JP5233117B2 - 鍵盤装置 - Google Patents

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この発明は、電子ピアノなどの電子鍵盤楽器に用いられる鍵盤装置に関する。
例えば、電子ピアノなどの電子鍵盤楽器においては、アコ―スティックピアノの鍵タッチ感に近似した鍵タッチ感を得るために、鍵の下側に錘を有するハンマー部材を上下方向に回動可能に設け、鍵の押鍵操作に伴ってハンマー部材がその錘の重量に抗して回動することにより、鍵に所定のアクション荷重を付与するように構成したものがある。
このような電子鍵盤楽器では、押鍵操作時にハンマー部材がその錘の重量に抗して上下方向に回動して鍵に所定のアクション荷重を付与するだけであるため、押鍵操作時に鍵荷重が急激に重くなって急激に軽くなる鍵タッチ、つまり押鍵操作時に鍵荷重が急激に抜ける所謂レットオフの鍵タッチを得ることができず、アコ―スティックピアノに近似した鍵タッチが得られないという問題がある。
そこで、従来の電子鍵盤楽器においては、特許文献1に記載されているように、鍵盤シャーシの後端部に、ローラが板ばねに取り付けられたクリック付与部材を設け、押鍵操作時にハンマー部材の後端部がクリック付与部材の板ばねのばね力に抗してローラを乗り越えることにより、押鍵操作時に鍵荷重が急激に抜けるレットオフの鍵タッチが得られるように構成している。
特開平06−230770号
しかしながら、このような従来の電子鍵盤楽器では、ハンマー部材の後方に位置する鍵盤シャーシの後端部にクリック付与部材を設けているため、楽器全体の奥行きが長くなり、楽器全体が大型化するという問題があるほか、クリック付与部材が板ばねにローラを設けた構成であるから、構造が複雑で、部品点数も多く、組立て作業が煩雑で面倒であるという問題もある。
この発明が解決しようとする課題は、部品点数が少なく、組立て作業性も良く、装置全体が大型化せず、アコ―スティックピアノに近似した鍵タッチを得ることができる鍵盤装置を提供することである。
この発明は、上記課題を解決するために、次のような構成要素を備えている。
請求項1に記載の発明は、鍵盤シャーシと、この鍵盤シャーシ上に上下方向に回動可能に設けられた鍵と、この鍵の下側に対応して設けられ、前記鍵の押鍵動作に伴って回動変位して該鍵にアクション荷重を付与するハンマー部材とを備えた鍵盤装置において、
前記ハンマー部材の前端部には、ハンマー当接部が設けられるとともに、当該ハンマー当接部の上面には回転部材が突出して設けられる一方、前記鍵には、前記ハンマー当接部が前記鍵の前後方向に移動可能に挿入される保持孔部を有するハンマー連結部が設けられ、
押鍵操作時に、前記回転部材が前記ハンマー連結部の前記保持孔部内における上面を転動しながら、当該上面における前記鍵の前側に位置する前端部を乗り越えることを特徴とする鍵盤装置である。
請求項に記載の発明は、前記ハンマー連結部の前記保持孔部内の上面における前記鍵の前側に位置する前端部に、押鍵操作時に前記回転部材が乗り越えることにより前記鍵に負荷を付与する突起部が設けられていることを特徴とする請求項に記載の鍵盤装置である。
請求項に記載の発明は、鍵盤シャーシと、この鍵盤シャーシ上に上下方向に回動可能に設けられた鍵と、この鍵の下側に対応して設けられ、前記鍵の押鍵動作に伴って回動変位して該鍵にアクション荷重を付与するハンマー部材とを備えた鍵盤装置において、
前記ハンマー部材の前端部にはハンマー当接部が設けられる一方、前記鍵には、前記ハンマー当接部が前記鍵に対して前後方向に移動可能に挿入される保持孔部を有するハンマー連結部が設けられるとともに、当該保持孔部内の上面における前記鍵の前側に位置する前端部には回転部材が回転自在にかつ下側及び前側方向に突出して設けられ、
押鍵操作時に、前記回転部材が前記ハンマー当接部の上面を転動しながら、当該上面における前記鍵の後側に位置する後端部を乗り越えることを特徴とする鍵盤装置である。
請求項に記載の発明は、前記ハンマー当接部の上面における前記鍵の後側に位置する後端部に、押鍵操作時に前記回転部材が相対的に乗り越えることにより前記鍵に負荷を付与する突起部が設けられていることを特徴とする請求項に記載の鍵盤装置である。
