JP5211628B2 - シートスイッチおよびそのシートスイッチに接続された制御装置 - Google Patents

シートスイッチおよびそのシートスイッチに接続された制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5211628B2
JP5211628B2 JP2007265507A JP2007265507A JP5211628B2 JP 5211628 B2 JP5211628 B2 JP 5211628B2 JP 2007265507 A JP2007265507 A JP 2007265507A JP 2007265507 A JP2007265507 A JP 2007265507A JP 5211628 B2 JP5211628 B2 JP 5211628B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
knob
internal
seat
operating body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007265507A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009090916A (ja
Inventor
雄也 天満
俊秀 東
健一 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2007265507A priority Critical patent/JP5211628B2/ja
Publication of JP2009090916A publication Critical patent/JP2009090916A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5211628B2 publication Critical patent/JP5211628B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、車両用シートのシートスイッチおよびそのシートスイッチに接続された制御装置に関し、詳しくは、車両用シートに設けられた複数の電動機能を動作させるためのシートスイッチおよびそのシートスイッチに接続された制御装置に関する。
従来より、図9に示すように、シートクッション210と、シートバック220と、ヘッドレスト230とから主として構成されている車両用シート201が知られている。この車両用シート201には、複数の電動機能(例えば、シートスライド機能a、チルトアップ機能b、リフトアップ機能c、リクライニング機能d等)が備えられている。そして、これら各電動機能a、b、c、dを1つのシートスイッチで個別に動作させている。ここで、特許文献1には、上述したシートスイッチの一例が開示されている。この開示では、シートスイッチは、シートクッション210の両側部のうち、アウター側(ドア側)の側部のシールド211に設けられている。そして、シートスイッチのノブ266は、8方向(図9に示す、8つの矢印方向である上方向、下方向、左方向、右方向、左上方向、右上方向、左下方向、右下方向)に操作可能となっており、ノブ266を8方向に操作すると、複数の電動機能のうち、8つの動作が行われるように電気的に構成されている。また、ノブ266はアウター側(図9において、紙面手前側)に引き出し操作も可能となっており、この引き出し状態でも、ノブ266は、8方向に操作可能となっている。そのため、引き出し状態でノブを8方向に操作すると、さらに8つの動作が行われるように電気的に構成されている。このようにして、1つのノブ266であっても、多くの電動機能を動作させることができる構成となっている。
特開2006−88718号公報
しかしながら、上述した従来技術では、ノブ266をアウター側に引き出すことによって多くの電動機能を動作させる構成となっているため、ノブ266を引き出した手がドアの内面に干渉することがあった。そのため、ノブ266の操作性が悪いという問題が発生していた。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、1つのノブで複数の電動機能を動作させる場合であっても、ノブの操作性が良いシートスイッチおよびそのシートスイッチに接続された制御装置を提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。