JP4224970B2 - 遊技機 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技機(例えばパチンコ機)においては、可変表示装置と、可変入賞装置とを備えたものが知られている。かかる遊技機においては、遊技盤に設けられた作動口に遊技球が入賞することに基づいて、可変表示装置での図柄の変動表示が開始させられる。そして、確定停止表示された図柄が特定の停止態様であることに基づいて、遊技者に有利な特別遊技状態が発生させられる。すなわち、可変入賞装置の大入賞口が開放され、そこに多数の遊技球を入賞させることが可能となり、かかる入賞により遊技者に対し多くの景品球が払い出される。従って、遊技者は、可変表示装置において、変動表示されている図柄が、特定の停止態様となることを強く望みつつ遊技を行うこととなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような遊技機においては、図柄が最終的に確定停止表示されるまでは、特別遊技状態が発生するか否かを把握することができない。換言すれば、遊技中の多くの時間を、前記可変表示装置に着目せざるを得ないというのが実情である。それ故、遊技に単調感が生じてしまい、却って興趣の低下を招いてしまうおそれがある。かかる意味では、今までにはない斬新な面白味を提供できる遊技機が望まれている。
【0004】
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、今まで演出の主流とされていた表示装置等に頼らずとも、興趣の飛躍的な向上を図ることの可能な遊技機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及びその効果】
上記の目的を達成するために有効な手段を以下に示す。なお、必要に応じてその作用効果等についても説明する。
【0006】
手段1.所定の契機に基づき、特定遊技状態を導出するか否かを判定するとともに、前記特定遊技状態を導出する判定がなされた場合には、所定時間後に実際に特定遊技状態を導出する特定遊技状態導出手段と、
所定条件が成立した場合に、所定数の遊技媒体を払い出す遊技媒体払出手段とを備えた遊技機であって、
前記特定遊技状態を導出する判定がなされた後には、該判定がなされる前に比べて、前記遊技媒体払出手段によって払い出される遊技媒体の払出態様を異ならせる払出制御手段を設けたことを特徴とする遊技機。
【0007】
手段1によれば、特定遊技状態導出手段により、所定の契機に基づき、特定遊技状態を導出するか否かが判定され、特定遊技状態を導出する判定がなされた場合には、所定時間後に実際に特定遊技状態が導出される。また、所定条件が成立した場合に、遊技媒体払出手段によって所定数の遊技媒体が払い出される。かかる遊技機にあって、特定遊技状態を導出する判定がなされた後には、該判定がなされる前に比べて、遊技媒体払出手段によって払い出される遊技媒体の払出態様が、払出制御手段によって、異なったものとなる。従って、遊技媒体の払出態様の変化に気づいた遊技者は、そのことによって特定遊技状態の導出を察知、把握することができる。そのため、遊技領域における遊技媒体の挙動や、表示装置等の表示態様にのみ着目させられることの多かった遊技者にとって、斬新な感覚を味わうことができるとともに、今までには考えられないようなかたちで特定遊技状態の発生を察知できることに喜びを覚える。また、様々な演出効果を高めるべく各種演出装置を別途設けることによる遊技機自体の複雑化を回避でき、かかる複雑化に伴う各種不具合に歯止めをかけることができる。
【0008】
なお、「前記払出制御手段は、前記特定遊技状態を導出する判定がなされた後には、該判定がなされる前に比べて、少なくとも一時的に前記遊技媒体払出手段によって払い出される遊技媒体の払出態様を異ならせる」こととしてもよい。
【0009】
手段2.所定の契機に基づき、特定遊技状態を導出するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記特定遊技状態を導出する判定がなされた場合には、所定時間後に実際に特定遊技状態を導出する特定遊技状態導出手段と、
所定条件が成立した場合に、所定数の遊技媒体を遊技者に視認可能な払出領域に払い出す遊技媒体払出手段とを備えた遊技機であって、
前記判定手段により前記特定遊技状態を導出する判定がなされた後には、該判定がなされる前に比べて、前記遊技媒体払出手段によって払い出される遊技媒体の払出態様を異ならせる払出制御手段を設けたことを特徴とする遊技機。
【0010】
手段2によれば、判定手段では、所定の契機に基づき、特定遊技状態を導出するか否かが判定される。その判定手段により特定遊技状態を導出する判定がなされた場合には、特定遊技状態導出手段によって、所定時間後に実際に特定遊技状態が導出される。また、所定条件が成立した場合に、遊技媒体払出手段によって、所定数の遊技媒体が遊技者に視認可能な払出領域に払い出される。かかる遊技機にあって、判定手段により前記特定遊技状態を導出する判定がなされた後には、該判定がなされる前に比べて、遊技媒体払出手段によって払い出される遊技媒体の払出態様が、払出制御手段によって異なったものとされる。従って、払出領域に払い出される遊技媒体の払出態様の変化に気づいた遊技者は、そのことによって特定遊技状態の導出を察知、把握することができる。そのため、遊技領域における遊技媒体の挙動や、表示装置等の表示態様にのみ着目させられることの多かった遊技者にとって、斬新な感覚を味わうことができるとともに、今までには考えられないようなかたちで特定遊技状態の発生を察知できることに喜びを覚える。また、様々な演出効果を高めるべく各種演出装置を別途設けることによる遊技機自体の複雑化を回避でき、かかる複雑化に伴う各種不具合に歯止めをかけることができる。
【0011】
手段3.前記所定の契機は、遊技領域へ発射された遊技媒体が遊技領域に設けられた作動口に入賞することであることを特徴とする手段1又は2に記載の遊技機。
【0012】
手段3によれば、遊技領域へ発射された遊技媒体が遊技領域に設けられた作動口に入賞することに基づいて、特定遊技状態を導出するか否かが判定される。従って、特定遊技状態の導出を望む遊技者は、作動口に入賞させることに集中するとともに、払出態様にも集中しうる。そのため、発射された遊技媒体の挙動及び払い出される遊技媒体の態様という双方面からの興趣の向上を図ることができる。
