JP5212194B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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本発明は、燃焼室内の燃焼の着火時期と燃焼期間とを検出して燃焼制御に反映させる内燃機関の制御装置に関する。
特許文献1には、異常燃焼時に現れる低周波成分の振動が大きくなることを用いて、低周波のフィルタリング処理後の振動センサの電圧値により異常燃焼が発生しているかを判別する技術が開示されている。
特開2001−59449号公報
しかしながら、この特許文献1においては、異常燃焼の発生自体を検出することはできるものの、その要因を絞り込むには至らないという問題がある。
そこで、本発明は、加速度検出手段で検出される振動加速度のうち第1の所定周波数範囲の振動加速度の振幅に相当する第1振幅相当値を所定の着火時期判定レベルと比較することで着火時期を検出すると共に、前記加速度検出手段で検出される振動加速度のうち前記第1の所定周波数範囲よりも高周波側の第2の所定周波数範囲の振動加速度の振幅に相当する第2振幅相当値を所定の燃焼期間判定レベルと比較することで燃焼期間を検出することを特徴としている。これによって、着火時期と燃焼期間の双方を精度よく検出することができる。
本発明によれば、着火時期が同じであっても、燃焼期間の違いからEGR、燃料のセタン価、コモンレールのレール圧等による燃焼の影響を判別可能となり、燃焼制御の精度を向上させることができる。
本発明に係る内燃機関の制御装置が適用されるディーゼルエンジンの全体的構成を模式的に示した説明図。 2つの異なる燃焼における積分値とクランク角との相関を示した説明図。 2つの異なる燃焼における燃焼重心とクランク角との相関を示した説明図。 振動モードと各振動モードの固有振動数とを示す説明図。 筒内温度とクランク角との相関を示す説明図。 着火時期を検出する際に用いる信号の周波数と、燃焼期間を検出する際に用いる信号の周波数とを示した説明図。 2つの異なる燃焼における2つの周波数範囲の積分値とクランク角との相関を示す説明図。 燃焼期間と積分値との相関を示す説明図。 第1の処理によって得られたノックセンサ26の検出値と、第2の処理によって得られたノックセンサ26の検出値と、を併せて示した説明図。 燃焼状態の制御のための処理の流れを示すフローチャート。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、この発明が適用されるディーゼルエンジン1の全体的構成を示している。このディーゼルエンジン1は、コモンレール式の燃料噴射装置を備えたもので、各気筒の燃焼室2の上部中央に燃料噴射ノズル3を有し、サプライポンプ4により加圧された燃料が蓄圧室(コモンレール)5に蓄えられたあとに各気筒の燃料噴射ノズル3に分配され、各燃料噴射ノズル3の開閉に応じてそれぞれ噴射される。蓄圧室5には、燃料圧力(レール圧)を検出するための燃料圧力センサ6が設けられている。
また、このディーゼルエンジン1は、排気タービン12とコンプレッサ13とを同軸状に備えたターボ過給機11を有している。排気タービン12は、容量調整手段としての可変ノズル24を備えた容量可変型の構成となっている。すなわち、可変ノズル24の開度を小さくした状態では、低速域のような排気流量の少ない条件に適した小容量の特性となり、可変ノズル24の開度を大きくした状態では、高速域のような排気流量の多い条件に適した大容量の特性となる。
コンプレッサ13から燃焼室2に至る吸気通路14には、インタークーラ15が介装されている。燃焼室2から排気タービン12に至る排気通路16と吸気通路14との間には、EGR通路17が設けられており、このEGR通路17には、EGRクーラ18及びEGR制御弁19が介装されている。吸気通路14のコンプレッサ13よりも上流側には、エアクリーナ21及びエアフロメータ22を備えている。
そして、エンジン本体の一部であるシリンダブロック25の側壁に、加速度センサであり加速度検出手段としてシリンダブロック25の振動に応答する公知のノックセンサ26が取り付けられている。このノックセンサ26は、各気筒毎に設けても良いが、この実施例では、各気筒の振動を検知し得る適宜な位置を選択してシリンダブロック25に1つのノックセンサ26を設けている。このノックセンサ26の検出信号は、コントロールユニット30に入力され、これに基づいて、後述するように、内燃機関の燃焼状態が制御される。
