形状の貫通部21がセレクト方向に貫通形成されている。貫通部21には、シャフト23が第3方向としてのセレクト方向に延びるように貫通されている。シャフト23の基端部は、ベースハウジング2の図示しない支持部によって第1回転軸線L1を中心に回転可能に支持されている。
そして、ブロック20には、貫通部21を直交するようにシフト方向にセレクトピン25が、同ブロック20に対して貫通支持されている。セレクトピン25は、貫通部21を貫通するシャフト23と直交し、かつ回転可能に貫通支持されている。
詳しくは、セレクトピン25は、ブロック20の正面に形成されたピン貫通孔26を貫通し、シャフト23のピン貫通穴24を貫通して、ブロック20の背面に形成されたピン貫通孔(図示しない)を貫通する。ブロック20とシャフト23を貫通したセレクトピン25は、ナット27で抜け止めする。そして、このセレクトピン25によって、ブロック20がシャフト23に対して位置決めされ、さらに、第2回転軸線L2を中心に回動可能に支持される。なお、ブロック20の貫通部21は、ブロック20が第2回転軸線を中心に回動可能なように上下方向に広く形成されている。
従って、シフトレバー9は、ガイドゲート4に沿って第1回転軸線L1を回動中心にシフト方向に回動すると共に、第2回転軸線L2を回動中心にセレクト方向に回動する。
前記ブロック20の上部左側面には、ピン収容筒30が斜め上方に向かって突出形成されている。ピン収容筒30には、スプリング31、ディテントピン32が収容されている。ディテントピン32は、その先端が前記ドーム部12の内周面に形成されたガイド凹部14に嵌合し、ガイド凹部14に対して摺動可能に弾圧当接している。そして、シフトレバー9をガイドゲート4に沿って移動させると、これに対応してディテントピン32がガイド凹部14に沿って相対移動する。そして、シフトレバー9を各シフト位置(「P」,「R」,「N」,「D」,「M」)に操作すると、ディテントピン32は対応するガイド凹部14の凹設したディテントピン凹部14a〜14eに嵌合保持されるようになっている。ディテントピン凹部14a〜14eにディテントピン32がスプリング31によって弾圧嵌合保持された状態で、シフトレバー9を操作すると、スプリング31が収縮してディテントピン32がディテントピン凹部14a〜14eから抜け出て次のディテントピン凹部14a〜14eへ摺動可能となる。
前記ブロック20の上部左側面には、ピン収容筒30が斜め上方に向かって突出形成されている。ピン収容筒30には、スプリング31、ディテントピン32が収容されている。ディテントピン32は、その先端が前記ドーム部12の内周面に形成されたガイド凹部14に嵌合し、ガイド凹部14に対して摺動可能に弾圧当接している。そして、シフトレバー9をガイドゲート4に沿って移動させると、これに対応してディテントピン32がガイド凹部14に沿って相対移動する。そして、シフトレバー9を各シフト位置(「P」,「R」,「N」,「D」,「M」)に操作すると、ディテントピン32は対応するガイド凹部14の凹設したディテントピン凹部14a〜14eに嵌合保持されるようになっている。ディテントピン凹部14a〜14eにディテントピン32がスプリング31によって弾圧嵌合保持された状態で、シフトレバー9を操作すると、スプリング31が収縮してディテントピン32がディテントピン凹部14a〜14eから抜け出て次のディテントピン凹部14a〜14eへ摺動可能となる。
つまり、スプリング31で弾性支持されたディテントピン32と、ディテントピン凹部14a〜14eが凹設されたガイド凹部14とで、シフトレバー9を各シフト位置に保持するとともに、シフトレバー9の各シフト位置に操作する際の操作感を与える節度機構が構成されている。なお、本実施形態では、「+」位置及び「−」位置に対応するディテントピン凹部は形成せず、シフトレバー9が「+」位置又は「−」位置に移動され、シフトレバー9から手が離されるとシフトレバー9が「M」位置に戻るように構成されている。
