JP5233802B2 - 階調マスクおよび階調マスクの製造方法 - Google Patents
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Description
しかしながら、このスリットは解像限界以下である必要があるため、当然のことながら、マスクの本体パターンよりも小さな寸法に仕上げる必要があり、マスク製造に対して大きな負荷となってしまうという問題があった。さらに、広い領域を半透明にするためには、多くのスリットを配置する必要があるため、パターンデータ容量が増え、パターン形成工程や、パターンの欠陥検査工程に対する負荷の増大という問題も生じ、製造・検査時間の増大、マスク製造コストの上昇につながってしまうという問題があった。
ここで、半透明領域の透過率を2水準以上とする方法としては、例えば、異なる材料からなる半透明膜を2種類以上形成する方法や、同じ材料からなり、膜厚の異なる半透明膜を形成する方法を挙げることができる(特許文献4)。
しかしながら、このような方法により、透過率の差が小さい半透明領域を形成した場合、所望の透過率差を有する半透明領域を形成することは困難であるといった問題があった。
また、上記第1半透明領域および第2半透明領域が、それぞれ、透明基板および上記半透明膜からなるもの、および、上記透明基板、上記半透明膜および上記透過率調整層からなるものであることにより、上記第1半透明領域および第2半透明領域に要求される透過率の差が小さい場合であっても、上記第1半透明領域および第2半透明領域の透過率差を精度良く調整することができる。
また、上記遮光膜形成工程が、上記半透明膜形成工程および透過率調整層形成工程よりも前に実施されるものであること、すなわち、1回のエッチングのみで遮光膜形成用層から遮光膜を形成することができることにより、アライメント精度による位置ずれの影響を受けることなく遮光膜を形成することができる。また、遮光膜は、通常、階調マスクのメインパターンの形成に用いられることから、パターン精度に優れたマスクとすることができる。
以下、本発明の階調マスク、および階調マスクの製造方法について詳細に説明する。
まず、本発明の階調マスクについて説明する。本発明の階調マスクは、透明基板と、上記透明基板上に直接形成され、遮光膜形成材料からなる遮光膜と、上記透明基板上に形成され、半透明膜形成材料からなる半透明膜と、上記半透明膜上に直接形成された透過率調整層形成材料からなる透過率調整層と、を有する階調マスクであって、上記透明基板からなる透過領域と、上記透明基板および上記遮光膜を少なくとも含む遮光領域と、上記透明基板および上記半透明膜からなる第1半透明領域と、上記透明基板、上記半透明膜および上記透過率調整層からなる第2半透明領域とを備え、上記透過率調整層の波長350nm〜450nmの範囲内の平均透過率が60%以上であることを特徴とするものである。
すなわち、従来、半透明領域の透過率が2水準以上である階調マスクとしては、異なる材料からなる半透明膜を2種類以上有するものや、同じ材料からなり、膜厚の異なる半透明膜を有するものを挙げることができる。
しかしながら、このような階調マスクを形成する場合、通常、それぞれの半透明膜を独立して形成する。
ここで、実際に形成された各半透明膜の膜厚は、設計時の膜厚からズレが生じるのが一般的である。
しかしながら、それぞれの半透明膜を独立して形成する場合に、2つの半透明膜の透過率を、AおよびBとなるように設計した場合であっても、実際には一方の半透明膜の透過率がA±αであり、他方の透過率がB±βのように、誤差が発生する。このため、半透明膜領域間の透過率には、最大でα+βのズレが生じるおそれがある。このように、従来のマスクでは、特に、独立した半透明領域の間の透過率差を精度良く調整することが困難であるといった問題があった。
また、このようなことから、2つの半透明膜の透過率の差が小さい場合には、透過率の序列(大小関係)が逆転する可能性があるといった問題があった。
このため、透明基板の透過率を100%とすると、第1半透明領域の透過率は、半透明膜の透過率となる。また、第2半透明領域の透過率は、反射や干渉等による誤差を含むが、おおよそ、半透明膜の透過率と透過率調整層の透過率との掛け算で表される。
この場合、半透明膜の透過率を基準とすれば良いことから、透過率調整層に発生する透過率の誤差が、半透明領域間の透過率差の設計時からのズレの主原因と考えることができる。
具体的には、形成された半透明膜の透過率がAであり、透過率調整層の設計時の透過率をBとして、±βの誤差が発生した場合、得られる半透明領域間の透過率差の設計時からのズレはおおよそA×βとなる。