請求項1に記載の発明は、車両用シートに設けられた複数の電動機能を動作させるシートスイッチであって、開口を有し、矩形状に形成された収容部を備えたハウジングと、収容部の内壁面のうち、ハウジングの開口と向かい合う内壁面において、矩形状の長手方向に沿って配設された複数の内部スイッチと、複数の下山部と複数の上山部とが交互に形成されるようにそれぞれ撓ませられた状態で複数の内部スイッチを上下に挟み込むように収容部の内壁面に配設された一対の板ばねと、ノブを有し、そのノブの操作によって内部スイッチの配設方向にスライド移動可能に収容部に収容され、且つ、そのスライド移動によって内部スイッチの配設位置に到達すると、到達した位置に配設された内部スイッチの接点部を電気的に動作させる操作体とから構成されており、操作体によって内部スイッチの各接点部が個別に動作すると、複数の電動機能のうち、その内部スイッチに対応した電動機能が動作する構成となっており、操作体を所定の位置からスライド移動させたとき、操作体には、スライド移動する前の位置へ戻されるように弾性力が付与されており、複数の内部スイッチは、一方の板ばねの複数の上谷部と他方の板ばねの複数の下谷部との間に、且つ、操作体の所定の位置からスライド方向の一方側と他方側とにそれぞれ配設されていることを特徴とする。
この構成によれば、1つのノブで複数の電動機能を動作させる場合であっても、従来技術で説明したようにノブをアウター側に引き出す操作を必要としない。これにより、ノブを操作する手がドアの内面と干渉することがないため、ノブの操作性を良好に保つことができる。また、この構成によれば、ノブを所定の位置からスライド移動させると、操作体によって圧縮ばねは撓ませられた状態となる。これにより、ノブの操作を解除すると、その撓みの復元力によって操作体を操作する前の状態へ戻すことができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のシートスイッチに接続された制御装置であって、内部スイッチの各接点部が電気的に動作状態になると、その動作状態に対応した電気信号が制御装置の入力部にそれぞれ入力され、その入力を受け付けると、所定の時間が経過した後に、受け付けた入力に対応した電動機能が動作する構成となっていることを特徴とする。
この構成によれば、各内部スイッチの接点部が所定の時間(例えば、1秒)以上動作状態にならないと、各内部スイッチに対応する電動機能が動作することがない。これにより、例えば、ノブをスライド移動させるときに、その移動途中で電動機能が動作することがない。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて説明する。まず、図1〜8を参照して、本発明の実施例を説明する。図1は、本発明の実施例に係るシートスイッチを適用させた車両用シートの全体斜視図である。図2は、図1のA−A線断面図である。図3は、図2のB−B線断面図である。図4は、図2のC−C線断面図である。図5は、車両用シートに設けられた電動機能とノブの位置の対応関係を示す図である。図6は、シートスイッチの動作を示す模式図であり、ノブがポジションP3に位置しているときを示している。図7は、図6に示す状態から、ノブをポジションP2へ向けて移動させたときの移動途中の状態を示している。図8は、図7において、ノブがポジションP2に到達したときを示している。
なお、これら各図において、上、下、前、後、左、右とは、車両用シートに着座した乗員を基準にしたときの上、下、前、後、左、右の方向を示している。そして、以下の説明にあたって上、下、前、後、左、右とは、これら各図に示した上、下、前、後、左、右の方向を示している。
はじめに、図1を参照して、実施例に係るシートスイッチを適用させる車両用シート1について説明する。この車両用シート1は、例えば、助手席であり、乗員の着座部となるシートクッション10と、乗員の背凭れ部となりシートクッション10に対して傾動可能なシートバック20と、このシートバック20の頂部に組み付けられて乗員の後頭部を支承するヘッドレスト30とから主として構成されている。
この車両用シート1には、4種の電動機能A、B、C、Dが備えられている。これらの各機能を個別に説明すると、電動機能Aは、シートクッション10を車両のフロア面に対して前後方向へ移動させる機能である(図1において、シートスライド機能A)。また、電動機能Bは、シートクッション10の前部の高さ位置を移動させる機能である(図1において、チルト上下機能B)。
また、電動機能Cは、シートクッション10を車両フロア面に対して昇降させる機能である(図1において、リフトアップ機能C)。また、電動機能Dは、シートクッション10に対してシートバック20を傾動させる機能である(図1において、リクライニング機能D)。なお、これら各電動機能A、B、C、Dは、図示しない駆動手段(例えば、モータ、シリンダ等)によって動作する構成となっている。また、これら各電動機能A、B、C、Dは、公知の電動機能であるため、その詳細説明は省略することとする。