この発明によれば、押鍵操作に伴ってハンマー部材のハンマー当接部が鍵のハンマー連結部の保持孔部内で移動しながら、鍵のハンマー連結部がハンマー当接部を押し下げることにより、ハンマー部材が上下方向に回動するときに、鍵荷重が急激に重くなるアクション荷重を付与し、この状態でハンマー連結部の保持孔部の内面とハンマー当接部とが相対的に移動する一方の移動面に設けられた回転部材が、他方の移動面を相対的に転動してこの他方の移動面の端部を相対的に乗り越えるときに、鍵荷重を急激に重くし、回転部材が他方の移動面の端部を相対的に乗り越えたときに、鍵荷重を急激に軽くすることができる。
これにより、押鍵操作時に鍵荷重が急激に抜けるレットオフの鍵タッチを得ることができるので、より一層、アコ―スティックピアノに近似した鍵タッチを得ることができると共に、ハンマー連結部の保持孔部の内面とハンマー当接部とが相対的に移動する一方の移動面に回転部材を設けるだけの簡単な構造であるから、部品点数が少なく、組立て作業性も良く、装置全体の奥行きが長くならず、装置全体の小型化をも図ることができる。
(実施形態1)
以下、図1〜図5を参照して、この発明を適用した電子鍵盤楽器の実施形態1について説明する。
この電子鍵盤楽器は、図1および図2に示すように、合成樹脂製の鍵盤シャーシ1と、この鍵盤シャーシ1上に上下方向に回動可能に設けられた合成樹脂製の複数の鍵2(白鍵と黒鍵、ただしこの実施形態1では白鍵について説明する。)と、この複数の鍵2にそれぞれアクション荷重を付与する複数のハンマー部材3と、各鍵2の押鍵操作に応じてそれぞれ電気信号を出力するスイッチ部4とを備えている。
鍵盤シャーシ1は、楽器本体の本体ケースであり、この鍵盤シャーシ1の前端部(図1では右端部)には、図1および図2に示すように、鍵2の前端部に対応する前側搭載部5が底部から上方に突出して設けられている。この前側搭載部5上には、鍵2の前端部内に挿入して鍵2の横振れを防ぐための鍵ガイド部6が上方に突出して設けられている。また、この前側搭載部5の後端部には、前側立上り部7が前側搭載部5の上面から上方に高く設けられており、この鍵盤シャーシ1の後端部には、後側立上り部8が底部から前側搭載部5よりも高く設けられている。
この鍵盤シャーシ1の前側立上り部7と後側立上り部8との上部間には、図1および図2に示すように、後側搭載部10が設けられている。この後側搭載部10の前側下部(図1では右側下面)には、後述するハンマー支持部11が設けられており、このハンマー支持部11には、ハンマー部材3を上下方向に回動可能に支持するための支持軸12が設けられている。また、この後側搭載部10の中間部における上部には、スイッチ基板13が取り付けられており、このスイッチ基板13上には後述するスイッチ部4が設けられている。さらに、この後側搭載部10の後側上部(図1では左側上部)上には、鍵支持部14が上方に突出して設けられており、この鍵支持部14には、鍵2の後端部を回動可能に支持するための鍵支持軸15が設けられている。
鍵2は、図1および図2に示すように、その後端部(図1では左端部)の両側面に鍵取付孔部16が設けられ、この鍵取付孔部16が鍵盤シャーシ1の後側搭載部10上に設けられた鍵支持部14の鍵支持軸15に回動可能に取り付けられ、これにより鍵支持軸15を中心に上下方向に回動するように構成されている。この場合、鍵2は、図1および図2に示すように、細長いほぼ角筒形状をなし、その内部が中空で下側に開放された断面矩形状に形成され、その内部における前部側(図1では右端部側)に鍵ガイド部6が下側から挿入し、この鍵ガイド部6によって横振れしないように構成されている。
また、この鍵2の中間部には、スイッチ押圧部17が鍵盤シャーシ1上に設けられたスイッチ基板13の各スイッチ部4に対応して設けられている。このスイッチ押圧部17の前部側には、ハンマー部材3の前端部(図1では右端部)に設けられた後述するハンマー当接部28を鍵2の前後方向に移動可能に連結するハンマー連結部18が鍵盤シャーシ1の前側搭載部5上に向けて垂下された状態で設けられている。
この場合、スイッチ部4は、図1および図2に示すように、スイッチ基板13の上面に配置されたゴムシートを備えている。このゴムシートには、ドーム状の膨出部が各鍵2のスイッチ押圧部17にそれぞれ対応して形成されている。この膨出部内には、高さの異なる一対の可動接点が設けられており、これに対応するスイッチ基板13上には、一対の固定接点が一対の可動接点にそれぞれ接離可能に離間対向して設けられている。これにより、スイッチ部4は、図2に示すように、押鍵操作時に鍵2のスイッチ押圧部17によって膨出部が押圧されたときに、膨出部が弾性変形して一対の可動接点が一対の固定接点に時間差をもって順に接触することにより、鍵タッチの強さに応じたスイッチ信号を出力するように構成されている。
