JP5218640B2 - 燃料電池 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池中の冷却媒体(冷媒)用のマニホールドに生じた気体を抜く技術に関する。
燃料電池中の冷却媒体に生じた気体を抜くものとして、冷媒供給口よりも高い位置に、冷却媒体供給連通孔に連通するエア抜き口を設けるものが知られている(例えば特許文献1)。
特開2006−32054号公報
しかし、従来の構成の場合、冷却媒体(冷媒)の電気伝導による電流リークについては十分に考慮がされていなかった。
本発明は、上記課題の少なくとも1つを解決するものであり、燃料電池の冷媒中の気泡の排出を容易に行うとともに、冷媒を介した電流のリークを抑制することを目的とする。
[適用例1]
燃料電池であって、鉛直上下方向または鉛直斜め上下方向に積層された複数の単セルと、前記積層された複数の単セルの鉛直上方側の端部に配置された絶縁板と、前記複数の単セルに冷媒を分配する冷媒供給マニホールド及び前記複数の単セルから排出された冷媒を集合する冷媒排出マニホールドと、前記冷媒供給マニホールドまたは前記冷媒排出マニホールドに溜まった気体を抜くためのエア抜き路と、を備え、前記冷媒供給マニホールド及び前記冷媒排出マニホールドは、前記燃料電池の鉛直下方側の端部において、冷媒供給配管、冷媒排出配管にそれぞれ接続されており、前記エア抜き路は、前記絶縁板中に前記単セルの積層方向と交わる方向に延びる部分を含むように形成されており、前記冷媒排出マニホールドまたは前記冷媒供給マニホールドの鉛直方向上端側において、前記冷媒排出マニホールドまたは前記冷媒供給マニホールドと接続されている、燃料電池。
この適用例によれば、単セルの鉛直上側の絶縁板中に単セルの積層方向と交わる方向に延びる部分を含むエア抜き路を備えている。そのため、気泡を上側に抜きやすいとともに、エア抜き路の中の冷媒の電気抵抗を大きくとることができるので、エア抜き路を介したリーク電流を少なくすることが可能となる。
[適用例2]
適用例1に記載の燃料電池において、前記エア抜き路の一方の端部は、前記冷媒排出マニホールドまたは前記冷媒供給マニホールドと接続され、前記エア抜き路の他方の端部は、前記絶縁板の外縁部の中央近傍で、エアを外部に取り出すためのジョイントに接続されている、燃料電池。
この適用例によれば、エア抜き路の長さを長く取れるので、エア抜き路の電気抵抗を大きくすることが可能となる。
[適用例3]
適用例2に記載の燃料電池において、さらに、前記絶縁板に隣接するエンドプレートを備え、前記ジョイントは、前記エンドプレートの外周を包含する直方体からはみ出ないように収められている、燃料電池。
この適用例によれば、他の部材がジョイントに接触しにくいため、電流リークを抑制しやすい。
[適用例4]
適用例1から適用例3のいずれかに記載の燃料電池において、前記複数の単セルは、2列の平行な積層体を形成しており、前記2列の積層体は、互いに逆方向に電圧を発生するように積層されているとともに、前記燃料電池の鉛直下方側に設けられた共用集電板によって電気的に接続されており、前記2つの積層体それぞれが、前記積層された単セルの鉛直上方側の端部に配置された絶縁板と、前記前記複数の単セルに冷媒を分配する冷媒供給マニホールド及び前記複数の単セルから排出された冷媒を集合する冷媒排出マニホールドと、前記冷媒供給マニホールドまたは前記冷媒排出マニホールドに溜まった気体を抜くためのエア抜き路と、を備える、燃料電池。
この適用例によれば、積層体が2列存在する燃料電池においても適用可能である。
[適用例5]
適用例4に記載の燃料電池において、前記2つの積層体の鉛直上方側の端部に配置された前記絶縁板は、前記2つの積層体に渡って設けられた1つの共用絶縁板を構成しており、前記エア抜き路は、前記共用絶縁板内で連通している、燃料電池。
この適用例によれば、燃料電池外へのリーク経路を1つにすることが可能となる。
本発明の形態は、燃料電池に限るものではなく、燃料電池搭載車両、燃料電池の冷却水からの気体除去方法等他の形態に適用することもできる。また、本発明は、前述の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において様々な形態で実施し得ることは勿論である。
