JP5235500B2 - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートとしてのシートに可視画像を形成する複写機、プリンタ、記録画像表示装置、ファクシミリなどの画像形成装置に用いられるシート搬送装置に関するものである。
複写機やプリンタなどの画像形成装置においては、画像形成部に供給される記録媒体としてのシートに対して、シートを一枚ずつ送り出すシート給送部や送り出されたシートを搬送するシート搬送部に設けられているローラやガイドなどの摩擦部材が接触する。そして、シートに摩擦部材が接触して分離力や搬送力が作用することによりシート表面から紙粉が発生する。
従来、このようにシートから発生した紙粉が次のような問題点を引き起こしていることが知られている。
1.電子写真方式の画像形成装置において、シートの表面に付着した紙粉の上層にトナーが転写され、その状態で定着されると紙粉が付着している部分の画像の剥離が発生する。
2.紙粉が搬送ローラの表面に付着することにより、搬送ローラの摩擦係数が低下し、スリップが発生し、紙詰まり(ジャム)が発生する。
3.電子写真方式の画像形成装置において、紙粉が感光体や中間転写体、転写ローラなどのクリーニングブレードに挟まり、残留トナーがクリーニングブレードからすり抜けることによるクリーニング不良が発生する。
このような問題に対応するため、シートが画像形成部に搬送される途中でシートから紙粉を除去する方法が提案されている。例えば、シートへ画像を形成する画像形成部よりシート搬送方向の上流に配置された搬送ローラ対のローラの周面に付着した紙粉を除去するための紙紛除去手段を設けたものがある(特許文献1参照)。特に、シートの画像形成面側に接してシートを搬送する側の搬送ローラは、ローラ周面から脱落する紙紛が直接記録媒体上の画像に影響を及ぼすため、紙紛除去手段を設置する必要性が高い。
この紙粉除去手段は、ローラの周面にブラシやスクレーパなどを当接させて周面に付着した紙粉を削り取るように構成されている。
特開2004−244293号公報
しかしながら、従来、ローラに付着した紙粉を除去するための紙紛除去手段を設けたものでは、紙紛除去手段を装置本体から着脱可能としても、清掃される搬送ローラが装置本体に設置されたままでは、メンテナンス性が損なわれてしまうという問題があった。
つまり、搬送ローラの周面に紙紛除去手段を当接させることによって搬送ローラの周面の摩耗や劣化が生じる。そのため、搬送ローラの交換が必要となるが、搬送ローラが装置本体に設置されたままであると、そのメンテナンス性が損なわれていた。
さらに、紙紛除去手段を設けた搬送ローラと搬送ガイドによって構成される搬送パスでは、搬送ローラから紙紛除去手段によって除去された紙紛が飛散しやすい。すなわち、搬送ガイドが形成する搬送パスをジャム等で開放する動作で生じる振動によって、紙粉は軽いため、装置内部に飛散し他の搬送ローラや搬送ガイドに付着し、その紙粉が再度シートに付着してシートへの画像不良へとつながってしまうという問題があった。
本発明は、記録媒体であるシートから発生した紙粉の除去機能、ローラの清掃などによるメンテナンス性と画像安定性の向上を目的とする。
本発明は、シートを案内する搬送パスに設けられ、シートを搬送する搬送回転体対と、前記搬送回転体対の周面に付着した紙粉を除去する紙粉除去手段と、を有するシート搬送装置において、前記搬送回転体対の一方の搬送回転体、該一方の搬送回転体の紙粉を除去する紙粉除去手段と、前記搬送回転体対の他方の搬送回転体の紙粉を除去する紙粉除去手段と、前記搬送回転体対の他方の搬送回転体の軸受けに嵌合可能に設けられた位置決め部と、を一体にしてユニットとし、該ユニットを装置本体に対して着脱自在に設け、前記搬送回転体対の他方の搬送回転体を前記装置本体に設置し、前記他方の搬送回転体の前記軸受けに前記位置決め部を嵌合させて前記ユニットを位置決めすることを特徴とする。
本発明によれば、搬送回転体の一方が紙粉除去手段と一体に設けられて装置本体に対して着脱自在なユニットとして構成されているため、ユニットを取り出すことにより搬送回転体の一方に清掃等のメンテナンスが行える。これにより、紙粉の除去が確実に行えて、シートに紙粉が付着していることによる不具合を防止することができる。
