JP5233599B2 - 電線布線用ヘッド装置及び電線布線装置 - Google Patents

電線布線用ヘッド装置及び電線布線装置 Download PDF

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Description

この発明は、電気接続箱、車両用自動変速機等の諸装置の内部配線構造等、布線された電線を有する電気回路部品を製造するための技術に関する。
従来、電線布線装置のヘッド部の構造として、ストレート孔から電線を供給するもの(特許文献1の従来技術参照)、ガイドローラにて電線を曲げつつ外方へ案内するもの(特許文献1の従来技術、特許文献2参照)等がある。
実公平7−40260号公報 特開平10−224951号公報
しかしながら、前者の従来技術では、ストレート孔から導出された電線は、比較的小さな曲げ半径で曲って布線板上に布線される。このため、電線と布線板との接触部分からヘッド部の移動方向前方で電線が急激に立上がっている。このため、電線を布線板から突出するリブ状部分に巻付けるように布線する場合には、電線のうち布線板から急激に立上がる部分がリブ状部分に巻付けられることになり、電線に浮きが生じ易い。
また、後者の従来技術では、ヘッド部に対する電線の導出方向が一方向に決っているため、縦横に電線を布線する際には、ヘッド部を回転させる構成が必要となる。
そこで、本発明は、ヘッド部からの電線の導出方向を容易に変更でき、かつ、電線を布線する際に電線の浮きをより確実に抑制することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係る電線布線用ヘッド装置は、布線対象物に対して電線を布線するための電線布線用ヘッド装置であって、布線対象物に対して対向して配設されるヘッド部と、前記ヘッド部に向けて電線を送出し可能な電線送出部とを備え、前記ヘッド部に、前記電線の外径よりも大きな内径を有する導出口が形成されると共に、前記導出口よりも手前に前記電線の曲げを許容する曲げ許容空間が形成されたものである。
第2の態様は、前記曲げ許容空間は、前記導出口の中心軸と略一致する中心軸を有する略円孔状空間とされたものである。
第1の態様は、前記電線送出部は、前記電線を前記ヘッド部に向けて送込み可能な状態と、前記電線を、前記ヘッド部を経由して引出し可能な状態とで切替え可能な電線送り機構部を有するものである。
第1の態様は、前記電線送り機構部は、前記電線を挟持及び挟持解除可能なチャック部と、前記チャック部を前記電線の長手方向に沿って上流側位置と下流側位置との間で往復移動させるチャック往復駆動部と、前記チャック部が前記上流側位置へ移動する動作に応じて前記チャック部による挟持動作を行わせると共に前記チャック部が前記下流側位置へ移動する動作に応じて前記チャック部による挟持解除動作を行わせる挟持状態切替部と、を有するものである。
第3の態様に係る電線布線装置は、第1又は第2の態様に係る電線布線用ヘッド装置と、布線対象物を保持可能な布線対象物保持部と、前記電線布線用ヘッド装置を、前記布線対象物に対して相対移動させる布線駆動機構部と、を備える。
第1の態様に係る電線布線用ヘッド装置によると、前記ヘッド部に、前記電線の外径よりも大きな内径を有する導出口が形成されているため、電線の導出方向を容易に変更できる。また、電線送出部より送出された電線を、曲げ許容空間で曲げつつ導出口を通って外部に導出させることができるため、ヘッド部及び布線対象物間の空間と曲げ許容空間との全体で電線を比較的大きな曲げ半径で曲げつつ、当該電線を布線対象物に布線することができる。従って、電線と布線板との接触部分からヘッド部の移動方向前方側で電線と布線板との離間距離を比較的小さくすることができ、電線を布線板から突出するリブ状部分に巻付けるように布線する場合でも、電線の被覆にキズ(線外傷)をつけることなく電線の浮きをなるべく抑制することができる。
また、第2の態様によると、前記曲げ許容空間は、前記導出口の中心軸と略一致する中心軸を有する略円孔状空間であるため、導出口からの電線の導出方向が変更された場合に、それに追随させるようにして曲げ許容空間内での電線の位置を容易に変更することができる。
第1の態様によると、電線送り機構部によって電線を送込むことによって、電線を布線対象物に押付けて電線の浮きをより確実に抑制する状態と、電線布線用ヘッド装置の移動に合わせて外力によって電線を引出す状態とで切替えることができる。
第1の態様によると、チャック往復駆動部によりチャック部を往復移動させれば、電線を送出すことができる。また、チャック往復駆動部によりチャック部を下流側位置に移動させた状態に維持すれば、電線を引出し可能な状態にすることができる。
第3の態様に係る電線布線装置によると、電線布線用ヘッド装置を回転させずとも布線を行うことができ、また、電線の浮きがより確実に抑制された電気回路部品を製造することができる。
