JP5228264B1 - 浴室空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】浴室の天井パネルからフロントパネルを大きく突出させることなく、浴室内に結露水が落下することを確実に防止することのできる浴室空調装置を提供する。
【解決手段】この浴室空調装置は、内部流路50において発生した結露水を捕集する結露水捕集手段を備えており、結露水捕集手段は、鉛直方向に対して斜めに配置された傾斜面Sa、Sb上で結露水を発生させる傾斜壁WLa、WLbと、傾斜面Sa、Sbの下端部から落下する結露水を受け入れて溜めておく溜水部RSと、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、浴室の空調を行う浴室空調装置に関する。
浴室の天井パネルに形成された開口部に取り付けられ、浴室内の暖房や乾燥等、浴室の空調を行うことのできる浴室空調装置が知られている。このような浴室空調装置は、上記開口部を下方から覆うフロントパネルを備えており、当該フロントパネルに形成された吸込口から浴室の空気を吸い込み、ヒーターを経由させる等の空調を行った後、吹出口から浴室に向けて空気を吹き出すものである。
吸込口には浴室から高温多湿の空気が流入するが、浴室空調装置の内部は浴室内の気温に比べて低い温度となっているため、浴室空調装置の内部では結露が発生しやすい状態となっている。浴室空調装置の内部で結露が発生すると、天井パネルに設置された浴室空調装置から浴室内に結露水が落下し、浴室の使用者に降りかかってしまう場合がある。
このため、浴室空調装置においては、内部で発生した結露水を浴室内に落下させないための構成が種々検討されている。例えば下記特許文献1には、吸込口を開閉する機構をフロントパネルに備えた構成の浴室空調装置が記載されている。下記特許文献1に記載の浴室空調装置は、空調の停止時に吸込口及び吹出口を閉鎖することにより、浴室内に結露水が落下することを防止している
特開2005−172320号公報
吸込口及び吹出口を開閉する機構を備えるためには、フロントパネルの上部において当該機構を収納するための空間を確保する必要がある。しかし、既にファンやモーターなどが配置された浴室空調装置の内部には、新たに空間を確保することが難しい。このため、上記特許文献1に記載の浴室空調装置においては、フロントパネルの上部に新たな空間を確保するために、フロントパネルを浴室側に突出した形状としている。その結果、吸込口及び吹出口を開閉する機構を配置する空間を確保できるものの、その代償として天井パネルからフロントパネルが大きく突出し、浴室内の美観を損なってしまうという問題が生じていた。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、浴室の天井パネルからフロントパネルを大きく突出させることなく、浴室内に結露水が落下することを確実に防止することのできる浴室空調装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る浴室空調装置は、浴室の天井パネルに形成された開口部に取り付けられ、浴室の空調を行う浴室空調装置において、前記開口部を下方から覆うフロントパネルと、前記フロントパネルに形成され、浴室内の空気を吸い込む吸込口と、前記フロントパネルに形成され、前記吸込口から吸い込んだ空気を浴室内に吹き出す吹出口と、前記フロントパネルの上方に形成され、前記吸込口と前記吹出口とを連通させる流路である内部流路と、前記内部流路に配置され、前記吸込口から吸い込んだ空気を前記吹出口に向かわせる送風機と、前記内部流路において発生した結露水を捕集する結露水捕集手段と、を備え、前記結露水捕集手段は、鉛直方向に対して斜めに配置された傾斜面を有し、前記傾斜面上で結露水を発生させる凝縮部と、前記傾斜面の下端部から落下する結露水を受け入れて溜めておく溜水部と、を有することを特徴としている。
本発明では、浴室空調装置の内部流路に発生した結露水を捕集する結露水捕集手段を備えている。結露水捕集手段は、凝縮部と溜水部とを有している。凝縮部は、鉛直方向に対して斜めに配置された傾斜面を有しており、当該傾斜面上で結露水を発生させるものである。傾斜面上で発生した結露水は重力により下方に移動するが、直ちに鉛直下方に落下するのではなく、傾斜面に沿って下方に移動し傾斜面の下端部に到達した後で、鉛直下方に落下する。
