JP5217658B2 - 積層セラミック電子部品、および積層セラミック電子部品の製造方法 - Google Patents

積層セラミック電子部品、および積層セラミック電子部品の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は積層セラミック電子部品、およびその製造方法に関するものであり、特に、積層セラミック電子部品の外部電極、およびその外部電極をめっき方法により形成する方法に関する。
従来より、積層セラミック電子部品として代表的な積層セラミックコンデンサは、複数の積層された誘電体セラミック層と、その界面に沿って形成された複数の層状の内部電極とを含む積層体に対し、前記積層体の表面に露出した内部電極を電気的に接続するよう複数の外部電極が形成されている。この従来の積層セラミックコンデンサの例を図4に示す。
図4によると、積層体102における、複数の内部電極104が露出する面、および複数の内部電極105が露出する面に、これらの複数の内部電極を電気的に接続するよう、外部電極が形成されている。一般的な外部電極の形成方法は、まず金属成分とガラス成分とを含む金属ペーストを前記露出する面に塗布し、熱処理して焼き付けることにより、ペースト電極層106および107が形成される。
そして、ペースト電極層106および107の表面に、Niを主成分とする第1のめっき層108および109が形成され、さらにその表面に、Snを主成分とする第2のめっき層110および111が形成される。すなわち外部電極は、ペースト電極層、第1のめっき層、および第2のめっき層の3層構造より形成される。
外部電極は、積層セラミックコンデンサがはんだを用いて基板に実装される際に、はんだとの濡れ性の高さが求められる。同時に、電気的に絶縁された状態の複数の内部電極を電気的に接続する役割が求められる。はんだ濡れ性の確保の役割はSnを主成分とする第2のめっき層110および111が果たしており、内部電極の電気的接続の役割は、ペースト電極層106および107が果たしている。第1のめっき層108および109は、はんだ実装時にはんだ喰われを防ぐため、第2のめっき層110および111の下地として役割をなしている。
しかし、ペースト電極層106および107は、その厚みが数十μm〜数百μmと大きい。したがって、この積層セラミックコンデンサの寸法を一定の規格値に収めるためには、このペースト電極層の体積を確保する必要が生じる分、静電容量確保のための実効体積を減少させる必要が生ずる。一方、めっき層はその厚みが数μm程度であるため、仮に第1のめっき層および第2のめっき層のみで外部電極を構成できれば、実効体積をより多く確保することができる。
たとえば、特許文献1には、積層体の内部電極層の露出した側壁面に対し、側壁面に露出した内部電極層が短絡されるようにその全面に無電解めっきによって導電性金属層を析出させる方法が開示されている。
特開昭63−169014号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている外部電極の形成方法では、外部電極がめっき層のみで形成されているため、めっき層の端縁部を介して、水分が積層体の内部に浸入することがあった。その結果、高温負荷試験や耐湿負荷試験における寿命特性が劣化することがあった。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであって、積層セラミック電子部品の外部電極をめっき層を用いて形成する際、高い実効体積率と優れた信頼性とを両立した積層セラミック電子部品、およびその製造方法を提供するものである。
すなわち本発明は、まず、複数の積層されたセラミック層と、前記セラミック層の界面に沿って形成された複数の内部電極層とを含む積層体に対し、前記積層体の表面に露出した内部電極層を電気的に接続するよう外部電極が形成された積層セラミック電子部品を対象としている。
そして、本発明の積層セラミック電子部品の特徴部分は、前記外部電極は複数のめっき層を含み、前記積層体の表面に露出した内部電極と直接接続されるめっき層と、前記内部電極と直接接続されるめっき層の外側に、当該めっき層の端縁部をも覆うように形成され、かつ、前記積層体表面の一部に接する、ガラス粒子が分散しためっき層と、を備えることである。
