JP5213766B2 - シフト位置検出装置 - Google Patents
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Description
まず、構成を説明する。
図1は実施例1のシフト位置検出装置を用いたシート回転動作システムの構成を示す説明図である。
シート回転動作システムは(シフト位置検出装置は、シート回転動作システムと一体に構成される)、シートコントロールユニット1、ストップランプスイッチ2、整流素子3、CVT制御装置4、シフトロックリレー5、ドアスイッチ6、シート7、ディテントスイッチ検出ライン8を備えている。
シートコントロールユニット1は、ドアスイッチ検出ポート11、ディテントスイッチ検出ポート12、制御部13、シフトロックリレー出力ポート14、アクチュエータ出力ポート15を備え、Pレンジ位置で且つドア開の状態となると、シート7に回転動作を行わせる制御を行う。
ドアスイッチ検出ポート11は、ドアスイッチ6からの情報を入力するポートであり、ドア開又はドア閉の検出結果を制御部13へ出力する。具体的にはハイ、ローの信号入力ポートである。
ディテントスイッチ検出ポート12は、ディテントスイッチ検出ライン8からの情報を入力するポートであり、ディテントスイッチ42のオンオフの検出結果を制御部13へ出力する。具体的にはハイ、ローの信号入力ポートである。なお、シートコントロールユニット1は、IGN電源のオフ時に検出、判断、制御出力を行うために、バッテリ電源で作動するものとする。
シフトロックリレー出力ポート14は、シフトロックリレー5へリレー動作を行わせる制御指令出力を行う。
アクチュエータ出力ポート15は、シート7に回転動作を行わせるアクチュエータ71へ制御指令出力を行う。
整流素子3は、IGN(イグニッション、以下省略する)電源側からグランド側、つまり、ストップランプスイッチ2の側からCVT制御装置4の側へ電流の流れが向かうよう整流を行う整流素子であり、具体的にはダイオード等である。
シフトロックソレノイド41及びディテントスイッチ42は、CVT制御装置4が備えるように設けられる。
シフトロックソレノイド41は、CVTユニットにおけるシフト位置がPレンジ位置から他の位置へ移動されないように、セレクトレバーの操作位置をPレンジ操作位置にロックする動作を行うソレノイドである。シフトロックソレノイド41は、セレクトバー部分に設けられる。
ディテントスイッチ42は、セレクトレバーの操作位置がPレンジ操作位置であることを検出するスイッチである。ディテントスイッチ42はセレクトレバー部分に設けられる。
ドアスイッチ6は、車両の回転動作を行う席のドアの開閉を検出するスイッチであり、検出結果をドアスイッチ検出ポート11へ出力する。
シート7は、座部を車両外側へ向ける動作を行う機構と、その機構に回転動作を行わせるアクチュエータ71を備えている。回転動作を行わせる機構の詳細は後述する。アクチュエータ71は具体的にはモータである。
そして、図1において、整流素子3とシフトロックソレノイド41の間を接続点81とし、ディテントスイッチ検出ライン8の一端を接続点81に接続し、他方をシートコントロールユニット1のディテントスイッチ検出ポート12へ接続する。これにより、接続点81における電位がディテントスイッチ検出ポート12へ入力される。
実施例1のシート7は、座部7aと背部7bにおいて、座部7aに図2に示す回転動作機構を備えた内部構成にしている。
シート7の座部7aの内部構造は、アクチュエータ71、ロアフレーム72、アッパフレーム73、伝達機構部74、リフト機構部75、水平回転機構部76、可動機構部77を備えている。
アクチュエータ71は、アクチュエータ出力ポート15からの出力によって駆動されるモータである。
ロアフレーム72は、アッパフレーム73とおおむね上下となる構造をなすもので、下部を車体に固定され、アッパフレーム73を介して座部7aを支持する略枠形状の構造部材である。
アッパフレーム73は、上部が座部7aに固定され、座部7aを支持する略枠形状の構造部材である。
連結部742は、一端をギアプレート741の軸から下方に離れた位置に垂直方向が回転自在な接点となるように接続し、他端をリフト機構部75のアーム部752の軸から下方に離れた位置に垂直方向が回転自在な接点となるように接続する。
