JP5227624B2 - デイスプレイストリップ - Google Patents
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Description
展示販売するためのデイスプレイストリップ、および、デイスプレイストリップと、該デイスプレイストリップに取り付けられた袋とから構成される商品展示体に関する。
特許文献1では、2軸延伸ポリマーフィルムのような機械的性質の優れたフィルムを基材層とし、ヒートシール性とイージーピール性とを併せもつフィルムをシーラント層として、これらのフィルムを積層したデイスプレイストリップが開示されている。
特許文献1には、袋の最外層が2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムにより構成されている場合、ヒートシールにより、デイスプレイストリップに取り付けるためには、袋の最外層の2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムが、ヒートシーラブル2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムであることが好ましいことが開示されている。
しかしながら、袋の最外層がヒートシーラブル2軸延伸フィルムで形成された袋は一般的ではなく、デイスプレイストリップの適用範囲を狭くするという問題がった。
また、特許文献1では、デイスプレイストリップのシーラント層としては、接着成分と凝集破壊成分とから構成され、接着成分としては,袋の最外層がポリプロピレンフィルムから形成されることが多いことに鑑みて、ポリオレフィン系ポリマーが例示されている。
しかし、これらのポリオレフィン系ポリマーでシーラント層が構成されたデイスプレイストリップに、袋の最外層がポリエチレンテレフタレートフィルムから構成された袋をヒートシールにより取り付けることは容易ではなかった。
また、ヒートシールにより取り付けられた袋をデイスプレイストリップから最外層が2軸延伸ポリエステルから形成された袋の場合、袋の取外し時に糸引きが起こり、剥離がスムースにできないという問題もあった。
袋の最外層がヒートシーラブルでない延伸(好ましくは、2軸延伸)されたポリエチレンテレフタレートフィルムで構成された袋を、容易にヒートシールにより取り付けることができ、かつ、袋の取外しがスムースにできるデイスプレイストリップを得ることである。
前記シーラント層の最外層(a)は、(1)融点が160℃以下のポリエステルまたは(2)ガラス転移点が100℃以下の非晶性ポリエステルから構成された、デイスプレイストリップの長さ方向のヤング率が800MPa以上であるポリエステルフィルムから形成されていることを特徴とする、デイスプレイストリップを得ることにより解決される。(本発明第1の構成)
商品が封入された袋を複数並べて取り付けて展示するためのデイスプレイストリップと、前記デイスプレイストリップに取り付けられた袋と、からなる商品展示体において、
前記デイスプレイストリップは、少なくとも基材層と、前記袋がヒートシールにより取り付けられるシーラント層と、からなり、
前記シーラント層の最外層(a)は、(1)融点が160℃以下のポリエステルまたは(2)ガラス転移点が100℃以下の非晶性ポリエステルから構成された、デイスプレイストリップの長さ方向のヤング率が800MPa以上であるポリエステルフィルムから形成されていることを特徴とする商品展示体である。
図1に示すように、本発明のデイスプレイストリップ1は、スナック食品等の食品を充填した複数の袋2を並べて取り付けて展示販売するために、通常、細長い帯状の形態を有し、袋が取り付けられる本体部と、本体部の上に、フック3等に引っ掛けて
吊り下げるためのホール部(孔)4が設けられているがこれに限定されない。商品が封入された袋を並べて取り付けて展示販売することが出来ればいかなる形態でもよい。
本発明において、商品が封入された袋の取り付けは,ヒートシールにより行われるため、本発明のデイスプレイストリップは、少なくとも、ストリップとしての基本性能を与える基材層と袋をヒートシールにより取り付けることを可能にするシーラント層とを有する。基材層とシーラント層とは、それぞれの層を構成するフィルムを通常のラミネート技術により積層一体化されている。さらに、必要に応じて、販売時点で一旦取り外された袋の再取り付けを可能にするため、基材層とシーラント層の間に粘着剤層を設ける、また、商品情報を提供するための印刷層を設けることなどが行われる。