次に、図2〜4を参照して、実施例に係るシートスイッチを説明する。このシートスイッチは、上述した4つの機能のうち、シートスライド機能Aを動作させるためのスイッチである。残りのチルト上下機能B、リフトアップ機能C、リクライニング機能Dを動作させるためのシートスイッチも、シートスライド機能Aを動作させるためのシートスイッチと同様に個別に設けられている(図示しない)。そのため、シートスライド機能Aを動作させるためのシートスイッチを説明することで、残りのチルト上下機能B、リフトアップ機能C、リクライニング機能Dを動作させるためのシートスイッチの説明を省略する。
図2に示すように、シートスイッチは、ハウジング40と、4個の内部スイッチ50(第1内部スイッチ50a、第2内部スイッチ50b、第3内部スイッチ50c、第4内部スイッチ50d)と、操作体60と、1対の板ばね71、74と、2個の圧縮ばね80、81(図2において、記載なし)から主として構成されている。以下に、これら各構成部材を個別に説明する。
はじめに、ハウジング40から順に説明する。ハウジング40は、開口42を有し、矩形状(図2において、紙面の手前奥方向が長手方向となる矩形状)に形成された収容部44を備えたケース状に構成されている。この開口42の周縁には、フランジ46が形成されており、このフランジ46によってハウジング40を後述するシールド11の内面に組み付けることができる。
次に、4個の内部スイッチ50を説明する。図3に示すように、4個の内部スイッチ50(第1内部スイッチ50a、第2内部スイッチ50b、第3内部スイッチ50c、第4内部スイッチ50d)は、接点部52(接点部52a、接点部52b、接点部52c、接点部52d)をそれぞれ備えており、これら各接点部52が後述する操作体60の押圧部62によって押圧されるとそれぞれ電気的に動作状態(ON状態)となるように構成されたスイッチである。
これら4個の内部スイッチ50は、収容部44の内壁面のうち、ハウジング40の開口42側と向かい合う内壁面(収容部44の右内壁面)において、前から後ろへと順に長手方向に沿って配設されている。また、これら4個の内部スイッチ50(第1内部スイッチ50a、第2内部スイッチ50b、第3内部スイッチ50c、第4内部スイッチ50d)は、図示しない制御装置とケーブル54(第1ケーブル54a、第2ケーブル54b、第3ケーブル54c、第4ケーブル54d)を介してそれぞれ接続されている。
そして、第1内部スイッチ50aが動作状態になると、制御装置の中のシートクッション10を速い速度で前方向へ移動させる制御回路が内部タイマーを介して所定の時間経過後(例えば、1秒後)にONの状態となるように構成されている。これにより、シートクッション10を速い速度で前方向へ移動させることができる。この記載が、特許請求の範囲に記載の「内部スイッチの各接点部が電気的に動作状態になると、その動作状態に対応した電気信号が制御装置の入力部にそれぞれ入力され、その入力を受け付けると、所定の時間が経過した後に、受け付けた入力に対応した電動機能が動作する構成となっている」に相当する。これと同様に、第2内部スイッチ50bが動作状態になると、制御装置の中のシートクッション10を遅い速度で前方向へ移動させる制御回路が内部タイマーを介して所定の時間経過後にONの状態となるように構成されている。これにより、シートクッション10を遅い速度で前方向へ移動させることができる。
一方、これと逆に、第3内部スイッチ50cが動作状態になると、制御装置の中のシートクッション10を遅い速度で後方向へ移動させる制御回路が内部タイマーを介して所定の時間経過後にONの状態となるように構成されている。これにより、シートクッション10を遅い速度で後方向へ移動させることができる。これと同様に、第4内部スイッチ50dが動作状態になると、制御装置の中のシートクッション10を速い速度で後方向へ移動させる制御回路が内部タイマーを介して所定の時間経過後にONの状態となるように構成されている。これにより、シートクッション10を速い速度で後方向へ移動させることができる。
続いて、操作体60を説明する。操作体60は、内部スイッチ50の配設方向(収容部44の長手方向)にスライド移動可能にハウジング40の収容部44に収容された矩形状の部材から構成されている。操作体60の外面のうち、収容部44の右内壁面と向かい合う面には、押圧部62が突設されている。この押圧部62によって既に説明したように内部スイッチ50の各接点部52を個別に押圧することができる。図2に戻って、操作体60の外面のうち、ハウジング40の開口42側の外面には、軸64が突設されており、この軸64の先端には、後述するシールド11の切欠溝12を介して手で操作するノブ66が組み付け可能となっている。
