JP6589049B2 - シフト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、操作ノブの操作により、操作レバーを複数のポジションに移動操作するシフト装置に関する。
自動変速機を搭載した車両においては、センターコンソールボックスの近傍に設置されたシフト装置の操作レバーを操作することにより、自動変速機の変速位置を指定することができるようになっている。
近年、このようなシフト装置として、操作レバーの切換位置をセンサによって検知して、その切り換え信号によってアクチュエータを作動させて変速機の接続状態を切り換える、いわゆるシフトバイワイヤー方式が開発されている。
このようなシフトバイワイヤー方式におけるシフト装置では、リンク機構等の機械的な構成が不要になるため、小型化が容易になる。したがって、車室内におけるシフト装置のレイアウトに自由度を持たせることができる。また、操作レバーを比較的小さな力で操作できるので、シフトチェンジの操作が簡単になる。
従来、操作レバーの移動操作を規制及び規制を解除する構成を備えたシフト装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−203660号公報
特許文献1には、自動変速機の操作装置が開示されている。この操作装置においては、操作レバーの軸部は中空状に形成され、この軸部内に操作レバーの移動操作を規制するロック機構が組み込まれている。
上記ロック機構は、操作レバーに備えられているノブ釦を横方向に押し込み操作することにより、その動作をカム面で操作レバーの軸方向の動きへ変換し、操作レバーの移動操作を規制するロック機構を動作させる構成となっている。
ところで、操作レバーの軸部はロック機構を組み込むために中空状に形成されており、軸部の強度が十分に確保されていない。したがって、移動操作時に操作レバーに対する荷重のかかけ方次第では操作レバーが変形する恐れがあることが課題である。
また、ロック機構が操作レバーの軸部の内部に組み込まれているために、その構成部品を軸部内に組み込む作業は煩雑であり、組み立性が劣ることが課題である。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、操作レバーに対して強度を確保することでき、かつロック機構の構成部品の組み立性が良いシフト装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のシフト装置は、操作ノブと、前記操作ノブにより複数のポジションに移動操作される操作レバーと、前記操作レバーの移動操作をホームポジションで規制するロック機構とを有するシフト装置であって、前記ロック機構は、前記操作レバーの外周に沿って軸方向に移動自在に組み付けられた筒状のスライド部材を備え、前記スライド部材の移動操作により、前記操作レバーの移動操作が規制または規制解除されることを特徴とする。
このような構成によれば、操作レバーとして中実状の操作レバーを使用することができるので、操作レバーの強度を確保することができる。また、操作レバーの移動操作を規制するロック機構の構成部品を操作レバーの外側に取り付ける構造となっており、ロック機構の構成部品の組み立性は良い。
好適には、本発明は、前記シフト装置において、前記スライド部材に、前記操作レバーの移動操作を前記ホームポジションで規制する係止部が一体に形成されるとともに前記操作レバーの移動操作の規制解除後に前記操作レバーの操作を案内する案内部が一体に形成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、ロック機構を構成する係止部及び案内部はスライド部材と一体に形成されており、部品点数が少なく、部品コストの低減を図ることができ、且つ組み立性が良い。
好適には、本発明は、前記シフト装置において、前記操作ノブに、前記スライド部材の移動方向と直行する方向に押し込み可能な操作規制解除ボタンが組み込まれ、前記操作規制解除ボタンと前記スライド部材との間に前記操作規制解除ボタンの駆動力を前記スライド部材の移動方向に変換するカム機構が設けられ、前記操作規制解除ボタンの押し込み操作により、前記操作レバーの移動操作の規制が解除されることを特徴とする。
このような構成によれば、操作レバーをホームポジションで規制解除することができるので、操作レバーを所望の方向へ確実に移動操作することができる。
