JP2014034153A - 記録媒体の巻込み防止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 特に、台紙なしの記録媒体の搬送を円滑に行うことができるができる印字装置における記録媒体の巻込み防止装置を提供する。
【解決手段】 ラベル基材とラベル基材の裏面に露呈した粘着剤層と、を備えた記録媒体32の巻込み防止装置1である。より具体的には、記録媒体を装着する記録媒体装着部と、記記録媒体の表面に印字を施す印字ヘッド37、および長手方向Wの複数個所の円周面に溝2が形成されるとともに、印字ヘッドに対向して回転するプラテンローラ38を有する印字部と、印字部の下流側に設けられたシャフト3と、プラテンローラの溝と前記シャフトとの間に掛け渡された搬送ベルト4と、を備え、印字ヘッドとプラテンローラの間に記録媒体を挟持して搬送しつつ、印字ヘッドにて記録媒体へ印字を施し、さらに、記録媒体を搬送ベルトに載せた状態で下流側に搬送する。
【選択図】 図2
【解決手段】 ラベル基材とラベル基材の裏面に露呈した粘着剤層と、を備えた記録媒体32の巻込み防止装置1である。より具体的には、記録媒体を装着する記録媒体装着部と、記記録媒体の表面に印字を施す印字ヘッド37、および長手方向Wの複数個所の円周面に溝2が形成されるとともに、印字ヘッドに対向して回転するプラテンローラ38を有する印字部と、印字部の下流側に設けられたシャフト3と、プラテンローラの溝と前記シャフトとの間に掛け渡された搬送ベルト4と、を備え、印字ヘッドとプラテンローラの間に記録媒体を挟持して搬送しつつ、印字ヘッドにて記録媒体へ印字を施し、さらに、記録媒体を搬送ベルトに載せた状態で下流側に搬送する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、特に、台紙なしの記録媒体の搬送が必要なプリンタなどの印字装置における記録媒体の巻込み防止装置に関する。
従来、ラベルなど記録媒体に印字を施す印字装置としての(ラベル)プリンタにおいては、帯状に巻回された記録媒体を使用して記録媒体に印字を行っているが、この記録媒体は、大別すると、帯状台紙にラベルが等間隔で仮着された台紙付きの記録媒体と、ラベル基材の裏面に粘着剤層が露呈した、台紙なしラベル、或いは、ライナーレスラベルと称する台紙なしの記録媒体とがある。
前記台紙付き或いは台紙なしの記録媒体とも、サーマルヘッドとプラテンローラとの間に挟持し、サーマルヘッドにて所望の押圧力を掛けた上で、プラテンローラの回転に伴って記録媒体に印字を施しながら搬送するようになっている。
ところで、ライナーレスラベルは、使用後にゴミとなって残る台紙が存在しないという点で優れているが、このライナーレスラベルを発行するとき、台紙付きラベルを剥離発行するラベルプリンタを使用すると、台紙からラベルを剥離させるためのラベル剥離体にライナーレスラベルの糊面が貼り付き、ジャムを発生し易いという問題がある。
上記の問題点を解決するため、コーティング処理された「ラベル剥離体」を移動させるようにした印字装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の「ラベルプリンタ」によれば、台紙付きラベルの剥離発行と、ライナーレスラベルの双方のラベル(記録媒体)の発行を行うことができとともに、ライナーレスラベルを発行するときは、ライナーレスラベルの糊面の貼り付きを防止するコーティング膜が形成されたラベル剥離体を、印字位置を通過して搬送されるライナーレスラベルの糊面から離反した位置に移動させるようになっている(同文献の図3参照)。
しかしながら、ラベル剥離体を搬送方向において移動させたとしても、ラベル剥離体とプラテンローラとの間はゼロとはならず依然として「隙間」が存在するため、巻き癖のついたライナーレスラベルが隙間に入り込む可能性があり、さらに、ライナーレスラベルの糊面がプラテンに引っ付くと益々、隙間へ巻込み易くなるという問題があった。
