JP6096740B2 - 燃料電池スタック - Google Patents

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Description

本発明は、電解質膜の両側に電極が設けられる電解質膜・電極構造体とセパレータとが水平方向に積層される燃料電池を有し、複数の前記燃料電池が水平方向に積層されて積層方向両端にエンドプレートが配設される燃料電池スタックに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の一方の面側にアノード電極が、他方の面側にカソード電極が、それぞれ配設された電解質膜・電極構造体(MEA)を備えている。電解質膜・電極構造体は、セパレータによって挟持されることにより、発電セルが構成されている。燃料電池は、通常、所定の数の発電セルが積層されることにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして燃料電池車両(燃料電池電気自動車等)に組み込まれている。
燃料電池では、セパレータの面内に、アノード電極に燃料ガスを流すための燃料ガス流路と、カソード電極に酸化剤ガスを流すための酸化剤ガス流路とが設けられている。また、互いに隣接するセパレータ間には、冷却媒体を流すための冷却媒体流路が前記セパレータの面方向に沿って設けられている。
燃料電池では、さらに積層方向に貫通して燃料ガスを流通させる燃料ガス連通孔と、酸化剤ガスを流通させる酸化剤ガス連通孔と、冷却媒体を流通させる冷却媒体連通孔とが設けられた内部マニホールド型燃料電池が採用されている。燃料ガス連通孔は、燃料ガス供給連通孔及び燃料ガス排出連通孔を有し、酸化剤ガス連通孔は、酸化剤ガス供給連通孔及び酸化剤ガス排出連通孔を有し、冷却媒体連通孔は、冷却媒体供給連通孔及び冷却媒体排出連通孔を有している。
上記の内部マニホールド型燃料電池では、少なくとも一方のエンドプレートには、各連通孔に連なって流体(燃料ガス、酸化剤ガス又は冷却媒体)を供給又は排出する流体マニホールドが設けられている。さらに、流体マニホールドには、外部から流体を導入するための流体供給管又は外部に前記流体を導出するための流体排出管が接続されている。
上記の流体の一つである冷却媒体中には、エアが混在している場合がある。このため、冷却媒体マニホールド(流体マニホールド)の上方領域には、エアが残存し易く、冷却効率が低下するという問題がある。そこで、例えば、特許文献1に開示されている燃料電池スタックが知られている。
この燃料電池スタックでは、電解質膜・電極構造体とセパレータとを交互に積層した積層体の積層方向の端部には、冷却媒体供給連通孔及び冷却媒体排出連通孔と連通するエンドプレートが配置されている。エンドプレートの積層体とは反対側には、マニホールドが固定され、前記マニホールドには、冷却媒体供給口よりも高い位置に冷却媒体供給連通孔に連通するエア抜き口が前記冷却媒体供給口に一体形成されている。さらに、エア抜き口に配管部材の一端が接続され、前記配管部材は、前記エア抜き口よりも高い位置に維持されるとともに、他端に開閉弁が装着されている。
そして、冷却媒体が冷却媒体供給口に供給されると、この冷却媒体に混在するエアが、前記冷却媒体供給口の鉛直方向上方に移動してエア抜き口から円滑且つ確実に排出されている。このため、冷却媒体供給連通孔にエアが導入されることを有効に阻止することができ、簡単な構成で、燃料電池スタック全体の冷却効率が良好に向上する、としている。
特許第4684585号公報
本発明は、この種の技術に関連してなされたものであり、簡単且つ経済的な構成で、冷却媒体マニホールドの内部にエアが滞留することを確実に抑制することが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明に係る燃料電池スタックは、電解質膜の両側に電極が設けられる電解質膜・電極構造体とセパレータとが水平方向に積層される燃料電池を有し、複数の前記燃料電池が水平方向に積層されている。積層方向両端には、エンドプレートが配設されるとともに、互いに隣接するセパレータ間には、セパレータ面に沿って冷却媒体を流通させる冷却媒体流路が形成されている。