{第1実施形態}
以下、第1実施形態に係る電線布線装置及び電線布線用ヘッド装置について説明する。この第1実施形態では、基本概念に係る形態について説明する。図1は電線布線装置10全体を示す説明図であり、図2は布線対象物である布線板の一部を示す概略平面図であり、図3は電線布線用ヘッド装置40を示す概略断面図であり、図4はヘッド部50を示す概略断面図であり、図5はヘッド部50を示す概略平面図である。図4及び図5では、布線作業中における電線Wの様子を示している。
この電線布線装置10は、電線布線用ヘッド装置40と、布線板セット部20と、布線駆動機構部30とを備えている。
布線板セット部20は、布線対象物である布線板24を一定位置及び一定姿勢にて保持する布線対象物保持部として構成されており、所定のベース台12上に固定されている。布線板セット部20における布線板24の保持は、嵌め込み構造或は周知のロック構造等にて実現することができる。
ここで、布線板24は、樹脂等により形成された部材であり、平板状に形成された板状部25の一主面に、複数の突起部26が形成されている。突起部26は、電線Wの布線パターンに応じて当該電線Wを所定の布線パターンにて保持可能な位置に形成されている。そして、電線Wは、曲る位置で突起部26に引っかけられつつ、突起部26間を通って布線されることで、所定の布線パターンに維持されるようになっている。
なお、上記布線板24の他方の主面に電線Wが布線されていてもよい。また、上記布線板24には、リレー、パワー半導体素子等の電気部品、接続端子等(これらについては図示を省略する)が、電線Wに電気的に接続された状態で、実装固定されている。
布線駆動機構部30は、ベース台12上に立設固定された支柱14の上端部に片持ち状に支持されている。この布線駆動機構部30は、サーボモータとボールねじとの組合わせ、或は、リニアモータ等により構成された直線駆動機構部を2つ備えた2軸移動機構として構成されている。この布線駆動機構部30の先端部には、ヘッド取付ブラケット32を介して電線布線用ヘッド装置40が支持されている。そして、布線駆動機構部30の駆動によって、電線布線用ヘッド装置40が布線板セット部20にセットされた布線板24に対してその主面と略平行な平面に沿って移動可能とされている。
なお、本実施形態では、布線板24を一定位置に配設した状態で、電線布線用ヘッド装置40を移動させる例で説明するが、電線布線用ヘッド装置40を一定位置に配設した状態で、布線板24を移動させる構成であってもよい。つまり、布線駆動機構部は、布線板24に対して電線布線用ヘッド装置40を相対的に移動させる構成であればよい。
また、上記支柱14には、電線Wを巻回収容した巻回リール16が回転自在に支持されている。そして、巻回リール16から供給される電線Wが、ガイドレール17a,17bを介して電線布線用ヘッド装置40に連続的に供給されるように構成されている。
電線布線用ヘッド装置40は、電線癖取り部42と、ヘッド部50と、電線送出部60とを有している。そして、巻回リール16から供給された電線Wは、電線癖取り部42から電線送出部60を経由してヘッド部50から導出されるようになっている。
上記電線癖取り部42は、癖取り支持板44と、この癖取り支持板44に回転自在に支持された複数の癖取りローラ46とを有している。複数の癖取りローラ46は、電線Wの供給路に沿って両側で位置をずらしつつ電線Wの供給路を挟むように配設されている。そして、電線Wが複数の癖取りローラ46間を通って供給されることで、電線Wの曲り癖等が除去されるようになっている。
また、電線送出部60は、略筺状のケーシング62と、ケーシング62内に設けられた電線送り機構部64とを有しており、ヘッド部50に対して電線Wを送出し可能に構成されている。
より具体的には、ケーシング62には、上記電線癖取り部42側(上側)に開口する開口部62aが形成されており、電線癖取り部42側から供給される電線は本開口部62aを通って電線送り機構部64に導かれる。電線送り機構部64は、外部より導入された電線Wをヘッド部50に向けて送込み可能な状態と、該電線Wを、ヘッド部50を経由して引出し可能な状態とで切替え可能に構成されている。この電線送り機構部64の具体的な構成例については後に説明する。また、ケーシング62の下端部にも開口部62bが形成されており、電線送り機構部64を経由して供給される電線は、本開口部62bに導かれる。この開口部62bの径寸法は、ヘッド部50の導入口52と同程度又はそれよりも大きく形成されている。
ヘッド部50は、上記開口部62bを閉塞するような位置で、ケーシング62の下端部に垂下状に取付固定されており、布線板セット部20にセットされた布線板24に対して上方から対向して配設されるように構成されている。