前記台紙付き或いは台紙なしの記録媒体とも、サーマルヘッドとプラテンローラとの間に挟持し、サーマルヘッドにて所望の押圧力を掛けた上で、プラテンローラの回転に伴って記録媒体に印字を施しながら搬送するようになっている。
ところで、ライナーレスラベルは、使用後にゴミとなって残る台紙が存在しないという点で優れているが、このライナーレスラベルを発行するとき、台紙付きラベルを剥離発行するラベルプリンタを使用すると、台紙からラベルを剥離させるためのラベル剥離体にライナーレスラベルの糊面が貼り付き、ジャムを発生し易いという問題がある。
上記の問題点を解決するため、コーティング処理された「ラベル剥離体」を移動させるようにした印字装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の「ラベルプリンタ」によれば、台紙付きラベルの剥離発行と、ライナーレスラベルの双方のラベル(記録媒体)の発行を行うことができとともに、ライナーレスラベルを発行するときは、ライナーレスラベルの糊面の貼り付きを防止するコーティング膜が形成されたラベル剥離体を、印字位置を通過して搬送されるライナーレスラベルの糊面から離反した位置に移動させるようになっている(同文献の図3参照)。
しかしながら、ラベル剥離体を搬送方向において移動させたとしても、ラベル剥離体とプラテンローラとの間はゼロとはならず依然として「隙間」が存在するため、巻き癖のついたライナーレスラベルが隙間に入り込む可能性があり、さらに、ライナーレスラベルの糊面がプラテンに引っ付くと益々、隙間へ巻込み易くなるという問題があった。
本発明は、上記の問題点に着目して成されたものであり、特に、台紙なしの記録媒体の搬送を円滑に行うことができるができる印字装置における記録媒体の巻込み防止装置を提供することを課題とする。
本発明に係る記録媒体の巻込み防止装置は、ラベル基材と前記ラベル基材の裏面に露呈した粘着剤層と、を備えた記録媒体の巻込み防止装置であって、前記記録媒体を装着する記録媒体装着部と、前記記録媒体の表面に印字を施す印字ヘッド、および長手方向の複数個所の円周面に溝が形成されるとともに、前記印字ヘッドに対向して回転するプラテンローラを有する印字部と、前記印字部の下流側に設けられたシャフトと、前記プラテンローラの溝と前記シャフトとの間に掛け渡された搬送ベルトと、を備え、前記印字ヘッドとプラテンローラの間に前記記録媒体を挟持して搬送しつつ、前記印字ヘッドにて記録媒体へ印字を施し、さらに、記録媒体を搬送ベルトに載せた状態で下流側に搬送することを特徴とする。
また、搬送ベルトは平ベルトとされ、プラテンローラの溝の幅および深さと同様の幅および厚みとすることができる。
また、プラテンローラとシャフトの間に、さらに、搬送ベルトをプラテンローラの溝に案内するガイド体を設けるようにできる。
また、搬送ベルトは平ベルトとされ、プラテンローラの溝の幅および深さと同様の幅および厚みとすることができる。
また、プラテンローラとシャフトの間に、さらに、搬送ベルトをプラテンローラの溝に案内するガイド体を設けるようにできる。
本発明の記録媒体の巻込み防止装置は、記録媒体を装着する記録媒体装着部と、記録媒体の表面に印字を施す印字ヘッド、および長手方向の複数個所の円周面に溝が形成されるとともに、印字ヘッドに対向して回転するプラテンローラを有する印字部と、印字部の下流側に設けられたシャフトと、プラテンローラの溝とシャフトとの間に掛け渡された搬送ベルトと、を備え、印字ヘッドとプラテンローラの間に記録媒体を挟持して搬送しつつ、印字ヘッドにて記録媒体へ印字を施し、さらに、記録媒体を搬送ベルトに載せた状態で下流側に搬送するようにしたので、プラテンローラとシャフトの間に隙間が存在しないため、プラテンローラに記録媒体が巻き込まれる虞がないという効果がある。
また、搬送ベルトを平ベルトとし、プラテンローラの溝の幅および深さと同様の幅および厚みとすれば、プラテンローラの円周面において出っ張ることなく面一状態で嵌合し、もって、プラテンローラの円周面に凸凹が生じないため印字不良が発生しないものである。
また、プラテンローラとシャフトの間に、さらに、搬送ベルトをプラテンローラの溝に案内するガイド体を設けるようにすれば、ガイド体により搬送ベルトが溝に向けて円滑に案内されるようになる。
