JP5234517B2 - リアクトル、リアクトルの製造方法、及びコンバータ - Google Patents
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通常、リアクトルに組み付ける前のコイルは、そのままであると、形状が保持できず、伸縮したりする。そのため、リアクトルを組み立てる際、形状が不安定でコイルを取り扱い難く、組立作業性の低下を招く。特に、スプリングバックにより、隣接するターン間に比較的大きな隙間があいているコイルでは、そのまま磁性コアに配置すると磁性コアにおけるコイルの配置箇所が長くなることから、自由長から所望の長さに圧縮しながら、リアクトルを組み立てるため、組立作業性が更によくない。特許文献1に記載されるように枠状ボビンでコイルを挟み、かつ中ケースに収納することで、コイルを圧縮状態に保持する場合、部品点数が多いため、組み付け工程が多くなり、作業性の改善が望まれる。
作業性の向上を図るために、コイルとして、樹脂により圧縮状態に保持した成形体を利用することを検討した。特に、このような成形体220Aとして、図5に示すような一対のトラック状のコイル素子220a,220bが横並びにされたコイル220の外形に沿って樹脂220cを設け、コイル素子220a,220bの設置側の面(コイル設置面220d、図5において下方側の面)を覆う平面状の面(成形体設置面120d)と、この成形体設置面120dに繋がり、コイル素子220a,220bの角部を覆う湾曲面120とを有する形状を検討した。そして、上記湾曲面120を覆い、かつ上記成形体設置面120dが外側樹脂部230から露出されるように外側樹脂部230を設けたところ、外側樹脂部230において設置側の湾曲面120を覆う箇所では、外側樹脂部230が剥離する可能性があるとの知見を得た。この原因の一つとして、以下のように考えられる。コイル成形体220Aの成形体設置面120dを外側樹脂部130から露出させることで、外側樹脂部230において設置側の湾曲面120を覆う箇所は、図5に示すように湾曲面120と成形体設置面120dとの境界200に向かって断面積が順次小さくなるように、端的には断面三角形状に形成される。この外側樹脂部230が薄い箇所は、リアクトルの使用時の振動などを受けると亀裂が入り易く、亀裂の進展により、コイル成形体220Aの設置側の湾曲面120と外側樹脂部230の構成樹脂との間に隙間が生じて、外側樹脂部が剥離すると考えられる。
(1) 巻線を螺旋状に巻回してコイルを形成する工程。
(2) 上記コイルを金型に収納し、当該コイルを所定の形状に保持して、上記金型に樹脂を充填する工程。
(3) 充填した上記樹脂を硬化して、上記コイルの形状を保持すると共に、設置面と、この設置面に繋がる湾曲面とを具える内側樹脂部を成形する工程。
第一の製造方法では、上記金型として、上記湾曲面の形成箇所に突起及び凹みの少なくとも一方を具えるものを用い、当該湾曲面の少なくとも一部に上記リアクトルの外側樹脂部の構成樹脂との接触面積を増加させるための凹部及び凸部の少なくとも一方を形成する。第二の製造方法では、更に、(4) 上記湾曲面の少なくとも一部にショットブラスト加工及び切削加工の少なくとも一方を施し、上記リアクトルの外側樹脂部の構成樹脂との接触面積を増加させるための凹部及び凸部の少なくとも一方を形成する工程を具える。
(I) 上記本発明コイル成形体を準備する工程。
(II) 上記コイル成形体と磁性コアとの組合体を形成する工程。
(III) 上記組合体の外周を樹脂で覆って外側樹脂部を形成する工程。
特に、上記外側樹脂部は、上記コイル成形体の湾曲面が上記外側樹脂部に覆われ、上記コイル成形体の設置面が上記外側樹脂部から露出されるように形成する。
以下、図1〜3を参照して、実施形態1のリアクトル1を詳細に説明する。図において同一符号は同一物を示す。なお、図1では、外側樹脂部の一部を切り欠いて外側樹脂部の内側に存在する磁性コア及びコイル成形体が見えるようにしている。また、図1では、コイル成形体において設置側の湾曲面の近傍を拡大して示す。
