JP5219347B2 - 開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、折戸装置や、引戸装置、バランスドア、スライディングドア、スライディングウォール等、開閉体を吊り下げて開閉動作させるようにした開閉装置に関し、特に折戸装置として好適な開閉装置に関するものである。
従来、この種の発明には、例えば、特許文献1に記載されたもののように、開口部(通路用開口部s)の幅方向へわたるレール部材(ガイドレール70)に沿って移動するように設けられた移動支持部(吊車21及び吊車支持部材24等)と、該移動支持部によって吊持された開閉体(20)とを備え、該開閉体により前記開口部を開閉するようにした開閉装置がある。
ところで、上記従来技術によれば、現場状況によっては、開口部の上下寸法のばらつき等に起因して、開閉体と床面との隙間が大きくなりすぎたり小さくなりすぎたりする場合がある。
前記隙間が大きすぎる場合には、閉鎖された際の開閉体による密閉性が低下することになり、また、前記隙間が小さすぎる場合には、開閉動作させた際の開閉体が床面を擦ってしまうおそれがある。
そこで、開閉体と床面との隙間を適正に調整するために、従来では、吊車支持部材(24)と開閉体(20)の間に平板状のスペーサを複数枚挟み込むようにしていた。
しかしながら、前記のようにスペーサを用いた施工方法では、そのスペーサの数が施工してみないと判らなかったり、現場でスペーサが不足したり、あるいは余ったりする場合がある上、その作業が面倒である。
特開2005−90040号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、移動支持部に吊り下げられた開閉体の高さを容易に調整することができる開閉装置を提供することにある。
上記課題を解決するための一手段は、開口部の幅方向へわたるレール部材に沿って移動するように設けられた移動支持部と、該移動支持部によって吊持された開閉体とを備え、該開閉体により前記開口部を開閉するようにした開閉装置において、前記移動支持部と前記開閉体の間に、前記移動支持部に対し前記開閉体を接近離間可能に保持する調整保持手段を備、前記調整保持手段は、前記開閉体に、上端側に雄ネジ部を有するボルト状部材の下端側を回動可能に接続し、前記移動支持部に、該ボルト状部材の前記雄ネジ部を螺合接続してなり、前記ボルト状部材における前記雄ネジ部よりも下側であって前記開閉体よりも上側の部分には、該ボルト状部材を回動させるための工具を係合可能となるように、工具係合部が形成され、前記移動支持部には、前記ボルト状部材を回動不能にする回動防止部材が、着脱可能に止着され、前記回動防止部材は、前記移動支持部の側面に対し止着される止着片部と、該止着片部の下側であって前記移動支持部よりも下側に位置する係合片部とからなる縦断面略L字状の部材であり、前記係合片部は、略コ字状の切欠部を有し、該切欠部を前記ボルト状部材の工具係合部に対し回動不能に嵌め合せていることを特徴とする。
第一の形態は、開口部の幅方向へわたるレール部材に沿って移動するように設けられた移動支持部と、該移動支持部によって吊持された開閉体とを備え、該開閉体により前記開口部を開閉するようにした開閉装置において、前記移動支持部と前記開閉体の間に、前記移動支持部に対し前記開閉体を接近離間可能に保持する調整保持手段と、その接近離間方向の移動を前記調整保持手段により調整された位置で不能にする固定手段とを、一体的に備えた。
ここで、上記開口部の幅方向とは、詳細に説明すれば、上記開閉体により開閉される開口部の横幅方向を意味する。
また、上記レール部材は、上記開口部の幅方向へわたるように設けられた部材であって、上記移動支持部を移動可能に支持している部材である。
このレール部材の具体例には、上記開口部の幅方向へわたる突条を備え、該突条に沿って上記移動支持部を移動させるようにした態様や、上記開口部の幅方向へわたる凹溝を備え、該凹溝に沿って上記移動支持部を移動させるようにした態様等を含む。
また、上記開閉体は、上記移動支持部に吊持された部材であって、上記移動支持部の移動により上記開口部を開閉する部材であればよい。
この開閉体には、例えば引戸装置等の開閉体のように、上記開口部の幅方向への移動のみによって上記開口部を開閉する態様や、例えば折戸装置の開閉体のように、上記開口部の幅方向への移動、および上記開口部と交差する方向への回動によって上記開口部を開閉する態様等を含む。
