JP5236890B2 - マイクロホンユニット、騒音計及び音響校正器 - Google Patents

マイクロホンユニット、騒音計及び音響校正器 Download PDF

Info

Publication number
JP5236890B2
JP5236890B2 JP2007097152A JP2007097152A JP5236890B2 JP 5236890 B2 JP5236890 B2 JP 5236890B2 JP 2007097152 A JP2007097152 A JP 2007097152A JP 2007097152 A JP2007097152 A JP 2007097152A JP 5236890 B2 JP5236890 B2 JP 5236890B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
output
unit
microphone
preamplifier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007097152A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008256433A (ja
Inventor
信一 寺薗
康彦 川▲崎▼
福司 川上
Original Assignee
株式会社アコー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社アコー filed Critical 株式会社アコー
Priority to JP2007097152A priority Critical patent/JP5236890B2/ja
Publication of JP2008256433A publication Critical patent/JP2008256433A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5236890B2 publication Critical patent/JP5236890B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、マイクロホンの初期感度(出力)のバラツキを最小化し、かつ周囲環境変化、特に温度変化に対して感度(出力)が一定になるようにする温度補正機能付きマイクロホン、およびこのマイクロホン或いは技術を搭載した騒音計及び音響校正器に関するものである.
一般に、コンデンサーマイクロホン、或いはエレクトレットコンデンサーマイクロホンはその構造上の理由から、周辺環境条件に対し比較的安定に動作するが、大きな環境条件の変化、特に周囲温度の変化に対しては感度が変化する.特に、安価なエレクトレットコンデンサマイクロホンは初期感度のバラツキや変動が大きく、計測器には向かないとされている。
また、一般的に、騒音計には出力が比較的安定しているコンデンサーマイクロホンやエレクトレットコンデンサーマイクロホンが使われるが、特にエレクトレットコンデンサーマイクロホンの場合は、大きな周囲環境変化、中でも温度変化に対し出力・感度が無視できない変化を呈し、「計測器」としての騒音計や、それを校正する音響校正器(キャリブレータ)などに使われた場合、用をなさなくなることになる。
これらの製品に主として使われるのは、周囲の環境条件に対し比較的安定なコンデンサーマイクロホンである。
マイクロホンユニットは、通常はマイクカートリッジ部分にローノイズのプリアンプが付属しており、できるだけ規定範囲に入る感度・特性の個体を選定する以外、特別に周囲温度に対してユニットの出力を一定に保つような構成、制御は含まれていない。
また、マイクロホンの適用例として、騒音計がある。この騒音計についても、出力・感度が安定したコンデンサーマイクロホンを選定する以外、特に環境条件変化を有効に吸収する工夫や配慮は見られない。
さらに、測定用マイクロホンや騒音計の感度を構成する音響校正器としては、特許文献1に記載の提案がなされている。この特許文献1では、発音体(電磁形イヤホン)の発音レベルを大気圧−気圧の変化に対して安定になるように制御している。具体的には、騒音計のマイクロホンユニット部分に校正器を垂直に、かつ静かにかぶせて挿入し、スイッチを入れて規定の校正音圧を発生させる構成となっている。
特開2001−349773公報
しかしながら、コンデンサーマイクロホンユニット、騒音計、音響校正器のそれぞれにおいて、それぞれ以下のようなことが懸念される。
(コンデンサーマイクロホンユニット単体)
(1) 通常プリアンプはカートリッジ部からの信号出力を増幅したり、インピーダンス変換したりする機能に限定、周囲環境の変化に対してはほとんど配慮が為されていない

(2) これらを騒音計などの計測器に組み込んだ場合、一般的な測定ではコンデンサーマイクロホンの比較的安定した温度特性により現行の工業規格のいずれかの「クラス」の規格(表1〜表3のJIS規格参照)内に入ることもあるが、−10℃以下といった低温下や+40℃以上といった高温下では数dB以上出力・感度が変化してしまうことも多い。

Figure 0005236890
但し、+39℃以上で露点を超えるである周囲温度と相対湿度との組み合わせは、適合性評価試験から除く。
クラス1及びクラス2の音響校正器における環境条件の範囲は、IEC61672−1に規定するクラス1及びクラス2のサウンドレベルメータにおける範囲と同じである。