本発明に係るシート搬送装置の実施の形態を図1から図5によって詳細に説明する。
図1は本実施例のシート搬送装置を用いた画像形成装置の概略構成図である。
この画像形成装置は、電子写真方式の画像形成装置であり、上部にデジタルカラー画像リーダー部R、下部にデジタルカラー画像プリンタ部Pを有する。
リーダー部Rにおいて、31は原稿台ガラス、32はその原稿台ガラス31に対して開閉可能な原稿圧着板である。原稿台ガラス31上にカラー原稿Oを画像面下向きで所定の載置基準に従って載置し、その上に原稿圧着板32を被せることで原稿Oをセットする。
原稿圧着板32を原稿自動送り装置(ADF:Auto Document Feeder)にして、原稿台ガラス31上にシート状原稿を自動的に送る構成にすることもできる。
33は原稿台ガラス31の下面に沿って移動駆動される移動光学系である。この移動光学系33により原稿台ガラス31上の原稿Oの下向き画像面が光学的に走査される。その原稿走査光が光電変換素子(固体撮像素子)であるCCD34に結像されてRGB(レッド・グリーン・ブルー)の三原色で色分解読取りされる。そして、読取られたRGBの各信号が図示しない画像処理部に入力される。
プリンタ部Pは、画像形成部として1ドラム、ロータリー現像構成及び中間転写構成を採用した電子写真画像形成機構である。
このプリンタ部Pの動作概略は次の通りである。
像担持体としての電子写真感光体ドラム(以下、感光ドラムという)1上に、レーザースキャナ3からレーザー光を照射して露光画像を形成する。すなわち、感光ドラム1は矢印の反時計方向に所定の速度で回転駆動され、その表面が帯電手段としての帯電器2により所定の極性・電位に一様に帯電される。その帯電処理面が露光手段としてのレーザースキャナ3によりレーザー走査露光される。
レーザースキャナ3は、レーザー出力部、ポリゴンミラー、結像レンズ、折り返しミラー等を有し、画像処理部から入力される画像情報信号に対応して変調されたレーザー光(光信号)を出力して、回転する感光ドラム1の帯電処理面を走査露光する。これにより、感光ドラム1の面に走査露光パターンに対応した静電潜像が形成される。尚、上記画像情報信号は、前述のリーダー部Rから読み込まれた画像情報以外にも、パソコンなどの外部機器より電送される画像情報より合成、形成されたものでももちろん構わない。
感光ドラム1上に形成された静電潜像がロータリー現像装置4によりトナー像として現像される。ロータリー現像装置4は、ロータリー41に、各々の色現像剤(トナー)を収容させた複数のロータリー現像装置4を装着したものである。ロータリー現像装置4には、図示しない、所望の色の現像剤としてのトナーを収容したトナーカートリッジ部よりトナーを必要時随時補給させるために補給パイプ400を備えている。
ロータリー41が所定の制御タイミングにて所定の角度、図示矢印方向に回転されることによって、各々のロータリー現像装置4が感光ドラム1と対向する現像位置に移動する。現像位置において、感光ドラム1と、現像器側の現像スリーブとの距離(SD距離)が或る決められた範囲内に保たれる。そして、複数のロータリー現像装置4により、1色毎に感光ドラム1上にトナー像を順次形成する。
この感光ドラム1上の各色のトナー像を更に中間転写ベルト5上に1色毎に1次転写することを繰り返して、中間転写ベルト5上に未定着の必要色のトナー像を合成形成する。その後、このトナー像を一括でシートとしてのシートS上に2次転写し、次いで定着してフルカラー画像形成物を出力するものである。
中間転写ベルト5は可撓性を有する誘電材製のエンドレスベルトであり、複数のローラ5a〜5g間に巻回して張設されている。中間転写ベルト5の外面はローラ5bとローラ5cの間において感光ドラム1に接触している。その接触部が1次転写ニップ部T1である。
この1次転写ニップ部T1において、中間転写ベルト5の感光ドラム1側と反対側に1次転写ローラ6が配設されていて、中間転写ベルト5の内面に接している。