このようなことから、形成された半透明膜および透過率調整層の透過率に設計時の透過率からのズレが生じた場合であっても、最終的に形成される第1半透明領域および第2半透明領域の透過率差は、設計時の透過率差からのズレが小さいものとなる。
また、2つの透過領域のうち透過率の低いものは、透過率調整層を積層することにより形成されるものであるため、例え、2つの半透明膜の透過率の差が小さい場合であっても、透過率の序列(大小関係)の逆転がないものとすることができる。
上述したように、半透明領域を構成する半透明膜の透過率を絶対値で規定しようとした場合、2以上の半透明領域を構成する半透明膜には、それぞれについて絶対値からのばらつきが生じてしまい、特に半透明領域間の透過率差が小さい場合には、透過率の序列(大小関係)が逆転する場合すら想定される。このように透過率の逆転が生じた場合には、所定の序列を有さないことになり、階調マスクとして機能し得ないものとなる。
具体的には、半透明膜の透過率AおよびBが30%と50%の設定であれば、それぞれが2〜3%ばらついてもマスクとして機能し得るが、AおよびBの透過率が30%と35%の組み合わせであるときに、それぞれが±3%ばらついた場合には、透過率の序列(大小関係)が逆転する場合すら想定される。
このため、個々の半透明領域の透過率を絶対値にて制御するのではなく、透過率差を精度よく制御できることにより、上述したような露光量に所定の序列を設けることをより精度良く達成することができる、すなわち、階調マスクとしての機能をより効果的に発揮できるのである。
なお、面積の広い階調マスク等では、同じ半透明膜であっても面内に透過率のばらつき(中心部と外周部とのばらつき等)が生じることがあるため、半透明領域間の透過率差の確認については、各半透明領域の平均値または代表値(例えば基板中心部での値)を基準として用いるのではなく、測定する半透明領域(例えば第1の半透明領域)の近傍の半透明領域(例えば第2の半透明領域)と比較することが好ましい。
したがって、上記第1半透明領域および第2半透明領域に要求される透過率の差が小さい場合であっても、上記第1半透明領域および第2半透明領域の透過率差が精度良く調整されたものとすることができる。
なお、透過率調整層の透過率は、図5より膜厚が9nmの場合には60.60%であり、膜厚が10nmの場合には57.75%である。また、上記透過率調整層の膜厚が10%変動した場合の透過率変化および透過率比率(透過率変化/各膜厚での透過率調整層の透過率×100)は、図6より膜厚9nmの場合、2.76%および4.55%であり、膜厚10nmの場合、2.85%および4.93%である。
また、図7〜8より透過率調整層の膜厚が9nmおよび10nmでの第2半透明領域の透過率は35.20%および34.09%となり、膜厚9nmおよび10nmである透過率調整層の膜厚が10%変動した場合における第2半透明領域の透過率変化および透過率比率は、それぞれ、膜厚9nmの場合、1.00%および3.00%となり、膜厚10nmの場合、1.11%および3.26%となる。
また、通常、このような階調マスクでは、許容される透過率の差(設計値からのずれ)が±1.0%以下、または、透過率比率で±3.0%以下であることが求められることから、透過率調整層の膜厚が10nmの場合、すなわち、上記透過率調整層の透過率が60.0%未満では規格外とされ、膜厚が9nmの場合、すなわち、上記透過率調整層の透過率が60.0%以上では、透過率の設計時からのずれを小さいものとすることでき、規格を満たすものとなる。
なお、膜厚の変動を10%として想定した理由は、成膜装置の性能に起因する面内のばらつきが通常5%程度あるのに加えて、成膜ロット間のばらつきが通常5%程度発生するからである。
このようなことから、本発明の階調マスクは、上述したように、計算上、従来のように2つの半透明膜の透過率をAおよびBとなるように設計した場合に生じ得る誤差(α+β)に対してより小さい誤差(A×β程度)とすることができるものであるが、実際には、反射等の影響等により上記誤差をより小さいものとすることができ、従来の階調マスクより、より誤差の小さいものとすることができるのである。
なお、上記予測値および実測値について、透過率調整層の膜厚を9nmおよび10nmとした場合について、下記表1に示す。
以上より、本発明の階調マスクは、第1半透明領域および第2半透明領域の透過率差を、設計値からのズレが小さいものとすることができ、かつ、上記透過率調整層の透過率が60%以上であることにより透過率差を精度良く調整でき、規格を満たすことを容易とすることができるのである。
以下、本発明の階調マスクの各構成について詳細に説明する。
本発明に用いられる半透明膜は、上記透明基板上に形成されるものであり、所望の透過率を有するものである。