また、搬送ベルトを平ベルトとし、プラテンローラの溝の幅および深さと同様の幅および厚みとすれば、プラテンローラの円周面において出っ張ることなく面一状態で嵌合し、もって、プラテンローラの円周面に凸凹が生じないため印字不良が発生しないものである。
また、プラテンローラとシャフトの間に、さらに、搬送ベルトをプラテンローラの溝に案内するガイド体を設けるようにすれば、ガイド体により搬送ベルトが溝に向けて円滑に案内されるようになる。
(第1実施形態)
以下、本発明の一実施の形態につき、図1ないし図4に基づいて説明する。
以下、本発明の一実施の形態につき、図1ないし図4に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る記録媒体の巻込み防止装置1が搭載された印字装置31の一実施の形態の構成例を示す概略説明図である。
主に、図1に示すように、「印字装置」としてのラベルプリンタ31は、主に、記録媒体32を装着する記録媒体装着部33と、印字部34と、検出部35と、手切り用カッタ36と、を備える。
主に、図1に示すように、「印字装置」としてのラベルプリンタ31は、主に、記録媒体32を装着する記録媒体装着部33と、印字部34と、検出部35と、手切り用カッタ36と、を備える。
記録媒体32は、主に、図1の拡大図に示すように、ラベル基材32aの裏面に粘着剤層32bが露呈した台紙なしラベル(台紙なしの記録媒体)であり、ロール状に巻回されるとともに、裏面(粘着剤層32b側)には図示省略の検出マークが予め印刷されている。
記録媒体装着部33は、前記記録媒体32を装着する「供給軸」であり、図示省略の筐体に片持ち支持されており、この記録媒体装着部33に装着した記録媒体32を印字部34側に繰り出すようになっている。
印字部34は、「印字ヘッド」としてのサーマルヘッド37と、プラテンローラ(以下、適宜、単に「プラテン」と称する)38とを備え、プラテン38は、ステッピングモータ39との間においてギア40(40a、40b)を介して接続され、所定の回転を行うようになっている。また、サーマルヘッド37は、図示省略の所望の印字データを記録媒体32の表面に印字できるようになっている。
なお、プラテン38には、長手方向Wの複数個所(本実施の形態では、3箇所)の円周面に溝2が形成されている。溝2の詳細については、後述する。
なお、プラテン38には、長手方向Wの複数個所(本実施の形態では、3箇所)の円周面に溝2が形成されている。溝2の詳細については、後述する。
検出部35は、記録媒体装着部33と印字部34の間に設けられるとともに、記録媒体装着部33より印字部34側へ搬送される記録媒体32の裏面に向けて光を照射する発光部35aと、この発光部35aより照射された光を受光する受光部34bとから成る「反射センサ」であり、受光した光量の変化に応じて記録媒体32裏面の検出マーク(図示省略)を検出するようになっている。
手切り用カッタ36は、発行口41付近の図示省略の筐体に形成された「カッタ刃」てあり、発行口41より発行された記録媒体32を手で引き千切る際に用いる。
ここで、巻込み防止装置1につき、説明する。
図2は、図1中、矢示II方向より見た平面図である。なお、説明の都合上、同図において、記録媒体32は、想像線で、また、サーマルヘッド37は、破線にて示してある。
巻込み防止装置1は、主に、シャフト3と、搬送ベルト4とを備える。
シャフト3は、図示省略の筐体に支持されてプラテン38の下流に設けられている。
搬送ベルト4は、平ベルトであり、幅、および厚みはほぼ前記プラテン38の溝2(図3参照)の幅および深さと同様の形状となっている。
そして、この搬送ベルト4は、主に、図4に示すように、前記プラテン38とシャフト3の間、より詳しくはプラテン38の溝2とシャフト3の間に掛け渡すようになっており、ステッピングモータ39の回転がギア40を介して伝達されて回転するプラテン38により発行口41側に搬送されるようになっている。
すなわち、シャフト3とプラテン38との間に掛け渡された搬送ベルト4は、幅、および厚みが溝2の幅および深さと同様の形状になっているので、プラテン38の円周面において出っ張ることなく面一状態で嵌合し、サーマルヘッド37により記録媒体32へ印字を行う際、プラテン38と溝2に嵌合した搬送ベルト4とによりプラテン38の円周面に凸凹が生じないため印字不良は生じないものであり、さらに、プラテン38と発行口41との間に、台紙を搬送方向とは逆方向に転向するための「剥離手段」がなく、したがって「隙間」が存在せず、印字部34で印字を施された記録媒体32は、シャフト3とプラテン38との間に掛け渡された搬送ベルト4によって発行口41へと搬送されるため、プラテン38に巻き込まれる虞はないものである。
なお、発行口41に搬送された記録媒体32は、手切り用カッタ36にて切断されると、印字するため記録媒体32の印字位置を印字部34まで戻す逆搬送を行うが、「隙間」が存在しないため、搬送時と同様、プラテン32に巻き込まれる虞はないものである。
図2は、図1中、矢示II方向より見た平面図である。なお、説明の都合上、同図において、記録媒体32は、想像線で、また、サーマルヘッド37は、破線にて示してある。
巻込み防止装置1は、主に、シャフト3と、搬送ベルト4とを備える。
シャフト3は、図示省略の筐体に支持されてプラテン38の下流に設けられている。
搬送ベルト4は、平ベルトであり、幅、および厚みはほぼ前記プラテン38の溝2(図3参照)の幅および深さと同様の形状となっている。
そして、この搬送ベルト4は、主に、図4に示すように、前記プラテン38とシャフト3の間、より詳しくはプラテン38の溝2とシャフト3の間に掛け渡すようになっており、ステッピングモータ39の回転がギア40を介して伝達されて回転するプラテン38により発行口41側に搬送されるようになっている。
すなわち、シャフト3とプラテン38との間に掛け渡された搬送ベルト4は、幅、および厚みが溝2の幅および深さと同様の形状になっているので、プラテン38の円周面において出っ張ることなく面一状態で嵌合し、サーマルヘッド37により記録媒体32へ印字を行う際、プラテン38と溝2に嵌合した搬送ベルト4とによりプラテン38の円周面に凸凹が生じないため印字不良は生じないものであり、さらに、プラテン38と発行口41との間に、台紙を搬送方向とは逆方向に転向するための「剥離手段」がなく、したがって「隙間」が存在せず、印字部34で印字を施された記録媒体32は、シャフト3とプラテン38との間に掛け渡された搬送ベルト4によって発行口41へと搬送されるため、プラテン38に巻き込まれる虞はないものである。
なお、発行口41に搬送された記録媒体32は、手切り用カッタ36にて切断されると、印字するため記録媒体32の印字位置を印字部34まで戻す逆搬送を行うが、「隙間」が存在しないため、搬送時と同様、プラテン32に巻き込まれる虞はないものである。
なお、シャフト3は、必ずしも回転させる必要はないが、記録媒体32の発行口41への搬送を円滑にするためには、プラテン38と同期をとってシャフト3を回転させることが望ましい。
但し、シャフト3を回転させると、搬送ベルト4はシャフト3の回転に引っ張られることにより伸びて断面積が変わるため、シャフト3を回転させる場合は、搬送ベルト4の厚みおよび幅を溝2の大きさ(深さおよび幅)より若干大きくすることが望ましい。
また、プラテン38と搬送ベルト4の材質、硬度は、同様とすることが望ましい。材質、硬度を同様とすることにより、サーマルヘッド37の加圧点における押圧力を均一にできるものである。
また、搬送ベルト4やシャフト3およびプラテン38の表面には、シリコンやプラズマ被膜等による非粘着加工を施すことにより、記録媒体32の粘着剤層32bが強固に貼り付かないようにしてある。
但し、シャフト3を回転させると、搬送ベルト4はシャフト3の回転に引っ張られることにより伸びて断面積が変わるため、シャフト3を回転させる場合は、搬送ベルト4の厚みおよび幅を溝2の大きさ(深さおよび幅)より若干大きくすることが望ましい。