好適には、本発明は、前記シフト装置において、前記操作ノブと前記操作レバーは、前記スライド部材内に設けられた連結部により一体的に取り付けられていることを特徴とする。
このような構成によれば、円筒状のスライド部材の内部で、操作ノブと操作レバーが一体となるように取り付けることができるので、部品の取り付スペースの効率が良く、スライド部材の移動量も確保できる。
好適には、本発明は、前記シフト装置において、前記スライド部材は、前記操作ノブに一体的に取り付けられ、前記操作ノブを前記操作レバーの軸方向へ押し込むことにより、前記操作レバーの移動操作の規制が解除されることを特徴とする。
このような構成によれば、ホームポジションで移動操作が規制された操作レバーをホームポジションで規制解除することができ、所望の方向への移動操作を確実に行うことができる。
好適には、本発明は、前記シフト装置において、前記操作レバーの移動操作後に前記操作レバーがホームポジションに自動的に戻される復帰機構が備えられていることを特徴とする。
このような構成によれば、移動操作後に操作レバーは必ずホームポジションに戻されるので、次の移動操作を簡単、且つ確実に行うことができる。
好適には、本発明は、前記シフト装置において、前記ホームポジションを間に挟み直線方向の位置に第1ポジションと第2ポジションが設けられるとともに、前記操作レバーの中立ポジションが前記第1ポジションと前記第2ポジションの移動操作方向と異なる方向の位置に設けられていることを特徴とする。
このような構成によれば、操作レバーの第1ポジションと第2ポジションの操作方向と異なる方向に操作レバーの中立ポジションが設定されているので、操作レバーが不用意に中立ポジションに操作されることを防ぐことができる。
本発明によれば、操作レバーに対して強度を確保でき、かつロック機構の構成部品の組み立性が良いシフト装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るシフト装置の外観平面図である。 図1に示すシフト装置における操作レバーが移動操作されるポジションを説明するための図であり、(a)は図1に示すシフト装置のゲート部の部分を示す平面図であり、(b)は操作レバーのポジションの配置を示す模式図である。 図1に示すシフト装置のα−α線断面図である。 図3に示すシフト装置のロック機構の部分の拡大断面図である。 図1に示すシフト装置のβ−β線断面図である。 図1に示すシフト装置の操作規制解除ボタンの部分の平面図である。 図1に示すシフト装置のロック機構を解除し、後方ポジションに操作した状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るシフト装置の断面図である。 図8に示すシフト装置のロック機構を解除し、前方ポジションに操作した状態を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係るシフト装置の外観平面図である。 図10に示すシフト装置における操作レバーが移動操作されるポジションを説明するための図であり、(a)はゲート部の部分を示す平面図であり、(b)は操作レバーのポジションの配置を示す模式図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態に係るシフト装置について説明する。なお、以下に説明するシフト装置は、車両等に搭載されるシフトバイワイヤー方式の自動変速機に適用するものであるが、本発明に係るシフト装置適用される対象については、これに限定されるものではなく適宜変更が可能である。例えば、家庭用電子機器等の操作レバー等に適用することも可能である。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るシフト装置の外観平面図である。図2は、図1に示すシフト装置における操作レバーが移動操作されるポジションを説明するための図であり、(a)は図1に示すシフト装置のゲート部の部分を示す平面図であり、(b)は操作レバーのポジションの配置を示す模式図である。図3は、図1に示すシフト装置のα―α線断面図である。
(シフト装置)