なお、平均透過率の測定方法としては、本発明の階調マスクに用いられる透明基板の透過率をリファレンス(100%)として、上記半透明膜の透過率を測定することができる。装置としては、紫外・可視分光光度計(例えば日立U-4000等)、またはフォトダイオードアレイを検出器としている装置(例えば大塚電子MCPD等)を用いることができる。
なお、本発明における半透明膜の透過率を、波長350nm〜450nmの範囲内における平均透過率にて表す理由は、通常、露光光源として365nm、405nm、436nmの3波長を主波長とする超高圧水銀灯が用いられるからである。
本発明においては、なかでも、クロム、酸化クロム、窒化クロム、酸窒化クロム等のクロム系材料や、チタン、窒化チタン等のチタン系材料であることが好ましい。透過率等の調整が容易だからである。
本発明に用いられる透過率調整層は、上記半透明膜上に直接形成されるものであり、上記透過率調整層の上述した波長での平均透過率が60%以上であるものである。
ここで、上記半透明膜上に直接形成されるとは、通常、上記透過率調整層と上記半透明膜との間に他の層を介することなく、上記透過率調整層が上記半透明膜上に接するように形成されるものをいうが、必要に応じて上記半透明膜との間に他の層を介して形成されるものであっても良い。
本発明においては、なかでも、上記半透明膜形成材料とは選択性エッチングが可能な材料であることが好ましい。上記半透明膜および透過率調整層の形成が容易なものとなるからである。
ここで、選択性エッチングが可能な材料とは、エッチングをすることができるエッチング液の種類が異なる材料である。したがって、上記透過率調整層形成材料が、上記半透明膜形成材料とは選択性エッチングが可能な材料である場合、上記半透明膜形成材料としては、上記透過率調整層形成材料が耐性を有するエッチング液によりエッチングされるような材料であれば良く、上記透過率調整層形成材料としては、上記半透明膜形成材料が耐性を有するエッチング液によりエッチングされるような材料であれば良い。
上記半透明膜形成材料および上記透過率調整層形成材料の一方がクロム系材料であり、他方がチタン系材料であることにより、上記半透明膜形成材料および透過率調整層形成材料のエッチング液に対する耐性が大きく異なるものとすることができる。このため、上記半透明膜および透過率調整層をより容易に形成することができるからである。
本発明に用いられる透明基板は、一般にフォトマスクに用いられる基板を使用することができる。例えば、ホウ珪酸ガラス、アルミノホウ珪酸ガラス等の光学研磨された低膨張ガラス、石英ガラス、合成石英ガラス、パイレックス(登録商標)ガラス、ソーダライムガラス、ホワイトサファイアなどの可撓性のない透明なリジット材、あるいは、透明樹脂フィルム、光学用樹脂フィルムなどの可撓性を有する透明なフレキシブル材を用いることができる。本発明においては、なかでも、石英ガラスであることが好ましい。石英ガラスは、熱膨脹率の小さい素材であり、寸法安定性および高温加熱処理における特性に優れているからである。
また、本発明に用いられる透明基板としては、その表面に他の材料がコーティングされたものであっても良い。
本発明に用いられる遮光膜は、上記透明基板上に直接形成されるものであり、実質的に露光光を透過しないものである。
なお、同種の材料とは、エッチング液に対する耐性が同一である材料をいうものである。また、一方は耐性を有するが、他方はエッチングされるエッチング液が存在する場合には、同種の材料に含まれないものである。
上記遮光膜形成材料が上記半透明膜形成材料と同種の材料である場合の具体例としては、上記遮光膜形成材料および上記半透明膜形成材料の両者が上記クロム系材料である場合や、両者が上記チタン系材料である場合を挙げることができる。
本発明の階調マスクは、上記透明基板、遮光膜、半透明膜および透過率調整層を少なくとも有し、透過領域、遮光領域、第1半透明領域および第2半透明領域を備えるものである。
本発明の階調マスクは、透過領域、遮光領域、第1半透明領域および第2半透明領域を少なくとも備えるものである。
ここで、上記透明基板からなるとは、通常、上記透明基板のみからなるものであるが、透過率に大きな影響を及ぼさない限り、他の層を有するものであっても良い。
このような第1半透明領域としては、通常、上記透明基板および半透明膜のみからなるものであるが、透過率に大きな影響を及ぼさない限り、他の層を含むものであっても良い。
このような第2半透明領域としては、通常、上記透明基板、半透明膜および透過率調整層のみからなるものであるが、透過率に大きな影響を及ぼさない限り、他の層を含むものであっても良い。