軸ロッド751は、ロアフレーム72の車両後方側で左右に張り渡す部材が内部を貫通するように取り付けた管状の部材であり、内部を貫通させる取付にすることで、回転自在となる構成である。
アーム部752は、軸ロッド751の左右両端に取り付けられた部材で、回転自在な軸ロッド751に取り付けられることにより軸ロッド751とともに回転自在となる。そして、アーム部752は、軸ロッド751を基端として車両前方側の斜め上方へ伸長する部分を有する形状にする。
ロッド753は、アーム部752の車両前方側の斜め上方へ伸長した部分を左右に張り渡すように接続した構造部材である。
なお、アーム部752は、軸ロッド751から連結部742までの距離よりも軸ロッド751からロッド753までの距離が長い距離となる形状にする。
受部761は、左右に長い管状の部材であり、その長さを左右のアーム部752の間隔より短くし、内部にロッド753を貫通させ、ロッド753に対して回転自在に係合する構造にする。そして、左右の中央で接続部762に固定する。
接続部762は、前方で受部761に固定し、後方で回転軸763と接続し、受部761及び回転軸763を介してリフト機構部75と水平回転機構部76をリンク機構により接続する部分である。
回転軸763は、アッパフレーム73の車両後方側で左右を張り渡す部分の中央と接続部762がお互いに水平方向に回転自在となるよう接続する部材である。なお、アッパフレーム73の車両後方側で左右を張り渡す部分の中央では、回転軸763と係合する部分の内径を、所定の間隙を設けるようにして、係合させる穴部に対して回転軸763が傾斜して回転自在となる構成にする。
そして、連結アーム771の前後端の接点位置は、ロアフレーム72とアッパフレーム73の相対位置において、アッパフレーム73が車両前方側を車両側方の外側へ所定角度回転させた位置に基づいて設定する。つまり、連結アーム771の前端の接点位置(傾動部772との接点位置)は、フレームの左右中央位よりも、助手席から車両の外部側へオフセットした位置にする。一方、連結アーム771の後端の接点位置(アッパフレーム73との接点位置)は、前端の接点位置よりも、車両の内部側(運転席側)へオフセットした位置にする。
[シフト位置検出処理]
図3に示すのは、シートコントロールユニット1の制御部13で実行するシフト位置検出処理の流れを示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。
図4は実施例1におけるIGN電源がオフ時のシートコントロールユニットへ入力される入力信号、各スイッチ状態、及び出力信号のタイムチャートである。図5は実施例1におけるIGN電源がオン時のシートコントロールユニットへ入力される入力信号、各スイッチ状態、及び出力信号のタイムチャートである。
実施例1では、例えば福祉車両において、助手席側のドアを開けると、助手席のシート7が所定の角度、例えば約10度以下の回転動作を行い、乗員の乗り降りをし易い状態にする。
IGN電源がオフの場合におけるシフト位置検出の作用について説明する。
まず、車両の停止動作として、車両の停止後、Pレンジ位置へセレクト操作がされると、CVTでこのセレクト操作に応じてシフト切換えが行われる。次に、IGN電源がキー操作等によりオフされる。
そして、車両の助手席のドアを開けると、ドアスイッチ6が閉状態から開状態へ変更される。ドアスイッチ6は機械的な接点等によるオンオフであり、IGN電源オフの状態でもドアスイッチ検出ポート11を介して制御部13で、その状態変化を検出する(ステップS1、図4(a)の符号101参照)。
そして、この状態で、制御部13はディテントスイッチ検出ポート12を介して、ディテントスイッチ検出ライン8の電位を検出する。
シフトロックリレー5のオンによりIGN電源と切り離されることにより、接続点81における電位は、ストップランプスイッチ2の開閉に左右されなくなる。そして、ディテントスイッチ42がオンの場合には、接続点81における電位がグランド電位となる。これに対して、ディテントスイッチ42がオフの場合には、接続点81は、上流がIGN電源と接続されず、下流がグランドと接続されない状態となる。この場合には、グランド電位まで低下しないオープン電位が検出されるか、切り離して過渡的に残るIGN電源と同等の電位が検出されるか、あるいは、ディテントスイッチ検出ポート12で制御部13へ検出結果を送る信号のためにプルアップしたプルアップ電位が検出されるかである(図4(b)の符号104参照)。