ヘッド部50は、略短円柱外観形状に形成されている。このヘッド部50の一端部(上端部)には導入口52が形成されると共に、その他端部(下端部)に導出口54が形成されている。また、前記導入口52よりも手前(電線Wの送り方向上流側)に位置して曲げ許容空間56が形成されている。
導出口54は、電線Wの外径よりも大きな内径を有する円孔状に形成されている。導出口54の内径は、好ましくは、電線を上記曲げ許容空間56で曲げて配設した状態で、電線Wを導出口54の中心軸に対して傾斜した姿勢で配設することができる程度の大きさである。また、導出口54の内径は、電線Wを布線板24に所定の布線パターンにて布線できる程度に電線Wの導出位置をコントロールできる程度には小さいことが好ましい。なお、上記導出口54の内周部には、ルビー等で形成された略環状の滑り部材54aが配設されており、本滑り部材54aによって電線Wと導出口54との摩擦抵抗低減が図られている。
また、上記曲げ許容空間56は、電線Wの曲げを許容すべく、電線Wの外径よりも大きな空間として形成されている。ここでは、曲げ許容空間56は、導出口54の中心軸と略一致する中心軸を有する略円孔状空間に形成されており、その内径は、導出口54の内径よりも大きい。また、この曲げ許容空間56のうち導出口の反対側は、上記導入口52として開口して上記ケーシング62の開口部62bと連通している。
そして、電線送出部60から供給される電線Wが、導入口52から曲げ許容空間56を通って導出口54から外部に導出される構成とされている。
なお、本電線布線装置10における電線布線用ヘッド装置40及び布線駆動機構部30等の各部は、CPU、ROMおよびRAM等を備える一般的なマイクロコンピュータ等によって構成される制御ユニット18によって動作制御される。
このように構成された電線布線装置10では、布線板セット部20に布線板24をセットした状態で、電線Wを供給しつつ布線用ヘッド装置40を布線板24に対して相対移動させることで、電線Wが布線板24に布線される。
本電線布線装置10が布線板24に対して電線Wを布線する動作としては次の2つがある。
一つめは、電線送り機構部64を、電線Wを引出し可能にした状態で布線を行う動作である。この場合、電線Wを布線板24の突起部26等に引っかける等した状態で、布線用ヘッド装置40を布線板24に対して相対移動させれば、電線Wが布線板24上に引出されて当該布線板24上に布線されることとなる。
二つめは、電線送り機構部64を、電線Wをヘッド部50に向けて連続的に送込みつつ布線を行う動作である。ここで連続的に電線Wを送込むとは、電線Wを全く停止させることなく送込む場合だけでなく(第4実施形態参照)、送込み動作を繰返すことで(好ましくは短期間で繰返すことで)電線Wを送込む場合を含む(第2及び第3実施形態参照)。
この場合、電線Wが曲げ許容空間56で曲りつつ導出口54から導出されるように、電線送り機構部64による電線Wの移動速度及び布線駆動機構部30による布線用ヘッド装置40の移動速度のうち少なくとも一方を制御する。つまり、電線Wが曲げ許容空間56で曲りつつ導出口54から導出されるように、電線布線用ヘッド装置40の移動速度よりも早い速度或は同程度の速度で電線Wをヘッド部50に向けて送込むように制御する。これにより、電線Wは布線板24に押付けられつつ布線されることになるので、電線Wの浮きが抑制される。従って、従来例のように、布線用ヘッド装置40を停止させた状態で電線Wを布線板24に押込む動作を不要にすることができ、布線速度の向上及び押付動作による電線Wの損傷を防止することができる。
また、電線送出部60より送出された電線Wは、ヘッド部50と布線板24との間の空間と曲げ許容空間56との全体で比較的大きな曲げ半径で曲げられつつ、布線板24上に供給されて布線される。図6に示すように、電線Wと布線板24との接触部分からヘッド部50の移動方向前方側での電線Wと布線板24との離間距離H1を比較的小さくすることができる。このため、電線Wを突起部26に巻付けるように布線する場合(図2の矢符A参照)でも、布線板24に対する電線Wの浮きは上記離間距離H1程度に小さくすることができ、電線Wの浮きをより確実に抑制することができる。また、曲率半径が大きいため、電線(特に被覆)へのダメージを与えずに布線できる。
ちなみに、図7に示すように、略直線状の導出路502を有するノズル500から電線Wを供給して電線Wを布線する場合、ノズル500から導出された電線Wは比較的小さい曲率半径で曲って布線板24上に供給される。このため、電線Wと布線板24との接触部分からノズル500の移動方向前方側での電線Wと布線板24との離間距離H2は急激に大きくなり、上記離間距離H1よりも明らかに大きくなってしまう。このため、電線Wを突起部26に巻付けるように布線する場合、布線板24に対する電線Wの浮きは上記離間距離H2程度となり、その浮きは比較的大きくなってしまう。また、曲率半径が小さいため、電線が必要以上に曲げられ、被覆が伸びきって破れてしまう(線外傷)。
