JP5215739B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技盤面に沿った遊技球の移動を主体とした遊技の進行を遊技制御手段によって制御する遊技機に関する。
従来、遊技機、特にパチンコ機において、始動入賞口にパチンコ球が入賞すると、制御上、内部的に抽選が実行され、役物内に設けた画像表示装置(LCD等)による図柄変動パターン演出によって抽選結果を報知し、当該抽選の当選が報知された場合には、通常遊技状態では常に閉止状態の特別入賞口(「アタッカー」と称する場合がある)を開放し、遊技者に有利な遊技状態(以下、「特別遊技状態」という)を付与することがなされている。
なお、前記始動入賞口にパチンコ球が入賞し、抽選の結果が決定するまでを、通常遊技状態の「1回の遊技」とする。
画像表示装置には、上記図柄変動パターン演出と共に、抽選の結果を示唆する予告等を含む演出画像(動画像)が表示される場合がある。
このような、予告等を含む演出画像では、遊技者に当りを感じさせる(当りの予感)ことを目的としており、1回の遊技で完結するのが通常である。
ここで、従来、始動入賞口へのパチンコ球の入賞が連続し、抽選を待機するための保留始動球が存在する場合に、この保留始動球に対応する抽選結果を先読みすることで、その抽選結果に対応する演出を、保留始動球数分の抽選結果が終了するまで、すなわち、複数回の遊技に跨って実行することが提案されている(特許文献1参照)。
なお、複数回の遊技に限らず、例えば、本来は1回の遊技であるのに、あたかも複数回の遊技に亘って継続されているような演出もある。
いずれにしても、複数回という概念が、真実であろうと疑似であろうと、見掛け上演出が複数回の遊技に亘って継続されるという状況下では、その継続回数が多ければ多いほど(継続時間が長ければ長いほど)、遊技者は心理的に、前記「当りの予感」を増長させることになる。
特開2004−49794公報
しかしながら、上記特許文献1を含む真偽に無関係な複数回の遊技に亘る演出は、当該演出が継続するのかしないのかの判断がつきにくく、何らかの区切りの後に再度演出が始まる(盛り上がる)といった変化をもって遊技者が感じとる手法であり、設計者の意図を遊技者に伝えにくい技術となっている。
また、先読みをして演出を設定する場合、最終的に報知する前の抽選結果の演出内容が確定してしまっている場合に、演出内容を無制限に入れ替えると、その他の制御系に多大な影響を及ぼし、制御系の負担が増大する。
本発明は上記事実を考慮し、演出に起因して関連する制御系に負担をかけることなく、かつ設計者の意図を確実に遊技者に伝えることができる遊技機を得ることが目的である。
本発明は、遊技盤面に遊技球を発射し、当該遊技盤面に沿った遊技球の移動を主体とした遊技の進行を制御すると共に、前記遊技球が特定の領域を通過することを契機に実行される抽選結果に基づいて遊技状態を設定することが可能な遊技制御手段と、遊技者に対して演出画像を交えて前記遊技制御手段に基づいて進行される遊技進行情報、並びに前記抽選結果を報知するための複数種の画像データが記憶された記憶手段と、前記記憶手段に記憶された複数の画像データを選択的に読み出して、表示装置へ表示する画像表示制御手段と、前記画像表示制御手段による前記記憶手段からの画像データの読み出しの際に、複数回の抽選結果を先読みし、当該先読みした抽選結果が所定条件を満たしている場合に、相対的に先の抽選結果に基づく画像データの選択に対して、相対的に後となる抽選結果情報を反映させる抽選結果反映手段とを有し、前記抽選結果反映手段による先の抽選結果に基づく画像データの選択時に既に画像データが選択されている場合に、前記表示装置への表示時間が同一の画像データ種と入れ替えることを特徴としている。
本発明によれば、抽選結果に基づく所定の条件が成立した場合に、記憶手段に記憶された複数の画像データの中から、画像データとして選択する。
ここで、抽選結果反映手段では、画像表示制御手段による前記記憶手段からの画像データの読み出しの際に、複数回の抽選を先読みし、当該先読みした抽選結果が所定条件を満たしている場合に、相対的に先の抽選結果に基づく画像データの選択に対して、相対的に後の抽選結果情報を反映させる。
これにより、遊技者は、後の抽選結果に関する情報(当りの予感等)を意識することができる。
抽選結果反映手段による先の抽選結果に基づく画像データの選択時に既に画像データが選択されている場合に、前記表示装置への表示時間が同一の画像データ種と入れ替える。これによれば、画像データの入れ替えによる他の制御への影響を軽減することができる。
また、前記記憶手段が、前記複数種の画像データが表示時間を共通要素としてグループ化されて記憶され、前記入れ替えの場合には同一グループの中の画像データと入れ替えることを特徴としている。
画像表示制御手段による画像データの読み出しの際に、複数回の抽選結果を先読みし、当該先読みした抽選結果が所定条件を満たし、相対的に先の抽選結果に基づく画像データが未選択(選択されていない)の場合には相対的に後となる抽選結果情報を反映させる。
一方、前記画像表示制御手段による画像データの読み出しの際に、複数回の抽選結果を先読みし、当該先読みした抽選結果が所定条件を満たし、相対的に先の抽選結果に基づく画像データが既選択(選択されている)の場合には同一グループの中の画像データと入れ替える。
1回の抽選結果によって読み出される画像データが、全ての抽選結果を報知するのに必要充分な情報量を、複数回の抽選結果に対応する画像表示制御機会数で分割された情報量で構成されている。