この1次転写ローラ6には、所定の制御タイミングにて、トナーと逆極性の1次転写電圧が印加される。ベルト5は、例えばローラ5aを駆動ローラとして、感光ドラム1の回転速度とほぼ同じ速度で矢印の時計方向に回転駆動される。
そして、感光ドラム1に対して、1色目のトナー像が、上記の帯電・露光・現像の画像形成工程により形成される。そして、そのトナー像が1次転写ニップ部T1において中間転写ベルト5上に転写される。中間転写ベルト5に転写されないで感光ドラム1の面に残った1次転写残トナーはドラムクリーニング装置7により感光ドラム面から除去される。クリーニング装置7により清掃された感光ドラム1は繰り返して画像形成に供される。
上記と同様の画像形成工程が、2色目〜N色目について、同様に随時繰り返えされる。これにより、中間転写ベルト5上に、各現像色のトナー像の順次重畳転写からなる未定着のトナー画像が合成形成される。
一方、所定の制御タイミングで、第1〜第3の給紙カセット81〜83、あるいは給紙デッキDの第1〜第2の給紙カセット85〜86の複数のシート給送部のうち、予め選択されたシート給送部の給紙ローラ11が駆動される。これにより、そのシート給送部に収容されたシートSが1枚づつ分離されて送り出され、搬送パス13あるいは搬送パス133により案内されてレジストローラ対14へ送られる。
レジストローラ対14には、紙紛除去ブラシ92a、92bが当接されている。レジストローラ対14の周面(表面)には、通過する記録材Sの表面に付着している紙紛が付着し、この紙粉が紙紛除去ブラシ92a、92bによって除去される。
給紙デッキカセット85〜86からシートSが給送された場合には、搬送パス133を通り後述する紙紛除去装置9を経てレジストローラ対14へ送られる。
レジストローラ14対は、シートSの斜行補正と、中間転写ベルト5からシートSへのトナー像の2次転写のタイミングを制御するもので、シート給送部側から給送されたシートSの先端を受け止めて一旦停止させる。
15は2次転写ローラである。この2次転写ローラ15は、ベルト5を付勢する複数のローラ5a〜5gの内のローラ5gを対向ローラとして、ローラ5gに対してベルト5を挟んで圧接した第1状態と、中間転写ベルト5から離間した第2状態とに、加圧制御機構により切り換えられる。
2次転写ローラ15は常時はベルト5の外面から離間した第2状態に切り換えられて保持されている。尚、第1状態に切り換えられることで、ベルト5の外面との間に2次転写ニップ部T2が形成される。
2次転写ローラ15は所定の制御タイミングで第1状態に切り変えられる。また、レジストローラ対14の位置で一旦停止されているシートSは所定の制御タイミングでレジストローラ対14から再給送され、第1状態に切り変えられた2次転写ローラ15とベルト5との間の2次転写ニップ部T2に導入される。この際、シートSが上向きのカールの場合、シート先端がニップ部入り口に引っかかる、或いは入り難い及び、搬送され難いことなどが原因の転写不良が生じる。
そして、シートSはこの2次転写ニップ部T2を挟持搬送されていく。その間、2次転写ローラ15には所定の2次転写電圧が印加されて、ベルト5上の複数色からなるトナー像がシートS上に静電的に一括転写され、シートS上には未定着のトナー像が形成(転写)される。
シートSに転写されないで中間転写ベルト5のベルト面に残った2次転写残トナーはベルトクリーニング装置16により除去される。このクリーニング装置16により清掃された中間転写ベルト5は繰り返して画像形成に供される。クリーニング装置16は、常時は中間転写ベルト5の外面から離間した状態に保持されている。2次転写ニップ部T2にて中間転写ベルト5からシートSに対するトナー像の2次転写がなされるときに、所定の制御タイミングにて中間転写ベルト5のベルト面に接触した状態に切り換えられる。
2次転写ニップ部T2を出たシートSは中間転写ベルト5の面から分離して、搬送ベルトユニット17によって定着器18へ搬送され、未定着トナー像は熱及び圧力によりシートS上に融着されて定着画像となる。定着器18を出たシートSはシート搬送パス19を通って排紙トレイ20上に排出される。