また、本発明は、前記ガラス粒子が分散しためっき層が電解めっき層であることが好ましい。
また、本発明は、前記ガラス粒子が分散しためっき層の主成分が、Cuであることが好ましい。
本発明は、積層された複数のセラミック層および前記セラミック層間の界面に沿って形成された複数の内部電極を含み、前記内部電極の各端部が所定の面に露出している積層体を用意する工程と、前記積層体の前記所定の面に露出した複数の前記内部電極の各端部を互いに電気的に接続するように、前記積層体の前記所定の面上に外部電極を形成する工程と、を含む積層セラミック電子部品の製造方法にも向けられる。
本発明の積層セラミック電子部品の製造方法の特徴部分は、前記外部電極を形成する工程が、前記積層体の前記所定の面に露出した複数の前記内部電極の各端部にめっき析出物を析出させ、かつ前記めっき析出物が相互に接続されるように前記めっき析出物をめっき成長させ、それによって、連続しためっき層を形成するようにめっきする第1の工程と、前記めっき層の外側に、ガラス粒子を含むめっき浴を用いて、当該めっき層の端縁部をも覆い、かつ、前記積層体表面の一部に接する、ガラス粒子が分散しためっき層を形成する第2の工程と、を含むことである。
さらに、前記ガラス粒子が分散しためっき層を形成する工程の後に、前記ガラス粒子の軟化点以上の温度において熱処理する工程を備えることが好ましい。
また、前記めっき浴におけるガラス粒子が、シランカップリング剤により被覆されていることも好ましい。
本発明の積層セラミック電子部品は、外部電極が実質的にめっき層のみで形成されるため、実効体積率に優れる。
また、内部電極を相互に直接接続するめっき層の外側に、ガラス粒子の分散しためっき層が形成されるため、めっき層の端縁部における、めっき層とセラミックとの固着力が強くなる。結果として、めっき層の端縁部を介した積層体内部への水分の浸入が防がれ、積層セラミック電子部品の高温負荷試験や耐湿負荷試験における寿命特性が向上する。
また、ガラス粒子が分散しためっき層が電解めっき層であるとき、熱処理が施されてもブリスタが発生しない、外観特性に優れた積層セラミック電子部品を得ることができる。
本発明の積層セラミック電子部品の製造方法によれば、ガラス粒子の分散しためっき層を形成する方法が、ガラス粒子の分散しためっき浴を用いてめっきすることであるので、非常に簡便である。
さらに、ガラス粒子の分散しためっき層を形成する方法が電解めっきであるとき、電解めっき液が無電解めっき液と比較してガラス粒子を溶解しにくいので、安定してめっき層中にガラス粒子を分散させることができる。
また、めっき工程の後にガラス軟化点以上の温度で熱処理することにより、めっき層の端縁部を介した水分の浸入をより確実に防ぐことができるため、信頼性により優れた積層セラミック電子部品を得ることができる。
また、めっき浴中のガラス粒子をシランカップリング剤でコートすることにより、ガラス粒子が帯電し、電解めっき時にガラス粒子を効率的に共析させることができる。したがって、めっき層中のガラス粒子の含有比率や分散度を容易に制御することができる。
<本発明の実施形態の例>
本発明の積層セラミック電子部品は、その外部電極の形成において、ペースト電極、スパッタ電極、蒸着電極などを伴わず、積層体に対し、直接めっき層を形成することが前提となる。そして、積層体に直接形成された前記めっき層の外側に、ガラス粒子が分散しためっき層が形成されていることを特徴とする。本発明の積層セラミック電子部品について、積層セラミックコンデンサの例を図1に示す。
図1によれば、積層セラミックコンデンサ1において、複数の積層された誘電体セラミック層3と、前記誘電体セラミック層の界面に沿って形成された複数の内部電極4、5とを含む積層体2に対し、前記積層体2の表面に露出した複数の内部電極4、5をそれぞれ電気的に接続するよう、外部電極が形成される。
外部電極は、まず内部電極4、5の露出する面に対し、第1のめっき層6、7が直接形成されている。第1のめっき層6、7は、できればガラス粒子を含まないほうがよい。ガラス粒子を相当量含む場合、めっき析出物の成長が若干抑えられるからである。第1のめっき層6、7の主成分は、つきまわり性に優れたCuなどが好ましい。
