JP5224274B2 - 金属板の曲げ加工方法及び装置 - Google Patents
金属板の曲げ加工方法及び装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5224274B2 JP5224274B2 JP2008082384A JP2008082384A JP5224274B2 JP 5224274 B2 JP5224274 B2 JP 5224274B2 JP 2008082384 A JP2008082384 A JP 2008082384A JP 2008082384 A JP2008082384 A JP 2008082384A JP 5224274 B2 JP5224274 B2 JP 5224274B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal plate
- bending
- mold
- convex
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Description
金属板を例えば溝形断面形状に曲げ加工をする場合、固定の凸又は凹型と直線的に上下動作する可動の凹又は凸型との一対からなる金型を用いて曲げ加工することができる。図13に示した金型70では、固定凸型72に金属板2を載せ、可動凹型71を直線的に下降させることで、金属板2を押し下げて溝形断面形状に曲げ加工する。図13(イ)は加工前、同図(ロ)は加工後を示す。
この金型80において、図14(イ)の状態から上型81が下降した時、まず、可動曲刃85が金属板2に対して直角な姿勢で曲げ加工を行うことにより、直角に屈曲された折曲部(破線で示す折曲片のA部)が形成され、さらに上型81が下降すると、駆動カム91と従動カム92との係合により可動曲刃85が同図(ロ)のような姿勢に回動変位させられ、前記の直角に屈曲されている折曲部がさらに曲げられ、これにより90°を超えて折り曲げられた折曲部Bが得られる。
また、金型に直線ストローク動作をさせるプレス機も一般には、比較的大型でありかつ高価である。
金属板をその曲げ位置(曲げ予定位置)Qより先端側部分を除いて受ける、先端側が鋭角をなしている固定の凸型と、金属板の曲げ位置より先端側における曲げ位置近傍の金属板面に対向して逆V字形に窪む逆V溝を備えるとともに、前記凸型の先端部近傍における金属板を挟んで凸型と反対側に位置する位置固定の回転支軸を中心として回転可能な回転凹型とを用い、前記回転凹型における逆V溝の回転支軸側の肩部の位置は凸型の先端部近傍にあり、
前記回転凹型を、前記回転支軸を中心として回転させて前記凸型の先端部を相対的に回転凹型の逆V溝内に入り込ませることにより、凸型と逆V溝とで金属板を折り曲げることを特徴とする。
金属板をその曲げ位置より先端側部分を除いて受ける、先端側が鋭角をなしている固定の凸型と、金属板の曲げ位置より先端側における曲げ位置近傍の金属板面に対向して逆V字形に窪む逆V溝を備えるとともに、前記凸型の先端部近傍における金属板を挟んで凸型と反対側に位置する位置固定の回転支軸を中心として回転可能な回転凹型とを備え、前記回転凹型における逆V溝の回転支軸側の肩部の位置は凸型の先端部近傍にあり、
前記回転凹型を、前記回転支軸を中心として回転させて前記凸型の先端部を相対的に回転凹型の逆V溝内に入り込ませることにより、凸型と逆V溝とで金属板を折り曲げるようにしたことを特徴とする。
回転凹型における逆V溝の回転支軸側の肩部の位置が凸型の先端部近傍にあり、回転凹型が回転支軸を中心として回転する際に、回転凹型の逆V溝の回転支軸側の肩部近傍が金属板を凸型側に押し付けるようになっていることを特徴とする。
回転凹型がストッパ面と逆V溝との間に、ストッパ面とともに横向きL字形をなす平坦面部を有することを特徴とする。
金属板をその第1曲げ位置より先端側部分を除いて受ける第1凸型と、
金属板の第1曲げ位置より先端側における第1曲げ位置近傍の金属板面に対向して逆V字形に窪む逆V溝を備えるとともに、前記第1凸型の先端部近傍における金属板を挟んで第1凸型と反対側に位置する第1回転支軸を中心として回転可能な第1回転凹型とを備え、
前記第1回転凹型を、前記第1回転支軸を中心として回転させて前記第1凸型の先端部を相対的に第1回転凹型の逆V溝内に入り込ませることにより、第1凸型と逆V溝とで金属板の第1曲げ位置を折り曲げるようにした第1曲げ型と、
金属板の第2曲げ位置より先端側部分を除いて受ける第2凸型と、
金属板の第2曲げ位置より先端側における第2曲げ位置近傍の金属板面に対向して逆V字形に窪む逆V溝を備えるとともに、前記第2凸型の先端部近傍における金属板を挟んで第2凸型と反対側に位置する第2回転支軸を中心として回転可能な第2回転凹型とを備え、