Figure 0005236890
Figure 0005236890
(騒音計)
(1) 環境条件の変化を回避すべく使用するコンデンサーマイクロホンの安定性を上げようとすると、非常に高価になったり、歩留まりが極端に悪くなったりするきらいがあった。
(2) 自己雑音による騒音レベル/音圧レベルの測定下限を下げるため、自己雑音を予めメモリーなどに記憶して補正する手法との関連においては、周囲環境により出力感度が変化すると補正そのものの精度が低下してしまう。
(音響校正器)
(1) 単に安定な発音体(スピーカ・電磁形イヤホン、など)を使った市販品がほとんどで、これらは常温では大過ないが、非常に高温や低音では発音体の効率が変化し、それに伴って規定出力(規定音圧)も変動し基本性能が確保できない嫌いがある。
(2) 高精度を指向する市販品の中には、発音体の出力を大気圧の変化に応じて制御する図5のようなタイプもあるが、この例では大気圧以外の要因、例えば温度変化などで発音レベル(規定音圧)が変動した場合、それを検知・補正する手段がない。
(3) 上記の出力変動を制御する帰還制御(フィードバッ型制御)、或いは回路などを持たないので、大きな環境変化には弱い、という問題が残る。
本発明は上記事実を考慮し、構造を複雑化することなく、周囲の温度変化に追従して自動的に出力を調整することができ、環境変化に対して精度の高い出力を維持することができるマイクロホンユニット、騒音計、音響校正器を得ることが目的である。
第1の発明は、圧力変動する波動である音を電気信号に変換するための振動板を備えたカートリッジ部と、振動板によって得た電気信号を増幅するプリアンプ部と、を有するマイクロホンユニットであって、前記プリアンプ部における増幅率を、予め定められた定常温度を基準として初期感度を補正する初期感度補正手段と、前記カートリッジ部又はプリアンプ部近傍の温度を検出する温度検出センサと、前記温度検出センサからの出力に基づいて、前記プリアンプ部からの出力を補正する出力補正手段と、を有している。
第2の発明は、圧力変動する波動である音を電気信号に変換するための振動板を備えたカートリッジ部と、振動板によって得た電気信号を増幅するプリアンプ部とを有し、製造時に、前記プリアンプ部における増幅率を、予め定められた定常温度を基準として初期感度が補正されたマイクロホンユニットであって、前記カートリッジ部又はプリアンプ部近傍の温度を検出する温度検出センサと、前記温度検出センサからの出力に基づいて、前記プリアンプ部からの出力を補正する出力補正手段と、を有している。
上記第1の発明又は第2の発明において、前記マイクロホンユニットは、コンデンサーマイクロホン、又はエレクトレットコンデンサーマイクロホンとして構成されていることを特徴としている。
また、第1の発明又は第2の発明において、前記温度センサが、サーミスタ或いは半導体温度センサーであり、当該サーミスタ或いは半導体温度センサーの選択が、当該サーミスタ或いは半導体温度センサーの温度特性と、前記プリアンプ部の出力の温度特性との相関関係に依存することを特徴としている。
第3の発明は、騒音を検出するための騒音計であり、前記請求項1〜請求項4の何れか1項記載のマイクロホンユニットが組み込まれていることを特徴とする。
第4の発明は、発音体を内蔵し、かつ前記発音体付近に出力監視用マイクロホンを配置して、当該出力監視用マイクロホンの出力により発音体の音響出力を常時監視・制御して、常に一定の校正音圧を発生するように構成された音響校正器を提供することにある.更に、このマイクロホンユニット、或いは騒音計を含む被検査対象を装着するカプラ部を備え、当該被検査対象の感度を校正するための音響校正器にあって、音響校正器近傍の温度を検出する温度検出センサにより前記出力監視用マイクロホンの音響出力を温度変化に対して一定に保ち、このマイクロホン出力に基づいて発音体の音響出力を補正する出力補正手段と、を備えることを特徴としている。
上記第4の発明において、電源として電池が用いられ、当該電池が消耗して電源電圧が許容範囲を超えて低下した場合に、表示手段と発音停止の両方で警告する警告手段をさらに有することを特徴としている。
また、第4の発明において、前記温度センサが、サーミスタ或いは半導体温度センサーであり、当該サーミスタの選択が、当該サーミスタの温度特性と、前記監視用マイクロホンの出力温度特性との相関関係に依存することを特徴としている。
以下、第1の発明〜第4の発明の共通要素に関して、「本発明」と総称する。
本発明によれば、ECM(エレクトレット・コンデンサー・マイクロホン)のような安価なマイクロホンを用いても、初期感度のバラツキに対しや温度特性(温度勾配)自体は計時的に安定していることに着目し(後述)、非常に高度な対環境変化安定性のマイクユニットを提供できる。
また、本発明は、基本的な要素技術としての側面が強いので、技術の利用という視点から見ると、上述した騒音計などの音響計測器やマイクロホン校正用キャリブレータなどの音響校正器に、幅広く利用できる。
(初期感度のバラツキや温度特性(温度勾配)自体は計時的に安定していることに着目した経緯)
本発明において、例えば、常温(20℃前後)において、個体ごとに感度がバラついたり、温度に対して無視できない変動を示したりするものの、その変化の仕方自体はほぼ一定しており、この発明はこの点・この性質に着目して温度変化に対しユニット(システム)の感度・出力が常に一定になるようにしたものである。
