JP5239993B2 - カテーテルの製造方法 - Google Patents

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本発明は、カテーテルの製造方法に関する。
近年、遠位端部を屈曲させることにより体腔への進入方向が操作可能なカテーテルが提供されている。カテーテルの遠位端を屈曲させる態様の一つとして、遠位端に固定された押し/引きワイヤを近位端側で操作するものが知られている(下記特許文献1を参照)。
押し/引きワイヤは、ガイドワイヤを挿通する主管腔よりも小径のワイヤ管腔に貫通されており、これを押し込んだ場合にカテーテルの遠位端を屈曲させることができるよう、所定の剛性を有している。なお、同文献には、押し/引きワイヤをワイヤ管腔に挿通する具体的な方法に関しては記載がない。
また、下記特許文献2には、中央内腔(メインルーメン)の周囲に、これよりも細径の2つのワイヤ内腔(サブルーメン)を180度対向して設け、サブルーメンの内部に変向ワイヤを挿通してなるカテーテルの製造方法が記載されている。
同文献では、サブルーメンの内部に加圧流体を充填してこれを拡径した状態で変向ワイヤを一端側から押し込んで挿通する方法(以下、押し込み方法という場合がある。)を開示している。
特表2007−507305号公報 特開2006−192269号公報
近年のカテーテルは、血管内への挿通性などの観点から細径化が進められ、外直径が1mm以下のものが提供されるに至っている。この場合、薬剤等の供給や光学系の挿通などに供されるメインルーメンの内径を確保する観点から、サブルーメンの内径は10〜数十μmときわめて小径に抑えることが望まれている。
これに伴い、カテーテルの遠位端を屈曲操作するための操作線をサブルーメンに挿通するに際して、上記特許文献2のような押し込み方法をおこなうことがきわめて困難となっている。その第一の理由は、サブルーメンの小径化に伴って、これを均一かつ滑らかに形成することが困難となり、操作線をサブルーメンに押し込む際にその内壁面に引っ掛かりやすくなったことである。また、第二の理由は、操作線の細径化によって座屈強度が顕著に低下し、サブルーメンに押し込む力によって容易に座屈してしまうことである。たとえば、操作線を長円柱に見立てた場合、柱端を自由端とするオイラー座屈の強度は、線径の二乗に比例して低下する。
そして、サブルーメンに対して操作線を押し込む際の作業性が低下すると、作業工数の増大のみならず、サブルーメンの内壁面や操作線を損耗することによるカテーテルの品質や歩留まりの低下が問題となる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、近年のきわめて小径化されたサブルーメンに対して操作線を好適に挿通することのできるカテーテルの製造方法を提供するものである。
本発明のカテーテルの製造方法は、メインルーメンと、前記メインルーメンよりも小径のサブルーメンと、前記サブルーメンに摺動可能に挿通された操作線と、を備えるとともに樹脂材料からなるカテーテルの製造方法であって、
第一芯線と、前記第一芯線よりも小径の第二芯線と、が互いに離間した状態で埋設された管状本体を、前記樹脂材料により成形する成形工程と、
前記第二芯線を細径化する細径化工程と、
前記第一芯線を前記管状本体から引き抜いて前記メインルーメンを形成する引抜工程と、
細径化した前記第二芯線を前記管状本体から引き抜いて前記サブルーメンを形成するとともに、前記第二芯線の端部に接続された前記操作線を前記サブルーメンに挿通する挿通工程と、
を含む。
また本発明のカテーテルの製造方法においては、より具体的な実施の態様として、前記細径化工程において、前記管状本体に埋設された前記第二芯線の両端部を引っ張って、前記第二芯線を細径化してもよい。
また本発明のカテーテルの製造方法においては、より具体的な実施の態様として、前記第二芯線が金属材料からなり、
前記細径化工程において、前記第二芯線を引っ張って塑性変形させてもよい。
また本発明のカテーテルの製造方法においては、より具体的な実施の態様として、前記操作線が、前記細径化工程で細径化された前記第二芯線よりも細径であってもよい。
また本発明のカテーテルの製造方法においては、より具体的な実施の態様として、前記成形工程において、前記第二芯線を前記樹脂材料と共に押し出して前記管状本体を成形してもよい。