例えば、複数回の抽選結果の最後の抽選結果が当りの場合に、この当りを報知するのに、複数回の抽選結果の報知にかかる情報量を利用することで、徐々に盛り上がるような演出が可能となる。
また、本発明において、相対的に先の抽選結果に基づく画像データの表示シーンには、相対的に後の抽選結果に基づく画像データが反映され、継続するか否かの継続・終結情報が含まれており、前記継続する抽選結果を暗示させる演出が実行される場合、1回の抽選結果によって選択される必要充分な継続・終結情報数が包含されている。
継続すればするほど当りの予感の度合いを高めることができる。
さらに、前記継続・終結情報が、「尻取り」形式である。
言語であるため、遊技者に理解しやすい。また、「尻取り」であるため、言語の語尾が「ん」と、「ん」以外とで、情報の開示演出が継続するか否かを判断することができる。
以上説明した如く本発明によれば、演出に起因して関連する制御系に負担をかけることなく、かつ設計者の意図を確実に遊技者に伝えることができるという優れた効果を有する。
(パチンコ機の構成)
図1及び図2に示されるように、パチンコ機10の前面下部には、化粧パネルとなる下飾り12が取り付けられている。
また、パチンコ機10の下飾り12の上部には、ガラス板14を装着したガラス枠16が配置されており、ガラス枠16は左側端部が軸支されて開閉可能に取り付けられている。このガラス枠16の裏面側には、矩形状の開口部が設けられ、交換可能とされた遊技盤100がセットされており、遊技盤100は、ガラス枠16を閉塞した状態でガラス板14に対向するようになっている。
ガラス枠16におけるガラス板14の周囲には、遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による演出効果を生み出す照明演出用の表示灯20が配置されており、上部には、遊技の効果音をステレオ出力するスピーカ22L、22Rが配設されている。
ガラス枠16の下部には、一体皿24が配置されている。この一体皿24の右側下部には打球の発射力(飛距離)を調整するための発射ハンドル26が取り付けられている。
(遊技盤の構成)
図3には本実施の形態に係る遊技盤100が示されている。
遊技盤100は、外周端部付近に、円弧状の外レール102、逆流防止弁103及び内レール104が取り付けられている。これらの外レール102、逆流防止弁103及び内レール104によって囲まれた円形状の領域は、発射装置40(図4参照)から発射されて、逆流防止弁103で仕切られた放出口を飛び出して打ち込まれた遊技球PBが自重落下により移動可能とされ、この領域が遊技を行う遊技領域101とされている。
前記遊技盤100の裏面側には、少なくとも遊技領域101のほぼ全域に亘って表示面が対向する大型の液晶表示装置(LCD)200が配設されている。すなわち、遊技盤100と、LCD200とは、図3の奥行き方向に重なっている。なお、LCD200は、前述したパチンコ機10を構成する筐体に取り付けられるものである。
言い換えれば、従来のように遊技盤100にLCDが取り付けられた構造ではなく、遊技盤100とは分離して、LCD200はパチンコ機10の筐体と共に設置ホールに残り、再利用が可能な構造となっている。
遊技盤100には、その中央部から右寄りにかけてその表裏が貫通されており、前記LCD200の表示を見ることができる露出部100Aとされている。
この露出部100Aに対応して、センター役物105が取り付けられている。センター役物105は、上縁、並びに左右縁が露出部100Aの形状に沿って前記壁105Aが形成され、下縁には、遊技球PBを後述する特別図柄始動入賞口108へ案内するステージ105Bが形成されている。
なお、センター役物105には、その一部(上縁部)に所謂メカ的なシャッター(開閉装置)105Cが備えられている。このシャッター105Cの構造は、上辺が回転軸となって、略90°の範囲で回転する構造であり、シャッターが動作すると、LCD200の露出面積を若干変更することが可能となっている。
また、前記ステージ105Bの図3の右端部には、固定型立体装飾部材105Dが取り付けられている。固定型立体装飾部材105Dは拳銃形状であり、銃口等が図示しないLED等によって点灯する構造となっている。
さらに、センター役物105の図3の左上角部には、移動型立体装飾部材105Eが取り付けられている。移動型立体装飾部材105Eは、ハンマー形状であり、演出の一環として、図3の格納状態から、前記露出部100A上に振り下ろされる動作(図3の矢印H方向)が可能となっている。
露出部100Aでは、主として、通常遊技中における図柄変動パターン演出が表示されるようになっている。なお、ここで言う「通常遊技」とは、後述する大当たり処理(特別遊技)と区別するものであり、確率変動の有無、時短の有無は関係ない。
また、露出部100Aでは、後述する大当たり処理(特別遊技)中のラウンド画像演出が表示されるようになっている。
さらに、露出部100Aでは、予告演出を含み、遊技の進行状態に応じた画像が表示されるようになっている。
遊技領域101には、図3の左側に、通過ゲート(スルー・チャッカー)118が配置されている。また、図3の下部(露出部100Aの下部)には、特別図柄始動入賞口(スタート・チャッカー)108が配設されており、この特別図柄始動入賞口108のさらにその下方には、遊技領域101の下端部付近に位置してアタッカー112が配置されている。なお、特別図柄始動入賞口108には電動チューリップ110が取り付けられている。
