JP5234860B2 - ランタン酸化物ターゲットの保管方法、ランタン酸化物からなるスパッタリングターゲット及びランタン酸化物薄膜の形成方法 - Google Patents

ランタン酸化物ターゲットの保管方法、ランタン酸化物からなるスパッタリングターゲット及びランタン酸化物薄膜の形成方法 Download PDF

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Description

本発明は、水酸化により粉化し易いランタン酸化物ターゲットの保管方法及び真空密封したランタン酸化物ターゲットに関する。
希土類金属であるランタンは、混合複合酸化物として地殻に含有されている。希土類金属は比較的希(まれ)に存在する鉱物から分離されたので、このような名称がついたが、地殻全体からみると決して希少ではない。最近、希土類金属が電子材料として着目されており、研究開発が進められている材料である。
この希土類金属の中では、特にランタン(La)が注目されている。このランタンを簡単に紹介すると、ランタンの原子番号は57、原子量138.9の白色の金属であり、常温で複六方最密構造を備えている。融点は921°C、沸点3500°C、密度6.15g/cmであり、空気中では表面が酸化され、水には徐々にとける。
熱水、酸に可溶である。延性はないが、展性はわずかにある。抵抗率は5.70×10−6Ωcmである。445°C以上で燃焼して酸化物(La)となる(理化学辞典参照)。希土類金属は、一般に酸化数3の化合物が安定であるが、ランタンも3価である。
このランタンは、メタルゲート材料、高誘電率材料(High−k)等の、電子材料として注目されている金属である。ランタン以外の希土類金属も、このランタンに類似した属性を持っている。
ランタン等の希土類金属は、精製時に酸化し易いという問題があるため、高純度化が難しい材料である。また、ランタン等の希土類金属を空気中に放置した場合には短時間で酸化し変色するので、取り扱いが容易でないという問題がある。
最近、次世代のMOSFETにおけるゲート絶縁膜として薄膜化が要求されているが、これまでゲート絶縁膜として使用されてきたSiOでは、トンネル効果によるリーク電流が増加し、正常動作が難しくなってきた。
このため、それに変わるものとして、高い誘電率、高い熱的安定性、シリコン中の正孔と電子に対して高いエネルギー障壁を有するHfO、ZrO、Al、Laが提案されている。特に、これらの材料の中でも、Laの評価が高く、電気的特性を調査し、次世代のMOSFETにおけるゲート絶縁膜としての研究報告がなされている(非特許文献1参照)。しかし、この特許文献の場合に、研究の対象となっているのは、La膜であり、ランタン酸化物ターゲットの吸湿性、粉化現象の挙動については、特に触れてはいない。
このようにランタン等の希土類金属及びその酸化物については、まだ研究の段階にあると言えるが、このような希土類金属及びその酸化物の特性を調べる場合において、希土類金属酸化物、特にランタン酸化物自体がスパッタリングターゲット材として存在すれば、基板上に直接ランタン酸化物の薄膜を形成することが可能であり、またシリコン基板との界面の挙動、さらには希土類金属化合物を形成して、高誘電率ゲート絶縁膜等の特性を調べることが容易であり、また製品としての自由度が増すという大きな利点を持つものである。
しかしながら、ランタンスパッタリングターゲットを作製しても、上記の通り、空気中で短時間に酸化してしまう。一般に、金属ターゲット表面には安定な酸化皮膜が形成されるが、通常は非常に薄いため、スパッタリング初期に剥がれ落ち、スパッタリング特性に大きな影響を与えることはない。しかし、ランタンスパッタリングターゲットでは、酸化皮膜が厚くなって、電気伝導度の低下が起き、スパッタリングの不良を招く。
また、空気中に長時間放置しておくと、空気中の水分と反応して水酸化物の白い粉で覆われ、最終的には粉化してしまう状態に至り、正常なスパッタリングができないという問題すら起こる。このために、ターゲット作製後、すぐ真空パックするか又は油脂で覆い、酸化及び水和反応防止策を講ずる必要がある。