すなわち、本発明では、多かれ少なかれ存在するマイク製造初期感度のバラツキや周囲環境条件(特に温度)による出力変動などに対し、コンデンサーマイクロホンの初期感度自体や温度変化自体(温度特性/勾配)は計時的にほぼ一定していることに着目し、温度変化を検知してこれを電気的に補正し、個体ごとの初期感度のバラツキを最小化すると同時に、周囲環境変化(温度)に対して感度が常に一定になるようにするものである。
この結果、以下の作用効果を導くことができる。
(全般)
(1) ダイヤフラム付近の内部、或いは外部に設置した温度検知手段により感度を制御するので、環境変化、特に温度変化に対し非常に安定な特性のマイクロホンユニットが提供できる。
(2) 検知した温度(変化)とマイクロホンの初期感度を同時に補正するので、初期感度や温度勾配が計時的に安定でありさえすれば、安価なマイクロホン使用しても高性能なマイクロホンユニットが構成できる。
(3) エレクトレットコンデンサーマイクロホンはダイヤフラムに大きな張力を与えずに調整・製作されるため、初期感度や温度変化は大きくてもこの補正方法によれは、高価な計測用コンデンダマイクを凌駕する特性が得られる。
(4) この技術やマイクロホンユニットを搭載すれば、騒音計などの音響計測器も安価で高性能なものが提供できるが、ディジタル型の音響計測器にあっては、数値的に(ソフトウエア的に)これを行うことができるいので、更に高精度で細かく補正を施すことができ、マイクの修理交換などについても、CMOSなどの不揮発性メモリーに記憶された補正用定数テーブルを書き変えれば良い。
(5) また、この技術やマイクロホンユニットを搭載した音響校正器にあっては、校正用カプラ内の音圧を正しく検知して発音体の出力を制御するため、一般にマイクロホンより格段に出力変動の大きなスピーカや電磁形イヤホンを用いても、出力変動は変動の原因を問わず最小化できる。
(6) 加えて、音響校正器の出力補正用のマイクロホンは当該発明の技術により温度補正され、システム全体としては「温度補正付きマイクロホンによるフィードバック型出力制御」となるので、エレクトレットコンデンサーマイクロホンを用いてもシステム全体を安価に構成し、かつ高い安定度を提供することができる。
(コンデンサーマイクロホンユニット)
(1) ほとんどのコンデンサーマイクロホンに共通の性質、つまり周囲環境の変化のうち、湿度や気圧の変化にはかなり安定だが温度変化には弱い、という点を鑑み、最大の変化要因である温度に対し感度変化を補正しているため、どのような環境下でも安定した特性が得られる。
(2) 更に、マイクロホン個体についてみると、初期感度や温度勾配のバラつきは無視できないものの、それらの特性(傾向)の計時的な再現性は高いので、いったん補正をかけた後の経年変化はほとんど無く、安価なエレクトレットコンデンサーマイクロホンでも高価なコンデンサーマイクロホンを凌駕する安定度が実現できる。
(3) むしろ、単体ごとに微妙な調整を経て製造されるコンデンサマイクロホンに対し、自動機械(製造ロボット)により量産されるエレクトレットコンデンサマイクロホンの場合は、ダイヤフラムに大きな張力をかけて調整することができないため、かえってこの事実が、(初期感度や温度勾配に個体ごとのバラツキはあっても)経年変化は前者より少ないという特徴を発現しており、この点に着目したこの発明の補正をかけた後はむしろ安価な後者の方が特性が安定し高い精度を維持できる、という利点がある。
(騒音計「音響計測器」)
(1) 安価ながら経年変化の少ないエレクトレットコンデンサーマイクロホンを採用することにより、従来より安価で、かつ高精度・高安定度の騒音計を提供することができる。
(2) また、マイクロホンの自己雑音やプリアンプ・ヘッドアンプまで含めたマイクロホンユニット(システム)全体のバックグラウンドノイズをもとに、その影響を排して測定下限を下げることを意図する騒音計または計測器においては、この発明の感度補正法の採用により、当該バックグラウンドノイズ低減用補正をいかなる温度下でも安定にかけることが可能になる.つまり、両者の組み合わせにより、超低騒音レベルまで測定できる極めて安定した感度の騒音計や音響計測器を実現することができる。
(音響校正器(キャリブレータ))
(1) 一般にマイクロホンの安定性はスピーカなどの安定性より高いので、マイクロホンの出力により発音体(スピーカ・電磁形イヤホン、など)の出力=音圧を制御するフィードバック制御の採用により、システムとしての校正器の精度、安定性は従来のものより格段に高められる。
(2) これに加え、校正器のカプラ部内の音圧のセンサーとしてのマイクロホンに、上記の温度補正を施した場合、制御精度は更に高められエレクトレットコンデンサマイクロホンを用いた場合でも安価で高性能な校正器が提供できる
(3) キャリブレータの精度や安定性はマイクロホンにより決まるので、何らかの原因で発音体の出力が変動しても、理由を問わずそれらはマイクロホンの精度・安定性のレベルまで低減できる。
以上説明したように本発明では、温度検出センサを取り付け、出力補正手段をマイクのプリアンプ部分に施し「補正機能付きコンデンサーマイクロホンユニット」として一体化すれば、初期感度は温度勾配の大きな安価なマイク(エレクトレットコンデンサーマイクロホン、など)でも非常に安定度の高いマイクユニットが提供できる。なお、初期感度補正手段を付加するか、製造段階で補正を完了させておくかは、製造段階の手順や設計仕様によって判断すればよい。
