JP5215022B2 - 建物 - Google Patents

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Description

本発明は、建物に関し、たとえば配線ケーブルが接続される接続対象物が内部に存在する可能性のある建物に関する。
建物内には、たとえば電源ケーブルが接続される接続対象物(いわゆる電気機器等)が存在することが多い。特許文献1には、医療室の天井と床とにそれぞれ上下端を圧接させて支柱を設け、電源ケーブル・ホースを掛止する掛止手段を支柱の回動梁及び摺動梁に沿って移動可能に備えた構成が記載されている。これにより、接続対象物である医療機器の移動で電源ケーブルやホースを引き摺ることがないようになっている。
しかし、特許文献1の構成では、天井と床との間に支柱を設ける必要があるため、この支柱が天井面や床面の一部を占有してしまい、スペース効率が悪い。
特開平11−50576号公報
本発明は上記事実を考慮し、配線ケーブルを接続対象物の位置に応じて移動でき、スペース効率も高い建物を得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明では、互いに連結されてユニット建物を構成する複数の建物ユニットと、隣接する前記建物ユニットの天井梁の隙間に配置され、配線ケーブルを収容可能なケーブル収容部材と、前記ケーブル収容部材に一部が収容される配線ケーブルと、前記ケーブル収容部材に設けられ、前記配線ケーブルの一部を保持して保持部分よりも先端側を下方へ垂下させると共に、保持した状態でケーブル収容部材に沿って移動可能な移動保持部材と、前記配線ケーブルの前記移動保持部材から垂下された部分の先端に取り付けられた給電コネクタと、前記配線ケーブルの前記垂下された部分に設けられ、前記垂下された部分を部分的に巻き出し及び巻き取りし前記給電コネクタまでの該配線ケーブルの長さを調整する垂下部分巻取装置と、を有することを特徴とする。
この建物では、複数の建物ユニットが互いに連結されてユニット建物が構成される。隣接する建物ユニットの天井梁の隙間には、ケーブル収容部材が配置されており、配線ケーブルの一部がケーブル収容部材に収容されている。天井と床の間に従来の支柱のような部材を配設する必要がないので、天井面や床面を有効に利用でき、スペース効率に優れる。ケーブル収容部材には、移動保持部材が設けられている。移動保持部材は、配線ケーブルの一部を保持して保持部分よりも先端側を下方へ垂下させると共に、保持した状態でケーブル収容部材に沿って移動可能である。したがって、接続対象物の位置変化には、移動保持部材の移動で対応できる。さらに、配線ケーブルの先端側の部分は移動保持部材から垂下されており、配線ケーブルの先端には給電コネクタが取り付けられている。また、配線ケーブルの垂下された部分を、垂下部分巻取装置により部分的に巻きだすことで、あるいは巻き取ることで、垂下部分巻取装置から給電コネクタまでの配線ケーブルの長さを調整することができる。このように、給電コネクタを上下させて所望の位置にすることでも、接続対象物の位置変化に対応することが可能になる。また、垂下部分巻取装置によって配線ケーブルの一部を巻き取ることで、配線ケーブルの弛みを抑制することができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記垂下部分巻取装置が、前記配線ケーブル巻き取るための巻取軸と、前記巻取軸を回転させるモータと、を備えている。
垂下部分巻取り装置において、モータを駆動して巻取軸を回転させることで、配線ケーブルを巻き出したり巻き取ったりすることができる、これにより、給電コネクタが上下に移動する。
請求項3に記載の発明では、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記配線ケーブルの巻取り方向に回転付勢された巻取軸を備え、前記ケーブル収容部材に設けられたケーブル巻取装置と、前記移動保持部材を前記ケーブル収容部材に沿って移動させるための移動用モータと、を有する。
移動用モータを駆動して移動保持部材をケーブル収容部材に沿って移動させることができる。巻取軸には配線ケーブルが部分的に巻き取られており、巻取り方向に回転付勢されているので、巻取軸と移動保持部材との間での配線ケーブルの弛みを抑制することができる。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記隙間に沿って配置され前記移動保持部材を移動可能に収容するレール部材を有することを特徴とする。
これにより、移動保持部材がレール部材に収容されて移動するので、このようなレール部材がない構成(移動保持部材が建物ユニット等に直接的に収容されている構成)と比較して、より確実に移動保持部材を移動可能とすることができる。また、建物ユニットの構造を変更することなく、移動保持部材を移動可能とすることができる。