アタッカー112には、開閉扉116が設けられており、当該開閉扉116が開放又は閉塞することによって開口又は閉口するようになっている。開閉扉116の開放時には、開閉扉116上に落下した遊技球PBが開閉扉116に案内されてアタッカー112へ入賞する。
また、遊技領域101には、風車122や、遊技領域101内を自重落下する遊技球を所定の経路に誘導する多数の遊技釘123が設けられている。
また、遊技盤100の最下位置には、外れ球を遊技盤100の裏側へ排出するアウト口125が設けられている。
(制御系の構成)
次に、図4を用いてパチンコ機10の制御系について説明する。図4に示されるように、本実施形態に係るパチンコ機10の制御系は、主制御部150を中心として構成されている。主制御部150には、遊技に関する基本的なプログラムが記憶されており、この主制御部150からの命令信号に基づいて、各部の動作が制御されるようになっている。
主制御部150には、特別図柄始動入賞口108への入賞球を検出する始動入賞センサ180(入賞口が2分割されている場合にはそれぞれ設けられる。)、普通図柄始動口である通過ゲート118への入賞球を検出する通過ゲート入賞センサ184、特別遊技状態の際に開放するアタッカー112への入賞球を検出する大入賞センサ186がそれぞれ接続されており、これらの各センサは、入賞球の検出時にその検出信号を主制御部150へ出力する。なお、必要に応じて、アタッカー112内には、大当たり処理のラウンドを継続するきっかけとなるVゾーンが設けられている場合には、このVゾーンを通過したことを検出するVゾーンセンサ188が配設される。
さらに、主制御部150には、電動チューリップ110を作動させる電チューソレノイド174、アタッカー112の開閉扉116を開放/閉塞させるアタッカーソレノイド175、並びに前記特別図柄始動入賞口108に入賞し、かつ抽選が保留されている数(保留球数)を報知するための保留球数表示部109がそれぞれ接続されている。なお、保留球数は、LCD200に表示するようにしてもよい。
主制御部150からは盤用外部端子190を介してホールコンピュータへ遊技の進行状態を示す情報(始動入賞信号や大当たり信号、図柄確定回数信号)が送信される。
さらに、主制御部150には、演出制御部152と、払出制御部154とがそれぞれ接続されており、これらの制御部は、主制御部150からのコマンド送信により制御される。
演出制御部152には、図柄制御部156を介してLCD200が接続されている。また、演出制御部152は、遊技盤100の各種遊技部品に設けられた照明演出用の発光素子126、並びに、ガラス枠16に設けられた表示灯20の点灯、消灯、及び点滅を制御し、さらに、ガラス枠16前面に設けられたスピーカ22L、22Rを作動させて効果音等の出力を制御する。
この演出制御部152に制御されるLCD200には、特別図柄抽選の結果を報知するための図柄変動パターンの演出画像等が表示され、スピーカ22L、22Rからはその図柄変動パターン演出時のBGMが出力される。これにより、遊技者は、視覚及び聴覚を通じて、特図抽選の結果に対応した演出図柄による演出を楽しむことができる。
ここで、遊技球PBが通過ゲート118を通過すると、これを通過ゲート入賞センサ184で検出することで普通図柄の当たり/外れの抽選(以下、「普図抽選」という)が主制御部150にて実行され、その抽選結果をLCD200を用いて報知し(別途、7セグメント表示器を具備してもよい。)、当たりとなった場合は、主制御部150が電チューソレノイド174を駆動制御して電動チューリップ110を所定時間開放する。
また、遊技球PBが特別図柄始動入賞口108に入賞すると、これを始動入賞センサ180で検出することで特別図柄の当り/外れ抽選(特図抽選)が主制御部150にて実行され、この特図抽選の結果をLCD200を用いて報知する。
なお、特図抽選の報知は、LCD200の一部でもよいが、本実施の形態では、別途遊技盤100の一部に表示器111(図3参照)が設けられている。
ところで、この特図抽選とは別に、LCD200(以下、LCD200とした場合、基本的に、露出部100Aの範囲内の画像領域を言う。)では、特図抽選に演出や予告を兼ねた図柄変動パターン演出が実行(表示)される。
この図柄変動パターン演出は、露出部100Aのほぼ全域を用い、例えば、3列の演出図柄列を変動しながら、各列毎に時間差をおいて停止させる表示を行う。
また、最終停止列以外が停止した時点で、当たり図柄(同一図柄が当選ライン上に仮停止)の場合にはリーチ演出等が実行され、このリーチ演出時には、図柄変動パターンの表示領域を極めて小さくし、遊技者は、本来の遊技とは別にLCD200による画像演出を楽しむことができる。
ここで、特図抽選が当選の場合は、大当たりの処理として、通常遊技状態から特別遊技状態へ遊技状態が移行するように主制御部150にて制御する。
特別遊技状態とは、前記アタッカー112が所定時間(一般には30秒)開放し、その後閉止する動作を1ラウンドとした場合に、複数ラウンド(一般には15ラウンド)繰り返される遊技状態を言い、この結果、多くの遊技球PBがアタッカー112へ入賞し、多くの入賞が期待できる。なお、通常は、1ラウンド中の最大入賞数が10個と制限されている。この大当たり処理(特別遊技状態)の期間においては、LCD200を用いて一連のストーリー性を持ったラウンド画像演出を実行する。