なお、本発明の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
また、本発明の製造方法は、複数の工程を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の工程を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明の製造方法を実施するときには、その複数の工程の順番は内容的に支障しない範囲で変更することができる。
さらに、本発明の製造方法は、複数の工程が個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある工程の実行中に他の工程が発生すること、ある工程の実行タイミングと他の工程の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
本発明のカテーテルの製造方法によれば、管状本体に埋設された第二芯線を細径化して引き抜いてサブルーメンを形成するとともに、第二芯線の端部に接続された操作線をサブルーメンに挿通する。これにより、操作線は第二芯線に牽引されてサブルーメンに挿通されるため、従来の押し込み方法のように操作線が座屈してしまうことがない。また、操作線は第二芯線の端部に接続されていて、管状本体から引き抜かれる第二芯線に追随してサブルーメンに進入するため、操作線がサブルーメンの内壁面に引っ掛かって、操作線自身や内壁面を損耗することがない。
このため、近年のきわめて小径化されたサブルーメンに対しても、操作線を容易に挿通することができる。
また、成形工程で成形される管状本体において第一芯線と第二芯線とを互いに離間しておくことにより、メインルーメンとサブルーメンとが互いに連通してしまうことがない。このため、製造されたカテーテルにて、メインルーメンを通じて薬剤等を供給したり光学系を挿通したりする際に、これらがサブルーメンに脱漏することがない。
以上により、本発明のカテーテルの製造方法によれば、高いスループットおよび歩留まりにより高品質のカテーテルを得ることができる。
本方法により得られるカテーテルの一例を示す縦断面図である。 図1のII-II断面図である。 カテーテルの動作を説明する側面図であり、(a)は自然状態のカテーテルを示す縦断面模式図であり、(b)は操作線を牽引した状態のカテーテルを示す縦断面模式図である。 (a)は成形工程に用いられるシースの製造装置の概要構成図であり、(b)は成形工程により成形されたシースを長手方向に切った縦断面図であり、(c)は第二芯線に細径化工程を施した状態を示す縦断面図である。 (a)は引抜工程後のシースを示す縦断面図であり、(b)は挿通工程を示す縦断面図であり、(c)は挿通工程後のシースを示す縦断面図である。 成形工程にてダイより押し出される樹脂材料、第一芯線および第二芯線を示す縦断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
はじめに、本実施形態にかかる製造方法(以下、本方法という場合がある。)により得られるカテーテルの概要を説明し、その後に本方法を詳細に説明する。
<カテーテル>
図1は、本方法により得られるカテーテル10の一例(以下、本実施形態のカテーテル10という)を示す縦断面図である。同図は、カテーテル10を長手方向に切った断面を示している。同図の左方がカテーテル10の遠位端(先端)側にあたり、右方が近位端(基端)側にあたる。ただし、同図においては、カテーテル10の近位端側は図示を省略している。
図2は、図1のII-II断面図(横断面図)である。
本実施形態のカテーテル10は、樹脂材料12からなる管状本体(シース16)の内部に、メインルーメン20と、メインルーメン20よりも小径の複数のサブルーメン30と、が形成されている。メインルーメン20とサブルーメン30とは互いに離間して個別に設けられている。
図2に示すように、本実施形態のカテーテル10は、複数個のサブルーメン30がメインルーメン20の周方向に分散して配置されている。具体的には、本実施形態のカテーテル10の場合、3個のサブルーメン30がメインルーメン20の周囲に120度間隔で配置されている。そして、カテーテル10の遠位端部15に固定された操作線40が、3個のサブルーメン30にそれぞれ摺動可能に1本ずつ挿通されている。