燃料電池システムを模式的に示す説明図である。 燃料電池システムの等価的な電気回路を模式的に示す説明図である。 エア抜き路200の近傍を拡大して示す説明図である。 Z方向(単セルの積層方向)から見たインシュレーター140の平面図である。 Y方向(単セルの平面に沿った方向)から見たインシュレーターの側面図である。 Z方向から見たエンドプレート160の平面図である。 Y方向から見たエンドプレート160の側面図である。 変形例におけるZ方向から見たエンドプレート160の平面図である。 図8に示す変形例におけるY方向から見たインシュレーター140とエンドプレート160の側面図である。 別の変形例におけるX方向から見た燃料電池スタックの側面図の一部である。 図10に示す変形例における集電板の平面図である。 その他の変形例を示す説明図である。 第2の実施例におけるX方向から見た燃料電池スタックの側面図の一部である。 第2の実施例におけるZ方向から見たインシュレーターの平面図である。 第2の実施例の電気回路を模式的に示す説明図である。 第2の実施例の変形例を示す説明図である。
第1の実施例:
図1は、燃料電池システムを模式的に示す説明図である。この燃料電池システム10は、たとえば、車両に搭載されるが、その支持構造は図示を省略している。燃料電池システム10は、燃料電池100と、ラジエータ300とを備える。燃料電池100は、セルスタック110と、その両端に順次設置された集電板120、130と、インシュレーター140、150(絶縁板)と、エンドプレート160、170とを備える。セルスタック110は、鉛直斜め上方向に積層された複数の単セル112を備えており、鉛直上方側の集電板120が正電極板であり、鉛直下方側の集電板130は負電極板である。但し電極板の正負は逆であってもよい。
2つのエンドプレート160、170は、図示しないテンションロッドにより締結されており、これによってセルスタック110を一定の締結力で締結している。また、下方側のエンドプレート170は、燃料電池スタックを車両のボディ(図示せず)に取り付けるためにも用いられる。
燃料電池100は、内部に、冷却水供給マニホールド180と冷却水排出マニホールド190と、を備える。冷却水供給マニホールド180は、下方側のエンドプレート170と、インシュレーター150と、集電板130と、セルスタック110と、を貫通している。冷却水排出マニホールド190は、下方側のエンドプレート170と、インシュレーター150と、集電板130と、セルスタック110の他に、上方側の集電板120も、貫通している。なお、隣接する単セル112の間のセパレータ(図示せず)には、冷却水供給マニホールド180と冷却水排出マニホールド190をつなぐ冷却水流路が設けられているが、図1では図示を省略している。この冷却水流路を流れる水により、燃料電池100の個々の単セル112を冷却する。
ラジエータ300と、冷却水供給マニホールド180とは、冷却水供給配管310により接続されている。ここで、冷却水供給配管310と、冷却水供給マニホールド180とは、燃料電池100の鉛直下方側のエンドプレート170で接続されている。冷却水供給配管310上には、冷却水供給ポンプ330が配置されている。また、ラジエータ300と、冷却水排出マニホールド190とは、冷却水排出配管320により接続されている。冷却水排出配管320と、冷却水排出マニホールド190とも同様に、燃料電池100の鉛直下方側のエンドプレート170で接続されている。なお、燃料電池システム10は、さらに、燃料ガス供給配管と、燃料ガス排出配管と、酸化ガス供給配管(以上図示せず)と、酸化ガス排出配管230と、を有しており、これらの配管も、燃料電池100の鉛直下方側のエンドプレート170で接続されている。これらに配管をセルスタック110の積層方向の一方に集める理由は、燃料電池100を車両に搭載する場合、配管を一方に集めた方が、車両の燃料電池100の収納部(例えばエンジンコンパートメント)内の配管レイアウトが容易になるからである。また、配管を燃料電池の鉛直下方側に配置する理由は、燃料電池の電気化学反応により生じた水を酸化ガス排出配管230から排出する場合に、下方からの方が排出し易いからである。
ラジエータ300は、ラジエータキャップ302と、ラジエータキャップ302に接続されたサブタンク304と、を備えている。ラジエータキャップ302と、サブタンク304は、ラジエータ300内の圧力を調整するために用いられる。