次に、上記のように構成したシフトレバー9の各シフト位置を検知する検知機構40を説明する。
図3に示すように、シャフト23には、移動体としてのスライダー42がブロック20の下側を内包するようにシャフト23に沿って移動可能に吊下されている。スライダー42は、略コ字状に形成された凹部43にブロック20を収容する。スライダー42は、凹部43を形成している側壁44(左側壁44a,右側壁44b)に形成された貫通孔45に対してシャフト23が回転可能に貫挿されている。また、シャフト23の先端部には、第1被検知体としての第1マグネット46が固着されている。すなわち、シフトレバー9がシフト方向に回動操作された時、シフトレバー9の回動に連動してシャフト23と第1マグネット46が第1回転軸線L1を回転中心に一体に回転する。このとき、スライダー42は、シャフト23とともに連れ回りすることなく、シャフト23に対して常に鉛直線方向に吊下された状態に保持される。なお、第1マグネット46は、回転すると磁束の向きが回転角に合わせて変化するように着磁されている。
図3に示すように、シャフト23には、移動体としてのスライダー42がブロック20の下側を内包するようにシャフト23に沿って移動可能に吊下されている。スライダー42は、略コ字状に形成された凹部43にブロック20を収容する。スライダー42は、凹部43を形成している側壁44(左側壁44a,右側壁44b)に形成された貫通孔45に対してシャフト23が回転可能に貫挿されている。また、シャフト23の先端部には、第1被検知体としての第1マグネット46が固着されている。すなわち、シフトレバー9がシフト方向に回動操作された時、シフトレバー9の回動に連動してシャフト23と第1マグネット46が第1回転軸線L1を回転中心に一体に回転する。このとき、スライダー42は、シャフト23とともに連れ回りすることなく、シャフト23に対して常に鉛直線方向に吊下された状態に保持される。なお、第1マグネット46は、回転すると磁束の向きが回転角に合わせて変化するように着磁されている。
また、スライダー42の底壁44cには、シフト方向に延びるガイド長穴47が貫通される。底壁44cに形成されたガイド長穴47には、ブロック20の下面から延出形成された延長軸48が貫挿される。そして、ガイド長穴47は、シフトレバー9をシフト方向に操作したとき、シフト方向に回動する延長軸48のガイド長穴47内での移動を可能にする。つまり、ガイド長穴47に貫挿された延長軸48がシフト方向に回動しても、スライダー42は、シャフト23に対して常に鉛直線方向に吊下された状態に保持される。
一方、ガイド長穴47は、延長軸48がセレクト方向に回動すると、延長軸48と係合しスライダー42をシャフト23に沿ってセレクト方向に移動させる。従って、シフトレバー9をセレクト方向に回動操作したとき、スライダー42はシャフト23に沿ってセレクト方向に移動する。
スライダー42の右側壁44bの下部には、突部49が右方向に向かって突出形成され、突部49の先端部には、略コ字状の第2被検知体を構成するヨーク50が固着されている。すなわち、ヨーク50は、突部49を介してスライダー42と一体に移動するようになっている。従って、ヨーク50は、シフトレバー9のセレクト方向の回動操作に連動して、スライダー42と一体にセレクト方向に往復動される。
また、ヨーク50よりも右方には第2被検知体を構成する第2マグネット51が図示しない支持部材にてベースハウジング2内に配設されている。第2マグネット51は、シフトレバー9が左側シフトゲート5(「P」,「R」,「N」,「D」位置)に配置されている時、図3(a)に示すように、ヨーク50の凹部52に収容されてヨーク50と当接される位置に配設されている。また、シフトレバー9が左側シフトゲート5から右側シフトゲート6(「M」,「+」,「−」位置)に移動されると、図3(b)に示すように、スライダー42が左方向に移動して、ヨーク50は第2マグネット51から離れる方向(左方向)に移動する。
