JP5215035B2 - 集合住宅インターホンシステム - Google Patents

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本発明は、マンション等の集合住宅に設置され、宅配業者から住戸の居住者宛ての宅配物を宅配ロッカーに着荷し、この着荷された宅配物を宛て先の居住者が受け取ることができる集合住宅インターホンシステムに係り、特に、宅配物の配達予告情報を宛て先の居住者にメールデータで通知するとともに、宛て先の居住者による宅配物の取出済みの情報や取り出されずに放置されたままの情報を宅配業者にメールデータで通知することができ、宅配物の円滑な配達や回収を可能にして宅配業者の作業効率を高めた集合住宅インターホンシステムに関する。
従来から、この種の集合住宅インターホンシステムとして、宅配物等の荷物を、その配達先の居住者が不在の場合でも宅配ボックスに予め保管しておき、帰宅時等における配達先の居住者のみが取り出すことができるように、より利便性の良い着荷・保管通知を実現するべく、居住者・管理者が利用可能な宅配ボックスに関わるインターネット・イントラネットが構築され、電子メールによる着荷の自動通知やホームページ閲覧による宅配ボックスの状態管理を行うことができる宅配ボックスシステムが開示されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2001−175555号公報
背景技術に記載した特許文献1の宅配ボックスシステムによれば、宅配ボックスに宅配物等の荷物が着荷された旨の着荷情報を、電子メールにより宛て先の居住者に通知することができるものの、この電子メールが送信されたときに宛て先の居住者が外出等で住戸内に不在であった場合には、宅配ボックスに宅配物が保管されたままになる虞があり、当該宅配ボックスの有効利用が図れない難点があった。
また、前述の着荷情報を示す電子メールを宛て先の居住者に通知するにあたって、メール送信元である例えば、宅配業者にとっては、宛て先の居住者に関連付けられたメールアドレスを予め登録・管理しておかなければならず、このメールアドレスを登録・管理していない居住者宛ての宅配物等の荷物を着荷させた場合、着荷情報を示す電子メールを送信できないばかりでなく、さらに、配達先として大規模なマンションを複数かかえている場合には、住戸毎の居住者に関連付けられたメールアドレスを全て登録・管理しておかなければならず、例えば、個人情報としてメールアドレスの開示を拒否する居住者宛ての宅配物等の荷物を着荷させたときに電子メールを送信できず、別途、電話で連絡をとる等の煩雑な作業が必要とされ、宅配業者の作業効率が低下する難点があった。
本発明は、これらの難点を解消するためになされたもので、宅配物の配達予告情報を宛て先の居住者にメールデータで通知するとともに、宛て先の居住者による宅配物の取出済みの情報や取り出されずに放置されたままの情報を宅配業者にメールデータで通知して確認させ、宅配物の円滑な配達や回収を可能にして宅配業者の作業効率を高めるとともに、宛て先の居住者に関連付けられるメールアドレスの管理を容易とし、その管理の安全性も高めた集合住宅インターホンシステムを提供することを目的としている。
前述の目的を達成するため、本発明の第1の態様である集合住宅インターホンシステムは、集合住宅のエントランスに設置される集合玄関機と集合住宅の複数の住戸の当該住戸内に設置され個別の居室番号を有する居室親機との間を制御機を経由して接続し、集合玄関機からのデータ信号を居室親機に送信して呼び出しを行うとともに、集合玄関機及び居室親機の間で音声信号を送受信して通話を成立させる当該システムである。制御機は、集合住宅の複数の住戸を代表する1つのメールアドレスを保有するための記憶部と、集合住宅外のメールサーバに接続され、メールサーバから受信したメールデータより居室番号を抽出して、メールデータの本来の宛て先が何れの住戸であるかを特定し、特定された住戸に設置される居室親機にメールデータを転送するための制御機CPUとを備えている。メールデータは、宅配業者からの宅配物の配達前に送信される宅配物の配送に関する当該メールデータであり、メールデータには、居室番号とともに居住者氏名が宅配物の電子伝票データから抽出されるものである。制御機の制御機CPUは、複数の住戸の居住者氏名を記憶部に記憶し、メールサーバから受信したメールデータより居室番号及び居住者氏名をそれぞれ抽出して、当該メールデータの本来の宛て先の居室番号及び居住者氏名が何れも同一の住戸のものである検出された場合にのみ、メールデータの本来の宛て先が何れの住戸であるかを特定するものである。
この態様の集合住宅インターホンシステムによれば、集合住宅外のメールサーバから制御機に送信される、宅配業者からの宅配物の配達前に送信される宅配物の配送に関するメールデータには、居室番号とともに居住者氏名が記載されているため、制御機は、居室番号及び居住者氏名が何れも同一であると検出した場合にのみ、メールデータの本来の宛て先が何れの住戸であるかを特定することができる。これにより、例えば、居住者氏名の苗字が同一である住戸を複数備えた大規模なマンションに当該システムを適用するにあたっても、誤った居住者宛ての居室親機及び/又は端末にメールデータが転送されることはない。