一方、ハンマー部材3は、図1および図2に示すように、金属製のハンマー本体20と合成樹脂製のハンマーホルダ21とを有し、このハンマーホルダ21がハンマー本体20の前部側(図1では右側)に設けられたホルダ取付部22に取り付けられ、この状態でハンマーホルダ21が、鍵盤シャーシ1の前側立上り部7に設けられた開口部7a内に挿入した状態で、鍵盤シャーシ1の後側搭載部10の前側下部に設けられたハンマー支持部11の支持軸12に上下方向に回動自在に保持されるように構成されている。
これにより、ハンマー部材3は、ハンマー本体20の後端部(図1では左端部)に設けられた錘部23の重量によって、ハンマー本体20が図1において反時計回りに付勢されて、ハンマー本体20の後端部が鍵盤シャーシ1の後端底部に設けられたフェルトなどの下限ストッパ24に当接することにより、ハンマー本体20が下限位置に規制されるように構成されている。また、このハンマー部材3は、ハンマー本体20が錘部23の重量に抗して時計回りに回動したときに、図2に示すように、ハンマー本体20の後端部が鍵盤シャーシ1の後側搭載部10における後端下面に配置されたフェルトなどの上限ストッパ25に当接することにより、ハンマー本体20が上限位置に規制されるように構成されている。
この場合、ホルダ取付部22は、図1に示すように、その下部側に開放されたほぼコ字形状に形成されている。ハンマーホルダ21は、図1および図2に示すように、鍵盤シャーシ1の後側搭載部10の前側下部に設けられたハンマー支持部11の支持軸12に上下方向に回動可能に保持される軸受部26と、この軸受部26をハンマー本体20のホルダ取付部22に装着する装着部27とを備えている。軸受部26は、図1および図2に示すように、全体がほぼ逆C字形状に形成され、その中心部にハンマー支持部11の支持軸12が回動可能に挿入するように構成されている。装着部27は、全体がほぼコ字形状に形成され、その内部に軸受部26が一体に設けられた構成になっている。
また、このハンマー部材3は、図1および図2に示すように、ハンマー本体20の前端部(図1では右端部)が、後側搭載部10の下側から鍵盤シャーシ1の前側立上り部7に設けられた開口部7aを通して、前側搭載部5の上方(図1では右側)に突出し、この突出した前端部にハンマー当接部28が設けられ、このハンマー当接部28が鍵2のハンマー連結部18に設けられた保持孔部29内に鍵2の前後方向に移動可能に挿入されて保持され、これによりハンマー本体20が鍵2の押鍵動作に連動してハンマー支持部11の支持軸12を中心に上下方向に回動するように構成されている。
すなわち、ハンマー当接部28は、図3および図4に示すように、ハンマー本体20の前端部に鍵2の前側に突出した状態で設けられてハンマー連結部18の保持孔部29内に挿入する挿入部30と、この挿入部30の前端に設けられてハンマー連結部18の保持孔部29内を摺動する摺動部31とからなり、全体がほぼL字形状に形成されている。この場合、挿入部30は、上下方向の長さが保持孔部29内の上下方向の長さに対しほぼ半分の長さに形成されている。摺動部31は、その上下方向の長さが保持孔部29内の上下方向の長さよりも少し短い長さで、前後方向(図3では左右方向)の長さが保持孔部29内の前後方向の長さに対しほぼ半分の長さに形成されている。
このハンマー当接部28の摺動部31の上端部には、図3および図4に示すように、ローラ32が上方に突出した状態で回転自在に取り付けられている。このローラ32は、鍵2が押鍵されて摺動部31の下面がハンマー連結部18の保持孔部29内における下面に接触して摺動するときに、保持孔部29内の上面を転動して、図4に示すように、保持孔部29内の上面における鍵2の前側に位置する前端部29aを乗り越えるように構成されている。
次に、このような電子鍵盤楽器の作用について説明する。
通常は、図1に示すように、ハンマー部材3のハンマー本体20が錘部23の重量によってハンマー支持部11の支持軸12を中心に、図1において反時計回りに付勢され、これによりハンマー本体20の後端部が下限ストッパ24に当接してハンマー部材3が下限位置に規制されている。このときには、ハンマー本体20のハンマー当接部28が鍵2のハンマー連結部18における保持孔部29内に鍵2の前後方向に移動可能に挿入されて保持された状態で、ハンマー当接部28が上限に位置することにより、このハンマー当接部28によって鍵2が押し上げられて上限位置に規制されている。