また、この2つめの動作において、電線Wの布線方向を変更する場合、つまり、電線Wの導出方向を変える場合、導出口54及び曲げ許容空間56は、略円孔状であり、回転対称形状であるため、当該変更に容易に対応できる。つまり、電線Wの導出方向が変更されたとしても、電線Wは、ヘッド部50と布線板24との間の空間と曲げ許容空間56との全体で比較的大きな曲げ半径で曲げられたそのままの形態で、導出口54及び曲げ許容空間56の中心軸周りに回転することとなる(図4及び図5において、実線、1点鎖線、2点鎖線のそれぞれで示す電線W参照)。このため、導出口54からの電線Wの導出方向が変更された場合に、それに追随させるようにして導出口54及び曲げ許容空間56内での電線Wの位置を容易に変更することができる。
上記2つの動作は、電線Wの配線パターンに応じて適宜切替えられる。例えば、電線Wを突起部26で曲げて布線するような部分、及び、電線Wを突起部26間に布線するような部分では、電線Wは突起部26によりその高さ位置が一定に保持されることになるので、その浮きを抑制しつつ布線することが好ましい。そこで、このような部分では、電線送り機構部64を、電線Wをヘッド部50に向けて送込み可能にした状態で布線を行うのが好ましい。一方、例えば、電線Wを突起部26により保持しない状態で直線状等に布線するような部分では、その部分で電線Wが一定の高さ位置に保持されるわけではないので、電線Wを布線板24に押付けつつ布線する必要性は低い。そこで、このような部分では、電線送り機構部64を、電線Wを引出し可能にした状態で布線を行うことで、電線送り機構部64による送り速度等の制御を不要にすることができる。
いずれの動作においても、ヘッド部50には、電線Wの外径よりも大きな内径を有する導出口54が形成されているため、電線Wの導出方向を導出口54周りの全方位で容易に変更できる。従って、電線Wを布線する際に、布線用ヘッド装置40自体を回転させる必要はない。このため、電線布線装置10の装置構成を簡略化できると共に、布線用ヘッド装置40に対する布線経路の指示、調整を簡素化できる。
以下の、第2〜第4実施形態において、電線送り機構部64のより具体的な構成例を説明する。
{第2実施形態}
図8は第2実施形態に係る電線布線用ヘッド装置140を示す概略断面図である。なお、以降の説明において、既に説明したものと同様構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
この電線布線用ヘッド装置140は、電線癖取り部42と、ヘッド部50と、電線送出部160とを有している。本実施形態では、電線送出部160に関する具体的構成例を説明する。
電線送出部160は、外形略筺状のケーシング162と、ケーシング162内に設けられた電線送り機構部164とを有している。ケーシング162内には、上記ヘッド部50側の開口部162bの手前(電線Wの供給方向上流側)に位置して、電線Wの供給方向上流に面する段部162cが形成されている。ケーシング162のその他の構成は、上記ケーシング62と同様である。
また、ケーシング162内には、上記電線癖取り部42と電線送り機構部164との間に位置して、内部ノズル161が設けられている。内部ノズル161は、電線Wを挿通案内可能な挿通孔161hを有しており、電線癖取り部42を経由して送られる電線Wは、さらに内部ノズル161を経由して電線送り機構部164に供給される。挿通孔161hは両端部において外方開口に向けて順次開口するテーパ状部分を有している。電線Wの供給方向の供給方向下流側に開口するテーパ状部分の開口径は、電線Wの供給方向上流側に開口するテーパ状部分の開口径よりも小さいことが好ましい。電線Wを供給方向上流側に向けて円滑に案内できると共に、電線Wが下流側に向けて戻らないようにするためである。
電線送り機構部164は、チャック部165と、チャック往復駆動部168と、挟持状態切替部170とを有している。
チャック往復駆動部168は、駆動本体部168aと、駆動本体部168aに対して進退可能なロッド部168bとを有している。駆動本体部168aはケーシング162内に取付固定されており、ロッド部168bは電線Wの長手方向に沿って進退可能とされている。このようなチャック往復駆動部168は、エアシリンダ、オイルシリンダ、モータとそのモータの回転駆動力を往復運動に変換するカム機構との組合わせ等により構成される。電線Wの送込み動作を高速化するためには、チャック往復駆動部168はモータとカム機構との組合わせにより構成されていることが好ましい。
ロッド部168bの先端部には、電線Wの供給経路に向けて延びるようにチャック取付ブラケット168cが取付けられている。チャック取付ブラケット168cには、電線Wを挿通可能な挿通孔168hが形成されている。そして、チャック往復駆動部168の駆動により、チャック部165が電線Wの長手方向に沿って電線Wの供給方向上流側位置(図9参照)と同方向下流側位置(図8参照)との間で往復移動可能に構成されている。