シフト装置1は、本体となる略四面体状のハウジング3と、ハウジングに揺動自在に支持された操作レバー2と、操作レバー2の先端側に取り付けられ操作レバー2を複数のポジションに移動操作する操作ノブ4と、操作レバー2の移動操作をホームポジションにて規制するロック機構5と、カム面と該カム面に弾接するアクチュエータからなり操作レバー2をホームポジションに自動的に戻す復帰機構(図示せず)を備えている。
なお、ホームポジションとは、操作レバー2の操作基準ポジションであり、各ポジションに操作レバー2を移動操作するときの初期ポジションである。
図2(a)に示すように、ハウジング3の上部には上部カバー3Aが取り付けられている。上部カバー3Aの略中央部には操作レバー2の移動操作方向を案内規定するための縦長のゲート部7が開口形成されている。
操作レバー2はゲート部7に挿入され、基端側はハウジング3の底部3Bに設けられた軸受部8によって軸受されている。操作レバー2は軸受部8を支点として、図3中矢印A方向または矢印B方向に揺動自在に支持されている。
操作レバー2の先端側には操作レバー2を揺動操作するための操作ノブ4が取り付けられている。操作ノブ4は上側ノブ部4Aと下側ノブ部4Bを重ね合わせることにより形成されている。
(移動操作ポジション)
図2(a)に示すように、ゲート部7には、操作レバー2が物理的に移動できるポジションとして、ホームポジション7A、前方ポジション7C、および後方ポジション7Dの3ポジションが設けられている。
ハウジング3の上部カバー3Aの近傍には図示しないポジション表示板が取り付けられている。図2(b)に示すように、ポジション表示板には操作レバー2の操作にともなってシフト装置1から送信されるシフト信号によって車両が取り得るポジション状態を示す各ポジションの文字100が形成されている。また現時点で車両にどのポジション状態が選択されているかを示すため、選択されているポジションの文字を点灯するようになっている。したがって、運転者はホームポジション7Aから前方ポジション7C、または後方ポジション7Dに移動操作を行うとき、車両のポジション状態を示す文字100を確認しながら操作レバー2を所定のポジションに移動操作することができる。
図2(a)及び図3は、操作レバー2がホームポジション7Aに位置されている状態を示している。エンジンの起動時は、操作レバー2はホームポジション7Aに位置する。なお、ホームポジション7Aは、操作レバー2を各ポジション7C、7D、に移動操作した後、手を離す等により操作を解除すると操作レバー2が自動的に戻るポジションである。
ポジション表示板に表示されるNポジションは、車両の駆動機構のニュートラル状態を示すポジションであり、例えば上記エンジンの起動時に設定されるとともに、各ポジション状態の間で設定されるポジションである。Dポジションは車両が前進方向に移動可能な状態を示すポジションである。Rポジションは車両が後進方向に移動可能な状態を示すポジションである。さらにSポジションは、車両が減速駆動(エンジンブレーキ)で操作可能な状態を示すポジションである。
このような車両の各ポジション状態の変化がポジション表示板上のポジション表示位置に対応しており、操作レバー2をホームポジション7Aから前方ポジション7Cまたは後方ポジション7D方向へ操作することにより、車両のポジション状態を選択的に変更することができる。例えばDポジションの状態またはRポジションの状態からNポジションの状態に移動操作するときは、ポジション表示板上で現状のポジション状態が表示されているところからNポジションの表示に向けた方向と同じ方向に操作レバー2を移動操作する。
なお、操作レバー2の移動操作の際には、後述する操作レバー2のロック機構5を解除する操作規制解除ボタン54を押し込み操作してロック機構5を解除する必要があり、操作レバー2は運転者の意図しない移動操作を防止されて所望のポジション状態を選択する構造となっている。
(ロック機構)
図3に示すように、ハウジング3の内部には操作レバー2の移動操作を規制するロック機構5が組み込まれている。なお、図3は操作レバー2がホームポジション7Aに位置し、移動操作が規制されるロック状態を示す。
ロック機構5は操作レバー2の外周に沿って往復動自在に組み付けられた筒状のスライド部材50を備えている。スライド部材50は対磨耗性に優れたポリブチレンテレフタレート樹脂(PBT樹脂)等により成形されている。