図1に示すレジストローラ対14にも紙紛除去機能を有する紙紛除去ブラシ92a、92bが当接されているが、給紙デッキDを使用する場合には、シートを大量に給送及び搬送をするため、発生する紙粉の量が多くなるため後で詳述する紙紛除去装置9を設置する。この紙紛除去装置9により、レジストローラ対14における紙紛除去ブラシ92a、92bによる紙紛除去機能が急激に低下するのを防止することができる。
紙紛除去装置9は給紙デッキDからシートSを搬送するための搬送パス93を有するが、給紙デッキカセット85〜87から給送されるシートSがこの搬送パス93を通過することは無い。そのため、給紙デッキDを接続しない場合は、紙紛除去装置9を設置しない。すなわちプリンタ部Pの設置後に給紙デッキDを追加設置する場合において、後述するように紙紛除去装置9はユニット化されているため、後述する簡易な方法で設置することが可能となる。
図2及び図3は、図1の紙紛除去装置9の拡大図であり、図2は、紙粉除去装置9を装置本体から取り外した状態で、図3は、紙粉除去装置9を装置本体に設置したときの状態である。なお、紙紛除去装置9は、シートを搬送する搬送回転体対である搬送ローラ対91a、91bの周面に付着する紙粉を除去するものである。
図2を用いて、ユニット化されている紙粉除去装置9の構成を説明する。
フレームには、搬送ローラ対91a、91bの一方の搬送ローラ91aと、搬送ローラ91aの周面に当接して紙粉を除去するための紙粉除去ブラシ92cとが一体に設けられてユニットを構成している。搬送ローラ91aはローラ付勢バネ99の付勢力により搬送ローラ91bに向けて付勢されるように取り付けられており、紙粉除去ブラシ92cは付勢バネ98により搬送ローラ91aに付勢されるように取り付けられている。なお、搬送ローラ対91a、91bの他方の搬送ローラ91bは装置本体側で固定されて設置されている。
なお、紙粉除去ブラシ92cは、シートを案内するための一対のガイド部材である搬送ガイド93a、93bが構成する搬送パス93よりも重力方向で上方に配置されている。また、ユニットには、搬送パス93と、例えばポリエステルなどからなるシート状部材のスクイシート94とが一体に取り付けられていている。さらに、フレームには、プリンタ部Pに対する位置決め部95と付勢部96を有する側板97が形成されている。
側板97に形成されている位置決め部95は、プリンタ部Pに設置された搬送ローラ91bの両端を回転自在に支持する軸受け101の外形が嵌合する大きさのU字型の溝(凹溝)形状となっている。
また、搬送パス93を間にして搬送ローラ91aの反対側には、装置本体側に取り付けられている搬送ローラ91bの周面の紙粉を取るための紙粉除去ブラシ92dが設けられている。この紙粉除去ブラシ92dも搬送ローラ91dの周面に当接するように付勢バネ98により付勢されている。ここで、図2に示す紙紛除去装置9の装着方法を説明する。紙紛除去装置9を、紙紛除去装置9の側板97に形成されたU字型溝(凹溝)形状の位置決め部95の両端部95aと平行な図中符号110で示す方向に移動すると、図3に示すプリンタ部Pへの取り付け状態となる。
これをプリンタ部P背面からの斜視図である図4(a)(b)を用いて詳細に説明する。
図4(a)に示す方向111はプリンタ部Pに対する紙紛除去装置9の移動方向として、図中符号110で示す方向と同一方向を示している。紙紛除去装置9を図中符号111で示す方向へ移動することによって、搬送ローラ91bの両端を支持する軸受け101の外形が、紙紛除去装置側板97に形成されたU字型溝(凹溝)形状の位置決め部95の両端部95a及び95bに嵌合して規制される。これによって、搬送ローラ91aと搬送ローラ91bの軸間距離及び回転方向の位置決めが保証され、搬送ローラ91aは、付勢ばね99によって適正な当接圧で搬送ローラ91bに圧接する。また、搬送ローラ91bと紙紛除去ブラシ92dの位置決めも保証され、紙粉除去ブラシ92dも搬送ローラ91bに適正な圧で摺接する。
つづいて、紙紛除去装置9の取り付け後の状態を、図3、図4(b)を用いて説明する。