[磁性コア]
磁性コア11の説明は、図3を適宜参照して行う。磁性コア11は、コイル成形体12Aが配置される一対の直方体状のコイル巻回部11cと、コイル成形体12Aが配置されずに露出されている一対の端部コア11eとを有し、離間して配置されるコイル巻回部11cを挟むように端部コア11eが配置されて閉ループ状(環状)に形成される。コイル巻回部11cは、鉄や鋼などの鉄を含有する軟磁性材料からなるコア片11mと、アルミナなどの非磁性材料からなるギャップ材11gとを交互に積層して構成され、端部コア11eは、上記軟磁性材料からなるコア片である。各コア片は、軟磁性粉末の圧粉成形体や、複数の電磁鋼板を積層した積層体が利用できる。ギャップ材11gは、インダクタンスの調整のためにコア片11m間に設けられる隙間に配置される板状材である。これらコア片及びギャップ材は、接着剤などで一体に接合される。コア片やギャップ材の個数は、リアクトル1が所望のインダクタンスとなるように適宜選択することができる。また、コア片やギャップ材の形状は適宜選択することができる。
コイル成形体12Aは、図2(II)に示すように、1本の連続する巻線12wを螺旋状に巻回してなる一対のコイル素子12a,12bを有するコイル12と、コイル12の外周を覆う内側樹脂部12cとを具える。
両コイル素子12a,12bは、各軸方向が平行するように横並びに形成されている。巻線12wは、導体の外周に絶縁被覆層を具える被覆線が好適である。ここでは、導体が銅製の平角線からなり、絶縁被覆層がエナメルからなる被覆平角線を利用している。両コイル素子12a,12bは、この被覆平角線をエッジワイズ巻きにして形成されたトラック状であり、巻線12wの一部からなる巻返し部12rにより連結されている。巻線は、導体が平角線からなるもの以外に、断面が円形状、多角形状などの種々の形状のものを利用できる。
各コイル素子12a,12bの外周は内側樹脂部12cに覆われている。ここでは、この内側樹脂部12cは、各コイル素子12a,12bのそれぞれを自由長よりも圧縮した状態に保持するように形成されている。各コイル素子12a,12bを圧縮状態に保持することで、形状の保持だけでなく、軸方向の長さを短くできる。ここでは、内側樹脂部12cは、図2(I)に示すようにコイル12の外形に概ね沿って覆っており、巻線12wの両端部、及びコイル素子12a,12bのターン形成部分の外周面の一部が内側樹脂部12cの構成樹脂により覆われず露出されている。即ち、内側樹脂部12cの外周面は、凹凸形状である。内側樹脂部12cにおいて両コイル素子12a,12bのターン形成部分を覆う箇所の厚さは、実質的に均一であり、巻返し部12rを覆う箇所は、コイルの軸方向にせり出した形状である。内側樹脂部12cの表面、及び上記露出されたターン形成部分は、リアクトル1を組み立てたとき、外側樹脂部13の内面に接触される。
上記コイル成形体12Aは、以下のような成形金型を利用して製造することができる。成形金型は、開閉可能な一対の第一金型及び第二金型から構成されるものが利用できる。第一金型は、コイル12の一端側(図2において巻線12wの端部を引き出している側)に位置する端板と、各コイル素子12a,12bの内周にそれぞれ挿入される直方体状の中子とを具え、第二金型は、コイルの他端側(図2において巻返し部12r側)に位置する端板と、コイル12の周囲を覆う周側壁とを具える。これら第一金型、第二金型は、駆動機構により金型内部において進退可能な複数の棒状体を具え、これらの棒状体により、各コイル素子12a,12bの端面(ターン形成部分が環状に見える面)を適宜押圧してコイル素子12a,12bを圧縮する。上記棒状体は、コイル12の圧縮に対する十分な強度と、内側樹脂部12cの成形時の熱などに対する耐熱性とを具えており、かつコイル12において内側樹脂部12cで被覆されない箇所を少なくするために、極力細くすることが好ましい。