希土類金属の保管方法としては、大気との接触を避けるために鉱物性油中での保管が一般的であるが、スパッタリングターゲットとして使用する場合、使用前に鉱物油を取り除くため洗浄する必要がある。ところが、前記のような酸素、水分、二酸化炭素との反応性から洗浄自体が難しいという問題がある。
従って、通常、真空パックによる保管・梱包することが必要となる。ところが、真空パックをした状態でも、使用するフィルムを透過するわずかな水分によっても、水酸化による粉化が進行するので、スパッタリングターゲットとして使用可能な状態での長期間の保管が困難であった。
従来の公知技術を見ると、ホローカソード型スパッタリングターゲットを樹脂の袋で覆う方法(特許文献1参照)、プラスチックスフィルムの保護膜をターゲットに貼り付ける方法(特許文献2参照)、離脱性パーティクルが存在しない表面のフィルムを用いてターゲットを梱包する方法(特許文献3参照)、透明のアクリル樹脂の上蓋を用いてターゲットの保管容器を作製し、ねじ止めする方法(特許文献4参照)、スパッタリングターゲットを袋状物に封入する方法(特許文献5参照)がある。しかし、これらは樹脂の蓋又は樹脂性のフィルムを用いてターゲットを封入するもので、ランタン酸化物からなるターゲットの保管方法としては、十分ではない。
また、ランタン酸化物の粉末をフッ化水素酸水溶液に入れ、粉末の表面にフッ化ランタンの皮膜を形成して、水和反応を抑制するのに効果があるとの報告がある(特許文献6参照)。これは参考にはなるが、対象物がランタン酸化物の粉末であるため、ターゲット(バルク状、ブロック状)に適合するかどうかは不明である。
このようなことから、本出願人は、ランタン酸化物からなるスパッタリングターゲットの保管方法であって、酸素透過率が0.1cm/m・24h・atm以下、水蒸気透過率が0.1g/m・24h以下の真空パック中に、ランタン酸化物ターゲットと酸化ランタン粉末を装入し、該ターゲットと粉末を装入した後、真空パックを真空吸引及び封止して保管することを特徴とするランタン酸化物ターゲットの保管方法を開発した(特許文献7参照)。
この保管方法は、極めて有効であり、従来に比べて格段に優れた水和反応(水酸化)による粉化現象の抑制、さらには炭酸塩の形成による粉化現象を抑制できる効果を有している。しかし、この保管方法をさらに改良することが必要である。
国際公開WO2005/037649公報 特開2002−212718号公報 特開2001−240959号公報 特開平8−246135号公報 特開平4−231461号公報 特開平10−87326号公報 国際公開WO2010/050409
徳光永輔、外2名著、「High−k ゲート絶縁膜用酸化物材料の研究」電気学会電子材料研究会資料、Vol.6−13、Page.37−41、2001年9月21日発行
本発明は、希土類金属であるランタンの酸化物からなるターゲットの保管方法を工夫し、空気の残留及び侵入によるターゲットの水和反応(水酸化)による粉化現象、さらには炭酸塩の形成による粉化現象を抑制して、スパッタリングターゲットとして使用可能な状態での長期間の保管が可能となる技術を提供することを課題とする。
本発明は、
1)ランタン酸化物からなるスパッタリングターゲットの保管方法であって、予め保管すべきランタン酸化物のターゲット表面にフッ化ランタンの皮膜を形成し、次に酸素透過率が0.1cm/m・24h・atm以下、水蒸気透過率が0.1g/m・24h以下の真空パック中に、前記フッ化ランタンの皮膜を形成したランタン酸化物ターゲットを装入した後、真空パックを真空吸引及び封止して保管することを特徴とするランタン酸化物ターゲットの保管方法、を提供する。
