JP6021400B2 - ラベルプリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、ラベルプリンタに関し、特に、帯状台紙からラベルを剥離して発行する剥離発行機能を備えたラベルプリンタに関する。
帯状台紙に仮着されたラベルに印字を施して発行するラベルプリンタの一機能として剥離発行機能が知られている(特許文献1参照)。この機能は、帯状台紙からラベルを剥離した状態で発行するものであり、帯状台紙に仮着したままラベルを発行する通常発行モードと、帯状台紙からラベルを剥離して発行する剥離発行モードとを必要に応じて切り替えることができるようになっている。
図8は、剥離発行機能を備えた従来のラベルプリンタ90の構成を示す模式図であって、(a)は帯状台紙に仮着したままラベルを発行する通常発行モード、(b)は移行状態、(c)は帯状台紙からラベルを剥離して発行する剥離発行モードをそれぞれ示している。また、図9は、図8(c)の剥離発行モードにおけるラベルの剥離不良状態を示す模式図である。
図8(a)〜(c)に示すように、従来のラベルプリンタ90は剥離ユニット91を備えており、通常発行モードと剥離発行モードとの切り替えは剥離ユニット91のスライドによって行われる。剥離ユニット91は、ガイド溝92aに沿ってスライドするスライド部92と、スライド部92に揺動自在に支持され、剥離ローラ(転向ローラともいう)93を回動自在に支持している剥離ローラ支持部94とを備えている。剥離ローラ支持部94は、剥離ローラ93をプリンタ本体側に押し付ける方向に付勢するためのトーションバネ94bを備えている。スライド部92には、プリンタ本体側のガイド溝92aに嵌装されたスライド片92b,92cと、断面が半円形状を有する位置決め片94aが設けられている。
図8(a)には、通常発行モードにおけるスライド片92b,92c及び位置決め片94aの位置が示されている。通常発行モードにおいて剥離ユニット91はスライド範囲の上限に位置している。位置決め部材95の上面95aはスライド方向に対して傾斜面となっているが、剥離ローラ支持部94がプリンタ本体側に押し付けられる方向に付勢されているため、位置決め片94aが位置決め部材95の上面95aに当接することによって剥離ユニット91の下方向へのスライドが制限され、これにより剥離ユニット91は通常発行モードに位置決めされている。
通常発行モードから剥離発行モードへの切り替えは、剥離ユニット91の下方向(矢印A方向)へのスライドによって行われる。図8(b)に示すように、剥離ユニット91を下方向へスライドさせると、位置決め片94aが位置決め部材95の上面95aの傾斜に沿って持ち上がり、規制が解除される。また、位置決め片94aの動きに合わせて剥離ローラ支持部94も付勢力に抗して持ち上がりながら下方向にスライドする。位置決め片94aは、位置決め部材95を乗り越えた後、トーションバネ94bの付勢力によって押し下げられ、位置決め部材95の下面95bに当接する。
図8(c)には、剥離発行モードにおけるスライド片92b,92c及び位置決め片94aの位置が示されている。通常発行モードにおいて剥離ユニット91はスライド範囲の下限に位置している。位置決め部材95の下面95bに位置決め片94aが当接することによって、剥離ユニット91の上方向へのスライドが制限され、剥離ユニット91が剥離発行モードに位置決めされている。なお、位置決め部材95の下面95bは剥離ユニット91のスライド方向に対して直交する面となっている。
剥離発行モードにおいて、剥離ローラ93はプリンタ本体側に押し付けられる方向に付勢されているため、剥離ローラ93はプラテンローラ96に押圧されている。また、位置決め片94aがスライド方向と直交する位置決め部材95の下面95bに当接しているため、剥離ローラ93はプラテンローラ96との接触位置で確実に位置決めされている。サーマルヘッド80(印字手段)によって印字が施されたラベル98は、プラテンローラ96によって帯状台紙99に仮着された状態で送り出されるが、帯状台紙99は剥離板97によって鋭角に折り返される。したがって、ラベル98は帯状台紙99から剥離されて、ラベル98のみが剥離ローラ93の上側から排出され、帯状台紙99は下側から排出される。