【0013】
なお、「前記所定の契機は、遊技媒体の投入状態において始動操作手段が始動操作されることである」こととしてもよい。
【0014】
手段4.前記遊技媒体払出手段は、遊技領域へ発射された遊技媒体が遊技領域に設けられた入賞口に遊技媒体が入賞することに基づいて所定数の遊技媒体を払い出すことを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載の遊技機。
【0015】
手段4によれば、遊技領域へ発射された遊技媒体が遊技領域に設けられた入賞口に遊技媒体が入賞することに基づいて所定数の遊技媒体が払い出される。そのため、遊技者は入賞口に入賞させることに集中するとともに、払出態様にも集中しうる。そのため、発射された遊技媒体の挙動及び払い出される遊技媒体の態様という双方面からの興趣の向上を図ることができる。
【0016】
なお、「入賞口には作動口が含まれる」こととしてもよい。
【0017】
また、「前記遊技媒体払出手段は、可変表示手段の識別情報が所定の態様で停止表示されることに基づいて所定数の遊技媒体を払い出すこと」としてもよい。
【0018】
手段5.遊技領域に設けられ、作動口を含む複数の入賞口と、
前記遊技領域に設けられ、複数の識別情報を可変表示可能な可変表示手段と、
前記遊技領域に案内された遊技媒体が、前記各入賞口に入賞したことを検出する入賞検出手段と、
前記入賞検出手段により遊技媒体の作動口への入賞が検出されたことに基づき、前記可変表示手段において前記識別情報を変動表示させ、その後確定停止表示させる可変表示制御手段と、
前記作動口への入賞の検出タイミングに基づき、特定遊技状態を導出するか否かを判定する判定手段と、
前記入賞検出手段により遊技媒体の前記各入賞口への入賞が検出されたことに基づき所定数の遊技媒体を遊技者に視認可能な払出領域に払い出す遊技媒体払出手段と
を備え、前記判定手段により前記特定遊技状態を導出する判定がなされた場合には、前記可変表示制御手段は、前記可変表示手段において前記識別情報を特定停止態様で確定停止表示させるとともに、当該確定停止表示後実際に特定遊技状態が導出されるよう構成された遊技機であって、
前記判定手段により前記特定遊技状態を導出する判定がなされた後には、該判定がなされる前に比べて、前記遊技媒体払出手段によって払い出される遊技媒体の払出態様を異ならせる払出制御手段を設けたことを特徴とする遊技機。
【0019】
手段5によれば、入賞検出手段により遊技媒体の作動口への入賞が検出されたことに基づき、可変表示制御手段では、可変表示手段において識別情報が変動表示され、その後確定停止表示させられる。また、作動口への入賞の検出タイミングに基づき、特定遊技状態を導出するか否かが判定手段によって判定される。さらに、入賞検出手段により遊技媒体の各入賞口への入賞が検出されたことに基づき、遊技媒体払出手段によって、所定数の遊技媒体が遊技者に視認可能な払出領域に払い出される。そして、判定手段により特定遊技状態を導出する判定がなされた場合には、可変表示制御手段によって、可変表示手段において識別情報が特定停止態様で確定停止表示させられる。さらに当該確定停止表示後実際に特定遊技状態が導出される。かかる遊技機にあって、判定手段により特定遊技状態を導出する判定がなされた後には、該判定がなされる前に比べて、遊技媒体払出手段によって払い出される遊技媒体の払出態様が、払出制御手段によって、異なったものとなる。従って、払出領域に払い出される遊技媒体の払出態様の変化に気づいた遊技者は、そのことによって特定遊技状態の導出を察知、把握することができる。そのため、遊技領域における遊技媒体の挙動や、表示装置等の表示態様にのみ着目させられることの多かった遊技者にとって、斬新な感覚を味わうことができるとともに、今までには考えられないようなかたちで特定遊技状態の発生を察知できることに喜びを覚える。また、様々な演出効果を高めるべく各種演出装置を別途設けることによる遊技機自体の複雑化を回避でき、かかる複雑化に伴う各種不具合に歯止めをかけることができる。
【0020】
手段6.前記特定遊技状態は、遊技者に有利な特別遊技状態であることを特徴とする手段1乃至5のいずれかに記載の遊技機。
【0021】
手段6によれば、遊技媒体の払出態様の変化によって、特別遊技状態の導出を事前に察知、把握することができる。そのため、表示装置での表示結果によってでしか特別遊技状態の導出を把握できなかった場合と比べると、遊技に意外性が付与されることとなり、結果として興趣の飛躍的な向上を図ることができる。すなわち、従来、表示画面上で所謂大当たり予告なる演出が行われることがあったが、本手段によれば、払出態様の変化でもって予告演出を行うことができ、ひいては今までにはない面白味を付与することができる。
【0022】
手段7.前記遊技領域には可変入賞装置が設けられ、前記特別遊技状態においては、通常は入賞困難又は入賞不能に構成されている前記可変入賞装置が入賞可能な状態へと切り換えられることを特徴とする手段6に記載の遊技機。
【0023】
手段7によれば、特別遊技状態においては、通常は入賞困難又は入賞不能に構成されている可変入賞装置が入賞可能な状態へと切り換えられる。これにより、遊技者は遊技媒体を可変入賞装置へ入賞させることが可能となり、遊技媒体の挙動といった観点からは、さらに厚みを持たせることが可能となる。
【0024】
手段8.実際に前記特定遊技状態が導出される際には、前記払出制御手段は、前記遊技媒体の払出態様を前記判定がなされる前の態様に戻すことを特徴とする手段1乃至7のいずれかに記載の遊技機。
【0025】
手段8によれば、実際に特定遊技状態が導出される際には、払出制御手段によって、遊技媒体の払出態様が、前記判定がなされる前の態様に戻される。従って、特定遊技状態が導出される際であって、該状態が遊技媒体の払出が導出されるような状態であるような場合に、払出態様が通常の払出態様と相違することによる不具合を払拭することができる。
【0026】
手段9.前記払出制御手段は、前記特定遊技状態を導出する判定がなされた後には、該判定がなされる前に比べて、前記遊技媒体払出手段によって払い出される遊技媒体の払出速度を遅くすることで払出態様を異ならせるものであることを特徴とする手段1乃至8のいずれかに記載の遊技機。
【0027】