本発明の、大きな特徴は、予め保管すべきランタン酸化物のターゲット表面にフッ化ランタンの皮膜を形成することであり、これによりターゲットの水和反応(水酸化)による粉化現象、さらには炭酸塩の形成による粉化現象の抑制を著しく高めることが可能となる。また、真空パックのより好ましい条件は、酸素透過率が0.08cm/m・24h・atm以下、水蒸気透過率が0.02g/m・24h以下の性質を備えていることである。以下に説明する真空パックも同様である。
本発明は、
2)ランタン酸化物からなるスパッタリングターゲットの保管方法であって、予め保管すべきランタン酸化物のターゲット表面にフッ化ランタンの皮膜を形成し、次に酸素透過率が0.1cm/m・24h・atm以下、水蒸気透過率が0.1g/m・24h以下の真空パック中に、前記フッ化ランタンの皮膜を形成したランタン酸化物ターゲットと酸化ランタン粉末を装入した後、真空パックを真空吸引及び封止して保管することを特徴とするランタン酸化物ターゲットの保管方法、を提供する。
本発明は、
3)ランタン酸化物ターゲットの純度が3N以上であり、ガス成分であるCの含有量が100wtppm以下であることを特徴とする上記1)又は2)記載のランタン酸化物ターゲットの保管方法、を提供する。
本発明は、
4)保管用の真空パック中に密封されたランタン酸化物からなるスパッタリングターゲットであって、予め保管すべきランタン酸化物のターゲット表面にフッ化ランタンの皮膜が形成されており、該真空パックの酸素透過率が0.1cm/m・24h・atm以下、水蒸気透過率が0.1g/m・24h以下であり、該真空パック中に、前記フッ化ランタンの皮膜を形成したランタン酸化物ターゲットが装入及び封止されていることを特徴とする真空パック中に密封されたランタン酸化物からなるスパッタリングターゲット、を提供する。
本発明は、
5)保管用の真空パック中に密封されたランタン酸化物からなるスパッタリングターゲットであって、予め保管すべきランタン酸化物のターゲット表面にフッ化ランタンの皮膜が形成されており、該真空パックの酸素透過率が0.1cm/m・24h・atm以下、水蒸気透過率が0.1g/m・24h以下であり、該真空パック中に、前記フッ化ランタンの皮膜を形成したランタン酸化物ターゲットと酸化ランタン粉末が装入及び封止されていることを特徴とする真空パック中に密封されたランタン酸化物からなるスパッタリングターゲット、を提供する。
本発明は、
6)ランタン酸化物ターゲットの純度が3N以上であり、ガス成分であるCの含有量が100wtppm以下であることを特徴とする上記4)又は5)記載の真空パック中に密封されたランタン酸化物からなるスパッタリングターゲット、を提供する。
本発明は、
7)ランタン酸化物からなるスパッタリングターゲットの相対密度が96%以上であることを特徴とする上記4)〜6)のいずれか一項に記載の真空パック中に密封されたランタン酸化物からなるスパッタリングターゲット、を提供する。
本発明は、
8)上記4)〜7)のいずれか一項に記載の真空パック中に密封されたランタン酸化物からなるスパッタリングターゲットを、保管後に真空を解除し、取り出したランタン酸化物からなるターゲットを用いてスパッタリングにより形成した薄膜、を提供する。
従来の希土類金属又はこれらの酸化物からなるターゲットを密閉容器又はプラスチックス性のフィルムに封止して保管する場合に、長時間放置しておくと、酸素及び水分と反応して水和物(水酸化物)の白い粉で覆われるという状態になり、正常なスパッタリングができなくなる問題が発生するが、予め保管すべきランタン酸化物のターゲット表面にフッ化ランタンの皮膜を形成し、かつ真空パック中に密封し、保管したランタン酸化物からなるスパッタリングターゲットは、長期間の保存が可能であり、このような問題を発生しない、という大きな効果を有する。