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の発明において、前記レール部材に、前記配線ケーブルを部分的に保持するケーブル保持手段が設けられていることを特徴とする。
したがって、移動保持手段に保持されていない部分等の配線ケーブルを部分的にケーブル保持手段で保持することができる。
請求項6に記載の発明では、請求項5に記載の発明において、前記ケーブル保持手段が、前記レール部材の内側の頂面に設けられていることを特徴とする。
ケーブル保持手段が、レール部材の内側の頂面に設けられているので、移動保持部材がケーブル収容部材の下部に沿って移動する場合に、移動保持部材とケーブル保持手段に保持された配線ケーブルとの接触を抑制できる。
請求項7に記載の発明では、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の発明において、前記配線ケーブルが接続される接続対象物を検出する検出手段と、前記検出手段によって検出された前記接続対象物の位置まで前記配線ケーブルを移動させる移動手段と、を有することを特徴とする。
これにより、接続対象物の位置まで、配線ケーブルが移動手段によって移動されるので、配線ケーブルを移動させる手間の一部を省略でき、作業性に優れる。
請求項8に記載の発明では、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の発明において、前記建物ユニットが、車両を収容可能な車庫を構成していることを特徴とする。
したがって、車庫に収容された車両に対し、配線ケーブルを適切な位置に移動させて接続することが可能になる。
本発明は上記構成としたので、配線ケーブルを接続対象物の位置に応じて移動でき、スペース効率も高い建物が得られる。
図1及び図2には、本発明の第一実施形態の住宅12が示されている。この住宅12は、本発明に係る建物の一例である。住宅12は、あらかじめ工場等で製造された複数の建物ユニット14を互いに連結することで構成されており、いわゆるユニット建物とされている。
図2にも示すように、住宅12には、複数(本実施形態では2つ)の建物ユニット14A、14Bによって車庫30が構成されており、入出庫口30Eから自動車42を入出庫させることができる。本実施形態では特に、住宅12を平面視したときに建物ユニット14A、14Bの並び方向と直交する方向に複数台(本実施形態では2台)の自動車42A、42Bを収容可能とされている。
なお、本実施形態では、車庫30に入庫させる自動車として、いわゆるプラグインハイブリッド車を想定している。すなわち、自動車42A、42Bはいずれもプラグインハイブリッド車であり、搭載されたバッテリの充電量が低下した場合等、所定の条件で給電する必要が生じる自動車である。
図3にも詳細に示すように、それぞれの建物ユニット14A、14Bは、天井大梁16と、この天井大梁16の下側に天井下地材18を介して固定された天井ボード20とを含む天井部材22を有している。
隣接する建物ユニット14の天井大梁16及び天井部材22の間には所定の間隙GPが構成されている。この間隙GPには、天井部材22の側辺に沿った方向が長手方向とされるレール部材24が配設されており、レール部材24の側辺24Sが、ボルト38及びナット40によって天井大梁16に固定されている。レール部材24は、長手方向と直交する断面が略矩形の筒状とされており、その下辺24Lには、長手方向に沿って溝部26が形成されている。下辺24Lは、溝部26の両側部分が、後述するように車輪36を支持するフランジ片28となっている。
溝部26には、移動保持部材32の上部が収容されている。移動保持部材32の本体部32Bの上端近傍(レール部材24の内部に位置している部分)からは、レール部材24の長手方向と直交する方向の支軸34が取り付けられ、さらに支軸34の両端近傍部分には車輪36が回転可能に支持されている。車輪36はレール部材24のフランジ片28に支持された状態で回転するようになっており、これにより、移動保持部材32がレール部材24の長手方向に沿って移動する。
移動保持部材32の本体部32B内には、第1モータ44が配設されており、支軸34を介して車輪36を回転させることで、移動保持部材32を矢印M1方向(図2参照)及びその反対方向に移動させることができる。図4に示すように、この第1モータ44は、制御装置46によって制御される。
図2に示すように、住宅12内には、延出口12Eから車庫30に向かって電源ケーブル48が延出されている。電源ケーブル48は、図3に示すように、レール部材24の上辺24Uの下面に沿って略水平に配設されており、中間部分が移動保持部材32に固定されている。したがって、レール部材24は、本発明におけるケーブル収容部材を成している。さらに、移動保持部材32よりも先端側の部分は、移動保持部材32から下方へ垂下されている。電源ケーブル48の先端には、自動車42に給電するための給電コネクター50が取り付けられている。