上記磁性コア11とコイル成形体12Aとを組み合わせてなる組合体10は、図1に示すようにその外周を外側樹脂部l3により覆われて、リアクトル1が構成される。ここでは、外側樹脂部l3は、上記組立体10を作製した後、エポキシ樹脂を注型成形することで、組合体10の外形に概ね沿って形成している。巻線12wの端部は、外側樹脂部13から露出されている。また、磁性コア11の端部コア11eの一面、具体的にはコア設置面、及びコイル成形体12Aの一面、具体的には成形体設置面12dの両設置面が外側樹脂部13から露出されている。更に、これらコア設置面と成形体設置面12dとは、外側樹脂部13における設置側の面(以下、樹脂設置面と呼ぶ)と面一である。従って、リアクトル1を固定対象に設置したとき、上記コア設置面、成形体設置面12d、樹脂設置面は、いずれも固定対象に接触する。
上記構成を具えるリアクトル1は、以下のようにして組み立てることができる。
上記構成を具えるリアクトル1は、コイル成形体12Aを利用することで、組み立て時、コイル12が伸縮せずコイル12が取り扱い易いことから、組立作業性に優れる。また、コイル成形体12Aを利用することで、ボビンなどを省略できるため、部品点数の削減、及びこれらの部品の組み付け工程の削減を図ることができる。更に、リアクトル1は、コイル成形体12Aの成形体設置面12dが外側樹脂部13から露出され、かつ外側樹脂部13の樹脂設置面と面一であることから、リアクトル1を冷却ベースなどに載置したとき、上記両設置面が冷却ベースに接触する。この構成により、コイル12の熱を効率よく冷却ベースに伝えられるため、リアクトル1は、放熱性に優れる。
以下、図4を参照して、コイル成形体の別の形態を説明する。
実施形態1のコイル成形体12Aは、ショットブラスト加工による凹凸を有する構成を説明した。その他、図4(I)に示すコイル成形体12Bのように、設置側の湾曲面120Bに、一つの直線状の凹部20Bを有する形態とすることができる。或いは、図4(II)に示すコイル成形体12Cのように、設置側の湾曲面120Cに、複数の直線状の凹部20Cが並列して配置された形態とすることができる。或いは、図4(III)に示すコイル成形体12Dのように、設置側の湾曲面120Dに、複数のX字状の凹部20Dが離隔して配置された形態とすることができる。これら凹部20B,20C,20Dは、例えば、コイル成形体12B,12C,12Dの成形に用いる金型として、設置側の湾曲面の形成箇所に所定の形状の突起を具えるものを用いたり、コイル成形体を形成した後、設置側の湾曲面に切削加工を施すことで形成することができる。金型成形により湾曲面に凹部を形成すると、コイル成形体の成形時に同時に凹部も形成できて、コイル成形体の生産性に優れる。切削加工により凹部を形成する場合、コイル成形体を離型し易く、かつ湾曲面の所望の箇所に簡単に凹部を形成することができる。
実施形態1では、設置側の湾曲面120Aのみに凹部や凸部を具える構成を説明したが、少なくとも設置側の湾曲面に凹部や凸部を具えていれば、内側樹脂部の表面の任意の位置に凹部や凸部を具える構成とすることができる。例えば、設置側と対向する湾曲面(図1では上方側の湾曲面)にも凹部や凸部を具える構成とすることができる。
実施形態1では、ケースを省略した構成を説明したが、ケースを具える構成とすることができる。この場合、以下のようにしてケース付きリアクトルを形成することができる。まず、図3に示す磁性コア11とコイル成形体12Aとの組合体10を用意し、ケースにこの組合体10を収納する。このとき、組合体10において設置側の面、即ち、磁性コア11のコア設置面及びコイル成形体12Aの成形体設置面12dがケースの底面に接した状態である。次に、組合体10を収納したケース内に外側樹脂部の構成樹脂を充填して硬化する。得られたリアクトルは、実施形態1のリアクトル1と同様に、コイル成形体12Aの設置側の湾曲面120Aと上記ケース内の樹脂との接触面積が大きいことから、リアクトルの使用時の振動などによっても、湾曲面120Aと上記ケース内の樹脂とが剥離し難く、湾曲面120Aと上記ケース内の樹脂との間に隙間が生じることなどを低減できる。