また、図2に示すように、シャフト23の先端部に固着された第1マグネット46及び第2マグネット51よりも更に右方には、基板としてのPCボード60が配設されている
。PCボード60は、略長方体の形状を有しており、ベースハウジング2に締結固定されている。PCボード60の縁部にはコネクタ61が取り付けられている。また、PCボード60の相対向面としての第1及び第2マグネット46,51側の面には、上下方向に第1検知器及び磁気検知センサとしての磁気抵抗素子62と、第2検知器及び磁気検知センサとしてのホールIC63が取り付けられている。磁気抵抗素子62は第1マグネット46と相対向するように、ホールIC63は第2マグネット51と相対向するように配設されている。
。PCボード60は、略長方体の形状を有しており、ベースハウジング2に締結固定されている。PCボード60の縁部にはコネクタ61が取り付けられている。また、PCボード60の相対向面としての第1及び第2マグネット46,51側の面には、上下方向に第1検知器及び磁気検知センサとしての磁気抵抗素子62と、第2検知器及び磁気検知センサとしてのホールIC63が取り付けられている。磁気抵抗素子62は第1マグネット46と相対向するように、ホールIC63は第2マグネット51と相対向するように配設されている。
磁気抵抗素子62は、シャフト23と第1マグネット46とが第1回転軸線L1を回転中心に一体に回転する際の第1マグネット46の磁束の方向の変化を検知可能となっており、シフトレバー9のシフト方向への移動を検知する。詳しくは、図4に示すように、第1マグネット46の磁束の変化(シフトレバー9のシフト位置)に基づいてアナログ出力信号(第1出力信号)を出力する。即ち、シフトレバー9が「P」位置に操作された場合、磁気抵抗素子62は電圧aの第1出力信号を出力する。また、シフトレバー9が「R」位置に操作された場合、磁気抵抗素子62は電圧bの第1出力信号を出力する。また、シフトレバー9が「N」位置又は「+」位置に操作された場合、磁気抵抗素子62は電圧cの第1出力信号を出力する。また、シフトレバー9が「D」位置又は「M」位置に操作された場合、磁気抵抗素子62は電圧dの第1出力信号を出力する。そして、シフトレバー9が「−」位置に操作された場合、磁気抵抗素子62は電圧eの第1出力信号を出力する。
また、ホールIC63は、第2マグネット51の磁束の変化を検知可能となっており、シフトレバー9のセレクト方向への移動を検知する。その磁束の変化に基づいてアナログ出力信号(第2出力信号)を出力する。詳しくは、シフトレバー9が「+」,「M」,「−」位置のいずれか(右側シフトゲート6内)に移動された場合(図3(b)参照)、ヨーク50と第2マグネット51とが離れており、ホールIC63は高電位(Hレベル)の第2出力信号を出力する。一方、シフトレバー9が「P」,「R」,「N」,「D」位置のいずれか(左側シフトゲート5内)に移動された場合(図3(a)参照)には、ヨーク50と第2マグネット51が当接する。これにより、ヨーク50と第2マグネット51によって閉磁気回路が形成されることから、ホールIC63が検知する磁束が大幅に減少し、ホールIC63は低電位(Lレベル)の第2出力信号を出力する。従って、ヨーク50と第2マグネット51が当接したり、離間したりすることで、ホールIC63の検知する磁束が大きく変化するため、確実にその磁束の変化をホールIC63によって検知可能であり、シフトレバー9のセレクト方向への移動を検知することができる。
そして、磁気抵抗素子62からの第1出力信号と、ホールIC63からの第2出力信号とが変速機の接続状態を切換制御するための図示しない電子制御装置(ECU)に入力される。ECUは、シフトレバー9のシフト方向及びセレクト方向における位置を、第1及び第2出力信号から把握し、把握したシフトレバー9のシフト位置に基づいて、車両の変速機を切り換えるアクチュエータ(図示しない)に所定の操作信号を出力するように構成されている。
次に、このように構成されるシフト装置1の作用について説明する。
