JP5239427B2 - 空気調和装置の更新方法 - Google Patents

空気調和装置の更新方法

Info

Publication number
JP5239427B2
JP5239427B2 JP2008070398A JP2008070398A JP5239427B2 JP 5239427 B2 JP5239427 B2 JP 5239427B2 JP 2008070398 A JP2008070398 A JP 2008070398A JP 2008070398 A JP2008070398 A JP 2008070398A JP 5239427 B2 JP5239427 B2 JP 5239427B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
communication pipe
refrigerant communication
pressure gas
low
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008070398A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009222363A (ja
Inventor
貴弘 山口
忠史 西村
道雄 森脇
秀治 古井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2008070398A priority Critical patent/JP5239427B2/ja
Publication of JP2009222363A publication Critical patent/JP2009222363A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5239427B2 publication Critical patent/JP5239427B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Description

冷暖同時運転が可能な空気調和装置の更新方法および冷暖同時運転が可能な空気調和装置であって、冷凍性能に優れた特性を有する冷媒を利用した空気調和装置への更新方法および冷凍性能に優れた特性を有する冷媒を利用した空気調和装置に関する。
従来、複数の利用ユニットを有する空気調和装置において、冷房運転状態の利用ユニットと暖房運転状態の利用ユニットとを混在させる冷暖同時運転が可能な空気調和装置がある。このような空気調和装置には、冷媒連絡配管が3本である3管式の空気調和装置がある(特許文献1参照)。
そして、このような冷媒回路に充填される冷媒として、特許文献2に示されるような、分子式:C3mn(但し、m=1〜5、n=1〜5、かつ、m+n=6)で示され、かつ、分子構造中に二重結合を1個有する冷媒がある。この冷媒は、成績係数等の冷凍性能が優れており、オゾン層の破壊に寄与しないことが知られている(特許文献2参照)。このような、上述の特許文献2に示される冷媒は、成績係数等の冷凍性能が優れている点やオゾン層の破壊への影響が小さい点以外に、地球温暖化係数(GWP)が低い特性を有している(以下、この冷媒を新冷媒とする)。このため、この冷媒を用いることによって、冷凍性能が優れた冷凍装置を提供することができる。
特開2005−337659号公報 特開平4−110388号公報
しかしながら、特許文献1のような従来からよく使用されているHCFC−22やHFC−410Aなどを利用した3管式の空気調和装置を、特許文献2に利用されている新冷媒を利用した空気調和装置に更新する場合に、新冷媒は沸点が高く冷媒のガス密度が低いという特性があるために、ガス側の配管を太くする必要がある。したがって、冷媒連絡配管を保護しているカバーを交換したり、建物の躯体に開けられた冷媒連絡配管を通すために貫通孔をより大きなものにしたりする必要が出てくる可能性がある。さらに、貫通孔をより大きなものにするには、躯体に埋設されている電気配線や各種配管などを破損させないように貫通孔を開ける位置を検討しなければならず、場合によってはX線を利用して躯体に電気配線や各種配管などが埋設されていないかを確認する調査が必要になる。このため、更新工事にかかるコストが大きくなる恐れがある。
本発明の課題は、冷暖同時運転が可能で、分子式:C3mn(但し、m=1〜5、n=1〜5、かつ、m+n=6)で示され、かつ、分子構造中に二重結合を1個有する冷媒からなる単一冷媒、又は、この冷媒を含む混合冷媒を利用した空気調和装置の更新工事にかかるコストを低減できる空気調和装置の更新方法を提供することにある。
第1発明に係る空気調和装置の更新方法は、第1空気調和装置を第2空気調和装置に更新する空気調和装置の更新方法である。第1空気調和装置は、第1冷媒回路を有する。第1冷媒回路は、第1熱源ユニットと、第1利用ユニットと、第1膨張機構と、液冷媒連絡配管、高圧ガス冷媒連絡配管、および低圧ガス冷媒連絡配管とを含む。また、第1冷媒回路は、作動冷媒として第1冷媒を利用する。そして、第1熱源ユニットは、第1圧縮機と第1熱源側熱交換器とを有する。第1利用ユニットは、第1利用側熱交換器を有する。液冷媒連絡配管、高圧ガス冷媒連絡配管、および低圧ガス冷媒連絡配管は、第1熱源ユニットと第1利用ユニットとを接続する。また、第2空気調和装置は、第2冷媒回路を有する。第2冷媒回路は、第1熱源ユニットを第2熱源ユニットに置換したものであり、作動冷媒として第1冷媒に替えて第2冷媒を利用する。ここで、第2冷媒は、分子式:C3mn(但し、m=1〜5、n=1〜5、かつ、m+n=6)で示され、かつ、分子構造中に二重結合を1個有する冷媒からなる単一冷媒、または、単一冷媒を含む混合冷媒である。そして、液冷媒連絡配管、高圧冷媒連絡配管、および低圧冷媒連絡配管を、高圧ガス状態の冷媒または過冷却液状態の冷媒が通過する高圧第2冷媒連絡配管、および低圧の気液二相状態の冷媒または低圧ガス状態の冷媒が通過する低圧第2冷媒連絡配管に更新する。高圧ガス冷媒連絡配管および低圧ガス冷媒連絡配管のうちの一方を高圧第2冷媒連絡配管として利用し、高圧ガス冷媒連絡配管および低圧ガス冷媒連絡配管のうちの他方と液冷媒連絡配管とを並列に接続して低圧第2冷媒連絡配管として利用する。
本発明では、第1冷媒を利用しており冷媒連絡配管が3管式の空気調和装置を、第1冷媒よりも冷凍性能に優れた第2冷媒を利用した空気調和装置に更新する更新方法であって、液冷媒連絡配管、高圧冷媒連絡配管、および低圧冷媒連絡配管を、高圧ガス状態の冷媒または過冷却液状態の冷媒が通過する高圧第2冷媒連絡配管、および低圧の気液二相状態の冷媒または低圧ガス状態の冷媒が通過する低圧第2冷媒連絡配管に更新する。
このように本発明では、冷凍性能に優れた冷媒を利用しつつ、冷媒連絡配管の本数を3本から2本に減らしているため、冷媒連絡配管を束ねたものの外径を維持したままで、更新後の冷媒連絡配管の1本当たりの配管径を、更新前の冷媒連絡配管の1本当たりの配管径よりも大きくすることができる。これにより、新たに冷媒連絡配管のカバーの更新や、建物の躯体に開けられている貫通孔を広げる工事を行わなくても済む。このため、更新工事にかかるコストを抑えることができる。
また、第1空気調和装置から第2空気調和装置へ更新するのに、既設配管を流用した上で、冷媒連絡配管の配管径(流路断面積)を大きくすることができるため、更新工事にかかるコストを抑えることができる。
