JPH08246145A - 誘電体ターゲットの保管容器および保管方法 - Google Patents

誘電体ターゲットの保管容器および保管方法

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JPH08246145A
JPH08246145A JP8173695A JP8173695A JPH08246145A JP H08246145 A JPH08246145 A JP H08246145A JP 8173695 A JP8173695 A JP 8173695A JP 8173695 A JP8173695 A JP 8173695A JP H08246145 A JPH08246145 A JP H08246145A
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dielectric
dielectric target
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barium
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JP8173695A
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Yasuhiro Azumaguchi
安宏 東口
Masahiro Kodera
正裕 小寺
Nobuta Oiwa
伸太 大岩
Yoshiharu Nozawa
義晴 野沢
Koichiro Takahashi
皓一郎 高橋
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Vacuum Metallurgical Co Ltd
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Vacuum Metallurgical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 酸素欠陥を与えて比抵抗を10Ω・m以下と
し直流スパッタリングを可能としたチタン酸塩系および
ジルコン酸塩系の誘電体のターゲットを劣化させること
なく長期間保管し得る保管容器及び保管方法を提供する
こと。 [構成] アルミニウムの底板2とアイフランジ3との
間にO−リング18を挟持して形成される容器本体1
と、これにO−リング19を介して締め付けられる透明
アクリル樹脂の上蓋4からなり、10Torr以下の真
空に維持し得る誘電体ターゲットの保管容器10内に誘
電体ターゲット5をバッキングプレート6と共に収容
し、10Torr以下の真空下に保持するか、またはア
ルゴンガスの雰囲気下に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は誘電体ターゲットの保管
容器および保管方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】半導体デバイスにおいて
は主としてSiO2 (二酸化ケイ素)が誘電体として使
用されているが、集積度を向上させた64Mビット以上
の集積回路、例えばVLSI、ULSIにおいてはSi
2 の誘電率では不十分であり、SrTiO3(チタン
酸ストロンチウム)、BaTiO3 (チタン酸バリウ
ム)、(Ban Sr1-n )TiO3 (チタン酸バリウム
ストロンチウム)のような高い誘電率を持つ誘電体が使
用されている。しかし、上記のチタン酸塩系の酸化物の
誘電体は通常では全て絶縁体であるため、これらの誘電
体をターゲットとしてスパッタして成膜させるには一般
的な直流スパッタリングを採用することができず、RF
(高周波)スパッタリングが採用されている。しかし周
知のように、RFスパッタリングは高価な装置を必要と
するほか成膜速度が低く、生産コスト、生産効率の見地
からは好ましい成膜方法ではない。
【0003】これらチタン酸塩系ないしは同類のジルコ
ン酸塩系の酸化物の誘電体を直流スパッタリングによっ
て成膜させることを目的として、本願出願人は特開平6
−330297号公報に係る「誘電体薄膜形成用スパッ
