JP5235953B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ遊技機やスロットマシンなどの遊技機に関する。
従来、遊技機、例えばパチンコ遊技機において入賞時の賞球払出を遅延する提案がある。例えば特許文献1に示すように、大当たり抽選の結果が当たりとなったときに、入賞に伴う賞球の払出を遅延して、大当たり遊技を行うための持玉を確保するようにした遊技機がある。
特開2002−346152号公報
しかしながら、このような遊技機では大当たりとなったときに打ち出す玉がないといった事態を避けることは解決できるものの、遊技者の興趣を高めるまでの遊技性が付加されたものではなかった。
本発明は上記した背景をもとになされたもので、払出態様を変化させる新しい演出で大当たり期待度を報知するようにして遊技者の興趣を高めることが可能な遊技機を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するため、遊技盤面上に玉を発射する発射装置と、
遊技盤面上に設けられた始動口への入賞に対応して所定個数の玉を払出す払出手段と、
所定の大当たり発生条件の成立に応じて、大当たりを発生させる大当たり発生手段とを備えた遊技機において、
払出手段の払出態様として、通常の払出態様と、当該通常の払出態様よりも玉を所定時間遅れて払出す特別払出態様とを含む払出態様を複数種類設定する払出態様設定手段と、
大当たりが発生する期待度に基づいて、複数種類の払出態様のうちいずれか一を決定する払出態様決定手段とを備え、
払出手段は、払出態様決定手段が決定した払出態様で玉を払出し、その払出態様によって大当たりが発生する期待度が遊技者に報知されるように構成することが考えられる
上記遊技機は、払出態様自体が変化するので、遊技機本来の機械的な動きによる新しい演出で大当たり期待度を遊技者に報知できる。遊技者は従来にない払出演出を見て大当たりの期待度を確認でき、期待感をもって遊技することができ、興趣を高めることが可能となる。例えば遊技機の例として、パチンコ遊技機の場合に、玉詰まりも演出(ガセ演出)に利用できる。
また、払出態様設定手段は、特別払出態様における玉の払出を遅らせる所定時間を複数設定し、払出態様決定手段は、特別払出態様を払出態様として決定した場合に、大当たりが発生する期待度に基づいて特別払出態様における玉の払出を遅らせる所定時間の選択率を変更し、払出態様を決定することができる。このように大当たりが発生する期待度に基づいて特別払出態様における玉の払出を遅らせる所定時間の選択率が変更され、複数の玉の払出を遅らせる所定時間のどの所定時間かによって大当たり期待度が高いか、或いは低いか、遊技者は複数の玉の払出を遅らせる所定時間によって、大当たり期待度を確認することができる。
そして、上記課題を解決するために、本発明の遊技機は、入賞に対応して所定個数の遊技媒体を払出す払出手段と、
遊技媒体を貯留する貯留手段と、
遊技を行うためにその貯留手段に貯留された遊技媒体を用いて、予め定められた賭け数の範囲内で賭けるBET手段と、
所定の大当たり発生条件の成立に応じて、大当たりを発生させる大当たり発生手段とを備えた遊技機において、
遊技媒体を特定のリズムに関連付けて断続的に払出す断続払出態様を含む払出手段の払出態様を複数種類設定する払出態様設定手段と、
大当たりが発生する期待度に基づいて、複数種類の払出態様のうちいずれか一を決定する払出態様決定手段とを備え、
払出手段は、小役入賞時に払出態様決定手段が決定した払出態様で遊技媒体を払出し、その払出態様によって大当たりが発生する期待度が遊技者に報知され、
断続払出態様は、貯留手段が貯留している遊技媒体を減少させ、この減少させた遊技媒体相当分だけ遊技媒体を払出す貯留払出態様と、貯留手段が貯留している遊技媒体を減少させずに遊技媒体を払出す、或いは貯留手段が貯留する遊技媒体数を加算する払出態様とを組み合わせることで、特定のリズムに関連付けて遊技媒体を払出す、或いは貯留手段が貯留する遊技媒体数を加算しつつも、リズムに対応するだけの遊技媒体数ではなく、入賞小役に対応した所定個数の遊技媒体を遊技者に獲得させることを特徴とする。
このように入賞時に遊技媒体を、所定間隔で断続的に払出すように、例えば3・3・7拍子のように一定のリズムで払出をして従来の払出と異なる払出態様にできる。また、例えば遊技機の例として、スロットマシンの場合に、貯留された遊技媒体を用いて遊技を行う(いわゆるクレジットを利用して遊技を行う)場合に、BET手段を使って、入賞時に払出される遊技媒体の払出数の一部を用いて賭け、BET手段が賭けた遊技媒体相当分だけ貯留手段に貯留された遊技媒体を払出すようにできる。このように通常払出口からの払出と、貯留された遊技媒体の払出(貯留分を減らし払出す)とを組合せることにより、意外性のある払出演出ができるとともに、払出数の一部がBETにまわされ、無用な払出を防止でき、多彩な払出演出が可能となる。また、払出態様を変化させ、従来にない払出演出で大当たり期待度を報知するようにして遊技者の興趣を高める遊技機を提供可能である。
また、その際、払出手段は、払出態様決定手段により決定された払出態様が断続払出態様であった場合に、入賞小役に対応した所定個数の遊技媒体の一部を貯留手段が貯留する遊技媒体数に加算してから貯留払出態様を実行することができる。
また、上記課題を解決するために、前提となる遊技機は、入賞に対応して所定個数の遊技媒体を払出す払出手段と、
所定の大当たり発生条件の成立に応じて、大当たりを発生させる大当たり発生手段とを備え、遊技盤面上に遊技媒体が発射される遊技機において、
遊技盤面上に設けられた特別払出口から遊技媒体を払出す特別払出態様を含む払出手段の払出態様を複数種類設定する払出態様設定手段と、