第2発明に係る空気調和装置の更新方法は、第1空気調和装置を第2空気調和装置に更新する空気調和装置の更新方法である。第1空気調和装置は、第1冷媒回路を有する。第1冷媒回路は、第1熱源ユニットと、第1利用ユニットと、第1膨張機構と、液冷媒連絡配管、高圧ガス冷媒連絡配管、および低圧ガス冷媒連絡配管とを含む。また、第1冷媒回路は、作動冷媒として第1冷媒を利用する。そして、第1熱源ユニットは、第1圧縮機と第1熱源側熱交換器とを有する。第1利用ユニットは、第1利用側熱交換器を有する。液冷媒連絡配管、高圧ガス冷媒連絡配管、および低圧ガス冷媒連絡配管は、第1熱源ユニットと第1利用ユニットとを接続する。また、第2空気調和装置は、第2冷媒回路を有する。第2冷媒回路は、第1熱源ユニットを第2熱源ユニットに置換したものであり、作動冷媒として第1冷媒に替えて第2冷媒を利用する。ここで、第2冷媒は、分子式:C3mn(但し、m=1〜5、n=1〜5、かつ、m+n=6)で示され、かつ、分子構造中に二重結合を1個有する冷媒からなる単一冷媒、または、単一冷媒を含む混合冷媒である。そして、液冷媒連絡配管、高圧冷媒連絡配管、および低圧冷媒連絡配管を、高圧ガス状態の冷媒または過冷却液状態の冷媒が通過する高圧第2冷媒連絡配管、および低圧の気液二相状態の冷媒または低圧ガス状態の冷媒が通過する低圧第2冷媒連絡配管に更新する。液冷媒連絡配管と、高圧ガス冷媒連絡配管および低圧ガス冷媒連絡配管のうちの一方とを、高圧ガス冷媒連絡配管および低圧ガス冷媒連絡配管のうちの他方よりも配管径が大きい配管に、低圧第2冷媒連絡配管として更新する。
本発明では、第1冷媒を利用しており冷媒連絡配管が3管式の空気調和装置を、第1冷媒よりも冷凍性能に優れた第2冷媒を利用した空気調和装置に更新する更新方法であって、液冷媒連絡配管、高圧冷媒連絡配管、および低圧冷媒連絡配管を、高圧ガス状態の冷媒または過冷却液状態の冷媒が通過する高圧第2冷媒連絡配管、および低圧の気液二相状態の冷媒または低圧ガス状態の冷媒が通過する低圧第2冷媒連絡配管に更新する。
このように本発明では、冷凍性能に優れた冷媒を利用しつつ、冷媒連絡配管の本数を3本から2本に減らしているため、冷媒連絡配管を束ねたものの外径を維持したままで、更新後の冷媒連絡配管の1本当たりの配管径を、更新前の冷媒連絡配管の1本当たりの配管径よりも大きくすることができる。これにより、新たに冷媒連絡配管のカバーの更新や、建物の躯体に開けられている貫通孔を広げる工事を行わなくても済む。このため、更新工事にかかるコストを抑えることができる。
また、第1空気調和装置から第2空気調和装置へ更新するのに、既設配管の一部を流用した上で、各冷媒連絡配管を束ねたものの外径を維持したままで、1本当たりの配管径を大きくすることができ、更新工事にかかるコストを抑えることができる。
発明に係る空気調和装置の更新方法は、第1発明または発明係る空気調和装置の更新方法であって、第1空気調和装置は、第1利用ユニットを複数有する。そして、第1空気調和装置は、冷房運転状態の第1利用ユニットと暖房運転状態の第1利用ユニットとが混在した状態で運転可能である。また、第2空気調和装置は、第2熱源ユニットに対応する第2利用ユニットを複数有する。そして、冷房運転状態の第2利用ユニットと暖房運転状態の第2利用ユニットとが混在した状態で運転可能である。
本発明では、第1空気調和装置は、第1利用ユニットを複数有する冷暖房同時運転が可能な空気調和装置であり、第2空気調和装置も同様に第2利用ユニットを複数有する冷暖同時運転が可能である。したがって、第1空気調和装置が冷暖房同時運転可能な空気調和装置であっても、新冷媒を用いた第2空気調和装置に更新するのに、冷媒連絡配管を3管式から2管式へ更新するため更新工事にかかるコストを抑えることができる。
発明に係る空気調和装置の更新方法は、第1発明から第発明のいずれかに係る空気調和装置の更新方法であって、第1空気調和装置は、第1切換機構をさらに有する。第1切換機構は、第1状態と第2状態とを切換可能である。第1状態では、第1利用側熱交換器を蒸発器として機能させる。第2状態では、第1利用側熱交換器を凝縮器として機能させる。また、第2空気調和装置は、第2切換機構をさらに有する。第2切換機構は、第3状態と第4状態とを切換可能である。第3状態では、第2利用側熱交換器を蒸発器として機能させる。第4状態では、第2利用側熱交換器を凝縮器として機能させる。
本発明では、第1空気調和装置は、第1利用ユニットの冷房運転状態と暖房運転状態とを切換可能な第1切換機構を有している。また、第2空気調和装置は、第2利用ユニットの冷房運転状態と暖房運転状態とを切換可能な第2切換機構を有している。したがって、第1空気調和装置が冷暖房同時運転可能な空気調和装置であっても、新冷媒を用いた第2空気調和装置に更新するのに、冷媒連絡配管を3管式から2管式へ更新するため更新工事にかかるコストを抑えることができる。
発明に係る空気調和装置の更新方法は、第1発明から第発明のいずれかに係る空気調和装置の更新方法であって、第2冷媒は、2、3、3、3−テトラフルオロ−1−プロペンからなる単一冷媒である。
発明に係る空気調和装置の更新方法は、第1発明から第発明のいずれかに係る空気調和装置の更新方法であって、第2冷媒は、2、3、3、3−テトラフルオロ−1−プロペンとジフルオロメタンとの混合冷媒である。
発明に係る空気調和装置の更新方法は、第1発明から第発明のいずれかに係る空気調和装置の更新方法であって、第2冷媒は、2、3、3、3−テトラフルオロ−1−プロペンとペンタフルオロエタンとの混合冷媒である。
第1発明に係る空気調和装置の更新方法では、冷凍性能に優れた冷媒を利用しつつ、冷媒連絡配管の本数を3本から2本に減らしているため、冷媒連絡配管を束ねたものの外径を維持したままで、更新後の冷媒連絡配管の1本当たりの配管径を、更新前の冷媒連絡配管の1本当たりの配管径よりも大きくすることができる。これにより、新たに冷媒連絡配管のカバーの更新や、建物の躯体に開けられている貫通孔を広げる工事を行わなくても済む。このため、更新工事にかかるコストを抑えることができる。また、第1空気調和装置から第2空気調和装置へ更新するのに、既設配管を流用した上で、冷媒連絡配管の配管径(流路断面積)を大きくすることができるため、更新工事にかかるコストを抑えることができる。
第2発明に係る空気調和装置の更新方法では、冷凍性能に優れた冷媒を利用しつつ、冷媒連絡配管の本数を3本から2本に減らしているため、冷媒連絡配管を束ねたものの外径を維持したままで、更新後の冷媒連絡配管の1本当たりの配管径を、更新前の冷媒連絡配管の1本当たりの配管径よりも大きくすることができる。これにより、新たに冷媒連絡配管のカバーの更新や、建物の躯体に開けられている貫通孔を広げる工事を行わなくても済む。このため、更新工事にかかるコストを抑えることができる。第1空気調和装置から第2空気調和装置へ更新するのに、既設配管の一部を流用した上で、各冷媒連絡配管を束ねたものの外径を維持したままで、1本当たりの配管径を大きくすることができ、更新工事にかかるコストを抑えることができる。
発明に係る空気調和装置の更新方法では、第1空気調和装置が冷暖房同時運転可能な空気調和装置であっても、新冷媒を用いた第2空気調和装置に更新するのに、冷媒連絡配管を3管式から2管式へ更新するため更新工事にかかるコストを抑えることができる。
発明に係る空気調和装置の更新方法では、第1空気調和装置が冷暖房同時運転可能な空気調和装置であっても、新冷媒を用いた第2空気調和装置に更新するのに、冷媒連絡配管を3管式から2管式へ更新するため更新工事にかかるコストを抑えることができる。