また、図4に示される如く、払出制御部154には、払出装置160及び発射制御部164が接続され、発射制御部164には発射装置40が接続されている。この払出制御部154は、パチンコ機10内に設けられた払出装置160を作動させて、賞球又は貸し球の払い出し及び停止動作と払出数を制御する。また、発射制御部164は、遊技者による発射ハンドル26(図1参照)の操作により発射装置40を作動させて、遊技球PBの発射開始、及び、発射ハンドル26の操作量に応じた発射力を制御する。
さらに、払出制御部154では、枠用外部端子191を介して払出情報をホールに設置されたホールコンピュータへ送信するようになっている。
ここで、本実施の形態では、3列の図柄列の変動演出(図柄変動パターン演出)と同時に、リーチ演出等の一環として、特図抽選の当りを予感させるような予告画像(当り予感予告画像)を表示する場合がある。
この予告画像は、例えば、図柄変動パターン演出を小規模領域に変更し、LCD200における露出部100Aをフルに活用することが多い。
本実施の形態では、この予告画像の1つとして、複数のシーンで構成された画像を表示するようになっている。シーン間は画像表示上の区切りとなっており、この区切りでは予告画像が一旦終了することになる。
ここで、相対的に先となるシーンの画像には、相対的に後となるシーンの画像が継続されるか否かを予測できる継続有無情報(継続・終結情報)が埋め込まれている。この継続有無情報を遊技者が見ることで、シーンが継続するか否かを判断することができるようになっている。
本実施の形態では、継続有無情報(継続・終結情報)として、所謂「尻取り」形式を採用している。
より具体的には、各シーンが動画像で構成されている。この動画像は、まだ「字」が書けない子供画像200Aが登場し、伝言板画像200B上に絵200C(名称連想画像)を描き、立ち去っていくシーンとなっている(図5の(A)→(B)→(C)→(D)、(A)→(B)→(E)→(F)の何れかの4コマシーン参照)。
このとき、子供画像200Aが伝言版画像200B上に描いた絵200Cの内容を文字で表現した内容が前記継続有無情報となる。
例えば、絵200Cが「すいか」の場合、語尾が「か」であるため、尻取りとしては成立し、語頭が「か」の絵200Cを描く次のシーンの継続を予測できる。この場合、「カメラ」と続けることができる。
一方、「カメラ」から尻取りが続き(「カメラ」→「ライフル」→「ルーペ」)、語頭が「ペ」の絵200Cが「ペンギン」であった場合、語尾が「ン」であるため、尻取りとして不成立となり、シーンの継続が終了することが予測できる。
このとき、シーン数が多ければ多いほど尻取りが続いていることになり、この継続感が遊技者に特図抽選の当りを予感させることになる。
ところで、この「尻取り」形式の予告演出場合、以下の2つの大きな演出形態を設定している。
(演出形態1)
演出形態1は、1回の遊技の抽選結果を基に、疑似的に複数遊技であるかのような報知演出である。本来は、1回の特図抽選であるのに、あたかも、複数回の抽選を報知しながら徐々に「当る予感」を強くしていくことを目的とした疑似継続演出形態ということができる。
(演出形態2)
演出形態2は、実際に保留となっている複数遊技の抽選結果を先読みした上での、真の複数遊技の報知演出である。実際に、保留球数が存在するときに有効であり、例えば、保留級数が4個であり、その4個目の特図抽選が当りの場合に、事前の3個の保留球の抽選結果の報知を用いて、4個目の当りを予告する本継続演出形態ということができる。
ところで、遊技者が、LCD200に表示される演出画像を見る上での、前記演出形態1と演出形態2の違いは、保留球数が減少するか否かの違いのみである。
従って、以下では、演出形態1、演出形態2を区別することなく報知演出に関する制御系を説明する。
図6は、主制御部150、演出制御部152、図柄制御部156における、図柄変動パターン演出の複数シーンによる予告演出を主体とした制御に関する機能ブロック図を示している。なお、この図6に示す各ブロックはハード構成を限定するものではない。
主制御部150は、遊技実行制御部210が設けられ、各種入力デバイス(前述した、始動入賞センサ180、大入賞センサ186、通過センサ184、Vゾーンセンサ188等)、並びに出力デバイス(前述した、電チューソレノイド174、アタッカーソレノイド175、保留球数表示部109等)が接続され、遊技の進行を司っている。
遊技実行制御部210には、抽選処理部212が接続され、有効始動入賞があったとき、遊技実行制御部210から抽選処理部212に対して抽選の実行を指示する信号が送出される。また、抽選処理部212に複数の抽選の実行指示があった場合は、図柄変動パターンに基づく抽選結果の報知時期に同期して、遊技実行制御部210に接続された保留球数表示部109に対して、保留球数分のランプの点灯/消灯を制御する指示信号を送出する。
また、必要に応じて、図柄変動パターンに基づく抽選結果の報知を待たずに、抽選結果を先読みして、これを先読み抽選結果情報メモリ213に記憶する。
本実施の形態では、図5に示すような「当り予感予告画像」の各シーンを、1回の抽選の範疇で行う場合(演出形態1)と、複数回の抽選毎に行う場合(演出形態2)とを混在させた遊技仕様となっている。
なお、抽選結果の先読みする制御、先読みした結果を記憶する制御、並びに抽選結果情報を記憶する媒体(先読み抽選結果情報メモリ213)は、前述した「演出形態2」を実現するために必要なものである。従って、遊技仕様により、「演出形態1」のみである場合には、不要となる場合もある。