冷却媒体流路の入口側には、前記冷却媒体流路を流路幅方向に挟んで、上下一対の冷却媒体供給連通孔が設けられている。冷却媒体流路の出口側には、前記冷却媒体流路を流路幅方向に挟んで、上下一対の冷却媒体排出連通孔が設けられている。
そして、一方のエンドプレートには、上下一対の冷却媒体供給連通孔又は上下一対の冷却媒体排出連通孔に連通する冷却媒体マニホールドが設けられている。冷却媒体マニホールドの内部には、天井部を構成する上部壁面が水平方向から傾斜して設けられ、前記上部壁面の最上位置に隣接して空気抜き孔部が形成されている。
また、この燃料電池スタックでは、冷却媒体マニホールドは、上下一対の冷却媒体供給連通孔に連通する冷却媒体供給マニホールドと、上下一対の冷却媒体排出連通孔に連通する冷却媒体排出マニホールドとを有することが好ましい。その際、冷却媒体供給マニホールドの内部に設けられる上部壁面と、冷却媒体排出マニホールドの内部に設けられる上部壁面とは、互いに離間する方向に向かって上方に傾斜することが好ましい。
さらに、この燃料電池スタックでは、冷却媒体供給マニホールドには、冷却媒体排出マニホールドに近接する側部に、流路幅方向の中央部に位置して冷却媒体入口管路が設けられることが好ましい。一方、冷却媒体排出マニホールドには、冷却媒体供給マニホールドから離間する側部に、流路幅方向の中央部に位置して冷却媒体出口管路が設けられることが好ましい。
さらにまた、この燃料電池スタックでは、冷却媒体入口管路は、冷却媒体流路の冷却媒体流れ方向に対して下方に傾斜することが好ましい。
本発明によれば、冷却媒体マニホールドの内部には、天井部を構成する上部壁面が水平方向から傾斜して設けられている。このため、冷却媒体マニホールドの内部に導入されたエアは、上部壁面の傾斜に沿って前記上部壁面の最上位置側に流動している。
その際、上部壁面の最上位置に隣接して、空気抜き孔部が形成されている。従って、上部壁面に沿って最上位置に流動したエアは、空気抜き孔部から流体マニホールドの外部に円滑に排出されている。
これにより、簡単且つ経済的な構成で、冷却媒体マニホールドの内部にエアが滞留することを確実に抑制することが可能になる。このため、冷却媒体は、一対の冷却媒体供給連通孔に対して円滑且つ均等に流通する一方、一対の冷却媒体排出連通孔から冷却媒体マニホールドに円滑且つ均等に流通することができる。従って、各燃料電池の冷却性能が良好に向上する。
本発明の実施形態に係る燃料電池スタックの、冷却媒体マニホールド側からの斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの一部分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックを構成する燃料電池の要部分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの前記冷却媒体マニホールド側からの正面説明図である。 前記燃料電池スタックを構成する冷却媒体供給マニホールドと絶縁プレートとの分解斜視説明図である。
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態に係る燃料電池スタック10は、例えば、図示しない燃料電池電気自動車に搭載される。燃料電池スタック10は、複数の燃料電池12が電極面を立位姿勢にして水平方向(矢印B方向)に積層された積層体12asを備える。
図2に示すように、燃料電池12の積層方向一端(積層体12asの一端)には、第1ターミナルプレート14a、第1絶縁プレート16a及び第1エンドプレート18aが、外方に向かって、順次、配設される。燃料電池12の積層方向他端(積層体12asの他端)には、第2ターミナルプレート14b、第2絶縁プレート16b及び第2エンドプレート18bが、外方に向かって、順次、配設される。
横長形状(長方形状)の第1エンドプレート18aの略中央部(中央部から偏心していてもよい)からは、第1ターミナルプレート14aに接続された第1電力出力端子20aが外方に向かって延在する。横長形状(長方形状)の第2エンドプレート18bの略中央部(中央部から偏心していてもよい)からは、第2ターミナルプレート14bに接続された第2電力出力端子20bが外方に向かって延在する。
