JP2010096366A - 空気調和装置の室外ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】外形寸法がガス側閉鎖弁及びガス側閉鎖弁に接続される配管のサイズに影響され難い室外ユニットを提供する。
【解決手段】空気調和装置1の室外ユニット2では、側板21からのガス側閉鎖弁62の突出高さが、側板21からの液側閉鎖弁61の突出高さとほぼ同じになるように、ガス側閉鎖弁62が取り付けられる第2取付面312の突出高さが、液側閉鎖弁61が取り付けられる第1取付面311より低く設定されている。
【選択図】図3
【解決手段】空気調和装置1の室外ユニット2では、側板21からのガス側閉鎖弁62の突出高さが、側板21からの液側閉鎖弁61の突出高さとほぼ同じになるように、ガス側閉鎖弁62が取り付けられる第2取付面312の突出高さが、液側閉鎖弁61が取り付けられる第1取付面311より低く設定されている。
【選択図】図3
Description
本発明は、空気調和装置の室外ユニットに関する。
空気調和装置の室外ユニットは、略直方体形状のケーシングに収納された状態で外部に据付けられる。ケーシングの側板近傍には、液側閉鎖弁及びガス側閉鎖弁を固定する閉鎖弁取付板が設けられており、その閉鎖弁取付板が側板の外側へ露出している。そして、その閉鎖弁取付板に液側閉鎖弁及びガス側閉鎖弁が取り付けられた後、液側閉鎖弁及びガス側閉鎖弁を覆うようにカバーが側板に取り付けられる(例えば、特許文献1参照)。
通常、ガス側閉鎖弁に接続される配管の径は、液側閉鎖弁に接続される配管の径より大きいので、ガス側閉鎖弁が液側閉鎖弁より大型になる。その結果、室外ユニットの外形が大型化する。特に、地球温暖化係数が低い冷媒は圧力損失の影響を受けやすく、圧力損失を減らすためにガス側閉鎖弁に接続される配管の径が従来品より大きくなる。その結果、室外ユニットの外形寸法はさらに大型化する。
特開2000−97453号公報
本発明の課題は、外形寸法がガス側閉鎖弁及びガス側閉鎖弁に接続される配管のサイズに影響され難い室外ユニットを提供することにある。
第1発明に係る空気調和装置の室外ユニットは、空気調和装置の室内ユニットに液側冷媒連絡配管及びガス側冷媒連絡配管を介して接続されて蒸気圧縮式冷凍回路を構成する空気調和装置の室外ユニットであって、液側閉鎖弁と、ガス側閉鎖弁と、閉鎖弁取付板と、筐体とを備えている。液側閉鎖弁は、液側冷媒連絡配管が接続される。ガス側閉鎖弁は、ガス側冷媒連絡配管が接続される。閉鎖弁取付板は、液側閉鎖弁及びガス側閉鎖弁を支持する。筐体は、閉鎖弁取付板が装着される。閉鎖弁取付板は、第1取付面と、第2取付面とを有している。第1取付面は、液側閉鎖弁が取り付けられる。第2取付面は、ガス側閉鎖弁が取り付けられる。そして、第1取付面及び第2取付面の筐体からの高さはそれぞれ異なっている。
この室外ユニットでは、第1取付面及び第2取付面のうち、サイズの大きい閉鎖弁が取り付けられる側の取付面の突出高さを低くすることによって、仮に、閉鎖弁取付板が室外ユニットの側面近傍に位置していた場合でも、その側面からの閉鎖弁の突出量が小さく抑えられる。その結果、室外ユニットの大型化が抑制される。
第2発明に係る空気調和装置の室外ユニットは、第1発明に係る空気調和装置の室外ユニットであって、第1取付面および第2取付面が、筐体の側面の外側に向って突出している。
この室外ユニットでは、第1取付面及び第2取付面のうち、サイズの大きい閉鎖弁が取り付けられる側の取付面の突出高さを低くすることによって、筐体の側面からの閉鎖弁の突出量が小さく抑えられる。その結果、室外ユニットの大型化が抑制される。
第3発明に係る空気調和装置の室外ユニットは、第1発明又は第2発明に係る空気調和装置の室外ユニットであって、閉鎖弁取付板に液側閉鎖弁およびガス側閉鎖弁が取り付けられたとき、液側閉鎖弁およびガス側閉鎖弁の筐体の側面からの最大離反距離がほぼ同じである。
この室外ユニットでは、仮に、閉鎖弁取付板が室外ユニットの側面近傍に位置していた場合でも、その側面からの液側閉鎖弁及びガス側閉鎖弁の突出量がほぼ同じに見えるので、見栄えがよい。
第4発明に係る空気調和装置の室外ユニットは、第1発明から第3発明のいずれか1つに係る空気調和装置の室外ユニットであって、蒸気圧縮式冷凍回路に使用される冷媒が、分子式がC3HmFn(但し、m=1〜5,n=1〜5、且つm+n=6)で示され且つ分子構造中に二重結合を1個有する有機化合物から成る単一冷媒又は前記単一冷媒を含む混合冷媒である。