チャック部165は、電線Wを把持及び把持解除可能に構成されている。より具体的には、チャック部165は、弾性を有する部材により形成された複数(ここでは2つ)の分割チャック部166を有している。複数の分割チャック部166は、電線Wの長手方向に延びると共に電線Wを挟持可能な姿勢で、チャック取付ブラケット168cのうち挿通孔168hの周囲部分に取付固定されている。そして、チャック部165に内方に向う力が加えられると分割チャック部166が内側に弾性変形して複数の分割チャック部166間で電線Wが挟持される。また、前記内方に向う力が解除されると、複数の分割チャック部166が弾性復帰し、複数の分割チャック部166間に電線Wを挿通可能な空間が形成されて挟持解除状態になる。なお、チャック部165は、3つ以上の分割チャック部材に分割されていてもよい。また、チャック部165のうち電線Wの供給方向下流側の外側面は、当該下流側に向けて外向きに傾斜する傾斜当接面165bに形成されると共に、その傾斜当接面165bの下流側部分に電線Wの供給方向上流側に面する段部165aが形成されている。
また、挟持状態切替部170は、切替ホルダ172と、ホルダ案内支持部174と、ホルダ付勢部176と、上記段部162cとを有している。
切替ホルダ172は、上記チャック部165に外嵌め可能な部材として構成されている。より具体的には、切替ホルダ172は、内部にチャック部165を挿通可能なホルダ挿通孔172hが形成された略筒状部分172aと、略筒状部分172aのうち電線Wの供給方向下流側に形成された鍔部172bとを有している。ホルダ挿通孔172hは、切替ホルダ172がチャック部165に対して電線Wの供給方向上流側に相対的に位置した状態では、分割チャック部166を開いた状態にして挟持解除状態にすると共に、切替ホルダ172が段部165aに当接するまでチャック部165に対して電線Wの供給方向下流側に相対的に位置した状態では、傾斜当接面165bに当接して分割チャック部166を閉じた状態にして挟持状態にできる程度の大きさに設定されている。
また、ホルダ案内支持部174は、ケーシング162内に固定された部材であり、上記切替ホルダ172の略筒状部分172aを挿通可能なホルダ挿通孔174hを有している。切替ホルダ172は、略筒状部分172aがホルダ挿通孔174hに挿通されることで、電線Wの長手方向に沿って移動自在に支持される。この際、鍔部172bがホルダ案内支持部174と段部162cとの間で移動自在な範囲内で、切替ホルダ172は移動自在とされる。
ホルダ付勢部176は、切替ホルダ172を電線Wの供給方向下流側に付勢する部材である。ここでは、ホルダ付勢部176は、コイルバネによって構成されており、ホルダ挿通孔174hの上端部分と切替ホルダ172との間に圧縮状に介在するようにしてホルダ挿通孔174h内に配設されている。
そして、次に説明するように、チャック部165が上流側位置へ移動する動作に応じて切替ホルダ172がチャック部165に対して相対的に下流側へ移動してチャック部165による挟持動作を行わせると共に、チャック部165が下流側位置へ移動する動作に応じて切替ホルダ172がチャック部165に対して相対的に上流側に移動してチャック部165による挟持解除動作を行わせるように構成されている。
この電線送り機構部164の動作を説明する。
まず、電線Wをヘッド部50に向けて送込む動作について説明する。
図8に示すように、ロッド部168bが進出した状態では、チャック部165は下流側位置にあり、切替ホルダ172はチャック部165に対して電線Wの供給方向上流側に相対的に位置している。従って、チャック部165は、挟持解除状態となっている。
この状態から、図9に示すように、ロッド部168bを退避させると、チャック部165が上流側位置に移動する。この際、そのチャック部165の移動に伴い、切替ホルダ172も電線Wの供給方向上流側に移動しようとする。すると、チャック部165が上流側位置に達する直線の位置で、鍔部172bがホルダ案内支持部174の下端部に当接するので、その上流側への移動が抑制される。これにより、切替ホルダ172は、チャック部165に対して電線Wの供給方向下流側に相対移動する。これにより、切替ホルダ172は段部165aに当接するまでチャック部165に対して電線Wの供給方向下流側に相対移動して傾斜当接面165bに当接する。すると、チャック部165は電線Wを挟持した状態になる。