La酸化物ターゲットを真空パックした場合の、4ヶ月経過後の未開封ターゲット及びそれをクリーニングした場合のターゲットの状態を示す図(写真)である。 La酸化物ターゲットを真空パックから取り出した直後と大気中で2日〜15日放置したときの外観写真である。 真空パック(GXバリア)を使用した場合の、2週間保管後の外観写真である。 ホットプレス直後、真空パックにて2週間保管後、大気にて2週間保管後の、それぞれのLaターゲットのXRD測定結果を示す図である。 除湿剤として使用されているシリカゲルをターゲットと一緒に真空パックして試験を実施した図である。 La粉を除湿剤として使用した場合の結果を示す図である。 La粉を使用し真空パックした場合のターゲットのX線回折像(XRD)である。 パラフィンコーティングした場合のLaターゲットの粉化現象を確認するための試験の結果を示す図である。 テフロン(登録商標、以下同様)コーティングした場合のLaターゲットの粉化現象を確認するための試験の結果を示す図である。 フッ化膜コーティングした場合のLaターゲットの粉化現象を確認するための試験の結果を示す図である。 Laターゲットへのフッ化膜コーティングと真空パックを併用した場合の粉化現象の推移の結果を示す図である。 フッ化膜コーティングと真空パックを併用した場合のLaターゲットのX線回折による分析結果を示す図である。 フッ化膜コーティング、真空パック及び除湿材であるLa粉末を併用した場合のLaターゲットの粉化現象の推移の結果を示す図である。 フッ化膜コーティング、真空パック及び除湿材であるLa粉末を併用した場合のLaターゲットのX線回折による分析結果を示す図である。
ランタン酸化物は極めて吸湿性(水分との反応性、水和反応)が強いことが知られている。そのため、これまでランタン酸化物を以下に吸湿させないか、水分の少ない環境で保管するかが、課題であった。
以下に、従来のランタン酸化物ターゲットの粉化現象の説明と、これを解決する手段について、実施の具体例及び比較例を含め、図表等を用いて説明する。
近年、PMOS用high−k材の仕事関数調整層(La)の用途として、La系ターゲットの要請が増加している。このLaは大気中で保管すると、まずLaに、そしてそこから急速にLa(OH)へと変化、粉状に崩壊してしまう。
例えば、需要先にLaターゲットを真空パックして出荷した場合、いずれも出荷から開封までに粉が噴き、パーティクルの多発、ターゲット外周部が崩れるなど、問題が生じた。図1にその様子を示す。上段の図は、出荷4ヶ月経過後のターゲットの未開封の表面状態を示す写真である。また、下段の図は、出荷4ヶ月経過後のターゲットを表面クリーニングした表面状態を示す写真である。
この写真から明らかように、特にターゲットの縁部の粉化現象が発生する。表面クリーニングすれば縁部を除き表面状態はある程度回復するが、ターゲットの使用時に常に表面クリーニングしなければならないという問題を発生する。
以上の問題を解決するためには水和反応がどのように進行しているのかを観察し、それを防ぐことが必要である。
一般に、Laターゲットを製造するには、La粉末を1300°C程度の温度で、真空下ホットプレスして製造する。この場合、ターゲットの純度を向上させるために、La粉末の純度が高い方が望ましい。ターゲットの純度は3Nレベルが必要である。上記にも述べたように、大気中の水分だけでなく、炭酸ガスも炭酸塩を形成し、粉化現象に関係する。したがってターゲット中の炭素(C)の存在は、特に注意する必要がある。また、ターゲットの密度も粉化現象に影響する。空孔の存在は吸湿性に影響するからである。
真空下、ホットプレスして得たLaターゲットの水和反応がどのくらいの速度で進行していくのかを調査した。図2に、大気中で2日〜15日放置したときの外観写真を示す。なお、試験はエアコンで室温23°C、ドライ運転の環境にて6月に実施した。
翌日には、表面にLa(OH)粉が噴き始め、3日目には完全に埋もれてしまった。2週間後には全て粉になってしまった。以上の結果から、大気中では、粉化現象が激しく進行するため、ターゲットを大気から完全に遮断する必要があることが分かった。そこで、真空パック(GXバリア)での保管試験を実施した。
図3は、Laターゲットを真空パック(GXバリア)した場合の、2週間保管後の外観写真である。直接粉は見られなかったが、徐々にグレーから白へ変化していることがわかる。上記について、それぞれのXRD測定結果を図4に示す。