第1エンドプレート18aと第2エンドプレート18bとの各辺間には、それぞれ各辺の略中央位置に対応して一定の長さを有する連結バー22が配置される。連結バー22の両端は、第1エンドプレート18aと第2エンドプレート18bとにねじ24により固定され、積層体12asに積層方向(矢印B方向)の締め付け荷重が付与される。
燃料電池スタック10は、必要に応じてケーシング26を備える。ケーシング26は、車幅方向(矢印B方向)両端の2辺(面)が第1エンドプレート18a及び第2エンドプレート18bにより構成される。ケーシング26の車長方向(矢印A方向)両端の2辺(面)は、横長プレート形状の前方サイドパネル28a及び後方サイドパネル28bにより構成される。ケーシング26の車高方向(矢印C方向)両端の2辺(面)は、上方サイドパネル30a及び下方サイドパネル30bにより構成される。上方サイドパネル30a及び下方サイドパネル30bは、横長プレート形状を有する。
第1エンドプレート18a及び第2エンドプレート18bには、各辺にねじ穴32が設けられる。前方サイドパネル28a、後方サイドパネル28b、上方サイドパネル30a及び下方サイドパネル30bには、各ねじ穴32に対向して孔部34が形成される。各孔部34に挿入されるねじ36は、各ねじ穴32に螺合することにより、ケーシング26が一体に固定される。
図3に示すように、燃料電池12は、電解質膜・電極構造体40と、前記電解質膜・電極構造体40を挟持する第1金属セパレータ(カソード側セパレータ)42及び第2金属セパレータ(アノード側セパレータ)44とを備える。
第1金属セパレータ42及び第2金属セパレータ44は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した金属板により構成される。第1金属セパレータ42及び第2金属セパレータ44は、平面が矩形状を有するとともに、金属製薄板を波形状にプレス加工することにより、断面凹凸形状に成形される。なお、第1金属セパレータ42及び第2金属セパレータ44に代えて、例えば、カーボンセパレータを使用してもよい。
第1金属セパレータ42及び第2金属セパレータ44は、横長形状を有するとともに、長辺が水平方向(矢印A方向)に延在し且つ短辺が重力方向(矢印C方向)に延在するように構成される。なお、短辺が水平方向に延在し且つ長辺が重力方向に延在するように構成してもよい。
燃料電池12の長辺方向(矢印A方向)の一端縁部には、矢印B方向に互いに連通して、酸化剤ガス供給連通孔46a及び燃料ガス供給連通孔48aが設けられる。酸化剤ガス供給連通孔46aは、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給する一方、燃料ガス供給連通孔48aは、燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給する。
燃料電池12の長辺方向の他端縁部には、矢印B方向に互いに連通して、燃料ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔48bと、酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔46bとが設けられる。
燃料電池12の短辺方向(矢印C方向)の両端縁部一方側(水平方向一端側)には、すなわち、酸化剤ガス供給連通孔46a及び燃料ガス供給連通孔48a側には、それぞれ2個の冷却媒体供給連通孔50aが上下に設けられる。冷却媒体供給連通孔50aは、冷却媒体を供給するために、矢印B方向にそれぞれ連通しており、対向する辺に上下に2個ずつ設けられる。
燃料電池12の上方側の冷却媒体供給連通孔50aは、水平方向に2分割され、それぞれ独立して冷却媒体を流通させる。燃料電池12の下方側の冷却媒体供給連通孔50aは、水平方向に2分割され、それぞれ独立して冷却媒体を流通させる。
燃料電池12の短辺方向の両端縁部他方側(水平方向他端側)には、すなわち、燃料ガス排出連通孔48b及び酸化剤ガス排出連通孔46b側には、それぞれ2個の冷却媒体排出連通孔50bが上下に設けられる。冷却媒体排出連通孔50bは、冷却媒体を排出するために、矢印B方向にそれぞれ連通しており、対向する辺に上下に2個ずつ設けられる。各冷却媒体排出連通孔50bは、水平方向に2分割され、それぞれ独立して冷却媒体を流通させる。