前記第2回転凹型を、前記第2回転支軸を中心として回転させて前記第2凸型の先端部を相対的に第2回転凹型の逆V溝内に入り込ませることにより、第2凸型と逆V溝とで金属板の第2曲げ位置を折り曲げるようにした第2曲げ型とを備えたことを特徴とする。
回転凹型の逆V溝の角度を適切に設定することにより、金属板を所望の曲げ角度に曲げることができる。特に、90°を超えて曲げるいわゆるブラインド曲げを容易に行うことができる。
また、2段階の曲げ動作をする従来金型80等と異なり、90°を超える曲げ加工を、回転凹型の回転という1動作で済む極めて簡潔な構造によって実現できる。
また、曲げ加工をする回転凹型は小形かつ安価に済む。
また、可動型(回転凹型)は回転動作により曲げ加工を行なうので、直線ストロークによる曲げ金型と比べて、動く範囲が狭く済み、可動型を駆動する駆動部も小形かつ安価に済む。
これらの図に示すように、この曲げ加工装置1は、金属板を折り曲げる金属板の曲げ加工装置であって、固定の凸型3と位置固定の回転支軸6を中心として回転可能な回転凹型7とを有する。
前記逆V溝4の回転支軸6側(図1〜図3で右側)の肩部4bの位置は、凸型3の先端部近傍にあり、回転凹型7が回転支軸6を中心として下方に回転する際に、逆V溝4の回転支軸側の肩部4bの近傍が金属板2を凸型3側に押し付ける(後述の図4(ロ)、(ハ)参照)ようになっている。
回転凹型7の逆V溝4と凸型3との関係は、回転凹型7が回転支軸6を中心として所定角度だけ下方に回転した時に、凸型3の先端部が回転凹型7の逆V溝4の奥に入り込むような相互形状関係かつ相対位置関係にある。
そして回転凹型7を、回転支軸6を中心として下方に回転させて凸型3の先端部を相対的に回転凹型7の逆V溝4内に入り込ませることにより、凸型3と逆V溝4とで凸型3の先端部を起点として金属板2を折り曲げる。
曲げ加工が進行する際の金属板2の変形の仕方は、金属板2が回転凹型7の逆V溝4の内面と摩擦しながら逆V溝4の奥に入り込んで変形するものなので、主として薄板金属板が加工対象となる。
また、逆V溝内面との摩擦により金属板2に傷が生じる恐れがある場合は、特に回転凹型7の材質を例えばMCナイロンその他の硬質のプラスチックとするのが適切である。
この回転支軸6は、装置フレーム10に軸受け15で回転可能に支持されるとともに、フレーム10の側面外側に設置した駆動機構9により回転駆動されるようになっている。すなわち、回転支軸6の装置フレーム10の側面の外側に延出した端部にウオームホイール11が固定され、このウオームホイール11と噛み合うウオーム12が、フレーム10に設置した駆動モータ13により回転駆動される駆動軸14に固定されている。駆動軸14はフレーム10に固定した軸受け16で回転可能に支持されている。
なお、この実施例では、駆動機構9を装置フレーム10の外側の側面に配置しているが、装置フレーム10内部の天井面に設置することも可能であり、その他適宜設計変更することができる。
金属板2を例えば図2に示すように、装置の前面側(図2の下側)から矢印のように挿入して凸型3の上に載せ、先端を回転凹型7のストッパ面5に当てる。
次いで、駆動機構9の駆動モータ13を駆動すると、駆動軸14が回転しこれと一体のウオーム12が回転し、これと噛み合うウオームホイール11が回転し、これと一体の回転支軸6が回転し、これと一体の回転凹型7が回転支軸6を中心として下方に回転する。これにより、図4(イ)〜(ニ)に示すように、金属板2が概ねV字形に折り曲げられる。
この工程を詳細に説明すると、回転凹型7が回転し始めると、金属板2は、まず回転凹型7の平坦面部8で押し下げられ、続いて逆V溝4の図4で左方の肩部4aの近傍で押し下げられるが、先端がストッパ面5で拘束されている金属板2は、回転凹型7の回転に伴って、概ね図4(ロ)のように、凸型3の先端に近い部分が上に凸に湾曲して逆V溝4の回転支軸側の肩部4bに近い内面になじむ。
回転凹型7がさらに回転すると、図4(ハ)のように、金属板2は概ね凸型3の先端部を基点として下方に押し曲げられていく。回転凹型7がさらに回転すると、相対的に凸型3の先端部が逆V溝4の奥端に向けて次第に入り込んでいくので、金属板2は、凸型3の先端部により逆V溝4の奥端側に押し込まれ、図4(ニ)のように、凸型3の先端部を曲げ支点としてV字形に折り曲げられる。
その後、駆動機構9の駆動により回転支軸6が逆向きに回転して、回転凹型7が上方に回転復帰する。
また、この曲げ加工装置1への金属板2の挿入方向は任意であり、上述のように装置前面側(図2で下方)から挿入する場合に限らず、装置後面側(図2で上方)から挿入してもよいし、あるいは図1で右側から挿入することができる。
また、曲げ加工された金属板は、例えば装置後面側に送り出すことができ、また、装置前面側に取り出すこともできる。