また、上記調整保持手段とは、上記移動支持部と上記開閉体との間に配設された構成であって、上記移動支持部に対し上記開閉体を接近離間可能に保持する構成であればよい。
この調整保持手段には、例えば、上記移動支持部と上記開閉体との内の一方に設けられたボルト状部材と、その他方に固定されたナット状部材とを螺合させるようにした態様や、上記移動支持部に対し上記開閉体を接近離間方向へスライドするように支持した態様等を含む。
また、上記固定手段とは、上記移動支持部に対する上記開閉体の接近離間方向への移動を前記調整保持手段により調整された位置で不能にする構成であればよい。
この固定手段は、例えば、上記調整保持手段をボルト状部材とナット状部材との螺合により構成した場合において、前記ボルト状部材に対し、前記ナット状部材と組となるダブルナット状に固定用ナットを螺合させた構造等とすればよい。
また、この固定手段の他例としては、上記調整保持手段をボルト状部材とナット状部材との螺合により構成した場合において、これらボルト状部材とナット状部材の双方に対し、その交差方向へピン状部材が挿入される構造等としてもよい。
また、この固定手段は、上記移動支持部に対する上記開閉体の接近離間方向への移動を、上記調整保持手段により調整された任意の位置で不能にする態様であってもよいし、上記調整保持手段により調整された所定の複数の位置で不能にする態様であってもよい。
前者の態様によれば、上記開閉体の前記接近離間方向の位置を、無段階的に調整することができる。
また、後者の態様によれば、上記開閉体の前記接近離間方向の位置を、段階的に調整することができる。
また、第二の形態では、上記調整保持手段は、上記移動支持部と上記開閉体との内の一方に、一端側に雄ネジ部を有するボルト状部材の他端側を回動可能に接続し、その他方に、該ボルト状部材の前記雄ネジ部を螺合接続してなり、前記ボルト状部材には、該ボルト状部材を回動させるための工具を係合可能となるように、工具係合部が形成されている。
ここで、前記工具係合部の具体例としては、スパナ等の一般工具を嵌め合わせ可能となるように断面六角形状や断面矩形状等に形成した態様や、挿入される棒状工具によりボルト状部材が回動されるように、ボルト状部材に対し交差する方向の孔を設けた態様等が挙げられる。
また、第三の形態では、上記固定手段は、上記ボルト状部材に螺合されて上記他方に対し当接する緩み止めナットである。
また、第四の形態では、上記ボルト状部材に対し回動不能に係合するとともに、上記他方に対し着脱可能に止着された回動防止部材を備えた。
また、第五の形態では、上記回動防止部材は、上記ボルト状部材の上記工具係合部に対し回動不能に係合するように構成されている。
また、第六の形態では、上記ボルト状部材は、所定の回転角度毎に上記回動防止部材によって回動不能に係合されるように構成されている。
また、第七の形態では、上記移動支持部は、上記レール部材に載置された状態で上記開口部の幅方向へ移動するように設けられ、同レール部材に対し下方側から近接する脱落防止部材を備えている。
ここで、脱落防止部材とは、上記移動支持部が上記レール部から上方へ離間した際に、上記レール部に対し下方側から当接して、上記移動支持部の脱落を防ぐ部材である。
この脱落防止部材は、上記レール部材に対し下方側から接触した際に転動するローラ部材とするのが好ましいが、上記レール部材に対し下方側から摺接する部材とすることも可能である。
また、第八の形態では、上記脱落防止部材は、上記開口部の幅方向に沿って転動するように支持されるとともに、その外周面を上記レール部材に対し下方側から近接させたローラ部材である。
また、第九の形態では、上記開閉体は、基軸部を中心に回動するように支持された戸尻側の扉体と、該扉体に対し回動可能に接続されるとともに上記移動支持部によって吊持された戸先側の扉体とからなる折戸であり、上記調整保持手段および上記固定手段は、前記移動支持部と前記戸先側の扉体との間に設けられている。
上記形態は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
第一の形態によれば、開閉体と該開閉体の下方側の部位(例えば床面や枠部材等)との隙間を適宜に調整する際、調整保持手段の調整により移動支持部に対し開閉体を接近離間させ、開閉体が適宜な高さ位置になった時点で、その開閉体の高さ位置を、固定手段により固定すればよい。