紙紛除去装置9の側板97とプリンタ部Pの取り付け部とはネジ104により固定される。側板97とプリンタ部Pの間には1mm程度クリアランスがあり、図4(b)に示す付勢部96を弾性変形させ、ネジ104を用いてプリンタ部Pに締結する。このように締結することによって、紙紛除去装置9に寸法のバラツキが生じている場合にも、確実に搬送ローラ91aと搬送ローラ91bとの軸間距離及び回転方向の位置決めが保証される。さらに、搬送ローラ91bと紙紛除去ブラシ92dの位置決めも保証される。なお、付勢部96はプリンタ部Pに対する奥側しか明記していないが、手前側も対称形状である。
また、紙粉除去装置9に対してメンテナンスを行う際には、ネジ104による締結を解除し、110と逆の方向へ引き抜くだけで、紙粉除去装置9をプリンタ部Pから取り外して外部に取り出すことができる。このようにして、紙粉除去装置9のユニットは装置本体に対して着脱自在な構成となっている。
紙紛除去装置9の装置本体への装着によって搬送ローラ91aと搬送ローラ91bがニップ部Nを形成する。また、図4(b)記載の搬送ローラ91bの同軸上に接続されたギア120bが搬送ローラ91aの同軸上に接続されたギア120aと噛み合う。これにより、搬送ローラ91bに図示しないモータから駆動が伝達されると、その駆動は、ギア120bを介してギア120aへと伝達されて、搬送ローラ91aが図中符号112で示す方向へ回転する。
給紙デッキDから搬送されたシートSが搬送ローラ対91a、91bの形成するニップ部Nを通過すると、シートS表面に付着した紙紛が搬送ローラ91a及び91bの表面へと付着する。しかし、搬送ローラ対91に対して紙紛ブラシ92c、92dをそれぞれ付勢バネ98によって当接させることにより、搬送ローラ対91の周面(表面)に付着した紙紛を除去することが可能となる。
紙粉除去ブラシ92dが搬送ローラ91bの周面から除去した紙紛は、重力下方向へ落下し、搬送パス13の外部に設置された紙紛落下防止板103上へ堆積する。また、紙粉除去ブラシ92cが搬送ローラ91aの周面から除去した紙紛は、スクイシート94を搬送ローラ91aに当接させることによって、搬送ガイド93aとで搬送パス93に対する閉空間102を形成し、閉空間102内に収容(堆積)させることができる。これらによって、再び搬送パス93へ紙粉の飛散するのを防止することができる。また、閉空間102内に紙紛を閉じ込めることにより、紙紛除去装置9の取り外しの際にも紙紛をプリンタ部P内へ飛散させることがなくなる。
紙粉除去装置9に設置された紙粉除去ブラシ92c、92dは、図5に示すようにそれぞれ単体でユニットから着脱することが可能である。そのため、紙粉除去機能の低下が生じた際などにはビス105の締結を解除するだけで、紙粉除去装置9からの取り外しが完了し、メンテナンス性の向上を図ることが可能となる。
このように、画像形成面側の搬送ローラ91aを紙粉除去装置9に一体にユニット化することにより、従来の搬送ローラ91aがプリンタ部Pに設置されている状態よりも、ローラ交換や清掃などのメンテナンス性が向上する。これにより、ローラ周面に付着した紙紛の除去が確実に行えることによって、安定した画質を提供することが可能となる。
特に、本実施の形態では、プリンタ部Pでは、搬送パス93で搬送されるシートの上面側に画像が形成される。すなわち、搬送パス93で搬送されるシートの上面の紙粉を効率良く除去する必要がある。そのため、紙粉除去装置9で搬送ローラ91aを装置本体の外部に取り出せるようにユニットを構成しており、簡単に紙粉除去ブラシ92cや搬送ローラ91aのメンテナンスができるようにして入る。
また、搬送ガイド93a、93bをユニットとして一体に取り出すことができるようにすることにより、搬送ガイド93a、93bに付着した紙紛をユニットごと回収可能となる。これにより、プリンタ部P内で搬送パスを開放することによる紙紛の飛散を抑えることが可能となり、画像安定性を向上させたシート搬送装置を提供できる。
搬送ガイド93a、93bが構成する搬送パス93の重力方向上方に紙粉除去装置9の紙紛ブラシ92cを配置したため、紙紛ブラシ92cでシートから除去された紙粉は搬送ガイド93aの非搬送パス側(裏側)に堆積する。そのため、搬送パス13内への紙粉飛散を防止することができ画像安定性の向上が図れる。また、搬送ガイドに紙粉を堆積させたままユニットとして除去することによるメンテナンス性の向上を図ることができる。