続いて、1対の板ばね71、74を説明する。図2、4に示すように、1対の板ばね71、74は、上板ばね71と下板ばね74とから構成されており、これら上板ばね71と下板ばね74は、ばね掛け部48によってハウジング40の右内壁面の上下に内部スイッチ50の配設方向に沿ってそれぞれ組み付けられている。このとき、上板ばね71は、その長手方向に沿って6個の上山部72(第1上山部72a、第2上山部72b、第3上山部72c、第4上山部72d、第5上山部72e、第6上山部72f)と5個の上谷部73(第1上谷部73a、第2上谷部73b、第3上谷部73c、第4上谷部73d、第5上谷部73e)とが交互に形成されるように撓ませられた状態で組み付けられている。
一方、下板ばね74も、上板ばね71と同様に、その長手方向に沿って6個の下山部75(第1下山部75a、第2下山部75b、第3下山部75c、第4下山部75d、第5下山部75e、第6下山部75f)と5個の下谷部76(第1下谷部76a、第2下谷部76b、第3下谷部76c、第4下谷部76d、第5下谷部76e)とが交互に形成されるように撓ませられた状態で組み付けられている。このとき、6個の上山部72と6個の下山部75は、上下方向に同じ位置に形成されている。これと同様に、5個の上谷部73と5個の下谷部76は、上下方向に同じ位置に形成されている。
そして、第1上谷部73aと第1下谷部76aとの間に、既に説明した第1内部スイッチ50aが配設されている。これと同様に、第2上谷部73bと第2下谷部76bとの間に、既に説明した第2内部スイッチ50bが配設されている。また、これと同様に、第4上谷部73dと第4下谷部76dとの間に、既に説明した第3内部スイッチ50cが配設されている。また、これと同様に、第5上谷部73eと第5下谷部76eとの間に、既に説明した第4内部スイッチ50dが配設されている。また、6個の上山部72と6個の下山部75の撓み状態は、スライド移動する操作体60の押圧部62に対して弾接状態になるように設定されている。一方、5個の上谷部73と5個の下谷部76の撓み状態は、上山部72と下山部75によって押圧部62に生じた弾接状態が解消されるように設定されている。
このように撓みが設定されているため、操作体60をスライド移動させたとき、操作体60の押圧部62は、第1上谷部73a(第1下谷部76a)、第2上谷部73b(第2下谷部76b)、第3上谷部73c(第3下谷部76c)、第4上谷部73d(第1下谷部76d)、第5上谷部73e(第1下谷部76e)のいずれかに嵌り込む格好となる。そして、この嵌り込んだ状態のうち、第3上谷部73c(第3下谷部76c)に嵌り込んだ状態を除いた状態で、操作体60の押圧部62によって内部スイッチ50の各接点部52を押圧することができる。
すなわち、操作体60の押圧部62が第1上谷部73a(第1下谷部76a)に嵌り込んだ状態になると、第1内部スイッチ50aの接点部52aを押圧するため、第1内部スイッチ50aが動作状態になる。これと同様に、操作体60の押圧部62が第2上谷部73b(第2下谷部76b)に嵌り込んだ状態になると、第2内部スイッチ50bの接点部52bを押圧するため、第2内部スイッチ50bが動作状態になる。
また、これと同様に、操作体60の押圧部62が第4上谷部73d(第4下谷部76d)に嵌り込んだ状態になると、第3内部スイッチ50cの接点部52cを押圧するため、第3内部スイッチ50cが動作状態になる。また、これと同様に、操作体60の押圧部62が第5上谷部73e(第5下谷部76e)に嵌り込んだ状態になると、第4内部スイッチ50dの接点部52dを押圧するため、第4内部スイッチ50dが動作状態になる。
なお、説明の便宜上、操作体60の押圧部62が、第1上谷部73aと第1下谷部76aに嵌り込んで、第1内部スイッチ50aの第1接点部52aを押圧しているときのノブ66の位置をポジションP1と記す(図5参照)。これと同様に、操作体60の押圧部62が、第2上谷部73bと第2下谷部76bに嵌り込んで、第2内部スイッチ50bの接点部52bを押圧しているときのノブ66の位置をポジションP2と記す。
また、これと同様に、操作体60の押圧部62が、第3上谷部73cと第3下谷部76cに嵌り込んでいるときのノブ66の位置をポジションP3と記す。また、これと同様に、操作体60の押圧部62が、第4上谷部73dと第4下谷部76dに嵌り込んで、第3内部スイッチ50cの接点部52cを押圧しているときのノブ66の位置をポジションP4と記す。また、これと同様に、操作体60の押圧部62が、第5上谷部73eと第5下谷部76eに嵌り込んで、第4内部スイッチ50dの接点部52dを押圧しているときのノブ66の位置をポジションP5と記す。