この室外ユニットでは、上記冷媒を使用した冷凍回路では、ガス側冷媒連絡配管の配管径の大型化に伴いガス側閉鎖弁も大きくなるが、ガス側閉鎖弁が取り付けられる第2取付面の突出高さがより低く設定されることが可能となり、ガス側閉鎖弁のケーシング側面からの突出量が抑制される。その結果、室外ユニットの大型化が抑制される。
第5発明に係る空気調和装置の室外ユニットは、第4発明に係る空気調和装置の室外ユニットであって、冷媒が、2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペンから成る単一冷媒又は前記単一冷媒を含む混合冷媒である。
第6発明に係る空気調和装置の室外ユニットは、第4発明に係る空気調和装置の室外ユニットであって、冷媒が、2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペンとジフルオロメタンとを含む混合冷媒である。
第7発明に係る空気調和装置の室外ユニットは、第4発明に係る空気調和装置の室外ユニットであって、冷媒が、2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペンとペンタフルオロエタンとを含む混合冷媒である。
第1発明又は第2発明に係る空気調和装置の室外ユニットでは、筐体の側面からの閉鎖弁の突出量が小さく抑えられるので、室外ユニットの大型化が抑制される。
第3発明に係る空気調和装置の室外ユニットでは、筐体の側面からの液側閉鎖弁及びガス側閉鎖弁の突出量がほぼ同じに見えるので、見栄えがよい。
第4発明から第7発明のいずれか1つに係る空気調和装置の室外ユニットでは、ガス側閉鎖弁が取り付けられる第2取付面の突出高さがより低く設定されることが可能となり、ガス側閉鎖弁のケーシング側面からの突出量が抑制される。その結果、室外ユニットの大型化が抑制される。
以下図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
図1は、本発明の一実施形態に係る室外ユニットを用いた空気調和装置の外観図である。図1において、空気調和装置1は、室外に設置される室外ユニット2と、室内に設置される室内ユニット3とを有しており、室内の冷房および暖房を行うことができる。
図2は、本発明の一実施形態に係る室外ユニットを用いた空気調和装置の構成図である。図2において、空気調和装置1は、冷媒が充填された冷媒回路10を備えている。冷媒回路10は、室外ユニット2に収容された室外側回路と、室内ユニット3に収容された室内側回路とを備えている。室外側回路と室内側回路とは、ガス側冷媒連絡配管17a及び液側冷媒連絡配管17bによって接続されている。
<室外ユニットの構成>
室外ユニット2における室外側回路には、圧縮機11、四路切換弁12、室外熱交換器13、及び膨張弁14が接続されている。室外側回路の一端には、液側冷媒連絡配管17bが接続される液側閉鎖弁61が設けられている。室外側回路の他端には、ガス側冷媒連絡配管17aが接続されるガス側閉鎖弁62が設けられている。
室外ユニット2における室外側回路には、圧縮機11、四路切換弁12、室外熱交換器13、及び膨張弁14が接続されている。室外側回路の一端には、液側冷媒連絡配管17bが接続される液側閉鎖弁61が設けられている。室外側回路の他端には、ガス側冷媒連絡配管17aが接続されるガス側閉鎖弁62が設けられている。
圧縮機11の吐出側は、四路切換弁12の第1ポートP1に接続されている。圧縮機11の吸入側は、アキュームレータ16を挟んで四路切換弁12の第3ポートP3に接続されている。アキュームレータ16は、液冷媒とガス冷媒とを分離する。
室外熱交換器13は、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器である。この室外熱交換器13の近傍には、室外空気を送るための室外ファン23が設けられている。室外熱交換器13の一端側は、四路切換弁12の第4ポートP4に接続されている。室外熱交換器13の他端側は、減圧手段である膨張弁14に接続されている。
膨張弁14は、開度可変の電子膨張弁であり、液側閉鎖弁61に接続されている。また、四路切換弁12の第2ポートP2はガス側閉鎖弁62に接続されている。