逆V溝のない単なる平坦な回転凹型7’であれば、図12(イ)のように、回転支軸6’が凸型3’の前端より前方に位置していなければならず、そして金属板2は90°迄しか曲げることができない。なお、この場合、凸型3’上の金属板2を押さえる板押さえが必須であり、また、曲げた状態では金属板2の先端が回転凹型7’の先端より延出した状態となるので、回転凹型7’にストッパ面を設けることはできない(なお、次の(ロ)、(ハ)の場合も同様)。
図12(ロ)のように、回転支軸6’の位置を前方にずらすと、金属板2を90°を超えて曲げることが一応可能とも言えるが、この場合は、曲げの途中では安定した曲げが行われず、シャープなコーナー形状を得ることは困難であり、実質的に90°を超える曲げを実現できない。
金属板の90°超の曲げを実現するには、図12(ハ)のように、回転支軸6’の位置を移動させながら、回転凹型7’を回転させなければならない。
これらに対して、本発明によれば、回転凹型7が逆V溝4を有し、かつ回転支軸6の位置が凸型3の上方で凸型先端に近い位置であることで、回転支軸6の位置を移動させることなく、90°超の曲げを実現することが可能となっている。
この場合、例えば、図示略の装置フレームに取り付けたシリンダ17のシリンダロッド17aを、回転凹型7に固定したブラケット18にピン19を介して連結する。なお、この場合は、流体圧シリンダ17が回転凹型7を直接回転駆動するので、回転凹型7と回転支軸6との間にキー等の結合手段は不要である。
図5(イ)の状態でシリンダ17のシリンダロッド17aが伸張すると、図5(ロ)に示すように、回転凹型7が駆動されて回転支軸6を中心として下方に回転し、金属板2を折り曲げる。
図6は例えば溝形断面形状を成形する場合の両端曲げ加工装置20であり、1対の曲げ加工装置21を、左右対称に設置する。各曲げ加工装置21は、凸型23と、逆V溝24を有し回転支軸26を中心として回転可能な回転凹型27とを備えており、基本構造は前述の曲げ加工装置1と同様である。
図6(イ)は曲げ加工前の状態であり、回転凹型7が回転すると、図6(ロ)のように金属板22の両端部が折り曲げられる。図示例は、直角に曲げ加工する場合であるが、逆V溝24の角度を鋭角にすることで、直角より大きな角度(ブラインド角度)の曲げ加工が可能である。また、回転凹型27の逆V溝24の角度を変えることで、所望の曲げ角度を容易に実現できる。
なお、図6、図7、図9〜図12において、回転支軸26、36、46、56,6’は、図示は省略したが、例えばキー結合やスプライン結合等によりそれぞれ回転凹型27、37、47、57、7’と一体結合している。
図7に示した曲げ加工装置31は、端部側の第1の曲げ位置Q1が既に直角(曲げ角度θ=90°)に曲げ加工された金属板32について、第2の曲げ位置Q2を直角に曲げ加工をすることで、金属板の端部をコ字形に曲げ加工する曲げ加工装置である。
曲げ加工装置31は、凸型33と、逆V溝34を有し回転支軸36を中心として回転可能な回転凹型37とを備えており、基本構造は前述の曲げ加工装置1と同様である。
図7では金属板の一方の端部近傍において2箇所の曲げ位置Q1、Q2を折り曲げるものであるが、この曲げ加工装置31を図6と同様な態様で用いることで、すなわち、一対の曲げ加工装置31を図6と同様に左右対称に設置することで、リップ付き溝形断面形状を成形することができる。
なお、図示例の曲げ角度θは直角であるが、逆V溝34の角度を鋭角にすることで、直角より大きな角度(ブラインド角度)の曲げ加工が可能である。また、回転凹型37の逆V溝34の角度を変えることで、所望の曲げ角度を容易に実現できる。
例えば、図9は、金属板を図8に示した鳩尾状の断面形状に曲げ加工する鳩尾状断面曲げ加工装置40である。
この鳩尾状断面曲げ加工装置40は、金属板42の一方の端部近傍において、第1及び第2の2つの曲げ型41、51からなるZ曲げ加工装置50を設置し、他方の端部近傍においてこれと対称的な配置で同じく第1及び第2の2つの曲げ型41、51からなるZ曲げ加工装置50を設置している。
第1曲げ型41は、金属板42をその第1曲げ位置Q1より先端側部分を除いて受ける第1凸型43と、金属板42の第1曲げ位置Q1より先端側における第1曲げ位置近傍の金属板面に対向して逆V字形に窪む逆V溝44を備えるとともに前記第1凸型43の先端部近傍における上方に位置(金属板42を挟んで第1凸型43と反対側に位置)する第1回転支軸46を中心として回転可能な第1回転凹型47とを備え、前記第1回転凹型47を、前記第1回転支軸46を中心として回転させて前記第1凸型43の先端部を相対的に第1回転凹型47の逆V溝44内に入り込ませることにより、第1凸型43と逆V溝44とで金属板42の第1曲げ位置Q1を折り曲げるようにした構成である。この第1曲げ型41は、前述した曲げ加工装置1に相当する。
第2曲げ型51は、金属板の第2曲げ位置Q2より先端側部分を除いて受ける、図9で紙面と直交する方向に退避可能な第2凸型と、