本発明において、商品展示体とは、スーパーマーケット、商店等で展示販売されるために、デイスプレイストリップと、該デイスプレイストリップに取り付けられた商品が封入された袋と、から構成されたものをいう。商品が封入された袋は、最初の取り付けはヒートシールにより行われるが、販売時点で一度取り外した袋の再取り付けを、粘着剤により行う場合がある。
上記のように、本発明のデイスプレイストリップにおいて、基材層は、デイスプレイストリップとして要求される、多数の袋の吊り下げと、その取外しを可能とする強度的性質、ヒートシールによる袋の取り付けを可能とする耐熱性等の性質を有する必要があるので、例えば、シーラント層を構成するポリエステルよりも耐熱性のある延伸フィルム(特に、2軸延伸フィルム)、金属箔、紙またはこれらの積層物等が用いられる。なかでも、本発明においては、シーラント層の主成分はポリエステルであるため、基材層が延伸ポリエステルフィルム、特に、2軸延伸ポリエステルフィルムであることが好ましい。基材層の厚さとしては、通常、20〜200μmであることが好ましい。20μm未満であると強度的に不十分である場合があり、また、200μmを超えると、ヒートシールにより袋を取り付ける際に熱が基材層を介して与えられるので、シーラント層に十分な熱が伝わらないおそれがある。上記基材層は1層だけで構成されてもよいが、2層以上の多層化されていてもよい。とくに、フックに引っ掛けるためのホール部周辺を補強するための補強材として、ホール部周辺または基材層全体に、織布、不織布、割布等の繊維層を必要に応じて導入することができる。
本発明において、デイスプレイストリップに、商品が封入された袋をヒートシールにより取り付け可能にするために、上記基材層の上にシーラント層が形成される。シーラント層としては、ヒートシール性のある低融点ポリマーから形成されるのが好ましいが、
さらに、下記の点が要求される。
(1)デイスプレイストリップに取り付けられた袋が、商店まで搬送され,商店で吊り下げられて販売される過程でデイスプレイストリップから脱落しないように保持されていなければならない。
(2)一方,販売時点で袋が取外されるときには,購入者がスムースに取外せることが要求される。ヒートシール性を有するシーラント層フィルムは、袋の取外し時に伸びやすく、糸引き現象が起こり、購入者に対する印象が良くないという問題がある。さらに、袋の取外し時に、袋の外観損傷がないことが好ましい。
上記の2点については従来技術においても考慮されていたが、袋のなかでも、袋の最外層が、延伸ポリエステルから構成された袋については、上記の両者を満足するものは得られていなかった。本発明おいては、シーラント層を、(1)融点が160℃以下のポリエステルまたは(2)ガラス転移点が100℃以下の非晶性ポリエステルから構成された、かつ、デイスプレイストリップの長さ方向のヤング率が800MPa以上であるポリエステルフィルムから形成することを特徴としている。これにより、最外層が、特に、2軸延伸ポリエステルで構成された袋は、袋の最外層にヒートシーラブル層がなくても、十分な保持力で取り付けられるとともに、取外し時には、糸引き現象がなくスムースに取外すことができる。さらに、シーラント層を2層構造として、上記シーラント層の内層に、低融点ポリエステルと凝集破壊成分とからなるイージーピール層を設けることにより、袋の外観を傷めることなく袋の取外しが可能となる。
本発明において、デイスプレイストリップのシーラント層の厚さは、20〜100μmの範囲内にあることが好ましい。20μm未満では十分な接着ができなく、また、100μmを超えると必要以上の厚さとなってコスト高となる。本発明において,シーラント層は、1層のみから構成されていてもよいが、2層またはそれ以上に多層化されていてもよい。2層で構成される場合には、上記(a)層を構成するフィルムと(b)層を構成するフィルムとが予め積層されたものを用いるのが、デイスプレイストリップの製造が容易となるので好ましい。(a)層と(b)層のいずれも、それぞれ10〜80μmの範囲内の厚さを有しているのが好ましい。本発明において、シーラント層は、デイスプレイストリップの全面に形成されていてもよいが、部分的に形成されていてもよい。
本発明のデイスプレイストリップにおいて、販売時点で、顧客が取外した袋を元に戻したいことがあり、このために、シーラント層と基材層の間に粘着剤層を設けることが好ましい。粘着剤層の形成については、特許文献2に開示されている技術が、本発明においても適用可能である。