本発明の階調マスクは、上記透明基板、遮光膜、半透明膜および透過率調整層を少なくとも有するものであるが、必要に応じて、その他の構成を有するものであっても良い。
このようなその他の構成としては、具体的には、上記遮光膜上に形成され、本発明の階調マスクの使用時において、ハレーションを防止することができる低反射層を挙げることができる。なお、上記低反射層としては、例えば酸化クロム、窒化クロム、酸化窒化クロム等の膜が挙げられる。遮光膜がクロム系膜である場合、これらの膜は遮光膜のエッチング時に同時にエッチングすることが可能である。
例えば、液晶ディスプレイに用いられるTFTの製造工程にて、工数削減の為に、透過領域と遮光領域と半透明領域とを有する3階調のフォトマスクを用いた製造方法が提案されている(例:特開2000−66240号公報)。
しかしながら、このような半透明膜を利用し、レジストへの露光量を中間的な露光量とすることにより現像時のレジスト膜厚減少を制御するのは、極めてデリケートな技術であり、例えば、露光機の露光エネルギーの基板内分布や、レジスト塗布膜厚の基板内分布、レジスト現像速度の基板内分布、レジストプリベークの基板内温度分布などプロセスや装置要因のバラツキの他、フォトマスク内のパターン密度の疎密(近接効果)やパターン寸法の大小による影響が、通常の二階調の露光の場合よりも大きくなり易い。その結果、中間的な露光量で露光した部分のレジストの現像後の膜厚について、基板内のバラツキ・分布が大きくなり、レジストの残渣が生じたり、寸法のバラツキの問題が生じる。
これらのバラツキは個々には数パーセントと比較的小さなバラツキであるが、各バラツキ要素が、強調しあう様な分布傾向となると、これらのバラツキが積算されて露光量に換算して10%以上のバラツキとなる場合が考えられる。
例えば、ポジ型レジストの寸法小を補正する為に10%の露光量補正をするとして、半透明領域の所望の露光量が透過領域の露光量の50%としたとき、レジスト寸法小となる領域は露光量を比率にて10%減の45%にすれば良い。このとき露光量補正部と非補正部の露光量差としては5%となる。
しかしながら、露光機単独にて、この様に基板内の露光量分布を任意に制御することは困難である。
このような問題点に対して、本発明においては、上記透過率調整層により所望の透過率分布を上述のフォトマスク半透明領域に付与することができる。すなわち、半透明領域に透過率分布を持たせることができるのである(第1半透明領域および第2半透明領域)。なお、所望の透過率分布としては、必ずしも連続的な透過率変化を付与する必要はなく、所定量の透過率差を所望の領域の半透明領域に付与することで上述の問題は大幅に改善できるからである。
なお、このような透過率分布の調整は、調整幅が小さい場合に、特に透過率の調整による効果を発揮することができるが、その調整幅が大きい場合でも透過率調整の効果を受けることができるのは明らかである。
次に、本発明の階調マスクの製造方法について説明する。本発明の階調マスクの製造方法は、積層工程後の工程の違いにより2つの態様に分けることができる。
以下、第1態様および第2態様に分けて本発明の階調マスクの製造方法について説明する。
まず、本発明の階調マスクの製造方法の第1態様について説明する。本態様の階調マスクの製造方法は、透明基板と、上記透明基板上に形成され、遮光膜形成材料からなる遮光膜形成用層とを有する積層体の上記遮光膜形成用層をパターン状にエッチングし、遮光膜を形成する遮光膜形成工程と、上記透明基板上に、上記遮光膜を覆うように、半透明膜形成材料からなる半透明膜形成用層、および上記半透明膜形成材料とは選択性エッチングが可能な透過率調整層形成材料からなる透過率調整層形成用層をこの順で積層する積層工程と、上記半透明膜形成用層および透過率調整層形成用層をパターン状にエッチングし、半透明膜および上記半透明膜と同パターンである半透明膜パターン透過率調整層形成用層を形成する半透明膜形成工程と、上記半透明膜パターン透過率調整層形成用層を上記半透明膜形成材料が耐性を有するエッチング液である透過率調整層形成材料用エッチング液によりパターン状にエッチングし、透過率調整層を形成する透過率調整層形成工程と、を有することを特徴とするものである。
次いで、図2(b)に示すように、上記透明基板1上に、上記遮光膜2を覆うように、半透明膜形成用層33、および透過率調整層形成用層34をこの順で積層する。
次いで、図2(c)に示すように、上記透過率調整層形成用層34の上記半透明膜を形成したい領域上にレジスト35を形成した後、上記透過率調整層形成用層34を、上記半透明膜形成材料が耐性を有するエッチング液である透過率調整層形成材料用エッチング液によりエッチングし、続いて、上記半透明膜形成用層33を、上記透過率調整層形成材料が耐性を有する半透明膜形成材料用エッチング液によりエッチングを行い、半透明膜および上記半透明膜と同パターンの半透明膜パターン透過率調整層形成用層を形成する。
