JP2009199887A - 燃料電池装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スタックの内部におけるフラッディングを抑制するのに有利な燃料電池装置を提供する。
【解決手段】燃料電池装置は、燃料電池が組み込まれていると共にガス入口および冷却媒体入口をもつスタック1と、スタック1に装備されスタック1のガス入口に流入する前で且つ水蒸気を含む反応ガスの露点温度を調整する露点温度調整部4とを備えている。露点温度調整部4は、スタック1の冷却媒体入口に流入する前の冷却媒体が流れる第1冷却媒体通路41と、スタック1のガス入口に流入する前で且つ水蒸気を含む反応ガスが流れる反応ガス通路42とを備えている。燃料ガス通路42は、第1冷却媒体通路41を流れる冷却媒体と熱交換可能となるように、第1冷却媒体通路41に沿って配設されている。
【選択図】図1

Description

本発明は燃料電池装置に関する。
従来、燃料電池が組み込まれていると共に燃料ガス入口、酸化剤ガス入口および冷却媒体入口をもつスタックが設けられている(特許文献1)。このものによれば、燃料ガス入口には燃料ガス供給管が接続されている。酸化剤ガス入口には酸化剤ガス供給管が接続されている。スタックの発電時には、燃料ガス供給管からスタックの燃料ガス入口に燃料ガスが供給されると共に、酸化剤ガス供給管からスタックの酸化剤ガス入口に酸化剤ガスが供給される。
このものによれば、燃料ガス供給管を流れる燃料ガスがスタックに流入される前に、その燃料ガスを保温する燃料ガス保温管が設けられている。更に、酸化剤ガス供給管を流れる酸化剤ガスがスタックに流入される前に、その酸化剤ガスを保温する酸化剤ガス保温管が設けられている。このような保温により、燃料ガスおよび酸化剤ガスの温度を予め昇温させ、凝縮を抑制することにしている。
特開2005−183309号公報
ところで上記した技術によれば、燃料ガスおよび酸化剤ガスの温度を昇温させることにより、燃料ガスからの凝縮および酸化剤ガス凝縮からの凝縮を抑制することにしている。この場合には、必要以上に露点温度が上昇したガスがスタックの内部に流入し易くなり、スタックの内部においてフラッディングを誘発させるおそれがある。フラッディングは、スタックの内部の流路を水が狭めたり閉鎖させたりすることをいう。フラッディングが発生すると、スタックの本来の発電性能を得るには好ましくない。
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、スタックの内部におけるフラッディングを抑制するのに有利な燃料電池装置を提供することを課題とする。
本発明者は、(1)スタックの冷却媒体入口に流入する前の冷却水等の冷媒流体は、発電運転で高温となったスタックを通過していないので、スタックの冷却媒体出口から流出した冷媒流体(スタックから受熱している)に比較して、温度が相対的に低いこと、更に、(2)温度が相対的に低い冷却媒体と、スタックに流入する前の高温の反応ガスとを熱交換すれば、当該反応ガスに含まれている水蒸気を効果的に凝縮させて水分を低下させると共に、反応ガスの露点温度を低下させ易く、スタックの内部におけるフラッディングを抑制し易いことに着目し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明に係る燃料電池装置は、燃料電池が組み込まれていると共にガス入口および冷却媒体入口をもつスタックと、スタックに装備され前記スタックのガス入口に流入する前で且つ水蒸気を含む反応ガスの露点温度を調整する露点温度調整部とを具備しており、露点温度調整部は、(i)スタックの前記冷却媒体入口に流入する前の冷媒流体が流れる第1冷媒流体通路と、(ii)スタックの前記ガス入口に流入する前で且つ水蒸気を含む反応ガスが流れ、且つ、第1冷媒流体通路を流れる冷媒流体と熱交換可能となるように第1冷媒流体通路に沿って配設されている反応ガス通路とを具備していることを特徴とする。
本発明によれば、冷媒流体は、スタックの冷却媒体入口に流入する前において、露点温度調整部の第1冷媒流体通路を流れる。また、水蒸気を含む反応ガスは、スタックのガス入口に流入する前において、露点温度調整部の反応ガス通路を流れる。このとき、露点温度調整部において、第1冷媒流体通路を流れる冷媒流体と、反応ガス通路を流れる反応ガス(当該冷媒流体よりも高温)とは、互いに熱交換する。従って、反応ガス通路を流れる反応ガスは、第1冷媒流体通路の冷媒流体によって冷却される。この結果、露点温度調整部の反応ガス通路を流れる反応ガスの温度は低下する。このため、反応ガスに含まれている水蒸気は、反応ガスがスタックのガス入口に流入する前において、凝縮する。この結果、反応ガスに含まれている過剰の水蒸気は、スタックに流入される直前に、落とされる。従って、反応ガスがガス入口からスタックの内部に流入した直後にフラッディングを引き起こすことが抑制される。
冷却媒体が流れる通路は循環路とされていることが多い。この場合、冷却媒体は循環路を循環するため、スタックの内部に繰り返して流入され、流出される。従って、『冷却媒体入口に流入する前の冷媒流体』とは、『冷却媒体入口に流入する直前の冷媒流体という意味である。
また反応ガスがスタックの内部に繰り返して流入され、流出されることがある。反応ガスに含まれている活物質を有効利用するためである。この場合、『ガス入口に流入する前の反応ガス』とは、『スタックのガス入口に流入する直前の反応ガスという意味である。
ここで、スタックは、燃料電池が組み込まれているものである。燃料電池は、複数の平板状の膜電極接合体、あるいは、複数のチューブ型の膜電極接合体を有することができる。反応ガスは、燃料ガスおよび酸化剤ガスのうちの一方、または、双方を対象とすることができる。冷媒流体としては、冷却水等の冷却液が採用されるが、空気等の冷却気体、気液混合流体でも良い。露点温度調整部は、互いに熱交換できるように第1冷媒流体通路と反応ガス通路とを有しており、反応ガス通路を流れる反応ガスの露点温度を冷却媒体により冷却して調整する機能を有する。一般的には、ガスの露点温度とは、水蒸気を含むガスが冷えるとき、ガスに含みきれなくなった水蒸気が凝縮を開始する温度を意味する。