その他、コイル成形体の設置側に放熱板を具えた構成とすることができる。放熱板は、内側樹脂部の構成樹脂によりコイル成形体と一体化すると、接着剤やボルトなどの固定部材を不要とすることができる。放熱板の構成材料は、熱伝導性に優れる種々の材料、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、銀、銀合金、鉄やオーステナイト系ステンレス鋼といった金属材料、窒化珪素(Si3N4):20〜150W/m・K程度、アルミナ(Al2O3):20〜30W/m・K程度、窒化アルミニウム(AlN):200〜250W/m・K程度、窒化ほう素(BN):50〜65W/m・K程度、炭化珪素(SiC):50〜130W/m・K程度などのセラミックスといった非金属材料(数値は熱伝導率)を利用することができる。金属材料を利用する場合、少なくともコイルと接触する側の面には、上記セラミックスなどの絶縁材料からなる被膜を具えることが好ましい。
実施形態1では、各コイル素子12a,12bの内周の全面が内側樹脂部12cの構成樹脂により覆われた構成を説明した。磁性コア11とコイル12との間の所定の絶縁距離を確保でき、かつ実施形態1で説明したように位置決めできるように構成樹脂が存在すれば、各コイル素子12a,12bの内周の全面を内側樹脂部12cの構成樹脂により覆っていなくてもよく、コイル素子12a,12bの内周面の一部が上記構成樹脂から露出していてもよい。このような露出部分を設けることで、内側樹脂部においてコイル素子の内周面を覆う箇所は、凹凸形状となる。この凹みは、リアクトルの外側樹脂部13の成形時の樹脂流路に利用できる上に、外側樹脂部13との接触面積を増大することができる。そのため、このコイル成形体と外側樹脂部13との密着性を高められる。なお、上述のようにコイル素子12a,12bの一部が露出していても、露出箇所が外側樹脂部13の構成樹脂で覆われることで、磁性コアとコイルとの絶縁性を高められる。
実施形態1では、コイル素子12a,12bが1本の巻線12wから形成され、内側樹脂部12cにより覆われた構成を説明した。各コイル素子を別々の巻線により作製し、各コイル素子を形成する巻線の端部を溶接などにより接合して一体のコイルとし、内側樹脂部により被覆したコイル成形体とすることができる。この場合、巻返し部が無いため、内側樹脂部の成形時、各コイル素子を押圧し易い。
実施形態1では、磁性コア11とコイル成形体12Aとが別個の部材である構成を説明した。磁性コア11のうち、コイル巻回部11cをコイル成形体12Aと一体に成形してもよい。コイル巻回部を具えるコイル成形体とすることで、リアクトルの組立作業性をより向上することができる。この場合、金型にコイルを配置した後、各コイル素子の内周に、上述した中子に代えて、予め形成しておいたコイル巻回部の構成部材を配置するとよい。
11e 端部コア 11m コア片 11g ギャップ材
12A,12B,12C,12D コイル成形体 12 コイル 12a,12b コイル素子
12da,12db コイル設置面 12s コイルの側面 12r 巻返し部 12w 巻線
12c 内側樹脂部 12h 中空孔 12d 成形体設置面 12e 端面
13 外側樹脂部 13f フランジ部 13h ボルト孔
120,120A,120B,120C,120D 湾曲面 120a 湾曲面に接する領域 121 凹み
20B,20C,20D 凹部
220A コイル成形体 220 コイル 220a,220b コイル素子 220c 樹脂