このように、従来のラベルプリンタ90は、剥離ユニット自体をスライドさせて通常発行モードと剥離発行モードとの切り換えを行うため、身体に装着した状態や作業用の手袋をした状態でも、通常発行モードと剥離発行モードとの切り換え操作を簡単に行うことができ、操作性を向上させることができる。
特許第4406352号公報
上述した従来のラベルプリンタ90は、長期間の使用によって、サーマルヘッド80から剥離ローラ93までの区間で帯状台紙99のテンションの弛みが発生し、帯状台紙99からラベル98が剥離されないという問題を有する。
上記のように、サーマルヘッド80によって印字されたラベル98を載せた帯状台紙99は、剥離板97及び剥離ローラ93によって鋭角に折り曲げられてそのコースが変換され、ラベル98は帯状台紙99から剥がされる。ラベル98が剥離された帯状台紙99は、剥離ローラ93とプラテンローラ96によって挟持されながら搬送される。
しかし、サーマルヘッド80の印字位置において送り出される帯状台紙99の送り出し量よりも剥離ローラ93とプラテンローラ96との圧接位置において送り出される帯状台紙99の送り出し量が少ない場合、図9に示すように、サーマルヘッド80から剥離ローラ93までの区間で帯状台紙99のテンションの弛みが発生し、帯状台紙99を鋭角に折り曲げられなくなり、帯状台紙99からラベル98が剥離されない不具合(剥離不良)が発生する。
このような送り出し量の不足は、帯状台紙99に加わる種々の摺動負荷によってその走行抵抗が増え、スリップが発生することが原因であり、特に、帯状台紙99に残っている粘着剤や帯状台紙99の搬送コース上に付着した粘着剤による摩擦負荷の影響が大きいと考えられる。したがって、粘着剤の影響を排除し、ラベル印字後の搬送コース内で帯状台紙99が弛まないようにその摺動抵抗を軽減し、剥離ローラ93とプラテンローラ96とによって帯状台紙99を確実に挟持しながら搬送する必要がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、帯状台紙の弛みを防止し、ラベルの剥離不良が防止された信頼性の高いラベルプリンタを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明によるラベルプリンタは、帯状台紙に仮着されているラベルに印字する印字ヘッドと、前記印字ヘッドを通過した前記帯状台紙を第1の方向に送り出すプラテンローラと、前記ラベルを前記帯状台紙から剥離させる剥離ユニットとを備え、前記剥離ユニットは、前記帯状台紙を前記プラテンローラとの間で挟持しながら前記第1の方向とは異なる第2の方向に送り出し、前記帯状台紙から前記ラベルを剥離して発行させる剥離ローラと、前記剥離ローラを回転自在に支持する回転軸を含む剥離ローラ支持部と、前記剥離ローラの回転軸方向の両側に設けられ、前記回転軸上で回転自在に支持された補助ローラを含むことを特徴とする。
本発明によれば、ラベル剥離後の帯状台紙の表面に残る粘着剤が剥離ローラ支持部側へ付着することを抑制することができ、これによりプラテンローラと剥離ローラとによる帯状台紙の送り出しを円滑にすることができる。したがって、帯状台紙のテンションを維持することができ、ラベルの剥離不良を防止することができる。
本発明において、前記剥離ローラ支持部は、前記剥離ローラを回転自在に支持するシャフトを有し、前記補助ローラは、前記シャフトによって回転自在に支持されていることが好ましい。この構成によれば、補助ローラを容易に構成することができる。また、シャフトによって回転自在に支持された剥離ローラを有するラベルプリンタに対して、補助ローラを追加的に設置するだけで、粘着剤対策を簡単に施すことができる。
本発明において、前記補助ローラは非粘着性表面を有することが好ましい。この場合において、非粘着性表面は、フッ素樹脂又はシリコン樹脂のコーティング層からなることが好ましい。補助ローラが非粘着性表面を有する場合には、剥離ローラへの粘着剤の付着を十分に抑制することができ、ラベルの剥離不良を確実に防止することができる。
本発明において、前記剥離ユニットは、前記ラベルを前記帯状台紙に仮着したまま発行する通常発行モード又は前記ラベルを前記帯状台紙から剥離して発行する剥離発行モードに切り替えるモード切替機構をさらに備え、前記モード切替機構は、前記通常発行モードにおいて前記剥離ローラを前記プラテンローラから離間させ、前記剥離発行モードにおいて前記剥離ローラを前記プラテンローラに圧接させることが好ましい。この構成によれば、通常発行モードと剥離発行モードとを切替可能に構成されたラベルプリンタにおいて、ラベルの剥離不良を防止することができ、切替機構や切替動作に影響を与えることなく、粘着剤対策を簡単に施すことができる。
以上のように、本発明によれば、ラベルを剥離した後の帯状台紙に残る粘着剤の影響による帯状台紙の弛みを防止することができ、これによりラベルの剥離不良が防止された信頼性の高いラベルプリンタを提供することができる。
本発明の好ましい実施の形態によるラベルプリンタの構成を示す略斜視図である。 前面パネル4の構成を示す略斜視図である。 剥離ユニット6の構成を示す略斜視図であり、(a)は表面側の構成、また(b)は裏面側の構成をそれぞれ示している。 剥離ユニットのスライド動作を説明するための平面図であり、(a)は通常発行モード、(b)は剥離発行モードをそれぞれ示している。 剥離ユニットの発行状態を示す略側面断面図であって、(a)は通常発行モード、(b)は剥離発行モードをそれぞれ示している。 剥離発行モードにおける帯状台紙の状態を示す略断面図である。 本発明の第2の実施形態によるラベルプリンタの構成であって、特に剥離ユニットの構成を示す断面図である。 図8は、剥離発行機能を備えた従来のラベルプリンタ90の構成を示す模式図であって、(a)は通常発行モード、(b)は移行状態、(c)は剥離発行モードをそれぞれ示している。 図9は、図8(c)の剥離発行モードにおけるラベルの剥離不良状態を示す模式図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施の形態によるラベルプリンタの構成を示す略斜視図である。
図1に示すように、ラベルプリンタ1は、ラベル印字機構及び複数のラベルが間隔を置いて帯状台紙に仮着され、ロール状に巻き回されたラベル連続体(ラベルロール紙)の収容部が内蔵されるプリンタ本体2と、プリンタ本体2の上面に設けられ、印字動作に関する各種入力を行う操作パネル3と、プリンタ本体2の前面の上部側に設けられた前面パネル4と、プリンタ本体2の前面の下部側に設けられた開閉カバー5と、上下にスライド可能な状態で前面パネル4に取り付けられた剥離ユニット6とを備えており、前面パネルと開閉カバー5との間には、印字処理されたラベル及び帯状台紙を排出するための排出口7が設けられている。また、前面パネル4の略中央部には開閉カバー5のロックを解除するオープンレバー8が設けられている。
図2は、前面パネル4の構成を示す略斜視図である。
図2に示すように、前面パネル4の主面には、上記剥離ユニット6をスライド可能に嵌装するための剥離ユニット取付部41が形成されている。剥離ユニット取付部41の側面には剥離ユニット6のスライドをガイドするガイド溝42が設けられている。また、前面パネル4の略中央部には、オープンレバー8が配置される開口43が設けられている。さらに、開口43の両側には長穴44,44がそれぞれ設けられている。この長穴44,44は剥離ユニット6をスライド自在に固定するために用いられるものである。なお、ガイド溝42は、図2に示す剥離ユニット取付部41の一方の側面のみならず、他方の側面にも同様に形成されている。
図3は、剥離ユニット6の構成を示す略斜視図であり、(a)は表面側の構成、また(b)は裏面側の構成をそれぞれ示している。
図3(a)及び(b)に示すように、剥離ユニット6は、ラベルプリンタ1を通常発行モード又は剥離発行モードに切り替えるモード切替機構を有する。剥離ユニット6は、前面パネル4側に設けられたガイド溝42(図2参照)に沿ってスライドするスライド部61と、スライド部61に揺動自在に支持され、剥離ローラ10を回動自在に支持する剥離ローラ支持部62とを備えており、スライド部61と剥離ローラ支持部62との間はラベル排出口63となっている。
スライド部61の略中央部には、オープンレバー8(図1参照)が貫通する開口611が形成されており、スライド部61の側面には、前面パネル4のガイド溝42に嵌装されるスライド片612〜615が設けられている。詳細には、スライド部61の左側の側面には2つのスライド片612,613が設けられており、右側の側面にはスライド片614,615が設けられている。さらに、スライド部61の裏面には2つのボス616,616が設けられている。
ボス616,616は前面パネル4に設けられた長穴44,44(図2参照)にそれぞれ嵌合され、長穴44,44の両端とボス616,616との干渉によって剥離ユニット6のスライド範囲が制限される。また、各ボス616の先端には、剥離ユニット6をそのスライド範囲の両端で固定するための剥離ユニット固定機構が取り付けられる。剥離ユニット固定機構の詳細な説明は省略する。
剥離ローラ支持部62は、剥離ローラ10の回転軸方向と直交する方向に延出された一対のアーム部621を備えており、一対のアーム部621の基端部はスライド部61の側面に対してそれぞれ揺動自在に軸支され、剥離ローラ10はトーションバネ11によってプリンタ本体2側に押し付けられる方向に付勢されている。
剥離ローラ10は摩擦力の高いゴム材などからなり、シャフト622によって回転自在に軸支されている。シャフト622の両端部は一対のアーム部621の先端部にそれぞれ固定されている。剥離ローラ10は、帯状台紙の幅方向の中央部を押圧するようにシャフト622の長手方向の中央部に設けられている。シャフト622は回転せず、剥離ローラ10のみが帯状台紙の送り出しに合わせて回転するように構成されている。
剥離ローラ10の両側には一対の補助ローラ17がそれぞれ設けられている。補助ローラ17はシャフト622によって回転自在に軸支されている。詳細は後述するが、補助ローラ17は、ラベルを剥離した後の帯状台紙の表面に残る粘着剤がシャフト622に付着して帯状台紙の送り出しに対する抵抗となることを防止する役割を果たす。
本実施形態において、補助ローラ17は筒状の部材であり、シャフト622の両端の端部寄りに設けられている。この範囲は、反った帯状台紙13の両端部が特に接触しやすい範囲である。補助ローラ17がシャフト622のこの範囲の表面を覆うことにより、粘着剤の付着を確実に抑制することができる。なお、本実施形態においては、剥離ローラ10と補助ローラ17との間にはマージンがあり、シャフト622は部分的に露出している。このように、補助ローラ17を必要最小限の範囲に設けることにより、部品サイズを縮小することができ、製造コストの低減を図ることができる。ただし、補助ローラ17は、剥離ローラ10の取り付け範囲を除いたシャフト622の露出範囲の全体に設けられていてもよい。
補助ローラ17の外径は剥離ローラ10の外径よりも小さいことが好ましい。この構成によれば、プラテンローラ15と補助ローラ17との間のギャップ幅を広く確保することができる。したがって、帯状台紙13の反りが小さいときには補助ローラ17が帯状台紙13と接触しないようにすることができ、粘着剤の付着をさらに抑制することができる。
さらに、本実施形態による補助ローラ17は、粘着剤の付着を抑制する非粘着性表面を有している。非粘着性表面は、代表的には、フッ素樹脂やシリコン樹脂のコーティングによって実現される。フッ素樹脂としては、例えば、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン(4フッ化))、PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、4フッ化エチレン FEP(テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(4,6フッ化))を挙げることができる。
非粘着性表面は、いわゆるノンスティックコーティングによって実現されてもよい。ノンスティックコーティングは、基材の表面をブラスト処理によって粗面化し、この凹凸面にセラミックを溶射し、凹面(溝部)に非粘着物質(熱硬化性ケイ素系ポリマー)をコーティングする技術である。
図4は、剥離ユニット6のスライド動作を説明するための略斜視図であり、(a)は通常発行モード、(b)は剥離発行モードをそれぞれ示している。また、図5は、剥離ユニット6の発行モードを示す略側面断面図であって、(a)は通常発行モード、(b)は剥離発行モードをそれぞれ示している。
図4(a)及び図5(a)に示すように、通常発行モードの剥離ユニット6は、スライド範囲の上限に位置し、そのスライド動作は後述する剥離ユニット固定機構によってロックされている。また、ラベルロール紙9はプリンタ本体2内に収容されている。通常発行モードでは、剥離ユニット6が排出口7の上方に位置し、印字手段であるサーマルヘッド14によって印字が施されたラベル12は、帯状台紙13に仮着された状態で排出口7から排出される。開閉カバー5側にはプラテンローラ15及び剥離板16が設けられており、帯状台紙13はプラテンローラ15によって搬送されて排出口7より排出される。
図4(b)及び図5(b)に示すように、剥離発行モードの剥離ユニット6は、スライド範囲の下限に位置し、そのスライド動作は剥離ユニット固定機構(不図示)によってロックされている。剥離発行モードでは、排出口7と剥離ユニット6のラベル排出口63とが対向すると共に、排出口7よりも下方において剥離ローラ10がプラテンローラ15と当接した状態となる。
印字手段であるサーマルヘッド14によって印字が施されたラベル12は、帯状台紙13に仮着された状態で排出口7から排出されるが、帯状台紙13は剥離板16によって鋭角に折り返され、ラベル12の送り出し方向(第1の方向)とは異なる図中下向きの方向(第2の方向)に送り出される。したがって、ラベル12は剥離板16によって帯状台紙13から剥離されて、ラベル12のみがラベル排出口63から排出されると共に、ラベル12が剥離された帯状台紙13は、剥離ローラ10の下側から排出される。
図6は、剥離発行モードにおける帯状台紙13の状態を示す略断面図である。
図6に示すように、剥離ローラ10はシャフト622によって回転自在に支持され、ラベル剥離後の帯状台紙13はプラテンローラ15と剥離ローラ10との間で挟持されている。剥離ローラ10は帯状台紙13の幅方向の中央部を圧接しているので、帯状台紙13の幅方向の両端部が上方に反った状態となり、補助ローラ17が存在しない場合にはシャフト622に接触する。このような帯状台紙13がプラテンローラ15の回転方向に送り出されることにより、シャフト622に対して帯状台紙13が摺動する。
ここで、ラベル剥離後の帯状台紙13の表面には、ラベルの粘着剤がわずかに残っている。そのため、補助ローラ17がない従来の構成では、帯状台紙13とシャフト622とが擦れ合うときにこの粘着剤がシャフト622側に転写される。シャフト622の表面に粘着剤が徐々に堆積すると、これが帯状台紙13に対する走行抵抗となり、帯状台紙13の送り出しが正しく行われず、帯状台紙13のテンションの弛みが発生する。
しかし、本実施形態においては、シャフト622の両端部には補助ローラ17が存在しているため、帯状台紙13がシャフト622に直接接触することはない。そして補助ローラ17はシャフト622に対して回転自在であり、帯状台紙13が送り出されて補助ローラ17に対して摺動しようとしても、これに合わせて補助ローラ17も回転するので、帯状台紙13と補助ローラ17とが擦れ合うこともない。したがって、帯状台紙13の表面に残る粘着剤が補助ローラ17側に転写されることを抑制することができる。
さらに、補助ローラ17は非粘着性表面を有しているので、粘着剤の付着をさら抑制することができる。粘着剤の付着が抑制されると、プラテンローラ15と剥離ローラ10との挟持によって帯状台紙13が円滑に送り出され、帯状台紙13のテンションを維持することができる。したがって、剥離発行モードにおける剥離不良を防止することができ、信頼性の高いラベルプリンタを提供することができる。
以上説明したように、本実施形態によるラベルプリンタ1は、帯状台紙からラベルを剥離して発行させる剥離ローラの回転軸方向の両側に設けられた一対の補助ローラを備え、剥離ローラを支持するシャフトが補助ローラに覆われているので、剥離ローラ支持部側への粘着剤の付着を抑制することができる。したがって、プラテンローラと剥離ローラとによる帯状台紙の送り出しを円滑にすることができ、帯状台紙がピンと張った状態を維持することができる。したがって、剥離発行モードにおける剥離不良を防止することができ、信頼性の高いラベルプリンタを提供することができる。
図7は、本発明の第2の実施形態によるラベルプリンタ100の構成であって、特に剥離ユニットの構成を示す断面図である。
