JP5220537B2 - シートベルト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートベルト装置に関し、特に自動車等の車両内において乗員を拘束して保護するためのシートベルト装置に関する。
周知のように、自動車等の車両には、衝突時の乗員の安全を図るために、座席に着座する乗員の肩部から腰部に掛けてウエビングを引き回して衝突時に乗員を座席に拘束するシートベルト装置が備えられている。
従来、この種のシートベルト装置は、ウエビングの一方側端部を巻き取り・引き出し可能に連結するリトラクタと、ウエビングの他方側端部を着座部の片側側面の背もたれ部側に固定するアンカと、ウエビングが挿通されたタングを着脱するバックルと、リトラクタから引き出されたウエビングを車両用座席の上方で折り返して摺動可能に案内するスリップジョイントとを有している(特許文献1)。
以上の構成により、ウエビングの着用は、車両用座席に着座した乗員がウエビングを所定の巻き取り力に抗してリトラクタから引き出してその前側に引き回した後、タングをバックルに装着することにより行われる。
一方、ウエビングをその着用から解放するときは、乗員がタングをバックルから離脱した後、ウエビングを手放すと、リトラクタの所定の巻き取り力によってリトラクタに巻き取られることにより行われる。
特開2007−245786号公報
しかしながら、従来のシートベルト装置によると、車両用座席に着座する乗員の後方にスリップジョイントが配置されている場合には、スリップジョイントとアンカとの間のウエビングも乗員の後方に配置されるため、ウエビングの着用時に乗員が身体を後方へ捩じってスリップジョイントとアンカとの間のウエビング(タング)を把持し、タングをバックルに装着する必要が生じることから、ウエビング着用時の操作性が悪い。一方、車両用座席の側方にスリップジョイントが配置されている場合には、乗員の車両内への乗り込み時にスリップジョイントが障害となり、乗員の車両内への乗り込みを円滑に行うことができない。
従って、本発明の目的は、ウエビングの着用時に良好な操作性を得ることができるとともに、乗員の車両内への乗り込みを円滑に行うことができるシートベルト装置を提供することにある。
(1)本発明は、上記目的を達成するために、ウエビングを巻き取り・引き出し可能なリトラクタと、前記リトラクタから引き出された前記ウエビングを座席上方で折り返してウエビング巻き取り・引き出し方向に案内するスリップジョイントと、前記スリップジョイントのウエビング引き出し側で前記ウエビングを挿通させるウエビング挿通部材と、前記ウエビングの装着時に前記ウエビング挿通部材を前方方向へ変位させる変位手段とを備え、前記変位手段は、前記車両用ドアの開閉動作に応答して作動するカム部材と、前記カム部材の作動に応答して回動するアーム基部材とを有し、前記アーム基部材は、自重、復帰用スプリングの弾撥力又は乗員の前記ウエビングを引き出す操作によって前記ウエビング挿通部材を変位位置から前記スリップジョイントに近づく後方方向へ復動させるシートベルト装置を提供する。
本発明によると、ウエビングの着用時に良好な操作性を得ることができるとともに、乗員の車両内への乗り込みを円滑に行うことができる。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係るシートベルト装置の全体を示す斜視図である。図2は、本発明の実施の形態に係るシートベルト装置が組み込まれた車両の外観全体を示す側面図である。図3は、本発明の実施の形態に係るシートベルト装置の要部を説明するために示す横断面図である。図4は、本発明の実施の形態に係るシートベルト装置のスリップジョイント及びサービスアームの保持状態を示す縦断面図である。図5は、本発明の実施の形態に係るシートベルト装置のスリップジョイント及びサービスアームの保持状態を示す正面図である。図6は、本発明の実施の形態に係るシートベルト装置の要部を説明するために示す縦断面図である。
〔シートベルト装置の全体構成〕
図1において、符号1で示すシートベルト装置は、ウエビング巻き取り・引き出し機構としてのリトラクタ2と、このリトラクタ2の近傍に位置するアンカ3と、このアンカ3の上方でリトラクタ2から引き出されたウエビングWを折り返してウエビング巻き取り・引き出し方向に案内するスリップジョイント4と、このスリップジョイント4のウエビング引き出し側でウエビングWを挿通させるサービスアーム5と、このサービスアーム5のウエビング引き出し側でウエビングWを挿通させたタング100を着脱可能なバックル6とを備え、自動車等の車両200(図2に示す)内に配置されている。