四路切換弁12は、第1ポートP1と第4ポートP4が互いに連通して第2ポートP2と第3ポートP3が互いに連通する第1状態(図1の実線で示す状態)と、第1ポートP1と第2ポートP2が互いに連通して第3ポートP3と第4ポートP4が互いに連通する第2状態(図1の点線で示す状態)とが切り換え可能となっている。
<室内ユニットの構成>
室内側回路には、室内熱交換器15が接続されている。室内熱交換器15は、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器である。この室内熱交換器15の近傍には、室内熱交換器15に室内空気を送るための室内ファン33が設けられている。
室内側回路には、室内熱交換器15が接続されている。室内熱交換器15は、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器である。この室内熱交換器15の近傍には、室内熱交換器15に室内空気を送るための室内ファン33が設けられている。
<各種センサ>
空気調和装置1には、サーミスタから成る室外温度センサ102、室内温度センサ103、吐出管温度センサ111、室外熱交換器温度センサ113、及び室内熱交換器温度センサ115が設けられている。室外温度センサ102は、室外ユニット2の周囲温度を検知する。室内温度センサ103は、室内温度を検知する。
空気調和装置1には、サーミスタから成る室外温度センサ102、室内温度センサ103、吐出管温度センサ111、室外熱交換器温度センサ113、及び室内熱交換器温度センサ115が設けられている。室外温度センサ102は、室外ユニット2の周囲温度を検知する。室内温度センサ103は、室内温度を検知する。
吐出管温度センサ111は、圧縮機11の吐出配管に取付けられ冷媒の吐出温度を検知する。室外熱交換器温度センサ113は、室外熱交換器13に取付けられ、室外熱交換器13の所定領域を流れる冷媒の温度を検知する。室内熱交換器温度センサ115は、室内熱交換器15に取付けられ、室内熱交換器15の所定領域を流れる冷媒の温度を検知する。そして、これらの温度センサの測定値に基づき、制御部4が空気調和装置1を運転制御する。
<空気調和装置の動作>
空気調和装置1では、四路切換弁12によって、冷房運転および暖房運転のいずれか一方に切り換えることが可能である。
空気調和装置1では、四路切換弁12によって、冷房運転および暖房運転のいずれか一方に切り換えることが可能である。
(冷房運転)
冷房運転では、四路切換弁12が第1状態(図1の実線)に設定される。この状態で圧縮機11を運転すると、冷媒回路10では室外熱交換器13が凝縮器となり、室内熱交換器15が蒸発器となる蒸気圧縮冷凍サイクルが行われる。
冷房運転では、四路切換弁12が第1状態(図1の実線)に設定される。この状態で圧縮機11を運転すると、冷媒回路10では室外熱交換器13が凝縮器となり、室内熱交換器15が蒸発器となる蒸気圧縮冷凍サイクルが行われる。
圧縮機11から吐出された高圧の冷媒は、室外熱交換器13で室外空気と熱交換して凝縮する。室外熱交換器13を通過した冷媒は、膨張弁14を通過する際に減圧され、その後に室内熱交換器15で室内空気と熱交換して蒸発する。室内熱交換器15を通過した冷媒は、圧縮機11へ吸入されて圧縮される。
(暖房運転)
暖房運転では、四路切換弁12が第2状態(図1の点線)に設定される。そして、この状態で圧縮機11を運転すると、冷媒回路10では、室外熱交換器13が蒸発器となり、室内熱交換器15が凝縮器となる蒸気圧縮冷凍サイクルが行われる。
暖房運転では、四路切換弁12が第2状態(図1の点線)に設定される。そして、この状態で圧縮機11を運転すると、冷媒回路10では、室外熱交換器13が蒸発器となり、室内熱交換器15が凝縮器となる蒸気圧縮冷凍サイクルが行われる。
圧縮機11から吐出された高圧の冷媒は、室内熱交換器15で室内空気と熱交換して凝縮する。凝縮した冷媒は、膨張弁14を通過する際に減圧された後、室外熱交換器13で室外空気と熱交換して蒸発する。室外熱交換器13を通過した冷媒は、圧縮機11へ吸入されて圧縮される。
<閉鎖弁取付板>
図3は室外ユニットの閉鎖弁取付板のある側面の一部分解図であり、図4は閉鎖弁取付板の拡大斜視図であり、図5は図4のA−A線における閉鎖弁取付板の断面図である。図3、図4及び図5において、室外ユニット2は、略直方体形状のケーシング20に収納された状態で外部に据付けられる。ケーシング20の側板21近傍には、液側閉鎖弁61及びガス側閉鎖弁62を固定する閉鎖弁取付板30が設けられている。閉鎖弁取付板30は、少なくとも3つの平面を有している。