したがって、スペーサ等の別体の部品を用いることなく、移動支持部に吊り下げられた開閉体の高さを容易に調整することができる。
更に、第二の形態によれば、開閉体と該開閉体の下方側の部位(例えば床面や枠部材等)との隙間を適宜に調整する際、調整保持手段としてのボルト状部材を工具等により回動させることで、移動支持部に対し開閉体を接近離間させればよい。
したがって、移動支持部に対し前記開閉体を接近離間可能に保持する調整保持手段を、その調整が容易で生産性の良好な具体的態様とすることができる。
更に、第三の形態によれば、ボルト状部材を回動することで開閉体の高さ位置を決定した後、固定手段としての緩み止めナットを締め付けることで、開閉体の高さ位置を容易に固定することができる。
更に、第四の形態によれば、ボルト状部材を回動することで開閉体の高さ位置を決定し、その開閉体の高さ位置を緩み止めナットの締め付けにより固定した後、回動防止部材をボルト状部材に係合させて装着すれば、ボルト状部材が回動して、開閉体位置が上がったり下がったりしてしまうようなことを防ぐことができる。
更に、第五の形態によれば、回動防止部材をボルト状部材に対し回動不能に係合させる構造を、工具係合部を併用した簡素な構造とすることがきる。
更に、第六の形態によれば、回動防止部材によって回動不能にされるボルト状部材の回転位置を、所定の回転角度毎とすることができる。
そのため、移動支持部に吊り下げられた開閉体を、段階的に高さが異なる複数の位置の内、選択された適宜位置で固定することができ、ひいては、その高さ調整の際の作業性を良好にすることができる。
更に、第七の形態によれば、開閉体を開閉動作させた際の振動等により、該開閉体が上方向へ微動したとしても、レール部材に対し下方から脱落防止部材が接触するため、その上方向の微動量を抑制することができ、ひいては、レール部材から移動支持部が脱落してしまうようなことを防ぐことができる。
更に、第八の形態によれば、開閉体が開閉動作時の振動等に起因して上方向へ微動し、ローラ部材がレール部材に対し当接したとしても、該ローラ部材がレール部材に沿って転動するため、その当接時の摩擦抵抗により開閉体の開閉動作に支障をきたすようなことを防ぐことができる。
更に、第九の形態によれば、移動支持部に吊り下げられた戸先側の扉体の高さを容易に調整することができ、ひいては、両扉体と床面との間の隙間を適宜な寸法にするとともに、これら扉体の開閉動作を良好にすることができる
次に、上記形態の特に好ましい具体例を、図面に基づいて説明する。
以下の具体例は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、トンネル、車両の荷台等の構築・構造物において開閉される開口部等に配設され、開閉体を吊り下げて開閉動作させる開閉装置として適用可能であるが、特に好ましい態様として、両開きタイプの折戸装置として構成した一例について説明する。
この開閉装置1は、図1に示すように、連設された複数の扉体11,12からなり開閉動作する開閉体10と、該開閉体10を左右方向側および上方側から囲む枠体20と、該開閉体10の戸尻側を回動可能に支持する基軸部30と、該開閉体10の戸先側の扉体11を回動および開口部幅方向(図1における左右方向)へ移動するように支持した移動支持機構40とを備える。
そして、この開閉装置1は、移動支持機構40の移動支持部41と開閉体10との間に、移動支持部41に対し開閉体10を接近離間可能に保持する調整保持手段と、その接近離間方向の移動を前記調整保持手段により調整された位置で不能にする固定手段とを、一体的に構成している。
開閉体10は、複数の扉体11,12を連設し、隣り合う扉体11,12の一方を他方に対して双方向へ回動するように接続してなる。
なお、図示例によれば、開閉体10は、二つの扉体11,12により構成しているが、3以上の扉体を前記と同様に接続するようにしてもよい。
また、単一の扉体を用い、当該折戸装置をバランスドア装置として構成することも可能である。更に、扉体を回動させずに開口部幅方向へスライドさせるようにした引戸装置や、スライディングウォール等を構成することも可能である。
最戸先側の扉体11は、その上端部が、後述する移動支持機構40によって吊持されることで、回動可能かつ開口部幅方向へ移動可能に支持されている。
この扉体11の戸先側における表部及び/又は裏部には、取手部11aが設けられている。