最後に、2個の圧縮ばね80、81を説明する。これら両圧縮ばね80、81のうち、一方の圧縮ばね80は、その一端80aがハウジング40の前側の内壁面に固着され、その他端80bが操作体60の外面のうちハウジング40の前側の内壁面と向かい合う外面に押し当てられている。これと逆に、他方の圧縮ばね81は、その一端81aがハウジング40の後側の内壁面に固着され、その他端81bが操作体60の外面のうちハウジング40の後側の内壁面と向かい合う外面に押し当てられている。なお、これら両圧縮ばね80、81は、操作体60の押圧部62が第3上谷部73cと第3下谷部76cに嵌り込んだときに定常状態となるばね常数に設定されている。
続いて、上述したシートスイッチの組み立て方法を説明する。まず、内部スイッチ50と1対の板ばね71、74がそれぞれ配設されたハウジング40の収容部44に操作体60を挿入する。このとき、ハウジング40の開口42から操作体60の軸64が突出するように挿入する。そして、2個の圧縮ばね80、81を固着させる。最後に、ハウジング40のフランジ46をシールド11の内面に形成の係止爪13に引っ掛けてハウジング40をシールド11に組み付けてシートスイッチの組み立てが完了する。
このように組み付けると、操作体60の軸64は、シールド11に形成の切欠溝12から突出するため、この突出した軸64の先端にノブ66を組み付ける(図2参照)。これにより、ノブ66のスライド操作によって操作体60をスライド移動させることができる。そして、このスライド移動によって個別に内部スイッチ50を動作させることができる。
最後に、図6〜8を参照して、上述したシートスイッチの使用方法を説明する。以下の説明にあたって、はじめに、ノブ66がポジションP3にある状態から説明する。図6に示すように、ノブ66がポジションP3にある状態から、シートクッション10を遅い速度で前方向へ移動させたい場合、ノブ66をポジションP3からポジションP2へとスライド移動させていく。すると、図7に示すように、1対の板ばね71、74の第3上下山部72c、75cは、操作体60の押圧部62によって撓ませられた状態となっていく。やがて、ノブ66がポジションP2に到達すると、この撓みは解消された状態になる。この撓みが解消された状態になると、操作体60の押圧部62は、第2上谷部73bと第2下谷部76bに嵌り込む格好となり、操作体60に対して節度感を付与することができる(図8参照)。
そして、操作体60の押圧部62によって第2内部スイッチ50bの接点部52bが1秒以上動作状態になると、シートクッション10は遅い速度で前方向へ移動していく。このとき、一方の圧縮ばね80は撓んだ状態になっているため、ノブ66の操作を解除すると、その撓みの復元力によって操作体60は操作する前の状態へ戻される。このことが、特許請求の範囲に記載の「操作体を所定の位置からスライド移動させたとき、操作体には、スライド移動する前の位置へ戻されるように弾性力が付与されている」に相当する。ここで、所定の位置とは、ノブ66がポジションP3に位置しているときである。
なお、シートクッション10を速い速度で前方向へ移動させたい場合、シートクッション10を遅い速度で後方向へ移動させたい場合、もしくは、シートクッション10を速い速度で後方向へ移動させたい場合でも、上述したノブ66をポジションP3からポジションP2へとスライド移動させた場合と同様に、ノブ66をポジションP1、P4、もしくは、P5へスライド移動させればよい。
本発明の実施例に係るシートスイッチは、上述したように構成されている。この構成によれば、1つのノブ66で複数の電動機能を動作させる場合であっても、従来技術で説明したようにノブ66をアウター側に引き出す操作を必要としない。これにより、ノブ66を操作する手がドアの内面と干渉することがないため、ノブ66の操作性を良好に保つことができる。
また、この構成によれば、ノブ66をポジションP3からP1もしくはP2へスライド移動させると、操作体60によって圧縮ばね80は撓ませられた状態となる。これにより、ノブ66の操作を解除すると、その撓みの復元力によって操作体60を操作する前の状態へ戻すことができる。このことは、ノブ66をポジションP3からP4もしくはP5へスライド移動させるときも同様である。