本実施形態の空気調和装置の更新方法は、従来冷媒であるHFC−410Aを利用した3管式の冷暖同時マルチ空気調和装置を、新冷媒である2、3、3、3−テトラフルオロ−1−プロペンを利用した2管式の冷暖同時マルチ空気調和装置に更新工事する際の更新方法である。以下に、3管式の冷暖同時マルチ空気調和装置を第1空気調和装置1aとして、2管式の冷暖同時マルチ空気調和装置を第2空気調和装置1bとして、それぞれの構成について説明する。
<3管式の冷暖同時マルチ空気調和装置>
本実施形態の第1空気調和装置1aは、図1に示すように、主として、複数台(ここでは、2台)の利用ユニットとしての室内ユニット4a、5aと、熱源ユニットとしての室外ユニット2と、冷媒連絡配管6a、7a、8aとを備えている、いわゆる3管式の冷暖同時マルチ空気調和装置である。
(1)室内ユニット
室内ユニット4a、5aは、ビル等の室内の天井に埋め込みや吊り下げ等により、または、室内の壁面に壁掛け等により設置されている。室内ユニット4a、5aは、液冷媒連絡配管6a、低圧ガス冷媒連絡配管7a、および高圧ガス冷媒連絡配管8aを介して室外ユニット2に接続されており、冷媒回路10aの一部を構成している。
次に、室内ユニット4a、5aの構成について説明する。なお、室内ユニット4aと室内ユニット5aとは同様の構成であるため、ここでは、室内ユニット4aの構成のみ説明し、室内ユニット5aの構成については、それぞれ、室内ユニット4aの各部を示す40番台の符号の代わりに50番台の符号を付して、各部の説明を省略する。
室内ユニット4aは、主として、冷媒回路10aの一部を構成する室内側冷媒回路11a(室内ユニット5では、室内側冷媒回路12a)を有している。この室内側冷媒回路11aは、主として、膨張機構としての室内膨張弁41aと、利用側熱交換器としての室内熱交換器42aとを有している。
本実施形態において、室内膨張弁41aは、室内側冷媒回路11a内を流れる冷媒の流量の調節等を行うために、室内熱交換器42aの液側に接続された電動膨張弁であり、冷媒の通過を遮断することも可能である。
本実施形態において、室内熱交換器42aは、伝熱管と多数のフィンとにより構成されたクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器であり、冷房運転時には冷媒の蒸発器として機能して室内空気を冷却し、暖房運転時には冷媒の凝縮器として機能して室内空気を加熱する熱交換器である。なお、本実施形態において、室内熱交換器42aは、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器であるが、これに限定されず、他の型式の熱交換器であってもよい。
本実施形態において、室内ユニット4aは、ユニット内に室内空気を吸入して、室内熱交換器42aにおいて冷媒と熱交換させた後に、供給空気として室内に供給するための送風ファンとしての室内ファン43aを有している。室内ファン43aは、室内熱交換器42aに供給する空気の風量を可変することが可能なファンであり、本実施形態において、DCファンモータ等からなるモータ44aによって駆動される遠心ファンや多翼ファン等である。
(2)室外ユニット
室外ユニット2aは、ビル等の室外に設置されており、液冷媒連絡配管6a、低圧ガス冷媒連絡配管7a、および高圧ガス冷媒連絡配管8aを介して室内ユニット4a、5aに接続されており、室内ユニット4a、5aとともに冷媒回路10aを構成している。
次に、室外ユニット2aの構成について説明する。室外ユニット2aは、主として、冷媒回路10aの一部を構成する室外側冷媒回路13aを有している。この室外側冷媒回路13aは、主として、圧縮機21aと、三方切換弁23aと、熱源側熱交換器としての室外熱交換器24aと、膨張機構としての室外膨張弁31aと、アキュムレータ25aと、液側閉鎖弁26aと、吸入ガス側閉鎖弁27aと、吐出ガス側閉鎖弁28aと、高圧遮断弁34aと、室外ファン29aとを有している。
圧縮機21aは、運転容量を可変することが可能な圧縮機であり、本実施形態において、インバータにより回転数が制御されるモータ22aによって駆動される容積式圧縮機である。なお、本実施形態において、圧縮機21aは、1台のみであるが、これに限定されず、室内ユニットの接続台数等に応じて、2台以上の圧縮機が並列に接続されていてもよい。
三方切換弁23aは、室外熱交換器24aを凝縮器として機能させる際(以下、凝縮運転状態とする)には圧縮機21aの吐出側と室外熱交換器24aのガス側とを接続し、室外熱交換器24aを蒸発器として機能させる際(以下、蒸発運転状態とする)には圧縮機21aの吸入側と室外熱交換器24aのガス側とを接続するように、室外側冷媒回路13a内における冷媒の流路を切り換えるための弁である。
本実施形態において、室外熱交換器23aは、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器である。室外熱交換器23aは、冷房運転時には冷媒の凝縮器として機能し、暖房運転時には冷媒の蒸発器として機能する熱交換器である。室外熱交換器23aは、そのガス側が三方切換弁23aに接続され、その液側が室外膨張弁31aに接続されている。
本実施形態において、室外膨張弁31aは、室外側冷媒回路13a内を流れる冷媒の圧力や流量等の調節を行うために、冷房運転を行う際の冷媒回路10aにおける冷媒の流れ方向において室外熱交換器24aの下流側であって液側閉鎖弁26aの上流側に配置された(本実施形態においては、室外熱交換器24aの液側に接続されている)電動膨張弁であり、冷媒の通過を遮断することも可能である。
本実施形態において、室外ユニット2aは、ユニット内に室外空気を吸入して、室外熱交換器24aにおいて冷媒と熱交換させた後に、室外に排出するための送風ファンとしての室外ファン29aを有している。この室外ファン29aは、室外熱交換器24aに供給する空気の風量を可変することが可能なファンであり、本実施形態において、DCファンモータ等からなるモータ30aによって駆動されるプロペラファン等である。
アキュムレータ25aは、三方切換弁23aと圧縮機21aとの間に接続されており、室内ユニット4a、5aの運転負荷の変動等に応じて冷媒回路10a内に発生する余剰冷媒を溜めることが可能な容器である。
また、圧縮機21aの吐出側と三方切換弁23aとの間には、吐出ガス側閉鎖弁28aを介して高圧ガス冷媒連絡配管8aが接続されている。これにより、圧縮機21aにおいて圧縮および吐出された高圧のガス冷媒を三方切換弁23aの切り換え動作に関係なく、室内ユニット4a、5aに供給できるようになっている。また、圧縮機21aの吸入側には、吸入ガス側閉鎖弁27aを介して低圧ガス冷媒連絡配管7aが接続されている。これにより、室内ユニット4a、5aから戻る低圧のガス冷媒を三方切換弁23aの切り換え動作に関係なく、圧縮機21aの吸入側に戻すことができるようになっている。また、高低圧連通管32aは、圧縮機21aの吐出側と三方切換弁23aとの間の位置と高圧ガス冷媒連絡配管8aとの間を結ぶ冷媒管と、圧縮機21aの吸入側と低圧ガス冷媒連絡配管7aとの間を結ぶ冷媒管とを連通させる冷媒管であり、冷媒の通過を遮断することが可能な高低圧連通弁33aを有している。これにより、必要に応じて、低圧ガス冷媒連絡配管7aと高圧ガス冷媒連絡配管8aとを互いに連通させた状態にすることができるようになっている。また、高圧遮断弁34aは、圧縮機21aの吐出側と三方切換弁23aとの間の位置と高圧ガス冷媒連絡配管8aとの間を結ぶ冷媒管に設けられており、必要に応じて、圧縮機21aから吐出された高圧のガス冷媒を高圧ガス冷媒連絡配管8aに送るのを遮断することを可能にしている。本実施形態において、高圧遮断弁34aは、圧縮機21aの吐出側と三方切換弁23aとの間の位置と高圧ガス冷媒連絡配管8aとの間を結ぶ冷媒管に高低圧連通管32aが接続された位置よりも圧縮機21aの吐出側に配置されている。本実施形態において、高低圧連通弁33aおよび高圧遮断弁34aは、電磁弁である。なお、本実施形態においては、凝縮運転状態と蒸発運転状態とを切り換えるための機構として、三方切換弁23aを使用しているが、これに限定されるものではなく、四路切換弁や複数の電磁弁等で構成したものを使用してもよい。