この状態で、ハンマー部材3の錘部23の重量に抗して鍵2を押鍵操作すると、その鍵2が鍵盤シャーシ1の後端部の鍵支持軸15を中心に、図1において時計回りに回動する。このときには、鍵2が鍵ガイド部6によってガイドされるので、鍵2が横振れすることなく上下方向に回動して、鍵2のハンマー連結部18が下方に移動する。これにより、ハンマー連結部18の保持孔部29内に挿入されたハンマー本体20のハンマー当接部28が押し下げられる。
このときには、ハンマー当接部28の摺動部31の上部に設けられたローラ32が保持孔部31内の上面を鍵2の前方に向けて転動する共に、摺動部31の下面が保持孔部31内の下面を摺動する。これに伴って、ハンマー部材3のハンマー本体20が、ハンマーホルダ21の軸受部26を保持するハンマー支持部11の支持軸12を中心に、図1において時計回りに回動する。
このように、鍵2が押されてハンマー部材3がその錘23の重量に抗して回動し始めると、図5にa線で示すように、鍵荷重が急激に重くなり、鍵2がある程度押し下げられると、図5にb線で示すように、鍵荷重がほぼ一定になり、更に鍵2が押し下げられると、鍵2のスイッチ押圧部17がスイッチ部4を押圧するので、図5にc線で示すように、鍵荷重が更に少し重くなる。
この状態で、鍵2が更に押し下げられると、図4に示すように、ハンマー当接部28の摺動部31の上部に設けられたローラ32が保持孔部31内の上面を鍵2の前方に向けて転動して、保持孔部31内の上面における前端部29aに到達し、この前端部29aを乗り越えようとするので、図5にd線で示すように、更に鍵荷重が急激に重くなる。すなわち、ローラ32が保持孔部29内の上面における前端部29aを乗り越えるときには、図3に示すように、保持孔部29の前端部29aに対するローラ32の反力が斜め上後方に向けて発生し、その反力における垂直方向の抗力が大きく、この垂直方向の抗力が鍵荷重として作用する。
そして、摺動部31のローラ32が保持孔部31内の上面における前端部29aを乗り越えると、図4に示すように、保持孔部29の前端部29aに対するローラ32の反力が斜め上後方に向けて発生するが、その反力の抗力が鍵2の回動中心である鍵支持軸15に向き、その抗力の向きが図3の場合に対し大きく変わり、垂直方向に作用する力が大幅に小さくなる。このため、図5にe線で示すように、鍵荷重が急激に軽くなり、摺動部31の下面が図4に示すように保持孔部29内の下面から上方に浮き上がる。これにより、鍵荷重が急激に抜けるレットオフの鍵タッチが得られる。この後、鍵2が最も押し下げられると、ハンマー部材3が上限ストッパ25に当接するので、図5にf線で示すように、再び鍵荷重が急激に重くなる。
この後、鍵2から指を離して鍵2が初期位置に戻る離鍵時には、ハンマー部材3の錘部23の重量によってハンマー部材3が図2において反時計回りに回動する。このときには、図5にg線で示すように、鍵荷重が急激に軽くなる。この後、ハンマー部材3が図2において反時計回りに回動して、ハンマー本体20のハンマー当接部28における摺動部31のローラ32が鍵2のハンマー連結部18の保持孔部31内における上面の前端部29aを乗り越える。
このときには、摺動部31の下面が保持孔部29内の下面に接近しながら、摺動部31のローラ32が保持孔部29内の上面における前端部29aを回転して乗り越えるので、摩擦抵抗が小さく、軽い鍵荷重でスムースに乗り越えることができる。この後、摺動部31のローラ32が保持孔部29内の上面に沿って転動すると共に、摺動部31の下面が保持孔部29内の下面に沿って移動するので、図5にh線で示すように、鍵荷重が緩やかに軽くなる。
そして、ハンマー部材3が図2において反時計回りに更に回動して、鍵2が更に押し上げられるときには、鍵2のスイッチ押圧部17がスイッチ部4によって押し上げられるので、図5にi線で示すように、鍵荷重が更に少し軽くなる。この後は、ハンマー部材3が一定のモーメントで回動するので、図5にj線で示すように、鍵荷重がほぼ一定になり、ハンマー部材3が下限ストッパ24に当接すると、図5にk線で示すように、再び鍵荷重が急激に軽くなる。これにより、鍵2はハンマー部材3の回動に伴って反時計回りに回動して、図1に示す初期位置に戻る。
このように、この電子鍵盤楽器によれば、押鍵操作に伴ってハンマー部材3のハンマー当接部28が鍵2のハンマー連結部18の保持孔部29内を移動しながら、鍵2のハンマー連結部18がハンマー当接部28を押し下げることにより、ハンマー部材3が上方向に回動するときに、鍵荷重が急激に重くなるアクション荷重を付与し、この状態でハンマー当接部28のローラ32がハンマー連結部18の保持孔部29内における上面を転動してこの上面の前端部29aを乗り越えるときに、鍵荷重を急激に重くし、ローラ32が保持孔部29内の上面における前端部29aを乗り越えたときに、鍵荷重を急激に軽くすることができる。