金属板42の第2曲げ位置Q2より先端側における第2曲げ位置近傍の金属板面に対向して逆V字形に窪む逆V溝54を備えるとともに前記第2凸型53の先端部近傍における図9の左側部分で右上方に位置(金属板42を挟んで第2凸型53と反対側に位置)する第2回転支軸56を中心として回転可能な第2回転凹型57とを備え、
前記第2回転凹型57を、前記第2回転支軸56を中心として回転させて前記第2凸型53の先端部を相対的に第2回転凹型57の逆V溝54内に入り込ませることにより、第2凸型53と逆V溝54とで金属板42の第2曲げ位置Q2を折り曲げるようにした構成である。この第2曲げ型51は、第2凸型53が退避可能である点及び姿勢が傾いている点を除けば、前述した曲げ加工装置1と概ね同様である。
第2曲げ型51は、第1曲げ型41の第1凸型43の概ね下方に配置されており、第1曲げ型41により第1の曲げ位置Q1を折り曲げられた金属板における第2の曲げ位置Q2を曲げ加工できるような態様で配置されている。
片側の曲げ加工について説明すると、図10(イ)は曲げ加工前の状態である。第2曲げ型51の第2凸型53は紙面と直交する奥方に退避している(図10(イ)、(ロ)では図示を省略)。
第1曲げ型41の第1回転凹型47が下方に回転して、図10(ロ)のように金属板42の第1曲げ位置Q1を折り曲げる。この時、金属板42の折り曲げられた部分の先端近傍が第2曲げ型51の第2回転凹型57に沿う態様となる。
次いで、図11(ハ)のように、第1曲げ型41の第1回転凹型47が上方に回転して元の位置に復帰した後、第2曲げ型51の退避していた第2凸型53が紙面の奥側から手前側に進出して、金属板42の第2曲げ位置Q2より先端側部分を除いて受ける位置にくる。
次いで、第2曲げ型51の第2回転凹型57が図11(ハ)で左方に回転すると、図11(ニ)のように金属板42の第2曲げ位置Q2が折り曲げられる。金属板42の左右において対称的な曲げ加工がされるので、金属板42は図8のような断面形状に成形される。
2、22、32 金属板
3、23、33 凸型
3a 上面
4、24、34 逆V溝
4a (前方側の)肩部
4b (後方側の)肩部
5 ストッパ面
6、26、36 回転支軸
7、27、37 回転凹型
8 平坦面部
9 駆動機構
10 装置フレーム
11 ウオームホイール
12 ウオーム
13 駆動モータ
14 駆動軸
15、16 軸受け
17 流体圧シリンダ
17a ピストンロッド
18 ブラケット
19 ピン
20 両端曲げ加工装置
40 鳩尾状断面曲げ加工装置
41 第1曲げ型(曲げ加工装置)
42 金属板
43 第1凸型
44 逆V溝
45 ストッパ面
46 第1回転支軸
47 第1回転凹型
50 Z曲げ加工装置
51 第2曲げ型(曲げ加工装置)
53 第2凸型
54 逆V溝
55 ストッパ面
56 第2回転支軸
57 第2回転凹型
Q 曲げ位置
Q1 第1曲げ位置
Q2 第2曲げ位置
Claims (7)
- 金属板を折り曲げる金属板の曲げ加工方法であって、
金属板をその曲げ位置Qより先端側部分を除いて受ける、先端側が鋭角をなしている固定の凸型と、
金属板の曲げ位置より先端側における曲げ位置近傍の金属板面に対向して逆V字形に窪む逆V溝を備えるとともに、前記凸型の先端部近傍における金属板を挟んで凸型と反対側に位置する位置固定の回転支軸を中心として回転可能な回転凹型とを用い、前記回転凹型における逆V溝の回転支軸側の肩部の位置は凸型の先端部近傍にあり、
前記回転凹型を、前記回転支軸を中心として回転させて前記凸型の先端部を相対的に回転凹型の逆V溝内に入り込ませることにより、凸型と逆V溝とで金属板を折り曲げることを特徴とする金属板の曲げ加工方法。 - 金属板を折り曲げる金属板の曲げ加工装置であって、
金属板をその曲げ位置より先端側部分を除いて受ける、先端側が鋭角をなしている固定の凸型と、
金属板の曲げ位置より先端側における曲げ位置近傍の金属板面に対向して逆V字形に窪む逆V溝を備えるとともに、前記凸型の先端部近傍における金属板を挟んで凸型と反対側に位置する位置固定の回転支軸を中心として回転可能な回転凹型とを備え、前記回転凹型における逆V溝の回転支軸側の肩部の位置は凸型の先端部近傍にあり、
前記回転凹型を、前記回転支軸を中心として回転させて前記凸型の先端部を相対的に回転凹型の逆V溝内に入り込ませることにより、凸型と逆V溝とで金属板を折り曲げるようにしたことを特徴とする金属板の曲げ加工装置。 - 前記凸型は、その先端側が薄型縦断面形状をなしていることを特徴とする請求項2記載の金属板の曲げ加工装置。
- 前記回転凹型は、曲げ加工の初期段階における金属板の先端を受け止めるストッパ面を有することを特徴とする請求項2又は3記載の金属板の曲げ加工装置。