手段9によれば、前記特定遊技状態を導出する判定がなされた後には、該判定がなされる前に比べて、遊技媒体払出手段によって払い出される遊技媒体の払出速度が遅くされる。このため、遊技媒体払出手段の作動を遅らせるだけで、上記各作用効果が奏される。そのため、構造、制御内容の複雑化を防止することができる。
【0028】
手段10.前記払出制御手段は、前記特定遊技状態を導出する判定がなされた後には、前記遊技媒体払出手段によって払い出される所定数の遊技媒体を分断させて払出すことで払出態様を異ならせるものであることを特徴とする手段1乃至9のいずれかに記載の遊技機。
【0029】
手段10によれば、前記特定遊技状態を導出する判定がなされた後には、所定数の遊技媒体が分断されて払出される。このように、遊技媒体を分断させて払い出すということだけで、上記各作用効果が奏される。そのため、構造、制御内容の複雑化を防止することができる。
【0030】
なお、分断させて払い出す手法としては、遊技媒体払出手段の作動を分断作動させることや、払出経路や払出出口等に遊技媒体の流れを一時的に止めるたけのシャッタ機構等を設けることが挙げられる。
【0031】
手段11.前記払出制御手段は、前記特定遊技状態を導出する判定がなされた後には、該判定がなされる前に比べて、前記遊技媒体払出手段によって払い出される遊技媒体の払出速度を速くすることで払出態様を異ならせるものであることを特徴とする手段1乃至8のいずれかに記載の遊技機。
【0032】
手段11によれば、前記特定遊技状態を導出する判定がなされた後には、該判定がなされる前に比べて、遊技媒体払出手段によって払い出される遊技媒体の払出速度が速くされる。このため、遊技媒体払出手段の作動を速めるだけで、上記各作用効果が奏される。そのため、構造、制御内容の複雑化を防止することができる。
【0033】
手段12.前記払出制御手段は、前記特定遊技状態を導出する判定がなされた後には、該判定がなされる前に比べて、前記遊技媒体払出手段によって払い出される遊技媒体の払出方向を切り換えることで払出態様を異ならせるものであることを特徴とする手段1乃至11のいずれかに記載の遊技機。
【0034】
手段12によれば、前記特定遊技状態を導出する判定がなされた後には、該判定がなされる前に比べて、遊技媒体払出手段によって払い出される遊技媒体の払出方向が切り換えられる。このため、遊技媒体の払出方向を切り換えるだけで、上記各作用効果が奏される。そのため、構造、制御内容の複雑化を防止することができる。
【0035】
なお、遊技媒体の払出方向を切り換える手法としては、開口方向等の相違する払出経路を複数設け、実際に遊技媒体の払い出される払出経路を切り換えること、或いは、払出出口又はその近傍に払出方向等を切り換える切換手段を設け、該切換手段を切換動作させること等が挙げられる。
【0036】
手段13.前記払出制御手段は、前記特定遊技状態を導出する判定がなされた後には、該判定がなされる前に比べて、前記遊技媒体払出手段によって払い出される遊技媒体の払出位置を切り換えることで払出態様を異ならせるものであることを特徴とする手段1乃至12のいずれかに記載の遊技機。
【0037】
手段13によれば、前記特定遊技状態を導出する判定がなされた後には、該判定がなされる前に比べて、遊技媒体払出手段によって払い出される遊技媒体の払出位置が切り換えられる。このため、遊技媒体の払出位置を切り換えるだけで、上記各作用効果が奏される。そのため、構造、制御内容の複雑化を防止することができる。
【0038】
なお、遊技媒体の払出位置を切り換える手法としては、開口位置等の相違する払出経路を複数設け、実際に遊技媒体の払い出される払出経路を切り換えること、或いは、払出出口又はその近傍に払出位置等を切り換える切換手段を設け、該切換手段を切換動作させること等が挙げられる。
【0039】
手段14.さらに、遊技媒体の払出に際し効果音を発生可能な効果音発生手段を設け、前記払出制御手段は、前記特定遊技状態を導出する判定がなされた後には、該判定がなされる前に比べて、前記効果音発生手段による効果音態様を切り換えることで払出態様を異ならせるものであることを特徴とする手段1乃至13のいずれかに記載の遊技機。
【0040】
手段14によれば、遊技媒体の払出に際し、効果音発生手段により効果音が発生されうる。そして、特定遊技状態を導出する判定がなされた後には、該判定がなされる前に比べて、効果音発生手段による効果音態様が切り換えられる。このため、遊技者は、遊技媒体の払出に際しての効果音態様の変化でもって、特定遊技状態の導出を察知、把握できる。また、効果音態様を切り換えるだけで、上記各作用効果が奏されるため、構造、制御内容の複雑化を防止することができる。
【0041】
手段15.前記効果音発生手段は、払い出される遊技媒体の接触通過に伴い鳴動可能な鳴動手段を具備し、前記払出制御手段は、遊技媒体の前記鳴動手段に対する接触・非接触を切換制御するものであることを特徴とする手段14に記載の遊技機。
【0042】
手段15によれば、効果音発生手段の鳴動手段が、払い出される遊技媒体の接触通過に伴い鳴動する。払出制御手段により、遊技媒体の前記鳴動手段に対する接触・非接触が切換制御される。従って、遊技媒体の払出に際しての鳴動の有無によって特定遊技状態の導出を察知、把握できる。また、接触・非接触を切り換えるだけで、上記各作用効果が奏されるため、構造、制御内容の複雑化を防止することができる。
【0043】
なお、遊技媒体の鳴動手段に対する接触・非接触を切換える手法としては、鳴動手段の位置を切り換えること、鳴動手段への遊技媒体の直接的な接触を妨げるガード部材の状態を切り換えること等が挙げられる。また、「鳴動手段は、払出経路に設置された「鈴」であること」としてもよい。
【0044】
手段16.前記払出制御手段は、前記特定遊技状態を導出する判定がなされた後には、1回の払出に限ってのみ、前記遊技媒体払出手段によって払い出される遊技媒体の払出態様を異ならせることを特徴とする手段1乃至15のいずれかに記載の遊技機。
【0045】
手段16によれば、1回の払出に限ってのみ、遊技媒体の払出態様が異なったものとなる。このため、遊技者はかかる態様の変化を逃すまいと払出態様により集中することとなり、より一層遊技に面白味が付与される。また、払出態様の変化が1回限りであるため、遊技者は特定遊技状態導出についての確信を持ちにくい。そのため、遊技者にとってのどきどき感が高められることとなり、さらなる興趣の向上を図ることが可能となる。なお、「1回の払出に限ってのみ」とあるのは、「前記特定遊技状態を導出する判定がなされることとなった所定の契機(作動口への入賞)に対する払出に限ってのみ」としてもよい