第1のめっき層6、7の上に、ガラス粒子の分散した第2のめっき層8、9が形成されている(図1ではガラス粒子の図示は省略されている)。第2のめっき層8、9は、第1のめっき層6、7の端縁部をも完全に覆うよう形成される場合、より確実に、めっき層端縁部を介した水分浸入が防がれる。このガラス粒子の分散しためっき層は、図1では2層目に形成されているが、2層目より外側に形成されていても差し支えない。
第2のめっき層8、9の上には、第3のめっき層10、11が形成されている。この第3のめっき層10、11は、はんだ実装時におけるはんだ食われを防止するための下地の役割をなすものであり、必要に応じて形成される。第3のめっき層10、11の主成分は、Niなどが好ましい。
さらに、第3のめっき層10、11の上には、第4のめっき層12、13が形成されている。この第4のめっき層12、13は、はんだ実装時のはんだ濡れ性を確保するためのものであり、必要に応じて形成される。第4のめっき層12、13の主成分としては、SnやAuが好ましい。
次に、第1のめっき層6および第2のめっき層8が、積層体2の内部電極4の露出面に形成されている部分の拡大図を図2に示す。図2では、第3のめっき層10および第4のめっき層12の図示は省略されている。
図2に示すように、第2のめっき層8の中には、ガラス粒子20が分散して存在している。このガラス粒子の種類は特に限られるわけではないが、たとえば、B-Si系ガラスがあげられる。詳しくは、B-Si-Bi系、B-Si-アルカリ金属系、B-Si-アルカリ金属-(Ti,Zr)系、B-Si-アルカリ土類金属系、B-Si-アルカリ金属-アルカリ土類金属系、B-Si-Zn-アルカリ金属系、B-Si-Zn-アルカリ土類金属系、などが挙げられる。また、ガラス粒子の大きさは、0.01〜7μm程度が好ましい。また、第2のめっき層8中のガラス粒子の含有割合は、0.1〜20体積%程度が好ましい。
第1のめっき層6の中には、既述の理由により基本的にはガラス粒子が含まれていないが、第2ののめっき層8を形成した後、熱処理を行った際に、第2めっき層8におけるガラス粒子20の一部が第1のめっき層6側に拡散流入することは差し支えない。
また、第1〜第4のめっき層は、電解めっきによるめっき層でもよいし、無電解めっきによるめっき層でも構わない。ただ、ガラス粒子の分散した第2のめっき層8、9は、熱処理によるブリスタ発生を抑制するうえで、電解めっきによることが好ましい。
さらに、ガラス粒子の分散した第2のめっき層8、9の主成分は、特に限定されるものではないが、Cuが好ましい。このとき、熱処理を行った際、第2のめっき層8、9の中のガラス粒子20が流動しやすくなり、より均一に分散しやすくなる。
ここで、本発明の積層セラミック電子部品における外部電極のめっき層構造について例を列挙する。記載形式は、「第1のめっき層/第2のめっき層/第3のめっき層…」のとおりとする。たとえば、Cu/Cu(ガラス粒子含む)、Cu/Cu(ガラス粒子含む)/Ni、Cu/Cu(ガラス粒子含む)/Ni/Sn、Cu/Cu(ガラス粒子含む)/Ni/Au、Cu/Ni(ガラス粒子含む)、Cu/Ni(ガラス粒子含む)/Sn、Cu/Ni(ガラス粒子含む)/Au、Ni/Ni(ガラス粒子含む)、Ni/Ni(ガラス粒子含む)/Sn、Ni/Ni(ガラス粒子含む)/Au、などである。
次に、本発明の積層セラミック電子部品の製造方法について、図1の積層セラミックコンデンサを例にとり説明する。
めっき前の積層体2は、露出している複数の内部電極4、5が、それぞれ電気的に絶縁された状態になっている。まず、めっきを行い、この内部電極4、5の露出部分に対し、めっき液中の金属イオンを析出させる。そして析出しためっき析出物をさらに成長させ、隣り合う内部電極4、5の露出部におけるめっき析出物を互いに接続させる。これを内部電極4、5の露出する全面にて進めることにより、内部電極4、5の露出する面に対し、直接、均質で緻密な第1のめっき層6、7を形成する。
第1のめっき層6、7の上に、ガラス粒子の分散した第2のめっき層8、9を形成する。このとき、すでに均一な導電層が下地に存在するので、通常の電解めっきまたは無電解めっきにより第2のめっき層8、9を形成することができる。ここでは、より好ましい電解めっき方法の詳細について説明する。
電解めっきの場合は、例えば、給電端子を備える容器中に、前記外部電極を形成する前の積層体および導電性メディアを投入し、金属イオンまたは金属錯体を含むめっき浴に浸漬し、前記容器を回転、揺動、または振動させながら通電する方法である。