図4に示すように、スライド部材50の基端側はハウジング3の上部カバー3Aに形成されているシフトゲート部7を介してハウジング3内に配置されている。スライド部材50の基端側には操作レバー2の移動操作方向(図3中矢印A方向または矢印B方向)にそれぞれ突出する第1鍔部51と第2鍔部52が一体形成されている。
各鍔部51、52の先端間の幅はゲート部7の操作方向(図2中上下方向)の開口幅(前方ポジション7Cと後方ポジション7D間の幅)より幅広に形成されている。各鍔部51、52の上面にはそれぞれ操作レバー2の移動操作を規制するための第1係止部51Aと第2係止部52Aが一体形成されている。
スライド部材50の基端側の内周部にはスライド部材50を操作ノブ4の方向に付勢する圧縮コイルバネ53が組み付けられている。各係止部51A、52Aは圧縮コイルバネ53の付勢力によって、シフトゲート部7の下端縁7a、7bに突き当てられ、スライド部材50は図4中矢印C方向への移動が規制されている。
なお、圧縮コイルバネ53は、操作レバー2が図示しない復帰機構によりホームポジション7Aに自動復帰したとき、スライド部材50を付勢力によって移動操作を規制する位置に自動的に戻す機能も備えている。
各鍔部51、52の基端側の上面には、操作レバー2の移動操作の規制解除後に操作レバー2の操作をそれぞれ案内する案内部51B、52Bが一体に形成されている。
図5に示すように、スライダ部材50の先端側は下部ノブ部4Bの内部に往復動自在に組み込まれている。操作ノブ4には、操作レバー2の移動操作の規制を解除するための操作規制解除ボタン54が組み込まれている。操作規制解除ボタン54は操作ノブ4の側部から突出入自在に組み込まれており、操作ノブ4には操作規制解除ボタンの駆動力をスライド部材の移動方向に変換するカム機構55が組み込まれている。
図3に示すように、スライド部材50の先端側には空洞部50Aが形成されており、空洞部50A内には操作レバー2と操作ノブ4を一体に取り付けるための連結部9が設けられている。連結部9は操作レバー2にネジ止めされた一対のナット9A、9Aと操作ノブ4の下側ノブ部4Bに設けられた係止枠9Bにより構成され、一対のナット9A、9Aによって係止枠9Bが挟み込まれることにより、操作レバー2は操作ノブ4に一体的に取り付けられている。
カム機構55は操作規制解除ボタン54の下面に切り欠き形成されたカム部56とスライド部材50の先端に形成された接触子57からなる。カム部56は、接触子57と係合して操作規制解除ボタン54を操作ノブ4の側部から突出した位置に支持する係止部56Aと、係止部56Aに連なり形成され操作規制解除ボタン54の押し込み操作を許容する傾斜面状のカム面56Bを備えている。
図6に示すように、操作ノブ4の下部ノブ部4B上には操作規制解除ボタン54の往復移動を案内する案内溝58が形成されている。操作規制解除ボタン54の両側部には案内溝58、58に嵌合される一対の係止片54A、54Aが突出形成されている。操作規制解除ボタン54の押し込み操作により、係止片54A、54Aが案内溝58、58の一端部58a、58aに当接する位置に移動されると、操作規制解除ボタン54はそれ以上押し込み操作ができなくなる。
案内溝58、58には操作規制解除ボタン54を一方向に付勢してガタを防止するコイルバネ59、59が取り付けられている。
操作規制解除ボタン54を図5中矢印D方向に押し込み操作すると、接触子57はカム面56Bに沿って押し込まれ、スライド部材50は図5中矢印E方向に押し下げられる。カム機構55の動作により、操作規制解除ボタン54の押し込み駆動力は操作レバー2の押し下げ方向(図5中矢印E方向)に変換される。スライド部材50が押し下げられると、スライド部材50の第1係止部51Aと第2係止部52Aはシフトゲート部7の下端縁7a、7bから離れ、ロック機構5の操作レバー2に対する操作規制状態が解除される。これにより、操作レバー2は移動操作が可能となる。
操作レバー2の移動操作後、操作レバー2は復帰機構により、ホームポジション7Aに自動的に戻る構成となっている。
(動作)
次に、シフト装置の動作について説明する。
シフト装置1は、図3に示すホームポジション7Aの状態においては、ロック機構5が動作し、操作レバー2の移動操作が規制されている。このとき、ロック機構5の第1係止部51Aと第2係止部52Aはゲート部7の下端縁7a、7bに係合されている。