インシュレーター140は、冷却水排出マニホールド190の最上部に溜まった気泡400を抜くためのエア抜き路200を備える。この位置にエア抜き路200を備える理由は、冷却水中に気泡400が生じた場合、本実施例では、冷却水供給マニホールド180と冷却水排出マニホールド190の鉛直方向最も高い位置である冷却水排出マニホールド190の最上部に、気泡400は集まり易いからである。エア抜き路200は、ジョイント210により、エア抜きホース220と接続されている。この近傍の構成については、後で詳しく説明する。エア抜きホース220は、冷却水排出配管320に接続されている。なお、エア抜きホース220は、ラジエータ300に接続されていてもよい。
図2は、燃料電池システムの等価的な電気回路を模式的に示す説明図である。図2には、車両のボディ500と、燃料電池100と、ラジエータ300とが模式的に描かれている。ラジエータ300と、燃料電池100とは、ボディ500に取り付けられており、ラジエータ300とボディ500の間、及び燃料電池100のマイナス側のエンドプレート170とボディ500の間は、電気的に導通している。したがって、ラジエータ300と、燃料電池100のエンドプレート170とは、ボディ500を介して電気的に導通している。なお、一般的には、ラジエータ300、ボディ500、エンドプレート170は、金属材料により構成されているので、ラジエータ300とエンドプレート170の間のボディ500を介した電気抵抗の大きさは、極めて小さい。また、本実施例では、ボディ500の電位をグランド電位(GND)としている。
ラジエータ300と燃料電池100とは、冷却水によりつながっているので、この冷却水による電気的導通を考える。水(純水)の比抵抗(理論値)は25℃で18.24MΩ・cmであり、抵抗値がきわめて大きく、水は、実質的には非導体である。しかし、水に不純物、特にイオンが含まれていると、比抵抗が小さくなり、水は電気電導性を示す。このイオンは、たとえば、燃料電池100やラジエータ300を構成する金属材料から金属がイオンとして溶出することにより生じる。このように、冷却水の比抵抗は、純水の比抵抗よりも小さくなるが、たとえば、イオン交換器を用いることにより、1MΩ・cm以上の比抵抗を有する冷却水を実現することは容易である。
図2において、ラジエータ300と燃料電池100のマイナス側との間に設けられている冷却水供給配管310及び冷却水排出配管320は、電気抵抗R310、R320として描かれている。但し、これらの電気抵抗R310、R320は、以下の理由により、無視してもよい。上述したように、ラジエータ300と燃料電池100のエンドプレート170とは、ボディ500を介して導通している。ラジエータ300、ボディ500、エンドプレート170は、金属材料により構成されているので、ラジエータ300とエンドプレート170の間のボディを介した電気抵抗の大きさは、冷却水供給配管310及び冷却水排出配管320の電気抵抗R310、R320よりもはるかに小さいからである。また、冷却水供給配管310及び冷却水排出配管320は、いずれも燃料電池100のマイナス側に接続されているので、電位が同じである。したがって、冷却水供給配管310から冷却水排出配管320へ電流が流れることはなく、冷却水排出配管320から冷却水供給配管310へも電流は流れない。なお、冷却水供給配管310及び冷却水排出配管320を太くして、流路抵抗を少なくすることが好ましい。こうすれば、冷却水供給ポンプ330の能力を大きくする必要がない。
セルスタック110は、直列電池114を構成する。直列電池114のプラス側とマイナス側の集電板120、130は、外部負荷510に接続されている。集電板130とエンドプレート170との間は、インシュレーター150により絶縁されている。したがって、マイナス側の集電板130と、エンドプレート170との間について、金属を介した電気的導通は起こらない。しかし、マイナス側の集電板130と、エンドプレート170と、の間には、冷却水供給マニホールド180、冷却水排出マニホールド190中の冷却水が存在する。上述したように燃料電池で一般に用いられる冷却水には電気電導性があることから、マイナス側の集電板130と、エンドプレート170と、の間には、冷却水を介した電気的導通がある。
次に、プラス側の集電板120と、ラジエータ300との電気的導通を考える。インシュレーター140は、冷却水排出マニホールド190と連通するエア抜き路200を有する。エア抜き路200(詳細な構成は後述)は、ジョイント210及びエア抜きホース220を介して、冷却水排出配管320と接続されている。したがって、エア抜き路200と、ジョイント210と、エア抜きホース220と、冷却水排出配管320との中に存在する冷却水により、プラス側の集電板120と、ラジエータ300とは電気的に導通する。
