JP5241579B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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Description
該役物装置2は、全体が外枠部3に囲まれており、その内部中央には液晶表示装置4が設けられている。また、該外枠部3の下部には遊技球を一時的に転動させるステージ5、側部には遊技球を該ステージ5上に案内する流入口6が設けられている。
また、該役物装置2の下方には、始動入賞口10aが配置されており、さらにその下方には大入賞口(いわゆるアタッカー)11が配置されている。遊技領域内9内には、他に一般入賞口10bも配置されている
さらに、最下方には、上記したどの入賞口にも入賞しなかった遊技球を回収するアウト口13が配置され、その他、風車や障害釘等も、適宜配置されている。
発射された遊技球が該始動入賞口10aに入賞すると、その入賞に伴って抽せんが行われ、その抽せん結果は、遊技機右下部に設けられた特別図柄表示装置12に表示される。
この抽せん結果を表示するにあたり、該液晶表示装置4における映像演出が併せて行われ、これらにより、遊技者に対し当せんに対する期待感を一層醸成させている。
そして、該抽せんに当せんするといわゆる特別遊技状態に移行し、大入賞口11が大きく開口する。開口した該大入賞口11には、容易に遊技球を多数入賞させることができるので、遊技者は大量の賞球を得ることができる。
最近の弾球遊技機は、液晶表示装置4を用いた映像演出が多用されるため、該液晶表示装置4が大型化し、限られた遊技領域9がこのような大型の役物装置2に占有されている。
このため、始動入賞口10aの設置場所を該役物装置2の下方の、遊技領域9の略中央とすると、上方から流下してくる遊技球を、その方向に方向転換させる必要が生じる。
このため、上記したように、役物装置2の外枠部3の下部には遊技球を一時的に転動させるステージ5を設けると共に、該外枠部3の側部には遊技球を該ステージ5上に案内する流入口6を設けることが行われているが、さらに、該外枠部の左端下部に、上方から流下してくる遊技球を役物装置2下方の遊技領域へ方向転換する遊技球ガイドを設けることも行われている。
このような想定外の不規則な方向転換が生じると、遊技機に当初設計した出玉率(利益率)を変動させる要因となってしまう。
また、従来の遊技球ガイドに帯状リブを付加するだけの構成なので、該遊技球ガイドを作成する際に、従来の金型を一部設計変更するのみで使用することができ、安価な遊技球ガイドを提供することができる。
また、該外枠部3の左下側面には、上方から流下してくる遊技球を、該ステージ5下方の遊技領域9の中央方向に方向転換させる遊技球ガイド30が、遊技盤面1上に遊技者側に突出するように設けられている。
本発明では、該遊技球ガイド30に係る構成以外は従来のものと同様である。
該遊技球誘導面34は、全体として右下がりに構成されており、その内、略左半分(つまり遊技球の流下方向から見て上流側)は右下がりの傾斜角度を緩くした緩斜面34aに形成され、略右半分(下流側)は凸状の弓なり斜面34bに形成されている。
弾球遊技機においては通常、直径11mmの遊技球が使用されるので、以下、該遊技球を使用するものとして説明する。
該遊技球誘導面34の前後方向の幅は、従来の遊技球ガイドにおけるガイド面の前後幅と同様に、13,5mmを好適として設定されている。
また、該遊技球誘導面34の流下方向の長さは、5cm程度とされ、遊技球が該遊技球誘導面34を転動し終わった先には、障害釘35が遊技盤1上から立設されている。
該板状部材32の遊技球誘導面34から上端部までの高さは、遊技球の直径11mm以上であって、およそ20mm程度までとされる。また、その厚みは、ガラス扉のガラス面36と遊技盤面との間隔が一定距離(19mm)に規定されているので、厚くても2mm程度とされる。
該板状部材32は、遊技者側から遊技球を視認できるように透明樹脂で作成されており、遊技者側の側面には各種の飾り模様が形成されていても良い。
該板状部材32の遊技盤面側の側面には、前記弓なり斜面に対応する側面の一部に、帯状リブ33が設けられている。
また、該帯状リブ33の前後方向の厚みは、遊技球誘導面34上での遊技球の前後方向での転動を規制し、かつ遊技球の転動を円滑にする厚みとされる。本実施例では、該厚みを1.0mmとし、したがって該帯状リブ33が設けられている部分での前記外枠部3と該帯状リブ33との間隔は、12,5mm(=13.5mm−1.0mm)とされる。
また、該帯状リブ33の流下方向での長さは、このような前後方向の転動を確実に規制できる長さとして遊技球1個分程度は必要であるが、一方、球詰まりが生じない長さ、つまり遊技球1.5個分程度以下の長さとすることも必要であり、10mm〜15mm程度とされる。
なお、該帯状リブ33の上下方向の設置幅は、遊技球の略中央部が該帯状リブ33に確実に当接する幅であればよいので、特に限定する必要はないが、この実施例では2mmとされている。
上方から流下する遊技球は、その一部は、遊技盤1上に設けられた障害釘15などによって、外枠部3の左下側面に設けられた遊技球ガイド30方向に運ばれる。