また、本発明の第2の態様である集合住宅インターホンシステムは、本発明の第1の態様において、メールデータに記載される居室番号は、メールヘッダー、メールタイトル及びメール本文のうち少なくとも一つに付記されるものである。
この態様の集合住宅インターホンシステムによれば、メールデータを構成するメールヘッダー、メールタイトル及びメール本文のうち少なくとも一つに居室番号を付記すればよく、当該メールデータのフォーマットを容易に変更することができる。
発明の集合住宅インターホンシステムによれば、メールデータとして、宅配業者からの宅配物の配達前に送信される宅配物の配送に関するメールデータや、宛て先の居住者による宅配物の取出済みの情報や取り出されずに放置されたままの情報のメールデータを適用するにあたっては、宅配物の配達予告情報を宛て先の居住者にメールデータで通知して容易に確認させることができるばかりでなく、宛て先の居住者による宅配物の取出済みの情報や取り出されずに放置されたままの情報を宅配業者にメールデータで通知して容易に確認させることができるため、宅配物の円滑な配達や回収が可能となり、宅配業者の作業効率が高められる。
以下、本発明の集合住宅インターホンシステムを適用した最良の実施の形態例について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例による集合住宅インターホンシステムの具体的な構成を示すブロック図である。この集合住宅インターホンシステムは、マンション等の集合住宅に設置される当該システムであり、集合住宅のエントランスに設置される集合玄関機1と、集合玄関の複数の住戸の当該住戸内、例えば、「101号室」、「102号室」、・・・にそれぞれ設置され、「101」、「102」、・・・のような個別の居室番号を有する(複数の)居室親機2、2、・・・と、集合住宅の共用部、例えば、エントランスの周囲近傍に設置され、外出等で住戸内を不在にしている居住者宛ての宅配物が宅配業者により着荷される宅配ロッカー3と、集合玄関ラインL1を経由して接続される集合玄関機1、居室ラインL2を経由して接続、ここでは、バス接続される(複数の)居室親機2、2、・・・及びロッカーラインL3を経由して接続される宅配ロッカー3をそれぞれ制御するにあたり、例えば、集合玄関機1からのデータ信号を(特定の)居室親機2に送信して呼び出しを行うとともに、集合玄関機1及び(特定の)居室親機2の間で音声信号を送受信して通話を成立させるための制御機4と、制御機4に接続される例えば、インターネット、公衆LAN等の汎用ネットワーク5と、汎用ネットワーク5に接続され、居住者に関連付けられた個別のメールアドレスを有する例えば、パソコン、PDA、携帯電話等の端末6、6、・・・と、宅配業者に設置される例えば、パソコン等の宅配業者サーバ7と、集合住宅外に設置され、汎用ネットワーク5を経由して制御機4との間で各種のメールデータを送受信するためのメールサーバ8とが設けられている。
なお、(複数の)居室親機2、2、・・・及び制御機4の間の接続は、前述のような居室ラインL2を経由したバス接続の態様に限定されるものではなく、例えば、居室ラインL2を経由した渡り配線の態様で接続することもできる。
また、(複数の)居室親機2、2、・・・はそれぞれ同様な構成であり、表示部20、音響出力部21、通話部22、操作部23、親機CPU24及び親機I/F(インターフェース)25が備えられている。
この居室親機2、2、・・・において、表示部20は、親機CPU24によって制御され、集合玄関機1から集合玄関ラインL1、制御機4、居室ラインL2を経由して伝送されてくるデータ信号をもとに来訪者による呼び出しがあることを示す呼出メッセージや絵データ等を表示するとともに、宅配業者からの宅配物の配達前に送信される当該宅配物の配送に関するメールデータ、及び当該宅配業者により宅配ロッカー3へ自住戸宛ての宅配物が着荷されたことを示す文字メッセージや絵データ等をそれぞれ表示するものであり、例えば、LCD、PDP、有機ELディスプレイ等の各種の表示媒体で構成されている。なお、表示部20の機能として、来訪者の映像や集合住宅のエントランスの周囲近傍の映像を撮像する機能が集合玄関機1に備えられている場合には、この映像撮像機能にて撮像された映像を出画することもできる。
音響出力部21は、親機CPU24によって制御され、集合玄関機1から集合玄関ラインL1、制御機4、居室ラインL2を経由して伝送されてくるデータ信号をもとに来訪者による呼び出しがあることを示す呼出音や音声メッセージ等を出力するものであり、例えば、拡声スピーカで構成されている。なお、音響出力部21は、前述の呼出報知機能のみならず、宅配業者からの宅配物の配達前に自住戸宛ての配達予告情報がある旨の確認音や音声メッセージ等、及び当該宅配業者により宅配ロッカー3へ自住戸宛ての宅配物が着荷されたことを示す確認音や音声メッセージ等をそれぞれ出力することもできる。
通話部22は、親機CPU24によって制御され、来訪者による呼び出しがあることを確認した居住者が応答して通話を成立させるための音声(送話音声、受話音声)信号を入出力するものであり、例えば、前述の音響出力部21を構成する拡声スピーカや、マイク、ハンドセット等の各種の通話媒体で構成されている。なお、通話部22は、音響出力部21と一体で設けることもできる。