燃料電池100の起電力をVa、エア抜き路200の電気抵抗をR200、エア抜きホース220の電気抵抗をR220とすると、燃料電池100のプラス側の集電板120の(電位=Va)からラジエータ300(電位=GND)に流れるリーク電流Iaは、Ia=Va/(R200+R220)となる。なお、この電気導通の経路におけるジョイント210と冷却水排出配管320の電気抵抗については、エア抜き路200の電気抵抗R200及びエア抜きホース220の電気抵抗R220に比べて十分小さいとして、リーク電流Iaを計算している。
リーク電流Iaを少なくするには、エア抜き路200の電気抵抗R200、あるいは、エア抜きホース220の電気抵抗R220を大きくすることが考えられるが、エア抜き路200の電気抵抗R200を大きくすることが好ましい。エア抜き路200は、燃料電池100の内部にあるが、エア抜きホース220は、燃料電池100の外部にある。エア抜き路200中の水の電気抵抗R200を大きくすることにより、この電気導通の経路における燃料電池100内での電圧降下を大きくできるので、金属材料製のジョイント210を用いることも可能となる。この場合、ジョイント210は、エンドプレート160及び図示しないテンションロッドを介して、下方側のエンドプレート170に導通し、ボディ500(=GND、図2)に導通することになるが、エア抜き路200中の電気抵抗R200が十分大きければ、このルートによるリーク電流Ib(=Va/R200)を少なくすることが可能である。
図3は、エア抜き路200の近傍を拡大して示す説明図である。エア抜き路200は、インシュレーター140中に形成されており、クランク形状を有している。エア抜き路200は、下端部200Aと、上端部200Bと、電気抵抗形成部200Cとを備える。下端部200Aは、冷却水排出マニホールド190に連通している。上端部200Bは、ジョイント210と接続されている。本実施例では、ジョイント210として、中空L字型の部材を用いている。電気抵抗形成部200Cは、単セル112の積層方向と交わる方向に形成されており、下端部200Aと、上端部200Bとを連通している。これにより、電気抵抗形成部200Cの長さを長くし、電気抵抗形成部200Cにおける電気抵抗を大きくすることが可能となる。ジョイント210の位置は、エア抜き路200よりも鉛直方向の高い位置にある。その結果、冷却水排出マニホールド190の上部に移動してきた気泡400は、エア抜き路200、ジョイント210、エア抜きホース220を通って、燃料電池100の外部に排出される。このとき、冷却水も同じ経路で排出されるが、冷却水の主たる排出経路ではないので、エア抜き路200を太くする必要はない。
上述したように、燃料電池100は、隣接する単セル112間に、冷却水供給マニホールド180と冷却水排出マニホールド190とをつなぐ冷却水流路185を備える。この冷却水流路185は、セパレータ(図示せず)内部に形成されている。
図4は、Z方向(単セルの積層方向)から見たインシュレーター140の平面図である。インシュレーター140は、2つの凹部141、142と管部143を備える。凹部141、142は、インシュレーター140の互いに反対側の面に形成されており、図3に示した下端部200Aと上端部200Bを構成する。管部143は、図3に示した電気抵抗形成部200Cを形成する。凹部141はインシュレーター140の短辺側のほぼ中央の端部、具体的には、図1に示す冷却水排出マニホールド190と重なる位置に形成されており、凹部142はインシュレーター140の長辺側のほぼ中央の端部に形成されている。こうすることにより、管部143の長さLを長く取ることができ、電気抵抗形成部200Cの電気抵抗(図2の電気抵抗R200)を大きくすることが可能となる。
