JP5232440B2 - 転写部構造及び転写具 - Google Patents

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本発明は、平坦な被転写体に転写媒体を直線状に快適に転写することができ、また、意図する曲線状に転写することができ、あるいは曲面状や凹凸状の被転写体に転写でき、用途の汎用性に富んだ転写部構造及び転写具に関する。
基材に転写媒体を塗布した転写テープを巻装した送出軸部と、送出軸部から送り出され、被転写体上に転写媒体を転写した後の基材を巻き取る巻取軸部と、送出軸部と巻取軸部との間の基材の搬送経路上に設けた転写部とを筐体に有した転写具が知られている。
昨今では、この種の転写具においては、直線状に転写媒体を転写するのみではなく、意図する曲線状や蛇行状に転写するなど、使用者の用途も多様化し、それに対応させるよう市場からの要請がある。
意図する曲線状や蛇行状に転写させる技術としては、例えば以下の特許文献1〜3が知られている。
特開平8−2187号公報 特開平8−290699号公報 特開2006−123255公報
しかしながら、上記した特許文献1〜3など含めた従来のものは、全て、平坦な被転写体に転写することを前提としており、例えば被転写体の転写面が曲面状や凹凸状となっている場合まで想定していない。
つまり、特許文献1〜3など含めた従来の意図する曲線状や蛇行状に転写するように構成された転写具は、曲面状や凹凸状の被転写体に、基材の幅方向全域の転写媒体を転写できなかった。また、大きく曲線状や蛇行状に転写することができても、小さな曲線状や細かい蛇行状に転写させることが困難であった。
小さな曲線状や細かい蛇行状に転写させることが困難な理由は、曲線状や蛇行状に動く転写部に、前述コシの強い基材が追従しきれず、転写テープの脱線や皺や折れなどが生じるからである。
一方、被転写体の転写面が曲面状や凹凸状となっている場合に転写が困難な理由は、転写部が被転写体の転写面に追従して変形しないこと、基材の厚みや幅及び材質に基づく柔軟性の低さ(以下、コシが強いという)、搬送方向の張力などにより、被転写体に転写テープを密着させることが困難だからである。
本発明が解決しようとする問題は、特許文献1〜3など従来の構成では、意図する小さい曲線状や細かい蛇行状に転写することができず、ましてや曲面状や凹凸状の被転写体に転写することができず、用途の汎用性に欠けるという点である。
上記課題を解決するために本発明は、筐体に対して固定して設けられ、被転写体に押し付けた状態で引く操作を行うことで被転写体に転写媒体を転写する第1ローラと、この第1ローラに対して移動、被転写体に押し付けた状態で押す操作を行うことで被転写体に転写媒体を転写する第2ローラと、この第2ローラを被転写体に臨むように被転写体の転写位置に出現させて該第2ローラを使用する位置と、該第2ローラを被転写体の転写位置から退避させて前記第1ローラを使用する位置との間で該第2ローラを出退移動させる切替部と、を備えると共に、前記第2ローラにより被転写体に転写媒体を転写する際に、転写媒体が前記第1ローラ上を搬送される基材から剥離して、該第2ローラに転写され、該第2ローラに転写された転写媒体が被転写体に転写されるよう、少なくとも第2ローラの周面と基材とに離型処理が施され、これら基材と第2ローラとの離型性の強さの関係が、基材の反転写媒体塗布面、基材の転写媒体塗布面、第2ローラの周面、の順であることとした。
まず、本願で言う「離型」とは、樹脂成型技術における金型からの抜け離れを意味するのではなく、転写媒体の基材あるいは第2ローラからの剥離を意味する。すなわち、「離型処理が施される」とは、転写媒体が粘着強度を維持したまま対象物から剥離するような処理が該対象物に施されているか、それ自体が剥離しやすい材質である又は剥離しやすい材料を含んでいることを意味し、「離型性の強さ」とは、対象物からの転写媒体の剥離しやすさ(剥離しやすいほど強い)を意味する。
また、「弾性変形」とは、被転写体への所定圧力に応じて該被転写体の表面形状に沿って変形し、後に速やかな弾性復元を伴うことを意味する。すなわち「弾性変形し得る材料」とは、圧力に応じて被転写体の表面形状に沿って変形するだけでは足らず、例えば被転写体への転写位置を通過後に、速やかに弾性復元するような材料を意味する。