なお、プリンタ部Pへ紙粉除去装置9を設置した状態で、紙粉除去ブラシ92c、92dを締結するためのビス105の抜き方向に対して部品などを配置しないように構成しても良い。これにより、プリンタ部Pの外部から直接紙粉除去ブラシ92c、92dの着脱を行うことが可能となり、よりメンテナンス性を向上させることが可能となる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の断面図である。 本発明の実施形態に係る紙紛除去装置の断面図である。 本発明の実施形態に係る紙紛除去装置をシート搬送装置へ設置した状態での断面図である。 本発明の実施形態に係る紙紛除去装置をシート搬送装置の背面から斜視した斜視図である。 本発明の実施形態に係る紙紛除去装置の分解図である。
符号の説明
P プリンタ部
R リーダー部
D 給紙デッキ
13 搬送パス
133 搬送パス
14 レジストローラ対
9 紙紛除去装置
91a、91b 搬送ローラ
92a、92b、92c、92d 紙紛除去ブラシ
93 シート搬送パス
94 スクイシート
95 位置決め部
96 付勢部
97 側板
98 付勢バネ
99 ローラ付勢バネ
101 軸受け

Claims (7)

  1. シートを案内する搬送パスに設けられ、シートを搬送する搬送回転体対と、
    前記搬送回転体対の周面に付着した紙粉を除去する紙粉除去手段と、
    を有するシート搬送装置において、
    前記搬送回転体対の一方の搬送回転体と、該一方の搬送回転体の紙粉を除去する紙粉除去手段と、前記搬送回転体対の他方の搬送回転体の紙粉を除去する紙粉除去手段と、前記搬送回転体対の他方の搬送回転体の軸受けに嵌合可能に設けられた位置決め部と、を一体にしてユニットとし、該ユニットを装置本体に対して着脱自在に設け、
    前記搬送回転体対の他方の搬送回転体を前記装置本体に設置し、前記他方の搬送回転体の前記軸受けに前記位置決め部を嵌合させて前記ユニットを位置決めすることを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記搬送パスはシートを案内する一対のガイド部材を備え、前記ユニットは前記一対のガイド部材を一体に有することを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  3. 前記位置決め部は、前記ユニットに形成されている凹溝を前記搬送回転体対の他方の搬送回転体を回転自在に支持するための軸受けに嵌合させることにより位置決めをすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記搬送回転体対の一方の搬送回転体の紙粉を除去するための前記紙粉除去手段は前記一対のガイド部材よりも重力方向上方にあることを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
  5. 前記一対のガイド部材の一方のガイド部材と、前記搬送回転体対の一方の搬送回転体と、前記搬送回転体対の一方の搬送回転体に付勢されたシート状部材と、前記搬送回転体対の一方の搬送回転体の紙粉を除去するための前記紙粉除去手段とによって、前記搬送回転体対の一方の搬送回転体から除去した紙粉を収容する閉空間を形成することを特徴とする請求項4に記載のシート搬送装置。
  6. 前記搬送回転体対の各搬送回転体から紙粉を除去するそれぞれの前記紙粉除去手段は、前記装置本体に設置されている前記ユニットから単体で着脱自在であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、
    前記シート搬送装置により搬送されてくるシートに画像を形成する画像形成部と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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