例えば、操作レバー2をホームポジション7Aから後方ポジション7Dへ移動操作するとき、操作規制解除ボタン54を図5中矢印D方向に押し込み操作する。この操作により、ロック機構5の動作は解除され、操作レバーを図7中矢印A方向(図3中矢印A方向)に揺動させることができ、操作レバー2を後方ポジション7Dの方向に移動操作することができる。
なお、操作レバー2を後方ポジション7Dに移動操作すると、ハウジング3内に組み込まれている図示しないポジション検出手段である例えば磁気センサは操作レバー2が後方ポジション7Dに操作されたことを検出する。磁気センサによって検出された検出信号はギア駆動部に送信され、車両の状態はRポジションに対応した後進駆動を選択できる。
操作レバー2をホームポジション7Aから前方ポジション7Cに移動操作するときは、後方ポジション7Dの移動操作と同じようにロック機構5を解除して、操作レバー2を図3中矢印B方向に移動操作する。この操作により、操作レバー2が前方ポジション7Cに位置されたことが磁気センサによって検出され、車両の状態はDポジションに対応した前進駆動を選択できる。
また、車両の状態をNポジションからSポジションに移動操作するときは、操作レバー2の操作はホームポジション7Aから前方ポジション7Cへの移動操作を2回繰り返し行う。この操作により、車両の状態は、まずNポジションからDポジションへと変化し、次にDポジションからSポジションに対応した減速駆動が可能になる。また、ポジション表示板の点灯表示はNポジションからDポジション、DポジションからSポジションへと順次移動する。
なお、操作レバー2をホームポジション7Aに復帰させたときも、そのポジションに対応した検出信号がギア駆動部に送信されるので、繰り返し操作の際に操作レバー2が確実に復帰されたかどうかが検出される。
このように第1実施形態に係るシフト装置1によれば、操作レバー2として中実状の操作レバー2を使用することができるので、操作レバー2の強度を確保することができる。また、操作レバー2の移動操作を規制するロック機構5の構成部品であるスライド部材50等を操作レバー2の外側に取り付ける構造となっており、ロック機構5の構成部品の組み立性は良い。
また、ロック機構5を構成する各係止部51A、52A及び案内部51B、52Bはスライド部材50と一体に形成されており、部品点数が少なく、部品コストの低減を図ることができるとともに組み立性も良い。
また、操作レバー2をホームポジション7Aで規制解除することができ、操作レバー2を所望の方向へ確実に移動操作することができる。
また、筒状のスライド部材50の内部で、操作ノブ4と操作レバー2が一体となるように取り付けることができるので、部品の取り付スペースの効率が良く、スライド部材50の移動量も確保できる。
また、操作レバー2は移動操作後に必ずホームポジション7Aに戻されるので、次の移動操作を簡単、且つ確実に行うことができる。
<第2実施形態>
図8は、本発明の第2実施形態に係るシフト装置の断面図である。図9は、図8に示すシフト装置のロック機構を解除し、Dポジションに操作した状態を示す断面図である。第2実施形態のシフト装置60はロック機構5の操作規制解除の構成を除き第1実施形態のシフト装置1と基本的に構成が同一につき、同一構成の部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
シフト装置60のロック機構5を構成する筒状のスライド部材50は操作レバー2の外周に沿って往復動自在に組み付けられており、先端側はスライド部材50の本体側よりも大径に形成され、先端側には係止部61が形成されている。係止部61は円筒状の操作ノブ62の背面中央部に垂下形成された円筒部63内に嵌合され、スライド部材50は操作ノブ62と一体に取り付けられている。
図8に示すように、スライド部材50が操作規制位置(ホームポジション7A)に支持されているとき、操作レバー2の先端2aと円筒部63内の上面63Aとの間にはスライド部材50の移動を許容するための隙間64が形成されている。
スライド部材50の基端側には第1実施形態のシフト装置1と同じように、ロック機構5を構成する鍔部51、52が形成されており、鍔部51、52には係止部51A、52Aと案内部51B、52Bが形成されている。