タリングターゲット」において、酸素欠陥を与え比抵抗
を10Ω・m以下とした酸化物誘電体のターゲットを開
示した。
【0004】従来、スパッタリングに使用されるターゲ
ットは清浄な環境下において簡単な容器内に保管される
か、または汚染防止のための真空パック用のプラスチッ
ク袋で包装して保管されている。然るに上記の酸素欠陥
を与えて比抵抗を10Ω・m以下としたチタン酸塩系な
いしはジルコン酸塩系の酸化物の誘電体ターゲットは従
来のような保管では、長期間(1か月以上)経過すると
表面から劣化して比抵抗が増大し直流スパッタリングが
困難になる現象が発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】本発明は上述の問題
に鑑みてなされ、酸素欠陥を与えて比抵抗を10Ω・m
以下としたチタン酸塩系ないしはジルコン酸塩系の酸化
物からなるスパッタリング用の誘電体ターゲットが長期
の保管によっても劣化しない保管容器および保管方法を
提供することを目的とする。
【0006】
【問題点を解決するための手段】以上の目的は、酸素欠
陥を与えて比抵抗を10Ω・m以下としたABO3 -X
の誘電体ターゲット(ここにおいて、Aはバリウム(B
a)、ストロンチウム(Sr)、鉛(Pb)、ランタン
(La)の何れか一種、または2種以上の組成を有する
もの、Bはチタン(Ti)、ジルコニウム(Zr)の何
れか一種、または2種以上の組成を有するものであり、
O<x≦2)を単独で、または前記誘電体ターゲットを
固定したバッキングプレートと共に保管するための、1
0Torr以下の真空に維持し得ることを特徴とする誘
電体ターゲットの保管容器、によって達成される。
【0007】また、以上の目的は、酸素欠陥を与えて比
抵抗を10Ω・m以下としたABO3-X 型の誘電体ター
ゲット(ここにおいて、Aはバリウム(Ba)、ストロ
ンチウム(Sr)、鉛(Pb)、ランタン(La)の何
れか一種、または2種以上の組成を有するもの、Bはチ
タン(Ti)、ジルコニウム(Zr)の何れか一種、ま
たは2種以上の組成を有するものであり、0<x≦2)
を10Torr以下の真空に維持し得る保管容器内に収
容し、次いで10Torr以下の真空下に保持するか、
または不活性ガスの雰囲気下に保持することを特徴とす
る誘電体ターゲットの保管方法、によって達成される。
【0008】
【作用】酸素欠陥を与えて比抵抗を10Ω・m以下とし
たチタン酸塩系ないしはジルコン酸塩系の酸化物からな
るスパッタリング用の誘電体ターゲットは10Torr
以下の真空に維持し得る保管容器内において、10To
rr以下の真空下に保持されるか、又は不活性ガスの雰
囲気下に保持されるので、長期間経過しても劣化せず比
抵抗は増大しない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例による誘電体ターゲッ
トの保管容器及び保管方法について、図面を参照し、比
較例と共に説明する。
【0010】(実施例1)図1は本実施例による誘電体
ターゲットの保管容器10の断面図であり、図2は容器
本体1の底板2の平面図、図3はストップバルブ27を
除いた上蓋4の平面図である。なお、図1は図3におけ
る[1]−[1]線方向の断面に相当する。
【0011】図1を参照して、誘電体ターゲットの保管
容器10は厚さ20mm、最大外径390mmφのアル
ミニウムの底板2に設けたリング溝16内のO−リング
18を介して厚さ30mm、外径390mmφ、内径3
10mmφの環状のアルミニウムのアイフランジ3を載
置して容器本体1とし、アイフランジ3の表面に設けた
リング溝17内のO−リング19を介して厚さ20m
m、外径390mmφの透明アクリル樹脂の上蓋4で蓋
をして、誘電体ターゲット5をろう付けしたバッキング
プレート6を収容するための密閉空間が形成される。
なお、バッキングプレート6はスパッタ装置内におい
て、誘電体ターゲット5と共にカソードとして取り付け
られ、材質は一般的には銅とすることが多い。透明アク
リル樹脂による上蓋4は容器本体1内における誘電体タ
ーゲット5の有無の視認を可能にする。容器本体1を底
板2とアイフランジ3とに分割しているのは、誘電体タ