排気タービン12の下流側の排気通路16には、排気ガスを浄化する触媒として、上流側より順に、酸化触媒27と、排気中のNOxを吸着及び脱離・浄化するNOx浄化触媒28と、排気中の排気微粒子(PM)をトラップし、堆積したPMを燃焼などの方法により定期的に除去すなわち再生する排気後処理装置としての微粒子捕捉フィルタすなわちDPF29と、が設けられている。
制御部としてのコントロールユニット30には、上述のノックセンサ26やエアフロメータ22の検出信号のほかに、クランクシャフトのクランク角(エンジン回転速度)を検出するクランク角センサ31、過給圧を検出する過給圧センサ32、排気通路における酸化触媒27の上流側の酸素濃度を検出する空燃比検出手段としての第1酸素センサ33、排気通路におけるNOx浄化触媒28とDPF29との間の酸素温度を検出する第2酸素センサ34、DPF29の入口温度を検出する入口温度センサ35、DPF29の出口温度を検出する出口温度センサ36、DPF29の前後の差圧を検出するDPF差圧センサ37の他、冷却水温を検出する水温センサ、アクセルペダルの踏込量を検出するアクセル開度センサ、吸気温度を検出する吸気温度センサ等のセンサ類の検出信号が入力されている。コントロールユニット30は、これらの検出信号に基づいて、燃料噴射ノズル3の他、吸気通路14の絞り量を調整する吸気絞り弁38や、ターボ過給機11の可変ノズル24の開度を調整する圧力制御弁39等へ制御信号を出力し、その動作を制御する。
ノックセンサ26の検出値を用いて着火時期を検出する場合、図2に示すように、ノックセンサ26の検出値の積分値が所定のスライスレベルに達した時点をもって着火時期とすることができる。
ノックセンサ26により検知された信号は、バンドパスフィルタ処理(あるいは、ハイパスフィルタ処理)を行って、明らかにノイズと考えられる周波数帯域を除いた所定周波数範囲、すなわち燃焼期間に重複して発生する燃料噴射ノズル3の駆動に伴う振動成分を多く含む2〜4kHz付近の範囲を除く範囲、例えば5kHz〜10kHz、あるいは5kHz〜20kHz程度の範囲の信号のみを抽出する。
しかしながら、2〜4kHz付近の範囲を除く範囲の信号のみを単に抽出したノックセンサ26の検出値を用いて積分値を算出する場合、図2及び図3に示すように、着火時期の検出は可能であるが、燃焼期間については精度良く検出することができず、EGR、燃料のセタン価、プレ噴射、吸気温等の変化に起因した燃焼の変化を捉えられていなかった。つまり、着火時期が同時であっても燃焼重心が異なる(燃焼期間が異なる)燃焼を精度よく区別することはできなかった。
図2おいて実線で示される燃焼と破線で示される燃焼とは、EGR以外の各種条件(セタン価、燃料噴射時期等)は同一であるが、実線で示されるの燃焼は破線で示される燃焼よりもEGRが多くなっている。
図3は、燃焼重心とクランク角との相関を示した説明図であって、図3における実線は、図2おいて実線で示された燃焼の燃焼重心(燃焼期間)を示し、図3における破線は、図2おいて破線で示された燃焼の燃焼重心(燃焼期間)を示している。
ここで、ノックセンサ26で検出される信号の周波数は、次式(1)によって計算される。
F=(C/πB)ρmn …(1)
尚、式(1)中のFは周波数、Cが音速、Bはボア径、ρmnは振動モードで定まる係数(後述の図4を参照)である。尚、音速Cは、燃料噴射時期、主燃料噴射に先だって少量の燃料を噴射して火種を作るプレ噴射の噴射量(プレ噴射量)、EGR等に応じて決定される筒内温度に基づいて決定される。また、図4に示すように、振動モードで定まる係数ρmnは、ρ10(mode1,1)の場合、ρ10=1.184であり、ρ20(mode2,0)の場合、ρ20=3.054である。また、各振動モード毎に、その固有振動数は異なる値となっている。図4における固有振動数は、温度を400Kとした場合の一例を示すものである。つまり、筒内温度に応じて、燃焼室内での燃焼に伴い発生する振動信号の周波数は変化することになる。
図5、図6に示すように、着火時期となる温度域と、燃焼中の温度域とは異なるため、着火時期を検出する際に用いる信号の周波数と、燃焼期間を検出する際に用いる信号の周波数とを区別すれば、着火時期と燃焼期間を精度よく検出することが可能となる。