上記構成の本発明の転写部構造及び転写具は次の作用効果を得ることができる。平坦な被転写体において直線状の通常の使用をするときには、切替部により第2ローラを被転写体に臨む位置から退避移動させ、第1ローラにより転写を行う。一方、例えば曲線状や蛇行状に転写する、あるいは曲面状や凹凸状の被転写体に転写するときには、切替部により第2ローラを被転写体に臨む位置に出現移動させ、第2ローラにより転写を行う。
したがって、本発明の転写部構造及び転写具は、通常よく使用する平坦な被転写体に転写媒体を第1ローラにより直線状に快適に転写できるのはもちろんのこと、第1ローラを搬送される基材から転写媒体が第2ローラに分離して転写されることで、基材のコシの強さや張力の影響を受けることがなくなり、よって、意図する曲線状や蛇行状に転写することができ、用途の汎用性に富んだものとすることができる。
そして、本発明の転写部構造及び転写具は、第2ローラに弾性材料を採用した場合は、被転写体の曲面や凹凸に応じて第2ローラが弾性変形するから、曲面状や凹凸状の被転写体に転写媒体を転写することができ、さらに意図する小さい曲線状や細かい蛇行状に転写することができ、より一層用途の汎用性に富んだものとすることができる。
本発明の転写部構造及び転写具は、図1〜図4に示す形態により実施可能である。図1〜図3は、本発明の転写部構造の第1形態構造を示す。図4は第3形態構造を示す。なお、第1形態において全形態と共通する基本的な概略構成を説明し、また、第2形態以降、第1形態と重複する説明は省略して異なる構成のみ説明する。
(第1形態)
本発明の転写具は、筐体内に、基材Bに転写媒体Qが塗布された転写テープPを巻装した送出軸部と、この送出軸部から送り出され、被転写体Sに転写媒体Qを転写した後の基材Bを巻き取る巻取軸部と、これら送出軸部と巻取軸部の間における基材Bの搬送経路上に設けられ、被転写体Sに押しつけることで転写媒体Qを転写し、かつ被転写体S上で押しつけたまま移動させることで該基材Bを送る本発明の転写部構造1(以下、転写部1と記す)と、この転写部1で生じる基材Bの搬送の動力により送出軸部と巻取軸部を連動駆動するギアと、を有する。
本発明の図1〜図3に示す第1形態の転写部1は、第1ローラ11と第2ローラ12とを切替可能に具備した点が特徴であり、詳細には次の構成とされる。筐体には固定的に支持部1Aが設けられている。この支持部1Aは対向状に配置した2枚の例えば板状の部材であり、支持部1A,1A間に第1ローラ11が枢支されている。第1ローラ11は、その回転軸11aが支持部1A,1Aに形成された軸孔1Aaに枢支されている。
また、支持部1A,1Aの対向面とは反対側(以下、外側という)で、第2ローラ12の支持板1Bを、該第2ローラ12の退避位置で留めておくための凸部1Abが形成されている。また、支持部1A,1Aの外側で、軸孔1Aaの近傍には、第2ローラ12の使用位置において前記支持板1Bと当接するストッパ1Acが形成されている。
上記凸部1Abの位置は、第1ローラ11の転写部位を通過した基材Bの直線状の搬送経路を曲げることのない位置に第2ローラ12が配されるように設定している。こうすることで、第1ローラ11の使用時において転写テープPに不要な巻取の付加がかかることを防止できる。
さらに、支持部1A,1Aの軸孔1Aaから突出した、第1ローラ11の回転軸11aには、板状の支持板1Bが該回転軸11aを中心に回転するように設けられている。支持板1Bには、回転軸11aが挿通される挿通孔1Baが形成されている。
この挿通孔1Baが形成された側と反対の端部に、第2ローラ12の回転軸12a軸を枢支すると共に、例えば本形態においては未使用時の該第2ローラ12を退避させておくべく、支持部1Aの凸部1Abと係合する枢支係合孔1Bbが形成されている。
すなわち、本発明の切替部とは、例えば本形態においては、上記の支持部1Aの凸部1Ab、支持板1B及び枢支係合孔1Bbにより構成されていることになる。