操作部23は、親機CPU24によって操作検出され、来訪者による呼び出しがあることを確認した居住者が応答するための応答操作及び当該応答操作により成立される通話を終了させるための終話操作や、親機CPU24にて受信されるデータ信号であるメールデータを表示部20で表示しているときに、宅配物の受取許可、受取拒否、配達予定時間又は受取先の変更依頼等の指示情報を入力するためのものであり、例えば、表示部20の前面に配置されるタッチパネルで構成されている。なお、操作部23としては、タッチパネルの態様に限定されるものではなく、例えば、前述の操作機能毎に独立した押圧ボタンで構成することもできる。
親機CPU24は、居室親機2、2、・・・の構成各部を制御するためのものである。具体的な制御として親機CPU24は、集合玄関機1から集合玄関ラインL1、制御機4、居室ラインL2を経由して伝送されてくるデータ信号より抽出された居室番号と自親機が有する居室番号とを照合し、一致した場合にのみ表示部20及び音響出力部21をそれぞれ制御して所定の呼出報知を行うことができる。また、親機CPU24は、宅配業者からの宅配物の配達前に送信される当該宅配物の配送に関するメールデータに記載されている当該宅配物の電子伝票データより抽出された居室番号と自親機が有する居室番号とを照合し、一致した場合にのみ表示部20(及び音響出力部21)を制御して所定の配達予告報知を行うことができる。また、親機CPU24は、制御機4から居室ラインL2を経由して伝送されてくる宅配業者により宅配ロッカー3へ自住戸宛ての宅配物が着荷された旨のデータ信号より抽出される居室番号と自親機が有する居室番号とを照合し、一致した場合にのみ表示部20(及び音響出力部21)を制御して所定の着荷報知を行うことができる。また、親機CPU24は、操作部23の使用による応答操作又は終話操作を検出し、通話部22を能動又は非能動に制御することができる。また、親機CPU24は、操作部23の使用による前述の指示情報の入力操作を検出して自親機が有する居室番号を付加したデータ信号を生成し、このデータ信号を、居室ラインL2を経由して制御機4に送出することができる。
親機I/F25は、親機CPU24及び居室ラインL2の間で送受信されるデータ信号、音声信号の伝送路をそれぞれ形成するためのものである。
また、宅配ロッカー3には、着荷・保管部30、入力部31、検知部32、ロッカーCPU33及びロッカーI/F34が備えられている。
この宅配ロッカー3において、着荷・保管部30は、宅配業者により宅配物が着荷され、その後、保管されるものであり、当該着荷・保管部30の個数は、集合住宅の規模に対応して増減させることができる。
入力部31は、ロッカーCPU33によって操作検出され、宅配物の宛て先である例えば、受取先の住戸の居室番号を入力するとともに、着荷・保管部30に放置されている宅配物を宅配業者が回収するためのバスワードを入力するものであり、例えば、テンキーボタンで構成されている。
検知部32は、ロッカーCPU33によって制御され、宅配業者により着荷・保管部30へ宅配物が着荷されたこと、着荷・保管部30に着荷された宅配物が宛て先の居住者により取り出されこと、及び着荷・保管部30に着荷された宅配物が一定時間以上取り出さずに放置されたままであることをそれぞれ検知し、その旨のデータ信号をロッカーCPU33にて生成させるためのものであり、計時機能が備えられている。
ロッカーCPU33は、宅配ロッカー3の構成各部を制御するためのものである。具体的な制御としてロッカーCPU33は、入力部31にて入力される居室番号又はパスワードを付加したデータ信号や検知部32の検知結果であるデータ信号を、ロッカーI/F34を経由してロッカーラインL3に送出することができる。また、ロッカーCPU33は、着荷・保管部30に備えられる電気錠(図示せず。)を、施錠又は解錠させることができる。
ロッカーI/F34は、ロッカーCPU33及びロッカーラインL3の間で送受信されるデータ信号の伝送路を形成するためのものである。
さらに、制御機4には、記憶部40、制御機CPU41、集合玄関側制御機I/F42、居室側制御機I/F43、ロッカー側制御機I/F44及びネットワーク側制御機I/F45が備えられている。
この制御機4において、記憶部40は、制御機CPU41によって制御され、集合住宅の複数の住戸を代表する1つのメールアドレスが保有され、複数の住戸の居住者に関連付けられたメールアドレスと複数の住戸の居住者氏名とをそれぞれ記憶するものであり、例えば、RAM、EEPROM等の各種の記憶媒体で構成されている。