この後、ロッド部168bを進出させると、チャック部165は下流側位置に向けて移動する。この際、切替ホルダ172は、チャック部165に対する摩擦力及びホルダ付勢部176による付勢力によって、チャック部165と共に移動する。従って、チャック部165は、電線Wを把持した状態のままで下流側位置に向けて移動することになる。その移動途中で、図10に示すように、鍔部172bが段部162cに当接し、切替ホルダ172を一定位置に残した状態で、チャック部165が下流側位置に移動する。これにより、図8に示すように、チャック部165の分割チャック部166は原形に弾性復帰し、チャック部165は把持解除状態になる。
このように、ロッド部168bを進退移動させると、チャック部165は上流側位置から下流側位置に向う際に電線Wを送込む。従って、ロッド部168bの進退移動を繰返すことで、電線Wを連続的にヘッド部50に向けて送込むことができる。
また、ロッド部168bを進出させた状態に維持すれば、チャック部165による電線Wの把持解除状態が維持される。これにより、電線送り機構部164を、電線Wを引出し可能にした状態にすることができる。
なお、本電線送り機構部164による電線Wの送り速度は、チャック往復駆動部168の往復駆動速度(単位時間あたりの往復移動回数)によって制御することができ、当該送り速度は、制御ユニット18により制御される。
このように構成された電線送り機構部164によると、上記第1実施形態で述べた作用効果に加えて、チャック往復駆動部168によりチャック部165を往復移動させれば、電線Wを送出すことができる。また、チャック往復駆動部168によりチャック部165を下流側位置に移動させた状態に維持すれば、電線Wを引出し可能な状態にすることができる。これにより、単一の駆動部によって電線送り機構部164を実現でき、低コスト化を図ることもできると共に、電線送り機構部164による電線W送り速度を高速化し易い。
また、電線Wを分割チャック部166により挟持して送込む構成であるため、電線Wとチャック部165との接触面積を大きくして滑りをより確実に防止することができ、電線Wをより確実に送出すことができる。
{第3実施形態}
図11は第3実施形態に係る電線布線用ヘッド装置240を示す概略断面図である。
この電線布線用ヘッド装置240は、電線癖取り部42と、ヘッド部50と、電線送出部260とを有している。本実施形態では、電線送出部260に関する具体的構成例を説明する。
電線送出部260は、外形略筺状のケーシング62と、ケーシング62内に設けられた電線送り機構部264とを有している。このケーシング62内には、上記第2実施形態で説明したものと同様構成の内部ノズル161が設けられている。
電線送り機構部264は、チャック部266と、チャック往復駆動部268と、チャック駆動部270とを有している。
チャック部266は、一対のチャック片266aを有しており、一対のチャック片266aが接近移動されることで電線Wを挟持し、一対のチャック片266aが離間移動されることで、電線Wの挟持を解除可能に構成されている。チャック片266aは、電線Wに対する滑り止めを図るため、ゴム等で形成されていることが好ましい。
チャック駆動部270は、チャック部266に挟持及び挟持解除動作を行わせるように構成されている。すなわち、チャック駆動部270は、一対のチャック片266aを接近及び離隔駆動可能に構成されている。
上記チャック部266及びチャック駆動部270としては、エアシリンダ又はオイルシリンダを駆動源として挟持及び挟持解除を行わせるチャック装置或は電動機を駆動源として挟持及び挟持解除を行わせる電動チャック装置等を用いることができる。
チャック往復駆動部268は、エアシリンダ、オイルシリンダ、リニアモータ、モータとカム機構との組合わせ等により構成されており、チャック駆動部270及びチャック部266を電線Wの供給方向に沿って往復移動可能に支持している。そして、このチャック往復駆動部268の駆動により、チャック部266が電線Wの長手方向に沿って上流側位置と下流側位置との間で往復移動する構成とされている。
上記電線送り機構部264は、制御ユニット18によりチャック駆動部270及びチャック往復駆動部268を次のように制御することで、電線Wをヘッド部50に向けて送込む動作状態と、電線Wを引出し可能な状態とで切替えられる。
すなわち、電線Wをヘッド部50に向けて送込む動作について説明すると、初期状態では、チャック部266は上流側位置にあり、また、チャック部266は挟持解除状態にある。
この状態で、図12に示すように、チャック駆動部270の駆動によりチャック部266の一対のチャック片266aを接近移動させると、一対のチャック片266aが電線Wを挟持した状態となる。
この後、図13に示すように、チャック部266により電線Wを挟持した状態のままで、チャック往復駆動部268の駆動によりチャック部266を下流側位置に向けて移動させる。かかるチャック部266の移動により、電線Wがヘッド部50に向けて送り出される。