電解質膜・電極構造体40は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜52と、前記固体高分子電解質膜52を挟持するカソード電極54及びアノード電極56とを備える。
カソード電極54及びアノード電極56は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)を有する。白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子は、ガス拡散層の表面に一様に塗布されることにより、電極触媒層(図示せず)が形成される。電極触媒層は、固体高分子電解質膜52の両面に形成される。
第1金属セパレータ42の電解質膜・電極構造体40に向かう面42aには、酸化剤ガス供給連通孔46aと酸化剤ガス排出連通孔46bとを連通する酸化剤ガス流路58が形成される。酸化剤ガス流路58は、矢印A方向に延在する複数本の波状流路溝(又は直線状流路溝)により形成される。
第2金属セパレータ44の電解質膜・電極構造体40に向かう面44aには、燃料ガス供給連通孔48aと燃料ガス排出連通孔48bとを連通する燃料ガス流路60が形成される。燃料ガス流路60は、矢印A方向に延在する複数本の波状流路溝(又は直線状流路溝)により形成される。
互いに隣接する第2金属セパレータ44の面44bと第1金属セパレータ42の面42bとの間には、冷却媒体供給連通孔50a、50aと冷却媒体排出連通孔50b、50bとに連通する冷却媒体流路62が形成される。冷却媒体流路62は、水平方向に延在しており、電解質膜・電極構造体40の電極範囲にわたって冷却媒体を流通させる。
第1金属セパレータ42の面42a、42bには、この第1金属セパレータ42の外周端縁部を周回して第1シール部材64が一体成形される。第2金属セパレータ44の面44a、44bには、この第2金属セパレータ44の外周端縁部を周回して第2シール部材66が一体成形される。
第1シール部材64及び第2シール部材66としては、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材等の弾性を有するシール部材が用いられる。
図2に示すように、第1エンドプレート18aには、酸化剤ガス供給マニホールド68a、酸化剤ガス排出マニホールド68b、燃料ガス供給マニホールド70a及び燃料ガス排出マニホールド70bが取り付けられる。酸化剤ガス供給マニホールド68a、酸化剤ガス排出マニホールド68b、燃料ガス供給マニホールド70a及び燃料ガス排出マニホールド70bは、電気絶縁性を有する樹脂からなる。
酸化剤ガス供給マニホールド68aと酸化剤ガス排出マニホールド68bとは、酸化剤ガス供給連通孔46aと酸化剤ガス排出連通孔46bとに連通する。燃料ガス供給マニホールド70aと燃料ガス排出マニホールド70bとは、燃料ガス供給連通孔48aと燃料ガス排出連通孔48bとに連通する。
図1に示すように、第2エンドプレート(一方のエンドプレート)18bには、上下にそれぞれ2個(上下一対)の冷却媒体供給連通孔50aに連通する樹脂製の冷却媒体供給マニホールド(冷却媒体マニホールド)72aが取り付けられる。第2エンドプレート18bには、上下にそれぞれ2個(上下一対)の冷却媒体排出連通孔50bに連通する樹脂製の冷却媒体排出マニホールド(冷却媒体マニホールド)72bが取り付けられる。冷却媒体供給マニホールド72a及び冷却媒体排出マニホールド72bは、電気絶縁性を有することが好ましい。
図1、図4及び図5に示すように、冷却媒体供給マニホールド72aは、電気絶縁性樹脂等からなる絶縁プレート74aを介装して第2エンドプレート18bに固定される。図5に示すように、絶縁プレート74aは、略平板状を有し、上方の2分割された冷却媒体供給連通孔50aに一体に連通する冷却媒体入口76aと、下方の2分割された冷却媒体供給連通孔50aに一体に連通する冷却媒体入口76aとを有する。
絶縁プレート74aには、上下の冷却媒体入口76a間に略矩形状を有して凹部78aが形成される。絶縁プレート74aの外周縁部には、複数の孔部80aが形成される。