制御機CPU41は、制御機4及び当該システム全体を制御するためのものである。具体的な制御として制御機CPU41は、汎用ネットワーク5を経由してメールサーバ8から伝送されてくるメールデータより居室番号を抽出して、メールデータの本来の宛て先が何れの住戸であるかを特定し、特定された住戸の居室親機2にメールデータをデータ信号として転送することができる。また、制御機CPU41は、同様にメールサーバ8から受信したメールデータより居室番号を抽出して、メールデータの本来の宛て先が何れの住戸であるかを特定し、宛て先の住戸の居住者に関連付けられたメールアドレスを記憶部40から読み出して、読み出されたメールアドレスを有する特定の端末6にメールデータを転送させることができる。また、制御機CPU41は、同様にメールサーバ8から受信したメールデータより宅配業者からの当該メールデータであることを検出し、宅配業者以外からのメールデータをブロックすることができる。また、制御機CPU41は、同様にメールサーバ8から受信したメールデータより居室番号及び居住者氏名をそれぞれ抽出して、記憶部40の記憶内容を参照し、当該メールデータの本来の宛て先の居室番号及び居住者氏名が何れも同一の住戸のものである検出された場合にのみ、メールデータの本来の宛て先が何れの住戸であるかを特定することができる。また、制御機CPU41は、居室ラインL2を経由して居室親機2、2、・・・から受信した指示情報を、汎用ネットワーク5、メールサーバ8を経由して宅配業者サーバ7にメールデータで通知することができる。また。制御機CPU41は、宅配ロッカー3の着荷・保管部30に宅配物が着荷されたことを検知部32にて検知したとき、宛て先の住戸に関連付けられたメールアドレスを記憶部40から読み出し、読み出されたメールアドレスを有する特定の端末6に汎用ネットワーク5を経由してメールデータで通知することができる。また、制御機CPU41は、宅配ロッカー3の着荷・保管部30に着荷された宅配物が取り出されこと検知部32にて検知したとき、その旨の取出(取出済み)情報を、汎用ネットワーク5、メールサーバ8を経由して宅配業者サーバ7にメールデータで通知することができる。さらに、制御機CPU41は、宅配ロッカー3の着荷・保管部30に着荷された宅配物が一定時間以上取り出されずに放置されたままであることを検知部32にて検知したとき、その旨の放置情報を、汎用ネットワーク5、メールサーバ8を経由して宅配業者サーバ7にメールデータで通知することができる。
集合玄関側制御機I/F42は、制御機CPU41及び集合玄関ラインL1の間で送受信されるデータ信号、音声信号の伝送路をそれぞれ形成するためのものである。また、居室側制御機I/F43は、制御機CPU41及び居室ラインL2の間で送受信されるデータ信号、音声信号の伝送路をそれぞれ形成するためのものである。また、ロッカー側制御機I/F44は、制御機CPU41及びロッカーラインL3の間で送受信されるデータ信号の伝送路を形成するためのものである。さらに、ネットワーク側制御機I/F45は、制御機CPU41及び汎用ネットワーク5の間で送受信されるメールデータの伝送路を形成するためのものであり、例えば、インターネットや無線LAN接続用のルータで構成されている。
このように構成された本発明の実施例による集合住宅インターホンシステムにおいて、以下、具体的な動作について説明する。なお、本発明の実施例において、集合玄関のエントランスに居る来訪者が複数の住戸のうち特定の住戸内に在室中の居住者を呼び出して通話を成立させる動作は、集合住宅における呼出・通話機能を備えた特許公開公報等に開示された各種の集合住宅用のインターホンシステムにおいて公知の技術であるため、これらの動作説明は省略するものとする。
図1に示す集合住宅インターホンシステムが設けられるマンション等の集合住宅として、例えば、マンション名が「○○○マンション」及び居室番号が「201」で居住者氏名「山田太郎」様宛ての宅配物を配達する前において、宅配業者名が「△△運輸株式会社」及び担当者名が「鈴木」である配達人は、宅配業者サーバ7を使用して宅配物の配送に関する電子伝票データとして、配達予定時間や差出人等の宅配物情報が(少なくとも)記載された配達予告情報メールデータを生成する。この配達予告情報メールデータは、汎用ネットワーク5を経由してメールサーバ8に(一旦)保存された後、メールサーバ8から汎用ネットワーク5、制御機4のネットワーク側制御機I/F45を経由して制御機CPU41に伝送される。
ここで、配達予告情報メールデータの構成としては、図2(A)のフォーマット図に示すように、メールヘッダーA1、メールタイトルA2及びメール本文A3に大別される。また、メールヘッダーA1には、例えば、配達予告情報メールデータの送信元名「△△△運輸株式会社」及びこの宅配業者の宅配業者サーバ7に関連付けられたメールアドレス(送信元メールアドレス)と、配達予告情報メールデータの宛て先の住戸を有する「○○○マンション」及びこのマンションの複数の住戸を代表する1つのメールアドレス(送信先メールアドレス)と、宛て先の住戸の居室番号である「201」とが所定のフォーマットで記載されている。また、メールタイトルA2には、例えば、「201号室への宅配物の配達予告情報」といったメッセージが所定のフォーマットで記載されている。さらに、メール本文A3には、例えば、「△△△運輸株式会社です。佐藤花子様から201号室の山田太郎様宛ての宅配物を、本日、午後3時頃にお届けする予定でおります。伝票番号:1234567890、担当者:鈴木」といったメッセージが所定のフォーマットで記載されている。
なお、前述のような図2(A)に示す配達予告情報メールデータの構成によれば、メールヘッダーA1、メールタイトルA2及びメール本文A3にそれぞれ、宛て先の住戸の居室番号である居室番号を、「201」、「201号室へ・・・」、「・・・201号室の・・・」のようにそれぞれ記載させた態様について説明したが、この態様に限定されるものではない。例えば、メールヘッダーA1、メールタイトルA2及びメール本文A3のうち少なくとも一つに付記させた態様であってもよく、当該メールデータのフォーマットを容易に変更することができる。