このシートベルト装置1の各構成要素について説明する前に車両200について簡単に説明すると、車両200は、図2に示すように、その乗降口を開閉するドア201を有している。
ドア201は、図2に示すように、ドアロック機構(図示せず)を内蔵するドアパネル202、及びこのドアパネル202の上方に位置するウインドガラス203を有し、車両200のボディ204に回動可能に配置されている。そして、所定の回動範囲での回動操作によって車両200の乗降口を開閉するように構成されている。
ドアパネル202は、ドア201の下方部に配置されている。そして、パネル一部がドア201の閉状態においてボディ204にパネル厚さ方向に重なるように構成されている。
ウインドガラス203は、ドア201の上方部に配置され、かつドアパネル202に昇降可能に取り付けられている。
ボディ204は、図3に示すように、ボディ内面部を形成するインサイドパネル205、及びボディ外面部を形成するアウトサイドパネル206を有している。ボディ204には、インサイドパネル205とアウトサイドパネル206との連結部を覆うシール基部2070及びシール機能部2071・シール連結部2072からなるゴムシール207が装着されている。インサイドパネル205及びアウトサイドパネル206には、それぞれ表裏両面に共通の軸線をもって開口するリンク挿通孔208,209が設けられている。アウトサイドパネル206には、インサイドパネル205の側に開口し、かつリンク挿通孔209を挿通するブーツ基部2100及びブーツ機能部2101・ブーツ連結部2102からなる袋状のゴムブーツ210が装着されている。
(リトラクタ2の構成)
リトラクタ2は、図1に示すように、車両200(図2に示す)に衝撃が作用する初期にウエビングWを瞬時に巻き取って座席211の乗員を拘束するプリテンショナー(図示せず)、及び慣性移動する乗員の運動エネルギを吸収するフォースリミッター(図示せず)を内蔵し、座席211のドア側に配置され、かつセンタピラーガーニッシュ212の下方に固定されている。そして、リール付きのウエビング巻き取り・引き出し機構として機能し、ウエビングWの一方側端部を巻き取り・引き出し可能に連結するように構成されている。また、リトラクタ2には、ウエビングWにウエビング巻き取り方向へ付勢するリターンスプリング(図示せず)が内蔵されている。
センタピラーガーニッシュ212には、図3に示すように、インサイドパネル205のリンク挿通孔208及びアウトサイドパネル206のリンク挿通孔209の軸線方向に開口する貫通窓213、この貫通窓213のインナサイドパネル側開口周縁に突出する立ち上がり部214,215、及び保持ボルト40を挿通させる挿通孔216が設けられている。
(アンカ3の構成)
アンカ3は、図1に示すように、リトラクタ2と同様に座席211のドア側に配置され、ウエビングWの他方側端部を連結するように構成されている。
(スリップジョイント4の構成)
スリップジョイント4は、図4に示すように、インサイドパネル205に保持ボルト40を介して回動可能に保持されている。そして、その下方端部がセンタピラーガーニッシュ212から座席側に漸次離間するように折り曲げ形成されている。スリップジョイント4の上方端部には、保持ボルト40を挿通させる丸孔からなる第1挿通孔41が設けられている。スリップジョイント4の下方端部には、ウエビング巻き取り・引き出し方向に開口する幅広の第2挿通孔42が設けられている。第2挿通孔42の内面は、リトラクタ2から引き出されたウエビングWをウエビング巻き取り・引き出し方向に摺動可能に案内するガイド面で形成されている。
保持ボルト40は、図4に示すように、リトラクタ2(図1に示す)の上方に配置され、かつインサイドパネル205にウエルドナット217によって固定され、全体がねじ部43,44及びホルダ部45からなる断面円形状の段付きボルトによって形成されている。
一方のねじ部43は、保持ボルト40の一方側端部に配置され、かつセンタピラーガーニッシュ212の挿通孔216を挿通してウエルドナット217に螺合されている。他方のねじ部44は、保持ボルト40の他方側端部に配置され、かつナット218に螺合されている。
ホルダ部45は、両ねじ部43,44間に介在し、保持ボルト40の軸線方向中間部に配置されている。ホルダ部45の外径は、両ねじ部43,44の外径より大きい寸法に設定されている。ホルダ部45の外周面には、保持ボルト40の軸線方向片側端部に位置するフランジ46が一体に設けられている。フランジ46とスリップジョイント4との間及びナット218とスリップジョイント4との間には、それぞれホルダ部45を挿通するスプリングワッシャ15,16が弾装されている。
(サービスアーム5の構成)
サービスアーム5は、図5に示すように、アーム基部材50及びウエビング挿通部材51からなり、スリップジョイント4に並列し、保持ボルト40の周囲に回動可能に配置されている。そして、ドア201(図2に示す)の閉動作に連動して作動するドア閉動作力伝達機構300(図3に示す)から回動力を受け、初期(復動)位置からスリップジョイント4の前方に往動する往動位置に向かって保持ボルト40の回りに回動するように構成されている。サービスアーム5の往動位置から後方に復動する復動位置への回動復帰は、ウエビング着用時におけるウエビングWの引き出し動作に連動して、またドア201を閉状態から開状態とした場合に自重(図示しない復帰用スプリングの弾撥力)によってそれぞれ行われる。
なお、本実施の形態においては、ウエビング非着用時に往動位置に配置されたサービスアーム5を車両衝突時のプリテンショナーによるウエビング巻き取り動作に連動して、また車両急制動時のリトラクタ用モータの駆動(リールの回転)によるウエビング巻き取り動作に連動してそれぞれ復動位置に回動復帰させてもよい。
<アーム基部材50の構成>
アーム基部材50は、図4に示すように、ホルダ部45を挿通させる第3挿通孔500、及びドア閉動作力伝達機構300のカム302から回動力を受ける回動力受部501を有し、ホルダ部45の周囲にスリップジョイント4とは独立して回動可能に保持されている。そして、カム302と共に変位手段を構成し、全体が例えば金属からなる略平面L字状の部材によって形成されている。また、アーム基部材50は、がたつき防止用スプリング(図示せず)によってセンタピラーガーニッシュ212の側に常時付勢されている。アーム基部材50とセンタピラーガーニッシュ212との間及びアーム基部材50とフランジ46との間には、図4に示すように、それぞれホルダ部45を挿通するスプリングワッシャ17,18が弾装されている。
<ウエビング挿通部材51の構成>
ウエビング挿通部材51は、図5に示すように、ウエビングWをウエビング巻き取り・引き出し方向に挿通させるウエビング挿通孔510(図1に示す)を有し、アーム基部材50の自由端部に支軸511を介して回動可能に保持され、全体が例えば金属からなる断面略L字状の部材によって形成されている。そして、ドア201の閉動作に連動してアーム基部材50と共にスリップジョイント4の前方に往動し、その往動位置でウエビングWをウエビング巻き取り・引き出し方向に案内可能に保持し得るように構成されている。また、ウエビング挿通部材51は、サービスアーム5の回動復帰によって初期(復動)位置に復動し、この復動位置においてウエビングWをウエビング巻き取り・引き出し方向に案内し得るように構成されている。
ドア閉動作力伝達機構300は、図6に示すように、ドア201(図3に示す)の開閉動作によって往復する伝達リンク301、及びこの伝達リンク301の往復動作によって回動するカム302を有し、ボディ204及びセンタピラーガーニッシュ212に配置されている。
伝達リンク301は、一方側端部をゴムブーツ210内に臨ませるとともに、他方側端部をカム302側に位置付けてインサイドパネル205のリンク挿通孔208に往復可能に挿通されている。伝達リンク301の長手方向中間部には、インサイドパネル205とアウトサイドパネル206との間に位置するフランジ3010が一体に設けられている。フランジ3010とインサイドパネル205(リンク挿通孔208のアウトサイドパネル側開口周縁)との間には、伝達リンク301に復帰習性を付与する復帰用スプリング19が弾装されている。
カム302は、カム面3020を有し、立ち上がり部214,215(図3に示す)間にシャフト20を介して回動可能に保持され、全体が車両200(図1に示す)内を出没する平面略扇形状の部材によって形成されている。そして、伝達リンク301からドア201の閉方向動作力を受けて回動し、カム面3020がサービスアーム5のアーム基部材50の回動力受部501に往動方向の回動力を付与するように構成されている。また、カム302は、復帰用スプリング(図示せず)によって回動復帰習性が付与されている。
(バックル6の構成)
バックル6は、図1に示すように、アンカ3と座席211を介して並列する位置に配置され、かつ車両200(図2に示す)の床部に固定されている。そして、ウエビングWを挿通させたタング100を着脱可能に連結するように構成されている。これにより、乗員の拘束時にバックル6に対してタング100が装着され、乗員の非拘束時にバックル6からタング100が離脱される。
〔シートベルト装置1の動作〕
次に、本実施の形態に示すシートベルト装置1の動作につき、図7〜図9を用いて説明する。図7(a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係るシートベルト装置のサービスアームが復動位置に配置された状態を示す縦断面図と正面図である。図7(a)は縦断面図を、また図7(b)は正面図をそれぞれ示す。図8(a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係るシートベルト装置のサービスアームが往動位置に配置された状態を示す縦断面図と正面図である。図8(a)は縦断面図を、また図8(b)は正面図をそれぞれ示す。図9(a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係るシートベルト装置の動作を説明するために示す横断面図である。図9(a)はドアの開状態を、また図9(b)はドアの閉状態をそれぞれ示す。図10(a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係るシートベルト装置のウエビング引き出し時におけるサービスアームの動作を説明するために示す縦断面図と正面図である。図10(a)は縦断面図を、また図10(b)は正面図をそれぞれ示す。
本実施の形態に示すシートベルト装置1の動作は、「ウエビングの着用」及び「ウエビングの着用解除」の各動作を説明する。
なお、サービスアーム5は、ドア201の開状態において図7(b)に示すように復動位置に、またドア201の閉状態において図8(b)に示すように往動位置にそれぞれ配置されているものとする。
「ウエビングの着用」
先ず、乗員がドア201を閉状態から開方向に回動操作して開状態とし、車両200外から乗車する。この場合、ドア201の開状態においては、図7(b)に示すようにサービスアーム5が復動位置に配置されているため、乗員の車両200内への乗り込み時にサービスアーム5が障害とならず、乗員の車両200内への乗り込みが円滑に行われる。
次いで、乗員が車両200内に乗り込んで座席211に着座し、ドア201を閉方向に回動操作する。この場合、ドア201が図9(a)に示す開位置から図9(b)に示す閉位置に向かって回動操作されると、ドアパネル202がゴムブーツ210を介して伝達リンク301を押圧するため、伝達リンク301が図7(a)に示す復動位置から図8(a)に示すように復帰用スプリング19の弾撥力に抗してカム302の側に往動する。この伝達リンク301が往動によってカム302を押圧するため、カム302が回動力を受けて図7(a)に示す位置から図8(a)に示すようにシャフト20の回りに回動し、カム302のカム面3020がアーム基部材50の回動力受部501を押圧する。このカム302のカム面3020から押圧力を受けてサービスアーム5が図7(b)に示す復動位置から図8(b)に示すように保持ボルト40の回りに回動し、これに伴いアーム基部材50がウエビング挿通部材51と共に図7(b)に示す復動位置からスリップジョイント4の前方(乗員の側方)に往動して図8(b)に示す往動位置に配置される。
しかる後、乗員がサービスアーム5のウエビング挿通部材51とアンカ3との間のウエビングWを把持し、さらにウエビングWをリトラクタ2から引き出してその前側に引き回した後、タング100をバックル6に装着する。この場合、サービスアーム5のウエビング挿通部材51とアンカ3との間のウエビングWが乗員の側方に配置されているため、ウエビング挿通部材51とアンカ3との間のウエビングWの把持が乗員の身体を後方に捩じることなく行われる。
なお、リトラクタ2からウエビングWを引き出すと、サービスアーム5が図10(a)に2点鎖線で示す位置から図10(a)及び(b)に実線で示す位置へ保持ボルト40の軸線に沿ってスリップジョイント4の側に移動するため、カム302のカム面3020によるサービスアーム5の回動力受部501への押圧状態が解除され、サービスアーム5が自重によって図8(b)に示す往動位置から図7(b)に示す復動位置に回動復帰する。
また、ウエビングWの非着用状態において、ドア201を閉状態から開操作すると、ドア閉動作力伝達機構300の作動によって伝達リンク301が図8(a)に示す往動位置から図7(a)に示す復動位置に復動し、この復動動作に伴い復帰用スプリングによってカム302が回動復帰する。このカム302の回動復帰によってカム302のカム面3020によるサービスアーム5の回動力受部501への押圧状態が解除され、サービスアーム5が自重によって図8(b)に示す往動位置から図7(b)に示す復動位置に回動復帰する。
「ウエビングの着用解除」
ウエビングWを着用した乗員がタング100をバックル6から離脱した後、ウエビングWを手放すことにより行われる。この場合、サービスアーム5が図7(b)に示す復動位置に配置されているため、乗員の降車時にはサービスアーム5が障害とならず、乗員の降車が円滑に行われる。
[実施の形態の効果]
以上説明した実施の形態によれば、次に示す効果が得られる。
ウエビングWの着用時に良好な操作性を得ることができるとともに、乗員の車両200内への乗り込みを円滑に行うことができる。
以上、本発明のシートベルト装置を上記の実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能であり、例えば次に示すような変形も可能である。
(1)本実施の形態では、サービスアーム5が金属製である場合について説明したが、本発明は所定の機械的強度を得ることができれば、サービスアームを他の材料によって形成しても勿論よい。
(2)本実施の形態では、自動車に適用する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、他の車両にも本実施の形態の場合と同様に適用可能である。
本発明の実施の形態に係るシートベルト装置の全体を示す斜視図。 本発明の実施の形態に係るシートベルト装置が組み込まれた車両の外観全体を示す側面図。 本発明の実施の形態に係るシートベルト装置の要部を説明するために示す横断面図。 本発明の実施の形態に係るシートベルト装置のスリップジョイント及びサービスアームの保持状態を示す縦断面図。 本発明の実施の形態に係るシートベルト装置のスリップジョイント及びサービスアームの保持状態を示す正面図。 本発明の実施の形態に係るシートベルト装置の要部を説明するために示す縦断面図。 (a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係るシートベルト装置のサービスアームが復動位置に配置された状態を示す縦断面図と正面図。 (a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係るシートベルト装置のサービスアームが往動位置に配置された状態を示す縦断面図と正面図。 (a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係るシートベルト装置の動作を説明するために示す横断面図。 (a)及び(b)は、本発明の実施の形態に係るシートベルト装置のウエビング引き出し時におけるサービスアームの動作を説明するために示す縦断面図と正面図。
符号の説明
1…シートベルト装置
2…リトラクタ
3…アンカ
4…スリップジョイント
40…保持ボルト、41…第1挿通孔、42…第2挿通孔、43,44…ねじ部、45…ホルダ部、46…フランジ
5…サービスアーム、50…アーム基部材、500…第3挿通孔、501…回動力受部、51…ウエビング挿通部材、510…ウエビング挿通孔、511…支軸
6…バックル
15,16,17,18…スプリングワッシャ
19…復帰用スプリング
20…シャフト
100…タング
200…車両
201…ドア、202…ドアパネル、203…ウインドガラス、204…ボディ、205…インサイドパネル、206…アウトサイドパネル、207…ゴムシール、2070…シール基部、2071…シール機能部、2072…シール連結部、208,209…リンク挿通孔、210…ゴムブーツ、2100…ブーツ基部、2101…ブーツ機能部、2102…ブーツ連結部、211…座席、212…センタピラーガーニッシュ、213…貫通窓、214,215…立ち上がり部、216…挿通孔、217…ウエルドナット、218ナット
300…ドア閉動作力伝達機構、301…伝達リンク、3010…フランジ、302…カム、3020…カム面
W…ウエビング

Claims (1)

  1. ウエビングを巻き取り・引き出し可能なリトラクタと、
    前記リトラクタから引き出された前記ウエビングを座席上方で折り返してウエビング巻き取り・引き出し方向に案内するスリップジョイントと、
    前記スリップジョイントのウエビング引き出し側で前記ウエビングを挿通させるウエビング挿通部材と、
    前記ウエビングの装着時に前記ウエビング挿通部材を前方方向へ変位させる変位手段とを備え、
    前記変位手段は、前記車両用ドアの開閉動作に応答して作動するカム部材と、前記カム部材の作動に応答して回動するアーム基部材とを有し、
    前記アーム基部材は、自重、復帰用スプリングの弾撥力又は乗員の前記ウエビングを引き出す操作によって前記ウエビング挿通部材を変位位置から前記スリップジョイントに近づく後方方向へ復動させるシートベルト装置。
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