(3)接続ユニット
ところで、室内ユニット4a、5aは、室内熱交換器42a、52aのガス側が接続ユニット61a、71aを介して低圧ガス冷媒連絡配管7aおよび高圧ガス冷媒連絡配管8aに切り換え可能に接続されている。接続ユニット61a、71aは、主として、冷暖切換弁62a、72aを備えている。冷暖切換弁62a、72aは、室内ユニット4a、5aが冷房運転を行う場合には室内ユニット4a、5aの室内熱交換器42a、52aのガス側と低圧ガス冷媒連絡配管7aとを接続する状態(以下、冷房運転状態とする)と、室内ユニット4a、5aが暖房運転を行う場合には室内ユニット4a、5aの室内熱交換器42a、52aのガス側と高圧ガス冷媒連絡配管8aとを接続する状態(以下、暖房運転状態とする)との切り換えを行う切換機構として機能する弁である。なお、本実施形態においては、冷房運転状態と暖房運転状態とを切り換えるための機構として、三方切換弁からなる冷暖切換弁62a、72aを使用しているが、これに限定されるものではなく、四路切換弁や複数の電磁弁等で構成したものを使用してもよい。
このような第1空気調和装置1aの構成により、室内ユニット4a、5aは、例えば、室内ユニット4aを冷房運転しつつ、室内ユニット5aを暖房運転する等の、いわゆる、冷暖同時運転を行うことが可能になっている。
<2管式の冷暖同時マルチ空気調和装置>
本実施形態の第2空気調和装置1bは、図2に示すように、主として、複数台(ここでは、2台)の利用ユニットとしての室内ユニット4b、5bと、熱源ユニットとしての室外ユニット2bと、冷媒連絡配管6b、7bとを備えている、いわゆる2管式の冷暖同時マルチ空気調和装置である。
(1)室内ユニット
室内ユニット4b、5bは、第1空気調和装置1aの室内ユニット4a、5aとは同様の構成であるため、ここでは、それぞれ、室内ユニット4a、5aのXaの符合の代わりにXbの符号を付して、各部の説明を省略する。なお、Xには、10番第、40番台、および50番台の数字が入る。
(2)室外ユニット
室外ユニット2bは、ビル等の室外に設置されており、高圧第2冷媒連絡配管としての高圧冷媒連絡配管6bおよび低圧第2冷媒連絡配管としての低圧冷媒連絡配管7bを介して室内ユニット4b、5bに接続されており、室内ユニット4b、5bとともに冷媒回路10bを構成している。
次に、室外ユニット2bの構成について説明する。室外ユニット2bは、主として、冷媒回路10bの一部を構成する室外側冷媒回路13bを有している。この室外側冷媒回路13bは、主として、圧縮機21bと、四路切換弁23bと、熱源側熱交換器としての室外熱交換器24bと、第1アキュムレータ25bと、流路切換機構35bと、高圧側閉鎖弁26bと、低圧側閉鎖弁27bとを有している。
圧縮機21bは、運転容量を可変することが可能な圧縮機であり、本実施形態において、インバータにより回転数が制御されるモータ22bによって駆動される容積式圧縮機である。なお、本実施形態において、圧縮機21bは、1台のみであるが、これに限定されず、室内ユニットの接続台数等に応じて、2台以上の圧縮機が並列に接続されていてもよい。
四路切換弁23bは、室外熱交換器24bを凝縮器として機能させる際(以下、凝縮運転状態とする)には圧縮機21bの吐出側と室外熱交換器24bのガス側とを接続し、室外熱交換器24bを蒸発器として機能させる際(以下、蒸発運転状態とする)には圧縮機21bの吸入側と室外熱交換器24bのガス側とを接続するように、室外側冷媒回路13b内における冷媒の流路を切り換えるための弁である。
本実施形態において、室外熱交換器23bは、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器である。室外熱交換器23bは、冷房運転時には冷媒の凝縮器として機能し、暖房運転時には冷媒の蒸発器として機能する熱交換器である。室外熱交換器23bは、そのガス側が四路切換弁23bに接続され、その液側が高圧側閉鎖弁26bに接続されている。
本実施形態において、室外ユニット2bは、ユニット内に室外空気を吸入して、室外熱交換器24bにおいて冷媒と熱交換させた後に、室外に排出するための送風ファンとしての室外ファン29bを有している。この室外ファン29bは、室外熱交換器24bに供給する空気の風量を可変することが可能なファンであり、本実施形態において、DCファンモータ等からなるモータ30bによって駆動されるプロペラファン等である。
第1アキュムレータ25bは、四路切換弁23bと圧縮機21bとの間に接続されており、室内ユニット4b、5bの運転負荷の変動等に応じて冷媒回路10b内に発生する余剰冷媒を溜めることが可能な容器である。
流路切換機構35bは、室外熱交換器24bと高圧冷媒連絡配管6bとの間に設けられた逆止弁31bと、四路切換弁23bと低圧冷媒連絡配管7bとの間に設けられた逆止弁32bと、四路切換弁23bと高圧冷媒連絡配管6bとの間に設けられた逆止弁33bと、室外熱交換器24bと低圧冷媒連絡配管7bとの間に設けられた逆止弁34bとから構成されている。そして、逆止弁31bは、室外熱交換器24bから高圧冷媒連絡配管6bへのみ冷媒を流通させる。逆止弁32bは、低圧冷媒連絡配管7bから四路切換弁23bへのみ冷媒を流通させる。逆止弁33bは、四路切換弁23bから高圧冷媒連絡配管6bへのみ冷媒を流通させる。逆止弁34bは、低圧冷媒連絡配管7bから室外熱交換器24bへのみ冷媒を流通させる。すなわち、四路切換弁23bが凝縮運転状態の場合には、圧縮機21bにより圧縮された冷媒は、室外熱交換器24bにより凝縮され逆止弁31bを通過して高圧冷媒連絡配管6bへ流入し、室内熱交換器42bおよび室内熱交換器52bの少なくとも一方により蒸発された冷媒は、低圧冷媒連絡配管7bから逆止弁32bを通過して圧縮機21bに吸入されることになる。また、四路切換弁23bが蒸発運転状態の場合には、圧縮機21bにより圧縮された冷媒は、逆止弁33bを通過して高圧冷媒連絡配管6bへ流入し、室内熱交換器42bおよび室内熱交換器52bの少なくとも一方により凝縮された冷媒は、低圧冷媒連絡配管7bから逆止弁34bを通過して室外熱交換器24bへ流入することになる。
(3)接続ユニット
ところで、室内ユニット4b、5bは、室内熱交換器42b、52bのガス側が接続ユニット61bを介して高圧冷媒連絡配管6bおよび低圧冷媒連絡配管7bに切り換え可能に接続されている。接続ユニット61bは、主として、第2アキュムレータ62b、第1膨張弁63b、第2膨張弁64b、および冷暖切換弁65b、66bを備えている。
第2アキュムレータ62bは、高圧冷媒連絡配管6bから流入してくる冷媒を、凝縮運転状態の場合には、第1膨張弁63bと室内膨張弁41bおよび室内膨張弁51bのうちの少なくとも一方を介して室内熱交換器42bおよび室内熱交換器52bのうちの少なくとも一方へ流出させる。なお、この場合には、室内ユニット4b、5bのうちで冷房運転を行っている方(全室冷房の場合には両方とも)の室内熱交換器42b、52bへ液冷媒を流出させる。また、第2アキュムレータ62bは、高圧冷媒連絡配管6bから流入してくる冷媒を、蒸発運転状態の場合には、冷暖切換弁65bおよび冷暖切換弁66bのうちの少なくとも一方へ流出させる。なお、この場合には、室内ユニット4b、5bのうちで暖房運転を行っている方(全室暖房の場合には両方とも)の室内熱交換器42b、52bに接続される冷暖切換弁65b、66bへガス冷媒を流出させる。また、冷暖切換弁65b、66bは、室内ユニット4b、5bのそれぞれに対応して設けられており、本実施形態では2つ設けられる。