また、制御機4の制御機CPU41は、汎用ネットワーク5を経由してメールサーバ8から送信されてきた配達予告情報メールデータを受信すると、この配達予告情報メールデータを構成する図2(A)に示すメールヘッダーA1より送信元名及び送信元メールアドレスをそれぞれ抽出することによって、「△△△運輸株式会社」からの送信メールデータであり有効な当該メールデータとして判断する。また、制御機CPU41は、メールヘッダーA1、メールタイトルA2及びメール本文A3のうち少なくとも一つより抽出される居室番号「201」及びメール本文A3より抽出される居住者氏名「山田太郎」と、記憶部40に予め記憶されている居室番号及び居住者氏名とをそれぞれ照合する。ここでは、制御機CPU41の照合結果として、居室番号が「201」で、居住者氏名が「山田太郎」で一致するため、これを検出した当該制御機CPUは、受信した配達予告情報メールデータの宛て先の住戸が201号室であると特定することができ、この居室番号「201」を付加し、前述の配達予告情報メールデータの記載内容を含む配達予告情報メールデータ信号を生成する。この配達予告情報メールデータ信号は、制御機CPU41から居室側制御機I/F43、居室ラインL2、全ての居室親機2、2、・・・の親機I/F25を経由して親機CPU24にそれぞれ伝送される。これにより、例えば、居住者氏名の苗字が同一である住戸を複数備えた大規模なマンションに当該システムを適用するにあたっても、誤った宛て先の居室番号を付加した配達予告情報メールデータ信号が送信されることはない。
さらに、前述のように居室番号が「201」で、居住者氏名が「山田太郎」で一致することを検出した制御機4の制御機CPU41は、201号室の住戸の居住者が保有する特定の端末6が有するメールアドレスを記憶部40から読み出し、読み出されたメールアドレスを付加し、前述の配達予告情報メールデータの記載内容を含む配達予告情報転送メールデータを生成する。この配達予告情報転送メールデータは、制御機CPU41からネットワーク側制御機I/F45、汎用ネットワーク5を経由して、当該メールアドレスを有する特定の端末6にのみ伝送される。これにより、例えば、居住者氏名の苗字が同一である住戸を複数備えた大規模なマンションに当該システムを適用するにあたっても、誤った宛て先の居住者により保有される当該端末のメールアドレスを付加した配達予告情報転送メールデータが送信されることはない。
全ての居室親機2、2、・・・の親機CPU24はそれぞれ、居室ラインL2を経由して制御機4から伝送されてきた配達予告情報メールデータ信号を受信し、この配達予告情報メールデータ信号より抽出される居室番号と自住戸が有する居室番号とを照合し、一致した場合にのみ、当該配達予告情報メールデータの記載内容である配達予告情報を、図2(A)及び図3の画面構成・遷移図に示すフォーマットで表示部20に表示させることができるとともに、配達予告情報メールデータ信号が受信された旨の確認音や音声メッセージ等を音響出力部21から出力させることもできる。ここでは、201号室内に設置された居室親機2の親機CPU24のみ当該居室番号が一致し、前述の配達予告情報の表示/出力が行われることになる。
また、前述の当該メールアドレスを有する特定の端末6は、汎用ネットワーク5を経由して制御機4から伝送されてきた配達予告情報転送メールデータを受信し、当該配達予告情報転送メールデータの記載内容である配達予告情報を所定のフォーマットで表示させることができるとともに、配達予告情報転送メールデータが受信された旨の確認音や音声メッセージ等を出力させることもできる。ここでは、201号室の居住者が保有する特定の端末6にて、前述の配達予告情報の表示/出力が行われることになる。
なお、前述までの説明においては、汎用ネットワーク5を経由してメールサーバ8から制御機4に伝送されてくる配達予告情報メールデータが、「△△△運輸株式会社」からの当該メールデータであった場合について説明したが、送信元名及び送信元メールアドレスよりそれぞれ抽出される配達予告情報メールデータの送信元が宅配業者以外であると制御機CPU41にて検出されると、この制御機CPU41は、受信した配達予告情報メールデータが無効であると判断する。この制御により、宅配業者以外からの例えば、スパムメール等の脆弱性や危険性を有する有害なメールデータを高精度でブロックすることができ、当該メールデータの受信時におけるセキュリティレベルが高められる。
次に、前述の配達予告情報の表示/出力が201号室内に設置された居室親機2にて行われているとき、この住戸内に居住者が在室中であり、適宜に切り替えられる表示部20の画面上に表示される図3に示す各種の操作ボタン(受取許可ボタン、受取拒否ボタン、時間変更ボタン、受取先変更ボタン、英数字ボタン、かな・カナ・漢字・変換ボタン等)のうち該当するボタンについて操作部23を使用してタッチ操作で選択し、宅配物の受取許可、受取拒否、配達予定時間又は受取先の変更依頼等の指示情報を入力すると、この操作を検出した親機CPU24は、自住戸の居室番号「201」を付加した指示情報データ信号を生成する。この指示情報データ信号は、親機CPU24から親機I/F25、居室ラインL2、制御機4の居室側制御機I/F43を経由して制御機CPU41に伝送されるとともに、親機CPU24から親機I/F25、居室ラインL2、201号室を除く他の住戸内に設置された居室親機2、2、・・・の親機I/F25(25、25、・・・)を経由して親機CPU24(24、24、・・・)にそれぞれ伝送される。