ここで、カテーテル10の遠位端部15とは、カテーテル10の遠位端DEを含む所定の長さ領域をいう。同様に、カテーテル10の近位端部17(図3を参照)とは、カテーテル10の近位端PEを含む所定の長さ領域をいう。
本実施形態のシース16は、樹脂材料12からなりメインルーメン20が内部に形成された管状の内層21と、内層21と同種または異種の樹脂材料からなり内層21の周囲に形成された外層60と、を積層してなる。
また、外層60の周囲には、カテーテル10の最外層として形成された親水性のコート層64を積層形成している。
コート層64は、ポリビニルアルコール(PVA)やポリビニルピロリドンなどの親水性の樹脂材料で成形するか、または外表面に潤滑処理を施すことにより、少なくとも外表面が親水性である。
また、コート層64は、シース16のうち遠位端DE側の一部長さ領域に設けられている。
本実施形態のカテーテル10は、内層21の周囲にワイヤ52を編成してなるブレード層50を備えている。ブレード層50は、外層60に内包されている。
本実施形態のカテーテル10においては、操作線40がそれぞれ挿通されたサブルーメン30は、外層60の内部であって、ブレード層50の外側に形成されている。
また、カテーテル10の遠位端部15には、X線等の放射線が不透過な材料からなるリング状のマーカー66が設けられている。具体的には、マーカー66には白金などの金属材料を用いることができる。本実施形態のマーカー66は、メインルーメン20の周囲であって、外層60の内部に設けられている。
本実施形態のサブルーメン30は、カテーテル10の長手方向(図1における左右方向)に沿って設けられ、少なくともカテーテル10の近位端部17が開口している。
操作線40の先端(遠位端)は、カテーテル10の遠位端部15に固定されている。操作線40の先端を遠位端部15に固定する態様は特に限定されない。たとえば、操作線40の先端をマーカー66に締結してもよく、シース16の遠位端部15に溶着してもよく、または接着剤によりマーカー66またはシース16の遠位端部15に接着固定してもよい。
図3は、本実施形態のカテーテル10の動作を説明する側面図である。同図(a)は、自然状態、すなわち操作線40の非牽引状態のカテーテル10を示す縦断面模式図である。同図(b)は、操作線40を牽引した状態のカテーテル10を示す縦断面模式図である。図3各図では、本実施形態のカテーテル10における3本の操作線40のうち、1本のみを図示している。
操作線40の近位端41は、サブルーメン30から近位側に突出している。また、操作線40の近位側には、複数の操作線40を個別に牽引してカテーテル10の遠位端部15を屈曲させる操作部70が設けられている。操作部70の構造に関する詳細な図示および説明は省略する。
本実施形態のカテーテル10において、操作線40の近位端41を基端側(同図における右方)に牽引すると、カテーテル10の遠位端部15には引張力が与えられる。かかる引張力が所定以上であると、カテーテル10の軸心から当該操作線40が挿通されているサブルーメン30の側に向かって、遠位端部15が屈曲する。
そして、3本の操作線40の牽引長さを個別に制御することにより、カテーテル10の遠位端部15を360度に亘り任意の向きに屈曲させることができる。これにより、カテーテル10の全体を軸回転させるトルク操作をおこなうことなく、操作部70による操作線40の牽引操作のみによって、カテーテル10の進入方向を自在に操作することが可能となる。このため、本実施形態のカテーテル10は、たとえば分岐する血管等の体腔に対して、所望の方向に進入させることが可能である。
操作線40は、きわめて微細径の線材料からなり、その近位端41をシース16に対して押し込んだ場合には、当該操作線40は座屈する。このため、カテーテル10の遠位端部15には押込力が実質的に与えられることはない。
このため、操作者が操作線40をカテーテル10に対して押し込んだとしても、操作線40がカテーテル10の遠位端部15から外れて遠位端DEより突出することがない。このため、体腔内に挿入されたカテーテル10を操作するに際して、被験者の安全が図られている。
ここで、本方法により得られるカテーテル10の代表的な寸法について説明する。