大当たりが発生する期待度に基づいて、複数種類の払出態様のうちいずれか一を決定する払出態様決定手段とを備え、
払出手段は、払出態様決定手段が決定した払出態様で遊技媒体を払出し、その払出態様によって大当たりが発生する期待度が遊技者に報知される場合がある。
上記本発明の遊技機は、入賞に対応した遊技媒体を払出す払出態様を複数種類設定する払出態様設定手段を備え、例えば所定間隔で断続的に払出す払出態様や通常払出口以外の払出口から払出す払出態様などの払出演出によって大当たり期待度を報知するようにしている。このように払出態様自体が変化するので、遊技機本来の機械的な動きによる新しい演出で大当たり期待度を遊技者に報知できる。遊技者は従来にない払出演出を見て大当たりの期待度を確認でき、期待感をもって遊技することができ、興趣を高めることが可能となる。例えば遊技機の例として、パチンコ遊技機の場合に、通常払出口以外に遊技盤面上に設けた特別払出口から払出すように従来と異なる払出態様にできる。さらに、機械的な動きで払出演出ができ、従来のランプ表示、液晶表示など表示演出にプラスすることで変化に富んだ遊技機を提供可能となる。
また、上記課題を解決するために、前提となる本発明遊技機は始動口と、
遊技盤面上に玉を発射する発射装置と、
始動口への入賞に応じて、玉を払出す払出手段と、
所定の大当たり発生条件の成立に応じて、大当たりを発生させる大当たり発生手段とを備えた遊技機において、
払出手段の払出態様を複数種類設定する払出態様設定手段と、
大当たりが発生する期待度に基づいて、複数種類の払出態様のうちいずれか一を決定する払出態様決定手段と、
遊技盤面上であって、発射装置から発射される玉よりも低い入賞率で始動口へ玉を導く位置に設けられる特定払出口とを備え、
払出手段は、払出態様決定手段が決定した払出態様で玉を払出し、その払出態様によって前記大当たりが発生する期待度が遊技者に報知され、かつ複数種類の払出態様は、特定払出口を払出口とし所定の継続払出終了条件の成立まで玉の払出を継続する特定払出態様を含む場合がある。
上記本発明の遊技機は、始動口へ入賞した場合に玉を払出す払出態様を複数種類設定する払出態様設定手段と、発射装置から発射される玉よりも低い入賞率で始動口へ玉を導く位置に設けられる特定払出口とを備えた構成としている。そして、特定払出口を払出口とし所定の継続払出終了条件の成立まで、例えば大当たり発生条件の成立まで玉の払出を継続する特定払出態様の払出演出によって大当たり期待度を報知するようにしている。遊技機の例としてパチンコ遊技機において、このように始動口に入賞し難い位置の特定払出口から払出が行われる特定払出態様の場合に、大当たり期待度が大であり、遊技者はこの意外性のある払出演出を見ることにより、大当たりの期待度を確認でき、大きな期待感をもって遊技を行うことができる。これにより、大当たり発生までの遊技機の稼動がアップすることになる。このように遊技者の興趣を高める遊技機を提供できる。
本発明遊技機の一例であるパチンコ遊技機の正面図。 パチンコ遊技機の電気的構成を示すブロック図。 払出パターンを示す説明図。 演出乱数テーブルを示す説明図。 基本処理を示すフローチャート。 始動入賞処理を示すフローチャート。 演出決定処理を示すフローチャート。 賞球払出処理を示すフローチャート。 賞球払出処理Aを示すフローチャート。 賞球払出処理Bを示すフローチャート。 賞球払出処理Cを示すフローチャート。 賞球払出処理Dを示すフローチャート。 図柄変動処理を示すフローチャート。 大当たり処理を示すフローチャート。 第2実施例の演出乱数テーブルを示す説明図。 第2実施例のRT解除乱数表を示す説明図。 第2実施例の基本処理を示すフローチャート。 第2実施例の通常時抽選処理を示すフローチャート。 第2実施例の通常時入賞処理を示すフローチャート。 第3実施例の3・3・7拍子演出処理を示すフローチャート。 図20を簡易化したフローチャート。
(実施例1)
以下、本発明の実施の形態につき、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を例に図面を参照して説明する。図1はパチンコ遊技機1の正面模式図である。パチンコ遊技機1は、台枠に取り付けられた透明ガラス扉2と、台枠の内側に配置されてガラス扉2によって覆われる遊技盤3を有する。遊技盤3は、円状の遊技領域を形成している。遊技盤3の下方には、玉供給皿4が設けられている。玉供給皿4に準備された玉は、ハンドル5を含んで構成される玉発射機構によって遊技盤3に向けて発射される。遊技盤3に達した玉は、その遊技盤3の面上を落下する。
遊技盤3の面上には、その中央付近に図柄表示部6が配設されている。この図柄表示部6は、液晶を用いた表示装置、発光ダイオードを用いた表示装置或いはリール式の表示装置によって構成されるものであり、3つのキャラクタ(数字)が表示されるものである。図柄表示部6の上方にランプ式の保留玉表示部7が設けられている。保留玉表示部7は、4つのセグメントを有し、RAM24の保留玉記憶領域に格納中の抽選情報の数量を表示する。また、保留玉表示部7の各セグメントは、複数色を発光可能な発光ダイオードにて構成されており、当該パチンコ遊技機1の遊技状態や保留玉記憶領域に格納された抽選情報に応じて色彩を変化させることができる。
図柄表示部6の下方には、始動入賞口8が配置されている。その始動入賞口8の下方には、当該パチンコ遊技機1が大当たりしたときに開放する大入賞口(アタッカー)9と、玉を回収するためのアウト口10が設けられている。
