JP5238895B1 - 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】料理をどの程度こだわるかというユーザの要求に応じたレシピを提示させることを可能とする。
【解決手段】情報処理装置は、料理に対するこだわり度としてユーザにより指定された第1こだわり度を取得する。また、情報処理装置は、記憶手段に記憶されるレシピからレシピの属性として特定可能な複数の属性に基づいてこだわり度として算出されたレシピごとの第2こだわり度を取得する。情報処理装置は、第1こだわり度に応じた範囲に含まれる第2こだわり度が算出されたレシピを検索し、検索されたレシピを提示させる。
【選択図】図13

Description

本発明は、料理のレシピを提示させる情報処理装置及び情報処理方法の技術分野に関する。
従来、ユーザが指定した検索条件に基づいてレシピを検索し、検索したレシピを提示する技術が知られている。例えば、特許文献1には、様々な検索条件を指定可能な技術が開示されている。具体的に、ユーザは、検索条件として、ジャンル、カロリー、味、食材を指定することができる。
特開2002−63178号公報
ところで、料理についてどの程度こだわるかということは、そのときどきによって異なることがある。例えば、手間をかけてこだわって料理をしたいとユーザが思っていたり、簡単に料理して済ませたいとユーザが思っていたりする場合がある。
そこで、本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、料理をどの程度こだわるかという要求に応じたレシピを提示させることを可能とする情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、料理に対するこだわり度としてユーザにより指定された第1こだわり度を取得する第1取得手段と、記憶手段に記憶されるレシピからレシピの属性として特定可能な複数の属性に基づいて前記こだわり度として算出されたレシピごとの第2こだわり度を取得する第2取得手段と、前記第1こだわり度に応じた範囲に含まれる前記第2こだわり度が算出されたレシピを検索する検索手段と、前記検索手段により検索されたレシピを提示させる提示手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、ユーザが指定したこだわり度に応じた範囲に含まれるこだわり度が算出されたレシピが提示される。そのため、料理をどの程度こだわるかという要求に応じたレシピを提示させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置は、前記記憶手段に記憶されるオリジナルのレシピに含まれる手順及び食材の少なくとも一方を代替可能な手順又は食材に変換することにより、前記オリジナルのレシピの前記第2こだわり度とは異なる前記第2こだわり度が算出されるレシピを生成する生成手段を備え、前記提示手段は、前記生成手段により生成されたレシピを提示可能であることを特徴とする。
この発明によれば、ユーザが指定したこだわり度に応じたオリジナルのレシピがない場合であっても、ユーザが指定したこだわり度に応じたレシピを提示させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の情報処理装置において、前記検索手段は、前記範囲に含まれる前記第2こだわり度が算出された前記オリジナルのレシピを検索し、検索された前記オリジナルのレシピの数が予め設定された数以下である場合に、前記生成手段により生成されたレシピの中から前記範囲に含まれる前記第2こだわり度が算出されたレシピを検索することを特徴とする。
この発明によれば、オリジナルのレシピを変換することにより生成されるレシピよりも、オリジナルのレシピを優先して提示させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2または請求項3に記載の情報処理装置において、前記提示手段は、前記検索手段により検索されたレシピを、前記ユーザによる前記第1こだわり度の変更操作がポインタをスライドすることにより可能なウィジェットとともに提示させ、レシピとともに提示された前記ウィジェットに対する操作によって前記第1こだわり度が変更された場合、前記提示手段は、提示されたレシピとはオリジナルとコピーとの関係にあるレシピであって、変更された前記第1こだわり度に応じた範囲に含まれる前記第2こだわり度が算出されるレシピを提示させることを特徴とする。
ユーザが指定したこだわり度に応じたレシピが如何なるレシピであるかをユーザが予め明確に把握しているとは限らない。この発明によれば、提示されたレシピがユーザが所望するレシピではなかった場合でも、簡単な操作でユーザが所望するレシピに変更することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報処理装置において、前記第2取得手段は、履歴記憶手段に記憶された指定履歴であり、前記検索手段により検索されたレシピをソートするためのキーとなる属性の前記ユーザによる指定履歴に基づく重みで前記複数の属性のそれぞれを重み付けして算出された前記第2こだわり度を取得することを特徴とする。
この発明によれば、指定履歴を用いることにより、ユーザが重視する属性に応じて個々のユーザに合ったレシピを提示させることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置において、前記第2取得手段は、履歴記憶手段に記憶された前記ユーザによるレシピの利用履歴に基づく重みで前記複数の属性のそれぞれを重み付けして算出された前記第2こだわり度を取得することを特徴とする。
この発明によれば、利用履歴を用いることにより、ユーザが重視する属性に応じて個々のユーザに合ったレシピを提示させることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報処理装置において、前記提示手段は、前記検索手段によるレシピの検索結果を、前記ユーザによる前記第1こだわり度の変更操作がポインタをスライドすることにより可能なウィジェットとともに提示させ、前記検索結果から前記ユーザにより指定されたレシピを提示させ、前記検索結果とともに提示された前記ウィジェットに対する操作によって前記第1こだわり度が変更された場合、前記提示手段は、前記変更された第1こだわり度に応じた範囲に含まれる前記第2こだわり度が算出されたレシピの検索結果を提示させることを特徴とする。
ユーザが指定したこだわり度に応じたレシピが如何なるレシピであるかをユーザが予め明確に把握しているとは限らない。この発明によれば、検索されたレシピがユーザが所望するレシピではなかった場合でも、簡単な操作でユーザが所望するレシピの検索結果を提示させることができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7の何れか1項に記載の情報処理装置において、前記提示手段は、前記第1取得手段により取得された前記第1こだわり度が予め設定された値以下である場合、料理の宅配サービスの利用を勧める情報を提示させることを特徴とする。
この発明によれば、ユーザが料理することが面倒に思っている場合に、料理をしなくても済ませる方法をユーザが選択することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8の何れか1項に記載の情報処理装置において、前記第2こだわり度は、料理のための手間に影響する属性を含む前記複数の属性に基づいて算出されることを特徴とする。
この発明によれば、どの程度手間をかけて料理の質にこだわるかをユーザが指定することができる。
請求項10に記載の発明は、請求項1乃至9の何れか1項に記載の情報処理装置において、前記第2こだわり度は、料理に用いられる食材の高級度を含む前記複数の属性に基づいて算出されることを特徴とする。
この発明によれば、どの程度食材に金をかけて料理の質にこだわるかをユーザが指定することができる。
請求項11に記載の発明は、コンピュータにより実行される情報処理方法であって、料理に対するこだわり度としてユーザにより指定された第1こだわり度を取得する第1取得ステップと、記憶手段に記憶されるレシピからレシピの属性として特定可能な複数の属性に基づいて前記こだわり度として算出されたレシピごとの第2こだわり度を取得する第2取得ステップと、前記第1こだわり度に応じた範囲に含まれる前記第2こだわり度が算出されたレシピを検索する検索ステップと、前記検索ステップにより検索されたレシピを提示させる提示ステップと、を含むことを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、コンピュータを、料理に対するこだわり度としてユーザにより指定された第1こだわり度を取得する第1取得手段、記憶手段に記憶されるレシピからレシピの属性として特定可能な複数の属性に基づいて前記こだわり度として算出されたレシピごとの第2こだわり度を取得する第2取得手段、前記第1こだわり度に応じた範囲に含まれる前記第2こだわり度が算出されたレシピを検索する検索手段、及び、前記検索手段により検索されたレシピを提示させる提示手段、として機能させることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、コンピュータを、料理に対するこだわり度としてユーザにより指定された第1こだわり度を取得する第1取得手段、記憶手段に記憶されるレシピからレシピの属性として特定可能な複数の属性に基づいて前記こだわり度として算出されたレシピごとの第2こだわり度を取得する第2取得手段、前記第1こだわり度に応じた範囲に含まれる前記第2こだわり度が算出されたレシピを検索する検索手段、及び、前記検索手段により検索されたレシピを提示させる提示手段、として機能させる情報処理プログラムがコンピュータ読み取り可能に記録されていることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが指定したこだわり度に応じた範囲に含まれるこだわり度が算出されたレシピが提示される。そのため、料理をどの程度こだわるかという要求に応じたレシピを提示させることができる。
一実施形態に係る情報処理システムSの概要構成の一例を示す図である。 (a)は、レシピの属性とこだわり度との対応関係の一例を示す図であり、(b)は、こだわり度の算出例を示す図である。 (a)は、レシピサイトのトップページの表示例を示す図であり、(b)は、こだわり度を用いたレシピの検索方法の一例を示す図である。 (a)及び(b)は、検索結果ページの表示例を示す図である。 レシピページの表示例を示す図である。 (a)は、手順の変換規則とこだわり度との対応関係の一例を示す図であり、(b)は、食材の変換規則とこだわり度との対応関係の一例を示す図である。 検索結果がレシピの変換コピーを含む検索結果ページの表示例を示す図である。 レシピの変換コピーのレシピページの表示例を示す図である。 レシピの変換コピーのレシピページの表示例を示す図である。 一実施形態に係るレシピサーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。 (a)は、レシピ情報DB12aに登録される内容の一例を示す図であり、(b)は、食材情報に設定される内容の一例を示す図であり、(c)は、手順情報に設定される内容の一例を示す図であり、(d)は、レシピ変換情報DB12bに登録される内容の一例を示す図であり、(e)は、レシピ会員DB12cに登録される内容の一例を示す図である。(f)は、商品情報DB2aに登録される内容の一例を示す図である。(g)は、会員情報DB3aに登録される内容の一例を示す図である。 一実施形態に係るレシピサーバ1のシステム制御部14のレシピ登録処理における処理例を示すフローチャートである。 一実施形態に係るレシピサーバ1のシステム制御部14のレシピ検索処理における処理例を示すフローチャートである。 一実施形態に係るレシピサーバ1のシステム制御部14の検索結果ページスライドバー操作時処理における処理例を示すフローチャートである。 一実施形態に係るレシピサーバ1のシステム制御部14のレシピページスライドバー操作時処理における処理例を示すフローチャートである。 (a)は、或るユーザが調理レポートを投稿した2つのレシピのそれぞれの属性の一例を示す図であり、(b)は、こだわり度と調理時間及び手順数のそれぞれとの関係を示すグラフの一例であり、(c)は、検索結果ページの表示例である。 一実施形態に係るレシピサーバ1のシステム制御部14のレシピ登録処理における処理例を示すフローチャートである。 一実施形態に係るレシピサーバ1のシステム制御部14のレシピ検索処理における処理例を示すフローチャートである。 検索結果ページの表示例を示す図である。 一実施形態に係るレシピサーバ1のシステム制御部14のレシピ検索処理における処理例を示すフローチャートである。 (a)は、レシピページの表示例を示す図であり、(b)は、買い物かごページの表示例を示す図であり、(c)は、レシピページの表示例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、情報処理システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