本発明において、シーラント層の最外層(ヒートシールにより袋が取り付けられる層)は、(1)融点が160℃以下のポリエステルまたは(2)ガラス転移点が100℃以下の非晶性ポリエステルから構成された、デイスプレイストリップの長さ方向のヤング率が800MPa以上であるポリエステルフィルムから形成されている。
本発明において(a)層に用いられるポリエステルは、1)融点が160℃以下の低融点ポリエステル、または、2)明確な結晶融点を示さない非晶性ポリエステルであって、ガラス転移点が100℃以下のものである。このように、ガラス転移点100℃以下のポリエステルを用いると、ヒートシール温度でヒートシール性を有することから、好ましく用いられる。
本発明においては、シーラント層の最外層を上記の(a)層により形成するとともに、その内層に、イージーピール性層を設けることが、袋の最表面のヒートシールにより取り付けられた面を傷めることなく、袋を取外すことができることから好ましい。
(b)層は、ポリエステルを主成分として、これに凝集破壊成分を加えることにより構成される。ポリエステルとしては、ポリエチレンテレフタレートのような高融点ポリエステルを用いることもできるが、好ましくは、低融点(180℃以下,好ましくは,160℃以下)のポリエステルまたは低ガラス転移点(100℃以下)の非晶性ポリエステルが好ましい。なかでも、(b)層を構成するポリエステルは、多価カルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸、オルソフタル酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、デカン酸、ダイマー酸、シクロヘキサンジカルボン酸、トリメリット酸などを用い、また、多価アルコール成分としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、2−メチルー1,3−プロパンジオール、ペンタンジオール、3−メチルペンタンジオール、ヘキサンジオール、ノナンジオール、シクロヘキサンジメタノール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、トリメチロールプロパンなどを用いて製造することができる。(a)層に用いられるポリエステルとして例示したポリエステルは、(b)層のポリエステルとしても好ましく用いられる。本発明において、(b)層に用いられるポリエステルは、上記(a)層に用いられるポリエステルと同一でもよく、異なっていても良い。
本発明のデイスプレイストリップは、上記の基材層を構成する2軸延伸フィルム等の基材とシーラント層を構成するフィルムとを積層することにより製造するのが好ましい。積層は、基材層となる基材とシーラント層を構成するフィルムを、ポリエチレン樹脂を介するサンドラミネート、接着剤層を用いるドライラミネートにより行われる。
基材層とシーラント層との間に粘着剤層を設ける場合には、特許文献2に記載されているように、基材層上に粘着剤層を形成し、その上にシーラント層フィルムをラミネートするのが好ましい。粘着剤層とシーラント層間の剥離性を高めるために、シーラント層フィルム面にシリコーン樹脂を塗布するのが好ましい。
本発明において、最外層のシーラント層は、前記のようなポリエステルフィルム(a層)から構成されるが、シーラント層は、上記(a)層単独でもよいが、上記(a)層を最外層として、その内側にポリエステルと凝集破壊成分とからなる層(b)を設けても良い。
(a)層と(b)層とは、予め積層一体化されたフィルムを用いるのが好ましいが,基材層の上に(b)層を積層した後に、(a)層をラミネートすることも可能である。なお、本発明において、(b)層を設けることなく、凝集破壊成分を(a)層に加えて、(a)層にイージーピール性を付与することも可能である。
また、本発明において、基材層に、織布、割布(ワリフ)、不織布等を導入する場合には,基材層を構成するフィルム、紙等に、上記の布等を積層したものに、シーラント層を積層することが好ましい。
本発明において、デイスプレイストリップに取り付けられる袋は、最表面が延伸フィルム(好ましくは,2軸延伸フィルム、特に、2軸延伸ポリエステルフィルム)で形成されているものが用いられる。スナック食品等を充填する袋は、通常、2軸延伸フィルムにより形成されているので、本発明のデイスプレイストリップは、通常のスーパマーケット、コンビニエンスストア、食料品店、駅売店において広く使用することができる。