本実施例では、始動入賞口8への入賞時の賞球払出口を複数(本実施例では玉供給皿4へ玉を払出す通常払出口以外に遊技盤面上に2箇所(第1払出口11、第2払出口12)設けている。その賞球払出口として、図柄表示部6の左側上方に第1払出口11(特別払出口)が設けられている。この第1払出口11から払出される玉は、玉発射機構から発射される玉の入賞率と同程度で始動入賞口8へ入賞するように構成されている。また、図柄表示部6の右方下方に第2払出口12(特定払出口)が設けられている。この第2払出口12から払出される玉は、玉発射機構から発射される玉の入賞率よりも低い入賞率(1/100程度)で始動入賞口8へ入賞するように構成されている。
次に、図2に示すのは、パチンコ遊技機1の遊技制御装置20の構成を示すブロック図である。遊技制御装置20は、メイン基板21、このメイン基板21に搭載されたCPU22、遊技プログラムを格納したROM23、RAM24、入出力回路25、CPU22からの制御信号の出力が接続される表示制御基板26、音声制御基板27、ランプ制御基板28、払出制御基板29、発射制御基板30、この遊技制御装置20に電源を供給する電源回路31を含み構成される。
玉の通過を検知したとき検知信号を出力する検知スイッチとして、始動入賞検出器32、大入賞口入賞検出器33が入出力回路25を介してCPU22に接続されている。大入賞口開放用ソレノイド34が入出力回路25を介してCPU22に接続されており、大入賞口9を開閉するときに制御される。表示制御基板26ではCPU22からの制御信号が入力され、該制御信号に応じて図柄表示部6及び保留玉表示部7の表示を制御する。また、音声制御基板27では音声信号を作成し、音声信号が増幅されスピーカ41から音声が出力される。ランプ制御基板28ではCPU22からの制御信号が入力され制御信号に応じてランプ42を制御する。また、払出制御基板29では制御信号に応じて賞球や貸球を払出す第1払出装置43、始動入賞口8への入賞に応じて賞球を払出す第2払出装置44を制御する。発射制御基板30では玉の発射装置45を制御する。一方、メイン基板21は、CPU22が始動入賞信号を取得することを契機にして、所定時間の計測が開始されるタイマA39,タイマB40を有する。
第1払出口11、第2払出口12では、遊技盤面裏側に玉補給装置が設けられ、随時払出に備えておくようにして、CPU22からの制御信号が払出制御基板29に入力され、制御信号に応じて第2払出装置44が制御され、賞球を払出すようにしている。なお、従来のパチンコ遊技機毎に対応した玉補給装置から直接供給されるようにしてもよいし、或いは個別に払出準備タンクを設けて、そのタンクに直接玉を供給することにより払出玉を供給するようにしてもよい。なお、第1払出装置43、第2払出装置44は、1個単位で玉を計数できる機能を有するものである。
CPU22(大当たり発生手段)は、図柄表示部6が所定の大当たり図柄を表示した場合に、大当たりを発生させる機能を有している。CPU22(払出態様設定手段)は、始動入賞口8への入賞に対応して払出す払出態様として、払出態様が異なる複数の払出態様を設定する機能を有する。CPU22(払出態様決定手段)は、始動入賞口8に入賞したときに、始動入賞口8への入賞に対応して払出す払出態様を抽選により決定する機能を有する。
本実施例では、始動入賞口8への入賞に対する払出態様(払出方法、払出箇所(払出口)及び払出数)に応じて大当たり期待度を報知するようにしている。そして、払出パターン(払出態様)を複数設定して、その払出態様と大当たり期待度を対応付けて、演出として利用するようにしている。
図3に払出パターンを示す。通常の払出態様以外に3つのパターン(パターンA、パターンB、パターンC)を設定している。なお、図3において払出口Aは通常払出口、払出口Bは第1払出口11、払出口Cは第2払出口12をさす。
本実施例では、どの払出パターンが選択されたとしても、玉供給皿4に払出す玉の数量は4個に設定されている。なお、玉供給皿4に払出される玉を賞球として、遊技盤面上の第1払出口11、第2払出口12からの払出は賞球とはとらえないようにしてもよい。
払出態様の通常の場合、通常払出口から4個が通常通り払出される。そして、入賞から払出開始までと、入賞から払出完了までの総時間は3秒―5秒に設定されている。次に、パターンAの場合、通常より5秒の遅れで払出が開始され、通常払出口から4個が払出される。入賞から払出開始までと、入賞から払出完了までの総時間は8秒―10秒に設定されている。
次に、パターンBの場合、先ず、通常払出口から4個が通常通り払出される。その後、第1払出口11から払出数13が所定間隔で断続的に、例えば「3・3・7」拍子のリズムで払出される。入賞から払出開始までと、入賞から払出完了までの総時間は3秒―20秒に設定されている。
パターンCの場合、先ず、通常より5秒遅れで通常払出口から4個が払出される。その後、第2払出口12から大当たり発生条件成立まで、例えば図柄表示部6において所定の大当たり図柄が表示されるまで玉が払出される。従って、払出数の制限は、定められず大当たり発生まで払出が継続される。入賞から払出開始までと、入賞から払出完了までの総時間は8秒―大当たりとなるまでに設定されている。
本実施例では、当たり抽選における大当たり乱数は次のように定められている。乱数(値)範囲を「0〜299」とし、当たり乱数値は「7」に設定されている。当たり確率は「1/300」となっている。
次に、払出パターンと大当たり期待度との対応付けについて説明する。本実施例では、始動入賞口8へ入賞した場合に、当たり判定用の乱数と演出判定用の乱数とを取得するようにしている。図4は演出乱数テーブルを示す。演出は、当たり抽選において、ハズレの場合にテーブルAを参照し、当たりの場合、テーブルBを参照して決定する。テーブルAにおいて、乱数(値)範囲を「0〜999」とし、通常払出、パターンA払出、パターンB払出及びパターンC払出を次のように設定している。
(1)通常払出(演出乱数「29〜999」に対応)