また、この構成によれば、各内部スイッチ50の接点部52が1秒以上動作状態にならないと、各内部スイッチ50に対応する電動機能が動作することがない。これにより、例えば、ノブ66をポジションP3からP1へスライド移動させるときに、その移動途中のポジションP2で電動機能(シートクッション10が遅い速度で前方向へ移動していく電動機能)が動作することがない。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、シートスライド機能Aのみを動作させるシートスイッチを説明した。しかし、これに限定されるものでなく、チルト上下機能B、リフトアップ機能Cも動作させても構わない。その場合、ノブ66がポジションP3に位置している状態で、ノブ66の前側を上下に操作すると、シートクッション10の前部の高さ位置が昇降する構成となっている。これと同様に、ノブ66がポジションP3に位置している状態で、ノブ66の後側を上下に操作すると、シートクッション10が昇降する構成となっている。
また、実施例では、内部スイッチ50を4個配設した構成を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、内部スイッチ50の配設数はいくつ(例えば、6個、8個等)であっても構わない。
図1は、本発明の実施例に係るシートスイッチを適用させた車両用シートの全体斜視図である。 図2は、図1のA−A線断面図である。 図3は、図2のB−B線断面図である。 図4は、図2のC−C線断面図である。 図5は、車両用シートに設けられた電動機能とノブの位置の対応関係を示す図である。 図6は、シートスイッチの動作を示す模式図であり、ノブがポジションP3に位置しているときを示している。 図7は、図6に示す状態から、ノブをポジションP2へ向けて移動させたときの移動途中の状態を示している。 図8は、図7において、ノブがポジションP2に到達したときを示している。 図9は、従来技術に係るシートスイッチを適用させた車両用シートの全体斜視図である。
符号の説明
1 車両用シート
40 ハウジング
42 開口
44 収容部
50 内部スイッチ
52 接点部
60 操作体
66 ノブ



Claims (2)

  1. 車両用シートに設けられた複数の電動機能を動作させるシートスイッチであって、
    開口を有し、矩形状に形成された収容部を備えたハウジングと、
    収容部の内壁面のうち、ハウジングの開口と向かい合う内壁面において、矩形状の長手方向に沿って配設された複数の内部スイッチと、
    複数の下山部と複数の上山部とが交互に形成されるようにそれぞれ撓ませられた状態で複数の内部スイッチを上下に挟み込むように収容部の内壁面に配設された一対の板ばねと、
    ノブを有し、そのノブの操作によって内部スイッチの配設方向にスライド移動可能に収容部に収容され、且つ、そのスライド移動によって内部スイッチの配設位置に到達すると、到達した位置に配設された内部スイッチの接点部を電気的に動作させる操作体とから構成されており、
    操作体によって内部スイッチの各接点部が個別に動作すると、複数の電動機能のうち、その内部スイッチに対応した電動機能が動作する構成となっており、
    操作体を所定の位置からスライド移動させたとき、操作体には、スライド移動する前の位置へ戻されるように弾性力が付与されており、
    複数の内部スイッチは、一方の板ばねの複数の上谷部と他方の板ばねの複数の下谷部との間に、且つ、操作体の所定の位置からスライド方向の一方側と他方側とにそれぞれ配設されていることを特徴とするシートスイッチ。
  2. 請求項1に記載のシートスイッチに接続された制御装置であって、
    内部スイッチの各接点部が電気的に動作状態になると、その動作状態に対応した電気信号が制御装置の入力部にそれぞれ入力され、
    その入力を受け付けると、所定の時間が経過した後に、受け付けた入力に対応した電動機能が動作する構成となっていることを特徴とする制御装置。
JP2007265507A 2007-10-11 2007-10-11 シートスイッチおよびそのシートスイッチに接続された制御装置 Expired - Fee Related JP5211628B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007265507A JP5211628B2 (ja) 2007-10-11 2007-10-11 シートスイッチおよびそのシートスイッチに接続された制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007265507A JP5211628B2 (ja) 2007-10-11 2007-10-11 シートスイッチおよびそのシートスイッチに接続された制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009090916A JP2009090916A (ja) 2009-04-30