メインルーメン20の半径は200〜300μm程度、内層21の厚さは10〜30μm程度、外層60の厚さは100〜150μm程度、ブレード層50の厚さは20〜30μm程度とすることができる。そして、カテーテル10の軸心からサブルーメン30の中心までの半径は300〜350μm程度、サブルーメン30の内径(直径)は40〜100μm程度とし、操作線40の太さを30〜60μm程度とすることができる。
そして、カテーテル10の最外径(半径)を350〜450μm程度とすることができる。
すなわち、本実施形態のカテーテル10の外径は直径1mm未満であり、腹腔動脈などの血管に挿通可能である。
<カテーテルの製造方法>
以下、本実施形態にかかるカテーテルの製造方法(本方法)について詳細に説明する。
本方法は、メインルーメン20と、メインルーメン20よりも小径のサブルーメン30と、サブルーメン30に摺動可能に挿通された操作線40と、を備えるとともに樹脂材料12からなるカテーテル10の製造方法に関する。
そして、本方法は、成形工程と、細径化工程と、引抜工程と、挿通工程とを含む。
成形工程では、第一芯線22と、第一芯線22よりも小径の第二芯線24と、が互いに離間した状態で埋設された管状本体(シース16)を、樹脂材料12により成形する。
細径化工程では、第二芯線24を細径化する。
引抜工程では、第一芯線22を管状本体(シース16)から引き抜いてメインルーメン20を形成する。
挿通工程では、細径化した第二芯線24を管状本体(シース16)から引き抜いてサブルーメン30を形成するとともに、第二芯線24の端部26に接続された操作線40をサブルーメン30に挿通する。
本発明においては、引抜工程をおこなうタイミングは特に限定されず、これを細径化工程の前におこなってもよく、または細径化工程と挿通工程との間におこなってもよく、さらには挿通工程の後におこなってもよい。
ただし、本方法では、引抜工程の後に挿通工程をおこなうものとする。さらに詳細には、本方法では細径化工程と挿通工程との間に引抜工程をおこなうものとする。
以下、本方法の各工程について、図面を用いてさらに詳細に説明する。
図4(a)は、成形工程に用いられるシース16の製造装置80の概要構成図である。同図(b)は、成形工程により成形されたシース16を長手方向に切った縦断面図である。同図(c)は、第二芯線24に細径化工程を施した状態を示す縦断面図である。
図5(a)は、引抜工程後のシース16を示す縦断面図である。同図(b)は、挿通工程を示す縦断面図である。同図(c)は、挿通工程後のシース16を示す縦断面図である。
図6は、成形工程にてダイ92より押し出される樹脂材料12、第一芯線22および第二芯線24を示す縦断面図であり、図4(a)に示す円VIの拡大断面図である。
(成形工程)
図4(a)に示す製造装置80は、押出機82と、サイジング装置84と、引取機86とを直列に配置してなる。
押出機82は、シース16を構成する外層60の樹脂材料12を投入する材料供給部90と、樹脂材料12を押し出して細線化するダイ92とを含む。
サイジング装置84は、押出機82より押し出されたシース16を冷却して所定の径に調整する装置であり、一例として水槽を用いることができる。
引取機86は、対向して走行するローラー88からなり、押出機82より押し出されてサイジング装置84で冷却されたシース16の先端を所定の引取速度で引き取る装置である。
本方法の成形工程においては、第二芯線24を樹脂材料12と共に押し出して管状本体(シース16)を成形する。
より具体的には、本方法で用いる製造装置80は、少なくとも、樹脂材料12、第一芯線22および第二芯線24をダイ92より共に押し出して、シース16における外層60を成形する。
これにより、図4(b)に示すように、樹脂材料12からなる外層60には、第一芯線22および第二芯線24が長手方向に貫通して挿通されることとなる。
本方法で用いる第一芯線22は、円柱状に形成された中芯(マンドレル)であり、引抜工程にてシース16より引き抜かれることにより、カテーテル10のメインルーメン20を形成する部材である。
また、第二芯線24は、第一芯線22よりも小径の円柱状に形成された線材であり、挿通工程にてシース16より引き抜かれることにより、カテーテル10のサブルーメン30を形成する部材である。
第一芯線22の線径はカテーテル10のメインルーメン20の内径に相当し、その半径は300〜350μm(直径に換算して600〜700μm)である。