手段17.前記払出制御手段は、前記特定遊技状態を導出する判定がなされた後には、該判定がなされる前に比べて、前記遊技媒体払出手段によって払い出される遊技媒体の払出タイミングを遅くすることで払出態様を異ならせるものであることを特徴とする手段1乃至16のいずれかに記載の遊技機。
【0046】
手段17によれば、前記特定遊技状態を導出する判定がなされた後には、該判定がなされる前に比べて、遊技媒体払出手段によって払い出される遊技媒体の払出タイミングがくされる。このため、遊技媒体払出手段の作動タイミングを遅らせるだけで、上記各作用効果が奏される。そのため、構造、制御内容の複雑化を防止することができる。
【0047】
手段18.前記払出制御手段は、前記特定遊技状態を導出する判定がなされた後には、該判定がなされる前に比べて、前記遊技媒体払出手段によって払い出される遊技媒体の払出タイミングを早くすることで払出態様を異ならせるものであることを特徴とする手段1乃至16のいずれかに記載の遊技機。
【0048】
手段18によれば、前記特定遊技状態を導出する判定がなされた後には、該判定がなされる前に比べて、遊技媒体払出手段によって払い出される遊技媒体の払出タイミングが早くされる。このため、遊技媒体払出手段の作動タイミングを早めるだけで、上記各作用効果が奏される。そのため、構造、制御内容の複雑化を防止することができる。
【0049】
手段19.手段1乃至18のいずれかにおいて、前記遊技媒体は、遊技球であること。
【0050】
手段20.手段1乃至19のいずれかにおいて、遊技機はパチンコ遊技機又はパチンコ遊技機に準ずる遊技機であること。中でも、パチンコ遊技機の基本構成としては、操作ハンドルを備えていてそのハンドル操作に応じて遊技球を所定の遊技領域に発射させ、遊技球が遊技領域内の所定の位置に配置された作動口に入賞することに基づいて可変表示手段の表示部において変動表示されている識別情報が所定時間後に確定停止表示されることが挙げられる。また、特別遊技状態発生時には遊技領域内の所定の位置に配置された可変入賞手段が所定の態様で開放されて遊技球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへの書き込み等も含む)が付与されることが挙げられる。
【0051】
手段21.手段1乃至18のいずれかにおいて、前記遊技媒体は、メダルであること。
【0052】
手段22.手段1乃至18、21のいずれかにおいて、遊技機は回胴式遊技機であること。ここで、回胴式遊技機の構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列(具体的にはリールであり、識別情報はリールに付されたシンボルである)を変動表示(具体的にはリールの回動である)した後に識別情報を確定停止表示する可変表示手段を備え、始動操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して或いは所定時間経過することにより識別情報の変動が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報である場合に遊技者に有利な特別遊技状態(特定遊技状態)を発生させる特別遊技状態発生手段を備えた回胴式遊技機」となる。なお、回胴式遊技機にあっては、メダルが遊技媒体として用いられ、例えば、「特定遊技状態を発生させるか否かの判定に関する所定の契機は、メダルの投入状態において始動操作手段が始動操作されること」によって生じる。
【0053】
手段23.手段1乃至19のいずれかにおいて、遊技機はパチンコ遊技機とスロットマシンとを融合させた遊技機であること。中でも、前記融合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列(具体的にはリールであり、識別情報はリールに付されたシンボルである)を変動表示(具体的にはリールの回動である)した後に識別情報を確定停止表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して或いは所定時間経過することにより識別情報の変動が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備え、遊技媒体として遊技球を使用するとともに、前記識別情報の変動開始に際しては所定数の遊技球を必要とし、特別遊技状態(特定遊技状態)の発生に際しては多くの遊技球が払い出されるよう構成されてなる遊技機」となる。なお、かかる遊技機にあっては、例えば、「特定遊技状態を発生させるか否かの判定に関する所定の契機は、遊技球の投入状態において始動操作手段が始動操作されること」によって生じる。
【0054】
【発明の実施の形態】
以下に、パチンコ遊技機(以下、単に「パチンコ機」という)について具体化した一実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
【0055】
図1に示すように、外枠1には前枠2が回動軸を中心に回動可能に装着されている。同図では前枠2は閉じた状態にある。前枠2には、遊技盤3(図2参照)、遊技盤3の前方に設けられガラス板4aを有してなるガラス扉枠4、上皿5、下皿6、ハンドル7等が装着されている。本実施の形態において、上皿5及び下皿6は払出領域を構成する。上皿5の側方であって、前枠2の内部にはスピーカ8が埋設されている。スピーカ8は、遊技の進行に伴い種々の効果音を鳴らしたり、遊技者に遊技状態を音声にて報知する。前枠2内部には各種機構部が配設されている。
【0056】
次に、遊技盤3の遊技面上の構成について説明する。図2,3に示すように、遊技盤3には、作動口ユニット11及び大入賞口ユニット12が設けられている。作動口ユニット11は、遊技球B(遊技媒体を構成する)の作動口11a及び作動ゲート11bを備えており、その作動口11aの入口には羽根13が開閉可能に支持されている。
【0057】
また、大入賞口ユニット12は、大入賞口12a及びシャッタ14を備えている。シャッタ14は、大入賞口12aの側部に設けられた図示しない大入賞口用ソレノイドにより作動させられ、大入賞口12aを開閉する。詳しくは、当該ソレノイドが励磁状態となることにより、シャッタ14が略水平に傾き、これにより大入賞口12aが開かれる。また、ソレノイドが非励磁状態となることにより、シャッタ14が略垂直状態となり、これにより大入賞口12aは閉鎖される。