このようにして図2(e)に示すような上記透明基板1のみからなる透過領域11と、上記透明基板1および上記遮光膜2を少なくとも含む遮光領域12と、上記透明基板1および上記半透明膜3からなる第1半透明領域13と、上記透明基板1、上記半透明膜3および上記透過率調整層4からなる第2半透明領域14とを備えることを特徴とする階調マスク10を形成するものである。
ここで、上記半透明膜形成用層33を形成する半透明膜形成材料は、上記遮光膜2を形成する遮光膜形成材料と同一材料であり、上記透過率調整層形成用層34を形成する透過率調整層形成材料は、上記半透明膜形成材料とは選択性エッチングが可能な材料である。
また、図2(a)が遮光膜形成工程であり、(b)が積層工程であり、(c)が半透明膜形成工程であり、(d)が透過率調整層形成工程である。
また、上記遮光膜形成工程、上記半透明膜形成工程および透過率調整層形成工程をこの順で有するものであること、すなわち、1回のエッチングのみで遮光膜形成用層から遮光膜を形成することができることにより、アライメント精度による位置ずれの影響を受けることなく遮光膜を形成することができる。また、遮光膜は、通常、階調マスクのメインパターンの形成に用いられることから、パターン精度に優れたマスクとすることができる。
以下、本態様の階調マスクの製造方法の各工程について詳細に説明する。
本態様の階調マスクの製造方法における遮光膜形成工程は、透明基板と、上記透明基板上に形成され、遮光膜形成材料からなる遮光膜形成用層とを有する積層体の上記遮光膜形成用層をパターン状にエッチングし、遮光膜を形成する工程である。
なお、本工程により形成される遮光膜としては、上記「A.階調マスク」の項に記載の内容と同様であるので、ここでの説明は省略する。
本工程に用いられる積層体は、透明基板と、遮光膜形成用層とを有するものである。
このような透明基板、および遮光膜形成用層を形成する遮光膜形成材料としては、上記「A.階調マスク」の項に記載した内容と同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
本工程において、上記遮光膜形成用層積層体をパターン状にエッチングし、遮光膜を形成する方法としては、フォトマスクにおける遮光膜の形成に一般的に用いられる方法を使用することができる。
具体的には、上記遮光膜形成用層上の遮光膜を形成したい領域にレジストをパターン状に形成し、上記遮光膜形成材料をエッチングすることができるエッチング液によりエッチングし、その後、レジストを除去する方法を挙げることができる。
また、露光後のレジスト膜の現像方法としては、一般的な現像方法を用いることができる。
このような遮光膜形成材料用エッチング液としては、具体的には、用いる材料により異なるものであるが、例えば、上記遮光膜形成材料が、上記クロム系材料である場合には、硝酸セリウム第二アンモンと過塩素酸との混合溶液や、硫酸と燐酸との混合溶液を用いることができ、なかでも硝酸セリウム第二アンモン溶液と過塩素酸との混合溶液を好ましく用いることができる。
また、上記遮光膜形成材料が、上記チタン系材料である場合には、フッ酸や、水酸化カリウムと過酸化水素との混合溶液を用いることができ、なかでも水酸化カリウムと過酸化水素との混合溶液を好ましく用いることができる。
本態様の階調マスクの製造方法における積層工程は、上記透明基板上に、上記遮光膜を覆うように上記半透明膜形成材料からなる半透明膜形成用層および透過率調整層形成材料からなる透過率調整層形成用層をこの順で積層する工程である。
本態様の階調マスクの製造方法における半透明膜形成工程は、上記半透明膜形成用層および透過率調整層形成用層をパターン状にエッチングし、半透明膜および上記半透明膜と同パターンである半透明膜パターン透過率調整層形成用層を形成する工程である。
なお、上記半透明膜と同パターンとは、平面視上、同一箇所がエッチングされていることをいうものである。
なお、レジストを形成する方法およびレジストを除去する方法については、上記「(1)遮光膜形成工程」の項に記載した内容と同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
このようなエッチング液としては、具体的には、用いる材料により異なるものであるが、耐性を有する材料が上記クロム系材料であり、エッチングされる材料がチタン系材料である場合には、フッ酸や、水酸化カリウムと過酸化水素との混合溶液を用いることができ、なかでも水酸化カリウムと過酸化水素との混合溶液を好ましく用いることができる。