第二芯線24の線径はカテーテル10のサブルーメン30の内径に相当し、その直径は40〜100μmである。
第一芯線22および第二芯線24の材質は特に限定されないが、高い引張強度と耐食性の観点から金属材料を好適に用いることができる。具体的には、銅または銅合金、炭素鋼やステンレス鋼(SUS)などの合金鋼、ニッケルまたはニッケル合金などを挙げることができる。
第一芯線22の表面には、任意で離型処理を施してもよい。離型処理は、フッ素系やシリコン系などの離型剤の塗布のほか、光学的または化学的な表面処理をおこなってもよい。
第一芯線22の周囲には、内層21が設けられている。
内層21には、一例として、フッ素系の熱可塑性ポリマー材料を用いることができる。より具体的には、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)やポリビニリデンフルオライド(PVDF)、ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂(PFA)などを用いることができる。
内層21にフッ素系樹脂を用いることにより、カテーテル10のメインルーメン20を通じて造影剤や薬液などを患部に供給する際のデリバリー性が良好となる。
内層21の外周面には、ワイヤ52(図1を参照)を編組してなるブレード層50が網状に被着形成されている。
ワイヤ52には、ステンレス鋼やニッケルチタン合金など金属細線のほか、ポリイミド(PI)、ポリアミドイミド(PAI)またはポリエチレンテレフタレート(PET)などの高分子ファイバーの細線を用いることができる。
ワイヤ52の断面形状は特に限定されず、丸線でも平線でもよい。
本方法の成形工程では、シース16の主材料となる樹脂材料12の押出成形により、ブレード層50の周囲に外層60を形成する。これにより、図1に示したようにブレード層50は外層60に内包される。
外層60を構成する樹脂材料12は熱可塑性ポリマーが広く用いられる。一例として、PI、PAI、PETのほか、ポリエチレン(PE)、ポリアミド(PA)、ナイロンエラストマー、ポリウレタン(PU)、エチレン−酢酸ビニル樹脂(EVA)、ポリ塩化ビニル(PVC)またはポリプロピレン(PP)などを用いることができる。
図6に示すダイ92は、アウトダイ921とインダイ922とを組み合わせてなる。
インダイ922には、メインルーメン20を形成するための主孔93と、サブルーメン30を形成するための副孔94とが形成されている。
アウトダイ921は、インダイ922より供給された樹脂材料12の外周側面を保持しつつ、これをノズル96から押し出す部材である。
主孔93および副孔94は、ダイ92の押出方向(同図左方)に、所定の長さに亘って形成されている。
また、副孔94は、主孔93の周囲に120度間隔で3個形成されている(同図では1個のみ図示)。
そして、ブレード層50および内層21が周着された第一芯線22を主孔93に挿通し、第二芯線24を副孔94に挿通した状態で、供給孔95から樹脂材料12を押し出す。これにより、ブレード層50の表面には樹脂材料12からなる外層60が被覆形成される。
成形工程においては、引取機86による引取速度のほか、サイジング装置84における冷却温度や、ダイ92とサイジング装置84との距離が調整可能である。そして、これらのパラメータを調整することにより、図4(a)に示すように、ダイ92より押し出されたシース16を遠位端側(同図における左方)に引っ張って、これを所定径に細線化することができる。
ここで、本方法の成形工程においては、第二芯線24と樹脂材料12との間に径方向にクリアランスを設けて外層60を押出成形することにより、第二芯線24と樹脂材料12との密着を防ぐ。これにより、後述する細径化工程および挿通工程において第二芯線24がサブルーメン30の内壁面に密着することを防ぎ、操作線40の良好な挿通性を図っている。
本方法の成形工程では、第二芯線24の径方向の周囲に気体材料を吹き込みながら樹脂材料を押し出して管状本体(シース16)を成形する。
より具体的には、図6に示すようにインダイ922の副孔94に対して雰囲気圧よりも高圧の気流Fを吹き込む。これにより、引取機86(図4(a)を参照)に引き取られて細線化されるシース16の内部において外層60が第二芯線24に接合することが抑えられる。また、気流Fの総圧を所定以上とすることにより、サイジング装置84でサイジングされたシース16の内部において、第二芯線24の周囲に気体46を保持することができる。