そのため、グランド(GND)電位がどうかの判断によって、ディテントスイッチ42のスイッチ状態をストップランプ2の開閉に左右されることなく検出し、検出結果を制御部13で判断する(ステップS3)。
回転動作の実行後、もしくは回転動作の開始から所定時間後には、シフトロックリレー出力ポート14からシフトロックリレー5をオフさせる出力を行う(ステップS6)。シフトロックリレー5は、オフすることにより、シフトロックリレー5よりIGN電源側とグランド側との電気的な接続を、接続状態にする。
これにより、その後にシフトロックが解除される操作が行われる場合でも支障や遅延を生じることなくシフトロックの解除動作を行うことができる。
このように実施例1では、IGN電源がオフの状態でも、Pレンジ位置であることを検出することが可能である。
IGN電源がオンの場合におけるシフト位置検出の作用について説明する。
IGN電源がオンの状態についても、その検出処理、動作はIGN電源がオフの場合と同じである。つまり実施例1では、IGN電源がオンオフの状態にかかわらずシフト位置がPレンジ位置かどうかを検出することが可能である。
IGN電源がオンの状態において、ドアスイッチ6の開状態を検出し(図5(a)の符号201参照)、シフトロックリレー5をオンにする動作を行うと、IGN電源側と、ディテントスイッチ42の位置するグランド側が切り離される(図5(e)の符号202、203参照)。そのため、IGN電源がオンかオフに関係なく、上記説明したディテントスイッチ42の状態検出が行われる(図5(b)の符号204参照)。そして、この検出結果により、シート7のアクチュエータ71が駆動され、回転動作が行われる(図5(f)の符号205参照)。
図6は実施例1においてシートが回転動作していない状態の説明図である。図6(a)は側面視、図6(b)は平面視である。図7は実施例1においてシートが回転動作した状態の説明図である。図7(a)は側面視、図7(b)は平面視である。
実施例1において、図6に示すシート7が回転動作前の状態から、制御部13からアクチュエータ出力ポート15を介して、シート7のアクチュエータ71に回転動作を行わせる出力が行われると、助手席のシート7がシートの座部7aを車両の側方の外側へ向かって所定角度回転する。
まず、アクチュエータ71が回転動作を行うよう駆動されると、伝達機構部74により、駆動がリフト機構部75へ伝達される。詳細には、ギアプレート741がアクチュエータ71との歯面による駆動伝達で回転すると、その回転で、連結部742が、車両前方側へ移動させられる。連結部742は、この動きにより、リフト機構部75のアーム部752を回転させる。アーム部752は、軸ロッド751を軸に回転して、ロッド753を振り上げる動きを行う。
これによりリフト機構部75は水平回転機構部76を持ち上げる。詳細には、振り上げたロッド753を貫通させた受部761、受部761に固定した接続部762が持ち上げられる。
そして、アッパフレーム73の車両後方側が持ち上げられると、可動機構部77とのリンクの動きによりシート7の座部7aが回転する。詳細には、アッパフレーム73の車両後方側が持ち上げられると、これに伴って、アッパフレーム73の前端部分は、車両後方側へ移動する。すると、可動機構部77では、折り畳むように傾斜した状態の連結アーム771が前後方向に長くなるように傾斜状態を変更する動きを行う。なお、アッパフレーム73の傾斜に合わせて、可動機構部77の傾動部772が傾動するため、連結アーム771はスムーズに傾斜状態を変更する。
この実施例1におけるシートの回転動作は、約10度以下の回転が、座部7aの後方を軸にすることにより、座部7aの前部の一部を図7に示す車体開口B1(車体周縁B2で囲まれたドア用の開口部分)からはみ出させる。また、これに併せた動作として、座部7aの後部がリフトし、傾斜することにより、大きな角度を回転させることなく、乗り降りの容易なシート状態を実現する。これにより、座部7aの回転に伴い背部7bの動きのためのスペース確保を容易にしている点も有利である。
例えば、福祉車両のように、一般の車両に対して、特別な機能を付加した車両を製造する場合、コストや製造期間のために、既存の車両を基準車として、改良を加える方式が用いられることがある。
その際には、基準車で確保されている性能や信頼性への影響を抑制して機能を付加することが望ましい。