これにより、押鍵操作時に鍵荷重が急激に抜けるレットオフの鍵タッチを得ることができるので、より一層、アコ―スティックピアノに近似した鍵タッチを得ることができると共に、離鍵時にハンマー当接部28のローラ32が保持孔部31内の上面の前端部29aを軽い鍵荷重でスムースに乗り越えて保持孔部29内の上面を転動するので、押鍵操作時のような鍵荷重の大きな変化が生じることがなく、これによってもアコ―スティックピアノに近似した鍵タッチを得ることができる。
また、この電子鍵盤楽器では、鍵2のハンマー連結部18の保持孔部29内に挿入して摺動するハンマー部材3のハンマー当接部28にローラ32を設けるだけの構成であるから、従来例のように板ばねにローラを設けたクリック付与部材に比べて、構造が簡単で、部品点数も少なく、組立て作業性が良いほか、従来例のようなクリック付与部材をハンマー部材3の後方に位置する鍵盤シャーシ1上に設ける必要がないので、装置全体の奥行きを短くすることができ、これにより装置全体の小型化をも図ることができる。
(実施形態2)
次に、図6〜図8を参照して、この発明を適用した電子鍵盤楽器の実施形態2について説明する。なお、図1〜図5に示された実施形態1と同一部分には同一符号を付して説明する。
この電子鍵盤楽器は、鍵2のハンマー連結部18の保持孔部29内における上面の前端部に突起部35を設けた構成であり、これ以外は実施形態1とほぼ同じ構成になっている。
すなわち、この突起部35は、図7および図8に示すように、ハンマー連結部18の保持孔部29内の上面における前端部、つまり鍵2の前側に位置する前端部に、その下側に向けて少し突出して設けられ、押鍵操作時にハンマー当接部28のローラ32が乗り越えることにより鍵2に負荷を付与するように構成されている。
このような電子鍵盤楽器では、実施形態1と同様、押鍵操作に伴ってハンマー部材3のハンマー当接部28が鍵2のハンマー連結部18の保持孔部29内を移動しながら、鍵2のハンマー連結部18がハンマー当接部28を押し下げることにより、ハンマー部材3が上方向に回動するときに、鍵荷重が急激に重くなるアクション荷重を付与し、この状態でハンマー当接部28のローラ32がハンマー連結部18の保持孔部29内における上面を転動して、この保持孔部29内における上面の前端部に設けられた突起部35を乗り越えるときに、突起部35の突出した分だけ、実施形態1よりも鍵荷重を急激に重くすることができ、ローラ32が突起部35を乗り越えたときに、実施形態1よりも鍵荷重を急激に軽くすることができる。
すなわち、突起部35は、図7および図8に示すように、ハンマー連結部18の保持孔部29内の上面における前端部に、その下側に向けて少し突出して設けられているので、鍵2を弱い力で押鍵操作したときに、ローラ32が突起部35をゆっくり乗り上げることにより、確実に鍵荷重を重くすることができると共に、ローラ32が突起部35をゆっくり乗り越えたときに、確実に鍵荷重を軽くすることができ、これにより弱い力で押鍵操作したときに、確実に鍵荷重が抜けるレットオフの鍵タッチが得られる。
このように、この電子鍵盤楽器によれば、実施形態1と同様の作用効果があるほか、鍵2のハンマー連結部18の保持孔部29内における上面の前端部に突起部35を設けたので、弱い力で押鍵操作したときにローラ32が突起部35をゆっくり乗り越えることにより、実施形態1よりも確実に鍵荷重を大きく変化させることができ、これにより鍵荷重の変化が大きいレットオフの鍵タッチを得ることができるので、弱い力で押鍵操作したときに実施形態1よりも確実にアコ―スティックピアノに近似した鍵タッチを得ることができる。
(実施形態3)
次に、図9〜図12を参照して、この発明を適用した電子鍵盤楽器の実施形態3について説明する。この場合にも、図1〜図5に示された実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明する。
この電子鍵盤楽器は、ハンマー当接部28の上面に設けられたローラ32に代えて、鍵2のハンマー連結部18の保持孔部29内における上面の前端部にローラ40を設けた構成であり、これ以外は実施形態1とほぼ同じ構成になっている。
この場合、ハンマー部材3のハンマー当接部28は、実施形態1と同様、ハンマー本体20の前端部に鍵2の前側に突出した状態で設けられてハンマー連結部18の保持孔部29内に挿入する挿入部30と、この挿入部30の前端に設けられてハンマー連結部18の保持孔部29内を摺動する摺動部31とからなり、全体がほぼL字形状に形成されている。この挿入部30も、上下方向の長さが保持孔部29内の上下方向の長さに対しほぼ半分の長さに形成されている。摺動部31は、その上下方向の長さが保持孔部29内の上下方向の長さとほぼ同じ長さで、前後方向(図3では左右方向)の長さが保持孔部29内の前後方向の長さに対しほぼ半分の長さに形成されている。
また、ハンマー連結部18の保持孔部29内における上面の前端部、つまり鍵2の前側に位置する上面の前端部には、図11および図12に示すように、収納凹部41が下面および前面に開放されて設けられており、この収納凹部41内には、ローラ40が下側および前側に少し突出した状態で回転自在に設けられている。これにより、ローラ40は、鍵2が押鍵されてハンマー当接部28の摺動部31の下面がハンマー連結部18の保持孔部29内における下面に接触して摺動するときに、摺動部31の上面を相対的に転動して、図12に示すように、摺動部31の上面における鍵2の後側に位置する後端部31aを乗り越えるように構成されている。
このような電子鍵盤楽器では、ハンマー部材3の錘部23の重量に抗して鍵2を押鍵操作すると、その鍵2が鍵盤シャーシ1の後端部の鍵支持軸15を中心に、図1において時計回りに回動して、鍵2のハンマー連結部18が下方に移動することにより、ハンマー連結部18の保持孔部29内に挿入されたハンマー本体20のハンマー当接部28が押し下げられる。このときには、摺動部31の下面が保持孔部31内の下面に沿って鍵2の前後方向に摺動すると共に、ハンマー連結部18の保持孔部29内における上面に設けられたローラ40がハンマー当接部28の摺動部31の上面を鍵2の前方に向けて相対的に転動する。
これに伴って、ハンマー部材3のハンマー本体20が、ハンマーホルダ21の軸受部26を保持するハンマー支持部11の支持軸12を中心に、図1において時計回りに回動する。このように、鍵2が押されてハンマー部材3がその錘23の重量に抗して回動し始めると、実施形態1と同様、鍵荷重が急激に重くなり(図5のa線参照)、鍵2がある程度押し下げられると、鍵荷重がほぼ一定になり(図5のb線参照)、更に鍵2が押し下げられると、鍵2のスイッチ押圧部17がスイッチ部4を押圧するので、鍵荷重が更に少し重くなる(図5のc線参照)。
この状態で、鍵2が更に押し下げられると、図12に示すように、保持孔部29内の上面に設けられたローラ40がハンマー当接部28の摺動部31の上面を鍵2の前方に向けて相対的に転動して、摺動部31の上面における後端部31aに到達し、この後端部31aを乗り越えようとするので、図11に示すように、ローラ40に対する摺動部31の上面における後端部31aの反力が、実施形態1と同様、斜め上後方に向けて発生し、その反力における垂直方向の抗力が大きいことにより、鍵荷重が急激に重くなる(図5のd線参照)。
そして、保持孔部29内のローラ40がハンマー当接部28の摺動部31の上面における後端部31aを乗り越えると、図12に示すように、ローラ32に対する摺動部31の上面における後端部31aの反力における抗力が鍵2の回動中心である鍵支持軸15に向き、その抗力の向きが図11の場合に対し大きく変わり、垂直方向に作用する力が大幅に小さくなる。このため、実施形態1と同様、鍵荷重が急激に軽くなり(図5のe線参照)、ハンマー当接部28の摺動部31の下面が保持孔部29内の下面から浮き上がる。これにより、鍵荷重が急激に抜けるレットオフの鍵タッチが得られる。この後、鍵2が最も押し下げられると、ハンマー部材3が上限ストッパ25に当接するので、再び鍵荷重が急激に重くなる(図5のf線参照)。
この後、鍵2から指を離して鍵2が初期位置に戻る離鍵時には、ハンマー本体20の錘部23の重量によってハンマー部材3が図10において反時計回りに回動する。このときには、実施形態1と同様、鍵荷重が急激に軽くなる(図5のg線参照)。この後、ハンマー部材3が図10において反時計回りに回動して、ハンマー本体20のハンマー当接部28における摺動部31の後端部31aを鍵2のハンマー連結部18の保持孔部31内における上面のローラ40が乗り越える。
このときには、摺動部31の下面が保持孔部29内の下面に接近しながら、摺動部31のローラ32が保持孔部29内の上面における前端部29aを回転して相対的に乗り越えるので、摩擦抵抗が小さく、軽い鍵荷重でスムースに乗り越えることができる。この後、摺動部31のローラ32が保持孔部29内の上面を相対的に転動すると共に、摺動部31の下面が保持孔部29内の下面に沿って移動するので、実施形態1と同様、鍵荷重が緩やかに軽くなる(図5のh線参照)。