抽選処理部212には、乱数カウンタ214及び当たり値メモリ216が接続されている。
抽選処理部212に抽選指示があると、抽選処理部212では、乱数カウンタ214から乱数値を取得し、かつ、当たり値メモリ216から予め記憶されている当たり値を読出し、これらを照合する。この照合の結果で、当選/落選が決定する。
前記抽選処理部212での抽選結果は、遊技実行制御部210へ送出され、抽選結果に応じた遊技実行制御がなされる。
また、遊技実行制御部210は、当選確率設定部218に接続されている。遊技実行制御部210において、所定の条件が成立すると、この当選確率設定部218に条件成立情報を送出する。これにより、当選確率設定部218では、当該条件に基づいて抽選の当選確率を通常確率(約1/300〜350)又は高確率(確変:約1/50)に変更し、抽選処理部212へ送出するようになっている。
すなわち、抽選処理部212では、当選確率設定部218で設定した当選確率で抽選が実行されることなる。
この抽選処理部212及び当選確率設定部218は、図柄変動パターン種決定部220に接続されている。抽選処理部212から図柄変動パターン種決定部220へは、抽選結果が送出され、当選確率設定部218から図柄変動パターン種決定部220へは、当選確率状態(通常/確変情報)が送出されるようになっている。
なお、図柄変動パターン種決定部220では、図柄変動パターン時間のみが決定される場合もある。すなわち、主制御部150では、時間管理のみ行い、その期間で行われる図柄変動パターン演出(リーチや予告等を含む)には関与しないようにしてもよい。
なお、先読みをして、例えば4個の保留の内の終端の保留に対応する抽選結果が当りの場合には、これから実行する複数回の図柄変動パターン演出(リーチや予告等を含む)を一括して指示する場合もある。
図柄変動パターン種決定部220は、コマンド生成部224に接続され、決定した図柄変動パターン種を特定するコマンドを生成し、このコマンドをコマンド送信部226を介して、演出制御部152へ送出する。
演出制御部152には、コマンド受信部228が設けられ、前記主制御部150のコマンド送信部226から送信されるコマンドを受信する。受信したコマンドは、コマンド解析部230によって解析され、その解析結果(図柄変動パターン種情報、通常/確変情報等)は、画像データ特定用識別符号設定部232へ送出する。
画像データ特定用識別符号設定部232では、図柄制御部156で画像データを読み出すための識別符号を設定する。設定した識別符号は、識別符号送出部234を介して図柄制御部156の画像データ読出部236へ送出する。
図柄制御部156の画像データ読出部236は、画像データメモリ242に接続されている。
図7(A)は、画像データメモリ242で記憶している画像データの詳細を示したものである。
画像データメモリ242は、図柄変動パターンデータ(外れ、ノーマルリーチ、スーパーリーチ等を含む)領域242Aと演出画像データ領域242Bとに分類されている。
演出画像データ領域242Bは、さらに、背景画像データ群242C、予告画像データ群242Dに分類されている。
予告画像データ群242Dには、本実施の形態の特徴である当り予感予告画像データ242Eが記憶されており、この当り予感予告画像データ242Eは、さらに、継続シーン画像群242Fと終結シーン画像群242Gとに分類されている。
当り予感予告画像データ242Eをこのように細分化しておけば、1回の抽選に基づく予告演出時に複数のシーンを表示する場合と、複数回の抽選の各々の予告演出時にそれぞれのシーンを表示する場合と、その双方に対応が可能である(後述する、合成部244での時間軸に沿って帯状に連結)。
画像データ読出部236では、画像データメモリ242から、図柄変動パターンデータ及び演出画像データを読出し、合成部244へ送出する。
ここで、合成部244では、1回の抽選に基づく予告演出で当り予感予告画像データを用いる場合、適用されるシーンを時間軸に沿って帯状に連結する。
合成部244では、図7(B)に示される如く、各画像データ(図柄変動パターンや背景画像等)を重ねて合成すると共に、継続シーン画像群242Fや終結シーン画像群242G等から各シーンを読み出して、時間軸上に配列して、一連の画像(図柄変動パターン演出画像245を構成し、この構成した図柄変動パターン演出画像245を画像表示制御部246へ送出する。この画像表示制御部246では、LCD200を制御して図柄変動パターン演出画像245を表示する。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
まず、図8フローチャートに従い、主制御部150における抽選処理を中心とした遊技制御について説明する。
ステップ300では、始動入賞(特別図柄始動入賞口108への遊技球PBの入賞)があったか否かが判断され、否定判定(始動入賞無し判定)された場合は、ステップ302へ移行する。
また、ステップ300で肯定判定(始動入賞有り判定)された場合は、ステップ304へ移行して、有効入賞か否かが判断される。ステップ304で否定判定されると、ステップ302へ移行する。
一方、ステップ304で肯定判定されると、ステップ306へ移行して、抽選処理が実行される。すなわち、本実施の形態では、保留の有無に拘らず、まず、抽選が実行され(先読み)、次のステップ308で、抽選結果を格納して、ステップ310へ移行する。