チャック部266が下流側位置に移動すると、図14に示すように、チャック駆動部270の駆動により一対のチャック片266aが離間移動し、チャック部266は電線Wの挟持を解除した状態となる。
この後、一対のチャック片266aを離間させた状態のままで、チャック往復駆動部268の駆動によりチャック部266を上流側位置へ移動させると、図11に示す初期状態に戻る。上記一連の動作を繰返すことで、電線Wが連続的に送出されることになる。
また、チャック部266を離間させた状態、つまり、電線解除状態に維持すれば、電線Wを引出し可能な状態にすることができる。
なお、本電線送り機構部264による電線Wの送り速度は、チャック往復駆動部268の往復駆動速度(単位時間あたりの往復移動回数)によって制御することができる。
このように構成された電線送り機構部264によると、上記第1実施形態で述べた作用効果に加えて、チャック往復駆動部268とチャック駆動部270との駆動により、電線Wをヘッド部50に向けて送込み可能な状態と、電線Wを、ヘッド部50を経由して引出し可能な状態とで切替えることができる。
また、チャック駆動部270によってチャック部266を直接的に接近離間移動させると共に、チャック部266及びチャック駆動部270をチャック往復駆動部268によって直接的に往復移動させているため、その構成部品点数削減及び構成の簡素化を図ることができる。
また、電線Wを引出し可能な状態で、チャック駆動部270の駆動により一対のチャック片266aを電線Wから大きく離間移動させた状態とすることができるため、電線Wとチャック片266aとの接触がより確実に防止され、電線Wを円滑に引出すことができる。
また、電線Wをチャック部266により挟持して送込む構成であるため、電線Wとチャック部266との接触面積を大きくして滑りをより確実に防止することができ、電線Wをより確実に送出すことができる。
{第4実施形態}
図15は第4実施形態に係る電線布線用ヘッド装置340を示す概略断面図である。
この電線布線用ヘッド装置340は、電線癖取り部42と、ヘッド部50と、電線送出部360とを有している。本実施形態では、電線送出部360に関する具体的構成例を説明する。
電線送出部360は、外形略筺状のケーシング62と、ケーシング62内に設けられた電線送り機構部364とを有している。ケーシング62内には、上記第2実施形態で説明したものと同様構成の内部ノズル161が設けられている。
電線送り機構部364は、一対の送りローラ366と、ローラ駆動部368と、ローラ回転駆動部370とを有している。
一対の送りローラ366は、略短円柱状に形成されており、ローラ駆動部368及びローラ回転駆動部370による支持下、上記電線Wを両側から挟込み可能な位置に配設されている。送りローラ366のうちの少なくとも外周表面部分は、電線Wに対する滑り止めを図るため、ゴム等で形成されていることが好ましい。
ローラ回転駆動部370は、モータ等により構成されており、上記一対の送りローラ366に対応して一対設けられている。一対のローラ回転駆動部370の回転軸部のそれぞれに、上記一対のローラ366が回転駆動可能に支持されている。そして、各一対のローラ回転駆動部370の駆動により一対の送りローラ366が同期して電線Wを供給方向下流側に向けて送る方向に回転駆動されるようになっている。ローラ回転駆動部370の回転速度は、可変に制御されていることが好ましい。なお、ローラ回転駆動部370として、単一のモータの回転駆動力を、ギヤ機構或はベルト機構等の伝達機構を介して一対のローラ駆動部368に伝達する構成を採用してもよい。
ローラ駆動部368は、ケーシング62内に固定されており、エアシリンダ、オイルシリンダ或は電動機等を駆動源として、上記一対の送りローラ366を一対のローラ回転駆動部370と共に接近及び離間駆動させるように構成されている。そして、このローラ駆動部368の駆動により、一対の送りローラ366を接近移動させることで、一対の送りローラ366の間に電線Wが挟持され、一対の送りローラ366を離間移動させることにより、一対の送りローラ366間での電線Wの挟持が解除されるように構成されている。
上記電線送り機構部364は、制御ユニット18によりローラ駆動部368を次のように制御することで、電線Wをヘッド部50に向けて送込む動作状態と、電線Wを引出し可能な状態とで切替えられる。
すなわち、電線Wをヘッド部50に向けて送込む動作について説明すると、初期状態では、一対の送りローラ366は離間された状態、つまり、電線Wの挟持を解除した状態にある。また、一対の送りローラ366は、ローラ回転駆動部370の駆動により常に回転した状態とされている。
この状態で、図16に示すように、ローラ駆動部368の駆動により、一対の送りローラ366を接近移動させると、一対の送りローラ366により電線Wが挟持された状態となる。そして、ローラ回転駆動部370の駆動によって回転される一対の送りローラ366により電線Wの供給方向下流側に向けて連続的に送られるようになる。