(2)パターンA払出(演出乱数「0〜18」に対応)
(3)パターンB払出(演出乱数「19〜27」に対応)
(4)パターンC払出(演出乱数「28」に対応)
また、テーブルBにおいて、乱数(値)範囲を「0〜999」とし、通常払出、パターンA払出、パターンB払出及びパターンC払出を次のように設定している。
(1)通常払出(演出乱数「0」に対応)
(2)パターンA払出(演出乱数「1〜399」に対応)
(3)パターンB払出(演出乱数「400〜799」に対応)
(4)パターンC払出(演出乱数「800〜999」に対応)
図4において、各払出パターンに対応した大当たり期待度は次の通りである。
(1)通常払出の場合、当たり期待度として乱数は「0」(1個)に設定され、期待度は「1/290330(=0.0003%)」となる。期待度は次のように算出している。ハズレを含むケース、「299×971+1(=290330)」に対し、1個の乱数のみが当たり期待度を含むので上記の通り表される。
(2)パターンA払出の場合、同様に当たり期待度として乱数は「1〜399」(399個)に設定され、期待度は「399/(299×19+399)=7%」となる。
(3)パターンB払出の場合、当たり期待度として乱数は「400〜799」(400個)に設定され、期待度は「400/(299×9+400)=13%」となる。
(4)パターンC払出の場合、当たり期待度として乱数は「800〜999」(200個)に設定され、期待度は「200/(299×1+200)=40%」となる。
次に、図5〜図14に示すフローチャートに従って制御フローについて説明する。図5は基本処理を示している。先ず始動入賞処理(S1)を実行し、続いて賞球払出処理(S2)、図柄変動処理(S3)を実行し、その後大当たり処理(S4)を実行する。以下、始動入賞処理から説明する。
図6は始動入賞処理のフローチャートを示す。始動入賞口8に入賞があったか否かを判定し(S11)、入賞がなかった場合、終了する一方、入賞があった場合、賞球払出開始までの時間「3秒」を計測するタイマA39をスタートする(S12)とともに、賞球払出開始までの時間「8秒」を計測するタイマB40をスタートする(S13)。続いて演出判定用乱数を取得する(S14)。
演出判定用乱数の取得は次のようにしている。始動入賞口8に付設された始動入賞検出器32により玉を検知すると、入賞検知信号がCPU22に伝送される。CPU22に入賞検知信号が入力されたタイミングに応じて、CPU22が演出判定用カウンタから乱数値(演出判定用乱数)を取得する。
次に保留数(保留玉数)が保留玉の上限である「4」であるか否かを判定する(S15)。ここで「4」である場合、払出態様に対応したフラグである払出フラグDを「1」にする(S16)一方、「4」でない場合、保留数を「1」インクリメントする(S17)とともに、大当たり判定用乱数を取得し(S18)、その後演出決定処理を実行する(S19)。
大当たり判定用乱数の取得は次のようにしている。始動入賞口8に付設された始動入賞検出器32により玉を検知すると、入賞検知信号がCPU22に伝送される。CPU22に入賞検知信号が入力されたタイミングに応じて、CPU22が大当たり判定用カウンタから乱数値(大当たり判定用乱数)を取得する。
図7は演出決定処理のフローチャートを示す。取得した大当たり判定用乱数が当たり乱数に一致したか否かを判定し(S21)、当たりでない場合、演出乱数テーブルAを参照する(S22)とともに、当たりの場合、演出乱数テーブルBを参照する(S23)。
続いて演出判定用乱数が図4に示すようにパターンA払出に対応した演出乱数(パターンA当たり)であるか否かを判定し(S24)、パターンA当たりの場合、払出態様に対応したフラグである払出フラグAを「1」にする(S25)一方、当たりでない場合、演出判定用乱数が図4に示すようにパターンB払出に対応した演出乱数(パターンB当たり)であるか否かを判定する(S26)。ここでパターンB当たりの場合、払出フラグBを「1」にする(S27)一方、当たりでない場合、演出判定用乱数が図4に示すようにパターンC払出に対応した演出乱数(パターンC当たり)であるか否かを判定する(S28)。ここでパターンC当たりの場合、払出フラグCを「1」にする(S29)一方、当たりでない場合、払出フラグDを「1」にする(S30)。
図8は賞球払出処理のフローチャートを示す。払出フラグAが「1」であるか否かを判定し(S31)、「1」である場合、賞球払出処理Aを実行する(S32)一方、「1」でない場合、払出フラグBが「1」であるか否かを判定する(S33)。ここで「1」である場合、賞球払出処理Bを実行する(S34)一方、「1」でない場合、払出フラグCが「1」であるか否かを判定する(S35)。ここで「1」である場合、賞球払出処理Cを実行する(S36)一方、「1」でない場合、払出フラグDが「1」でるか否かを判定する(S37)。ここで「1」である場合、賞球払出処理Dを実行する(S38)一方、「1」でない場合、終了する。
図9は賞球払出処理Aのフローチャートを示す。賞球タイマB40において所定時間「8秒」がタイムアップしたか否かを判定し(S41)、タイムアップしていない場合、終了する一方、タイムアップした場合、図3における払出パターンAに示すように、通常払出口(払出口A)から通常より5秒遅れで4個の払出をする(S42)。その後払出フラグAを「0」にする(S43)。
図10は賞球払出処理Bのフローチャートを示す。賞球タイマA39において所定時間「3秒」がタイムアップしたか否かを判定し(S51)、タイムアップしていない場合、終了する一方、タイムアップした場合、図3におけるパターンBに示すように、通常払出口から4個が通常通り払出される(S42)とともに、第1払出口11(払出口B)から払出数13の玉が「3・3・7」拍子のリズムで所定間隔をおいて断続的に払出される(S53)。その後払出フラグBを「0」にする(S54)。