つまり、燃焼室内における着火時期の温度と、燃焼中の温度とは大きく異なるため、着火時期のタイミングで強く表れる振動モードと、燃焼中のタイミングで強く表れる振動モードと、が異なることを利用し、ノックセンサ26の検出値に対して2種類のバンドパスフィルタ処理を行うことで、着火時期と燃焼期間を精度よく検出する。尚、温度が高い領域で強く表れる振動モードは、エンジンによって異なるため、実験適合で予め各エンジン毎に、燃焼中の温度域で強く表れる振動モードを求めておく。
本実施形態においては、ノックセンサ26で検出された信号に対して、第1の所定周波数範囲に相当する5kHz〜7kHz程度の範囲の信号のみを抽出する第1の処理と、第2の所定周波数範囲に相当する8kHz〜9kHz程度の範囲の信号のみを抽出する第2の処理と、を行う。
そして、図7、図8に示すように、第1の処理によって得られた検出値の積分値(第1積分値)が所定の着火時期判定レベルに達したときをもって着火時期と判定し、第2の処理によって得られた検出値の積分値(第2積分値)から燃焼期間を検出する。
図7中の特性線Aと特性線Cとは同一の燃焼において得られた検出値の積分値であり、特性線Aは第1の処理よって、特性線Cは第2の処理によってそれぞれ得られたものである。また、図7中の特性線Bと特性線Dとは同一の燃焼において得られた検出値の積分値であり、特性線Bは第1の処理よって、特性線Dは第2の処理によってそれぞれ得られたものである。尚、特性線A、Cの燃焼と特性線B、Dの燃焼とは、EGR以外の各種条件(セタン価、燃料噴射時期等)は同一であるが、特性線B、Dの燃焼は、特性線A、Cの燃焼よりもEGRが多くなっている。
図9は、第1の処理によって得られたノックセンサ26の検出値と、第2の処理によって得られたノックセンサ26の検出値と、を併せて示した説明図である。図9に示すように、第1の処理によって得られる信号の信号レベルが強く出る時期と、第2の処理によって得られる信号の信号レベルが強く出る時期とが、明確に判別できるため着火時期と燃焼期間とを精度良く判別可能となる。
図10は、コントロールユニット30において実行される燃焼状態の制御のための処理の流れを示すフローチャートである。本ルーチンはごく短い所定の演算間隔(例えば、所定のクランク角毎あるいは所定時間)毎に繰り返し実行される。
ステップ(以下、単にSと記す)1では、ノックセンサ26が出力するノック信号すなわち振動加速度等の各種信号が読み込まれる。
S2では、バンドパスフィルタ処理(あるいは、ハイパスフィルタ処理)を行って、5kHz〜7kHz程度の範囲の信号のみを抽出し、抽出された信号の絶対値に積分処理を施して、第1振幅相当値に相当する第1積分値を算出する。
S3では、バンドパスフィルタ処理(あるいは、ハイパスフィルタ処理)を行って、8kHz〜9kHz程度の範囲の信号のみを抽出し、抽出された信号の絶対値に積分処理を施して、第2振幅相当値に相当する第2積分値を算出する。
S4では、S3で得られた第2積分値より燃焼期間を推定し、推定された燃焼期間が目標燃焼期間よりも長いか否かを判定し、長い場合にはS5へ進み、そうでない場合はS12へ進む。第2積分値が運転状態に応じて設定された所定値よりも小さくなった場合に、燃焼期間の終了時期と判定し、燃焼期間を推定する。詳述すると、第2積分値が小さくなるほど燃焼期間は長いと判定され、第2積分値が大きくなるほど燃焼期間は短いと判定される。目標燃焼期間は、例えば、エンジン運転条件(負荷及びエンジン回転速度)に対して目標燃焼期間を割り付けた目標燃焼期間算出マップ(図示せず)を用いて算出される。
S5では、着火時期が目標着火時期よりも早いか否かを判定し、早い場合にはS6へ進み、そうでない場合にはS7へ進む。着火時期の判定は、S2で得られた第1積分値が所定の着火時期判定レベルに達したときをもって着火時期と判定する。目標着火時期は、例えば、エンジン運転条件(負荷及びエンジン回転速度)に対して目標着火時期を割り付けた目標着火時期算出マップ(図示せず)を用いて算出される。
S6では、プレ噴射による熱発生量が大きくなっているために燃焼期間が長くなり、着火時期が早くなっているものと判定して、プレ噴射による燃料噴射量(PreQ)を現時点の値よりも減少させる。
S7では、着火時期が目標着火時期と変わらないか否かを判定し、変わらない場合にはS8へ進み、そうでない場合にはS9へ進む。ここで、着火時期が目標着火時期に対して±1degの範囲内であれば、着火時期が目標着火時期と変わらないと判定する。
S8では、EGR量が多いために拡散燃焼割合大となって燃焼期間が長くなっているものと判定し、EGR量を現時点の値よりも減少させる。