また、プラテン38と搬送ベルト4の材質、硬度は、同様とすることが望ましい。材質、硬度を同様とすることにより、サーマルヘッド37の加圧点における押圧力を均一にできるものである。
また、搬送ベルト4やシャフト3およびプラテン38の表面には、シリコンやプラズマ被膜等による非粘着加工を施すことにより、記録媒体32の粘着剤層32bが強固に貼り付かないようにしてある。
(第2実施形態)
次に、主に、図5および図6に基づき、第2の実施の形態につき説明する。
なお、以下において、先の実施の形態と同様の部分は同一符号を付すに止め、詳説を省略する。
図5は、巻込み防止装置11部分を拡大して示す概略側面図である。
巻込み防止装置11は、主に、シャフト3と、搬送ベルト12と、ガイド体13と、を備える。
搬送ベルト12は、断面が逆台形形状となっており、傾斜面12aが形成されている。
また、プラテン38に形成される溝14も、搬送ベルト12の断面形状に合わせプラテン38の中心部に向けて細くなる逆台形形状とされており、底面部14aに向けて傾斜面14bが形成されている。なお、溝14の大きさ(深さおよび傾斜面の角度を含む幅状態)は、搬送ベルと12の断面形状とほぼ同様であるが、搬送ベルト12の厚みおよび幅よりも若干小さくすることが望ましい。
次に、主に、図5および図6に基づき、第2の実施の形態につき説明する。
なお、以下において、先の実施の形態と同様の部分は同一符号を付すに止め、詳説を省略する。
図5は、巻込み防止装置11部分を拡大して示す概略側面図である。
巻込み防止装置11は、主に、シャフト3と、搬送ベルト12と、ガイド体13と、を備える。
搬送ベルト12は、断面が逆台形形状となっており、傾斜面12aが形成されている。
また、プラテン38に形成される溝14も、搬送ベルト12の断面形状に合わせプラテン38の中心部に向けて細くなる逆台形形状とされており、底面部14aに向けて傾斜面14bが形成されている。なお、溝14の大きさ(深さおよび傾斜面の角度を含む幅状態)は、搬送ベルと12の断面形状とほぼ同様であるが、搬送ベルト12の厚みおよび幅よりも若干小さくすることが望ましい。
ガイド体13は、プラテン38とシャフト3との間において、シャフト3からプラテン38に掛け渡された搬送ベルト12をプラテン38の溝14に案内する役目を持つものであり、長手方向Wにおける3個所に設けられるとともに、回転するようになっている。なお、図6においては、説明の都合上、1箇所のみに想像線にて示してある。
主に、図6に示すように、ガイド体13は、プラテン38の溝14と同様の傾斜面13aを備えており、かつ、プラテン38の溝14に搬送ベルト12を案内(ガイド)すべく、長手方向Wにおける位置および高さが調整されている。すなわち、プラテン38とシャフト3の間に搬送ベルト12を掛け渡す際(図4参照)、ガイド体13にも掛け渡すものであり、プラテン38およびシャフト3を回転させると、搬送ベルト12が、回転するガイド体13の傾斜面13aを滑りながら溝14の底面部14aに向けて円滑に案内されるとともに、底面部14aに到達した搬送ベルト12をそれ以上、溝14の底面部14aに案内しないよう、ガイド体13により調整されており、プラテン38の円周面に搬送ベルト12が出っ張ることがないようにしてある。
なお、プラテン38およびシャフト3の回転速度により搬送ベルト12の引っ張られる力(張力)が異なり、もって搬送ベルト12の断面形状が変わるため、ガイド体13には、上下方向(図5、図6における上下方向)における位置調整が図れるように、図示省略のガイドレールとネジなどの固定部材が備えられた「位置微調整手段」を設けるようにし、搬送速度を変えた場合、プラテン38の円周面にて搬送ベルト13が出っ張ったり、あるいは、溝14にくぼんだりしないよう「張力調整」を兼ねさせるようにしてもよい。
その他の構成、作用、効果については、先の実施の形態とほぼ同様につき、詳説を省略する。
主に、図6に示すように、ガイド体13は、プラテン38の溝14と同様の傾斜面13aを備えており、かつ、プラテン38の溝14に搬送ベルト12を案内(ガイド)すべく、長手方向Wにおける位置および高さが調整されている。すなわち、プラテン38とシャフト3の間に搬送ベルト12を掛け渡す際(図4参照)、ガイド体13にも掛け渡すものであり、プラテン38およびシャフト3を回転させると、搬送ベルト12が、回転するガイド体13の傾斜面13aを滑りながら溝14の底面部14aに向けて円滑に案内されるとともに、底面部14aに到達した搬送ベルト12をそれ以上、溝14の底面部14aに案内しないよう、ガイド体13により調整されており、プラテン38の円周面に搬送ベルト12が出っ張ることがないようにしてある。
なお、プラテン38およびシャフト3の回転速度により搬送ベルト12の引っ張られる力(張力)が異なり、もって搬送ベルト12の断面形状が変わるため、ガイド体13には、上下方向(図5、図6における上下方向)における位置調整が図れるように、図示省略のガイドレールとネジなどの固定部材が備えられた「位置微調整手段」を設けるようにし、搬送速度を変えた場合、プラテン38の円周面にて搬送ベルト13が出っ張ったり、あるいは、溝14にくぼんだりしないよう「張力調整」を兼ねさせるようにしてもよい。
その他の構成、作用、効果については、先の実施の形態とほぼ同様につき、詳説を省略する。
(第3実施形態)
次に、主に、図7および図8に基づき、第3の実施の形態につき説明する。
なお、以下において、先の実施の形態と同様の部分は同一符号を付すに止め、詳説を省略する。
図7は、巻込み防止装置21部分を拡大して示す概略側面図、図8は、図7中、矢示VIII方向より見た平面図である。
次に、主に、図7および図8に基づき、第3の実施の形態につき説明する。
なお、以下において、先の実施の形態と同様の部分は同一符号を付すに止め、詳説を省略する。
図7は、巻込み防止装置21部分を拡大して示す概略側面図、図8は、図7中、矢示VIII方向より見た平面図である。
巻込み防止装置21は、主に、搬送ベルト12と、ガイド体13と、シャフト22と、を備える。
シャフト22には、外周面の円周方向の表面に凹凸部23が形成されるとともに、長手方向Wの複数個所(本実施の形態では、3箇所)の円周面に溝24が形成されている。
凹凸部23は、台紙なしの記録媒体32の粘着剤層32bが搬送されてきたとき、シャフト22の外周面に記録媒体32が引っ付きにくいように接触面積を小さくするための役割を果たすものである。
なお、シャフト22外周面の凹凸部23の高さ位置(図7における上面部)は、プラテン38の上面部とほぼ同じ高さとされている。
また、前記溝24には搬送ベルト12が嵌合するようになっており、溝24に搬送ベルト12が嵌合した状態において、シャフト22外周面の凹凸部23は、溝24に嵌合された搬送ベルト12より突出した状態となる。
また、搬送ベルト12は、プラテン38とシャフト22の間、より詳しくは、プラテン38の溝14とシャフト22の溝24の間に掛け渡すようになっており、プラテン38からガイドローラ25を経てシャフト22の溝24に嵌合されるようになっている。なお、ガイドローラ25よりシャフト22の溝24に掛け渡された搬送ベルト12は、水平方向H(図7)よりわずかに下方へ方向を変えて掛け渡されるようになっている。
上記の状態で、シャフト22が回転すると、外周面の凹凸部23より径の細い溝24に嵌合される搬送ベルト12の搬送速度は、外周面の凹凸部23より遅くなり、逆説的にいうと、外周面の凹凸部23の方が搬送ベルト12の搬送速度より上回る(早くなる)ため、シャフト22周面の凹凸部23に搬送され到達した記録媒体32の搬送ベルト12からの剥離性が良好となり、さらに、搬送ベルト12の表面が非粘着加工されていること、また、搬送ベルト12が水平方向Hより下方へ方向を変えていることと相俟って、記録媒体32を搬送ベルト12から簡単に浮かせることができ、以て、搬送ベルト12やシャフト22に記録媒体32の粘着剤層32bを引っ付かせることが防止できるものである。
その他の構成、作用、効果については、先の実施の形態とほぼ同様につき、詳説を省略する。
シャフト22には、外周面の円周方向の表面に凹凸部23が形成されるとともに、長手方向Wの複数個所(本実施の形態では、3箇所)の円周面に溝24が形成されている。