図9に示すように、シフト装置60において、前方ポジション7Cに操作レバー2を移動操作するとき、スライド部材50を操作規制位置に支持している圧縮コイルバネ53の付勢力に抗して、操作ノブ62を図8中矢印F方向に押し込む。この操作により、スライド部材50は操作レバー2の先端2aが円筒部6内の上面63Aに突き当たるまで押し込まれ、スライド部材50の各係止部51A、52Aはゲート部7の下端縁7a、7bから離れ、ロック機構5のシフトレバー2に対する操作規制状態が解除される。続いて、操作レバー2を図9に矢印G方向に揺動させることにより、操作レバー2を前方ポジション7Cの方向に移動操作することができる。
操作レバー2をホームポジション7Aから後方ポジション7Dへ移動操作するときも、操作ノブ62の押し込み操作により、操作レバー2の操作規制を解除することにより、移動操作が可能となる。
なお、シフト装置60において、操作レバー2が各ポジションに操作されたとき、そのポジションは第1実施形態のシフト装置1と同じように磁気センサ等のシフトポジション検出手段によって検出される。
第2実施形態に係るシフト装置60によれば、第1実施形態に係るシフト装置1と同じように、操作レバー2をホームポジション7Aで規制解除することができ、操作レバー2を所望の方向へ確実に移動操作することができる。
<第3実施形態>
図10は、本発明の第3実施形態に係るシフト装置の平面図である。図11は、シフトポジションを説明するための図であり、(a)はシフト装置のゲート部の部分を示す平面図であり、(b)は操作レバーのポジションの配置を示す模式図である。第3実施形態のシフト装置70の構成はポジションの配置の構成を除き第1実施形態のシフト装置1と基本的に構成が同一につき、同一構成の部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図10に示すようにシフト装置70の操作ノブ71には、第1実施形態のシフト装置1と同じように操作規制解除ボタン54が組み込まれている。ハウジング72の上部には上部カバー72Aが取り付けられている。
図11(a)に示すように、上部カバー72Aの略中央部には操作レバー2の移動操作方向を案内規定するためのゲート部73が開口形成されている。
ゲート部73の中央位置にはホームポジション73Aが設けられている。ホームポジション73Aを間に挟み前後方向(図11(a)中上下方向)の位置には第1ポジションとなる前方ポジション73Cと第2ポジションとなる後方ポジション73Dが設けられている。操作レバー2の中立ポジションとなるNポジション73Bは前方ポジション73Cと後方ポジション73Dの操作方向と異なる方向となる直交する方向の位置に設けられている。
ハウジング72の上部カバー72Aの近傍には図示しないポジション表示板が取り付けられている。ポジション表示板には、図11(b)に示すように操作レバー2の各ポジションを示す文字200が形成されている。運転者は操作レバー2を各ポジション73A、73C、73Dに移動操作を行うとき、第1実施形態のシフト装置1と同じように車両のポジション状態を示す文字200で車両の状態を確認しながら操作レバー2を所定のポジションに移動操作することができる。
シフト装置70において、Nポジション73Bに移動操作するとき、必ず次の二段操作が必要となる。先ず、ホームポジション73Aで操作規制解除ボタン54を押し込み操作する。この操作により、操作レバー2の移動操作の規制を解除する。続いて、操作レバー2をホームポジション73AからNポジション73B方向に移動操作する。
なお、シフト装置70において、操作レバー2が各ポジションに移動操作されたとき、そのポジションは第1実施形態のシフト装置1と同じように磁気センサ等のポジション検出手段で検出される。
第3実施形態にかかるシフト装置70によれば、運転中に、操作レバー2に運転者の手等が触れ、操作レバー2が運転者が意図しないNポジション73Bに切り換わるようなことはない。したがって、操作レバー2を意図通りに確実にNポジション73Bに移動操作することができる。
本発明は上述した実施形態には限定されない。すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。例えば、前記実施形態のシフト装置では操作レバーが移動操作を解除すると自動的にホームポジションへ復帰するタイプのシフト装置としたが、これに限定することなく、操作レバーが移動操作後に操作を解除しても移動後のシフトポジションに保持されるタイプのシフト装置としてもよい。
また、ポジション表示板の各シフトポジションの種類や配置(シフトパターン)も前記実施形態に限定されることなく、適宜変更が可能である。
さらには、上述した実施形態では操作規制解除ボタン54を操作レバー2の移動方向に対して垂直な方向に突出させていたが、これに限らず例えば操作レバー2の移動方向と同じ方向で前方または後方に向かって突出させる等の変更が可能である。
本発明は、操作レバーを複数のポジションに移動操作する各種シフト装置に適用が可能であり、操作レバーの多方向への操作によって各種信号の入力を行う多方向入力装置にも適用されるものである。
1、60、70・・・・・・・・・・シフト装置
2・・・・・・・・・・・・・・・・操作レバー
3・・・・・・・・・・・・・・・・ハウジング
4、62、71・・・・・・・・・・操作ノブ
5・・・・・・・・・・・・・・・・ロック機構
7A・・・・・・・・・・・・・・・ホームポジション
9・・・・・・・・・・・・・・・・連結部
50・・・・・・・・・・・・・・・スライド部材
51A・・・・・・・・・・・・・・第1係止部
52A・・・・・・・・・・・・・・第2係止部
51B・・・・・・・・・・・・・・第1案内部
52B・・・・・・・・・・・・・・第2案内部
54・・・・・・・・・・・・・・・操作規制解除ボタン
55・・・・・・・・・・・・・・・カム機構
73A・・・・・・・・・・・・・・ホームポジション
73B・・・・・・・・・・・・・・Nポジション
73C・・・・・・・・・・・・・・前方ポジション
73D・・・・・・・・・・・・・・後方ポジション

Claims (6)

  1. 操作ノブと、
    前記操作ノブにより複数のポジションに移動操作される操作レバーと、
    前記操作レバーの移動操作をホームポジションで規制するロック機構と、
    を有するシフト装置であって、
    前記ロック機構は、前記操作レバーの外周に沿って軸方向に移動自在に組み付けられた筒状のスライド部材を備え、
    前記スライド部材の移動操作により、前記操作レバーの移動操作が規制または規制解除され
    前記スライド部材に、前記操作レバーの移動操作を前記ホームポジションで規制する係止部が一体に形成されるとともに、前記操作レバーの移動操作の規制解除後に前記操作レバーの操作を案内する案内部が一体に形成されている
    ことを特徴とするシフト装置。
  2. 操作ノブと、
    前記操作ノブにより複数のポジションに移動操作される操作レバーと、
    前記操作レバーの移動操作をホームポジションで規制するロック機構と、
    を有するシフト装置であって、
    前記ロック機構は、前記操作レバーの外周に沿って軸方向に移動自在に組み付けられた筒状のスライド部材を備え、
    前記スライド部材の移動操作により、前記操作レバーの移動操作が規制または規制解除され
    前記スライド部材は、前記操作ノブに一体的に取り付けられ、前記操作ノブを前記操作レバーの軸方向へ押し込むことにより、前記操作レバーの移動操作の規制が解除される
    ことを特徴とするシフト装置。
  3. 前記操作ノブに、前記スライド部材の移動方向と直行する方向に押し込み可能な操作規制解除ボタンが組み込まれ、前記操作規制解除ボタンと前記スライド部材との間に前記操作規制解除ボタンの駆動力を前記スライド部材の移動方向に変換するカム機構が設けられ、前記操作規制解除ボタンの押し込み操作により、前記操作レバーの移動操作の規制が解除される請求項に記載のシフト装置。
  4. 前記操作ノブと前記操作レバーは、前記スライド部材内に設けられた連結部により一体的に取り付けられている請求項1または3に記載のシフト装置。
  5. 前記操作レバーの移動操作後に前記操作レバーがホームポジションに自動的に戻される復帰機構が備えられている請求項1〜のいずれかに記載のシフト装置。
  6. 前記ホームポジションを間に挟み直線方向の位置に第1ポジションと第2ポジションが設けられるとともに、前記操作レバーの中立ポジションが前記第1ポジションと前記第2ポジションの移動操作方向と異なる方向の位置に設けられている請求項1〜のいずれかに記載のシフト装置。
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