【0058】
さらに、遊技盤3の側部には、一般入賞口ユニット15,16,17,18が設けられている。一般入賞口ユニット15〜18は、一般入賞口15a,16a,17a,18aを備えている。
【0059】
遊技盤3の中央部分(大入賞口ユニット12の上方)には、可変表示手段を構成する特別図柄表示装置(以下、単に「表示装置」という)19が組込まれている。表示装置19は、液晶ディスプレイ(LCD)よりなる表示部19aを備えており、ここに複数の(例えば3つの)図柄列が表示される。図柄列は、基本的には、複数種類の図柄によって構成されている。これらの図柄は、特別遊技図柄としての大当たり図柄、外れリーチ図柄及び外れ図柄のいずれかになりうる。
【0060】
表示装置19の表示部19aでは、各図柄列の図柄変動(回転変動)が、遊技球Bの作動口11aへの入賞に基づいて開始させられる。また、大当たり図柄、外れリーチ図柄、外れ図柄の中から1つが選択され、これが停止図柄として設定される。停止図柄とは、各図柄列が図柄変動を停止したときに表示される図柄である。
【0061】
大当たり図柄は、いわゆるリーチ状態を経た後、遊技者に有利な大当たり状態を発生させるための図柄である。詳しくは、全ての図柄列の変動が停止させられたとき、表示されている図柄の組合せが、予め定められた大当たりの組合せ、すなわち、同一種類の図柄が大当たりラインに沿って並んでいるときの同図柄の組合せ(例えば、「7」、「7」、「7」の図柄)となる場合がある。この組合せを構成する図柄が「大当たり図柄」である。大当たりの組合せが成立すると、特別電動役物が作動し(大入賞口12aが開かれ)、遊技者にとって有利な大当たり状態の到来、すなわち、より多くの賞球を獲得することが可能となる。
【0062】
表示装置19において、表示部19aの上方には、発光ダイオード(LED)からなる保留ランプ21a,21b,21c,21dが組み込まれている。保留ランプ21a〜21dは、基本的には作動口11aへの入賞に基づく変動表示の保留毎に点灯させられ、その保留に対応した変動表示の実行に伴い消灯させられる。
【0063】
また、表示装置19の上部には、普通図柄表示部たるLEDよりなる7セグ表示部22が設けられている。さらに、前記表示装置22の左右両側方には一対の通過ゲート23a,24aを備えた通過ゲートユニット23,24が配設されている。同通過ゲート23a,24aを遊技球Bが通過することに基づいて、前記7セグ表示部22が作動する。本実施の形態では、7セグ表示部22は、「0」から「9」までの数字を可変表示する。そして、その数字が所定値(本実施の形態では「7」)で停止することに基づいて、作動口ユニット11の羽根13が所定秒数開放するようになっている。この開放により、作動口11aへの入賞が比較的容易なものとなる。普通図柄表示部では、遊技球Bの通過ゲート23a,24aの通過回数を4回まで記憶することができ、図示しない4つの保留ランプでその保留数を表示する。
【0064】
また、遊技盤3の複数箇所には、遊技効果を高めるための各種ランプ等の他の役物が取付けられている(ランプ風車、コーナー飾り等)。
【0065】
本実施の形態では、遊技者の操作に応じて変化するパチンコ機の遊技状態を検出するべく、遊技盤3には、入賞球検出手段としての種々の検出スイッチが取付けられている。より詳しくは、作動ゲート11bには、作動ゲート用スイッチ31が設けられている。また、作動口11a近傍には作動口用スイッチ32が設けられている。本実施の形態では、作動口用スイッチ32にて遊技球Bの入賞が検出された場合、遊技者に対し、1入賞あたり5個の景品球が払い出されるようになっている。
【0066】
また、大入賞口12a近傍には、2つの大入賞口用スイッチ33,34が設けられている。シャッタ14の内側面には、逆ハの字状をなす図示しない案内レールが一体形成されており、該案内レールにより、大入賞口12aに入賞した入賞球は円滑に、かつ、速やかにいずれかの大入賞口用スイッチ33,34を通過しうる。本実施の形態では、大入賞口用スイッチ33,34にて遊技球Bの入賞が検出された場合、遊技者に対し、1入賞あたり15個の景品球が払い出されるようになっている。
【0067】
さらに、一般入賞口15a〜18a近傍には、一般入賞口用スイッチ35,36,37,38が設けられている。本実施の形態では、一般入賞口用スイッチ35〜38にて遊技球Bの入賞が検出された場合、遊技者に対し、1入賞あたり10個の景品球が払い出されるようになっている。
【0068】
併せて、通過ゲート23,24には、通過ゲート用スイッチ39,40が設けられている。
【0069】
本実施の形態では、これらのスイッチ31〜40により、遊技球Bの作動ゲート11bの通過や作動口11aへの入賞、大入賞口12aへの入賞、或いは一般入賞口15a〜18aへの入賞や、通過ゲート23a,24aの通過等が検出されるようになっている。また、本実施の形態では、各スイッチ32〜38の検出結果に基づき、遊技媒体払出手段としての景品球払出装置41等の駆動制御が導出されるようになっている。景品球払出装置41等は、パルスモータを備えており、該モータが駆動させられることにより、図示しないタンク等に貯留されている景品球(遊技球B)が、払い出し通路を通って、上皿5(又は下皿6)へと払い出されるようになっている。
【0070】
本実施の形態では、上記各スイッチ31〜40の検出結果に基づき、各種ソレノイドや、表示装置19、各保留ランプ21a〜21d、各種ランプ、スピーカ8等をそれぞれ駆動制御するために制御装置50が設けられている。
【0071】