図5は、Y方向(単セルの平面に沿った方向)から見たインシュレーターの側面図である。インシュレーター140は、2枚のインシュレーター構成部材140A、140Bを備える。インシュレーター構成部材140Aには、凹部141A及び溝143Aが形成されている。凹部141Aは、インシュレーター構成部材140Aを貫通している。凹部141Aは、図4の凹部141を形成し、図3に示した下端部200Aを構成する。インシュレーター構成部材140Bには、凹部142Bが形成されている。凹部142Bは、インシュレーター構成部材140Bを貫通している。凹部142Bは、図4の凹部142を形成し、図3に示した上端部200Bを構成する。インシュレーター構成部材140Aの溝143Aは、2枚のインシュレーター構成部材140A、140Bを張り合わせたときにインシュレーター構成部材140Bの凹部142Bと重なる位置から、凹部141Aまで掘られている。溝143Aが内側になるように2枚のインシュレーター構成部材140A、140Bを張り合わせることにより、溝143Aの上側がインシュレーター構成部材140Bに覆われて、図4に示した管部143が形成され、電気抵抗形成部200Cとして機能する。なお、本実施例では、溝143Aは、インシュレーター構成部材140Aに形成されているが、インシュレーター構成部材140A、140Bの少なくとも一方に形成されていればよい。
図6は、Z方向から見たエンドプレート160の平面図である。図7は、Y方向から見たエンドプレート160の側面図である。エンドプレート160は、インシュレーター140が配置される面160aと反対側の面160bの長辺のほぼ中央に切り欠き162を有する。切り欠き162の底からインシュレーター140が配置される面160aに向かって孔164が形成されている。孔164は、エンドプレート160とインシュレーター140とを重ねたときに、インシュレーター140の凹部142(図4)と連通する。切り欠き162には、ジョイント210が接続されている。ジョイント210の先端には、エア抜きホース220を接続するための管継手が設けられている。なお、ジョイント210は、切り欠き162に収まっていること、すなわち、エンドプレート160の外周を包含する直方体の内部に収まっていること、が好ましい。ジョイント210がエンドプレート160の外周を包含する直方体の内部に収まっていれば、他の部材がジョイント210に接触しにくく、電流リークを抑制しやすい。また、車両が衝突して衝撃を受けたときでも、エンドプレート160により保護されるので、ジョイント210が壊れにくい。
以上、本実施例によれば、燃料電池100の上側のインシュレーター140中に単セル112の積層方向と交わる方向に延びる電気抵抗形成部200Cを含むようにエア抜き路200が形成されているので、エア抜き路200の電気抵抗を大きく取ることが可能となる。その結果、エア抜き路200を介したリーク電流を少なくすることが可能となる。
また、本実施例によれば、ジョイント210は、インシュレーター140の中の中央近傍の凹部142と接続されているので、管部143の長さLを長く取ることができ、電気抵抗形成部200Cの電気抵抗を大きくすることが可能となる。
また、本実施例では、ジョイント210は、エンドプレート160の切り欠き162の内部に、すなわち外縁からはみ出ないように、収められている。したがって、他の部材がジョイント210に接触しにくいため、電流リークを抑制しやすい。また、車両が衝突して衝撃を受けたときでも、エンドプレート160により保護されて、ジョイント210が壊れにくい。
[第1の実施例の変形例]
図8は、変形例におけるZ方向から見たエンドプレート160の平面図である。図9は、図8に示す変形例におけるY方向から見たインシュレーター140とエンドプレート160の側面図である。図6に示す例では、エンドプレート160の長辺のほぼ中央に切り欠き162を備えていたが、この変形例では、長辺のほぼ中央からエンドプレート160の中央方向にやや離間した位置に凹部163が形成されている。図6に示す例では、L字型に曲がったジョイント210を用いているが、この変形例では、真っ直ぐなジョイント211を用いている。また、インシュレーター140に形成されるエア抜き路200の端部200Bの位置は、エンドプレート160の凹部163の位置にあわせて移動している。このように、エンドプレート160の長辺のほぼ中央からエンドプレート160の中央方向にやや離間した位置にジョイント211を備えるように構成してもよい。この変形例によれば、ジョイント211は、6方のうち上方を除いた5方を覆われているので、他の部材がジョイント211に、より接触し難く、電流リークを抑制しやすい。また、車両が衝突して衝撃を受けたときでも、ジョイント211が、より壊れにくい。