なお、201号室内に設置された居室親機2を除く他の住戸に設置された居室親機2、2、・・・の親機CPU24(24、24、・・・)はそれぞれ、受信した指示情報データ信号が制御機4(の制御機CPU41)からの出力信号でないため、当該指示情報データ信号を無効であると検出し、何ら動作を行わない。
制御機4の制御機CPU41は、居室ラインL2を経由して201号室内の居室親機2から伝送されてきた指示情報データ信号を受信すると、前述の指示情報を含む指示情報メールデータを生成する。この指示情報メールデータは、制御機CPU41からネットワーク側制御機I/F45、汎用ネットワーク5を経由してメールサーバ8に伝送される。
ここで、指示情報メールデータの構成としては、図2(B)のフォーマット図に示すように、メールヘッダーB1、メールタイトルB2及びメール本文B3に大別される。また、メールヘッダーB1には、例えば、指示情報メールデータの送信元名「○○○マンション」及びこのマンションの複数の住戸を代表する1つのメールアドレス(送信元メールアドレス)と、当該指示情報メールデータの宛先名「△△△運輸株式会社」及びこの宅配業者に関連付けられたメールアドレス(送信先メールアドレス)と、指示情報の変更元の住戸の居室番号である「201」が所定のフォーマットで記載されている。また、メールタイトルB2には、例えば、「201号室宛ての宅配物に関しての指示情報」といったメッセージが所定のフォーマットで記載されている。さらに、メール本文B3には、例えば、「伝票番号:1234567890、201号室の山田太郎です。宅配物を予定の時間に届けて下さい。」「伝票番号:1234567890、201号室の山田太郎です。宅配物の受け取りをお断りします。」、「伝票番号:1234567890、201号室の山田太郎です。宅配物の配達を午後3時から午後5時に変更してください。」、「伝票番号:1234567890、201号室の山田太郎です。宅配物を午後3時に202号室の高橋さんへ届けて下さい。」等といった指示情報に対応させたメッセージが所定のフォーマットで記載されている。
また、宅配業者の配達人(「鈴木」)によれば、汎用ネットワーク5を経由して制御機4からメールサーバ8に伝送されてきた指示情報メールデータを宅配業者サーバ7にて確認するにあたり、(○○○マンションの)201号室の居住者である山田太郎様宛ての宅配物を、宅配ロッカー3の着荷・保管部30に着荷する予定であった午後3時以前に、その宅配物の受け取りの可否や配達時間の変更、受取先の変更等を容易に確認することで迅速な対応が可能となる。具体的には、受け取りを拒否された宅配物を宅配ロッカー3の着荷・保管部30に着荷したり、宛て先の居住者が希望しない時間帯に宅配物を配達する等の非効率的な配達作業を行わずに済み作業効率が高められ、指定された時間帯や別途指定された居住者に宅配物を配達することができる。
次に、前述の配達予告情報の表示/出力が201号室に設置された居室親機2にて行われているとき、この住戸の居住者が外出等で住戸内を不在にしており、前述のような指示情報メールデータがメールサーバ8に伝送されてこなかった場合において、宅配業者の配達人(「鈴木」)は、○○○マンションまで赴き、宅配物を宅配ロッカー3の着荷・保管部30に着荷し、その後、宅配物の宛て先である201号室の居室番号「201」を、入力部31を使用して入力する。また、ロッカーCPU33は、入力部31にて入力された居室番号「201」と、着荷・保管部30の着荷状態を検知して計時機能が能動にされた検知部32の動作状態を示す着荷情報とを含む着荷情報データ信号を生成する。この着荷情報データ信号は、ロッカーCPU33からロッカーI/F34、ロッカーラインL3、制御機4のロッカー側制御機I/F44を経由して制御機CPU41に伝送される。
制御機4の制御機CPU41は、ロッカーラインL3を経由して宅配ロッカー3から伝送されてきた着荷情報データ信号を受信すると、「201」の居室番号を付加した着荷情報転送データ信号を生成し、前述の配達予告情報データ信号と同一の伝送路を経由して全ての居室親機2、2、・・・の親機CPU24にそれぞれ送出するとともに、201号室の住戸の居住者が保有する特定の端末6のメールアドレスを記憶部40から読み出し、読み出されたメールアドレスを付加し、前述の着荷情報を含む着荷情報メールデータを生成する。この着荷情報メールデータは、前述の配達予告情報転送メールデータと同一の伝送路を経由して、制御機CPU41から当該メールアドレスを有する特定の端末6にのみ伝送される。
全ての居室親機2、2、・・・の親機CPU24はそれぞれ、親機ラインL2を経由して制御機4から伝送されてきた着荷情報転送データ信号を受信し、この着荷情報転送データ信号より抽出される居室番号と自親機が有する居室番号とを照合し、一致した場合にのみ、自住戸宛ての宅配物が宅配ロッカー3の着荷・保管部30に着荷された旨の着荷情報を表示部20に表示させることができるとともに、着荷情報メールデータ信号が受信された旨の確認音や音声メッセージ等を音響出力部21から出力させることもできる。ここでは、201号室内に設置された居室親機2の親機CPU24のみ当該居室番号が「201」で一致し、前述の着荷情報の表示/出力が行われることになる。この着荷情報の表示/出力により、外出先等から住戸内に帰宅した201号室の居住者は、外出中であった例えば、午後3時頃に自住戸宛ての宅配物が宅配ロッカー3の着荷・保管部30に着荷されたことを容易に確認できる。