溜水部は、傾斜面の下端部から落下する結露水を受け入れて溜めておくものである。このため、凝縮部の傾斜面上で発生した結露水は全て溜水部に溜まることとなり、吸込口から浴室内に落下してしまうことが確実に防止される。
このように、本発明における結露水捕集手段は、吸込口及び吹出口を開閉するような複雑な機構を必要とせず、凝縮部と溜水部とを有するという構成によって結露水が浴室内に落下することを防止するものである。従って、フロントパネルの上方における狭いスペースであっても結露水捕集手段を配置することができるため、フロントパネルを大きく突出させることにより浴室内の美観を損なうことがない。
また本発明に係る浴室空調装置では、前記凝縮部は、前記吸込口の鉛直上方に配置されていることも好ましい。
この好ましい態様では、凝縮部が、吸込口の鉛直上方に配置される。このため、吸込口から吸い込まれた浴室内の空気は、他の構造物に当たる前に、最初に凝縮部に当たることとなる。その結果、浴室内の空気に含まれていた水蒸気の殆どが凝縮部の傾斜面において結露水となり、内部流路の他の部分における結露水の発生が抑制される。従って、結露水を効率的に捕集して溜水部に溜めることができる。
また本発明に係る浴室空調装置では、前記溜水部は、前記フロントパネルの少なくとも一部と共に回動可能であることも好ましい。
溜水部は、長時間に渡り水が溜まる部分であるため、不衛生な状態となりやすく、定期的に清掃等のメンテナンスを施すことが好ましい。しかし、溜水部はフロントパネルの上部に配置されており、溜水部にメンテナンスを施すにはフロントパネルを取り外す必要が生じる。
この好ましい態様では、溜水部は、フロントパネルの少なくとも一部と共に回動可能である。このため、溜水部にメンテナンスを施す際においては、フロントパネル全体を取り外すことなく、フロントパネルの少なくとも一部と共に溜水部を回動させるだけで溜水部に手が届く状態となる。従って、溜水部に対して容易にメンテナンスを施すことができる。
また本発明に係る浴室空調装置では、前記結露水捕集手段は、前記溜水部を回動させた際において、前記溜水部から流出した水が零れないように受け入れる捕水部を備えていることも好ましい。
メンテナンスを施すために溜水部を回動させると、溜水部に溜まっていた水が溜水部から零れ出て、不衛生な水がメンテナンスを施す作業者にかかってしまうことが考えられる。そこで、この好ましい態様では、溜水部を回動させた際において、溜水部から流出した水が零れないように受け入れる捕水部を備える。溜水部から流出した水は捕水部に受け入れられ、零れ出ることがないため、溜水部のメンテナンスをより容易に行うことが可能となる。
また本発明に係る浴室空調装置では、前記溜水部は、一体に設けられた前記フロントパネルから取り外すことが可能であることも好ましい。
この好ましい態様では、溜水部を一体に設けられたフロントパネルから取り外すことができる。従って、天井パネルから離れた場所において溜水部のメンテナンスを行うことができるため、溜水部のメンテナンスを更に容易に行うことが可能となる。
本発明によれば、浴室の天井パネルからフロントパネルを大きく突出させることなく、浴室内に結露水が落下することを確実に防止することのできる浴室空調装置を提供することができる。
本発明の実施形態である浴室空調装置を浴室に取り付けた状態を模式的に示す図である。 本発明の実施形態である浴室空調装置を下方から見た状態を示す外観図である。 図2におけるA−A断面を示す断面図である。 本発明の実施形態である浴室空調装置を下方から見た状態を示す外観図である。 図4におけるB−B断面を示す断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
本発明の実施形態に係る浴室空調装置は、浴室内の空気を吸い込みヒーターを経由させて浴室方向に吹き出す暖房モードと、浴室内の空気を吸い込み浴室外に排出する換気モードと、浴室内の空気を吸い込みその一部はヒーターを経由させて浴室方向に吹き出しながら、残りの空気は浴室外に排出する乾燥モードと、を備えると共に、浴室以外の第二室である洗面所等の換気も行うことができるものである。
この浴室空調装置の配置態様について図1を参照しながら説明する。図1に示すように、浴室空調装置DMは、浴室BRの天井BRcに取り付けられるものである。浴室空調装置DMは、浴室BR内の空気を吸い込みヒータ(図1においては明示しない)を経由させて浴室BR方向に空気を吹き出すことができる。また、浴室空調装置DMは、浴室BR内の空気を吸い込み、少なくともその一部をダクトD1を通して浴室外に排出することもできる。また、浴室空調装置DMは、洗面所SRの天井に設けられた吸引口SR1に繋がるダクトSR2を通して、洗面所SR内の空気を吸引し、ダクトD1を通して浴室外に排出することもできる。