第1冷媒流体通路では、スタックの冷却媒体入口に流入する前の冷媒流体が流れる。反応ガス通路では、スタックのガス入口に流入する前で且つ過剰の水蒸気を含む反応ガスが流れる。反応ガス通路は、第1冷媒流体通路を流れる冷媒流体と熱交換可能となるように第1冷媒流体通路に沿って配設されている。『沿って配設されている』とは、露点温度調整部において反応ガス通路および第1冷媒流体通路が熱交換可能となるように並走している意味であり、平行に沿って配設されている形態、多少傾斜しつつもほぼ平行に沿って配設されている形態を含む。一般的には、露点温度調整部において反応ガス通路の通路長さの40%以上(50%以上、好ましくは60%以上)が第1冷媒流体通路が延設されている方向に対して並走していることが好ましい。
本発明としては、好ましくは、次の態様のうちの少なくとも一つを採用することができる。
・露点温度調整部の反応ガス通路としては、重力方向に対向するように下側から上側に向けて反応ガスを流す態様が例示される。この場合、露点温度調整部の反応ガス通路において凝縮により生成された凝縮水は、重力方向に沿って流下する。このため凝縮水がスタックの内部に流入することが抑制される。
・スタックは、スタック本体と、スタック本体の端側に設けられたエンドプレートとをもち、露点温度調整部はエンドプレートよりも外側に配置されている態様が例示される。エンドプレートを露点温度調整部を取り付ける固定部として利用することができる。
・スタックは、スタック本体と、スタック本体の端側に設けられたエンドプレートとをもち、露点温度調整部はスタックにおいてエンドプレートよりも内側に配置されている態様が例示される。この場合、エンドプレートを露点温度調整部を取り付ける固定部として利用することができる。露点温度調整部はエンドプレートよりも内側に配置されているため、スタックのサイズの大型化が抑制される。
・露点温度調整部において第1冷媒流体通路を流れる冷媒流体と熱交換した後で且つ反応ガス通路を流れる反応ガスが、スタックに流入する直前に加熱する加熱要素が設けられている態様が例示される。この場合、反応ガスは、露点温度調整部において第1冷媒流体通路を流れる冷媒流体と熱交換して露点温度を低下させ、その後、反応ガスの露点温度以上に加熱要素により加熱される。従って、その反応ガスに保持できる水蒸気量を増加させることができる。このため、スタックの内部におけるフラッディングが一層抑制される。加熱要素としては電気ヒータ、燃焼式ヒータが例示され、更に、スタックから受熱した暖かい冷媒流体が流れる通路が例示される。
・更に、露点温度調整部は、スタックの冷媒媒体出口から流出されスタックから受熱した冷媒流体が流れる第2冷媒流体通路を有している態様が例示される。第1冷媒流体通路を流れる冷媒流体は、スタックから受熱していないか、あるいは、受熱が充分ではない。これに対して、スタックの冷却媒体出口側の第2冷媒流体通路を流れる冷媒流体は、スタックからの受熱量が多い。このため、第1冷媒流体通路を流れる冷媒流体の温度は、第2冷媒流体通路を流れる冷媒流体の温度よりも相対的に低い。また、第2冷媒流体通路を流れる冷媒流体の温度は、第1冷媒流体通路を流れる冷媒流体の温度よりも相対的に高い。この場合、スタックのガス入口に流入する前の反応ガスは、まず、第1冷媒流体通路を流れる冷媒流体と熱交換して冷却され、当該反応ガスの露点温度を低下させ、過剰の水蒸気を凝縮水として生成させる。これにより反応ガスの目標とする露点温度とする。その後、その反応ガスは、第2冷媒流体通路を流れる冷媒流体と熱交換して暖められる。これにより反応ガスの温度は露点温度以上となる。この場合、反応ガスに保持できる水蒸気量を増加させることができる。これにより反応ガスがガス入口からスタックの内部に流入したとき、反応ガスが凝縮水(液相状の水)を生成させることが抑制される。この結果、フラッディングが抑制される。
・冷却媒体の温度が低いと、冷却媒体と熱交換する反応ガスの温度を低下させ易い。従って、反応ガスに含まれる過剰の水蒸気を凝縮させる効率が高い。そこで、スタックの冷却媒体入口に流入する前の冷却媒体の温度を調整可能な冷却媒体温度調整部を設けることができる。
・露点温度調整部において、第1反応ガス通路は第1冷媒流体通路に沿って並走されており、且つ、第1反応ガス通路の熱交換面積をS1とし、第1冷媒流体通路の熱交換面積をS2とするとき、S1はS2よりも大きく設定されている(S1>S2)態様が例示される。この場合、第1反応ガス通路を流れる反応ガスの熱交換量を増加させ、反応ガスに含まれる過剰の水蒸気を凝縮させ、反応ガスの露点温度を低下させるのに有利である。
・露点温度調整部において、第1反応ガス通路および第1冷媒流体通路は、熱交換量を増加するように絡み合っている構造とされている。この場合、第1反応ガス通路を流れる反応ガスの熱交換面積および熱交換量を増加させ、反応ガスに含まれる水蒸気を凝縮させ、反応ガスの露点温度を低下させるのに有利である。 ・露点温度調整部は、ブロック状またはボックス状とされており、スタックの係合部に係合する単数または複数の被係合部を備えている態様が例示される。係合部および被係合部を介して露点温度調整部をスタックに取り付けることができる。露点温度調整部はスタックに対して着脱可能であることが好ましい。
本発明によれば、反応ガスがスタックの内部に流入する前に、反応ガスに含まれている過剰の水蒸気を低下させることができる。故に、スタックの内部におけるフラッディングを抑制するのに有利な燃料電池装置を提供することができる。
以下、本発明の本発明に係る実施形態を説明する。
(実施形態1)
図1および図2は実施形態1を示す。本実施形態に係る燃料電池装置は、定置用または車両用等として使用されるものであり、複数の燃料電池が組み込まれているスタック1と、スタック1に装備されスタック1に流入する前で且つ水蒸気を含む反応ガスの露点温度を調整する熱交換器として機能する露点温度調整部4とを備えている。
スタック1に組み込まれている燃料電池は、複数の平板状の膜電極接合体、あるいは、複数のチューブ型の膜電極接合体を有することができる。ここで、スタック1は、複数の燃料電池を組み込んだスタック本体10と、スタック本体10の端側に設けられた第1エンドプレート3fおよび第2エンドプレート3sとをもつ。スタック1の第1エンドプレート3fは、燃料ガス入口31(反応ガス入口)と、燃料ガス出口32(ガス出口)と、酸化剤ガス入口33(ガス入口)と、酸化剤ガス出口34(ガス出口)と、冷却水入口36(冷却媒体入口)と、冷却水出口37(冷却媒体出口)とをもつ。この場合、配管上便利である。なお、スタック1は発電により電気エネルギの他に熱エネルギを発生させる。
図1に示すように、露点温度調整部4は、スタック1の第1エンドプレート3fに図略の取付具により着脱可能に取り付けられたブロック体またはボックス体で形成されている。第1エンドプレート3fの投影面積を100と相対表示すると、露点温度調整部4の投影面積は、第1エンドプレート3fの上部において、30〜60の範囲内に設定されている。露点温度調整部4は、下面に相当する面4a,側面に相当する面4b,面4c,面4d,面4e,上面に相当する面4fを有する。図1に示すように、露点温度調整部4は、酸化剤ガス入口33の組付体51を位置させるために、L字形状をなしている。
図1に示すように、露点温度調整部4は、第1冷却水通路41(第1冷媒流体通路)と、第1冷却水通路41の流れ方向に沿って配設されている燃料ガス通路42(反応ガス通路)とをもつ。露点温度調整部4は、伝熱可能な材料、例えば樹脂(例えばポリフェニレンスルフィド(PPS))、金属、セラミックスのうちの少なくとも1種で形成できる。露点温度調整部4の第1冷却水通路41は、スタック1の冷却水入口36に流入する前(直前)の冷却水が流れる通路である。平板状の膜電極接合体が使用されている場合には、第1冷却水通路41および燃料ガス通路42は、スタック1の発電面内方向にほぼ平行に配置されている。なお、『冷却水』の語句を『冷却液』の語句と置換しても良い。
燃料ガス入口31からスタック1に流入する前(直前)の燃料ガスは、多量の水蒸気を含むことが多い。燃料電池装置が改質器を有する場合には、改質器で水蒸気改質された直後の燃料ガスは温度自体が高いし、且つ、露点温度も高い。また燃料ガスが加湿されている場合には、同様に、燃料ガスは多量の水蒸気を含む。このためスタック1の膜電極接合体に設けられているイオン伝導膜の含水率を高め、イオン伝導膜のイオン伝導性(プロトン伝導性)を高めるのに有利であるものの、スタック1の内部において凝縮水を生成させ易く、スタック1の内部においてフラッディングを発生させ易いといえる。
露点温度調整部4は、反応ガスとして機能する燃料ガスのフラッディングを抑制する機能をもつ。露点温度調整部4の燃料ガス通路42は、スタック1の燃料ガス入口31(反応ガス入口)に流入する前(直前)で且つ水蒸気を含む燃料ガスが流れる通路である。燃料ガス通路42は、第1冷却水通路41を流れる冷却水と熱交換できるように、第1冷却水通路41の延設方向に沿ってほぼ平行に延設されている。すなわち、露点温度調整部4において、第1冷却水通路41および燃料ガス通路42は、熱交換可能となるように互いに接近しつつ並走している。ここで、図1に示すように、第1冷却水通路41の通路幅(平均通路幅)をD1とすると、第1冷却水通路41と燃料ガス通路42との間の間隔L1(平均間隔)は、D1の大きさにもよるが、(D1×7)以内とされていることが好ましい。この場合、(D1×5)以内、(D1×3)以内、(D1×2)以内が例示される。
図1に示すように、露点温度調整部4において、第1冷却水通路41は、水平方向に沿って延設された第1通路41fと、鉛直方向に沿って延設された第2通路41sとをもつ。燃料ガス通路42は、水平方向に沿った延設された第1通路42fと、鉛直方向に沿って延設された第2通路42sとをもつ。第1通路41f,42f同士は並走している。第2通路41s,42s同士は並走している。第1冷却水通路41および燃料ガス通路42はL字形状とされている。鉛直方向に延びる通路については、第1冷却水通路41の第2通路41sの通路長さよりも、燃料ガス通路42の第2通路42sの通路長が長い。このため第2通路42sの凝縮水をスタック1の内部に侵入させにくい。
図1に示すように、スタック1の第1エンドプレート3fは、酸化剤ガス入口33(反応ガス入口)をもつ第1組付部品51(通路でも良いし、弁でも良い)、酸化剤ガス出口34をもつ第2組付部品52(通路でも良いし、弁でも良い)と、第3組付部品53とを有する。第3組付部品53はスタック1の下部側に配置されており、スタック1から流出された燃料オフガスを流出させる燃料ガス出口32(ガス出口)と、スタック1から流出され且つスタック1から受熱済みの冷却水(冷却媒体)を流出させる冷却水出口37と、冷却水出口37から流出されスタック1から受熱済みの冷却水が流れる第2冷却水通路54(第2冷却媒体通路)とを有する。
ここで、露点温度調整部4において、第1冷却水通路41を流れる冷却水は、スタック1の内部に流入する直前であるため、スタック1から受熱前である。第1冷却水通路41を流れる冷却水の温度をTIとして示す。第2冷却水通路54を流れる冷却水は、スタック1から受熱された直後である。第2冷却水通路54を流れる冷却水の冷却水の温度をTOとして示す。露点温度調整部4の燃料ガス通路42を流れる燃料ガス(燃料ガス)の温度をTAとして示す。燃料ガスは、一般的に、水蒸気改質する改質部から供給されるため、高温高湿度であり、多量の水蒸気を含むと共に、露点温度も高い。露点温度調整部4において、燃料ガス通路42を流れる燃料ガスの温度TAは、第1冷却水通路41を流れる直前の冷却水の温度TIよりも高い(TA>TI)。さらに、第2冷却水通路54を流れる直前の冷却水の温度TOは、前述したように、スタック1の発電運転中においては、その冷却水がスタック1から受熱しているため、第1冷却水通路41を流れる直前の冷却水の温度TIよりも高い(TO>TI)。温度TIは例えば55〜75℃未満が例示される。温度TOは例えば58〜85℃、65〜80℃が例示される。温度TOは一般的には温度TIよりもα℃(例えば3〜10℃、3〜7℃程度)高い。但しこれに限定されるものではない。
本実施形態によれば、図1から理解できるように、スタック1の冷却水入口36に流入する前(直前)の冷却水は、露点温度調整部4において、第1冷却水通路41を矢印YC方向に沿って流れる。また、スタック1のガス入口31に流入する前(直前)で且つ水蒸気を含む燃料ガス(反応ガス)は、露点温度調整部4において、燃料ガス通路42を矢印YA方向に沿って流れる。このとき、露点温度調整部4において、第1冷却水通路41を流れる冷却水(スタック1から受熱前であり、スタック1から受熱後の冷却水に比較して相対的に低温)と、燃料ガス通路42を流れる燃料ガス(燃料ガス)とは、熱交換する。
従って、露点温度調整部4において、燃料ガス通路42を流れる燃料ガスは、冷却水によって冷却される。このとき、露点温度調整部4の燃料ガス通路42を流れる燃料ガスの温度TAは低下する。このため、燃料ガスに含まれている水蒸気が、スタック1の燃料ガス入口31に流入する前において、凝縮する。このため、水蒸気を含む燃料ガスの露点温度を、燃料ガス入口31からスタック1に流入させる直前に、低下させることができる。この結果、燃料ガスがガス入口31からスタック1の内部に流入した直後において、スタック1の内部においてフラッディングを引き起こすことが抑制される。
上記したように露点温度調整部4において、第1冷却水通路41を流れる冷却水と、燃料ガス通路42を流れる燃料ガスとは、熱交換する。露点温度調整部4における熱交換が良好に進行すれば、燃料ガス通路42を流れる燃料ガスの温度TAは、第1冷却水通路41を流れる冷却水の温度TIに接近するか等しくなる。この場合、燃料ガス通路42を流れる燃料ガスが燃料ガス入口31からスタック1の燃料極の内部に流入しても、燃料ガスに含まれる水蒸気がスタック1の内部において凝縮によりフラッディングを引き起こすことが抑制される。
本実施形態によれば、図1に示すように、露点温度調整部4の燃料ガス通路42は、基本的には、重力方向に対向するように下側から上側に向けて燃料ガスを流す。この場合、露点温度調整部4の燃料ガス通路42を流れる燃料ガスに含まれている水蒸気が凝縮して凝縮水を生成したとしても、その生成された凝縮水は露点温度調整部4の燃料ガス通路42を重力方向(基本的には、燃料ガスの流れと反対方向)に沿って流下する。このため生成された凝縮水がスタック1の内部に流入することが抑制される。更に凝縮水が燃料ガス通路42に過剰に溜まることが抑制される。なお、露点温度調整部4の燃料ガス通路42の上流には、排水機能をもつ凝縮器が配設されている。凝縮器の底部は排水弁に繋がれている。排水弁が開弁すると、凝縮器に溜まっている水は排水部に排出される。
図2に示すように、露点温度調整部4は、スタック1のセル積層方向(矢印X方向)において第1エンドプレート3fの外面において第1エンドプレート3fよりも外側に配置されている。この場合、第1エンドプレート3fは、露点温度調整部4を取り付ける固定部として利用されている。図2に示すように、露点温度調整部4は第1エンドプレート3fに対して伝熱可能に接触している。このためスタック1が発電運転するとき、スタック1で発生した熱は金属製の第1エンドプレート3fを介して露点温度調整部4に伝達され、露点温度調整部4の燃料ガス通路42を保温させることができる。このためスタック1に流入する前において、燃料ガスの温度が過剰に低下するおそれが低減される。このため、燃料ガスの温度を、その燃料ガスの露点温度以上に高めるのに有利となる。故に、燃料ガスに含むことが可能な水蒸気量(飽和水蒸気量)を増加させることができる(相対湿度を低下させることができる)。従って、燃料ガスに含まれる水蒸気がスタック1の内部において凝縮するおそれを低減させるのに有利である。なお、燃料ガスの温度が過剰に低下すると、燃料ガスに保持できる水蒸気量が過剰に低下するおそれがあり、電解質膜の乾燥を誘発するおそれがある。
(実施形態2)
図3は燃料電池装置の全体を模式的に示す。図3に示すように、燃料電池装置は、改質器と、スタック1と、貯湯系67と、冷却系66とを有する。改質器60は、水蒸気改質を行う改質部61と、改質部61を加熱する燃焼部62とをもつ。スタック1の発電運転の際には、燃焼部62は、燃焼用空気で燃焼用燃料を燃焼させ、改質器60を高温に加熱する。改質器60が高温に加熱されている状態で、改質部に改質用水(液相状の水)および改質用燃料(例えば炭化水素系)が供給される。改質用水は水蒸気となる。これにより改質部61において水蒸気改質反応が発生し、水素リッチの燃料ガスが生成される。燃料ガスは燃料ガス供給通路63および第1凝縮器64を介して燃料ガス入口31からスタック1の燃料極の内部に流入する。スタック1には酸化剤通路から酸化剤ガス(空気等の酸素含有ガス、他方の反応ガス)が供給される。これによりスタック1の内部で発電反応が発生し、電気エネルギが生成される。スタック1の燃料ガス出口32から流出された燃料オフガスは、まだ水素を含むことがあるため、排出用凝縮器65を経て燃焼部62に供給され、燃焼される。
図3に示すように、冷却系66は、通路66aをもつ冷却水循環路66cと、冷却水循環路66cに設けられ冷却水を貯留する冷却水タンク66d(貯留部)と、冷却水を移動させるための冷却水ポンプ66e(冷却水搬送源)と、冷却水循環路66cを流れる冷却水の温度を調整する冷却水温度調整部66w(冷却媒体温度調整部)と、冷却水循環路66cを流れる冷却水の温度を検知する温度検知部66tとを有する。冷却水温度調整部66wは、放熱可能なラジエータ部66rと、ラジエータ部66rの冷却水を強制的に冷却させる冷却風を生成するファンを備える送風部66vとを有する。
冷却水循環路66cは、スタック1の冷却水入口36からスタック1の冷却路に冷却水を流入させるための第1冷却水通路41と、スタック1の冷却水出口37を介してスタック1から冷却水を流出させるための第2冷却水通路54とをもつ。冷却系66には、冷却水循環路66cを流れる冷却水の温度を調整可能な冷却媒体温度調整部としてヒータ66hが設けられている。ヒータ66hは冷却水タンク66dに設けられているが、冷却水循環路66cの何処に設けても良い。なお、ヒータ66hは電気ヒータでも良いし、燃焼ヒータでも良い。前述したように、露点温度調整部4は、第1冷却水通路41と燃料ガス通路42とを互いに熱交換可能に有する。
図3に示すように、貯湯系67は、通路67aをもつ循環路67cと、循環路67cに設けられ温水を貯留する貯湯タンク67d(貯湯部)と、循環路67cに設けられ貯湯ポンプ67e(貯湯水搬送源)と、貯湯タンク67dの温水温度を検知する温度検知部67tとを有する。冷却水循環路66cと循環路67cとの間に貯湯用熱交換器68が設けられている。発電しているスタック1から受熱した相対的に高温の冷却水(例えば65〜80℃,70〜75℃、この温度に限定されない)は、第2冷却水通路54を介して冷却水循環路66cを流れ、貯湯用熱交換器68において、貯湯系67の循環路67cを流れる水と熱交換する。この結果、貯湯系67の循環路67cを流れる水は加熱され、最終的に貯湯タンク67dに温水として貯留される。貯湯タンク67dの温水は温水吐出部67hを介して適宜利用される。
ここで、冷却系66の冷却水循環路66cを流れる冷却水の温度が低いと、露点温度調整部4において第1冷却水通路41の冷却水と熱交換する燃料ガスの温度を低下させ易い。この場合、露点温度調整部4の燃料ガス通路42を流れる燃料ガスの露点温度を低下させ易い。つまり、燃料ガスに含まれる過剰の水蒸気を、スタック1に流入させる直前において、凝縮させ易い。
そこで本実施形態によれば、冷却水温度調整部66wおよび/またはヒータ66hは、スタック1の冷却水入口36に流入する前の冷却水の温度を調整可能な温度調整部として機能することができる。この場合、送風部66vの単位時間(例えば1分間)あたりの送風量を制御させることにより、ラジエータ部66rの冷却水を強制的に冷却させる冷却風の送風量を制御させ、ラジエータ部66rからの放熱量を制御させる。あるいは、ヒータ66hの発熱量を制御させる。
すなわち、スタック1の内部においてフラッディングが発生するおそれがあるとき、あるいは、スタック1の内部においてフラッディングが発生していると、制御部7が判定するときには、制御部7は、スタック1の冷却水入口36に流入する前の冷却水の温度を低下させる方向に、制御則1として、冷却水温度調整部66wおよび/またはヒータ66hを制御する指令を冷却水温度調整部66wおよび/またはヒータ66hに出力する。すなわち、ラジエータ部66rの冷却水を強制的に冷却させる冷却風の送風量を増加させ、ラジエータ部66rからの放熱量を増加させる。あるいは、ヒータ66hの発熱量を低下させるか、オフとさせる。
これにより冷却系66を流れる冷却水の温度が低下する。ひいては、露点温度調整部4の第1冷却水通路41を流れる冷却水の温度が低下する。この結果、露点温度調整部4において燃料ガス通路42を流れる燃料ガスが、冷却水により効果的に冷却される。このため、露点温度調整部4において燃料ガス通路42を流れる燃料ガスの露点温度を低下させると共に、燃料ガスに含まれている過剰の水蒸気を凝縮させ易くなる。結果として、スタック1の内部におけるフラッディングが抑制される。
なお、スタック1の発電電圧を検知する電圧検知部1e(フラッディング検知部)が設けられている。電圧検知部1eの信号は制御部7に入力される。フラッディングが生じるときには、スタック1の発電電圧が低下する。このため、電圧検知部1eからの電圧信号に基づいて(電圧がしきい値よりも低下すると)、制御部7はフラッディングが発生していることを判定することができる。
また本実施形態によれば、スタック1の内部においてフラッディングが発生するおそれがあるとき、あるいは、スタック1の内部においてフラッディングが発生していると、制御部7が判定するときには、次の制御を制御則2として実施できる。すなわち、貯湯系67の貯湯ポンプ67eの単位時間あたりの回転数(駆動能力)を増加させることにより、貯湯用熱交換器68における単位時間当たりの熱交換量を増加させ、ひいては冷却系66を流れる冷却水の温度を低下させる方向に調整することもできる。制御則1,2は併せて実施しても良いし、単独で実施しても良い。なお図3は実施形態1に適用しても良い。
露点温度調整部4の燃料ガス通路42を流れる燃料ガスに含まれている過剰の水蒸気が凝縮した場合には、その凝縮水は重力により自然流下して凝縮器64に溜まる。排水弁70が開弁すると、凝縮器64内は排水される。
(実施形態3)
図4は実施形態3を示す。本実施形態は上記実施形態と基本的に同様の構成、同様の作用効果を有する。露点温度調整部4は、スタック1の第1エンドプレート3fに固定されており、面4a〜面4fを有するブロック体またはボックス体で形成されている。下側の面4aおよび上側の面4fには、被係合部として機能する半円切欠状の凹部47が形成されている。スタック1の第1エンドプレート3fには雌螺子部30が複数形成されている。各雌螺子部30には、係合部として機能する取付ボルト48の雄螺子部48aが螺着されて締結されている。取付ボルト48は、一端側に雄螺子部48aをもつ軸部48bと、軸部48bの他端側に設けられ軸部48bよりも径大な頭部48cとを備えている。取付ボルト48の軸部48bを露点温度調整部4の半円切欠状の凹部47に機械的に係合させつつ、取付ボルト48の軸部48bの雄螺子部48aをエンドプレート3の雌螺子部30に螺合させる。そして、取付ボルト48の頭部48cの当接面48dを露点温度調整部4の被当接面に当接させつつ加圧させる。これにより露点温度調整部4はスタック1のエンドプレート3に着脱可能に取り付けられている。なお図4および図5は実施形態1,2に適用しても良い。
(実施形態4)
図6(A)(B)は実施形態4を示す。本実施形態は上記実施形態と基本的に同様の構成、同様の作用効果を有する。図6(A)に示すように、露点温度調整部4は、スタック1のエンドプレート3に固定されており、面4a〜面4fを有するブロック体またはボックス体で形成されている。露点温度調整部4には、被係合部として機能できる挿入孔49が形成されている。図6(B)に示すように、スタック1のエンドプレート3には雌螺子部30が複数形成されている。各雌螺子部30には係合部としての取付ボルト48の雄螺子部48aが螺着されて締結されている。取付ボルト48は、一端側に雄螺子部48aをもつ軸部48bと、軸部48bの他端側に設けられ軸部48bよりも径大な頭部48cとを備えている。取付ボルト48の軸部48bを露点温度調整部4の挿入孔49に挿入させる。その状態で、取付ボルト48の雄螺子部48aをエンドプレート3の雌螺子部30に螺合させる。このとき取付ボルト48の頭部48cの当接面48dを露点温度調整部4の被当接面に当接させ、露点温度調整部4はスタック1のエンドプレート3に着脱可能に取り付けられている。なお図6(A)(B)は実施形態1,2に適用しても良い。
(実施形態5)
図7は実施形態5を示す。本実施形態は上記実施形態と基本的に同様の構成、同様の作用効果を有する。図7に示すように、露点温度調整部4は、第1冷却水通路41と燃料ガス通路42とを有する。第1冷却水通路41は、横方向に沿って延設された第1通路41fと、鉛直方向に沿って延設された第2通路41sとをもつ。燃料ガス通路42は、横方向に沿った延設された第1通路42fと、鉛直方向に沿って延設された第2通路42sとをもつ。第1通路41f,42f同士は並走している。第2通路41s,42s同士は並走している。
第1冷却水通路41の第1通路41f、燃料ガス通路42の第1通路42fは、これの上流に向かうにつれて下降するように傾斜している。このため燃料ガス通路42を流れる燃料ガスに含まれる水蒸気が凝縮した凝縮水蒸気を、重力を利用して矢印B1方向(排水方向)に排出させるのに有利となる。なお燃料ガス通路42の第1通路42fの上流には、排水弁70Bをもつ凝縮器64が設けられている。排水弁70Bは、凝縮器64の水位応答式の弁であり、弁口70aと、弁口70aを開閉する弁体70bと、弁体70bが弁口70aを閉鎖する方向に付勢するバネで形成された付勢部70cとを備えている。凝縮器64内に溜まった凝縮水の水位が増加して所定水位となり、付勢部70cの付勢力に打ち勝つと、付勢部70cが弾性収縮して排水弁70Bが自動的に開放し、凝縮器64内の水が排水部71に排出される。ここで、凝縮器64内に溜まった凝縮水の水位が低下すると、付勢部70cの付勢力が水位に打ち勝つため、排水弁70Bが自動的に閉鎖する。なお図7は実施形態1〜4に適用しても良い。
(実施形態6)
図8は実施形態を示す。本実施形態は上記した実施形態と基本的に同様の構成、同様の作用効果を有する。図8に示すように、露点温度調整部4Bにおいて、第1冷却水通路41と燃料ガス通路42との間には、熱伝導性が良好な材料で形成された熱伝導促進部43が埋設状態または露出状態で配置されている。熱伝導促進部43の材料は、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金、鉄合金、亜鉛合金、チタン合金のうちのいずれか少なくとも1種で形成できる。この場合、露点温度調整部4Bの燃料ガス通路42を流れる燃料ガスは、熱伝導促進部43を介して冷却水によって効率よく冷却される。
このとき、露点温度調整部4Bの燃料ガス通路42を流れる燃料ガスの温度TIは効果的に低下する。このため、燃料ガスがスタック1の燃料ガス入口31に流入する前において、燃料ガスに含まれている水蒸気が凝縮する。このため、水蒸気を含む燃料ガスの露点温度を、スタック1の内部に流入する直前に、低下させることができる。この結果、燃料ガスがガス入口からスタック1の内部に流入した直後において、スタック1の内部においてフラッディングを引き起こすことが抑制される。なお図8は実施形態1〜5に適用しても良い。
(実施形態7)
図9は実施形態7を示す。本実施形態は上記した実施形態と基本的に同様の構成、同様の作用効果を有する。図9に示すように、露点温度調整部4Cは、第1冷却水通路41を形成する第1中空管411と、燃料ガス通路42を形成する第2中空管421と、第1中空管411と第2中空管421とを熱伝達可能に繋ぐように、第1中空管411と第2中空管421との間に配置された熱伝導性が良好な材料で形成された熱伝導促進部43Cとを備えている。
本実施形態においても、露点温度調整部4Cにおいて、スタック1のガス入口31に流入する前の燃料ガスに含まれている過剰の水蒸気が、第1冷却水通路41の冷却水により効果的に冷却される。このため燃料ガスがスタック1のガス入口に流入する直前において、燃料ガスに含まれている過剰の水蒸気は凝縮する。このため、水蒸気を含む燃料ガスの露点温度を低下させることができる。この結果、燃料ガスが燃料ガス入口31からスタック1の内部に流入した直後において、スタック1の内部においてフラッディングを引き起こすことが抑制される。
(実施形態8)
図10は実施形態8を示す。本実施形態は実施形態1と基本的に同様の構成、同様の作用効果を有する。図10に示すように、露点温度調整部4において、第1冷却水通路41の通路幅をD1とすると、第1冷却水通路41と燃料ガス通路42との間に間隔Lは、D1よりも小さく設定されている(L<D1)。これにより第1冷却水通路41を流れる冷却水と燃料ガス通路42を流れる燃料ガス(燃料ガス)との熱交換を良好に行うことができる。
(実施形態9)
図11は実施形態9を示す。本実施形態は上記した実施形態と基本的に同様の構成、同様の作用効果を有する。図11に示すように、露点温度調整部4の燃料ガス通路42において、燃料ガス入口31の直前に加熱要素4hが設けられている。すなわち、露点温度調整部4において第1冷却水通路41を流れる冷却水と熱交換した燃料ガスは、露点温度調整部4の燃料ガス通路42を流れるとき、スタック1に流入する直前に、加熱要素4hにより加熱される。
この場合、燃料ガスは、露点温度調整部4において第1冷却水通路41を流れる冷媒流体と熱交換して冷却された後(すなわち、燃料ガスの露点温度を低下させた後)、反応ガスの露点温度以上に加熱要素4hにより反応ガスを加熱して昇温させることができる。従って、その燃料ガスに保持できる水蒸気量を増加させることができる。このためスタック1の内部におけるフラッディングが一層抑制される。加熱要素4hとしては電気ヒータが例示される。前述したように燃料ガス入口31の直前に加熱要素4hが設けられている。このため、スタック1に流入する燃料ガスを迅速に応答性良く加熱させることができる。加熱要素4hは、露点温度調整部4の燃料ガス通路42において、燃料ガス入口31の直前に設けられている。このため加熱要素4hの加熱量は、燃料ガスの昇温に早期に応答することができる。なお、加熱要素4hは常時オフ、または、弱モードとしておく、フラッディングが発生するおそれが高いとき、あるいは、フラッディングが発生しているとき、加熱要素4hをオンとする指令、または、強モードとする指令を、制御部7は加熱要素4hに出力することができる。フラッディングの有無は、例えば、スタック1の電圧検知部1eからの信号により制御部7で認識される。加熱要素4hは第1冷却水通路41から離間するように第1冷却水通路41と反対側に設けることができる。
(実施形態10)
図12は実施形態10を示す。本実施形態は上記した実施形態と基本的に同様の構成、同様の作用効果を有する。図12に示すように、露点温度調整部4Fにおいて、燃料ガス通路42は、これの上流から下流に向かうにつれて、第1通路42fと第2通路42sと第3通路42tとをもつ。第1通路42fは横方向に沿っている。第2通路42sは斜め方向に沿っている。第3通路42tは鉛直方向に沿っている。図12に示すように、スタック1に流入される前の冷却水が流れる第1冷却水通路41は、これの上流から下流に向かうにつれて、第1通路41fと第2通路41sと第3通路41tとをもつ。第1通路41fは横方向に沿っている。第2通路41sは斜め方向に沿っている。第3通路41tは鉛直方向に沿っている。
第2冷却水通路54は、スタック1の冷却水出口37から流出され且つスタック1から受熱された後の冷却水を流す。第2冷却水通路54は、これの上流から下流に向かうにつれて、第1通路54fと第2通路54sと第3通路54tとをもつ。第1通路54fは鉛直方向に沿っている。第2通路54sは斜め方向に沿っている。第3通路54tは横方向に沿っている。
図12に示すように、露点温度調整部4Fにおいて、燃料ガス通路42の第1通路42fは、第1冷却水通路41の第1通路41fに接近しているものの、第2冷却水通路54の第1通路54fに距離M1で離間している。また、燃料ガス通路42の第2通路42sは、第2冷却水通路54の第2通路54sに接近しているものの、第1冷却水通路41の第2通路41sには距離M2で離間している。
従って、露点温度調整部4Fにおいて、燃料ガス通路42を流れる燃料ガスは、まず、第1冷却水通路41の第1通路41fを流れる冷却水と熱交換して冷却されるため、反応ガスに含まれる水蒸気が凝縮すると共に、反応ガスの露点温度が低下する。その後、露点温度が低下した燃料ガスは、第2冷却水通路54の第2通路54sを流れる冷却水と熱交換して暖められる。
これにより燃料ガス通路42を流れる燃料ガスは、まず、第1冷却水通路41を流れる冷却水で優先的に冷却されて過剰の水蒸気を結露させて落とすと共に露点温度を低下させ、その後、第2冷却水通路54を流れる冷却水(冷媒出口から流出され且つスタック1から受熱された後の冷却水)で暖められる。この結果、スタック1に流入される直前において、燃料ガスをその露点温度よりも高い温度に昇温させることができる。従って燃料ガスに含むことが可能な水蒸気量を増加させることができる。このため当該燃料ガスがスタック1の内部に流入したとしても、フラッディングを発生させることが抑制される。
(実施形態11)
図13は実施形態11を示す。本実施形態は上記した図12に示す実施形態と基本的に同様の構成、同様の作用効果を有する。図13に示すように、露点温度調整部4Fにおいて、燃料ガス通路42の第1通路42fは、第1冷却水通路41の第1通路41fに熱伝導部材41mを介して熱伝導可能に接近しているものの、第2冷却水通路54の第1通路54fに対して距離M1で且つ断熱部54vを介して離間している。また図13に示すように、燃料ガス通路42の第2通路42sは、第2冷却水通路54の第2通路54sに熱伝導部材41nを介して熱伝導可能に接近しているものの、第1冷却水通路41の第2通路41sに対して距離M2で且つ断熱部54wを介して離間している。ここで、断熱部54v,54wは、露点温度調整部4Fの母材よりも断熱性が高い断熱空間または断熱材で形成できる。熱伝導部材41m,41nは、露点温度調整部4Fの母材よりも熱伝導性が良好な金属で形成できる。
(実施形態12)
図14は実施形態12を示す。本実施形態は上記した実施形態と基本的に同様の構成、同様の作用効果を有する。図14に示すように、露点温度調整部4Gは、第1冷却水通路41を形成する第1中空管411と、燃料ガス通路42を形成する第2中空管421とを備えている。第1中空管411は重力方向に対向するように下側から上側に向かうように上下方向に沿って配設されている。第2中空管421は重力方向に対向するように下側から上側に向かうように、且つ、第1中空管411に対して螺旋状に巻回されている。これにより熱交換面積を増加させている。よって第1冷却水通路41を流れる冷却水と燃料ガス通路42を流れる燃料ガス(燃料ガス)との熱交換を良好に行うことができる。なお、燃料ガスに含まれている水蒸気が凝縮したとしても、その凝縮水は第2中空管421に沿って重力方向下方に流下する。
(実施形態13)
図15は実施形態13を示す。本実施形態は上記した実施形態と基本的に同様の構成、同様の作用効果を有する。図15に示すように、露点温度調整部4Hは、第1冷却水通路41と酸化剤ガス通路82とを並走している。酸化剤ガス通路82を流れる酸化剤ガスは、水蒸気リッチであり、温度も比較的高い。
(実施形態14)
図16は実施形態14を示す。本実施形態は上記した実施形態と基本的に同様の構成、同様の作用効果を有する。図16(スタック1の平面図)に示すように、スタック1は、セル101(燃料電池)をこれの厚み方向に積層して形成されたスタック本体10と、スタック本体10のセル積層方向の両端側に設けられた第1エンドプレート3fおよび第2エンドプレート3sと、第1エンドプレート3fと第2エンドプレート3sとを連結する板状のテンション部材3xとをもつ。第1エンドプレート3fには、スタック1に流入される直前の酸化剤ガスを加湿するための加湿器200が露点温度調整部4と共に、高さ位置をずらして設けられている。
図16に示すように、セル101は膜電極接合体102を有する。膜電極接合体102は、固体高分子型(炭化フッ素系または炭化水素系)の電解質膜103と、電解質膜103を挟む燃料極104および酸化剤極105とを有する。図16に示すように、スタック本体10と第1エンドプレート3fとの間には、板状の電気絶縁体120、電気エネルギ取り出し用の板状の端子部121とが設けられている。スタック本体10と第2エンドプレート3sとの間には、板状の加圧体130、板状の電気絶縁体131、電気エネルギ取り出し用の板状の端子部132とが設けられている。加圧体130と第2エンドプレート3sとの間には、発電性能を高めるために、スタック本体10のセル101と同士を密着させるための付勢部材135が配置されている。付勢部材135はコイルバネとされている。露点温度調整部4は、加湿器200と反対側に配置されるように、スタック1の第1エンドプレート3fの外壁面の外側に突き出すように取り付けられ、固定されている。露点温度調整部4は、スタック1のセル積層方向(矢印X方向)において、第1エンドプレート3fの外壁面の外側に取り付けられている。従って第1エンドプレート3fを有効利用している。
(実施形態15)
図17は実施形態15を示す。本実施形態は実施形態1と基本的に同様の構成、同様の作用効果を有する。図17に示すように、露点温度調整部4は、付勢部材135に干渉しないように、スタック1に取り付けられて固定されており、セル積層方向(矢印X方向)において第2エンドプレート3sと加圧体130との間に位置しており、すなわち、第2エンドプレート3sの内側に配置されている。このため露点温度調整部4の取り付けにあたり、第2エンドプレート3sと加圧体130との間の空間138(付勢部材135を配置するため空間)を有効利用できる。故に、スタック1全体の小型化、省スペース化に貢献できる。
(その他)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できる。ある実施形態に特有の構造および機能は、他の実施形態についても適用することができる。すなわち、複数の実施形態を併合させても良い。冷却媒体として冷却水が採用されているが、これに限らず、冷却用の気体(冷却空気)、気液混合流体でも良い。露点温度調整部4において、第1冷却水通路41は、横方向に沿って延設された第1通路41fと、鉛直方向に沿って延設された第2通路41sとをもつ。燃料ガス通路42は、水平方向に沿った延設された第1通路42fと、鉛直方向に沿って延設された第2通路42sとをもつ。これに限らず、露点温度調整部4において第1冷却水通路41および燃料ガス通路42の双方は、鉛直方向に沿って延設されていても良い。露点温度調整部4、第1エンドプレート3fの上部に設定されているが、下部としても良い。
上記した記載から次の技術的思想も把握できる。