気体材料には、空気のほか、窒素などの不活性ガスを用いてもよい。
(細径化工程)
図4(c)に示す細径化工程では、成形工程で作成されたシース16に挿通されている第二芯線24を細径化する。細径化の具体的な方法は種々を採ることができる。
細径化工程の一例として、本方法では、管状本体(シース16)に埋設された第二芯線24の両端部25,26を引っ張って、第二芯線24を細径化する。
より具体的には、本方法の細径化工程においては、金属材料からなる第二芯線24を引っ張って塑性変形させることによりこれを細径化する。
細径化工程では、同図(c)に矢印で示すように、第二芯線24の端部25,26を互いに逆方向に牽引する。
このため、同図(b)に示すように、成形工程にて成形されたシース16の長手方向の両端からは、第二芯線24の端部25,26をそれぞれ露出させておくとよい。
そして、第二芯線24の牽引は、端部25,26にチャック治具(図示せず)を装着しておこなうことができる。
これにより、第二芯線24のポアソン比にしたがって第二芯線24は径方向に縮小して細線化する。
なお、細径化工程は、第一芯線22の両端を保持具(図示せず)で保持した状態でおこなうとよい。したがって、細径化工程の時点では、第一芯線22をシース16に挿通したまま残置し、第一芯線22の長手方向の両端部をシース16から突出させておくとよい。
これにより、シース16は大径の第一芯線22に対して強く密着しており、第二芯線24の両端部25,26を牽引するときにシース16が追随して延伸してしまうことを防止することができる。
一方、サイジング装置84で冷却硬化したシース16(外層60)には、細径化前の第二芯線24の外径に対応する空孔がサブルーメン30として穿設されている。このため、細線化した第二芯線24はサブルーメン30に対して遊挿された状態となる。
細径化工程における第二芯線24の縮径率は、第二芯線24が引張破断せず、また第二芯線24がサブルーメン30より抜去可能な程度に細線化されている限り、特に限定されない。
また、本方法のように第二芯線24を塑性的に細線化することにより、チャック治具による引張力の抜重時に第二芯線24の線径が初期径に回復することがない。これにより、後述する挿通工程においては第二芯線24の両端に引張力を負荷する必要がなく作業性に優れる。
なお、本方法における細径化工程の他の例として、第二芯線24を熱収縮させてもよい。
すなわち、第二芯線24が管状本体(シース16)よりも線膨張係数の大きい材料からなり、細径化工程において、第二芯線24を管状本体(シース16)に対して熱収縮させることにより第二芯線24を細線化してもよい。
より具体的には、サイジング装置84における成形温度からさらにシース16の全体を常温未満に冷却してシース16および第二芯線24を熱収縮させるとともに、両者の線膨張係数の差異を利用してシース16と第二芯線24とを離間させてもよい。
(引抜工程)
引抜工程では、第一芯線22を管状本体(シース16)から引き抜いてメインルーメン20を形成する。図5(a)は、引抜工程後のシース16を示している。
上述のように、本方法では、第一芯線22に離型処理を施しておくことにより、第一芯線22と内層21との界面強度は、ブレード層50や内層21と外層60との界面強度よりも小さくすることができる。これにより、シース16に対して第一芯線22を長手方向に剪断することで、シース16の内部にブレード層50と内層21を残置して第一芯線22をシース16から引き抜くことができる。
第一芯線22が引き抜かれたシース16には、同図に示すようにメインルーメン20が通孔形成される。
第二芯線24の端部26には、同図に示すように、操作線40が接続される。
操作線40を第二芯線24に接続するタイミングは、引抜工程の前でも後でもよい。
操作線40は、細径化工程で細径化された第二芯線24よりも細径である。
また、操作線40と第二芯線24の端部26との接続に関しては、たとえば接着剤により両者を接続するとよい。これにより、第二芯線24と操作線40とは端部同士が突き当てとなり、操作線40が第二芯線24の外径を超えて径方向に突出することがない。このため、サブルーメン30に対して操作線40がスムーズに挿通される。