図3は室外ユニットの閉鎖弁取付板のある側面の一部分解図であり、図4は閉鎖弁取付板の拡大斜視図であり、図5は図4のA−A線における閉鎖弁取付板の断面図である。図3、図4及び図5において、室外ユニット2は、略直方体形状のケーシング20に収納された状態で外部に据付けられる。ケーシング20の側板21近傍には、液側閉鎖弁61及びガス側閉鎖弁62を固定する閉鎖弁取付板30が設けられている。閉鎖弁取付板30は、少なくとも3つの平面を有している。
第1の面は、液側閉鎖弁61が取り付けられる第1取付面311である。第1取付面311には、第1ネジ孔311aと第1スリット311bとが形成されている。第1ネジ孔311aは、液側閉鎖弁61をネジ固定するための孔である。第1スリット311bは、液側閉鎖弁61からケーシング20の内側へ延びる配管との干渉を避けるための切り欠きである。
第2の面は、ガス側閉鎖弁62が取り付けられる第2取付面312である。第2取付面312には、第2ネジ孔312aと第2スリット312bが形成されている。第2ネジ孔312aは、ガス側閉鎖弁62をネジ固定するための孔である。第2スリット312bは、ガス側閉鎖弁62からケーシング20の内側へ延びる配管との干渉を避けるための切り欠きである。第2スリット312bの幅は、第1スリット311bの幅よりも大きく設定されている。
第3の面は、基準面310である。基準面310は、ケーシング20の内側から側板21に接触して位置決めの役割を果たしている。第1取付面311及び第2取付面312は、側板21の外側へ露出している。そして、その第1取付面311に液側閉鎖弁61が取り付けられ、第2取付面312にガス側閉鎖弁62が取り付けられた後、液側閉鎖弁61及びガス側閉鎖弁62を覆うようにカバー63が側板21に取り付けられる。
カバー63は、室外ユニット2が据付けられるとき、一旦、側板21から取り外され、液側閉鎖弁61に液側冷媒連絡配管17bが接続され、ガス側閉鎖弁62にガス側冷媒連絡配管17aが接続される。ガス側冷媒連絡配管17aの内径は、液側冷媒連絡配管17bの内径に比べて大きい。
例えば、冷媒にR410Aを使用した冷凍能力2.2〜5.6kwの空気調和装置では、液側冷媒連絡配管の外径は1/4インチであり、ガス側冷媒連絡配管の外径は3/8インチである。また、冷媒にR410Aを使用した冷凍能力6.3〜7.1kwの空気調和装置では、液側冷媒連絡配管の外径は1/4インチであり、ガス側冷媒連絡配管の外径は1/2インチである。
さらに、例えば、冷媒にR1234を使用した冷凍能力2.2〜5.6kwの空気調和装置では、液側冷媒連絡配管の外径は1/4インチであり、ガス側冷媒連絡配管の外径は1/2〜5/8インチである。また、冷媒にR1234を使用した冷凍能力6.3〜7.1kwの空気調和装置では、液側冷媒連絡配管の外径は1/4インチであり、ガス側冷媒連絡配管の外径は5/8インチである。
このように、ガス側冷媒連絡配管17aの内径は、液側冷媒連絡配管17bの内径に比べて大きく、冷媒がR1234のような地球温暖化係数が低い冷媒(以後、低GWP冷媒とよぶ)になれば、ガス側冷媒連絡配管17aの外径はさらに大型化する。そして、ガス側冷媒連絡配管17aの外径の大型化に伴ってガス側閉鎖弁62も大型化するので、側板21からのガス側閉鎖弁62の突出高さも増大する。
しかし、本実施形態では、側板21からのガス側閉鎖弁62の突出高さが、側板21からの液側閉鎖弁61の突出高さとほぼ同じになるように、ガス側閉鎖弁62が取り付けられる第2取付面312の突出高さが、液側閉鎖弁61が取り付けられる第1取付面311より低く設定されている。
<特徴>
以上のように、空気調和装置1の室外ユニット2では、側板21からのガス側閉鎖弁62の突出高さが、側板21からの液側閉鎖弁61の突出高さとほぼ同じになるように、第2取付面312の突出高さが、第1取付面311より低く設定されている。その結果、側板21からの各閉鎖弁の突出量が小さく抑えられ、製品の大型化が抑制される。
以上のように、空気調和装置1の室外ユニット2では、側板21からのガス側閉鎖弁62の突出高さが、側板21からの液側閉鎖弁61の突出高さとほぼ同じになるように、第2取付面312の突出高さが、第1取付面311より低く設定されている。その結果、側板21からの各閉鎖弁の突出量が小さく抑えられ、製品の大型化が抑制される。
<空気調和装置に使用される冷媒>
閉鎖弁取付板30の第1取付面311及び第2取付面312の高さをそれぞれ異ならせることの効果は、使用する冷媒が低GWPであるときに顕著である。本実施形態では、低GWP冷媒として、R1234を例に説明しているが、それに限定されるものではなく、次に上げる低GWP冷媒でも同様の効果を奏する。
閉鎖弁取付板30の第1取付面311及び第2取付面312の高さをそれぞれ異ならせることの効果は、使用する冷媒が低GWPであるときに顕著である。本実施形態では、低GWP冷媒として、R1234を例に説明しているが、それに限定されるものではなく、次に上げる低GWP冷媒でも同様の効果を奏する。
(単一冷媒)
例えば、HFO−1234yfのような、分子式がC3HmFn(但し、m=1〜5,n=1〜5、且つm+n=6)で示され且つ分子構造中に二重結合を1個有する有機化合物から成る単一冷媒を使用してもよい。
例えば、HFO−1234yfのような、分子式がC3HmFn(但し、m=1〜5,n=1〜5、且つm+n=6)で示され且つ分子構造中に二重結合を1個有する有機化合物から成る単一冷媒を使用してもよい。
具体的には、HFO−1225ye(1,2,3,3,3−ペンタフルオロ−1−プロペン、化学式:CF3−CF=CHF)、HFO−1234ze(1,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、化学式:CF3−CH=CHF)、HFO−1234ye(1,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロペン、化学式:CHF2−CF=CHF)、HFO−1243zf(3,3,3−トリフルオロ−1−プロペン、化学式:CF3−CH=CH2)、1,2,2−トリフルオロ−1−プロペン、化学式:CH3−CF=CF2)、2−フルオロ−1−プロペン、(化学式:CH3−CF=CH2)等が挙げられる。なお、説明の便宜上、それらの単一冷媒を基本冷媒として区分する。
(混合冷媒)
また、上記基本冷媒のいずれか1つを含む混合冷媒を使用してもよい。例えば、22質量%のHFC−32との混合冷媒である。さらに、HFC−32の割合は、6質量%以上30質量%以下であればよく、好ましくは、13質量%以上23質量%以下であればよく、更に好ましくは、21質量%以上23質量%以下であればよい。
また、上記基本冷媒のいずれか1つを含む混合冷媒を使用してもよい。例えば、22質量%のHFC−32との混合冷媒である。さらに、HFC−32の割合は、6質量%以上30質量%以下であればよく、好ましくは、13質量%以上23質量%以下であればよく、更に好ましくは、21質量%以上23質量%以下であればよい。
また、上記基本冷媒のいずれか1つと、10質量%以上のHFC−125(ペンタフルオロエタン、CF3−CHF2)との混合冷媒でもよく、さらに、HFC−125の割合は、10質量%以上20質量%以下であれば好ましい。
また、上記基本冷媒のいずれか1つと、HFC−134(1,1,2,2−テトラフルオロエタン、CHF2−CHF2)、HFC−134a(1,1,1,2−テトラフルオロエタン、CH2F−CF3)、HFC−143a(1,1,1−トリフルオロエタン、CH3CF3)、HFC−152a(1,1−ジフルオロエタン、CHF2−CH3)、HFC−161(フルオロエタン、CH3−CH2F)、HFC−227ea(1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロプロパン、CF3−CHF−CF3)、HFC−236ea(1,1,1,2,3,3−ヘキサフルオロプロパン、CF3−CHF−CHF2)、HFC−236fa(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロエタン、CF3−CH2−CF3)、及びHFC−365mfc(1,1,1,3,3−ペンタフルオロブタン、CF3−CH2CF2−CH3)のいずれか1つとの混合冷媒でもよい。
また、上記基本冷媒のいずれか1つと、炭化水素系冷媒との混合冷媒であってもよい。具体的には、上記基本冷媒のいずれか1つと、メタン(CH4)、エタン(CH3−CH3)、プロパン(CH3−CH2−CH3)、プロペン(CH3−CH=CH2)、ブタン(CH3−CH2−CH2−CH3)、イソブタン(CH3−CH(CH3)−CH3)、ペンタン(CH3−CH2−CH2−CH2−CH3)、2−メチルブタン(CH3−CH(CH3)−CH2−CH3)、及びシクロペンタン(cyclo−C5H10)のいずれか1つとの混合冷媒でもよい。