本実施の形態における制御装置50は、図3,4に示すように、主基板51、払出制御基板52、特別図柄表示装置基板(表示制御基板)53、音声制御基板54、ランプ制御基板55及び発射制御基板56を備えている。前記遊技盤3の背面側に設けられた機構盤の上部には、主たる電源(電源電圧)が供給される電源スイッチ基板61が設けられているとともに、機構盤の下部には、前記電源スイッチ基板61からの電源を適宜分配するための電源分配基板62が設けられている。前記主基板51は、前記機構盤の背面側において、前記表示装置19の下方に設けられている。また、払出制御基板52は、前記主基板51の側方に設けられている。なお、該払出制御基板52の上方には、前述した景品球払出装置41と、貸球払出装置(コインの投入、又は、購入操作に基づき遊技者に遊技球Bを貸与するための装置)42とが並列状態で設けられている。当該主基板51及び払出制御基板52には、前記電源分配基板62からの分配された電源電圧がそれぞれ印加(供給)される(なお、図4は電源電圧の供給系統を主として示すものである)。また、これとともに、特別図柄表示装置基板53、音声制御基板54及びランプ制御基板55には、主基板51からの電源電圧がそれぞれ供給される。さらに、発射制御基板56には、前記払出制御基板52からの電源電圧が供給されるようになっている。景品球払出装置41(及び貸球払出装置42)は、払出制御基板52からの出力信号に基づいて駆動制御されるようになっている。なお、主基板51、払出制御基板52をはじめとする各種基板は、それぞれ読み出し専用メモリ(ROM)、中央処理装置(CPU)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、バックアップRAM等を備えている。ROMは所定の制御プログラムや初期データを予め記憶しており、CPUはROMの制御プログラム等に従って各種演算処理を実行する。さらに、RAMは、CPUによる演算結果等の各種データを一時的に記憶し、バックアップRAMは、各種データを予備的に記憶する。
【0072】
主基板51は、上記各スイッチ32〜38の検出信号に基づき、払出制御基板52に所定のコマンドを出力し、払出制御基板52から、景品球払出装置41等のモータに対し払い出し信号が出力される。景品球払出装置41等のモータは、この出力信号に基づいて高速又は超低速にて駆動制御される。本実施の形態では、主として、主基板51により、判定手段、特定遊技状態導出手段が構成されている。
【0073】
このように、従来設けられていた入賞球処理装置を経ずとも、各種スイッチ32〜38にて遊技球Bが入賞したことが検出されてからすぐに景品球の払い出しを実行する指令が出力され、速やかに景品球の払い出しが行われることが可能となっている。これにより、景品球の払い出しの遅延が解消されるとともに、この遅延に伴う種々の不具合を防止することができるようになっている。
【0074】
なお、前記電源分配基板62には、コンデンサよりなる予備電源供給手段が備えられており、当該予備電源供給手段によって、払出制御基板52のバックアップRAMに対し、所定時間所定の電源電圧を供給することができるようになっている。すなわち、電源スイッチ基板61からの電源が供給されている間、電源分配基板62は蓄電可能となっている。そして、停電時等の電源オフ時においては、電源分配基板62から電源が供給されることによって、バックアップRAMに記憶されているデータの記憶が保持されるようになっている。
【0075】
前記払出制御基板52には、状態を表示するための状態表示部63が設けられている。当該状態表示部63は、各種エラーが発生したこと、パチンコ機が初期状態にあること等を表示することができるようになっている。より詳しくは、そのときどきの状態に応じて、状態表示部63は、各種数値、文字等をセグメント表示可能となっている。
【0076】
次に、本実施の形態の作用及び効果を、制御装置50が実行する払出し制御に関する処理内容に主眼をおいて説明する。
【0077】
遊技球Bが作動口11へ入賞した場合、作動口用スイッチ32にてその旨が検出され、主基板51は、払出制御基板52に対し景品球の払出コマンドを出力し、払出制御基板52は景品球払出装置41等のモータを高速で駆動制御し、これにより、遊技者に対し、5個の景品球が払い出される。また、主基板51は、前記検出に基づいて、対応する保留ランプ21a〜21d(例えば、それまで2つの保留ランプ21a及び21bの2つの保留ランプが点灯されていた場合には3つ目の保留ランプ21c)をランプ制御基板55を介して点灯させ、保留カウンタの値を「1」ずつインクリメントする。但し、保留ランプ21a〜21dが全て点灯している場合は除かれる。
【0078】
また、主基板51は、内部乱数カウンタ、大当たり図柄カウンタ、外れリーチ図柄カウンタ、外れ図柄カウンタ等の各カウンタの値を各乱数エリアに格納する。そして、所定のタイミングにおいて対応する保留ランプ21a〜21dを消灯させるとともに、保留カウンタの値をデクリメントし、各エリア等に格納されたデータに基づき図柄変動を実行する。
【0079】
このとき、主基板51は、当該変動に際し、図柄変動に関するコマンドを表示装置19の表示制御基板53をはじめ、ランプ制御基板55、音声制御基板54等へと出力(送信)する。さて、当該コマンドには、(1)変動開始から所定時間後に図柄を確定停止表示させる旨の時間情報及び各リーチパターンに代表される変動パターンからなるパターン情報、並びに、(2)いかなる図柄で確定表示させるかという図柄情報が含まれる。ここで、図柄情報としては、大当たり図柄、外れリーチ図柄、外れ図柄が含まれ、これらは、上述した内部乱数カウンタ、大当たり図柄カウンタ、外れリーチ図柄カウンタ、外れ図柄カウンタ等に基づいて決定されるものである。
【0080】
さらに、表示制御基板53は、当該コマンドに基づき図柄変動を開始するとともに、変動停止に至るまでの間、前記変動パターンに基づく種々の演出を行う。当該演出としては、例えばリーチ演出が主として挙げられる。
【0081】
すなわち、上記コマンドに含まれるパターン情報に基づき、表示制御基板53CPUは、図示しないテーブルを参酌して、各種変動パターンの中から所定のパターンを選択決定するとともに、当該決定したパターンに基づく演出を、変動開始から確定表示までの間、別途設定された時間データの秒数分だけ実行する。さらにその後、主基板51側のCPUは、自身が有するタイマに基づき、前記所定時間に応じたタイミングで、表示制御基板53に対し、確定コマンドを出力する。
【0082】
一方、表示制御基板53のCPUは前記一旦停止からさらに所定時間後において(時間情報に基づく変動を完了した時点で)、前記図柄情報に応じた図柄を確定停止表示させる。このとき、結果的に前記出力された確定コマンドに同期して、図柄が確定停止表示させられることとなる。同様に、ランプ制御基板55、音声制御基板54の各CPUも、前記タイミングにおいて、ランプ演出、音声演出を確定停止させる。
【0083】