[1.第1実施形態]
[1−1.情報処理システムの構成及び機能概要]
先ず、本実施形態に係る情報処理システムSの構成及び機能概要について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る情報処理システムSの概要構成の一例を示す図である。
図1に示すように、情報処理システムSは、レシピサーバ1と、ネットスーパーサーバ2と、会員情報管理サーバ3と、複数のユーザ端末4と、を含んで構成されている。レシピサーバ1及びネットスーパーサーバ2と各ユーザ端末4とは、ネットワークNWを介して、例えば、通信プロトコルにTCP/IP等を用いて相互にデータの送受信が可能になっている。なお、ネットワークNWは、例えば、インターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、及びゲートウェイ等により構築されている。また、レシピサーバ1とネットスーパーサーバ2と会員情報管理サーバ3とは、ネットワークNLを介して相互にデータの送受信が可能になっている。ネットワークNLは、例えば、LAN(Local Area Network)である。
レシピサーバ1、ネットスーパーサーバ2及び会員情報管理サーバ3は、インターネット総合サービスを提供するためのサービス提供サイトのドメインに属するサーバ装置である。サービス提供サイトは、ネットワークを通じてユーザに各種のサービスを提供するためのウェブサイトである。ユーザがサービス提供サイトへの会員登録を行うと、ユーザは、サービス提供サイトに属する各種サイトのサービスを利用することができる。
レシピサーバ1は、サービス提供サイトに属するレシピサイトに関する各種処理を実行するサーバ装置である。レシピサイトは、料理のレシピの投稿をユーザから受け付けて、投稿されたレシピをウェブページ上に公開するウェブサイトである。レシピサーバ1は、ユーザ端末4からのリクエストに応じて、例えば、レシピサイトのウェブページを送信したり、投稿されたレシピを登録する処理を行ったり、レシピを検索する処理を行ったりする。なお、サービス提供サイトに会員登録されていないユーザもレシピサイトのサービスを利用することができるようにレシピサーバ1が構成されてもよい。レシピサーバ1は、本発明における情報処理装置の一例である。
ネットスーパーサーバ2は、総合サイトに属するネットスーパーに関する各種処理を実行するサーバ装置である。ネットスーパーは、例えば、ユーザからの注文をネットワークNWを介して受け付け、注文商品をユーザの自宅等に配送するシステムである。ネットスーパーにおいては、注文された時間に応じて配達日が規定されている。注文された時間が1日のうちの予め定められた早い時間帯に含まれる場合には、ネットスーパー企業は、注文された商品を即日配達する。ユーザは、例えば、レシピサイトにおいて閲覧したレシピで作る料理の食材を、ネットスーパーから購入することができる。ネットスーパーサーバ2は、商品情報DB2aを備える。「DB」は、データベースの略語である。商品情報DB2aには、ネットスーパーで販売されている商品に関する商品情報が登録される。ネットスーパーサーバ2は、ユーザ端末4からのリクエストに応じて、例えば、ネットスーパーのウェブページを送信したり、商品の検索や購入等に関する処理を行ったりする。
会員情報管理サーバ3は、総合サイトに会員登録したユーザの情報を会員情報として管理するサーバ装置である。会員情報管理サーバ3は、会員情報DB3aを備える。会員情報DB3aには、各ユーザの会員情報が登録されている。レシピサーバ1及びネットスーパーサーバ2のそれぞれは、会員情報管理サーバ3を通じて会員情報DB3aにアクセスする。
ユーザ端末4は、各種ウェブサイトを利用するユーザの端末装置である。ユーザ端末4は、ユーザからの操作に基づいてレシピサーバ1やネットスーパーサーバ2等のサーバ装置にアクセスする。これにより、ユーザ端末4は、サーバ装置からウェブページを受信して表示する。ユーザ端末4には、ブラウザや電子メールクライアント等のソフトウェアが組み込まれている。ユーザ端末4としては、例えば、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォン等の携帯情報端末、携帯電話機等が用いられる。
[1−2.こだわり度]
次に、こだわり度に基づくレシピの検索及び表示について、図2乃至図5を用いて説明する。
レシピサイトにおいて、ユーザは、検索条件を指定することにより、所望のレシピを検索することができる。検索条件としては、例えば、キーワード、レシピのカテゴリー、食材名等がある。また、レシピサイトにおいては、こだわり度を指定することができる。こだわり度は、例えば、できあがる料理にどれだけの質を追求するかを示す情報である。こだわり度は、追求度ともいうことができる。こだわり度は、例えば、料理のための手間に応じた値となる。具体的に、ユーザが手間をかけてでも、良い料理を作りたい場合、こだわり度が高くなる。一方、ユーザが手間をかけずに簡単に料理を作りたい場合、こだわり度が低くなる。また、こだわり度は、手間に加えて、料理に用いられる食材の高級度に応じた値となってもよい。具体的に、ユーザが高級な食材を使ってでも、良い料理を作りたい場合、こだわり度が高くなる。一方、ユーザが安い食材を使って料理を作りたい場合、こだわり度が低くなる。ユーザは、こだわり度を指定することにより、ユーザのこだわりに応じたレシピを検索することができる。ユーザにより指定されたこだわり度は、本発明における第1こだわり度の一例である。
こだわり度を用いたレシピの検索を可能とするため、レシピサーバ1は、各レシピのこだわり度を算出する。レシピのこだわり度は、本発明における第2こだわり度の一例である。レシピのこだわり度は、レシピが有する複数の属性に基づいて算出される。レシピサーバ1は、レシピの内容を示すレシピ情報を管理している。そこで、レシピサーバ1は、レシピ情報に基づいてレシピの属性を特定する。レシピ情報は、レシピの属性を含む。従って、レシピサーバ1は、こだわり度の算出に用いられる属性をレシピ情報から特定することができる。また、こだわり度の算出に用いられる属性は、レシピ情報に含まれる属性そのものに限られるものではない。こだわり度の算出に用いられる属性は、レシピ情報の内容に基づいて特定することができる属性であればよい。
こだわり度に用いられるレシピの属性は、大別して、料理のための手間に影響する属性と、食材の高級度とがある。手間に影響する属性としては、例えば、食材数、手順数、調理時間がある。レシピサーバ1は、例えば、各属性に基づいてそれぞれのこだわり度を算出し、算出したこだわり度を足し合わせることにより、レシピのこだわり度を算出する。
図2(a)は、レシピの属性とこだわり度との対応関係の一例を示す図である。食材数は、料理に用いられる食材の数である。食材数が多いほど、料理の手間が増える傾向がある。従って、食材数が多いほど、こだわり度が高くなる。例えば、図2(a)に示すように、通常は、食材1個につきこだわり度が1点加算される。つまり、食材数に対応するこだわり度=食材数である。しかしながら、ユーザが使用することに、さほど手間を要さない食材もある。そのため、食材によっては、1点未満のこだわり度が加算される。例えば、調味料は、0.1点である。また、炊いた米は、0.3点である。また、水は、0点である。
手順数は、料理の手順の数である。手順数が多いほど、料理の手間が増える傾向がある。従って、手順数が多いほど、こだわり度が高くなる。例えば、手順数に対応するこだわり度=手順数×3である。
調理時間が長いほど、料理の手間が増える傾向がある。従って、料理時間が長いほど、こだわり度が高くなる。例えば、15分ごとに1点加算される。つまり、調理時間に対応するこだわり度=調理時間÷15である。
食材の高級度は、例えば、1人分の料理を作るために必要な食材の費用である。食材費が高いほど、食材の高級度が高くなる。従って、食材費が高いほど、こだわり度が高くなる。例えば、500円ごとに1点加算される。つまり、食材費に対応するこだわり度=食材費÷500である。なお、食材ごとに予め高級度が定められていてもよい。そして、レシピで用いられる全食材の高級度の合計値が、高級度に対応するこだわり度とされてもよい。例えば、一般的な食材の高級度を、0点とする。そして、食材が高級になるほど高級度が高くなる。例えば、えびや牛肉などの高級度は3点、ホワイトアスパラや生ハムなどの高級度は6点、フカヒレやあわびなどの高級度は9点と定められる。
図2(b)は、「さといもの煮物」というレシピタイトルのレシピのこだわり度の算出例を示す図である。図2(b)に示すように、食材として、里芋、塩、砂糖、みりん、醤油、顆粒のだしがある。里芋及び顆粒のだしは、それぞれ1点である。塩、砂糖、みりん及び醤油は、それぞれ1点である。従って、食材数に対応するこだわり度は、2.4点である。また、手順数は5であり、調理時間は30分であり、食材の高級度は200円である。そのため、それぞれのこだわり度は、15点、2点及び1点である。従って、「さといもの煮物」のこだわり度は、20.4点である。
なお、こだわり度の算出に用いられる属性は、上述の属性に限られるものではない。例えば、レシピ情報に料理の難易度が設定されてもよい。そして、レシピサーバ1は、料理の難易度をこだわり度の算出に用いてもよい。料理の難易度が高いほど、こだわり度が高くなる。また、料理のための手間は、料理そのものの手間に限られるものではない。料理のための手間は、料理の準備に必要な手間が含まれてもよい。料理の準備に必要な手間としては、食材の入手がある。そこで、レシピサーバ1は、食材の入手の難易度を、こだわり度の算出に用いてもよい。食材の入手の難易度が高いほど、食材の入手に手間がかかる。従って、食材の入手の難易度が高いほど、こだわり度が高くなる。
また、レシピサーバ1は、レシピのこだわり度を算出する場合、少なくとも2つ以上の属性を用いればよい。また、レシピサイトの運営者は、こだわり度の算出に用いる属性の組み合わせを任意に決定することができる。
次に、ユーザによるこだわり度の指定方法について説明する。図3(a)は、レシピサイトのトップページの表示例を示す図である。図3(a)に示すように、トップページには、キーワード入力領域101、検索ボタン102、詳細検索リンク103、複数のカテゴリー指定領域104、スライドバー105が表示される。キーワード入力領域101は、検索条件としてのキーワードを入力するための入力領域である。検索ボタン102は、レシピサーバ1に検索を要求するためのボタンである。詳細検索リンク103は、詳細検索ページを表示させるためのウェブページである。詳細検索ページは、詳細な検索条件を指定するためのウェブページである。詳細な検索条件としては、例えば、食材名がある。各カテゴリー指定領域104は、検索条件としてのカテゴリーを指定するためのリンクを複数含む。