車両や溶鉱炉の周辺などの高温環境、或いは極地などの氷点下環境における測定において、非常に安定した音響センサーとして利用できる。また、このマイクロホンユニットを使って騒音計を製作すれば低いコストで安定度の高い製品が実現できる。
さらに、騒音計の感度校正を司る音響校正器に用い、その出力でスピーカの出力を制御するようにすれば、出力の精度はこの補正機能付きマイクロホンユニットで決まることになり、一般にマイクロホン以上に出力変動が大きな発音部(スピーカ)を用いても安定度の高い校正器を提供することができる。
(第1の実施の形態「第1の発明、第2の発明に対応」)
図1に第1の実施の形態に係る温度補正機能付きマイクロホンユニット10を示す。マイクロホンユニット10は、その筒状の筐体12内に、振動板14を備えたカートリッジ部16と、演算増幅器(OPアンプ;オペレーショナルアンプリファイアー)18を備えたプリアンプ部20とで構成されている。なお、筐体12における振動板14が取り付けられる領域は制振厚肉構造とされ、振動板14の特性に支障がない工夫がなされている。
筐体12は、金属製であり、その外形寸法は、筐体12の直径が10mmφ、長さ寸法が150mm(1/2インチマイクロホンを使用した場合)程度とされている。振動板14は、固定電極部14Aと振動電極部14Bとが対峙されて構成されている。
固定電極部14Aはバイアス電源22のプラス端子に接続され、バイアス電源22のマイナス端子は、プリアンプ部20との一方の接続端子24に接続されている。また、振動電極部14Bは、抵抗R0を介して前記一方の接続端子24に接続されている。これにより、バイアス電圧によって固定電極部14Aにプラスの電荷、振動電極部14Bにマイナスの電荷を与えた状態となっている。前記振動電極部14Bは、コンデンサC1を介してプリアンプ部20との他方の接続端子26に接続されている。
前記一方の接続端子24は、コンデンサC2及び可変抵抗R1を介してOPアンプ18のマイナス側入力端子に接続されると共に、音声信号を取り出すための一方の端子28に接続されている。また、他方の接続端子26は、OPアンプ18のプラス側入力端子に接続されている。
さらに、OPアンプ18の出力端子は、音声信号を取り出すための他方の端子30に接続されると共に、ゲイン(増幅率)結締する帰還抵抗R2を介してOPアンプ18の一方の入力端子に接続されている。これらの基本構成に加え、前記帰還抵抗R2の両端には、サーミスタ32からの信号線が接続されている。すなわち、帰還抵抗R2とサーミスタ32とが並列接続された帰還抵抗素子となる。
このサーミスタ32は、前記筐体12の外周、かつカートリッジ部16側の端部(振動板14の側部)に取り付けられている。サーミスタ32は、常時、周囲温度を監視する。すなわち、サーミスタ32は温度変化に応じて、抵抗値R3が変化するため、結果として帰還抵抗素子の抵抗値が変化し、ゲインが調整され、出力レベルがプリアンプ部20で調整・制御できるように構成されている。温度変化に対する抵抗変化はサーミスタ32の特性に依存するため、適用されるマイクロホン10の温度変化に対するゲイン変化に基づいて選定すればよい。
なお、図2は、前記サーミスタ32を筐体12の内部に設けた、図1の変形例であり、機能的には全く変わりない。従って、他の構成部分については、図1と同一の符号を付してその構成の説明は省略する。
以下に第1の実施の形態の作用を説明する。上記構成の温度補正機能付きマイクロホンユニット10について、動作の概要を説明する。
マイクロホンユニット10の初期感度は、予め可変抵抗器R1により常温(20℃〜25℃)で規定感度範囲になるよう調整されている。この調整は、製造段階で行ってもよいし、筐体12に可変抵抗器R1の抵抗値を調整操作できるようなピンホールを設けておき、出荷後に調整可能にしてもよい。
周囲温度が高くなると、帰還抵抗R2に並列接続されるサーミスタ32の抵抗値R3が低くなる。このため、温度上昇よるマイクロホンユニット10の感度上昇を抑えるように自動調整される。逆に、温度が下がった場合はサーミスタ32の抵抗値R3が高くなり反対方向に感度低下を抑えるように自動調整される。
調整の度合い、即ち温度勾配は抵抗R1、サーミスタ32の抵抗値R3で調整しておく。なお、カートリッジ部16の振動板14の特性によっては、初期感度、温度補正のいずれかを省略することもできる。
このように、マイクロホンユニット10の出力は周囲環境の変化、特に温度変化に対して非常に安定した感度(出力)を示し、コンデンサーマイクロホンに比べ安価で市販されるエレクトレットコンデンサーマイクロホンを使用した場合でも、補正の無い高価な測定用コンデンサーマイクロホンユニットを凌駕する性能が期待できる。むしろ、エレクトレット型は、ダイヤフラムに張力をかけていないことが多く、この視点からは、むしろコンデンサーマイクロホンより経時変化・経年変化が少ないことが多い。
(第2の実施の形態「第3の発明に対応」)
以下に第2の実施の形態について説明する。
図3及び図4は、前述の第1の実施の形態で説明したマイクロホンユニット10の基本構成(サーミスタ32搭載なしであるため、以下、「マイクオロホンユニット10A」という)を、騒音計50の一部として適用した例である。従って、マイクロホンユニット10Aの構造についてはその説明を省略する。