本方法に用いる操作線40の材料としては、たとえば、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、PIもしくはPTFEなどの高分子ファイバー、または、SUS、耐腐食性被覆した鋼鉄線、チタンもしくはチタン合金などの可撓性の金属線を用いることができる。
本方法で用いる操作線40は、上述のように30〜60μmときわめて小径である。
(挿通工程)
図5(b)に示す挿通工程では、細径化された第二芯線24をシース16から引き抜いてサブルーメン30を形成するとともに、第二芯線24に接続された操作線40をサブルーメン30に挿通する。
本方法は、細径化された第二芯線24を縫い針のごとく用いることにより、操作線40をサブルーメン30に引き込むことができる。これにより、従来の押し込み方法によることなく、極小径かつ可撓性の操作線40をサブルーメン30に容易に挿通することが可能となる。
ここで、細径化工程に先だって第一芯線22をシース16より引き抜くことにより、挿通工程において第二芯線24や操作線40が外層60から径方向にうける圧力が低減し、操作線40の挿通性が良行となる。
同図(c)は、第二芯線24をシース16から完全に引き抜いてサブルーメン30の内部を第二芯線24から操作線40に置換した状態を示している。
操作線40は、シース16の遠位端部15から近位端部17まで挿通されている。
(その他工程)
本方法では、操作線40の挿通後の工程として、シース16の先端部外周にマーカー66を圧締するとともに操作線40の先端をマーカー66に固定するマーカー被着工程と、外層60の外周に親水性のコート層64を形成する親水化工程とをおこなう。
以上により、本実施形態のカテーテル10を得ることができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成される限りにおける種々の変形、改良等の態様も含む。
上記実施形態では、外層60の成形工程において樹脂材料12とともに第一芯線22と第二芯線24を共に押し出す態様を例示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、治具に保持された第一芯線22や第二芯線24に対して樹脂材料12を塗工形成してもよく、またはテープ(リボン)状に予め成形した樹脂材料12を第一芯線22や第二芯線24に巻き付けて外層60を成形してもよい。
また、本方法では、第二芯線24の周囲に気流Fを吹き込みながら樹脂材料12を押し出す方法を例示したが、本発明はこれに限られない。気流Fの吹き付けに代えて、水溶性もしくは溶剤可溶性の固体、または液体の充填材料を、第二芯線24の周囲に被着させた状態で樹脂材料12と共に押出成形してもよい。そして、成形されたシース16より充填材料を洗浄するなどして除去し、第二芯線24とシース16(外層60)との間にクリアランスを形成することができる。
これにより、細径化工程においては第二芯線24が外層60の内壁面に付着することを防止し、挿通工程においては第二芯線24をシース16より容易に引き抜くことができる。
また、上記実施形態においては、サブルーメン30をブレード層50の外部に形成する態様を例示したが、本発明はこれに限られない。すなわち、サブルーメン30を内層21の内部に形成し、その周囲にブレード層50を設けてもよい。
上記変形例にかかるカテーテル10は、成形工程において、押出工程、編成工程および外層形成工程を経て作成することができる。作成方法の一例を以下に示す。
押出工程では、第一芯線22および第二芯線24と共に、内層21の成形材料をダイ92(図6を参照)より押し出す。これにより、内層21の内部に第二芯線24を内包させる。
編成工程では、押し出された内層21の周囲にブレード層50を編成する。
そして、外層形成工程では、ブレード層50が編成されたカテーテル10の周囲に、内層21の成形材料と同種または異種の樹脂材料からなる外層60を形成する。
本変形例のようにサブルーメン30の外周をブレード層50で保護することにより、操作時に操作線40に過剰な引張力が付与されたとしても操作線40がカテーテル10を突き破って外部に露出してしまうことがない。
なお、サブルーメン30が形成された内層21の先端部には、任意でマーカー66を装着し、操作線40の先端を固定する。そして、外層60のさらに周囲には、親水性のコート層64を形成するとよい。