上記の通り乾燥モードは、浴室BR内の空気を吸い込みその一部はヒーターを経由させて浴室BRの方向に吹き出しながら、残りの空気は浴室BR外に排出する運転モードである。この乾燥モードにおいて浴室空調装置DMは、ヒーターを経由させた空気を浴室BRの方向に吹き出すため、浴室BR内の気温は上昇する。また、浴室BRから吸い込まれた空気の一部は、浴室BR内の水蒸気と共に浴室BR外に排出される。その結果、浴室BR内の湿度は効率的に低下することとなり、浴室空調装置DMの下方に洗濯後の衣類を吊り下げた状態で乾燥モードによる運転を行えば、浴室BRの壁面と共に衣類も短時間で乾燥させることができる。
図2は、浴室空調装置DMを下方から見た状態を示す外観図である。同図においては、説明のためにフロントパネルSPを取り外した状態を示している。図2に示されるように、浴室空調装置DMは、浴室BRの天井BRcに形成された矩形の開口部に、ファン30等が収められた機能部FBを挿入固定し、その後、フロントパネルSPで開口部及び機能部FBを覆った状態で浴室BRに設置される。フロントパネルSPは長方形に形成された板状の部材であって、浴室BRの壁面(天井BRc)と平行に配置される主面を有しており、当該主面の法線方向を浴室BR側に向けて配置されるものである。フロントパネルSPは、吸込口10及び吹出口20を備えている。
吸込口10は、浴室空調装置DMが浴室BR内の空気を吸い込むための部分であって、フロントパネルSPの主面において二つの開口10a、10bとして形成された部分である。これら二つの開口10a、10bは、いずれも、フロントパネルSPの長辺方向に沿った細長い長方形状に形成されている。
吹出口20は、浴室空調装置DMが浴室内に空気を吹き出すための部分であって、フロントパネルSPの主面において開口20aとして形成された部分である。開口20aは、上記の開口10a、10bとは離間した位置において、フロントパネルSPの長辺方向に沿った細長い長方形状に形成されている。開口20aの形状は、機能部FB側に固定された整風板21の外形と略一致しており、フロントパネルSPで機能部FBを覆った際において、整風板21が開口20aに嵌入された状態となる。すなわち、浴室空調装置DMから浴室BR内に空気を吹き出す際は、空気は整風板21と吹出口20とを同時に通過した後、浴室BR内に吹き出すこととなる。
続いて、浴室空調装置DMの内部構造について、図3を参照しながら説明する。図3は、図2の浴室空調装置DMにおいて、フロントパネルSPを取り付けた状態におけるA−A断面を示す断面図である。図3に示すように、浴室空調装置DMの機能部FBは、その下端においてフランジFBfが形成されており、フランジFBfと天井BRcとが図示しないボルトで固定されている。また、フロントパネルSPは、フランジFBf全体を覆うように設置され、フランジFBfに対して図示しないボルトで固定されている。
機能部FBの内部、すなわちフロントパネルSPの上方には、吸込口10と吹出口20とを連通させる内部流路50が形成されている。内部流路50は、吸込口10から吸い込んだ空気が吹出口20へと流れるための流路である。内部流路50は、ファン30より上流側である上流側流路50aと、ファン30より下流側である下流側流路50bとを有している。
ファン30は内部流路50に配置された送風機であって、内部流路50における空気の流れを発生させるものである。ファン30の上部には、ファン30を回転駆動するファンモータ30aが設けられている。ファン30は、複数の羽根を円形に並べた所謂シロッコファンと呼ばれるものである。ファンモータ30aが回転すると、ファン30が回転駆動され、ファン30の下方から空気を吸い込み、ファン30の側面から水平方向に空気が放出される。ファン30の側面から放出された空気は、その後、下流側流路50bへと流れる。
下流側流路50bには、ファン30よりも下流側で且つ吹出口20よりも上流側において、下流側流路50bから分岐する流路として図示しない排出流路が接続されている。排出流路はダクトD1に接続された流路であって、浴室の外部(例えば屋外)に連通している。
下流側流路50bと排出流路との境界部には、図示しないダンパーが配置されている。ダンパーは、下流側流路50bから排出流路へ空気が流れる流路の開度を調整するためのものである。ダンパーの動作によって、排出流路へ空気が流れる流路の開度が調整される。
暖房モードにおいては、ダンパーが排出流路を完全に閉鎖した状態となり、吸込口10から吸い込まれた空気は全てヒーターHTで加熱された後、吹出口20から浴室BR内に吹き出す。乾燥モードにおいては、ダンパーの開度が調整され、吸込口10から吸い込まれた空気の一部は排出流路を通じて浴室BRの外部に排出される一方、残りはヒーターHTを経由して吹出口20を通過し浴室BRに吹き出す。換気モードにおいては、ダンパーは排出流路を開状態とする一方、吹出口20に通じる流路を完全に閉鎖する。このため、吸込口10から吸い込まれた空気は、全て排出流路を通じて浴室BRの外部に排出される。
下流側流路50bを流れる空気は、上記のように少なくとも一部は排出流路を通じて浴室BRの外部に排出され、残りはヒーターHTを経由して吹出口20を通過し、浴室BRに吹き出る。ヒーターHTは、整風板21の直上に配置された電気ヒーターであって、吹出口20から吹き出す空気を加熱するものである。ヒーターHTは常に空気を加熱するものではなく、浴室空調装置DMの運転モードに応じて、加熱のON/OFFが適宜制御される。
次に、浴室空調装置DMの内部において発生する結露水について説明する。図3に示したように、吸込口10の鉛直上方には、傾斜壁WLa及び傾斜壁WLbが配置されている。具体的には、開口10aの鉛直上方には傾斜壁WLaが配置され、開口10bの鉛直上方には傾斜壁WLbが配置されている。傾斜壁WLa、WLbはそれぞれ、鉛直方向に対して斜めに(図3においては、法線が右下方向を向くように)配置された傾斜面Sa、Sbを有している。
傾斜壁WLa及び傾斜壁WLbを上記のように配置しているため、吸込口10から吸い込まれた空気は、浴室空調装置DMの内部にある他の構造物に当たる前に、最初に傾斜面Sa、Sbに当たる。吸込口10から吸い込まれた空気は浴室BR内の高温多湿の空気であるため、傾斜面Sa、Sbに当たることによって冷却される。その結果、傾斜面Sa、Sbの面上で結露し、それぞれにおいて水滴WT1a、WT1bが発生する。即ち、傾斜壁WLa及び傾斜壁WLbは、本発明における凝縮部として機能するものである。
吸込口10から吸い込まれた空気は、最初に傾斜面Sa、Sbに当たって結露し水滴WT1a、WT1bを発生させた後、比較的湿度が低い状態となる。このため、傾斜面Sa、Sbよりも下流側において再び結露することは抑制されている。換言すれば、浴室空調装置DMにおける結露は、そのほとんどが傾斜面Sa、Sbにおいて発生し、他の部分において発生することは抑制されている。
傾斜面Sa、Sbで発生した水滴WT1a、WT1bは、それぞれ傾斜面Sa、Sbに付着したままの状態で、重力により下方に移動する。すなわち、傾斜面Sa、Sbに沿って下方に(図3においては左下に向かって)移動し、傾斜面Sa、Sbの下端部まで移動する。
傾斜面Sa、Sbの下端部の鉛直下方には、溜水部RSが形成されている。溜水部RSは、フロントパネルSPの上面の一部である底部BTと、底部BTの外周から上方に突出する外周壁Wと、開口10aの外周から上方に突出する内周壁Waと、開口10bの外周から上方に突出する内周壁Wbとを備えており、これらによって所定量の水を蓄えることができるように形成されている。
このため、傾斜面Sa、Sbの下端部まで移動した水滴WT1a、WT1bはその後落下するが、溜水部RSに受け入れられることにより、保留水WT2として溜まることとなる。このように、傾斜面Sa、Sbにおいて発生した水滴WT1a、WT1bが、発生した位置で直ちに落下するのではなく、傾斜面Sa、Sbに沿って下方に移動した後で溜水部RSに落下し、保留水WT2として溜まる。従って、水滴WT1a、WT1bが吸込口10を通過して浴室BRに落下することが確実に防止される。
次に、溜水部RSにメンテナンスを施すための機構について、図4及び図5を参照しながら説明する。図4は、浴室空調装置DMを下方から見た状態を示す外観図であって、メンテナンスを行う際における浴室空調装置DMの状態を示している。
既に説明したように、浴室空調装置DMの溜水部RSは、フロントパネルSPの一部と一体に構成されている。本実施形態においては、フロントパネルSPのうち溜水部RSが形成されている部分は、他の部分に対して図4のように回動することが可能となっており、回動部RSUを構成している。