ーゲット5が大型化すると、バッキングプレート6を含
めて重量が大となり、その収容、取り出しに慎重さを要
するようになるが、底板2とアイフランジ3とを分割す
ることによって誘電体ターゲット5を固定したバッキン
グプレート6を底板2に取り付けた後に、アイフランジ
3をセットし得るし、取り出しの場合もアイフランジ3
を先に取り外すことができ、作業が簡便化される。
【0012】底板2と上蓋4とのシール固定は、底板2
の対称位置の4か所にピン11が設けられており、この
ピン11に回動自在に取り付けた締付けボルト12が位
置合わせされたアイフランジ3の切欠き13と上蓋4の
切欠き14とに嵌め込まれ、蝶ナット15を締め付ける
ことによって行われる。
【0013】上蓋4の対称位置に設けた2個のテーパ孔
8のそれぞれに開閉ハンドル29のついた黄銅製のスト
ップバルブ27が堅く嵌入され先端部においてテーパね
じで気密に螺着されている。一方のストップバルブ27
の開口部28は図示しない真空ポンプに接続されて空間
の真空排気時に使用される。他方のストップバルブ2
7の開口部28には空間を不活性ガスとしてのアルゴ
ンで置換する場合にアルゴンボンベを取り付けることが
できる。
【0014】又、底板2には誘電体ターゲット5を固定
したバッキングプレート6を位置決めするための段差2
3と段差24とが形成されている。更には、バッキング
プレート6は底板2上の段差23と段差24との中間の
円周上において等角度間隔に配置された12個のタップ
孔25にねじ26で固定され、運搬時における誘電体タ
ーゲット5、バッキングプレート6のガタつきが防止さ
れる。このように構成される誘電体ターゲットの保管容
器10は真空ポンプで10Torr以下の圧力まで真空
排気した後、1か月以上の長期間を経過した後も10T
orr以下の真空状態を維持し得る。
【0015】上述の誘電体ターゲットの保管容器10内
に厚さ6mm、外径290mmφの銅製バッキングプレ
ート6に固定した厚さ6mm、外径250mmφで、比
抵抗5.3×10-4Ω・cmのチタン酸バリウムストロ
ンチウム(Ba0.5 Sr0.5)TiO3-x (x≒0.
5)のターゲットを収容し、空間を1Torrの圧力
まで真空排気した後、常温で保管した。3か月後におい
て、空間の圧力は1Torrが維持されており、上記
ターゲットの比抵抗は5.3×10-4Ω・cmと変化し
ておらず表面の劣化は認められなかった。
【0016】(比較例1)実施例1で使用した(Ba
0.5 Sr0.5 )TiO3-x (x≒0.5)のターゲット
をバッキングプレート6と共に大気中で3か月放置した
ところ、比抵抗は表面から0.8mmの深さまで初期値
の約100倍の4〜6×10-2Ω・cmに増大してお
り、著しく劣化していた。酸素欠陥を与えた(Ba0.5
Sr0.5 )TiO3-x (x≒0.5)ターゲットは酸素
や水分の攻撃を受け易く、大気中の酸素ガスや湿気によ
って劣化を生じたものと思われる。
【0017】(比較例2)実施例1で使用した(Ba
0.5 Sr0.5 )TiO3-x (x≒0.5)ターゲットを
バッキングプレート6と共に真空パック用のプラスチッ
ク袋内に入れて真空包装し、3か月経過後に劣化状況を
調べた。表面から0.5mmの深さまでは比抵抗が6〜
8×10-3Ω・cmと増大しており、初期値の約14倍
となっていた。
【0018】真空パック用のプラスチック袋にバッキン
グプレート6と共にターゲットを入れて真空排気しても
プラスチック袋とターゲットとの間に密着しない箇所が
残り、圧力が100Torr以下にはならないため、上
記の3か月の保管での劣化はプラスチック袋内に残留し
ている、又は透過してきた酸素ガスや水蒸気によって生
じたものと考えられる。
【0019】(実施例2)実施例1で使用した(Ba
0.5 Sr0.5 )TiO3-x (x≒0.5)ターゲットを
バッキングプレート6と共に同じく実施例1で使用した
誘電体ターゲットの保管容器10に収容し、空間の真
空排気後の圧力を10Torrとして常温で保管した。
3か月経過後において空間の圧力は10Torrであ
り、又、上記ターゲットの比抵抗は5〜6×10-4Ω・
cmを示し、劣化は生じていなかった。