そして、第2ローラ12は、上記のとおり回転軸12aが支持板1Bの枢支係合孔1Bbで枢支され、支持板1Bの移動により第1ローラ11の使用位置に出現したり退避したりする。また、第2ローラ12の使用位置は、第1ローラ11の回転軸11aから被転写体Sに向けた垂線から引く方向(図1の紙面右方向)に位置するよう設定しており、したがって、ストッパ1cも支持板1Bがそれ以上に引く方向へ移動しないようにしている。
第2ローラ12の使用位置を上記位置とした理由は、第2ローラ12を使用する際には、押す方向(図1の紙面左方向)に操作するが、このとき、第2ローラ12が、第1ローラ11の回転軸11aから被転写体Sに向けた垂線から押す方向(図1の紙面左方向)に位置すると、被転写体Sから該第2ローラ12が逃げてしまうからである。
また、第2ローラ12は、離型性を備えた材料が必須で採用され、また、望ましくは弾性変形し得る材料、例えばシリコンゴムやフッ素ゴムなどを採用すればよい。第2ローラ12の表面に離型処理を別途に施すならば、第2ローラ12の材料としては、例えば天然ゴム、合成ゴムなどの各種ゴム、ナイロン、ウレタン、軟質ポリエチレンなどの各種樹脂ほか、本形態においては弾性変形に乏しい材料を採用することも可能である。
本形態では、第2ローラ12にシリコンゴムを採用しており、また、基材Bに離型処理が施されている。そして、これら第2ローラ12と基材Bとにおける離型性について言及すると、離型性の強い順に、例えば基材Bにおける転写媒体Qの塗布された側と反対面(基材Bの反転写媒体塗布面)、基材Bにおける転写媒体Qの塗布された面(基材Bの転写媒体塗布面)、第2ローラ12の周面、の順としている。
上記した離型性の強さの順とした理由は、送出軸部で巻装された転写テープPにおいて、基材Bに塗布された転写媒体Qが、基材Bの塗布されてない側(背面)に貼り付く、いわゆるブロッキングが生じることなく、第1ローラ11でも、特に第2ローラ12でも転写媒体Qを被転写体Sへ転写させるためである。
上記構成とされた転写部1は、平坦な被転写体S上直線状に転写媒体Qを転写する場合は、第1ローラ11を用いて転写する。すなわち、通常の使用通り、第1ローラ11を被転写体Sに押しつけた状態で引く(図1の紙面右方向)操作を行う。このとき、支持板1Bの枢支係合孔1Bbと、支持部1Aの凸部1Abとを係合させて、第2ローラ12を被転写体Sへの転写位置から退避させておく。
そして、例えば凹凸状の被転写体S上に転写媒体Qを転写する場合は、第2ローラ12を用いて転写する。すなわち、この場合は、上記通常の使用とは逆で、第2ローラ12を被転写体Sに押しつけた状態で押す(図1の紙面左方向)操作を行う。
このとき、支持板1Bの枢支係合孔1Bbと支持部1Aの凸部1Abとの係合を外し、第2ローラ12を被転写体Sへの転写位置へ出現させる。そして、前記のとおり使用時に筐体を押す(図1の紙面左方向)ことで、支持板1Bは引く方向へ移動しようとするが、この移動はストッパ1Acにより阻止される。
第1ローラ11の回転方向は、通常使用時も凹凸使用時及び曲線転写使用時も変わりなく、一定方向に回転するが、第2ローラ12が被転写体Sへの転写位置に出現しているときには、転写媒体Qが第1ローラ11上を搬送される基材Bから剥離して、一旦第2ローラ12に転写され、第2ローラ12に転写された転写媒体Qが被転写体Sに転写される。
よって、転写テープPにおいては、通常使用時は基材Bと隣接しない側が、凹凸使用時及び曲線転写使用時は基材Bと隣接する側が、それぞれの使用時に被転写体Sに転写されることとなる。第2ローラ12は、凹凸使用時及び曲線転写使用時には被転写体Sに転写される粘着側が一旦転写されることとなる。
つまり、第2ローラ12と基材Bとに、上記した離型性の強い順に離型処理を施しておけば、第1ローラ11を搬送される基材Bから転写媒体Qのみが容易に剥離して第2ローラ12に転写され、かつ第2ローラ12から被転写体Sへ転写媒体Qを確実に転写することができる。
すなわち、第1形態の転写部1は、通常よく使用する平坦な被転写体Sに転写媒体Qを第1ローラ11により直線状に快適に転写できるのはもちろんのこと、この第1ローラ11を切替部により切り替えて第2ローラ12を使用することで、離型性の強さの順の条件に基づいて、転写媒体Qが基材Bから分離されて該転写媒体Qのみが該第2ローラ12に一旦転写され、かつ該第2ローラ12からも容易に剥離(離型)するから、結局、第2ローラ12では基材Bのコシの強さや張力の影響を受けることなく転写媒体Qのみを被転写体Sに転写、つまり意図する曲線状や蛇行状に転写することができ、用途の汎用性に富んだものとすることができる。
また、特に第2ローラ12に弾性材料を採用する場合、転写媒体Qは基材Bから分離されかつ該第2ローラ12からも容易に剥離(離型)することと相俟って、転写媒体Qを、凹凸や曲面などの表面形状とされた被転写体Sへ確実に転写することができる。さらに、弾性材料を採用した場合の第2ローラ12は、弾性変形により軸が傾いてもこの傾きに基材Bの存在しない転写媒体Qが追従するから、曲線状や蛇行状の転写も快適に行える。
さらに、第1形態における支持部1A及び支持板1Bは、使用時に転写テープP又は基材Bが第1ローラ11及び第2ローラ12の周面から脱線を阻止する効果もあり、安定した使用感を得ることができる。
以上のように、第1形態の転写部1は、通常の平坦な被転写体Sに直線状に転写するといった使用時には第1ローラ11により通常の方向への操作をし、この通常の操作状態から第2ローラ12に切り替えて、前記通常とは逆方向へ操作することで、該第2ローラ12により意図する曲線状や蛇行状に転写することのほか、凹凸状や曲面状の被転写体Sに転写することも可能となり、汎用的となる。
(第2形態)
第2形態では、図示しないが、第1ローラ11及び第2ローラ12が弾性変形し得る材料とされることが必須条件とされ、さらに第1ローラ11より第2ローラ12の硬度を低くしている点が上記第1形態とは異なる。第1形態では第1ローラ11の材料や硬さについて特段の条件を設けていないが、第2形態では、第2ローラ12と共に第1ローラ11も弾性変形し得る材料を採用し、その場合は、第2ローラ12よりも硬い(高い)ことを条件としている。
第1ローラ11も弾性変形し得る材料とする理由は、第2ローラ12と共に弾性変形することにより、第2ローラ12の被転写体Sの表面形状に応じた弾性変形がより良好となるからである。
ただし、第1ローラ11が第2ローラ12より軟らかい場合、第2ローラ12の使用時に被転写体Sから受ける応力を第1ローラ11で吸収しすぎて、該第2ローラ12が該被転写体Sの表面形状に応じて弾性変形しない可能性があるから、第1ローラ11は、第2ローラ12よりも硬い(硬度が高い)状態としなければならないのである。
具体的には、第2ローラ12の硬度をショアA型硬度計での計測値35〜60度に設定することが望ましく、このとき、第1ローラ11の硬度は、同硬度計での計測値で5度以上、さらに好ましくは10度以上硬くしておけば、通常使用時の第1ローラ11及び凹凸使用時の第2ローラ12が最も適切に機能する。
まず、第2ローラ12が35度より低いと、該第2ローラ12が軟らかすぎて、筐体から被転写体Sへの押しつけの力までも吸収してしまい、適切に転写媒体Qを転写させることができない可能性がある。また、第2ローラ12が60度より高いと、前記とは逆に、被転写体Sの表面形状に応じて弾性変形しない可能性と、弾性変形させるために多大な力を要する可能性がある。
そして、第2ローラ12の硬度が35〜60度のとき、第1ローラ11の硬度差が5度より低い場合は、筐体から被転写体Sへの押しつけの力を第2ローラ12との接触部位から第1ローラ11が吸収して、第2ローラ12を適切に弾性変形させることができない可能性がある。
したがって、上記のように規定することで、第1ローラ11及び第2ローラの材料に影響されず、第1ローラ11でも快適に通常使用、すなわち直線状に転写することができ、かつ第2ローラ12により通常使用と同様の押しつけ力で、意図する曲線状や蛇行状に転写媒体Qを転写する、あるいは凹凸状や曲面状の被転写体Sへ転写媒体Qを確実に転写することができることとなる。
第1ローラ11の材料としては、例えば、第2ローラ12と同様に、例えばシリコンゴム、フッ素ゴム、天然ゴム、合成ゴムなどの各種ゴム、ナイロン、ウレタン、軟質ポリエチレンなどの各種樹脂を採用すればよい。