さて、主基板51では、遊技球Bが作動口11へ入賞した直後において、その入賞に基づいて、大当たり状態を発生させるか否かを、格納された前記内部乱数カウンタの値に基づいて内部的に事前に把握することができる(判定手段)。そして、大当たり状態を発生させる旨(それは今回の図柄変動に際しての場合もあれば、保留n個目の場合もありうるが)を把握した直後から、前記払出制御基板52に対し、前記モータを駆動させる際の速度を超低速とする旨のコマンドを出力する。そして、実際に大当たり状態を発生させるコマンドが出力された場合において、確定コマンドが出力されるタイミングで、前記モータを駆動させる際の速度を、再度高速とする旨の信号を出力する。
【0084】
従って、遊技球Bが作動口11へ入賞したタイミングで、大当たり状態が発生するか否かが決定づけられるのであるが、本実施の形態では、その直後から、実際に図柄が「大当たり図柄」で確定停止表示させられるまでの間、景品球の払出速度がそれまでの高速から超低速に切り替えられることとなる。
【0085】
このように、本実施の形態によれば、遊技球Bが作動口11へ入賞した直後から、実際に図柄が「大当たり図柄」で確定停止表示させられるまでの間、景品球の払出速度がそれまでの高速から超低速に切り替えられることとなる。すなわち、この期間中において、遊技球Bが作動口11を含む各種入賞口に入賞した場合、景品球が極めてゆっくりと払い出される。このため、例えば上皿5に払い出される景品球の払出速度の変化に気づいた遊技者は、そのことによって大当たり状態の発生を察知、把握することができる。従って、遊技領域における遊技球の挙動や、表示装置等の表示態様にのみ着目させられることの多かった遊技者にとって、斬新な感覚を味わうことができるとともに、今までには考えられないようなかたちで大当たり状態の発生を察知できることに喜びを覚える。その結果、今までにはない飛躍的な興趣の向上を図ることができる。
【0086】
また、様々な演出効果を高めるべく各種演出装置を別途設けなくてもよい。そのため、パチンコ機自体の複雑化を回避でき、かかる複雑化に伴う各種不具合に歯止めをかけることができる。
【0087】
特に、本実施の形態では、前記期間中にモータの速度を超低速とするだけで、上記作用効果が奏されることから、構造上、制御上の複雑化を確実に防止することができる。
【0088】
さらに、本実施の形態では、実際に大当たり状態が発生する際には、つまり、大入賞口12aが開放される際には、払出速度が元の速度に戻される。このため大当たり状態発生に際しては、大量の景品球が払い出されるところ、払出の遅延に伴う不具合、たとえば遊技者にとってのいらだち、次回遊技に際しての支障等の不具合を、より確実に抑制することができる。
【0089】
尚、上述した実施の形態の記載内容に限定されることなく、例えば次のように実施してもよい。
【0090】
(a)上記実施の形態では、景品球払出装置41及び貸球払出装置42を有するタイプのパチンコ機に具体化したが、両払出装置を共通化して、1つの払出装置を有するタイプのパチンコ機にも具体化することができる。
【0091】
(b)上記実施の形態では、各種スイッチ31〜40により、遊技球Bの作動ゲート11bの通過や作動口11aへの入賞、大入賞口12aへの入賞、或いは一般入賞口15a〜18aへの入賞や、通過ゲート23a,24aの通過等が検出されるようになっていた。これに対し、複数の通路(例えば左右の一般入賞口用通路)を1つに合流させた上で、検出スイッチを共有化してもよい。
【0092】
(c)上記実施の形態では、状態表示部63において、バックアップデータの有無を表示することとなっていたが、データの有無のみならず、データの内容(例えば払い出すべき景品球の数や入賞個数等)を表示可能な構成となっていてもよい。また、バックアップ自体を行わないこととしてもよい。
【0093】
(d)上記実施の形態では、電源分配基板62を設ける構成としたが、当該基板を省略してもよい。また、コンデンサよりなる予備電源供給手段によって電源電圧を供給することができる所定期間は、何ら限定されるものではないが、例えば、遊技場の営業終了時間から次回の営業開始時間までの間の時間(例えば12時間、11時間、10時間等)よりも短いことが望ましい。かかる構成とすることで、営業終了による電源オフ後、次の営業開始に際して、記憶された払出データに基づいて遊技球が払い出されてしまうといった事態を回避することができる。
【0094】
(e)作動口ユニット11において、羽根13を有しないタイプの作動口を採用してもよい。
【0095】
(f)上記実施の形態に挙げた役物以外にも、他の役物(例えば羽根開放式の特別電動役物、回転体、クルーン等)を有するパチンコ機にも具体化できる。また、上記役物の一部を省略しても差し支えない。
【0096】
(g)本発明は、上記実施の形態とは異なるタイプのパチンコ機等にも適用できる。例えば、大当たり図柄が表示された後に所定の領域に遊技球を入賞させることを必要条件として特別遊技状態となるパチンコ機として実施してもよい。また、表示装置19のないパチンコ機(例えばヒコーキタイプと称されるもの等)にも応用できる。また、パチンコ機に準ずる遊技機、例えば、パチコン(パチンココンピュータの略)、アレパチ、雀球等の各種遊技機として実施することも可能である。また、遊技媒体として、遊技球Bを用いる代わりに、メダル等の遊技媒体を用いる遊技機にも適用可能である。
【0097】
さらに、パチンコ機以外の遊技機として、スロットマシン、パチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機等の各種遊技機として実施することも可能である。なお、スロットマシンは、例えばコインを投入して図柄有効ラインを決定させた状態で操作レバーを操作することにより図柄が変動され、ストップボタンを操作することにより図柄が停止されて確定される周知のものである。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。また、パチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機の具体例としては、複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する可変表示手段を備えており、遊技球打出用のハンドルを備えていないものが挙げられる。この場合、所定の操作(ボタン操作)に基づく、所定量の遊技球の投入の後、例えば操作レバーの操作に起因して図柄の変動が開始され、例えばストップボタンの操作に起因して或いは所定時間経過することにより図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄がいわゆる大当たり図柄であることを必要条件として遊技者に有利な大当たり状態が発生させられ、遊技者には、下部の受皿に多量の遊技球が払い出されるものである。上記各遊技機の場合には、大当たり状態を発生させるのを許容するか否かの判定は、例えばメダル或いは遊技球の投入状態において操作レバーを操作することを契機に行われる。