図11は賞球払出処理Cのフローチャートを示す。賞球タイマB40において所定時間「8秒」がタイムアップしたか否かを判定し(S61)、タイムアップしていない場合、終了する一方、タイムアップした場合、図3における払出パターンCに示すように、通常より5秒遅れで通常払出口(払出口A)から4個が払出される(S62)とともに、第2払出口12(払出口C)から払出が開始される(S63)。その後払出継続フラグを「1」にする(S64)。第2払出口12からの払出は、図柄表示部6において所定の大当たり図柄が表示されるまで継続される。
本実施例では、賞球払出処理A及び賞球払出処理Cに示すように、通常より5秒遅れで払出されたときは、その後第2払出口12から払出が行われる否かによって、大当たり期待度が変わってくる。第2払出口12から払出が行われた場合、大当たり期待度が高い。
図12は賞球払出処理Dのフローチャートを示す。賞球タイマA39において所定時間「3秒」がタイムアップしたか否かを判定し(S71)、タイムアップしていない場合、終了する一方、タイムアップした場合、通常払出口(払出口A)から4個が通常通り払出される(S72)。その後払出フラグDを「0」にする(S73)。保留数が保留玉の上限である「4」を超える入賞の場合、通常の払出が行われる。
次に、図13は図柄変動処理のフローチャートを示す。大当たりフラグが「0」であるか否かを判定し(S81)、「0」でない場合、終了する一方、「0」である場合、図柄変動が停止中であるか否かを判定する(S82)。ここで図柄変動が停止中でない場合、ステップS89に移行する一方、停止中である場合、保留数が「0」であるか否かを判定する(S83)。ここで保留数が「0」である場合、終了する一方、「0」でない場合、保留数を「1」デクリメントする(S84)とともに、大当たり判定用乱数が当たり乱数に一致したか否かを判定する(S85)。ここで当たりでない場合、ハズレ図柄にて図柄停止する図柄変動を開始し(S86)、図柄変動時間を計測する図柄変動タイマをスタートする(S88)。ステップS85において当たりの場合、大当たり図柄にて図柄停止する図柄変動を開始し(S87)、図柄変動タイマをスタートする(S88)。
続いて図柄変動タイマがタイムアップしたか否かを判定し(S89)、タイムアップしていない場合、終了する一方、タイムアップした場合、図柄変動を停止する(S90)とともに、図柄表示部6における停止図柄が大当たり図柄であるか否かを判定する(S91)。ここで停止図柄が大当たり図柄でない場合、終了する一方、大当たり図柄である場合、大当たりフラグを「1」にする(S92)。次に、払出継続フラグが「1」であるか否かを判定し(S93)、「1」でない場合、終了する一方、「1」である場合、第2払出口12(払出口C)からの払出を終了する(S94)。その後払出継続フラグを「0」にする(S95)。図3に示すパターンCで払出が行われた場合、図柄表示部6において大当たり図柄が表示された場合(大当たり条件成立)、それまで継続して払出が行われていた第2払出口12からの払出を終了する。
図14は大当たり処理のフローチャートを示す。大当たりフラグが「1」であるか否かを判定し(S101)、「1」でない場合、終了する一方、「1」である場合、大入賞口9が閉鎖中であるか否かを判定する(S102)。ここで閉鎖中でない場合、大入賞口9に入賞があったか否を判定する(S104)一方、閉鎖中である場合、大入賞口開放用ソレノイド34を駆動し大入賞口9を開放し(S103)、その後大入賞口9に入賞があったか否を判定する(S104)。
ここで大入賞口9に入賞がなかった場合、終了する一方、入賞があった場合、大入賞口入賞数を「1」インクリメントする(S105)。大入賞口入賞数は大入賞口入賞数カウンタにてカウントされる。続いて大入賞口入賞数が1ラウンドの最大入賞数である「10」に達したか否かを判定し(S106)、「10」に達していない場合、終了する一方、「10」に達した場合、大入賞口9を閉鎖する(S107)。その後大入賞口入賞数を「0」にする(S108)とともに、ラウンド数を「1」インクリメントする(S109)。ラウンド数はラウンド数カウンタにてカウントされる。続いてラウンド数が大当たり遊技における最大ラウンド数である「15」に達したか否かを判定し(S110)、「15」に達していない場合、終了する一方、「15」に達した場合、大当たりフラグを「0」にする(S111)。
このように、始動入賞口8への入賞時の玉の払出態様として複数の払出パターン(払出態様)が設定される。パターンAのように通常よりも遅れて払出すようにしたり、パターンBのように通常払出口以外に遊技盤に設けた第1払出口11から払出すようにして、かつ3・3・7拍子のリズムで所定間隔おいて断続的に払出すようにしたり、或いはパターンCのように遊技盤に設けた第2払出口12から大当たり発生条件成立まで払出すようにしたり、従来の払出と異なる意外性のある払出演出を行うことができる。そして、それぞれの払出パターンに対応して大当たり期待度が設定されている。これにより、払出態様自体が変化するので、遊技機本来の機械的な動きによる新しい演出で大当たり期待度を遊技者に報知できる。遊技者は従来にない払出演出を見て大当たり期待度を確認でき、大当たりの期待感をもって遊技することができる。また、機械的な動きで払出演出ができ、従来のランプ表示、液晶表示など表示演出にプラスすることで変化に富んだ遊技機を提供できる。
さらに、始動入賞口8に入賞し難い位置の第2払出口12から払出が行われるパターンCの場合に、大当たり期待度が大であり、遊技者はこの意外性のある払出演出を見ることにより、大きな期待感をもって遊技行うことができる。これにより、大当たり発生までの遊技機の稼動がアップすることになる。このように遊技者の興趣を高めることが可能な遊技機を提供できる。
(実施例2)
以上、本実施形態は遊技機としてパチンコ遊技機を例にしているが、スロットマシンに置き換え、本明細書中に示した要件を取捨選択することにより、本発明を様々な態様で実施できる。以下、本発明をスロットマシンに適用した場合の第2実施例について説明する。スタートレバーの操作(始動条件の成立に相当)に応じて入賞役の抽選を実行するとともに、リール(図柄表示手段に相当)を始動する。そして、抽選等により小役フラグ、或いはBIGフラグが成立し、遊技者のストップボタンを押下するタイミングに応じて、小役、或いはBIGボーナスが成立する。本実施例では、上記の抽選でBIGボーナス(以下、BIGともいう)などのボーナス役(大当たりに相当)に当選したときは、そのBIGをストックするストック機として構成されている。そして、BIGをストックしている場合に、ストックされてからそのストックが解除されるまでのゲーム数(以下、RT数)を予め定め、RT数が「0」にならない限り、BIGを放出しない設定としている。本実施例では、RT数が「5」以下となった場合、払出演出を多く選択するようにしている。従って、遊技者は払出演出を見ることによって、BIGボーナスの放出の期待度(大当たり期待度に相当)を知ることができる。
図17〜図19に示す第2実施例のフローチャートに従って制御フローについて説明する。図17は基本処理を示す。BIG中フラグが「0」であるか否かを判定し(S121)、「0」である場合、通常時抽選処理(S122)を実行し、その後通常時入賞処理(S123)を実行する。S121においてBIG中フラグが「0」でない場合、BIG中処理(S124)を実行する。
図18は通常時抽選処理を示す。スタートレバーが操作(「ON」)されゲームが開始されたか否かを判定し(S131)、BIG判定用乱数を取得する(S132)。本実施例では、BIG抽選におけるBIG乱数は次のように定められている。乱数(値)範囲を「0〜299」とし、当たり乱数値は「7」に設定されている。また、小役当たり乱数値は「8〜37」に設定されている。
続いて演出判定用乱数を取得する(S133)。図15は演出乱数テーブルを示す。演出は、RT数が「5」以下になった場合、テーブルCを参照し、RT数が「5」を超える場合、テーブルDを参照して決定する。テーブルCにおいて、乱数(値)範囲を「0〜59」とし、当たり乱数値は「0〜9」に設定されている。また、テーブルDにおいて、乱数(値)範囲を「0〜59」とし、当たり乱数値は「7」に設定されている。
次に、RT解除判定用乱数を取得する(S134)。図16はRT解除乱数表を示す。RT解除抽選における乱数(値)範囲を「0〜299」とし、RT数に対応して当たり乱数値を次のように設定している。RT数=1の場合、当たり乱数値は「0〜49」、RT数=10の場合、当たり乱数値は「50〜100」、RT数=100の場合、当たり乱数値は「100〜199」、RT数=300の場合、当たり乱数値は「200〜249」及びRT数=1000の場合、当たり乱数値は「250〜299」に設定されている。
図18に戻り、取得したBIG判定用乱数がBIG乱数に当選したか否かを判定し(S135)、当選していない場合、ステップS139に移行するとともに、当選した場合、BIGストックを「1」インクリメントする(S136)。続いてBIGストックが「1」であるか否かを判定し(S137)、「1」でない場合、ステップS139に移行するとともに、「1」である場合、RT数を決定する(S138)。
続いて13枚小役に当選したか否かを判定し(S139)、当選していない場合、BIGストックが「0」であるか否かを判定する(S141)一方、当選した場合、小役フラグを「1」にして(S140)、その後BIGストックが「0」であるか否かを判定する(S141)。ここでBIGストックが「0」である場合、終了する一方、「0」でない場合、RT数を「1」デクリメントする(S142)。次に、RT数が「0」であるか否かを判定し(S143)、「0」でない場合、終了する一方、「0」である場合、BIGフラグを「1」にする(S144)。
図19は通常時入賞処理を示す。小役フラグが「1」であるか否かを判定し(S151)、「1」でない場合、ステップS161に移行する一方、小役フラグが「1」である場合、遊技者が小役を成立させられるタイミングでストップボタンを押下したか(小役入賞したか)否かを判定する(S152)。ここで小役入賞していない場合、小役フラグを「0」にする(S160)一方、小役入賞した場合、BIGストックが「0」であるか否かを判定する(S153)。ここでBIGストックが「0」である場合、演出乱数テーブルDを参照し(S156)、演出判定用乱数が当たり乱数に一致したか否かを判定する(S157)。
ステップS153においてBIGストックが「0」でない場合、RT数が「5」以下であるか否かを判定し(S154)、「5」を超える場合、演出乱数テーブルDを参照する(S156)一方、「5」以下である場合、演出乱数テーブルCを参照する(S155)。次に、演出判定用乱数が当たり乱数に一致したか否かを判定し(S157)、当たりの場合、13枚のメダルが「3・3・7」拍子のリズムで所定間隔をおいて断続的に払出される(S159)一方、当たりでない場合、通常通り13枚のメダルが払出される(S158)。その後小役フラグを「0」にする(S160)。
本実施例では、小役フラグが「1」の場合、BIGは成立しないように制御し、払出演出を実行する頻度を高くしている。RT数が「5」以下になった場合、演出乱数の当たる確率が高いため、通常払出と異なる「3・3・7」拍子の払出演出が多く行われ、遊技者は、BIGボーナスの放出の期待度が高いことを確認できる。
ステップS151において小役フラグが「1」でない場合、BIGフラグが「1」であるか否かを判定し(S161)、「1」でない場合、終了する一方、「1」である場合、BIG入賞したか否かを判定する(S162)。ここでBIG入賞していない場合、終了する一方、BIG入賞した場合、BIGフラグを「0」にする(S163)とともに、BIG中フラグを「1」にする(S164)。その後BIGストックを「1」デクリメントする(S165)とともに、BIGストックが「0」であるか否かを判定し(S166)、「0」である場合、終了する一方、「0」でない場合、RT数を決定する(S167)。ゲーム開始時のRT解除乱数にて、BIG終了後のRT数を決定するようにしている。
このように、スロットマシンにおいて、小役入賞の場合、メダル払出数13枚が、「3・3・7」拍子のリズムで所定間隔をおいて断続的に払出され、意外性のある払出演出が行われる。RT数が「5」以下となった場合、通常払出と異なる払出演出が多く選択されるので、遊技者はこのような払出演出を見て、BIGボーナスの放出の期待度が高いことを確認できる。
(実施例3)
以下、メダルを貯留する貯留手段を備え、その貯留されたメダルを利用して遊技を行う、いわゆるクレジット機能を備えたスロットマシンに本発明を適用した場合の第3実施例について説明する。クレジット機能を利用して遊技を行う場合、4枚以上のメダルの投入については50枚を上限として貯留手段に貯留される。そして、貯留手段に貯留されたメダルを用いて、予め定められた賭け数の範囲内で賭けるBET手段によって、メダルが投入された状態となって、3枚賭けゲーム(或いは1枚賭けゲーム、2枚賭けゲーム)が可能な状態となる。
図20は第3実施例における3・3・7拍子演出処理のフローチャートを示す。第3実施例では遊技者が10枚のメダルを獲得した場合(10枚小役入賞)を例にしている。貯留数が上限の「50」(BET=50)に達したか否かを判定し(S171)、「50」に達した場合、3枚払出す(S172)一方、「50」に達していない場合、BETを「1」インクリメントする(S173)。本実施例では、「3・3・7」拍子のリズムで払出を行うように、「1」ずつBETのインクリメント或いは払出を行うようにしている。このBETの処理は、自動的に行われるようにしている。続いて貯留数が上限の「50」(BET=50)に達したか否かを判定し(S174)、「50」に達した場合、2枚払出す(S175)一方、「50」に達していない場合、BETを「1」インクリメントする(S176)。次に、貯留数が上限の「50」(BET=50)に達したか否かを判定し(S177)、「50」に達した場合、1枚払出す(S178)一方、「50」に達していない場合、BETを「1」インクリメントする(S179)。
次に、BETを「3」デクリメントし、3枚払出す(S180)。本実施例では、1枚毎にBETのデクリメントと払出を同時に行い、結果としてBET分を3枚減らしながら、3枚払出すようにしている。BETを使って、従来にない払出演出を行うことができる。その後BETを「3」インクリメントする(S181)。
次に、貯留数が上限の「50」(BET=50)に達したか否かを判定し(S182)、「50」に達した場合、4枚払出す(S183)一方、「50」に達していない場合、BETを「1」インクリメントする(S184)。続いて貯留数が上限の「50」(BET=50)に達したか否かを判定し(S185)、「50」に達した場合、3枚払出す(S186)一方、「50」に達していない場合、BETを「1」インクリメントする(S187)。次に、貯留数が上限の「50」(BET=50)に達したか否かを判定し(S188)、「50」に達した場合、2枚払出す(S189)一方、「50」に達していない場合、BETを「1」インクリメントする(S190)。続いて貯留数が上限の「50」(BET=50)に達したか否かを判定し(S191)、「50」に達した場合、1枚払出す(S192)一方、「50」に達していない場合、BETを「1」インクリメントする(S193)。
図21は図20の3・3・7拍子演出処理を簡易化したフローチャートを示す。BETを「3」インクリメントし(S201)、BETインクリメント途中でBETがMAXに達したか否かを判定する(S202)。ここでBETがMAXに達していない場合、BETを「3」デクリメントし、3枚払出す(S204)一方、BETがMAXに達した場合、残りを払出し(S203)、その後BETを「3」デクリメントし、3枚払出す(S204)。次に、BETを「7」インクリメントし(S205)、BETインクリメント途中でBETがMAXに達したか否かを判定する(S206)。ここでBETがMAXに達していない場合、リターンする一方、BETがMAXに達した場合、残りを払出す(S207)。このように、BETを「3」インクリメントし、BETを「3」デクリメントとともに3枚払出す。その後BETを「7」インクリメントする払出演出が行われ、遊技者は3枚の払出と7枚のBETとにより、メダル10枚を獲得したことになる。
このように、クレジット機能を備えたスロットマシンにおいて、払出数10枚のメダルが「3・3・7」拍子のリズムで所定間隔をおいて、3枚―3枚―4枚と断続的に払出される。遊技者は10枚分のメダルを獲得したことになる。そして、貯留手段に貯留されたメダルを用いて賭けるBET手段を使って、払出数の一部を、所定数までBETをインクリメントするとともに、BET手段が賭けたメダル相当分だけ貯留手段に貯留されたメダルを払出すようにしている。このように通常払出口からの払出と、貯留されたメダルの払出(貯留分を減らし払出す)とを組合せることにより、意外性のある払出演出ができるとともに、払出数の一部がBETにまわされ、無用な払出を防止でき、多彩な払出演出が可能となる。RT数が「5」以下となった場合、払出演出が多く選択されるので、遊技者はこのような払出演出を見て、BIGボーナスの放出の期待度が高いことを確認できる。