そして、ハンマー部材3が図10において反時計回りに更に回動して、鍵2が更に押し上げられるときには、鍵2のスイッチ押圧部17がスイッチ部4によって押し上げられるので、鍵荷重が更に少し軽くなる(図5のi線参照)。この後は、ハンマー部材3が一定のモーメントで回動するので、鍵荷重がほぼ一定になり(図5のj線参照)、ハンマー部材3が下限ストッパ24に当接すると、再び鍵荷重が急激に軽くなる(図5のk線参照)。これにより、鍵2はハンマー部材3の回動に伴って反時計回りに回動して、図9に示す初期位置に戻る。
このように、この電子鍵盤楽器によれば、押鍵操作に伴ってハンマー部材3のハンマー当接部28が鍵2のハンマー連結部18の保持孔部29内を移動しながら、鍵2のハンマー連結部18がハンマー当接部28を押し下げることにより、ハンマー部材3が上方向に回動するときに、鍵荷重が急激に重くなるアクション荷重を付与し、この状態でハンマー連結部18の保持孔部29b内における上面に設けられたローラ40が、ハンマー当接部28の摺動部31の上面を相対的に転動して、摺動部31の上面の後端部31aを乗り越えるときに、鍵荷重を急激に重くし、ローラ40が摺動部31の上面の後端部31aを乗り越えたときに、鍵荷重を急激に軽くすることができる。
これにより、実施形態1と同様、押鍵操作時に鍵荷重が急激に抜けるレットオフの鍵タッチを得ることができるので、より一層、アコ―スティックピアノに近似した鍵タッチを得ることができると共に、離鍵時に保持孔部31内の上面に設けられたローラ40が、ハンマー当接部28の摺動部31の後端部31aを相対的に軽い鍵荷重でスムースに乗り越えて摺動部31の上面を相対的に転動するので、実施形態1と同様、押鍵操作時のような鍵荷重の大きな変化が生じることがなく、これによってもアコ―スティックピアノに近似した鍵タッチを得ることができる。
また、この電子鍵盤楽器では、ハンマー部材3のハンマー当接部28が挿入して移動する鍵2のハンマー連結部18の保持孔部29内における上面に収納凹部41を設け、この収納凹部41内にローラ40を回転自在に設けただけの構成であるから、実施形態1と同様、従来例のように板ばねにローラを設けたクリック付与部材に比べて、構造が簡単で、部品点数も少なく、組立て作業性が良いほか、従来例のようなクリック付与部材をハンマー部材3の後方に位置する鍵盤シャーシ1上に設ける必要がないので、装置全体の奥行きを短くすることができ、これにより装置全体の小型化をも図ることができる。
(実施形態4)
次に、図13〜図15を参照して、この発明を適用した電子鍵盤楽器の実施形態4について説明する。この場合には、図9〜図12に示された実施形態3と同一部分に同一符号を付して説明する。
この電子鍵盤楽器は、ハンマー当接部28の摺動部31における上面の後端部に突起部45を設けた構成であり、これ以外は実施形態3とほぼ同じ構成になっている。
すなわち、この突起部45は、図14および図15に示すように、ハンマー当接部28の摺動部31の上面における後端部、つまり鍵2の後側に位置する後端部に、その上側に向けて少し突出して設けられ、押鍵時にハンマー連結部18の保持孔部29内の上面に設けられたローラ40が相対的に乗り越えることにより鍵2に負荷を付与するように構成されている。
このような電子鍵盤楽器では、押鍵操作に伴ってハンマー部材3のハンマー当接部28が鍵2のハンマー連結部18の保持孔部29内を移動しながら、鍵2のハンマー連結部18がハンマー当接部28を押し下げることにより、ハンマー部材3が上方向に回動するときに、実施形態3と同様、鍵荷重が急激に重くなるアクション荷重を付与し、この状態でハンマー連結部18の保持孔部29内における上面のローラ40が、ハンマー当接部28の摺動部31の上面を相対的に転動して、この摺動部31の上面の後端部に設けられた突起部45を乗り越えるときに、突起部45の突出した分だけ、実施形態3よりも鍵荷重を急激に重くすることができ、ローラ40が突起部45を乗り越えたときに、実施形態3よりも鍵荷重を急激に軽くすることができる。
すなわち、突起部45は、図14および図15に示すように、ハンマー当接部28の摺動部31の上面における後端部、つまり鍵2の後側に位置する後端部に、その上側に向けて少し突出して設けられているので、鍵2を弱い力で押鍵操作したときに、ローラ40が突起部45を相対的にゆっくり乗り上げることにより、確実に鍵荷重を重くすることができると共に、ローラ40が突起部45を相対的にゆっくり乗り越えたときに、確実に鍵荷重を軽くすることができ、これにより弱い力で押鍵操作したときに、確実に鍵荷重が抜けるレットオフの鍵タッチが得られる。