本発明において用いられる袋のシーラント層は、袋の内面側に配置され,所定箇所をヒートシールされて袋を形成する。シーラント層を構成するフィルムは、公知技術により選択することが可能であり,通常、無延伸ポリプロピレンフィルム、直鎖低密度ポリエチレンフィルム、エチレンープロピレン共重合体フィルム、低融点ポリエステルフィルム、ヒートシーラブル2軸延伸ポリエステルフィルム等が用いられる。
本発明のデイスプレイストリップに最も好ましく用いられるのは、袋の最表面が延伸(特に2軸延伸)ポリエステルフィルムで構成された袋である。デイスプレイストリップのシーラント層が、ポリオレフィン系ポリマーフィルムで形成されている場合には、袋の最表面層が、2軸延伸ポリエステルフィルムで構成されている場合には接着性を有さず、ヒートシールにより袋を取り付けることができなかった。このため、袋の最表面の2軸延伸ポリエステルフィルムに、低融点ヒートシーラブル層(低融点ポリエステル・ヒートシール層やホットメルトポリマーからなる薄いポリマー層等)を有するフィルムを用いる必要があった。本発明において、(a)層として、(1)融点が160℃以下のポリエステルまたは(2)ガラス転移点が100℃以下の非晶性ポリエステルから構成された、デイスプレイストリップの長さ方向のヤング率が800MPa以上であるポリエステルフィルムを用いると、袋の最外表面がヒートシーラブル層を有しない2軸延伸ポリエステルフィルム等の延伸フィルムであっても、ヒートシールによりデイスプレイストリップに取り付けることができる。このため、スナック食品等の食品を充填したポリエステル系の袋であれば,どのような袋でも取り付け可能となるので、本発明のデイスプレイストリップの適用範囲が大幅に広くなった。
上記包装フィルムは、包装機に供給され、折り曲げられながら,フィルム長手方向両端面がシールされて筒状となり、食品が充填されながら、所定間隔で横シールが形成され、切断されて袋が形成される。本発明において、商品展示体を構成する袋は,上記に限らず、公知の技術により作られた、ヒートシールによりデイスプレイストリップに取り付け可能な袋であればいずれも用いられる。
本発明に係るデイスプレイストリップに、食品等を封入した袋の取り付けは,公知の
アプリケータを用いて行うことができる。公知のアプリケータの一例としては、特許文献3に示されている装置が挙げられるが、これに限定されない。デイスプレイストリップへの袋の取り付けは,特許文献3に示されているように製袋包装工程と連続して行うのが、生産の効率性から好ましい。
特許文献3に記載されているアプリケ−タにより、袋を取り付ける場合,アプリケータのアームが、包装袋の上部両側端を把持して、ヒータ面上に供給されたデイスプレイストリップの所定の位置に袋の上端部を移動させ、押圧体が上から、袋上端部が重ねられたデイスプレイストリップの部位を押圧してヒートシールを行う。効率的にヒートシールを行うために、ヒータ面の温度は,シーラント層ポリマーの融点よりも高く、デイスプレイストリップ基材層の耐熱性を考慮して,160〜220℃の範囲内の温度で,200〜800msec程度の時間行われる。
デイスプレイストリップ1のホール部4が下になるように、かつ、袋2の背面2bを上側にして取り付けられ、その後、図2bに示すように、デイスプレイストリップ1は上下反転され、袋も表裏反転して、ホール部4を上にし袋2を表2aにして、フック3に取り付けられて展示される。このようにすることによって、袋2の上側端部は、図2cに示すような形態でデイスプレイストリップ1に取り付けられるので、袋2を掴んで下方向に引っ張ることにより、袋をデイスプレイストリップから容易に取外すことが出来る。
2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ:50μm)[基材層]と、
ポリエステルフィルム(ジカルボン酸成分としてテレフタール酸;グリコール成分としてエチレングリコールとシクロヘキサンジメタノールを70:30の割合で配合したものを用いて共重合して得られる非晶性ポリエステルから形成されるフィルム)(厚さ:30μm)(ガラス転移点:約80℃、ヤング率:1700MPa)[シーラント層]とをポリエステル系接着剤を介してドライラミネートにより積層し、35mm幅にスリットして、デイスプレイストリップを形成する。