図4の上段は、ホットプレス直後のLaターゲットのXRD測定結果、中段は真空パックにて2週間保管後のLaターゲットのXRD測定結果、下段は大気にて2週間保管後のLaターゲットのXRD測定結果を示す。
ホットプレス直後にはLa単相であったのが、徐々に水和し始め、2週間後にはLaとLa(OH)のピーク強度比(LaとLa(OH)の最大強度比(Laの(101)とLa(OH)の(110))は50:50程度となり、真空パック中でも表層の半分がLa(OH)に、大気中では最終的に全てがLa(OH)へと変化してしまった。真空パックで水和は遅らせることが出来るが、防ぐことは出来ないことが分かる。なお、真空封止・保管するとき、容器又はフィルム状のシールの中を、一旦露点−80°C以下の不活性ガスで置換した後、真空封止することが望ましい。封止保管する手段としては、可撓性フィルムを用い、これを密閉状の袋として真空シールすることができる。
(除湿剤の使用)
以上の結果を受け、真空パックのみでの保管では不十分であることが分かったので、真空パック中に透過してくる水分を除去すればよいのではないかと考え、除湿剤の使用を検討した。まず、一般的に除湿剤として使用されているシリカゲルをターゲットと一緒に梱包して試験を実施した。図5に、保管1日目と15日目の外観写真を示す。
シリカゲルを一緒に梱包した方が、可撓性フィルムのみの時に比べ、La(OH)の発生が多くなった。これは、シリカゲルでは粒が大きく、真空パック後に隙間が多く残ってしまい、排気し切れなかった水分が多く残留したためと考えられる。
(La粉の使用)
そこで、パック後も隙間が出来ず、更に吸水力も強い材料として、La粉末を使用した。La粉末のままでは水分を多く含んでいるためLa粉末を真空炉にて1000°C×1.5hの脱ガス処理を実施した。以下に、その結果の写真を図6に示す。上段左は、保管1日目(真空パック前)、上段右はLa粉を使用し真空パックした場合、下段は保管1ヵ月の保管結果を示す図である。
1ヶ月経過後も表面の変色は見られず、またこのターゲットのX線回折像(XRD)を図7に示すが、この図7のXRDを見ても、LaとLa(OH)のピーク強度比(LaとLa(OH)の最大強度比(Laの(101)とLa(OH)の(110))は90:10程度となり、可撓性フィルムのみと比べて大幅に水和物が低減した。
この結果は、粉末を使用することにより隙間が出来なくなり、かつ吸湿性の高い材料を使用したためと思われる。可撓性フィルムのみと比べて飛躍的に保管期間が向上した。
また、ランタン酸化物が水分と反応して水酸化し粉末化してターゲット表面に付着したとしても、同一金属の化合物であり、かつ粉末であるため、除去が容易であることから、汚染の原因とならない。この点が他の金属から成る乾燥剤を使用する場合に比べて顕著な優位点でもある。
このように、外気と遮断し、なるべく外気の湿気の侵入を抑制するが、わずかな侵入があっても、乾燥剤として用いる上記ランタン酸化物を、封止される際に生じる空間に載置又は充填することによって、ターゲット本体の水酸化を抑制することが可能となる。
一般に、ターゲットはバッキングプレートに接合されるが、これを例えば、可撓性フィルムを用い、これを密閉状の袋として真空シールする場合には、どうしてもターゲットとバッキングプレートとの間に段差ができ、空隙が発生し易い。このような空隙には、外気が貯留し易くなる。そして、そこからターゲットの粉状化が進み易くなる。このような段差又は空隙に、乾燥剤となるランタン酸化物を充填することが望ましい。
この乾燥剤となるランタン酸化物粉末は、この意味で表面積が大きい粉末又は顆粒状が良いことは理解できるであろう。しかし、外気が貯留し易い場所に、ランタン酸化物の小塊を置くだけでも、効果がある。
また、ランタン酸化物とターゲットは直接触れるように置くのが最も効果的であるが、ターゲット表面への粉末の附着は、スパッタリング中のパーティクル発生の原因となり得る。そのような場合は、一般的な乾燥剤のように、透湿性のフィルムにパックした状態で封入しても効果がある。
本願発明ターゲットの保管方法においては、乾燥剤として用いる上記ランタン酸化物粉末は、皮肉な話ではあるが、ランタン酸化物からなるターゲットの保管方法として、最も水酸化され易いランタン酸化物が、希土類金属又はその酸化物からなるターゲットの水酸化の抑制効果が最も高いということである。
封止保管に使用する可撓性フィルムの水分透過量又は容器の外部からの水分侵入量を、0.1g/m・24h以下とし、極力水分の浸入を防ぐことも、ランタン酸化物からなるターゲットの保管方法として、重要である。
酸素透過率が0.1cm/m・24h・atm以下、水蒸気透過率が0.1g/m・24h以下の真空パックに使用する可撓性フィルムの好適な例としては、GXバリア(商品名)以上の特性を持つものが有効である。GXバリア(商品名)とAlフォイル入り袋が好適である。これは代表的な例を示すものであり、上記の条件を満たすものであれば、他の可撓性フィルムを使用できることは言うまでも無い。以上については、本出願人が、上記特許文献7において提示したものである。
(表面コーティング)
上記の方法は有効であるが、ターゲット作製中は大気にさらされている時間が多いので、粉を噴きやすい。その対策として、表面コーティングを試みた。
先ず、身近にある水分を含まないコーティング材(パラフィンとテフロンコート)でのテストを実施した。
また、フッ酸での処理により表面にフッ化膜をコーティングすると耐水性が上がるとの特許文献6が存在したので、フッ酸処理の試験も実施した。この場合、フッ酸中に24時間浸漬し、表面に大気中で安定なLaF皮膜を形成させ、大気中でも安定化させようとするものである。以下に、これらの結果を示す。
図8は、パラフィンコーティング試験の結果、図9は、テフロンコーティング試験の結果、図10は、フッ化膜コーティング試験の結果である。
いずれのコーティングも1日は持ったものの、2日目以降には粉が発生した。いずれも表面の粗い部分やエッジといった膜が付き難い箇所から発生していた。
パラフィンは1箇所からLa(OH)が発生すると直ぐに全面に粉が発生した。これは、水和時に体積膨張が起き、それに膜が耐えられなかったためと思われる。テフロンスプレーでは濡れ性が悪く、一番粉の吹き方が大きかった。以上から、パラフィン及びテフロンスプレーしただけでは、根本的な解決には至らないと考えられた。フッ酸処理(フッ化膜の形成)でも同様であった。
これは、特許文献6に記載する事実に反することであった。但し、特許文献6はLa粉末に実施したのに対して、本願発明ではバルクのLaターゲットで実施しているので、対象物の性状が異なり、同一の効果を期待することには無理があった。
上記の通り、フッ酸処理でもパラフィン同様の現象が起きたと思われるが、場所(特に側面)によっては一切粉の発生が見られなかった。また、上記表面コーティングの方法では、いずれも大気中の保管期間は延びても、せいぜい1日であることがわかった。
ただ、フッ酸処理と真空パックを併用することにより、保管期間が更に向上することが期待出来のではないかと想到された。そこで、フッ酸処理後、真空パック保管して調査を行った。
(フッ化膜コーティングと真空パックの併用)
このLaターゲットへのフッ化膜コーティングと真空パックを併用した場合の粉化現象の推移の結果、すなわちLaターゲットの粉化推移の写真を図11に示す。
また、この場合のLaターゲットのX線回折試験結果を図12に示す。
このように、フッ化膜を付けて耐湿性を上げつつ、真空保管することにより、1ヶ月経過後もあまり水和は進行していなかった。LaとLa(OH)の最大ピーク強度比(Laの(101)とLa(OH)の(110))は90:10程度であった(なお、真空パックのみでは45:55程度であった)。
(フッ化膜コーティング、真空パック及び除湿材であるLa粉末の併用)
上記の試験結果を踏まえ、保管期間延長に有効であったフッ酸による表面コーティングとLaの除湿材を、真空パックで保管するという調査を行った。
この結果の、ターゲットの粉化現象の推移を図13に示す。さらに、この場合のLaターゲットのX線回折試験結果を図14に示す。
図13に示すように、効果のあったフッ化膜コーティング、La粉、真空パックを併用することにより、1ヵ月後もLaターゲットはほとんど変化が見られなかった。また、図14に示すように、LaとLa(OH)のピーク強度比(Laの(101)とLa(OH)の(110))は98:2程度であった。
La焼結体ターゲットは大気中で水分と反応し、容易にLa(OH)へと変化した。真空パックによる外気との遮断、パック内の除湿、表面コーティングなどにより保管期間を延長することが出来たが、完全に水和を防ぐことは出来なかった。しかし、これらを併用することにより、1ヶ月保管後もほぼ変化が見られなくなり、著しい改善効果が確認された。
従来、希土類金属の酸化物、特にランタン酸化物スパッタリングターゲットを、空気中に長時間放置しておくと、空気中の水分と反応して水酸化物の白い粉で覆われるという状態になり、正常なスパッタリングができないという問題が起きるが、本発明のランタン酸化物からなるターゲットの保管方法は、このような問題を発生しない。
本発明のランタン酸化物からなるターゲットの保管方法は、基本的には、保管すべきフッ化ランタンの皮膜を形成したランタン酸化物ターゲットと酸化ランタン粉末を装入し、該ターゲットと粉末を装入した後、真空パックを真空吸引及び封止して保管するものである。これによって、空気中の水分と反応して水酸化物の白い粉で覆われるという状態を効果的に抑制できる。
これによって、メタルゲート材料、高誘電率材料(High−k)等の、電子材料として、ターゲットの安定供給が可能となり、産業上極めて有用である。

Claims (6)

  1. ランタン酸化物からなるスパッタリングターゲットの保管方法であって、予め保管すべきランタン酸化物のターゲット表面にフッ化ランタンの皮膜を形成し、次に酸素透過率が0.1cm/m・24h・atm以下、水蒸気透過率が0.1g/m・24h以下の真空パック中に、前記フッ化ランタンの皮膜を形成したランタン酸化物ターゲットと酸化ランタン粉末を装入した後、真空パックを真空吸引及び封止して保管することを特徴とするランタン酸化物ターゲットの保管方法。
  2. ランタン酸化物ターゲットの純度が3N以上であり、ガス成分であるCの含有量が100wtppm以下であることを特徴とする請求項1記載のランタン酸化物ターゲットの保管方法。
  3. 保管用の真空パック中に密封されたランタン酸化物からなるスパッタリングターゲットであって、予め保管すべきランタン酸化物のターゲット表面にフッ化ランタンの皮膜が形成されており、該真空パックの酸素透過率が0.1cm/m・24h・atm以下、水蒸気透過率が0.1g/m・24h以下であり、該真空パック中に、前記フッ化ランタンの皮膜を形成したランタン酸化物ターゲットと酸化ランタン粉末が装入及び封止されていることを特徴とする真空パック中に密封されたランタン酸化物からなるスパッタリングターゲット。
  4. ランタン酸化物ターゲットの純度が3N以上であり、ガス成分であるCの含有量が100wtppm以下であることを特徴とする請求項3記載の真空パック中に密封されたランタン酸化物からなるスパッタリングターゲット。
  5. ランタン酸化物からなるスパッタリングターゲットの相対密度が96%以上であることを特徴とする上記請求項3又4記載の真空パック中に密封されたランタン酸化物からなるスパッタリングターゲット。
  6. 上記請求項3〜5のいずれか一項に記載の真空パック中に密封されたランタン酸化物からなるスパッタリングターゲットを、保管後に真空を解除し、取り出したランタン酸化物からなるターゲットを用いてスパッタリングにより薄膜を形成することを特徴とするランタン酸化物薄膜の形成方法
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