また、本方法においては、引取機86(図4(a)を参照)による引取速度を調整することにより、カテーテル10の可撓性を、近位端PE側から遠位端DE側に向かって複数段階に、または連続的に、増大させることができる。
これにより、カテーテル10の遠位端部15における屈曲性を十分に確保しつつ、操作時に曲げモーメントがもっとも負荷される近位端部17におけるカテーテル10の曲げ強度を十分に得ることができる。
また、本方法では、図6に示したように、ダイ92の基端面(図中、右端面)に副孔94が設けられて第二芯線24を押し出しているが、本発明はこれに限られない。たとえば、アウトダイ921の側方に副孔94を設けて、第二芯線24を樹脂材料12と共に押し出してシース16を成形してもよい。
また、本実施形態のカテーテル10は3本の操作線40がそれぞれサブルーメン30に対して摺動可能に挿通されているが、本発明はこれに限られない。操作線40は1本、2本または4本以上でもよい。また、サブルーメン30は、操作線40と同数であってもよく、または異数であってもよい。すなわち、サブルーメン30の内部には複数本の操作線40を挿通してもよく、または操作線40が挿通されていないサブルーメン30をシース16に設けてもよい。
10 カテーテル
12 樹脂材料
15 遠位端部
16 シース
17 近位端部
20 メインルーメン
21 内層
22 第一芯線
24 第二芯線
25,26 端部
30 サブルーメン
40 操作線
41 近位端
46 気体
50 ブレード層
52 ワイヤ
60 外層
64 コート層
66 マーカー
70 操作部
80 製造装置
82 押出機
84 サイジング装置
86 引取機
88 ローラー
90 材料供給部
92 ダイ
DE 遠位端
PE 近位端
F 気流

Claims (9)

  1. メインルーメンと、前記メインルーメンよりも小径のサブルーメンと、前記サブルーメンに摺動可能に挿通された操作線と、を備えるとともに樹脂材料からなるカテーテルの製造方法であって、
    第一芯線と、前記第一芯線よりも小径の第二芯線と、が互いに離間した状態で埋設された管状本体を、前記樹脂材料により成形する成形工程と、
    前記第二芯線を細径化する細径化工程と、
    前記第一芯線を前記管状本体から引き抜いて前記メインルーメンを形成する引抜工程と、
    細径化した前記第二芯線を前記管状本体から引き抜いて前記サブルーメンを形成するとともに、前記第二芯線の端部に接続された前記操作線を前記サブルーメンに挿通する挿通工程と、
    を含むカテーテルの製造方法。
  2. 前記細径化工程において、前記管状本体に埋設された前記第二芯線の両端部を引っ張って、前記第二芯線を細径化することを特徴とする請求項1に記載のカテーテルの製造方法。
  3. 前記第二芯線が金属材料からなり、
    前記細径化工程において、前記第二芯線を引っ張って塑性変形させることを特徴とする請求項2に記載のカテーテルの製造方法。
  4. 前記引抜工程の後に前記挿通工程をおこなうことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のカテーテルの製造方法。
  5. 前記細径化工程と前記挿通工程との間に前記引抜工程をおこなうことを特徴とする請求項4に記載のカテーテルの製造方法。
  6. 前記第二芯線が前記管状本体よりも線膨張係数の大きい材料からなり、
    前記細径化工程において、前記第二芯線を前記管状本体に対して熱収縮させることにより前記第二芯線を細径化する請求項1に記載のカテーテルの製造方法。
  7. 前記操作線が、前記細径化工程で細径化された前記第二芯線よりも細径であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のカテーテルの製造方法。
  8. 前記成形工程において、前記第二芯線を前記樹脂材料と共に押し出して前記管状本体を成形することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のカテーテルの製造方法。
  9. 前記成形工程において、前記第二芯線の径方向の周囲に気体材料を吹き込みながら前記樹脂材料を押し出して前記管状本体を成形することを特徴とする請求項8に記載のカテーテルの製造方法。
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