S9では、第2積分値を用いて失火レベルか否かを判定し、失火レベルと判定されるとS10へ進み、そうでない場合にはS11へ進む。尚、このS9における失火レベル判定は、予め失火する条件のときの第2積分値の値を実験的に求めておき、この実験的に求めておいた第2積分値とS2で算出した第2積分値とを比較することで判定する。
S10では、プレ噴射による燃料噴射量(PreQ)が少なく、EGR量が多いために拡散燃焼割合大となって燃焼期間が長くなり、着火時期が遅くなっているものと判定し、プレ噴射による燃料噴射量(PreQ)を現時点の値よりも増量すると共に、EGR量を現時点の値よりも減少させる。
S11では、燃料噴射開始時期が遅角しているために燃焼期間が長くなり、着火時期が遅くなっているものと判定し、燃料噴射時期を現時点よりも進角させる。
S12では、第2積分値より推定された燃焼期間が目標燃焼期間よりも短いか否かを判定し、短い場合にはS13へ進み、そうでない場合は今回のルーチンを終了する。
S13では、着火時期が目標着火時期と変わらないか否かを判定し、変わらない場合にはS14へ進み、そうでない場合にはS17へ進む。
S14では、レール圧が目標レール圧よりも高いか否かを判定し、高い場合にはS15へ進み、そうでない場合にはS16へ進む。目標レール圧は、例えば、エンジン運転条件(負荷及びエンジン回転速度)に対して目標レール圧を割り付けた目標レール圧算出マップ(図示せず)を用いて算出される。
S15では、レール圧が高いために燃焼期間が短くなっているものと判定し、レール圧を現時点よりも減少させる。
S16では、高Boostで、EGR量の少ないために燃焼期間が短くなっているものと判定し、EGR量を現時点よりも増加させるように、EGR制御弁19及び可変ノズル24の開度を制御する。
S17では、着火時期が目標着火時期よりも早いか否かを判定し、早い場合にはS18へ進み、そうでない場合にはS19へ進む。
S18では、燃料噴射開始時期が進角しているために燃焼期間が短くなり、着火時期が早くなっているものと判定し、燃料噴射時期を現時点よりも遅角させる。
S19では、プレ噴射による熱発生量が小さいために、燃焼期間が短くなり、着火時期が遅くなっているものと判定して、プレ噴射による燃料噴射量(PreQ)を現時点の値よりも増加させる。
表1は、上述した図10に示す制御内容をまとめたものであり、着火時期と燃焼期間に応じて、どのような理由で何を制御するのかを表にしたものである。
Figure 0005212194
以上説明してきたように、上述した実施形態においては、着火時期が同じであっても、燃焼期間の違いからEGR、燃料のセタン価、コモンレールのレール圧等による燃焼の影響を判別可能となり、燃焼制御の精度を向上させることができる。
尚、上述した実施形態においては、第2の処理によって得られた検出値の積分値(第2積分値)から燃焼期間を検出しているが、第2の処理によって得られた検出値の最大値の強度、すなわち瞬時値の最大値から燃焼期間を検出するようにしてもよい。これは、第2の処理によって得られる検出値の積分値と、第2の処理によって得られる瞬時値の最大値は、いずれも同じ燃焼に起因した値であり、当然相関関係があるためである。
上述した実施形態から把握し得る本発明の技術的思想について、その効果とともに列記する。
(1) 燃焼室を構成するエンジン本体に取り付けられ、燃焼室内での燃焼に伴い発生する振動加速度を出力する加速度検出手段と、前記加速度検出手段で検出される振動加速度のうち第1の所定周波数範囲の振動加速度の振幅に相当する第1振幅相当値を算出する第1振幅相当値算出手段と、前記加速度検出手段で検出される振動加速度のうち前記第1の所定周波数範囲よりも高周波側の第2の所定周波数範囲の振動加速度の振幅に相当する第2振幅相当値を算出する第2振幅相当値算出手段と、前記第1振幅相当値を所定の着火時期判定レベルと比較することで着火時期を検出する着火時期検出手段と、前記第2振幅相当値を所定の燃焼期間判定レベルと比較することで燃焼期間を検出する燃焼期間検出手段と、を有し、検出された着火時期と燃焼期間に応じて内燃機関の燃焼状態を制御する。これによって、着火時期が同じであっても、燃焼期間の違いからEGR、燃料のセタン価、コモンレールのレール圧等による燃焼の影響を判別可能となり、燃焼制御の精度を向上させることができる。