図10は、別の変形例におけるX方向から見た燃料電池スタックの側面図の一部である。図11は、図10に示す変形例における集電板の平面図である。図10に示すように、この変形例では、インシュレーター140は、集電板120側に帯状の凸部145を備え、凸部145の内部にエア抜きチューブ201を備える。エア抜きチューブ201は、エア抜き路200として機能する。エア抜きチューブ201を有するインシュレーター140は、絶縁性の樹脂で構成されており、エア抜きチューブ201を含んだ状態で、射出成形することにより形成することが可能である。なお、上述したように、複数のインシュレーター構成部材を張り合わせてインシュレーター140を形成してもよい。
集電板120は、インシュレーター140の凸部145を収めるための帯状の凹部121を備える。集電板120は、単セル112が発生させた電気を集めることができればよく、強度は要求されないので、このような凹部121を備えてもよい。こうすることにより、インシュレーター140は、エア抜き路200を内部ではなくて凸部145に有するので、インシュレーター140の強度を高めることが可能となる。なお、エア抜き路200は全部が凸部145内にある必要はなく、少なくとも一部が凸部145内にあればよい。
また、図11に示すように、集電板120は、インシュレーター140と反対側の面に、シール部材123を備える。集電板120のインシュレーター140と反対側には、単セル112が配置されている。単セル112には、上述した冷却水供給マニホールド180、冷却水排出マニホールド190のほか、反応ガス(燃料ガス、酸化ガス)の供給、排出用のマニホールド(図示せず)が貫通している。シール部材123は、冷却水や、これらの反応ガスが、集電板120と単セル112の境界から漏れないようにシールする。
凹部121は、シール部材123が設けられていない部分に形成されていることが好ましい。シール部材123の面圧が不安定になることを抑制することが可能となる。
図12は、その他の変形例を示す説明図である。たとえば、下側のエンドプレート170だけでなく、上側のエンドプレート160も燃料電池100のボディ500への固定に用いる場合がある。その場合、エンドプレート160はボディ500(図2)と接地されることになる。集電板120は、エア抜き路200中の冷却水を介して、エンドプレート160に電気的に導通し、ボディ500にも導通する。すなわち、集電板120から、ボディ500にリーク電流が流れる事となる。しかし、本実施例によれば、エア抜き路200の長さLを長く取って必要な電気抵抗を確保することにより、このリーク電流の大きさを一定以下に小さく抑えることが可能である。したがって、上側のエンドプレート160がボディ500と接地されていてもよい。なお、この場合、ジョイント210として金属製のジョイントを用いることが可能となる。エンドプレート160がボディ500と接地されているので、ジョイント210から、エア抜きホース220中の水を介した電流リークは無視できる。
[第2の実施例]
図13は、第2の実施例におけるX方向から見た燃料電池スタックの側面図の一部である。図14は、第2の実施例におけるZ方向から見たインシュレーターの平面図である。第2の実施例では、燃料電池システムは、単セル112が積層して形成される2つのセルスタック110A、110Bを備えている。この実施例では、図14に示すように、2つのセルスタック110A、110Bは、水平方向(図面のX方向)に並んでいる。そして、この2つのセルスタック110A、110Bの起電力の向きは逆である。
本実施例では、それぞれのセルスタック110A、110Bは、それぞれエア抜き路202A、202Bを備える。冷却水排出マニホールド(図示せず)と接続されるエア抜き路202Aの凹部141Aは、セルスタック110Bとは反対側の外縁部に配置されている。エア抜き路202Bの凹部141Bについても同様である。こうすると、凹部141Aと凹部141Bとの距離が離れるように構成することが可能となる。エア抜き路202A、202Bは、インシュレーター140の長辺側中央近傍で合流し、1本のエア抜き路202Cを形成し、凹部142に接続されている。このように2つのエア抜き路202A、202Bを合流させることにより、ジョイント210と、エア抜きホース220は、それぞれ1つで済む。また、このように凹部141Aと凹部141Bとの距離が離れるように構成することにより、合流するまでのエア抜き路202A、202Bの長さLA、LBを長く取ることが可能となる。その結果、エア抜き路202A、202Bの電気抵抗(R202A、R202B)を大きくすることが可能となる
図15は、第2の実施例の電気回路を模式的に示す説明図である。以下、図2と異なる点を説明する。2つのセルスタック110A、110Bは、それぞれ、直列電池114A、114Bを形成している。直列電池114A、114Bの起電力の向きは逆向きである。セルスタック110Aの鉛直上側(プラス側)には、集電板120Aを備えている。セルスタック110Bの鉛直上側(マイナス側)には、集電板120Bを備えている。2つの集電板120A、120Bは、互いに絶縁されている。集電板120A、120Bは、負荷500と接続されている。セルスタック110A、110Bは、集電板120A、120Bのさらに鉛直上側に、インシュレーター140とエンドプレート160とを備える。インシュレーター140とエンドプレート160は、セルスタック110A用、110B用に分割されておらず、共用されている。セルスタック110A、110Bは、鉛直下側に、集電板130と、インシュレーター150と、エンドプレート170とを備える。集電板130は、セルスタック110A用、110B用に分割されておらず、直列電池114Aのマイナス側と直列電池114Bのプラス側を接続する。インシュレーター150とエンドプレート170とが、セルスタック110A用、110B用に分割されていないのは、同様である。
インシュレーター140内部には、2つのエア抜き路202A、202Bが形成されており、これにより電気抵抗R202A、R202Bが形成されている。2つのエア抜き路202A、202Bは、合流してエア抜き路202Cを形成し、ジョイント210(図示せず)を介して、エア抜きホース220に接続されている。
このように、2つのセルスタック110A、110Bが並列で設けられた燃料電池システム10においても、電気抵抗を高めたエア抜き路を適用することが可能である。なお、2つのセルスタック110A、110Bを電気的に直列に接続するための集電板130は、冷却水供給配管310と、冷却水排出配管320の側に、設けることが好ましい。セルスタック110Aに冷却水を供給する冷却水供給配管310Aと、セルスタック110Bに冷却水を供給する冷却水供給配管310Bと、の電位が同じになり、セルスタック110Aから冷却水が排出される冷却水排出配管320Aと、セルスタック110Bから冷却水が排出される冷却水排出配管320Bと、の電位が同じになるため、冷却水供給配管310Aと冷却水供給配管310Bとの間の電流リーク及び、冷却水排出配管320Aと却水排出配管320Bとの間の電流リークを抑制することが可能となる。
本実施例では、セルスタック110A用、110Bの上方に共用のインシュレーター140を1つ有しており、インシュレーター140内で2つのエア抜き路202A、202Bを合流(連通)させている。これにより、燃料電池システム10の外部へのリーク経路は1つとなる。また、ジョイント210と、エア抜きホース220がそれぞれ1つで済む。なお、セルスタック110A用、110B用に独立してインシュレーター140を設け、ジョイント210と、エア抜きホース220もそれぞれ独立して設ける構成であってもよい。
図16は、第2の実施例の変形例を示す説明図である。この変形例では、2つのセルスタック110A、110Bが、Y方向に並列している。すなわち、セルスタック110Aのほうが鉛直方向でやや高い位置にある。このような構成であってもよい。この場合、セルスタック110A用のエア抜き路の長さは、セルスタック110B用のエア抜き路の長さよりも短くなる恐れがある。電気抵抗は、長さ/面積に比例するので、セルスタック110A用のエア抜き路の長さ/面積と、セルスタック110B用のエア抜き路の長さ/面積とがほぼ同じになるようにエア抜き路を形成してもよい。
上記各実施例で用いた図面(たとえば図4)では、エア抜き路200の電気抵抗形成部200C(管部143)の形状はまっすぐな直線形状であるが、折れ曲がった形状や、曲線形状であってもよい。まっすぐな直線形状よりも電気抵抗形成部200Cの長さを長くすることが可能となるので、電気抵抗 200 を大きくすることが可能となる。
また、上記各実施例では、エンドプレート160に切り欠き162や凹部163を設け、そこにジョイント210を配置しているが、インシュレーター140に切り欠きや凹部を設けて、そこにジョイント210を配置してもよい。
上記各実施例では、冷媒として冷却水を例にとり説明したが、他の冷媒であってもよい。
本実施例では、セル112が鉛直斜め方向に積層されているセルスタック110を例にとり説明したが、セルの積層方向は、鉛直方向であってもよい。
本実施例では、エア抜き路200は、冷却水排出マニホールド190に接続されているが、エア抜き路200は、冷却水供給マニホールド180に接続されていてもよい。
以上、いくつかの実施例に基づいて本発明の実施の形態について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
10…燃料電池システム
100、100A、100B…燃料電池
110、110A、110B…セルスタック
112…単セル
114、114A、114B…直列電池
120、120A、120B、130…集電板
121…凹部
123…シール部材
140…インシュレーター(絶縁板)
140A、140B…インシュレーター構成部材
141、142、141A、142B…凹部
143…管部
143A…溝
145…凸部
150…インシュレーター
160…エンドプレート
163…凹部
164…孔
170…エンドプレート
180…冷却水供給マニホールド
185…冷却水流路
190…冷却水排出マニホールド
200、202A、202B、202C…エア抜き路
200A…下端部
200B…上端部
200C…電気抵抗形成部
201…エア抜きチューブ
210、211…ジョイント
220…エア抜きホース
230…酸化ガス排出配管
300…ラジエータ
302…ラジエータキャップ
304…サブタンク
310…冷却水供給配管
320…冷却水排出配管
330…冷却水供給ポンプ
400…気泡
500…ボディ
510…外部負荷
Ia…リーク電流
Ib…リーク電流
200、R220、R310、R320、R202A、R202B…電気抵抗
Va…起電力(電位)

Claims (5)

  1. 燃料電池であって、
    鉛直上下方向または鉛直斜め上下方向に積層された複数の単セルと、
    前記積層された複数の単セルの鉛直上方側の端部に配置された絶縁板と、
    前記複数の単セルに冷媒を分配する冷媒供給マニホールド及び前記複数の単セルから排出された冷媒を集合する冷媒排出マニホールドと、
    前記冷媒供給マニホールドまたは前記冷媒排出マニホールドに溜まった気体を抜くためのエア抜き路と、
    を備え、
    前記冷媒供給マニホールド及び前記冷媒排出マニホールドは、前記燃料電池の鉛直下方側の端部において、冷媒供給配管、冷媒排出配管にそれぞれ接続されており、
    前記エア抜き路は、
    前記絶縁板中に前記単セルの積層方向と交わる方向に延びる部分を含むように形成されており、
    前記冷媒排出マニホールドまたは前記冷媒供給マニホールドの鉛直方向上端側において、前記冷媒排出マニホールドまたは前記冷媒供給マニホールドと接続されている、
    燃料電池。
  2. 請求項1に記載の燃料電池において、
    前記エア抜き路の一方の端部は、前記冷媒排出マニホールドまたは前記冷媒供給マニホールドと接続され、
    前記エア抜き路の他方の端部は、前記絶縁板の外縁部の中央近傍で、エアを外部に取り出すためのジョイントに接続されている、燃料電池。
  3. 請求項2に記載の燃料電池において、さらに、
    前記絶縁板に隣接するエンドプレートを備え、
    前記ジョイントは、前記エンドプレートの外周を包含する直方体からはみ出ないように収められている、燃料電池。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の燃料電池において、
    前記複数の単セルは、2列の平行な積層体を形成しており、
    前記2列の積層体は、互いに逆方向に電圧を発生するように積層されているとともに、前記燃料電池の鉛直下方側に設けられた共用集電板によって電気的に接続されており、
    前記2つの積層体それぞれが、
    前記積層された単セルの鉛直上方側の端部に配置された絶縁板と、
    前記前記複数の単セルに冷媒を分配する冷媒供給マニホールド及び前記複数の単セルから排出された冷媒を集合する冷媒排出マニホールドと、
    前記冷媒供給マニホールドまたは前記冷媒排出マニホールドに溜まった気体を抜くためのエア抜き路と、
    を備える、
    燃料電池。
  5. 請求項4に記載の燃料電池において、
    前記2つの積層体の鉛直上方側の端部に配置された前記絶縁板は、前記2つの積層体に渡って設けられた1つの共用絶縁板を構成しており、
    前記エア抜き路は、前記共用絶縁板内で連通している、燃料電池。
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