凹凸部23は、台紙なしの記録媒体32の粘着剤層32bが搬送されてきたとき、シャフト22の外周面に記録媒体32が引っ付きにくいように接触面積を小さくするための役割を果たすものである。
なお、シャフト22外周面の凹凸部23の高さ位置(図7における上面部)は、プラテン38の上面部とほぼ同じ高さとされている。
また、前記溝24には搬送ベルト12が嵌合するようになっており、溝24に搬送ベルト12が嵌合した状態において、シャフト22外周面の凹凸部23は、溝24に嵌合された搬送ベルト12より突出した状態となる。
また、搬送ベルト12は、プラテン38とシャフト22の間、より詳しくは、プラテン38の溝14とシャフト22の溝24の間に掛け渡すようになっており、プラテン38からガイドローラ25を経てシャフト22の溝24に嵌合されるようになっている。なお、ガイドローラ25よりシャフト22の溝24に掛け渡された搬送ベルト12は、水平方向H(図7)よりわずかに下方へ方向を変えて掛け渡されるようになっている。
上記の状態で、シャフト22が回転すると、外周面の凹凸部23より径の細い溝24に嵌合される搬送ベルト12の搬送速度は、外周面の凹凸部23より遅くなり、逆説的にいうと、外周面の凹凸部23の方が搬送ベルト12の搬送速度より上回る(早くなる)ため、シャフト22周面の凹凸部23に搬送され到達した記録媒体32の搬送ベルト12からの剥離性が良好となり、さらに、搬送ベルト12の表面が非粘着加工されていること、また、搬送ベルト12が水平方向Hより下方へ方向を変えていることと相俟って、記録媒体32を搬送ベルト12から簡単に浮かせることができ、以て、搬送ベルト12やシャフト22に記録媒体32の粘着剤層32bを引っ付かせることが防止できるものである。
その他の構成、作用、効果については、先の実施の形態とほぼ同様につき、詳説を省略する。
なお、上記実施の形態の構成及び動作は例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは言うまでもない。
例えば、上記実施の形態において、ガイド体13は回転するよう説明したがこれに限定されないことは勿論であり、板状であっても構わない。
また、記録媒体32には「ミシン目」を設けて、手で千切り易くするようにもできる。
さらに、手切り用カッタ36に代えて、発行口41近辺にギロチン式やロータリー式カッタを設けても構わない。
W プラテンローラ38の長手方向
H 水平方向
1 巻込み防止装置(第1の実施形態)
2 溝
3 シャフト
4 搬送ベルト
11 巻込み防止装置(第2の実施形態)
12 搬送ベルト
12a 傾斜面
13 ガイド体
13a 傾斜面
14 溝
14a 底面部
14b 傾斜面-
21 巻込み防止装置(第3の実施形態)
22 シャフト
23 凹凸部
24 シャフト22の溝
25 ガイドローラ
31 印字装置(ラベルプリンタ)
32 記録媒体
32a ラベル基材
32b 粘着剤層
33 記録媒体装着部(供給軸)
34 印字部
35 検出部(反射センサ)
35a 発光部
35b 受光部
36 (手切り用)カッタ
37 印字ヘッド(サーマルヘッド)
38 プラテンローラ(プラテン)
39 ステッピングモータ
40、40a、40b ギア
41 発行口
H 水平方向
1 巻込み防止装置(第1の実施形態)
2 溝
3 シャフト
4 搬送ベルト
11 巻込み防止装置(第2の実施形態)
12 搬送ベルト
12a 傾斜面
13 ガイド体
13a 傾斜面
14 溝
14a 底面部
14b 傾斜面-
21 巻込み防止装置(第3の実施形態)
22 シャフト
23 凹凸部
24 シャフト22の溝
25 ガイドローラ
31 印字装置(ラベルプリンタ)
32 記録媒体
32a ラベル基材
32b 粘着剤層
33 記録媒体装着部(供給軸)
34 印字部
35 検出部(反射センサ)
35a 発光部
35b 受光部
36 (手切り用)カッタ
37 印字ヘッド(サーマルヘッド)
38 プラテンローラ(プラテン)
39 ステッピングモータ