このとき、めっき浴にガラス粒子を分散させておくと、通電により金属が析出する際、同時にガラス粒子が析出する。めっき浴中にガラス粒子を分散させるには、めっき浴を適度に攪拌する等の方法がある。めっき浴中のガラス粒子の濃度は、0.5〜50g/L程度が好ましい。
さらに、めっき浴中にガラス粒子を分散させる前に、あらかじめガラス粒子をシランカップリング剤で被覆しておくことが好ましい。この場合、ガラス粒子の析出効率が高まり、より多くのガラス粒子がめっき層中に共析する。よって、めっき層中のガラス粒子の含有割合を制御しやすくなるとともに、分散度も高くすることが可能となる。これは、シランカップリング剤での被覆により、ガラス粒子が正に帯電するためではないかと推測される。
また、シランカップリング剤での被覆により、ガラス粒子がめっき浴中で溶解消失しにくくなり、ガラス粒子の析出挙動の安定化につながる。
ガラス粒子の分散した第2のめっき層8、9が形成された後、ガラス粒子の軟化点以上の温度にて熱処理を行うと、第2のめっき層8、9中のガラス粒子が第1のめっき層6、7側に流動し、第1のめっき層6、7の端縁部における封止性が強化される。
このような熱処理を行うと、特にガラス粒子の分散した第2のめっき層8、9が無電解めっきによるものである場合、ブリスタが発生しやすい。しかしながら、ガラス粒子の分散した第2のめっき層8、9が電解めっきによるものである場合は、熱処理が加わってもブリスタは殆ど発生しない。
そして、ガラス粒子の分散した第2のめっき層8、9が形成された後は、必要に応じて、第3のめっき層10、11、および第4のめっき層12、13が通常のめっき方法によって形成される。
<本発明の比較例に相当する例>
次に、本発明の範囲外となる本発明の比較例に相当する例について、図3の積層セラミックコンデンサを用いて説明する。
図3によれば、積層セラミックコンデンサ51において、複数の積層された誘電体セラミック層53と、前記誘電体セラミック層の界面に沿って形成された複数の内部電極54、55とを含む積層体52に対し、前記積層体52の表面に露出した複数の内部電極54、55をそれぞれ電気的に接続するよう、外部電極が形成される。
外部電極は、まず内部電極54、55の露出する面に対し、第1のめっき層56、57が直接形成されている。この第1のめっき層6、7は、内部電極4、5の露出端に析出しためっき析出物が成長し、互いに接続し、均一なめっき層となったものである。
第1のめっき層56、57の上には、第2のめっき層60、61が形成されている。この第2のめっき層60、61は、はんだ実装時におけるはんだ食われを防止するための下地の役割をなすものであり、必要に応じて形成される。第2のめっき層60、61の主成分は、Niなどが好ましい。
さらに、第2のめっき層60、61の上には、第3のめっき層62、63が形成されている。この第3のめっき層62、63は、はんだ実装時のはんだ濡れ性を確保するためのものであり、必要に応じて形成される。第3のめっき層62、63の主成分としては、SnやAuが好ましい。
第1〜第3のめっき層の内部には、特にガラス粒子は含まれていない。第2のめっき層60、61は、第1のめっき層56、57を覆うように形成されているが、めっき層の端縁部を介して積層体52の内部に水分が浸入しやすい。
<その他、本発明の実施形態に関する事項>
本発明における第1のめっき層6、7を形成するためのめっき方法は、めっき析出物の成長力および展性の高さを利用したものである。隣り合う内部電極間の厚みが、電解めっきの場合は10μm以下、無電解めっきの場合は20μm以下である場合、上述のめっき析出物が互いに成長して接続しやすくなるので好ましい。
また、第1のめっき層6、7の形成前における、内部電極4、5の露出する面に対する内部電極の引っ込み量が、1μm以下であることが好ましい。これが1μmより大きいと、内部電極4、5の露出部分に電子が供給されにくく、めっき析出が生じにくくなるためである。この引っ込み量を小さくするには、サンドブラストやバレル研磨などの研磨を行えばよい。
さらに、めっき前における、内部電極4、5の露出する面に対して内部電極の端部が突出していることが好ましい。これは、サンドブラストなどの研磨条件を適宜調整することにより達成されるが、この研磨の際に内部電極4、5の突出した部分が被めっき面に平行な方向に伸びるため、隣り合う内部電極端部に析出しためっき析出物が互いに接続するのに要するめっき成長が低減される。この場合、隣り合う内部電極間の厚みが、電解めっきの場合は20μm以下、無電解めっきの場合は50μm以下であれば、前記成長しためっき析出物が互いに接続しやすくなるので好ましい。
なお、本発明の積層セラミック電子部品における外部電極は実質的にめっき層のみからなるが、複数の内部電極の接続に直接関わらない部分においてであれば、ペースト電極が形成されていても差し支えない。たとえば、内部電極が露出する端面に隣接する面へも外部電極を延長させたい場合には、厚膜ペースト電極を形成させてもよい。この場合、はんだ実装が行いやすくなるとともに、めっき層の端端縁部からの水分浸入がさらに効果的に防止される。この焼付け処理は、本発明における熱処理工程と兼ねられると効率的である。
以上、この発明を、図示した実施形態に関連して説明したが、この発明の範囲内において、その他種々の変形例が可能である。
たとえば、この発明が適用される積層セラミック電子部品としては、積層チップコンデンサが代表的であるが、その他、積層チップインダクタ、積層チップサーミスタなどにも適用可能である。
したがって、積層セラミック電子部品に備えるセラミック層は、電気的に絶縁する機能を有していればよく、その材質は特に問われるものではない。すなわち、セラミック層は、誘電体セラミックからなるものに限らず、その他、圧電体セラミック、半導体セラミック、磁性体セラミックなどからなるものであってもよい。
また、図1においては2端子型の外部電極の例をあげたが、さらに多くの外部電極を有していても構わない。たとえば、外部電極を複数対備えるアレイタイプのものがあげられる。
以下、本発明の積層セラミック電子部品、およびその製造方法の実施例について説明する。
[実施例1]
被めっき物として、長さ1.0mm、幅0.5mm、厚み0.5mmの積層セラミックコンデンサ用の積層体を用意した。誘電体セラミック層はチタン酸バリウム系誘電体材料からなり、内部電極はNiを主成分とするものであった。また、隣り合う内部電極間の誘電体層の厚みは2μmであり、内部電極層の厚みは1μmであった。
この積層体を乾燥後、研磨剤を用いてサンドブラスト処理を行い、内部電極の露出する積層体の面に対する内部電極の平均突出量を1μmとした。
上記積層体30mLを、容積300mLの回転バレル中に投入し、それに加えて、0.7mmφのはんだボールを70mL投入した。
前記回転バレルを、浴温58℃、pH8.7に調整されたメルテックス社製ピロゾールからなるピロりん酸系電解めっき浴に浸漬し、回転数20rpm.にて回転させながら、電流10Aにて通電を開始した。このようにして、内部電極の露出する積層体の表面に、厚み5μmのCuめっき層が形成された。
次に、軟化点が600℃で、平均粒径が1.1μmのB-Siガラス粉末を用意した。このガラス粉末に対し、アミン系シランカップリング剤でコーティングを行った。
このコーティングが施されたガラス粒子を、メルテックス社製ピロゾールからなるピロりん酸系電解めっき浴に、濃度が10g/Lとなるよう添加し、浴温58℃、pH8.7の状態にて攪拌し、分散させた。このようにして、ガラス粒子の分散した電解Cuめっき浴を得た。
上述の厚み5μmのCuめっき層が形成された積層体の入ったバレルを、上記のガラス粒子の分散した電解Cuめっき浴に浸漬し、回転数20rpm.にて回転させながら、電流10Aにて通電を開始した。このようにして、Cuめっき層の表面に、ガラス粒子が分散した厚み4μmのCuめっき層が形成された。
次に、回転バレルより積層体を取り出し、窒素雰囲気中にて昇温速度50℃/分にて800℃に昇温し、10分間キープした。
再度、上述のガラス粒子の分散したCuめっき層を形成した積層体を回転バレルに投入し、pHを4.2に調整した浴温60℃のNiめっき用ワット浴に浸漬し、回転数20rpm.にて回転させながら、電流10Aにて通電を開始した。このようにして、ガラス粒子の分散したCuめっき層の上に、厚み3.0μmのNiめっき層が形成された。
さらに、上記Niめっき層を形成した積層体の入った回転バレルを、pHを5.0に調整した浴温33℃のSnめっき浴(ディップソール社製Sn−235)に浸漬させ、回転数20rpm.にて回転させながら、電流6Aにて通電を開始した。このようにして、Niめっき層の上に、厚み3.0μmのNiめっき層が形成された。
以上のようにして、積層体に対して、ペースト電極層などを形成せずに、めっき層からなる外部電極を備える積層セラミックコンデンサを得た。
積層セラミックコンデンサを100個サンプリングし、外部電極の表面を光学顕微鏡で観察したところ、いずれの試料においてもブリスタの発生は認められなかった。
また、積層セラミックコンデンサ100個において、温度105℃、DC負荷電圧10Vの条件において100時間保持する加速信頼性試験を行ったところ、絶縁抵抗が1MΩ以下となる不良試料は1つもみられなかった。
[実施例2]
被めっき物として、実施例1と同じ積層体を用意した。
この積層体を乾燥後、研磨剤を用いてサンドブラスト処理を行い、内部電極の露出する積層体の面に対する内部電極の平均突出量を1μmとした。
上記積層体30mLを、容積300mLの回転バレル中に投入し、それに加えて、0.7mmφのCu膜で被覆されたはんだボールを70mL投入した。
前記回転バレルを、浴温40℃、pH12.5 に調整されたメルテックス社製スルカップPEAからなる無電解Cuめっき浴に浸漬し、回転数6rpm.にて回転させた。このようにして、内部電極の露出する積層体の表面に、厚み5μmのCuめっき層が形成された。
次に、実施例1と同じガラス粉末を用意した。このガラス粉末に対し、アミン系シランカップリング剤でコーティングを行った。
このコーティングが施されたガラス粒子を、実施例1と同じ無電解Cuめっき浴に、濃度が10g/Lとなるよう添加し、分散させた。このようにして、ガラス粒子の分散した無電解Cuめっき浴を得た。
上述の厚み5μmのCuめっき層が形成された積層体の入ったバレルを、上記のガラス粒子の分散した無電解Cuめっき浴に浸漬し、回転数20rpm.にて回転させながら、電流10Aにて通電を開始した。このようにして、Cuめっき層の表面に、ガラス粒子が分散した厚み4μmのCuめっき層が形成された。
次に、回転バレルより積層体を取り出し、窒素雰囲気中にて昇温速度50℃/分にて800℃に昇温し、10分間キープした。
再度、上述のガラス粒子の分散したCuめっき層を形成した積層体を回転バレルに投入し、pHを4.2に調整した浴温60℃のNiめっき用ワット浴に浸漬し、回転数20rpm.にて回転させながら、電流10Aにて通電を開始した。このようにして、ガラス粒子の分散したCuめっき層の上に、厚み3.0μmのNiめっき層が形成された。
さらに、上記Niめっき層を形成した積層体の入った回転バレルを、pHを5.0に調整した浴温33℃のSnめっき浴(ディップソール社製Sn−235)に浸漬させ、回転数20rpm.にて回転させながら、電流6Aにて通電を開始した。このようにして、Niめっき層の上に、厚み3.0μmのNiめっき層が形成された。
以上のようにして、積層体に対して、ペースト電極層などを形成せずに、めっき層からなる外部電極を備える積層セラミックコンデンサを得た。
積層セラミックコンデンサを100個サンプリングし、外部電極の表面を光学顕微鏡で観察したところ、全ての試料においてブリスタの発生が認められた。
また、積層セラミックコンデンサ100個において、温度105℃、DC負荷電圧10Vの条件において100時間保持する加速信頼性試験を行ったところ、絶縁抵抗が1MΩ以下となる不良試料は1つもみられなかった。
[比較例]
被めっき物として、実施例1と同じ積層体を用意した。
この積層体を乾燥後、研磨剤を用いてサンドブラスト処理を行い、内部電極の露出する積層体の面に対する内部電極の平均突出量を1μmとした。
上記積層体30mLを、容積300mLの回転バレル中に投入し、それに加えて、0.7mmφのはんだボールを70mL投入した。
前記回転バレルを、浴温58℃、pH8.7に調整されたメルテックス社製ピロゾールからなるピロりん酸系電解めっき浴に浸漬し、回転数20rpm.にて回転させながら、電流10Aにて通電を開始した。このようにして、内部電極の露出する積層体の表面に、厚み5μmのCuめっき層が形成された。
次に、回転バレルより積層体を取り出し、窒素雰囲気中にて昇温速度50℃/分にて800℃に昇温し、10分間キープした。
再度、上述のCuめっき層を形成した積層体を回転バレルに投入し、pHを4.2に調整した浴温60℃のNiめっき用ワット浴に浸漬し、回転数20rpm.にて回転させながら、電流10Aにて通電を開始した。このようにして、Cuめっき層の上に、厚み3.0μmのNiめっき層が形成された。