図7に示すように、第2の実施形態によるラベルプリンタ100の特徴は、シャフト623が固定ではなく回転自在に支持されており、剥離ローラ10及び補助ローラ18はシャフト623に固定されて一緒に回転する点にある。本実施形態において、補助ローラ18はシャフト623と別の部材からなり、シャフト623に後付けしたものであってもよく、シャフト623の表面に非粘着性表面加工を施したものであってもよい。後者の場合、シャフト自体が補助ローラ18として機能するので、部品点数の削減を図ることができる。
本実施形態によれば、剥離ローラ10、補助ローラ18及びシャフト623が一体化されており、補助ローラ18が剥離ローラ10と共に回転するので、プラテンローラ15による帯状台紙13の送り出しに合わせて、補助ローラ18を回転させることができる。したがって、第1の実施形態と同様、帯状台紙13からシャフト623側への粘着剤の付着を抑制することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態においては、通常発行モードと剥離発行モードとを切り替えて使用することができるラベルプリンタを例に挙げたが、本発明はそのようなラベルプリンタに限定されるものではなく、剥離発行機能のみを備えたラベルプリンタに適用することも可能である。
また、上記実施形態においては、補助ローラ17が完全な円筒体である場合を例に挙げたが、補助ローラ17は例えばコイルバネのような部分的に隙間のある不完全な円筒体であってもかまわない。このような部材であってもシャフトに対して回転自在に設けることができ、シャフトと帯状台紙との接触を阻止することができる。
1 ラベルプリンタ
2 プリンタ本体
3 操作パネル
4 前面パネル
5 開閉カバー
6 剥離ユニット
7 排出口
8 オープンレバー
9 ラベルロール紙
10 剥離ローラ
11 トーションバネ
12 ラベル
13 帯状台紙
14 サーマルヘッド
15 プラテンローラ
16 剥離板
17 補助ローラ
18 補助ローラ
41 剥離ユニット取付部
42 ガイド溝
43 開口
44,44 長穴
61 スライド部
61 スライド部
611 開口
612〜615 スライド片
616 ボス
62 剥離ローラ支持部
621 アーム部
622,623 シャフト
63 ラベル排出口
80 サーマルヘッド
90 ラベルプリンタ
91 剥離ユニット
92 スライド部
92a ガイド溝
92b,92c スライド片
93 剥離ローラ
94 剥離ローラ支持部
94a 位置決め片
94b トーションバネ
95 位置決め部材
95a 位置決め部材の上面
95b 位置決め部材の下面
96 プラテンローラ
97 剥離板
98 ラベル
99 帯状台紙
100 ラベルプリンタ

Claims (3)

  1. 帯状台紙に仮着されているラベルに印字する印字ヘッドと、
    前記印字ヘッドを通過した前記帯状台紙を第1の方向に送り出すプラテンローラと、
    前記ラベルを前記帯状台紙から剥離させる剥離ユニットとを備え、
    前記剥離ユニットは、
    前記帯状台紙を前記プラテンローラとの間で挟持しながら前記第1の方向とは異なる第2の方向に送り出し、前記帯状台紙から前記ラベルを剥離して発行させる剥離ローラと、
    前記剥離ローラを回転自在に支持するシャフトを含む剥離ローラ支持部と、
    前記シャフトの両端部にそれぞれ設けられ、前記シャフトによって回転自在に支持された一対の補助ローラを含み、
    前記補助ローラの外径は前記剥離ローラの外径よりも小さいことを特徴とするラベルプリンタ。
  2. 前記補助ローラは非粘着性表面を有する、請求項1に記載のラベルプリンタ。
  3. 前記剥離ユニットは、前記ラベルを前記帯状台紙に仮着したまま発行する通常発行モード又は前記ラベルを前記帯状台紙から剥離して発行する剥離発行モードに切り替えるモード切替機構をさらに備え、
    前記モード切替機構は、前記通常発行モードにおいて前記剥離ローラを前記プラテンローラから離間させ、前記剥離発行モードにおいて前記剥離ローラを前記プラテンローラに圧接させる、請求項1又は2に記載のラベルプリンタ。
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