図4に示したように回動部RSUは、開口10aの長手方向と平行で且つ開口10aの近傍に配置された回転軸を中心に回動するものである。回動部RSUには、傾斜壁WLa、傾斜壁WLb、外周壁W、内周壁Wa、及び内周壁Wbが一体に形成されている。このため、図4のように回動部RSUを回動させた状態においては、溜水部RSの全体が浴室BRに向けて露出した状態となる。従って、溜水部RSの清掃等、メンテナンス作業を行う際においては、フロントパネルSP全体を取り外すことなく、回動部RSUを回動させるだけで、溜水部RSに浴室BR側から手が届く状態となる。従って、溜水部RSに対して容易にメンテナンスを施すことができる。
図5は、図4におけるB−B断面を示す断面図である。回動部RSUは、図5のように回動した状態において、下端となる位置から底部BTと平行に上方に延びる(図3においては水平に延びる)捕水壁CTを有している。
図3において溜水部RSに溜まっていた保留水WT2は、回動部RSUが回転するに伴って下方(捕水壁CT側)に移動し、図5のように捕水壁CTと底部BTとによって挟まれた空間に溜まった状態となる。すなわち、当該空間は本発明における捕水部として機能している。このように、回動部RSUを回動させた場合であっても、溜水部RSから流出した水は浴室BR側に零れ出ることがない。このため、溜水部RSのメンテナンスをより容易に行うことが可能となっている。
尚、浴室空調装置DMにおける回動部RSUの回転軸部分の軸受構造について、詳細な図示による説明は省略するが、一般に用いられる種々の回転軸受を採用することができる。本実施形態においては、回動部RSUを浴室空調装置DMから取り外すことが可能な軸受を採用している。このため、溜水部RSの細部まで清掃するような場合においては、回動部RSUを取り外し、天井パネルから離れた場所において作業を行うことが可能となっている。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、前述した各具体例が備える各要素およびその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10:吸込口
10a,10b:開口
20:吹出口
20a:開口
21:整風板
30:ファン
30a:ファンモータ
50:内部流路
50a:上流側流路
50b:下流側流路
BR:浴室
BRc:天井
D1:ダクト
DM:浴室空調装置
FB:機能部
FBf:フランジ
HT:ヒーター
SP:フロントパネル
SR:洗面所
SR1:吸引口
SR2:ダクト
RSU:回動部
WLa:傾斜壁
WLb:傾斜壁
BT:底部
CT:捕水壁
Sa,Sb:傾斜面
RS:溜水部
W:外周壁
Wa,Wb:内周壁
WT1a,WT1b:水滴
WT2:保留水

Claims (4)

  1. 浴室の天井パネルに形成された開口部に取り付けられ、浴室の空調を行う浴室空調装置において、
    前記開口部を下方から覆うフロントパネルと、
    前記フロントパネルに形成され、浴室内の空気を吸い込む吸込口と、
    前記フロントパネルに形成され、前記吸込口から吸い込んだ空気を浴室内に吹き出す吹出口と、
    前記フロントパネルの上方に形成され、前記吸込口と前記吹出口とを連通させる流路である内部流路と、
    前記内部流路に配置され、前記吸込口から吸い込んだ空気を前記吹出口に向かわせる送風機と、
    前記内部流路において発生した結露水を捕集する結露水捕集手段と、を備え、
    前記結露水捕集手段は、
    鉛直方向に対して斜めに配置された傾斜面を有し、前記傾斜面上で結露水を発生させる凝縮部と、
    前記傾斜面の下端部から落下する結露水を受け入れて溜めておく溜水部と、を有し、
    前記凝縮部は、前記吸込口を鉛直上方から覆うように配置されていることを特徴とする浴室空調装置。
  2. 前記溜水部は、前記フロントパネルの少なくとも一部と共に回動可能であることを特徴とする、請求項1に記載の浴室空調装置。
  3. 前記結露水捕集手段は、前記溜水部を回動させた際において、前記溜水部から流出した水が零れないように受け入れる捕水部を備えていることを特徴とする、請求項に記載の浴室空調装置。
  4. 前記溜水部は、一体に設けられた前記フロントパネルから取り外すことが可能であることを特徴とする、請求項1乃至請求項のいずれか一項に記載の浴室空調装置。
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