なお、先読みが不要な遊技仕様の場合は、始動入賞時に取得する乱数値を格納すればよい。
ステップ310では、現在の遊技状態が大当たり処理中か、或いは図柄変動パターン演出中(変動中)か否かが判断される。このステップ310で肯定判定された場合には、ステップ312へ移行して今回の始動入賞分を保留球として「1」増加し、かつ保留球数表示部109のランプを1つ点灯するように指示してこのルーチンは終了する。また、ステップ310で否定判定された場合には、ステップ314へ移行する。
一方、前記ステップ302では、保留球が有るか否かが判断される。このステップ302で否定判定された場合は、このルーチンは終了する。
また、ステップ302で肯定判定されると、ステップ316へ移行して、現在の遊技状態が大当たり処理中か、或いは図柄変動パターン演出中(変動中)か否かが判断される。このステップ316で肯定判定された場合には、このルーチンは終了する。また、ステップ316で否定判定された場合は、ステップ318へ移行して保留球を「1」減少し、かつ保留球数表示部109のランプを1つ消灯するように指示して、ステップ314へ移行する。
ステップ314では、保留球のそれぞれに対応する抽選結果に基づいて図柄変動パターン種を決定し、ステップ320へ移行する。この時点で、1回の抽選単位で結果報知を行うか、複数回の抽選を総合して結果報知を行うかが決まる。
ステップ320では、前記ステップ314で決定した図柄変動パターン種が、本実施の形態の特徴である当り予感予告演出か否かが判断される。
ステップ320で肯定判定されると、ステップ322へ移行して、保留球数の減少、消灯タイミングチャート(図10参照)を設定し、ステップ324へ移行する。これにより、保留球数表示部109は、1回分の抽選結果の報知が終了する毎に、当該タイミングチャートに基づいて、1つずつ消灯するように制御される。なお、ステップ320で否定判定された場合は、ステップ324へ移行する。
ステップ324では、図柄変動パターン種が演出制御部152へ送出され、このルーチンは終了する。
次に、図9は、演出制御部152、図柄制御部156における当り予感予告演出用データによる表示制御を示すフローチャートである。
ステップ350では、初期設定として、フラグFをリセット(0)とすると共に、変数iを1として、ステップ352へ移行する。
ステップ352では、演出形態を判定する。すなわち、主制御部150から送られてくる図柄変動コマンド種を含むコマンドに基づいて、演出形態1又は演出形態2の何れであるかを判定する。
このステップ352で「演出形態1」と判定されると、ステップ354へ移行する。ステップ354では、図柄変動パターン種に基づき、図柄変動パターンデータと、背景画像データをそれぞれ読出し、次いで、ステップ356へ移行して、全ての当り予感予告画像データを読み出して、ステップ358へ移行する。
例えば、4シーンで終結する当り予感予告画像の場合は、3シーン分の継続シーンと1シーン分の終結シーンを、「尻取り」形式で関連させた状態で読み出す(図10(A)参照)。
一方、前記ステップ352の判定で「演出形態2」と判定されると、ステップ364へ移行して、フラグFをセット(1)した後、ステップ366へ移行する。
ステップ366では、図柄変動パターン種に基づき、図柄変動パターンデータと、背景画像データをそれぞれ読出し、次いで、ステップ368へ移行して、n回の抽選の先読みにより、i回目の当り予感予告画像データを読み出して、ステップ358へ移行する。
例えば、4シーンで終結する当り予感予告画像の場合は、1回目から3回目(i=1〜3)までは継続シーンを読出し、4回目(i=4)のとき終結シーンを読み出す(図10(B)参照)。このとき、1回目から4回目までのシーンは、「尻取り」形式で関連させた状態で読み出す。
ステップ358では、読み出した画像データを合成し(合成処理)、次いでステップ360へ移行して表示制御を実行して、ステップ362へ移行する。
図5は、当り予感予告演出画面(動画)の流れを示しており、図5(A)では、露出部100Aに向かって左側から子供(子供画像200A)が出現し、そのまま右方向へ移動する)。
図5(B)では、子供(子供画像200A)が立ち止まり、伝言板(伝言板画像200B)方向に向きを変えて、所謂、いたずら書きを開始する。
図5(C)は継続シーンとなるいたずら書きであり、スイカ(絵200C)が描いた後、子供(子供画像200A)は露出部100Aの右端へ移動して、フェードアウトする。
図5(D)は図5(C)の拡大図であり、絵200Cが「スイカ」であるため、語尾は「カ」となり、尻取りが継続する。
図5(E)は終結シーンとなるいたずら書きであり、ペンギン(絵200C)が描いた後、子供(子供画像200A)は露出部100Aの右端へ移動して、フェードアウトする。
図5(F)は図5(E)の拡大図であり、絵200Cが「ペンギン」であるため、語尾は「ン」となり、尻取りが終了する。
前記演出形態1によれば、通常の図柄変動パターン演出と同様であるが、疑似的に複数回の抽選が行われ、その流れが「尻取り」で関連付けられているため、この「尻取り」の回数(継続シーン数)が多ければ多いほど、遊技者に対して、当りの予感を強く抱かせることができる。
また、演出形態2によれば、複数回の抽選を先読みした結果に基づいて、シーンを構成することができるため、例えば、4回目の抽選が当りの場合等では、遊技者によりリアルな抽選の当り予感を抱かせることができる。
次のステップ362ではフラグFがセット(1)されているか否かが判断され、否定判定の場合は、このルーチンは終了する。