図3に示される如く、騒音計50は、その外観は矩形箱型の本体ケース52に主要制御機器が内蔵され、当該本体ケース52の一部から筒状のセンサプループ54が突出された構造となっている。このセンサプルーブ54にマイクロンユニット10Aが内臓される。なお、この騒音計50は、本発明の技術の採用により従来の外観・大きさ・重量などが大きく変化することはない。
図4に示される如く、マイクロホンユニット10Aは、A/D変換器56を介して、周波数補正部58に接続されている。周波数補正部58は、温度補正部60に接続されている。ここで、環境温度を検出するためのサーミスタ62は、マイクロホンユニット10Aの近傍に配設されており、プリアンプ部64に接続されている。プリアンプ部64は、A/D変換器66を介して、温度補正演算部60に接続されている。
温度補正部60には、補正用定数テーブルメモリ68が接続されている。このため、周波数補正部58から出力値は、温度補正部60で環境温度に応じて補正された後、対数圧縮部70を介して検出データを得るようになっている。検出データは表示部72に表示される。なお、この表示は、表示部72にディジタル表示される。
上記構成の騒音計50では、温度補正用の定数を、マイクロホンの初期感度・温度特性などに応じ予め温度補正演算部60に接続された温度補正定数テーブルメモリ68に記憶しておく。そして、この定数と、A/D変換されたサーミスタ62の出力から補正値を決定する。補正した結果は対数圧縮部70でdB値に変換した後、表示部72に表示される。対数圧縮部70は温度補正演算部60の前段であってもよい。
騒音計50などには、第1の実施の形態で説明したサーミスタ32付のマイクロホンユニット10(図1又は図2参照)をそのまま用いることもできるが、計測器によっては、より高度な補正処理が求められるので、第2の実施の形態では、ほとんどの処理をディジタル処理し、全体をディジタル騒音計として構成している。この第2の実施の形態のように、最終段階で温度補償を行えば、初期感度のバラツキはもとより、温度変化に対しても感度は安定し、かつ表示の再現性にも優れた効果を発揮することができる。
(第3の実施の形態「第4の発明に対応」)
以下に第3の実施の形態について説明する。図5は、音響校正器100の外観を示すものであり、被測定用としての騒音計102(以下、「被測定対象102」という)のマイクロホンユニット部102Aが、カプラ部104を介して音響校正器本体106と接続されている。
なお、騒音計102(被想定対象102)は、図4に示したようなサーミスタ62は付加されていない一般的な騒音計である。従って、マイクロホンユニット部102Aにも、第1の実施の形態に適用したサーミスタ32(図1又は図2参照)が存在せず、基本構成のマイクロホンユニットである。
図6に示される如く、カプラ部104は、マイクロホンユニット部102Aを装填可能な装填部108が設けられ、この装填部108に装填された被測定対象102のマイクロホンユニット部102Aの振動板(図6では図示省略)が、カプラ部104の内方空間部110に位置する。この空間部110には、一対の発音体112と、温度補正対象のマイクロホン114とが配設されている。発音体112は、動電型スピーカ、圧電型スピーカ、電磁形イヤホン等が適用可能である。
発音体112は、音響校正器本体106に内蔵されたAMP回路116の出力端に接続されている。AMP回路116の入力端は、CPU118に接続されている。このため、発音体112からは、CPU118で発振された音信号がAMP回路116で増幅され、出力される。CPU118には、温度センサ(サーミスタ等)120が接続され、環境温度に基づく電気信号がCPU118に入力されるようになっている。また、CPU118には、補正用定数テーブルメモリ122が接続されている。
音響校正器100では、発音体112の発音中は、マイクロホン114が、常時、発音体112の出力を監視する。CPU118は、マイクロホン114や温度サンサ120からの信号を受けて増幅するプリアンプやA/D変換器、AMP回路116を経て発音体112へ校正用の信号を送る発振器やD/A変換器、或いは、演算処理チップ、LED124の点灯灯用の制御回路、などを含み演算処理の中核を成すものである。また、音響校正器100は、電源スイッチSW1を含む電池ユニット126(安定化電源でもよい)を含んで構成されている。
以下に、音響校正器100の動作を説明する。電源スイッチSW1をオンにすると電池ユニット126の電池から電源電圧+Vccが各部へ供給され、レベルを監視・制御されながら校正用の信号がカプラ部104内に出力される。ここでは、カプラ部104内の音場が十分拡散され安定した音圧が得られるように、発音体112としてスピーカを2個配しているが、場合によっては1個でもよい。
出力はマイクロホン114により常時監視され、出力変動があるとAMP回路116を経て発音体112の出力が調整されて、規定の音圧になるように調整される。周囲温度が変化すると、温度センサ120がこれを検知し、CPU118が補正用定数テーブルメモリからデータを取り込み、参照してマイクロホン114の感度を規定値まで補正する。
補正用定数テーブルメモリ122のデータは、図6の鎖線Xで繋がれたマイクロホン114毎に、初期感度や温度変化に対する補正値(温度勾配)が記憶されている。このように、発音体112からの出力、すなわちカプラ部104内の校正音圧は、常に規定値に保たれることになる。このため、適用される温度補正用のマイクロホン114は、その温度に対する挙動(特性)さえ計時的に安定していれば(再現性を有していれば)、初期感度・温度特性などは各個体ごとにバラついていても問題とならず、エレクトレットコンデンサーマイクロホンなど非常に安価なマイクを用いた場合でも安定、かつ高性能な音響校正器を構築できる。
むしろ、感度の計時的安定性は、一般の計測用コンデンサーマイクロホンのようにダイヤフラムに大きな張力をかけることが無いので、エレクトレットコンデンサーマイクロホンの方が高いことも多く、その点でも当該発明の補正法は有利である。なお、電源電圧として上記のような電池ユニット126を用いる場合などは、電池が消耗し電源電圧+Vccが許容範囲を超えることがある。このため、これを警告するためのLED124を本体外側表面に配置し、同時に発音を停めて誤った出力で校正が行われないよう二重に対策している。
第1の実施の形態に係るマイクロホンユニット内部構成図である。 第1の実施の形態に係るマイクロホンユニットの変形例を示す内部構成図である。 第2の実施の形態に係る騒音計の外観を示す斜視図である。 第2の実施の形態に係る騒音計の回路構成図である。 第3の実施の形態に係る音響校正器の外観を示す斜視図である。 第3の実施の形態に係る音響校正器の回路構成図である。
符号の説明
R0 抵抗
R1 可変抵抗(初期感度補正手段)
R2 帰還抵抗(出力補正手段)
C1 コンデンサ
C2 コンデンサ
10 マイクロホンユニット
12 筐体
14 振動板
14A 固定電極部
14B 振動電極部
16 カートリッジ部
18 演算増幅器(OPアンプ)
20 プリアンプ部
22 バイアス電源
24 一方の接続端子
26 他方の接続端子
28 一方の端子
30 他方の端子
32 サーミスタ:R3(温度検出センサ、出力補正手段)
(第2の実施の形態)
10A マイクオロホンユニット(基本構成)
50 騒音計
52 本体ケース
54 センサプループ
56 A/D変換器
58 周波数補正部
60 温度補正部
62 サーミスタ
64 プリアンプ部
66 A/D変換器
68 補正用定数テーブルメモリ
70 対数圧縮部
72 表示部
(第3の実施の形態)
100 音響校正器
102 被測定対象(騒音計)
102A マイクロホンユニット部
104 カプラ部
106 音響校正器本体
108 装填部
110 空間部
112 発音体
114 マイクロホン(監視用マイクロホン)
116 AMP回路
118 CPU
120 温度センサ
122 補正用定数テーブルメモリ
124 LED
SW1 電源スイッチ
126 電池ユニット

Claims (8)

  1. 圧力変動する波動である音を電気信号に変換するための、ダイヤフラムなどの振動板を備えたカートリッジ部と、振動板によって得た電気信号を増幅するプリアンプ部と、を有するマイクロホンユニットであって、
    前記プリアンプ部における増幅率を、予め定められた定常温度を基準として初期感度を補正する初期感度補正手段と、
    前記カートリッジ部又は前記プリアンプ部近傍の温度を検出する温度検出センサと、
    前記温度検出センサからの出力に基づいて、前記プリアンプ部からの出力を補正する出力補正手段とを有し、
    前記温度検出センサは、前記プリアンプ部に配置された帰還抵抗と電気的に並列に接続され、前記帰還抵抗と帰還抵抗素子を構成し、
    前記出力補正手段は、前記帰還抵抗素子により、周囲温度の変化に応じて前記プリアンプ部における増幅率を自動調整することで、前記プリアンプ部からの出力を補正する
    ことを特徴とするマイクロホンユニット。
  2. 圧力変動する波動である音を電気信号に変換するための振動板を備えたカートリッジ部と、振動板によって得た電気信号を増幅するプリアンプ部とを有し、製造時に、前記プリアンプ部における増幅率を、予め定められた定常温度を基準として初期感度が補正されたマイクロホンユニットであって、
    前記カートリッジ部又は前記プリアンプ部近傍の温度を検出する温度検出センサと、
    前記温度検出センサからの出力に基づいて、前記プリアンプ部からの出力を補正する出力補正手段とを有し、
    前記温度検出センサは、前記プリアンプ部に配置された帰還抵抗と電気的に並列に接続され、前記帰還抵抗と帰還抵抗素子を構成し、
    前記出力補正手段は、前記帰還抵抗素子により、周囲温度の変化に応じて前記プリアンプ部における増幅率を自動調整することで、前記プリアンプ部からの出力を補正する
    ことを特徴とするマイクロホンユニット。
  3. 前記マイクロホンユニットは、コンデンサーマイクロホン又はエレクトレットコンデンサーマイクロホンとして構成されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のマイクロホンユニット。
  4. 前記温度センサが、サーミスタ或いは半導体温度センサーであり、当該サーミスタ或いは半導体温度センサーの選択が、当該サーミスタの温度特性と、前記プリアンプ部の出力の温度特性との相関関係に依存する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項記載のマイクロホンユニット。
  5. 前記請求項1〜請求項4の何れか1項記載のマイクロホンユニットが組み込まれ、騒音を検出するための騒音計。