【0020】(実施例3)実施例1で使用した(Ba
0.5 Sr0.5 )TiO3-x (x≒0.5)ターゲットを
バッキングプレート6と共に同じく実施例1で使用した
誘電体ターゲットの保管容器10内に収容し、空間
1Torrの圧力まで真空排気してからアルゴンガスを
1気圧に充填して保管した。3か月後においてアルゴン
ガスは1気圧を維持しており、測定した上記ターゲット
の比抵抗は5〜6×10-4Ω・cmを示し、劣化は認め
られなかった。
【0021】以上、本発明の各実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、本発
明の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0022】例えば各実施例においては、保管する誘電
体ターゲット5として(Ba0.5 Sr0.5 )TiO3-x
(x≒0.5)のターゲットを取り上げたが、これ以外
の酸素欠陥を与えて比抵抗を10Ω・cm以下としたA
BTiO3-x 型の誘電体(ここにおいて、AはBa、S
r、Pb、Laの何れか一種、又はこれらの混合、Bは
Ti、Zrの何れか一種、又はこれらの混合であり、0
<x≦2)のターゲット、例えばチタン酸ストロンチウ
ム、チタン酸バリウム、チタン酸バリウムストロンチウ
ム、ジルコン酸ストロンチウム、ジルコン酸バリウム、
ジルコン酸バリウムストロンチウム、チタン酸ジルコン
酸ストロンチウム、チタン酸ジルコン酸バリウム、チタ
ン酸ジルコン酸バリウムストロンチウム、チタン酸ジル
コン酸鉛、チタン酸ジルコン酸鉛ランタンなどのターゲ
ットについても、本発明の保管容器、保管方法は有効で
ある。
【0023】又、各実施例においては、底板2とアイフ
ランジ3とを組み合わせて容器本体1とした誘電体ター
ゲットの保管容器10を使用したが、底板2とアイフラ
ンジ3とを一体化した容器本体としても本質的な支障は
ない。
【0024】又、各実施例においては、誘電体ターゲッ
トの保管容器10内に(Ba0.5 Sr0.5 )TiO3-x
(x≒0.5)を誘電体ターゲット5としてバッキング
プレート6と共に収容したが、バッキングプレート6は
必ずしも必要とせず、ターゲット5のみを保管してもよ
い。
【0025】又、各実施例においては、透明アクリル樹
脂からなる上蓋4を採用したが、ガラス製の上蓋として
もよく、又、内部を確認し得ない金属ないしは合成樹脂
製の上蓋としても保管上の機能は同様である。金属また
は合成樹脂製の上蓋に透明材料からなる覗き窓を付ける
ことも可能である。
【0026】又、各実施例において、誘電体ターゲット
の保管容器10は1枚の誘電体ターゲット5を水平に収
容する構造としたが、2枚以上を水平に上下多段に収容
するような構造としてもよく、又、誘電体ターゲット5
を垂直に立てて並べるような構造としてもよい。
【0027】又、実施例3においては(Ba0.5 Sr
0.5 )TiO3-x (x≒0.5)ターゲットをアルゴン
ガスの雰囲気下に保持したが、アルゴン以外の不活性ガ
ス、例えばヘリウム、ネオンの雰囲気下に保持してもよ
く、又、窒素ガスも同様に使用し得る。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の誘電体ター
ゲットの保管容器および保管方法によれば、酸素欠陥を
与えて比抵抗を10Ω・m以下とすることにより直流ス
パッタリングを可能としたABO3-x 型の誘電体(ここ
においてAはBa、Sr、Pb、Laの何れか一種、又
は2種以上の組成を有するもの、BはTi、Zrの何れ
か一種、又は2種以上の組成を有するものであり、0<
x≦2)のターゲットは10Torr以下の真空に維持
し得る保管容器に収容し、10Torr以下の真空下に
保持するか、又は不活性ガスの雰囲気下に保持して保管
することにより、比抵抗は増大せず劣化が防止される。
【0029】従って、上述のような劣化防止の保管を行
なうことにより、製造後に日数を経たABO3-x (0<
x≦2)型の誘電体ターゲットであっても劣化の心配な
く直流スパッタリングが可能であり、又一度使用して使
い切らずに残った同ターゲットも一定期間後に劣化の恐
