JP5229702B2 - クリーンローラ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ワークに付着した塵埃を除去するためのクリーンローラ装置に関する。
例えば、プリント配線基板等のワークに付着した塵埃を取り除くために、クリーンローラ装置が用いられている。このクリーンローラ装置は、ワークに接触するクリーンローラ(粘着ラバーローラ体)と、クリーンローラに接触する粘着ローラとを具備している。粘着ローラには、ロール状に巻回されている粘着テープが設けられていて、クリーンローラに付着している塵埃は、粘着テープに転写される。そして、粘着テープが汚れてくると、粘着ローラから粘着テープを引き出して切断し、新たな粘着テープが、クリーンローラに接触するように設けられている。なお、このようなクリーンローラに関する先行技術としては、特許文献1に開示のものがある。
特開2004−17008号公報
ところで、上述の特許文献1に開示されているクリーンローラ装置は、設置面に略水平にワークを搬送しながら、当該ワークから塵埃の除去を行っている。これに対して、製造ラインのスペース的な問題で、表面にフィルムが貼付されているワークに対して、鉛直方向に沿って当該ワークを搬送するタイプのクリーンローラ装置が考案されつつある。
このタイプのクリーンローラ装置では、ワークが鉛直方向に沿って進行するため、当該ワークが落下しないように注意する必要がある。しかしながら、塵埃の転写性を良好にすべく、粘着テープに対するクリーンローラの押圧力を強くすると、ワークに貼付されているフィルムが剥がれてしまう虞がある。
本発明は上記の事情にもとづきなされたもので、その目的とするところは、鉛直方向に沿ってワークが搬送されるタイプのクリーンローラ装置において、当該ワークが落下しないと共にワークからフィルムが剥がれないようにすることが可能なクリーンローラ装置を提供しよう、とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は、ワークを搬送しつつ、当該ワークに付着している塵埃を除去するためのクリーンローラ装置であって、第1の駆動源の作動により駆動させられると共に、ワークの一方の面に、ワークの移動に伴って転動しつつ接触し、当該ワークの一方の面に付着している塵埃を吸着保持する塵埃吸着ローラ体と、ワークの他方の面に、ワークの移動に伴って転動しつつ接触すると共に、塵埃吸着ローラ体とでワークを鉛直方向に沿って移動させるベースローラ体と、粘着テープが巻回されている粘着テープロールを保持する粘着テープ保持部と、塵埃吸着ローラ体をベースローラ体に向けて押し付ける付勢力を与える第2の駆動源と、粘着テープロールを塵埃吸着ローラ体に向けて押し付ける付勢力を与える第3の駆動源と、ワークの有無を検出する基板検出センサと、基板検出センサでのワークの検出から所定時間が経過する前には第2の駆動源のみを作動させると共に、所定時間の経過後のワークが塵埃吸着ローラ体とベースローラ体とで挟み込まれている状態のときには少なくとも第3の駆動源を作動させて、所定時間の経過前よりも大きな付勢力を塵埃吸着ローラ体に対して与えるように制御する制御手段と、を具備するものである。
このように構成する場合、基板検出センサでのワークの検出から所定時間の経過後には、ワークの搬送により、当該ワークは塵埃吸着ローラ体とベースローラ体とで挟み込まれている状態となる。このときには、制御手段は、少なくとも第3の駆動源を作動させる。それにより、基板検出センサでのワークの検出から所定時間の経過前の第2の駆動源のみが作動しているときよりも、大きな付勢力を塵埃吸着ローラ体に与える。このように第2の駆動源および第3の駆動源の作動を制御すれば、ワークの先端が塵埃吸着ローラ体とベースローラ体とで挟み込まれる部分を通過した後に、より強い押圧力を付与して、ワークの表面から一層良好に塵埃を除去することが可能となる。また、ワークの先端が塵埃吸着ローラ体とベースローラ体とで挟み込まれる部分を通過する前に、より強い押圧力を付与する場合のように、ワークからフィルムが剥がれてしまうのを防止可能となる。
また、本発明の他の側面は、上述の発明において、制御手段は、所定時間の経過後は、第2の駆動源の作動を停止させ、かつ第3の駆動源のみを作動させると共に、第3の駆動源は、制御手段によって第2の駆動源が作動している状態よりも大きな付勢力を塵埃吸着ローラ体に対して与えるように制御されることが好ましい。
このように構成する場合、所定時間の経過後には、第3の駆動源のみが作動して、第2の駆動源が作動している状態よりも大きな付勢力を塵埃吸着ローラ体に対して与える。それにより、ワークの先端が塵埃吸着ローラ体とベースローラ体とで挟み込まれる部分を通過した後に、より強い押圧力を付与して、ワークの表面から一層良好に塵埃を除去することが可能となる。また、ワークの先端が塵埃吸着ローラ体とベースローラ体とで挟み込まれる部分を通過する前に、より強い押圧力を付与する場合のように、ワークからフィルムが剥がれてしまうのを防止可能となる。
さらに、本発明の他の側面は、上述の発明において、塵埃吸着ローラ体は、鉛直方向とは交差する摺動方向に沿って摺動可能に設けられていると共に、ベースローラ体は、摺動方向に沿って摺動しない構成となっていることが好ましい。