また、前述の当該メールアドレスを有する特定の端末6は、汎用ネットワーク5を経由して制御機4から伝送されてきた着荷情報転送メールデータを受信し、当該着荷情報転送メールデータの記載内容である着荷情報を所定のフォーマットで表示させることができるとともに、着荷情報メールデータが受信された旨の確認音や音声メッセージ等を出力させることもできる。ここでは、201号室の居住者が保有する特定の端末6にて、前述の着荷情報の表示/出力が行われることになる。この着荷情報の表示/出力により、201号室の居住者は、外出等で住戸内に不在としている場合であっても、自らが保有している端末6をもとに、例えば、午後3時頃に自住戸宛ての宅配物が宅配ロッカー3の着荷・保管部30に着荷されたことを容易に確認できる。
なお、201号室の居住者宛ての宅配物が午後3時頃に宅配ロッカー3の着荷・保管部30に着荷されたことの着荷情報は、帰宅時における居住者が集合玄関機1にて所定の操作を行うことにより、この集合玄関機1に表示/出力させて確認することもできる。
次に、前述のような表示/出力手段をもとに着荷情報を確認した201号室の居住者は、例えば、帰宅時等において宅配ロッカー3まで赴き、入力部31にて自住戸の居室番号「201」を入力する等の所定の操作を行うことにより、この操作を検出したロッカーCPU33の制御によって着荷・保管部30の電気錠(図示せず。)が解錠し、予め保管されている宅配物を取り出すことができる。ここで、検知部32は、着荷・保管部30からの宅配物の取り出し及びその取出時刻、例えば、(本日の)午後6時20分を併せて検知し、ロッカーCPU33は、その検知された取出情報を含む取出情報データ信号を生成する。この取出情報データ信号は、前述の着荷情報データ信号と同一の伝送路を経由してロッカーCPU33から制御機4の制御機CPU41に伝送される。
制御機4の制御機CPU41は、ロッカーラインL3を経由して宅配ロッカー3から伝送されてきた取出情報データ信号を受信すると、前述の取出情報を含む取出情報メールデータを生成する。この取出情報メールデータは、前述の指示情報メールデータと同一の伝送路を経由して制御機CPU41からメールサーバ8に伝送される。
ここで、取出情報メールデータの構成としては、図2(C)のフォーマット図に示すように、メールヘッダーC1、メールタイトルC2及びメール本文C3に大別される。また、メールヘッダーC1には、例えば、取出情報メールデータの送信元名「○○○マンション」及びこのマンションの複数の住戸を代表する1つのメールアドレス(送信元メールアドレス)と、取出情報メールデータの宛先名「△△△運輸株式会社」及びこの宅配業者に関連付けられたメールアドレス(送信先メールアドレス)と、宅配物を取り出した住戸の居室番号である「201」が所定のフォーマットで記載されている。また、メールタイトルC2には、例えば、「201号室宛ての宅配物に関しての取出情報」といったメッセージが所定のフォーマットで記載されている。さらに、メール本文C3には、例えば、「伝票番号:1234567890、201号室宛ての宅配物が本日、午後6時20分に取り出されました。」といったメッセージが所定のフォーマットで記載されている。
また、宅配業者の配達人(「鈴木」)によれば、汎用ネットワーク5を経由して制御機4からメールサーバ8に伝送されてきた取出情報メールデータを宅配業者サーバ7にて確認するにあたり、(○○○マンションの)201号室の居住者である山田太郎様宛ての宅配物が、宅配ロッカー3の着荷・保管部30から本日、午後6時20分に取り出されたことを容易に確認できる。
次に、前述のように宅配ロッカー3の着荷・保管部30に着荷された201号室の居住者宛ての宅配物が、検知部32の計時機能により計時される一定時間を超えて保管されたまま放置されると、その検知された放置情報を含む放置情報データ信号がロッカーCPU33にて生成される。この放置情報データ信号は、前述の着荷情報データ信号及び取出情報データ信号と同一の伝送路を経由してロッカーCPU33から制御機4の制御機CPU41に伝送される。
制御機4の制御機CPU41は、ロッカーラインL3を経由して宅配ロッカー3から伝送されてきた放置情報データ信号を受信すると、前述の放置情報を含む放置情報メールデータを生成する。この放置情報メールデータは、前述の指示情報メールデータ及び取出情報メールデータと同一の伝送路を経由して制御機CPU41からメールサーバ8に伝送される。