なお、本実施例に次のような変形例を加えてもよい。
(1)実施例2ではストック機としたが、ストック機能を有せず、抽選に当選した場合にRTを消化せずともそのままBIGを成立させることが可能となる完全確率のスロットマシンに適用してもよい。その場合にはBIGフラグが「1」となった場合にのみ払出演出を多く選択すればよい。
(2)スロットマシンのストック機を例にしたが、実施例2のように大当たりをストック可能なパチンコ遊技機に適用してもよい。
(3)スロットマシンに適用した場合、払出態様を、通常時はBETが最大値となるまでBETをインクリメントし、演出時はBETが最大値にならなくとも、そのまま払出を行うことにより演出してもよい。
(4)払出すまでのタイマの長さに応じて期待度を報知するようにしてもよい。例えば8秒のタイマは期待度「20%」、20秒のタイマは期待度「80%」、大当たりとなるまでは払出を行わない場合は期待度「100%」などとして期待度を報知してもよい。この場合、玉詰まりも演出(ガセ演出)に利用できる。
(5)第1実施例において、通常払出口と第1払出口11とから交互に払出すことにより払出演出を行ったり、通常払出口、第1払出口11及び第2払出口12から「1」ずつ払出を行うようにして演出するようにしてもよい。
(6)第1実施例において、第2払出口12からの払出は、払出が開始された場合、常に払出すようにしたが、当たりでない演出(ガセ演出)の場合、発射を検知(稼動あり)したときに限定してもよい。稼動ありの判定について、図柄変動中である場合に稼動ありと判定してもよい。また、継続払出終了条件の成立として、大当たり発生以外に、払出が開始されてからの図柄変動数が所定数(例えば100回など)に達した場合や、リーチとなった回数が所定数(例えば10回)に達した場合など、実際に払出した玉数に関連しない事項が成立した場合に終了してもよいし、或いは実際に払出した玉が所定数(例えば1000玉など)に達した場合に終了するようにしてもよい。
(7)3・3・7拍子以外に様々なリズムに合わせて払出すようにしてもよい。また、玉供給皿4に4個払出した後から演出するだけでなく、玉供給皿4に払出すときから演出するようにしてもよい。
(8)スロットマシンのBIGボーナスを演出の対象としたが、REGボーナスなど遊技者にとって有利となる他の遊技状態を演出の対象としてもよい。
(9)第1実施例において、図7のS21の「大当たり判定用乱数が当たり乱数に一致したか否かの判定」のところ、大当たりの判定があった場合のみ、演出乱数テーブルBを選択するようにしているが、次の大当たりが発生するまでの間、演出乱数テーブルBを選択し続けるようにしてもよい。つまり始動入賞時に大当たりか否かを判断し、大当たりであった場合には該当する図柄変動が終了するまで演出乱数テーブルBを選択し続ける。その方が演出効果を高められる。また、S21を「図柄変動中の該当大当たり乱数が当たりか否かを判定する」としてもよい。始動入賞時には大当たりか否かを判断せず、図柄変動開始時に大当たりか否かを判断し、大当たりであった場合には図柄変動が終了するまで演出乱数テーブルBを選択し続けるようにしてもよい。
1 パチンコ遊技機(遊技機)
6 図柄表示部
8 始動入賞口(始動口)
11 第1払出口(特別払出口)
12 第2払出口(特定払出口)
22 CPU(大当たり発生手段、払出態様設定手段、払出態様決定手段)
43 第1払出装置(払出手段)
44 第2払出装置(払出手段)
45 発射装置

Claims (2)

  1. 入賞に対応して所定個数の遊技媒体を払出す払出手段と、
    遊技媒体を貯留する貯留手段と、
    遊技を行うためにその貯留手段に貯留された遊技媒体を用いて、予め定められた賭け数の範囲内で賭けるBET手段と、
    所定の大当たり発生条件の成立に応じて、大当たりを発生させる大当たり発生手段とを備えた遊技機において、
    遊技媒体を特定のリズムに関連付けて断続的に払出す断続払出態様を含む前記払出手段の払出態様を複数種類設定する払出態様設定手段と、
    前記大当たりが発生する期待度に基づいて、前記複数種類の払出態様のうちいずれか一を決定する払出態様決定手段とを備え、
    前記払出手段は、小役入賞時に前記払出態様決定手段が決定した払出態様で遊技媒体を払出し、その払出態様によって前記大当たりが発生する期待度が遊技者に報知され、
    前記断続払出態様は、前記貯留手段が貯留している遊技媒体を減少させ、この減少させた遊技媒体相当分だけ遊技媒体を払出す貯留払出態様と、前記貯留手段が貯留している遊技媒体を減少させずに遊技媒体を払出す、或いは前記貯留手段が貯留する遊技媒体数を加算する払出態様とを組み合わせることで、前記特定のリズムに関連付けて遊技媒体を払出す、或いは前記貯留手段が貯留する遊技媒体数を加算しつつも、リズムに対応するだけの遊技媒体数ではなく、入賞小役に対応した所定個数の遊技媒体を遊技者に獲得させることを特徴とする遊技機。
  2. 前記払出手段は、前記払出態様決定手段により決定された払出態様が前記断続払出態様であった場合に、前記入賞小役に対応した所定個数の遊技媒体の一部を前記貯留手段が貯留する遊技媒体数に加算してから前記貯留払出態様を実行することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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