このように、この電子鍵盤楽器によれば、実施形態3と同様の作用効果があるほか、特にハンマー当接部28の摺動部31における上面の後端部に突起部45を設けたので、弱い力で押鍵操作したときにローラ40が突起部45を相対的にゆっくり乗り越えることにより、実施形態3よりも確実に鍵荷重を大きく変化させることができ、これにより鍵荷重の変化が大きいレットオフの鍵タッチを得ることができるので、実施形態3よりも確実にアコ―スティックピアノに近似した鍵タッチを得ることができる。
この発明を適用した電子鍵盤楽器の実施形態1を示した断面図である。 図1の電子鍵盤楽器において鍵を押鍵した状態を示した断面図である。 図1のハンマー当接部とハンマー連結部とにおける要部を示した拡大断面図である。 図2のハンマー当接部とハンマー連結部とにおける要部を示した拡大断面図である。 図1の電子鍵盤楽器における鍵ストロークと鍵荷重との特性を示した図である。 この発明を適用した電子鍵盤楽器の実施形態2を示した断面図である。 図6のハンマー当接部とハンマー連結部とにおける要部を示した拡大断面図である。 図7において鍵を押鍵したときの要部を示した拡大断面図である。 この発明を適用した電子鍵盤楽器の実施形態3を示した断面図である。 図9の電子鍵盤楽器において鍵を押鍵した状態を示した断面図である。 図9のハンマー当接部とハンマー連結部とにおける要部を示した拡大断面図である。 図10のハンマー当接部とハンマー連結部とにおける要部を示した拡大断面図である。 この発明を適用した電子鍵盤楽器の実施形態4を示した断面図である。 図13のハンマー当接部とハンマー連結部とにおける要部を示した拡大断面図である。 図14において鍵を押鍵したときの要部を示した拡大断面図である。
符号の説明
1 鍵盤シャーシ
2 鍵
3 ハンマー部材
4 スイッチ部
18 ハンマー連結部
28 ハンマー当接部
29 保持孔部
29a 保持孔部の前端部
30 挿入部
31 摺動部
31a 摺動部の後端部
32、40 ローラ
35、45 突起部

Claims (4)

  1. 鍵盤シャーシと、この鍵盤シャーシ上に上下方向に回動可能に設けられた鍵と、この鍵の下側に対応して設けられ、前記鍵の押鍵動作に伴って回動変位して該鍵にアクション荷重を付与するハンマー部材とを備えた鍵盤装置において、
    前記ハンマー部材の前端部には、ハンマー当接部が設けられるとともに、当該ハンマー当接部の上面には回転部材が突出して設けられる一方、前記鍵には、前記ハンマー当接部が前記鍵の前後方向に移動可能に挿入される保持孔部を有するハンマー連結部が設けられ、
    押鍵操作時に、前記回転部材が前記ハンマー連結部の前記保持孔部内における上面を転動しながら、当該上面における前記鍵の前側に位置する前端部を乗り越えることを特徴とする鍵盤装置。
  2. 前記ハンマー連結部の前記保持孔部内の上面における前記鍵の前側に位置する前端部には、押鍵操作時に前記回転部材が乗り越えることにより前記鍵に負荷を付与する突起部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の鍵盤装置。
  3. 鍵盤シャーシと、この鍵盤シャーシ上に上下方向に回動可能に設けられた鍵と、この鍵の下側に対応して設けられ、前記鍵の押鍵動作に伴って回動変位して該鍵にアクション荷重を付与するハンマー部材とを備えた鍵盤装置において、
    前記ハンマー部材の前端部にはハンマー当接部が設けられる一方、前記鍵には、前記ハンマー当接部が前記鍵に対して前後方向に移動可能に挿入される保持孔部を有するハンマー連結部が設けられるとともに、当該保持孔部内の上面における前記鍵の前側に位置する前端部には回転部材が回転自在にかつ下側及び前側方向に突出して設けられ、
    押鍵操作時に、前記回転部材が前記ハンマー当接部の上面を転動しながら、当該上面における前記鍵の後側に位置する後端部を乗り越えることを特徴とする鍵盤装置。
  4. 前記ハンマー当接部の上面における前記鍵の後側に位置する後端部には、押鍵操作時に前記回転部材が相対的に乗り越えることにより前記鍵に負荷を付与する突起部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の鍵盤装置。
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