さらに、上記Niめっき層を形成した積層体の入った回転バレルを、pHを5.0に調整した浴温33℃のSnめっき浴(ディップソール社製Sn−235)に浸漬させ、回転数20rpm.にて回転させながら、電流6Aにて通電を開始した。このようにして、Niめっき層の上に、厚み3.0μmのNiめっき層が形成された。
積層セラミックコンデンサを100個サンプリングし、外部電極の表面を光学顕微鏡で観察したところ、いずれの試料においてもブリスタの発生は認められなかった。
また、積層セラミックコンデンサ100個において、温度105℃、DC負荷電圧10Vの条件において100時間保持する加速信頼性試験を行ったところ、絶縁抵抗が1MΩ以下となる不良がすべての試料においてみられた。
本発明の積層セラミック電子部品の一例である積層セラミックコンデンサの断面図。 図1における、第1、第2のめっき層の付近の拡大図である。 ガラス粒子を含まないめっき層のみからなる外部電極を有する積層セラミックコンデンサの断面図。 従来の積層セラミックコンデンサの断面図。
符号の説明
1 積層セラミックコンデンサ
2 積層体
3 誘電体セラミック層
4、5 内部電極層
6、7 第1のめっき層
8、9 第2のめっき層
10、11 第3のめっき層
12、l3 第4のめっき層
20 ガラス粒子
106、107 ペースト電極層

Claims (7)

  1. 複数の積層されたセラミック層と、前記セラミック層の界面に沿って形成された複数の内部電極層とを含む積層体に対し、前記積層体の表面に露出した内部電極層を電気的に接続するよう外部電極が形成された積層セラミック電子部品において、
    前記外部電極は複数のめっき層を含み、
    前記積層体の表面に露出した内部電極と直接接続されるめっき層と
    前記内部電極と直接接続されるめっき層の外側に、当該めっき層の端縁部をも覆うように形成され、かつ、前記積層体表面の一部に接する、ガラス粒子が分散しためっき層と、を備えることを特徴とする、積層セラミック電子部品。
  2. 前記ガラス粒子が分散しためっき層が、電解めっき層であることを特徴とする、請求項1に記載の積層セラミック電子部品。
  3. 前記ガラス粒子が分散しためっき層の主成分が、Cuであることを特徴とする、請求項1または2に記載の積層セラミック電子部品。
  4. 積層された複数のセラミック層および前記セラミック層間の界面に沿って形成された複数の内部電極を含み、前記内部電極の各端部が所定の面に露出している積層体を用意する工程と、
    前記積層体の前記所定の面に露出した複数の前記内部電極の各端部を互いに電気的に接続するように、前記積層体の前記所定の面上に外部電極を形成する工程と、を含む積層セラミック電子部品の製造方法であって、
    前記外部電極を形成する工程が、
    前記積層体の前記所定の面に露出した複数の前記内部電極の各端部にめっき析出物を析出させ、かつ前記めっき析出物が相互に接続されるように前記めっき析出物をめっき成長させ、それによって、連続しためっき層を形成するようにめっきする第1の工程と、
    前記めっき層の外側に、ガラス粒子を含むめっき浴を用いて、当該めっき層の端縁部をも覆い、かつ、前記積層体表面の一部に接する、ガラス粒子が分散しためっき層を形成する第2の工程と、を含むことを特徴とする、積層セラミック電子部品の製造方法。
  5. 前記ガラス粒子が分散しためっき層を形成する工程が、電解めっきによるものであることを特徴とする、請求項4に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  6. 前記ガラス粒子が分散しためっき層を形成する工程の後に、前記ガラス粒子の軟化点以上の温度において熱処理する工程を備える、請求項4または5に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
  7. 前記めっき浴におけるガラス粒子が、シランカップリング剤により被覆されていることを特徴とする、請求項4〜6に記載の積層セラミック電子部品の製造方法。
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