その遊技球が、運良く、遊技球ガイド30の緩斜面34a上に進入すると、進入した遊技球aは、該緩斜面34aでは板状部材32と外枠部3との間隙が比較的広くなっているので、該板状部材32と該外枠部3との間で前後方向にジグザグに転動しつつ該緩斜面34aを流下することになる。
このとき、遊技球aは該緩斜面を流下することと併せ、ジグザグに何度も該板状部材32及び外枠部3の壁面に衝突することとなるから、上方から流下してきたときに保持していた運動エネルギーを大いに消費することとなる。
そのように、運動エネルギーを大いに消費させられた遊技球aは、次に、弓なり斜面34bを流下することとなるが、該弓なり斜面34bでは、該遊技球aの中央腹部が帯状リブ33によって前後方向に規制される。したがって、該帯状リブ33に当接する区間では、遊技球aは、前後方向での転動が更に規制されつつ流下することとなり、前後方向の運動量を小さくされる。したがって、弓なり斜面34bを流下する際には、遊技球aはその遊技球誘導面34上を円滑に流下することとなり、該遊技球誘導面34上を転動し終わる際には、全体の運動量が大幅に消費され、しかも前後方向の運動量が所定範囲とされた状態となる。
したがって、当該遊技球aが、該遊技球ガイド30下流に設置されている障害釘35に衝突する際には、該障害釘35に対し所定角度範囲内でしか衝突しないし、そもそも運動量が減少されているので、不規則な角度で跳ね上がることや、上方のステージ5上まで大きく跳ね上げられることがない。また、該遊技球ガイド30から放出されて飛び出す距離も、遊技球によってバラツキのない所定の範囲内となる。
また、従来の遊技球ガイドに帯状リブを付加するだけの構成なので、該遊技球ガイドを作成する際に、従来の金型を一部設計変更するのみで使用することができ、安価な遊技球ガイドを提供することができる。
3 外枠部
4 液晶表示演出装置
5 ステージ
6 流入口
6’ 流出口
20 役物装置
30 遊技球ガイド
31 遊技球誘導部
32 板状部材
33 帯状リブ
34 遊技球誘導面
35 障害釘
36 ガラス面
a 遊技球
Claims (2)
- 上方から流下する遊技球を遊技領域中央方向に誘導する遊技球ガイドが、遊技盤面上に遊技者側に突出するように設けられ、
前記遊技球ガイドが、
遊技球が転動することにより当該遊技球を遊技領域中央方向に誘導する遊技球誘導面を有して遊技盤面上に設けられる遊技球誘導部と、
前記遊技球誘導部の遊技者側端部に、前記遊技球誘導面に略垂直になるように、かつ前記遊技盤面との間隔を遊技球が1個通過し得る間隔になるように、前記遊技球誘導面の全面にわたり立設された板状部材と、
前記板状部材の遊技盤側に、前記遊技球誘導面における遊技球の流下方向の下流側に設置された帯状リブと、を有し、
前記帯状リブは、
前記遊技球誘導面からの高さが前記遊技球誘導面を転動する遊技球の略中央部になる高さに設定されると共に、上下方向の幅が当該遊技球の略中央部に当接する幅で形成され、前記遊技盤側への厚みが前記遊技盤と前記帯状リブとの間隔を1個の遊技球が通過し得る程度の間隔となる厚みに形成され、前記遊技球誘導面における遊技球の流下方向の長さを前記上下方向の幅よりも長くして形成される
ことを特徴とする弾球遊技機。 - 請求項1において、
前記遊技球誘導面は、全体として下り傾斜して構成されると共に、前記下り傾斜における上流側は傾斜角度を緩くした緩斜面で形成され、前記下り傾斜における下流側は前記緩斜面から凸状の弓なり斜面となるように形成され、前記弓なり斜面に対応する側面の一部に前後方向の遊技球の転動を確実に規制できる長さであって、球詰まりが生じない長さの前記帯状リブが設けられるようにした
ことを特徴とする弾球遊技機。
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JP2009074593A JP5241579B2 (ja) | 2009-03-25 | 2009-03-25 | 弾球遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009074593A JP5241579B2 (ja) | 2009-03-25 | 2009-03-25 | 弾球遊技機 |
Publications (2)
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JP2010220967A JP2010220967A (ja) | 2010-10-07 |
JP5241579B2 true JP5241579B2 (ja) | 2013-07-17 |
Family
ID=43038796
Family Applications (1)
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JP2009074593A Active JP5241579B2 (ja) | 2009-03-25 | 2009-03-25 | 弾球遊技機 |
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2009
- 2009-03-25 JP JP2009074593A patent/JP5241579B2/ja active Active
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