JP5219629B2 - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート搬送装置及びシート搬送装置を備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、特にシートに付着した紙粉を除去するものに関する。
現在、複写機、プリンタ、コピー及びプリンタ機能を有する複合機、ファクシミリなどにおいて、電子写真方式の画像形成装置が広く利用されている。
電子写真方式を用いた画像形成装置にあっては、感光体あるいは転写体に担持されている可視像を普通紙等の記録材としてのシートに転写して記録画像を得るようになっている。このため、感光体あるいは転写体から可視像が転写されたシートは、定着部に搬送されて可視像の定着を施された後に排出される。
この種の画像形成装置では、数多くのメディア対応のため、紙粉の多いシートを搬送することは十分に想定される。このように紙粉が付着しているシートが使用されると、シート搬送路には、シートから落下した紙粉が堆積しやすい。そして、シート搬送路に堆積した紙粉が搬送されてくるシートの先端に運ばれて画像形成部に搬送された場合には、画像形成部で紙粉によりシートにトナー像が転写されない箇所が生じて、シート上のトナー像に色抜けが生じるといった画像不良が生じる。
そこで、従来、シート搬送路の紙粉を除去するものとして、シート搬送路の水平部に紙粉受けを配置した画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。この画像形成装置では、シート搬送路に堆積した紙粉が、搬送されてくるシートの先端で押し出されて紙粉受けに落下する。
実開平4−93852号公報
しかしながら、上述した水平部に紙粉受けを有する画像形成装置では、シート先端に押し出される紙粉の大部分は紙粉受けに落下するが、一部の紙粉がシート先端に付着したまま搬送されてしまうことがある。特に、シート搬送速度の高速化に伴い、水平部の紙粉受けに落下せずにシート先端に紙粉が付着したまま搬送されてしまう可能性が高くなっている。そして、シートの先端に紙粉が付着した状態で画像形成部にシートが搬送されてしまうと、画像形成部でシートに画像を形成する際に、画像不良を引き起こすおそれがある。
そこで、本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、シートに付着した紙粉を効果的に除去できるシート搬送装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明のシート搬送装置は、シートが搬送されるシート搬送路を備えたシート搬送装置において、前記シート搬送路は、湾曲した湾曲部を有し、前記湾曲部の外側のガイド部に、シートが前記シート搬送路を通過する際に前記ガイド部に付着した紙粉を前記シート搬送路から排出する紙粉排出部を設け、前記紙粉排出部は、シート搬送方向と直交する幅方向に亘って並設される複数の開口部を有し、隣り合う前記開口部同士が幅方向に重なり合うように、前記複数の開口部を幅方向に傾斜して配置した、ことを特徴とするものである。
また、本発明の画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部にシートを搬送する上記シート搬送装置と、を備えた、ことを特徴とするものである。
本発明によれば、湾曲部外側のガイド部に沿ってシートの先端が接触して移動することにより、シートの先端に付着している紙粉が紙粉排出部を通過してシート搬送路の外部に排出される。これにより、シートに付着した紙粉を効果的に除去することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係るシート搬送装置を搭載する画像形成装置の一例としてのプリンタの概略構成を示す説明図である。
図1において、1は画像形成装置としてのプリンタであり、110は画像形成装置本体としてのプリンタ本体である。
このプリンタ1は、プリンタ本体110の上方に配置された原稿給送装置120と、不図示の原稿載置台に載置された原稿を読み取る画像読取部130とを備えている。またプリンタ1は、シートSを搬送するシート搬送装置140と、シート搬送装置140により搬送されたシートSに画像を形成する画像形成部200と、画像形成部200で形成されたトナー画像をシート上に定着する定着部300と、を備えている。