  6. 発音体を内蔵し、かつ前記発音体付近に出力監視用マイクロホンを配置して、当該出力監視用マイクロホンの出力を常時監視・制御して、常に一定の校正音圧を発生するように構成され、マイクロホンユニット、或いは騒音計を含む被検査対象を装着するカプラ部を備え、当該被検査対象の感度を校正するための音響校正器にあって、
    音響校正器近傍の温度を検出する温度検出センサと、
    前記出力監視マイクロホン出力を、前記温度検出センサの検出結果に基づいて補正する出力補正手段とを備え、
    前記温度検出センサは、前記出力監視マイクロホンに配置された帰還抵抗と電気的に並列に接続され、前記帰還抵抗と帰還抵抗素子を構成し、
    前記出力補正手段は、前記帰還抵抗素子により、周囲温度の変化に応じて前記プリアンプ部における増幅率を自動調整することで、前記出力監視マイクロホンからの出力を補正する
    ことを特徴とする音響校正器。
  7. 電源として電池が用いられ、当該電池が消耗して電源電圧が許容範囲を超えて低下した場合に、表示手段と発音停止の両方で警告する警告手段をさらに有する
    ことを特徴とする請求項6記載の音響校正器。
  8. 前記温度センサが、サーミスタ或いは半導体温度センサーであり、当該サーミスタ或いは半導体温度センサーの選択が、当該サーミスタの温度特性と、前記監視用マイクロホンの出力温度特性との相関関係に依存する
    ことを特徴とする請求項6又は請求項7記載の音響校正器。
JP2007097152A 2007-04-03 2007-04-03 マイクロホンユニット、騒音計及び音響校正器 Active JP5236890B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007097152A JP5236890B2 (ja) 2007-04-03 2007-04-03 マイクロホンユニット、騒音計及び音響校正器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007097152A JP5236890B2 (ja) 2007-04-03 2007-04-03 マイクロホンユニット、騒音計及び音響校正器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008256433A JP2008256433A (ja) 2008-10-23
JP5236890B2 true JP5236890B2 (ja) 2013-07-17

Family

ID=39980149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007097152A Active JP5236890B2 (ja) 2007-04-03 2007-04-03 マイクロホンユニット、騒音計及び音響校正器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5236890B2 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9247331B2 (en) * 2009-06-29 2016-01-26 Nokia Technologoies Oy Temperature compensated microphone
WO2012070684A1 (ja) * 2010-11-25 2012-05-31 日本電気株式会社 信号処理装置、信号処理方法、及び信号処理プログラム
CN103500574B (zh) * 2012-08-16 2017-06-27 万喻 一种智能电子喇叭及其实现方法
JP2014175927A (ja) * 2013-03-11 2014-09-22 Ono Sokki Co Ltd 音響校正器
JP6125337B2 (ja) * 2013-06-11 2017-05-10 株式会社小野測器 音響校正器
US10006824B2 (en) 2014-09-29 2018-06-26 Invensense, Inc. Microelectromechanical systems (MEMS) pressure sensor having a leakage path to a cavity
KR101601229B1 (ko) 2014-11-17 2016-03-08 현대자동차주식회사 마이크로폰
JP6474130B2 (ja) * 2015-05-15 2019-02-27 株式会社オーディオテクニカ コンデンサマイクロホン
KR101894748B1 (ko) * 2017-07-06 2018-09-04 주식회사 에스에이치비쥬얼 로컬용 오디오 앰프 시스템
JP6853133B2 (ja) * 2017-07-18 2021-03-31 リオン株式会社 音響校正器
US11467025B2 (en) 2018-08-17 2022-10-11 Invensense, Inc. Techniques for alternate pressure equalization of a sensor
CN109831719B (zh) * 2019-02-26 2020-11-03 深圳市美恩微电子有限公司 一种带增益修调的麦克风前置放大器电路