スライドバー105は、こだわり度を指定するためのウィジェットである。スライドバー105は、つまみ106を有する。ユーザは、つまみ106を操作することにより、つまみ106を左右にスライドさせることができる。スライドバー105上におけるつまみ106の位置が、こだわり度に対応する。つまり、つまみ106は、現時点でのこだわり度を指し示す。つまみ106は、本発明におけるポインタの一例である。ユーザが検索ボタン102を選択すると、つまみ106の位置に対応するこだわり度に応じたレシピが検索される。ユーザがキーワード入力領域101にキーワードを入力して、検索ボタン102を選択した場合、入力されたキーワードに合致するレシピのうち、つまみ106の位置に対応するこだわり度に応じたレシピが検索される。ユーザが何れかのカテゴリー指定領域104のリンクを選択すると、選択されたリンクに対応するカテゴリーに属するレシピのうち、つまみ106の位置に対応するこだわり度に応じたレシピが検索される。スライドバー105は、詳細検索ページにも表示される。詳細検索ページにおいて、ユーザが食材名を指定すると、食材名が示す食材を利用するレシピのうち、つまみ106の位置に対応するこだわり度に応じたレシピが検索される。
スライドバー105は、こだわり度を指定するためのウィジェットである。スライドバーは、本発明におけるウィジェットの一例である。ユーザは、こだわり度を具体的な数値として意識していない蓋然性がある。そのため、つまみ106の位置でこだわり度を指定することができるようになっている。なお、こだわり度を指定するためのウィジェットは、スライドバー105に限られるものではない。例えば、このウィジェットは、回転操作可能なダイヤルであってもよい。
次に、こだわり度を用いたレシピの検索方法及び検索結果の表示について説明する。図3(b)は、こだわり度を用いたレシピの検索方法の一例を示す図である。つまみ106の位置に対応するこだわり度は、例えば、パーセンテージで表される。例えば、図3(b)に示すように、スライドバー105の左端が0パーセントであり、右端が100パーセントである。レシピサーバ1は、つまみ106の位置に対応するこだわり度を点数に正規化する。例えば、0パーセントを0点とし、100%を点数の最大値とする。例えば、点数の最大値が50点であるとする。つまみ106の位置に対応するこだわり度が40%である場合、このこだわり度は20点に変換される。レシピサーバ1は、ユーザにより指定されたこだわり度に応じた範囲を設定し、設定した範囲にこだわり度が含まれるレシピを検索する。例えば、指定されたこだわり度の±5%以内の範囲を検索範囲とする。指定されたこだわり度が20点である場合、検索範囲は15以上〜25%以下である。なお、検索範囲は、指定されたこだわり度の±5%に限られるものではない。指定されたこだわり度に応じた範囲であればよい。
図4(a)は、検索結果ページの表示例を示す図である。図4(a)において、図3(a)と同様の要素については同様の符号が付されている。レシピサーバ1は、レシピを検索すると、検索結果ページをユーザ端末4へ送信する。検索結果ページは、レシピの検索結果が表示されるウェブページである。図4(a)に示すように、検索結果ページには、キーワード入力領域101、検索ボタン102、詳細検索リンク103、スライドバー105、一覧表示領域210、ソート条件指定領域220が表示される。ユーザは、キーワード入力領域101、検索ボタン102、詳細検索リンク103及びスライドバー105を操作することにより、検索条件を指定し直して、検索を要求することができる。
一覧表示領域210には、検索されたレシピの一覧が表示される。具体的に、一覧表示領域210には、検索されたレシピごとに検索レシピ表示領域211が表示される。検索レシピ表示領域211は、検索されたレシピの簡単な情報が表示される。例えば、検索レシピ表示領域211には、レシピタイトルリンク212、レシピID、レシピの公開日時、レシピの投稿者のコメント、食材名、料理の画像が表示される。レシピタイトルリンク212は、レシピタイトルを示す。また、レシピタイトルリンク212は、レシピページを表示させるためのリンクである。レシピページは、レシピが表示されるウェブページである。具体的には、レシピ情報が表示される。レシピIDは、レシピの識別情報である。
検索レシピ表示領域211は、例えば、こだわり度が低いレシピの順に表示される。図4(a)は、参考として、各検索レシピ表示領域211の右側に、対応するレシピのこだわり度を示している。図4(a)は、ユーザが、キーワードとして「煮物」を指定し、且つこだわり度を20点に指定した場合の表示例である。一覧表示領域210には、18.3点、19.6点及び20.4点のレシピの検索レシピ表示領域211がそれぞれ表示されている。18.3点のレシピは「さといもの煮物」である。
ソート条件指定領域220は、一覧表示領域210に一覧表示されるレシピの並び順の条件を指定するための複数のリンクを含む。ユーザがソート条件指定領域220の何れかのリンクを選択すると、レシピサーバ1は、選択されたリンクに対応するソート条件で、検索されたレシピを並び替える。そして、レシピサーバ1は、並び替えが一覧表示領域210に反映された新たな検索結果ページをユーザ端末4へ送信する。
図4(b)は、ユーザが、キーワードとして「煮物」を指定し、且つこだわり度を40点に指定した場合の表示例である。図4(b)に示すように、検索レシピ表示領域211には、35.5点、35.8点及び36.6点のレシピの検索レシピ表示領域211がそれぞれ表示されている。このように、こだわり度以外の検索条件が同一であっても、ユーザがこだわり度を変えることで、異なるレシピが検索される。つまり、ユーザは、こだわり度を指定することで、そのときのユーザの気分に応じたレシピを検索することができる。例えば、ユーザは、煮物を作りたいと考えているが、手間をかけたくはない、または、お金をかけたくないと考えている場合、スライドバー105でこだわり度を低くする。一方、ユーザは、煮物を作りたいと考えており、手間をかけてもよい、または、お金をかけてもよいと考えている場合、スライドバー105でこだわり度を高くする。
検索結果ページにおけるスライドバー105のつまみ106の位置は、トップページでユーザがスライドバー105を操作したときのつまみ106の位置と同一である。つまり、検索結果ページにおけるつまみ106の位置は、ユーザが指定したこだわり度を示している。検索結果ページにおいて、ユーザがつまみ106を移動させてこだわり度を変更すると、一覧表示領域210には、変更後のこだわり度に応じたレシピの一覧が表示される。このとき、こだわり度以外の検索条件は保持される。このとき、ユーザは、検索ボタン102を操作する必要はない。例えば、図4(a)に示す検索結果ページにおいて、ユーザがつまみ106を20点の位置から40点の位置に移動させると、図4(b)に示すような検索結果ページが表示される。ユーザは、スライドバー105によりこだわり度を指定するため、指定されたこだわり度に応じたレシピがユーザが所望するレシピではない場合がある。スライドバー105を操作することにより、ユーザは検索結果を確認しながらこだわり度を変更することができる。そのため、が所望するレシピを探しやすくすることができる。
図5は、レシピページの表示例を示す図である。図5に示すように、レシピページには、スライドバー105、レシピID301、レシピタイトル302、料理名303、調理時間304、対象人数305、食材表示欄306、食材費307、料理画像308、コメント309、手順表示欄310、調理依頼メール作成ボタン321、調理レポート投稿ボタン322が表示される。なお、レシピページにおけるスライドバー105の利用方法については後述する。
対象人数305は、食材表示欄306に表示される食材の分量で、何人分の料理を作ることができるかを示す。食材表示欄306には、食材の一覧が表示される。具体的に、食材表示欄306には、食材名及び食材の分量が食材ごとに表示される。手順表示欄310は、1つ以上表示される。手順表示欄310には、料理の手順が表示される。具体的に、手順表示欄310には、手順文章及び手順画像が表示される。手順文章は手順を説明する文章である。手順画像は、手順を示す画像である。表示されている手順表示欄310の数が、手順数に相当する。
調理依頼メール作成ボタン321は、調理依頼メールを作成するためのボタンである。調理依頼メールは、レシピページに表示されたレシピでユーザが別の人に料理を依頼する電子メールである。ユーザが調理依頼メール作成ボタン321を選択すると、調理依頼メールを作成するためのウインドウが表示される。このウインドウにおいて、ユーザが、送信先のメールアドレス及びコメントを入力すると、レシピサーバ1が調理依頼メールを生成して送信する。調理依頼メールには、レシピページのURL(Uniform Resource Locator)、コメント、レシピに用いられる食材の食材名及び分量、手順文章等が記載されている。
調理レポート投稿ボタン322は、調理レポートを投稿するためのボタンである。調理レポートは、レシピページに表示されたレシピでユーザが料理した結果や感想等の報告である。ユーザが調理レポート投稿ボタン322を選択すると、調理レポートを作成するためのウインドウが表示される。このウインドウにおいて、ユーザが調理レポートを入力すると、レシピサーバ1は、入力された調理レポートを登録する。登録された調理レポートは、例えば、対応するレシピページに表示される。
[1−3.レシピの変換]
次に、レシピの変換について、図6乃至図9を用いて説明する。
ユーザが指定したこだわり度に応じたレシピの登録がない場合又は登録数が少ない場合がある。そこで、レシピサーバ1は、ユーザから投稿されたレシピを変換することにより、ユーザが指定したこだわり度に応じたレシピを提示させることができるようにする。
例えば、同じ料理ではあっても、作り方が異なれば手間が異なる場合がある。また、同じ料理ではあっても、ユーザは、安価な食材を利用することも高価な食材を利用することもできる。レシピサーバ1は、こだわり度の算出に用いられる属性が変化するように手順や食材を別の手順や食材に変換する。これにより、レシピサーバ1は、変換元のレシピとはこだわり度が異なるレシピを生成する。レシピサーバ1は、変化前と変換後では、完成する料理が同一であるか、またはおおよそ同一となるように、手順及び食材の少なくとも何れか一方を変換する。従って、変換後の手順または食材は、変換前のレシピで作られる料理(または、変換前のレシピで作られる料理とおおよそ同じ料理)を作るにあたって、変換前の手順または食材から代替可能なものである。
図6(a)は、手順の変換規則とこだわり度との対応関係の一例を示す図である。例えば、図6(a)に示すように、手順の変換規則は、変換前の手順と変換後の手順とが規定されている。例えば、だしが必要な場合に、顆粒のだしを使うという手順が、昆布と鰹節からだしをとるという手順に変換されるとする。この場合、実際には、だしをとるという手順が増える。また、食材が変わる。そこで、こだわり度は、例えば、2点増加する。その逆に、昆布と鰹節からだしをとるという手順が、顆粒のだしを使うという手順に変換されるとする。この場合、こだわり度は、例えば、2点減少する。また例えば、下処理された里芋が必要である場合に、下処理済みの里芋を入手してそのまま使うという手順から、里芋の下処理をするという手順に変換されるとする。この場合、実際には、下処理をするという手順が増える。そこで、こだわり度は、例えば、3点増加する。その逆に、里芋の下処理をするという手順から、下処理済みの里芋を入手してそのまま使うという手順に変換されるとする。この場合、こだわり度は、例えば、3点減少する。
図6(b)は、食材の変換規則とこだわり度との対応関係の一例を示す図である。例えば、図6(b)に示すように、食材の変換規則は、変換前の食材と変換後の食材とが規定されている。例えば、一般的な昆布が、VV産の高価な昆布に変換されたとする。この場合、こだわり度は、例えば、1点増加する。その逆に、一般的な昆布が、WW産の安価な昆布に変換されたとする。この場合、こだわり度は、例えば、1点減少する。
手順の変換規則及び食材の変換規則は、例えば、予め登録されている。レシピサーバ1は、ユーザから投稿されたレシピを、オリジナルのレシピとして登録する。また、レシピサーバ1は、変換規則を用いてオリジナルのレシピを変換して、新たなレシピを生成する。変換によって生成されたレシピを、オリジナルのレシピに対して、変換コピーという。レシピサーバ1は、生成した変換コピーも登録する。
