JP5210537B2 - 転写具 - Google Patents

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Description

本発明は、転写ヘッドに力が伝達されにくく、使いにくいといった問題が生じることなく、片当たりを確実に防止すると共に、筐体からの力を適度に反映して直線的にも曲線的にも転写媒体を安定的に転写することができる転写具に関する。
基材に塗布された転写媒体を巻装した送出軸と、送出軸から送り出され、被転写媒体上に転写媒体を転写した後の基材を巻き取る巻取軸と、送出軸と巻取軸との間の基材の搬送経路上に設けた転写部とを筐体に有した転写具が知られている。
転写具は、筐体を手に持って、被転写体に対して、転写部の幅方向の左右均等に力がかかるようにして正しく使用すれば、該転写部の全面が被転写体に接触するから、転写媒体の幅方向全域が均一的に被転写体に転写されることになる。
ところが、例えば被転写体上で曲線状に転写媒体を転写した場合、直線状であっても力のかけ具合が左右均等ではない場合、においては、被転写体から転写部の一部が浮き上がって(この現象を以下、片当たりという)、転写媒体の幅方向の一部が被転写体に転写されないことがある。
片当たりが生じると、例えば被転写体においては、転写媒体が密着して転写されずに不完全な転写となったり、予定している幅に転写媒体が転写されないことになり、一方、例えば転写具においては、転写媒体が基材に残留して次回の使用開始箇所で正しく転写ができなくなる可能性がある。
上記した片当たりを解消する構成を有した転写具について、以下の特許文献1〜6が存在する。
実開平7−13860号公報 特開平8−175095号公報 特開平11−170770号公報 特開2003−2522号公報 特開2006−281495公報 特開平10−138693号公報
特許文献1には、転写部の先端部から一体的に形成された軸が筐体内で回動自在に枢支され、片当たりが発生する使用状態のときには、転写部が軸を中心に回動(−90°〜90°の範囲)する構成が記載されている。
特許文献2には、転写部が、先端部(圧着ブレード)における転写テープの幅方向と直角にかつ幅方向の中点を中心に応力が働いた時に回転し、応力が働かなくなった時に弾性力により復元するように装着される構成が示されている。
特許文献3には、転写部において筐体側に支持される両側面部に突起が形成され、筐体には転写部の突起の部分が挿入される区切室が形成されると共にこの区切室の両側面部に該突起が係合するスロットが形成され、区切室に弾性体(コイルばね)を挿入して転写部を先端方向に付勢する構成が示されている。
特許文献4には、転写部のヘッド本体の両側面に取付孔が形成され、筐体のヘッド本体取付部位において該取付孔に嵌合する嵌合部材が形成された構成が示されている。
特許文献5は、転写ヘッドのヘッド圧着部を筐体に支持する軸部が、上側に移動しようとするときに、該軸部に当接してその移動を規制する規制部材を備えた構成が示されている。
特許文献6は、転写部の転写体に押し当てられる舌片部の基材幅方向両側面に対向状に設けた案内板に、転写部が突出される開口部周縁と当接して該転写部の上下左右方向の屈撓を一定範囲内に制限する係止板を成形する構成が示されている。
ところで、片当たりは使用者の力のかけ具合が左右均等ではない場合に発生する現象であるが、転写具は手から筐体を介して転写部に力を上手くかけなければ意図するように転写媒体を転写することができないものである。
上記を踏まえて、特許文献1〜6には、次の問題があった。まず、特許文献1,4は、筐体からの力が直接的に転写部へ伝達されるから、僅かな左右不均等な力までも如実に伝達し、この力に応じて転写部が傾き、かつ傾いたままとなって、被転写体上に蛇行状に転写媒体を転写するといった現象が生じて、非常に使いにくいといった問題があった。
特許文献2は、筐体からの力を吸収するが、この時の応力による弾性変形量が問題となる。すなわち、特許文献2の場合、転写部周辺に、弾性変形による該転写部の移動を規制する構成が存在しないので、転写部が特に上下(垂直)方向に自由にヘッドが移動し、この結果、転写部に力が伝達されにくく、使いにくいといった問題があった。
特許文献3の場合、スロット内であれば突起(転写部)が自由に移動できるものの、該突起がスロット内から外れないように存在させておく必要があるから、自ずと突起の、特に左右方向の移動には著しく制限がかかっていることとなり、曲線状に転写させる際に自由度が小さいといった問題があった。
特許文献5は、特許文献2,3の課題である大きな力をかけた場合に部材が破損する点は解消できるとしても、使用時における転写部の傾動や揺動を規制しすぎて力をほとんど吸収せず、結果的に、片当たりが発生する可能性があるといった問題があった。
特許文献6は、開口部と係止板の当接による規制が厳しく、特に上下方向と左右方向の移動の規制分担がはっきりと分けられているから、例えば転写部の軸回転移動、ねじれ(上下方向と左右方向の合わさった斜め方向)移動には、転写部全体の移動がほとんど行われないといった問題がある。
要するに、本発明が解決しようとする問題点は、転写部に力が伝達されにくく、使いにくいといった問題が生じることなく、転写具において片当たりを防止する構成に際し、次の点を解消することにある。すなわち、特許文献1,4では、筐体からの力が如実に反映されて直線状に転写媒体を転写するには使いにくい点。特許文献2では、弾性変形による転写部の移動を規制する構成が存在しないので、転写部に力が伝達されにくいために使いにくい点。特許文献3では、突起をスロット内から外れないように存在させておく必要性により、転写部の特に左右方向の移動には著しく制限がかかっていることとなり、曲線状に転写させる際に自由度が小さい点。
特許文献5では、使用時における転写部の傾動や揺動を規制し過ぎて左右不均等な力を吸収せずに片当たりが発生する可能性がある点。特許文献6では、開口部と係止板の当接による、上下方向と左右方向の移動の規制分担がはっきりと分けられているから、転写部の軸回転移動、ねじれ移動がほとんど行われず、使いにくい点。
上記問題を解決するため、本発明は、筐体の転写部を露出する部位に傾動及び揺動を所定範囲で許容する開口部を形成し、一方、転写部に、筐体から露出した先端部から延びて該筐体側に設けた枢支部により支持される支持部と接続すると共に弾性変形可能な接続部、この接続部の基材搬送経路幅方向両側に対向状に設けた壁面の筐体側で該壁面の外面方向に直交し、正面視略円弧状とされ、また、開口部に該転写部の傾動及び揺動を所定範囲に許容する隙間が形成されて嵌合し、傾動及び揺動した際に該開口部の周面に当接しつつ案内され、かつ該開口部と垂直方向に当接した場合には接続部のそれ以上の弾性変形を許容しないよう規制る嵌合部、を設けることとした。
本発明に係る転写具は次の作用効果を得ることができる。接続部は、片当たりが生じるような力が筐体にかかった場合に、弾性変形してこの力を吸収する。接続部の弾性変形は、転写媒体を被転写体に転写する(以下、走行という)方向に対して水平方向の左右不均等にかかる力だけでなく、被転写体に対して垂直方向の力、さらには水平方向と垂直方向の合成されたねじれ方向の力、並びに接続部の軸回転の力をも吸収する。
上記のように、接続部は極めて柔軟に弾性変形するが、この弾性変形は、転写部側に形成した嵌合部が、筐体側に形成した開口部に嵌合する構成とすることで規制される。転写具の特性上、変動する側は開口部(筐体側)であり、該開口部が嵌合部に当接するか否かで前記規制の作用が以下のように異なる。
開口部が嵌合部に当接しない場合は、片当たりが生じる以下の力で使用されている状態であり、上記規制が働かず、接続部の弾性変形のみが働くこととなる。これにより、例えば、使用者の水平方向にばらついた力のかけ具合を接続部が吸収し、安定した走行が可能となる。
一方、開口部が嵌合部に当接する場合は、比較的大きい力で使用されている状態であり、上記規制が働き、上下(垂直)方向には接続部のそれ以上の弾性変形を許容しない。これにより、使用者が上下(垂直)方向にかけた力が伝達されにくく、使いにくいといった問題が生じない。
また、開口部が嵌合部に当接する場合であって、例えば筐体が転写部に相対して(筐体から見れば転写部が)ねじれ方向へ移動したり、軸回転移動した場合には、嵌合部が、開口部に当接しつつかつ該開口部に沿って移動する。
つまり、嵌合部と開口部の上記嵌合は、転写部の、単なる上下(垂直方向)の各々の移動を規制するだけでなく、ねじれ方向の移動、軸回転移動の際には、水平方向の移動を垂直方向に逃がし、垂直方向の移動を水平方向に逃がすこととなる。これにより、適度な弾性変形を伴いつつ、転写部の移動に応じてこれを阻害することなく適切な規制が行える。
したがって、本発明の転写具は、使用者の垂直方向にかけた力が転写部に伝わりにくいという問題が生じることなく、片当たりが当然に防止され、そのうえ、筐体からの力が適度に反映されて直線状に走行させやすいと共に、不適当な力に起因する筐体の傾動や揺動に対しては適度に規制して曲線状に走行させやすいことである。
本発明は、図1〜図10に示す以下の第1〜第6形態により実施可能である。図1及び図2は第1形態を、図3及び図4は第2形態を、図5及び図6は第3形態を、図7及び図8は第4形態を、図9は第5形態を、図10は第6形態を、各々示す。
まず、本発明の転写具の第1〜第6形態で共通する構成について、第1形態において図1及び図2を参照して説明する。以下の説明において、本発明の要部構成ではない構成は、参照符号や図示を省略している。以降、各形態においては、特徴となる構成についてのみ説明することとし、また、第2形態以降は第1形態と相違する構成についてのみ説明することとする。
(第1形態)
転写具1は、筐体2に、転写媒体が塗布された基材を巻装した送出軸と、被転写体へ転写した後の基材を巻き取る巻取軸と、送出軸と巻取軸との間の基材搬送経路上に該筐体2から一部を露出させて設けられた転写部3とを備えている。
筐体2は、転写部3を露出する先端部位の面に略円形とされた開口部2aが形成されている。筐体2の先端部位の面は、第1形態では先端部3aの基材搬送面と直交するように形成されている。また、開口部2aは、前記筐体2の先端部位の面の例えば中央に形成されている。
転写部3は、次の構成とされる。筐体2の開口部2aからは、本形態では、例えば、表裏面により基材を搬送すると共に先端により転写媒体を被転写体に転写するための先端部3aが突出状に露出している。
この先端部3aにおける基材の搬送面の幅方向両側には、基材の該先端部3aからの脱線を防止するために、先端を頂点としてこれを中心に後方へ向けて基材の搬送表裏面のそれぞれに弦の大きくなる側面視略三角の壁面3b,3bが設けられている。
壁面3b,3bの筐体2側には、該壁面3b,3bの外面方向に直交した、正面視略円弧状の嵌合部3cが形成されている。この嵌合部3cは、筐体2の開口部2aに嵌まっており、側端面と開口部2aの周面との間には、転写部3の傾動及び揺動を所定範囲に許容する隙間Pが形成されている。
また、先端部3aの筐体2側の端部には、この端部から開口部2aを介して該筐体2内へと延びた本形態では例えば板状の接続部3dが設けられている。この接続部3dは、本形態では例えば先端部3aより幅が小さくされ、弾性変形可能とされている。なお、接続部3dにおける弾性変形可能な範囲をドット状のハッチングで示している。
もちろん、接続部3dは弾性変形可能であれば上記構成でなくとも、例えば断面円形でもよいし、材料種、硬度(弾性度)を変更したものであっても構わないが、本形態のように接続部3aとは幅を異ならせる構成とすれば、先端部3a、壁面3b、嵌合部3cなどと共に一体成型できるというメリットがある。
前記接続部3dの筐体2側の端部には、該接続部3dの延びた方向と直交した支持部3eが設けられている。この支持部3eは、本形態では、例えば円筒状とされ、その内周に、筐体2の両内側面から突出した枢支部2bが挿入される。そして、接続部3dは、支持部3eの外周面に接続している。
上記構成の第1形態の転写具1は、次のように作用する。まず、片当たりは生じないが走行方向左右のばらついた力や片当たりが生じるような走行方向左右の不均等な力に対しては、接続部3dが弾性変形することによりこうした力を吸収し、筐体2から先端部3aに不要な力を伝達しない。なお、このような場合は、開口部2aと嵌合部3cとは当接しない。
したがって、例えば直線状に走行させる際には、使用者が不慣れで上手く幅方向左右に均等な力をかけることができなくても、無駄な力が先端部3aに伝達されないから、上手く直線状に走行させることができる。
一方、比較的大きな力に対しては、開口部2aと嵌合部3cとが当接してそれ以上の上下(垂直)方向の接続部3dの弾性変形を規制する。なお、開口部2aと嵌合部3cとが当接すると、筐体2からの力を先端部3aに伝達されるから、転写部に力が伝達されにくく、使いにくいといった問題は発生しない。
さらに、転写部3に、ねじれ方向や軸回転の力がかかり、そのように移動する場合は、嵌合部3cが開口部2aに当接しつつ、該開口部2aに沿って移動する。この移動により、転写部3の、水平方向の移動が垂直方向に逃がされ、垂直方向の移動が水平方向に逃がされることとなる。この作用により、使用者の力のかけ具合に応じた自由な転写部3の移動とこの移動に応じた適切な規制が行える。
つまり、本発明の転写具1は、接続部3dが単に自由に弾性変形するのみの構成でも、また、開口部2aと嵌合部3cとの当接により単に転写部3の移動を厳しく規制するのみの構成でもなく、開口部2aと嵌合部3cとの間には隙間Pを有し、開口部2aと嵌合部3cとが当接するまでは接続部3dが自由に弾性変形し、当接後であって複雑な方向へ力がかかっている場合には適切に対応するよう嵌合部3cが開口部2aに沿って移動する構成であるから、使用において互いの作用を妨げることがなく、片当たりが解消され、かつ使用感も向上する。
(第2形態)
図3及び図4に示す第2形態は、接続部3dの幅方向中央でかつ先端部3aから支持部3eへ向かう方向にリブ3fを形成した点が、上記第1形態と異なり、他の構成は同様である。
第2形態の場合、第1形態の接続部3dよりはリブ3fを設けることで強度が高くなるから、その分だけ弾性変形(弾性復元)力を考慮する。リブ3fは、図3に示すように、接続部3dを板状とした場合には、図3(c)に示すように例えばその表裏面の幅方向中央に断面円弧状のリブ3fを形成すればよい。
なお、図3に示す以外にも、例えば図4(a)に示すように、図3のリブ3fを表面側(又は裏面側)の一方面に設けたり、図4(b)に示すように断面三角状、図4(c)に示すように断面四角状、としてもよい。
このようにすることで、接続部3dは転写具1の使用に際しては十分なねじれ方向の弾性変形(及び弾性復元)を許容しつつ、そのうえ、走行方向の上下の強度を向上させることができ、前記開口部2aと嵌合部3cの隙間Pが大きい場合であっても確実に該接続部3dの強度を確保することができる。
(第3形態)
図5及び図6に示す第3形態は、筐体2の開口部2aを形成した部位を、基材の巻き取り側から送り出し側、つまり転写部3の先端部3aの上面から下面、に向けて下り勾配の傾斜部2cを設けた構成としている点が第1形態と異なる。また、第3形態は、前記傾斜部2cを設けることで同様に傾斜する開口部2aに嵌るよう、転写部3の嵌合部3cの面を傾斜させ、壁面3bの側面視形状も変形させている。それ以外の構成は第1形態と同様である。
例えば傾斜部2cは、図5(b)に示すように、最大角度(第1形態の状態)85°〜30°(好ましくは75°〜40°)に傾斜させることが望ましい。この理由は、85°より大きいければ傾斜部2cが転写部位を隠すこととなって使用しにくく、一方、30°より小さいと、転写部3の先端位置と筐体2における使用者が保持する位置が離れてしまい、力をかけにくくなる可能性がある。
第3形態のように構成することで、例えば、好ましい使用状態、つまり被転写体の転写面と傾斜部2cとの角度を90°近くにして使用した場合には、嵌合部3cが開口部2aに当接しつつ、案内されて移動しやすくなり、片当たりの防止効果と、安定的に曲線状に転写しやすいという効果が向上する。
(第4形態)
図7及び図8に示す第4形態の転写具1は、嵌合部3cにおける先端部3a側に、該嵌合部3cが開口部2aへ潜り込むことを防止する規制部材3gを設けた構成であり、それ以外の構成は第1形態と同様である。
規制部材3gは、嵌合部3cより、また、開口部2aより大きい面積とされている。そして、図7及び図8では、嵌合部3cと連続的に厚み方向では段状に形成しているが、これに限らず、開口部2aと嵌合部3cとの隙間Pの寸法を考慮して、また、嵌合部3cの開口部2aへの潜り込み量(接続部3dの弾性変形量)を考慮して、嵌合部3cとは離して形成してもよい。
この規制部材3gを設けることにより、嵌合部3cが開口部2aに当接した状態から無理に該開口部2a内に潜り込むことが防止され、無理なねじれを抑制して、使用時の接続部3dの破損を予防することができる。
(第5形態)
図9に示す第5形態の転写具1は、接続部3dが支持部3eと直交状で軸回転可能に支持された構成であり、その他の構成は第1実施例と同様である。第5形態の支持部3eは、例えば側面視コ字状とされたガイド3eaと、このガイド3eaの基材の幅方向中央位置に形成された孔(図示及び参照番号無)とからなる。
一方、接続部3dは、その後端部に、接続部3dが±3〜±10°で回転する例えば図9(b)では断面六角形で示される回転体3daと、この回転体3daの後端に設けられ、上記ガイド3eaに形成された孔と連通する枢支孔3dbと、この枢支孔3dbに向けてガイド3eaの後方から挿入されるピン3ebとからなる。
接続部3dは、回転体3daの角度が、±3°より小さいと、傾きを補助する効果が小さく、±10°より大きいと、上記した特許文献1,4のような問題が生じる可能性がある。
このように、ピン3ebはガイド3eaと係合しているから該ピン3ebが枢支孔3dbから抜けることがなく、また、回転体3daは接続部3dにその角によって所定角度で適宜回転するから、接続部3eの破損を防止しつつ、転写部3の傾きを補助することができる。
(第6形態)
図10に示す第6形態は、接続部3dを、支持部3eを軸状とし、該支持部3eの内周と、筐体2側に設けた枢支部2bの外周との間に弾性体Gを設ける構成であり、その他の構成は第1形態と同様である。
弾性体Gは、例えば、ゴムチューブであってもよく、この場合は枢支部2bに該ゴムチューブを挿嵌したうえで支持部3eを枢支する。また、弾性体Gは、それゴムチューブ以外に、樹脂チューブでもよいし、チューブを枢支部2bに挿嵌しなくても塗布するようにしてもよい。
このようにすることで、過度な力によって接続部3d及び支持部3eが破損することを防止することができると共に、弾性体Gの弾性変形により、使用時の転写部3の傾動や揺動及びねじれを確実に補助することができる。
なお、上記した形態及び図示では転写部3が舌状(ブレード状)のものを示したが、これに限らず、例えばローラ状のものであっても、当然に上記同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第1形態の転写具であり、(a)は転写部を中心とした斜視図、(b)は(a)の分解斜視図、(c)は(a)のA矢視図、である。 本発明の第1形態の転写具の転写部を示し、(a)は前方から見た斜視図、(b)は後方から見た斜視図、である。 本発明の第2形態の転写具であり、(a)は転写部のみを示す斜視図、(b)は転写部の側面図、(c)は(b)のB−B線断面図、である。 (a)〜(c)は、本発明の第2形態における転写部の他の構成を示す図である。 本発明の第3形態の転写具であり、(a)は転写部を中心とした斜視図、(b)は(a)のC−C線断面図、である。 本発明の第3形態の転写具の転写部を示し、(a)は前方から見た斜視図、(b)は後方から見た斜視図、である。 本発明の第4形態の転写具であり、(a)は転写部を中心とした斜視図、(b)は(a)の分解斜視図、(c)は(a)のD矢視図、である。 本発明の第4形態の転写具の転写部を示し、(a)は前方から見た斜視図、(b)は後方から見た斜視図、である。 本発明の第5形態の転写具を示し、(a)は転写部を中心とした斜視図、(b)は接続部と支持部との関係を示す図、である。 本発明の第6形態の転写具を示す部分断面斜視図である。
符号の説明
1 転写具
2 筐体
2a 開口部
2b 枢支部
2c 傾斜部
3 転写部
3c 嵌合部
3d 接続部
3da 回転体
3e 支持部
3f リブ
3g 規制部材
G 弾性体
P 隙間

Claims (6)

  1. 筐体に、転写媒体が塗布された基材を巻装した送出軸と、被転写体へ転写した後の基材を巻き取る巻取軸と、送出軸と巻取軸との間の基材搬送経路上に該筐体から一部を露出させて設けた転写部と、を備えた転写具において、前記筐体の前記転写部を露出する部位に開口部を形成し、一方、前記転写部に、前記筐体から露出した先端部から延びて該筐体側に設けた枢支部により支持される支持部と接続すると共に弾性変形可能な接続部、この接続部の基材搬送経路幅方向両側に対向状に設けた壁面の前記筐体側で該壁面の外面方向に直交し、正面視略円弧状とされ、また、前記開口部に該転写部の傾動及び揺動を所定範囲に許容する隙間が形成されて嵌合し、傾動及び揺動した際に該開口部の周面に当接しつつ案内され、かつ該開口部と垂直方向に当接した場合には接続部のそれ以上の弾性変形を許容しないよう規制る嵌合部、を設けたことを特徴とする転写具。
  2. 接続部を板状とし、この該接続部の幅方向中央でかつ先端部から支持部へ向かう方向にリブを形成したことを特徴とする請求項1記載の転写具。
  3. 筐体の開口部を形成した部位を、基材の巻き取り側から送り出し側に下り勾配の傾斜を設け、これに伴って転写部の嵌合部も傾斜させたことを特徴とする請求項1又は2記載の転写具。
  4. 嵌合部の転写部の先端側に、該嵌合部が開口部へ潜り込むことを防止する規制部材を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の転写具。
  5. 接続部が支持部に軸回転可能に支持されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の転写具。
  6. 支持部の内周と前記枢支部の外周との間に弾性体を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の転写具。
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