(2) 前記(1)に記載の内燃機関の制御装置おいて、前記第2の所定周波数範囲は、具体的には、燃焼後の筒内温度の共鳴周波数に応じて設定されている。
(3) 前記(1)または(2)に記載の内燃機関の制御装置において、前記第1振幅相当値は、具体的には、前記加速度検出手段で検出される振動加速度のうち前記第1の所定周波数範囲の振動加速度の積分値であり、前記第2振幅相当値は、具体的には、前記加速度検出手段で検出される振動加速度のうち前記第2の所定周波数範囲の振動加速度の積分値である。
(4) 前記(1)または(2)に記載の内燃機関の制御装置において、前記第1振幅相当値は、具体的には、前記加速度検出手段で検出される振動加速度のうち前記第1の所定周波数範囲の振動加速度の積分値であり、前記第2振幅相当値は、具体的には、前記加速度検出手段で検出される振動加速度のうち前記第2の所定周波数範囲の振動加速度の瞬時時の最大値である。
(5) 前記(1)〜(4)のいずれかに記載の内燃機関の制御装置は、具体的には、前記着火時期検出手段で検出された着火時期を用いた内燃機関の燃焼状態の補正制御と、前記燃焼期間検出手段で検出された燃焼期間を用いた内燃機関の燃焼状態の補正制御とを、並行して実施する。
(6) 前記(1)〜(4)のいずれかに記載の内燃機関の制御装置は、具体的には、前記着火時期検出手段で検出された着火時期を用いた内燃機関の燃焼状態の補正制御が終了してから、前記燃焼期間検出手段で検出された燃焼期間を用いた内燃機関の燃焼状態の補正制御を実施する。
1…ディーゼルエンジン
2…燃焼室
3…燃料噴射ノズル
26…ノックセンサ
30…コントロールユニット

Claims (6)

  1. 燃焼室を構成するエンジン本体に取り付けられ、燃焼室内での燃焼に伴い発生する振動加速度を出力する加速度検出手段と、
    前記加速度検出手段で検出される振動加速度のうち第1の所定周波数範囲の振動加速度の振幅に相当する第1振幅相当値を算出する第1振幅相当値算出手段と、
    前記加速度検出手段で検出される振動加速度のうち前記第1の所定周波数範囲よりも高周波側の第2の所定周波数範囲の振動加速度の振幅に相当する第2振幅相当値を算出する第2振幅相当値算出手段と、
    前記第1振幅相当値を所定の着火時期判定レベルと比較することで着火時期を検出する着火時期検出手段と、
    前記第2振幅相当値を所定の燃焼期間判定レベルと比較することで燃焼期間を検出する燃焼期間検出手段と、を有し、検出された着火時期と燃焼期間に応じて内燃機関の燃焼状態を制御することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記第2の所定周波数範囲は、燃焼後の筒内温度の共鳴周波数に応じて設定されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記第1振幅相当値は、前記加速度検出手段で検出される振動加速度のうち前記第1の所定周波数範囲の振動加速度の積分値であり、
    前記第2振幅相当値は、前記加速度検出手段で検出される振動加速度のうち前記第2の所定周波数範囲の振動加速度の積分値であることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記第1振幅相当値は、前記加速度検出手段で検出される振動加速度のうち前記第1の所定周波数範囲の振動加速度の積分値であり、
    前記第2振幅相当値は、前記加速度検出手段で検出される振動加速度のうち前記第2の所定周波数範囲の振動加速度の瞬時時の最大値であることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記着火時期検出手段で検出された着火時期を用いた内燃機関の燃焼状態の補正制御と、前記燃焼期間検出手段で検出された燃焼期間を用いた内燃機関の燃焼状態の補正制御とを、並行して実施することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
  6. 前記着火時期検出手段で検出された着火時期を用いた内燃機関の燃焼状態の補正制御が終了してから、前記燃焼期間検出手段で検出された燃焼期間を用いた内燃機関の燃焼状態の補正制御を実施することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関の制御装置。
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