取手部11aは、扉体11に対し離間するように配設された略円筒状の把持部11a1と、扉体11の表面に固定されて把持部11a1の上下両端側に対し凹凸状に遊嵌された支持部材11a2,11a2とからなり、把持部11a2を回動自在に保持している。
この取手部11aによれば、扉体11を開閉操作する操作者が、手首を返すことなく、把持部11a1を回動させながら扉体11を回動させることができるため、その操作性が良好である。
また、扉体11の戸尻側の端部は、蝶番や歯車、リンク部材等の回動機構を介して、扉体12の戸先側端部に対し回動自在に接続されている。
なお、図中符号11a3は、ガラスや透明合成樹脂材料等の透明部材からなる窓部である。
また、図中符号13は、扉体11の戸尻側端部と、扉体12の戸先側端部との各々に設けられ、これら扉体11,12間に物等が挟まれるのを防ぐ、挟み防止部材13であり、ゴムや弾性樹脂材料等から中空状に形成されている。
また、戸尻側の扉体12は、その戸尻側端部に、後述する基軸部30を内在し、該基軸部30によって双方向へ回動するように支持されるとともに、同基軸部30の付勢緩衝機構32における付勢機構より閉鎖回動方向へ付勢されるとともに、同付勢緩衝機構32内のダンパー機構によって全閉状態の手前で閉鎖速度が低下するようになっている。
この扉体12における表部又は裏部には、前記付勢緩衝機構32の調整部を露出させるように調整窓部12a,12bが設けられている。
一方の調整窓部12a(又は12b)は、付勢緩衝機構32の前記付勢機構を調整するための窓部であり、他方の調整窓部12b(又は12a)は、同付勢緩衝機構32の前記ダンパー機構を調整するための窓部である。
これら調整窓部12a,12bは、使用時以外はカバー部材等により覆うようにすればよいが、カバー部材等を設けずに付勢緩衝機構32が露出される構成とすることも可能である。
また、枠体20は、全閉時の開閉体10の戸先部10aに対向する戸先側縦枠部21と、全閉時の開閉体10の戸尻部10bに対向する戸尻側縦枠部22と、これら縦枠部材21,22間をその上端側で連結する上枠部23とから略コ字枠状に構成され、中空状の上枠部23内には、後述する移動支持機構40等が構成されている。
なお、図示例によれば、開閉体10の下方側は、床面や地面等としているが、両縦枠部21,22間にわたる下枠部としてもよい。
また、基軸部30は、開閉体10の最戸尻側における上端側を回動自在に支持する枢支部材31と、同戸尻側の下端側を支持する付勢緩衝機構32とから構成され、戸尻側の扉体12を回動可能に支持している。
枢支部材31は、その上端側の部分が上枠部23に固定されるとともに、その下端側の部分を扉体12に対し回動自在に係合させている。
また、付勢緩衝機構32は、扉体12をスプリング等の弾性体の弾性力により閉鎖回動方向へ付勢する付勢機構と、同扉体12の閉鎖動作を全閉状態の手前で減速するダンパー機構とを備えた周知の機構である。
なお、前記ダンパー機構は、扉体12が勢いよく開放された際等に、全開時の衝撃を緩和する機構に置換することも可能である。
また、移動支持機構40は、開口部幅方向へ移動するように設けられるとともに、戸先側の扉体11を回動自在に吊持する移動支持部41と、該移動支持部41を開口部幅方向へ導くレール部材42と、該レール部材42の最戸先側に配設された磁性吸引体43とを備える(図2及び図3参照)。
そして、この移動支持機構40は、移動支持部41および磁性吸引体43等によって、略全閉する際の扉体11が戸先方向側から吸引されるようにしている。
また、前記移動支持部41と扉体11との間には、ボルト状部材41a、緩み止めナット41d、及び回動防止部材44等を一体的に介在している。
移動支持部41は、詳細に説明すれば、レール部材42の上下にわたる支持ブラケット41bに、レール部材42上を転動可能な吊車41c,41cや、レール部材42に対し下方から近接する脱落防止部材41e等を支持してなる。
そして、この移動支持部41における支持ブラケット41bの下端部には、ボルト状部材41aが螺合されている。
支持ブラケット41bは、その上部側に、吊車41cを開口部幅方向に沿って回動するように支持し、該吊車41cよりも下部側に、脱落防止部材41eを支持し、更に、該脱落防止部材41eよりも下部側に下方向きにウェルドナット41b1を溶接している。ウェルドナット41b1には、ボルト状部材41aの上部側が螺合される。
この支持ブラケット41bは、磁性金属材料により形成されることで、磁性吸引体43により磁性的に吸引される被吸引体として機能する。
なお、他例としては、上記ウェルドナット41b1を省き、支持ブラケット41bに対し、ボルト状部材41aを螺合可能なタップ加工を施して、ボルト状部材41aを螺合させるようにしてもよい。
また、前記被吸引体の他例としては、この支持ブラケット41b自体を、磁性吸引体43と吸引し合う磁石とした構成や、この支持ブラケット41bの磁性吸引体43に対向する部位に、磁性吸引体43と吸引し合うように磁石を設けた構成等としてもよい。
また、吊車41cは、レール部材42に載置されて転動するように支持ブラケット41bに支持され、図示例した好ましい一例によればその配設数を二つとしているが、単数もしくは3つ以上とすることも可能である。
この吊車41cの外周面には、レール部材42の凸部42a(図4参照)に対し、凹凸状に嵌り合うように凹部41c1が形成される。なお、この吊車41cとレール部材42との凹凸関係は逆であってもよい。
脱落防止部材41eは、開口部幅方向に沿って転動するように支持されるとともに、その外周面をレール部材42に対し下方側から近接させたローラ部材である。
この脱落防止部材41eとレール部材42の下面との隙間t1(図4参照)は、レール部材42の凸部42aに嵌り合った吊車41cが、凸部42aから脱落することがなく、且つ、移動支持部41の静止時に脱落防止部材41eが凸部42aに接触することがないように適宜に設定されている。
また、ボルト状部材41aは、上部側外周面に雄ネジ部41a1を形成するとともに、下部側に工具係合部41a2を形成している。そして、このボルト状部材41aにおける工具係合部41a2よりも下端側には、ベアリング41a3を介して取付部材41a4が一体的に装着されている。
そして、このボルト状部材41aは、移動支持部41に対し扉体11を接近離間可能に保持する調整保持手段として機能する。
工具係合部41a2は、スパナ等の工具を嵌め合わせ可能であって、且つ、所定の回転角度(図示例によれば略90度)毎に回動防止部材44によって回動不能に係合されるように、横断面略正方形状に形成されている(図7参照)。
ベアリング41a3は、内周側部分を外周側部分に対し相対的に回動させるようにした一般的なベアリングであり、その内周側部分に、ボルト状部材41aの下端側部分を嵌合固定している。
取付部材41a4は、ボルトやネジ、ナット等の止着具を挿入させ、該止着具により扉体11に対し止着されるようにした部材であり、前記ベアリング41a3の回動自在な外周部分に固定されている。
そして、上記ボルト状部材41aにおける支持ブラケット41bよりも下側には、緩み止めナット41dが螺合されている。
この緩み止めナット41dは、ボルト状部材41aの回動により扉体11と床面pとの隙間t2が適宜に調整された後に、ボルト状部材41aに螺合され、支持ブラケット41bに対し、平座金やバネ座金等を介して当接する。
したがって、この緩み止めナット41dが締め付けにより、ボルト状部材41aの緩みを防ぐことができる。
また、レール部材42は、吊車41cを下方側から受けて開口部幅方向へ案内する部材であり、上枠部23に固定されている。
このレール部材42には、吊車41c外周の凹部41c1と嵌り合う凸部42aを有する。
また、回動防止部材44は、移動支持部41の吊車41cがレール部材42の凸部42aに載置され、ボルト状部材41aの回動により扉体11と床面pとの隙間t2(図1参照)が調整され、緩み止めナット41dが締め付けられた後に装着される部材である。
この回動防止部材44は、支持ブラケット41bの側面に対しネジやボルト等の止着具により止着される止着片部44aと、ボルト状部材41aに対し係合される係合片部44bとからなる縦断面略L字状の部材であり、その係合片部44bには、ボルト状部材41aの工具係合部41a2に対し嵌り合う略コ字状の切欠部が形成されている。
また、磁性吸引体43は、所謂永久磁石であり、支持ブラケット41bの戸先方向側の端部に対向するように配置され、ブラケット43aを介して、不動部位である上枠部23に対し固定されている。
そして、この磁性吸引体43における支持ブラケット41b側の端部には、ゴムや樹脂材料等からなる弾性体43bが固定される。
これら磁性吸引体43、ブラケット43a、及び弾性体43bは、開閉体10が略全閉された状態で、弾性体43bと支持ブラケット41bとの間に隙間t3が形成されるように配置される。
前記隙間t3は、開閉体10が略全閉した際に、磁性吸引体43と支持ブラケット41bとの間に吸引力が作用するように適宜に設定されている。
したがって、上記構成によれば、開閉体10が略全閉されると、その全閉状態が、磁性吸引体43と支持ブラケット41bとの間の磁性的な吸引力により維持される。
また、磁性吸引体43の表面に金属粉等の異物が付着してしまうのを弾性体43bにより防ぐことができる。
また、万が一、調整不備や故障等に起因して、支持ブラケット41bが磁性吸引体43に対し衝突してしまったとしても、これらの間に介在される弾性体43bによって、その衝突の際の衝撃を緩和することができる。
次に、上記構成の開閉装置1について、扉体11の高さ調整をする手順を詳細に説明する。
先ず、緩み止めナット41dが緩められ、図6に示すように、ボルト状部材41aの工具係合部41a2にスパナ等の工具aが嵌め合わせられる。
前記工具aが回されると、その回転方向に応じて、ボルト状部材41aが上下方向へ移動し、その移動に伴って、扉体11も上下方向へ移動する。
そして、扉体11と床面pとの間の隙間t2(図1参照)が適宜寸法に調整されると、緩み止めナット41dが締め付けられることで、ボルト状部材41aの上下方向の位置が固定される(図6(b)参照)。
次に、図6(c)に示すように、回動防止部材44が装着される。詳細には、回動防止部材44の係合片部44bが、ボルト状部材41aの工具係合部41a2に嵌め合せられ、同回動防止部材44の止着片部44aが、ネジやボルト等の止着具によって支持ブラケット41bに固定される。
したがって、回動防止部材44により、ボルト状部材41aがウェルドナット41b1や緩み止めナット41dに対し回動してしまうのを防ぐことができ、ひいては、扉体11と床面pとの隙間t2を安定的に維持することができる。
なお、上記実施の形態によれば、ボルト状部材41aの工具係合部41a2を横断面略正方形状に形成することで、ボルト状部材41aが回転角度約90度毎に回動防止部材44によって回動不能に係合される構成としているが、図8に示す他例のようにすることで、前記回動角度を異なる角度にすることが可能である。
例えば、図8(a)に示す態様では、工具係合部41a2を横断面略正六角形状に形成することで、ボルト状部材41aが回転角度約60度毎に回動防止部材44によって回動不能に係合される構成としている。
また、図8(b)に示す態様では、工具係合部41a2を、平行な二つの面x,xにより形成することで、ボルト状部材41aが回転角度約180度毎に回動防止部材44によって回動不能に係合される構成としている。
また、図8(c)に示す態様では、略円柱状のボルト状部材41aに対し、所定角度置き(図示例によれば約120度置き)に単数もしくは複数の穴yを設け、該穴yに対し棒状の回動防止部材44’が挿入されるようにしている。この態様では、図示しない工具も棒状のものとする。
この態様によれば、ボルト状部材41aが、前記穴yの配設角度毎に、回動防止部材44’によって回動不能に係合されることになる。
また、上記実施の形態によれば、ウェルドナット41b1を移動支持部41に対し不動に溶接された構成としているが、他例としては、このウェルドナット41b1を、溶接されていない通常のナット(図示せず)とすることも可能である。
この構成によれば、ボルト状部材41aの回転角度が工具係合部41a2の断面形状に制限されることなく、任意の回転角度にあるボルト状部材41aを、前記通常のナットと緩み止めナット41dとの締め付けにより固定し、回動防止部材44によって回動不能にすることができる。
なお、この構成の場合、ボルト状部材41aを固定する作業の際に、前記通常のナットをスパナ等の工具により係止する必要があるため、その作業性の観点からは、上述したように溶接されたウェルドナット41b1を用いる態様とする方が好ましい。
また、他の実施の形態としては、図9に示すように、上記ウェルドナット41b1を通常の溶接されていないナット41b1’に置換し、緩み止めナット41dを省き、ボルト状部材41aを移動支持部41’に螺合させた構成としてもよい。
この構成では、上記工具aによりボルト状部材41aを回転させて、高さ位置を調整した後、通常のナット41b1’が締め付けられることで、ボルト状部材41aの高さ位置が固定される。そして、その後、回動防止部材44が装着されることで、ボルト状部材41aが回転不能に係止されることになる。