また、ローラ駆動部368の駆動により、一対の送りローラ366を離間移動させた状態、つまり、一対の送りローラ366による電線Wの挟持を解除した状態に維持することで、電線Wを引出し可能な状態にすることができる。
なお、本電線送り機構部364による電線Wの送り速度は、ローラ回転駆動部370による回転速度を制御することによって可変に制御することができる。
なお、上記説明では、一対の送りローラ366間が常に回転しているとして説明したが、一対の送りローラ366を離間させた状態では一対の送りローラ366の回転を停止させ、一対の送りローラ366を接近させた状態で一対の送りローラ366を回転させるように制御してもよい。
このように構成された電線送り機構部364によると、上記第1実施形態で述べた作用効果に加えて、ローラ駆動部368の駆動により、電線Wをヘッド部50に向けて送込み可能な状態と、電線Wを引出し可能な状態とで切替えることができる。
また、一対の送りローラ366を接近離間移動させるだけで、上記状態の切替えを行うことができるため、部品点数削減及び構成の簡素化を図ることができる。
また、電線Wを引出し可能な状態で、ローラ駆動部368の駆動により一対の送りローラ366を電線Wから大きく離間移動させた状態とすることができるため、電線Wと一対の送りローラ366との接触がより確実に防止され、電線Wを円滑に引出すことができる。
また、電線Wが一対の送りローラ366の回転により送出されるため、その送出しの高速化が可能になる。
第1実施形態に係る電線布線装置全体を示す説明図である。 布線対象物である布線板の一部を示す概略平面図である。 電線布線用ヘッド装置を示す概略断面図である。 ヘッド部を示す概略断面図である。 ヘッド部を示す概略平面図である。 布線される電線と布線板との関係を示す説明図である。 布線される電線と布線板との関係を示す説明図である。 第2実施形態に係る電線布線用ヘッド装置を示す概略断面図である。 同上の電線布線用ヘッド装置の動作を示す説明図である。 同上の電線布線用ヘッド装置の動作を示す説明図である。 第3実施形態に係る電線布線用ヘッド装置を示す概略断面図である。 同上の電線布線用ヘッド装置の動作を示す説明図である。 同上の電線布線用ヘッド装置の動作を示す説明図である。 同上の電線布線用ヘッド装置の動作を示す説明図である。 第3実施形態に係る電線布線用ヘッド装置を示す概略断面図である。 同上の電線布線用ヘッド装置の動作を示す説明図である。
符号の説明
10 電線布線装置
20 布線板セット部
24 布線板
30 布線駆動機構部
40,140,240,340 電線布線用ヘッド装置
50 ヘッド部
54 導出口
56 曲げ許容空間
60,160,260,360 電線送出部
64,164,264,364 電線送り機構部
165,266 チャック部
166 分割チャック部
168,268 チャック往復駆動部
170 挟持状態切替部
172 切替ホルダ
174 ホルダ案内支持部
176 ホルダ付勢部
270 チャック駆動部
366 送りローラ
368 ローラ駆動部
370 ローラ回転駆動部
W 電線

Claims (3)

  1. 布線対象物に対して電線を布線するための電線布線用ヘッド装置であって、
    布線対象物に対して対向して配設されるヘッド部と、
    前記ヘッド部に向けて電線を送出し可能な電線送出部とを備え、
    前記ヘッド部に、前記電線の外径よりも大きな内径を有する導出口が形成されると共に、前記導出口よりも手前に前記電線の曲げを許容する曲げ許容空間が形成され
    前記電線送出部は、前記電線を前記ヘッド部に向けて送込み可能な状態と、前記電線を、前記ヘッド部を経由して引出し可能な状態とで切替え可能な電線送り機構部を有し、
    前記電線送り機構部は、
    前記電線を挟持及び挟持解除可能なチャック部と、前記チャック部を前記電線の長手方向に沿って上流側位置と下流側位置との間で往復移動させるチャック往復駆動部と、前記チャック部が前記上流側位置へ移動する動作に応じて前記チャック部による挟持動作を行わせると共に前記チャック部が前記下流側位置へ移動する動作に応じて前記チャック部による挟持解除動作を行わせる挟持状態切替部と、を有する、電線布線用ヘッド装置。
  2. 請求項1記載の電線布線用ヘッド装置であって、
    前記曲げ許容空間は、前記導出口の中心軸と略一致する中心軸を有する略円孔状空間である、電線布線用ヘッド装置。
  3. 請求項1又は2記載の電線布線用ヘッド装置と、
    布線対象物を保持可能な布線対象物保持部と、
    前記電線布線用ヘッド装置を、前記布線対象物に対して相対移動させる布線駆動機構部と、
    を備える電線布線装置。
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