- 前記回転凹型における逆V溝の回転支軸側の肩部の位置が凸型の先端部近傍にあり、回転凹型が回転支軸を中心として回転する際に、回転凹型の逆V溝の回転支軸側の肩部近傍が金属板を凸型側に押し付けるようになっていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の金属板の曲げ加工装置。
- 前記回転凹型は、ストッパ面と逆V溝との間に、ストッパ面とともに横向きL字形をなす平坦面部を有することを特徴とする請求項4又は5記載の金属板の曲げ加工装置。
- 金属板に対して第1曲げ位置Q1及び第2曲げ位置Q2の2つの曲げ位置を互いに逆向きに折り曲げる金属板の曲げ加工装置であって、
金属板をその第1曲げ位置より先端側部分を除いて受ける第1凸型と、
金属板の第1曲げ位置より先端側における第1曲げ位置近傍の金属板面に対向して逆V字形に窪む逆V溝を備えるとともに、
前記第1凸型の先端部近傍における金属板を挟んで第1凸型と反対側に位置する第1回転支軸を中心として回転可能な第1回転凹型とを備え、
前記第1回転凹型を、前記第1回転支軸を中心として回転させて前記第1凸型の先端部を相対的に第1回転凹型の逆V溝内に入り込ませることにより、第1凸型と逆V溝とで金属板の第1曲げ位置を折り曲げるようにした第1曲げ型と、
金属板の第2曲げ位置より先端側部分を除いて受ける第2凸型と、
金属板の第2曲げ位置より先端側における第2曲げ位置近傍の金属板面に対向して逆V字形に窪む逆V溝を備えるとともに、
前記第2凸型の先端部近傍における金属板を挟んで第2凸型と反対側に位置する第2回転支軸を中心として回転可能な第2回転凹型とを備え、
前記第2回転凹型を、前記第2回転支軸を中心として回転させて前記第2凸型の先端部を相対的に第2回転凹型の逆V溝内に入り込ませることにより、第2凸型と逆V溝とで金属板の第2曲げ位置を折り曲げるようにした第2曲げ型とを備えたことを特徴とする金属板の曲げ加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008082384A JP5224274B2 (ja) | 2008-03-27 | 2008-03-27 | 金属板の曲げ加工方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008082384A JP5224274B2 (ja) | 2008-03-27 | 2008-03-27 | 金属板の曲げ加工方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009233702A JP2009233702A (ja) | 2009-10-15 |
JP5224274B2 true JP5224274B2 (ja) | 2013-07-03 |
Family
ID=41248332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008082384A Expired - Fee Related JP5224274B2 (ja) | 2008-03-27 | 2008-03-27 | 金属板の曲げ加工方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5224274B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104190757A (zh) * | 2014-08-22 | 2014-12-10 | 上海元阳金属制品有限公司 | 折弯机 |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101164324B1 (ko) * | 2010-01-11 | 2012-07-09 | 김산동 | 금속판 케이스 성형 장치 |
CN102847790B (zh) * | 2012-08-21 | 2016-03-02 | 无锡美业机械制造有限公司 | 一种过滤器外壳用翻板整形模具 |
WO2021025566A1 (es) * | 2019-08-02 | 2021-02-11 | Seminario Montenegro Eduardo Raul | Plegadora de chapa metalica con sistema de doble sentido |
KR102169293B1 (ko) * | 2020-03-11 | 2020-10-23 | 김종열 | 리저브캠 유닛을 가지는 프레스금형 |
CN111530987B (zh) * | 2020-05-07 | 2022-05-31 | 吉林省初为科技有限公司 | 一种利用板料反向回弹补偿的模具 |
CN114029401B (zh) * | 2020-08-18 | 2023-08-04 | 卡奥斯模具(青岛)有限公司 | 一种折弯包角模具及折弯包角方法 |