例えば、オリジナルのレシピ「さといもの煮物」は、顆粒のだしを使うレシピである。そこで、レシピサーバ1は、顆粒のだしを使うという手順を、昆布と鰹節からだしをとるという手順に変換した変換コピーを生成する。この変換コピーのこだわり度は、22.4点である。また、オリジナルのレシピ「さといもの煮物」は、里芋の下処理をする手順を含むレシピであるとする。そこで、レシピサーバ1は、里芋の下処理をするという手順を、下処理済みの里芋を使うという手順に変換した変換コピーを生成する。この変換コピーのこだわり度は、17.4点である。何れの変換コピーも、「さといもの煮物」である。なお、オリジナルのレシピ1つにつき生成する変換コピーの数は任意である。また、レシピサーバ1は、1つの変換コピーを生成するときに複数の変換規則を用いてもよい。
レシピサーバ1は、レシピを検索するとき、オリジナルのレシピを優先して検索(表示)する。その理由は、ユーザが投稿した内容を尊重した方がよいからである。しかしながら、レシピサーバ1は、検索することができたオリジナルのレシピの数が予め設定された数以下である場合、オリジナルのレシピと変換コピーとの両方を検索する。
図7は、検索結果がレシピの変換コピーを含む検索結果ページの表示例を示す図である。図7は、ユーザが、キーワードとして「煮物」を指定し、且つこだわり度を15点に指定した場合の表示例である。一覧表示領域210には、こだわり度が17.4点である「さといもの煮物」の検索レシピ表示領域211が表示される。変換コピーの検索レシピ表示領域211には、変換メッセージ213が表示される。変換メッセージ213は、変換されたレシピであることを示すメッセージである。オリジナルのレシピよりもこだわり度が低くなったレシピの場合、例えば、「オリジナルよりもこだわり度を低くしたレシピが表示されます。」と表示される。一方、オリジナルのレシピよりもこだわり度が高くなったレシピの場合、例えば、「オリジナルよりもこだわり度を高くしたレシピが表示されます。」と表示される。
図8及び図9は、レシピの変換コピーのレシピページの表示例を示す図である。図8は、こだわり度が22.4点である「さといもの煮物」の変換コピーのレシピページを示す。図8に示すように、レシピページには、図5に示すレシピページの表示内容に加えて、変換メッセージ331、吹き出し332及び333が表示される。変換メッセージ331として、例えば、「オリジナルよりもこだわり度を高くしたレシピを表示しています。」が表示される。吹き出し332は、変換前の食材として、食材表示欄306に表示されている「顆粒だし」を指している。また、吹き出し332には、変換後の食材に関する情報として、例えば、「昆布と鰹節でだしをとって、より味わい深く!」といった文章が表示される。吹き出し333には、追加された手順として、例えば、「[手順1の前]だしをとる:水400ccに昆布を入れて火にかけ、沸騰直前に昆布を取り出す。続いて鰹節を入れて、一煮立ちしたら、火を止める。」といった文章が表示される。また、吹き出し332には、追加された手順の手順表示欄310が表示されるべき位置を指している。ユーザは、吹き出しを操作することにより、吹き出しが指している場所を維持させたまま、吹き出しの位置を変更することができる。
レシピサーバ1は、レシピページにおいて、食材表示欄306に表示される食材名を直接変更せず、また、手順表示欄310を直接追加しない。その理由は、投稿者の許可を得ないでオリジナルのレシピそのものの内容を変えるべきではないからである。図8に示すような表示であれば、ユーザは、オリジナルのレシピの内容を確認することができるとともに、オリジナルのレシピからの変更点を確認することができる。変換コピーの内容は、オリジナルのレシピの内容そのものが変更されたレシピに限られるものではない。変換コピーの内容は、オリジナルのレシピの内容の一部を変換することにより生成された内容を、オリジナルのレシピに追加して生成されるレシピであってもよい。
図9は、こだわり度が17.4点である「さといもの煮物」の変換コピーのレシピページを示す。図9に示すように、レシピページには、図5に示すレシピページの表示内容に加えて、変換メッセージ341、吹き出し342、削除枠343及び吹き出し344が表示される。変換メッセージ341として、例えば、「オリジナルよりもこだわり度を低くしたレシピを表示しています。」が表示される。吹き出し342は、変換前の食材として、食材表示欄306に表示されている「里芋」を指している。また、吹き出し332には、変換後の食材に関する情報として、例えば、「下処理済みの里芋を購入すれば、楽です!」といった文章が表示される。削除枠343は、里芋の下処理の手順を示す手順1〜3の手順表示欄310を覆っている。これにより、手順1〜3の手順表示欄310の内容は薄く表示されている。吹き出し344は、削除枠343を指している。また、吹き出し344には、例えば、「さといもの下処理を省略!」といった文章が表示される。
レシピページにおけるスライドバー105のつまみ106の位置は、ユーザが指定したこだわり度を示している。ユーザがつまみ106を移動させてこだわり度を変更すると、レシピページには、変更後のこだわり度に応じたレシピが表示される。こだわり度の変更前に表示されていたレシピと、こだわり度の変更後に表示されるレシピとは、オリジナルと変換コピーとの関係にあるか、または、オリジナルが互いに同一である変換コピー同士の関係にある。例えば、図5に示すレシピページにおいてユーザがつまみ106を右方向へ移動させると、図8に示すレシピページが表示される。また、図5に示すレシピページにおいてユーザがつまみ106を左方向へ移動させると、図9に示すレシピページが表示される。レシピページにおいてスライドバー105を操作することにより、ユーザは、ユーザが考えているこだわり度に応じたレシピを表示させることができる。
[1−4.各サーバ装置の構成]
次に、各サーバ装置の構成について、図10及び図11を用いて説明する。
[1−4−1.レシピサーバの構成]
図10は、本実施形態に係るレシピサーバ1の概要構成の一例を示すブロック図である。図10に示すように、レシピサーバ1は、通信部11と、記憶部12と、入出力インターフェース13と、システム制御部14と、を備えている。そして、システム制御部14と入出力インターフェース13とは、システムバス15を介して接続されている。
通信部11は、ネットワークNWやNLに接続して、他のサーバ装置やユーザ端末4等との通信状態を制御するようになっている。
記憶部12は、例えば、ハードディスクドライブ等により構成されている。記憶部12は、本発明における記憶手段及び履歴記憶手段の一例である。この記憶部12には、レシピ情報DB12a、レシピ変換情報DB12b、レシピ会員DB12c等のデータベースが構築されている。
図11(a)は、レシピ情報DB12aに登録される内容の一例を示す図である。レシピ情報DB12aには、レシピ情報が登録される。具体的に、レシピ情報DB12aには、レシピID、レシピ種別、コピー番号、公開日時、ユーザID、カテゴリーID、レシピタイトル、料理名、調理時間、料理画像、食材情報、コメント、手順情報、こだわり度が、レシピごとに登録される。レシピに相当する情報は、レシピタイトル、料理名、料理画像、食材情報及び手順情報である。レシピ種別は、レシピがオリジナルであるか変換コピーであるかを示す。コピー番号は、変換コピーの識別番号である。コピー番号は、レシピが変換コピーである場合に設定される。オリジナルのレシピと変換コピーとでは、レシピIDが同一である。レシピサーバ1は、レシピID、レシピ種別及びコピー番号の組み合わせにより、個々のレシピを識別することができる。ユーザIDは、レシピを投稿したユーザの識別情報である。カテゴリーIDは、レシピが属するカテゴリーの識別情報である。
図11(b)は、食材情報に設定される内容の一例を示す図である。食材情報には、対象人数及び食材費が設定されるとともに、食材ごとに、食材名及び分量が設定される。システム制御部14は、食材情報から食材数を特定することができる。図11(c)は、手順情報に設定される内容の一例を示す図である。手順情報には、手順ごとに、手順文章及び手順画像が登録される。システム制御部14は、手順情報から手順数を特定することができる。
図11(d)は、レシピ変換情報DB12bに登録される内容の一例を示す図である。レシピ変換情報DB12bには、レシピを変換するための用いられるレシピ変換情報が登録される。具体的に、レシピ変換情報DB12bには、変換ID、変換規則情報及びこだわり度が、変換規則ごとに対応付けて登録される。変換IDは、レシピ変換情報の識別情報である。変換規則情報は、変換規則を示す。例えば、変換規則情報は、変換対象の属性の種類、変換対象の属性を検索するためのキーワード、変換方法、変換後の属性の内容、吹き出しに表示される文章等が設定される。こだわり度は、オリジナルのレシピのこだわり度に加算される点数である。
顆粒のだしを使うという手順を、昆布と鰹節からだしをとるという手順に変換する場合を例として、変換規則情報の内容を具体的に示す。変換対象の属性の種類は、食材及び手順である。キーワードは、「顆粒」及び「だし」である。キーワードが複数設定されている場合、複数のキーワードの全てを含む属性が変換対象である。食材の変換方法は、変更である。変換前の食材の名称は、「顆粒だし」である。食材に対応する吹き出しに表示される文章は、「昆布と鰹節でだしをとって、より味わい深く!」である。手順の変換方法は、追加である。変換後の(追加される)手順文章及び手順に対応する吹き出しに表示される文章は、「だしをとる:水400ccに昆布を入れて火にかけ、沸騰直前に昆布を取り出す。続いて鰹節を入れて、一煮立ちしたら、火を止める。」である。
図11(e)は、レシピ会員DB12cに登録される内容の一例を示す図である。レシピ会員DB12cには、ユーザによるレシピサイトの利用に関するレシピ会員情報が登録される。具体的に、レシピ会員DB12cには、ユーザID、こだわり度、レシピID及びレポートIDが対応付けて登録される。こだわり度は、レシピの検索の際にユーザが指定したこだわり度である。なお、システム制御部14は、ユーザ端末4からレシピの検索リクエストを受信したとき、レシピ会員DB12cへのこだわり度の登録と、レシピの検索とを並行して実行する。レシピIDは、指定されたこだわり度によって検索されたレシピの中からユーザにより選択されることによりレシピページが表示されたレシピを示す。レポートIDは、レシピIDが示すレシピに対してユーザにより投稿された調理レポートの識別情報である。調理レポートの情報は記憶部12に記憶される。
次に、記憶部12に記憶されるその他の情報について説明する。記憶部12には、ウェブページを表示するためのHTML(HyperText Markup Language)文書、XML(Extensible Markup Language)文書、画像データ、テキストデータ、電子文書等の各種データが記憶されている。また、記憶部12には、各種の設定値が記憶されている。なお、記憶部12に記憶されるレシピ情報及びレシピページのHTML文書のそれぞれは、本発明において記憶手段に記憶されるレシピの一例である。
また、記憶部12には、オペレーティングシステム、WWW(World Wide Web)サーバプログラム、DBMS(Database Management System)、レシピ管理プログラム等の各種プログラムが記憶されている。レシピ管理プログラムは、レシピサイトに関する各種の処理を実行するためのプログラムである。レシピ管理プログラムは、本発明における情報処理プログラムの一例である。なお、各種プログラムは、例えば、他のサーバ装置等からネットワークNWを介して取得されるようにしてもよいし、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。
入出力インターフェース13は、通信部11及び記憶部12とシステム制御部14との間のインターフェース処理を行うようになっている。
システム制御部14は、CPU(Central Processing Unit)14a、ROM(Read Only Memory)14b、RAM(Random Access Memory)14c等により構成されている。そして、システム制御部14は、CPU14aが、各種プログラムを読み出し実行することにより、本発明における第1取得手段、第2取得手段、検索手段及び提示手段として機能するようになっている。
なお、レシピサーバ1が、複数のサーバ装置で構成されてもよい。例えば、レシピ情報の登録、検索等を行うサーバ装置、ユーザ端末4からのリクエストに応じてレシピサイトのウェブページを送信するサーバ装置、及びデータベースを管理するサーバ装置等が、互いにLAN等で接続されてもよい。
[1−4−2.ネットスーパーサーバの構成]
ネットスーパーサーバ2は、CPU等により構成されているシステム制御部、ハードディスクドライブ等により構成されている記憶部、通信部等を備える。ネットスーパーサーバ2の記憶部には、商品情報DB2aが構築されている。
図11(f)は、商品情報DB2aに登録される内容の一例を示す図である。商品情報DB2aには、商品情報が登録される。具体的に、商品情報DB2aには、店舗ID、商品ID、ジャンルID、商品名、商品画像のURL、商品説明、分量、商品価格等の商品の属性値が、店舗が販売する商品ごとに対応付けて登録される。店舗IDは、商品の販売元の店舗の識別情報である。商品IDは、店舗が、販売する商品を管理するための商品の識別情報である。ジャンルIDは、商品が属するジャンルを示す。
[1−4−3.会員情報管理サーバの構成]
会員情報管理サーバ3は、CPU等により構成されているシステム制御部、ハードディスクドライブ等により構成されている記憶部、通信部等を備える。ネットスーパーサーバ2の記憶部には、会員情報DB3aが構築されている。
図11(g)は、会員情報DB3aに登録される内容の一例を示す図である。会員情報DB3aには、サービス提供サイトに会員登録しているユーザに関する会員情報が登録される。具体的に、会員情報DB12aには、ユーザID、パスワード、ニックネーム、氏名、生年月日、性別、郵便番号、住所、電話番号、電子メールアドレス等のユーザの属性が、ユーザごとに対応付けて登録される。
[1−5.情報処理システムの動作]
次に、情報処理システムSの動作について、図12乃至図15を用いて説明する。
図12は、本実施形態に係るレシピサーバ1のシステム制御部14のレシピ登録処理における処理例を示すフローチャートである。ユーザは、レシピサイトにおいてレシピを投稿する。具体的に、ユーザは、ユーザ端末4を操作して、レシピタイトル、料理名、調理時間、対象人数、食材費、食材名、分量、手順文書及びコメントを入力する。また、ユーザは、カテゴリー、料理画像及び手順画像を指定する。ユーザ端末4は、ユーザにより入力された情報及び指定された情報を含むレシピ登録リクエストをレシピサーバ1へ送信する。レシピ登録処理は、レシピサーバ1がレシピ登録リクエストを受信したときに開始される。
図12に示すように、システム制御部14は、オリジナルのレシピのこだわり度を算出する(ステップS1)。具体的に、システム制御部14は、レシピ登録リクエストに設定された食材名に基づいて、各食材に対する点数を決定する。そして、システム制御部14は、決定した点数を足し合わせて、食材数に対応するこだわり度を算出する。また、システム制御部14は、レシピ登録リクエストに設定された手順文章の数に応じて、手順数に対応するこだわり度を決定する。また、システム制御部14は、レシピ登録リクエストに設定された調理時間に対応するこだわり度を決定する。また、システム制御部14は、レシピ登録リクエストに設定された対象人数及び食材費に基づいて食材の高級度を算出し、食材の高級度に応じたこだわり度を算出する。システム制御部14は、各こだわり度を足し合わせて、オリジナルのレシピのこだわり度を算出する。
なお、ユーザが食材費を入力しなかった場合、システム制御部14は、ネットスーパーサーバ2から食材費を取得する。具体的に、システム制御部14は、食材名及び分量を含むリクエストをネットスーパーサーバ2に送信する。ネットスーパーサーバ2は、リクエストに含まれる食材名及び分量を検索条件として商品情報を検索する。例えば、ネットスーパーサーバ2は、商品名が食材名を含み、商品の分量がリクエストに含まれる分量と同程度である商品情報を検索する。そして、ネットスーパーサーバ2は、検索した商品情報に含まれる商品価格をレシピサーバ1へ送信する。レシピサーバ1は、食材ごとの商品価格を足し合わせることにより、食材費を算出する。
次いで、システム制御部14は、オリジナルのレシピのレシピ情報を登録する(ステップS2)。具体的に、システム制御部14は、新しいレシピIDを生成するとともに、レシピ種別として「オリジナル」を設定する。そして、システム制御部14は、レシピID、レシピ種別、レシピ登録リクエストに設定された情報、算出したこだわり度を含むレシピ情報を、レシピ情報DB12aに登録する。
次いで、システム制御部14は、登録したオリジナルのレシピ情報に変換規則を適用可能であるか否かを判定する(ステップS3)。具体的に、システム制御部14は、レシピ変換情報DB12bに登録されているレシピ変換情報に含まれる変換対象の属性の種類及びキーワードを取得する。そして、システム制御部14は、レシピ情報において、変換対象の属性の種類に対応する属性の中から、キーワードを含む属性を検索する。このとき、システム制御部14は、該当する属性を検索することができなかった場合には、変換規則を適用することはできないと判定する(ステップS3:NO)。この場合、システム制御部14は、レシピ登録処理を終了させる。一方、システム制御部14は、該当する属性を検索することができた場合には、変換規則を適用可能であると判定する(ステップS3:YES)。この場合、システム制御部14は、ステップS4に移行する。
ステップS4において、システム制御部14は、適用可能な変換規則に基づいて、オリジナルのレシピ情報を変換して、変換コピーのレシピ情報を生成する。具体的に、システム制御部14は、オリジナルのレシピのレシピ情報をコピーする。次いで、システム制御部14は、変換規則情報に含まれる変換対象の属性の種類、変換方法及び変換後の属性の内容に基づいて、レシピ情報のコピーの内容を書き換える。これにより、システム制御部14は、変換コピーのレシピ情報を生成する。
次いで、システム制御部14は、オリジナルのレシピのこだわり度と、変換規則情報に含まれるこだわり度とを足し合わせて、変換コピーのこだわり度を算出する(ステップS5)。そして、システム制御部14は、変換コピーのレシピ情報に含まれるこだわり度を書き換える。
次いで、システム制御部14は、変換コピーのレシピ情報に含まれるレシピ種別を、「オリジナル」から「変換コピー」に書き換える。そして、システム制御部14は、変換コピーのレシピ情報をレシピ情報DB12aに登録する(ステップS6)。システム制御部14は、この処理を終えると、レシピ登録処理を終了させる。
なお、システム制御部14は、適用可能な変換規則ごとに、ステップS4〜S6の処理を実行してもよい。
図13は、本実施形態に係るレシピサーバ1のシステム制御部14のレシピ検索処理における処理例を示すフローチャートである。トップページにおいてユーザが検索ボタン102を選択した場合、ユーザがカテゴリー指定領域104のリンクを選択した場合、または、詳細検索ページにおいてユーザが食材名を入力した場合、ユーザ端末4は、検索リクエストをレシピサーバ1へ送信する。検索リクエストは、指定された検索条件、つまみ106の位置に対応するこだわり度、及び、ユーザ端末4を利用するユーザのユーザIDを含む。リクエストを送信したユーザ端末4を利用するユーザを、「要求ユーザ」という。レシピ検索処理は、レシピサーバ1が検索リクエストを受信したときに開始される。第1取得手段としてのシステム制御部14は、検索リクエストを受信することにより、ユーザにより指定されたこだわり度を取得する。
図13に示すように、システム制御部14は、検索リクエストに含まれるこだわり度を正規化する(ステップS31)。次いで、システム制御部14は、こだわり度以外の検索条件を満たすレシピを検索する(ステップS32)。例えば、検索条件としてキーワードが指定された場合、システム制御部14は、レシピタイトル、料理名、手順文章の少なくとも何れかがキーワードを含むレシピ情報を検索する。また、検索条件としてカテゴリーが指定された場合、システム制御部14は、指定されたカテゴリーに属するレシピのレシピ情報を検索する。また、検索条件として食材名が指定された場合、システム制御部14は、指定された食材名と一致する食材名を含むレシピ情報を検索する。システム制御部14は、レシピ情報を検索すると、検索されたレシピ情報の一覧を示す検索結果リストを生成する。具体的に、第2取得手段としてのシステム制御部14は、検索されたレシピのレシピ情報から、レシピID、レシピ種別、コピー番号及びこだわり度を取得する。そして、システム制御部14は、取得した情報を含む検索結果リストを生成する。
次いで、システム制御部14は、検索結果リストを、検索リクエストに含まれる要求ユーザのユーザIDに対応付けて記憶部12に記憶させる(ステップS33)。この処理を行う理由は、検索結果リストを後でシステム制御部14が利用することができるようにするためである。
次いで、検索手段としてのシステム制御部14は、検索されたレシピの中から、レシピ情報に設定されているこだわり度が、ユーザにより指定されたこだわり度に応じた範囲に含まれるレシピを抽出する(ステップS34)。次いで、システム制御部14は、抽出されたレシピ情報の中からオリジナルのレシピを抽出する(ステップS35)。オリジナルのレシピは、レシピ種別が「オリジナル」に設定されているレシピである。
次いで、システム制御部14は、抽出したオリジナルのレシピの数が、記憶部12に記憶されている設定数より大きいか否かを判定する(ステップS36)。このとき、システム制御部14は、オリジナルのレシピの数が設定数より大きいと判定した場合には(ステップS36:YES)、ステップS37に移行する。一方、システム制御部14は、オリジナルのレシピの数が設定数以下であると判定した場合には(ステップS36:NO)、ステップS38に移行する。
ステップS37において、システム制御部14は、抽出したオリジナルのレシピを検索結果とする検索結果ページのHTML文書を生成する。次いで、システム制御部14は、ステップS39に移行する。ステップS38において、システム制御部14は、ステップS34において抽出したレシピを検索結果とする検索結果ページのHTML文書を生成する。つまり、システム制御部14は、オリジナルのレシピと変換コピーとを検索結果に含む検索結果ページのHTML文書を生成する。次いで、システム制御部14は、ステップS39に移行する。
ステップS39において、システム制御部14は、生成したHTML文書を、検索リクエストの送信元のユーザ端末4へ送信する。システム制御部14は、この処理を終えると、レシピ検索処理を終了させる。
HTML文書を受信したユーザ端末4は、HTML文書に基づいて、例えば、図4(a)、図4(b)または図7に示すような検索結果ページを画面に表示する。検索結果ページにおいて、ユーザが何れかの検索レシピ表示領域211のレシピタイトルリンク212を選択すると、ユーザ端末4は、レシピページリクエストをレシピサーバ1へ送信する。レシピページリクエストは、選択されたレシピタイトルリンク212に対応するレシピのレシピページのURLを含む。レシピページリクエストを受信したレシピサーバ1のシステム制御部14は、レシピページリクエストに含まれるURLに対応するレシピページのHTML文書を、そのURLから特定されるレシピID、レシピ種別及びコピー番号を含むレシピ情報に基づいて生成する。このとき、システム制御部14は、変換コピーのレシピページのHTML文書を生成する場合、変換メッセージをHTML文書に設定する。また、システム制御部14は、レシピ情報の変換内容に基づいて、吹き出しや削除枠等を表示するためのデータをHTML文書に設定する。システム制御部14は、生成したHTML文書をユーザ端末4へ送信する。HTML文書を受信したユーザ端末4は、HTML文書に基づいて、例えば、図5、図8または図9に示すようなレシピページを画面に表示する。こうして、提示手段としてのシステム制御部14は、ユーザ端末4によりレシピをユーザへ提示させる。
図14は、本実施形態に係るレシピサーバ1のシステム制御部14の検索結果ページスライドバー操作時処理における処理例を示すフローチャートである。図14において、図13と同様の処理については同様の符号が付されている。検索結果ページにおいてユーザがスライドバー105のつまみ106を動かすと、ユーザ端末4は、検索結果変更リクエストをレシピサーバ1へ送信する。変更リクエストは、移動後のつまみ106に対応するこだわり度、及び要求ユーザのユーザIDを含む。検索結果ページスライドバー操作時処理は、レシピサーバ1が検索結果変更リクエストを受信したときに開始される。
図14に示すように、システム制御部14は、検索結果変更リクエストに含まれるこだわり度を正規化する(ステップS31)。次いで、システム制御部14は、検索結果変更リクエストに含まれるユーザIDに対応する検索結果リストを記憶部12から取得する(ステップS51)。次いで、システム制御部14は、取得した検索結果リストに基づいて、ステップS34〜S36を実行する。ステップS34において、システム制御部14は、レシピ情報に設定されているこだわり度が、ユーザにより変更されたこだわり度に応じた範囲に含まれるレシピを抽出する。
ステップS36において、システム制御部14は、オリジナルのレシピの数が設定数より大きいと判定した場合には(ステップS36:YES)、ステップS52に移行する。一方、システム制御部14は、オリジナルのレシピの数が設定数以下であると判定した場合には(ステップS36:NO)、ステップS53に移行する。
ステップS52において、システム制御部14は、抽出したオリジナルのレシピを検索結果とする一覧表示領域210を表示するための一覧表示用データを生成する。次いで、システム制御部14は、ステップS54に移行する。ステップS53において、システム制御部14は、ステップS34において抽出したレシピを検索結果とする一覧表示領域210を表示するための一覧表示用データを生成する(ステップS53)。次いで、システム制御部14は、ステップS54に移行する。ステップS54において、システム制御部14は、生成した一覧表示用データを、検索結果変更リクエストの送信元のユーザ端末4へ送信する。システム制御部14は、この処理を終えると、検索結果ページスライドバー操作時処理を終了させる。
一覧表示用データを受信したユーザ端末4は、一覧表示用データに基づいて、現在表示している検索結果ページのHTML文書を書き換える。これにより、一覧表示領域210には、変更後のこだわり度に応じたレシピの一覧が表示される。
図15は、本実施形態に係るレシピサーバ1のシステム制御部14のレシピページスライドバー操作時処理における処理例を示すフローチャートである。レシピページにおいてユーザがスライドバー105のつまみ106を動かすと、ユーザ端末4は、レシピ変更リクエストをレシピサーバ1へ送信する。変更リクエストは、移動後のつまみ106に対応するこだわり度、及び要求ユーザのユーザIDを含む。レシピページスライドバー操作時処理は、レシピサーバ1がレシピ変更リクエストを受信したときに開始される。
図15に示すように、システム制御部14は、現在レシピページが表示されているレシピのレシピIDと同一のレシピIDを含むレシピ情報をレシピ情報DB12aから検索する(ステップS71)。次いで、システム制御部14は、レシピ変更リクエストに含まれるこだわり度を正規化する(ステップS72)。次いで、システム制御部14は、ステップS71においてレシピ情報が検索されたレシピのうち、レシピ情報に設定されているこだわり度が、ユーザにより変更されたこだわり度に最も近いレシピを選択する(ステップS73)。次いで、システム制御部14は、選択したレシピと現在レシピページが表示されているレシピとが同一であるか否かを判定する(ステップS74)。このとき、システム制御部14は、同一ではないと判定した場合には(ステップS74:NO)、ステップS75に移行する。一方、システム制御部14は、同一であると判定した場合には(ステップS74:YES)、ステップS76に移行する。
ステップS75において、システム制御部14は、選択したレシピのレシピページのHTML文書を記憶部12から取得する。次いで、システム制御部14は、取得したHTML文書から、レシピの表示に必要なデータを抜き出す。次いで、システム制御部14は、抜き出したデータを、レシピ変更リクエストの送信元のユーザ端末4へ送信する。システム制御部14は、この処理を終えると、レシピページスライドバー操作時処理を終了させる。レシピの表示に必要なデータを受信したユーザ端末4は、このデータに基づいて、現在表示しているレシピページのHTML文書を書き換える。これにより、レシピページに表示される内容が変化する。
ステップS76において、システム制御部14は、該当するレシピがないことを示す応答を、レシピ変更リクエストの送信元のユーザ端末4へ送信する。システム制御部14は、この処理を終えると、レシピページスライドバー操作時処理を終了させる。応答を受信したユーザ端末4は、レシピページのHTML文書を書き換えない。
以上説明したように、本実施形態によれば、システム制御部14が、ユーザにより指定されたこだわり度と、記憶部12に記憶されるレシピから特定可能な複数の属性に基づいて算出されたレシピごとのこだわり度とを取得し、ユーザにより指定されたこだわり度に応じた範囲に含まれるこだわり度が算出されたレシピを検索し、検索されたレシピを提示させる。従って、料理をどの程度こだわるかというユーザの感覚的な要求に応じたレシピを提示させることができる。
また、システム制御部14が、こだわり度として、料理のための手間に影響する複数の属性に基づいて、料理のための手間を示す客観的なパラメータをレシピごとに算出する。そのため、ユーザは、料理のための手間に関して、食材数、手順数、調理時間などの複数の属性のそれぞれについて数値を入力する必要がなく、こだわり度のみを指定すればよい。従って、検索条件の指定の手間を減らすことができる。また、レシピサーバ1は、複数の属性のそれぞれについての検索条件を用いて検索処理を実行する必要がない。そのため、レシピサーバ1の処理負荷を低減することができる。
また、システム制御部14が、記憶部12に記憶されるオリジナルのレシピに含まれる手順及び食材の少なくとも何れか一方を代替可能な手順及び食材の少なくとも何れか一方に変換することにより、オリジナルのレシピのこだわり度とは異なるこだわり度が算出されるレシピの変換コピーを生成する。従って、ユーザが指定したこだわり度に応じたオリジナルのレシピがない場合であっても、ユーザが指定したこだわり度に応じたレシピを提示させることができる。
また、システム制御部14が、ユーザにより指定されたこだわり度に応じた範囲に含まれるこだわり度が算出されたオリジナルのレシピを検索し、検索されたオリジナルのレシピの数が設定数以下である場合に、変換コピーの中からユーザにより指定されたこだわり度に応じた範囲に含まれるこだわり度が算出された変換コピーを検索する。従って、オリジナルのレシピを優先して提示させることができる。
また、システム制御部14が、レシピの検索結果がスライドバー105とともに表示される検索結果ページを提示させ、検索結果からユーザにより指定されたレシピのレシピページを提示させ、検索結果ページのスライドバー105に対する操作によってこだわり度が変更された場合、変更されたこだわり度に応じた範囲に含まれるこだわり度が算出されたレシピの検索結果を提示させる。従って、検索されたレシピがユーザが所望するレシピではなくても、簡単な操作でユーザが所望するレシピの検索結果を提示させることができる。
また、システム制御部14が、検索されたレシピがスライドバー105とともに表示されるレシピページを提示させ、レシピページのスライドバー105に対する操作によってこだわり度が変更された場合、提示されたレシピとはオリジナルとコピーとの関係にあるレシピであって、変更されたこだわり度に応じた範囲に含まれるこだわり度が算出されるレシピを提示させる。従って、提示されたレシピがユーザが所望するレシピではなくても、簡単な操作でユーザが所望するレシピに変更することができる。
[2.第2実施形態]
次に、第2実施形態の概要について、図16を用いて説明する。第2実施形態において、レシピサーバ1は、レシピのこだわり度の算出に用いられる各属性を、ユーザによるレシピの利用履歴に基づいて重み付けする。そして、レシピサーバ1は、重み付けられた属性に基づいてこだわり度を算出する。なお、第1実施形態と同様の点についての説明は省略する。
こだわり度が互いに同程度の複数のレシピであっても、レシピのこだわり度全体に対する属性ごとのこだわり度は、レシピごとに異なる場合がある。同様に、互いに同程度のこだわり度を指定する複数のユーザであっても、どの属性を重視するかがユーザによって異なる場合がある。そこで、レシピサーバ1は、ユーザが重視していると考えられる属性の重みを重くして、レシピのこだわり度を算出する。これにより、ユーザにより適したレシピを検索することができる。
レシピサーバ1は、ユーザが過去に利用したレシピの属性に基づいて、そのユーザが重視する属性を判定する。レシピの利用の履歴を示す情報としては、例えば、調理レポートの投稿履歴がある。ユーザがレシピを利用して料理したからこそ、調理レポートを投稿するからである。投稿履歴は、レシピ会員DB12cに登録されているレシピ会員情報により示される。
ユーザが重視する属性の判定方法の一例を説明する。以下では、理解を容易にするために、調理時間と手順数の中からユーザが重視する属性を判定する場合の例について説明する。実際には、レシピサーバ1は、こだわり度の算出に用いられる全ての属性の中からユーザが重視する属性を判定する。
図16(a)は、或るユーザが調理レポートを投稿した2つのレシピのそれぞれの属性の一例を示す図である。図16(a)に示すように、ユーザがこだわり度として10点を指定して検索し、表示されたレシピのうちユーザが調理レポートを投稿したレシピの調理時間及び手順数は、20分及び2手順である。また、ユーザがこだわり度として30点を指定して検索し、表示されたレシピのうちユーザが調理レポートを投稿したレシピの調理時間及び手順数は、40分及び5手順である。
例えば、調理時間が15分であり且つ手順数が3である場合、調理時間と手順数とを重視する程度が同じであるとする。図2(a)が示すこだわり度の算出方法によれば、調理時間に対応するこだわり度を9倍して得られた値が、手順数に対応するこだわり度と一致する場合、調理時間と手順数とを重視する程度が同じである。レシピサーバ1は、属性同士を比較しやすいようにするために、各属性に正規化係数を掛け合わせる。例えば、調理時間の正規化係数は9であり、手順数の正規化係数は1である。
図16(b)は、こだわり度と調理時間及び手順数のそれぞれとの関係を示すグラフの一例である。重視される程度が同じである調理時間と手順数とが互いに同じ高さになるように、グラフが描かれている。図16(b)に示すように、こだわり度が10点及び30点の何れの場合も、ユーザは手順数よりも調理時間の方を重視している。
レシピサーバ1は、重視されている属性の重み係数を、例えば、2とする。レシピサーバ1は、重視されている属性に対応するこだわり度に重み係数を掛ける。そして、レシピサーバ1は、重視されている属性について重みが付けられたこだわり度と、他の属性のこだわり度とを足し合わせることにより、レシピのこだわり度を算出する。例えば、ユーザが調理時間を重視している場合のオリジナルの「さといもの煮物」のこだわり度は、22.4(=2.4+15+2×2+1)である。
図16(c)は、検索結果ページの表示例である。レシピサーバ1が何れかの属性の重みを重くしてレシピのこだわり度を算出した場合、検索結果ページには、メッセージ230が表示される。メッセージ230として、例えば、「ABCさんには、XXXXを重視してこだわり度を算出しています。」と表示される。「ABC」は、ユーザのニックネームである。「XXXX」は、ユーザが重視する属性の名称である。ユーザが調理レポートを一度も投稿したことがない場合、メッセージ230は表示されない。
次に、情報処理システムSの動作について、図17及び図18を用いて説明する。図17は、本実施形態に係るレシピサーバ1のシステム制御部14のレシピ登録処理における処理例を示すフローチャートである。図17において、図12と同様の処理については同様の符号が付されている。
図17に示すように、システム制御部14は、ステップS1において各属性を重み付けせずにオリジナルのレシピのこだわり度を算出した後、属性ごとに、その属性の重みを重くした場合のオリジナルのレシピのこだわり度を算出する(ステップS81)。次いで、システム制御部14は、オリジナルのレシピのレシピ情報を登録する(ステップS2)。このとき、システム制御部14は、重みを付けせずに算出した各属性に対応するこだわり度と、重みを付けせずに算出したレシピのこだわり度と、各属性の重みを重くして算出したレシピの各こだわり度とを、レシピ情報に含める。
ステップS5において、システム制御部14は、各属性を重み付けせずに変換コピーのこだわり度を算出した後、属性ごとに、その属性の重みを重くした場合のオリジナルのレシピのこだわり度を算出する(ステップS82)。次いで、システム制御部14は、変換コピーのレシピ情報を登録する(ステップS6)。このとき、システム制御部14は、重みを付けせずに算出した各属性に対応するこだわり度と、重みを付けせずに算出したレシピのこだわり度と、各属性の重みを重くして算出したレシピの各こだわり度とを、レシピ情報に含める。
図18は、本実施形態に係るレシピサーバ1のシステム制御部14のレシピ検索処理における処理例を示すフローチャートである。図18において、図13と同様の処理については同様の符号が付されている。
図18に示すように、システム制御部14は、ステップS33の処理を終えると、要求ユーザのユーザIDを含むレシピ会員情報をレシピ会員DB12cから検索する(ステップS91)。次いで、システム制御部14は、検索されたレシピ会員情報に基づいて、要求ユーザが重視する属性を判定する(ステップS92)。具体的に、システム制御部14は、検索されたレシピ会員情報に基づいて、ユーザが利用したレシピのレシピ情報をレシピ情報DB12aから検索する。次いで、システム制御部14は、レシピ情報に含まれる各属性に対応するこだわり度を、レシピ会員情報に設定されているこだわり度で割る。次いで、システム制御部14は、属性に対応するこだわり度を属性ごとに足し合わせる。次いで、システム制御部14は、属性ごとのこだわり度の合計値にそれぞれ正規化係数を掛け合わせて、正規化されたこだわり度を算出する。次いで、システム制御部14は、正規化されたこだわり度が最も高い属性を、要求ユーザが重視する属性であると判定する。
次いで、システム制御部14は、検索されたレシピのレシピ情報から、要求ユーザが重視する属性の重みを重くしたこだわり度を取得する。そして、システム制御部14は、検索されたレシピの中から、要求ユーザが重視する属性の重みを重くしたこだわり度が、ユーザにより指定されたこだわり度に応じた範囲に含まれるレシピを抽出する(ステップS93)。次いで、システム制御部14は、ステップS35に移行する。
なお、検索結果ページスライドバー操作時処理及びレシピページスライドバー操作時処理においても、システム制御部14は、レシピ検索処理と同様に、要求ユーザが重視する属性の重みを重くしたこだわり度に基づいて処理を行う。
以上説明したように、本実施形態によれば、システム制御部14が、記憶部12に記憶されたレシピ会員情報に基づき複数の属性のそれぞれを重み付けして算出されたこだわり度を取得する。従って、ユーザが重視する属性に応じて個々のユーザに合ったレシピを提示させることができる。
なお、上記実施形態においては、本発明における利用履歴がレシピ会員情報に適用されていた。しかしながら、利用履歴が他の情報に適用されてもよい。例えば、利用履歴が調理履歴に適用されてもよい。調理履歴は、レシピを利用した調理の履歴である。調理履歴は、調理したユーザのユーザID、調理したことが通知された日時、利用されたレシピのレシピID、利用されたレシピを検索するために指定された検索条件及びこだわり度を含む。レシピページには、ユーザがレシピを利用して料理したことをレシピサイトに通知するための調理通知ボタンが設けられる。調理通知ボタンが選択されると、レシピサーバ1は、調理履歴をデータベースに登録する。
また、利用履歴がレシピページの閲覧履歴に適用されてもよい。レシピページを見ることもレシピの利用の一例である。閲覧履歴は、閲覧したユーザのユーザID、閲覧日時、閲覧されたレシピのレシピID、閲覧されたレシピを検索するために指定された検索条件及びこだわり度を含む。レシピサーバ1は、レシピページリクエストを受信する度に、閲覧履歴をデータベースに登録する。
また、レシピサーバ1は、検索結果ページにおける検索結果のソート条件の指定履歴に基づいて、ユーザが重視する属性を判定してもよい。ソート条件指定領域220において指定可能なソート条件としては、例えば、食材が少ない順、食材が多い順、調理時間が短い順、調理時間が長い順、手順が少ない順、手順が多い順、食材が安い順、食材が高い順等がある。つまり、ユーザは、ソートのキーとして、食材数、調理時間、手順数、食材の高級度等を指定することができる。レシピサーバ1は、ソート条件指定領域220においてユーザがソート条件を指定する度に、ソート条件の指定履歴をデータベースに登録する。指定履歴は、指定したユーザのユーザID、指定日時、指定されたソート条件を含む。レシピサーバ1は、例えば、食材が少ない順にソートした回数と多い順にソートした回数とを足し合わせて、食材についてソートした回数を算出する。調理時間、手順、費用についても同様にソートした回数を算出する。そして、ユーザがソート条件を指定した回数が最も多い属性を、そのユーザが重視する属性であると判定する。
また、レシピサーバ1は、例えば、ユーザが重視しない属性の重みを軽くしてもよい。また、レシピサーバ1は、ユーザが重視する属性の重みを重くするとともに、ユーザが重視しない属性の重みを軽くしてもよい。
また、レシピサーバ1は、例えば、ユーザにより指定されたこだわり度に対する属性の値の変化率(図16(b)に示すグラフの傾き)に基づいて各属性の重み係数を決定してもよい。例えば、レシピサーバ1は、属性間における変化率の比に基づいて、変化率が大きい属性ほど重みが重くなるように重み係数を決定してもよい。この場合、ユーザごとに重み係数の値が決定される。そのため、レシピサーバ1は、例えば、レシピの検索時に、要求ユーザに対応する重み係数で各属性のこだわり度に重み付けを行って、レシピごとのこだわり度を算出する。
また、レシピサーバ1は、各属性の重みをユーザが指定することができるようにしてもよい。例えば、トップページや検索結果ページに、スライドバー105に加えて、属性ごとのスライドバーが表示される。属性ごとのスライドバーを操作することにより。ユーザが属性ごとに重みを指定することができる。ユーザ端末4は、検索リクエストを送信するとき、スライドバーのつまみの位置に対応する重み係数を検索リクエストに含める。レシピサーバ1は、検索条件を満たすレシピを検索した後、検索したレシピのレシピ情報と、検索リクエストに含まれる各属性の重み係数とに基づいて、レシピのこだわり度を算出する。
[3.第3実施形態]
次に、第3実施形態の概要について、図19を用いて説明する。第3実施形態において、レシピサーバ1は、ユーザにより指定されたこだわり度が予め設定された閾値以下である場合、料理の宅配サービスを利用することを勧める情報をユーザ端末4により提示させる。なお、第1実施形態と同様の点についての説明は省略する。
ユーザが指定したこだわり度が相当に低い場合、ユーザは、食事はしたいが、料理を作ることをかなり面倒に考えている蓋然性がある。そこで、レシピサーバ1は、料理を作らなくてもユーザが食事をとることができる方法を提案する。この方法として、例えば、料理の宅配サービスを利用することが挙げられる。宅配サービスを提供する店を、「宅配店」という。レシピサーバ1は、ユーザが利用可能な宅配店を検索し、検索した宅配店の情報をユーザ端末4により提示させる。
記憶部12には、宅配店情報が登録されるデータベースが構築される。宅配店情報は、例えば、宅配店の店名、住所、電話番号、配達地域、メニュー、宅配店を紹介する文章、宅配店のウェブページのURL等を含む。
図19は、検索結果ページの表示例を示す図である。ユーザが指定したこだわり度が閾値以下である場合、図19に示すような検索結果ページが表示される。図19に示すように、検索結果ページには、キーワード入力領域101、検索ボタン102、詳細検索リンク103、スライドバー105、推薦メッセージ241及び一覧表示領域242が表示される。推薦メッセージ241は、料理の宅配サービスを利用することを勧めるメッセージである。一覧表示領域242には、宅配店の一覧が表示される。具体的に、一覧表示領域242には、検索された宅配店ごとに検索宅配店表示領域243が表示される。検索宅配店表示領域243には、宅配店の名称、宅配店が配達する料理のカテゴリー、配達地域、電話番号、宅配店の紹介等が表示される。ユーザが宅配店の名称を選択すると、選択された宅配店のウェブページが表示される。なお、ユーザが指定したこだわり度に応じたレシピがある場合、レシピサーバ1は、検索されたレシピの一覧と宅配店の一覧とが検索結果ページに表示されるようにしてもよい。また、レシピサーバ1は、ユーザが指定したこだわり度に応じたレシピがない場合にのみ、宅配店の一覧が表示されるようにしてもよい。
次に、情報処理システムSの動作について、図20を用いて説明する。図20は、本実施形態に係るレシピサーバ1のシステム制御部14のレシピ検索処理における処理例を示すフローチャートである。図20において、図13と同様の処理については同様の符号が付されている。
図20に示すように、システム制御部14は、ユーザにより指定されたこだわり度が閾値より大きいか否かを判定する(ステップS101)。このとき、システム制御部14は、こだわり度が閾値より大きいと判定した場合には(ステップS101:YES)、ステップS31に移行する。一方、システム制御部14は、こだわり度が閾値以下である場合には(ステップS101:NO)、ステップS102に移行する。
ステップS102において、システム制御部14は、ユーザにより指定された検索条件を満たす宅配店を検索する。例えば、検索条件としてキーワードや食材名が指定された場合、システム制御部14は、宅配店の名称、メニュー、紹介の文章の少なくとも何れかがキーワードや食材名を含む宅配店を検索する。また、検索条件としてカテゴリーが指定された場合、システム制御部14は、指定されたカテゴリーの料理を配達する宅配店を検索する。
次いで、システム制御部14は、検索された宅配店の中から、配達地域がユーザの住所を含む宅配店を抽出する(ステップS103)。次いで、システム制御部14は、抽出された宅配店を検索結果とする検索結果ページのHTML文書を生成する(ステップS104)。次いで、システム制御部14は、生成したHTML文書を送信する(ステップS39)。
以上説明したように、本実施形態によれば、ユーザにより指定されたこだわり度が閾値以下である場合、料理の宅配サービスの利用を勧める情報を提示させる。従って、ユーザが料理することが面倒に思っている場合に、料理をしなくても済ませる方法をユーザが選択することができる。
なお、上記各実施形態において、レシピサーバ1は、オリジナルのレシピから、ネットスーパーで食材を購入することを勧める情報を含むレシピを生成してもよい。この場合、レシピサーバ1は、レシピのこだわり度を元のこだわり度よりも低くする。その理由は、ネットスーパーで食材を購入することにより、ユーザは、食材を購入するために出かけなくてもよいからである。つまり、食材を購入する手間を減らすことができるからである。例えば、こだわり度が3点減少する。レシピサーバ1は、ネットスーパーで食材を購入することを勧めるレシピのレシピ情報及びレシピページを、例えば、レシピの投稿時に予め生成してもよい。
図21(a)は、レシピページの表示例を示す図である。ネットスーパーで食材を購入することを勧めるレシピのレシピページは、購入ボタン351及び吹き出し352を含む。購入ボタン351は、レシピに用いられる食材を購入するためのボタンである。吹き出し352には、ネットスーパーで食材を購入することを勧める情報として、例えば、「ネットスーパーで食材を購入すると買い物が楽です!」といった文章が表示される。ユーザが購入ボタン351を選択すると、ネットスーパーサーバ2により、レシピの食材が商品として買い物かごに入れられる。そして、ユーザ端末4の画面には、買い物かごページが表示される。買い物かごは、ユーザが購入しようと決めた商品が入れられる仮想的な入れ物である。買い物かごページは、ユーザが買い物かごに入れている商品の一覧を表示するウェブページである。具体的に、購入ボタン351が詮索されると、ユーザ端末4は、食材の食材名及び分量を含むリクエストをネットスーパーサーバ2に送信する。ネットスーパーサーバ2は、リクエストに含まれる食材名及び分量を検索条件として商品情報を検索する。そして、ネットスーパーサーバ2は、商品情報が検索された商品の中から食材ごとに1つの商品を買い物かごに入れる処理を行う。次いで、ネットスーパーサーバ2は、買い物かごページをユーザ端末4へ送信する。なお、ネットスーパーで食材を購入することを勧める情報は、検索結果ページの検索レシピ表示領域211に表示されてもよい。
図21(b)は、買い物かごページの表示例を示す図である。図21(b)に示すように、買い物かごページには、買い物かごに入れられた商品の一覧、及び会計ボタン401が表示される。買い物かごには、調味料や、水などの購入の必要がないものは入れられない。図21(b)は、「さといもの煮物」の食材のうち、里芋及び顆粒のだしが買い物かごに入れられた場合の例である。ユーザが会計ボタンを選択した後、購入手続きをすることにより、買い物かごに入れられた商品を購入することができる。
また、レシピサーバ1は、調理依頼メールを送信して誰かに調理を依頼することを勧める情報を含むレシピを生成してもよい。この場合も、レシピサーバ1は、レシピのこだわり度を元のこだわり度よりも低くする。その理由は、ユーザが料理を作る手間を省くことができるからである。例えば、こだわり度が20点減少する。レシピサーバ1は、調理を依頼することを勧めるレシピのレシピ情報及びレシピページを、例えば、レシピの投稿時に予め生成してもよい。
図21(c)は、レシピページの表示例を示す図である。調理を依頼することを勧めるレシピのレシピページは、吹き出し361を含む。吹き出し361には、調理を依頼することを勧める情報として、例えば、「誰かに調理をお願いして料理の手間を省くことができます!」といった文章が表示される。吹き出し361は、調理依頼メールボタン321を指している。なお、調理を依頼することを勧める情報は、検索結果ページの検索レシピ表示領域211に表示されてもよい。
また、上記実施形態においては、レシピを投稿したユーザの意思に関係なく、レシピサーバ1がレシピの変換を自動的に行っていた。しかしながら、レシピの変換内容をユーザが設定することができるようにレシピサーバ1が構成されてもよい。例えば、レシピの投稿時に、ユーザが、変換対象とする属性、変換後の属性の内容、増減するこだわり度等を設定する。レシピサーバ1は、ユーザによる設定に基づいて、オリジナルのレシピを変換した変換コピーのレシピ情報及びレシピページのHTML文書を生成する。レシピサーバ1は、変換コピーのレシピページのHTML文書を生成するとき、吹き出しで変更内容が表示されるように生成するのではなく、食材表示欄306に表示される食材の情報や、手順表示欄310を直接変更してもよい。その理由は、投稿者がレシピの変換を許可し、また、投稿者が変更内容を認識しているからである。
また、上記各実施形態において、レシピサーバ1は、手間に影響する属性と食材の高級度とに基づいてこだわり度を算出していた。しかしながら、レシピサーバ1は、手間に影響する複数の属性に基づいてこだわり度を算出し、こだわり度とは別に食材の高級度を算出してもよい。そして、レシピサーバ1は、ユーザがこだわり度と食材の高級度とを別個に指定することができるようにしてもよい。具体的に、トップページ、検索結果ページ及びレシピページにおいて、こだわり度を指定するためのスライドバーと、食材の高級度を指定するためのスライドバーとが別々に表示される。ユーザ端末4は、検索リクエストを送信するとき、各スライドバーのつまみの位置に対応するこだわり度及び高級度を検索リクエストに含める。レシピサーバ1は、指定されたこだわり度に応じた範囲に含まれるこだわり度が算出されたレシピであって、且つ、指定された高級度に応じた範囲に含まれる高級度が算出されたレシピを検索する。
また、レシピサーバ1は、検索結果ページのHTML文書をユーザ端末4へ送信するときに、検索結果ページに表示されるスライドバー105の操作によって変更されたこだわり度に応じたレシピをユーザ端末4が検索して検索結果ページのHTML文書を書き換えるためのスクリプトを、検索結果ページのHTML文書に含ませてもよい。そして、レシピサーバ1は、レシピの検索及びHTML文書の書き換えに必要な情報を、検索結果ページのHTML文書に含ませてもよい。
また、レシピサーバ1は、レシピページのHTML文書をユーザ端末4へ送信するときに、レシピページに表示されるスライドバー105の操作によって変更されたこだわり度に応じたレシピの内容でレシピページのHTML文書をユーザ端末4が書き換えるためのスクリプトを、検索結果ページのHTML文書に含ませてもよい。そして、レシピサーバ1は、HTML文書の書き換えに必要な情報を、レシピページのHTML文書に含ませてもよい。
また、上記各実施形態においては、スライドバー105がトップページ、検索結果ページ及びレシピページのそれぞれに表示されていた。しかしながら、例えば、スライドバー105は、トップページのみに表示されてもよい。また、こだわり度を指定するためのウィジェットは、例えば、こだわり度を数値で入力するための入力領域であってもよい。また、レシピサーバ1は、レシピの変換を行わなくてもよい。また、レシピサイトとネットスーパーとの運営主体が異なっていてもよい。
1 レシピサーバ
2 ネットスーパーサーバ
2a 商品情報DB
3 会員情報管理サーバ
3a 会員情報DB
4 ユーザ端末
5 ネットスーパーサーバ
11 通信部
12 記憶部
12a レシピ情報DB
12b レシピ変換情報DB
12c レシピ会員DB
13 入出力インターフェース
14 システム制御部
14a CPU
14b ROM
14c RAM
15 システムバス
NW ネットワーク
S 情報処理システム

Claims (13)

  1. 料理に対するこだわり度としてユーザにより指定された第1こだわり度を取得する第1取得手段と、
    記憶手段に記憶されるレシピからレシピの属性として特定可能な複数の属性に基づいて前記こだわり度として算出されたレシピごとの第2こだわり度を取得する第2取得手段と、
    前記第1こだわり度に応じた範囲に含まれる前記第2こだわり度が算出されたレシピを検索する検索手段と、
    前記検索手段により検索されたレシピを提示させる提示手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置は、
    前記記憶手段に記憶されるオリジナルのレシピに含まれる手順及び食材の少なくとも一方を代替可能な手順又は食材に変換することにより、前記オリジナルのレシピの前記第2こだわり度とは異なる前記第2こだわり度が算出されるレシピを生成する生成手段を備え、
    前記提示手段は、前記生成手段により生成されたレシピを提示可能であることを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項2に記載の情報処理装置において、
    前記検索手段は、前記範囲に含まれる前記第2こだわり度が算出された前記オリジナルのレシピを検索し、検索された前記オリジナルのレシピの数が予め設定された数以下である場合に、前記生成手段により生成されたレシピの中から前記範囲に含まれる前記第2こだわり度が算出されたレシピを検索することを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の情報処理装置において、
    前記提示手段は、前記検索手段により検索されたレシピを、前記ユーザによる前記第1こだわり度の変更操作がポインタをスライドすることにより可能なウィジェットとともに提示させ、
    レシピとともに提示された前記ウィジェットに対する操作によって前記第1こだわり度が変更された場合、前記提示手段は、提示されたレシピとはオリジナルとコピーとの関係にあるレシピであって、変更された前記第1こだわり度に応じた範囲に含まれる前記第2こだわり度が算出されるレシピを提示させることを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報処理装置において、
    前記第2取得手段は、履歴記憶手段に記憶された指定履歴であり、前記検索手段により検索されたレシピをソートするためのキーとなる属性の前記ユーザによる指定履歴に基づく重みで前記複数の属性のそれぞれを重み付けして算出された前記第2こだわり度を取得することを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置において、
    前記第2取得手段は、履歴記憶手段に記憶された前記ユーザによるレシピの利用履歴に基づく重みで前記複数の属性のそれぞれを重み付けして算出された前記第2こだわり度を取得することを特徴とする情報処理装置。
  7. 請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報処理装置において、
    前記提示手段は、前記検索手段によるレシピの検索結果を、前記ユーザによる前記第1こだわり度の変更操作がポインタをスライドすることにより可能なウィジェットとともに提示させ、前記検索結果から前記ユーザにより指定されたレシピを提示させ、
    前記検索結果とともに提示された前記ウィジェットに対する操作によって前記第1こだわり度が変更された場合、前記提示手段は、前記変更された第1こだわり度に応じた範囲に含まれる前記第2こだわり度が算出されたレシピの検索結果を提示させることを特徴とする情報処理装置。
  8. 請求項1乃至7の何れか1項に記載の情報処理装置において、
    前記提示手段は、前記第1取得手段により取得された前記第1こだわり度が予め設定された値以下である場合、料理の宅配サービスの利用を勧める情報を提示させることを特徴とする情報処理装置。
  9. 請求項1乃至8の何れか1項に記載の情報処理装置において、
    前記第2こだわり度は、料理のための手間に影響する属性を含む前記複数の属性に基づいて算出されることを特徴とする情報処理装置。
  10. 請求項1乃至9の何れか1項に記載の情報処理装置において、
    前記第2こだわり度は、料理に用いられる食材の高級度を含む前記複数の属性に基づいて算出されることを特徴とする情報処理装置。
  11. コンピュータにより実行される情報処理方法であって、
    料理に対するこだわり度としてユーザにより指定された第1こだわり度を取得する第1取得ステップと、
    記憶手段に記憶されるレシピからレシピの属性として特定可能な複数の属性に基づいて前記こだわり度として算出されたレシピごとの第2こだわり度を取得する第2取得ステップと、
    前記第1こだわり度に応じた範囲に含まれる前記第2こだわり度が算出されたレシピを検索する検索ステップと、
    前記検索ステップにより検索されたレシピを提示させる提示ステップと、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  12. コンピュータを、
    料理に対するこだわり度としてユーザにより指定された第1こだわり度を取得する第1取得手段、
    記憶手段に記憶されるレシピからレシピの属性として特定可能な複数の属性に基づいて前記こだわり度として算出されたレシピごとの第2こだわり度を取得する第2取得手段、
    前記第1こだわり度に応じた範囲に含まれる前記第2こだわり度が算出されたレシピを検索する検索手段、及び、
    前記検索手段により検索されたレシピを提示させる提示手段、
    として機能させることを特徴とする情報処理プログラム。
  13. コンピュータを、
    料理に対するこだわり度としてユーザにより指定された第1こだわり度を取得する第1取得手段、
    記憶手段に記憶されるレシピからレシピの属性として特定可能な複数の属性に基づいて前記こだわり度として算出されたレシピごとの第2こだわり度を取得する第2取得手段、
    前記第1こだわり度に応じた範囲に含まれる前記第2こだわり度が算出されたレシピを検索する検索手段、及び、
    前記検索手段により検索されたレシピを提示させる提示手段、
    として機能させる情報処理プログラムがコンピュータ読み取り可能に記録されていることを特徴とする記録媒体。
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