[付記項1]燃料電池が組み込まれていると共にガス入口および冷却媒体入口をもつスタックと、前記スタックに装備され前記スタックの前記ガス入口に流入する前で且つ水蒸気を含む反応ガスの温度を調整する温度調整用熱交換器とを具備していることを特徴とする燃料電池装置。
[付記項2]付記項1において、前記熱交換器は、前記スタックの前記冷却媒体入口に流入する前の冷却媒体が流れる第1冷却媒体通路と、前記スタックの前記ガス入口に流入する前で且つ水蒸気を含む反応ガスが流れ、且つ、前記第1冷却水通路を流れる冷却媒体と熱交換可能となるように前記第1冷却媒体通路に沿って配設されている反応ガス通路とを具備していることを特徴とする燃料電池装置。この場合、冷却媒体と反応ガスとを良好に熱交換できる。
[付記項3]燃料電池が組み込まれていると共にガス入口をもつスタックと、前記スタックに装備され前記スタックの前記ガス入口に流入する前で且つ水蒸気を含む反応ガスを流す反応ガス通路と、反応ガスを流れる反応ガスを加熱させる温度調整器とを具備しており、前記反応ガス通路を流れる反応ガスに対して、前記スタックに流入する直前に加熱する加熱要素が設けられていることを特徴とする燃料電池装置。反応ガスに保持できる水蒸気量を、スタックに流入される直前に増加させることができる。
[付記項4]燃料電池が組み込まれていると共にガス入口をもつスタックと、前記スタックに装備され前記スタックの前記ガス入口に流入する前で且つ水蒸気を含む反応ガスを流す反応ガス通路と、反応ガス通路を流れる反応ガスを加熱させる温度調整器とを具備しており、前記反応ガス通路を流れる反応ガスに対して、前記スタックに流入する前(直前)に、冷却させて反応ガスの露点温度を低下させ、その後、加熱要素で加熱させて昇温させることを特徴とする燃料電池装置。反応ガスがスタックに流入する前(直前)において、反応ガスに保持できる水蒸気量を増加させることができ、フラッディングが抑制される。
本発明は例えば定置用、車両用、可搬用、電気機器用、電子機器用の燃料電池システムに適用することができる。
スタックの端面を模式的に示す側面図である。 スタックの正面を模式的に示す正面図である。 燃料電池装置のシステム図である。 エンドプレートに取り付けられている露点温度調整部を示す図である。 エンドプレートに露点温度調整部を取り付けている状態を示す断面図である。 (A)はエンドプレートに取り付けられている露点温度調整部を示す図であり、(B)はエンドプレートに露点温度調整部を取り付けている状態を示す断面図である。 実施形態5に係り、スタックの端面を模式的に示す側面図である。 実施形態6に係り、スタックの端面を模式的に示す側面図である。 実施形態7に係り、スタックの端面を模式的に示す側面図である。 実施形態8に係り、スタックの端面を模式的に示す側面図である。 実施形態9に係り、スタックの端面を模式的に示す側面図である。 実施形態10に係り、スタックの端面を模式的に示す側面図である。 実施形態11に係り、スタックの端面を模式的に示す側面図である。 実施形態12に係り、スタックの端面を模式的に示す側面図である。 実施形態13に係り、スタックの端面を模式的に示す側面図である。 実施形態14に係り、スタックの平面を模式的に示す平面図である。 実施形態15に係り、スタックの平面を模式的に示す平面図である。
符号の説明
図中、1はスタック、10はスタック本体、101はセル、3fはエンドプレート、31は燃料ガス入口(ガス入口)、32は燃料ガス出口(反応ガス出口)、36は冷却水入口(冷却媒体入口)、37は冷却水出口(冷却媒体出口)、4は露点温度調整部、4hは加熱要素、41は第1冷却水通路(第1冷却媒体通路)、42は燃料ガス通路(反応ガス通路)、43は熱伝導促進部、47は凹部(被係合部)、48は取付ボルト(係合部)、54は第2冷却水通路(第2冷却媒体通路)、60は改質器、66は冷却系、66eは冷却水ポンプ、66hはヒータ(冷却媒体温度調整部)、66eは冷却水温度調整部(冷却媒体温度調整部)、67は貯湯系、67eは貯湯ポンプ、7は制御部を示す。

Claims (6)

  1. 燃料電池が組み込まれていると共にガス入口および冷却媒体入口をもつスタックと、
    前記スタックに装備され前記スタックの前記ガス入口に流入する前で且つ水蒸気を含む反応ガスの露点温度を調整する露点温度調整部とを具備しており、
    前記露点温度調整部は、
    前記スタックの前記冷却媒体入口に流入する前の冷媒流体が流れる第1冷媒流体通路と、
    前記スタックの前記ガス入口に流入する前で且つ水蒸気を含む反応ガスが流れ、且つ、前記第1冷媒流体通路を流れる冷媒流体と熱交換可能となるように前記第1冷媒流体通路に沿って配設されている反応ガス通路とを具備していることを特徴とする燃料電池装置。
  2. 請求項1において、前記露点温度調整部の前記反応ガス通路は、重力方向に対向するように下側から上側に向けて反応ガスを流すことを特徴とする燃料電池装置。
  3. 請求項1または2において、前記スタックは、前記スタック本体と、前記スタック本体の端側に設けられたエンドプレートとをもち、前記露点温度調整部は前記エンドプレートよりも外側に配置されていることを特徴とする燃料電池装置。
  4. 請求項1または2において、前記スタックは、前記スタック本体と、前記スタック本体の端側に設けられたエンドプレートとをもち、前記露点温度調整部は前記スタックにおいて前記エンドプレートよりも内側に配置されていることを特徴とする燃料電池装置。
  5. 請求項1〜4のうちの一項において、前記露点温度調整部において前記第1冷媒流体通路を流れる冷媒流体と熱交換し且つ前記反応ガス通路を流れる反応ガスを、前記スタックに流入する直前に加熱する加熱要素が設けられており、
    前記反応ガスは、前記第1冷媒流体通路を流れる冷媒流体と熱交換して露点温度を低下させた後、前記反応ガスの露点温度以上に前記加熱要素により加熱されることを特徴とする燃料電池装置。
  6. 請求項1〜4のうちの一項において、更に、前記スタックの冷媒媒体出口から流出され前記スタックから受熱した冷媒流体が流れる第2冷媒流体通路が設けられており、
    前記スタックのガス入口に流入する前で且つ前記反応ガス通路を流れる反応ガスは、前記第1冷媒流体通路を流れる冷媒流体と熱交換して露点温度を低下させた後、前記第2冷媒流体通路を流れる冷媒流体と熱交換して露点温度以上に加熱されることを特徴とする燃料電池装置。
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