また、ステップ362で肯定判定されると、ステップ370へ移行して、変数iがnと一致したか否かを判断する。なお、制御上は、変数iがn以上となったか否かを判断することで、暴走を回避することができる。
このステップ370で否定判定された場合には、ステップ372で変数iをイクリメント(i←i+1)して、ステップ366へ戻る。また、ステップ372で肯定判定された場合には、このルーチンは終了する。
図10は、当り予感予告演出における、演出形態1と演出形態2のタイミングチャートを示したものである。図10(A)は演出形態1のタイミングチャートであり、複数のシーンが継続したとしても、そのシーンの区切りは見掛け上の1回の遊技にすぎず、実際の1回の遊技とは異なる。このため、保留球数も1個消滅するのみとなる。
ところが、遊技者は、このシーンの区切りを1回の遊技として認識し、このシーンが尻取りが続きながら継続されるため、徐々に当りへの期待感を増加させることができる。
次に、図10(B)は演出形態2のタイミングチャートであり、複数のシーンが継続した場合、それぞれのシーンがそれぞれ異なる抽選結果に基づいて実行される複数の遊技となっている。
本実施の形態では、この複数の遊技によって、複数のシーンを表示演出する場合、抽選結果を先読みする。このため、最後のシーン(終結シーン)に至るまでの期待感を、実際の抽選結果を忠実に表現することができる。
本実施の形態によれば、図柄変動パターン演出の予告演出における当り予感予告演出を実行する場合に、複数のシーンを継続有無情報(継続・終結情報)で関連付けて(より具体的には、「尻取り」形式で関連付けて)、表示制御するようにしたため、遊技者はシーンが継続されればされるほど、抽選結果の当りの予感を増長させることができる。
また、本実施の形態では、本来は1回の遊技(1回の抽選)による演出を、見掛け上、複数回の遊技(複数回の抽選)が連続しているかのように、シーンに区切りを設けて、疑似的な連続抽選結果報知を表現する演出形態1と、実際に抽選の結果を先読みして、その抽選結果に基づいて、シーンを継続しながら、複数回の抽選結果を報知する演出形態2とを混在させるようにしたので、遊技者には、擬似的な抽選なのか、本当の抽選なのかの区別がつきにくく、遊技性を向上することができる。
なお、本実施の形態では、継続有無情報(継続・終結情報)として、尻取りのルールに従った、語尾の文字を例とり説明したが、何らかの形で次の存在することを表現できるような形態であれば、尻取りに限られるものではない。例えば、一画ずつ増やすことで異なる漢字に変化する場合等が考えられる。これは、「口」→「日」→「白」とくれば、次に「百」に継続すると認識し、「口」→「日」→「田」とくれば、次が存在せず終結すると認識する。このような漢字に限らず、上限をもった数字、50音順の各行(例えば、あ行)のひらがな列及びカタカナ列、一筆書き等の描画等によって継続又は終結を表現するようにしてもよい。
図11は、本発明の実施の形態において、図柄変動パターン演出実行中に、4個の始動入賞があり、それぞれの抽選の結果の先読みをした場合、外れ→外れ→外れ→当りであり、最後の「当り」の先読みまでに決定していた、3回の外れ報知の図柄変動パターン演出の種類を入れ替えて、当該最後の「当り」の報知に向けて、複数回の抽選結果の報知に亘って実行する徐々に期待度を増していく演出の実施例をタイムチャート上に示している。
すなわち、始動入賞(1)があると、抽選(1)が実行される(外れ(1))。なお、ここでの抽選結果が外れである必然性はない。
次に、この抽選(1)の結果を報知するための変動パターン(1)を決定し、変動を開始する。
この抽選(1)の結果を報知するための変動パターン(1)の演出中に、始動入賞(2)〜(5)があると、それぞれの抽選(2)〜(5)の結果を順次先読みして、それぞれ図柄変動パターン(2)〜(5)を決定することになる。
ここで、前述の如く、抽選(2)〜(5)の結果が、外れ→外れ→外れ→当りであると、条件成立となり、継続有無情報を含む演出(図5参照)を実行する。
ところで、抽選(5)の結果が判明したとき、図柄変動パターン(2)〜(4)は既に決定している。
そこで、抽選(5)の先読みで当りを認識し、かつ保留が4つ(全て外れ)あることを条件とし、既に決定している図柄変動パターン(2)〜(4)を継続シーンに入れ替える。この場合、既に決定している図柄変動パターン(2)〜(4)の変動時間と同一の継続シーンと入れ替えることで、例えば、主制御部150における時間管理(タイムキーパー)を変更する必要がなく、他の制御への影響が軽減される。
同一の時間の入れ替えの手法としては、以下が考えられる。
(入替手法1) 一般的な全ての図柄変動パターンの変動時間に対応する継続シーン、終結シーンを準備しておく。
(入替手法2) 継続シーン、終結シーンと同一の変動時間である場合のみ入れ替える。
(入替手法3) 継続シーン、終結シーンを時間軸でコマ切れにしておき、既に決定している図柄変動パターンの変動時間に合うように組み合わせる。
図柄変動パターンの入れ替えが終了し、抽選(1)を報知するための変動が停止すると、抽選(2)〜(5)までの結果を連続性をもって報知する図柄変動を開始する。すなわち、4回分の抽選(2)〜(5)に対応しているため、継続シーン→継続シーン→継続シーン→終結シーンと続き、それぞれの抽選結果の報知が実行される。なお、この実施例では、4回続いて終結シーンが出現しており、言い換えれば、保留の全てが消化されたことになるため(この変動中に始動入賞した場合は除く)、遊技者は、かなり高い確率で抽選結果が当りであると予測することになる。