CN114733936B (zh) * | 2022-04-02 | 2023-06-27 | 西南大学 | 一种柔性化的新型板材折弯工艺 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS595453Y2 (ja) * | 1979-09-19 | 1984-02-18 | 丸機械工業株式会社 | 折曲げ機 |
JPH0733413U (ja) * | 1993-04-30 | 1995-06-20 | 株式会社北川製作所 | プレス曲げ機用金型 |
JPH0788556A (ja) * | 1993-07-12 | 1995-04-04 | Mitsubishi Chem Corp | 折り曲げ加工治具 |
-
2008
- 2008-03-27 JP JP2008082384A patent/JP5224274B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104190757A (zh) * | 2014-08-22 | 2014-12-10 | 上海元阳金属制品有限公司 | 折弯机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009233702A (ja) | 2009-10-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5224274B2 (ja) | 金属板の曲げ加工方法及び装置 | |
JP2009113078A (ja) | プレス成形用金型 | |
US20060112752A1 (en) | Tube bender | |
US20100275671A1 (en) | Forming apparatus and forming method | |
JP4825635B2 (ja) | ローラヘミング装置 | |
JP2011079028A (ja) | パイプベンダー | |
JP5028587B2 (ja) | 円筒成形溶接機 | |
JP2006255953A (ja) | 折り曲げ装置 | |
JP2011078992A (ja) | ヘミング加工装置 | |
JP5033368B2 (ja) | ローラヘミング装置 | |
JP6198981B1 (ja) | ワークの曲げ加工方法及び装置 | |
JP4942387B2 (ja) | 細径金属管の曲げ加工方法 | |
JP5197715B2 (ja) | 切断装置 | |
CN108927431B (zh) | 型材正反弧滚弯机及其运行方式 | |
CN101428312A (zh) | 单轴变截面辊弯成型机 | |
JP5180394B1 (ja) | 丸鋸用腰入ロール装置 | |
JP2004525773A (ja) | チューブを変形させるための装置および方法 | |
JP3748363B2 (ja) | ヘミング加工装置 | |
JP3775310B2 (ja) | へミング加工装置およびヘミング加工方法 | |
US10792717B2 (en) | Bending device with rotating bending dies | |
JP5976594B2 (ja) | ベンダー | |
JP4863173B2 (ja) | プレス機械における曲げ金型 | |
JP6030458B2 (ja) | かしめ装置 | |
JP2591924B2 (ja) | カッター機構 | |
JP2006247742A (ja) | 軸製造方法と、それにより製造された軸およびガイド軸 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110119 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110301 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120808 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120814 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121012 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130305 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130305 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5224274 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160322 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |