JP5212197B2 - ロータリダンパ - Google Patents

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Description

本発明は、粘性流体を収容する収容体の内部に回転体を回転自在に収容して、粘性流体により収容体に対する回転体の相対的な回転に対して制動を与えるロータリダンパに関する。
隙間を通過する粘性流体により、回転体の一方の回転に対しては大きな制動を与える一方、回転体の他方の回転に対しては小さな制動を与えるようにしたこの種の一方向ロータリダンパは、特許文献1等によって知られている。
特開2005−188636号公報 特開平9−42350号公報 特開平9−329173号公報 特開平8−109940号公報 特開平8−296687号公報
ところで、斯かるロータリダンパでは、粘性流体の粘度が温度によって変化するために、高温下の使用では制動が低下する一方、低温下の使用では制動が増大することとなり、高温でも低温でも変化のない制動が要求される機器、例えば背もたれ部が折り畳み自在にされた自動車用等の車両シートへのこの種ロータリダンパの使用は適さないことになる。
本発明は、前記諸点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、発生する制動に温度依存性がなく、高温でも低温でも変化のない制動を得ることができ、自動車用等の車両シートへの使用に好適なロータリダンパを提供することにある。
本発明によるロータリダンパは、円筒状の内周面を有した収容体と、この収容体の円筒状の内周面と当該内周面に同心の円筒状の外周面との間で温度上昇に伴って粘度が低下する粘性流体を収容する空間を形成するように収容体の内部に収容体に対して相対的に回転自在に配された回転体と、収容体に対する回転体の一方の方向の相対的回転では、粘性流体に大きな流動抵抗を、収容体に対する回転体の一方の方向の相対的回転に対して反対方向である他方の方向の相対的回転では、当該流動抵抗よりも小さな流動抵抗を夫々生じさせるべく、収容体の円筒状の内周面と回転体の円筒状の外周面との間の粘性流体を収容する空間に配されたベーン手段とを具備しており、ベーン手段は、収容体の円筒状の内周面と回転体の円筒状の外周面との間の粘性流体を収容する空間を二室に区画する一対の弾性ベーンと、この一対の弾性ベーンにより区画された二室のうちの少なくとも一方の室を更に二室に区画する他の弾性ベーンとを有しており、一対の弾性ベーンの夫々は、一端部では回転体の外周面に連接すると共に収容体に対する回転体の一方の方向の相対的回転と反対方向に向かって凸となった湾曲状の凸面と、この凸面に対応して一端部では回転体の外周面に連接すると共に凸面に沿って延びている湾曲状の凹面とを具備しており、凸面は、その他端部側で、収容体に対する回転体の相対的回転の回転方向において対峙した一対の楔空間を収容体の内周面との間で形成する円弧状凸面となっており、この円弧状凸面は、収容体に対する回転体の相対的回転の回転方向において当該円弧状凸面を間にして隣接する二室のうちの一方の室に連通する一方の楔空間の径方向の幅が収容体に対する回転体の相対的回転の回転方向において当該円弧状凸面を間にして隣接する二室のうちの他方の室に連通する他方の楔空間に向かうに連れて徐々に狭くなるように、当該一方の楔空間の径方向の幅を決定していると共に収容体に対する回転体の相対的回転の回転方向において当該円弧状凸面を間にして隣接する二室のうちの他方の室に連通する他方の楔空間の径方向の幅が収容体に対する回転体の相対的回転の回転方向において当該円弧状凸面を間にして隣接する二室のうちの一方の室に連通する一方の楔空間に向かうに連れて徐々に狭くなるように、当該他方の楔空間の径方向の幅を決定しており、一対の楔空間を通過する粘性流体は、一対の弾性ベーンの夫々を弾性的に撓ませてその粘度によって一対の楔空間の径方向の幅を決定するようになっている。
本発明によるロータリダンパによれば、一対の弾性ベーンの夫々により分割されていると共に収容体に対する回転体の相対的回転の回転方向において隣接する二室において、収容体に対する回転体の一方の方向の相対的回転と逆の他方の方向の相対回転側に位置した一方の室を拡大すると共に収容体に対する回転体の一方の方向の相対的回転側の他方の室を縮小するように収容体に対して回転体が回転される場合には、一対の弾性ベーンの夫々の凹面に粘性流体の圧力が付与されるために、一対の弾性ベーンの夫々の他端側が収容体の内周面に近づいて一対の楔空間を縮小するように一対の弾性ベーンの夫々が弾性変形される結果、粘性流体は縮小された一対の楔空間を通って他方の室から一方の室に流れて、この縮小された一対の楔空間を通過する粘性流体による大きな制動が回転体の回転に与えられる一方、一方の室を縮小すると共に他方の室を拡大するように収容体に対して回転体が回転される場合には、一対の弾性ベーンの夫々の湾曲状の凸面に粘性流体の圧力が付与されるために、一対の弾性ベーンの夫々の他端側が収容体の内周面から離れて一対の楔空間を広げるように一対の弾性ベーンの夫々が弾性変形される結果、粘性流体は広げられた一対の楔空間を通って他方の室から一方の他方の室に流れて、この広げられた一対の楔空間を通過する粘性流体による小さな制動が回転体の回転に与えられて、一方向ダンパとして動作するようになっている。
そして、本発明によるロータリダンパによれば、温度上昇に伴って粘度が低下する粘性流体が回転体の回転において一対の楔空間を通過するために、例えば、低温下で常温(20℃)時よりも粘度が増加した粘性流体が一対の楔空間を通過する場合には、一対の楔空間での粘性流体の圧力増大により一対の弾性ベーンの夫々の他端側が収容体の内周面から離れるように一対の弾性ベーンの夫々が弾性変形されて一対の楔空間が広げられる結果、粘性流体自体の粘度増加と一対の楔空間の拡大による流体流通抵抗の低下とにより、低温にも拘らず常温時の制動を維持できる一方、高温下で常温時よりも粘度が低下した粘性流体が一対の楔空間を通過する場合には、一対の楔空間での粘性流体の圧力減少により一対の弾性ベーンの夫々の他端側が収容体の内周面に近づくように一対の弾性ベーンの夫々が弾性変形されて一対の楔空間が狭められる結果、粘性流体自体の粘度低下と一対の楔空間の縮小による流体流通抵抗の増大とにより、高温にも拘らず常温時の制動を維持できるようになり、而して、発生する制動に温度依存性がなく、高温でも低温でも変化のない制動を得ることができる。
好ましい例では、凹面は、凸面の一端から他端にかけて徐々に当該凸面に近づくように凸面に沿って延びており、円弧状凸面は、収容体の内周面の曲率半径よりも小さな曲率半径を有している。
本発明によるロータリダンパの好ましい例では、他の弾性ベーンは、収容体の内周面に一体的に形成された基部と、この基部に一体的に形成されていると共に回転体の外周面に対面した円弧状面を有した弾性的に可撓性の舌部とを有している。
斯かる他の弾性ベーンの夫々においても、舌部は、収容体に対する回転体の相対的回転の回転方向において対峙した一対の楔空間を回転体の外周面との間で形成する円弧状凹面を有していてもよく、この円弧状凹面は、収容体に対する回転体の相対的回転の回転方向において当該円弧状凹面を間にして隣接する二室のうちの一方の室に連通する一方の楔空間の径方向の幅が当該隣接する二室のうちの他方の室に連通する他方の楔空間に向かうに連れて徐々に狭くなるように、当該一方の楔空間の径方向の幅を決定していると共に隣接する二室のうちの他方の室に連通する他方の楔空間の径方向の幅が当該隣接する二室のうちの一方の室に連通する一方の楔空間に向かうに連れて徐々に狭くなるように、当該他方の楔空間の径方向の幅を決定しており、一対の楔空間を通過する粘性流体は、他の弾性ベーンの夫々を弾性的に撓ませてその粘度によって一対の楔空間の径方向の幅を決定するようになっていてもよい。
本発明に係る粘性流体としては、シリコーンオイルを好ましい例として挙げることができるが、その他の粘性流体であってもよく、また、収容体は、金属製であってもよいが、軽量化、費用の削減等の理由により硬質の合成樹脂製であってもよく、回転体もまた、金属製であってもよいが、軽量化、費用の削減等の理由により硬質の合成樹脂製であってもよく、一対の弾性ベーンは、回転体とは別体にして回転体に溶接、嵌着、接着等により固着してもよいが、好ましくは回転体と一体形成されており、回転体と一対の弾性ベーンとが一体形成される場合には、回転体は、一対の弾性ベーンの夫々に適度な弾性が付与される合成樹脂素材が用いられるのが好ましく、また、他の弾性ベーンも、収容体とは別体にして収容体に溶接、嵌着、接着等により固着してもよいが、好ましくは収容体と一体形成されており、収容体と他の弾性ベーンとが一体形成される場合には、収容体は、他の弾性ベーンの夫々に適度な弾性が付与される合成樹脂素材が用いられるのが好ましい。
本発明によれば、発生する制動に温度依存性がなく、高温でも低温でも変化のない制動を得ることができ、自動車用等の車両シートへの使用に好適なロータリダンパを提供することができる。
本発明の好ましい一例の図2のI−I線矢視断面説明図である。 図1に示す例の図4のII−II線矢視断面説明図である。 図1に示す例の図4のIII−III線矢視断面説明図である。 図1に示す例の正面図である。 図1に示す例の背面図である。 図1に示す例の斜視図である。 図1に示す例の一部拡大説明図である。 図1に示す例に回転軸を装着した説明図である。 図8に示す回転軸の斜視図である。 図1に示す例を車両シートに装着した例の説明図である。 図1に示す例の動作説明図である。 図1に示す例の動作説明図である。
次に本発明の実施の形態を、図に示す好ましい例に基づいて更に詳細に説明する。なお、本発明はこれら例に何等限定されないのである。
図1から図7において、本例のロータリダンパ1は、円筒状の内周面2を有した合成樹脂製の収容体3と、内周面2と当該内周面2に軸心Oに関して同心の円筒状の外周面4との間でシリコーンオイル等からなって温度上昇に伴って粘度が低下する粘性流体5を収容する空間6を形成するように収容体3の内部に収容体3に対して軸心Oを中心として相対的にR1及びR2方向に回転自在に配されている合成樹脂製の回転体7と、収容体3に対する回転体7の一方の方向の相対的回転、本例では収容体3に対する回転体7のR1方向の回転では、粘性流体5に大きな流動抵抗を、収容体3に対する回転体7の一方の方向の相対的回転に対して反対方向の他方の方向の相対的回転では、本例では収容体3に対する回転体7のR2方向の回転では、当該流動抵抗よりも小さな流動抵抗を夫々生じさせるべく、空間6に配されたベーン手段8とを具備している。
収容体3は、円筒状の内周面2を有している筒部15と、筒部15の軸心方向であるA方向の一方の環状の端部16に径方向内方に向かって一体的に形成されていると共に貫通孔17を規定した内周面18を有した鍔部19と、筒部15のA方向の他方の環状の端部20に複数のねじ21により固着された蓋体22とを具備している。
鍔部19は、A方向の一方の側面25で空間6のA方向の一方を規定しており、蓋体22は、中央に貫通孔26を、両端部に貫通孔27及び28を夫々有していると共にA方向の一方の側面29で空間6のA方向の他方を規定した楕円形の板状部30と、板状部30の一方の側面29に一体的に形成された円筒状の突起31とを有している。
中空の回転体7は、軸方向Aの円環状の端部32及び33で収容体3の鍔部19の内周面18と貫通孔26を規定している板状部30の内周面34とにR1及びR2方向に回転自在となるように支持されており、回転体7の中空部35を規定する内周面36は、凹凸(セレーション)37を有している。
鍔部19の内周面18と回転体7の軸方向Aの端部32との間、筒部15の端部20と端部20に嵌合された突起31との間との間及び板状部30の内周面34と回転体7の軸方向Aの端部33との間の夫々には、空間6から収容体3外部への粘性流体5の漏出を防止するシールリング38が配されている。
ベーン手段8は、収容体3の円筒状の内周面2と内周面2に同心の回転体7の円筒状の外周面4との間の粘性流体5を収容する収容体3の内部の円環状の空間6を二室41及び42に区画する一対の弾性ベーン43及び44と、一対の弾性ベーン43及び44により区画された二室41及び42のうちのすくなくとも一方の室、本例では二室41及び42の夫々を更に二室45及び46並びに47及び48に区画する他の弾性ベーンとしての一対の弾性ベーン49及び50とを有している。
弾性ベーン43及び44並びに49及び50において、弾性ベーン43と弾性ベーン44と、そして、弾性ベーン49と弾性ベーン50とは、軸心Oに関して対称の形状をもって互いに同様に形成されているので、以下、弾性ベーン43及び弾性ベーン49を詳細に説明し、弾性ベーン44及び弾性ベーン50については、弾性ベーン43及び弾性ベーン49の符号と同一の符号をもって説明、図示する。
室46と室47とを区画する弾性ベーン43は、一端部では回転体7の外周面4に連接すると共に収容体3に対する回転体7のR2方向に向かって凸となった湾曲状の凸面61と、凸面61に対応して一端部では回転体7の外周面4に連接すると共に凸面61の一端部から他端部にかけて徐々に当該凸面61に近づくように凸面61に沿って延びて凸面61の終端と共に終端している湾曲状の凹面62とを具備している。
凸面61は、その他端部側で、収容体3に対する回転体7の相対的回転の回転方向RでもあるR1及びR2方向において対峙した一対の楔空間63及び64を筒部15の内周面2との間で形成すると共に内周面2の曲率半径よりも小さな曲率半径を有している円弧状凸面65となっており、円弧状凸面65は、室46に連通する一方の楔空間63の径方向であるB方向の幅が回転方向Rにおいて他方の楔空間64に向かうに連れて徐々に狭くなるように、当該一方の楔空間63の径方向の幅を決定していると共に室47に連通する他方の楔空間64のB方向の幅が回転方向Rにおいて一方の楔空間63に向かうに連れて徐々に狭くなるように、当該他方の楔空間64のB方向の幅を決定しており、一対の楔空間63及び64を通過する粘性流体5は、弾性ベーン43を弾性的に撓ませてその粘度によって一対の楔空間63及び64のB方向の幅を決定するようになっている。
以上の凸面61及び凹面62により、弾性ベーン43は、外周面4から内周面2に向かって漸次円周方向RでもあるR1及びR2方向の厚みが減少して、円弧状に形成されて回転体7に連接された基部67から円弧状凸面65を有するその自由端部66に至るまで徐々に薄くなるように形成されている。
一対の楔空間63及び64を通過する粘性流体5は、収容体3に対する回転体7のR1方向の回転において他方の室47から一方の室46に狭められた一対の楔空間64及び63を通って流れて当該狭められた一対の楔空間64及び63によって規定されると共に当該R1方向の回転に対して抗する大きな流動抵抗を発生するようになっている一方、収容体3に対する回転体7のR2方向の回転において一方の室46から他方の室47に広げられた一対の楔空間63及び64を通って流れて当該広げられた一対の楔空間63及び64によって規定されると共に当該R2方向の回転に対して抗する小さな流動抵抗を発生するようになっている。
室45と室48とを区画する弾性ベーン44も弾性ベーン43と同様に形成されており、弾性ベーン44における一対の楔空間63及び64を通過する粘性流体5も、弾性ベーン44を弾性的に撓ませてその粘度によって一対の楔空間63及び64のB方向の幅を決定するようになっており、而して、弾性ベーン44における一対の楔空間63及び64を通過する粘性流体5は、収容体3に対する回転体7のR1方向の回転において他方の室45から一方の室48に狭められた一対の楔空間64及び63を通って流れて当該狭められた一対の楔空間64及び63によって規定されると共に当該R1方向の回転に対して抗する大きな流動抵抗を発生するようになっている一方、収容体3に対する回転体7のR2方向の回転において一方の室48から他方の室45に広げられた一対の楔空間63及び64を通って流れて当該広げられた一対の楔空間63及び64によって規定されると共に当該R2方向の回転に対して抗する小さな流動抵抗を発生するようになっている。
室41を弾性ベーン43及び44と協働して回転方向Rにおいて隣接する二室45及び46に区画する弾性ベーン49は、弾性ベーン43の凸面61と相補的な円弧状の凹面71を当該弾性ベーン43の凸面61に回転方向Rにおいて対面して有している一方、断面V若しくはU状の凹面72を弾性ベーン44の凹面62に回転方向Rにおいて対面して有している基部73と、基部73に一体的に形成されていると共に円弧状面74で回転体7の外周面4に対面した弾性的に可撓性の舌部75とを有しており、回転体7の外周面4と外周面4の曲率半径よりも大きな曲率半径を有した舌部75の円弧状面74との間には、一対の楔空間63及び64と同様の楔空間が形成されるようになっており、舌部75の円弧状面74において一対の楔空間63及び64と同様の楔空間を形成する弾性ベーン49は、弾性ベーン43と同様に、収容体3に対する回転体7のR1方向の相対的回転では、当該一対の楔空間を介する室45から室46への粘性流体5の流動に大きな抵抗をもって許容する一方、収容体3に対する回転体7のR2方向の相対的回転では、室46から室45への粘性流体5の流動に小さな抵抗をもって許容するようになっている。
室42を弾性ベーン43及び44と協働して回転方向Rにおいて隣接する二室47及び48に区画する弾性ベーン50も、弾性ベーン49と同様に形成されており、回転体7の外周面4と舌部75の円弧状面74との間に一対の楔空間を形成する弾性ベーン50は、弾性ベーン49と同様に、R1方向の収容体3に対する回転体7の相対的回転では、当該一対の楔空間を介する室47から室48への粘性流体5の流動に大きな抵抗をもって許容する一方、R2方向の収容体3に対する回転体7の相対的回転では、室48から室47への粘性流体5の流動に小さな抵抗をもって許容するようになっている。
弾性ベーン43及び44のA方向の一方の端面は、鍔部19の側面25にR1及びR2方向に滑り移動自在に密に接触しており、弾性ベーン43及び44のA方向の他の端面も、板状部30の側面29にR1及びR2方向に滑り移動自在に密に接触しており、基部73が筒部15の内周面2に一体的に形成された弾性ベーン49及び50の部位は、A方向の一方の端面で鍔部19の側面25に一体的に一体的に形成されており、基部73が突起31の内周面に一体的に形成された弾性ベーン49及び50の部位は、A方向の一方の端面81で、基部73が筒部15の内周面2に一体的に形成された弾性ベーン49及び50の部位のA方向の他方の端面82にぴったりと液密に接触しており、A方向の他方の端面で板状部30の側面29に一体的に形成されている。
以上のロータリダンパ1は、例えば、図8から図10に示すように、自動車の車体85に固定して取付けられた座部86と座部86に軸心Oを中心としたR1及びR2方向に回転自在に連結されて取付けられた背もたれ部87とを具備している車両用シート88における背もたれ部87の座部86のR1及びR2方向の回転に対する制動機構として用いられる。この場合のロータリダンパ1は、貫通孔27及び28に挿通されたねじ91を介して蓋体22の板状部30が、延いては収容体3が座部86及び背もたれ部87のうちの一方、本例では座部86に固着される一方、回転体7の中空部35に一端部92が挿入された回転軸93を介して回転体7が座部86及び背もたれ部87のうちの他方、本例では背もたれ部87に連結されて、用いられる。他端が背もたれ部87に固着された回転軸93は、一端部92に設けられた凹凸(セレーション)94が回転体7の凹凸37に嵌合して回転体7に連結されており、而して、回転軸93を介して、より詳細には、凹凸37及び凹凸37に嵌合する回転軸93の凹凸94を介して背もたれ部87に連結されている回転体7は、回転軸93のR1及びR2方向の回転、延いては背もたれ部87のR1及びR2方向の回転で同方向に回転されるようになっており、こうして、回転体7は、背もたれ部87に連結、固定されている。
自動車の車体85に取付けられた座部86と座部86に回転自在に連結された背もたれ部87とを具備している車両用シート88においては、背もたれ部87は、前後方向に対して直交する鉛直面95に対して所定角度α、例えばα=25°だけ後方に傾いた初期回転位置P0から鉛直面95に対して所定角度β、例えばβ=90°だけ前方に傾いた折畳み回転位置P1まで軸心Oを中心としてR1及びR2方向に回転自在に座部86に連結されており、初期回転位置P0では、図示しないロック解除自在なロック機構によりR1方向及びR2方向の回転を禁止されるようになっており、ロック機構のロック解除で、初期回転位置P0から折畳み回転位置P1までは、弾性ベーン43及び44並びに49及び50による一対の楔空間63及び64を含む各一対の楔空間を通過する比較的大きな粘性流体5の流動抵抗に抗してR1方向に回転されるようになっており、折畳み回転位置P1から初期回転位置P0までは、楔空間63及び64を含む各一対の楔空間を通過する比較的小さな粘性流体5の流動抵抗に抗して手動回転によりR2方向に回転されるようになっている。
斯かる一方向ロータリダンパとして機能する以上のロータリダンパ1では、図11に示す回転体7の回転位置(初期回転位置P0に相当)で、ロック機構のロック解除で背もたれ部87がR1方向に回転されて、室45及び47を縮小する一方、室46及び48を拡大するように収容体3に対して回転体7がR1方向に回転される際には、弾性ベーン43及び44の凹面62及び弾性ベーン49及び50の凹面72に粘性流体5の圧力が付与されるために、弾性ベーン43及び44の他端部側である自由端部66側が収容体3の内周面2に、弾性ベーン49及び50の舌部75側が回転体7の外周面4に夫々近づいて一対の楔空間63及び64を含む各一対の楔空間を縮小するように弾性ベーン43及び44並びに弾性ベーン49及び50が弾性変形される結果、粘性流体5は縮小された一対の楔空間63及び64を含む各一対の楔空間を通って室45及び47の夫々から室48及び46の夫々及び室46及び48の夫々に流れて、この縮小された楔空間63及び64を含む各一対の楔空間を通過する粘性流体5の比較的大きな流動抵抗による大きな制動を回転体7のR1方向の回転に与えて背もたれ部87を同方向にゆっくりと折畳み回転位置P1まで回転させる一方、図12に示す回転体7の回転位置(折畳み回転位置P1に相当)で、背もたれ部87が手動によりR2方向に回転されて、室45及び47を拡大する一方、室46及び48を縮小するように収容体3に対して回転体7がR2方向に回転される際には、弾性ベーン43及び44の各湾曲状の凸面61及び弾性ベーン49及び50の凹面71に粘性流体5の圧力が付与されるために、弾性ベーン43及び44の各自由端部66側が収容体3の内周面2から、弾性ベーン49及び50の舌部75が回転体7の外周面4から夫々離れて一対の楔空間63及び64を含む各一対の楔空間を広げるように弾性ベーン43及び44並びに弾性ベーン49及び50が弾性変形される結果、粘性流体5は広げられた一対の楔空間63及び64を含む各一対の楔空間を通って室46及び48の夫々から室47及び45の夫々及び室45及び47の夫々に流れて、この広げられた一対の楔空間63及び64を含む各一対の楔空間通過する粘性流体5の比較的小さな流動抵抗による小さな制動が回転体7のR2方向の回転に与えられるために、背もたれ部87は、小さな手動力により初期回転位置P0まで回転されるようになっている。
斯かるロータリダンパ1によれば、背もたれ部87を初期回転位置P0から折畳み回転位置P1まで回転させる際には、ベーン手段8により粘性流体5に大きな流動抵抗を生じさせることができる結果、背もたれ部87の折畳み回転位置P1に向かう方向の回転に適度の抵抗を与えることができて折畳み回転位置P1での背もたれ部87の激突を避けることができる一方、背もたれ部87を手動により折畳み回転位置P1から初期回転位置P0まで容易に回転させることができる。
また、一方向ダンパとして機能するロータリダンパ1では、温度上昇に伴って粘度が低下する粘性流体5が回転体7のR1及びR2方向の回転において一対の楔空間63及び64を含む各一対の楔空間を通過するようになっているために、例えば、低温下で常温時より粘度が増加した粘性流体5が楔空間63及び64を通過する場合には、楔空間63及び64での粘性流体5の圧力増大により弾性ベーン43の自由端部66側が収容体3の内周面2から常温時よりより離れるように弾性ベーン43が大きく弾性変形されて楔空間63及び64が常温時と比較して大きく広げられる結果、粘性流体5自体の粘度増加による流動抵抗の増大と楔空間63及び64の拡大による流動抵抗の低下とにより、低温にも拘らず常温時の制動を維持できる一方、高温下で常温時より粘度が低下した粘性流体5が楔空間63及び64を通過する場合には、楔空間63及び64での粘性流体の圧力減少により弾性ベーン43の自由端部66側が収容体3の内周面2に常温時より近づくように弾性ベーン43が小さく弾性変形されて楔空間63及び64が狭められる結果、粘性流体5自体の粘度低下による流動抵抗の減少と楔空間63及び64の縮小による流動抵抗の増大とにより、高温にも拘らず常温時の制動を維持できるようになり、而して、発生する制動に温度依存性がなく、高温でも低温でも変化のない制動を得ることができる結果、背もたれ部87を折畳み回転位置P1に確実に回転させることができると共に一定の小さな手動力により背もたれ部87を初期回転位置P0に戻し回転させることができる。
以上のロータリダンパ1のベーン手段8は、二対の弾性ベーン43及び44並び49及び50を有しているが、本発明のロータリダンパは、一対の弾性ベーン43及び44と、弾性ベーン49又は50とを有していてもよく、また、三対以上の弾性ベーンを有していてもよく、更に、ロータリダンパ1では、弾性ベーン49及び50の各舌部75の円弧状面74と回転体7の外周面4との間に一対の楔空間を形成するようになっているが、弾性ベーン49及び50の各舌部75の円弧状面74と回転体7の外周面4とをR1及びR2方向に摺動自在にぴったりと摩擦接触させて一対の楔空間を生じさせないようにしてもよい。
1 ロータリダンパ
2 内周面
3 収容体
4 外周面
5 粘性流体
6 空間
7 回転体
8 ベーン手段
41、42、45、46、47、48 室
43、44、49、50 弾性ベーン

Claims (4)

  1. 円筒状の内周面を有した収容体と、この収容体の円筒状の内周面と当該内周面に同心の円筒状の外周面との間で温度上昇に伴って粘度が低下する粘性流体を収容する空間を形成するように収容体の内部に収容体に対して相対的に回転自在に配された回転体と、収容体に対する回転体の一方の方向の相対的回転では、粘性流体に大きな流動抵抗を、収容体に対する回転体の一方の方向の相対的回転に対して反対方向である他方の方向の相対的回転では、当該流動抵抗よりも小さな流動抵抗を夫々生じさせるべく、収容体の円筒状の内周面と回転体の円筒状の外周面との間の粘性流体を収容する空間に配されたベーン手段とを具備しており、ベーン手段は、収容体の円筒状の内周面と回転体の円筒状の外周面との間の粘性流体を収容する空間を二室に区画する一対の弾性ベーンと、この一対の弾性ベーンにより区画された二室のうちの少なくとも一方の室を更に二室に区画する他の弾性ベーンとを有しており、一対の弾性ベーンの夫々は、一端部では回転体の外周面に連接すると共に収容体に対する回転体の一方の方向の相対的回転と反対方向に向かって凸となった湾曲状の凸面と、この凸面に対応して一端部では回転体の外周面に連接すると共に凸面に沿って延びている湾曲状の凹面とを具備しており、凸面は、その他端部側で、収容体に対する回転体の相対的回転の回転方向において対峙した一対の楔空間を収容体の内周面との間で形成する円弧状凸面となっており、この円弧状凸面は、収容体に対する回転体の相対的回転の回転方向において当該円弧状凸面を間にして隣接する二室のうちの一方の室に連通する一方の楔空間の径方向の幅が収容体に対する回転体の相対的回転の回転方向において当該円弧状凸面を間にして隣接する二室のうちの他方の室に連通する他方の楔空間に向かうに連れて徐々に狭くなるように、当該一方の楔空間の径方向の幅を決定していると共に収容体に対する回転体の相対的回転の回転方向において当該円弧状凸面を間にして隣接する二室のうちの他方の室に連通する他方の楔空間の径方向の幅が収容体に対する回転体の相対的回転の回転方向において当該円弧状凸面を間にして隣接する二室のうちの一方の室に連通する一方の楔空間に向かうに連れて徐々に狭くなるように、当該他方の楔空間の径方向の幅を決定しており、一対の楔空間を通過する粘性流体は、一対の弾性ベーンの夫々を弾性的に撓ませてその粘度によって一対の楔空間の径方向の幅を決定するようになっているロータリダンパ。
  2. 凹面は、凸面の一端部から他端部にかけて徐々に当該凸面に近づくように凸面に沿って延びている請求項1に記載のロータリダンパ。
  3. 円弧状凸面は、収容体の内周面の曲率半径よりも小さな曲率半径を有している請求項1又は2に記載のロータリダンパ。
  4. 他の弾性ベーンは、収容体の内周面に一体的に形成された基部と、この基部に一体的に形成されていると共に回転体の外周面に対面した円弧状面を有した弾性的に可撓性の舌部とを有している請求項1から3のいずれか一項に記載のロータリダンパ。
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