40、40a、40b ギア
41 発行口
Claims (4)
- ラベル基材と前記ラベル基材の裏面に露呈した粘着剤層と、を備えた記録媒体の巻込み防止装置であって、
前記記録媒体を装着する記録媒体装着部と、
前記記録媒体の表面に印字を施す印字ヘッド、および長手方向の複数個所の円周面に溝が形成されるとともに、前記印字ヘッドに対向して回転するプラテンローラを有する印字部と、
前記印字部の下流側に設けられたシャフトと、
前記プラテンローラの溝と前記シャフトとの間に掛け渡された搬送ベルトと、を備え、
前記印字ヘッドとプラテンローラの間に前記記録媒体を挟持して搬送しつつ、前記印字ヘッドにて記録媒体へ印字を施し、さらに、記録媒体を搬送ベルトに載せた状態で下流側に搬送することを特徴とする記録媒体の巻込み防止装置。 - 前記搬送ベルトは平ベルトとされ、前記プラテンローラの溝の幅および深さと同様の幅および厚みとされることを特徴とする請求項1に記載の記録媒体の巻込み防止装置。
- 前記プラテンローラとシャフトの間に、さらに、前記搬送ベルトを前記プラテンローラの溝に案内するガイド体を設けたことを特徴とする請求項1に記載の記録媒体の巻込み防止装置。
- ラベル基材と前記ラベル基材の裏面に露呈した粘着剤層と、を備えた記録媒体の巻込み防止装置であって、
前記記録媒体を装着する記録媒体装着部と、
前記記録媒体の表面に印字を施す印字ヘッド、および長手方向の複数個所の円周面に溝が形成されるとともに、前記印字ヘッドに対向して回転するプラテンローラを有する印字部と、
前記印字部の下流側に設けられ、長手方向の複数個所の円周面に溝が形成されたシャフトと、
前記プラテンローラの溝と前記シャフトの溝との間に掛け渡された搬送ベルトと、を備え、
前記印字ヘッドとプラテンローラの間に前記記録媒体を挟持して搬送しつつ、前記印字ヘッドにて記録媒体へ印字を施し、さらに、記録媒体を搬送ベルトに載せた状態で下流側に搬送することを特徴とする記録媒体の巻込み防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012176651A JP2014034153A (ja) | 2012-08-09 | 2012-08-09 | 記録媒体の巻込み防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012176651A JP2014034153A (ja) | 2012-08-09 | 2012-08-09 | 記録媒体の巻込み防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014034153A true JP2014034153A (ja) | 2014-02-24 |
Family
ID=50283440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012176651A Pending JP2014034153A (ja) | 2012-08-09 | 2012-08-09 | 記録媒体の巻込み防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014034153A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110843355A (zh) * | 2019-11-07 | 2020-02-28 | 杭州宏华数码科技股份有限公司 | 台阶辊及数码印花机 |
-
2012
- 2012-08-09 JP JP2012176651A patent/JP2014034153A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110843355A (zh) * | 2019-11-07 | 2020-02-28 | 杭州宏华数码科技股份有限公司 | 台阶辊及数码印花机 |
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