実施例1における基準車では、図1に示すように、シフトロックソレノイド41、ディテントスイッチ42と直列してストップランプスイッチ2を設ける構成にしている。これは、AT車やCVT車においては、シフトロックを解除する条件に簡素な構成で対応させているためである。シフトロックを解除すると、車両が動き出す可能性が生じる。そのため、シフトロックはPレンジ位置でロックされ、解除するには、フットブレーキを作動させていることが条件となる。また、Pレンジ位置であることを確認してシフトロック及びその解除を行うようインヒビタスイッチとは別に、Pレンジ位置を検出するディテントスイッチ42を設けている。
このような基準車に対して、実施例1では、ドアが開いたことを検出してシートを回転させる機能を付加する。そして、車両が移動しない状態で行なわせるためにPレンジ位置であることを検出する。
基準車のCVTシステムでは、CVTコントローラ21、セレクトレバー22、CVTユニット23、インヒビタスイッチ24、メーター25、IGN電源26、バッテリ電源27、ディテントスイッチ42を備えている。
シート7の回転動作を行うために、Pレンジ位置を基準車から検出するには、インヒビタスイッチ24による検出結果を入力して判断することも考えられる。
図9はIGN電源のオンオフにおけるインヒビタスイッチの出力状態を示すタイムチャートである。
インヒビタスイッチ24は、図8に示すように、IGN電源26の下流であり、バッテリ電源27の下流ではない。そのため、IGN電源がオンの場合には、図9(a)に示すようにPレンジ位置を検出できるが、IGN電源がオフの場合には、図9(b)に示すようにPレンジ位置を検出できないことになる。
例えば助手席のシートを回転させる場合には、運転者の操作によってIGN電源のオンオフ状態が変化するため、Pレンジ位置がどうかの判断ができず、シート7を回転させる機能を発揮できないことが生じ好ましくない。
この変更は、パワー系の回路変更になるため、信号信頼性への影響はないが、インヒビタスイッチ24は、図8に線Cで区分けして示すように、エンジンルーム内に配置され、これに対して、シート7及びシートコントロールユニット1は車室内であるため、信号線の配策が距離や作業性から困難である。
これに対して、実施例1では、パワー系のみの回路変更を車室内のみで行って、IGN電源の状態に関わらず、Pレンジ位置の状態であることを検出する点が有利である。
しかしながら、シフト位置信号はCAN通信であり、読み取るには専用のハードウェアが必要となる。さらに、CAN通信へのハードウェアの追加は微弱信号系統への回路追加となるため、基準車内通信の信頼性へ影響を与えないことが求められ、コストや改良期間等から困難となる。
これに対して、実施例1では、パワー系のみの回路変更であるので、信号信頼性への影響なく、Pレンジ位置を検出する点が有利である。
その際には、独立したバッテリ電源の系統として、センサを別途、セレクトレバー部分に追加することになる。
しかしながら、このスイッチやセンサの追加のスペースの確保は、基準車で考慮されていないため困難であり、コストからも困難となる。
これに対して、実施例1では、シフト位置を検出するためのスイッチを追加することなく、車室内のデザインやスペースに影響を与えることなく、コストを抑制して、Pレンジ位置を検出する点が有利である。
しかしながら、ディテントスイッチ42の状態を検出しているCVT制御装置4は、CVTユニット23と同様にIGN電源下であるため、IGN電源オフの状態では検出できない。
これに対して、実施例1では、パワー系のみの回路変更を車室内のみで行って、IGN電源の状態に関わらず、Pレンジ位置の状態であることを検出する点が有利である。
実施例1のシフト位置検出装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
構成を説明する。
図10は実施例2のシフト位置検出装置を用いたシート回転動作システムの構成を示す説明図である。
実施例2では、シートの回転操作スイッチ61を車両に設け、シートコントロールユニット1に回転操作スイッチ61のスイッチ状態を入力する回転操作スイッチ検出ポート16を設ける。そして、制御部13は、回転操作スイッチ61のスイッチ状態をトリガとして、Pレンジ位置かどうかの検出を行い、シートの回転動作を制御する。
その他構成は、実施例1と同様であるので説明を省略する。
[シフト位置検出処理]