また、上記基本冷媒のいずれか1つと、ジメチルエーテル(CH3−O−CH3)、ビス−トリフルオロメチル−サルファイド(CF3−S−CF3)、二酸化炭素(CO2)、及びヘリウム(He)のいずれか1つとの混合冷媒でもよい。
また、上記基本冷媒のいずれか1つと、上記第2成分のいずれか2つとから成る混合冷媒を使用してもよい。例えば、52質量%のHFO−1234yfと、23質量%のHFC−32と、25質量%のHFC−125から成る混合冷媒が好ましい。
以上のように、本発明は、空気調和装置の室外ユニット、特に、冷媒に低GWP冷媒を使用した空気調和装置の室外ユニットに有用である。
1 空気調和装置
2 室外ユニット
17a ガス側冷媒連絡配管
17b 液側冷媒連絡配管
20 ケーシング(筐体)
21 側板(側面)
30 閉鎖弁取付板
61 液側閉鎖弁
62 ガス側閉鎖弁
311 第1取付面
312 第2取付面
2 室外ユニット
17a ガス側冷媒連絡配管
17b 液側冷媒連絡配管
20 ケーシング(筐体)
21 側板(側面)
30 閉鎖弁取付板
61 液側閉鎖弁
62 ガス側閉鎖弁
311 第1取付面
312 第2取付面
Claims (7)
- 空気調和装置の室内ユニットに液側冷媒連絡配管及びガス側冷媒連絡配管を介して接続されて蒸気圧縮式冷凍回路を構成する空気調和装置の室外ユニットであって、
前記液側冷媒連絡配管が接続される液側閉鎖弁(61)と、
前記ガス側冷媒連絡配管が接続されるガス側閉鎖弁(62)と、
前記液側閉鎖弁(61)及び前記ガス側閉鎖弁(62)を支持する閉鎖弁取付板(30)と、
前記閉鎖弁取付板(30)が装着される筐体(20)と、
を備え、
前記閉鎖弁取付板(30)は、
前記液側閉鎖弁(61)が取り付けられる第1取付面(311)と、
前記ガス側閉鎖弁(62)が取り付けられる第2取付面(312)と、
を有し、
前記第1取付面(311)及び前記第2取付面(312)の前記筐体(20)からの高さがそれぞれ異なっている、
空気調和装置の室外ユニット(2)。 - 前記第1取付面(311)及び前記第2取付面(312)は、前記筐体(20)の側面(21)の外側に向って突出している、
請求項1に記載の空気調和装置の室外ユニット(2)。 - 前記閉鎖弁取付板(30)に前記液側閉鎖弁(61)及び前記ガス側閉鎖弁(62)が取り付けられたとき、前記液側閉鎖弁(61)及び前記ガス側閉鎖弁(62)の前記筐体(20)の側面(21)からの最大離反距離がほぼ同じである、
請求項1又は請求項2に記載の空気調和装置の室外ユニット(2)。 - 前記蒸気圧縮式冷凍回路に使用される冷媒は、分子式がC3HmFn(但し、m=1〜5,n=1〜5、且つm+n=6)で示され且つ分子構造中に二重結合を1個有する有機化合物から成る単一冷媒又は前記単一冷媒を含む混合冷媒である、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の空気調和装置の室外ユニット(2)。 - 前記冷媒が、2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペンから成る単一冷媒又は前記単一冷媒を含む混合冷媒である、
請求項4に記載の空気調和装置の室外ユニット(2)。 - 前記冷媒が、2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペンとジフルオロメタンとを含む混合冷媒である、
請求項4に記載の空気調和装置の室外ユニット(2)。 - 前記冷媒が、2,3,3,3−テトラフルオロ−1−プロペンとペンタフルオロエタンとを含む混合冷媒である、
請求項4に記載の空気調和装置の室外ユニット(2)。
Priority Applications (1)
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JP2008265357A JP2010096366A (ja) | 2008-10-14 | 2008-10-14 | 空気調和装置の室外ユニット |
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