【0098】
(h)上記実施の形態における景品球の払い出し数(「5個」又は「10個」又は「15個」)に関する数値はあくまでも例示であって、上記数値に何ら限定されるものではない。従って、例えば「6個」「7個」「11個」「12個」「13個」「14個」「16個」或いはそれ以上(例えば「25個」)等の数値を採用しても何ら差し支えない。
【0099】
(i)上記実施の形態では、遊技球Bの払出速度を遅くすることで払出態様を異ならせることとしたが、逆に払出速度を速めることで払出態様を異ならせてもよい。
【0100】
(j)また、大当たり状態を導出する決定がなされた後には、所定数の景品球を分断して払出すこととしてもよい。例えば、作動口11aに入賞した場合、5個の景品球が払い出されるが、1個ずつ断続的に払い出すこととしてもよいし、2個と3個を分けて払い出すこととしてもよい。この場合、モータの作動を一時的に停止させることとしてもよいし、上皿5の出口或いは上皿5へ連通される払出経路の途中に景品球の流れを一時的に止めるたけのシャッタ機構等を設けること等が考えられる。
【0101】
(k)また、景品球の払出位置や払出方向を切り換えることで払出態様を異ならせることとしてもよい。例えば、払出方向や払出位置を切り換える構成としては、上皿5に対する払出方向や払出位置の相違する出口を複数設け、実際に景品球の払い出される払出経路(出口)を切り換えたり、払出出口又はその近傍に払出方向等を切り換える切換手段を設け、該切換手段を切換動作させること等が考えられる。
【0102】
(l)さらに、上記実施の形態では特に言及していないが、払出経路の途中等に景品球の払出に際し効果音を発生可能な「鈴」等の効果音発生手段、鳴動手段を設け、該効果音発生手段等による効果音態様を切り換えることで払出態様を異ならせてもよい。なお、「鈴」等の鳴動手段の位置を切り換える等して、景品球の鳴動手段に対する接触・非接触を切換制御することとしてもよい。
【0103】
(m)少なくとも一時期に景品球の払出態様が異なったものとなっていればよい。従って、例えば、大当たり状態を導出する判定がなされた後には、1回の払出に限ってのみ(例えば、当該大当たり状態を導出する判定がなされこととなった所定の契機(作動口11aへの入賞)に対する払出に限ってのみ)、払出態様を異ならせることとしてもよい。この場合、払出態様の変化が1回限りであるため、遊技者は大当たり状態導出についての確信を持ちにくい。そのため、遊技者にとってのどきどき感が高められることとなり、さらなる興趣の向上を図ることが可能となる。また、前記1回の払出よりも後の所定期間(又は所定個数)の入賞に対する払出に限ってのみ、払出態様を異ならせることとしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態におけるパチンコ機を示す斜視図である。
【図2】パチンコ機の遊技盤等を示す正面図である。
【図3】制御装置等に関する電源系統ブロック図である。
【図4】各種基板を説明するためのパチンコ機の背面図である。
【符号の説明】
3…遊技領域を構成する遊技盤、5…上皿、6…下皿、11a…作動口、12…可変入賞装置を構成する大入賞口ユニット、15a,16a,17a,18a…一般入賞口、19…可変表示手段を構成する特別図柄表示装置(表示装置)、32…作動口入賞検出手段を構成する作動口用スイッチ、33,34…入賞検出手段を構成する大入賞口用スイッチ、35,36,37,38…入賞検出手段を構成する一般入賞口用スイッチ、41…遊技媒体払出手段としての景品球払出装置41、50…制御装置、51…主基板、52…払出制御基板、B…遊技媒体としての遊技球。

Claims (3)

  1. 所定の契機に基づき、特定遊技状態を導出するか否かを判定するとともに、前記特定遊技状態を導出する判定がなされた場合には、所定時間後に実際に特定遊技状態を導出する特定遊技状態導出手段と、
    所定条件が成立した場合に、所定数の遊技媒体を払い出す遊技媒体払出手段とを備えた遊技機であって、
    前記特定遊技状態を導出する判定がなされた後には、該判定がなされる前に比べて、前記遊技媒体払出手段によって払い出される遊技媒体の払出態様を異ならせる払出制御手段を設け、
    前記払出制御手段は、
    前記特定遊技状態を導出する判定がなされた後、実際に前記特定遊技状態が導出される前の少なくとも一時期において、該判定がなされる前に比べて、前記遊技媒体払出手段によって払い出される複数の所定数の遊技媒体の払出速度を変更することで払出態様を異ならせるものであり、
    実際に前記特定遊技状態が導出される際には、遊技媒体の払出速度を元に戻すことを特徴とする遊技機。
  2. 前記払出制御手段は、
    前記特定遊技状態を導出する判定がなされた後、実際に前記特定遊技状態が導出される前の少なくとも一時期において、該判定がなされる前に比べて、前記遊技媒体払出手段によって払い出される複数の所定数の遊技媒体の払出速度を遅くすることで払出態様を異ならせるものであることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記払出制御手段は、
    前記特定遊技状態を導出する判定がなされた後、実際に前記特定遊技状態が導出される前の少なくとも一時期において、1回の払出に限ってのみ、該判定がなされる前に比べて、前記遊技媒体払出手段によって払い出される複数の所定数の遊技媒体の払出速度を変更することで払出態様を異ならせるものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
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