また、耐性を有する材料が上記チタン系材料であり、エッチングされる材料がクロム系材料である場合には、硝酸セリウム第二アンモンと過塩素酸との混合溶液や、硫酸と燐酸との混合溶液を用いることができ、なかでも硝酸セリウム第二アンモン溶液と過塩素酸との混合溶液を好ましく用いることができる。
具体的には、上記レジストは、上記半透明膜を形成したい領域上に形成されるものであれば良く、上記遮光膜上に形成するものであっても良い。
本工程においては、なかでも、上記半透明膜形成材料および上記遮光膜形成材料が同種の材料である場合には、上記遮光膜が形成された全領域にも形成されるものであることが好ましい。上記半透明膜形成材料および上記遮光膜形成材料が同種の材料である場合には、上記半透明膜形成材料をエッチングすることができるエッチング液により、上記遮光膜形成材料もエッチングされることになる。これに対して、上述したような領域にレジストを形成することにより、上記遮光膜がエッチング液と接触することを防ぐことができる。このため、本工程により、上記遮光膜がエッチングされることを効果的に防ぐことができ、パターン精度の良い遮光膜を得ることができるからである。
本態様の階調マスクの製造方法における透過率調整層形成工程は、上記半透明膜パターン透過率調整層形成用層を上記半透明膜形成材料が耐性を有するエッチング液である透過率調整層形成材料用エッチング液によりパターン状にエッチングし、透過率調整層を形成する工程である。
具体的には、上記半透明膜パターン透過率調整層形成用層の上記透過率調整層を形成したい領域上にレジストを形成し、次いで、上記透過率調整層形成材料用エッチング液によりエッチングし、その後、レジストを除去する方法を挙げることができる。
なお、レジストを形成する方法およびレジストを除去する方法については、上記「(1)遮光膜形成工程」の項に記載した内容と同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
このような透過率調整層形成材料用エッチング液としては、上記「(3)半透明膜形成工程」の項に記載したものとすることができるため、ここでの説明は省略する。
具体的には、上記透過率調整層を形成したい領域上に形成されるものであれば良く、上記遮光膜上に形成するものであっても良い。
本態様の階調マスクの製造方法は、上述した遮光膜形成工程、積層工程、半透明膜形成工程、および透過率調整層形成工程を少なくともこの順で有するものであるが、必要に応じてその他の工程を有するものであっても良い。
このようなその他の工程としては、上記遮光膜上に低反射層を形成する低反射層形成工程を挙げることができる。
次に、本発明の階調マスクの製造方法の第2態様について説明する。本態様の階調マスクの製造方法は、透明基板と、上記透明基板上に形成され、遮光膜形成材料からなる遮光膜形成用層とを有する積層体の上記遮光膜形成用層をパターン状にエッチングし、遮光膜を形成する遮光膜形成工程と、上記透明基板上に、上記遮光膜を覆うように、半透明膜形成材料からなる半透明膜形成用層、および上記半透明膜形成材料とは選択性エッチングが可能な透過率調整層形成材料からなる透過率調整層形成用層をこの順で積層する積層工程と、上記透過率調整層形成用層を上記半透明膜形成材料が耐性を有するエッチング液である透過率調整層形成材料用エッチング液によりパターン状にエッチングし、透過率調整層を形成する透過率調整層形成工程と、上記半透明膜形成用層をパターン状にエッチングし、半透明膜を形成する半透明膜形成工程と、を有することを特徴とするものである。
次いで、図3(b)に示すように、上記透明基板1上に、上記遮光膜2を覆うように、半透明膜形成用層33、および透過率調整層形成用層34をこの順で積層する。
その後、図3(c)に示すように上記透過率調整層形成用層34の上記透過率調整層を形成したい領域上にレジスト35を形成し、上記半透明膜形成材料が耐性を有するエッチング液である透過率調整層形成材料用エッチング液によりエッチングを行うことにより透過率調整層を形成する。
このようにして図3(e)に示すような上記透明基板1のみからなる透過領域11と、上記透明基板1および上記遮光膜2を少なくとも含む遮光領域12と、上記透明基板1および上記半透明膜3からなる第1半透明領域13と、上記透明基板1、上記半透明膜3および上記透過率調整層4からなる第2半透明領域14とを備えることを特徴とする階調マスク10を形成するものである。
ここで、上記半透明膜形成用層33を形成する半透明膜形成材料は、上記遮光膜2を形成する遮光膜形成材料と同一材料であり、上記透過率調整層形成用層34を形成する透過率調整層形成材料は、上記半透明膜形成材料とは選択性エッチングが可能な材料である。