図11に示すのは、シートコントロールユニット1の制御部13で実行するシフト位置検出処理の流れを示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。なお、図3のフローチャートと同様の処理については、同じ符号を付し、説明を省略する。
実施例2では、シート7に回転動作をさせる際に、車両に設けた回転操作スイッチ61へ入力する。すると、Pレンジ位置であることを制御部13がディテントスイッチ検出ポート12の入力によって確認し、シート7に回転動作を行わせる。
このように車両に設けた回転操作スイッチ61への入力をトリガとして、Pレンジ位置かどうかを確認し、シートの回転動作を行うようにしてもよい。
(5)上記(1)〜(3)のシフト位置検出装置と、シート7の回転動作の操作入力を検出する回転操作スイッチ61と、車両のシート7を回転動作させるアクチュエータ71、ロアフレーム72、アッパフレーム73、伝達機構部74、リフト機構部75、水平回転機構部76、可動機構部77と、回転操作スイッチ61からの検出結果によりシート7の回転動作の操作入力を検出すると、シフト位置検出装置でPレンジ位置であることを検出し、Pレンジ位置の場合に、上記アクチュエータ71〜可動機構部77によりシート7を回転させるシートコントロールユニット1を備えたため、パワー系のみの回路変更を車室内のみで行って、IGN電源の状態に関わらず、Pレンジ位置の状態であることを検出でき、回転操作スイッチ61への操作入力があるとシート7を回転動作させ、乗り降りが容易な状態を、車両が移動しない状態であることを確認しつつ提供することができる。
その他作用効果は実施例1と同様であるので説明を省略する。
構成を説明する。
図12は実施例3のシフト位置検出装置を用いたリフト動作システムの構成を示す説明図である。
実施例3では、リフト動作を行うリフタ78を基準車に改良付加し、リフタ78の制御を行うリフトコントロールユニット17を設ける。
さらに、リフト動作の操作入力を行う操作スイッチ62を設け、リフトコントロールユニット17には、ディテントスイッチ検出ポート12、制御部13、シフトロックリレー出力ポート14、アクチュエータ出力ポート15に加えて、操作スイッチ検出ポート18を設ける。
操作スイッチ検出ポート18は、操作スイッチ62からの情報を入力するポートであり、操作スイッチ62のオンオフの検出結果を制御部13へ出力する。
リフタ78は、車両に車いすを収容する際に、降下動作を行い、その後に車いすを持ち上げる上昇動作を行う装置である。リフタ78は、降下動作と上昇動作を行うためのアクチュエータ781を備えている。
その他構成は、実施例1と同様であるので説明を省略する。
[シフト位置検出処理]
図13に示すのは、リフトコントロールユニット17の制御部13で実行するシフト位置検出処理の流れを示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。なお、図3のフローチャートと同様の処理については、同じ符号を付し、説明を省略する。
実施例3では、リフタ78の降下動作をさせる際に、車両に設けた操作スイッチ62へ入力する。すると、Pレンジ位置であることを制御部13がディテントスイッチ検出ポート12の入力によって確認し、リフタ78の降下動作を行わせる。
車いすを車両に収容させる場合も、車両が移動しない状態で行うことが望ましい。実施例3では、リフタ78を降下させる際に、Pレンジ位置である場合のみ、降下される。このようにシフト位置検出装置は、車両に搭載されるリフタ78に用いるようにしてもよい。
(6)上記(1)〜(3)のシフト位置検出装置と、リフト動作の操作入力を検出する操作スイッチ62と、車両に車いすを収容するために設けられ、降下動作、上昇動作を行うリフタ78と、操作スイッチ62からの検出結果によりリフト動作の操作入力を検出すると、シフト位置検出装置でPレンジ位置であることを検出し、Pレンジ位置の場合に、リフタ78による降下動作を行わせるリフトコントロールユニット17を備えたため、パワー系のみの回路変更を車室内のみで行って、IGN電源の状態に関わらず、Pレンジ位置の状態であることを検出でき、操作スイッチ62への操作入力があるとリフタ78の降下動作をさせ、車いすを車両に収容するためのリフタ78の動作を、車両が移動しない状態であることを確認しつつ提供することができる。
その他作用効果は実施例1と同様であるので説明を省略する。
構成を説明する。
図14は実施例4のシフト位置検出装置を用いたスロープ動作システムの構成を示す説明図である。