シート搬送装置140は、シートSを給送するシート給送部141と、シートSが搬送されるシート搬送路142と、シートSの斜行補正やタイミング補正を行う斜行補正部としての斜行補正機構148とを備えている。また、シート搬送装置140は、複数の搬送ローラ対151〜156等を備え、これらがシート搬送路142に配設されている。また、シート搬送装置140は、定着部300で画像が定着されたシートSをプリンタ本体110から排出する排出ローラ対180を備えている。
シート搬送路142は、シート給送部141から略水平に延びる水平部としての水平パス161と、水平パス161から略垂直上方延びるように湾曲する下に凸形状の第1の湾曲部としての第1の湾曲パスRP1とを有している。また、シート搬送路142は、第1の湾曲パスRP1から略垂直に上方に延びる搬送経路部としての縦パス163と、縦パス163から斜め下方に延びる傾斜パス164とを有している。またシート搬送路142は、傾斜パス164から斜め上方に延びるように湾曲する下に凸形状の第2の湾曲部としての第2の湾曲パスRP2を有している。ここで、下に凸形状とは、凸形状部分が真下に向いている場合のみならず、下方向に傾斜している場合を含んでいる。
水平パス161には、搬送ローラ対151が配設され、第1の湾曲パスRP1には、搬送ローラ対152が配設され、縦パス163には、搬送ローラ対153,154が配設されている。また、傾斜パス164には、搬送ローラ対155,156及び斜行補正機構148が配設されている。
また、シート搬送路142は、定着部300からシートSを直接排出するストレートパス166と、シートSをスイッチバックさせる反転パス167とを有している。また、シート搬送路142は、縦パス163の途中に接続され、反転パス167でスイッチバックさせたシートSを搬送ローラ対154の上流側に合流させ、再度画像形成部200に案内するための再搬送パス168を有している。
また、シート搬送路142は、略水平状態から上方に延びるように湾曲して縦パス163に接続される下に凸形状の第3の湾曲部としての第3の湾曲パスRP3を有している。この第3の湾曲パスRP3には、外部に配置されている不図示の外部給紙装置が接続され、外部給紙装置から給送されるシートを搬送ローラ対154に導いている。
また、シート搬送路142は、傾斜パス164と略平行に傾斜パス164に接続される手差しパス170を有し、不図示の手差しトレイに積載されたシートが手差しパス170から導入される。
斜行補正機構148は、シートSを搬送しながらシートSの斜行を補正する、所謂アクティブレジストレーション方式としている。斜行補正機構148は、シート搬送方向と直交する幅方向のそれぞれの側部に配置される2つの斜行補正ローラ対148a,148aと、幅方向のそれぞれの側部に配置される2つの横レジローラ対148b,148bとを有する。なお、図1では、それぞれ一方のみが図示されている。斜行補正ローラ対148a,148aは、それぞれ独立して回転駆動され、互いに異なる搬送速度で回転駆動可能に構成されている。横レジローラ対148b,148bは、幅方向にスライド可能に構成されている。各斜行補正ローラ対148a,148aは、シートSの斜行量に応じて搬送速度が設定される。これによりシートSは、各斜行補正ローラ対148a,148aで搬送されながら斜行が補正される。また、シートSは、横レジローラ対148b,148bで横レジが補正される。
画像形成部200は、斜行補正機構148のシート搬送方向下流側に配置され、像担持体としての感光体ドラム102、シートSにトナー像を転写する転写部104、露光装置101並びに不図示の帯電装置及び現像装置等を有している。
転写部104は、不図示の駆動ローラ、テンションローラ及び転写対向ローラ等のローラ類によって張架され、搬送駆動される転写ベルト105と、不図示の転写対向ローラにより、転写ベルト105に圧接する転写ローラ106とを有している。転写ベルト105に転写ローラ106が圧接することにより、転写ニップ部が形成されている。
シート給送部141は、シートSを複数枚収納するシート収納部であるカセット145と、カセット145に収納されたシートSを送り出す分離ローラ146とを有している。カセット145には、各種シートSを選択的に収納させることができる。
このような構成のプリンタ1において、プリンタ本体110に設けられている不図示の制御装置から画像読取部130に画像読取信号が出力されると、画像読取部130により画像が読み取られる。
そして、不図示の帯電装置により感光体ドラム102の表面が一様に帯電される。次に、露光装置101による露光により感光体ドラム102の表面に潜像が形成され、この後、この感光体ドラム102上に形成された静電潜像に対して現像装置によるトナー現像が行われ、感光体ドラム102上にトナー像が形成される。この後、転写ベルト105上にトナー像が転写される。
なお、転写ベルト105の表面及び感光体ドラム102の表面には、トナーや紙粉を清掃する不図示の清掃部材を当接してそれぞれの表面を清掃している。
一方、制御装置から給紙信号がシート給送部141に出力されると、分離ローラ146により、指定されたサイズのシートSが収容されたカセット145からシートSが一枚ずつ送り出される。そして、このように送り出されたシートSは、搬送ローラ対151〜156により斜行補正機構148に搬送され、この斜行補正機構148により斜行が補正される。
次に、このように斜行が補正されたシートSは、転写ベルト105と転写ローラ106との転写ニップ部まで搬送される。
転写ベルト105及び転写ローラ106によりトナー像が転写されたシートSは、搬送ベルト107により定着部300へと搬送される。そして、この定着部300において、略対向するローラ300a,300bにより熱及び圧力を加えてシート上にトナーを溶融固着させる。
次に、このようにして得られた定着画像を有するシートSはストレートパス166を通過して排出ローラ対180により不図示のシート後処理装置へ排出される。
なお、シートSの両面に画像を形成する場合には、不図示の切換部材の切換により、この後、反転パス167へと搬送される。このように反転パス167へと搬送されると、シートSはスイッチバック動作を行うことで先後端を入れ換え、再搬送パス168へと搬送される。
この後、シート給送部141から搬送されてくる後続ジョブのシートSとのタイミングを合わせて縦パス163の途中に合流し、搬送ローラ対154〜156及び斜行補正機構148を経て画像形成部200へと送られる。画像形成プロセスに関しては1面目と同様なので省略する。
次に、本実施の形態におけるプリンタ1のシート搬送装置140について詳細に説明する。
図2は、プリンタ1における図1のA部の概略構成を示す部分拡大図であり、図3は、プリンタ1における図1のA部の概略構成を示す斜視図である。また、図4は、図3のB方向矢視図である。
第1の湾曲パスRP1は、図2に示すように、湾曲する外側の第1の湾曲ガイド162aと、これに対向する内側の第1の湾曲ガイド162bとで構成されている。そして、矢印F1方向から給送されたシートSは、第1の湾曲ガイド162a,162bで撓みながら上方に搬送される。
この第1の湾曲パスRP1では、湾曲している外側の第1の湾曲ガイド162aに沿って、シートSの先端の幅方向全域が接触しながらシートが搬送される。
また、第1の湾曲パスRP1のシート搬送方向下流側には、略垂直上方に延びた縦パス163が配置されているので、縦パス163を通過しているシートSからは紙粉が剥がれ落ちやすく、シートSから剥がれ落ちた紙粉は下方の第1の湾曲パスRP1に落下する。すなわち、第1の湾曲パスRP1にシートの紙粉が集まる。
そこで、本実施の形態では、第1の湾曲パスRP1外側のガイド部としての第1の湾曲ガイド162aに、第1の湾曲パスRP1を通過する際にシートSから剥がれ落ちた紙粉を第1の湾曲パスRP1から排出する第1の紙粉排出部H1が設けられている。つまり、外側の第1の湾曲ガイド162aに集まっている紙粉は、外側の第1の湾曲ガイド162aに沿って先端全域が接触しながら搬送されるシートの先端に押されて第1の紙粉排出部H1から除去される。さらに、シートSの先端が接触したときに剥がれ落ちた紙粉も第1の紙粉排出部H1からシート搬送路142の外部に排出される。このようにして、シートSに付着した紙粉を効果的に除去することができる。そして、シートSの紙粉を除去することで、シート搬送路142に紙粉が堆積するのを抑制することができる。なお、第1の紙粉排出部H1の下には紙粉受けを設けてもよいし、装置の動作に影響がない範囲でそのまま落下させてもよい。
第1の紙粉排出部H1は、1つの開口部で構成することも可能であるが、本実施の形態では、図3及び図4に示すように、シート搬送方向(図4中矢印C方向)と直交する幅方向の略全域に亘って並設される複数の第1の開口部h1で構成されている。
各第1の開口部h1は、図4に示すように、シート搬送方向に延びる長孔であり、隣り合う第1の開口部h1,h1同士が幅方向に重なり合うように、第1の開口部h1を幅方向に角度θ傾斜して配置されている。
このように第1の紙粉排出部H1を複数の第1の開口部h1とすることで、第1の湾曲パスRP1に搬送されてきたシートSの先端が引っ掛るのを抑制することができる。また、シートSは、撓んで各開口部h1の縁に擦り付けられながら搬送されることとなり、各開口部h1により効果的にシートSに付着している紙粉を除去することができる。
ここで、この各開口部h1の傾斜角度θは、シートSの先端の引っ掛りを効果的に抑制するために、シート搬送方向Cに対して0°〜45°の範囲内に設定するのがよい。そして、各開口部h1を傾斜させて幅方向に重なるようにするためには、シート搬送方向Cに対して0°を超えるように傾斜角度θを設定すればよい。
このように隣り合う開口部同士を幅方向において重なり合うようにすることで、シートSの幅方向全域に亘ってシートSの先端により押されて運ばれる紙粉を効果的に除去することができる。
ここで、カセット145に収納されているシートSは、下面が画像形成面である。そして、カセット145に収納されているシートSが給送され、第1の湾曲パスRP1を通過する際、シートSの画像形成面が第1の紙粉排出部H1の開口部h1に擦れることとなる。これにより、シートSの画像形成面に付着していた紙粉が、第1の紙粉排出部H1によって除去されるので、画像形成部200でシートに画像を形成する際に、効果的にシートSの画像不良を抑制することができる。
次に、シートSは、第1の湾曲パスRP1を通過した後、縦パス163に搬送されるが、シートSが縦パス163を通過しているときに紙粉が剥がれ落ちた場合、この紙粉は第1の湾曲パスRP1に落下し、第1の紙粉排出部H1を通じて下方に落下する。したがって、縦パス163を通過しているシートSから剥がれ落ちる紙粉がシート搬送路142に堆積するのを抑制することができる。
次に、縦パス163を通過しているシートSは、搬送ローラ対154(図2)に導かれる。この搬送ローラ対154には、第1の湾曲パスRP1を通過したシートSのほか、再搬送パス168や第3の湾曲パスRP3を通過したシートSも導かれる。
本実施の形態において、プリンタ1は、これらパスRP1,168,RP3のシート搬送方向下流側であってパスRP1,168,RP3の合流部近傍に配置され、シート上の紙粉を除去する紙粉除去部10を備えている。これにより紙粉除去部10には、各パスRP1,168,RP3を通過したシートSが導かれることとなるので、各パスRP1,168,RP3を通過したシートSの紙粉を効果的に除去することができる。
図5は、紙粉除去部10の構成を示す説明図である。
紙粉除去部10は、シートSを挟持しながら搬送するシート搬送部材としての搬送ローラ154a,154bと、搬送ローラ154a,154bの周面に接触するように配置された清掃部材としてのブラシ13a,13bとを備えている。また、紙粉除去部10は、搬送ローラ対154の近傍であってシート搬送方向上流側に配置され、搬送されてきたシートSに接触する除電針11を備え、この除電針11によりシートSに付着している紙粉が剥がれ落ちやすくしている。また、紙粉除去部10は、搬送ローラ対154の従動ローラである搬送ローラ154aに当接するように配置された飛散防止シート14を備えている。
この紙粉除去部10に搬送されたシートSは、まず、除電針11に接触して除電され、紙粉が剥がれ落ちやすくなる。つまり、この除電針11をシートSに接触させることで、搬送ローラ154a,154bには、他の搬送ローラよりも紙粉が付着しやすくなる。
次に、シートSは搬送ローラ154a,154bの圧接部分であるニップ部に搬送され、搬送ローラ154a,154bには、その表面である周面にシートSが接触するので、周面に紙粉が付着する。ここで、搬送ローラ154a,154bは、図示は省略するが、ローラ軸と、ローラ軸に固定され、シート搬送路142の幅方向に隙間を空けて並設される複数の回転体とを有しており、各回転体の周面に紙粉が付着する。
そして、搬送ローラ154a,154bが回転することにより、搬送ローラ154a,154bに接触するブラシ13a,13bで搬送ローラ154a,154bの周面に付着している紙粉が清掃(除去)される。このようにしてシートSは、紙粉除去部10によってその両面に付着している紙粉が除去される。なお、搬送ローラ対154の紙粉除去不能な隣り合う回転体同士の間の紙粉残部分に対応する箇所には、補助ガイドg1が形成されており、シートSが搬送ローラ対154に巻きつくことを防止でき、より良好で安定した搬送性が得られる。
ここで第1の湾曲パスRP1を通過したシートSは、紙粉排出部H1で紙粉が除去された後に、第1の湾曲パスRP1のシート搬送方向下流側に配置された紙粉除去部10に搬送されることとなる。つまり、紙粉除去部10に搬送されるシートSは、紙粉除去部10のシート搬送方向上流側に配置されている紙粉排出部H1で紙粉がある程度除去されている。したがって、紙粉除去部10で除去される紙粉の量は少なくなり、紙粉除去部10の負荷が軽減される。そして、搬送ローラ対154は、紙粉が付着すると搬送力が低下してしまうが、シートSに付着している紙粉が少ないので、ローラの劣化が低減し、搬送ローラ対154の寿命を延ばすことができる。また、紙粉除去部10に溜まった紙粉の清掃のためのメンテナンスの頻度を減じることが可能となり、システムのダウンタイムを削減することが可能となる。
なお、ブラシ13a,13bには、紙粉が付着しているが、シートSが搬送ローラ対154にニップされた状態のまま、例えば紙ジャム等の何らかの要因で停止する場合がある。この場合、ジャム処理のために縦パス163のガイドを解放する必要がある。その際、開放される側のガイドにあるブラシ13b上に付着した紙粉が、ガイドの開閉動作等でブラシ13bから乖離しても、飛散防止シート14によって再びシート搬送路142内に戻らないようにしている。
次に、紙粉除去部10を通過したシートSは、図2に示す傾斜パス164にある斜行補正機構148に導かれて斜行が補正され、画像形成部200の転写部104に導かれる。
図6は、図1のD部における画像形成部200の転写部104近傍を示す部分拡大図であり、図7は、画像形成部200の転写部104近傍を示す斜視図である。
転写部104の近傍であってシート搬送方向上流側には、第2の湾曲パスRP2が配置されている。
第2の湾曲パスRP2は、湾曲する外側の第2の湾曲ガイド165aと、これに対向する内側の第2の湾曲ガイド165bとで構成されている。これにより、シートSは、第2の湾曲ガイド165a,165bで撓みながら、第2の湾曲パスRP2の斜め上方に配置された転写部104に搬送される。
この第2の湾曲パスRP2では、シートSの先端が外側の第2の湾曲ガイド165aに接触するので、シートSの先端に付着した紙粉が落下しやすい。また、紙粉除去部10でシートSの先端に付着した紙粉が除去しきれていない場合や、紙粉除去部10から第2の湾曲パスRP2との間のガイドに紙粉が付着している場合がある。
そこで、本実施の形態では、第2の湾曲パスRP2外側のガイド部としての第2の湾曲ガイド165aに、紙粉を第2の湾曲パスRP2から排出する第2の紙粉排出部H2が設けられている。これにより、除去しきれていない紙粉や搬送されるシートの先端で押されてくる紙粉が第2の湾曲ガイド165aに集まる。そして、集まっている紙粉は、第2の湾曲ガイド165aに沿って先端全域が接触しながら搬送されるシートの先端に押されて第2の紙粉排出部H2からシート搬送路142の外部に排出される。
さらに、外側の第2の湾曲ガイド165aには、シートSの先端が接触するので、紙粉が剥がれ落ち、シートSから剥がれ落ちた紙粉は第2の紙粉排出部H2からシート搬送路142の外部に排出される。このようにして、シートSに付着した紙粉を効果的に除去することができる。そして、シートSの紙粉を除去することで、シート搬送路142に紙粉が堆積するのを抑制することができる。なお、第2の紙粉排出部H2の下には紙粉受けを設けてもよいし、装置の動作に影響がない範囲でそのまま落下させてもよい。
第2の紙粉排出部H2は、1つの開口部で構成することも可能であるが、本実施の形態では、図7に示すように、幅方向の略全域に亘って並設される複数の開口部h2で構成されている。
各開口部h2は、シート搬送方向と直交する幅方向に延びる長孔である。このように第2の紙粉排出部H2を複数の開口部h2とすることで、第2の湾曲パスRP2に搬送されてきたシートSの先端が引っ掛るのを抑制することができる。
更に、プリンタ1は、開口部h2にシート先端が入り込むのを規制する規制部として、隣り合う開口部h2,h2同士の間に設けられ、第2の湾曲ガイド165aを通過するシートSに接触するように突出する突出部g2を備えている。
この突出部g2は、第2の湾曲ガイド165aの補強をする補強リブであり、第2の湾曲ガイド165aの強度を確保している。
そして、この隣り合う開口部同士の間に設けられた突出部g2により、第2の湾曲ガイド165aに沿って搬送されるシートSは、開口部h2から突出部g2により僅かに遠ざけられ、より効果的にシート先端が開口部h2に入り込むのを抑制している。また、シートSは突出部g2に接触して案内されるので、シートSを安定して搬送することができる。
また、プリンタ1は、開口部h2にシート先端が入り込むのを規制する規制部として、開口部h2に配置され、シート搬送方向に傾斜してシートSをシート搬送方向下流側に案内するガイド部材G2を備えている。
ガイド部材G2は、図6に示すように、下側の第2の湾曲ガイド165aにおける開口部h2の下流側に瓦積み状に配置することで、シート搬送方向に傾斜されている。これにより、ガイド部材G2は、補助ガイドとして機能し、シートSが開口部h2において引っ掛りや折れ曲がりが発生するのを抑制することができ、第2の湾曲パスRP2を安定して搬送できるようになっている。
このように、転写部104近傍の第2の湾曲パスRP2に第2の紙粉排出部H2を設けたことにより、紙粉除去部10で除去しきれなかったシートS上の紙粉を、第2の紙粉排出部H2から排出することができる。そして、画像形成部200の転写部104に紙粉が侵入するのを効果的に抑制することができ、シートSには、紙粉による画像不良の少ない、高画質の画像を形成することができる。
次に、本実施の形態では、第3の湾曲パスRP3(図2)には、不図示の外部給紙装置が接続され、矢印F2方向にシートSが導入される。第3の湾曲パスRP3は、湾曲する外側の第3の湾曲ガイド169aと、内側の第3の湾曲ガイド169bとで構成されている。
この第3の湾曲パスRP3においても、紙粉が集まりやすい。
そこで、本実施の形態では、図3に示すように、下側の第3の湾曲ガイド169aに、第3の紙粉排出部H3が設けられている。この第3の紙粉排出部H3は、第1の紙粉排出部H1と同様の構成であり、複数の開口部h3を有している。そして、各開口部h3は、隣り合う開口部h3,h3同士が幅方向に重なり合うように、開口部h3を幅方向に傾斜して配置されている。
この第3の紙粉排出部H3を設けたことにより、第3の湾曲パスRP3においも、上述の実施の形態と同様に効果的に紙粉を排出することができ、第3の湾曲パスRP3に紙粉が堆積するのを抑制することができる。
そして、シートSは、紙粉除去部10の手前で第3の湾曲パスRP3により紙粉が除去されているので、紙粉除去部10での紙粉除去量を低減させることが可能となる。
その結果、紙粉除去部10の寿命が伸び、紙粉除去部10に溜まった紙粉の清掃のためのメンテナンスの頻度を減じることが可能となり、システムのダウンタイムを削減することが可能となる。
なお、図2に示すように、手差しパス170には、紙粉除去部10と同様の構成の紙粉除去部10aが配設されており、矢印F3方向から導入されたシートSは、紙粉除去部10aで紙粉が除去されて傾斜パス164に搬送される。
以上、上記実施の形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
上記実施の形態では、紙粉排出部H2の各開口部h2に、規制部としてのガイド部材G2を設けた場合について説明したが、紙粉排出部H1,H3の各開口部h1,h3にもガイド部材を設けてもよい。また、紙粉排出部H2の隣り合う開口部h2,h2同士の間に、規制部としての突出部g2を設けた場合について説明したが、紙粉排出部H1,H3の隣り合う開口部同士の間にも突出部を設けてもよい。
また、上記実施の形態では、紙粉排出部H1,H2,H3が長孔の開口部である場合について説明したが、これに限定するものではなく、紙粉排出部がメッシュやパンチングメタル等の開口部で構成されていてもよい。
また、上記実施の形態では、電子写真方式の画像形成装置を例に説明したが、これに限定するものではなく、インクジェット、オフセット印刷などの画像形成装置にも適用可能である。
本実施の形態に係るシート搬送装置を搭載する画像形成装置の一例としてのプリンタの概略構成を示す説明図である。 プリンタにおける図1のA部の概略構成を示す部分拡大図である。 プリンタにおける図1のA部の概略構成を示す斜視図である。 図3のB方向矢視図である。 紙粉除去部の構成を示す説明図である。 図1のD部における画像形成部の転写部近傍を示す部分拡大図である。 画像形成部の転写部近傍を示す斜視図である。
符号の説明
1 画像形成装置(プリンタ)
13a,13b 清掃部材(ブラシ)
140 シート搬送装置
142 シート搬送路
154a,154b シート搬送部材(搬送ローラ)
162a,165a,169a ガイド部(第1,第2,第3の湾曲ガイド)
163 搬送経路部(縦パス)
200 画像形成部
G2 規制部(ガイド部材)
g2 規制部(突出部)
H1,H2,H3 紙粉排出部(第1,第2,第3の紙粉排出部)
h1,h2,h3 開口部(第1,第2,第3の開口部)
RP1,RP2,RP3 湾曲部(第1,第2,第3の湾曲パス)

Claims (7)

  1. シートが搬送されるシート搬送路を備えたシート搬送装置において、
    前記シート搬送路は、湾曲した湾曲部を有し、
    前記湾曲部の外側のガイド部に、シートが前記シート搬送路を通過する際に前記ガイド部に付着した紙粉を前記シート搬送路から排出する紙粉排出部を設け、
    前記紙粉排出部は、シート搬送方向と直交する幅方向に亘って並設される複数の開口部を有し、
    隣り合う前記開口部同士が幅方向に重なり合うように、前記複数の開口部を幅方向に傾斜して配置した、
    ことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記シート搬送路は、前記湾曲部から上方に延びる搬送経路部を有し、
    前記搬送経路部を通過するシートから前記湾曲部に落下する紙粉を、前記紙粉排出部を通じて前記シート搬送路から排出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記開口部にシート先端が入り込むのを規制する規制部を備えた、
    ことを特徴とする請求項又はに記載のシート搬送装置。
  4. 前記規制部は、前記湾曲部における隣り合う前記開口部同士の間に設けられ、前記湾曲部を通過するシートに接触するように突出する突出部である、
    ことを特徴とする請求項に記載のシート搬送装置。
  5. 前記規制部は、前記開口部に配置され、シート搬送方向に傾斜してシートをシート搬送方向下流側に案内するガイド部材である、
    ことを特徴とする請求項に記載のシート搬送装置。
  6. シートを搬送するシート搬送部材と、前記シート搬送部材に付着する紙粉を清掃する清掃部材と、を備え、
    前記湾曲部を、前記シート搬送部材のシート搬送方向上流側に配置した、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  7. シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部にシートを搬送する請求項1乃至のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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