第1膨張弁63bは、凝縮運転状態である場合に、第2アキュムレータ62bから流入してくる液冷媒を、冷房運転を行っている室内ユニット4b、5bの室内熱交換器42b、52bに、流量を調整して流出している。
第2膨張弁64bは、蒸発運転状態である場合に、暖房運転を行っている方(全室暖房の場合には両方)の室内ユニット4b、5bの室内熱交換器42b、52bにより凝縮された液冷媒を膨張させて低圧の気液二相状態にして、低圧冷媒連絡配管7bへ流出している。
冷暖切換弁65b、66bは、上述しているように各室内ユニット4b、5bに対応して設けられており、室内ユニット4a、5aが冷房運転を行う場合には室内ユニット4b、5bの室内熱交換器42b、52bのガス側と低圧冷媒連絡配管7bとを接続する状態(以下、冷房運転状態とする)と、室内ユニット4a、5aが暖房運転を行う場合には室内ユニット4b、5bの室内熱交換器42b、52bのガス側と高圧冷媒連絡配管6bとを接続する状態(以下、暖房運転状態とする)との切り換えを行う切換機構として機能する弁である。なお、本実施形態においては、冷房運転状態と暖房運転状態とを切り換えるための機構として、三方切換弁からなる冷暖切換弁65b、66bを使用しているが、これに限定されるものではなく、四路切換弁や複数の電磁弁等で構成したものを使用してもよい。
このような第2空気調和装置2aの構成により、室内ユニット4b、5bは、例えば、室内ユニット4bを冷房運転しつつ、室内ユニット5bを暖房運転する等の、いわゆる、冷暖同時運転を行うことが可能になっている。
なお、第2空気調和装置は、冷暖同時運転が可能な冷媒連絡配管が2管式のものであれば良く,上述した構成に限定するものではない。
<更新方法>
ここでは、本実施形態における、従来冷媒であるHFC−410Aを利用した3管式の冷暖同時マルチ空気調和装置を、新冷媒である2、3、3、3−テトラフルオロ−1−プロペンを利用した2管式の冷暖同時マルチ空気調和装置に更新工事する際の更新方法について説明する。
第1空気調和装置1aを第2空気調和装置1bへ更新するには、室外ユニット2aを室外ユニット2bへ更新することと、接続ユニット61a、71aを接続ユニット61bへ更新することが必要である。
室外ユニット2a、および、接続ユニット61a、71aを撤去する際に、既設の冷媒連絡配管である液冷媒連絡配管6a、低圧ガス冷媒連絡配管7a、および高圧ガス冷媒連絡配管8aを残しておく。
そして、室外ユニット2bの高圧側閉鎖弁26bと接続ユニット61bの第2アキュムレータ62bとを、既設の冷媒連絡配管のうちの低圧ガス冷媒連絡配管7aにより接続し、室外ユニット2bの低圧側閉鎖弁27bと接続ユニット61bの冷暖切換弁65b、66bとを、既設の冷媒連絡配管のうちの液冷媒連絡配管6aと高圧ガス冷媒連絡配管8aとが並列接続されるように接続する(図3参照)。すなわち、本実施形態では、低圧ガス冷媒連絡配管7aを高圧冷媒連絡配管6bとして、液冷媒連絡配管6aと高圧ガス冷媒連絡配管8aとを並列に接続したものを低圧冷媒連絡配管7bとして流用している。なお、図3において、黒塗りのハッチングは液冷媒が通過する液冷媒連絡配管6aの断面を示しており、斜線のハッチングは低圧の冷媒が通過する低圧ガス冷媒連絡配管7a(低圧冷媒連絡配管7b)の断面を示しており、網掛けのハッチングは高圧の冷媒が通過する高圧ガス冷媒連絡配管8a(高圧冷媒連絡配管6b)の断面を示している。また、図3において、各種冷媒連絡配管の外側にある円は冷媒連絡配管のカバー9を表す。なお、この各種冷媒連絡配管の外側にある円は、建物の躯体に開けられた貫通孔であっても構わない。したがって、第1空気調和装置1aよりも第2空気調和装置1bの冷媒連絡配管の流路断面積を増加させることができる。これにより、2、3、3、3−テトラフルオロ−1−プロペンのようなHFC−410Aよりも沸点が高い冷媒を利用する空気調和装置に更新する場合であっても、既設配管を流用して冷媒連絡配管の流路断面積を増加させることができ、更新工事にかかるコストを抑えることができる。
<特徴>
(1)
本実施形態では、HFC−410Aを利用しており冷媒連絡配管が3管式の第1空気調和装置1aを、HFC−410Aよりも冷凍性能に優れた2、3、3、3−テトラフルオロ−1−プロペンを利用した第2空気調和装置1bに更新する更新方法である。本実施形態における空気調和装置の更新方法では、液冷媒連絡配管6a、低圧ガス冷媒連絡配管7a、および高圧ガス冷媒連絡配管8aを、高圧ガス状態の冷媒または過冷却液状態の冷媒が通過する高圧冷媒連絡配管6b、および低圧の気液二相状態の冷媒または低圧ガス状態の冷媒が通過する低圧冷媒連絡配管7bに更新する。なお、第1空気調和装置1aは、室内ユニット4a、5aのように室内ユニットを複数有する冷暖房同時運転が可能な空気調和装置である。そして、第2空気調和装置1bも同様に室内ユニット4b、5bのように室内ユニットを複数有する冷暖同時運転が可能である。
このように本発明では、冷凍性能に優れた冷媒を利用しつつ、冷媒連絡配管の本数を3本から2本に減らしているため、冷媒連絡配管を束ねたものの外径を維持したままで、更新後の冷媒連絡配管の1本当たりの配管径を、更新前の冷媒連絡配管の1本当たりの配管径よりも大きくすることができる。これにより、新たに冷媒連絡配管のカバーの更新や、建物の躯体に開けられている貫通孔を広げる工事を行わなくても済む。このため、更新工事にかかるコストを抑えることができる。
(2)
本実施形態では、低圧ガス冷媒連絡配管7aを高圧冷媒連絡配管6bとして利用し、液冷媒連絡配管6aと高圧ガス冷媒連絡配管8aとを並列に接続して低圧冷媒連絡配管7bとして利用する。
したがって、第1空気調和装置1aから第2空気調和装置1bへ更新するのに、既設配管を流用した上で、冷媒連絡配管の配管径(流路断面積)を大きくすることができるため、更新工事にかかるコストを抑えることができる。
<変形例>
(1)
上記実施形態では、低圧ガス冷媒連絡配管7aを高圧冷媒連絡配管6bとして、液冷媒連絡配管6aと高圧ガス冷媒連絡配管8aとを並列に接続したものを低圧冷媒連絡配管7bとして流用しているが、これに限らずに、高圧ガス冷媒連絡配管8aを高圧冷媒連絡配管6bとして、液冷媒連絡配管6aと低圧ガス冷媒連絡配管7aとを並列に接続したものを低圧冷媒連絡配管7bとして流用しても良い。
(2)
上記実施形態では、低圧ガス冷媒連絡配管7aを高圧冷媒連絡配管6bとして、液冷媒連絡配管6aと高圧ガス冷媒連絡配管8aとを並列に接続したものを低圧冷媒連絡配管7bとして流用しているが、これに限らない。低圧ガス冷媒連絡配管7aのみを高圧冷媒連絡配管6bとして流用し、液冷媒連絡配管6aと高圧ガス冷媒連絡配管8aとを撤去して低圧ガス冷媒連絡配管7aの配管径(流路断面積)よりも大きい配管を低圧冷媒連絡配管7bとして更新しても構わない(図4参照)。なお、本変形例(2)では、低圧ガス冷媒連絡配管7aを高圧冷媒連絡配管6bとして流用しているが、高圧ガス冷媒連絡配管8aを高圧冷媒連絡配管6bとして流用しても良い。なお、図4において図3と同様に、黒塗りのハッチングは液冷媒が通過する液冷媒連絡配管6aの断面を示しており、斜線のハッチングは低圧の冷媒が通過する低圧ガス冷媒連絡配管7a(低圧冷媒連絡配管7b)の断面を示しており、網掛けのハッチングは高圧の冷媒が通過する高圧ガス冷媒連絡配管8a(高圧冷媒連絡配管6b)の断面を示している。
したがって、液冷媒連絡配管6aおよび高圧ガス冷媒連絡配管8aが収められていたスペースを利用して低圧ガス冷媒連絡配管7aよりも配管径の大きな配管を収めることができるため、冷媒連絡配管のカバー9や建物の躯体に開けられた冷媒連絡配管を通すための貫通孔を流用することができる。これにより、新たに冷媒連絡配管のカバー9を用意したり、より径の大きな貫通孔を開けたりする必要がなくなるため、空気調和装置の更新工事にかかるコストを抑えることができる。
(3)
上記実施形態では、空気調和装置の更新方法として、室内ユニット4a、5aをそのまま室内ユニット4b、5bとして流用しているが、これに限らずに、新冷媒である2、3、3、3−テトラフルオロ−1−プロペンに最適な室内ユニットを室内ユニット4b、5bとして更新するようにしても良い。
(4)
上記実施形態では、冷媒として、HFO−1234yf(2、3、3、3−テトラフルオロ−1−プロペン)の単一冷媒を使用する場合について説明したが、本発明の冷媒回路に用いられる冷媒は、これに限定されない。本発明において用いられる単一冷媒の例としては、分子式:C3mn(但し、m=1〜5、n=1〜5、かつ、m+n=6)で示され、かつ、分子構造中に二重結合を1個有する冷媒からなる冷媒として、HFO−1225ye(1、2、3、3、3−ペンタフルオロ−1−プロペン、化学式:CF3−CF=CHF)、HFO−1234ze(1、3、3、3−テトラフルオロ−1−プロペン、化学式:CF3−CH=CHF)、HFO−1234ye(1、2、3、3−テトラフルオロ−1−プロペン、化学式:CHF2−CF=CHF)、HFO−1243zf(3、3、3−トリフルオロ−1−プロペン、化学式:CF3−CH=CH2)、1、2、2−トリフルオロ−1−プロペン(化学式:CH3−CF=CF2)、2−フルオロ−1−プロペン(化学式:CH3−CF=CH2)等が挙げられる。
また、本発明において用いられる混合冷媒としては、上述の単一冷媒を含む混合冷媒が挙げられる。具体的には、HFO−1234yf(2、3、3、3−テトラフルオロ−1−プロペン)とHFC−32(ジフルオロメタン)との混合冷媒がある。ここで、この混合冷媒の組成としては、HFO−1234yfの割合が70質量%以上94質量%以下でHFC−32の割合が6質量%以上30質量%以下がよく、好ましくは、HFO−1234yfの割合が77質量%以上87質量%以下でHFC−32の割合が13質量%以上23質量%以下がよく、さらに好ましくは、HFO−1234yfの割合が77質量%以上79質量%以下でHFC−32の割合が21質量%以上23質量%以下(例えば、78質量%のHFO−1234yfと22質量%のHFC−32との混合冷媒)がよい。また、HFO−1234yf(2、3、3、3−テトラフルオロ−1−プロペン)とHFC−125(ペンタフルオロエタン)との混合冷媒がある。ここで、この混合冷媒の組成としては、HFO−1234yfの割合が90質量%以下でHFC−125の割合が10質量%以上がよく、好ましくは、HFO−1234yfの割合が80質量%以上90質量%以下でHFC−125の割合が10質量%以上20質量%以下がよい。また、他のHFC系冷媒、例えば、HFC−134(1、1、2、2−テトラフルオロエタン)、HFC−134a(1、1、1、2−テトラフルオロエタン)、HFC−143a(1、1、1−トリフルオロエタン)、HFC−152a(1、1−ジフルオロエタン)、HFC−161(フルオロエタン)、HFC−227ea(1、1、1、2、3、3、3−ヘプタフルオロプロパン)、HFC−236ea(1、1、1、2、3、3−ヘキサフルオロプロパン)、HFC−236fa(1、1、1、3、3、3−ヘキサフルオロエタン)、HFC−365mfc(1、1、1、3、3−ペンタフルオロブタン)等との混合冷媒を使用してもよい。また、HFC系冷媒ではなく、炭化水素系等のその他の冷媒、例えば、メタン、エタン、プロパン、プロペン、ブタン、イソブタン、ペンタン、2−メチルブタン、シクロペンタン、ジメチルエーテル、ビス−トリフルオロメチル−サルファイド、二酸化炭素、ヘリウム等との混合冷媒を使用してもよい。
さらに、本発明に係る冷凍装置では、分子式:C3mn(但し、m=1〜5、n=1〜5、かつ、m+n=6)で示され、かつ、分子構造中に二重結合を1個有する冷媒同士の混合冷媒を使用したり、分子式:C3mn(但し、m=1〜5、n=1〜5、かつ、m+n=6)で示され、かつ、分子構造中に二重結合を1個有する冷媒、及び、上述のHFC系冷媒や炭化水素系等のその他の冷媒のうち、分子式:C3mn(但し、m=1〜5、n=1〜5、かつ、m+n=6)で示され、かつ、分子構造中に二重結合を1個有する冷媒を少なくとも1成分以上含む3成分以上からなる混合冷媒を使用したりすることができる。このような混合冷媒の具体例としては、HFO−1234yfとHFC−32とHFC−125との混合冷媒(例えば、52重量%のHFO−1234yfと23質量%のHFC−32と25重量%のHFC−125との混合冷媒)が挙げられる。また、第1空気調和装置1aは、作動冷媒としてHFC−410Aを利用したものであるが、これに限らずに、HCFC−22などであっても良い。
(5)
上記実施形態では、第1空気調和装置1aおよび第2空気調和装置1bともに、膨張機構として、室外ユニット2aに室外膨張弁31aを設けており、室内ユニット4a、4b、5a、5bに室内膨張弁41a、41b、51a、51bを設けているが、これに限らずに、室外膨張弁31aを設けずに室内膨張弁41a、41b、51a、51bのみにしても良いし、室内膨張弁41a、41b、51a、51bを設けずに室外膨張弁31aのみにしても良いし、室外膨張弁31aおよび室内膨張弁41a、41b、51a、51bを設けずに室外ユニット2aおよび室内ユニット4a、4b、5a、5bから独立させた膨張機構を設けたものであっても良い。
本発明に係る空気調和装置の更新方法および空気調和装置は、冷凍性能に優れた新冷媒を利用しつつ、導入コストを抑えることができ、冷暖同時運転が可能な空気調和装置の更新方法および冷暖同時運転が可能な空気調和装置であって、冷凍性能に優れた特性を有する冷媒を利用した空気調和装置への更新方法および冷凍性能に優れた特性を有する冷媒を利用した空気調和装置等として有用である。
本実施形態における第1空気調和装置の概略構成図。 本実施形態における第2空気調和装置の概略構成図。 冷媒連絡配管の更新前および更新後の断面図。 変形例(2)における冷媒連絡配管の更新前および更新後の断面図。
1a 第1空気調和装置
1b 第2空気調和装置
2a 室外ユニット(第1熱源ユニット)
2b 室外ユニット(第2熱源ユニット、熱源ユニット)
4a、5a 室内ユニット(第1利用ユニット)
4b、5b 室内ユニット(第2利用ユニット、第1利用ユニット、第2利用ユニット)
6a 液冷媒連絡配管
6b 高圧冷媒連絡配管(高圧第2冷媒連絡配管)
7a 低圧ガス冷媒連絡配管
7b 低圧冷媒連絡配管(低圧第2冷媒連絡配管)
8a 高圧ガス冷媒連絡配管
10a 冷媒回路(第1冷媒回路)
10b 冷媒回路(第2冷媒回路)
21a 圧縮機(第1圧縮機)
21b 圧縮機
24a 室外熱交換器(第1熱源側熱交換器)
24b 室外熱交換器(熱源側熱交換器)
41b 室内膨張弁(第1利用側膨張機構)
42b 室内熱交換器(第1利用側熱交換器)
51b 室内膨張弁(第2利用側膨張機構)
52b 室内熱交換器(第2利用側熱交換器)
62a、72a 三方切換弁(第1切換機構)
65b、66b 三方切換弁(第2切換機構、第1切換機構、第2切換機構)

Claims (7)

  1. 第1圧縮機と第1熱源側熱交換器とを有する第1熱源ユニットと、第1利用側熱交換器を有する第1利用ユニットと、第1膨張機構と、前記第1熱源ユニットと前記第1利用ユニットとを接続する液冷媒連絡配管、高圧ガス冷媒連絡配管、および低圧ガス冷媒連絡配管と、を含み、作動冷媒として第1冷媒を利用する、第1冷媒回路を有する第1空気調和装置において、前記第1熱源ユニットを第2熱源ユニットに置換して、作動冷媒として前記第1冷媒に替えて第2冷媒を利用する第2冷媒回路を有する第2空気調和装置に更新する空気調和装置の更新方法であって、
    前記第2冷媒は、分子式:C3mn(但し、m=1〜5、n=1〜5、かつ、m+n=6)で示され、かつ、分子構造中に二重結合を1個有する冷媒からなる単一冷媒、または、前記単一冷媒を含む混合冷媒であり、
    前記液冷媒連絡配管、前記高圧冷媒連絡配管、および前記低圧冷媒連絡配管を、高圧ガス状態の冷媒または過冷却液状態の冷媒が通過する高圧第2冷媒連絡配管、および低圧の気液二相状態の冷媒または低圧ガス状態の冷媒が通過する低圧第2冷媒連絡配管に更新し、
    前記高圧ガス冷媒連絡配管および前記低圧ガス冷媒連絡配管のうちの一方を前記高圧第2冷媒連絡配管として利用し、前記高圧ガス冷媒連絡配管および前記低圧ガス冷媒連絡配管のうちの他方と前記液冷媒連絡配管とを並列に接続して前記低圧第2冷媒連絡配管として利用する、
    空気調和装置の更新方法。
  2. 第1圧縮機と第1熱源側熱交換器とを有する第1熱源ユニットと、第1利用側熱交換器を有する第1利用ユニットと、第1膨張機構と、前記第1熱源ユニットと前記第1利用ユニットとを接続する液冷媒連絡配管、高圧ガス冷媒連絡配管、および低圧ガス冷媒連絡配管と、を含み、作動冷媒として第1冷媒を利用する、第1冷媒回路を有する第1空気調和装置において、前記第1熱源ユニットを第2熱源ユニットに置換して、作動冷媒として前記第1冷媒に替えて第2冷媒を利用する第2冷媒回路を有する第2空気調和装置に更新する空気調和装置の更新方法であって、
    前記第2冷媒は、分子式:C3mn(但し、m=1〜5、n=1〜5、かつ、m+n=6)で示され、かつ、分子構造中に二重結合を1個有する冷媒からなる単一冷媒、または、前記単一冷媒を含む混合冷媒であり、
    前記液冷媒連絡配管、前記高圧冷媒連絡配管、および前記低圧冷媒連絡配管を、高圧ガス状態の冷媒または過冷却液状態の冷媒が通過する高圧第2冷媒連絡配管、および低圧の気液二相状態の冷媒または低圧ガス状態の冷媒が通過する低圧第2冷媒連絡配管に更新し、
    前記液冷媒連絡配管と、前記高圧ガス冷媒連絡配管および前記低圧ガス冷媒連絡配管のうちの一方とを、前記高圧ガス冷媒連絡配管および前記低圧ガス冷媒連絡配管のうちの他方よりも配管径が大きい配管に、前記低圧第2冷媒連絡配管として更新する、
    空気調和装置の更新方法。
  3. 前記第1空気調和装置は、前記第1利用ユニットを複数有し、冷房運転状態の第1利用ユニットと暖房運転状態の第1利用ユニットとが混在した状態で運転可能であり、
    前記第2空気調和装置は、前記第2利用ユニットを複数有し、冷房運転状態の第2利用ユニットと暖房運転状態の第2利用ユニットとが混在した状態で運転可能である、
    請求項1または2に記載の空気調和装置の更新方法。
  4. 前記第1空気調和装置は、前記第1利用側熱交換器を蒸発器として機能させる第1状態と、前記第1利用側熱交換器を凝縮器として機能させる第2状態と、を切換可能である第1切換機構をさらに有し、
    前記第2空気調和装置は、前記第2利用側熱交換器を蒸発器として機能させる第3状態と、前記第2利用側熱交換器を凝縮器として機能させる第4状態と、を切換可能である第2切換機構をさらに有する、
    請求項1から3のいずれかに記載の空気調和装置の更新方法。
  5. 前記第2冷媒は、2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペンからなる単一冷媒である、
    請求項1から4のいずれかに記載の空気調和装置の更新方法。
  6. 前記第2冷媒は、2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペンとジフルオロメタンとの混合冷媒である、
    請求項1から4のいずれかに記載の空気調和装置の更新方法。
  7. 前記第2冷媒は、2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペンとペンタフルオロエタンとの混合冷媒である、
    請求項1から4のいずれかに記載の空気調和装置の更新方法。
JP2008070398A 2008-03-18 2008-03-18 空気調和装置の更新方法 Active JP5239427B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008070398A JP5239427B2 (ja) 2008-03-18 2008-03-18 空気調和装置の更新方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008070398A JP5239427B2 (ja) 2008-03-18 2008-03-18 空気調和装置の更新方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009222363A JP2009222363A (ja) 2009-10-01
JP5239427B2 true JP5239427B2 (ja) 2013-07-17

Family

ID=41239331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008070398A Active JP5239427B2 (ja) 2008-03-18 2008-03-18 空気調和装置の更新方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5239427B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103328909A (zh) * 2011-01-31 2013-09-25 三菱电机株式会社 空气调节装置
CN104515322A (zh) * 2013-09-30 2015-04-15 珠海格力电器股份有限公司 可实现连续制热的空调系统
CN104515210A (zh) * 2013-09-30 2015-04-15 珠海格力电器股份有限公司 空调系统

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012032587A1 (ja) * 2010-09-10 2012-03-15 三菱電機株式会社 車両用空調装置の更新方法、車両用空調装置
WO2012104892A1 (ja) 2011-01-31 2012-08-09 三菱電機株式会社 空気調和装置
JP5751299B2 (ja) * 2013-09-19 2015-07-22 ダイキン工業株式会社 冷凍装置
JP2016056992A (ja) * 2014-09-09 2016-04-21 株式会社富士通ゼネラル 空気調和装置
US11293670B2 (en) 2017-06-23 2022-04-05 Daikin Industries, Ltd. Chiller with an outdoor unit transferring heat to an indoor unit using carbon dioxide
EP4365512A1 (en) * 2021-06-29 2024-05-08 Mitsubishi Electric Corporation Refrigeration cycle device

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05172417A (ja) * 1991-11-18 1993-07-09 Matsushita Seiko Co Ltd 空気調和機
JP3903763B2 (ja) * 2001-10-22 2007-04-11 三菱電機株式会社 冷凍・空調システムのリプレース方法
US7655610B2 (en) * 2004-04-29 2010-02-02 Honeywell International Inc. Blowing agent compositions comprising fluorinated olefins and carbon dioxide

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103328909A (zh) * 2011-01-31 2013-09-25 三菱电机株式会社 空气调节装置
CN103328909B (zh) * 2011-01-31 2015-04-01 三菱电机株式会社 空气调节装置
CN104515322A (zh) * 2013-09-30 2015-04-15 珠海格力电器股份有限公司 可实现连续制热的空调系统
CN104515210A (zh) * 2013-09-30 2015-04-15 珠海格力电器股份有限公司 空调系统
CN104515210B (zh) * 2013-09-30 2017-08-29 珠海格力电器股份有限公司 空调系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009222363A (ja) 2009-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5239427B2 (ja) 空気調和装置の更新方法
CN111480038B (zh) 空调装置
WO2009110228A1 (ja) 冷凍装置
JP5423089B2 (ja) 冷凍装置
WO2009107364A1 (ja) 冷凍装置
JP6065429B2 (ja) 空気調和機
JP2017145975A (ja) 冷凍サイクル装置、冷凍サイクル装置の製造方法、冷凍サイクル装置のドロップイン方法、及び、冷凍サイクル装置のリプレース方法
JP2011094841A (ja) 冷凍装置
JP2009270797A (ja) 冷凍装置
JP2010112693A (ja) 空気調和装置
WO2018139304A1 (ja) 冷凍装置
JP2009222356A (ja) 冷凍装置及び冷媒充填方法
US20110011126A1 (en) Heat exchanger
JP2020094698A (ja) 冷凍装置
JP2009250592A (ja) 冷凍装置
JP5245510B2 (ja) 空調システム及び空調システムの室外ユニット
JP2020073640A (ja) 冷凍サイクル装置
WO2023047440A1 (ja) 空気調和装置
JP2003064352A (ja) 混合作動流体、および冷凍サイクル装置
WO2017145243A1 (ja) 冷凍サイクル装置
JP2003148755A (ja) 空気調和機
JP2000039221A (ja) 冷凍サイクル装置
JP2011252638A (ja) 空気調和機
JP2008128564A (ja) 空気調和装置
JP2010096366A (ja) 空気調和装置の室外ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120605

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120925

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130305

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130318

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160412

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5239427

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160412

Year of fee payment: 3