また、図3(a)が遮光膜形成工程であり、(b)が積層工程であり、(c)が透過率調整層形成工程であり、(d)が半透明膜形成工程である。
また、上記遮光膜形成工程、上記透過率調整層形成工程および半透明膜形成工程をこの順で有するものであること、すなわち、1回のエッチングのみで遮光膜形成用層から遮光膜を形成することができることにより、アライメント精度による位置ずれの影響を受けることなく遮光膜を形成することができる。また、遮光膜は、通常、階調マスクのメインパターンの形成に用いられることから、パターン精度に優れたマスクとすることができる。
以下、本態様の階調マスクの製造方法の各工程について詳細に説明する。
なお、上記遮光膜形成工程および積層工程については、上記「1.第1態様」の項に記載した内容と同様であるので、ここでの説明は省略する。
本態様の階調マスクの製造方法における透過率調整層形成工程は、上記透過率調整層形成用層を上記半透明膜形成材料が耐性を有するエッチング液である透過率調整層形成材料用エッチング液によりパターン状にエッチングし、透過率調整層を形成する工程である。
また、本工程により形成される透過率調整層についても、上記「1.第1態様」の「(4)透過率調整層形成工程」の項に記載した内容と同様とすることができるため、ここでの説明は省略する。
本態様の階調マスクの製造方法における半透明膜形成工程は、上記半透明膜形成用層をパターン状にエッチングし、半透明膜を形成する工程である。
なお、レジストを形成する方法およびレジストを除去する方法については、上記「1.第1態様」の「(1)遮光膜形成工程」の項に記載した内容と同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
本工程において用いられるエッチング液としては、少なくとも上記半透明膜形成材料をエッチングすることができるものであれば良く、上記透過率調整層形成材料が耐性を有し、上記半透明膜形成材料をエッチングすることができる半透明膜形成材料用エッチング液であっても良く、上記透過率調整層形成材料および半透明膜形成材料をエッチングすることができるエッチング液であっても良い。
本工程においては、なかでも、上記半透明膜形成材料用エッチング液であることが好ましい。上記半透明膜形成材料用エッチング液であることにより、上記半透明膜形成材料および透過率調整層形成材料のうち、上記半透明膜形成材料のみを安定的にエッチングすることができ、上記第1半透明領域および第2半透明領域を精度良く形成することができるからである。
具体的には、上記「1.第1態様」の「(3)半透明膜形成工程」の項に記載した内容と同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
本態様の階調マスクの製造方法は、上述した遮光膜形成工程、積層工程、透過率調整層形成工程、および半透明膜形成工程を少なくともこの順で有するものであるが、必要に応じてその他の工程を有するものであっても良い。
このようなその他の工程としては、上記「1.第1態様」の項に記載した内容と同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
光学研磨された390mm×610mmの合成石英基板上にクロム膜(遮光膜)が厚み100nmで成膜されている常用のマスクブランク上に、市販のフォトレジスト(東京応化工業社製 ip−3500)を厚み600nmで塗布し、120℃に加熱されたホットプレートで15分ベークした後、フォトマスク用レーザ描画装置(マイクロニック社製 LRS11000−TFT3)で、所望の遮光膜中間パターンを描画した。
次に、専用のデベロッパー(東京応化工業社製 NMD3)で現像し、遮光膜用レジストパターンを得た。
次に、レジストパターンをエッチング用マスクとし、クロム膜をエッチングし、さらに残ったレジストパターンを剥膜することで、所望のパターンの遮光膜を得た。クロム膜のエッチングには、市販の硝酸セリウム系ウェットエッチャント(ザ・インクテック社製 MR−ES)を用いた。クロム膜のエッチング時間は、60秒であった。
・ガス流量比 Ar:N2=4:1
・パワー:1.3kW
・ガス圧:3.5mTorr
・ガス流量比 Ar:N2=4:1
・パワー:1.3kW
・ガス圧:3.5mTorr
また、第1半透明領域および第2半透明領域の透過率は、設計上、30%および25%となった。
下記のように半透明膜を成膜した以外は、実施例1と同様にして階調マスクを作製した。
まず、遮光膜が形成された基板について、パターン寸法検査、パターン欠陥検査、必要に応じてパターン修正を行った。次いで、窒化クロム(Cr:含有量60%、N:含有量40%)からなる第1半透明膜形成用層をスパッタリング法にて成膜した。