本実施の形態に係るパチンコ機を示す斜視図である。 本実施の形態に係るパチンコ機を示す正面図である。 本実施の形態に係る遊技盤を示す正面図である。 本実施の形態に係る遊技機の制御系のハード構成を示すブロック図である。 当り予感予告画面の流れを示す露出部の正面図である。 本実施の形態に係る主制御部、演出制御部、図柄制御部における、図柄変動パターン演出の複数シーンによる予告演出を主体とした制御に関する機能ブロック図である。 (A)は図6の画像データメモリのデータ格納状態を示す模式図、(B)は、合成部における合成手順を示す模式図である。 主制御部150における抽選処理を中心とした遊技制御を示すフローチャートである。 演出制御部、図柄制御部における当り予感予告演出用データによる表示制御を示すフローチャートである。 当り予感予告演出における、演出形態1と演出形態2のタイミングチャートである。 抽選結果の先読みを主体とした遊技仕様の一例を示すタイミングチャートである。
符号の説明
PB 遊技球
10 パチンコ機
12 下飾り
14 ガラス板
16 ガラス枠
20 表示灯
22L、22R スピーカ
24 一体皿
26 発射ハンドル
40 発射装置
100 遊技盤
100A 露出部
101 遊技領域
102 外レール
103 逆流防止弁
104 内レール
105 センター役物
105A 壁
105B ステージ
105C シャッター
105D 固定型立体装飾部材
105E 移動型立体装飾部材
108 特別図柄始動入賞口
111 表示器
110 電動チューリップ
112 アタッカー
116 開閉扉
118 通過ゲート
122 風車
123 遊技釘
125 アウト口
126 発光素子
150 主制御部
152 演出制御部
154 払出制御部
156 図柄制御部
160 払出装置
164 発射制御部
174 電チューソレノイド
175 アタッカーソレノイド
180 始動入賞センサ
184 通過ゲート入賞センサ
186 大入賞センサ
188 Vゾーンセンサ
190 盤用外部端子
191 枠用外部端子
200 液晶表示装置(LCD/表示装置)
200A 子供画像
200B 伝言板画像
200C 絵
210 遊技実行制御部(遊技制御手段)
109 保留球数表示部
212 抽選処理部(抽選結果反映手段)
213 先読み抽選結果情報メモリ(抽選結果反映手段)
214 乱数カウンタ
216 当たり値メモリ
218 当選確率設定部
220 図柄変動パターン種決定部
224 コマンド生成部
226 コマンド送信部
230 コマンド解析部
232 画像データ特定用識別符号設定部
234 識別符号送出部
236 画像データ読出部
242 画像データメモリ
242A 図柄変動パターンデータ領域
242B 演出画像データ領域
242C 背景画像データ群
242D 予告画像データ群
242E 当り予感予告画像データ
242F 継続シーン画像群
242G 終結シーン画像群
244 合成部(抽選結果反映手段)
245 図柄変動パターン演出画像
246 画像表示制御部(画像表示制御手段)

Claims (4)

  1. 遊技盤面に遊技球を発射し、当該遊技盤面に沿った遊技球の移動を主体とした遊技の進行を制御すると共に、前記遊技球が特定の領域を通過することを契機に実行される抽選結果に基づいて遊技状態を設定することが可能な遊技制御手段と、
    遊技者に対して演出画像を交えて前記遊技制御手段に基づいて進行される遊技進行情報、並びに前記抽選結果を報知するための複数種の画像データが記憶された記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された複数の画像データを選択的に読み出して、表示装置へ表示する画像表示制御手段と、
    前記画像表示制御手段による前記記憶手段からの画像データの読み出しの際に、複数回の抽選結果を先読みし、当該先読みした抽選結果が所定条件を満たしている場合に、相対的に先の抽選結果に基づく画像データの選択に対して、相対的に後となる抽選結果情報を反映させる抽選結果反映手段とを有し、
    前記抽選結果反映手段による先の抽選結果に基づく画像データの選択時に既に画像データが選択されている場合に、前記表示装置への表示時間が同一の画像データ種と入れ替える遊技機。
  2. 前記記憶手段が、前記複数種の画像データが表示時間を共通要素としてグループ化されて記憶され、
    前記入れ替えの場合には同一グループの中の画像データと入れ替える請求項1記載の遊技機。
  3. 1回の抽選結果によって読み出される画像データが、全ての抽選結果を報知するのに必要充分な情報量を、複数回の抽選結果に対応する画像表示制御機会数で分割された情報量で構成されている請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  4. 相対的に先の抽選結果に基づく画像データの表示シーンには、相対的に後の抽選結果に基づく画像データが反映され、継続するか否かの継続・終結情報が含まれており、
    前記継続する抽選結果を暗示させる演出が実行される場合、1回の抽選結果によって選択される必要充分な継続・終結情報数が包含されている請求項1〜3の何れか1項記載の遊技機。
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