実施例4では、スロープ動作を行うスロープ装置79を基準車に改良付加し、スロープ装置79の制御を行うスロープコントロールユニット19を設ける。
さらに、スロープ動作の操作入力を行う操作スイッチ63を設け、スロープコントロールユニット19には、ディテントスイッチ検出ポート12、制御部13、シフトロックリレー出力ポート14、アクチュエータ出力ポート15に加えて、操作スイッチ検出ポート20を設ける。
操作スイッチ検出ポート20は、操作スイッチ63からの情報を入力するポートであり、操作スイッチ63のオンオフの検出結果を制御部13へ出力する。
スロープ装置79は、車両に車いすを収容する際に、車いすが容易に車内へ移動できるように、車内床面と車外の地面を緩やかな傾斜で接続するスロープを展開させる装置である。スロープ装置79は、スロープの展開動作を行うためのアクチュエータ791を備えている。
その他構成は、実施例1と同様であるので説明を省略する。
[シフト位置検出処理]
図15に示すのは、スロープコントロールユニット19の制御部13で実行するシフト位置検出処理の流れを示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。なお、図3のフローチャートと同様の処理については、同じ符号を付し、説明を省略する。
実施例4では、スロープ装置79のスロープ展開動作を行わせる際に、車両に設けた操作スイッチ63へ入力する。すると、Pレンジ位置であることを制御部13がディテントスイッチ検出ポート12の入力によって確認し、スロープ装置79に展開動作を行わせる。
スロープ装置79でスロープを展開させ、スロープ上を通過させて、車いすを車両に収容させる場合も、車両が移動しない状態で行うことが望ましい。実施例4では、スロープ装置79でスロープを展開させる際に、Pレンジ位置である場合のみ、スロープが展開される。このようにシフト位置検出装置は、車両に搭載されるスロープ装置79に用いるようにしてもよい。
(7)上記(1)〜(3)のシフト位置検出装置と、スロープの展開動作の操作入力を検出する操作スイッチ63と、車両に車いすを収容するために設けられ、スロープの展開動作を行うスロープ装置79と、操作スイッチ63からの検出結果によりスロープの展開動作の操作入力を検出すると、シフト位置検出装置でPレンジ位置であることを検出し、Pレンジ位置の場合に、スロープ装置79によるスロープの展開動作を行わせるスロープコントロールユニット19を備えたため、パワー系のみの回路変更を車室内のみで行って、IGN電源の状態に関わらず、Pレンジ位置の状態であることを検出でき、操作スイッチ62への操作入力があるとスロープ装置79でスロープの展開動作をさせ、車いすを車両に収容するためのスロープの展開状態を、車両が移動しない状態であることを確認しつつ提供することができる。
その他作用効果は実施例1と同様であるので説明を省略する。
例えば、実施例1〜実施例4では、シート回転装置、リフト装置、スロープ装置を示したが、基準車に付加させる他の装置であってもよい。
11 ドアスイッチ検出ポート
12 ディテントスイッチ検出ポート
13 制御部
14 シフトロックリレー出力ポート
15 アクチュエータ出力ポート
16 回転操作スイッチ検出ポート
2 ストップランプスイッチ
3 整流素子
4 CVT制御装置
41 シフトロックソレノイド
42 ディテントスイッチ
5 シフトロックリレー
6 ドアスイッチ
7 シート
7a 座部
7b 背部
71 アクチュエータ
72 ロアフレーム
73 アッパフレーム
74 伝達機構部
741 ギアプレート
742 連結部
75 リフト機構部
751 軸ロッド
752 アーム部
753 ロッド
76 水平回転機構部
761 受部
762 接続部
763 回転軸
77 可動機構部
771 連結アーム
772 傾動部
8 ディテントスイッチ検出ライン
81 接続点
17 リフトコントロールユニット
18 操作スイッチ検出ポート
19 スロープコントロールユニット
20 操作スイッチ検出ポート
21 CVTコントローラ
22 セレクトレバー
23 CVTユニット
24 インヒビタスイッチ
25 メーター
26 IGN電源
27 バッテリ電源
61 回転操作スイッチ
62 操作スイッチ
63 操作スイッチ
78 リフト装置
781 アクチュエータ
79 スロープ装置
791 アクチュエータ
Claims (7)
- 車両のシフト位置が、Pレンジ位置であることを検出するシフト位置検出装置であって、
Pレンジ位置になると、上流の供給電源から下流のグランドへの通電状態を切り替えるディテントスイッチと、
前記供給電源と前記ディテントスイッチとの電気的な接続を、接続状態と切り離し状態に切り替える切替手段と、
前記ディテントスイッチと前記切替手段との間の電位を検出する電位検出手段と、
前記切替手段の切り替えを制御し、且つ前記切替手段を切り離し状態にした際の前記電位検出手段の検出電位に基づいて、Pレンジ位置かどうかを判断する制御手段と、
を備えたことを特徴とするシフト位置検出装置。 - 請求項1に記載のシフト位置検出装置において、
ストップランプの点灯、非点灯を切り替えるストップランプスイッチと、セレクトレバーの操作をPレンジ位置でロックする動作を行うシフトロックソレノイドと、前記ディテントスイッチと、を供給電源からグランド間に直列に配置し、
前記切替手段は、前記ディテントスイッチと前記ストップランプスイッチ、及び前記シフトロックソレノイドと供給電源との電気的な接続状態を切り替え、
前記電位検出手段は、前記ディテントスイッチの上流の電位を検出する構成にしたことを特徴とするシフト位置検出装置。 - 請求項2に記載のシフト位置検出装置において、
供給電源側からグランド側へ向かって、前記ストップランプスイッチ、前記シフトロックソレノイド、前記ディテントスイッチに配置し、
前記電位検出手段は、前記ストップランプスイッチと前記シフトロックソレノイドの間の電位を検出する構成にした、
ことを特徴とするシフト位置検出装置。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のシフト位置検出装置と、
車両のドアの開閉状態を検出するドア開閉検出手段と、
車両のシートを回転動作させる回転動作手段と、
前記ドア開閉検出手段からの検出結果によりドアの開状態を検出すると、前記シフト位置検出装置でPレンジ位置であることを検出し、Pレンジ位置の場合に、前記回転動作手段により前記シートを回転させるシート制御手段と、
を備えた、
ことを特徴とするシート回転装置。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のシフト位置検出装置と、
操作入力を検出する操作入力検出手段と、
車両のシートを回転動作させる回転動作手段と、
前記操作入力検出手段からの検出結果により操作入力を検出すると、前記シフト位置検出装置でPレンジ位置であることを検出し、Pレンジ位置の場合に、前記回転動作手段により前記シートを回転させるシート制御手段と、
を備えた、
ことを特徴とするシート回転装置。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のシフト位置検出装置と、
操作入力を検出する操作入力検出手段と、
車両に車いすを収容するために設けられ、降下動作、上昇動作を行う昇降手段と、
前記操作入力検出手段からの検出結果により操作入力を検出すると、前記シフト位置検出装置でPレンジ位置であることを検出し、Pレンジ位置の場合に、前記昇降手段による降下動作を行わせるリフト制御手段と、
を備えた、
ことを特徴とするリフト装置。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のシフト位置検出装置と、
操作入力を検出する操作入力手段と、
車両に車いすを収容するために設けられ、スロープの展開動作を行うスロープ手段と、
前記操作入力検出手段からの検出結果により操作入力を検出すると、前記シフト位置検出装置でPレンジ位置であることを検出し、Pレンジ位置の場合に、前記スロープ手段によるスロープの展開動作を行わせるスロープ制御手段と、
を備えた、
ことを特徴とするスロープ装置。
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JP2009058957A JP5213766B2 (ja) | 2009-03-12 | 2009-03-12 | シフト位置検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009058957A JP5213766B2 (ja) | 2009-03-12 | 2009-03-12 | シフト位置検出装置 |
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