このように構成する場合、ベースローラ体は摺動せずに塵埃吸着ローラ体のみが摺動する。そのため、ワークの搬送経路における基準およびワークを挟み込む基準が明確となり、ワークに対して良好に押圧力を及ぼさせることが可能となる。
また、本発明の他の側面は、上述の発明において、粘着テープ保持部は、粘着テープロールが摺動方向に対して上または下に位置ずれするように配置されていることが好ましい。
このように構成する場合、粘着テープロールは、摺動方向に沿って並ばず、上または下に位置ずれする状態となる。そのため、クリーンローラ装置の幅方向の寸法を低減させることが可能となり、クリーンローラ装置をコンパクト化することが可能となる。
さらに、本発明の他の側面は、上述の発明において、第2の駆動源は、押さえアームに回転トルクを与えるロータリアクチュエータであると共に、第3の駆動源は、リニアアクチュエータであることが好ましい。
このように構成する場合、ロータリアクチュエータは、押さえアームを介して塵埃吸着ローラ体を押し付ける付勢力を与える。そのため、リニアアクチュエータのように、粘着テープロールを介して塵埃吸着ローラ体を押し付けないので、粘着テープロールの使用に伴う直径の変化の影響を受けることがない。そのため、塵埃吸着ローラ体を押し付ける際のタイミングに変動を来たすことがない。
また、本発明の他の側面は、上述の発明において、基板検出センサは、ワークの投入を検出する第1の基板検出センサと、ワークの鉛直方向における下端を検出する第2の基板検出センサと、を備えることが好ましい。
このように構成する場合、ワークの投入を第1の基板検出センサで検出することにより、第2の駆動源等の駆動を開始させることが可能となる。加えて、第1の基板検出センサでワークの後端を検出することで、ワークが塵埃吸着ローラ体とベースローラ体との間で挟み込まれている状態から抜けてしまうのを防止するように制御可能となる。また、第2の基板検出センサでワークの鉛直方向における下端が検出されるので、ワークがクリーンローラ装置の下端にぶつかってしまうのを防止可能となる。
本発明によると、鉛直方向に沿ってワークが搬送されるタイプのクリーンローラ装置において、当該ワークが落下しないと共にワークからフィルムが剥がれないようにすることが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態に係るクリーンローラ装置10について、図1から図8に基づいて説明する。なお、以下の実施の形態においては、上下方向(鉛直方向)とは、図1におけるZ方向を指すものとする。
なお、本実施の形態に係るクリーンローラ装置10は、縦型と呼ばれるタイプのものであり、搬送経路が鉛直方向に沿うように構成されている。このため、ワークWは、上方から投入され、クリーンローラ装置10の内部を通過後に、再び上方から取り出す構成となっている。
<クリーンローラ装置の概略構成>
図1から図3に、クリーンローラ装置10の全体構成を示す。図1は、クリーンローラ装置10の左側面図であり、図2は、クリーンローラ装置10の正面図である。また、図3は、クリーンローラ装置10の右側面図である。また、図4は、クリーンローラ装置10の平面図である。なお、図1および図3では、クリーンローラ装置10のうち、ワークWを搬送する部位が分かるように、当該ワークWの搬送にかかわる部分を透視して示している。
なお、本実施の形態におけるワークWは、その表面にフィルムが貼付されているものである。ここで、ワークWは、ワークWの一方の表面(片面)だけにフィルムが貼付されているものでも良く、ワークWの両方の表面(両面)にフィルムが貼付されているものでも良い。
このクリーンローラ装置10は、フレーム部20(図2参照)と、搬送機構30と、クリーンユニット40と、制御部100(図8参照)と、を主要な構成要素としている。
これらのうち、フレーム部20は、側板21を具備しており、この側板21には、後述する支持スライダ62を摺動自在とするための溝部22(図6参照)が設けられている。また、搬送機構30は、モータ31と、駆動プーリ(図示省略)と、ベルト(図示省略)と、従動プーリ(図示省略)と、不図示のギヤ輪列と、搬送ローラ32と、を具備している。
これらのうち、モータ31(第1の駆動源に対応)は、例えばハウジングの内部にギヤを内蔵するギヤードモータであり、所定の減速比で減速させられた回転が、出力軸31aに与えられている。また、この出力軸31aには、駆動プーリが取り付けられていて、当該出力軸31aと同期して回転する。また、この駆動プーリには、無端のベルトが掛け渡されている。ベルトは、従動プーリにも掛け渡されている。この従動プーリは、粘着ラバーローラ体51の回転軸511(図6参照)の一端側に取り付けられていて、当該従動プーリを介して、粘着ラバーローラ体51が回転可能となっている。
なお、本実施の形態では、下方に位置する2つの粘着ラバーローラ体51のうち、一方の粘着ラバーローラ体51(後述する固定粘着ラバーローラ体51A)の回転軸511の一端側に、従動プーリが設けられている。