(第3形態)
図4に示す第3形態は、第2ローラ12の回転軸12aを枢支する枢支係合孔1Bbを該回転軸12aの傾きを許容する形状とした点が第1形態とは異なり、それ以外は第1形態と同じ構成である。
例えば枢支係合孔1Bbは、図4(a)に示すように、被転写体Sと平行な長孔状としている。こうすることで、第2ローラ12により、意図する蛇行状、例えば図4(b)に示す矢印方向に押す方向に操作して転写する際、図4(b)におけるA方向から見た支持板1Bの枢支係合孔1Bbにおける回転軸12aは図4(c)に示すように前方に移動し、図4(b)におけるB方向から見た支持板1Bの枢支係合孔1Bbにおける回転軸12aは図4(d)に示すように後方に移動する。
このように、本形態の枢支係合孔1Bbとすることで、回転軸12a,12aの両端の傾きが許容されるから、第2ローラ12により、第1形態、第2形態よりさらに転写可能な曲線や蛇行状の用途範囲が広がり、意図する蛇行状に転写することも可能となる。また、この第3形態に、第2ローラ12に弾性材料を採用した形態、あるいは第2形態を採用することで、これら両形態における、例えば凹凸状や曲面状の被転写体Sにおいて小さい曲線状や細かい蛇行状に転写ができるといった作用効果をさらに得ることができる。
なお、以上の第1〜第3形態では、本発明の転写部構造についてのみ説明したが、本発明の転写具は、本発明の転写部構造を採用したものであって、例えば第1〜第3形態を採用しているならば、同様の作用効果を得ることができる。
本発明の転写部構造(転写具)の第1形態(第2形態)を示す図である。 本発明の転写部構造(転写具)の第1形態(第2形態)の図1の正面方向から見た図である。 本発明の転写部構造(転写具)の第1形態(第2形態)における支持部と支持板との関係を示す図である。 本発明の転写部構造(転写具)の第3形態の構成であり、(a)は支持板を、(b)は蛇行使用状況を、(c)(d)は蛇行使用状況下における第2ローラの回転軸の移動を、各々示す図である。
符号の説明
B 基材
Q 転写媒体
P 転写テープ
S 被転写体
1 転写部
1A 支持部
1Ab 凸部
1Ac ストッパ
1B 支持板
1Bb 枢支係合孔
11 第1ローラ
12 第2ローラ

Claims (4)

  1. 筐体内から転写媒体が塗布された基材が送り出され、被転写体上に転写媒体を転写した後の基材が該筐体内に収納される搬送経路上に設けられ、前記筐体外に露出して設けられた転写部構造であって、前記筐体に対して固定して設けられ、被転写体に押し付けた状態で引く操作を行うことで被転写体に転写媒体を転写する第1ローラと、この第1ローラに対して移動し、被転写体に押し付けた状態で押す操作を行うことで被転写体に転写媒体を転写する第2ローラと、この第2ローラを被転写体に臨むように被転写体の転写位置に出現させて該第2ローラを使用する位置と、該第2ローラを被転写体の転写位置から退避させて前記第1ローラを使用する位置との間で該第2ローラを出退移動させる切替部と、を備えると共に、前記第2ローラにより被転写体に転写媒体を転写する際に、転写媒体が前記第1ローラ上を搬送される基材から剥離して、該第2ローラに転写され、該第2ローラに転写された転写媒体が被転写体に転写されるよう、少なくとも前記第2ローラの周面と基材とに離型処理が施され、これら基材と第2ローラとの離型性の強さの関係が、基材の反転写媒体塗布面、基材の転写媒体塗布面、第2ローラの周面、の順であることを特徴とする転写部構造。
  2. 第1ローラ及び第2ローラが弾性変形し得る材料とされ、前記第1ローラより前記第2ローラの硬度が低いことを特徴とする請求項1記載の転写部構造。
  3. 切替部における第2ローラの回転軸を支持する軸孔が、該回転軸の傾きを許容する形状であることを特徴とする請求項1又は2記載の転写部構造。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の転写部構造を有したことを特徴とする転写具。
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