なお、成膜条件は、実施例1における半透明膜形成用層作成時の条件と同様とした。また、第1半透明膜形成用層の膜厚が34nmであり、透過率が30%となるように設計して成膜した。
その後、パターン状の第1半透明膜形成用層および遮光膜が形成された基板について、パターン寸法検査、パターン欠陥検査、必要に応じてパターン修正を行った。
なお、成膜条件は、実施例1における透過率調整層形成用層作成時の条件と同様とした。また、第2半透明膜形成用層は、膜厚44nmであり、透過率が25%となるように設計して成膜した。
その後第2半透明膜および遮光膜が形成された基板について、パターン寸法検査、パターン欠陥検査、必要に応じてパターン修正を行った。
実施例1および比較例1で示した方法でそれぞれ階調マスクを10枚作製し、その第1半透明領域および第2半透明領域の透過率(%)を測定した。
測定には、紫外・可視分光光度計(日立U-4000等)を用い、波長365nmにおける透過率を、上記合成石英基板をリファレンス(100%)として測定した。結果を、下記表2に示す。
2 … 遮光膜
3 … 半透明膜
4 … 透過率調整層
10 … 階調マスク
11 … 透過領域
12 … 遮光領域
13 … 第1半透明領域
14 … 第2半透明領域
20 … 積層体
32 … 遮光膜形成用層
33 … 半透明膜形成用層
34 … 透過率調整層形成用層
34´ … 半透明膜パターン透過率調整層形成用層
35 … レジスト
Claims (6)
- 透明基板と、
前記透明基板上に直接形成され、遮光膜形成材料からなる遮光膜と、
前記透明基板上に形成され、半透明膜形成材料からなる半透明膜と、
前記半透明膜上に直接形成された透過率調整層形成材料からなる透過率調整層と、を有する階調マスクであって、
前記透明基板からなる透過領域と、前記透明基板および前記遮光膜を少なくとも含む遮光領域と、前記透明基板および前記半透明膜からなる第1半透明領域と、前記透明基板、前記半透明膜および前記透過率調整層からなる第2半透明領域とを備え
前記透過率調整層の波長350nm〜450nmの範囲内の平均透過率が60%以上であることを特徴とする階調マスク。 - 前記半透明膜の波長350nm〜450nmの範囲内の平均透過率が50%未満であることを特徴とする請求項1に記載の階調マスク。
- 前記透過率調整層形成材料が、前記半透明膜形成材料とは選択性エッチングが可能な材料であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の階調マスク。
- 前記遮光膜形成材料が、前記半透明膜形成材料および前記透過率調整層形成材料の一方と同種の材料であることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかの請求項に記載の階調マスク。
- 透明基板と、前記透明基板上に形成され、遮光膜形成材料からなる遮光膜形成用層とを有する積層体の前記遮光膜形成用層をパターン状にエッチングし、遮光膜を形成する遮光膜形成工程と、
前記透明基板上に、前記遮光膜を覆うように、半透明膜形成材料からなる半透明膜形成用層、および前記半透明膜形成材料とは選択性エッチングが可能な透過率調整層形成材料からなる透過率調整層形成用層をこの順で積層する積層工程と、
前記半透明膜形成用層および透過率調整層形成用層をパターン状にエッチングし、半透明膜および前記半透明膜と同パターンである半透明膜パターン透過率調整層形成用層を形成する半透明膜形成工程と、
前記半透明膜パターン透過率調整層形成用層を前記半透明膜形成材料が耐性を有するエッチング液である透過率調整層形成材料用エッチング液によりパターン状にエッチングし、透過率調整層を形成する透過率調整層形成工程と、
を有することを特徴とする階調マスクの製造方法。 - 透明基板と、前記透明基板上に形成され、遮光膜形成材料からなる遮光膜形成用層とを有する積層体の前記遮光膜形成用層をパターン状にエッチングし、遮光膜を形成する遮光膜形成工程と、
前記透明基板上に、前記遮光膜を覆うように、半透明膜形成材料からなる半透明膜形成用層、および前記半透明膜形成材料とは選択性エッチングが可能な透過率調整層形成材料からなる透過率調整層形成用層をこの順で積層する積層工程と、
前記透過率調整層形成用層を前記半透明膜形成材料が耐性を有するエッチング液である透過率調整層形成材料用エッチング液によりパターン状にエッチングし、透過率調整層を形成する透過率調整層形成工程と、
前記半透明膜形成用層をパターン状にエッチングし、半透明膜を形成する半透明膜形成工程と、
を有することを特徴とする階調マスクの製造方法。
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