レール部材24の上部には、図2に示すように、第1巻取装置52が取り付けられている。電源ケーブル48は、レール部材24の上辺24Uに設けられた図示しない貫通孔を貫通して、部分的に第1巻取装置52に巻き取られている。同様に、電源ケーブル48が移動保持部材から垂下された部分も、第2巻取装置54によって部分的に巻き取られている。
ここで、第1巻取装置52内には、電源ケーブル48の巻取軸(図示省略)を巻取方向に付勢する巻取バネが備えられている。したがって、第1モータ44の駆動により移動保持部材32が矢印M1方向に移動すると、巻取バネの付勢力に抗して第1巻取装置52から電源ケーブル48が順次巻き出される。これに対し、移動保持部材32が矢印M1と反対方向に移動すると、電源ケーブル48が巻取バネの付勢力で第1巻取装置52に巻き取られていく。
第2巻取装置54内には、巻取軸を回転させる第2モータ56が備えられている。この第2モータ56も、図4に示すように、制御装置46で制御される。そして、第2モータ56の回転により、第2巻取装置54から電源ケーブル48を巻き出したり内部に巻き取ったりすることができるようになっている。これにより、給電コネクター50が上下方向(矢印M2方向及びその反対方向)に移動する。以上により、給電コネクター50の位置を、矢印M1、M2の双方を含む平面内の任意の位置に移動させることが可能となっている。加えて、このように給電コネクター50の位置を移動させた場合でも、電源ケーブル48が第1巻取装置52と第2巻取装置54とで巻き取られることで、不用意な弛みが生じないようになっている。
図2に示すように、車庫30には、自動車42A、42Bのそれぞれに対応して、入庫したか否かを検出する入庫センサ58が設けられて、制御装置46に接続されている。この入庫センサ58は、ETCやテレマティックサービスの端末、あるいは、自動車42A、42Bに新たに設けたセンサ端末(発信機)等からの情報を得て、自動車42A、42Bが入庫したか否かを知ることができる。
さらに、制御装置46には、車種別に、給電を必要とする車種であるか否かという情報と、給電を必要とする車種の給電口の位置が予め登録されている。なお、この車種の判別にも、ETCやテレマティックサービスの端末等から得ることが可能である。
次に、本実施形態の作用を説明する。
図5には、本実施形態に係る車庫30に自動車42A、又は自動車42Bが入庫した場合の、給電コネクター50の位置を最適化する動作のフローが示されている。
この処理では、まず、ステップS102において、自動車が車庫30に入庫したか否かを判断し、入庫していない場合には、ステップS102の判断を引き続き行う。入庫している場合には、ステップS104でこの自動車が停止したか否かを判断し、停止していない場合には、ステップS104の判断を引き続き行う。自動車が停止している場合には、ステップS106において、この自動車が、あらかじめ制御装置46に登録された自動車(ここでは、自動車42A又は自動車42B)であるか否かを判断する。登録されていない自動車である場合には処理を終了する。
ステップS106において登録されている自動車であると判断した場合には、次のステップS108で、制御装置46内に登録されているデータから、自動車42A、又は自動車42Bに対応したそれぞれの給電口の位置情報を得る。そして、ステップS110において、第1モータ44を駆動して、給電コネクター50を矢印M1方向(図2参照)の所定位置に移動させる。ステップS112では、矢印M1方向の移動途中で、移動領域(レール部材24内あるいは、給電コネクター50や電源ケーブル48の移動範囲)に障害物があるか否かを、たとえば第1モータ44への電流値の変化等から判断している。障害物がある場合には、それ以上給電コネクター50を矢印M1方向に移動させることができないので、処理を終了する。
ステップS114では、給電コネクター50が矢印M1方向の所定位置まで移動したか否かを判断する。所定位置に達していない場合は、ステップS110に戻って引き続き第1モータ44を駆動するが、所定位置に達している場合には、ステップS116において、第1モータ44を駆動停止し、次いでステップS118で第2モータ56を駆動させて、給電コネクター50を上下方向の所定位置に移動させる。
ステップS120では、上下方向の移動途中で、移動領域(給電コネクター50や電源ケーブル48の移動範囲)に障害物があるか否かを、たとえば第2モータ56への電流値の変化等から判断しており、障害物がある場合には、それ以上給電コネクター50を上下動させることができないので、処理を終了する。
そして、ステップS122において、給電コネクター50が矢印M2方向の所定位置まで移動したか否かを判断する。所定位置に達していない場合は、ステップS118に戻って引き続き第2モータ56を駆動するが、所定位置に達している場合には、ステップS124において第2モータ56を駆動停止し、処理を終了する。
以上により、給電コネクター50は、自動車42A、又は自動車42Bの給電口に対応した位置となるので、給電コネクター50を給電口に差し込んで給電することができる。特に、矢印M1方向への給電コネクター50の移動により、複数台の自動車42A、42Bへの給電を、1つの給電コネクター50(電源)で行うことが可能となる。
なお、上記では、事前に制御装置46に登録されたデータを基に、車庫30内に自動車に対して給電コネクター50を所定の位置まで移動させるか否か、及び、所定の位置に達したか否かの判断を行っているが、このような登録データに代えて、入庫時に入庫センサ58や、で自動車を識別し、これと、ETC情報やサーバー上に登録された車種データ等から、給電口の位置等の情報を割り出すようにしてもよい。
本実施形態では、このように、移動保持部材32の移動や、第2巻取装置54による電源ケーブル48の巻出し(巻取り)によって、給電コネクター50を所望の位置へと移動させることができる。しかも、本実施形態では、建物ユニット14A、14Bの間隙GPにレール部材24を配設し、電源ケーブル48の一部をレール部材24内に収容しているため、従来のように、天井と床の間に支柱を立てる必要がなく、天井面や床面を有効に利用できる。
特に本実施形態では、第1巻取装置52及び第2巻取装置54によって、電源ケーブル48の一部を巻き取っている。したがって、これら巻取装置で電源ケーブル48を巻き取らない構成と比較して、電源ケーブル48の弛みを抑制することができる。
また、本実施形態では、移動保持部材32がレール部材24に収容された状態が維持されて、移動保持部材32がレール部材24に沿って移動する構成としている。これに代えて、たとえば、レール部材24を設けることなく、たとえば移動保持部材32を天井大梁16(図3参照)に保持させてもよいが、レール部材24を設けることで、移動保持部材32の確実な保持が可能になっている。また、天井大梁16の形状や構造を変更する必要もない。さらに、レール部材24内に、電源ケーブル48の収容スペースを確保できるので、結果的に電源ケーブル48を高い剛性を有するレール部材24で確実に支持することが可能になる。
図6には、本発明の第2実施形態の住宅において、移動保持部材72の近傍が拡大して示されている。第2実施形態では、住宅の全体構成、及び車庫の全体構成は第1実施形態と同一であるので、説明を省略する。
第2実施形態の移動保持部材72は、上下方向に延在する支柱部74と、この支柱部74の上端及び下端にそれぞれ設けられた上フランジ部76及び下フランジ部78とを有する。支柱部74は溝部26に挿通されているが、上フランジ部76がフランジ片28に支持されており、この状態で、移動保持部材72がレール部材24に沿って摺動する。下フランジ部78は、フランジ片28と一定の間隔を維持しており、移動保持部材72の上方への移動や傾きを制限している。
第2実施形態では、このような構造とされた移動保持部材72が、レール部材24に沿って複数配置されている。そして、住宅12の延出口12E(図2参照)から最も遠い位置の移動保持部材72からは、図6に示すように、電源ケーブル48が垂下されているが、これ以外の移動保持部材72では、電源ケーブル48が所定の残余長(たるみ)を有するように一定間隔で保持されている。また、延出口12Eから最も遠い位置の移動保持部材72は、制御装置46により制御される第1駆動モータ(第2実施形態では図示省略、第1実施形態参照)の駆動で、レール部材24に沿って移動するようになっている。
したがって、第2実施形態においても、第1モータ及び第2モータの駆動により、給電コネクター50を所望の位置へと移動させることができる。また、従来の支柱等の部材が不要であり、天井面や床面を有効に利用できる。
なお、本発明の上記各実施形態において、移動保持部材32、72とは異なる移動部材をレール部材24に配設し、この移動部材に、自動車給電用の電源ケーブル48以外の部材を移動可能に保持させることも可能である。たとえば、図7には、第1実施形態に係る移動保持部材32と略同様の構成とされた移動部材84に、電源ケーブル48とは異なる被保持部材80を保持させた例を挙げている。この構成では、移動部材84の移動が想定される範囲の電源ケーブル48を、レール部材24の上辺24Uの下面(すなわち、レール部材24の内側の頂面)に設けたケーブル収容部材82内に収容するようにして弛みを防止し、電源ケーブル48と移動保持部材32との不用意な接触をより確実に抑制できるようにしてもよい。
なお、このような被保持部材80の例としては、たとえば車庫内に適用可能なものは、天井吊照明や、人や重量物を搬送するためのリフト等を挙げることができる。また、一般的な建物(オフィスビル、病院、学校、工場等)の居室内を想定した場合においても、電気機器に接続される汎用の電源ケーブルや、天井吊電源、さらには、天井吊照明や、人・重量物等を搬送するためのリフト等を挙げることができる。
また、上記では、第1モータ44や第2モータ56の駆動力によって給電コネクター50を移動させる構成を挙げたが、このような駆動手段によらず、たとえば手動で給電コネクター50を移動させる構成でもよい。いずれであっても、移動保持部材32は電源ケーブル48を部分的に保持しているので、移動保持部材32をレール部材24に沿って移動させることで、電源ケーブル48(給電コネクター50)を容易に移動させることが可能になる。
さらに、上記では、本発明の配線ケーブルとして、電源ケーブルを挙げたが、これに限定されず、たとえば、電気信号を送受信するためのケーブル(LANケーブル、USBケーブルなど)、あるいは、気体や液体を移動させるたねのチューブやホースでもよい。
本発明の第1実施形態に係る住宅を概略的に示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る住宅を車庫の近傍で拡大して示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る住宅の移動保持部材の近傍をレール部材と直交する断面で示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る住宅において給電コネクターを所望の位置に移動させるための構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る住宅において給電コネクターを所望の位置に移動させるための手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る住宅の移動保持部材の近傍をレール部材と直交する断面で示す断面図である。 本発明において住宅の移動保持部材とは異なる移動部材を設けた構成における移動部材の近傍をレール部材と直交する断面で示す断面図である。
符号の説明
12 住宅
14 建物ユニット
16 天井大梁
22 天井部材
24 レール部材(ケーブル収容部材)
26 溝部
28 フランジ片
30 車庫
32 移動保持部材
42 自動車
44 第1モータ(移動手段)
46 制御装置
48 電源ケーブル(配線ケーブル)
50 給電コネクター
52 第1巻取装置
54 第2巻取装置
56 第2モータ(移動手段)
58 入庫センサ(検出手段)
72 移動保持部材
80 被保持部材
82 ケーブル収容部材(ケーブル保持手段)
84 移動部材
GP 間隙

Claims (8)

  1. 互いに連結されてユニット建物を構成する複数の建物ユニットと、
    隣接する前記建物ユニットの天井梁の隙間に配置され、配線ケーブルを収容可能なケーブル収容部材と、
    前記ケーブル収容部材に一部が収容される配線ケーブルと、
    前記ケーブル収容部材に設けられ、前記配線ケーブルの一部を保持して保持部分よりも先端側を下方へ垂下させると共に、保持した状態でケーブル収容部材に沿って移動可能な移動保持部材と、
    前記配線ケーブルの前記移動保持部材から垂下された部分の先端に取り付けられた給電コネクタと、
    前記配線ケーブルの前記垂下された部分に設けられ、前記垂下された部分を部分的に巻き出し及び巻き取りし前記給電コネクタまでの該配線ケーブルの長さを調整する垂下部分巻取装置と、
    を有することを特徴とする建物。
  2. 前記垂下部分巻取装置が、
    前記配線ケーブル巻き取るための巻取軸と、
    前記巻取軸を回転させるモータと、
    を備えている請求項1に記載の建物。
  3. 前記配線ケーブルが部分的に巻き取られると共に巻取り方向に回転付勢された巻取軸を備え、前記ケーブル収容部材に設けられたケーブル巻取装置と、
    前記移動保持部材を前記ケーブル収容部材に沿って移動させるための移動用モータと、
    を有する請求項1又は請求項2に記載の建物。
  4. 前記隙間に沿って配置され前記移動保持部材を移動可能に収容するレール部材を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の建物。
  5. 前記レール部材に、前記配線ケーブルを部分的に保持するケーブル保持手段が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の建物。
  6. 前記ケーブル保持手段が、前記レール部材の内側の頂面に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の建物。
  7. 前記配線ケーブルが接続される接続対象物を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された前記接続対象物の位置まで前記配線ケーブルを移動させる移動手段と、
    を有することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の建物。
  8. 前記建物ユニットが、車両を収容可能な車庫を構成していることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の建物。
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