れなく再使用し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例による誘電体ターゲットの保管容器の断
面図であり、図3における[1]−[1]線方向の断面
に相当する。
【図2】同保管容器の底板の平面図である。
【図3】同保管容器の上蓋の平面図である。
【符号の説明】
1 本体容器 2 底板 3 アイフランジ 4 上蓋 5 誘電体ターゲット 6 バッキングプレート 10 誘電体ターゲットの保管容器 15 蝶ねじ 18 O−リング 19 O−リング 27 ストップバルブ
フロントページの続き (72)発明者 野沢 義晴 千葉県山武郡山武町横田516番地 真空冶 金株式会社内 (72)発明者 高橋 皓一郎 千葉県山武郡山武町横田516番地 真空冶 金株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸素欠陥を与えて比抵抗を10Ω・m以
    下としたABO3 -X型の誘電体ターゲット(ここにおい
    て、Aはバリウム(Ba)、ストロンチウム(Sr)、
    鉛(Pb)、ランタン(La)の何れか一種、または2
    種以上の組成を有するもの、Bはチタン(Ti)、ジル
    コニウム(Zr)の何れか一種、または2種以上の組成
    を有するものであり、O<x≦2)を単独で、または前
    記誘電体ターゲットを固定したバッキングプレートと共
    に保管するための、10Torr以下の真空に維持し得
    ることを特徴とする誘電体ターゲットの保管容器。
  2. 【請求項2】 前記ABO3-X 型の誘電体ターゲットの
    誘電体がチタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウム、
    チタン酸バリウムストロンチウム、ジルコン酸ストロン
    チウム、ジルコン酸バリウム、ジルコン酸バリウムスト
    ロンチウム、ジルコン酸チタン酸ストロンチウム、ジル
    コン酸チタン酸バリウム、ジルコン酸チタン酸バリウム
    ストロンチウム、チタン酸ジルコン酸鉛、チタン酸ジル
    コン酸鉛ランタンの中の何れかである請求項1に記載の
    誘電体ターゲットの保管容器。
  3. 【請求項3】 前記保管容器が金属または合成樹脂製の
    容器本体、および該容器本体と第1のシール用ゴムリン
    グを介して密封される金属または合成樹脂製の上蓋とか
    らなり、真空排気および不活性ガス置換用の手動バルブ
    の少なくとも1個が設けられている請求項1または請求
    項2に記載の誘電体ターゲットの保管容器。
  4. 【請求項4】 前記合成樹脂が透明であり、収容物の有
    無を確認し得る請求項3に記載の誘電体ターゲットの保
    管容器。
  5. 【請求項5】 前記容器本体が底板と、該底板に第2の
    シール用ゴムリングを介して載置し組み合わされるアイ
    フランジとからなる請求項3に記載の誘電体ターゲット
    の保管容器。
  6. 【請求項6】 前記底板の表面に、前記誘電体ターゲッ
    トを固定したバッキングプレートの位置合わせのための
    段差が設けられており、かつ前記バッキングプレートが
    前記底板の表面にねじで固定される請求項5に記載の誘
    電体ターゲットの保管容器。
  7. 【請求項7】 酸素欠陥を与えて比抵抗を10Ω・m以
    下としたABO3-X型の誘電体ターゲット(ここにおい
    て、Aはバリウム(Ba)、ストロンチウム(Sr)、
    鉛(Pb)、ランタン(La)の何れか一種、または2
    種以上の組成を有するもの、Bはチタン(Ti)、ジル
    コニウム(Zr)の何れか一種、または2種以上の組成
    を有するものであり、0<x≦2)を10Torr以下
    の真空に維持し得る保管容器内に収容し、次いで10T
    orr以下の真空下に保持するか、または不活性ガスの
    雰囲気下に保持することを特徴とする誘電体ターゲット
    の保管方法。
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