また、従動プーリが取り付けられている回転軸511には、伝達ギヤ33も取り付けられている。伝達ギヤ33は、上方に位置する回転軸511に取り付けられている伝達ギヤ33と噛み合い、上方側の回転軸511にも駆動力を伝達可能としている。
<クリーンローラ装置10のクリーンユニット40の構成の詳細>
図1、図2および図3等に示すように、クリーンローラ装置10が具備するクリーンユニット40には、ベースロール対50Aと、可動ロール対50Bとが設けられている。ベースロール対50Aは、粘着ラバーローラ体51が摺動せずに固定的に設けられている(以下、必要に応じて、この粘着ラバーローラ体51を固定粘着ラバーローラ体51A(塵埃吸着ローラ体に対応)と称呼する。)。一方、可動ロール対50Bは、粘着ラバーローラ体51が図6における左右方向(矢示A方向;鉛直方向とは交差する摺動方向)に移動可能に設けられている。このようなベースロール対50Aおよび可動ロール対50Bが、それぞれ上下方向に並ぶように配置されている。
これらベースロール対50Aおよび可動ロール対50Bは、粘着ラバーローラ体51と、粘着テープロール体53とから構成されている。粘着ラバーローラ体51は、回転軸511と、粘着ラバー層512とを有している。粘着ラバー層512は、回転軸511の外側に、所定の長さ範囲に亘って設けられている。この粘着ラバー層512は、塵埃を付着可能な粘着ラバーを材質として形成されている。なお、かかる粘着ラバー層512は、その表面側に吸着層(図示省略)が設けられていて、この吸着層はシリコンゴム等のような、塵埃の吸着性に優れる材質から構成されている。また、吸着層の下層側には、例えばニトリルゴムやカーボンゴム等のような導電層を設けるように構成しても良い。
また、回転軸511の一端部および他端部には、マウント部材513が配置されている。マウント部材513には、例えば円孔513aが形成されていて、その円孔513aに軸受としてのベアリング514が挿入されている。なお、ベースロール対50Aの粘着ラバーローラ体51においては、このようにマウント部材513の円孔513aにベアリング514を配置せずに、側板21に円孔を形成して、当該円孔にベアリング514を配置する構成を採用しても良い。
また、可動ロール対50Bの粘着ラバーローラ体51(以下、必要に応じて、この粘着ラバーローラ体51を可動粘着ラバーロール体51B(ベースローラ体に対応)と称呼する。)のマウント部材513は、側板21に形成されている溝部22に沿って摺動可能に設けられている。ここで、図6に示すように、ベースロール対50A側のマウント部材513(以下、マウント部材513Aとする。)には、バネ受け部材515Aが取り付けられていると共に、可動ロール対50B側のマウント部材513(以下、マウント部材513Bとする。)にも、同様にバネ受け部材515Bが取り付けられている。そして、これらのバネ受け部材515A,515Bの間には、支持軸516を介して、反発バネ517が取り付けられている。それにより、粘着ラバーローラ体51(粘着ラバー層512)は、後述する押さえアーム522によって押圧されていないときには、互いに接触しない状態となっている。
なお、可動ロール対50Bにおける回転軸511には、マウント部材513Bよりも回転軸511の端部寄りであって側板21に近接する部位に、当接ベアリング518が取り付けられている。当接ベアリング518は、後述する押さえアーム522が押圧する部位である。
また、粘着ラバーローラ体51に近接して、粘着テープロール70が配置されている。これらのうち、上部に位置する粘着テープロール70は、本実施の形態では、粘着ラバーローラ体51の回転軸511を結ぶ軸線Aよりも、上部に位置している。また、下部に位置する粘着テープロール70は、本実施の形態では、粘着ラバーローラ体51の回転軸511を結ぶ軸線Bよりも、下部に位置している。このような配置を採用することで、粘着テープロール70が上方側、および下方側にそれぞれオフセットされた配置となる。かかる粘着テープロール70の配置により、クリーンローラ装置10の幅方向に突出する寸法を低減可能となる。また、上部に位置する粘着テープロール70と下部に位置する粘着テープロール70とが互いに離間し、両者の間にスペースを確保することが可能となっている。
なお、本実施の形態では、図1および図3に示すように、固定粘着ラバーローラ体51Aおよび可動粘着ラバーローラ体51Bのいずれにも、粘着テープロール70が近接して配置されている。
上述のような、粘着テープロール70の配置を可能とするために、図2、図6に示すように、粘着テープロール体53は、軸線Aよりも上方または軸線Bよりも下方に位置するように粘着テープ保持部60を有している。この粘着テープ保持部60は、回転保持部61と、支持スライダ62と、リニアアクチュエータ63と、を具備している。これらのうち、回転保持部61は、粘着テープロール70の両端側を保持しつつ、粘着テープロール70を回転させる部分である。この回転保持部61は、ネジ等での取り付け状態を解除すれば、容易に図2における矢示B方向に沿った移動が可能に設けられている。そして、この矢示B方向に沿う移動により、粘着テープロール70の交換が可能となっている。
また、図2に示すように、回転保持部61には、回転軸61aが設けられていて、この回転保持部61は支持スライダ62に回転自在に軸支される。また、回転保持部61の端部には、略円盤形状のロール保持部61bが設けられている。このロール保持部61bは、粘着テープロール70が取り付けられる部分であり、当該粘着テープロール70の巻芯筒71の筒孔に挿入される。なお、ロール保持部61bには、フランジ61cが設けられていて、このフランジ61cにて筒孔への挿入が規制される。
また、粘着テープ保持部61bに取り付けられる粘着テープロール70は、図7に示すように、巻芯筒71と、テープ巻回構造72と、から構成されている。巻芯筒71は、円筒状の巻芯部分であり、軸方向に挿通する筒孔(図示省略)を具備している。また、テープ巻回構造72は、巻芯筒71に粘着テープを多数巻回させたものである。また、粘着テープロール70においては、粘着テープは、巻回の内側が粘着面となっており、この粘着面が粘着ラバー層512で吸着されている塵埃を保持可能となっている。そのため、粘着面の塵埃に対する粘着力は、粘着ラバー層512の塵埃に対する粘着力よりも大きくなっている。なお、粘着テープは、例えば紙、プラスチック等の基材に対して、例えばゴム系、アクリル系等の粘着剤を塗布し、粘着剤層を形成することによって構成されている。
また、図6に示すように、支持スライダ62は、軸支部621と、摺動ガイド部622とを有している。軸支部621は、上述の回転保持部61の回転軸61aを回転自在に軸支している。また、摺動ガイド部622は、側板21に設けられている溝部22(図6参照)に沿った幅方向の移動をガイドする部分である。そのため、この摺動ガイド部622は、溝部22に嵌まり込むフランジ部622aを具備している。また、摺動ガイド部622の一端部は、リニアアクチュエータ63のロッド部63aに連結されている。そのため、リニアアクチュエータ63の作動により、ロッド部63aが左右方向に摺動すると、その摺動に伴って、摺動ガイド部622も左右方向に移動する。その結果、粘着テープ保持部61b(図2参照)に支持されている粘着テープロール70は、左右方向に移動する。
また、第3の駆動源に対応するリニアアクチュエータ63は、例えば空気圧によってロッド部63aを上下方向に作動させるものであり、制御部100によって、その作動が制御されている。なお、リニアアクチュエータ63の本体部63bは、側板21に取り付けられている。このリニアアクチュエータ63は、反発バネ517の弾性力に抗しながら可動粘着ラバーローラ体51Bを押し込み、固定粘着ラバーローラ体51Aに対して可動粘着ラバーローラ体51Aを接触させるものである。このとき、リニアアクチュエータ63は、ロータリアクチュエータ52よりも大きな付勢力を可動粘着ラバーローラ体51Bに対して与える。その付勢力は、ワークWを落下させない状態で挟み込むのには十分過ぎるものであって、塵埃を粘着ラバーローラ体51から粘着テープロール70に転写させるのに必要な程度のものとなっている。
また、側板21には、第2の駆動源に対応するロータリアクチュエータ52が取り付けられている。ロータリアクチュエータ52は、本実施の形態では、粘着ラバーローラ体51に対して、側板21を挟んで反対側の位置(外側)に取り付けられている。また、ロータリアクチュエータ52は、図5に示すように、粘着ラバーローラ体51よりも下方に位置している。
このロータリアクチュエータ52は、出力軸521を有していて、ロータリアクチュエータ52の作動時には、この出力軸521を回転させるためのトルクを与える。この出力軸521には、押さえアーム522が取り付けられている。そのため、ロータリアクチュエータ52が作動すると、押さえアーム522が図6において反時計回りに回動して、当接ベアリング518を押し込む。それにより、可動粘着ラバーローラ体51Bが、反発バネ517の弾性力に抗しながら固定粘着ラバーローラ体51Aに対して接触しようとする。このとき、ロータリアクチュエータ52によって、可動粘着ラバーローラ体51Aが固定粘着ラバーローラ体51Aを押し込む付勢力は、ワークWを落下させない状態で挟み込みつつ送り込むのに十分な付勢力に対応している。しかしながら、この付勢力は、塵埃を粘着ラバーローラ体51から粘着テープロール70に転写させるのには、やや不十分なものである場合が多く、加えてワークWに貼付されているフィルムが、その端部から剥がれる程、大きなものとはなっていない。
また、図8に示すように、クリーンローラ装置10には、基板検出センサ80が配置されている。基板検出センサ80は、例えば透過型の光センサであり、制御部100に出力するように電気的に配置されている。この基板検出センサ80は、ワークWの有無を検出可能となっている。なお、本実施の形態では、ベースロール対50Aおよび可動ロール対50Bが存在する部位よりも上部に基板検出センサ80a(第1の基板検出センサに対応)が配置されている。また、ベースロール対50Aおよび可動ロール対50Bが存在する部位の直下に基板検出センサ80bが配置されている。さらに、搬送経路の下端部近傍には、基板検出センサ80c(第2の基板検出センサに対応)が配置されている。
また、図1に示すように、クリーンローラ装置10のワークWの搬送経路における入口近傍には、静電除電バー81が設けられている。静電除電バー81は、ベースロール対50A側および可動ロール対50Bのそれぞれに設けられている。この静電除電バー81により、ワークWの静電気が除去される。
また、図1に示すように、基体部11の側面には、操作パネル90が設けられている。この操作パネル90には、装置全体の電源のオン/オフを切り替える電源スイッチ91、装置全体の運転を開始させるための運転スイッチ92、装置全体の運転を停止させるための停止スイッチ93、モータ31の回転数の調整を行うための速度調整ツマミ94等を具備している。なお、速度調整ツマミ94等での操作によって与えられる信号は、制御部100に入力される。
<クリーンローラ装置の制御系統の構成>
続いて、クリーンローラ装置10が具備する、制御手段としての制御部100について、図8に基づいて説明する。制御部100には、基板検出センサからの検出信号が入力される。また、制御部100は、不図示のCPU、メモリ(ROM、RAM、不揮発性メモリ等)、バス、タイマ、インターフェース等を有していて、上述のメモリの中の、所定のシーケンス制御に関するプログラムおよびデータがCPUで実行され、制御部100の各構成が協働することにより、機能的には、図8のブロック図に示すような構成が実現される。
図8に示すように、制御部100は、機能的には、主制御部101と、モータ制御部102と、リニアアクチュエータ制御部103と、ロータリアクチュエータ制御部104を有していて、その他、モータドライバ105と、リニアアクチュエータドライバ106と、ロータリアクチュエータドライバ107とを有している。主制御部101は、クリーンローラ装置10の全体の制御を司る部分であり、操作パネル90等からの指令、またはクリーンローラ装置10に接続される不図示のコンピュータ等からの指令が入力される。そして、入力された指令に基づいて、モータ制御部102、リニアアクチュエータ制御部103、および/またはロータリアクチュエータ制御部104に対して、所定の駆動指令に関する信号を出力する。
モータ制御部102は、速度調整ツマミ94の操作に基づいて、モータ31に印加する電力を制御する指令を、モータドライバ105側に与える。そして、モータドライバ105では、モータ31に所定の電力を与えて、モータ31を回転駆動させる。なお、このモータ制御部102には、不図示のロータリエンコーダが具備するロータリセンサ82からの検出信号が供給され、モータ31の回転数が、速度調整ツマミ94によって与えられる回転数を保持するように、フィードバック制御を行うように構成しても良い。
なお、フィードバック制御としては、比例制御(P制御)、PI制御、PID制御を行うようにしても良い。
また、リニアアクチュエータ制御部103も、リニアアクチュエータ63に与える電力を制御する指令をリニアアクチュエータドライバ106側に与え、当該リニアアクチュエータ63を所定の加圧力で作動させる。また、リニアアクチュエータ制御部103には、基板検出センサ80a〜80c、およびロータリセンサ82からの検出信号が入力される。そして、リニアアクチュエータ制御部103では、これらの検出信号に基づいて、上下のリニアアクチュエータ63の作動をそれぞれ制御する。
また、ロータリアクチュエータ制御部104も、ロータリアクチュエータ52に与える電力を制御する指令をロータリアクチュエータドライバ107側に与え、当該ロータリアクチュエータ52を所定の加圧力で作動させる。また、ロータリアクチュエータ制御部104には、基板検出センサ80a〜80c、およびロータリセンサ82からの検出信号が入力される。そして、ロータリアクチュエータ制御部104では、これらの検出信号に基づいて、上下のロータリアクチュエータ52の作動をそれぞれ制御する。
<クリーンローラ装置の動作>
以上のような構成を具備するクリーンローラ装置10の動作に関して、以下に説明する。最初に、クリーンローラ装置10に粘着テープロール70を取り付けて、クリーンローラ装置10が作動可能な状態とする。
また、上述の粘着テープロール70の取り付けに前後して、電源スイッチ91をオン側に切り替える。そして、速度調整ツマミ94を回転させて、ワークWの搬送速度を所望の搬送速度に設定する。この後に、運転スイッチ92を押下すると、運転が開始され、制御部100はモータ31に対して、設定された回転速度で駆動させる指令を与える。この状態で、作業者が上部の搬入口からワークWをクリーンローラ装置10の内部に投入する。そのとき、ワークWは搬送ローラ32によって搬入がガイドされる。
また、ワークWがクリーンローラ装置10の内部に搬入されると、その状態が基板検出センサ80aによって検出される。それにより、主制御部101は、モータ制御部102およびロータリアクチュエータ制御部104に指令を与える。そして、かかる指令に基づいて、ロータリアクチュエータ制御部104は、ロータリアクチュエータドライバ107を介してロータリアクチュエータ52を作動させる。すると、押さえアーム522が当接ベアリング518を押し込み、可動粘着ラバーローラ体51Bが固定粘着ラバーローラ体51Aに接触する。それにより、ワークWを一対の粘着ラバーローラ体51A,51Bで挟み込むことが可能な状態となる。
なお、基板検出センサ80aのみがワークWを検出する状態(基板検出センサ80b,80cがワークWを検出していない状態)では、リニアアクチュエータ63は作動しないように主制御部101およびリニアアクチュエータ制御部103によって制御される。
また、ロータリアクチュエータ52の作動に前後して、モータ制御部102は、主制御部101からの指令に基づいて、モータドライバ105を介してモータ31を作動させる。それにより、ワークWが粘着ラバー層512の回転速度によって、所定の送り速度で搬送される状態となる。なお、このとき、基板検出センサ80bは、ワークWの先端をまだ検出しておらず、ワークWの先端が下方の粘着ラバーローラ体51の間を通過していない状態に対応する。
ところで、暫くの間ワークWが下方に向かって搬送されると、基板検出センサ80bがワークWを検出する。すると、ワークWの先端は、上下いずれの粘着ラバーローラ体51においても挟み込まれている状態に対応する。そのため、基板検出センサ80bがワークWを検出すると、主制御部101からの指令に基づいて、リニアアクチュエータ制御部103は、リニアアクチュエータドライバ106を介してリニアアクチュエータ63を作動させる。それにより、粘着テープロール70が粘着ラバーローラ体51(粘着ラバー層512)に押し付けられる。
ここで、リニアアクチュエータ63による粘着ラバー層512への粘着テープロール70の押し付け力は、ロータリアクチュエータ52による、可動粘着ラバーローラ体51Bの固定粘着ラバーローラ体51Aへの押し付け力よりも大きくなるように設定されている。それにより、ワークWは、ロータリアクチュエータ52による押圧力よりも強い力で、粘着ラバー層512の間に挟持される。また、かかる強い押圧力の作用により、粘着ラバー層512はワークWに対して強力に吸着する状態となり、ワークWから一層良好に塵埃が除去される。加えて、粘着ラバー層512から粘着テープロール70に対して、塵埃を良好に転写可能となる。
なお、リニアアクチュエータ63による強い押圧力がワークWに作用すると、ロータリアクチュエータ52は停止させられる。そのため、以後はリニアアクチュエータ63の作動による押圧力がワークWに作用する状態となる。
ところで、ワークWの先端が粘着ラバーローラ体51A,51Bにより挟み込まれる前の段階で、リニアアクチュエータ63が作動すると、粘着ラバーローラ体51A,51Bは、互いに強力に押し付けられる状態となる。その状態で、ワークWの先端が通過すると、ワークWに貼付されているフィルムは、貼付の端部から剥がれてしまう虞がある。
しかしながら、上述のようにワークWの先端が粘着ラバーローラ体51A,51Bの間を通過するまでは、ロータリアクチュエータ52のみが作動するように制御されると、ワークWの表面からフィルムが剥がれるのを防止することが可能となる。
以上のようなワークWの押圧状態(リニアアクチュエータ63のみが作動する状態)でワークWが下方に向かって暫く搬送される。そして、ワークWの先端が基板検出センサ80cによって検出される場合、そのままモータ31の駆動を継続すると、ワークWの後端が粘着ラバーローラ体51A,51Bの間を完全に通り過ぎてしまい、ワークWが粘着ラバーローラ体51A,51Bで保持されずに落下してしまう虞が生じる。そこで、モータ制御部102は、基板検出センサ80cによってワークWの先端が検出されると、モータ31を逆転させて、ワークWが上方に向かい持ち上げられる向きに移動させる。そして、ワークWの先端が上方の粘着ラバーローラ体51A,51Bの間を抜けるまで移動させる。なお、ワークWの先端が上方の粘着ラバーローラ体51A,51Bの間を抜けるとき、作業者がワークWを把持する。
なお、ワークWの長さ寸法が所定より短い場合には、ワークWの先端が基板検出センサ80cにより検出されるよりも前の段階で、ワークWの後端が基板検出センサ80aを通過する。このとき、ロータリセンサ82でのカウントに基づいてモータ31を停止させ、ワークWの後端が粘着ラバーローラ体51A,51Bの間を抜けないようにしても良い。
また、粘着テープに徐々に塵埃が転写されていくと、粘着テープの塵埃の吸着性能が悪化する。そのため、例えば所定の時間だけ粘着テープによる塵埃の吸着を行わせた後に、粘着テープロール70を引き出して、外周に露出している粘着テープを粘着テープロール70から剥がして切り取る。それにより、新たな粘着テープが外周に露出する状態となり、粘着テープの塵埃の吸着性能を回復させることが可能となる。
<効果>
以上のような構成のクリーンローラ装置10によれば、ワークWが粘着ラバーローラ体51A,51Bで挟み込まれている状態のときには、制御部100は、リニアアクチュエータ63を作動させる。それにより、ロータリアクチュエータ52のみが作動しているときよりも、大きな付勢力を粘着ラバーローラ体51に与える。このようにリニアアクチュエータ63およびロータリアクチュエータ52の作動を制御すれば、ワークWの先端が粘着ラバーローラ体51A,51Bで挟み込まれる部分を通過した後に、より強い押圧力を付与して、ワークWの表面から一層良好に塵埃を除去することが可能となる。また、より強い押圧力の付与により、粘着ラバー層512から粘着テープロール70に対して、塵埃を良好に転写可能となる。
また、ワークWの先端が粘着ラバーローラ体51A,51Bで挟み込まれる部分を通過する前に、より強い押圧力を付与する場合には、ワークWからフィルムが剥がれてしまう(フィルムの端部から剥がれてしまう)虞がある。しかしながら、本実施の形態では、ワークWの先端が粘着ラバーローラ体51で挟み込まれる部分を通過した後に、より強い押圧力を付与している。そのため、ワークWからフィルムが剥がれるのを良好に防止可能となっている。
また、本実施の形態では、制御部100は、リニアアクチュエータ63による強い押圧力がワークWに作用すると、ロータリアクチュエータ52を停止させるように制御する。そのため、以後はリニアアクチュエータ63のみが作動して、その押圧力がワークWに作用する状態となる。この押圧力は、ロータリアクチュエータ52による押圧力よりも大きな付勢力であるため、ワークWの先端が粘着ラバーローラ体51で挟み込まれる部分を通過した後に、ワークWからフィルムが剥がれてしまうのを防止可能しつつ、より強い押圧力を付与して、ワークWの表面から一層良好に塵埃を除去することが可能となる。
さらに、本実施の形態では、固定粘着ラバーローラ体51Aは摺動せずに、可動粘着ラバーローラ体51Bのみが摺動可能に設けられている。このため、ワークWの搬送経路における基準およびワークWを挟み込む基準が明確となり、ワークWに対して良好に押圧力を及ぼさせることが可能となる。
また、本実施の形態では、粘着テープ保持部61bは、粘着テープロール70が摺動方向に対して上または下に位置ずれするように配置されている。このため、粘着テープロール70は、摺動方向に沿って並ばず、上または下に位置ずれする状態となる。そのため、クリーンローラ装置10の幅方向の寸法を低減させることが可能となり、クリーンローラ装置10をコンパクト化することが可能となる。
さらに、本実施の形態では、ロータリアクチュエータ52は、押さえアーム522を介して可動粘着ラバーローラ体51Bを押し付ける付勢力を与える。そのため、リニアアクチュエータ63のように、粘着テープロール70を介して可動粘着ラバーローラ体51Bを押し付けないので、粘着テープロール70の使用に伴う直径の変化の影響を受けることがない。そのため、可動粘着ラバーローラ体51Bを押し付ける際のタイミングに変動を来たすことがない。
また、本実施の形態では、ワークWの投入を基板検出センサ80aで検出することにより、ロータリアクチュエータ52の駆動を開始させることが可能となる。加えて、基板検出センサ80aでワークWの後端を検出することで、ワークWが粘着ラバーローラ体51A,51Bの間で挟みこまれている状態から抜けて、ワークWが落下してしまうのを防止するように制御可能となる。また、基板検出センサ80cでワークWの鉛直方向における下端が検出されるので、ワークWがクリーンローラ装置10の下端にぶつかってしまうのを防止可能となる。
<変形例>
以上、本発明の一実施の形態に係るクリーンローラ装置10について説明したが、本発明はこれ以外にも種々変形可能となっている。以下、それについて述べる。
上述の実施の形態においては、ベースロール対50Aと可動ロール対50Bとが、上下に2つずつ並んだ構成となっている。しかしながら、クリーンローラ装置は、このような構成には限られず、ベースロール対50Aと可動ロール対50Bとが1つずつしか存在しない構成を採用しても良く、ベースロール対50Aと可動ロール対50Bとが3つ以上存在する構成を採用しても良い。
また、上述の実施の形態では、基板検出センサ80bがワークWを検出すると、リニアアクチュエータ制御部103がリニアアクチュエータ63を作動させるように制御している。しかしながら、基板検出センサ80aがワークWを検出してから、リニアセンサ82で所定だけカウントされた後に、リニアアクチュエータ63を作動させるように制御しても良い。
さらに、上述の実施の形態では、制御部100は、リニアアクチュエータ63による強い押圧力がワークWに作用する場合、ロータリアクチュエータ52の作動を停止させるように制御している。しかしながら、ロータリアクチュエータ52の作動を停止させずに、リニアアクチュエータ63と共にロータリアクチュエータ52も作動させるようにしても良い。
また、上述の実施の形態では、ワークWの表裏両面から塵埃を除去するタイプのクリーンローラ装置10について述べている。しかしながら、クリーンローラ装置としては、片面のみから塵埃を除去するタイプであっても良い。片面のみから塵埃を除去するタイプのクリーンローラ装置では、固定粘着ラバーローラ体51Aに代えて、単にガイドローラを配置するように構成すれば足りる。
さらに、上述の実施の形態では、ワークWは、鉛直方向に沿って搬送される状態となっている。しかしながら、ワークWの搬送方向は、鉛直方向に限られるものではなく、鉛直方向に対して傾斜していても良い。
また、上述の実施の形態では、基板検出センサ80a〜80cを備える構成について述べている。しかしながら、基板検出センサ80bを省略する構成を採用しても良い。