図1、図4及び図5に示すように、冷却媒体供給マニホールド72aは、内部空間72acを周回するフランジ部82aを有する。フランジ部82aには、各孔部80aに対応して複数の孔部84aが形成される。各孔部84aに挿入されるねじ86aは、第2エンドプレート18bに設けられたねじ穴88aに螺合されることにより(図1参照)、冷却媒体供給マニホールド72aが前記第2エンドプレート18bに固定される。
図4に示すように、冷却媒体供給マニホールド72aの略中央部(冷却媒体流路62の流路幅方向略中央部)には、冷却媒体供給口である入口管路部90aが設けられる。入口管路部90aは、冷却媒体流路62の冷却媒体流れ方向(矢印A方向)(水平方向ho)に対して、角度α1゜だけ下方に傾斜する。
冷却媒体供給マニホールド72aの入口管路部90aに対向するマニホールド内壁部には、前記入口管路部90aに向かって膨出する凸部92aが、上方の冷却媒体供給連通孔50a寄りに配置される。凸部92aは、円弧面形状等の滑らかな湾曲形状面を有して形成される。冷却媒体供給マニホールド72aの入口管路部90aの両側には、内部空間72acに向かって膨出する凸部94a、96aが設けられる。各凸部94a、96aは、円弧面形状等の滑らかな湾曲形状面を有して形成される。
なお、冷却媒体供給マニホールド72aにおいて、入口管路部90aが上方の冷却媒体供給連通孔50a寄りに設けられてもよい。その際、入口管路部90a、凸部92a及び凸部94a、96aの角度は、上記とは逆になる(図4中、二点鎖線参照)。
冷却媒体供給マニホールド72aの内部空間72acには、天井部を構成する上部壁面98aが水平方向hoから角度α2゜だけ傾斜して設けられる。具体的には、上部壁面98aは、第2エンドプレート18bの中央側から外部側に向かって上方に角度α2゜だけ傾斜する。冷却媒体供給マニホールド72aには、上部壁面98aの最上位置に隣接して第1空気抜き孔部(配管)100aが形成(配置)される。
図1に示すように、冷却媒体排出マニホールド72bは、電気絶縁性樹脂等からなる絶縁プレート74bを介装して第2エンドプレート18bに固定される。なお、冷却媒体供給マニホールド72aと同一の構成要素には、同一の参照数字にaに代えてbを付し、その詳細な説明は省略する。
冷却媒体排出マニホールド72bには、矢印C方向の略中央部(冷却媒体流路62の流路幅方向中央部)に、冷却媒体排出口である出口管路部90bが、水平方向に向かって又は水平方向から傾斜して設けられる。
図4に示すように、冷却媒体排出マニホールド72bの内部空間72bcには、天井部を構成する上部壁面98bが水平方向hoから角度α3゜だけ傾斜して設けられる。具体的には、上部壁面98bは、第2エンドプレート18bの中央側から外部側に向かって上方に角度α3゜だけ傾斜する。なお、角度α2°=角度α3°であってもよい。冷却媒体排出マニホールド72bには、上部壁面98bの最上位置に隣接して第2空気抜き孔部(配管)100bが形成(配置)される。
冷却媒体供給マニホールド72aの内部空間72acに設けられる上部壁面98aと、冷却媒体排出マニホールド72bの内部空間72bcに設けられる上部壁面98bとは、互いに離間する方向に向かって上方に傾斜する。第1空気抜き孔部100aは、冷却媒体供給マニホールド72aの入口管路部90aが設けられる側部とは反対の側部に設けられる。第2空気抜き孔部100bは、冷却媒体排出マニホールド72bの出口管路部90bが設けられる側部に設けられる。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
先ず、図2に示すように、第1エンドプレート18aの酸化剤ガス供給マニホールド68aから酸化剤ガス供給連通孔46aには、酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給される。第1エンドプレート18aの燃料ガス供給マニホールド70aから燃料ガス供給連通孔48aには、水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。
さらに、図1に示すように、第2エンドプレート18bでは、冷却媒体供給マニホールド72aの入口管路部90aから内部空間72acには、純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。冷却媒体は、内部空間72acの上下に連通するそれぞれ2個の冷却媒体供給連通孔50aに分配される。
このため、図3に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給連通孔46aから第1金属セパレータ42の酸化剤ガス流路58に導入される。酸化剤ガスは、酸化剤ガス流路58に沿って矢印A方向に移動し、電解質膜・電極構造体40のカソード電極54に供給される。
一方、燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔48aから第2金属セパレータ44の燃料ガス流路60に供給される。燃料ガスは、燃料ガス流路60に沿って矢印A方向に移動し、電解質膜・電極構造体40のアノード電極56に供給される。
従って、電解質膜・電極構造体40では、カソード電極54に供給される酸化剤ガスと、アノード電極56に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、電解質膜・電極構造体40のカソード電極54に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔46bに沿って矢印B方向に排出される。一方、電解質膜・電極構造体40のアノード電極56に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔48bに沿って矢印B方向に排出される。
また、上下それぞれ2個の冷却媒体供給連通孔50aに供給された冷却媒体は、互いに隣接する第1金属セパレータ42及び第2金属セパレータ44間の冷却媒体流路62に導入される。冷却媒体は、上下それぞれ2個の冷却媒体供給連通孔50aから互いに近接する方向に一旦矢印C方向内方に沿って流動した後、矢印A方向に移動して電解質膜・電極構造体40を冷却する。冷却媒体は、矢印C方向外方に互いに離間する方向に移動した後、上下それぞれ2個の冷却媒体排出連通孔50bに沿って矢印B方向に排出される。
図1及び図4に示すように、冷却媒体は、上下それぞれ2個の冷却媒体排出連通孔50bから冷却媒体排出マニホールド72bの内部空間72bcに排出される。冷却媒体は、内部空間72bcの中央側に流通した後、出口管路部90bから外部に排出される。
この場合、本実施形態では、図4に示すように、冷却媒体供給マニホールド72aの内部空間72acには、天井部を構成する上部壁面98aが水平方向hoから角度α2゜だけ傾斜して設けられている。このため、冷却媒体供給マニホールド72aの内部空間72acに導入されたエアは、上部壁面98aの傾斜に沿って前記上部壁面98aの最上位置側に流動している。
その際、冷却媒体供給マニホールド72aには、上部壁面98aの最上位置に隣接して第1空気抜き孔部100aが形成されている。従って、上部壁面98aの傾斜に沿って最上位置に流動したエアは、第1空気抜き孔部100aから冷却媒体供給マニホールド72aの外部に排出されている。第1空気抜き孔部100aは、上部壁面98aで入口管路部90aから最も離れた位置に配置される。
これにより、簡単且つ経済的な構成で、冷却媒体供給マニホールド72aの内部空間72acにエアが滞留することを確実に抑制することが可能になる。このため、冷却媒体は、上下それぞれ2個の冷却媒体供給連通孔50aに対して円滑且つ均等に流通することができる。従って、各燃料電池12の冷却性能が良好に向上するという効果が得られる。
一方、冷却媒体排出マニホールド72bの内部空間72bcには、天井部を構成する上部壁面98bが水平方向hoから角度α3゜だけ傾斜して設けられている。このため、冷却媒体排出マニホールド72bの内部空間72bcに導入されたエアは、上部壁面98bの傾斜に沿って前記上部壁面98bの最上位置側に流動している。
その際、冷却媒体排出マニホールド72bには、上部壁面98bの最上位置に隣接して第2空気抜き孔部100bが形成されている。第2空気抜き孔部100bは、上部壁面98bで出口管路部90bから最も離れた位置に配置される。従って、上部壁面98bの傾斜に沿って最上位置に流動したエアは、第2空気抜き孔部100bから冷却媒体排出マニホールド72bの外部に排出されている。