220d コイル設置面 230 外側樹脂部 120d 成形体設置面 200 境界
Claims (7)
- 磁性コアの外周にコイルが配置され、これらの外周が外側樹脂部で覆われたリアクトルであって、
巻線を螺旋状に巻回してなる前記コイルと、前記コイルの外周を覆って、このコイルの形状を保持すると共に、前記外側樹脂部の内面に接触される内側樹脂部とを具えるコイル成形体と、
このコイル成形体が外周に配置される前記磁性コアと、
前記コイル成形体と前記磁性コアとの組合体の外周を覆う前記外側樹脂部とを具え、
前記内側樹脂部は、設置面と、この設置面に繋がる湾曲面とを具え、前記湾曲面の少なくとも一部には、前記外側樹脂部の構成樹脂との接触面積を増加させるための凹部及び凸部の少なくとも一方が形成されており、
前記コイル成形体の湾曲面が前記外側樹脂部に覆われており、前記コイル成形体の設置面が前記外側樹脂部から露出されていることを特徴とするリアクトル。 - 磁性コアの外周にコイルが配置され、これらの外周が外側樹脂部で覆われたリアクトルであって、
巻線を螺旋状に巻回してなる前記コイルと、前記コイルの外周を覆って、このコイルの形状を保持すると共に、前記外側樹脂部の内面に接触される内側樹脂部とを具えるコイル成形体と、
このコイル成形体が外周に配置される前記磁性コアと、
前記コイル成形体と前記磁性コアとの組合体を収納するケースと、
前記ケース内に充填された前記外側樹脂部とを具え、
前記内側樹脂部は、設置面と、この設置面に繋がる湾曲面とを具え、前記湾曲面の少なくとも一部には、前記外側樹脂部の構成樹脂との接触面積を増加させるための凹部及び凸部の少なくとも一方が形成されており、
前記コイル成形体の湾曲面が前記外側樹脂部に覆われており、前記コイル成形体の設置面が前記外側樹脂部から露出されていることを特徴とするリアクトル。 - 前記内側樹脂部は、前記設置面と前記湾曲面とに繋がる端面を具えており、この端面における前記湾曲面に接する領域には、前記外側樹脂部の構成樹脂との接触面積を増加させるための凹部及び凸部の少なくとも一方が形成されており、前記端面におけるその他の領域は平面であることを特徴とする請求項1又は2に記載のリアクトル。
- 前記内側樹脂部は、前記設置面と前記湾曲面とに繋がる端面を具えており、この端面の全域が平面であることを特徴とする請求項1又は2に記載のリアクトル。
- 前記凹部及び凸部の少なくとも一方は、金型成形、ショットブラスト加工、及び切削加工の少なくとも一つにより形成されたものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のリアクトル。
- 磁性コアの外周にコイルを配置し、これらの外周を樹脂で覆ってリアクトルを製造するリアクトルの製造方法であって、
巻線を螺旋状に巻回してなる前記コイルと、前記コイルの外周を覆って、このコイルの形状を保持すると共に、前記外側樹脂部の内面に接触される内側樹脂部とを具えるコイル成形体を準備する工程と、
前記コイル成形体を前記磁性コアの外周に配置し、前記コイル成形体と前記磁性コアとの組合体を形成する工程と、
前記組合体の外周を樹脂で覆って前記外側樹脂部を形成する工程とを具え、
前記内側樹脂部は、設置面と、この設置面に繋がる湾曲面とを具え、前記湾曲面の少なくとも一部には、前記外側樹脂部の構成樹脂との接触面積を増加させるための凹部及び凸部の少なくとも一方が形成されており、
前記外側樹脂部は、前記コイル成形体の湾曲面が前記外側樹脂部に覆われ、前記コイル成形体の設置面が前記外側樹脂部から露出されるように形成することを特徴とするリアクトルの製造方法。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載のリアクトルを用いたことを特徴とするコンバータ。
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