さらに、上述の実施の形態では、塵埃吸着ローラ体としては、粘着ラバーローラ体を用いているが、塵埃の吸着性に優れる材質が表面を覆っていれば、その材質は、シリコンゴム等には限られず、種々の材質を利用可能である。
本発明のクリーンローラ装置は、基板洗浄の分野において利用することができる。
本発明のクリーンローラ装置の全体構成を示す左側面図である。 図1のクリーンローラ装置の全体構成を示す正面図である。 図1のクリーンローラ装置の全体構成を示す右側面図である。 図1のクリーンローラ装置の全体構成を示す平面図である。 図1のクリーンローラ装置の全体の中で、リニアアクチュエータおよびロータリアクチュエータの配置関係を示す図である。 図1のクリーンローラ装置のうち、粘着ラバーローラ体付近を拡大して示す側面図である。 クリーンユニットの作動イメージを示す図である。 クリーンローラ装置の制御部の概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
10…クリーンローラ装置、11…基体部、12…上部洗浄部、20…フレーム部、30…搬送機構、31…モータ(第1の駆動源に対応)、40…クリーンユニット、50A…ベースロール対、50B…可動ロール対、51…粘着ラバーローラ体(塵埃吸着ローラ体に対応)、51A…固定粘着ラバーローラ体、51B…可動粘着ラバーローラ体、
52…ロータリアクチュエータ(第2の駆動源に対応)、60…粘着テープ保持部、61…回転保持部、62…支持スライダ、63…リニアアクチュエータ(第3の駆動源に対応)、80,80a,80b,80c…基板検出センサ、90…操作パネル、94…速度調整ツマミ、100…制御部(制御手段に対応)、101…主制御部、102…モータ制御部、103…リニアアクチュエータ制御部、104…ロータリアクチュエータ制御部、511…回転軸、512…粘着ラバー層、513…マウント部材、518…当接ベアリング

Claims (6)

  1. フィルムが貼付されているワークを搬送しつつ、当該ワークに付着している塵埃を除去するためのクリーンローラ装置であって、
    第1の駆動源の作動により駆動させられると共に、上記ワークの一方の面に、上記ワークの移動に伴って転動しつつ接触し、当該ワークの一方の面に付着している塵埃を吸着保持する塵埃吸着ローラ体と、
    上記ワークの他方の面に、上記ワークの移動に伴って転動しつつ接触すると共に、上記塵埃吸着ローラ体とで上記ワークを鉛直方向に沿って移動させるベースローラ体と、
    粘着テープが巻回されている粘着テープロールを保持する粘着テープ保持部と、
    上記塵埃吸着ローラ体を上記ベースローラ体に向けて押し付ける付勢力を与える第2の駆動源と、
    上記粘着テープロールを上記塵埃吸着ローラ体に向けて押し付ける付勢力を与える第3の駆動源と、
    上記ワークの有無を検出する基板検出センサと、
    上記基板検出センサでの上記ワークの検出から所定時間が経過する前には上記第2の駆動源のみを作動させると共に、上記所定時間の経過後の上記ワークが上記塵埃吸着ローラ体と上記ベースローラ体とで挟み込まれている状態のときには少なくとも上記第3の駆動源を作動させて、上記所定時間の経過前よりも大きな付勢力を上記塵埃吸着ローラ体に対して与えるように制御する制御手段と、
    を具備することを特徴とするクリーンローラ装置。
  2. 請求項1記載のクリーンローラ装置において、
    前記制御手段は、上記所定時間の経過後は、前記第2の駆動源の作動を停止させ、かつ前記第3の駆動源のみを作動させると共に、前記第3の駆動源は、前記制御手段によって前記第2の駆動源が作動している状態よりも大きな付勢力を前記塵埃吸着ローラ体に対して与えるように制御される、
    ことを特徴とするクリーンローラ装置。
  3. 請求項1または2記載のクリーンローラ装置において、
    前記塵埃吸着ローラ体は、前記鉛直方向とは交差する摺動方向に沿って摺動可能に設けられていると共に、
    前記ベースローラ体は、上記摺動方向に沿って摺動しない構成となっている、
    ことを特徴とするクリーンローラ装置。
  4. 請求項3記載のクリーンローラ装置において、
    前記粘着テープ保持部は、前記粘着テープロールが前記摺動方向に対して上または下に位置ずれするように配置されている、
    ことを特徴とするクリーンローラ装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のクリーンローラ装置において、
    前記第2の駆動源は、押さえアームに回転トルクを与えるロータリアクチュエータであると共に、
    前記第3の駆動源は、リニアアクチュエータである、
    ことを特徴とするクリーンローラ装置。
  6. 請求項1記載のクリーンローラ装置において、
    前記基板検出センサは、
    前記ワークの投入を検出する第1の基板検出センサと、
    前記ワークの鉛直方向における下端を検出する第2の基板検出センサと、
    を備えることを特徴とするクリーンローラ装置。
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