これにより、簡単且つ経済的な構成で、冷却媒体排出マニホールド72bの内部空間72bcにエアが滞留することを確実に抑制することが可能になる。このため、冷却媒体は、上下それぞれ2個の冷却媒体排出連通孔50bから冷却媒体排出マニホールド72bに円滑且つ均等に流通することができる。従って、各燃料電池12の冷却性能が良好に向上するという効果が得られる。
なお、本実施形態では、上下にそれぞれ2個の冷却媒体供給連通孔50a及び上下にそれぞれ2個の冷却媒体排出連通孔50bを設けているが、これに限定されるものではない。例えば、上下にそれぞれ1個の冷却媒体供給連通孔50aと上下にそれぞれ1個の冷却媒体排出連通孔50bとを設けてもよい。
10…燃料電池スタック 12…燃料電池
12as…積層体 18a、18b…エンドプレート
26…ケーシング 40…電解質膜・電極構造体
42、44…金属セパレータ 46a…酸化剤ガス供給連通孔
46b…酸化剤ガス排出連通孔 48a…燃料ガス供給連通孔
48b…燃料ガス排出連通孔 50a…冷却媒体供給連通孔
50b…冷却媒体排出連通孔 52…固体高分子電解質膜
54…カソード電極 56…アノード電極
58…酸化剤ガス流路 60…燃料ガス流路
62…冷却媒体流路 68a…酸化剤ガス供給マニホールド
68b…酸化剤ガス排出マニホールド 70a…燃料ガス供給マニホールド
70b…燃料ガス排出マニホールド 72a…冷却媒体供給マニホールド
72b…冷却媒体排出マニホールド 72ac、72bc…内部空間
74a、74b…絶縁プレート 76a…冷却媒体入口
90a…入口管路部 90b…出口管路部
98a、98b…上部壁面 100a、100b…空気抜き孔部

Claims (4)

  1. 電解質膜の両側に電極が設けられる電解質膜・電極構造体とセパレータとが水平方向に積層される燃料電池を有し、複数の前記燃料電池が水平方向に積層されて積層方向両端にエンドプレートが配設されるとともに、互いに隣接する前記セパレータ間には、セパレータ面に沿って冷却媒体を流通させる冷却媒体流路が形成され、前記冷却媒体流路の入口側には、前記冷却媒体流路を流路幅方向に挟んで上下一対の冷却媒体供給連通孔が設けられ、且つ、前記冷却媒体流路の出口側には、前記冷却媒体流路を前記流路幅方向に挟んで上下一対の冷却媒体排出連通孔が設けられる燃料電池スタックであって、
    一方のエンドプレートには、前記上下一対の冷却媒体供給連通孔又は前記上下一対の冷却媒体排出連通孔に連通する冷却媒体マニホールドが設けられるとともに、
    前記冷却媒体マニホールドの内部には、天井部を構成する上部壁面が水平方向から傾斜して設けられ、前記上部壁面の最上位置に隣接して空気抜き孔部が形成されることを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、前記冷却媒体マニホールドは、前記上下一対の冷却媒体供給連通孔に連通する冷却媒体供給マニホールドと、前記上下一対の冷却媒体排出連通孔に連通する冷却媒体排出マニホールドとを有し、
    前記冷却媒体供給マニホールドの内部に設けられる前記上部壁面と、前記冷却媒体排出マニホールドの内部に設けられる前記上部壁面とは、互いに離間する方向に向かって上方に傾斜することを特徴とする燃料電池スタック。
  3. 請求項2記載の燃料電池スタックにおいて、前記冷却媒体供給マニホールドには、前記冷却媒体排出マニホールドに近接する側部に、前記流路幅方向の中央部に位置して冷却媒体入口管路が設けられる一方、
    前記冷却媒体排出マニホールドには、前記冷却媒体供給マニホールドから離間する側部に、前記流路幅方向の中央部に位置して冷却媒体出口管路が設けられることを特徴とする燃料電池スタック。
  4. 請求項3記載の燃料電池スタックにおいて、前記冷却媒体入口管路は、前記冷却媒体流路の冷却媒体流れ方向に対して下方に傾斜することを特徴とする燃料電池スタック。
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