ここで、放置情報メールデータの構成としては、図2(D)のフォーマット図に示すように、メールヘッダーD1、メールタイトルD2及びメール本文D3に大別される。また、メールヘッダーD1には、例えば、放置情報メールデータの送信元名「○○○マンション」及びこのマンションの複数の住戸を代表する1つのメールアドレス(送信元メールアドレス)と、放置情報メールデータの宛先名「△△△運輸株式会社」及びこの宅配業者に関連付けられたメールアドレス(送信先メールアドレス)と、放置されている宅配物の宛て先である住戸の居室番号「201」が所定のフォーマットで記載されている。また、メールタイトルD2には、例えば、「201号室宛ての宅配物に関しての放置情報」といったメッセージが所定のフォーマットで記載されている。さらに、メール本文D3には、例えば、「伝票番号:1234567890、201号室宛ての宅配物が放置されたままです。」といったメッセージに回収用のパスワード、例えば、「201OP」が所定のフォーマットで記載されている。
また、宅配業者の配達人(「鈴木」)によれば、汎用ネットワーク5を経由して制御機4からメールサーバ8に伝送されてきた放置情報メールデータを宅配業者サーバ7にて確認するにあたり、(○○○マンションの)201号室の居住者である山田太郎様宛ての宅配物が、宅配ロッカー3の着荷・保管部30に放置されたままであることを、回収用パスワード「201OP」と併せて容易に確認でき、この後、○○○マンションの宅配ロッカー3へ迅速に赴くことができる。
さらに、(○○○マンションの)宅配ロッカー3に赴いた宅配業者の配達人(「鈴木」)は、201号室宛ての宅配物を着荷・保管部30から回収するにあたり、入力部31にて前述の回収用パスワード「201OP」を入力する。この回収パスワード「201OP」を検出し、宅配業者による有効な回収操作であると判断したロッカーCPU33は、着荷・保管部30の電気錠(図示せず。)を解錠させることにより、宅配業者の配達人(「鈴木」)は、201号室宛ての宅配物を容易に回収することができる。これにより、前述までの回収作業を行うにあたっては、宅配業者の配達人しか知り得ない回収用パスワード「201OP」の入力が必須となるため、泥棒等の不審者による不正な回収の発生を防止することができセキュリティレベルが高められる。
最後に、本発明の集合住宅インターホンシステムにおいては、特定の実施の形態をもって説明してきたが、この形態に限定されるものでなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られた如何なる構成のインターホン装置であっても採用できるということはいうまでもないことである。すなわち、本発明の実施例においては、汎用ネットワーク5を経由してメールサーバ8から制御機4に送信されるメールデータとして、宅配業者からの宅配物の配達前に送信される当該宅配物の配送に関するメールデータを適用したが、この態様に限定されるものではない。例えば、警備・管理会社からの警備前に送信される当該警備実施に関するメールデータや、工事前に送信される当該工事実施に関するメールデータ等に適用することもできる。
図1は、本発明の実施例による集合住宅インターホンシステムの具体的な構成を示すブロック図である。 図2(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ、本発明の実施例による集合住宅インターホンシステムにおいて、メールデータの構成例を示すフォーマット図である。 図3は、本発明の実施例による集合住宅インターホンシステムにおいて、居室親機の表示部に表示されるメールデータの表示例、及び表示部に表示される操作ボタンの表示例を示す画面構成・遷移図である。
1……集合玄関機
2、2、・・・ ……(複数の)居室親
……制御機
40……記憶部
41……制御機CP
……メールサーバ

Claims (2)

  1. 集合住宅のエントランスに設置される集合玄関機(1)と前記集合住宅の複数の住戸の当該住戸内に設置され個別の居室番号を有する居室親機(2、2、・・・)との間を制御機(4)を経由して接続し、前記集合玄関機からのデータ信号を前記居室親機に送信して呼び出しを行うとともに、前記集合玄関機及び前記居室親機の間で音声信号を送受信して通話を成立させる集合住宅インターホンシステムにおいて、
    前記制御機は、前記集合住宅の複数の住戸を代表する1つのメールアドレスを保有するための記憶部(40)と、集合住宅外のメールサーバ(8)に接続され、前記メールサーバから受信したメールデータより前記居室番号を抽出して、前記メールデータの本来の宛て先が何れの住戸であるかを特定し、前記特定された住戸に設置される居室親機に前記メールデータを転送するための制御機CPU(41)とを備え、
    前記メールデータは、宅配業者からの宅配物の配達前に送信される前記宅配物の配送に関する当該メールデータであり、
    前記メールデータには、前記居室番号とともに居住者氏名が前記宅配物の電子伝票データから抽出され、
    前記制御機の前記制御機CPUは、前記複数の住戸の居住者氏名を前記記憶部に記憶し、前記メールサーバから受信した前記メールデータより前記居室番号及び前記居住者氏名をそれぞれ抽出して、当該メールデータの本来の宛て先の居室番号及び居住者氏名が何れも同一の住戸のものである検出された場合にのみ、前記メールデータの本来の宛て先が何れの住戸であるかを特定することを特徴とする集合住宅インターホンシステム。
  2. 前記メールデータに記載される居室番号は、メールヘッダー、メールタイトル及びメール本文のうち少なくとも一つに付記されることを特徴とする請求項1記載の集合住宅インターホンシステム。
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