一方、2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ:12μm)[基材層]と無延伸ポリプロピレンフィルム(厚さ:25μm)とをポリエステル系接着剤を介してドライラミネートして包装フィルムを作製する。この包装フィルムを縦型包装機に供給して、包装袋(幅:15cm、長さ:20cm)を形成し、この袋を、アプリケータ(株式会社イシダ製、F−SPA)により、前記のデイスプレイストリップに取り付ける。ヒートシール条件は、シール温度:200℃、シール時間:300msecである。
2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ:50μm)[基材層]と、ハイトロンPGフィルム(厚さ:30μm)(ガラス転移点約80℃:ヤング率:1700MPa)[タマポリ(株)製][シーラント層]とを、低密度ポリエチレン樹脂を介在させるサンドイッチラミネートにより積層した。ついで、35mm幅にスリットして、デイスプレイストリップを得る。実施例1と同様にして袋を取り付ける。
2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ:50μm)[基材層]と直鎖低密度ポリエチレンフィルム(厚さ:30μm)[東セロ(株)製][シーラント層]とを積層して積層フィルムを作製後、35mm幅にスリット加工を行い、デイスプレイストリップを得る。実施例1と同様にして袋を取り付ける。
2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ:50μm)[基材層]とヒロダインフィルム7573T(厚さ:30μm)[ヤスハラケミカル(株)製][シーラント層]とをポリエチレン(厚さ:30μm)を介して積層後、35mm幅にスリット加工して、デイスプレイストリップを作製する。実施例1と同様にして袋を取り付ける。
(1)
ヒートシール強度の測定
デイスプレイストリップと袋間のヒートシール強度をJIS
K7127(プラスチックフィルム及びシートの引張試験方法)に基づき測定した。10個のサンプルの平均値を表1に示す。
5個の袋(内容量:100g)を取り付けたデイスプレイストリップを吊り下げ,落下の有無を確認するテストを行う。
5個の袋(内容量:100g)を取り付けたデイスプレイストリップから、袋を手で下方に引っ張り取外した。そのときの取外しがスムースであるかどうか観察をした。
2 商品を封入した袋
Claims (6)
- 袋の最外層が延伸ポリエステルフィルムから形成され、商品が封入された袋を複数並べて取り付けて展示するためのデイスプレイストリップであって、前記デイスプレイストリップは、少なくとも基材層と、前記袋がヒートシールにより取り付けられるシーラント層と、からなり、
前記シーラント層の最外層(a)は、
(1)融点が160℃以下のポリエステルまたは
(2)ガラス転移点が100℃以下の非晶性ポリエステル
から構成された、デイスプレイストリップの長さ方向のヤング率が800MPa以上であるポリエステルフィルムから形成されていることを特徴とする、
デイスプレイストリップ。 - 前記シーラント層は、前記最外層(a)と、ポリエステルと凝集破壊成分とからなる、前記最外層の内側にある層(b)と、から構成されている、請求項1に記載のデイスプレイストリップ。
- 前記基材層と、前記シーラント層との間に、取外した袋を再取り付けするための粘着剤層が形成されている、請求項1に記載のデイスプレイストリップ。
- 前記基材層が,2軸延伸ポリエステルフィルムで構成されている、請求項1に記載のデイスプレイストリップ。
- 商品が封入された袋を複数並べて取り付けて展示するためのデイスプレイストリップと、前記デイスプレイストリップに取り付けられた袋と、からなる商品展示体において、
前記デイスプレイストリップは、少なくとも基材層と、前記袋がヒートシールにより取り付けられるシーラント層と、からなり、
前記シーラント層の最外層(a)は、(1)融点が160℃以下のポリエステルまたは(2)ガラス転移点が100℃以下の非晶性ポリエステルから構成された、デイスプレイストリップの長さ方向のヤング率が800MPa以上であるポリエステルフィルムから形成されており、
前記袋は、最外層が延伸ポリエステルフィルムから形成された袋であることを特徴とする商品展示体。 - 前記袋は、最外層がヒートシーラブル2軸延伸ポリエステルフィルムまたはヒートシーラブルでない2軸延伸ポリエステルフィルムから形成された袋である、請求項5に記載の商品展示体。
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