JP2019208245A (ja) * 2019-07-17 2019-12-05 Tdk株式会社 マイクロフォンアセンブリおよびマイクロフォンアセンブリの温度依存性を低減する方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0238920A (ja) * 1988-07-29 1990-02-08 Nec Corp 温度補正形増幅回路
JPH0273104A (ja) * 1988-09-07 1990-03-13 Fuji Electric Co Ltd 半導体センサの温度補償回路
JPH09318533A (ja) * 1996-06-01 1997-12-12 Horiba Ltd ガス分析計
DE69924994T2 (de) * 1998-06-29 2006-02-23 Veri-Tek, Inc., Farmington Hills Geräuschprüfsystem mit temperaturabhängiger empfindlichkeit
JP3645794B2 (ja) * 2000-06-08 2005-05-11 リオン株式会社 音響校正器
JP4804645B2 (ja) * 2001-05-15 2011-11-02 株式会社テイエルブイ 非接触式超音波及び温度測定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008256433A (ja) 2008-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5236890B2 (ja) マイクロホンユニット、騒音計及び音響校正器
CN102804807B (zh) 电子设备、电子装置、移动终端装置以及用于处理电子信号的方法
US11743629B2 (en) Hearing protection devices, speakers and noise exposure sensors therefore, and sensor housings and associated methods for the same
JP5257561B1 (ja) 音響再生装置
US20140264652A1 (en) Acoustic sensor with integrated programmable electronic interface
US8170238B2 (en) Integrated circuit attached to microphone
US20160089087A1 (en) Hearing testing probe with integrated temperature and humidity sensors and active temperature control
JP2012090224A (ja) マイクロホンユニット
JP2009145172A (ja) パッシブプローブ装置
CN110677798A (zh) 具有自校准功能的传声器及其校准方法、传声系统和声音检测系统
CN112019987A (zh) 扬声器装置及扬声器的输出调节方法
US10659888B2 (en) Sensor output device, sound output device, and musical instrument
WO2010120243A1 (en) Hearing aid with environmental compensating circuitry
JP2006078379A (ja) 圧力センサおよびその製造方法
US10194240B2 (en) Microphone assembly and method of reducing a temperature dependency of a microphone assembly
JP2014175927A (ja) 音響校正器
JP5225712B2 (ja) 警報器
US2558550A (en) Method and apparatus for calibrating sound meters
KR101996340B1 (ko) 능동 잡음 제거 기능을 구비한 오디오 디바이스 및 그 오디오 디바이스의 온도에 따른 특성 보정 방법
JP2006090706A (ja) 物理量センサ
JP2005316452A (ja) 能動消音装置
JP2016050798A (ja) チャージアンプ回路
KR101442797B1 (ko) 보청기 교정장치
Rasmussen Trends in the development of measurement microphones
JP6125337B2 (ja) 音響校正器

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20081216

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20081216

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130328

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160405

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250