よって、図9に示す態様によれば、移動支持部41下方側に緩み止めナット41dを配置しない構成としているため、高さ調整範囲を広げることができる。
本発明に係わる開閉装置の一例を示す正面図である。 同開閉装置の移動支持部を示す要部正面図である。 同開閉装置の移動支持部を示す要部右側面図である。 同開閉装置の移動支持部を示す要部左側面図である。 同開閉装置の移動支持機構を示す正面図であり、(a)は開閉体が略全閉されている場合の状態を示し、(b)は開閉体が略全開されている場合の状態を示す。 同開閉装置において、扉体を高さ調整する手順を(a)〜(c)に順次に示す側面図である。 図6(c)における(VII)-(VII)線断面図である。 工具係合部の他例を(a)〜(c)の各々に示す横断面図である。 移動支持部の他例を示す要部側面図である。
10:開閉体
41:移動支持部
41a:ボルト状部材
41a1:雄ネジ部
41a2:工具係合部
41b:支持ブラケット
41c:吊車
41d:緩み止めナット
42:レール部材
44:回動防止部材

Claims (3)

  1. 開口部の幅方向へわたるレール部材に沿って移動するように設けられた移動支持部と、該移動支持部によって回動自在に吊持された開閉体とを備え、該開閉体を前記開口部と交差する方向へ回動させることにより前記開口部を開閉するようにした開閉装置において、
    前記移動支持部と前記開閉体の間に、前記移動支持部に対し前記開閉体を接近離間可能に保持する調整保持手段を備え、
    前記調整保持手段は、前記開閉体に、上端側に雄ネジ部を有するボルト状部材の下端側を回動可能に接続し、前記移動支持部に、該ボルト状部材の前記雄ネジ部を螺合接続してなり、
    前記ボルト状部材における前記雄ネジ部よりも下側であって前記開閉体よりも上側の部分には、該ボルト状部材を回動させるための工具を係合可能となるように、工具係合部が形成され、
    前記移動支持部は、前記レール部材上を転動可能な吊車と、該吊車を回動するように支持する支持ブラケットとを備え、
    前記支持ブラケットには、ウェルドナットが溶接され、該ウェルドナットに前記ボルト状部材の前記雄ネジ部を螺合し、
    前記支持ブラケットと前記開閉体の間には、前記支持ブラケットに対し接近離間する前記開閉体の移動を、前記調整保持手段により調整された位置で不能にする固定手段が、前記調整保持手段と一体的に備えられ、前記固定手段は、前記ボルト状部材の前記雄ネジ部における前記支持ブラケットよりも下側の部分に螺合されて前記支持ブラケットに対し当接する緩み止めナットであり、
    前記移動支持部には、前記ボルト状部材を前記移動支持部に対し回動不能にする回動防止部材が、着脱可能に止着され、前記回動防止部材は、前記移動支持部の側面に対し着脱可能に止着される止着片部と、該止着片部の下側であって前記移動支持部の下側の前記緩み止めナットよりも更に下側に位置する係合片部とからなる縦断面略L字状の部材であり、前記係合片部は、略コ字状の切欠部を有し、該切欠部を前記ボルト状部材の工具係合部に対し回動不能に嵌め合せていることを特徴とする開閉装置。
  2. 前記開閉体は、基軸部を中心に回動するように支持された戸尻側の扉体と、該扉体に対し回動可能に接続されるとともに前記移動支持部によって吊持された戸先側の扉体とからなる折戸であり、
    前記調整保持手段は、前記移動支持部と前記戸先側の扉体との間に設けられていることを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
  3. 前記開閉体が略全閉した際に前記移動支持部よりも戸先方向側となる不動部位に磁性吸引体を固定し、この磁性吸引体によって前記移動支持部を吸引するようにするとともに、
    前記開閉体が略全閉した際における前記磁性吸引体と前記移動支持部との間に、前記磁性吸引体の吸引力が作用する程度に隙間を設け、
    前記開閉体が略全閉した際に前記移動支持部によって当接される部分がないようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の開閉扉装置。
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