運転者によってイグニッション(図示しないイグニッションスイッチ)がオンされると、シフトレバー9は「P」位置に保持されている。このとき、第1マグネット46の磁束を検知した磁気抵抗素子62によって電圧aの第1出力信号が図示しないECUに出力され、さらに第2マグネット51の磁束を検知したホールIC63によってLレベルの第2出力信号がECUに出力される。ECUは、電圧aの第1出力信号及びLレベルの第2出力信号に基づいて駐車(パーキング)と判断して所定の操作信号をアクチュエータに出力し、アクチュエータは車両の変速機を駐車状態にする。
運転者によってイグニッション(図示しないイグニッションスイッチ)がオンされると、シフトレバー9は「P」位置に保持されている。このとき、第1マグネット46の磁束を検知した磁気抵抗素子62によって電圧aの第1出力信号が図示しないECUに出力され、さらに第2マグネット51の磁束を検知したホールIC63によってLレベルの第2出力信号がECUに出力される。ECUは、電圧aの第1出力信号及びLレベルの第2出力信号に基づいて駐車(パーキング)と判断して所定の操作信号をアクチュエータに出力し、アクチュエータは車両の変速機を駐車状態にする。
次に、運転者がノブ10を操作してシフトレバー9を「R」位置に移動させると、シフトレバー9の移動に連動して回転する第1マグネット46の磁束を検知した磁気抵抗素子62によって、電圧bの第1出力信号がECUに出力される。また、ヨーク50と第2マグネット51は当接した状態を保持していることから、ホールIC63から出力される信号は変化せず、引き続きLレベルの第2出力信号がECUに出力される。ECUは、電圧bの第1出力信号及びLレベルの第2出力信号に基づいて後進(リバース)と判断して所定の操作信号をアクチュエータに出力し、アクチュエータは車両の変速機を後進状態に切り換える。
次に、運転者がノブ10を操作してシフトレバー9を「N」位置に移動させると、シフトレバー9の移動に連動して回転する第1マグネット46の磁束を検知した磁気抵抗素子62によって、電圧cの第1出力信号がECUに出力される。また、ヨーク50と第2マグネット51は当接した状態を保持していることから、ホールIC63から出力される信号は変化せず、引き続きLレベルの第2出力信号がECUに出力される。ECUは、電圧cの第1出力信号及びLレベルの第2出力信号に基づいて中立(ニュートラル)と判断して所定の操作信号をアクチュエータに出力し、アクチュエータは車両の変速機を中立状態に切り換える。
次に、運転者がノブ10を操作してシフトレバー9を「D」位置に移動させると、シフトレバー9の移動に連動して回転する第1マグネット46の磁束を検知した磁気抵抗素子62によって、電圧dの第1出力信号がECUに出力される。また、ヨーク50と第2マグネット51は当接した状態を保持していることから、ホールIC63から出力される信号は変化せず、引き続きLレベルの第2出力信号がECUに出力される。ECUは、電圧dの第1出力信号及びLレベルの第2出力信号に基づいて前進(ドライブ)と判断して所定の操作信号をアクチュエータに出力し、アクチュエータは車両の変速機を前進状態に切り換える。
次に、運転者がノブ10を操作してシフトレバー9を「M」位置に移動させると、第1マグネット46は回転しないことから、磁気抵抗素子62から出力される信号は変化せず、引き続き電圧dの第1出力信号がECUに出力される。また、ヨーク50と第2マグネット51が離れることにより、閉磁気回路が開放されてホールIC63の検知する磁束が大幅に増加し、その磁束の変化を検知したホールIC63によってHレベルの第2出力信号がECUに出力される。ECUは、電圧dの第1出力信号及びHレベルの第2出力信号に基づいてマニュアルシフトモードと判断して所定の操作信号をアクチュエータに出力し、アクチュエータは車両の変速機をマニュアルシフト状態に切り換える。
次に、運転者がノブ10を操作してシフトレバー9を「+」位置に移動させると、シフトレバー9の移動に連動して回転する第1マグネット46の磁束を検知した磁気抵抗素子62によって、電圧cの第1出力信号がECUに出力される。また、ヨーク50と第2マグネット51は離れた状態を保持していることから、ホールIC63から出力される信号は変化せず、引き続きHレベルの第2出力信号がECUに出力される。ECUは、電圧cの第1出力信号及びHレベルの第2出力信号に基づいて増速と判断して所定の操作信号をアクチュエータに出力し、アクチュエータは車両の変速機を一段階増速側の接続状態に切り換える。この状態において、ノブ10から手を離すと、シフトレバー9はディテントピン32を押し出すスプリング31の付勢力によって「M」位置に戻される。なお、「M」位置に戻ったシフトレバー9を再び「+」位置に移動させると、アクチュエータは再び入力された電圧cの第1出力信号及びHレベルの第2出力信号に基づいて、車両の変速機を更に一段増速側の接続状態に切り換える。
また、運転者がノブ10を操作してシフトレバー9を「−」位置に移動させると、シフトレバー9の移動に連動して回転する第1マグネット46の磁束を検知した磁気抵抗素子62によって、電圧eの第1出力信号がECUに出力される。また、ヨーク50と第2マグネット51は離れた状態を保持していることから、ホールIC63から出力される信号は変化せず、引き続きHレベルの第2出力信号がECUに出力される。ECUは、電圧eの第1出力信号及びHレベルの第2出力信号に基づいて減速と判断して所定の操作信号をアクチュエータに出力し、アクチュエータは車両の変速機を一段階減速側の接続状態に切り換える。この状態において、ノブ10から手を離すと、シフトレバー9はディテントピン32を押し出すスプリング31の付勢力によって「M」位置に戻される。なお、「M」位置に戻ったシフトレバー9を再び「−」位置に移動させると、アクチュエータは再び入力された電圧eの第1出力信号及びHレベルの第2出力信号に基づいて、車両の変速機を更に一段減速側の接続状態に切り換える。このように、マニュアルシフト状態では、手動操作によって変速機の接続状態を切り換えることができる。
次に、本実施形態の効果を以下に記載する。
(1)本実施形態によれば、磁気抵抗素子62は、シフトレバー9のシフト方向の回動操作に伴ってシフト方向に回転する第1マグネット46の回転位置を検知する。また、ヨーク50はシフトレバー9のセレクト方向の回動操作に伴って第2マグネット51に対して離接したり、当接したりする。そして、ホールIC63は、シフトレバー9のセレクト方向の回動操作に伴ってセレクト方向に往復動するそのヨーク50の離間位置を第2マグネットの磁束の変化で検知する。
(1)本実施形態によれば、磁気抵抗素子62は、シフトレバー9のシフト方向の回動操作に伴ってシフト方向に回転する第1マグネット46の回転位置を検知する。また、ヨーク50はシフトレバー9のセレクト方向の回動操作に伴って第2マグネット51に対して離接したり、当接したりする。そして、ホールIC63は、シフトレバー9のセレクト方向の回動操作に伴ってセレクト方向に往復動するそのヨーク50の離間位置を第2マグネットの磁束の変化で検知する。
従って、シフトレバー9の回動に伴って変化する第1及び第2マグネット46,51の磁束をそれぞれ磁気抵抗素子62及びホールIC63によって検知することで、シフトレバー9の各シフト位置を検知することができるため、シフト装置1の構造を単純にすることができる。その結果、シフト装置1を小型化することができる。
(2)本実施形態によれば、シャフト23をベースハウジング2の図示しない支持部に回転可能に支持し、スライダー42をシャフト23に沿って移動可能に吊下し、さらにシャフト23の回転とともに連れ回りしないように取り付けた。また、シャフト23及びシャフト23の先端に固着された第1マグネット46は、シフトレバー9のシフト方向の回動操作のみに連動して回転する。そして、スライダー42及びスライダー42の突部49に固着されたヨーク50は、シフトレバー9のセレクト方向の回動操作のみに連動してセレクト方向に往復動する。
従って、シャフト23は、シフトレバー9のセレクト方向の回動操作に対して動作しないため、セレクト方向の回動操作の影響を受けない。また、スライダー42は、シフトレバー9のシフト方向の回動操作に対して動作しないため、シフト方向の回動操作の影響を受けない。その結果、磁気抵抗素子62及びホールIC63は、シフトレバー9の回動操作に伴って変化する第1マグネット46及び第2マグネット51の位置をそれぞれ高い精度で検知することができる。
(3)本実施形態によれば、コ字状のヨーク50を第2マグネット51に当接させることにより、両者で閉磁気回路を形成させるようにした。これによって、ヨーク50と第2マグネット51が離れているときに比べて、ヨーク50と第2マグネット51とが当接して閉磁気回路を形成した場合には、ホールIC63の検知する磁束が大幅に減少することから、その磁束の変化をホールIC63は容易に検知することができる。
(4)シフトレバー9の基端部に形成されたブロック20をスライダー42の凹部43に収容するようにした。これによって、従来シフトレバー9又はブロック20等からシフ
ト方向又はセレクト方向に延出形成されていた検知機構40を、ブロック20を挟んで形成することができる。そのため、PCボード60の配設されている右方向に形成される部材(例えば、突部49やヨーク50等)を配設するのに必要な空間を小さくすることができる。従って、シフト装置1を小型化することができる。
ト方向又はセレクト方向に延出形成されていた検知機構40を、ブロック20を挟んで形成することができる。そのため、PCボード60の配設されている右方向に形成される部材(例えば、突部49やヨーク50等)を配設するのに必要な空間を小さくすることができる。従って、シフト装置1を小型化することができる。
(5)本実施形態によれば、シフトレバー9のシフト方向及びセレクト方向への移動を検知する磁気抵抗素子62及びホールIC63を一つの基板(PCボード60)に配設した。これにより、シフト装置1の小型化が可能である。また、シフトレバー9のシフト位置を検知するためのセンサの個数を、シフトレバー9の各シフト位置毎に設ける場合に比べて大幅に低減できるため、シフト装置1の製造コストを低減させることができる。さらに、PCボード60の縁部に設けられたコネクタが一つになることから車両ハーネスの引き回しが容易になる。
(6)本実施形態によれば、第1及び第2マグネット46,51の磁束を検知する磁気抵抗素子62及びホールIC63は非接触センサを構成しているため、磁気抵抗素子62及びホールIC63が摩耗することはない。よって、接触センサを使用した場合に比べて検知器の耐久性を向上させることができる。
なお、上記実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
・上記実施形態におけるスライダーの形状及び延長軸の形状に特に制限されない。例えば、図5に示すように、スライダー70の側壁に形成された貫通孔71と突部72の間隔を狭くするように変更して実施してもよい。これによって、シフトレバー9の基端部に形成されるブロック20を小さくすることができ、さらに、ブロック20の下面から延出形成される延長軸48を短くすることができる。延長軸48が短くなることによって、ガイド長溝73を小型化することができる。従って、シフト装置1を小型化することができる。なお、この場合、突部72に取着されたヨーク50と第1マグネット46がお互いに影響しないように、突部72にクランク部74を設けて、ヨーク50と第1マグネット46との間隔を空けるようにしてもよい。
・上記実施形態におけるスライダーの形状及び延長軸の形状に特に制限されない。例えば、図5に示すように、スライダー70の側壁に形成された貫通孔71と突部72の間隔を狭くするように変更して実施してもよい。これによって、シフトレバー9の基端部に形成されるブロック20を小さくすることができ、さらに、ブロック20の下面から延出形成される延長軸48を短くすることができる。延長軸48が短くなることによって、ガイド長溝73を小型化することができる。従って、シフト装置1を小型化することができる。なお、この場合、突部72に取着されたヨーク50と第1マグネット46がお互いに影響しないように、突部72にクランク部74を設けて、ヨーク50と第1マグネット46との間隔を空けるようにしてもよい。
・上記実施形態では、シフトレバー9のセレクト方向への移動を検知するための第2被検知体としてヨーク50と第2マグネット51を採用した。これを、ヨーク50をマグネットに代え、そのマグネットを第2マグネット51に対して近づけたり、遠ざけたりすることによって、ホールIC63が検知する磁束を変化させるように変更して実施してもよい。また、第2マグネット51を省略し、さらにヨーク50を1つのマグネットに代えて、そのマグネットを直接ホールIC63に近づけたり、遠ざけたりすることによって、ホールIC63が検知する磁束を変化させるように変更して実施してもよい。
・上記実施形態では、第2マグネット51をホールIC63と相対向する位置に固定し、ヨーク50をその第2マグネット51に当接したり、離間したりするように構成した。これを、ヨーク50と第2マグネット51の両方が移動するように実施してもよい。
・上記実施形態では、ホールIC63はアナログ信号を出力するようにしたが、これをデジタル出力タイプのホールICに変更してデジタル出力信号が出力されるように変更して実施してもよい。
・上記実施形態では、第1マグネット46の磁束を検知する磁気検知センサとして磁気抵抗素子62を採用したが、これに制限されるものではない。例えば、ホールIC等に変更して実施してもよい。また、接触センサに変更して実施してもよい。
・上記実施形態では、第2マグネット51の磁束を検知する磁気検知センサとしてホー
ルIC63を採用したが、これに制限されるものではない。例えば、磁気抵抗素子等に変更して実施してもよい。また、接触センサに変更して実施してもよい。
ルIC63を採用したが、これに制限されるものではない。例えば、磁気抵抗素子等に変更して実施してもよい。また、接触センサに変更して実施してもよい。
・上記実施形態では、シフトレバー9のシフト方向及びセレクト方向への移動を検知するために第1及び第2マグネット46,51の磁束を利用したが、これに制限されるものではない。例えば、光等を利用しても良い。この場合には、センサとしては光を検知可能なフォトインタラプタ等に変更する。
・上記実施形態では、シフトレバー9のシフト方向への移動を検知する磁気抵抗素子62を一つ設けたが、これを複数設けるようにしてもよい。磁気抵抗素子62を複数設けることにより、フェールセーフを図ることができる。
・上記実施形態では、シフトレバー9のセレクト方向への移動を検知するホールIC63を一つ設けたが、これを複数設けるようにしてもよい。ホールIC63を複数設けることにより、フェールセーフを図ることができる。
・上記実施形態では、ヨーク50を第2マグネット51に近づけた時に、ヨーク50の凹部52に第2マグネット51が収容されて当接するように第2マグネット51を配設したが、ヨーク50と第2マグネット51とが当接されなくてもよい。すなわち、ヨーク50と第2マグネット51が近づくことによって、ホールIC63が検知する磁束が変化すればよい。これによって、ヨーク50及び第2マグネット51の摩耗がないため、耐久性が向上する。
・上記実施形態では、第1マグネット46及び第2マグネット51の形状は、特に制限されるものではない。
・上記実施形態では、ヨーク50の形状をコ字状としたが、これに制限されるものではない。例えば、略直方体の形状として実施してもよい。
・上記実施形態では、ヨーク50の形状をコ字状としたが、これに制限されるものではない。例えば、略直方体の形状として実施してもよい。
・上記実施形態では、第3方向としてセレクト方向に延びるように検知機構40を配設したが、この方向は特に制限されるものではない。例えば、シフト方向に延びるように検知機構40を設けるように実施してもよい。また、シフト方向及びセレクト方向とは異なる方向に延びるように検知機構40を設けるように実施してもよい。
・上記実施形態では、検知機構40をベースハウジング2内に収容するようにしたが、これをベースハウジング2から突出させた収容室を設け、その収容室に検知機構40を設けるようにしてもよい。
・上記実施形態のガイドゲート4の形状に制限されるものではなく、他の形状に変更して実施してもよい。例えば、左側シフトゲート5及び右側シフトゲート6とセレクトゲート7は直交しなくてもよい。
・上記実施形態では、左側シフトゲート5に手前から順に「P」,「R」,「N」,「D」のシフト位置を、右側シフトゲート6に手前から順に「M」,「+」,「−」のシフト位置を配置したが、この配置に制限されるものではない。例えば、「P」位置を除くように形成して実施してもよい。
・上記実施形態では、シフト装置1をフロアコンソールFに設けた。これを、例えばインストルメントパネル、ステアリングシャフトを備えるコラムやドア等に設けて実施してもよい。
L1…第1回転軸線、L2…第2回転軸線、1…シフト装置、4…ガイドゲート、9…シフトレバー、23…回転軸としてのシャフト、42,70…移動体としてのスライダー、46…第1被検知体としての第1マグネット、50…第2被検知体を構成するヨーク、51…第2被検知体を構成する第2マグネット、60…基板としてのPCボード、62…第1検知器及び磁気検知センサとしての磁気抵抗素子、63…第2検知器及び磁気検知センサとしてのホールIC。
Claims (5)
- ガイドゲートに沿ってシフトレバーを同シフトレバー上の第1回転軸線を回動中心に第1方向及び前記第1回転軸線と交差する第2回転軸線を回動中心に第2方向に操作して複数のシフト位置に案内して、車両の変速機の接続状態を前記シフト位置に対応して切り換えるために前記シフトレバーの前記各シフト位置を検知するようにしたシフト装置において、
前記シフトレバーの前記第1方向の回動操作に伴って前記第1回転軸線を回転中心に回転される回転軸の第3方向側の一端に取着され、前記回転軸と一体に前記第1回転軸線を回転中心に回転する第1被検知体と、
前記シフトレバーの前記第2方向の回動操作に伴って前記第1回転軸線に沿って移動する移動体と連動して前記第1回転軸線に沿って移動する第2被検知体と、
前記第1被検知体及び前記第2被検知体と相対向して配置された基板と、
前記基板の相対向面に設けられ、前記第1被検知体の回転位置を検知する第1検知器と、
前記基板の相対向面に設けられ、前記第2被検知体の離間位置を検知する第2検知器とを備えたことを特徴とするシフト装置。 - 請求項1に記載のシフト装置において、
前記回転軸は、前記第1回転軸線を回転中心に回転可能に支持され、前記シフトレバーの前記第1方向の回動操作のみに連動して回転し、
前記移動体は、前記回転軸に対して軸線方向に移動可能に吊下され、かつ前記回転軸の回転とともに連れ回りしないように支持され、前記シフトレバーの前記第2方向の回動操作のみに連動して前記第3方向に往復動し、
前記第2被検知体は、前記移動体の前記第3方向側に取着したことを特徴とするシフト装置。 - 請求項1又は2に記載のシフト装置において、
前記第1被検知体は第1マグネットであって、前記第1検知器は、前記第1マグネットの磁極位置の変化を検知する磁気検知センサであることを特徴とするシフト装置。 - 請求項1〜3のいずれか1つに記載のシフト装置において、
前記第2被検知体は第2マグネットであって、前記第2検知器は、前記第2マグネットの離間位置の変化を検知する磁気検知センサであることを特徴とするシフト装置。 - 請求項1〜3のいずれか1つに記載のシフト装置において、
前記第2被検知体は、前記移動体と連動して前記第3方向に往復動するヨークと、前記ヨークと前記第2検知器との間に設けた第2マグネットとで構成され、
前記第2検知器は、前記ヨークの離間位置の変化を前記第2マグネットの磁束の変化で検知する磁気検知センサであることを特徴とするシフト装置。
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