JP5211628B2 true JP5211628B2 (ja) 2013-06-12

Family

ID=40663315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007265507A Expired - Fee Related JP5211628B2 (ja) 2007-10-11 2007-10-11 シートスイッチおよびそのシートスイッチに接続された制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5211628B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7205336B2 (ja) * 2019-03-25 2023-01-17 株式会社アイシン 車両用シート装置
JP7396221B2 (ja) 2020-07-21 2023-12-12 トヨタ紡織株式会社 スイッチ装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0637146B2 (ja) * 1985-10-18 1994-05-18 白木金属工業株式会社 シ−トポジシヨン設定装置
JPS6420630U (ja) * 1987-07-28 1989-02-01
JP2006088718A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Honda Motor Co Ltd シートの調整装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009090916A (ja) 2009-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4182984B2 (ja) シート
JP5386189B2 (ja) パワーシートの調整装置
JP2017101700A (ja) ケーブル装置
JP5211628B2 (ja) シートスイッチおよびそのシートスイッチに接続された制御装置
JP2002144937A (ja) 自動車用パワーシートスイッチ装置
JP5845949B2 (ja) 車両用シートスライド装置
JP2001084873A (ja) スイッチ装置
JP2009070728A (ja) 車両用シートのシートスイッチ
JP6492876B2 (ja) 車両用シートスライド装置
JP5384250B2 (ja) ケーブル部材の配索構造
JP4869886B2 (ja) 車両用シートの電動操作装置
KR20080069200A (ko) 차량 시트 레일의 잠금 기구
CN220247857U (zh) 手套箱和具有其的车辆
CN218750449U (zh) 一种用于车辆的座椅及车辆
JP2009158351A (ja) シートスイッチ装置およびこのシートスイッチ装置に対して電気的に接続された制御装置
JP4923669B2 (ja) 車両用シートの操作部構造
JP6610723B1 (ja) 操作装置
JP2009170144A (ja) シートスイッチ装置およびこのシートスイッチ装置に対して電気的に接続された制御装置
JP2009208550A (ja) 車両用シート
KR101746459B1 (ko) 시트용 스위치장치
JP2006117104A (ja) 車両パワーシートスイッチ
JP5386188B2 (ja) パワーシートの調整装置
JP6589049B2 (ja) シフト装置
CN114801932A (zh) 扶手组件和具有其车辆
JPH09109743A (ja) 車両用シートのポジション設定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100415

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120720

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120724

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120924

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130211

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160308

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees